JP2010165331A - 集中管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のエリアに設置された多数の設備機器を効率よく管理することを可能にする集中管理システムを提供することにある。
【解決手段】集中管理システム100は、設備機器10a,10b,10cと、制御装置20a,20b,20c,120a,120b,120cと、集中管理装置30,130とを備える。設備機器は、管理領域に散在し、外部機器から送られたスケジュールに基づいて動作する。制御装置は、第2スケジュール記憶領域24b、124bに記憶されたスケジュールであって、集中管理装置から送られた第1スケジュールおよび制御装置において入力された第2スケジュールのいずれか一方のスケジュールに基づいて設備機器に制御指令を送る。また、制御装置は、切替部25h,125hを有し、切替部によって、制御装置における第2スケジュールの入力を、可能な状態または不可能な状態に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の設備機器を複数の設備機器群として集中的に管理する集中管理システムに関する。
従来、一の管理領域に複数に分けられたエリア(例えば、拠点、拠点に設置される建物、建物内の所定の空間等)が存在する場合、例えば、特許文献1(特開2008−131461号公報)に示すように、各エリアに設置された設備機器は、各エリアに配置された制御装置を用いて集中的に管理されている。
しかし、複数のエリアに設置される複数の設備機器に対して共通の制御を行う場合、各エリアに設置される制御装置に対してそれぞれ設定を行う必要が生じるため、各エリアが離れている場合には一人の管理者による設定は困難である。また、各エリアが近い場合であっても、一人の管理者が複数のエリアに対して共通する設定を繰り返し入力する作業は煩雑である。
本発明の課題は、複数のエリアに設置された多数の設備機器を効率よく制御することを可能にする集中管理システムを提供することにある。
第1発明に係る集中管理システムは、設備機器と、制御装置と、集中管理装置とを備える。設備機器は、管理領域に散在し、外部機器から送られたスケジュールに基づいて動作する。制御装置は、管理領域に複数配置され、自己の近傍に設置された設備機器を制御する。集中管理装置は、設備機器の遠隔に配置される。また、集中管理装置は、制御装置を介して設備機器を複数の設備機器群として集中管理する。さらに、集中管理装置は、第1スケジュール記憶領域と、第1スケジュール送信部とを有する。第1スケジュール記憶領域は、スケジュールに含まれる第1スケジュールを記憶する。第1スケジュールは、例えば、集中管理装置で設定されたスケジュールである。第1スケジュール送信部は、第1スケジュールを制御装置に送信する。制御装置は、第2制御指令入力画面と、入力受付部と、第2スケジュール記憶領域と、第2切替部と、制御指令送信部とを有する。第2制御指令入力画面は、設備機器への制御指令の入力に用いる。入力受付部は、スケジュールに含まれる第2スケジュールであって、第2制御指令入力画面を用いて入力された第2スケジュールを受け付ける。第2スケジュール記憶領域は、集中管理装置から取得した第1スケジュールおよび入力受付部が受け付けた第2スケジュールの少なくともいずれか一方を記憶する。第2切替部は、第2制御指令入力画面を用いた第2スケジュールの入力を、可能な状態および不可能な状態に切り替える。制御指令送信部は、第2スケジュール記憶領域に記憶された第1スケジュールまたは第2スケジュールに基づいて設備機器に制御指令を送る。
本発明に係る集中管理システムでは、集中管理装置から制御装置に第1スケジュールが送られる。制御装置は、集中管理装置から取得した第1スケジュールおよび第2制御指令入力画面を用いて入力された第2スケジュールの少なくともいずれか一方を第2スケジュール記憶領域に記憶する。また、制御装置は、第2制御指令入力画面に入力される第2スケジュールの入力を、可能な状態および不可能な状態に切り替える。さらに、制御装置は、第2スケジュール記憶領域に記憶された第1スケジュールまたは第2スケジュールに基づいて、設備機器に制御指令を送る。
これにより、複数のエリアに設置された多数の設備機器を効率よく管理することができる。
第2発明に係る集中管理システムは、第1発明に係る集中管理システムであって、集中管理装置は、第1制御指令入力画面と、第1切替部とを有する。第1制御指令入力画面は、遠隔に配置された設備機器への制御指令の入力に用いる。第1切替部は、第1制御指令入力画面を用いた第1スケジュールの入力を、可能な状態および不可能な状態のいずれか一方に切り替える。また、第2切替部は、第1切替部によって切り替えられた一の状態に基づいて、第2制御指令入力画面への第2スケジュールの入力を可能な状態または不可能な状態に切り替える。
本発明に係る集中管理システムでは、集中管理装置において、第1制御指令入力画面を用いて設備機器への制御指令が入力される。また、集中管理装置において、第1制御指令入力画面を用いた第1スケジュールの入力が、可能な状態および不可能な状態のいずれか一方に切り替えられる。制御装置では、集中管理装置で切り替えられた、一の状態に基づいて、第2制御指令入力画面への第2スケジュールの入力を可能な状態または不可能な状態が切り替えられる。
これにより、制御装置におけるスケジュールの入力の可否を、集中管理装置において設定することができる。
第3発明に係る集中管理システムは、第2発明に係る集中管理システムであって、第1切替部は、第1切替処理と、第2切替処理とを有する。第1切替処理は、第1制御指令入力画面を用いた第1スケジュールの入力を可能な状態にし、第1信号を生成する。第1信号は、第2制御指令入力画面への第2スケジュールの入力を不可能な状態にさせる。第2切替処理は、第1制御指令入力画面を用いた第1スケジュールの入力を不可能な状態にし、第2信号を生成する。第2信号は、第2制御指令入力画面への第2スケジュールの入力を可能な状態にさせる。
本発明に係る集中管理システムでは、集中管理装置において、集中管理装置または制御装置で入力ができるように切り替えられる。
これにより、制御装置の設置状況等に応じた設定を集中管理装置で行うことができる。
第4発明に係る集中管理システムは、第3発明に係る集中管理システムであって、第1切替部は、第3切替処理をさらに有する。第3切替処理は、第1制御指令入力画面を用いた第1スケジュールの入力を可能な状態にし、第1信号を生成する。第1信号は、第2制御指令入力画面への第2スケジュールの入力を可能な状態にさせる。
本発明に係る集中管理システムでは、集中管理装置において、集中管理装置および/または制御装置で入力ができるように切り替えられる。
これにより、制御装置の設置状況等に応じた設定を集中管理装置で行うことができる。
第5発明に係る集中管理システムは、第3発明または第4発明に係る集中管理システムであって、制御装置は、第2スケジュール送信部をさらに有する。第2スケジュール送信部は、第2制御指令入力画面を用いて入力された第2スケジュールを集中管理装置に送る。集中管理装置は、スケジュール取得部をさらに有する。スケジュール取得部は、第2スケジュール送信部から送られた第2スケジュールを取得する。第1スケジュール記憶領域では、スケジュール取得部によって取得された第2スケジュールによって、第1スケジュールが上書きされる。
本発明に係る集中管理システムでは、制御装置で入力された第2スケジュールは、集中管理装置に送られる。集中管理装置に記憶された第1スケジュールは、制御装置から送られた第2スケジュールによって上書きされる。
これにより、制御装置と集中管理装置とで共通のスケジュールを有することができる。
第6発明に係る集中管理システムは、第5発明に係る集中管理システムであって、スケジュール送信部は、入力受付部によって第2スケジュールが受け付けられると、所定のタイミングで第2スケジュールを集中管理装置に送る。
本発明に係る集中管理システムでは、制御装置でスケジュールが変更されると、その内容が集中管理装置に送られる。ここで、所定のタイミングには、任意の時間(例えば、毎日一回朝0時)、および入力受付部によって第2スケジュールが受け付けられるとすぐ、等のタイミングが含まれる。
これにより、制御装置で記憶されるスケジュールと集中管理装置で記憶されるスケジュールとを同期させることができる。
第7発明に係る集中管理システムは、第2発明から第6発明のいずれかに係る集中管理システムであって、制御装置は、通信判定部をさらに備える。通信判定部は、集中管理装置との通信の可否を判定する。第2切替部は、通信異常判定部によって通信異常が判定された場合に、第2制御指令入力画面への第2スケジュールの入力を可能な状態に設定する。
本発明に係る集中管理システムでは、制御装置と集中管理装置との間で通信異常があった場合には、制御装置において第2スケジュールの入力が可能になる。
これにより、通信異常の場合にも適宜空調制御を行うことができる。
第8発明に係る集中管理システムは、第3発明から第7発明のいずれかに係る集中管理システムであって、集中管理装置は、通信判定部をさらに有する。通信判定部は、制御装置との通信の可否を判定する。第1切替部は、通信判定部によって正常な通信が判定された場合、第1切替部に設定された一の状態に基づいて、第1信号または第2信号を生成する。
本発明に係る集中管理システムでは、集中管理装置では制御装置との通信の可否が判定される。制御装置と集中管理装置との通信が正常な場合、第1切替部に設定された一の状態に基づいて、第1信号または第2信号が生成される。
これにより、通信に一度異常が発生した場合でも、その後通信が回復した後には集中管理装置における設定を早急に反映させることができる。
第1発明に係る集中管理システムは、複数のエリアに設置された多数の設備機器を効率よく管理することができる。
第2発明に係る集中管理システムは、制御装置におけるスケジュールの入力の可否を、集中管理装置において設定することができる。
第3発明に係る集中管理システムは、制御装置の設置状況等に応じた設定を集中管理装置で行うことができる。
第4発明に係る集中管理システムは、制御装置の設置状況等に応じた設定を集中管理装置で行うことができる。
第5発明に係る集中管理システムは、制御装置と集中管理装置とで共通のスケジュールを有することができる。
第6発明に係る集中管理システムは、制御装置で記憶されるスケジュールと集中管理装置で記憶されるスケジュールとを同期させることができる。
第7発明に係る集中管理システムは、通信異常の場合にも適宜空調制御を行うことができる。
第8発明に係る集中管理システムは、通信に一度異常が発生した場合でも、その後通信が回復した後には集中管理装置における設定を早急に反映させることができる。
本発明の第1実施形態に係る集中管理装置を含む集中管理システムの構成を示す図である。 第1および第2実施形態に係る室内ユニットの構成を示す図である。 第1実施形態に係る一のローカルコントローラの構成を示す図である。 第1および第2実施形態に係るローカルコントローラの管理画面を示す図である。 第1および第2実施形態に係るローカルコントローラの管理画面を示す図である。 第1実施形態に係る他のローカルコントローラの構成を示す図である。 第1実施形態に係る集中管理装置の構成を示す図である。 第1および第2実施形態に係る集中管理装置の管理画面を示す図である。 第1および第2実施形態に係る集中管理装置の管理画面を示す図である。 第1および第2実施形態に係る集中管理装置のサブ画面を示す図である。 第1実施形態に係る集中管理装置のサブ画面を示す図である。 第1および第2実施形態に係る見取図データベースのデータ構造を示す図である。 第1および第2実施形態に係る基本情報データベースのデータ構造を示す図である。 第1および第2実施形態に係るグループ情報データベースのデータ構造を示す図である。 第1および第2実施形態に係るスケジュールデータベースの基本スケジュールのデータ構造を示す図である。 第1および第2実施形態に係るスケジュールデータベースの即時スケジュールのデータ構造を示す図である。 第1および第2実施形態に係るユーザテーブルデータベースのデータ構造を示す図である。 第1実施形態に係る集中管理装置における処理の流れを示す図である。 第1実施形態に係るローカルコントローラにおける処理の流れを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る集中管理装置を含む集中管理システムの構成を示す図である。 第2実施形態に係る一のローカルコントローラの構成を示す図である。 第2実施形態に係る他のローカルコントローラの構成を示す図である。 第2実施形態に係る集中管理装置の構成を示す図である。 第2実施形態に係る集中管理装置のサブ画面を示す図である。 第2実施形態に係る集中管理装置における処理の流れを示す図である。 第2実施形態に係るローカルコントローラにおける処理の流れを示す図である。 変形例(3)に係る集中管理システムを示す図である。 変形例(4)に係る集中管理システムを示す図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態に係る集中管理システム100について説明する。
<全体構成>
図1に示す集中管理システム100は、複数の拠点を含む一の管理領域1に散在する複数の設備機器10,10,10,・・・を管理するためのシステムである。本実施形態では、管理領域1として全国に複数の拠点を有する会社、設備機器として空調設備に含まれる室内ユニット10a,10b,10cを挙げて、集中管理システム100を説明する。
集中管理システム100では、管理領域1内の全室内ユニット10a,10b,10cが複数の室内ユニットからなる室内ユニットグループG1,G2,G3に分けられて管理される。より詳細には、一台の室内ユニットを管理点、複数の管理点を含むエリアを管理エリアとし、これら管理点および管理エリアをいくつか(単数または複数)含むグループとして室内ユニットグループG1,G2,G3が管理される。なお、管理エリアは、管理点を部屋や用途等に基づいてグループ化した集合を意味する。
本実施形態に係る管理領域1には、拠点BA(大阪本社)と、拠点BB(米国支社)と、拠点BC(ドイツ支社)とが含まれる。拠点BAには、建物50aが含まれる。拠点BBには、建物50bが含まれる。拠点BCには、建物50cが含まれる。
各建物50a,50b,50cには、それぞれ室内ユニット10a,10b,10cが設置されている。建物50aに設置された室内ユニット10a,10a,10a,・・・は、同一の建物50a内に配置されたローカルコントローラ20aと専用制御線5bを介して接続されている。同様に、建物50bに設置された室内ユニット10b,10b,10b,・・・は、ローカルコントローラ20bと専用制御線5bを介して接続されている。建物50cに設置された室内ユニット10c,10c,10c,・・・もまた、ローカルコントローラ20cと専用制御線5bを介して接続されている。ローカルコントローラ20a,20b,20cは、建物50a,50b,50cに一台ずつ設置され、建物50a,50b,50cの管理室に配置される。ローカルコントローラ20a,20b,20cは、専用制御線5bを介して接続する室内ユニット10a,10b,10cをそれぞれ管理する。
さらに、集中管理システム100は、管理領域1内のいずれかの拠点BA,BB,BC内に一台の集中管理装置30を備える。図1では、集中管理装置30は、拠点BA内に配置されている。集中管理装置30は、ローカルコントローラ20a,20b,20cとローカルエリアネットワーク(以下、LAN)5aまたはインターネット5cで接続されている。詳細には、集中管理装置30が配置される拠点BAとローカルコントローラ20aが配置される拠点BAとが同じである場合には、集中管理装置30は、ローカルコントローラ20aとLAN5aで接続される。また、集中管理装置30が配置される拠点BAとローカルコントローラ20b,20cが配置される拠点BB,BCとが異なる場合には、集中管理装置30は、ローカルコントローラ20b,20cとインターネット5cで接続される。
図1には、管理領域1内の3つの拠点BA,BB,BCと、建物50a,50b,50cを示すが、拠点の数および建物の数はこれらに限定されるものではない。
<各部の構成>
(1)室内ユニットの構成
以下、図2を参照しつつ、室内ユニット10aについて説明するが、その他の室内ユニット10b,10cについても同様であるものとする。
室内ユニット10aには、各種センサ12a,12b,12cと制御部13とが含まれる。
〔センサ〕
各種センサ12a,12b,12cには、温度センサ12a、湿度センサ12bおよびCO2濃度センサ12cが含まれる。温度センサ12a、湿度センサ12bおよびCO2
度センサ12cは、室内ユニット10aの空気の吸い込み口付近に取り付けられており、それぞれ室内ユニット10aの周辺の温度、湿度およびCO2濃度を検出する。各種センサ12a,12b,12cは、制御部13と接続されている。
〔制御部〕
制御部13は、専用制御線5bを介して、同じ冷媒回路に属する室外ユニット(図示されない)とローカルコントローラ20aとに接続されている。制御部13は、ローカルコントローラ20aまたは集中管理装置30に入力された制御指令(起動または停止、設定温度の変更、運転モードの変更等)に従って動作する。具体的には、制御部13は、圧縮機の周波数、ファンの回転数および各種弁の開度の調整等を行う。
また、制御部13は、ローカルコントローラ20aからの指令に応じて、室内ユニット10aの運転情報をローカルコントローラ20aに送信する。室内ユニット10aの運転情報とは、室内ユニット10aの周辺の温度、湿度およびCO2濃度、起動/停止等の状態、設定温度、冷房/暖房/送風等の運転モードを示す情報を含む。
(2)ローカルコントローラの構成
次に、図3Aおよび図3Bを用いてローカルコントローラ20a,20b,20cについて説明する。
(2−1)ローカルコントローラ20a
まず、図3Aを参照しつつ、ローカルコントローラ20aについて説明する。
ローカルコントローラ20aは、建物50a内の管理室に設置され、当該管理室に所属する管理者によって操作される。ローカルコントローラ20aは、同一の建物50a内に設置されている室内ユニット10aであって、専用制御線5bを介して接続される室内ユニット10aを管理する。具体的には、ローカルコントローラ20aを用いて、建物50a内に設置されている複数の室内ユニット10a,10a,10a,・・・に対する制御指令や運転情報の送信要求、および室内ユニット10a,10a,10a,・・・の監視等が行われる。なお、ローカルコントローラ20aには、128台の室内ユニット10a,10a,10a,・・・と接続することができる。
ローカルコントローラ20aは、主としてLAN側通信部21a、空調側通信部21b、表示部22、入力部23、記憶部24、および制御部25から構成される。
〔LAN側通信部〕
LAN側通信部21aは、ローカルコントローラ20aをLAN5aに接続するネットワークインターフェースであり、集中管理装置30との間で各種信号の授受を行う。
〔空調側通信部〕
空調側通信部21bは、ローカルコントローラ20aを専用制御線5bに接続するネットワークインターフェースであり、室内ユニット10aとの間で各種信号の授受を行う。
〔表示部〕
表示部22は、主としてディスプレイから構成されている。表示部22には、図3Bおよび図3Cに示すように、室内ユニット10a,10a,10a,・・・から取得した室内ユニット10a,10a,10a,・・・の運転情報を表示する管理画面221が表示される。管理画面221には、さらに、室内ユニット10a,10a,10a,・・・の制御を行うための各種ボタンB1〜B6が設けられている。ボタンB1は、室内ユニット10a,10a,10aにスケジュールを設定するためのボタンである。ボタンB2は、全室内ユニット10a,10a,10aを一括で運転させるためのボタンである。ボタンB3は、全室内ユニット10a,10a,10aを一括で停止させるためのボタンである。ボタンB4は、室内ユニット10a,10a,10aを個別に運転させるためのボタンである。ボタンB5は、室内ユニット10a,10a,10aを個別に停止させるためのボタンである。ボタンB6は、各室内ユニット10a,10a,10aの操作の詳細を設定するためのボタンである。なお、本実施形態では、後述する切替指令受信部25gが集中管理装置30から切替指令を受け取ることにより、後述する設定切替部25hによって管理画面221のボタンB1〜B6の有効および無効が切り替えられる。図3Bは、ボタンB1〜B6が有効な管理画面221を示し、図3Cは、ボタンB1〜B6は無効化された管理画面221を示す。
なお、管理画面221を介して、所定のIDが入力されることで、設定切替部25hによってボタンB1〜B6が無効から有効に切り替えられる。これにより、管理画面221が図3Cの状態から図3Bの状態に切り替わり、管理画面221を用いて各種設定を行うことができる。
〔入力部〕
入力部23は、主としてディスプレイを覆うタッチパネルおよび操作ボタンから構成されている。
〔記憶部〕
記憶部24には、後述する制御部25が読み出して実行可能なプログラムが記憶されている。また、記憶部24は、主として、運転情報データベース24a、スケジュールデータベース24b、および操作IDデータベース24cを有する。
a)運転情報データベース
運転情報データベース24aには、制御部25の取得する室内ユニット10aおよび室外ユニットの運転情報が所定の時間分蓄積される。
b)スケジュールデータベース
スケジュールデータベース24bには、後述のスケジュール受信部25eが集中管理装置30から受信したスケジュールが記憶される。また、スケジュールデータベース24bには、上述の表示部22に提供される管理画面221を介して入力されたスケジュールも記憶される。スケジュールデータベース24bは一週間分のスケジュールを記憶するのに十分な容量のみを有する。したがって、スケジュールデータベース24bに記憶されている情報は、集中管理装置30から新たなスケジュールが受信されるたび、および、管理画面221を介して新たなスケジュールが入力されるたび、当該新たなスケジュールによって上書きされる。
c)操作IDデータベース
操作IDデータベース24cは、上述の管理画面221の無効化されたボタンB1〜B6を有効化するためのIDを記憶する。
〔制御部〕
制御部25は、主としてCPU、ROMおよびRAMから構成されており、上述の記憶部24に記憶されているプログラムを読み出して実行する。
また、制御部25は、主として、運転情報取得部25a、異常判断部25b、異常通報部25c、制御指令受信部25d、スケジュール受信部25e、制御指令送信部25f、切替指令受信部25g、および設定切替部25hとして機能する。
a)運転情報取得部
運転情報取得部25aは、専用制御線5bを介して空調側通信部21bに接続される各室内ユニット10aの制御部13から、所定の時間間隔(本実施形態では、1分毎)で、室内ユニット10aの運転情報を取得し、集中管理装置30に送信する。さらに、運転情報取得部25aは、所定の時間間隔(本実施形態では、1分毎)で、室内ユニット10aの運転情報だけでなく、室外ユニットの運転情報も取得する。室外ユニットの運転情報とは、圧縮機の周波数、冷媒の温度および圧力を示す情報を含む。
b)異常判断部
異常判断部25bは、運転情報データベース24a内の所定の時間分の室内ユニット10aおよび室外ユニットの運転情報に基づき、所定の時間間隔(本実施形態では、1分毎)で、室内ユニット10aおよび室外ユニットにおける異常の有無を判断する。
c)異常通報部
異常通報部25cは、異常判断部25bが室内ユニット10aおよび室外ユニットにおける異常が有ると判断した場合に、その旨を直ちに表示部22の管理画面221に表示させるとともに、集中管理装置30に通報する。
d)制御指令受信部
制御指令受信部25dは、LAN側通信部21aを介して、集中管理装置30から室内ユニット10aに対して送られる制御指令を受信する。また、制御指令受信部25dは、入力部23を介して入力された制御指令を受信する。
e)スケジュール受信部
スケジュール受信部25eは、LAN側通信部21aを介して、集中管理装置30から室内ユニット10aに対して送られるスケジュールを受信する。さらに、スケジュール受信部25eは、入力部23を介して入力されたスケジュールを受信する。スケジュール受信部25eによって受信されたスケジュールは上述のスケジュールデータベース24bに記憶される。
f)制御指令送信部
制御指令送信部25fは、制御指令受信部25dによって受信された制御指令およびスケジュール受信部25eによって受信されたスケジュールに基づく制御指令を、空調側通信部21bを介して室内ユニット10aに送信する。
g)切替指令受信部
切替指令受信部25gは、集中管理装置30の設定切替部35dによって送られた切替指令(第1信号および第2信号に相当)を受け取る。切替指令とは、管理画面221のボタンB1〜B6の有効および無効を切り替える指令である(図3Bおよび図3C参照)。
h)設定切替部
設定切替部25hは、上記切替指令受信部25gが集中管理装置30から送られた切替指令を受信した場合に管理画面221のボタンB1〜B6の有効/無効を切り替える。管理画面221のボタンB1〜B6が無効に切り替えられることにより、管理画面221のボタンB1〜B6の操作が不可能な状態になり、有効に切り替えられることによりボタンB1〜B6の操作が可能になる。
さらに、設定切替部25hは、ローカルコントローラ20aの管理者が、上述の管理画面221を介して所定のIDを入力した場合、上述の操作IDデータベース24cに記憶されたIDと、当該管理者が入力した所定のIDとを比較する。ここで、操作IDデータベース24cに記憶されたIDと、当該管理者が入力した所定のIDとが一致した場合には、設定切替部25hは管理画面221のボタンB1〜B6を有効にする。これにより、ローカルコントローラ20aにおいてスケジュール設定等の各種設定を行うことができる。
(2−2)ローカルコントローラ20b,20c
次に、図3Dを参照しつつ、ローカルコントローラ20bについて説明する。ローカルコントローラ20cの構成は、ローカルコントローラ20bと同様であるものとする。
ローカルコントローラ20bは、建物50b内の管理室に設置され、当該管理室に所属する管理者によって操作される。ローカルコントローラ20bは、ローカルコントローラ20aが有するLAN側通信部21aに代えて、WAN側通信部21cを有する。ローカルコントローラ20cのその他の構成、すなわち、空調側通信部21b、表示部22、入力部23、記憶部24および制御部25は、ローカルコントローラ20aと同様であるので、説明を省略する。
〔WAN側通信部〕
WAN側通信部21cは、ローカルコントローラ20bをインターネット5cに接続するネットワークインターフェースであり、集中管理装置30との間で各種信号の授受を行う。
(3)集中管理装置の構成
集中管理装置30は、一般的なパーソナルコンピュータであり、管理領域1の拠点BA内に設置される。集中管理装置30は、ローカルコントローラ20a,20b,20cと接続される。集中管理装置30には、100台のローカルコントローラ20a,20b,20cを接続することができる。集中管理装置30は、管理領域1の統括管理者によって操作され、ローカルコントローラ20a,20b,20cを介して、管理領域1内の全ての空調設備10,10,10を管理する。
さらに、集中管理装置30は、管理領域1内に設置された全ての室内ユニット10a,10b,10cを、複数の室内ユニットグループG1,G2,G3として管理する。当該室内ユニットグループG1,G2,G3には、上述したように、いくつかの管理点および管理エリアが含まれる。室内ユニットグループG1,G2,G3は、統括管理者が任意に決定しうるグループである。したがって、室内ユニットグループG1,G2,G3は、同一建物または同一フロアに設置された室内ユニット等からなる物理的なグループのみならず、複数の建物にまたがる室内ユニットからなる仮想的なグループ、例えば、管理領域1内の会議室、食堂、サーバ室、管理室、廊下、およびトイレ等、設置された場所に基づいた室内ユニットグループを構成することもできる。
集中管理装置30は、図4Aに示すように、主として通信部31、表示部32、入力部33、記憶部34、および制御部35から構成されている。
〔通信部〕
通信部31は、集中管理装置30をLAN5aおよびインターネット5cに接続するネットワークインターフェースであり、ローカルコントローラ20a,20b,20cとの間で各種信号の授受を行う。
〔表示部〕
表示部32は、主としてディスプレイから構成されている。表示部32には、集中管理システム100に散在する全室内ユニット10a,10b,10cを管理するための管理画面321およびサブ画面322,323が表示される(図4B〜図4E参照)。
a)管理画面
管理画面321は、図4Bに示すように、主として3つの領域A1〜A3に分かれている。管理画面321の左側の領域A1には、管理点および管理エリアをツリー状に配列したツリー構造Tが表示される。ツリー構造Tは、一つのルートエリア(ルートオブジェクトO1)を頂点に持つ。ルートエリアは管理エリアおよび/または管理点を持つことができる。管理エリアは、管理エリアまたは/および管理点を下位に持つことができる。管理点の下位は存在しない。すなわち、管理点の下に管理点または管理エリアが存在することはない。管理点および管理エリアは、オブジェクトO2〜O4を用いて表される。これにより、管理領域1内の全ての室内ユニットグループG1,G2,G3および室内ユニットグループG1,G2,G3に含まれる単位空間が階層的に表される。また、管理画面321の中央の領域A2には、管理領域1を示す概念図が表示される。なお、領域A2に示される概念図は、ツリー構造Tで選択されているオブジェクトに対応する概念図が表示されている。さらに、管理画面321の右側の領域A3には、各種設定を行うためのボタンS1〜S3が設けられる。ボタンS1は、管理点または管理エリアに設定されているスケジュールの有効または無効を設定するためのラジオボタンである。ボタンS2,S2は、各種スケジュールを設定および実行するためのボタンである。ボタンS3,S3,S3は、一般的な設定を行うためのボタンである。
なお、後述するサブ画面323で「コントローラスケジュール」が選択されることにより、図4Cに示すように、スケジュールに関するボタンS1,S2,S2は、表示されなくなる。
b)サブ画面
図4Dおよび図4Eに、表示部32に表示されるサブ画面322,323を示す。サブ画面322,323は、後述する設定切替部35dがスケジュール設定を切り替える際に参照する情報を入力するための画面である。サブ画面322のコントローラ一覧リストの所望のコントローラが統括管理者によって選択され、設定ボタンB322が押されることにより、選択されたコントローラに対する設定を行うサブ画面323が表示される。サブ画面323で「PCスケジュール」または「コントローラスケジュール」のいずれかが選択されることで、スケジュール設定を行える場所(集中管理装置30およびローカルコントローラ20a,20b,20cのいずれか)が後述の設定切替部35dによって切り替えられる。これにより、ローカルコントローラ毎にスケジュール設定の許可/不許可を選択できる。
〔入力部〕
入力部33は、主としてマウスおよびキーボードから構成されている。
〔記憶部〕
記憶部34は、主としてハードディスクから構成されている。記憶部34には、見取図データベース34a、基本情報データベース34b、グループ情報データベース34c、スケジュールデータベース34d、運転情報データベース34e、異常履歴データベース34f、およびユーザデータベース34gが含まれる。
a)見取図データベース
見取図データベース34aは、図5に示すように、管理領域1の構成を階層構造で記憶させたデータベースである。見取図データベース34aは、管理領域全体の見取図と、その一つ下の階層である室内ユニットグループの見取図と、さらに一つ下の階層である単位空間の見取図とからなる。単位空間は、さらに上位空間と下位空間とに分けられる。本実施形態では、管理領域全体の見取図として管理領域1全体の概念図と、室内ユニットグループの見取図として管理領域1に含まれる拠点BA,BB,BCの概念図と、単位空間の上位空間の見取図として拠点BA,BB,BCに含まれる建物50a,50b,50cの概略側面図と、単位空間の下位空間の見取図として建物50a,50b,50cに含まれる単位空間の概略平面図とが記憶されている。なお、単位空間の概略平面図を構成する各点には、共通する2次元座標がそれぞれ割り当てられている。
b)基本情報データベース
図6に示すように、基本情報データベース34bには、管理領域1に設置された全室内ユニット10a,10b,10cに関する基本情報が記憶されている。基本情報データベース34bは表形式のデータベースであり、「機器ID」、「建物」、「単位空間」、および「座標」に関する各フィールドが設けられる。「機器ID」フィールドには、室内ユニット10a,10b,10cに付けられた機器IDが記憶されている。「建物」フィールドには、室内ユニット10a,10b,10cが設置されている建物50a,50b,50cの名称が記憶される。「単位空間」フィールドには、室内ユニット10a,10b,10cが設置されている単位空間の名称が記憶される。「座標」フィールドには、室内ユニット10a,10b,10cの設置場所を示す座標情報が記憶される。座標情報は、単位空間の概略平面図に割り当てられている2次元座標が基準となる。室内ユニット10a,10b,10cの位置は、「建物」「単位空間」および「座標」フィールドの値の組み合わせにより特定される。
c)グループ情報データベース
図7に示すように、グループ情報データベース34cには、管理領域1に設置された全室内ユニット10a,10b,10cについて、統括管理者によって設定されたグループ情報が記憶されている。具体的には、各室内ユニット10a,10b,10cがいずれの室内ユニットグループG1,G2,G3に属するかが記憶されている。グループ情報データベース34cも表形式のデータベースであり、「グループ」、「機器ID」、および「ローカルコントローラ」に関する各フィールドが設けられる。「グループ」フィールドには、グループ名が記憶される。「機器ID」フィールドには、「グループ」フィールドに入力された室内ユニットグループに属する室内ユニットの機器IDが記憶される。「ローカルコントローラ」フィールドには、「機器ID」フィールドに入力された室内ユニット10a,10b,10cが接続されているローカルコントローラのIDが記憶される。
d)スケジュールデータベース
スケジュールデータベース34dには、室内ユニットグループG1,G2,G3に属する室内ユニット10a,10b,10cの制御に関するスケジュールが記憶されている。スケジュールデータベース34dも表形式のデータベースであり、「グループ」、「タイミング」、「ON/OFF」、「モード」、「風量」および「設定温度」に関する各フィールドが設けられる。
スケジュールには、基本スケジュール34da(図8A参照)と、即時スケジュール34db(図8B参照)とが含まれる。基本スケジュール34daは、室内ユニットグループG1,G2,G3の所定期間におけるスケジュールであり、具体的には、恒久的に設定されているスケジュールである。一方、即時スケジュール34dbは、室内ユニットグループG1,G2,G3が直ちに実行すべきスケジュールである。
また、スケジュールデータベース34dには、空調制御に関するスケジュールの他、運転情報の通知スケジュール等も記憶されている。運転情報の通知スケジュールとは、各室内ユニットグループG1,G2,G3に属する室内ユニット10a,10b,10cの運転情報を取得するスケジュールである。
e)運転情報データベース
運転情報データベース34eには、後述する監視部35aによって受信された、特定の時刻における室内ユニット10a,10b,10cの運転情報が記憶されている。
f)異常履歴データベース
異常履歴データベース34fは、室内ユニット10a,10b,10cまたは室外ユニットの異常履歴が記憶されている。異常履歴データベース34fでは、後述する監視部35aによって、室内ユニット10a,10b,10cまたは室外ユニットの異常の通知が受け取られる度に、当該異常に対応するレコードが作成される。
g)ユーザデータベース
図9Aに示すように、ユーザデータベース34gも表形式のデータベースであり、管理者に関する情報が記憶される。具体的に、ユーザデータベース34gには、「ユーザID」、「名称」、および「タイプ」に関する各フィールドが設けられる。なお、「ユーザID」には一意のIDが付けられ、「名称」には、ユーザの名称が付けられ、「タイプ」には、統括管理者または一般管理者が入力される。統括管理者は、管理領域1全体の管理の権限を持つ管理者であり、一般管理者は、特定範囲の管理に限り権限を与えられた管理者である。各管理者が所定のユーザIDで集中管理装置にログインすることにより、各管理者に与えられた権限の範囲でオブジェクトが表示される。
〔制御部〕
制御部35は、主としてCPU、ROMおよびRAMから構成されており、記憶部34に記憶されているプログラムを読み出して実行する。制御部35は、主として、監視部35a、表示制御部35b、入力受付部35c、設定切替部35d、特定部35e、およびスケジュール送信部35fを有する。
a)監視部
監視部35aは、ローカルコントローラ20a,20b,20cを介して室内ユニット10a,10b,10cの運転情報を収集する。監視部35aが収集した運転情報は、上述の運転情報データベース34eおよび異常履歴データベース34fにそれぞれ記憶されていく。
b)表示制御部
表示制御部35bは、表示部32に表示される管理画面321を作成する。具体的に、表示制御部35bは、管理画面321の領域A1におけるツリー構造Tを表示させる(図4Bおよび図4Cの領域A1参照)。詳細には、表示制御部35bは、管理領域1全体に対応するオブジェクトO1をルートオブジェクトとして、その一つ下の階層に室内ユニットグループG1,G2,・・・に対応するオブジェクトO2を分岐させる。さらに、表示制御部35bは、オブジェクトO2の下に、単位空間に対応するオブジェクトO3〜O4を分岐させる。
また、表示制御部35bは、ツリー構造Tとともに、当該ツリー構造Tで選択されたオブジェクトO1〜O4に対応する概念図を管理画面321の領域A2に表示させる。
c)入力受付部
入力受付部35cは、表示部32に表示される管理画面321およびサブ画面322,323に対する統括管理者からの入力を受け付ける。具体的には、入力受付部35cは、管理画面321の右側の領域A3で入力された情報、または、サブ画面322,323で入力された情報を受け付ける。入力受付部35cによって受け付けられた情報は、記憶部34に記憶される。
d)設定切替部
設定切替部35dは、入力受付部35cによって受け付けられた情報に基づいて、スケジュール設定の有効/無効を切り替える指令を生成する。具体的に、設定切替部35dは、集中管理装置30の管理画面321のスケジュール設定に関するボタンS1,S2の表示/非表示を切り替える。また、設定切替部35dは、後述するスケジュール送信部35fによる、所定の時間間隔のローカルコントローラ20a,20b,20cに向けたスケジュールの送信を無効にさせる。
さらに、設定切替部35dは、スケジュール設定の有効/無効を切り替える指令(切替指令)をローカルコントローラ20a,20b,20cに送る。当該指令を受け取ったローカルコントローラ20a,20b,20cは、管理画面221の操作ボタンB1〜B6の表示/非表示を切り替える。
e)特定部
特定部35eは、集中管理装置30から室内ユニットグループG1,G2,G3(すなわち、室内ユニットグループG1,G2,G3に属する室内ユニット10a,10b,10c)に指令が送られる際に、上述のグループ情報データベース34cに記憶された情報に基づいて、指令を送信すべきローカルコントローラ20a,20b,20cを特定する。
f)スケジュール送信部
スケジュール送信部35fは、所定の時間間隔(本実施形態では3時間毎)および、スケジュールが変更されたタイミングで、スケジュールデータベース34dに記憶されたスケジュールのうち、所定の情報を各室内ユニットグループG1,G2,G3,20c(すなわち、各室内ユニットグループG1,G2,G3,20cに属する室内ユニット10a,10b,10c)に送信する。このとき、スケジュール送信部35fは、特定部35eによって特定されたローカルコントローラ20a,20b,20cを介して各室内ユニット10a,10b,10cにスケジュールを送る。なお、所定の情報とは、スケジュールデータベース34dに記憶されたスケジュールのうち、直近の一週間分のスケジュールである。
なお、上述したように、スケジュール送信部35fは、集中管理装置30におけるスケジュール設定が有効な場合にのみ、ローカルコントローラ20a,20b,20cにスケジュールを送る。
(4)集中管理システムにおける処理の流れ
次に、本実施形態に係る集中管理装置30およびコントローラ20a,20b,20cにおける処理の流れについて概略を説明する。
a)集中管理装置におけるフロー
まず、図9Bを参照しながら、集中管理装置30における処理の流れを説明する。
集中管理装置30では、ステップS11において、サブ画面323における設定状態が判定される。具体的には、サブ画面323で、集中管理装置30でのスケジュール設定を可能にする「PCスケジュール」およびコントローラ20a,20b,20cでのスケジュール設定を可能にする「コントローラスケジュール」のいずれが選択された状態かが判定される。サブ画面323において、「PCスケジュール」が選択されている場合には、ステップS12に進む。サブ画面323において、「コントローラスケジュール」が選択されている場合には、ステップS15に進む。
ステップS12では、設定切替部35dによって、管理画面321のスケジュール設定に関するボタンS1,S2が表示される(図4B参照)。また、設定切替部35dによって、ローカルコントローラ20a,20b,20cに向けて、スケジュール設定を無効にするための切替指令(第1信号)が送られる。すなわち、ローカルコントローラ20a,20b,20cに対して、管理画面221の操作ボタンB1〜B6を非表示にさせるための信号が送信される。その後、ステップS13で第1スケジュールが受信されると、ステップS14に進み、当該第1スケジュールがローカルコントローラ20a,20b,20cに送られる。一方、ステップS11からステップS15に進んだ場合、すなわち、サブ画面323において、「コントローラスケジュール」が選択されている場合には、設定切替部35dによって管理画面321のスケジュール設定に関するボタンS1,S2が非表示にされる(図4C参照)。また、設定切替部35dによってローカルコントローラ20a,20b,20cに向けて、スケジュール設定を有効にするための切替指令(第2信号)が送られる。その後、ステップS11に戻る。
b)ローカルコントローラにおけるフロー
次に、図9Cを参照しながら、ローカルコントローラ20a,20b,20cにおける処理の流れを説明する。
まず、ステップS21において、切替指令の種類が判定される。ステップS21において、切替指令が管理画面221のボタンB1〜B6を表示させる指令であった場合には、ステップS22に進み、非表示にする指令であった場合には、ステップS25に進む。ステップS22では、設定切替部25hが、管理画面221のボタンB1〜B6を表示させる(図3B参照)。その後、ステップS23において、第2スケジュールが受信されると、ステップS24に進んで、当該第2スケジュールに基づいた制御指令が室内ユニット10a,10b,10cに向けて送られる。一方、ステップS21からステップS25に進んだ場合、設定切替部25hが、管理画面221のボタンB1〜B6を非表示にする(図3C参照)。その後、ステップS26において、第1スケジュールが受信されると、ステップS24に進み、当該第1スケジュールに基づいた制御指令が室内ユニット10a,10b,10cに向けて送られる。
〈特徴〉
(1)
上記実施形態で用いた集中管理システム100は、一の管理領域1に複数の建物50a,50b,50cや複数の拠点BA,BB,BCを有する会社、大学、病院、工場等の物件であって、多数の室内ユニット10a,10b,10cが設置され、当該多数の室内ユニット10a,10b,10cを管理領域1内の複数のローカルコントローラ20a,20b,20cで制御する物件で用いられる。また、上記実施形態では、複数の拠点BA,BB,BCに設置された全室内ユニット10a,10b,10cが、管理領域1内に設置された一台の集中管理装置30によって集中的に管理されている。各拠点BA,BB,BCの各建物50a.50b.50cには、それぞれローカルコントローラ20a,20b,20cが設置されているため、ローカルコントローラ20a,20b,20cに設定を行うことにより、室内ユニット10a,10b,10cの操作を行うことができる。しかし、各拠点BA,BB,BCに設置された室内ユニット10a,10b,10cに共通した設定を行う場合に、複数の管理者がそれぞれ入力することは効率的ではない。
上記実施形態に係る集中管理システム100では、一人の統括管理者によって広範囲に渡る管理領域1に散在する室内ユニット10a,10b,10cに対する設定を一度に行うことができ、効率的に室内ユニット10a,10b,10cの制御を行うことができる。
また、集中管理装置30は、室内ユニット10a,10b,10cを室内ユニットグループG1,G2,G3として管理し、当該室内ユニットグループG1,G2,G3は、統括管理者によって任意で決定されうるグループである。したがって、複数の拠点に設置されている室内ユニット10a,10b,10cで室内ユニットグループG1,G2,G3が構成されることもある。この場合であっても、集中管理装置30において一つの室内ユニットグループに対する所定のスケジュールを記憶させることにより、所定のローカルコントローラ20a,20b,20cを介して、当該室内ユニットグループに属する室内ユニット10a,10b,10cに共通する制御指令を送ることができる。
(2)
さらに、上記実施形態では、集中管理装置30において、ローカルコントローラ20a,20b,20cの初期設定時に、ローカルコントローラ20a,20b,20cにおけるスケジュール設定の可否を設定することができる。例えば、集中管理装置30でのみスケジュール設定ができるようにしておくことにより、統括管理者が設定した所定のスケジュールに従って室内ユニット10a,10b,10cを制御させることができ、消費エネルギー量や、省エネ効果の予測を立てることができる。また、例えば、ローカルコントローラ20a,20b,20cが管理室ではなく、不特定多数の人が往来する施設等に設置された場合、ローカルコントローラ20a,20b,20cの勝手な操作を防止することができる。
なお、集中管理装置30でのみスケジュール設定ができるように設定されていた場合であっても、緊急時(例えば、通信異常時)には、ローカルコントローラ20a,20b,20cに所定のIDを入力することにより、ローカルコントローラ20a,20b,20cでスケジュール設定を行うことができる。これにより、緊急時に、統括管理者にスケジュール設定の変更を要求する手間を省くことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る集中管理システム200について説明する。なお、第2実施形態に係る集中管理システム200は、図10に示すように、集中管理装置130およびローカルコントローラ120a,120b,120cの構成を除いては、第1実施形態に係る集中管理システム100の構成と同様である。したがって、集中管理システム200について、全体構成の説明および室内ユニットの構成の説明は省略する。
(1)ローカルコントローラの構成
次に、図11Aおよび図11Bを用いてローカルコントローラ120a,120b,120cについて説明する。
(1−1)ローカルコントローラ120a
まず、図11Aを参照しつつ、ローカルコントローラ120aについて説明する。
ローカルコントローラ120aは、主として、LAN側通信部121a、空調側通信部121b、表示部122、入力部123、記憶部124、および制御部125から構成される。本実施形態に係るローカルコントローラ120aの構成のうち、制御部125を除く構成、すなわち、LAN側通信部121a、空調側通信部121b、表示部122、入力部123、および記憶部124は、第1実施形態に係るローカルコントローラ20aのLAN側通信部21a、空調側通信部21b、表示部22、入力部23、および記憶部24と同様の構成である。したがって、ここでは、制御部125の構成について説明し、LAN側通信部121a、空調側通信部121b、表示部122、入力部123、および記憶部124、さらに、記憶部124に含まれる運転情報データベース124a、スケジュールデータベース124b、および操作IDデータベース124cについての説明は省略する。
〔制御部〕
制御部125は、主としてCPU、ROMおよびRAMから構成されており、記憶部124に記憶されているプログラムを読み出して実行する。
また、制御部125は、主として、運転情報取得部125a、異常判断部125b、異常通報部125c、制御指令受信部125d、スケジュール受信部125e、制御指令送信部125f、切替指令受信部125g、設定切替部125h、通信判定部125i、およびスケジュール送信部125jとして機能する。
a)運転情報取得部
運転情報取得部125aは、第1実施形態に係る運転情報取得部25aと同様、専用制御線5bを介して空調側通信部121bに接続される各室内ユニット10aの制御部13から、所定の時間間隔(本実施形態では、1分毎)で、室内ユニット10aの運転情報を取得し、集中管理装置130に送信する。さらに、運転情報取得部125aは、所定の時間間隔(本実施形態では、1分毎)で、室外ユニットの運転情報を取得する。室外ユニットの運転情報とは、圧縮機の周波数、冷媒の温度および圧力を示す情報を含む。
b)異常判断部
異常判断部125bは、運転情報データベース124a内の所定の時間分の室内ユニット10aおよび室外ユニットの運転情報に基づき、所定の時間間隔(本実施形態では、1分毎)で、室内ユニット10aおよび室外ユニットにおける異常の有無を判断する。
c)異常通報部
異常通報部125cは、異常判断部125bが室内ユニット10aおよび室外ユニットにおける異常が有ると判断した場合に、その旨を直ちに表示部122の管理画面221に表示させるとともに、集中管理装置130に通報する。
d)制御指令受信部
制御指令受信部125dは、LAN側通信部121aを介して、集中管理装置130から室内ユニット10aに対して送られる制御指令を受信する。また、制御指令受信部125dは、入力部123を介して入力された制御指令を受信する。
e)スケジュール受信部
スケジュール受信部125eは、LAN側通信部121aを介して、集中管理装置130から室内ユニット10aに対して送られるスケジュールを受信する。さらに、スケジュール受信部125eは、入力部123を介して入力されたスケジュールを受信する。スケジュール受信部125eによって受信されたスケジュールはスケジュールデータベース124bに記憶される。
f)制御指令送信部
制御指令送信部125fは、制御指令受信部125dによって受信された制御指令およびスケジュール受信部125eによって受信されたスケジュールに基づく制御指令を、空調側通信部121bを介して室内ユニット10aに送信する。
g)切替指令受信部
切替指令受信部125gは、後述する集中管理装置130の設定切替部135dによって送られた切替指令(第1信号および第2信号に相当)を受け取る。切替指令とは、管理画面221のボタンB1〜B6の有効および無効を切り替える指令である(図3Bおよび図3C参照)。
h)設定切替部
設定切替部125hは、上記切替指令受信部125gが集中管理装置130から送られた切替指令を受信した場合に管理画面221のボタンB1〜B6の有効/無効を切り替える。具体的には、上述の切替指令受信部125gによって受け取られた切替指令が管理画面221のボタンB1〜B6を有効に切り替える指令(第2信号)であった場合には、設定切替部125hは、管理画面221のボタンB1〜B6を有効に切り替える。これにより、管理画面221のボタンB1〜B6の操作が可能な状態(表示の状態)になる。一方、上述の切替指令受信部125gによって受け取られた切替指令が管理画面221のボタンB1〜B6を無効に切り替える指令(第1信号)であった場合には、設定切替部125hは、管理画面221のボタンB1〜B6を無効に切り替える。これにより、管理画面221のボタンB1〜B6の操作が不可能な状態(非表示の状態)になる。
また、設定切替部125hは、後述する通信判定部125iによって、ローカルコントローラ120aと集中管理装置130との通信が異常と判断された場合には、集中管理装置130からの切替指令にかかわらず、管理画面221のボタンB1〜B6を操作可能な状態に切り替える。
さらに、設定切替部125hは、ローカルコントローラ120aの管理者が、上述の管理画面221を介して所定のIDを入力した場合、操作IDデータベース124cに記憶されたIDと、当該管理者が入力した所定のIDとを比較する。ここで、操作IDデータベース124cに記憶されたIDと、当該管理者が入力した所定のIDとが一致した場合には、設定切替部125hは管理画面221のボタンB1〜B6を有効にする。これにより、ローカルコントローラ120aにおいてスケジュール設定等の各種設定を行うことができる。
i)通信判定部
通信判定部125iは、ローカルコントローラ120aと集中管理装置130との通信状態を判定する。具体的には、通信判定部125iは、所定の時間間隔で、集中管理装置130との通信を試み、ローカルコントローラ120aと集中管理装置130との通信の正常/異常を判定する。
j)スケジュール送信部
スケジュール送信部125jは、上述の通信判定部125iによって判定される、ローカルコントローラ120aおよび集中管理装置130の通信状態が異常から正常に変化した場合に、すなわち、ローカルコントローラ120aおよび集中管理装置130の通信が復旧した場合に、スケジュールデータベース124bに記憶されたスケジュールを集中管理装置130に送信する。ローカルコントローラ120aと集中管理装置130の通信に異常がある場合には、上述の設定切替部125hによって、管理画面221のボタンB1〜B6が操作可能な状態に切り替えられており、スケジュールデータベース124bには、管理画面221を介して入力されたスケジュールが記憶されている。スケジュール送信部125jは、通信の復旧時に、当該管理画面221を介して入力されたスケジュールを集中管理装置130に送信する。なお、集中管理装置130に送信されるスケジュールは、スケジュールデータベース124bに記憶されたスケジュールのうち、直近の一週間分のスケジュールである。
(1−2)ローカルコントローラ120b,120c
次に、図11Bを参照しつつ、ローカルコントローラ120bについて説明する。ローカルコントローラ120cの構成は、ローカルコントローラ120bと同様であるものとする。
ローカルコントローラ120bは、建物50b内の管理室に設置され、当該管理室に所属する管理者によって操作される。ローカルコントローラ120bは、ローカルコントローラ120aが有するLAN側通信部121aに代えて、WAN側通信部121cを有する。ローカルコントローラ120cのその他の構成、すなわち、空調側通信部121b、表示部122、入力部123、記憶部124および制御部125は、ローカルコントローラ120aの空調側通信部121b、表示部122、入力部123、記憶部124および制御部125と同様であるので、説明を省略する。
〔WAN側通信部〕
WAN側通信部121cは、ローカルコントローラ120bをインターネット5cに接続するネットワークインターフェースであり、集中管理装置130との間で各種信号の授受を行う。
(2)集中管理装置の構成
集中管理装置130は、一般的なパーソナルコンピュータであり、管理領域1の拠点BA内に設置される。集中管理装置130は、ローカルコントローラ120a,120b,120cと接続される。集中管理装置130には、100台のローカルコントローラ120a,120b,120cを接続することができる。集中管理装置130は、管理領域1の統括管理者によって操作され、ローカルコントローラ120a,120b,120cを介して、管理領域1内の全ての空調設備10,10,10を管理する。
本実施形態に係る集中管理装置130も、第1実施形態に係る集中管理装置30と同様に、管理領域1内に設置された全ての室内ユニット10a,10b,10cを、複数の室内ユニットグループG1,G2,G3として管理する。当該室内ユニットグループG1,G2,G3には、上述したように、いくつかの管理点および管理エリアが含まれる。室内ユニットグループG1,G2,G3は、統括管理者が任意に決定しうるグループである。したがって、室内ユニットグループG1,G2,G3は、同一建物または同一フロアに設置された室内ユニット等からなる物理的なグループのみならず、複数の建物にまたがる室内ユニットからなる仮想的なグループ、例えば、管理領域1内の会議室、食堂、サーバ室、管理室、廊下、およびトイレ等、設置された場所に基づいた室内ユニットグループを構成することもできる。
集中管理装置130は、図12に示すように、主として通信部131、表示部132、入力部133、記憶部134、および制御部135から構成されている。本実施形態に係る集中管理装置130は、表示部132および制御部135を除き、第1実施形態に係る集中管理装置30と同様の構成を有する。したがって、ここでは、通信部131、入力部133、および記憶部134、さらに、記憶部134に含まれる見取図データベース134a、基本情報データベース134b、グループ情報データベース134c、スケジュールデータベース134d、運転情報データベース134e、異常履歴データベース134f、およびユーザデータベース134gについての説明は省略する。
〔表示部〕
表示部132は、主としてディスプレイから構成されている。表示部132には、集中管理システム200に散在する全室内ユニット10a,10b,10cを管理するための管理画面321およびサブ画面322,324が表示される(図4B〜図4Dおよび図13参照)。管理画面321およびサブ画面322は、第1実施形態に係る管理画面321およびサブ画面322と同様である。したがって、ここでは、サブ画面324について説明する。
a)サブ画面
図13に、表示部132に表示されるサブ画面324を示す。サブ画面324は、後述する設定切替部135dがスケジュール設定を切り替える際に参照する情報を入力するための画面である。サブ画面324で「PCスケジュール」、「コントローラスケジュール」、または「PC&コントローラスケジュール」のいずれかが選択されることで、スケジュール設定を行える場所(集中管理装置130のみ、ローカルコントローラ120a,120b,120cのみ、または集中管理装置130およびローカルコントローラ120a,120b,120cのいずれか)が後述の設定切替部135dによって切り替えられる。これにより、ローカルコントローラ毎にスケジュール設定の許可/不許可を選択できる。
〔制御部〕
制御部135は、主としてCPU、ROMおよびRAMから構成されており、記憶部134に記憶されているプログラムを読み出して実行する。制御部135は、主として、監視部135a、表示制御部135b、入力受付部135c、設定切替部135d、特定部135e、スケジュール送信部135f、通信判定部135g、およびスケジュール取得部135hを有する。
a)監視部
監視部135aは、ローカルコントローラ120a,120b,120cを介して室内ユニット10a,10b,10cの運転情報を収集する。監視部135aが収集した運転情報は、記憶部134の運転情報データベース134eおよび異常履歴データベース134fにそれぞれ記憶されていく。
b)表示制御部
表示制御部135bは、見取図データベース134a、基本情報データベース134b、およびグループ情報データベース134cに基づいて、管理画面321を作成する(図4Bおよび図4C参照)。具体的に、表示制御部135bは、管理画面321の領域A1におけるツリー構造Tを表示させる(図4Bおよび図4Cの領域A1参照)。詳細には、表示制御部135bは、管理領域1全体に対応するオブジェクトO1をルートオブジェクトとして、その一つ下の階層に室内ユニットグループG1,G2,・・・に対応するオブジェクトO2を分岐させる。さらに、表示制御部135bは、オブジェクトO2の下に、単位空間に対応するオブジェクトO3〜O4を分岐させる。
また、表示制御部135bは、ツリー構造Tとともに、当該ツリー構造Tで選択されたオブジェクトO1〜O4に対応する概念図を管理画面321の領域A2に表示させる。
c)入力受付部
入力受付部135cは、表示部132に表示される管理画面321およびサブ画面322,324に対する統括管理者からの入力を受け付ける。具体的には、入力受付部135cは、管理画面321の右側の領域A3で入力された情報、または、サブ画面322,324で入力された情報を受け付ける。入力受付部135cによって受け付けられた情報は、記憶部134に記憶される。
d)設定切替部
設定切替部135dは、入力受付部135cによって受け付けられた情報に基づいて、スケジュール設定の有効/無効を切り替える指令を生成する。また、設定切替部135dは、後述するスケジュール送信部135fによる、所定の時間間隔のローカルコントローラ120a,120b,120cに向けたスケジュールの送信を無効にさせる。さらに、設定切替部135dは、ローカルコントローラ120a,120b,120cにおけるスケジュール設定の有効/無効を切り替える指令(切替指令)をローカルコントローラ120a,120b,120cに送る。当該指令を受け取ったローカルコントローラ120a,120b,120cは、管理画面221の操作ボタンB1〜B6の表示/非表示を切り替える。
具体的に、設定切替部135dは、第1切替処理と、第2切替処理と、第3切替処理とを行う。第1切替処理として、設定切替部135dは、集中管理装置130の管理画面321のスケジュール設定に関するボタンS1,S2を表示させる。また、設定切替部135dは、ローカルコントローラ120a,120b,120cに対して、管理画面221のスケジュール設定に関するボタンB1〜B6を非表示にするための切替指令(第1信号)を送信する。第2切替処理として、設定切替部135dは、集中管理装置130の管理画面321のスケジュール設定に関するボタンS1,S2を非表示にする。また、設定切替部135dは、ローカルコントローラ120a,120b,120cに対して、管理画面221のスケジュール設定に関するボタンB1〜B6を表示するための切替指令(第2信号)を送信する。第3切替処理として、設定切替部135dは、集中管理装置130の管理画面321のスケジュール設定に関するボタンS1,S2を表示させる。また、設定切替部135dは、ローカルコントローラ120a,120b,120cに対して、管理画面221のスケジュール設定に関するボタンB1〜B6を表示させるための切替指令(第2信号)を送信する。
設定切替部135dは、上述の入力受付部135cによってサブ画面324における入力が受け付けられた時、および、後述する通信判定部135gによって集中管理装置130およびローカルコントローラ120a,120b.120cの通信の復旧が判定された時に、ローカルコントローラ120a,120b.120cに切替指令を送る。
e)特定部
特定部135eは、集中管理装置130から室内ユニットグループG1,G2,G3(すなわち、室内ユニットグループG1,G2,G3に属する室内ユニット10a,10b,10c)に指令が送られる際に、グループ情報データベース134cに記憶された情報に基づいて、指令を送信すべきローカルコントローラ120a,120b,120cを特定する。
f)スケジュール送信部
スケジュール送信部135fは、所定の時間間隔(本実施形態では3時間毎)、スケジュールが変更されたタイミング、さらに、後述する通信判定部135gによって通信の復旧が判定された場合に、設定切替部135dによって設定された状態に応じて、スケジュールデータベース134dに記憶されたスケジュールのうち、所定の情報を各室内ユニットグループG1,G2,G3,20c(すなわち、各室内ユニットグループG1,G2,G3,20cに属する室内ユニット10a,10b,10c)に送信する。このとき、スケジュール送信部135fは、特定部135eによって特定されたローカルコントローラ120a,120b,120cを介して各室内ユニット10a,10b,10cにスケジュールを送る。なお、所定の情報とは、スケジュールデータベース134dに記憶されたスケジュールのうち、直近の一週間分のスケジュールである。
g)通信判定部
通信判定部135gは、集中管理装置130とローカルコントローラ120a,120b,120cとの通信状態を判定する。具体的には、通信判定部135gは、所定の時間間隔で、ローカルコントローラ120a,120b,120cとの通信を試み、集中管理装置130とローカルコントローラ120aとの通信の正常/異常を判定する。
h)スケジュール取得部
スケジュール取得部135hは、ローカルコントローラ120a,120b,120cから送られたスケジュールを取得し、スケジュールデータベース134dに記憶する。
(3)集中管理システムにおける処理の流れ
次に、本実施形態に係る集中管理装置130およびコントローラ120a,120b,120cにおける処理の流れについて概略を説明する。
a)集中管理装置におけるフロー
まず、図14を参照しながら、集中管理装置130における処理の流れを説明する。
集中管理装置130では、ステップS101において、サブ画面324における設定状態が判定される。具体的には、サブ画面324で、集中管理装置130でのスケジュール設定を可能にする「PCスケジュール」およびコントローラ120a,120b,120cでのスケジュール設定を可能にする「コントローラスケジュール」のいずれが選択された状態かが判定される。サブ画面324において、「PCスケジュール」が選択されている場合には、ステップS102に進む。サブ画面324において、「コントローラスケジュール」が選択されている場合には、ステップS112に進む。ステップS102では、サブ画面324における設定状態が集中管理装置130のみを選択しているかどうかが判断される。具体的には、「PCスケジュール」および「PC&コントローラスケジュール」のいずれが選択されているかが判断される。サブ画面324で、「PCスケジュール」が選択されている場合には、ステップS103に進み、「PC&コントローラスケジュール」が選択されている場合には、ステップS104に進む。
ステップS103では、設定切替部135dによって第1切替処理が行われる。具体的には、設定切替部135dは、管理画面321のスケジュール設定に関するボタンS1,S2を表示させる。また、設定切替部135dは、ローカルコントローラ120a,120b,120cに向けて、スケジュール設定を無効にするための切替指令(第1信号)を送る。すなわち、設定切替部135dは、ローカルコントローラ120a,120b,120cに対して、管理画面221の操作ボタンB1〜B6を非表示にさせるための信号を送信する。
一方、ステップS102からステップS104に進んだ場合には、設定切替部135dによって第3切替処理が行われる。具体的には、設定切替部135dは、管理画面321のスケジュール設定に関するボタンS1,S2を表示させる。また、設定切替部135dは、ローカルコントローラ120a,120b,120cに向けて、スケジュール設定を有効にするための切替指令(第2信号)を送る。すなわち、設定切替部135dは、ローカルコントローラ120a,120b,120cに対して、管理画面221の操作ボタンB1〜B6を表示させるための信号を送信する。その後、ステップS105に進み、ローカルコントローラ120a,120b,120cからスケジュールが送信されてきたか否かが判断される。ステップS105において、ローカルコントローラ120a,120b,120cから送信されてきたスケジュールを受信した場合には、ステップS106に進み、当該スケジュールをスケジュールデータベース134dに記憶する。ステップS105において、ローカルコントローラ120a,120b,120cからスケジュールが送信されてこなかった場合には、ステップS107に進む。
ステップS107では、集中管理装置130の管理画面321を介してスケジュールが入力されたか否かが判断される。管理画面321を介してスケジュールが入力された場合にはステップS108に進み、当該スケジュールをスケジュールデータベース134dに記憶する。ステップS107において、スケジュールが受け付けられなかった場合には、ステップS109に進む。
ステップS109では、スケジュールデータベース134dに記憶されているスケジュールに変更があったか否かが判断される。ステップS109において、スケジュールに変更があったと判断された場合には、ステップS110に進み、変更がないと判断された場合には、ステップS101に戻る。
ステップS110では、集中管理装置130とローカルコントローラ120a,120b,120cとの通信が可能か否かが判断される。ステップS110において、集中管理装置130とローカルコントローラ120a,120b,120cとの通信が可能である場合には、ステップS111に進んでローカルコントローラ120a,120b,120cに向けてスケジュールが送信され、ステップS110において通信が可能でない場合には、通信が回復するまで待機する。
一方、ステップS101からステップS112に進んだ場合、すなわち、サブ画面324において、「コントローラスケジュール」が選択されている場合には、設定切替部135dによって第2切替処理が行われる。具体的には、設定切替部135dは、管理画面321のスケジュール設定に関するボタンS1,S2を非表示にする。また、設定切替部135dは、ローカルコントローラ120a,120b,120cに向けて、スケジュール設定を有効にするための切替指令(第2信号)を送る。すなわち、設定切替部135dは、ローカルコントローラ120a,120b,120cに対して、管理画面221の操作ボタンB1〜B6を表示させるための信号を送信する。その後、ステップS113に進む。
ステップS113では、ローカルコントローラ120a,120b,120cからスケジュールが送信されてきたか否かが判断される。ステップS113において、ローカルコントローラ120a,120b,120cから送信されてきたスケジュールを受信した場合には、ステップS114に進み、当該スケジュールをスケジュールデータベース134dに記憶する。ステップS113において、ローカルコントローラ120a,120b,120cからスケジュールが送信されてこなかった場合には、ステップS101に戻る。
b)コントローラにおけるフロー
次に、図15を参照しながら、コントローラ120a,120b,120cにおける処理の流れを説明する。
ステップS210において、切替指令が受信されたか否かが判断される。ステップS210において、切替指令が受信されたと判断された場合には、ステップS211に進み、受信されなかったと判断された場合には、ステップS213に進む。
ステップS211では、ステップS210で受信した切替指令と、現在のスケジュール設定の状態とが比較され、切替指令に係る設定の状態と、現在の設定の状態とが一致するか否かが判定される。詳細には、設定切替部125hによって設定されている現在の管理画面221のボタンB1〜B6の状態(表示/非表示)と、ステップS210で受信した切替指令により受信した指令(表示にするための指令/非表示にするための指令)とが一致するか否かが判断される。ステップS211において、一致すると判断された場合にはステップS213に進み、ステップS211において、一致しないと判断された場合にはステップS212に進む。ステップS212では、集中管理装置130から送られてきた切替指令に従って、管理画面221のボタンB1〜B6の状態を表示または非表示に切り替える。その後、ステップS213に進む。
ステップS213では、集中管理装置130からスケジュールを受信したか否かが判断される。ステップS213において、集中管理装置130からスケジュールが送られてきた場合には、ステップS214に進み、当該スケジュールをスケジュールデータベース124bに記憶してステップS216に進む。一方、ステップS213において、集中管理装置130からスケジュールが送られてこなかった場合には、ステップS215に進み、通信判定部125iによって、コントローラ120a,120b,120cと集中管理装置130との通信に異常が有るか否かが判断される。ステップS215において通信異常があると判断された場合には、ステップS216に進み、設定切替部125hによって、管理画面221のボタンB1〜B6が有効な状態に切り替えられる。すなわち、管理画面221のボタンB1〜B6が表示される。その後、ステップS217に進む。一方、ステップS215において通信異常がないと判断された場合には、ステップS217に進む。
ステップS217では、管理画面221を介してスケジュールが入力されたか否かが判断される。ステップS217において、第2スケジュールを受信しなかった場合には、ステップS220に進む。ステップS217において、第2スケジュールを受信した場合には、ステップS218に進んで、受信した第2スケジュールをスケジュールデータベース124bに記憶する。その後ステップS219に進む。ステップS219では、ステップS217で受信した第2スケジュールが集中管理装置130に送信され、その後、ステップS220に進む。
ステップS220では、スケジュールデータベース124bに記憶されたスケジュールに変更があったか否かが判断される。ステップS220において、スケジュールに変更があったと判断された場合には、ステップS221に進み、室内ユニット10a,10b,10cに向けて、スケジュールデータベースに記憶されているスケジュールの内容に応じた制御指令が送られる。ステップS220において、スケジュールに変更がないと判断された場合には、ステップS210に戻る。
〈特徴〉
(1)
上記実施形態で用いた集中管理システム200では、第1実施形態と同様、集中管理装置130において、スケジュール設定の可能な地点を選択することができる。また、集中管理装置130では、第1実施形態に係る集中管理装置130で選択可能であった地点である、「PCスケジュール」および「コントローラスケジュール」に加えて、「PC&コントローラスケジュール」の選択が可能である。すなわち、スケジュール設定を行える地点を、集中管理装置130のみとするか、ローカルコントローラ120a,120b,120cのみとするか、に加え、集中管理装置130およびローカルコントローラ120a,120b,120cの両方で設定可能にすることができる。これにより、集中管理システム200の利便性が向上する。
(2)
上記実施形態では、集中管理装置130のスケジュールデータベース134dに記憶されているスケジュールと、ローカルコントローラ120a,120b,120cのスケジュールデータベース124bに記憶されているスケジュールとが適宜同期される。これにより、集中管理装置130において、スケジュール設定の可能な拠点が変更された場合にも、適宜、適切なスケジュールで室内ユニット10a,10b,10cを制御させることができる。
〈変形例〉
(1)
上記第1実施形態および第2実施形態では、集中管理装置30,130で制御する設備機器として、空調設備10に含まれる室内ユニット10a,10b,10cを挙げて説明したが、室内ユニット10a,10b,10cに加えて、または、室内ユニット10a,10b,10cに代えて、他の設備機器が制御されてもよい。例えば、集中管理装置30,130で制御する設備機器が、照明やファン等の設備機器であってもよい。また、集中管理装置30,130は、室内ユニット10a,10b,10cと同様に、室外ユニットについても管理できるようになっていてもよい。
(2)
上記第1実施形態および第2実施形態では、一台のローカルコントローラ20a,20b,20c,120a,120b,120cが各建物50a,50b,50cの管理室に設置されたが、一つの建物に設置されるローカルコントローラの数は、一台に限られない。したがって、一つの建物に、複数のローカルコントローラが設置されていてもよい。また、ローカルコントローラ20a,20b,20c,120a,120b,120cが設置される場所は各建物50a,50b,50c内の管理室以外の場所であっても構わない。
(3)
上記第1実施形態および第2実施形態かかる集中管理装置30,130には、例えば、集中管理装置30およびローカルコントローラ20a,20b,20cを用いて図16に示すように、インターネット5cを介してサブ管理装置40,40を接続させてもよい。サブ管理装置40,40は、各拠点BB,BCに配置される。ここで、集中管理装置30,130に、Webサーバ機能を持たせ、サブ管理装置40に、Webブラウザ機能をもたせる。これにより、集中管理装置30,130で提供される管理画面321の閲覧および操作がサブ管理装置40からも行えるようになる。
(4)
上記第1実施形態および第2実施形態にかかる集中管理装置30,130は、例えば、集中管理装置30およびローカルコントローラ20a,20b,20cを用いて図17に示すように、管理領域1の遠隔にあるサービスセンター等に設置されている遠隔管理サーバ90に、インターネット等を介して接続されていてもよい。また、当該遠隔管理サーバ90には、管理領域1と同様の構成である他の管理領域2に設置された集中管理装置30がさらに接続されるようになっていてもよい。これにより、遠隔監理サーバ90において、一の管理領域1および他の管理領域2のそれぞれにおける管理状況を比較することができる。
(5)
上記第1実施形態では、サブ画面322,323を用いてローカルコントローラ20a,20b,20c毎にスケジュール設定の有効/無効が設定されたが、スケジュール設定の有効/無効は、管理点単位で行われてもよい。上記第2実施形態で説明したサブ画面322,324についても同様である。
(6)
上記第1実施形態では、集中管理装置30におけるスケジュール設定を無効にした場合、スケジュール設定に関するボタンが非表示にされたが、ボタンの非表示に限らず、ラジオボタンS1が無効で固定されてもよい。上記第2実施形態についても同様である。
(7)
上記第1実施形態では、ローカルコントローラ20a.20b,20cにおいてスケジュール設定の無効を解除して有効にする際に、所定のIDを入力することにより、設定切替部25hによって管理画面221のボタンB1〜B6が有効にされたが、当該IDとともに、ユーザレベルに応じて異なるパスワードを設定するようにしてもよい。これにより、ローカルコントローラ20a,20b,20cにおける操作を段階的に許可することができる。上記第2実施形態についても同様である。
(8)
上記第1実施形態に係るローカルコントローラ20a,20b,20cがさらに通信異常検知部を備えていてもよい。これにより、例えば、ローカルコントローラ20a,20b,20cにおけるスケジュール設定が無効にされた状態で、ローカルコントローラ20a,20b,20cに対して所定のIDが入力された際に、通信異常検知部がローカルコントローラ20a,20b,20cと集中管理装置30との間の通信異常の有無を判断する。ここで、通信異常検知部が通信異常を検知しない場合には、設定切替部25hによるスケジュール設定の無効を有効に切り替えられないようにする。これにより、通信異常が発生していない際の、ローカルコントローラ20a,20b,20cでの設定変更を防止することができる。
さらに、上記第1実施形態に係るローカルコントローラ20a,20b,20cは、上記第2実施形態に係るローカルコントローラ120a,120b,120cと同様、スケジュール送信部125jを有していてもよい。スケジュール送信部125jは、コントローラ20a,20b,20cから入力されたスケジュールを適宜、集中管理装置30に送信する。例えば、コントローラ20a,20b,20cにおいてスケジュールが変更されたタイミングで、直近一週間のスケジュールを集中管理装置30に送信するように設計する。これにより、集中管理装置30のスケジュールデータベース34dに記憶されたスケジュールとローカルコントローラ20a,20b,20cのスケジュールデータベース24bに記憶されたスケジュールとを適宜同期させることができる。
さらに、通信異常検知部によって通信異常が検知された場合に、第2実施形態に係るローカルコントローラ120a,120b,120cと同様、集中管理装置30からの切替指令にかかわらず、設定切替部25hが、ローカルコントローラ20a,20b,20cの管理画面221のボタンB1〜B6を操作可能な状態に切り替えるように設計してもよい。これにより、集中管理装置30とローカルコントローラ20a,20b,20cとの通信に異常がある場合に、ローカルコントローラ20a,20b,20cにおいて、スケジュールを変更することができる。
(9)上記第1および第2実施形態では、スケジュール送信部35f,135fは、所定の3時間間隔および、スケジュールが変更されたタイミングで、所定の情報を各室内ユニットグループG1,G2,G3,20cに送信したが、24時間間隔、すなわち、日付が変更したタイミングで、スケジュールが送られるように設計されていてもよい。
(10)
その他、上記実施形態について図面に基づいて説明した具体的な構成は上記実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
本発明は、複数のエリアに設置された多数の設備機器を効率よく管理することを可能にする集中管理システムとして有用である。
1 管理領域
10 空調設備
10a,10b,10c 室内ユニット(設備機器)
20a,20b,20c ローカルコントローラ(機器情報取得装置)
30 集中管理装置
50a,50b,50c 建物
100 集中管理システム
特開2008−131461号公報

Claims (8)

  1. 管理領域(1)に散在し、外部機器(20a,20b,20c,120a,120b,120c,30,130)から送られたスケジュールに基づいて動作する設備機器(10a,10b,10c)と、
    前記管理領域に複数配置され、自己の近傍に設置された前記設備機器を制御する制御装置(20a,20b,20c,120a,120b,120c)と、
    前記設備機器の遠隔に配置され、前記制御装置を介して前記設備機器を複数の設備機器群として集中管理する集中管理装置(30,130)と
    を備え、
    前記集中管理装置は、
    前記スケジュールに含まれる第1スケジュールを記憶する第1スケジュール記憶領域(34d,134d)と、
    前記第1スケジュールを前記制御装置に送信する第1スケジュール送信部(35f,135f)と
    を有し、
    前記制御装置は、
    前記設備機器への制御指令の入力に用いる第2制御指令入力画面(221)と、
    前記スケジュールに含まれる第2スケジュールであって、前記第2制御指令入力画面を用いて入力された前記第2スケジュールを受け付ける入力受付部(25e,125e)と、
    前記集中管理装置から取得した第1スケジュールおよび前記入力受付部が受け付けた前記第2スケジュールの少なくともいずれか一方を記憶する第2スケジュール記憶領域(24b,124b)と、
    前記第2制御指令入力画面を用いた前記第2スケジュールの入力を、可能な状態および不可能な状態のいずれか一方に切り替える第2切替部(25h,125h)と、
    前記第2スケジュール記憶領域に記憶された前記第1スケジュールまたは前記第2スケジュールに基づいて前記設備機器に制御指令を送る制御指令送信部(25f,125f)と、
    を有する、
    集中管理システム(100)。
  2. 前記集中管理装置は、
    遠隔に配置された前記設備機器への制御指令の入力に用いる第1制御指令入力画面(321)と、
    前記第1制御指令入力画面を用いた前記第1スケジュールの入力を、可能な状態および不可能な状態のいずれか一方に切り替える第1切替部(35d,135d)と、
    を有し、
    前記第2切替部は、前記第1切替部によって切り替えられた一の状態に基づいて、前記第2制御指令入力画面への前記第2スケジュールの入力を可能な状態または不可能な状態に切り替える、
    請求項1に記載の集中管理システム。
  3. 前記第1切替部は、
    前記第1制御指令入力画面を用いた前記第1スケジュールの入力を可能な状態にし、前記第2制御指令入力画面への前記第2スケジュールの入力を不可能な状態にさせる第1信号を生成する第1切替処理と、
    前記第1制御指令入力画面を用いた前記第1スケジュールの入力を不可能な状態にし、前記第2制御指令入力画面への前記第2スケジュールの入力を可能な状態にさせる第2信号を生成する第2切替処理と、
    を有する
    請求項2に記載の集中制御システム。
  4. 前記第1切替部は、
    前記第1制御指令入力画面を用いた前記第1スケジュールの入力を可能な状態にし、前記第2制御指令入力画面への前記第2スケジュールの入力を可能な状態にさせる前記第1信号を生成する第3切替処理
    をさらに有する、
    請求項3に記載の集中制御システム。
  5. 前記制御装置は、
    前記第2制御指令入力画面を用いて入力された前記第2スケジュールを前記集中管理装置に送るための第2スケジュール送信部(125j)
    をさらに有し、
    前記集中管理装置は、
    前記第2スケジュール送信部から送られた前記第2スケジュールを取得するスケジュール取得部(135h)
    をさらに有し、
    前記第1スケジュール記憶領域では、前記スケジュール取得部によって取得された前記第2スケジュールによって、前記第1スケジュールを上書きする、
    請求項3または4に記載の集中管理システム。
  6. 前記スケジュール送信部は、前記入力受付部によって前記第2スケジュールが受け付けられると、所定のタイミングで前記第2スケジュールを前記集中管理装置に送る、
    請求項5に記載の集中管理システム。
  7. 前記制御装置は、
    前記集中管理装置との通信の可否を判定する通信判定部(125i)
    をさらに備え、
    前記第2切替部は、前記通信異常判定部によって通信異常が判定された場合に、前記第2制御指令入力画面への前記第2スケジュールの入力を可能な状態に設定する、
    請求項2から6のいずれかに記載の集中管理システム。
  8. 前記集中管理装置は、
    前記制御装置との通信の可否を判定する通信判定部(135i)
    をさらに有し、
    前記第1切替部は、前記通信判定部によって正常な通信が判定された場合、前記第1切替部に設定された前記一の状態に基づいて、前記第1信号または前記第2信号を生成する、
    請求項3から7のいずれかに記載の集中管理システム。
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