JP2014016022A - 動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造 - Google Patents

動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ケースの大型化を抑制可能とする動力伝達装置を提供する。
【解決手段】連結中空軸は、分配ケース5の開口53から外部側へ臨まされ、連結中空軸と分配ケース5の開口53との間に、オイル・シールを有し、連結中空軸7に噛み合い連動する相対的に低位に配置された伝動中間軸の直交噛合いギヤにより跳ね上げられた潤滑オイルを受けてオイル・シール側へ導く樋状の潤滑ガイド93を有し、分配ケース5は、分配ケース5内に連通口を介して連通しブリーザを取り付けたブリーザ室95を有し、ブリーザ室95を、潤滑ガイド93の上部空間Sを包含するように配置したことを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、四輪駆動車等のパワートレイン用等に係る動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造に関する。
従来、四輪駆動車のパワートレインに、例えば特許文献1に示すようなトランスファが用いられている。
このトランスファは、相対的に高位に配置された連結中空軸が、分配ケースの開口から外部側へ臨まされていると共に軸受けにより分配ケースに回転自在に支持されている。連結中空軸と分配ケースの開口との間に、軸受けよりも軸方向の外側にオイル・シールが設けられている。
分配ケースには、潤滑ガイドが伝動中間軸の上位側において軸方向に沿って設けられ、この潤滑ガイドは、オイル・シール側へ下降傾斜設定されている。
したがって、動力伝達時に、潤滑オイルが直交噛合いギヤの回転によって掻き上げられ、潤滑ガイド内に受け入れられる。潤滑ガイド内では、その傾斜設定により潤滑オイルが流動し、軸受け及びオイル・シール側へ移動する。この潤滑オイルの移動により、軸受け及びオイル・シールを潤滑することができる。
かかる従来の潤滑構造では、図8のカバーを外した分配ケース201のように、潤滑ガイド203上の空間とブリーザ室205とが別々の空間となっている。
このように別々の空間にすることで、ブリーザ室に、潤滑オイルが入り込むことを極力制限し、ブリーザに潤滑オイルが到達することを規制していた。
しかし、潤滑ガイド203上の空間とブリーザ室205とが別々の空間であるため、分配ケース201が大型化し易く、エンジン等の駆動源との干渉を招き易かった。このため、駆動源回りの部品の配置にも支障をきたす恐れがあった。
特開2009−174596号公報
解決しようとする問題点は、潤滑ガイド上の空間とブリーザ室とが別々の空間であり、ケースが大型化し易かった点である。
本発明は、ケースの大型化を抑制可能とするために、ケースに回転自在に支持され相対的に高位に配置された第1の軸を有すると共にギヤの噛合により各軸が連動可能である動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造であって、前記第1の軸は、前記ケースの開口から外部側へ臨まされ、前記第1の軸と前記ケースの開口との間に、シールを有し、前記第1の軸に噛み合い連動する相対的に低位に配置された第2の軸のギヤにより跳ね上げられた潤滑オイルを受けて前記シール側へ導く樋状の潤滑ガイドを有し、前記ケースは、前記ケース内に連通口を介して連通しブリーザを取り付けたブリーザ室を有し、前記ブリーザ室を、前記潤滑ガイドの上部空間を包含するように配置し、前記潤滑ガイドは、前記連通口から前記潤滑オイルを受けることを特徴とする。
本発明は、上記構成であるため、ブリーザ室が、潤滑ガイドの上部空間を包含するため、ケースの大型化を抑制することができる。
動力伝達装置の横断面図である。(実施例1) (A)は、ケース・カバーを外したケース本体部の斜視図、(B)は、ケース・カバーの斜視図である。(実施例1) カバーを外したケース本体部の側面図である。(実施例1) ケース本体部の要部拡大側面図である。(実施例1) ケース・カバーを左側にして分配ケースの一部を切り欠き潤滑ガイド及びブリーザ室を示す斜視図である。(実施例1) 潤滑オイルの流れを示す分配ケースの一部切り欠き平面図である。(実施例1) 潤滑オイルの流れを示す図6のVII−VII線矢視断面図である。(実施例1) 潤滑ガイドの上部空間とブリーザ室との関係を示すケース本体部の要部拡大側面図である。(従来例)
ケースの大型化を抑制可能とするために、分配ケース5に回転自在に支持され相対的に高位に配置された連結中空軸7を有すると共にギヤ9、13、15、19の噛合により各軸7、11、17が連動可能である動力伝達装置1の潤滑・ブリーザ構造であって、前記連結中空軸7は、前記分配ケース5の開口53から外部側へ臨まされ、前記連結中空軸7と前記分配ケース5の開口53との間に、オイル・シール47を有し、前記連結中空軸7に噛み合い連動する相対的に低位に配置された伝動中間軸11の直交噛合いギヤ15により跳ね上げられた潤滑オイルを受けて前記オイル・シール47側へ導く樋状の潤滑ガイド93を有し、前記分配ケース5は、前記分配ケース5内に連通口99を介して連通しブリーザ97を取り付けたブリーザ室95を有し、前記ブリーザ室95を、前記潤滑ガイド93の上部空間Sを包含するように配置したことにより実現した。
図1は、動力伝達装置の横断面図、図2(A)は、ケース・カバーを外したケース本体部の斜視図、(B)は、ケース・カバーの斜視図、図3は、カバーを外したケース本体部の側面図、図4は、ケース本体部の要部拡大側面図、図5は、ケース・カバーを左側にした分配ケースの一部を切り欠いて潤滑ガイド及びブリーザ室を示す斜視図である。
図1で示す動力伝達装置1は、前輪側の一方の回転軸である車軸中間軸3の外周に配置されている。動力伝達装置1のケースである分配ケース5は、例えば、固定側であるトランスミッション側のベル・ハウジングに取り付けられる。動力伝達装置1としては、後輪側のものとして構成することもできる。
分配ケース5内には、第1の軸である連結中空軸7が軸方向に延設され、その一端部が図外のフロント・デファレンシャル装置のデフ・ケースに連結されている。連結中空軸7は、車軸中間軸3の外周に遊嵌配置され、この連結中空軸7に、平行噛合いギヤ9が設けられている。この平行噛合いギヤ9が第2の軸である伝動中間軸11の一端側の平行噛合いギヤ13に噛み合っている。平行噛合いギヤ9は、平行噛合いギヤ13よりも相対的に大径に形成されている。
伝動中間軸11の他端側には、ハイポイド・ギヤの直交噛合いギヤ15が設けられている。直交噛合いギヤ15は、第3の軸である後輪側出力軸17のハイポイド・ギヤの直交噛合いギヤ19に噛み合っている。
従って、ケースである分配ケース5に回転自在に支持され他の軸である伝動中間軸11及び後輪側出力軸17に対して相対的に高位に配置された第1の軸である連結中空軸7を有すると共にギヤである平行噛合いギヤ9、13及び直交噛合いギヤ15、19の噛合により各軸7、11、17が連動可能となっている。この連動により、フロント・デファレンシャル装置のデフ・ケースから連結中空軸7への駆動入力を後輪側出力軸17から後輪側へ出力することができる。
分配ケース5は、連結中空軸7及び伝動中間軸11を回転自在に支持する第1のケース部分21と後輪側出力軸17を回転自在に支持する第2のケース部分23とからなっている。第1のケース部分21の一端側には、ケース・カバー25がボルト27等により複数個所で締結固定されている。
第1のケース部分21は、連結中空軸7及び平行噛合いギヤ9を収容する第1の収容部29と伝動中間軸11、平行噛合いギヤ13及び直交噛合いギヤ15を収容する第2の収容部31を一体に形成したものである。
前記第1の収容部29には、平行噛合いギヤ9の一側において軸受支持部33及びシール支持部35が設けられている。平行噛合いギヤ9の他側においてケース・カバー25には、軸受支持部37及びシール支持部39が設けられている。
軸受支持部33、37に、前記平行噛合いギヤ9を一体に設けた連結中空軸7が、軸受41、43により回転自在に支持されている。シール支持部35、39には、シールとしてオイル・シール45、47が取り付けられ、このオイル・シール45、47は、連結中空軸7外周に密接し、相対摺動可能となっている。
連結中空軸7の一端側外周に形成された結合用のスプライン部49は、第1の収容部29の一端の開口51から突出し、図外のデフ・ケースにスプライン係合する。
連結中空軸7の他端側は、オイル・シール47よりも外部へ突出し第1の収容部29の他端の開口53から外部へ臨んでいる。
従って、第2,第3の軸である伝動中間軸11及び後輪側出力軸17に対して相対的に高位に配置された第1の軸である連結中空軸7は、ケースである分配ケース5の開口53から外部へ臨まされた構成となっている。また、第1の軸である連結中空軸7とケースである分配ケース5の開口53との間に、シールであるオイル・シール47を設けた構成となっている。
第2の収容部31は、伝動中間軸11の一端側において閉じ壁部55有し、ケース・カバー25は、伝動中間軸11の他端側において閉じ壁部57有している。
閉じ壁部55には、軸受支持部59が設けられ、閉じ壁部57には、軸受支持部61が設けられている。軸受支持部59、61に、伝動中間軸11の両端が軸受63、65を介して回転自在に支持されている。
第2のケース部分23は、後輪側出力軸17を支持している。第2のケース部分23は、開口69に嵌合して組み付けられ、図示しないボルトにより締結固定されている。開口69は、第1のケース部分21の第2の収容部31に形成され、後輪側出力方向に指向している。
第2のケース部分23の一端部外周には、オーリング73が取り付けられ、開口69内周に密接している。
第2のケース部分23には、軸受支持部75、77及びシール支持部79が設けられている。第2のケース部分23の内部は、第1のケース部分21の第2の収容部31側へ連通し、第2の収容部31側で跳ね上げられた潤滑オイルを第2のケース部分23の内部へ導入できるようになっている。
軸受支持部75、77には、軸受81、83を介して後輪側出力軸17が回転自在に支持されている。後輪側出力軸17の外端部には、継ぎ手部材85がスプライン嵌合している。この継ぎ手部材85は、後輪側出力軸17に螺合するナット87により締結され、抜け止めが行われている。
前記シール支持部79には、オイル・シール89が取り付けられ、このオイル・シール89が継ぎ手部材85に密接し、相対摺動可能となっている。継ぎ手部材85には、ダスト・カバー91が取り付けられ、オイル・シール89の外側を覆っている。
[潤滑ガイド及びブリーザ室]
図2〜図5のように、分配ケース5には、樋状の潤滑ガイド93が本実施例において一体に設けられている。但し、潤滑ガイド93を別体構成にすることも可能である。
分配ケース5は、潤滑ガイド93の他にブリーザ室95を備えている。ブリーザ室95は、潤滑ガイド93の傾斜下位側の上部に配置されている。ブリーザ室95は、潤滑ガイド93の上部空間Sを包含するように配置されている。なお、ブリーザ室95は、潤滑ガイド93の傾斜上位側の上部に配置することも可能である。この場合、ブリーザ室95内に、バッファプレート等を設けると良い。
潤滑ガイド93は、第2の軸のギヤとして、主に伝動中間軸11の直交噛合いギヤ15により、跳ね上げられた潤滑オイルを傾斜上位側で受けて軸受43及びオイル・シール47側へ導くものである。なお、潤滑オイルを跳ね上げる第2の軸のギヤとして、平行噛合いギヤを構成することも可能である。
この潤滑ガイド93は、伝動中間軸11の上部に沿ってほぼ平行に配置され、軸受43及びオイル・シール47側へ導くように下降傾斜するように形成されている。この潤滑ガイド93は、第2の収容部31の閉じ壁部55から一体に延び、第1のケース部分21にケース・カバー25を突き合わせる結合面21aに至って直線的に形成されている。
潤滑ガイド93には、傾斜上位側から傾斜下位側に渡って前立上げ部93aが形成されている。前立上げ部93aは、傾斜上位側で第1のケース部分21の外壁部21b内面に沿って対向形成されている。前立上げ部93aは、潤滑ガイド93に沿って第1のケース部分21の結合面21aに至るまで形成されている。
潤滑ガイド93が傾斜下位側のブリーザ室95に対応する部分では、前立上げ部93aに対向する後立上げ部93bが前立上げ部93aよりも高く形成されている。
ブリーザ室95の上部には、ブリーザ97が取り付けられ、このブリーザ室95は、分配ケース5内の第1の収容部29側に連通口99を介して連通する。ブリーザ室95の縁部95aは、潤滑ガイド93の傾斜下位側で前立上げ部93aの上方に位置し、連通口99を構成している。したがって、連通口99は、ブリーザ室95と潤滑ガイド93との間に備えられている。
ブリーザ室95は、潤滑ガイド93の傾斜下位側で第1のケース部分21の結合面21aに形成されている。この配置によりブリーザ室95は、潤滑オイルを主に跳ね上げる直交噛合いギヤ15に対し潤滑ガイド93の他側である傾斜下位側にオフセットして配置されている。
ブリーザ室95は、横断面において結合面21aに至る外壁部21cと、この外壁部21cに直交して第1のケース部分21の外壁部21bに至る中間壁部21dとを備えている。潤滑ガイド93の後立上げ部93bは、結合面21aから中間壁部21dに至って形成されている。
ブリーザ室95には、縦断面において外壁部21cに連続する第1、第2の弧状壁部95b、95cが内部に形成されている。
第1の弧状壁部95bは、伝動中間軸11の直交噛合いギヤ15の外周径よりも大径に同芯状に湾曲形成され、潤滑ガイド93と一体に形成されている。この第1の弧状壁部95bは、潤滑ガイド93の後立上げ部93bから延出し外壁部21c内面に一体に結合されている。
第2の弧状壁部95cは、連結中空軸7の平行噛合いギヤ9の外周径よりも大径に同芯状に湾曲形成され、下端にブリーザ室95の前記縁部95aが形成され、上端は外壁部21c側に一体に結合されている。ブリーザ室95は、結合面21aにおいてケース・カバー25により閉じられる。
ケース・カバー25は、潤滑ガイド93から引き継いだ潤滑オイルを軸受43及びオイル・シール47側へ案内するカバー側潤滑ガイド101を有している。
カバー側潤滑ガイド101は、結合面25aにおいて潤滑ガイド93の底面93cに上面が連続するように接続されている。このカバー側潤滑ガイド101は、切欠き部103によって形成され、軸受43及びオイル・シール47間へ向けて下降傾斜するように設定されている。カバー側潤滑ガイド101の先端部101aは、ケース・カバー25の軸受支持部37及びシール支持部39間に臨むように形成され、オイル・シール47側への潤滑オイルの流動が可能となっている。
[潤滑]
潤滑オイルは、分配ケース5内において連結中空軸7の平行噛合いギヤ9の歯部が浸る高さ付近まで収容されている。
動力伝達時に、直交噛合いギヤ15が回転すると潤滑オイルが直交噛合いギヤ15によって図3の矢印Aのように掻き上げられ、潤滑ガイド93側へ飛散する。
飛散した潤滑オイルは、第1のケース部分21の外壁部21b内面に衝突するなどして、潤滑ガイド93の傾斜上位側に入る。
潤滑ガイド93の傾斜上位側に入った潤滑オイルは、潤滑ガイド93の下降傾斜により図6の矢印Bのように流動ガイドされ、カバー側潤滑ガイド101に引き継がれる。
カバー側潤滑ガイド101上では、その傾斜により先端部101a方向へ潤滑オイルがガイドされ、先端部101aから矢印Cのようにオイル・シール47側へ導くことができる。
したがって、跳ね上げた潤滑オイルを、潤滑ガイド93及びカバー側潤滑ガイド101によりオイル・シール47側へ無理なく十分に案内することができる。
ブリーザ室95には、連通口99から分配ケース5内のエアが導かれ、ブリーザ97からエア抜きが行われる。
このように、潤滑ガイド93の傾斜上位側の直交噛合いギヤ15で掻き上げられた潤滑オイルは、外壁部21b内面に衝突等して潤滑ガイド93の傾斜上位側に収容され、この潤滑オイルが、ブリーザ室95の下方に位置する潤滑ガイド93の傾斜下位側へ整然と流動することになる。
このため、ブリーザ室95内に潤滑オイルが大量に引き込まれてブリーザ機能に悪影響を及ぼすようなことを抑制することができるか、防止することができる。
なお、潤滑ガイド93の傾斜下位側では、平行噛合いギヤ13によっても潤滑オイルが掻き上げられるが、平行噛合いギヤ13は小径であり、ブリーザ室95から離れているため、飛散する潤滑オイルの連通口99からブリーザ室95内への侵入を抑制することができる。
連通口99から入ろうとする潤滑オイルは、潤滑ガイド93の後立上げ部93bで受けられ、潤滑ガイド93に収容され、カバー側潤滑ガイド101側へ流動する。
潤滑ガイド93は、樋状に形成され、傾斜上位側では、前立上げ部93aが第1のケース部分21の外壁部21b内面に沿って対向形成されている。前立上げ部93aは、潤滑ガイド93に沿って第1のケース部分21の結合面21aに至るまで形成されている。同時に、ブリーザ室95は、横断面において結合面21aに至る外壁部21cと、この外壁部21cに直交して第1のケース部分21の外壁部21bに至る中間壁部21dとを備えている。ブリーザ室95の後立上げ部93bは、結合面21aから中間壁部21dに至って形成されている。
これらにより、第1のケース部分21の内部空間の結合面21a方向への鋳抜き形状を簡易化することができる。
分配ケース5は、潤滑ガイド93及びブリーザ室95を備え、ブリーザ室95は、潤滑ガイド93の傾斜下位側の上部空間Sを包含するように配置されている。
このことより、潤滑ガイド93及びブリーザ室95に起因する分配ケース5の外部への張り出しを規制し、分配ケース5の大型化を抑制することができる。
1 動力伝達装置
5 分配ケース(ケース)
7 連結中空軸(第1の軸)
11 伝動中間軸(第2の軸)
15 直交噛合いギヤ(ギヤ)
21 本体ケース部
25 ケース・カバー
47 オイル・シール(シール)
53 開口
93 潤滑ガイド
95 ブリーザ室
97 ブリーザ
99 連通口
101 カバー側潤滑ガイド
S 上部空間

Claims (4)

  1. ケースに回転自在に支持され相対的に高位に配置された第1の軸を有すると共にギヤの噛合により各軸が連動可能である動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造であって、
    前記第1の軸は、前記ケースの開口から外部側へ臨まされ、
    前記第1の軸と前記ケースの開口との間に、シールを有し、
    前記第1の軸に噛み合い連動する相対的に低位に配置された第2の軸のギヤにより跳ね上げられた潤滑オイルを受けて前記シール側へ導く樋状の潤滑ガイドを有し、
    前記ケースは、前記ケース内に連通口を介して連通しブリーザを取り付けたブリーザ室を有し、
    前記ブリーザ室を、前記潤滑ガイドの上部空間を包含するように配置した、
    ことを特徴とする動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造。
  2. 請求項1記載の動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造であって、
    前記第2の軸のギヤにより跳ね上げられた潤滑オイルを前記潤滑ガイドの延設方向の一側で受け、
    前記ブリーザ室を、前記潤滑ガイドの同他側にオフセットして配置した、
    ことを特徴とする動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造。
  3. 請求項1又は2記載の動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造であって、
    前記連通口は、前記ブリーザ室と前記潤滑ガイドとの間に備えられた、
    ことを特徴とする動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造であって、
    前記第2の軸のギヤは、前記分配ケースに回転自在に支持された第3の軸の直交噛合いギヤに噛合う直交噛合いギヤと前記第1の軸の平行噛合いギヤに噛合う平行噛合ギヤとの何れかであり、
    前記ケースは、前記第1、第2の軸を収容してその一側を回転自在に支持する本体ケース部と、この本体ケース部に締結固定され前記第1の軸を外部へ臨ませる前記開口を有して前記第1、第2の軸を回転自在に支持するケース・カバーとからなり、
    このケース・カバーに、前記潤滑ガイドの端部に接続され前記潤滑ガイドから引き継いだ潤滑オイルを前記シール側へ案内するカバー側潤滑ガイドを有する、
    ことを特徴とする動力伝達装置の潤滑・ブリーザ構造。
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