JP2014019126A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】増粘インクなどによって空気の排出路と大気との間に隙間ができるのを防ぐことにより、インクジェット記録ヘッドの内部の液室内の空気を排出不良なく排出することが可能なインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】ジョイント部3は第1の位置45と第2の位置46との間を移動可能である。ジョイント部3が第1の位置45にあるときは、洗浄剤保持体41によってジョイント部3が有するジョイントゴム31に洗浄剤が塗布される。ジョイント部3が第2の位置46に移動すると、空気排出部2の出口開口42を取囲む凸部24とジョイントゴム31が当接し、凸部24に付着した増粘インクがジョイントゴム31に塗布された洗浄剤によって除去される。このことによって、空気排出部2とジョイント部3が気密に接続される。
【選択図】図4
【解決手段】ジョイント部3は第1の位置45と第2の位置46との間を移動可能である。ジョイント部3が第1の位置45にあるときは、洗浄剤保持体41によってジョイント部3が有するジョイントゴム31に洗浄剤が塗布される。ジョイント部3が第2の位置46に移動すると、空気排出部2の出口開口42を取囲む凸部24とジョイントゴム31が当接し、凸部24に付着した増粘インクがジョイントゴム31に塗布された洗浄剤によって除去される。このことによって、空気排出部2とジョイント部3が気密に接続される。
【選択図】図4
Description
本発明は、インクを吐出することで記録をおこなうインクジェット記録装置に関する。
従来、インクジェット記録装置は、記録媒体を横切って往復運動するキャリッジに搭載されるインクジェット記録ヘッドを利用することが多い。記録ヘッドが記録媒体を横切って運動するにつれて、制御電子部品が記録ヘッドの吐出部分を起動して、記録媒体上にイメージまたは文字を形成するため吐出ノズルからインク滴を吐出する。記録ヘッドへのインクの補給はインク補給容器(以下インクタンク)がおこなう。
一部の記録装置は取り替えることが可能なインクタンクを記録装置本体の一部に収納し、インクタンクに接続された柔軟でしかも中空な流体導管を経由して記録ヘッドにインクを補給する。また、記録媒体に対し重力方向上方の記録ヘッドが下方向にインク滴を吐出する記録装置も見受けられる。その場合記録ヘッド内は微負圧に維持され吐出ノズル内のインクは大気との境界にメニスカスを形成することが良いとされる。
記録ヘッド内の空気はインクジェット記録装置に不具合を発生させることがある。記録ヘッドにインクが補給されず、吐出部分に空気が供給された場合、インク滴は吐出されずに記録不良となる。記録ヘッド内の空気は周囲温度の変化により体積変化を起こす。記録ヘッド内の空気の体積変化により、微負圧に維持された圧力は変化し正圧になることがある。下向きにノズル列の形成された記録ヘッドの場合、メニスカスの維持が困難となりノズルからのインク流出になる場合がある。
記録ヘッド内への空気の混入は以下のような場合に発生する。(1)インクタンク交換に伴い接続部が大気開放する場合。(2)流体導管などのインク経路を形成する物質そのものを長時間かけて透過する場合。(3)インクそのものに溶存する空気が周囲条件の変化に伴い集積する場合。(4)インク吐出に伴いノズルから空気を抱き込む場合。(5)記録ヘッド内の空気が周囲温度の下降により体積変化を起こし維持された微負圧を越えて大きな負圧がメニスカスを破壊した場合、などである。したがって、記録ヘッドは、内部を微負圧に維持しつつ、記録ヘッド内からの空気排出を行なうことが必要である。
特許文献1には、インクサブタンク(以下、サブタンク)に対して必要なときに流路を接続して空気排出を行うインクジェット記録装置(以下、記録装置)が開示されている。記録装置は、外壁に吸引口を備えるサブタンクと、気体透過部材で覆われた開口部を備え、回動可能なシール部材と、を有する。シール部材は吸引ポンプに連通しているので、シール部材が回動することによってサブタンクに接続すれば、気体透過部材を通じてサブタンク内の空気が吸引される。その際、接続部のサブタンク側に設置されたブレードによって、気体透過部材を含めてシール部材側に付着した増粘インクなどの異物が除去される。
しかしながら、特許文献1の方法では、サブタンクとシール部材の接続部のサブタンク側に付着した増粘インクなどの異物を除去することができない。また、増粘インクなどの除去方法としてはブレードによる物理的な手法を採っているが、この手法では増粘インクなどを粗くしか除去することができない。これらの理由により、サブタンクとシール部材との間には増粘インクなどが残存し、サブタンクとシール部材の接続部に隙間ができる。その結果、サブタンクの空気排出時に排出不良が発生する可能性がある。
本発明では、増粘インクなどによって空気の排出路と大気との間に隙間ができるのを防ぐことにより、インクジェット記録ヘッドの内部の液室内の空気を排出不良なく排出することが可能なインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明のインクジェット記録装置は、インクジェット記録ヘッドと、洗浄剤を表面部に保持することのできる洗浄剤保持体と、前記インクジェット記録ヘッドの内部の液室内の空気を排出するために前記インクジェット記録ヘッドと一体に設けられた空気排出部と、ジョイントゴムを備え、第1の位置と第2の位置との間を移動可能なジョイント部と、前記ジョイント部に接続された真空ポンプと、を有し、前記ジョイント部が前記第1の位置にあるとき、前記洗浄剤保持体は前記ジョイントゴムに前記洗浄剤を塗布し、前記ジョイント部が前記第2の位置にあるとき、前記ジョイントゴムの前記洗浄剤が塗布された部位が前記空気排出部の出口開口を取囲む凸部と当接することで、前記空気排出部の前記凸部が洗浄され、前記空気排出部と前記ジョイント部とが気密に接続される。
本発明では、インクジェット記録装置が、インクジェット記録ヘッドと、洗浄剤保持体と、空気排出部と、ジョイント部と、真空ポンプと、を有する。ジョイント部は、第1の位置と第2の位置の間を移動可動である。ジョイント部が第1の位置にあるときは、ジョイント部が有するジョイントゴムは、洗浄剤を表面部に保持することのできる洗浄剤保持体と当接して、洗浄剤を塗布される。その後、ジョイント部は、第2の位置に移動する。第2の位置では、インクジェット記録ヘッドの内部の液室内の空気を排出するためにインクジェット記録ヘッドと一体に設けられた空気排出部の出口開口を取囲む凸部とジョイント部のジョイントゴムが当接する。このことによって凸部に付着していた増粘インクをジョイントゴムに塗布されていた洗浄剤で除去できる。増粘インクの除去方法が洗浄剤による化学的手法であるので、ブレードによる物理的手法と違って、より完全な増粘インクの除去が期待できる。増粘インクを除去することにより、凸部とジョイントゴムとがより強く密着し、空気排出部とジョイント部とは気密に接続される。ジョイント部には真空ポンプが接続されているので、液室内の空気は、液室から空気排出部を介してジョイント部に通ずる気密な流路を通って、真空ポンプに引かれる。
本発明では、増粘インクなどによって空気の排出路と大気との間に隙間ができるのを防ぐことにより、インクジェット記録ヘッドの内部の液室内の空気を排出不良なく排出することが可能なインクジェット記録装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1から図7は本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置を表す。図8は本発明の第1の実施形態に係る、インクジェット記録ヘッド1の液室11内の空気を除去するプロセスを表すフローチャートである。
インクジェット記録装置は、インクジェット記録ヘッド1と、空気排出部2と、ジョイント部3と、洗浄剤保持体41と、真空ポンプ34を有する。インクジェット記録ヘッド1の内部の液室11内には、インク供給部(不図示)からインク5が供給される。洗浄剤保持体41にはグリセリンタンク42からグリセリン43が常時供給され、洗浄剤保持体41の表面部にはグリセリン43を蓄える多数の空隙がある。空気排出部2はインクジェット記録ヘッド1の内部の液室内の空気を排出するためにインクジェット記録ヘッド1と一体に設けられた。ジョイント部3は、ジョイントゴム31を備え、第1の位置45と第2の位置46との間を移動可能である。真空ポンプ34はジョイント部3に接続されている。図1はジョイント部3の第1の位置45における待機状態の簡略図である。ジョイント部3はインクジェット記録装置が印字中は第1の位置45で待機状態である。この時、ジョイント部3のジョイントゴム31は洗浄剤保持体41に接触しており、ジョイントゴム31の内壁にグリセリン43が付着するようになっている。なお、洗浄剤保持体41には毛細管現象によってグリセリンタンク42からグリセリン43が常時供給・補充されており、グリセリン43を保持している。グリセリンタンク42内に使用している液体は、グリセリン以外の液体でも洗浄剤であれば代用可能である。
記録装置が印字中に記録ヘッド1の液室11にある程度の空気が蓄積されると、グリセリン43を内壁に付着させたジョイントゴム31が図示しないジョイント移動装置により洗浄剤保持体41から離間する(図2、図8−S101)。そして、記録ヘッド1の空気排出部2の上方に移動する(図3、図8−S102及びS103)。記録ヘッド1の空気排出部2の上方に待機していたジョイントゴム31が、真空ポンプ34による吸引力で負圧をその内部に維持しながら空気排出部2に圧接され、第2の位置46を占めるにいたる(図4、図8−S104)。この時ジョイントゴム31は、空気排出部2の出口開口42を取囲む凸部24上を擦り落ちるように凸部24上を移動し、凸部24上近傍に付着した増粘インクを、ジョイントゴム31の内壁に付着したグリセリン43で軟化させながら擦り落とし除去する。このクリーニング動作により、ジョイントゴム31と凸部24とが当接し、増粘インクによる圧接不良を回避することができる。その結果、空気排出部2とジョイント部3とは気密に接続され、液室11から空気排出部2を介してジョイント部3に至る気密の空気排出路が実現する。真空ポンプ34によって空気排出路を負圧にすることによって空気を排出することができる。
空気排出部2は、第1の隔壁28と、第2の隔壁60と、弁体23と、第1の突き棒25と、ばね26と、を有している。第1の隔壁28は空気排出部2の出口開口側に設けられ第1の開口29を備えている。第2の隔壁60は空気排出部2の液室側に設けられ第2の開口61を備えている。弁体23は第1の隔壁28と第2の隔壁60との間に設けられている。第1の突き棒25は第1の開口29を通って移動可能である。ばね26は、第2の隔壁60に固定され、弁体23を第1の開口29を塞ぐように第1の隔壁28に向かって付勢する。ジョイント部3は、第1の突き棒25の端部を押圧することによりばね26の付勢力に抗して弁体23を第1の開口29から離す第1の突き棒25の駆動部33を有する。
したがって、駆動部33が駆動していないか、あるいは駆動しているとしてもばね26による抗力に比べて比較的弱くしか第1の突き棒25を押さない時は、弁体23は第1の開口29を塞ぐことになり、弁は閉じる。一方、駆動部33がばね26による抗力に比べて強く第1の突き棒25を押す時は、弁体23は第1の開口29を塞がず、弁は開く。
液室11は、インク5と、フロート21と、を有する。フロート21は、インク5より比重が小さくインク5の液面及び気相部を自由に運動可能である。第2の隔壁60は、液室11側の面に、第2の開口61が位置しフロート21が嵌合可能な凹部62を有する。空気排出部2は、第2の開口61を通って移動可能な第2の突き棒22を有する。第2の突き棒22の端部63は第1の突き棒25が駆動部33によって押圧されたときに凹部62の内部に突き出す。
もし駆動部33が駆動していない時にフロート21が凹部62に嵌り込んだとする(図5)。駆動部33が駆動すると第2の突き棒22の端部63が凹部62の内部に突き出すことによって、フロート21が凹部62から抜け落ちる(図6、図8−S105及びS106)。フロート21が凹部から抜け落ちた後は、駆動部33による第1の突き棒25の押し下げが解除され、ばね26の付勢力により、第2の突き棒22は図4の状態へ戻る。この後、駆動部33が第1の突き棒25を下方へ押し込むことによって、弁体23を押し下げ開放する(図7、図8−S105及びS106)。この図7の状態において、真空ポンプ34の吸引力により、液室11内の空気が流路を通じて吸引される。
液室11内の空気排出が終了すると、真空ポンプ34の吸引力による負圧を流路内に維持したまま、駆動部33が第1の突き棒25の下方への押し込みを解除し、弁23が上方へ移動し閉状態になる(図4、図8−S105及びS106)。
なお、空気排出後のジョイント部3の離間については、まずジョイント部3が空気排出部2から遠ざかる(図3の状態から図2の状態へ、図8−S107、S108、S109、及びS110)。そして、次のステップである、ジョイントゴム31へのグリセリン43塗布準備態勢に入る(図1、図8−S111)。
図9は本発明の第2の実施形態に係るジョイント部3の結合時の簡略図である(第1の実施形態の図4に対応)。図10は本発明の第2の実施形態に係る、インクジェット記録ヘッド1の液室11内の空気を除去するプロセスを表すフローチャートである。
記録ヘッド1の液室11には、インク供給部(不図示)からインク5が供給される。ジョイント部3は、ジョイント部3の空気流路と連通する電磁弁6を有する。この電磁弁6は、駆動源(不図示)により開閉動作ができるようになっている。初期状態では電磁弁6は閉じた状態である(図9)が、開放することによって大気に連通可能である。
基本的には第1の実施形態と同じ空気排出動作およびジョイント部離間動作を行う。第1の実施形態と異なる点は、電磁弁6を開放して(図10−S207)大気に連通することで、ジョイントゴム31の密着状態を開放することができる。その後、ジョイントゴム31を離間させ(図10−S208)第1の実施形態と同様の動作を行う。
図11は本発明の第3の実施形態に係る、インクジェット記録ヘッド1の液室11内の空気を除去するプロセスを表すフローチャートである。
第3の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、図11のフローチャートの終了直前のステップ(図11−S312)で洗浄剤保持体41にジョイントゴム31が圧接された状態でグリセリン43を吸引する、という点だけである。
インクジェット記録装置は、インクジェット記録ヘッド1と、空気排出部2と、ジョイント部3と、洗浄剤保持体41と、真空ポンプ34を有する。インクジェット記録ヘッド1の内部の液室11内には、インク供給部(不図示)からインク5が供給される。洗浄剤保持体41にはグリセリンタンク42からグリセリン43が常時供給され、洗浄剤保持体41の表面部にはグリセリン43を蓄える多数の空隙がある。空気排出部2はインクジェット記録ヘッド1の内部の液室内の空気を排出するためにインクジェット記録ヘッド1と一体に設けられた。ジョイント部3は、ジョイントゴム31を備え、第1の位置45と第2の位置46との間を移動可能である。真空ポンプ34はジョイント部3に接続されている。図1はジョイント部3の第1の位置45における待機状態の簡略図である。ジョイント部3はインクジェット記録装置が印字中は第1の位置45で待機状態である。この時、ジョイント部3のジョイントゴム31は洗浄剤保持体41に接触しており、ジョイントゴム31の内壁にグリセリン43が付着するようになっている。なお、洗浄剤保持体41には毛細管現象によってグリセリンタンク42からグリセリン43が常時供給・補充されており、グリセリン43を保持している。グリセリンタンク42内に使用している液体は、グリセリン以外の液体でも洗浄剤であれば代用可能である。
記録装置が印字中に記録ヘッド1の液室11にある程度の空気が蓄積されると、グリセリン43を内壁に付着させたジョイントゴム31が図示しないジョイント移動装置により洗浄剤保持体41から離間する(図2、図11−S301)。そして、記録ヘッド1の空気排出部2の上方に移動する(図3、図11−S302及びS303)。記録ヘッド1の空気排出部2の上方に待機していたジョイントゴム31が、真空ポンプ34による吸引力で負圧をその内部に維持しながら空気排出部2に圧接され、第2の位置46を占めるにいたる(図4、図11−S304)。この時ジョイントゴム31は、空気排出部2の出口開口42を取囲む凸部24上を擦り落ちるように凸部24上を移動し、凸部24上近傍に付着した増粘インクを、ジョイントゴム31の内壁に付着したグリセリン43で軟化させながら擦り落とし除去する。このクリーニング動作により、ジョイントゴム31と凸部24とが当接し、増粘インクによる圧接不良を回避することができる。その結果、空気排出部2とジョイント部3とは気密に接続され、液室11から空気排出部2を介してジョイント部3に至る気密の空気排出路が実現する。真空ポンプ34によって空気排出路を負圧にすることによって空気を排出することができる。
空気排出部2は、第1の隔壁28と、第2の隔壁60と、弁体23と、第1の突き棒25と、ばね26と、を有している。第1の隔壁28は空気排出部2の出口開口側に設けられ第1の開口29を備えている。第2の隔壁60は空気排出部2の液室側に設けられ第2の開口61を備えている。弁体23は第1の隔壁28と第2の隔壁60との間に設けられている。第1の突き棒25は第1の開口29を通って移動可能である。ばね26は、第2の隔壁60に固定され、弁体23を第1の開口29を塞ぐように第1の隔壁28に向かって付勢する。ジョイント部3は、第1の突き棒25の端部を押圧することによりばね26の付勢力に抗して弁体23を第1の開口29から離す第1の突き棒25の駆動部33を有する。
したがって、駆動部33が駆動していないか、あるいは駆動しているとしてもばね26による抗力に比べて比較的弱くしか第1の突き棒25を押さない時は、弁体23は第1の開口29を塞ぐことになり、弁は閉じる。一方、駆動部33がばね26による抗力に比べて強く第1の突き棒25を押す時は、弁体23は第1の開口29を塞がず、弁は開く。
液室11は、インク5と、フロート21と、を有する。フロート21は、インク5より比重が小さくインク5の液面及び気相部を自由に運動可能である。第2の隔壁60は、液室11側の面に、第2の開口61が位置しフロート21が嵌合可能な凹部62を有する。空気排出部2は、第2の開口61を通って移動可能な第2の突き棒22を有する。第2の突き棒22の端部63は第1の突き棒25が駆動部33によって押圧されたときに凹部62の内部に突き出す。
もし駆動部33が駆動していない時にフロート21が凹部62に嵌り込んだとする(図5)。駆動部33が駆動すると第2の突き棒22の端部63が凹部62の内部に突き出すことによって、フロート21が凹部62から抜け落ちる(図6、図11−S305及びS306)。フロート21が凹部から抜け落ちた後は、駆動部33による第1の突き棒25の押し下げが解除され、ばね26の付勢力により、第2の突き棒22は図4の状態へ戻る。この後、駆動部33が第1の突き棒25を下方へ押し込むことによって、弁体23を押し下げ開放する(図7、図11−S305及びS306)。この図7の状態において、真空ポンプ34の吸引力により、液室11内の空気が流路を通じて吸引される。
液室11内の空気排出が終了すると、真空ポンプ34の吸引力による負圧を流路内に維持したまま、駆動部33が第1の突き棒25の下方への押し込みを解除し、弁23が上方へ移動し閉状態になる(図4、図11−S305及びS306)。
なお、空気排出後のジョイント部3の離間については、まずジョイント部3が空気排出部2から遠ざかる(図3の状態から図2の状態へ、図11−S307、S308、S309、及びS310)。そして、次のステップである、ジョイントゴム31へのグリセリン43塗布準備態勢に入る(図1、図11−S311)。
さらに、ジョイントゴム31が、洗浄剤保持体41に圧接された後、グリセリンを吸引する。これにより、ジョイントゴム31内壁に対してより効果的にグリセリンが塗布される。
1 記録ヘッド
2 空気排出部
3 ジョイント部
11 液室
41 洗浄剤保持体
2 空気排出部
3 ジョイント部
11 液室
41 洗浄剤保持体
Claims (5)
- インクジェット記録ヘッドと、洗浄剤を表面部に保持することのできる洗浄剤保持体と、前記インクジェット記録ヘッドの内部の液室内の空気を排出するために前記インクジェット記録ヘッドと一体に設けられた空気排出部と、ジョイントゴムを備え、第1の位置と第2の位置との間を移動可能なジョイント部と、前記ジョイント部に接続された真空ポンプと、を有し、
前記ジョイント部が前記第1の位置にあるとき、前記洗浄剤保持体は前記ジョイントゴムに前記洗浄剤を塗布し、
前記ジョイント部が前記第2の位置にあるとき、前記ジョイントゴムの前記洗浄剤が塗布された部位が前記空気排出部の出口開口を取囲む凸部と当接することで、前記空気排出部の前記凸部が洗浄され、前記空気排出部と前記ジョイント部とが気密に接続される、インクジェット記録装置。 - 前記空気排出部は、前記出口開口側に設けられ第1の開口を備えた第1の隔壁と、前記液室側に設けられ第2の開口を備えた第2の隔壁と、前記第1の隔壁と前記第2の隔壁との間に設けられた弁体と、前記第1の開口を通って移動可能な第1の突き棒と、前記第2の隔壁に固定され、前記弁体を前記第1の開口を塞ぐように前記第1の隔壁に向かって付勢するばねと、を有し、
前記ジョイント部は、前記第1の突き棒の端部を押圧することにより前記ばねの付勢力に抗して前記弁体を前記第1の開口から離す、前記第1の突き棒の駆動部を有する、請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記液室は、インクと、前記インクより比重が小さく前記インクの液面及び気相部を自由に運動可能なフロートと、を有し、
前記第2の隔壁は、前記液室側の面に、前記第2の開口が位置し前記フロートが嵌合可能な凹部を有し、
前記空気排出部は、前記第2の開口を通って移動可能な第2の突き棒を有し、前記第2の突き棒の端部は前記第1の突き棒が前記駆動部によって押圧されたときに前記凹部の内部に突き出す、請求項2に記載のインクジェット記録装置。 - 前記ジョイント部は前記ジョイント部の空気流路と連通する電磁弁を有し、前記電磁弁は大気開放することができる、請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記洗浄剤はグリセリンである、請求項1から4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012162603A JP2014019126A (ja) | 2012-07-23 | 2012-07-23 | インクジェット記録装置 |
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