JP2014009307A - 帯電防止剤 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、フッ素に起因した特性およびトリメチルアンモニウム塩の特性を兼ね備えた含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類を有効成分とする帯電防止性に優れる帯電防止剤に関するものである。
一般に樹脂材料は、電気絶縁性に優れているため、絶縁体等の電気絶縁性を必要とする用途には極めて有用である反面、表面に静電気を帯びやすく、粉塵の吸着及び静電気に起因したトラブルを生じる。
第4級アンモニウム塩基からなるカチオン系の帯電防止剤は、優れた帯電防止効果を持つことが知られている。例えば、特許文献1、2では、負イオンとしてハロゲン化物イオン又はアルキルスルホン酸イオンを含有する非重合性第4級アンモニウム塩をアクリレート系モノマーなどの重合性化合物に添加し、紫外線照射により帯電防止性樹脂組成物を得る方法が報告された。しかし、これらの非重合性第4級アンモニウム塩が樹脂との間に有効な化学結合が形成されておらず、時間経過とともに樹脂組成物表面に徐々にブリードアウトし、水拭き、摩擦などで容易に剥がれてしまい、帯電防止性能を持続できないという問題点があった。
持続できる帯電防止性能を提供するため、重合性基を持つカチオン性ビニルモノマーが他の共重合可能なモノマー、例えばメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライドを2−エチルヘキシルアクリレートと共重合させ、高分子帯電防止剤として使用する方法が報告された(特許文献3)。しかし、該カチオン性ビニルモノマーはエステル系のアクリレート骨格を有するため、加水分解し易いという欠点があった。加水分解によってアクリル酸と末端ヒドロキシル基を有する非重合性第4級アンモニウム塩が発生し、期待された持続できる帯電防止性能が失ってしまう。また、加水分解で発生したアクリル酸が電子部品、光学材料などの腐食を招く恐れがあった。
従って本発明は、基材の性能を損なうことのない帯電防止剤であり、且つ帯電防止性付与面の透明性も兼ね備えた帯電防止剤を提供することを目的とする。
そこで、本発明者らは、上記の課題を解決する為に鋭意検討した結果、比較的安価で容易に入手可能な特定の帯電防止性を有する有機化合物とパーフルオロアルケニル基含有化合物を反応させたオリゴマー類、および硬化性樹脂成分と化学的に結合できる反応性官能基(水酸基、末端炭素−炭素二重結合等)を導入することによって、上記課題を解決することが出来ることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち本発明は、下記項1〜5の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類を有効成分として含む帯電防止剤に関する。
すなわち、本発明は、上記含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類が、単量体(1)、単量体(2)を共重合成分として含む(メタ)アクリレート系共重合体が有効成分であることを特徴とする帯電防止剤を提供する。
項1. 単量体(1)、単量体(2)を共重合成分として含む(メタ)アクリレート系共重合体、その塩交換物、及びこれらの混合物からなる群より選ばれる1種以上の成分を有効成分とすることを特徴とする帯電防止剤。
単量体(1):トリメチルアンモニウム含有(メタ)アクリル系モノマー
[式中、R1はHまたはCH3を示し、R2は炭素原子数が1〜50の二価の飽和脂肪族炭化水素基(該飽和脂肪族炭化水素基は所望によりハロゲン原子、エーテル結合(−O−)、チオエーテル結合(−S−)、エステル結合(−COO−または−O−CO−)、アミド結合(−CONH−または−NHCO−)またはアリール基、アリーレン基を有していてもよい。)であり、Yは、同一又は異なって、単結合、エステル結合(−COO−または−O−CO−)、アミド結合(−CONH−または−NHCO−)、スルホン酸エステル結合(−SO2−O−または−O−SO2−)、スルホンアミド結合(−SO2NH−または−NHSO2−)、エーテル結合(−O−)、チオエーテル結合(−S−)を示し、Xはハロゲン原子を示し、WはHまたはアルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、水酸基、カルボキシ基(COOH)、アミノ基、メルカプト基又はイソシアネート基を示す。]
単量体(2):フッ素含有(メタ)アクリレート
単量体(2):フッ素含有(メタ)アクリレート
[式中、Rfは炭素数1〜9のパーフルオロアルキル基または炭素数2〜9のパーフルオロアルケニル基を示し、R1はHまたはCH3を示し、R3は炭素原子数が1〜50の二価の飽和脂肪族炭化水素基(該飽和脂肪族炭化水素基は所望によりハロゲン原子、エーテル結合(−O−)、チオエーテル結合(−S−)、エステル結合(−COO−または−O−CO−)、アミド結合(−CONH−または−NHCO−)またはアリール基、アリーレン基を有していてもよい。)であり、Zは、単結合、エステル結合(−COO−または−O−CO−)、アミド結合(−CONH−または−NHCO−)、スルホン酸エステル結合(−SO2−O−または−O−SO2−)、スルホンアミド結合(−SO2NH−または−NHSO2−)、エーテル結合(−O−)、チオエーテル結合(−S−)を示す。]
項2.
前記フッ素含有(メタ)アクリレートのRfが炭素数2〜9のパーフルオロアルケニル基である項1記載の帯電防止剤。
前記フッ素含有(メタ)アクリレートのRfが炭素数2〜9のパーフルオロアルケニル基である項1記載の帯電防止剤。
項3.
項1または項2記載の(メタ)アクリレート系共重合体へ反応性官能基を付与する為、下記単量体(1)、単量体(2)、および単量体(3)を共重合成分として含む(メタ)アクリレート系共重合体、その塩交換物、及びこれらの混合物からなる群より選ばれる1種以上の成分を有効成分とすることを特徴とする帯電防止剤。
項1または項2記載の(メタ)アクリレート系共重合体へ反応性官能基を付与する為、下記単量体(1)、単量体(2)、および単量体(3)を共重合成分として含む(メタ)アクリレート系共重合体、その塩交換物、及びこれらの混合物からなる群より選ばれる1種以上の成分を有効成分とすることを特徴とする帯電防止剤。
単量体(1):トリメチルアンモニウム含有(メタ)アクリル系モノマー
[式中、R1はHまたはCH3を示し、R2は炭素原子数が1〜50の二価の飽和脂肪族炭化水素基(該飽和脂肪族炭化水素基は所望によりハロゲン原子、エーテル結合(−O−)、チオエーテル結合(−S−)、エステル結合(−COO−または−O−CO−)、アミド結合(−CONH−または−NHCO−)またはアリール基、アリーレン基を有していてもよい。)であり、Yは、同一又は異なって、単結合、エステル結合(−COO−または−O−CO−)、アミド結合(−CONH−または−NHCO−)、スルホン酸エステル結合(−SO2−O−または−O−SO2−)、スルホンアミド結合(−SO2NH−または−NHSO2−)、エーテル結合(−O−)、チオエーテル結合(−S−)を示し、Xはハロゲン原子を示し、WはHまたはアルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、水酸基、カルボキシ基(COOH)、アミノ基、メルカプト基又はイソシアネート基を示す。]
単量体(2):フッ素含有(メタ)アクリレート
単量体(2):フッ素含有(メタ)アクリレート
[式中、Rfは炭素数1〜9のパーフルオロアルキル基または炭素数2〜9のパーフルオロアルケニル基を示し、R1はHまたはCH3を示し、R3は炭素原子数が1〜50の二価の飽和脂肪族炭化水素基(該飽和脂肪族炭化水素基は所望によりハロゲン原子、エーテル結合(−O−)、チオエーテル結合(−S−)、エステル結合(−COO−または−O−CO−)、アミド結合(−CONH−または−NHCO−)またはアリール基、アリーレン基を有していてもよい。)であり、Zは、単結合、エステル結合(−COO−または−O−CO−)、アミド結合(−CONH−または−NHCO−)、スルホン酸エステル結合(−SO2−O−または−O−SO2−)、スルホンアミド結合(−SO2NH−または−NHSO2−)、エーテル結合(−O−)、チオエーテル結合(−S−)を示す。]
単量体(3):反応可能部位含有(メタ)アクリル系モノマー
単量体(3):反応可能部位含有(メタ)アクリル系モノマー
[式中、R1はHまたはCH3を示し、W1はHまたはアルコキシ基、置換基を有していてもよいアリール基、水酸基、カルボキシ基(COOH)、アミノ基、メルカプト基、イソシアネート基、グリシジル基、オキセタン基、ラクトン基、リン酸基等の官能基を示す。Zは、単結合、O、NH、NHCO、またはSを示す。]
項4.
共重合体の単量体組成が、共重合体全体を100重量%としたとき、単量体(1)が1〜90重量%、単量体(2)が1〜50重量%である項1または項2記載の帯電防止剤。
共重合体の単量体組成が、共重合体全体を100重量%としたとき、単量体(1)が1〜90重量%、単量体(2)が1〜50重量%である項1または項2記載の帯電防止剤。
項5.
共重合体の単量体組成が、共重合体全体を100重量%としたとき、単量体(1)が1〜90重量%、単量体(2)が1〜30重量%、単量体(3)が1〜90重量%、および反応性官能基を有する単量体(4)が0〜50重量%である項1または項2記載の帯電防止剤であって、単量体(4)は、下記式
共重合体の単量体組成が、共重合体全体を100重量%としたとき、単量体(1)が1〜90重量%、単量体(2)が1〜30重量%、単量体(3)が1〜90重量%、および反応性官能基を有する単量体(4)が0〜50重量%である項1または項2記載の帯電防止剤であって、単量体(4)は、下記式
[式中、R1はHまたはCH3を示し、W2はW1と反応し得るHまたはアルコキシル基、置換基を有していてもよいアリール基、水酸基、カルボキシ基(COOH)、アミノ基、メルカプト基、イソシアネート基、グリシジル基、オキセタン基、ラクトン基、リン酸基等の官能基を示す。R4はアルキル基または置換基を有していてもよい2価のアリーレン基、炭素数2〜4の2価のアルキレンオキサイド基を示し、Zは、単結合、O、NH、NHCO、またはSを示す。]
で表される単量体(3)と反応可能な部位を含有する(メタ)アクリル系モノマーである、帯電防止剤。
で表される単量体(3)と反応可能な部位を含有する(メタ)アクリル系モノマーである、帯電防止剤。
本発明の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類は、帯電防止性と透明性、抗菌性に優れたものである。この特性によって本発明の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類は、各種ゴム、プラスチックなどの材料およびそれらからなるフィルム、シートなどの成形品、並びに各種繊維、紙、皮革、塗料、接着剤、断熱材、コーキング材などに適用する帯電防止剤として有用である。
次に、発明を実施するための形態を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
本明細書において(メタ)アクリレートとは、アクリレートおよび/またはメタクリレートを意味する。
単量体(1)と単量体(2)を共重合成分として含む(メタ)アクリレート系共重合体において、単量体(1)を1〜90重量%、単量体(2)を1〜50重量%含み、さらに単量体(3)及び/又は単量体(4)を含んでいてもよい。
単量体(1)、単量体(2)、および単量体(3)を共重合成分として含み、単量体(4)に由来する反応性官能基を有する(メタ)アクリレート系共重合体において、単量体(1)が1〜90重量%、単量体(2)が1〜30重量%、単量体(3)が1〜90重量%、および反応性官能基を有する単量体(4)が0〜50重量%含まれる。単量体(1)のW基が単量体(3)と反応可能な基(反応性官能基)を有する、換言すれば単量体(1)が単量体(4)を兼ねる場合には、単量体(4)は必要なく、この場合、単量体(4)が0重量%であっても良い。
単量体(1)、単量体(2)、および単量体(3)を共重合成分として含み、単量体(4)に由来する反応性官能基を有する(メタ)アクリレート系共重合体において、単量体(1)が1〜90重量%、単量体(2)が1〜30重量%、単量体(3)が1〜90重量%、および反応性官能基を有する単量体(4)が0〜50重量%含まれる。単量体(1)のW基が単量体(3)と反応可能な基(反応性官能基)を有する、換言すれば単量体(1)が単量体(4)を兼ねる場合には、単量体(4)は必要なく、この場合、単量体(4)が0重量%であっても良い。
含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類
本発明における含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類は、単量体(1)、単量体(2)を共重合成分として含む化合物であり、前記共重合体へ反応性官能基を有する化合物を付与させるために、単量体(1)、単量体(2)、および単量体(3)を共重合成分として含む化合物であっても良い。
本発明における含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類は、単量体(1)、単量体(2)を共重合成分として含む化合物であり、前記共重合体へ反応性官能基を有する化合物を付与させるために、単量体(1)、単量体(2)、および単量体(3)を共重合成分として含む化合物であっても良い。
本発明の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類は、各種材料に配合して優れた帯電防止効果を付与する帯電防止剤として有用である。配合することが出来る材料として、例えば、シリコーン、アクリルなどのゴム、塩化ビニル、ポリオレフィン、ポリウレタン、ABS、ポリスチレン、酢酸ビニル、ポリカーボネートなどのプラスチック、フェノール、(メタ)アクリレート、ウレタンアクリレートなどの樹脂などがある。本発明の組成物は、材料に配合して成形したり、成形体の表面に被覆したりすることにより、成形体に帯電防止性を付与することが出来、成形体の形状は、公知の成形法により繊維、フィルム、シート、板或いはブロックなどの種々の形状とすることができる。
また、本発明の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類は、水または有機溶剤などの液状媒体に溶解または懸濁させたものを、スプレーコーティング、コーターコーティング、ディッピング、刷毛塗り、ロールコーティングなどの通常の塗布手段によって、各種金属やプラスチック、セラミックス、樹脂などの表面に塗布し、皮膜を形成することも出来、そのようにして各種材質の物品における帯電を防止することが出来る。 該溶液中の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類の濃度は、特に限定されないが、例えば0.1〜90.0重量%程度とすればよい。該溶液中の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類の濃度が低すぎると、表面上に存在する含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類の量が少なくなり、塗布あるいはスプレーした改質表面が薄くなったり、帯電防止性低下の要因になる。一方、該濃度が高すぎる場合には、塗布むらなどが出る場合がある。該溶液中の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類の濃度は、溶媒の種類、ポリマーの分子量等による溶解度にも影響される。本発明の組成物を各種材料に配合する好ましい割合は、帯電防止性を付与しようとする材料100重量%当たり、0.1〜20重量%であり、より好ましくは0.5〜5重量%である。前記含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類は、単独でも混合物としても使用できる。
本発明の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類を配合した材料または成形体の具体的な用途として、タオル、カーペット、カーテン、衣類などの繊維製品、皮革、冷蔵庫、洗濯機、食器乾燥機、掃除機、空調機、テレビ、電話、パソコン、カーナビなどの電化製品、壁紙、タイル、煉瓦、コンクリート、ネジ、目地などの建築材料、洗面器、ほうき、ホース、スリッパ、ゴミ箱などの日用雑貨品、三角コーナー、排水溝などの台所用品、水周り用品、トイレタリー用品、各種コーティング材、塗料および接着剤などがある。
本発明の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類は、分子内に反応性アクリレート基またはメタクリレート基を有することもできることから、基材表面への化学結合を用いた密着性強化による帯電防止効果の高い持続性が期待できる。
また、該トリアルキルアンモニウムオリゴマー内の反応性基の量、反応条件等を制御することにより、表面改質剤としての膜強度の向上や目的に応じた強度設計を行うことができる。
帯電防止性試験方法
本発明においては、本発明の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類を有機溶剤に溶解させた塗液とし、該塗液を基材に塗布し、乾燥による有機溶剤の除去後、帯電防止性の膜とすることができる。
本発明においては、本発明の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類を有機溶剤に溶解させた塗液とし、該塗液を基材に塗布し、乾燥による有機溶剤の除去後、帯電防止性の膜とすることができる。
塗液の塗工方法は特に限定されないが、例えば、ウェットコーティングにより塗布され、その方式として例えばグラビア方式、バーコート方式、ワイヤーバー方式、スピンコート方式、ドクターブレード方式、ディップコート方式、スリットコート方式等が挙げられる。
実施例1〜12で作製した試験片の帯電防止性を以下の方法により評価した。
透明筒状容器中に発泡ビーズを容量の1/4だけ投入した。次いで、試験片(5cm四方)を筒状容器内部に貼り付けた。筒を密閉状態にした後、発泡ビーズを上下に50回振った。その後、静置させたときの発泡ビーズの状態を確認した。帯電防止性試験の結果を下表4に示した。
本発明の内容を以下の実施例により説明するが、本発明の内容は実施例により限定して解釈されるものではない。
合成例1
滴下ロートを備えた三つ口フラスコ(3L)内に、2−ヒドロキシエチルメタクリレート234.3g(1.8mol)、トリエチルアミン218.6g(2.16mol)、アセトニトリル1000gを入れた。滴下ロートにヘキサフルオロプロペントリマー973.0g(2.16mol)を入れフラスコ内の溶液中へ約60分間かけて攪拌下で徐々に滴下した。滴下終了後、室温で攪拌をさらに3時間続行した。
合成例1
滴下ロートを備えた三つ口フラスコ(3L)内に、2−ヒドロキシエチルメタクリレート234.3g(1.8mol)、トリエチルアミン218.6g(2.16mol)、アセトニトリル1000gを入れた。滴下ロートにヘキサフルオロプロペントリマー973.0g(2.16mol)を入れフラスコ内の溶液中へ約60分間かけて攪拌下で徐々に滴下した。滴下終了後、室温で攪拌をさらに3時間続行した。
反応混合物に1N塩酸2200gを加えて反応を停止させ、次いで、該反応混合物を5Lのビーカー内へ移した後、水1Lを用いる洗浄処理を3回行った。水洗処理後の溶液を減圧下脱水することにより、次式(A−1)で表されるフッ素化アクリレートを937.8g(収率93%)得た。得られたフッ素化アクリレート(A−1)の1H−NMRのデータを表1に示す。
[式中、Rfは下記一般式で示される基である。]
合成例2
冷却管を備えた三つ口フラスコ(100mL)内に、合成例1で合成した含フッ素アクリレート(A−1)2.80g(5mmol)、大阪有機合成工業製DMAMC(B−1)24.3g(100mmol)、メチルエチルケトン54.3g、2−プロパノール54.3g、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオン酸)ジメチル0.24g(1.1mmol)を入れた。反応溶液中に窒素ガスを導入し、反応容器内を窒素置換した。窒素置換後、反応溶液を撹拌しながら反応溶液を80℃まで加熱し反応を開始した。その後80℃で撹拌を14時間続行した。反応の終了を1H−NMRの、それぞれのアクリレート特有のピークの消失で確認した。溶媒を留去し、目的の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマーが定量的に得られた。
冷却管を備えた三つ口フラスコ(100mL)内に、合成例1で合成した含フッ素アクリレート(A−1)2.80g(5mmol)、大阪有機合成工業製DMAMC(B−1)24.3g(100mmol)、メチルエチルケトン54.3g、2−プロパノール54.3g、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオン酸)ジメチル0.24g(1.1mmol)を入れた。反応溶液中に窒素ガスを導入し、反応容器内を窒素置換した。窒素置換後、反応溶液を撹拌しながら反応溶液を80℃まで加熱し反応を開始した。その後80℃で撹拌を14時間続行した。反応の終了を1H−NMRの、それぞれのアクリレート特有のピークの消失で確認した。溶媒を留去し、目的の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマーが定量的に得られた。
大阪有機合成工業製DMAMC(B−1)の構造を以下に示す。
合成例3
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)、(B−1)の割合を変更して合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)、(B−1)の割合を変更して合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例4
滴下ロートを備えた三つ口フラスコ(3L)内に、2−ヒドロキシエチルメタクリレート234.3g(1.8mol)、トリエチルアミン218.6g(2.16mol)、アセトニトリル1000gを入れた。滴下ロートに下記一般式(7)で表される含フッ素酸クロライド1264.68g(2.16mol)を入れフラスコ内の溶液中へ約60分間かけて攪拌下で徐々に滴下した。滴下終了後、室温で攪拌をさらに3時間続行した。
滴下ロートを備えた三つ口フラスコ(3L)内に、2−ヒドロキシエチルメタクリレート234.3g(1.8mol)、トリエチルアミン218.6g(2.16mol)、アセトニトリル1000gを入れた。滴下ロートに下記一般式(7)で表される含フッ素酸クロライド1264.68g(2.16mol)を入れフラスコ内の溶液中へ約60分間かけて攪拌下で徐々に滴下した。滴下終了後、室温で攪拌をさらに3時間続行した。
反応混合物に1N塩酸2200gを加えて反応を停止させ、次いで、該反応混合物を5Lのビーカー内へ移した後、水1Lを用いる洗浄処理を3回行った。水洗処理後の溶液を減圧下脱水することにより、次式(A−1)で表されるフッ素化アクリレートを1138.3g(収率93%)得た。得られたフッ素化アクリレート(A−2)の1H−NMRのデータを表2に示す。
[式中、Rfは下記一般式で示される基である。]
合成例5
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)の代わりに含フッ素アクリレート(A−2:RfO−Ph−C(=O)O−CH2CH2OC(=O)C(CH3)=CH2)を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)の代わりに含フッ素アクリレート(A−2:RfO−Ph−C(=O)O−CH2CH2OC(=O)C(CH3)=CH2)を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例6
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)の代わりに直鎖含フッ素アクリレート(A−3:CF3(CF2)5CH2CH2OC(=O)CH=CH2)を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)の代わりに直鎖含フッ素アクリレート(A−3:CF3(CF2)5CH2CH2OC(=O)CH=CH2)を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例7
合成例2と同様の手順で、単量体(B−1)の代わりに大阪有機合成工業製DMCMA(B−2)を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例2と同様の手順で、単量体(B−1)の代わりに大阪有機合成工業製DMCMA(B−2)を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
DMCMA(B−2)の構造式を以下に示す。
合成例8
合成例2と同様の手順で、単量体(B−1)の代わりに興人製DMAPAA−Q(B−3)を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例2と同様の手順で、単量体(B−1)の代わりに興人製DMAPAA−Q(B−3)を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
DMAPAA−Q(B−3)の構造を以下に示す。
合成例9
合成例2と同様の手順で、単量体(B−1)の代わりに日油製ブレンマーQA(B−4)を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例2と同様の手順で、単量体(B−1)の代わりに日油製ブレンマーQA(B−4)を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
日油製ブレンマーQA(B−4)の構造を以下に示す。
合成例10
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)、単量体(B−1)、単量体(C−1)として日油製PME−100を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
日油製PME−100の構造を以下に示す
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)、単量体(B−1)、単量体(C−1)として日油製PME−100を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
日油製PME−100の構造を以下に示す
合成例11
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)、単量体(B−1)、単量体(C−1)の割合を変更して合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)、単量体(B−1)、単量体(C−1)の割合を変更して合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例12
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)、単量体(B−1)、単量体(C−1)の割合を変更して合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)、単量体(B−1)、単量体(C−1)の割合を変更して合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例13
合成例2と同様の手順で、単量体(C−1)の代わりに単量体(C−2)として日油製AE−90を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例2と同様の手順で、単量体(C−1)の代わりに単量体(C−2)として日油製AE−90を用いて合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
日油製AE−90(C-2)の構造を以下に示す。
合成例14
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)と単量体(A−3)を併用し、割合を変更して合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
合成例2と同様の手順で、単量体(A−1)と単量体(A−3)を併用し、割合を変更して合成を実施した。単量体割合は表3に示したとおりである。
実施例1〜12
合成例2、3、5〜14に記載の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマーの2質量%メタノール溶液品を用い、PETフィルムに塗布した。その後、80℃で10分間乾燥させた。乾燥後の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー塗布フィルムを試験片として用い、帯電防止性試験を実施した。その測定結果を表4に示す。
合成例2、3、5〜14に記載の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマーの2質量%メタノール溶液品を用い、PETフィルムに塗布した。その後、80℃で10分間乾燥させた。乾燥後の含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー塗布フィルムを試験片として用い、帯電防止性試験を実施した。その測定結果を表4に示す。
比較例1
帯電防止剤未添加のPETフィルムを試験片として用い、帯電防止性試験を実施した。その測定結果を表4に示す。
帯電防止剤未添加のPETフィルムを試験片として用い、帯電防止性試験を実施した。その測定結果を表4に示す。
帯電防止性の評価
(1)帯電防止性
評価基準 : ◎ = 発泡ビーズの付着なし
○ = 発泡ビーズの付着数1〜10
△ = 発泡ビーズの付着数が10〜30
× = 発泡ビーズの付着数が30以上、帯電防止効果が見られない
(2)透明性
試験片の透明性を目視で観察した。
(1)帯電防止性
評価基準 : ◎ = 発泡ビーズの付着なし
○ = 発泡ビーズの付着数1〜10
△ = 発泡ビーズの付着数が10〜30
× = 発泡ビーズの付着数が30以上、帯電防止効果が見られない
(2)透明性
試験片の透明性を目視で観察した。
評価基準 : 透明 = ○
濁りあり = ×
濁りあり = ×
表4から分かるように、本発明の帯電防止剤は、帯電防止性に優れ、透明性にも優れている。
本発明による、含フッ素トリメチルアンモニウムオリゴマー類は、例えば、ガラス、繊維、金属、樹脂、フィルム、光学材料、塗料等の分野で用いられる帯電防止性付与剤として有用であり、基材表面に帯電防止性、透明性、抗菌性を付与させることができる化合物として有用である。
Claims (5)
- 単量体(1)、単量体(2)を共重合成分として含む(メタ)アクリレート系共重合体、その塩交換物、及びこれらの混合物からなる群より選ばれる1種以上の成分を有効成分とすることを特徴とする帯電防止剤。
単量体(1):トリメチルアンモニウム含有(メタ)アクリル系モノマー
単量体(2):フッ素含有(メタ)アクリレート
- 前記フッ素含有(メタ)アクリレートのRfが炭素数2〜9のパーフルオロアルケニル基である請求項1記載の帯電防止剤。
- 請求項1または請求項2記載の(メタ)アクリレート系共重合体へ反応性官能基を付与する為、下記単量体(1)、単量体(2)、および単量体(3)を共重合成分として含む(メタ)アクリレート系共重合体、その塩交換物、及びこれらの混合物からなる群より選ばれる1種以上の成分を有効成分とすることを特徴とする帯電防止剤。
単量体(1):トリメチルアンモニウム含有(メタ)アクリル系モノマー
単量体(2):フッ素含有(メタ)アクリレート
単量体(3):反応可能部位含有(メタ)アクリル系モノマー
- 共重合体の単量体組成が、共重合体全体を100重量%としたとき、単量体(1)が1〜90重量%、単量体(2)が1〜50重量%である請求項1または請求項2記載の帯電防止剤。
- 共重合体の単量体組成が、共重合体全体を100重量%としたとき、単量体(1)が1〜90重量%、単量体(2)が1〜30重量%、単量体(3)が1〜90重量%、および反応性官能基を有する単量体(4)が0〜50重量%である請求項1または請求項2記載の帯電防止剤であって、単量体(4)は、下記式
で表される単量体(3)と反応可能な部位を含有する(メタ)アクリル系モノマーである、帯電防止剤。
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