JP2014016062A - 空調管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】導入作業の手間とコストを軽減可能な空調管理システム。
【解決手段】それぞれ固有の物理アドレス101aを有する複数の空調機器50を論理アドレス105aを用いて管理する空調管理システムであり、ローカルコントローラと、リモコン43とを備える。ローカルコントローラは、各空調機器の識別情報13aを記憶する記憶部と、各空調機器50の運転情報を収集する情報収集部と、運転情報を論理アドレス105aと対応付ける対応付部とを有する。各空調機器50の識別情報13aは、物理アドレス101aを格納する物理アドレス部101、実アドレス103aを格納する実アドレス部103、及び仮アドレス104aを格納する仮アドレス部104を有する。対応付部は、実アドレス103aが設定されている場合は、実アドレス103aを、設定されていない場合は、仮アドレス104aを、論理アドレス105aとして用いる。
【選択図】図5

Description

本発明は、空調管理システムに関する。
従来より、複数の室内機が1つの室外機に接続された空調システムにおいて、各室内機をそのシリアル番号等の固有の情報を用いて識別することにより各室内機を特定し、制御することが行われている。例えば、特許文献1(特開2000−74461号公報)には、各室内機のEEPROMに記憶されている室内機の製造時に付与される固有のシリアル番号の順に連番をアドレスとして複数の室内機それぞれに設定する技術が提案されている。なお、EEPROMは、室内機等の空調機器が備えるプリント基板に含まれている部品である。
また、特許文献1には、1つのリモコンにより複数の室内機を操作する空調システムにおいて、各室内機を識別するためにリモコンから各室内機にアドレスを設定することも記載されている。
ところで、オフィスビルのように多数の空調機器が設置されている物件においては、複数の空調機器を集中管理するサービスが提供されているところ、このようなサービスを導入するにあたっても複数の空調機器それぞれを識別する手段が必要である。
特許文献1に記載の技術では、プリント基板が故障等により交換されると、そのシリアル番号が変わり、これにより複数の空調機器のシリアル番号の順番も変わる。それに従い、各空調機器に設定されるアドレスも変わる。また、新たに室内機が追加された場合も、複数の室内機のシリアル番号の順番が変わり、それに従い、各室内機に設定されるアドレスが変わる。また、そもそもシリアル番号は、プリント基板等の外観からは確認できず、シリアル番号に基いて自動設定されたアドレスも把握しづらい。こうなると、アドレスと各室内機との対応関係の把握が難しく、管理の手間とコストが増大する。
一方、リモコン等の操作手段を用いて人手により各空調機器にアドレスを設定する方法は、実機を目視確認しながらアドレスを設定できるという点で、より好ましい。しかし、何らかの事情により空調機器が設置されている場所に立ち入れない場合は、アドレスを設定することができないというデメリットがある。例えば、金庫室や、重役室には立ち入れないことがしばしばある。アドレス設定のために出張訪問したサービスマンは、立ち入れなかった設置場所の空調機器にアドレスを設定するために再度出張訪問しなければならず、システムの導入作業の手間とコストが増大する。
そこで、本発明の課題は、導入作業の手間とコストを軽減可能な空調管理システムを提供することである。
本発明の第1観点に係る空調管理システムは、それぞれ固有の物理アドレスを有する複数の空調機器を論理アドレスを用いて管理する空調管理システムであり、各空調機器の運転情報を収集するローカルコントローラと、各空調機器の近傍に配備された各空調機器の操作手段とを備える。ローカルコントローラは、記憶部と、情報収集部と、対応付部とを有する。記憶部は、各空調機器の識別情報を記憶する。情報収集部は、各空調機器の運転情報を収集する。対応付部は、運転情報を論理アドレスと対応付ける。各空調機器の識別情報は、物理アドレスを格納する物理アドレス部、実アドレスを格納する実アドレス部、及び仮アドレスを格納する仮アドレス部を有する。実アドレスは、操作手段から設定される。仮アドレスは、操作手段を介さずに任意に設定可能である。対応付部は、実アドレスが設定されている場合は、実アドレスを、実アドレスが設定されていない場合は、仮アドレスを、論理アドレスとして用いる。複数の空調機器は、互いに物理アドレスを用いて通信する室外機と室内機とを含む。
即ち、本発明に係る空調管理システムは、物理アドレスとは別に、論理アドレスを用いて各空調機器を管理する。そして、リモコン等の操作手段を介して設定される実アドレスが論理アドレスとして用いられ、実アドレスが設定されていない場合は、リモコン等の操作手段を介さずに任意に設定可能な仮アドレスが論理アドレスとして用いられる。これにより、諸事情により導入作業時に空調機器設置場所に立ち入れず、リモコン等の操作手段により実アドレスを設定することができなかった場合でも、仮アドレスを用いることにより各空調機器を管理できる。したがって、サービスマンの再出張等、導入作業の手間とコストが軽減される。
本発明の第2観点に係る空調管理システムは、第1観点に係る空調管理システムであって、遠隔コントローラを更に備える。遠隔コントローラは、ローカルコントローラと通信ネットワークを介して接続されている。遠隔コントローラは、情報受信部と、遠隔管理部とを有する。情報受信部は、運転情報をローカルコントローラから受信する。遠隔管理部は、論理アドレスを用いて各空調機器を管理する。
これにより、空調機器設置場所に立ち入れず、実アドレスを設定することができなくても空調機器の遠隔管理が可能である。
本発明の第3観点に係る空調管理システムは、第1観点又は第2観点に係る空調管理システムであって、各空調機器は、通信基板を有する。物理アドレスは、通信基板の識別情報に基づいて決まる。
ここでは、物理アドレスは、通信基板の識別情報に基づいて自動的に決まるから、室外機と室内機との間での通信に用いられる物理アドレスについては、その設定作業が不要である。
本発明の第4観点に係る空調管理システムは、第1観点から第3観点のいずれかに係る空調管理システムであって、実アドレス及び仮アドレスは、同じ形態の情報である。
これにより、実アドレス及び仮アドレスのどちらを論理アドレスとして用いるかによって、プログラムを変更する必要がない。
本発明の第5観点に係る空調管理システムは、第1観点から第4観点のいずれかに係る空調管理システムであって、実アドレスは、所定の初期値を有する。対応付部は、実アドレスが初期値である場合は、仮アドレスを論理アドレスとして用いる。
これにより、実アドレスの設定/未設定が容易に識別可能となる。
本発明の第6観点に係る空調管理システムは、第1観点から第5観点のいずれかに係る空調管理システムであって、ローカルコントローラは、アドレス更新部を更に有する。アドレス更新部は、通信基板が交換されると物理アドレスのみを更新する。
通信基板が交換されると物理アドレスのみ自動更新される。これにより、管理の手間とコストとが軽減される。
本発明の第7観点に係る空調管理システムは、第1観点から第6観点のいずれかに係る空調管理システムであって、ローカルコントローラは、仮アドレスの設定を受け付ける第1仮アドレス設定受付部を更に有する。
これにより、空調機器の設置場所に立ち入ることができなくても、ローカルコントローラから仮アドレスを設定できる。したがって、サービスマンの再出張等の無駄なコストが軽減される。
本発明の第8観点に係る空調管理システムは、第1観点から第7観点のいずれかに係る空調管理システムであって、仮アドレス設定装置を更に備える。仮アドレス設定装置は、仮アドレス設定受付部を有する。
これにより、空調機器の設置場所に立ち入ることができなくても、現場にて、又は、インターネット経由で遠隔にて、仮アドレス設定装置から仮アドレスを設定可能である。したがって、サービスマンの再出張等の無駄なコストが軽減される。
本発明の第9観点に係る空調管理システムは、第8観点に係る空調管理システムであって、仮アドレス設定装置は、仮アドレス設定部を更に有する。仮アドレス設定部は、物理アドレスに基づいて仮アドレスを設定する。
これにより、実アドレスが設定されていない空調機器について物理アドレスに基づいて仮アドレスを設定することが可能となり、仮アドレス設定の手間を軽減することができる。
本発明の第1観点に係る空調管理システムでは、導入作業の手間とコストが軽減される。
本発明の第2観点に係る空調管理システムでは、空調機器設置場所に立ち入れず、実アドレスを振ることができなくても空調機器の遠隔管理が可能である。
本発明の第3観点に係る空調管理システムでは、室外機と室内機との間での通信に用いられる物理アドレスについては、その設定作業が不要である。
本発明の第4観点に係る空調管理システムでは、実アドレス及び仮アドレスのどちらを論理アドレスとして用いるかによって、プログラムを変更する必要がない。
本発明の第5観点に係る空調管理システムでは、実アドレスの設定/未設定が容易に識別可能となる。
本発明の第6観点に係る空調管理システムでは、管理の手間とコストとが軽減される。
本発明の第7観点又は第8観点に係る空調管理システムでは、無駄なコストが軽減される。
本発明の第9観点に係る空調管理システムでは、仮アドレス設定の手間を軽減することができる。
空調管理システムの全体構成図。 物件におけるシステム構成図。 室外機及び室内機の構成を示すブロック図。 ローカルコントローラの構成を示すブロック図。 識別情報を例示する図。 遠隔コントローラの構成を示すブロック図。 試運転作業用端末の構成を示すブロック図。 試運転作業のフローチャート。 アドレスチェック/設定作業のフローチャート。 試運転ツールの画面の例1。 試運転ツールの画面の例2。 試運転ツールの画面の例3。 試運転作業における識別情報の変遷を例示する図。 プリント基板交換、室内機削除の後の作業のフローチャート。 プリント基板交換における識別情報の変遷を例示する図。 室内機追加における識別情報の変遷を例示する図。 室内機削除における識別情報の変遷を例示する図。
以下、図を参照しながら本発明に係る空調管理システムの一実施形態について説明する。
(1)全体構成
(1−1)システムの構成
図1は、空調管理システム100の全体構成を示した図である。
空調管理システム100は、複数の物件1a,1b,・・・内にそれぞれ設置されている複数の空調機器50を管理するためのシステムである。物件1a,1b,・・・は、さまざまな地域に存在している。各物件内には、主に、空調システム40a、40b、・・・とローカルコントローラ10a、10b、・・・とが設置されている。物件1a,1b,・・・の遠隔に存在する遠隔管理センター2には遠隔コントローラ20が配置されている。ローカルコントローラ10a、10b、・・・は、それぞれが配置されている物件1a,1b,・・・内の空調システム40a、40b、・・・を管理している。空調システム40a、40b、・・・は、複数の空調機器50から構成されている(図2参照)。遠隔コントローラ20は、ローカルコントローラ10a、10b、・・・にインターネット等の通信ネットワーク4を介して接続されている。
次に物件1a,1b,・・・における構成について説明する。図2は、物件1aにおける構成を更に詳細に示した図である。その他の物件1b,・・・についても物件1aと同様の構成となっている。
図2に示されているように物件1aには、複数の空調機器50と、当該複数の空調機器50に空調機器専用通信線6により接続されたローカルコントローラ10aとが設置されている。複数の空調機器50には、複数の室外機51a、51b、51c(以下、室外機51とする)と、当該各室外機51に空調機器専用通信線6により接続された複数の室内機52a、52b、52c、52d、52e、52f、52g、52h、52i(以下、室内機52とする)とが含まれている。図2の例では、ローカルコントローラ10aは、空調機器専用通信線6により各室外機51と接続されている。なお、図2においてローカルコントローラ10aにLAN等の通信ネットワーク5により接続されている試運転作業用端末30は、空調管理システム100のうち物件1aにおける部分の試運転作業時にサービスマンが持ち込んで使用するものであり、常設されていない。よって、図1には表していない。
(1−2)管理の概要
空調管理システム100では、空調機器50の制御には物理アドレス101aが用いられ、空調機器50の管理には、物理アドレス101aとは別に論理アドレス105aが用いられる。後述する実アドレス103a又は仮アドレス104aを各空調機器50に設定することができ、これらのアドレスのいずれかが論理アドレス105aとして用いられる。
圧縮機及びファン、等の制御のために行われる室外機51と室内機52との間での通信は、物理アドレス101aが用いられる。即ち、室外機51と室内機52とは互いに通信しながら制御されるところ、室外機51及び室内機52の制御は、物理アドレス101aを用いて行われる。即ち、室外機51は、自己に接続されている複数の室内機52をそれぞれの物理アドレス101aにより識別する。物理アドレス101aは、各空調機器50が有するプリント基板51p、52p(図3参照)のシリアル番号102aに基づいて各空調機器50に付与されるアドレスであり、プリント基板51p、52pのシリアル番号102aよりも小さいデータとなっている。各空調機器50同士を接続する空調機器専用通信線6の帯域は非常に小さく、プリント基板51p、52pのシリアル番号102aを用いるよりも物理アドレス101aを用いたほうが通信速度は速い。
一方、空調機器50の運転情報の蓄積や運転情報の解析による異常の検知等の各空調機器50の管理においては、論理アドレス105aを用いて各空調機器50が識別される。これは、後述するようにプリント基板51p、52pが故障等で交換されると各空調機器50の物理アドレス101aは、自動的に新たなプリント基板51p、52pのシリアル番号102a順に基づいたアドレスに変更されるからである。このように物理アドレス101aが自動設定され、プリント基板51p、52pを交換していない空調機器50についても物理アドレス101aとの対応関係が変更される可能性がある。したがって、物理アドレス101aにより空調機器50を管理すると、対応関係を絶えず追跡しなければならず、管理の手間とコストが増大する。そこで、物理アドレス101aとは別に論理アドレス105aを各空調機器50に設定し、少なくともプリント基板51p、52pが交換されていない空調機器50と論理アドレス105aとの対応関係が変わらないように構成されている。このように論理アドレス105aにより各空調機器50を識別し、管理することにより、管理の手間とコストを軽減している。
論理アドレス105aとして用いられるアドレスには、実アドレス103aと仮アドレス104aとがある。実アドレス103aは、実機を目視しながらリモコン43を操作することによってのみ各空調機器50に設定可能なように構成されている。これに対して、仮アドレス104aは、リモコン43を操作しなくてもローカルコントローラ10aを介して任意に設定できるように構成されている。仮アドレス104aは、事情により空調機器50が設置されている場所にアクセスできず、したがってリモコン43により実アドレス103aを設定できない場合に、代わりに仮のアドレスとして設定されるアドレスである。これにより、諸事情により導入作業時に空調機器設置場所に立ち入れず、リモコン43により実アドレス103aを設定することができなかった場合でも、仮アドレス104aを用いることにより各空調機器50を管理できる。したがって、サービスマンの再出張等、導入作業の手間とコストとが軽減される。
(2)詳細構成
(2−1)空調機器の構成
本実施形態においては、複数の空調機器50は、室外機51及び室内機52を含む。図3は、複数の空調機器50のうち、室外機51及び室内機52について、その構成をさらに詳しく表したブロック図である。以下、図3を参照しつつ、複数の空調機器50のうち室外機51及び室内機52の構成について説明する。
室外機51は、図示しない圧縮機、熱交換器、膨張機構、及びファン、等を有し、物件1aの屋外に設置されている。室内機52は、図示しないファン及び熱交換器、等を有し、物件1a内の各居室内に設置されている。室外機51及び室内機52は、図示しない冷媒配管により接続されており、冷媒回路を構成している。また、室外機51及び室内機52には、図示しない各種センサが取り付けられている。例えば、室内機52には、設置されている部屋の温度を検出する室温センサが、取り付けられている。室外機51には、外気の温度を検出する外気温センサや圧縮機の吐出管における冷媒の温度である吐出温度を検出する吐出温センサ、圧縮機の吐出管における冷媒の圧力である吐出圧を検出する吐出圧センサ、圧縮機の吸入管における冷媒の圧力である吸入圧を検出する吸入圧センサ、等が取り付けられている。
また、室外機51及び室内機52は、それぞれプリント基板51p、52pを有している。プリント基板51p、52pは、電気回路をプリントした基板であり、それぞれ通信部51a、52aと、制御部51b、52bと、記憶部51c、52cとを有する。
通信部51a、52aは、空調機器専用通信線6に対するインタフェースであり、制御部51b、52bの命令に従って空調機器専用通信線6に信号を送信したり、空調機器専用通信線6から信号を受信し、その旨を表す信号を制御部51b、52bに送る。
制御部51b、52bは、ローカルコントローラ10aを介して物件1aの管理者から入力された制御命令や、リモコン43を介して居室内の一般の利用者から入力された制御命令に従って、室外機51及び室内機52の動作を制御する、すなわち、冷媒回路に含まれる圧縮機等の各部の動作を制御する。
また、制御部51b、52bは、室外機51或いは室内機52に関するデータを通信部51a、52aを介してローカルコントローラ10aに送信する。例えば、制御部51b、52bは、所定の間隔(本実施形態では1分)で各種センサにおいて検出された値を運転情報としてローカルコントローラ10aに向けて送信する。また、制御部51b、52bは、機番や、プリント基板51p、52pのシリアル番号102a、製品機種コード、後述する物理アドレス101a及び実アドレス103a、等を通信部51a、52aを介してローカルコントローラ10aに送信する。また、制御部51b、52bは、リモコン43を介して制御命令が入力されると、直ちに当該入力された制御命令を通信部51a、52aを介してローカルコントローラ10aに向けて送信する。
記憶部51c、52cは、例えば、EEPROMであり、各プリント基板51p、52p固有のシリアル番号102a、製品機種コード、機番、物理アドレス101a及び実アドレス103a、等を記憶する。
(2−2)ローカルコントローラの構成
図4は、ローカルコントローラ10aの構成を示すブロック図である。以下、ローカルコントローラ10aの構成について説明する。他のローカルコントローラ10b、・・・も同様の構成である。
ローカルコントローラ10aは、物件1a内の例えば、管理室に設置されており、同じく物件1aに設置されている上述の室外機51及び室内機52を含む複数の空調機器50を管理している。具体的には、ローカルコントローラ10aは、空調機器50における異常を検出したり、空調機器50の運転スケジュールの入力を受け付けたり、当該運転スケジュールに従って空調機器50の運転を制御したりしている。また、ローカルコントローラ10aは、インターネット等の広域の通信ネットワーク4に接続されており、通信ネットワーク4を介して遠隔管理センター2内の遠隔コントローラ20に接続されている。また、ローカルコントローラ10aは、LAN等の物件1a内のローカルな通信ネットワーク5にも接続されている。
図4に示すように、ローカルコントローラ10aは、主として、ネットワーク側通信部11a、空調側通信部11b、制御部12、記憶部13、出力部14および入力部15を有する。
ネットワーク側通信部11aは、イーサネット(登録商標)等を用いた通信ネットワークに対するインタフェースであり、ローカルコントローラ10aをインターネットやLAN等の通信ネットワークに接続することを可能にしている。
空調側通信部11bは、空調機器専用通信線6に対するインタフェースであり、ローカルコントローラ10aの空調機器専用通信線6への接続を可能にしている。
(2−2−1)制御部
制御部12は、主にCPUからなり、ローカルコントローラ10a用の制御プログラムを実行することにより、情報収集部12a、識別情報構築部12b、対応付部12c、情報送信部12d、異常検出部12e、物理アドレス設定部12f、及び仮アドレス設定受付部12gを有する。
(a)情報収集部
情報収集部12aは、各空調機器50から所定の間隔(本実施形態では1分)で送信されてくる運転情報13bを収集する。具体的には、情報収集部12aは、各空調機器50から送信されてくる運転情報13bを空調側通信部11bが受信し、その旨を知らせる信号を空調側通信部11bから受け取ると、当該運転情報13bを記憶部13に蓄積して記憶させる。
(b)識別情報構築部
識別情報構築部12bは、各空調機器50の識別情報13aを構築する。識別情報13aとは、図5に示すような情報であり、各空調機器50を個別に識別するのに資する情報である。識別情報構築部12bは、先ず、記憶部13に現存する識別情報13aを旧識別情報として記憶部13に記憶させる。次に、識別情報構築部12bは、空調側通信部11bを介して各空調機器50に対して識別するのに資する各種情報を送信するように命令を送信する。当該命令を受信した各空調機器50は、ローカルコントローラ10aに、機番や、プリント基板51p、52pのシリアル番号102a、製品機種コード、物理アドレス101a及び実アドレス103a、等を送信する。空調側通信部11bを介して当該情報を受信すると、識別情報構築部12bは、当該情報を識別情報13aとして記憶部13に記憶させる。
また、旧識別情報が存在する場合は、識別情報構築部12bは、旧識別情報と識別情報13aとをプリント基板51p、52pのシリアル番号102aにより照合し、旧識別情報において空調機器50に設定されていた仮アドレス104aを、同じ空調機器50に係る識別情報13aの仮アドレス部104に格納する。
(c)対応付部
対応付部12cは、運転情報13bを論理アドレス105aと対応付ける。具体的には、対応付部12cは、運転情報13bを基に後述する日報データ13cを作成し、その際に運転情報13bに付加されている空調機器50の物理アドレス101aで識別情報13aを検索し、当該物理アドレス101aを有する空調機器50の実アドレス103a又は仮アドレス104aを特定する。対応付部12bは、実アドレス103aが設定されている場合は、実アドレス103aを、実アドレス103aが設定されていない場合は、仮アドレス104aを、論理アドレス105aとして用いる。なお、実アドレス103aは、0又はnull値により初期化されており、実アドレス103aの値が初期値のままであれば、実アドレス103aは設定されていないとみなされる。対応付部12bは、各空調機器50に関する日報データ13cに各空調機器50の論理アドレス105aを付加する。
(d)運転情報送信部
運転情報送信部12dは、運転情報13bを日報としてまとめた日報データ13cを定期的に(例えば、1日1回)、ネットワーク側通信部11aを介して遠隔コントローラ20に送信する。
(e)異常検出部
異常検出部12eは、所定の間隔(本実施形態では1分)で記憶部13に記憶されている運転情報13bに基づいて、各空調機器50における異常の有無を判断する。なお、異常を検出した異常検出部12eは、異常発報データを作成し、ネットワーク側通信部11aに異常発報データを遠隔コントローラ20に向けて直ちに送信させる。なお、異常検出部12eが検出する異常の種別としては、「異常」および「予知」の2種類が存在している。ここで、「異常」に分類される異常とは、機器が故障している状態をいい、「予知」に分類される異常とは、未だ故障には至らないものの、近々故障することが予知される状態をいう。
(f)物理アドレス設定部
物理アドレス設定部12fは、各空調機器50に対してプリント基板51p、52pのシリアル番号102aに基づいて物理アドレス101aを設定する。具体的には、例えば、物理アドレス設定部12fは、シリアル番号102aの昇順に連続した番号を物理アドレス101aとして各空調機器50に設定する。物理アドレス設定部12fは、各空調機器50に対して設定した物理アドレス101aを各空調機器50に空調側通信部11bを介して送信し、各空調機器50のプリント基板51p、52pの記憶部51c、52cに記憶させる。物理アドレス設定部12fによる物理アドレス101aの設定処理は、空調システム40aが起動される毎に行われる。したがって、空調機器50のプリント基板51p、52pが1つでも交換されると、シリアル番号102aの順番が変わり、全ての空調機器50の物理アドレス101aが変わる可能性がある。
(g)仮アドレス設定受付部
仮アドレス設定受付部12gは、仮アドレス104aの設定を受け付ける。具体的には、例えば、仮アドレス設定受付部12gは、入力部14を介して入力された仮アドレス104aを入力により指定された空調機器50に設定する。設定された仮アドレス104aは、設定対象である空調機器50に係る識別情報13aの仮アドレス部104(図5参照)に格納される。また、仮アドレス設定受付部12gは、後述する試運転作業用端末30から特定の空調機器50に対する仮アドレス104aの設定をネットワーク側通信部11aを介して受信すると、当該仮アドレス104aを当該空調機器50に係る識別情報13aの仮アドレス部104に格納させる。
(2−2−2)記憶部
記憶部13には、識別情報13a、運転情報13b、日報データ13c、及びローカルコントローラ10aを識別するためのLC識別番号13dが記憶されている。
(a)識別情報
図5は、識別情報13aの一例を示している。識別情報13aは、図5に示されているように、主に、物理アドレス部101と、シリアル番号部102と、実アドレス部103と、仮アドレス部104とを有する。
物理アドレス部101は、物理アドレス101aを格納する。
シリアル番号部102は、プリント基板51p、52pのシリアル番号102aを格納する。
実アドレス部103は、リモコン43から設定される実アドレス103aを格納する。
仮アドレス部104は、リモコン43を介さずに任意に設定可能な仮アドレス104aを格納する。
物理アドレス101aは、プリント基板51p、52pのシリアル番号102aに基づいて設定される。プリント基板51p、52pのシリアル番号102aは、各プリント基板51p、52pに固有の番号であるが、これが、例えば、3ケタの番号からなるアドレスに変換される。
実アドレス103aは、リモコン43から設定されるアドレスである。サービスマンは、リモコン43を操作して実アドレス103aを入力し、空調機器50に送信すると、当該空調機器50のプリント基板51p、52pの通信部51a、52aが受信し、制御部51b、52bが受信した実アドレス103aを記憶部51c、52cに記憶させる。実アドレス103aは、例えば、3ケタの番号からなるアドレスである。
仮アドレス104aは、リモコンを介さずに任意に設定可能なアドレスである。仮アドレス104aは、実アドレス103aと同じ形態のアドレスとなっている。例えば、実アドレス103aが3ケタの番号からなるアドレスであれば、仮アドレス104aも3ケタの番号からなり、かつ、実アドレス103aとは重複しないアドレスとなっている。また、実アドレス103aと同じ形態ということは、同じデータ形式であることを意味し、例えば、実アドレス103aが3バイトのデータであれば、仮アドレス104aも3バイトのデータである。したがって、実アドレス103a及び仮アドレス104aのいずれを論理アドレス105aとして用いる場合でも同じプログラムを用いることができる。
このほか、識別情報13aは、図示しないが、空調機器50の機番を格納する機番部及び空調機器50の製品機種コードを格納する製品機種コード部、等を有している。
(b)運転情報
また、記憶部13には、情報収集部12aにより収集される空調機器50の運転情報13bが蓄積して記憶される。なお、記憶部13は、運転情報13bを所定の期間(本実施形態では30分)分記憶可能なように構成されており、所定の期間分を超えると、新しい運転情報13aが取得されるたびに、順次、最も古い運転情報が消去されてゆくようになっている。
(c)日報データ
また、記憶部13には、ローカルコントローラ10aから遠隔コントローラ20に向けて1日1回送信される日報データ13cの元データが記憶されている。日報データ13cとは、1日分の各空調機器50の運転履歴や運転状態をまとめたデータであり、その1日に各種センサにおいて検出された値の最大値・最小値や、その1日の空調機器50の累積稼働時間などを含む。記憶部13に記憶されている日報データ13cの元データとは、最終的に遠隔コントローラ20に向けて送信されることになる日報データ13cが完成する前の加工途中のデータである。日報データ13cは、所定の間隔(本実施形態では30分)で運転情報13bに基づいて加工されてゆき、1日1回、所定の時間にネットワーク側通信部11aを介して遠隔コントローラ20に向けて送信されることになる。そして、日報データ13cの遠隔コントローラ20への送信が完了すると、送信済みの日報データ13cは記憶部13から消去される。
(2−2−3)入力部/出力部
出力部14および入力部15は、タッチパネル機能およびスピーカ機能付きディスプレイとして一体的に構成されている。当該ディスプレイ上には、空調機器50に対する制御命令の入力を受け付けるボタン等が並ぶ入力画面が表示され、当該ボタンに管理者が触れると、そのボタンに対応する処理がローカルコントローラ10a内で実行されることになる。例えば、当該ディスプレイ上のボタンを操作することにより管理者により空調機器50の電源をオンすることが選択された場合には、空調側通信部11bを介して空調機器50の制御部51b、52bに空調機器50の電源をオンすることを指令する制御命令が送信されることになる。
(2−3)遠隔コントローラの構成
遠隔コントローラ20は、遠隔管理センター2内に設置されており、インターネット等の通信ネットワーク4を介して物件1a,1b,・・・内のローカルコントローラ10a,10b,・・・に接続されている。
図5に示すように、遠隔コントローラ20は、主として、通信部21、制御部22、及び記憶部23を有している。なお、遠隔コントローラ20は、実際には複数台のサーバ・コンピュータからなるコンピュータ群であり、これらのコンピュータが協働することにより全体として遠隔コントローラ20を構成している。
通信部21は、イーサネット(登録商標)等を用いた通信ネットワークに対するインタフェースであり、遠隔コントローラ20の通信ネットワーク4への接続を可能にしている。
制御部22は、主にCPUからなり、遠隔コントローラ用の制御プログラムを実行することにより、遠隔管理部22aと、情報受信部22bとを有する。
情報受信部22bは、ローカルコントローラ10a,10b,・・・から送られてきた論理アドレス105a等、空調機器50に関する情報や、異常発報データおよび運転情報13bを日報としてまとめた日報データ13cを通信部21を介して受信し、記憶部23に記憶させる。
遠隔管理部22aは、異常発報データおよび日報データ13cに基づいて各地の空調機器50を論理アドレス105aを用いて管理している。例えば、空調機器50における異常を検出した場合には、その空調機器50を論理アドレス105aにより特定し、当該空調機器50にサービスマンを派遣するための処理、例えば、サービスマンへのeメールによる通報を行う。機種名や設置場所、等、問題の空調機器50に関する詳細情報は、論理アドレス105aにより空調機器情報23aを検索することにより得られ、サービスマンに知らされる。
記憶部23は、RAM及びハードディスク、等の記憶装置からなっており、空調機器情報23a及び日報データ13cを記憶している。空調機器情報23aは、論理アドレス105aやLC識別番号13d、機番、機種コード、機種名、設置場所(室内機52の場合)、冷媒系統名(室外機51の場合)、等、各空調機器50に関する情報であり、ローカルコントローラ10a、10b、・・・から送信されてきた情報を記憶したものである。
(2−4)試運転作業用端末
試運転作業用端末30は、試運転作業で用いるPC等の端末であり、試運転ツールと呼ばれるプログラムが実行される。試運転作業用端末30は、通信部31、制御部32、記憶部33、出力部34、及び入力部35を有する。
通信部31は、イーサネット(登録商標)等を用いた通信ネットワーク5に対するインタフェースである。
記憶部33は、RAMやハードディスク等からなり、試運転ツールプログラム(図示せず)等を記憶している。
出力部34は、LCD等のディスプレイである。
入力部35は、キーボードやマウス等である。
制御部32は、主にCPUからなる。試運転ツールプログラムを実行すると、制御部32は、仮アドレス設定受付部32a及び仮アドレス設定部32bを有するようになる。
仮アドレス設定受付部32aは、仮アドレス104aの設定を受け付ける。具体的には、例えば、特定の空調機器50に対して入力部35を介して入力された仮アドレス104aを一時的に記憶部33に記憶させ、当該仮アドレス104aを通信部31を介してローカルコントローラ10aに送信する。
仮アドレス設定部32bは、物理アドレス101aに基づいて空調機器50に仮アドレス104aを自動的に設定する。例えば、冷媒系統ごとに物理アドレス101aの昇順に連続した番号を仮アドレス104aとして実アドレス103aが設定されていない空調機器50に設定する。
(3)動作
(3−1)試運転作業(試運転ツール使用)
次に図8のフローチャートを用いて空調管理システム100の試運転作業について説明する。
試運転作業では、まず必要な装置の設置や配線工事を行う(ステップS101)。例えば、空調機器50が未だ導入されていない物件である場合は、空調機器50やローカルコントローラ10a等の装置の設置やローカルコントローラ10aのインターネット等の通信ネットワーク4への接続や、空調機器50とローカルコントローラ10aとの間の空調機器専用通信線6の配線、等を行う。既に空調機器50とローカルコントローラ10aとが導入されている場合は、ローカルコントローラ10aのインターネット等の通信ネットワーク4への接続のための設定や配線工事、等を行う。ローカルコントローラ10aの制御プログラムの更新等も行う。
次に、サービスマンは、各空調機器50に実アドレス103aを設定する(ステップS102)。サービスマンは、空調機器50が設置されている各居室に入り、リモコン43を操作して実アドレス103aを入力し、空調機器50に向けて送信する。例えば、室内機52に対してリモコン43より実アドレス103aを入力し、送信すると、室内機52のプリント基板52pの記憶部52cに送信された実アドレス103aが記憶される。このように、リモコン43を用いて実機を目で確認しながら実アドレス103aを設定することで、特定の居室内に設置された室内機52と実アドレス103aとを対応づけることができる。例えば、「実アドレスが1番のエアコンは、1階の1号会議室のエアコン」と言った室内機52と実アドレス103aとの対応関係は、試運転ツールから入力され、ローカルコントローラ10aの記憶部13にある識別情報13aに記憶される。なお、全ての空調機器50に実アドレス103aを付与することが望ましいが、何らかの事情により空調機器50が設置されている場所に立ち入れない場合は、当該空調機器50には、実アドレス103aを設定することができない。
次に、サービスマンは、全ての空調機器50に実アドレス103aが設定されているかをチェックし、実アドレス103aが設定されていない空調機器50がある場合は、当該空調機器50に仮アドレス104aの設定を行う(ステップS103)。具体的には、現場に持ち込んだ試運転作業用端末30をLAN等の通信ネットワーク5を介してローカルコントローラ10aに接続し、試運転作業用端末30において試運転ツールを起動し、試運転ツールにより仮アドレス104aを設定する。この作業については、後で更に詳しく説明する。
全ての空調機器50に、実アドレス103a或いは仮アドレス104aが設定されたら、次に、サービスマンは、空調管理システム100の試運転を行う(ステップS104)。試運転では、ローカルコントローラ10aのLC識別番号、各空調機器50の論理アドレス105a、製品機種コード、機種名、機番、系統名(室外機51の場合)、及び設置場所(室内機52の場合)、等の情報が、ローカルコントローラ10aの情報送信部12dにより遠隔コントローラ20へ送信される。論理アドレス105aは、識別情報13aの実アドレス部103に実アドレス103aが格納されている場合は、実アドレス103aである。格納されている実アドレス103aの値が初期値である0又はnull値である場合は、実アドレス103aが格納されていないとみなされる。実アドレス103aが格納されていない場合は、識別情報13aの仮アドレス部104に格納されている仮アドレス104aである。これらの情報を受信したコントローラ20では、当該情報を空調機器情報23aとして記憶部23に記憶される。
(3−1−1)仮アドレスの設定
図9は、上記ステップS103に係る作業をさらに詳細に示したフローチャートである。
まず、ステップS111では、識別情報構築部12bが識別情報13aを構築する。サービスマンが試運転ツールの画面上の「チェック開始」ボタン(図13参照)を押すと、識別情報構築命令がローカルコントローラ10aへ送信される。当該命令がローカルコントローラ10aのネットワーク側通信部11aにより受信されると、識別情報構築部12bは、現存する識別情報13aを旧識別情報として記憶部に記憶させる。次に、識別情報構築部12bは、プリント基板51p、52pのシリアル番号102a、物理アドレス101a、実アドレス103a、機番等の情報を送信するように命令を各空調機器50に送信する。当該命令を受信した各空調機器50は、これらの情報をローカルコントローラ10aへ送信する。空調側通信部11bを介して情報を受信すると識別情報構築部12bは、当該情報を識別情報13aとして記憶部13に記憶させる。また、旧識別情報が存在する場合は、識別情報構築部12bは、旧識別情報と識別情報13aとをプリント基板51p、52pのシリアル番号102aにより照合し、旧識別情報において空調機器50に設定されていた仮アドレス104aを、同じ空調機器50に係る識別情報13aの仮アドレス部104に格納する。識別情報13aの内容は、試運転作業用端末30へ送信され、試運転ツールの画面上に表示される。
次に、ステップS112では、サービスマンが、試運転ツールの画面上に表示された識別情報13aの内容を参照し、実アドレス103a及び仮アドレス104aのいずれもが設定されていない空調機器50が有るか否かをチェックする。実アドレス103a及び仮アドレス104aのいずれもが設定されていない空調機器50が存在する場合、ステップS113へ進む。存在しない場合は、ステップS114へ進む。
次に、ステップS113では、サービスマンが、実アドレス103a及び仮アドレス104aのいずれもが設定されていない空調機器50について、仮アドレス104aを設定する。サービスマンが、画面上の「A/Nアドレス設定」ボタンB2(図10参照)を押すと、図11に示すような画面が表示される。ここでサービスマンは、仮アドレス104aを一括で自動設定するか、個別に設定するかを選択することができる。サービスマンが、「一括自動割当て」ボタンB3(図11参照)を押すと、仮アドレス設定部32bは、実アドレス103a及び仮アドレス104aが設定されていない空調機器50全てに対してそれぞれの物理アドレス101aに基づいて自動的に仮アドレス104aを割り当てる。例えば、冷媒系統ごとに物理アドレス101aの昇順に空いている番号を仮アドレス104aとして割り当てる。空いている番号とは、実アドレス103a又は仮アドレス104aとして未だどの空調機器50にも割り当てられていない番号である。他方、サービスマンが、個別の空調機器50を画面上にてマウスでクリックすることにより選択すると、「室外機個別割当て」ボタンB4及び「室内機個別割当て」ボタンB5が有効化される。サービスマンが、「室外機個別割当て」ボタンB4或いは「室内機個別割当て」ボタンB5を押すと、図12に示すような画面が表示される。サービスマンは、当該画面上のプルダウンリストL1から空いている番号を選択することにより仮アドレス104aを当該空調機器50に割り当てる。仮アドレス104aを割り当てたら図11の画面に戻り、「OK」ボタンB6をサービスマンが押すと、割り当てられた仮アドレス104aは、ローカルコントローラ10aへ送信され、ローカルコントローラ10aの仮アドレス設定受付部12gは、受信した仮アドレス104aを仮アドレス設定対象である空調機器50に係る識別情報13aの仮アドレス部104に格納させる。
上述の一連の作業における識別情報13aの変遷を例示すると図13のようになる。ここでは、物理アドレス101aが02の空調機器50に実アドレス103a及び仮アドレス104aのいずれもが設定されていなかったところ、002が仮アドレス104aとして設定されている。
(3−2)監視時
次に、空調管理システム100の本番運用中の動作を説明する。
各空調機器50から所定の間隔(本実施形態では1分)で送信されてくる運転情報13bが情報収集部12aにより収集される。収集された運転情報13bは、記憶部13に蓄積して記憶される。
日報データ13cが、所定の間隔(本実施形態では30分)で運転情報13aに基づいて加工される。この時、対応付部12cは、論理アドレス105aにより運転情報13bと各空調機50とを対応付ける。日報データ13cは、1日1回、所定の時間にネットワーク側通信部11aを介して遠隔コントローラ20に向けて送信される。
また、異常検出部12eが異常を検出した場合は、異常発報データが作成され、遠隔コントローラ20に向けて異常発報データが直ちに送信される。
遠隔コントローラ20の遠隔管理部22aは、記憶部23に記憶されている日報データ13cを参照し、異常や故障の有無などを調べる。遠隔コントローラ20の遠隔管理部22aは、異常や故障を検知した場合や、異常発報データが受信された場合には、論理アドレス105aを用いて空調機器情報23aを検索し、問題の空調機器50を特定し、サービスマンにeメールなどにより通報する。つまり、遠隔管理部22aは、論理アドレス105aを用いて各空調機器50を管理する。
(3−3)プリント基板交換、室内機削除
次に、図14のフローチャートを用いて、空調機器50のプリント基板51p、52pが交換された場合や、室内機52が削除された場合の作業を説明する。
空調機器50のプリント基板51p、52pが交換された場合は、まず、実アドレス103aの設定を試みた後、図14のフローチャートに示されている作業を行う。室内機52が削除された場合は、図14のフローチャートに示されている作業を行う。
まず、識別情報を構築する(ステップS111)。
次に、実アドレス103a及び仮アドレス104aのいずれもが設定されていない空調機器50が存在するか否かをチェックする(ステップS112)。
実アドレス103a及び仮アドレス104aのいずれもが設定されていない空調機器50が存在する場合、次のステップS213に進む。存在しない場合は、作業は終了である。プリント基板51p、52pが交換された空調機器50に対して実アドレス103aを設定した場合は、実アドレス103a及び仮アドレス104aのいずれもが設定されていない空調機器50は存在しないはずであり、作業はこれで終了である。また、室内機52が削除された場合は、図17に例示するように実アドレス103a及び仮アドレス104aのいずれもが設定されていない空調機器50は存在しないはずであり、作業はこれで終了である。
ステップS213では、サービスマンが、実アドレス103a及び仮アドレス104aのいずれもが設定されていない空調機器50について、仮アドレス104aを設定する。サービスマンが、試運転ツールの画面上の「A/Nアドレス設定」ボタンB2(図10参照)を押すと、図11に示すような画面が表示される。ここでサービスマンは、個別の空調機器50を画面上にてマウスでクリックすることにより選択すると、「室外機個別割当て」ボタンB4及び「室内機個別割当て」ボタンB5が有効化される。サービスマンが、「室外機個別割当て」ボタンB4或いは「室内機個別割当て」ボタンB5を押すと、図12に示すような画面が表示される。当該画面上のプルダウンリストL1には、仮アドレス104aの候補が表示される。仮アドレス104aの候補は、制御部32が旧識別情報及び新たに構築された識別情報13aを参照し、旧識別情報から識別情報13aに無いシリアル番号102aを有する空調機器50を検索した結果、ヒットした空調機器50の実アドレス103a又は仮アドレス104aである。複数の空調機器50がヒットした場合は、複数の仮アドレス104aの候補が表示される。サービスマンは、表示されている仮アドレス104aのうちから1つを選択し、仮アドレス設定対象の空調機器50に仮アドレス104aを割り当てる。割り当てたら図11の画面に戻り、「OK」ボタンB6をサービスマンが押すと、割り当てられた仮アドレス104aは、ローカルコントローラ10aへ送信され、ローカルコントローラ10aの仮アドレス設定受付部12gは、受信した仮アドレス104aを仮アドレス設定対象である空調機器50に係る識別情報13aの仮アドレス部104に格納させる。
空調機器50のプリント基板51p、52pが交換された場合の上述の一連の作業における識別情報13aの変遷を例示すると、図15のようになる。ここでは、上から2番目の空調機器50のプリント基板51p、52pが交換され、シリアル番号102aが変わり、その結果、物理アドレス101aが自動的に設定され、異なる物理アドレス101aが設定されている。そのため、当該空調機器50に設定されていた仮アドレス104aが設定されていない。そこで、サービスマンが試運転ツールを用いて当該空調機器50に同じ仮アドレス104aを設定した。これにより、プリント基板51p、52pが交換されても、交換前と同じ空調機器50であると、ローカルコントローラ10a及び遠隔コントローラ20に認識される。
(3−4)室内機追加
次に、室内機52が追加された場合の作業を図9及び図16を用いて簡単に説明しておく。
室内機52が追加された場合は、追加された室内機52に対する実アドレス103aの設定を試みた後、図9のフローチャートに示されている作業と同じ作業を行う。実アドレス103aを設定することができず、代わりに仮アドレス104aが設定された場合、識別情報13aは、図16に例示されているようになる。
(4)特徴
(4−1)
上記実施形態では、室外気51の圧縮機等の制御や、室内機52のファン等の制御、等、空調機器50の制御に用いられる物理アドレス101aとは別に、論理アドレス105aを用いて各空調機器50を管理している。そして、リモコン43を介して設定される実アドレス103aが論理アドレス105aとして用いられ、実アドレス103aが設定されていない場合は、リモコン43を介さずに任意に設定可能な仮アドレス104aが論理アドレス105aとして用いられている。これにより、諸事情により導入作業時に空調機器設置場所に立ち入れず、リモコン43により実アドレス103aを設定することができなかった場合でも、仮アドレス104aを用いることにより各空調機器50を管理できている。したがって、サービスマンの再出張等、導入作業の手間とコストが軽減されている。
(4−2)
上記実施形態では、遠隔管理部22aは、論理アドレス105aを用いて各空調機器50を管理している。
これにより、空調機器設置場所に立ち入れず、実アドレス103aを振ることができなくても空調機器50の遠隔管理が可能となっている。
(4−3)
上記実施形態では、物理アドレス101aは、プリント基板51p、52pのシリアル番号102aに基づいて物理アドレス設定部12fにより自動的に設定されている。このため、室外機51と室内機52との間での通信に用いられる物理アドレス101aについては、その設定作業が不要となっている。
(4−4)
上記実施形態では、実アドレス103a及び仮アドレス104aは、同じ形態のデータである。これにより、実アドレス103a及び仮アドレス104aのどちらを論理アドレス105aとして用いるかによって、プログラムを変更する必要がない。
(4−5)
上記実施形態では、実アドレス103aは、0又はnull値を初期設定値として有している。そして、対応付部12cは、実アドレス103aの値が0又はnull値であれば、実アドレス103aは未設定であると見なしている。これにより、実アドレス103aの設定/未設定が容易に識別可能となっている。
(4−6)
上記実施形態では、1つでもプリント基板51p、52pが交換されると、物理アドレス設定部12fにより全ての空調機器50の物理アドレス101aが自動的に更新される。この後、識別情報構築部12bにより識別情報13aが構築されると、プリント基板51p、52pが交換されていない空調機器50については、物理アドレス部101の物理アドレス101aのみが更新され、実アドレス103a及び仮アドレス104a(論理アドレス105a)は変更されない。また、プリント基板51p、52pが交換された空調機器50についても、サービスマンにより交換前に設定されていた実アドレス103a又は仮アドレス104aが設定される。これにより、論理アドレス105aと空調機器50との対応関係は変わらず、管理の手間とコストとが軽減されている。
(4−7)
上記実施形態では、空調機器50の設置場所に立ち入ることができなくても、ローカルコントローラ10a、10b、・・・から仮アドレス104aを設定でき、仮アドレス104aを論理アドレス105aとして用いて空調機器50の管理ができている。したがって、サービスマンの再出張等の無駄なコストが軽減されている。
(4−8)
上記実施形態では、空調機器50の設置場所に立ち入ることができなくても、サービスマンは、現場に持ち込んだ試運転作業用端末30から仮アドレス104aを設定可能となっている。したがって、サービスマンの再出張等の無駄なコストが軽減されている。
(4−9)
上記実施形態では、試運転作業用端末30の仮アドレス設定部32bは、実アドレス103aが設定されていない空調機器50に対して冷媒系統ごとに物理アドレス101aの順で仮アドレス104aを設定している。これにより、仮アドレス104a設定の手間を軽減することができている。
(5)変形例
(5−1)変形例1A
上記実施形態では、サービスマンは、試運転作業用端末30において試運転ツールを起動し、論理アドレス105aのチェックや、仮アドレス104aの設定を行なっている。しかし、他の実施形態においては、試運転ツールをローカルコントローラ10a、10b、・・・にて起動し、論理アドレス105aのチェックや、仮アドレス104aの設定を行なってもよい。この場合、ローカルコントローラ10a、10b、・・・の制御部12が仮アドレス設定部を有することになる。
本発明は、複数の空調機器の遠隔管理に利用可能である。
10a,10b,・・・ ローカルコントローラ
12a 情報収集部
12c 対応付部
12f 物理アドレス設定部(アドレス更新部)
12g 仮アドレス設定受付部(第1仮アドレス設定受付部)
13 記憶部
13a 識別情報
13b 運転情報
20 遠隔コントローラ
22a 遠隔管理部
22b 情報受信部
30 試運転作業用端末(仮アドレス設定装置)
32a 仮アドレス設定受付部(第2仮アドレス設定受付部)
32b 仮アドレス設定部
40a,40b,・・・ 空調システム
50 空調機器
51 室外機
52 室内機
51p、52p プリント基板(通信基盤)
100 空調管理システム
101 物理アドレス部
101a 物理アドレス
102a シリアル番号(通信基板の識別情報)
103 実アドレス部
103a 実アドレス
104 仮アドレス部
104a 仮アドレス
105a 論理アドレス
特開2000−74461号公報

Claims (9)

  1. それぞれ固有の物理アドレス(101a)を有する複数の空調機器(50)を論理アドレス(105a)を用いて管理する空調管理システム(100)であって、
    前記各空調機器から運転情報(13b)を収集するローカルコントローラ(10a、10b、・・・)と、
    前記各空調機器の近傍に配備された前記各空調機器の操作手段(43)と、
    を備え、
    前記ローカルコントローラは、前記各空調機器の識別情報(13a)を記憶する記憶部(13)と、前記運転情報を収集する情報収集部(12a)と、前記運転情報を前記論理アドレスと対応付ける対応付部(12c)とを有し、
    前記各空調機器の識別情報(13a)は、前記物理アドレスを格納する物理アドレス部(101)と、前記操作手段から設定される実アドレス(103a)を格納する実アドレス部(103)と、前記操作手段を介さずに任意に設定可能な仮アドレス(104a)を格納する仮アドレス部(104)とを有し、
    前記対応付部は、前記実アドレスが設定されている場合は、前記実アドレスを、前記実アドレスが設定されていない場合は、前記仮アドレスを、前記論理アドレスとして用い、
    前記複数の空調機器は、互いに前記物理アドレスを用いて通信する室外機(51)と室内機(52)とを含む、
    空調管理システム(100)。
  2. 前記ローカルコントローラと通信ネットワーク(4)を介して接続され、前記複数の空調機器を遠隔から管理する遠隔コントローラ(20)、
    を更に備え、
    前記遠隔コントローラは、前記ローカルコントローラから前記運転情報を受信する情報受信部(22b)と、前記論理アドレスを用いて前記各空調機器を管理する遠隔管理部(22a)とを有する、
    空調管理システム(100)。
  3. 前記各空調機器は、通信基板(51p、52p)を有し、
    前記物理アドレスは、前記通信基板の識別情報(102a)に基づいて決まる、
    請求項1又は2に記載の空調管理システム(100)。
  4. 前記実アドレス及び前記仮アドレスは、同じ形態の情報である、
    請求項1〜3のいずれかに記載の空調管理システム(100)。
  5. 前記実アドレスは、所定の初期値を有し、
    前記対応付部は、前記実アドレスが前記初期値である場合は、前記仮アドレスを前記論理アドレスとして用いる、
    請求項1〜4のいずれかに記載の空調管理システム(100)。
  6. 前記ローカルコントローラは、前記通信基板が交換されると前記物理アドレスのみを更新するアドレス更新部(12f)を更に有する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の空調管理システム(100)。
  7. 前記ローカルコントローラは、前記仮アドレスの設定を受け付ける第1仮アドレス設定受付部(12g)を更に有する、
    請求項1〜6のいずれかに記載の空調管理システム(100)。
  8. 前記仮アドレスの設定を受け付ける第2仮アドレス設定受付部(32a)を有する仮アドレス設定装置(30)、
    を更に備える、
    請求項1〜7のいずれかに記載の空調管理システム(100)。
  9. 前記仮アドレス設定装置は、前記物理アドレスに基づいて前記仮アドレスを設定する仮アドレス設定部(32b)を更に有する、
    請求項8に記載の空調管理システム(100)。
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