JP4202378B2 - 空気調和システム - Google Patents

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Description

この発明は空気調和装置や設備機器の遠隔監視や制御を行うための空気調和システム及び集中リモコンに関するものである。
図41は特開2000−266390号公報に示された従来の空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、102a〜102cは複数台設置された室内機であり、101a〜101cは室内機102a〜102cと共に空気調和装置を構成する室外機である。これらは伝送線104を介してデータの送受を行うことで運転制御される。また、103a〜103cは室内機102a〜102cの操作を行う個別のリモコンである。105は室内機102a〜102cをグループ制御する集中制御装置であり、伝送線104を介して空気調和装置と接続され、室内機102a〜102cの運転操作を行っている。
106は伝送線104を介して室内機102a〜102c、室外機101a〜101c、リモコン103a〜103c、集中制御装置105と接続されて、データの送受信を行うビル設備としての設備コントローラである。設備コントローラ106は公衆回線接続機器であるモデム107を介して公衆回線108と接続される。
また、110a〜110cはモデム109a〜109cを介して公衆回線108と接続されて設備コントローラ106と通信を行うと共に、現地の空気調和装置の状態を表示し編集する遠隔監視端末機であり、汎用的な機器としてパソコン等が使用される。
なお、室外機101a〜101c、室内機102a〜102c、リモコン103a〜103c、集中制御装置105は、いずれも上記例示の台数に制限するものでなく、また、遠隔監視端末機110a〜110cの台数も制限されない。
図42は、図41と同様に、特開2000−266390号公報に示された従来の空気調和システムにおける設備コントローラ106の内部構成を示すブロック図である。図に示すように、室外機101a〜101cや室内機102a〜102cの運転状態を監視し制御する設備コントローラ106は、設備コントローラ106の制御を司るマイクロコンピュータ121と、室外機101a〜101c、室内機102a〜102c、リモコン103a〜103c、集中制御装置105と通信を行うための空気調和装置との通信手段122と、公衆回線108及びモデム107,109a〜109cを介して遠隔監視端末機110a〜110cと通信するためのデータ変換を行う公衆回線通信手段123と、現地で空気調和システムのシステム情報を入力する現地調整手段124と、自己(以下「自己」とは設備コントローラ106自体のことを指す)の状態や空気調和装置等の状態を外部へ報知する表示手段125と、本システム内の情報検索命令にトリガをかけるスイッチにより構成された検索指令手段126とから構成されている。
また、マイクロコンピュータ121は、現地調整手段124にて設定された空気調和システムのシステム情報を記憶するシステム情報記憶手段131と、空気調和装置の運転状態を記憶する運転状態記憶手段132と、現地で設定登録されている空気調和システムのアドレス情報と自己が検出した現時点における空気調和システムのアドレス情報とを比較するアドレス情報比較手段133と、空気調和装置等が存在する空気調和システムのシステム情報を自動的に収集するシステム情報収集手段134とを具備している。
集中制御装置105は、空気調和システム内に接続された空気調和装置の個々の運転操作を行うことが可能であるが、その運転制御のための通信プロトコルは空気調和装置として独自のものを有している。一般にこの通信プロトコルは空気調和装置の供給メーカ毎に異なるため、空気調和システムとして各々閉じたシステム形態を取っていると言える。
また、設備コントローラ106は、図42に示す各手段を備えて、遠隔監視端末機110a〜110cと通信を行うことができるが、通信情報であるシステム情報は、あくまで空気調和システムの通信プロトコルの閉じた制御範囲内の情報であって、異なる空気調和装置メーカの空気調和システムの情報を共有することはできない。加えて、空気調和装置との情報交換を行う集中制御装置105とは区別され、かつそのシステム専用の機器となっている。
図43は室外機101及び室内機102の接続台数が多い大規模な従来の空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、111は一方が複数の設備コントローラ106と接続され、他方がモデム107に接続された統括コントローラであり、その他の構成は図41に示す構成と同様である。統括コントローラ111は複数の設備コントローラ106からの運転情報を集約し、室内機102a〜102c、室外機101a〜101cの運転情報を、モデム107、公衆回線108及びモデム109a〜109cを介して遠隔監視端末機110a〜110cに送信する。
図44は従来の室内機102a〜102cにおける室内機制御手段の内部構成を示すブロック図である。図において、141は室内機制御手段であり、室内機102a〜102cに内蔵された制御機器内に含まれる。142は室内機構成部品、143は空気調和装置と併設される設備機器、144は設備機器143を制御するための設備機器伝送線である。また、室内機制御手段141において、151は中央処理手段、152は室外機101a〜101cと通信を行う伝送手段、153は室内機構成部品142と接続される室内機構成部品入出力手段、154は設備機器143と接続される設備機器入出力手段である。
室内機構成部品142はファンモータや吸込空気温度センサ等の室内機102a〜102cを構成する部品であり、室内機制御手段141内の中央処理手段151が予め記憶したプログラムに従い、室内機構成部品入出力手段153を介して制御する。設備機器143は、室内機102a〜102cに予め内蔵された機器とは別に、例えば照明機器や外部に設置された運転スイッチ等の現地で付加設置される機器であり、設備機器143を運転制御する際は、中央処理手段151が予め記憶したプログラムに従い、設備機器入出力手段154及び設備機器伝送線144を介して制御する。
また、上記のような設備機器143とは別に、予め空気調和装置に接続が想定されない設備機器の運転状態や空気調和装置の運転状態を遠隔監視する場合に、設備コントローラ106や統括コントローラ111を設置して、これらが情報を取りまとめて外部へ発報していた。
従来の空気調和システムは以上のように構成されているので、以下のような課題があった。
一般に空気調和装置は製造メーカに応じて各々異なる専用の通信プロトコルを有している。また、空気調和装置が設置された建物から離れた場所で空気調和装置の状態を遠隔監視する場合には、情報通信経路として公衆回線108を使用する必要があり、公衆回線108へ接続するためのインタフェースであるモデム107はRS232Cインタフェースのような汎用の通信手段を有している。そこで、空気調和装置の運転情報を遠隔監視端末機110a〜110cに送信するには、設備コントローラ106又は統括コントローラ111のように、空気調和装置の専用の通信プロトコルを汎用の通信手段に変換する装置が特別に必要となり、設備費用が増大してしまうという課題があった。
また、モデム107の伝送媒体であるRS232Cインタフェースは1対1通信に制約されるため、設備コントローラ106はモデム107に1台しか接続できず、接続可能な空気調和装置の台数が制約されるという課題があった。そのため、空気調和装置が多いシステムを遠隔監視するには、複数の設備コントローラ106の情報を統括してモデム107に接続するための統括コントローラ111が必要となり、大規模システムにおいては、さらに費用が増大すると共に取付場所の意匠面での制約等が発生するという課題があった。
さらに、新しい機能を有する新型の空気調和装置を従来のシステムに付加した場合に、新しい機能の信号を中継する設備コントローラ106及び統括コントローラ111のプログラムを変更しなければならず、費用の増大に加えサービスにおいても多大な負荷がかかるという課題があった。
さらに、遠隔監視端末機110a〜110cには、監視専用のプログラムを搭載する必要があった。遠隔監視端末機110a〜110cとして事務処理等を兼ねてパソコンを使用する要求が多いが、この監視専用のプログラムと事務用プログラム等を同時に使用した場合に、その使用によって相互に悪影響があるかどうかが不明であるため、遠隔監視端末機110a〜110cは監視専用にしなければならないという課題があった。さらに、空気調和装置を新製品に置き換えた場合やオペレーティングシステムがバージョンアップした場合に、従来使用していたプログラムの変更が必要になり、費用の増大に加えサービスにおいても多大な負荷がかかるという課題があった。
上記のような課題への対応策として、統括コントローラ111なしでシステム構築するために、複数機器が高速で通信が可能な伝送媒体であるLAN(Local Area Network)を利用する方法や、設備コントローラ106の機器設置及び配線工事費の削減のために空気調和装置の集中制御装置105に設備コントローラ106の機能を搭載する方法や、遠隔監視端末機110a〜110cに監視専用のプログラムを搭載不要とするために、遠隔監視端末機110a〜110cに汎用で遠隔監視を行うことができるブラウザソフトを利用し、設備コントローラ106又は統括コントローラ111において、上記ブラウザで表示できる画面を生成して送信する方法が考えられる。
しかし、このような機能を集中制御装置105に搭載すると、LANが高速であることと膨大な量の情報を処理しなければならないことから、高性能なマイクロコンピュータと大規模メモリ等が必要となり高価格な製品となる。このような高価格な製品として販売するためには、価格に見合った高機能化を行う必要があり、このために集中制御装置105の運転操作手段及び表示手段は、多様な入力及び表示ができるように操作内容の限定されなタッチキー液晶画面等の操作手段を使用しなければならない。
しかし、このような集中制御装置105の高機能化は、上記のようにさらなる高価格化を来す。限られた面積の画面に多彩な機能を表示しようとすると画面送りが必要になるため見にくくなる。画面を大きくすると、さらに高価格になるうえ設置上の制約も増大する。
また、空気調和装置を操作する一般ユーザには、不要な機能も追加されるため操作が難しくなるのに加えて、ビル等の総合的な設計、施工、管理等に携わらない空気調和装置の販売者、サービス業者、工事業者、設備設計者にとって取り扱い難い製品となり、高価格化と相俟って採用される物件は一部に限られている。
また、室内機102a〜102cの室内機制御手段141は、現地で任意に設置される設備機器143を、中央処理手段151に予め記憶されたプログラムに従って制御するので、予め室内機102a〜102cとの接続が想定された設備機器143以外の制御を行うことはできないという課題があった。
室内機制御手段141において、予め接続が想定されていない設備機器を同一システムとして制御する場合は、付加される設備機器の専用制御端末を設備機器の台数分設置しなければならず、機器費、工事費用共にコストアップとなるという課題があった。
また、遠隔から空気調和装置の運転状態と設備機器の状態を監視する場合に、設備コントローラ106が空気調和装置の運転状態と設備機器の状態を取りまとめて外部へ発報していたため、高価格な外部発報装置を搭載した設備コントローラ106を必要とするという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、遠隔監視に特別な機器及び工事の追加が不要で、大規模システムにおいて統括コントローラのような追加機器が不要となり、遠隔監視端末機専用の遠隔監視プログラムが不要で事務用プログラムとの共用が可能となり、販売者、サービス業者、工事業者、設備設計者にとって取り扱いが簡単になり、システム構築及び運用のための費用が最小限となる空気調和システムを得ることを目的とする。
また、個別のリモコン及びリモコン配線を必要としない空気調和システムを得ることを目的とする。
また、低価格で遠隔から空気調和装置の運転状態と設備機器の状態を監視できる空気調和システムを得ることを目的とする。
この発明に係る空気調和システムは、室外機と室内機により構成される空気調和装置と、空気調和装置の運転操作を行うと共に空気調和装置の運転状態を監視する集中リモコンと、空気調和装置と併設される客室キースイッチ及び客室窓の開閉スイッチと、集中リモコンが、保有している客室キースイッチ及び客室窓の開閉スイッチの設備機器制御手順に基づき、空気調和装置に客室キースイッチの状態及び客室窓の開閉スイッチの状態の監視要求を送信し、空気調和装置から通知された状態に応じて、空気調和装置の運転を制御するものである。
この発明に係る空気調和システムは、集中リモコンは、客室キースイッチの状態がOFFの場合には、空気調和装置を停止させる制御指令を送信し、客室キースイッチがONの場合には、客室窓の開閉スイッチが開であるかを確認し、開の場合には、空気調和装置を停止させる制御指令を送信し、閉の場合には、空気調和装置を運転させる制御指令を送信するものである。
この発明に係る空気調和システムは、集中リモコンが保有する設備機器制御手順を、初期設定ツールとして使用される遠隔監視端末機から送信するものである。
この発明に係る空気調和システムは、室外機と室内機により構成される空気調和装置と、空気調和装置の運転操作を行うと共に空気調和装置の運転状態を監視する集中リモコンと、空気調和装置と併設される第一及び第二の客室キースイッチと、空気調和装置と予め接続が想定されていない共通換気機器と、集中リモコンと分岐手段を介して接続され共通換気機器を制御する設備管理機器とを備え、設備管理機器が、保有している第一及び第二の客室キースイッチの設備機器制御手順に基づき、集中リモコンを介して空気調和装置に第一及び第二の客室キースイッチの監視要求を送信し、空気調和装置から通知された第一及び第二の客室キースイッチの状態に応じて、共通換気機器運転を制御するものである。
以上のように、この発明によれば、遠隔監視に特別な機器、プログラム及び工事の追加が不要となり、販売者、サービス業者、設備設計者にとって取り扱いが簡単になり、システム構築や運用のための費用を最小限に抑えることができるという効果がある。
また、この発明によれば、空気調和装置と併設される設備機器や予め接続が想定されない設備機器を関連させて運転させる制御システムを、高価な制御機器を付加することなく安価に実現することができるという効果がある。
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
参考例1
図1はこの発明の参考例1による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、1は空気調和装置の室外機、2は室外機1に冷媒配管3を介して複数台接続された室内機であり、室外機1と室内機2により単一の空気調和装置を構成している。4は室外機1と各室内機2間を接続する伝送媒体で空気調和装置の専用の通信線である。
5は室外機1及び室内機2と伝送媒体4を介して接続され、空気調和装置を複数のグループに分けてグループ毎に運転操作を行うと共に、空気調和装置の各々の運転情報を収集し運転状態の監視を行う集中リモコンである。15は汎用で遠隔監視を行うことができるブラウザソフト16を搭載した遠隔監視端末機であり、集中リモコン5が収集する空気調和装置の運転情報により、伝送媒体14を介して空気調和装置の運転状態を監視すると共に、制御情報を送信することにより空気調和装置の運転を制御する。ここで、遠隔監視端末機15としては、一般に市場に普及しているパソコンが使用され、伝送媒体14としては、例えばLAN(Local Area Network)や無線LANのようにパソコンと接続可能な伝送媒体であれば良い。
集中リモコン5において、6は室外機1及び室内機2と伝送媒体4を介して接続され空気調和装置と通信を行う伝送手段(第一の伝送手段)、7は空気調和装置の運転操作を行うための操作決定手段であり、運転切換スイッチ8a、冷房/暖房切換スイッチ8b、風量切換スイッチ8c等、機能別に独立した操作設定手段8を有している。9は操作決定手段7の操作内容や空気調和装置の運転状態を表示する表示手段である。
10は空気調和装置の運転情報や操作情報の処理と空気調和システムの管理情報の処理を司る中央処理手段で、11は操作決定手段7による操作情報や伝送手段6を介して収集した空気調和装置の運転情報を処理すると共に、表示手段9に表示させるための画面情報を生成する操作情報処理部で、12aは遠隔監視端末機15からの制御情報を中継し空気調和装置に送信して空気調和装置を制御すると共に、伝送手段6を介して収集した空気調和装置の運転情報を処理して、遠隔監視端末機15に表示させる画面情報を生成する管理情報処理部で、13は伝送媒体14を介して遠隔監視端末機15と接続され遠隔監視端末機15と通信を行う伝送手段(第二の伝送手段)である。
次に動作について説明する。
操作決定手段7における運転切換スイッチ8aや冷房/暖房切換スイッチ8b等の機能別に独立した操作設定手段8により入力された操作情報は、操作情報処理部11で処理され、伝送手段6及び伝送媒体4を介して送信されて空気調和装置の運転が行われる。
この集中リモコン5は、空気調和装置を操作する操作設定手段8である各操作スイッチが機能別に独立して備えられているため、集中リモコン5におけるスイッチの設置面積の制約から、従来の集中制御装置105と同等の操作機能数に限定されている。しかし、例えば表示項目が多く、画面送り等を行うことで画面毎にキーの意味が変化するタッチキー液晶画面とは異なり、操作設定手段8は機能別に独立しているため一目瞭然であり、空気調和装置を実際に使用するユーザにとっては理解し易く操作し易い構成となっている。
また、操作情報処理部11は、操作決定手段7からの操作情報と、空気調和装置から伝送媒体4及び伝送手段6を介して収集した運転情報により、画面情報を生成して表示手段9に表示させる。
管理情報処理部12aは伝送媒体14及び伝送手段13を介して受信した遠隔監視端末機15からの制御情報を中継して、伝送手段6及び伝送媒体4を介して空気調和装置に送信して空気調和装置の運転を制御する。
また、管理情報処理部12aは、伝送媒体4及び伝送手段6を介して収集した空気調和装置の運転情報を処理して、遠隔監視端末機15に表示させる画面情報を生成し、伝送手段13及び伝送媒体14を介して遠隔監視端末機15に送信する。遠隔監視端末機15は、搭載しているブラウザソフト16により、送信された画面情報を内蔵の表示手段(図示せず)に表示して、空気調和装置の運転状態を監視する。
ここで、集中リモコン5の管理情報処理部12aにより生成され遠隔監視端末機15で表示される画面情報について説明する。
図2は遠隔監視端末機15を使用するユーザ毎にモニタ可能な画面メニューを示す図である。図に示すように、一般ユーザ用、ビル管理人用、保守業者用、スーパーバイザ用それぞれにモニタ可能な画面メニューが用意されており、各ユーザに対応して、ホームページアドレスやパスワードを変更している。一般ユーザ用は運転状態画面メニューのみモニタ可能で、ビル管理人用はさらにスケジュール画面メニュー、異常履歴画面メニュー及びシステム設定画面メニューがモニタ可能となり、保守業者用及びスーパーバイザ用は、さらにメンテナンス画面メニューがモニタ可能となっており、それぞれの目的に応じた画面メニューが用意されている。
図3は図2の画面メニューの一覧を示す図である。図に示すように、運転状態、スケジュール、異常履歴、システム設定、メンテナンスの各画面メニュー毎に表示する各種の画面が用意されている。
図4は画面に表示される各種のアイコンの例を示す図である。201は室内機2グループの運転中のアイコンを示し、風マーク251の部分で風が吹く広がりを表現している。この風マーク251の部分の表示色を緑色としている。一般には、冷房を青で暖房を赤で表示することが多く、冷房と暖房が自動的に切り替わるタイプの場合には、室内機2よりその情報を得る必要があるが、緑色で表示することにより、その情報を得ることなく表示可能である。202は室内機2グループの停止中のアイコンを示している。203は空気調和装置と共に設置される換気機グループの運転中のアイコンを示し、204は換気機グループの停止中のアイコンを示している。
205は木マーク252により室内機2グループの節電運転中のアイコンを示し、地球環境にやさしいことを表現している。206は室内機2グループの運転中と連動する換気機グループの運転中のアイコンを示し、207は時計マーク253により室内機2グループのタイマー運転中のアイコンを示している。208は室内機2グループの節電運転中、タイマー運転中及び連動する換気機グループの運転中を同時に示すアイコンである。
209は進入禁止マーク254により手元にある個別のリモコンの操作が禁止されている状態を示すアイコンで、210は個別のリモコンの操作が許可中であることを示すアイコンである。211は運転中の室内機2グループの吸い込み口を汚したフィルタマーク255を表示することにより、フィルタの洗浄又は交換時期を警告するアイコンである。ここで、フィルタマーク255を点滅させることにより警告を強調しても良い。212はフィルタマーク255により停止中の室内機2グループのフィルタの洗浄又は交換時期を警告するアイコンである。213は運転中の換気機のフィルタの洗浄又は交換時期を警告するアイコンで、214は停止中の換気機のフィルタの洗浄又は交換時期を警告するアイコンを示している。
215はクエスチョンマーク256により通信ができず相手機種を識別できない室内機2グループを示すアイコンで、216は吸い込む空気を空気マーク257で表示し、温度計マーク258で室温(℃)を表示している室内機2グループを示すアイコンで、217は温度計マーク258で設定温度(℃)を表示している個別のリモコンを示すアイコンである。
218〜222はコーテーションマーク259を添付することでユニットに異常が発生していることを警告するアイコンである。218は室内機2、219は換気機、220は室外機1、221は個別のリモコン、222は集中リモコン5の各ユニットを示すアイコンで、ここでは、各ユニットを橙色で表示することで暖房の赤と混同されるのを防いでいる。コーテーションマーク259を点滅させて、より分かりやすくしても良い。
223〜227は天井マーク260と室内機マーク261により天井の断面と天井取り付け型の室内機2の断面を表示し、風向マーク262の角度で風の広がりを表現し吹き始めを濃く表示しているアイコンである。227は風向が自動的に上下に動くように設定されていることを示すアイコンで、風向マーク262を1つづつ順番に表示して4段階の風向を表現している。228〜231は天井マーク260と室内機マーク261により天井の断面と天井取り付け型の室内機2の断面を表示し、風速マーク263により風速を表示しているアイコンである。これも風向と同様に、風速マーク263の角度で風の広がりを表示し、吹き始めを濃く表現している。風量は風速マーク263の面積の大小で示している。
図5は図3に示す運転状態画面メニューの全グループの一覧表示(縮小)画面を示す図であり、全グループの状態を一目で知ることができる。この画面では、図4に示すアイコン201〜208,211〜215,218〜222が表示される。遠隔監視端末機15のカーソルをアイコンに当てた場合、そのグループのグループ名301が表示される。全てのグループ名301を同時に表示するには、文字制限をする必要があり見づらい画面となるが、この表示方法では解決されている。ブラウザ画面は自動的に更新されないため、画面の「Update」ボタン302をクリックすることで最新の情報に更新する。また、画面の「Batch Operations」ボタン303をクリックすると、全グループに対する設定を同時に行うことができる。さらに、画面の「Enlarge」ボタン304をクリックすると、図3の運転状態画面メニューのブロック単位の一覧表示(拡大)画面に移る。
図6は運転状態画面メニューのブロック単位の一覧表示(拡大)画面を示す図である。ここで、ブロックとは複数のグループで構成される単位である。図6ではブロック毎の運転状態、冷房・暖房モード、設定温度、室温が表示されている。運転状態のアイコン305をクリックすると、図3の運転状態画面メニューの個別リモコン操作画面に移る。
図7は運転状態画面メニューの個別リモコン操作画面を示す図である。ここでは、ON/OFF、運転モード、設定温度、風向、風量、個別のリモコン操作の禁止/許可、フィルタ警告表示のリセット操作、換気機のON/OFF、風量設定の変更を行うことができる。画面の「OK」ボタン306をクリックすると操作内容が送信され有効となる。画面の「Cancel」ボタン307をクリックすると操作内容はキャンセルされる。画面の「Malfunction List」ボタン308をクリックすると、図3の運転状態画面メニューの異常発生中のユニット表示画面に移る。
図8は運転状態画面メニューの異常発生中のユニット表示画面を示す図である。異常発生中のユニットがあった場合に、異常を示す図4のアイコン218〜222と、ユニットのアドレス及び異常コード番号(Error Code)が表示される。画面の「All Reset」ボタン309をクリックすると、全ての異常発生中のユニットに対し停止信号が送信されて異常がリセットされる。画面の「Filter Sign List」ボタン310をクリックすると、図3の運転状態画面メニューのフィルタサイン発生中のユニット表示画面に移る。
図9は運転状態画面メニューのフィルタサイン発生中のユニット表示画面を示す図である。フィルタ警告中のユニットに対し、図4のフィルタ警告アイコン211〜214、ユニットアドレスが表示される。画面の「Reset」ボタン311をクリックすると、そのユニットに対してフィルタ警報リセット信号を送信し、画面の「All Reset」ボタン312をクリックすると、全ユニットに対してフィルタ警報リセット信号を送信する。画面の「Maintenance」ボタン313をクリックすると、図3のメンテナンス画面メニューの異常前データ(一覧)画面に移る。
図10はメンテナンス画面メニューの異常前データ(一覧)画面を示す図である。異常が発生したユニットアドレス、発生時刻、異常コード番号が表示される。画面の「Clear Log」ボタン314をクリックすると異常内容がリセットされ、画面の「Show Detail Log」ボタン315をクリックすると、図3のメンテナンス画面メニューの異常前データ(内容)画面に移る。
図11はメンテナンス画面メニューの異常前データ(内容)画面を示す図である。ユニットに記憶された1分間隔の異常前のセンサ情報及びアクチュエータ情報が表示される。画面の「Send Mail Log」ボタン316をクリックすると、図3のメンテナンス画面メニューのメール送信履歴画面に移る。
図12はメンテナンス画面メニューのメール送信履歴画面を示す図である。異常が発生した場合に、メールを送信した時刻、異常発生ユニットアドレス、異常コード番号、異常発生か復旧かの差異、メール送信に成功したか否かが表示される。画面の「Clear Log」ボタン317をクリックすると上記情報は消去される。メールを送信した時間や内容がわかるので、メールが届かなかった場合には、集中リモコンの不具合か、中継するプロバイダ会社の不具合かを識別することができる。
このように、図1に示す集中リモコン5の管理情報処理部12aにより管理情報を処理することで、空気調和システムが設置されるビル等の管理者及び保守者は、市場における入手性にも優れ汎用性とコストパフォーマンスが高いパソコンを使用した遠隔監視端末機15により、空気調和装置の運転情報を得ることができる。また、パソコンのマウス、キーボード、大画面の表示手段等を使用することで、操作性が良好となり、空気調和装置の遠隔監視もし易くなっている。
さらに、パソコンを使用した遠隔監視端末機15は、汎用で遠隔監視を行うことができるブラウザソフト16を搭載しているので、このパソコンを事務処理に使用していても、空気調和装置の遠隔監視と同時に使用する事務用ソフトに影響を与えることはなく、事務用パソコンを監視用パソコンに併用できるため、余分な設備投資や設置場所の確保が不要となる。
また、集中リモコン5は、操作決定手段7、表示手段9及び操作情報処理部11を備えているため、遠隔監視端末機15として使用しているパソコンに不具合が発生しても、一般ユーザによる空気調和装置の運転操作には支障がない。その上、集中リモコン5の管理情報処理部12aがビル内に設置された空気調和装置の管理制御を継続して行うので、ビルの設備管理の面においても不具合が発生しない。
以上のように、この参考例1によれば、集中リモコン5を、専用の通信線を使用した伝送媒体4で空気調和装置と接続し、パソコンと接続可能な伝送媒体14でブラウザソフト16搭載のパソコンを使用した遠隔監視端末機15と接続すると共に、集中リモコン5が、機能別に独立した操作設定手段8を有する操作決定手段7と、操作決定手段7による操作情報や収集した空気調和装置の運転情報を処理し表示手段9に表示させるための画面情報を生成する操作情報処理部11と、遠隔監視端末機15からの制御情報を中継して空気調和装置に送信して空気調和装置を制御し、収集した空気調和装置の運転情報を処理して遠隔監視端末機15に表示させる画面情報を生成する管理情報処理部12aを備えることにより、遠隔監視に特別な機器、プログラム及び工事の追加が不要となり、販売者、サービス業者、設備設計者にとって取り扱いが簡単になり、システム構築や運用のための費用を最小限に抑えることができるという効果が得られる。
参考例2
図13はこの発明の参考例2による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、5a〜5cはそれぞれ室外機1a〜1c及び室内機2a〜2cにより構成される各空気調和装置と伝送媒体4を介して接続され、各空気調和装置を複数のグループに分けてグループ毎に運転操作を行うと共に、空気調和装置の各々の運転情報を収集し運転状態の監視を行う集中リモコン、14はLAN等のパソコンと接続可能な伝送媒体、21は複数のLAN機器を接続可能なハブを使用した分岐手段であり、その他の構成は参考例1の図1に示す構成と同様である。
図13に示すように、ブラウザソフト16を搭載した遠隔監視端末機15は、伝送媒体14及びハブを使用した分岐手段21を介して、複数の集中リモコン5a〜5cに接続されている。また、集中リモコン5a〜5cは、参考例1の図1における集中リモコン5が備えている構成を有するものとする。
次に動作について説明する。
集中リモコン5a〜5cの処理は参考例1の図1における集中リモコン5の処理と同様であり、各集中リモコン5a〜5cにおける管理情報処理部12aは、収集した空気調和装置の運転情報を処理して遠隔監視端末機15に表示させる画面情報を生成し、伝送手段13、伝送媒体14及び分岐手段21を介して遠隔監視端末機15に送信する。パソコンを使用した遠隔監視端末機15は、搭載しているブラウザソフト16により、送信された画面情報をモニタ等の表示手段(図示せず)に表示して、空気調和装置の運転状態を監視する。
また、遠隔監視端末機15は、伝送媒体14及び分岐手段21を介して、集中リモコン5a〜5cに対して制御情報を送信する。各集中リモコン5a〜5cの管理情報処理部12aは、遠隔監視端末機15からの制御情報を中継して空気調和装置に送信し空気調和装置を制御する。
以上のように、この参考例2によれば、参考例1と同様の効果が得られると共に、複数の集中リモコン5a〜5cを、LAN等のパソコンと接続可能な伝送媒体14及び複数のLAN機器を接続可能なハブを使用した分岐手段21で遠隔監視端末機15と接続することにより、大規模な空気調和システムの場合でも、従来のような統括コントローラ111が不要となり、安価に空気調和システムを構築することができるという効果が得られる。
また、この参考例2によれば、集中リモコン5a〜5cに親子関係がないため、新しい機能を有する新型の空気調和装置を従来のシステムに付加した場合でも、従来のように新しい機能の信号を中継する設備コントローラ106及び統括コントローラ111のプログラムを変更する必要がなく、費用の増大に加えサービスにおいても多大な負荷もかからないので、集中リモコン5a〜5cの機器開発や管理が容易となるという効果が得られる。
さらに、この参考例2によれば、遠隔監視端末機15が集中リモコン5a〜5cを介在して個々の空気調和装置を運転操作することが可能になり、遠隔監視端末機15が従来の個々の空気調和装置の伝送媒体104に接続された個別のリモコン103a〜103cの代替機器となり得るという効果が得られる。従来、個別のリモコン103a〜103cやその配線は、システムの施工時に、レイアウト上の制約や、部品や工事に要する費用、取付場所の意匠面での制約が発生していたのに加え、個別のリモコン103a〜103cのインタフェース機能は個々の仕様に限定されて、汎用的なLANを使用した伝送媒体14を介した空気調和装置の運転操作は不可能であったが、このシステム構成によって可能となる。
参考例3
図14はこの発明の参考例3による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、22は分岐手段21に接続されたルータを使用した公衆回線中継器、23は電話回線等の公衆回線であり、その他の構成は、参考例2の図13における同符号の構成と同様である。図14に示すように、集中リモコン5a,5bは、LAN等のパソコンと接続可能な伝送媒体14、ハブを使用した分岐手段21、ルータを使用した公衆回線中継器22及び公衆回線23を介して、ブラウザソフト16を搭載した遠隔監視端末機15と接続されている。
次に動作について説明する。
集中リモコン5a,5b及びブラウザソフト16を搭載した遠隔監視端末機15の処理は、公衆回線中継器22及び公衆回線23を介して通信する以外は、参考例2と同様である。公衆回線中継器22として使用されるルータは、例えばダイアルアップルータやブロードバンドルータ等に代表されるものであり、電話番号の識別ができるために、登録されている電話番号以外の電話をキャンセルするセキュリティ機能と、隔監視端末機15から伝送媒体14上に接続されたどの集中リモコン5a,5bに接続するかの選択機能を有している。
以上のように、この参考例3によれば、参考例2と同様の効果が得られると共に、セキュリティ機能と選択機能を有するルータを使用した公衆回線中継器22と公衆回線23を接続することにより、1本の公衆回線23から複数の集中リモコン5a,5bを選択することができ、遠隔監視端末機15からの管理や集中リモコン5a,5b自体の機器開発が容易になるという効果が得られる。
参考例4
図15はこの発明の参考例4による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、12bは集中リモコン5の中央処理手段10に備えられ、遠隔監視端末機15からの制御情報を中継して空気調和装置に送信すると共に、空気調和装置から収集した運転情報を中継して遠隔監視端末機15に送信する管理情報処理部で、17は遠隔監視端末機15に搭載され集中リモコン5から送信された空気調和装置の運転情報を処理して画面情報を生成し、モニタ等の表示手段(図示せず)上に表示させるビル等のプログラムソフトである管理情報処理手段であり、その他の構成は参考例1の図1に示す同符号の構成と同様である。
次に動作について説明する。
集中リモコン5の操作情報処理部11の処理は参考例1と同様である。管理情報処理部12bは伝送媒体14及び伝送手段13を介して受信した遠隔監視端末機15からの制御情報を中継して、伝送手段6及び伝送媒体4を介して空気調和装置に送信して空気調和装置を制御する。
また、管理情報処理部12bは、伝送媒体4及び伝送手段6を介して収集した空気調和装置の運転情報を中継して、伝送手段13及び伝送媒体14を介して遠隔監視端末機15に送信する。遠隔監視端末機15は、搭載している管理情報処理手段17により、集中リモコン5から送信された運転情報を処理して画面情報を生成し内蔵の表示手段に表示して、空気調和装置の運転状態を監視する。
以上のように、この参考例4によれば、集中リモコン5を、専用の通信線を使用した伝送媒体4で空気調和装置と接続し、パソコンと接続可能な伝送媒体14でパソコンを使用した遠隔監視端末機15と接続すると共に、集中リモコン5が、機能別に独立した操作設定手段8を有する操作決定手段7と、操作決定手段7による操作情報や収集した空気調和装置の運転情報を処理し表示手段9に表示させるための画面情報を生成する操作情報処理部11と、遠隔監視端末機15からの制御情報を中継して空気調和装置に送信して空気調和装置を制御し、収集した空気調和装置の運転情報を中継して遠隔監視端末機15に送信する管理情報処理部12bを備え、遠隔監視端末機15が画面情報を生成する管理情報処理手段17を搭載することにより、遠隔監視に特別な機器が不要となり、販売者、サービス業者、設備設計者にとって取り扱いが簡単になり、システム構築や運用のための費用を最小限に抑えることができるという効果が得られる。
また、この参考例4によれば、遠隔監視端末機15が複数の集中リモコン5に属する全ての空気調和装置の情報を一括で処理したり、空気調和装置の情報を外部に取り出して処理することができるため、パソコンによるビル等の空気調和システムの一括管理が可能になるという効果が得られる。
さらに、この参考例4においても、上記参考例2と同様に、分岐手段21を介して遠隔監視端末機15と複数の集中リモコン5a〜5cを接続することにより、遠隔監視端末機15により個々の空気調和装置を運転操作することができ、参考例2と同様の効果が得られる。
さらに、この参考例4においても、上記参考例3と同様に、分岐手段21、公衆回線中継器22及び公衆回線23を介して遠隔監視端末機15と複数の集中リモコン5a,5bを接続することにより、参考例3と同様の効果が得られる。
参考例5.
図16はこの発明の参考例5による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、23a,23bは電話回線等の公衆回線、24a,24bはインターネット仲介業者、25は個々のインターネット仲介業者24a,24bが接続するインターネット、26はパソコンを使用した遠隔監視端末機15と共に電子メールの通信機能を備え、インターネット接続機能を持った携帯電話端末である。また、集中リモコン5a,5bにおける管理情報処理部12aも電子メールの生成機能を備えている。その他の構成は参考例3の図3に示す同符号の構成と同様である。
図16に示すように、単一又は複数の集中リモコン5a,5bは、LAN等のパソコンと接続可能な伝送媒体14、ハブを使用した分岐手段21、ルータを使用した公衆回線中継器22及び公衆回線23aを介して、インターネット仲介業者24aに接続されている。また、ブラウザソフト16を搭載した遠隔監視端末機15は公衆回線23bを介してインターネット仲介業者24bと接続されている。
次に動作について説明する。
集中リモコン5a,5b及びブラウザソフト16を搭載した遠隔監視端末機15の基本的な処理は、公衆回線中継器22、公衆回線23a,23b、インターネット仲介業者24a,24b及びインターネット25を介して通信する以外は、参考例2と同様である。
集中リモコン5a,5bの管理情報処理部12aは、空気調和装置の運転情報又は遠隔監視端末機15から得た制御情報に関する電子メール情報を生成し、伝送手段13、伝送媒体14、分岐手段21、公衆回線中継器22及び公衆回線23aを介してインターネット仲介業者24aに送信する。インターネット仲介業者24aは受信した電子メール情報を、インターネット25を介して、別のインターネット仲介業者24bに接続された遠隔監視端末機15又は携帯電話端末26に送信する。
携帯電話端末26は電子メール情報を着信すれば、音声等を発報する機能を有するため、例えば、空気調和装置に異常が発生した場合に、この空気調和装置が接続された集中リモコン5a又は5bから異常に関する電子メール情報を送信するようにすれば、携帯電話端末26を所持するサービスマンに異常の発生を即座に伝えることができる。
この参考例5では、参考例1と同様に、集中リモコン5a,5bに管理情報処理部12aを備え、遠隔監視端末機15がブラウザソフト16を搭載しているが、参考例4と同様に、集中リモコン5a,5bに管理情報処理部12bを備え、遠隔監視端末機15が管理情報処理手段17を搭載しても良い。
以上のように、この参考例5によれば、参考例3又は参考例4と同様の効果が得られると共に、空気調和装置の運転情報又は遠隔監視端末機15から得た制御情報を電子メール情報として即時に伝達することにより、サービス性を向上することができるという効果が得られる。
参考例6
図17はこの発明の参考例6による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、27はRS232Cインタフェースを使用した伝送媒体、28はモデムを使用した公衆回線中継器である。5Aは集中リモコン(第二の集中リモコン)であり、伝送媒体4を介して室外機1a、室内機2aにより構成される空気調和装置(第二の空気調和装置)に接続され、LAN等のパソコンと接続可能な伝送媒体14及びハブを使用した分岐手段21を介して集中リモコン5b,5c(第一の集中リモコン)に接続され、RS232Cインタフェースを使用した伝送媒体27、モデムを使用した公衆回線中継器28及び公衆回線23を介して、ブラウザソフト16を搭載した遠隔監視端末機15に接続されている。
また、集中リモコン5b,5cは、参考例2と同様に、伝送媒体14を介して分岐手段21に接続されると共に、それぞれ伝送媒体4を介して、室外機1b、室内機2bにより構成される空気調和装置(第一の空気調和装置)、室外機1c、室内機2cにより構成される空気調和装置(第一の空気調和装置)に接続されている。
図18は集中リモコン5Aの内部構成を示すブロック図であり、参考例1の図1に示す集中リモコン5に、RS232Cインタフェースを使用した伝送媒体27に接続され遠隔監視端末機15と通信を行う伝送手段18(第三の伝送手段)を追加したものである。なお、伝送手段13(第二の伝送手段)は伝送媒体14及び分岐手段21を介して集中リモコン5b,5cと通信を行う。
また、図19は集中リモコン5b,5cの内部構成を示すブロック図であり、参考例4の図15に示す集中リモコン5と同じ構成であるが、伝送手段13は伝送媒体14及び分岐手段21を介して集中リモコン5Aと通信を行う。
次に動作について説明する。
集中リモコン5A及び集中リモコン5b,5cにおける操作情報処理部11の処理は参考例1と同様である。集中リモコン5b,5cの管理情報処理部12bは、それぞれ室外機1b、室内機2bにより構成される空気調和装置の運転情報、室外機1c、室内機2cにより構成される空気調和装置の運転情報を、伝送媒体4及び伝送手段6を介してそれぞれ収集して、伝送手段13、伝送媒体14及び分岐手段21を介して集中リモコン5Aに送信する。
集中リモコン5Aの管理情報処理部12aは、室外機1a、室内機2aにより構成される空気調和装置の運転情報を、伝送媒体4及び伝送手段6(第一の伝送手段)を介して収集すると共に、伝送手段13を介して集中リモコン5b,5cからの運転情報を受信して画面情報を生成し、伝送手段18、伝送媒体27、公衆回線中継器28及び公衆回線23を介して遠隔監視端末機15に送信する。
遠隔監視端末機15は、集中リモコン5Aから送信された画面情報を受信し、ブラウザソフト16によりモニタ等の表示手段(図示せず)上に表示して空気調和装置の運転状態を監視する。
また、遠隔監視端末機15からの制御情報は、公衆回線23、公衆回線中継器28及び伝送媒体27を介して集中リモコン5Aに送信される。集中リモコン5Aの管理情報処理部12aは、伝送手段18を介して受信した遠隔監視端末機15からの制御情報を中継し、伝送手段6及び伝送媒体4を介して、室外機1a及び室内機2aにより構成される空気調和装置に送信すると共に、伝送手段13、伝送媒体14及び分岐手段21を介して集中リモコン5b,5cに送信する。集中リモコン5b,5cの管理情報処理部12bは、伝送手段13を介して受信した遠隔監視端末機15からの制御情報を中継し、伝送手段6及び伝送媒体4を介して、室外機1b及び室内機2b、室外機1c及び室内機2cによりそれぞれ構成される空気調和装置にそれぞれ送信する。
以上のように、この参考例6によれば、参考例1と同様の効果が得られると共に、複数の集中リモコン5A,5b,5cを、集中リモコン5Aを代表させて、市場における入手性が高く据付自由度が増大するモデムを使用した公衆回線中継器28を介して遠隔監視端末機15に接続することにより、大規模な空気調和システムの場合でも、従来のような統括コントローラ111が不要となり、安価に空気調和システムを構築することができるという効果が得られる。
また、この参考例6によれば、遠隔監視端末機15が集中リモコン5A,5b,5cを介在して個々の空気調和装置を運転操作することが可能になり、遠隔監視端末機15が従来の個々の空気調和装置の伝送媒体104に接続された個別のリモコン103a〜103cの代替機器となり得るという効果が得られる。
参考例7
図20はこの発明の参考例7による空気調和システムの構成を示すブロック図である。参考例6の図17における遠隔監視端末機15がブラウザソフト16を搭載しているのに対し、図20における遠隔監視端末機15は、参考例4と同様に、ビル等のプログラムソフトである管理情報処理手段17を搭載している。その他の構成は参考例6の図17の同符号の構成と同様である。
図21は集中リモコン5Aの内部構成を示すブロック図であり、参考例4の図15に示す集中リモコン5に、RS232Cインタフェースを使用した伝送媒体27に接続される伝送手段18(第三の伝送手段)を追加したものである。なお、伝送手段13(第二の伝送手段)は伝送媒体14及び分岐手段21を介して集中リモコン5b,5c(第一の集中リモコン)と通信を行う。集中リモコン5b,5cの内部構成を示すブロック図は、参考例6の図19に示す構成と同じ構成である。
次に動作について説明する。
集中リモコン5A(第二の集中リモコン)及び集中リモコン5b,5cにおける操作情報処理部11の処理は参考例1と同様である。集中リモコン5b,5cの管理情報処理部12bは、それぞれ室外機1b、室内機2bにより構成される空気調和装置(第一の空気調和装置)の運転情報、室外機1c、室内機2cにより構成される空気調和装置(第一の空気調和装置)の運転情報を、伝送媒体4及び伝送手段6を介して収集して、伝送手段13、伝送媒体14及び分岐手段21を介して集中リモコン5Aに送信する。
集中リモコン5Aの管理情報処理部12bは、室外機1a、室内機2aにより構成される空気調和装置(第二の空気調和装置)の運転情報を、伝送媒体4及び伝送手段6(第一の伝送手段)を介して収集すると共に、伝送手段13を介して受信した集中リモコン5b,5cからの運転情報を中継し、伝送手段18、伝送媒体27、公衆回線中継器28及び公衆回線23を介して遠隔監視端末機15に送信する。
遠隔監視端末機15は、集中リモコン5Aから送信された空気調和装置の運転情報を受信し、管理情報処理手段17が画面情報を生成してモニタ等の表示手段(図示せず)上に表示し、空気調和装置の運転状態を監視する。
また、遠隔監視端末機15からの制御情報は、公衆回線23、公衆回線中継器28及び伝送媒体27を介して集中リモコン5Aに送信される。集中リモコン5Aの管理情報処理部12bは、伝送手段18を介して受信した遠隔監視端末機15からの制御情報を中継し、伝送手段6及び伝送媒体4を介して空気調和装置に送信すると共に、伝送手段13、伝送媒体14及び分岐手段21を介して集中リモコン5b,5cに送信する。集中リモコン5b,5cの管理情報処理部12bは、伝送手段13を介して受信した遠隔監視端末機15からの制御情報を中継し、伝送手段6及び伝送媒体4を介してそれぞれの空気調和装置に送信する。
以上のように、この参考例7によれば、参考例4と同様の効果が得られると共に、複数の集中リモコン5A,5b,5cを、集中リモコン5Aを代表させて、市場における入手性が高く据付自由度が増大するモデムを使用した公衆回線中継器28を介して遠隔監視端末機15に接続することにより、大規模な空気調和システムの場合でも、従来のような統括コントローラ111が不要となり、安価に空気調和システムを構築することができるという効果が得られる。
また、この参考例7によれば、遠隔監視端末機15が集中リモコン5A,5b,5cを介在して個々の空気調和装置を運転操作することが可能になり、遠隔監視端末機15が従来の個々の空気調和装置の伝送媒体104に接続された個別のリモコン103a〜103cの代替機器となり得るという効果が得られる。
参考例8.
図22はこの発明の参考例8による空気調和システムの構成を示すブロック図である。この参考例8は、参考例6の図17又は参考例7の図20で示したシステム構成に、参考例5の図16で示したインターネット仲介業者24a,24b及びインターネット25を介在させて、遠隔監視端末機15や携帯電話端末26と集中リモコン5Aを通信可能にしたものである。
集中リモコン5Aの内部構成を示すブロック図は、参考例6の図18又は参考例7の図21に示す構成と同様であるが、管理情報処理部12a又は管理情報処理部12bは電子メール情報を生成する機能を有している。
次に動作について説明する。
集中リモコン5Aの管理情報処理部12a又は管理情報処理部12bは、伝送手段6を介して収集した空気調和装置の運転情報及び集中リモコン5bから伝送手段13を介して受信した運転情報又は遠隔監視端末機15から得た制御情報に関する電子メール情報を生成し、伝送手段18、RS232Cインタフェースを使用した伝送媒体27、モデムを使用した公衆回線中継器28及び公衆回線23aを介してインターネット仲介業者24aに送信する。インターネット仲介業者24aは受信した電子メール情報を、インターネット25を介して別のインターネット仲介業者24bに接続された遠隔監視端末機15又は携帯電話端末26に送信する。
以上のように、この参考例8によれば、参考例6又は参考例7と同様の効果が得られると共に、空気調和装置の運転情報又は遠隔監視端末機15から得た制御情報を電子メール情報として即時に伝達することにより、サービス性を向上することができるという効果が得られる。
参考例9
図23はこの発明の参考例9による空気調和システムの構成を示すブロック図であり、図において、31は集中リモコン5b,5c(第一の集中リモコン)と分岐手段21と伝送媒体4と伝送媒体14とを配置した制御盤であり、32は集中リモコン5A(第二の集中リモコン)と伝送媒体4と伝送媒体14とを配置し、制御盤31の筐体外又は制御盤31上に設置した操作盤である。
この参考例9は、参考例6から参考例8のシステム構成の据付形態を示したものであり、集中リモコン5Aが、空気調和システム内の操作決定手段7や表示手段9を代表して操作や表示ができるように配置したもので、集中リモコン5Aを配置した操作盤32は制御盤31のパネル面や制御盤31外に単独に設置される。このような集中リモコン5A及び集中リモコン5b,5cを含む制御盤31や操作盤32は、パッケージ化してメーカから供給され施工される。そして、集中リモコン5Aの伝送手段18から、モデムを使用した公衆回線中継器28を介して、遠隔監視端末機15と接続することにより空気調和装置の遠隔監視を構成することが可能である。
また、例えば参考例2で示したようなシステム構成における集中リモコン5a〜5cのいずれかを代表させて、集中リモコン5Aの代りに操作盤32に配置することも可能である。
以上のように、この参考例9によれば、集中リモコン5b,5cや集中リモコン5Aをパッケージ化した制御盤31や操作盤32をメーカから供給し施工することにより、空気調和システムのコンパクト化を図ることができると共に、省工事性が増し、延いては工事費用を削減することができるという効果が得られる。
参考例10
図24はこの発明の参考例10による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、29は参考例6の図17における集中リモコン5Aが保有する隔監視端末機15の管理機能のみを保有するインタフェース機能を搭載した情報中継器であり、その他の構成は参考例6の図17に示す同符号の構成と同様である。
図25は情報中継器29の内部構成を示すブロック図であり、参考例6の図18に示す集中リモコン5Aに対して、中央処理手段10、管理情報処理部12a、伝送媒体14と接続される伝送手段13(第一の伝送手段)、RS232Cインタフェースを使用した伝送媒体27と接続される伝送手段18(第二の伝送手段)のみを備えている。また、集中リモコン5b,5cの内部構成を示すブロック図は参考例6の図19に示す構成と同様である。
次に動作について説明する。
集中リモコン5b,5cの管理情報処理部12bは、参考例6と同様に、収集した空気調和装置の運転情報を、伝送手段13、伝送媒体14及び分岐手段21を介して情報中継器29に送信する。
情報中継器29の管理情報処理部12aは、伝送手段13を介して集中リモコン5b,5cからの運転情報を受信して画面情報を生成し、伝送手段18、伝送媒体27、公衆回線中継器28及び公衆回線23を介して遠隔監視端末機15に送信する。遠隔監視端末機15は、情報中継器29から受信した画面情報をモニタ等の表示手段(図示せず)上に表示して空気調和装置の運転状態を監視する。
また、遠隔監視端末機15からの制御情報は、公衆回線23、公衆回線中継器28及び伝送媒体27を介して情報中継器29に送信される。情報中継器29の管理情報処理部12aは、伝送手段18を介して受信した遠隔監視端末機15からの制御情報を中継し、伝送手段13、伝送媒体14及び分岐手段21を介して集中リモコン5b,5cに送信する。集中リモコン5b,5cの管理情報処理部12bは、伝送手段13を介して受信した遠隔監視端末機15からの制御情報を中継し、伝送手段6及び伝送媒体4を介して空気調和装置に送信する。
このように、情報中継器29は、参考例6の集中リモコン5Aが備えている操作決定手段7、表示手段9及び伝送手段6を備えていないため、接続されている集中リモコン5b,5cと遠隔監視端末機15の管理機能のみを保有するインタフェース機能に限定されるが、管理情報処理装置としては安価に供給することができる。
以上のように、この参考例10によれば、参考例6と同様の効果が得られると共に、集中リモコン5b,5cからの運転情報を、機能を最小限に抑えた安価な情報中継器29に集約し、情報中継器29が遠隔監視端末機15との送受信を行うことにより、遠隔監視を行うための設置費用が少なくて済むという効果が得られる。
参考例11
図26はこの発明の参考例11による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、29は参考例7の図20における集中リモコン5Aが保有する隔監視端末機15の管理機能のみを保有するインタフェース機能を搭載した情報中継器であり、その他の構成は図20に示す同符号の構成と同様である。
図27は情報中継器29の内部構成を示すブロック図であり、参考例7の図21に示す集中リモコン5Aに対して、中央処理手段10、管理情報処理部12b、伝送媒体14と接続される伝送手段13(第一の伝送手段)、伝送媒体27と接続される伝送手段18(第二の伝送手段)のみを備えている。また、集中リモコン5b,5cの内部構成を示すブロック図は参考例6の図19に示す構成と同様である。
次に動作について説明する。
集中リモコン5b,5cの管理情報処理部12bは、参考例7と同様に、収集した空気調和装置の運転情報を中継し、伝送手段13、伝送媒体14及び分岐手段21を介して情報中継器29に送信する。
情報中継器29の管理情報処理部12bは、伝送手段13を介して受信した集中リモコン5b,5cからの運転情報を中継し、伝送手段18、伝送媒体27、公衆回線中継器28及び公衆回線23を介して遠隔監視端末機15に送信する。遠隔監視端末機15の管理情報処理手段17は、情報中継器29から受信した運転情報から画面情報を生成し、モニタ等の表示手段(図示せず)上に表示して空気調和装置の運転状態を監視する。
また、遠隔監視端末機15からの制御情報は、公衆回線23、公衆回線中継器28及び伝送媒体27を介して情報中継器29に送信される。情報中継器29の管理情報処理部12bは、伝送手段18を介して受信した遠隔監視端末機15からの制御情報を中継し、伝送手段13、伝送媒体14及び分岐手段21を介して集中リモコン5b,5cに送信する。集中リモコン5b,5cの管理情報処理部12bは、伝送手段13を介して受信した遠隔監視端末機15からの制御情報を中継し、伝送手段6及び伝送媒体4を介して空気調和装置に送信する。
以上のように、この参考例11によれば、参考例7と同様の効果が得られると共に、集中リモコン5b,5cからの運転情報を、機能を最小限に抑えた安価な情報中継器29に集約し、情報中継器29が遠隔監視端末機15との送受信を行うことにより、遠隔監視を行うための設置費用が少なくて済むという効果が得られる。
参考例12.
図28はこの発明の参考例12による空気調和システムの構成を示すブロック図である。この参考例12は、参考例10の図24又は参考例11の図26で示したシステム構成に、参考例5の図16示したインターネット仲介業者24a,24b及びインターネット25を介在させて、遠隔監視端末機15や携帯電話端末26と情報中継器29を通信可能にしたものである。
情報中継器29の内部構成を示すブロック図は、参考例10の図25又は参考例11の図27に示す構成と同様であるが、管理情報処理部12a又は管理情報処理部12bは電子メール情報を生成する機能を有している。
次に動作について説明する。
情報中継器29の管理情報処理部12a又は管理情報処理部12bは、集中リモコン5b,5cから伝送手段13を介して受信した運転情報又は遠隔監視端末機15から得た制御情報に関する電子メール情報を生成し、伝送手段18、RS232Cインタフェースを使用した伝送媒体27、モデムを使用した公衆回線中継器28及び公衆回線23aを介してインターネット仲介業者24aに送信する。インターネット仲介業者24aは受信した電子メール情報を、インターネット25を介して別のインターネット仲介業者24bに接続された遠隔監視端末機15又は携帯電話端末26に送信する。
以上のように、この参考例12によれば、参考例10又は参考例11と同様の効果が得られると共に、空気調和装置の運転情報又は遠隔監視端末機15から得た制御情報を電子メール情報として即時に伝達することにより、サービス性を向上することができるという効果が得られる。
実施の形態1.
図29はこの発明の実施の形態1による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、33は各室内機2にそれぞれ接続され空気調和装置と併設される設備機器(第一及び第二の設備機器)、34は室内機2と設備機器33を接続する設備機器伝送線であり、その他の構成は参考例1の図1の同符号の構成と同様である。
図30は集中リモコン5の内部構成を示すブロック図であり、図において、41は中央処理手段10における空調機制御部、42は空調機制御手順記憶部、43は設備機器制御部、44は設備機器制御手順記憶部である。この設備機器制御部43を空調機制御部41の基板上に配置することで、空気調和装置と併設される設備機器33を制御するための特別な制御端末や、集中リモコン5と室内機2間の特別な伝送線の配線が不要となる。なお、この実施の形態1における集中リモコン5は、参考例1の図1に示す集中リモコン5における同様の構成も備えているが、図30では省略している。
図31は室内機2に内蔵される制御機器の室内機制御手段36の内部構成を示すブロック図である。図において、51は中央処理手段、52は伝送媒体4と接続される伝送手段、53は室内機2に内蔵される室内機構成部品35と接続される室内機構成部品入出力手段、54は設備機器伝送線34を介して設備機器33と接続される設備機器入出力手段である。
次に動作について説明する。
集中リモコン5の中央処理手段10は、設備機器制御手順記憶部44に記憶されている制御手順に従い、室内機2に内蔵される制御機器の室内機制御手段36に、伝送手段6と伝送媒体4を介して設備機器33(第一の設備機器)の状態を監視する要求を送信する。室内機制御手段36の中央処理手段51は、伝送手段52を介して受信した監視要求に従い、設備機器33の状態を、伝送手段52及び伝送媒体4を介して集中リモコン5へ送信する。
集中リモコン5の中央処理手段10は、空調機制御手順記憶部42に記憶されている制御手順に従い、室内機制御手段36に制御指令を送信する。室内機制御手段36の中央処理手段51は、集中リモコン5からの制御指令に従い、室内機構成部品入出力手段53を介して室内機構成部品35を制御する。また、集中リモコン5の中央処理手段10は、設備機器制御手順記憶部44に記憶されている制御手順に従い、室内機制御手段36に制御指令を送信する。室内機制御手段36の中央処理手段51は、集中リモコン5からの制御指令に従い、設備機器入出力手段54を介して監視対象の設備機器33(第一の設備機器)と異なる別の設備機器33(第二の設備機器)を制御する。
図32は集中リモコンの処理の流れの一例を示すフローチャートであり、ここでは、空気調和装置と併設される設備機器33の例として、ホテルの客室キースイッチと客室の窓の開閉スイッチの場合とし、この設備機器33の状態に対応した空気調和装置の制御手順の例を示している。集中リモコン5は、設備機器制御手順記憶部44に記憶されている制御手順に従い、室内機制御手段36に設備機器33の監視要求を送信して設備機器33の状態を受信する。
図32のステップST11において、集中リモコン5の中央処理手段10は受信した設備機器33の状態より、ホテル客室キースイッチの状態が「ON」であるかを確認し、「OFF」の場合には、ステップST12において、空調機制御手順記憶部42に記憶されている制御手順に従い、空気調和装置を停止させる制御指令を送信する。一方、ホテル客室キースイッチが「ON」の場合には、ステップST13において、中央処理手段10は受信した設備機器33の状態より、設備機器制御手順記憶部44に記憶されている制御手順に従い、窓の開閉スイッチが「開」であるかを確認し、「開」の場合には、ステップST12において、空調機制御手順記憶部42に記憶されている制御手順に従い、空気調和装置を停止させる制御指令を送信し、「閉」の場合には、ステップST14において、空調機制御手順記憶部42に記憶されている制御手順に従い、空気調和装置を運転させる制御指令を送信する。
集中リモコン5の中央処理手段10からの空気調和装置の停止又は運転の制御指令は、室内機制御手段36に送信され、室内機制御手段36の中央処理手段51は、集中リモコン5からの制御指令に従い、室内機構成部品入出力手段53を介して、室内機構成部品35を制御する。
この実施の形態1では、参考例1の図1に設備機器33を接続しているが、参考例4の図15に設備機器33を接続しても良い。
以上のように、この実施の形態1によれば、空気調和装置と併設される設備機器33の状態に対応して他の設備機器33又は空気調和装置を所定の手順に従って制御する場合に、特別な制御端末やその伝送線工事が不要となり、低コストで空気調和システム構築できるという効果が得られる。特にホテルのような空気調和装置の数が多く、各客室に任意の設備機器を設置する場合には、コスト削減効果はさらに顕著となる。
なお、この実施の形態1では、室内機制御手段36及び室内機2に接続される設備機器33の制御について説明したが、室外機1の室外機制御手段及び室外機1に接続される設備機器の制御においても同様のシステム構築が可能で、同様の効果が得られる。
実施の形態2.
図33はこの発明の実施の形態2による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、19は空気調和装置の設置時等の初期設定ツールとして使用される遠隔監視端末機15における設備機器制御手順設定部であり、試運転時等に客先要求仕様を設定操作する場合に使用される。
この実施の形態2における集中リモコン5の内部構成を示すブロック図は、実施の形態1の図30と同様であり、室内機2に内蔵される制御機器の室内機制御手段36の内部構成を示すブロック図も、実施の形態1の図31と同様である。
次に動作について説明する。
初期設定ツールとして使用される遠隔監視端末機15は、設備機器制御手順設定部19で生成した設備機器制御手順を、伝送媒体14を介して集中リモコン5に送信する。集中リモコン5は、伝送手段13を介して設備機器制御手順を受信し、設備機器制御手順記憶部44に記憶する。中央処理手段10は、設備機器制御手順記憶部44に記憶されている制御手順を読み出し、伝送手段6を介して室内機2の室内機制御手段36に送信する。室内機制御手段36は、伝送手段52を介して制御手順を受信し、中央処理手段51は設備機器入出力手段54を介して設備機器33を制御する。
この実施の形態2でも、実施の形態1と同様に、図32に示す制御例に適用できるが、ステップST11〜ST14の処理は同じであり、集中リモコン5の設備機器制御手順記憶部44に記憶されている制御手順は、初期設定用ツールとしての遠隔監視端末機15から送信されたものである。
以上のように、この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、パソコン等の試運転用ツールとして接続された遠隔監視端末機15で任意に設定操作が可能になるため、空気調和システムの低コストとサービス性の向上を実現できるという効果が得られる。
実施の形態3.
図34はこの発明の実施の形態3による空気調和システムの構成を示すブロック図である。図において、37は空気調和システムへの接続が予め想定されていない設備機器を同一システムとして制御するための設備管理機器であり、分岐手段21を介して集中コントローラ5a,5bに接続されている。設備管理機器37として、例えばプログラム構築が容易なシーケンサ等が使用される。
38は設備管理機器37に接続された制御端末であり、設備管理機器37としてシーケンサが使用された場合には、この制御端末34はシーケンサに内蔵されている。39はこの空気調和システムへの接続が予め想定されていない設備機器(第三の設備機器)である。
図35は設備管理機器37の内部構成を示すブロック図である。図において、61は中央処理手段、62は空気調和装置と併設される設備機器33(第一及び第二の設備機器)を制御するプログラムである設備機器制御手順生成手段、63は空気調和システムへの接続が予め想定されていない設備機器39を制御する設備機器制御手段、64は伝送媒体14に接続される伝送手段、65は制御端末38への伝送線に接続される伝送手段である。ここでは、設備機器39を制御する設備機器制御手段63に、設備機器33を制御するプログラムである設備機器制御手順生成手段62を搭載することで、設備機器33を制御するための高価な制御機器が不要となる。
この実施の形態3における集中リモコン5a,5bの内部構成を示すブロック図は、実施の形態1の図30と同様であり、室内機2a,2bに内蔵される制御機器の室内機制御手段36の内部構成を示すブロック図も、実施の形態1の図31と同様である。
次に動作について説明する。
設備管理機器37の中央処理手段61は伝送手段65を介して制御端末38と通信し設備機器39を制御する。設備管理機器37の中央処理手段61は、設備機器制御手順生成手段62で生成された制御手順に従い、集中リモコン5a,5bに対して、室内機制御手段36に接続された設備機器33a,33b(第一の設備機器)の状態を監視する要求を送信する。
集中リモコン5a,5bは室内機制御手段36に接続された設備機器33の状態を監視する要求を送信し、室内機制御手段36は、上記監視要求に従い、設備機器33a,33bの状態を集中リモコン5a,5bに送信する。集中リモコン5a,5bは、設備機器33a,33bの状態を設備管理機器37に送信する。
設備管理機器37は、集中リモコン5a,5bから設備機器33a,33bの状態を受信し、設備機器制御手順生成手段62で生成された制御手順に従い、集中リモコン5a,5bに室内機制御手段36への制御指令を送信する。集中リモコン5a,5bは、受信した制御指令を室内機制御手段36に送信する。室内機制御手段36の中央処理手段51は、集中リモコン5a,5bからの制御指令に従い、監視対象の設備機器33a,33b(第一の設備機器)と異なる別の設備機器33a,33b(第二の設備機器)や室内機構成部品35を制御する。
また、設備管理機器37は、集中リモコン5a,5bから受信した設備機器33a,33bの状態に応じて、設備機器制御手段63により伝送手段65を介して設備機器39を制御することも可能である。
図36は図34における設備機器33a,33bとしてホテル客室キースイッチ33Aを使用し、設備機器39として共通換気機器39Aを使用した場合の空気調和システムの構成を示すブロック図である。また、図37は設備管理機器37の処理の流れの一例を示すフローチャートであり、ここでは、ホテル客室キースイッチ33Aと共通換気機器39Aを使用した場合を示している。
設備管理機器37の中央処理手段61は、設備機器制御手順生成手段62で生成された制御手順に従い、集中リモコン5a,5bを介して、室内機制御手段36にホテル客室キースイッチ33Aの状態を監視する要求を送信し、ホテル客室キースイッチ33Aの状態を室内機制御手段36を介して集中リモコン5a,5bから受信する。
図37のステップST31において、設備管理機器37の中央処理手段61は、受信したホテル客室キースイッチ33Aの状態から、ホテル客室キースイッチ33Aが「ON」であるかを確認し、全室が「OFF」の場合には、ステップST32において、設備機器制御手段63は共通換気機器39Aの停止の制御指令を制御端末38に送信する。最低1室以上が「ON」の場合には、ステップST33において、設備機器制御手段63は共通換気機器の運転の制御指令を制御端末38に送信する。
以上のように、この実施の形態3によれば、予め接続が想定されず物件毎に多種多様となる設備機器39に対しては、設備管理機器37で制御することにより、集中リモコン5a,5bを標準仕様として販売が可能になり、空気調和装置と併設される設備機器33と予め接続が想定されない設備機器39を関連させて運転させる制御システムを、高価な制御機器を付加することなく安価に実現することができるという効果が得られる。
参考例13
図38はこの発明の参考例13による空気調和システムの構成を示すブロック図であり、実施の形態3の図34に示したシステム構成に遠隔監視端末機15を接続して遠隔監視できるようにしたものである。
図39は集中リモコン5の内部構成を示すブロック図であり、図において、45は図面生成部、46は図面記憶部である。なお、この参考例13における集中リモコン5は、参考例1の図1に示す集中リモコン5における同様の構成も備えているが、図39では省略している。
図40は集中リモコン5の処理を説明する図である。図において、71は設備管理機器37が得た設備機器39の設備機器情報であって、集中リモコン5に送信された設備機器情報、72は予め画面記憶部46に記憶された内容を含まない画面情報、73は設備管理機器37から送信された設備機器情報71を画面情報72に書き込み、新たに生成した画面情報である。
次に動作について説明する。
ここでは、予め接続が想定されない設備機器39として、二酸化炭素濃度センサを備えているものとする。設備管理機器37は、図40に示すように、設備管理機器情報71として、設備機器39の種類である「CO2」と設備機器39の状態である「997ppm」を集中リモコン5に送信する。集中リモコン5の図面生成部45は、画面記憶部46に記憶されている内容を含まない画面情報72に、上記「CO2」及び「997ppm」を書き込んだ新たな画面情報73を生成して遠隔監視端末機15に送信する。
ブラウザソフト16を搭載しパソコンを使用した遠隔監視端末機15は、集中リモコン5から新たに生成された画面情報73、すなわち設備機器39の情報である「CO2」「997ppm」を受信して、モニタ等の表示手段(図示せず)に表示する。
以上のように、この参考例13によれば、集中リモコン5が、設備管理機器37が得た設備機器39の設備機器情報71から画面情報73を生成することにより、遠隔監視端末機15が、予め接続が想定されない設備機器39の遠隔監視を行うことができるという効果が得られる。
この発明の参考例1による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の参考例1による空気調和システムにおける遠隔監視端末機を使用するユーザ毎にモニタ可能な画面メニューを示す図である。 この発明の参考例1による空気調和システムにおける遠隔監視端末機の画面メニューの一覧を示す図である。 この発明の参考例1による空気調和システムにおける遠隔監視端末機の画面に表示される各種のアイコンの例を示す図である。 この発明の参考例1による空気調和システムにおける遠隔監視端末機に表示される運転状態メニューの全グループの一覧表示(縮小)画面を示す図である。 この発明の参考例1による空気調和システムにおける遠隔監視端末機に表示される運転状態メニューのブロック単位の一覧表示(拡大)画面を示す図である。 この発明の参考例1による空気調和システムにおける遠隔監視端末機に表示される運転状態メニューの個別リモコン操作画面を示す図である。 この発明の参考例1による空気調和システムにおける遠隔監視端末機に表示される運転状態メニューの異常発生中のユニット表示画面を示す図である。 この発明の参考例1による空気調和システムにおける遠隔監視端末機に表示される運転状態メニューのフィルタサイン発生中のユニット表示画面を示す図である。 この発明の参考例1による空気調和システムにおける遠隔監視端末機に表示されるメンテナンスメニューの異常前データ(一覧)画面を示す図である。 この発明の参考例1による空気調和システムにおける遠隔監視端末機に表示されるメンテナンスメニューの異常前データ(内容)画面を示す図である。 この発明の参考例1による空気調和システムにおける遠隔監視端末機に表示されるメンテナンスメニューのメール送信履歴画面を示す図である。 この発明の参考例2による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の参考例3による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の参考例4による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の参考例5による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の参考例6による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の参考例6による空気調和システムにおける集中リモコンの内部構成を示すブロック図である。 この発明の参考例6による空気調和システムにおける集中リモコンの内部構成を示すブロック図である。 この発明の参考例7による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の参考例7による空気調和システムにおける集中リモコンの内部構成を示すブロック図である。 この発明の参考例8による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の参考例9による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の参考例10による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の参考例10による空気調和システムにおける情報中継器の内部構成を示すブロック図である。 この発明の参考例11による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の参考例11による空気調和システムにおける情報中継器の内部構成を示すブロック図である。 この発明の参考例12による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による空気調和システムにおける集中リモコンの内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による空気調和システムにおける室内機に内蔵される制御機器の室内機制御手段の内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による空気調和システムにおける集中リモコンの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による空気調和システムにおける設備管理機器の内部構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による空気調和システムにおける設備管理機器の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 この発明の参考例13による空気調和システムの構成を示すブロック図である。 この発明の参考例13による空気調和システムにおける集中リモコンの内部構成を示すブロック図である。 この発明の参考例13による空気調和システムにおける集中リモコンの処理を説明する図である。 従来の空気調和システムの構成を示すブロック図である。 従来の空気調和システムにおける設備コントローラの内部構成を示すブロック図である。 従来の空気調和システムの構成を示すブロック図である。 従来の空気調和システムにおける室内機に内蔵される制御機器の室内機制御手段の内部構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c 室外機、2,2a,2b,2c 室内機、3 冷媒配管、4,14,27 伝送媒体、5,5a,5b,5c,5A 集中リモコン、6,13,18,52,64,65 伝送手段、7 操作決定手段、8 操作設定手段、8a 運転切換スイッチ、8b 冷房/暖房切換スイッチ、8c 風量切換スイッチ、9 表示手段、10,51,61 中央処理手段、11 操作情報処理部、12a,12b 管理情報処理部、15 遠隔監視端末機、16 ブラウザソフト、17 管理情報処理手段、19 設備機器制御手順設定部、21 分岐手段、22 公衆回線中継器、23,23a,23b 公衆回線、24a,24b インターネット仲介業者、25 インターネット、26 携帯電話端末、28 公衆回線中継器、29 情報中継器、31 制御盤、32 操作盤、33,39 設備機器、33A ホテル客室キースイッチ、34 設備機器制御線、35 室内機構成部品、36 室内機制御手段、37 設備管理機器、38 制御端末、39A 共通換気機器、41 空調機制御部、42 空調機制御手順記憶部、43 設備機器制御部、44 設備機器制御手順記憶部、45 画面生成部、46 画面記憶部、53 室内機構成部品入出力手段、54 設備機器入出力手段、62 設備機器制御手順生成手段、63 設備機器制御手段、71 設備機器情報、72 予め記憶された画面情報、73 新たに生成された画面情報、201〜231 アイコン、251 風マーク、252 木マーク、253 時計マーク、254 進入禁止マーク、255 フィルタマーク、256 クエスチョンマーク、257 空気マーク、258 温度計マーク、259 コーテーションマーク、260 天井マーク、261 室内機マーク、262 風向マーク、263 風速マーク、301 グループ名、302 「Update」ボタン、303 「Batch Operations」ボタン、304 「Enlarge」ボタン、305 運転状態のアイコン、306 「OK」ボタン、307 「Cancel」ボタン、308 「Malfunction List」ボタン、309 「All Reset」ボタン、310 「Filter Sign List」ボタン、311 「Reset」ボタン、312 「All Reset」ボタン、313 「Maintenance」ボタン、314,317 「Clear Log」ボタン、315 「Show Detail Log」ボタン、316 「Send Mail Log」ボタン。

Claims (4)

  1. 室外機と室内機により構成される空気調和装置と、
    上記空気調和装置の運転操作を行うと共に上記空気調和装置の運転状態を監視する集中リモコンと、
    上記空気調和装置と併設される客室キースイッチ及び客室窓の開閉スイッチとを備え、
    上記集中リモコンが、保有している上記客室キースイッチ及び客室窓の開閉スイッチの設備機器制御手順に基づき、上記空気調和装置に上記客室キースイッチの状態及び客室窓の開閉スイッチの状態の監視要求を送信し、上記空気調和装置から通知された状態に応じて、上記空気調和装置の運転を制御することを特徴とする空気調和システム。
  2. 集中リモコンは、上記客室キースイッチの状態がOFFの場合には、上記空気調和装置を停止させる制御指令を送信し、上記客室キースイッチがONの場合には、上記客室窓の開閉スイッチが開であるかを確認し、開の場合には、上記空気調和装置を停止させる制御指令を送信し、閉の場合には、上記空気調和装置を運転させる制御指令を送信することを特徴とする請求項1記載の空気調和システム。
  3. 集中リモコンが保有する設備機器制御手順を、初期設定ツールとして使用される遠隔監視端末機から送信することを特徴とする請求項記載の空気調和システム。
  4. 室外機と室内機により構成される空気調和装置と、
    上記空気調和装置の運転操作を行うと共に上記空気調和装置の運転状態を監視する集中リモコンと、
    上記空気調和装置と併設される第一及び第二の客室キースイッチと、
    上記空気調和装置と予め接続が想定されていない共通換気機器と、
    上記集中リモコンと分岐手段を介して接続され上記共通換気機器を制御する設備管理機器とを備え、
    上記設備管理機器が、保有している上記第一及び第二の客室キースイッチの設備機器制御手順に基づき、上記集中リモコンを介して上記空気調和装置に上記第一及び第二の客室キースイッチの監視要求を送信し、上記空気調和装置から通知された上記第一及び第二の客室キースイッチの状態に応じて、上記共通換気機器運転を制御することを特徴とする空気調和システム。
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