JP2010058294A - 液体吐出装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ノズルを有し、ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッド1と、液体を収容し、下部が液体吐出ヘッド1に連通しているヘッドタンク101と、ヘッドタンク101に液体を給送する給送手段16とを備えた液体吐出装置であって、ヘッドタンク101中の空気を、貯留するシール液63を介して大気中に排出する空気排出容器60と、一端をヘッドタンク101上部の空気層と連通し、他端を空気排出容器60中のシール液63に連通する空気排出管112と、を備える液体吐出装置。
【選択図】図3
Description
本発明の一実施形態を、図1〜3を参照しながら説明する。図1は、本発明の画像形成装置の概略構成図であり、本発明の液体吐出装置を搭載している。図1(a)は正面図、図1(b)は画像形成部の側面図、図1(c)は平面図である。この画像形成装置は、液体としてインクを用いるインクジェットプリンタの一例である。このインクジェットプリンタは、左右の側板123L、123Rに横架したガイド部材であるガイドロッド122とガイドレールとでキャリッジ120を主走査方向(ガイドロッド長手方向)に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータとタイミングベルトによってガイドロッド122の長手方向(主走査方向)に走査することができる。このキャリッジ120には、例えば、イエロー(Y)、シアン(c)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する記録ヘッド1を、複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
図4、5を参照して、本発明の画像形成装置に適用可能な別の液体吐出装置の実施形態について説明する。図4に示す液体吐出装置のヘッドタンク80は、先の実施形態の図1〜3において示した液体吐出装置のヘッドタンク101から、圧力センサ104、ばね108、フィラー106を除去し、小型軽量化したものである。また、インクカートリッジ81は、上部に大気開放口79が設けられている。図2に示したヘッドタンク101においては、一部の壁面をフィルム部材107で形成して容積が可変な構造とし、ばね108で容積を拡充するように付勢して負圧を得たが、本実施形態では図4に示すように、大気開放されたインクカートリッジ81とヘッドタンク80とを液体供給チューブ16で連結し、インクカートリッジ81内の液面と記録ヘッド1のノズル面の水頭差hで負圧を得るようにしている。
図6、7を参照にして、本プリンタに適用可能な別の液体吐出装置について説明する。図6に示す液体吐出装置のヘッドタンク80は、図4に示した実施形態の液体吐出装置と同様の構成であるが、ヘッドタンク80には、液体供給チューブ16を介してバッファータンク70が接続されている。バッファータンク70には大気開放弁51とインクの液位を管理するインク液位検知センサ74が設けられ、バッファータンク70の内部にフィルタ75によってろ過されたインクがインクカートリッジ76からポンプ78により供給される。
本発明の画像形成装置の実施形態を、図8〜18を参照しながら説明する。図8は、搬送される最大の紙幅に対応した長さを有する液体吐出ヘッドとしてのヘッドアレイユニット100(100K,100C,100M,100Y)が異なる4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)のインクごとに4つ設けられたラインプリンタを示す。4つのヘッドアレイユニット100はヘッドフレーム36に固定されており、図示しないヘッド昇降機構により4ヘッド同時に上下に移動可能な構成となっている。
4 :発熱体
5 :ノズル
6 :液室
8 :用紙
12 :排気ポート
13 :液体供給ポート
16 :液体供給チューブ
20 :ヘッド固定部材
21 :液体供給路
22 :液体供給口
30 :紙搬送ベルト
31 :ベルト搬送ローラ
32 :テンションローラ
33 :帯電ローラ
35 :維持ユニット
38 :給紙トレイ
39 :排紙トレイ
40 :キャップ
41 :ワイパブレード
44 :廃液タンク
51 :大気開放弁
52 :排気弁
60 :排気タンク(空気排出容器)
61 :シール液貯留部
62 :排気部
62a :多孔質体
63 :シール液
64 :収縮部
65 :拡張部
66 :チューブ接続部
67 :管路
68 :封止部材
69 :封止部材
70 :バッファータンク
71 :インク室
73 :大気開放口
74,74a,74b :液位検知センサ
75 :フィルタ
76 :インクカートリッジ
77 :カートリッジホルダ
78 :ポンプ
79 :大気開放口
80 :ヘッドタンク
81 :インクカートリッジ
82 :空気層
83 :キャップ
84 :ポンプ
85 :逆止弁
86 :アンブレラ弁
87 :連通孔
88 :ポンプ
100,100K,100C,100M,100Y :ヘッドアレイユニット
101 :ヘッドタンク
103,103a,103b :空気量検知センサ
104 :圧力センサ
106 :フィラー
107 :フィルム部材
108 :ばね
109 :フィルタ
110 :インク供給ポート
111 :排気ポート
112 :排気チューブ
120 :キャリッジ
122 :ガイドロッド
123 :側板
125 :搬送ローラ
126 :押さえコロ
128 :用紙ガイド部
Claims (14)
- ノズルを有し、前記ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体を収容し、下部が前記液体吐出ヘッドに連通しているヘッドタンクと、
前記ヘッドタンクに前記液体を給送する給送手段とを備えた液体吐出装置であって、
前記ヘッドタンク中の空気を、貯留するシール液を介して大気中に排出する空気排出容器と、
一端が前記ヘッドタンク上部の空気層に開口し、他端が前記空気排出容器中のシール液中に開口する空気排出管と、
を備えることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記空気排出容器の上部は、大気中に開放されていることを特徴とする請求項1記載の液体吐出装置。
- 前記空気排出容器の上部は、多孔質体を介して大気中に開放されていることを特徴とする請求項2記載の液体吐出装置。
- 前記シール液は、前記液体よりも粘度又は密度が大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記シール液は、不揮発性又は低揮発性液体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記ヘッドタンクは、少なくとも一部の面が可とう性フィルムで形成され、前記ヘッドタンクの容積を増加させる方向に前記可とう性フィルムを付勢する弾性部材を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記給送手段は、大気開放自在なバッファータンクに接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記空気排出管の他端は、前記空気排出容器の底部に開口してシール液に連通していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記空気排出管は、前記空気排出容器中のシール液が前記ヘッドタンク中に流入することを防ぐ逆流防止手段を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記空気排出管は、前記シール液の液面よりも高い位置に拡張部を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記空気排出管は、前記シール液との連通部近傍に収縮部を備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記空気排出管は、前記空気排出容器中のシール液が前記ヘッドタンク中に流入することを防ぐ逆止弁を備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 前記ヘッドタンクは、前記液体の液位を検知する液位検知手段を備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- 請求項1〜13のいずれか一項に記載の液体吐出装置を備えた画像形成装置。
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