JP6497901B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタに関し、例えば、文字、記号、図形またはバーコード等のような所望の情報をラベル連続体などの印字媒体に印字するラベルプリンタに関するものである。
ラベルプリンタは、例えば、ロール状に巻かれたラベル連続体の一端をサーマルヘッド(印字ヘッド部)とプラテンローラ(搬送ローラ)との間に挟み込んだ状態でプラテンローラを回転させることによりラベル連続体を搬送する際に、ラベルに所望の情報を印字するラベル印字用のプリンタである。
プリンタについては、例えば、特許文献1に記載があり、操作ボタンによってロック手段のロックを解除し、開閉部材をトグルバネのバネ力によって開放させるようにしたプリンタが開示されている。
特開2008−6683号公報
ところで、ラベルプリンタにおいては、ラベル連続体を装填したり、印字後のラベル連続体の発行態様(例えば、台紙付きラベルとしての発行態様とラベルを台紙から剥離した発行態様)を変更する際に開閉カバー部を開放するために、カバーオープンボタン(解除部材)が設けられている。
このカバーオープンボタンは、ラベル連続体に印字を行うサーマルヘッドを保持しているヘッドブラケットを押圧して揺動させるようになっており、これによりヘッドブラケットによる開閉カバー部の保持が解除されて開放される。なお、ラベル連続体の装填後やラベル連続体の発行態様の変更後は、開閉カバー部を閉じて再びヘッドブラケットで保持させるようにする。
ここで、開閉カバー部を閉じた状態でサーマルヘッドとプラテンローラとの密着性が不十分になっていると、サーマルヘッドとプラテンローラとでラベル連続体を適正な力で挟み込むことができなくなる。したがって、ヘッドブラケットを押圧するカバーオープンボタンは、ヘッドブラケットの揺動を阻害してヘッドブラケットに設けられたサーマルヘッドとプラテンローラとの密着性が損なわれることのないようにする必要がある。
また、印字中に不用意にカバーオープンボタンに触れると、ヘッドブラケットがカバーオープンボタンに押圧されて動いて印字品質が劣化するので、これを防止する必要もある。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、開閉カバー部の閉止時において、印字ヘッド部と搬送ローラとの密着性を確保するとともに、印字中におけるヘッド保持部材の動き防止することのできるプリンタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のプリンタは、筐体内に設けられ、印字媒体を収容する印字媒体収容部と、前記印字媒体収容部を開閉する開閉カバー部と、前記開閉カバー部の開放端部に回転可能な状態で設けられ、前記印字媒体を搬送する搬送ローラと、前記筐体内において前記搬送ローラに対向した状態で設けられ、前記印字媒体に印字を施す印字ヘッド部と、前記筐体内において、前記開閉カバー部の保持および保持解除が可能なように揺動自在の状態で設けられ、前記印字ヘッド部を保持するヘッド保持部材と、前記筐体に形成された貫通孔に装着され、前記ヘッド保持部材を押圧して前記開閉カバー部の保持状態を解除する解除部材とを備え、前記解除部材は、前記貫通に沿って延びており前記ヘッド保持部材を押圧する押圧部と、前記貫通の内面に係合することによる付勢力で、前記押圧部と前記ヘッド保持部材との間に隙間を形成する付勢部と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明のプリンタは、上記請求項1記載の発明において、前記付勢部は、当該貫通孔により弾性変形して前記押圧部を付勢するバネ部であることを特徴とする。
本発明によれば、開閉カバー部の開放時において、ヘッド保持部材が開閉カバー部の閉止時よりも搬送ローラ側に揺動するので、開閉カバー部を閉止するときには、搬送ローラが印字ヘッド部を押圧することによりヘッド保持部材が開閉カバー部の開放時とは反対方向に揺動する。これにより、開閉カバー部の閉止時において、印字ヘッド部と搬送ローラとの密着性が確保される。
また、印字中において解除部材がヘッド保持部材から浮いた状態となるので、不用意に解除部材でヘッド保持部材を押圧してしまい、ヘッド保持部材が動くことがなくなる。これにより、ヘッド保持部材が動いて印字品質が劣化するおそれがなくなる。
(a)は本発明の一実施の形態に係るプリンタの通常発行状態の全体斜視図、(b)は図1(a)のプリンタの剥離発行状態の全体斜視図である。 開閉カバー部の開放状態における図1のプリンタおよびラベル連続体の外観を示す全体斜視図である。 (a)は図1(a)の通常発行時のプリンタの幅方向中央位置の切断面を見た概略構成図、(b)は図1(a)の通常発行時のプリンタの幅方向片端位置の切断面を見た概略構成図である。 (a)は図1(b)の剥離発行時のプリンタの幅方向中央位置の切断面を見た概略構成図、(b)は図1(b)の剥離発行時のプリンタの幅方向片端位置の切断面を見た概略構成図である。 図1のプリンタの要部を抜き出して示した要部斜視図である。 図5のプリンタの剥離ユニット部等の一部を取り外して示した要部斜視図である。 (a)はプリンタの開閉カバー部が閉止状態にあるときの図5のI−I線の断面図、(b)はプリンタの開閉カバー部が閉止状態にあるときの図6のII−II線の断面図である。 (a),(b)は図1のプリンタの開閉カバー部の開放動作時の要部断面図である。 (a)はプリンタの開閉カバー部が開放状態にあるときの図5のI−I線の断面図、(b)はプリンタの開閉カバー部が開放状態にあるときの図6のII−II線の断面図である。 剥離発行時の図1のプリンタを側面側から見た概略構成図である。 図10のプリンタの要部を拡大して示した概略構成図である。 図11に続く剥離発行時のプリンタを側面側から見た概略構成図である。 通常発行時の図1のプリンタを側面側から見た概略構成図である。 図13のプリンタの要部を拡大して示した概略構成図である。 図14に続く通常発行時のプリンタを側面側から見た概略構成図である。 本発明の一実施の形態における変形例に係るプリンタの要部を示す断面図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。実施の形態中の用語について簡単に説明すると、以下のとおりである。フィードとは、ラベル連続体(印字媒体)を印字のために搬送する動作を言い、フィード方向(印字搬送方向)とは、ラベル連続体を印字のために搬送する方向、具体的にはラベル連続体を用紙供給部からサーマルヘッドに送る方向を言う。バックフィードとは、ラベル連続体の所望のラベルに所望の情報を印字した後、ラベル連続体をフィード方向とは逆方向に送り、後続の他のラベルを印字開始位置に戻す動作を言い、バックフィード方向とは、ラベル連続体をバックフィードのために搬送する方向、具体的にはラベル連続体をサーマルヘッド側から用紙供給部側に送る方向を言う。剥離発行とは、ラベル連続体として、複数枚のラベルが長尺帯状の台紙に所定間隔で仮着された連続状のラベル(台紙付きラベル)を用いた場合に、ラベルを1枚毎に台紙から剥がしてプリンタから発行する方式を言い、通常発行とは、ラベルを剥がさないでプリンタから発行する方式を言う。通常発行には、連続発行とノンセパ(登録商標)発行とがある。台紙付きラベルの場合は、複数枚のラベルを台紙から剥がさずに連続して発行する連続発行が適用される。台紙が無く、片面の粘着剤層が剥き出しにされ状態で搬送される連続状のラベル(台紙無しラベル)の場合は、ラベルを1枚毎に発行するノンセパ発行が適用される。
図1(a)は本実施の形態に係るプリンタの通常発行状態の全体斜視図、図1(b)は図1(a)のプリンタの剥離発行状態の全体斜視図、図2は開閉カバー部の開放状態における図1のプリンタおよびラベル連続体の外観を示す全体斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態のプリンタ1は、例えば、略直方の直方体形状に形成された携帯型のラベルプリンタであり、1台で剥離発行と通常発行との切り換えが可能な兼用型の構成を備えている。なお、プリンタ1は、発行口側を上に向けた状態(横置き)で使用することもできるが、プリンタ1の外周一面に設けられたベルトフック(図示せず)を作業者のベルトに引っかけたり、ショルダーベルト(図示せず)を装着して作業者の肩に掛けたりすることにより発行口側を横に向けた状態(縦使用)で使用することもできる。
プリンタ1の印字媒体としては、図2に示すように、例えば、長尺帯状の台紙PMとその長手方向に沿って所定間隔毎に仮着された複数枚のラベルPLとを有するラベル連続体P(台紙付きラベル)が使用されている。台紙PMのラベル貼付面には、ラベルPLを容易に剥離することが可能なようにシリコーン等のような剥離剤が被覆されている。また、台紙PMのラベル貼付面の裏面には、長手方向に沿って予め決められた間隔毎にラベルの位置を示す位置検出マーク(図示せず)が形成されている。ラベルの表面(印字面)には、予め決められた温度領域に達すると特定の色(黒や赤等)に発色する感熱発色層が形成されている(表面のシリコーン加工、剥離剤層)。
ただし、印字媒体は、台紙付きラベルに限定されるものではなく種々変更可能であり、例えば、台紙が無く粘着剤層が剥き出しにされた状態で搬送される台紙無しラベルを使用しても良い。この場合、台紙無しラベルの粘着剤側には、長手方向に沿って予め決められた間隔毎にラベルの位置を示す位置検出マーク(図示せず)が形成されている。また、台紙無しラベルの表面(粘着剤層が形成された面の裏面、印字面)には、上記した感熱発色層が形成されている。この他、例えば、上記した連続シートを使用しても良いし、紙類に限らずサーマルヘッドにより印字可能なフィルム(台紙無しラベル)等を使用しても良い。連続シートまたはフィルムの場合も位置検出マークを設けることができる。
プリンタ1は、外部ケース2と、開閉カバー部3と、剥離ユニット部4と、用紙収容部(印字媒体収容部)6(図2参照)と、用紙ガイド機構部7(図2参照)とを備えている。
外部ケース2は、プリンタ1の外形の一部を形成する外部筐体であり、本体ケース2aと、フロントカバー部2bとを備えている。本体ケース2aは、例えば、一面に開口部が形成されたプラスチック製の箱状体により形成されている。また、本体ケース2aの一側面には、バッテリカバー部Cbが開閉可能な状態で軸支されている。一方、フロントカバー部2bは、例えば、本体ケース2aの開口部を部分的に覆うように形成されたプラスチック製の蓋状体により形成されており、本体ケース2aにネジ止めされている。フロントカバー部2bの表面には、表示部Dpと、操作ボタンBcと、電源ボタンBvと、カバーオープンボタン(解除部材)Bpと、一対の解除レバー部Lc,Lcと、カッタCtとが装着されている。表示部Dpは、例えば、操作コマンドやメッセージ等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)である。操作ボタンBcはプリンタ1の動作や設定を操作するボタンであり、電源ボタンBvはプリンタ1の電源をオンオフするボタンである。フロントカバー部2bと開閉カバー部3との間に印字後のラベル連続体Pの発行口が形成されている。なお、プリンタ1において、バッテリカバー部Cbが設置された面とその対向面とをプリンタ1の側面という。
開閉カバー部3は、用紙収容部6の開閉カバー部であり、開閉カバー部3の長手方向一端部(開放端部:外部ケース2の長手方向中央側)が外部ケース2に対して離間および接近する方向に移動可能な状態で、開閉カバー部3の長手方向他端部が開閉支持軸により軸支されている。また、開閉カバー部3は、その長手方向他端部の開閉支持軸3aに配置されたトーションバネにより開方向(開閉カバー部3の開放端部が外部ケース2から離間する方向)に付勢されている。
図2に示すように、開閉カバー部3の開放端部には、プラテンローラ(搬送ローラ)10が正逆方向に回動自在の状態で軸支されている。このプラテンローラ10は、ラベル連続体Pを搬送する搬送手段であり、ラベル連続体Pの幅方向(短方向)に沿って延在した状態で設置されている。プラテンローラ10は、例えば、シリコーンを含有させた樹脂やシリコーンゴムにより形成されている。プラテンローラ10のプラテン軸10aの一端部には、ギア10bが接続されている。このギア10bは、開閉カバー部3の閉止時にギアユニット部(図示せず)に係合され、そのギアユニット部を介して駆動モータ(図示せず)に機械的に接続される。ギアユニット部は、複数個のギアが互いに係合されることで構成されている。また、駆動モータは、例えば、ステッピングモータにより構成されている。
開閉カバー部3の開放端部側においてプラテンローラ10の近傍には剥離ピン11がプラテンローラ10に沿って延在した状態で設置されている。この剥離ピン11は、ラベル連続体Pとして台紙付きラベルを使用する場合に、ラベルPLを台紙PMから剥離する剥離部材であり、その長手方向両端部側は開閉カバー部3に軸支されている。
開閉カバー部3の開放端部側においてラベル連続体Pの対向面には、センサ12(12a,12b)が設置されている。センサ12aは、例えば、ラベル連続体Pの有無を検出するセンサであり、透過型の光センサ等により構成されている。一方、センサ12bは、例えば、ラベルPLの位置(上記台紙PMの位置検出マーク)を検出するセンサであり、反射型の光センサ等により構成されている。
剥離ユニット部4は、剥離発行時にラベル連続体Pの台紙PMからラベルPLを剥がして台紙PMとラベルPLとの搬送経路を分けるユニット部である。剥離ユニット部4の先端には、ニップローラ4aが回転可能な状態で一対の支持部4b,4bに挟持されている。剥離ユニット部4については後述する。
図2に示すように、用紙収容部6は、ロール状のラベル連続体Pを収容する空間であり、その内部には用紙ガイド機構部7の一対のガイド板7aが設置されている。用紙ガイド機構部7は、ラベル連続体Pをその幅に合わせて支持しガイドする機構部である。ガイド板7aは、ロール状のラベル連続体Pの幅方向(軸方向)両端面に接触した状態でロール状のラベル連続体Pを回転自在の状態で支持してラベル連続体Pの搬送をガイドする部材であり、ラベル連続体Pの幅に応じて位置を変えられるようにラベル連続体Pの幅方向に沿って移動可能な状態で設置されている。
次に、プリンタ1の内部構造について図3〜図9を参照して説明する。図3(a)は図1(a)の通常発行時のプリンタの幅方向中央位置の切断面を見た概略構成図、図3(b)は図1(a)の通常発行時のプリンタの幅方向片端位置の切断面を見た概略構成図、図4(a)は図1(b)の剥離発行時のプリンタの幅方向中央位置の切断面を見た概略構成図、図4(b)は図1(b)の剥離発行時のプリンタの幅方向片端位置の切断面を見た概略構成図、図5は図1のプリンタの要部を抜き出して示した要部斜視図、図6は図5のプリンタの剥離ユニット部等の一部を取り外して示した要部斜視図、図7(a)はプリンタの開閉カバー部が閉止状態にあるときの図5のI−I線の断面図、図7(b)はプリンタの開閉カバー部が閉止状態にあるときの図6のII−II線の断面図、図8(a),(b)は図1のプリンタの開閉カバー部の開放動作時の要部断面図、図9(a)はプリンタの開閉カバー部が開放状態にあるときの図5のI−I線の断面図、図9(b)はプリンタの開閉カバー部が開放状態にあるときの図6のII−II線の断面図である。
図3および図4に示すように、プリンタ1の内部においてプラテンローラ10の対向側には、剥離ユニット部4と、サーマルヘッド(印字ヘッド部)25と、配線基板26と、ヘッドブラケット(ヘッド保持部材)27と、コイルバネ29と、カッタCtと、センサ部Sと、カバーオープンボタンBpとが設置されている。
図3〜図5に示すように、剥離ユニット部4は、そのニップローラ4aが、カッタCtよりも印字搬送方向の上流側において、サーマルヘッド25とプラテンローラ10との間(発行口)を境にしてサーマルヘッド25側(通常発行位置(第1の位置):図3参照)とプラテンローラ10側(剥離発行位置(第2の位置):図4参照)とに移動可能な状態で設けられている。通常発行時には、図3に示すように、ニップローラ4aがカッタCtとサーマルヘッド25との間の奥に収容される。また、剥離発行時には、図4に示すように、ニップローラ4aがプラテンローラ10の対向位置に配置されて両者が相互に接触している。この剥離発行時に、ラベル連続体Pの台紙PMをプラテンローラ10とニップローラ4aとで挟み込んだ状態でプラテンローラ10を回転すると、ニップローラ4aが従動回転し、台紙PMが搬送されるとともに、ラベルPLが台紙PMから剥離されるようになっている。
図3(a)、図4(a)、図7(a)、図8および図9(a)に示すように、サーマルヘッド25は、例えば、文字、記号、図形またはバーコード等のような情報をラベル連続体Pに印字する印字手段であり、開閉カバー部3の閉止時にプラテンローラ10に対向するようにサーマルヘッド25の印字面を通紙ルートに向けた状態で配線基板26を介してヘッドブラケット27の保持部27aに実装されている。このサーマルヘッド25の印字面には、通電により発熱する複数の発熱抵抗体(発熱素子)がラベル連続体Pの幅方向(短方向)に沿って並設されている。なお、配線基板26は、プリンタ1の全体動作を制御する制御ユニット部(図示せず)から送られた印字信号をサーマルヘッド25に伝送する配線用の基板である。
これらの図面に示すように、ヘッドブラケット27は、サーマルヘッド25を保持する部材であるとともに、開閉カバー部3の保持または保持解除を行う部材であり、開閉カバー部3の閉止時にプラテンローラ10の向かい側において、開閉カバー部3の保持または保持解除が可能なようにプラテンローラ10に対して接近および離間する方向に揺動自在の状態で支持軸27bに軸支されている。
図3(b)、図4(b)、図5〜図7(a)および図9(a)に示すように、ヘッドブラケット27の保持部27aにおいてプラテンローラ10の長手方向両端側には、一対の翼部27c,27cが保持部27aと一体に形成されている。この一対の翼部27c,27cの各々においてプラテンローラ10に向かって延在する先端部には、溝27dが形成されている。この溝27d内に、プラテン軸10aの長手方向両端部が嵌め込まれることにより、プラテンローラ10が回転可能な状態で開閉カバー部3がヘッドブラケット27に保持される。
図3(b)、図4(b)、図6、図7(b)および図9(b)に示すように、ヘッドブラケット27の保持部27aの上辺において、プラテンローラ10の長手方向中央近傍には、プラテンローラ10から離間する方向に延在する一対の被押圧部27e,27eが保持部27aと一体に形成されている。この一対の被押圧部27e,27eは、図6および図7(b)に示すように、保持部27aからセンサ部Sの配線基板SSの幅方向の両側面を挟み込んだ状態で延在し、図3(b)および図4(b)に示すように、その各々の延在端部でフローティング状態で終端している。
図3、図4、図7(a)および図9(a)に示すように、コイルバネ29は、開閉カバー部3の閉止時にサーマルヘッド25およびヘッドブラケット27をプラテンローラ10側に付勢する部材であり、ヘッドブラケット27の背面側(配線基板26の実装面の裏面側)に設置されている。このコイルバネ29の付勢力によりヘッドブラケット27がプラテンローラ10側に押し付けられるので、サーマルヘッド25がラベル連続体Pを介してプラテンローラ10にしっかりと押し付けられる。また、ヘッドブラケット27の溝27d内に嵌り込んだプラテン軸10aがしっかりと押さえられるので、開閉カバー部3をヘッドブラケット27によりしっかりと保持することができる。
これらの図面において、カッタCtは、印字後のラベル連続体Pを切断するための固定刃であり、その刃先をラベル連続体Pの通紙ルート側に向けた状態で支持部31の先端に固定されている。カッタCtは、プラテンローラ10の長手方向(図3、図4、図7(a)および図9(a)の紙面に垂直な方向)に沿って延在した状態で設置されている。このカッタCtを支持する支持部31は、カバーオープンボタンBp側からプラテンローラ10側に向かって厚さが次第に薄くなるように傾斜しており、カッタCtの刃先が、フロントカバー部2bの表面よりもサーマルヘッド25に近い位置(高さ)に設置されている。このように、支持部31の表面側を傾斜させたことにより、剥離発行時にラベルPLを指で摘むための領域を広くすることができるので、ラベルPLを摘み易くすることができる。また、支持部31がラベル連続体Pの切断の邪魔にならないので、ラベル連続体Pを上手く切断することができる。また、カッタCtの刃先をサーマルヘッド25に近い位置に設置したことにより、フィード時およびバックフィード時にラベル連続体Pの搬送量を減らせるので、プリンタ1の印字動作間の準備時間を短縮させることができる。また、カッタCtをフロントカバー部2bの表面よりも内側に設けたことにより、作業者の指がカッタCtに触れ難くすることができるので、プリンタ1の安全性を向上させることができる。
図3(a)、図4(a)および図5〜図7、図9に示すように、センサ部Sは、印字後のラベル連続体Pの検出手段であり、剥離センサSAと、カットセンサSBと、配線基板SSと、コネクタSCと、配線SWとを備えている。
図3(a)図4(a)および図7、図9に示すように、剥離センサSAは、剥離ユニット部4のニップローラ4aの検出によって発行モードが通常発行なのか剥離発行なのかを検知するとともに、ラベル連続体Pとして台紙付きラベルを使用する場合に台紙PMから剥離された印字後のラベルPLを検出するセンサであり、カッタCtとプラテンローラ10との間にラベル連続体Pの通紙ルートを向いた状態で設置されている。図5、図6および図7(b)に示すように、剥離センサSAは、発光部SA1と受光部SA2とを有している。発光部SA1と受光部SA2とは配線基板SSの幅方向(プラテンローラ10の長手方向:図7(b)の横方向)に沿って並んで配置されている。なお、支持部31には剥離センサSAの検出光および反射光を透過させる貫通孔(図示せず)が形成されている。
図3(a)、図4(a)および図7(a)に示すように、カットセンサSBは、ラベルを剥がすことなくラベル連続体Pを発行する場合(台紙付きラベルや台紙無しラベルの両方に適用される)に、印字後のラベル連続体Pを検出するセンサであり、カッタCtの位置よりも印字搬送方向の下流側(図3(a)および図4(a)において剥離センサSAの上方)にラベル連続体Pの通紙ルートを向いた状態で設置されている。すなわち、剥離センサSAとカットセンサSBとは印字搬送方向に沿って2段になって設置されている。
図6および図7(b)に示すように、カットセンサSBは、発光部SB1と受光部SB2とを有している。発光部SB1と受光部SB2とは配線基板SSの幅方向(プラテンローラ10の長手方向:図7(b)の横方向)に沿って並んで配置されている。なお、支持部31にはカットセンサSBの検出光および反射光を透過させる貫通孔(図示せず)が形成されている。
図3(a)、図4(a)および図7に示すように、配線基板SSは、剥離センサSAおよびカットセンサSBを実装する共通の配線基板であり、カバーオープンボタンBpの設置領域の範囲内においてラベル連続体Pの印字搬送方向に沿って縦置きに設置(固定)されている。
配線基板SSは、例えば、プリント配線基板により形成されており、その背面(剥離センサSAやカットセンサSBの実装面の裏側)にはコネクタSCおよび配線SWが電気的に接続されている。剥離センサSAおよびカットセンサSBは、配線基板SS、コネクタSCおよび配線SWを通じて上記制御ユニット部と電気的に接続されている。
図6に示すように、センサ部Sの配線基板SSを覆うカバー部の前面(プラテンローラ10に対向する面)において、剥離センサSAとヘッドブラケット27との間には、プラテンローラ10側に向かって突出する突出段差部Pjが設置されている。
図3〜図9に示すように、カバーオープンボタンBpは、開閉カバー部3を開放するためのボタンであり、フロントカバー部2bの表面に対して交差する方向(図7〜図9の上下方向)に移動可能な状態で設置されている。カバーオープンボタンBpは、ヘッドブラケット27の一対の被押圧部27e,27eの対向側(直上)に配置されており、押圧部である操作部35aおよび一対の脚部35b,35bと、付勢部である一対の樹脂バネ部35c,35cとを一体的に有している。
操作部(押圧部の一部)35aは、開閉カバー部3の開放時に操作者が押圧する操作を行う部分である。図3(a)、図4(a)および図8に示すように、操作部35aにおいて、センサ部Sの配線基板SSに対向する部分には、配線基板SSから離間する方向に窪む凹部35dが形成されている。すなわち、開閉カバー部3の閉止時においてカバーオープンボタンBpの裏面と配線基板SSの上端部とは所定の長さだけ離れている。このため、図8(b)に示すように、開閉カバー部3の開放するためにカバーオープンボタンBpを押しても操作部35aが配線基板SSに接触しないようになっている。
図5、図6、図7(b)および図9(b)に示すように、カバーオープンボタンBpの一対の脚部(押圧部の一部)35b,35bは、操作部35aの裏面において長手方向両端部から配線基板SSの幅方向の両側面を挟んだ状態でヘッドブラケット27の一対の被押圧部27e,27eに向かって延在し、一対の被押圧部27e,27eの各々に接触している。したがって、操作者がカバーオープンボタンBpの操作部35aを操作して押圧力を加えると、その押圧力は一対の脚部35b,35bを介してヘッドブラケット27(の一対の被押圧部27e,27e)に加えられる。
開閉カバー部3を開放するには、図8(a)の状態から図8(b)に示すように、カバーオープンボタンBpの操作部35aをプリンタ1の内部側に向かって押すと、一対の脚部35b,35bを介してヘッドブラケット27の一対の被押圧部27e,27eも押される。ヘッドブラケット27の一対の被押圧部27e,27eが押されると、ヘッドブラケット27が支持軸27bを中心にしてプラテンローラ10から離間する方向に揺動する。このため、ヘッドブラケット27の一対の翼部27c,27cの先端の溝27dからプラテンローラ10のプラテン軸10aが離れるので、ヘッドブラケット27による開閉カバー部3の保持状態が解除される。この開閉カバー部3の保持状態が解除されると、開閉カバー部3は、その長手方向他端部側の開閉支持軸3a(図3および図4参照)に配置されたトーションバネ3bの付勢力により自動的に開くようになっている。
図5、図6、図7(b)および図9(b)に示すように、カバーオープンボタンBpの一対の樹脂バネ部35c,35cは、操作部35aの長手方向の両側面の外周部から下方(被押圧部27eのある方向)に向かって延在した状態で形成されている。この一対の樹脂バネ部35c,35cは、図7(b)および図9(b)に示すように、フロントカバー部2bに形成された貫通孔36の内側面の一部に係合され、貫通孔36により弾性変形することにより一対の脚部35b,35bをヘッドブラケット27に押し付けるよう付勢している。
これにより、図7(b)に示すように、開閉カバー部3の閉止時には、カバーオープンボタンBpが一対の樹脂バネ部35c,35cの作用によりヘッドブラケット27に向かって付勢されるのでカバーオープンボタンBpの一対の脚部35b,35bがヘッドブラケット27の一対の被押圧部27e,27eに軽く押し付けられる。このため、カバーオープンボタンBpの動きを抑制することができるので、カバーオープンボタンBpがガタつくのを防止することができる。
また、図9(b)に示すように、開閉カバー部3の開放時には、ヘッドブラケット27の一対の被押圧部27e,27eがコイルバネ29の作用によりカバーオープンボタンBpに向かって付勢されるが、カバーオープンボタンBpの長手方向両側面の一対の樹脂バネ部35c,35cがカバーオープンボタンBpの長手方向中央に向かって撓むことでカバーオープンボタンBpがヘッドブラケット27の揺動に追随して動いて上昇する。このような一対の樹脂バネ部35c,35cの撓みにより、図示するように、ヘッドブラケット27は、開閉カバー部3が閉止されているときよりもプラテンローラ10側に揺動することが可能になる。
これにより、開閉カバー部3を閉止するときには、プラテンローラ10がサーマルヘッド25を押圧することにより、ヘッドブラケット27がコイルバネ29のバネ力に抗して開閉カバー部3の開放時とは反対方向に揺動するので、開閉カバー部3の閉止時において、サーマルヘッド25とプラテンローラ10との密着性が確保される。
ここで、図7(b)において、開閉カバー部3の閉止時におけるカバーオープンボタンBpの開閉カバー部3に対する位置をラインY1〜Y3で示す。ラインY1は、カバーオープンボタンBpの下端(一対の脚部35b,35bにおけるヘッドブラケット27の一対の被押圧部27e,27e側の端部)の位置、ラインY2は、一対の樹脂バネ部35c,35cの下端の位置、ラインY3は、操作部35aの位置である。
また、図9(b)において、開閉カバー部3の開放時におけるカバーオープンボタンBpの開閉カバー部3に対する位置を、図7(b)に示したラインY1〜Y3との関係で示す。前述したように、カバーオープンボタンBpがヘッドブラケット27の揺動に追随して動いて上昇することから、その上昇分だけ前述した各位置がラインY1〜Y3からずれているのが分かる。
次に、プリンタ1の剥離発行の一例について図10〜図12を参照して説明する。図10〜図12は剥離発行時の図1のプリンタを側面側から見た概略構成図である。なお、図10〜図12においては、プリンタ1を縦置きで使用する場合を例示している。
まず、図10に示すように、用紙収容部6から繰り出されたラベル連続体Pをサーマルヘッド25とプラテンローラ10との間を介して外部に引き出す。そして、ラベル連続体Pの台紙PMの長手方向一端側を、剥離ピン11を介して鋭角に折り曲げてからプリンタ1の内部から引き出した剥離ユニット部4のニップローラ4aとプラテンローラ10とで挟み込む。この段階で、剥離センサSAの発光部SA1から検出光を放射すると、剥離ユニット部4のニップローラ4aが無いため、剥離センサSAの受光部SA2においてニップローラ4aからの反射光が検出されない。このため、発行モードが剥離発行モードであると判断される。
続いて、プラテンローラ10を回転させることによりラベル連続体Pを搬送するとともに、センサ12により検出された情報に基づいて印字タイミングを図り、サーマルヘッド25に送信された印字信号によりサーマルヘッド25の発熱抵抗体を選択的に発熱させてラベル連続体PのラベルPLに所望の情報を印字する。この際、図11に示すように、プラテンローラ10の回転によりニップローラ4aも従動回転することにより台紙PMが搬送される一方、剥離ピン11を境として台紙PMの搬送方向に対して搬送方向が急激に変わったラベルPLが自身の持つ強度により台紙PMから剥がれて発行口から排出される。この段階で、剥離センサSAの発光部SA1から検出光L1を放射すると、検出光L1がラベルPLに当たって反射され、検出光L2として剥離センサSAの受光部SA2に入射されるので、プリンタ1の発行口にラベルPLが有ると判断される。なお、ここでは、図面を見易くするため検出光L1,L2を左右に並べて示したが、実際は、検出光L1,L2は図11の紙面に垂直な方向に沿って並ぶ。
続いて、図12に示すように、プリンタ1の発行口から排出されたラベルPLの突出部分を指で摘まみ、ラベルPLを指で引っ張って台紙PMから完全に剥がす。この後の段階で、剥離センサSAの発光部SA1から検出光L1を放射すると、ラベルPLが無いので検出光L1が反射されない(すなわち、受光部SA2で検出光L2を検出できない)ので、プリンタ1の発行口にラベルPLが無いと判断される。このため、プリンタ1においては、バックフィード工程を経て、後続のラベルPLに対する印字工程に移行する。
次に、プリンタ1の通常発行の一例について図13〜図15を参照して説明する。図13〜図15は通常発行時の図1のプリンタを側面側から見た概略構成図である。なお、図13〜図15においても、プリンタ1を縦置きで使用する場合を例示している。
まず、図13に示すように、用紙収容部6から繰り出されたラベル連続体Pをサーマルヘッド25とプラテンローラ10との間を介して外部に引き出す。ここでは、剥離ユニット部4をプリンタ1の内部に収容する。この段階で、剥離センサSAの発光部SA1から検出光を放射すると、剥離ユニット部4のニップローラ4aが有るため、剥離センサSAの受光部SA2においてニップローラ4aからの反射光が検出される。このため、発行モードが通常発行モードであると判断される。
続いて、プラテンローラ10を回転させることによりラベル連続体Pを搬送するとともに、センサ12により検出された情報に基づいて印字タイミングを図り、サーマルヘッド25に送信された印字信号によりサーマルヘッド25の発熱抵抗体を選択的に発熱させてラベル連続体PのラベルPLに所望の情報を印字する。この通常発行の場合、印字後のラベルPLは、台紙PMから剥がされることなく台紙PMに張り付いたまま排出される。
通常発行の場合、剥離センサSAの前方に剥離ユニット部4のニップローラ4aがあるので、剥離センサSAによるラベル検出はできない。そこで、この場合のラベル検出はカットセンサSBにより実施する。すなわち、図14に示すように、カットセンサSBの発光部SB1から検出光L1を放射すると、検出光L1がラベル連続体Pに当たって反射され、検出光L2としてカットセンサSBの受光部SB2に入射されるので、プリンタ1の発行口にラベル連続体Pが有ると判断される。
続いて、図15に示すように、プリンタ1の発行口から排出されたラベル連続体Pを指で摘み、ラベル連続体Pの台紙PMの部分をカッタCtに押し当ててラベル連続体Pを切断する。この後の段階で、カットセンサSBの発光部SB1から検出光L1を放射すると、ラベル連続体Pが無いので検出光L1が反射されない(すなわち、受光部SB2で検出光L2を検出できない)ので、プリンタ1の発行口にラベル連続体Pが無いと判断される。このため、プリンタ1においては、バックフィード工程を経て、後続のラベルPLに対する印字工程に移行する。なお、ここでは、一枚分のラベルPLで台紙PMを切断している場合を例示しているが、一般的には、複数枚のラベルPLに連続的に印字を施した後に台紙PMを切断している。ただし、ラベル連続体Pとして、台紙が無く、片面の粘着剤層が剥き出しにされ状態で搬送される台紙無しラベルを使用する場合は、通常発行と同様に、剥離ユニット部4をプリンタ1の内部に収容した状態で印字を実施するが、ラベル連続体Pの切断は、剥離発行と同様に1枚分のラベル毎にラベル連続体Pを切断する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、前述した実施の形態においては、貫通孔36により弾性変形する一対の樹脂バネ部35c,35cにより、押圧部の一部をなす一対の脚部35b,35bをヘッドブラケット27に押し付ける付勢部が構成されているが、付勢部はこのような構成に限定されるものではなく、押圧部をヘッドブラケット27に押し付けることが可能である限り、様々な構成を採用することができる。
また、図16に示すように、フロントカバー部2bに形成された貫通孔36の内面に、カバーオープンボタンBpが押圧方向に対して所定長の自由動ができるようにして係合する凹部36aを形成するとともに、カバーオープンボタンBpの脚部35bと被押圧部27eとが非接触となるような隙間40を形成する構造としてもよい。このとき、凹部36aには、カバーオープンボタンBpの押圧方向に沿ってテーパ面36abを形成しておき、一対の樹脂バネ部35c,35cの付勢力によって前述した隙間40が形成されるようにし、意図してカバーオープンボタンBpを押圧したときには、一対の樹脂バネ部35c,35cの付勢力に抗して一対の脚部35b,35bが被押圧部27eに押し付けられるようにしておく。
このようにすれば、印字中においてカバーオープンボタンBpが被押圧部27eから浮いた状態となるので、不用意にカバーオープンボタンBpに手が触れてしまった程度ではカバーオープンボタンBpが被押圧部27eを押圧することがなくなることから、印字中に被押圧部27eが動いてしまって印字品質が劣化するというおそれがなくなる。
1 プリンタ
2 外部ケース
2a 本体ケース
2b フロントカバー部
3 開閉カバー部
4 剥離ユニット部
4a ニップローラ
4b 支持部
6 用紙収容部
10 プラテンローラ
10a プラテン軸
11 剥離ピン
25 サーマルヘッド
26 配線基板
27 ヘッドブラケット
27a 支持部
27b 支持軸
27c 翼部
27d 溝
27e 被押圧部
29 コイルバネ
31 支持部
35a 操作部
35b 脚部
35c 樹脂バネ部
35d 凹部
36 貫通孔
36a 凹部
36ab テーパ面
P ラベル連続体
PM 台紙
PL ラベル
Bp カバーオープンボタン
Ct カッタ
S センサ部
SA 剥離センサ
SB カットセンサ
SS 配線基板
SC コネクタ
SW 配線

Claims (2)

  1. 筐体内に設けられ、印字媒体を収容する印字媒体収容部と、
    前記印字媒体収容部を開閉する開閉カバー部と、
    前記開閉カバー部の開放端部に回転可能な状態で設けられ、前記印字媒体を搬送する搬送ローラと、
    前記筐体内において前記搬送ローラに対向した状態で設けられ、前記印字媒体に印字を施す印字ヘッド部と、
    前記筐体内において、前記開閉カバー部の保持および保持解除が可能なように揺動自在の状態で設けられ、前記印字ヘッド部を保持するヘッド保持部材と、
    前記筐体に形成された貫通孔に装着され、前記ヘッド保持部材を押圧して前記開閉カバー部の保持状態を解除する解除部材とを備え、
    前記解除部材は、
    前記貫通に沿って延びており前記ヘッド保持部材を押圧する押圧部と、
    前記貫通の内面に係合することによる付勢力で、前記押圧部と前記ヘッド保持部材との間に隙間を形成する付勢部と、
    を有することを特徴とするプリンタ。
  2. 前記付勢部は、当該貫通孔により弾性変形して前記押圧部を付勢するバネ部であることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
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