JP2000063808A - 樹脂添加剤、樹脂組成物および樹脂成形体 - Google Patents

樹脂添加剤、樹脂組成物および樹脂成形体

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JP2000063808A
JP2000063808A JP10230954A JP23095498A JP2000063808A JP 2000063808 A JP2000063808 A JP 2000063808A JP 10230954 A JP10230954 A JP 10230954A JP 23095498 A JP23095498 A JP 23095498A JP 2000063808 A JP2000063808 A JP 2000063808A
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polymerized
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Yuriko Kaida
由里子 海田
Hirotsugu Yamamoto
博嗣 山本
Mika Motomura
美香 本村
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂の物性等を損なうことなく、成形体に優れ
た帯電防止性能を付与する樹脂添加剤提供する。 【解決手段】周期律表第15族元素を中心原子とする4
級塩残基を含有する重合単位(a1 )、フッ素原子を含
有する重合単位(a2 )、および単独重合体とした場合
に樹脂との相溶性を有する重合性単量体に基づく重合単
位(a3 )を含む共重合体(A)からなる樹脂添加剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂添加剤、樹脂
組成物および樹脂成形体に関する。さらに詳しくは、本
発明は、樹脂の各種特性を維持したまま、優れた帯電防
止性を付与し、耐熱(老化)性、耐候性および耐ブリー
ド性に優れた樹脂添加剤を提供する。また、本発明は、
表面に優れた帯電防止能が付与された樹脂成形体を提供
する。
【0002】
【従来の技術】一般の樹脂は、低比重で優れた機械強度
を有し、安価であるため、様々な用途に利用されてい
る。しかし、絶縁物であるため、摩擦や剥離によって容
易に帯電しやすく、ゴミや埃を吸引して外観を損ねた
り、電気分野では静電気による誤操作を引き起こす等の
問題があった。その対策として、以下の方法が提案され
ている。
【0003】(1)ポリオレフィン樹脂中に、導電性カ
ーボンや界面活性剤等の帯電防止剤を練り込む方法。 (2)永久帯電防止性の付与を目的としてポリプロピレ
ンにポリエーテルアミド添加する方法(特公平4−56
91等)。 (3)ポリオレフィン樹脂にポリアミドセグメントとポ
リエーテルエステルセグメントからなるポリエーテルブ
ロックアミドを添加する方法(特開昭64−9023
6)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法に
は、以下の問題がある。 (1)の方法では、導電性カーボンを練り混むと、ポリ
オレフィンの機械強度の低下、またはカーボンの脱落に
よる汚染等があり、界面活性剤を練り混むと界面活性剤
がブリードアウトして表面がべたついたり、洗浄により
界面活性剤が脱落して帯電防止性能が低下する。
【0005】(2)の方法では、ポリプロピレンとポリ
エーテルエステルアミドの相溶性が悪いために、相分離
を起こし樹脂強度が低下したり、ポリプロピレンの結晶
性のためにポリエーテルエステルアミドが表面に出にく
く、帯電防止性付加のためには、多量の添加が必要であ
る。
【0006】(3)の方法では、ポリオレフィン樹脂と
の相溶性が悪く、機械強度の低下が著しい。
【0007】本発明は、従来技術が有していた前述の欠
点を解消しようとするものであり、樹脂の物性等を損な
うことなく、成形体に優れた帯電防止性能を付与するこ
とのできる樹脂添加剤、その樹脂添加剤を添加した樹脂
組成物、およびこの樹脂組成物を成形した成形体の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は下記重
合単位(a1 )、下記重合単位(a2 )、および下記重
合単位(a3 )を含む共重合体(A)からなる樹脂添加
剤、該樹脂添加剤を含む樹脂組成物、および該樹脂組成
物を成形してなる成形体を提供する。
【0009】重合単位(a1 ):周期律表第15族元素
を中心原子とする4級塩残基を含有する重合単位。
【0010】重合単位(a2 ):フッ素原子を含有する
重合単位であり、かつ、重合単位(a1 )以外の重合単
位。
【0011】重合単位(a3 ):単独重合体とした場合
に樹脂との相溶性を有する重合性単量体に基づく重合単
位であり、かつ、重合単位(a1 )および重合単位(a
2 )以外の重合単位。
【0012】
【発明の実施の形態】共重合体(A)は、特定の3種の
構成単位、すなわち、重合単位(a1 )、重合単位(a
2 )、および重合単位(a3 )を含む共重合体である。
以下、それぞれの構成単位を順に説明する。
【0013】重合単位(a1 )は、周期律表第15族元
素を中心原子とする4級塩残基(以下、特定の残基とも
いう。)を含有する重合単位である。周期律表第15族
の元素としては、窒素原子またはリン原子が好ましい。
特定の残基としては、アンモニウムクロライド、アンモ
ニウムサルフェート、またはアンモニウムナイトレート
等の第4アンモニウム塩、4級ホスホニウム塩、もしく
は4級アルソニウム塩等が挙げられる。
【0014】重合単位(a1 )としては、下式1で表さ
れる残基を有する重合単位が好ましい。
【0015】
【化2】 −M−Q1 −U+ (R2 )(R3 )(R4 )・(X- )・・・式1
【0016】ただし、式1中の記号は以下の意味を示
す。 M:フェニレン基、−COO−、−OCO−、−O−、
−NR10CO−、または−CONR10−(ただし、 R
10は水素原子または低級アルキル基)。 Q1 :アルキレン基または単結合。 U:周期律表第15族元素。 R2 、R3 、R4 :それぞれ炭素数1〜8のアルキル
基。 X- :アニオン性対イオン。
【0017】式1中のMとしては、1,4−フェニレン
基、−COO−、−CONH−、または−O−が好まし
い。式1中のUは、窒素原子が好ましい。式1中のR
2 、R3 、R4 としては、それぞれ、炭素数1〜4のア
ルキル基が好ましく、R2 、R3 、およびR4 は同一で
あるのが好ましい。式1中のX- としては、Cl- 、I
- 、(CH3 CH2 OSO3- 、(CH3 OSO3
- 、(CF3 SO3-、[(CF32 SO2-
[R11(CF2 )COO]- (R11はアルキル基、パー
フルオロアルキル基、またはパーフルオロオキシアルキ
レン部分を2以上有する基を示す。)が好ましい。Q1
としては、メチレン、ジメチレン、またはトリメチレン
が好ましい。
【0018】式1で表される残基の具体例としては、以
下の基が挙げられる。ただし、本明細書におけるPhは
1,4−フェニレン基を示す。
【0019】
【化3】−CO−NH−C24 −N+ (C253
・(C25 OSO3- 、 −COO−CH2 CH2+ (CH33 ・Cl- 、 −Ph−CH2+ (C493 ・Cl- 、 −O−CH2 CH2+ (C253 ・Cl- 、 −CO−NH−C24 −N+ (CH33 ・Cl-
ど。
【0020】重合単位(a1 )の構造は、(メタ)アク
リロイル基、アリル基、またはビニル基などの重合性基
の重合単位に式1で表される残基とを側鎖基として結合
させた構造が好ましく、特に(メタ)アクリル酸の重合
単位のカルボキシル基部分が式1で表される残基になっ
た構造が好ましい。重合単位(a1 )の具体的な構造と
しては、以下の構造が挙げられる。
【0021】
【化4】−{CH2 CH[COOCH2 CH2+ (C
33 ・Cl- ]}−、 −{CH2 CH[PhCH2+ (C493 ・Cl
- ]}−、 −{CH2 CH[OCH2 CH2 N(+253
Cl- ]}−、 −{CH2 C(CH3 )[COOCH2 CH2+ (C
33 ・Cl- ]}−、 −{CH2 C(CH3 )[OCH2 CH2+ (C2
53 ・Cl- ]}−、 −{CH2 −CH[CONHCH2 CH2+ (CH
33 ・Cl- ]}−。
【0022】重合体(A)中の重合単位(a1 )として
は、下記の重合単位(a10)または重合単位(a11)が
好ましい。
【0023】重合単位(a10):特定残基を有する重合
性単量体[以下、単量体(a10)ともいう。]を重合さ
せた重合単位。該重合単位(a10)における単量体(a
10)としては、下記重合性単量体が好ましい。
【0024】
【化5】CH2 =C(CH3 )−COOCH2 CH2
(CH33 +Cl
【0025】重合単位(a11):反応性基(イ)を有す
る重合性単量体[以下、単量体(a11)ともいう。]を
重合させた重合単位に、反応性基(イ)に反応しうる基
と特定残基とを併有する化合物(ロ)を反応させ、必要
に応じて4級塩を形成させてなる重合単位。
【0026】重合単位(a11)における単量体(a11
としては、無水マレイン酸、エポキシ基を有する重合性
単量体、またはカルボキシ基を有する重合性単量体が好
ましい。化合物(ロ)としては、単量体(a11)が無水
マレイン酸である場合は、化合物(ロ)はアミノ基を有
する化合物または水酸基を有する化合物であるのが好ま
しく、単量体(a11)がエポキシ基を有する重合性単量
体またはカルボキシル基を有する重合性単量体である場
合には、化合物(ロ)は、水酸基、エポキシ基、アミノ
基、またはイソシアネート基を有する化合物であるのが
好ましい。
【0027】さらに化合物(ロ)としては、下式(ロ−
1)または下式(ロ−2)で表される化合物が好まし
い。ただし、下式中のR13は、反応性基(イ)と反応し
うる基であり、M、Q1 、U、R2 、R3 、R4 は、上
記と同じ意味を示す。
【0028】
【化6】 R13−M−Q1 −U+ (R2 )(R3 )(R4 )・(X- ) ・・・式(ロ−1) R13−M−Q1 −U(R2 )(R3 )(R4 )・・・式(ロ−2)
【0029】さらに、重合単位(a11)としては、(メ
タ)アクリル酸の重合単位にN,N−ジエチルエタノー
ルアミンを反応させて塩を形成させた重合単位、無水マ
レイン酸の重合単位にN,N−ジエチルエチレンジアミ
ンを反応させて塩を形成させた重合単位が好ましい。
【0030】重合単位(a2 )は、フッ素原子を含有す
る重合単位であり、かつ重合単位(a1 )以外の重合単
位である。重合単位(a2 )は、フッ素原子を含有する
ため、樹脂組成物中で共重合体(A)を表面に移させる
機能を有すると考えられる。重合単位(a2 )として
は、下式2で表されるフッ素原子含有側鎖を有する重合
単位が好ましい。 −COO−Q2 −Rf ・・・式2 ただし、式2中の記号は以下の意味を示す。 Q2 :2価の有機連結基または単結合。 Rf :ポリフルオロアルキル基。
【0031】なお、以下において、ポリフルオロアルキ
ル基をRf 基といい、Rf 基は水素原子の2個以上がフ
ッ素原子に置換された基をいう。Rf 基中のフッ素原子
の数は、(Rf 基中のフッ素原子の数)/(Rf 基に対
応する同一炭素数)×100(%)で表現した場合に6
0%以上が好ましく、80%以上が特に好ましい。ま
た、Rf 基の炭素−炭素単結合間には、エーテル性の酸
素原子(−O−)が挿入されていてもよい。たとえば、
オキシポリフルオロエチレン、オキシポリフルオロプロ
ピレン等のオキシポリフルオロアルキレン部分を含有す
るRf 基が挙げられる。
【0032】Rf 基の炭素数は1〜20が好ましく、4
〜16がより好ましく、6〜12が特に好ましい。Rf
基は、直鎖または分岐の構造であり、直鎖の構造が好ま
しい。分岐の構造である場合には、分岐部分がRf 基の
末端付近に存在し、かつ、炭素数1〜3程度の短鎖であ
る場合が好ましい。また、末端部分に塩素原子が存在し
ていてもよい。Rf 基の末端部分の構造としては、CF
3 −、CF2 H−、CF2 Cl−、(CF32 CF−
等の構造が挙げられる。
【0033】本発明におけるRf 基は、アルキル基の水
素原子の実質的にすべてがフッ素原子に置換されたパー
フルオロアルキル基(以下、RF 基と記す。)が好まし
い。RF 基の炭素数は1〜20が好ましく、4〜16が
特に好ましい。また、RF 基は直鎖または分岐の構造の
F 基であり、F(CF2n −[nは4〜16の整
数]で表されるの直鎖のRF 基が好ましく、nが7〜1
3のものは特に好ましい。Rf の炭素数が少ないと、樹
脂中での表面移行性が不十分となるおそれがある。一
方、Rf の炭素数が多すぎると式2で示される部位と他
の部位との相溶性が低くなり、共重合体の収率が低下す
るおそれがある。また、樹脂に対する相溶性が低下し、
これにより表面移行性が低下するおそれもある。また、
F 基は、該基中の炭素−炭素結合間にエーテル性の酸
素原子(−O−)が挿入されていてもよい。
【0034】Rf 基の具体例としては、以下の構造が挙
げられるがこれらに限定されない。なお、以下の例にお
いては、同一分子式を有する構造の異なる基である「構
造異性の基」を含むものとする。
【0035】C25 −、C37 −[F(CF23
−、および(CF32 CF−の両者を含む。]、C4
9 −[F(CF24 −、(CF32 CFCF2
−、(CF33 C−、CF3 CF2 CF(CF3 )−
を含む]、C511−[F(CF25 −、(CF3
2 CF(CF22 −、(CF33 CCF2 −、CF
3 CF2 CF(CF3 )CF2 −などの構造異性の基を
含む]、C613−[F(CF23 C(CF32
などの構造異性の基を含む]、C817−、C10
21−、C1225−、C1531−、HCt2t−(ここ
で、tは1〜18の整数である。)、(CF32 CF
s2s−(ここで、sは1〜15の整数である。)な
ど。
【0036】CF3 (CF24 OCF(CF3 )−、
F[CF(CF3 )CF2 O]s CF(CF3 )CF2
CF2 −、F[CF(CF3 )CF2 O]t CF(CF
3 )−、F[CF(CF3 )CF2 O]u CF2 CF2
−、F(CF2 CF2 CF2O)v CF2 CF2 −、F
(CF2 CF2 O)w CF2 CF2 −(ただし、s、t
は1〜10の整数、uは2〜6の整数、vは1〜11の
整数、wは1〜11の整数である。)など。
【0037】フッ素原子含有側鎖(式2)の具体例とし
ては、−COO(CH22 CF2CF3 、−COO
(CH22 (CF27 CF3 、−COO(CH2
2 (CF22 CF3 、−COO(CH22 (CF
25 CF3 などが挙げられる。重合単位(a2 )とし
ては、特にエステル残基が式2で表される残基である
(メタ)アクリレートを重合させた結果得られる構造が
好ましい。重合単位(a2 )の具体的な構造としては、
以下の構造が挙げられる。
【0038】
【化7】−{CH2 C(CH3 )[COO(CH22
CF2 ]}−、 −{CH2 CH[COO(CH22 (CF27 CF
3 ] }−、 −{CH2 CH[COO(CH22 (CF22 CF
3 ]}−、 −{CH2 C(CH3 )[COO(CH22 (CF
25 CF3 ]}−。
【0039】重合体(A)中の重合単位(a2 ))とし
ては、下記の重合単位(a20)または重合単位(a21
が好ましい。
【0040】重合単位(a20):フッ素原子を含有する
重合性単量体[以下、単量体(a20)という]を重合さ
せた重合単位。
【0041】重合単位(a21):反応性基(ハ)を有す
る重合性単量体(a21)を重合させた重合体に、反応性
基(ハ)に反応しうる基とフッ素含有基とを併有する化
合物(ニ)を反応させてなる重合単位。
【0042】重合単位(a20)における単量体(a20
としては、フッ化ビニル等のフッ素置換オレフィン、R
f 基を有する(メタ)アクリレート、Rf 基とビニル基
とを併有する化合物、Rf 基とアリル基とを併有する化
合物などがある。ただし、本明細書における(メタ)ア
クリレートとは、アクリレートとメタアクリレートとを
総称し、他の化合物においても同様である。
【0043】特に好ましい単量体(a20)は、Rf 基を
有する(メタ)アクリレートである。Rf 基を含有する
(メタ)アクリレートの例としては、下式の化合物が挙
げられる。ただし、下式におけるR5 は、水素原子また
はメチル基を示し、Rf はRf 基を示す。
【0044】
【化8】 CH2 =C(R5 )COOCH2 CH2f 、 CH2 =C(R5 )COOCH2 CH2 N(C37 )CORf 、 CH2 =C(R5 )COOCH(CH3 )CH2f 、 CH2 =C(R5 )COOCH2 CH2 N(CH3 )SO2f 、 CH2 =C(R5 )COOCH2 CH2 N(CH3 )CORf 、 CH2 =C(R5 )COOCH2 CH2 N(C25 )SO2f 、 CH2 =C(R5 )COOCH2 CH2 N(C25 )CORf 、 CH2 =C(R5 )COOCH2 CH2 N(C37 )SO2f 、 CH2 =C(R5 )COOCH(CH2 Cl)− −CH2 OCH2 CH2 N(CH3 )SO2f
【0045】本発明におけるRf 基を含有する(メタ)
アクリレートは、1種または2種以上を使用できる。2
種以上を用いる場合には、異なる構造の化合物を2種以
上用いてもよく、Rf 基の炭素数が異なる化合物の2種
以上を用いてもよい。
【0046】重合単位(a21)における単量体(a21
としては、無水マレイン酸、エポキシ基を有する重合性
単量体、カルボキシ基を有する重合性単量体が好まし
い。また、化合物(ニ)としては、単量体(a21)が無
水マレイン酸である場合には、化合物(ニ)はアミノ基
を有する化合物または水酸基を有する化合物であるのが
好ましく、単量体(a21)がエポキシ基を有する重合性
単量体またはカルボキシル基を有する重合性単量体であ
る場合には、化合物(ニ)は、水酸基、エポキシ基、ア
ミノ基、またはイソシアネート基を有する化合物である
のが好ましい。
【0047】さらに、重合単位(a21)としては、(メ
タ)アクリル酸の重合単位にRf 基と水酸基を有する化
合物を反応させて形成させた重合単位、無水マレイン酸
の重合単位にRf 基と水酸基を有する化合物を反応させ
て形成させた重合単位が好ましい。
【0048】重合単位(a3 )は、単独重合体とした場
合に樹脂との相溶性を有する重合性単量体[以下、該単
量体を単量体(a30)と記す。]に基づく重合単位であ
り、かつ、重合単位(a1 )、重合単位(a2 )以外の
重合単位である。重合量体(a3 )は、樹脂に対するア
ンカーとしての機能を有すると考えられる。
【0049】重合単位(a3 )としては、単量体
(a30)を単独重合した重合体が樹脂と相溶性のあるも
のなら特に限定されず、該重合体と樹脂とのSP値の差
が+1〜−1の範囲にある単量体(a30)の重合単位を
適宜選択するのが好ましい。
【0050】たとえば、本発明の樹脂添加剤をオレフィ
ン系樹脂に添加する場合、重合単位(a3 )としては、
その単独重合体がオレフィン系樹脂と相溶性である単量
体(a3 )を選択する。樹脂がオレフィン樹脂である場
合の、重合単位(a3 )としては、スチレンなどの芳香
族ビニル系単量体の重合単位、ポリオレフィンの重合単
位が好ましい。特にオレフィン系樹脂がポリエチレン樹
脂の場合の重合単位(a3 )としては、−(CH2 CH
2n −(nは1以上の整数)なる重合単位、無水マレ
イン酸の重合単位が好ましく、エチレンの重合単位が好
ましい。オレフィン系樹脂がポリプロピレ樹脂の場合の
重合単位(a3 )としては、−(CH2CHCH3n
−(nは1以上の整数)なる重合単位、無水マレイン酸
の重合単位が好ましく、特にプロピレンの重合単位が好
ましい。
【0051】本発明の共重合体(A)は、上記の重合単
位(a1 )、(a2 )、および(a3 )を必須とするも
のであり、基本的には重合単位(a1 )、(a2 )、お
よび(a3 )からなるものが好ましいが、目的とする効
果を損なわない限り、他の重合単位を含んでいてもよ
い。
【0052】他の重合単位としては、本発明の樹脂添加
剤を添加する樹脂のSP値と比較して適宜変更され、エ
チレン、酢酸ビニル、スチレン、p−メチルスチレン、
ビニルアルキルエーテル、アルキル基部分の炭素数が9
以上の(メタ)アクリル酸アルキルエステル等の重合単
位が好ましい。他の重合単位を含ませる場合には、共重
合体(A)中に30重量%以下とするのが好ましく、特
に0重量%以上10重量%以下とするのが好ましい。
【0053】本発明の共重合体の構造は、グラフト、ブ
ロック、ランダムのいずれでもよいがランダム共重合体
が望ましい。ランダム共重合体である場合には、共重合
体の親水性、導電性が効率よく発現し、特に帯電防止性
能が向上する利点がある。
【0054】共重合体(A)中の重合単位(a1 )の割
合は5〜90重量%が好ましい。重合単位(a1 )の割
合が90重量%超では、重合単位(a2 )および重合単
位(a3 )の割合が相対的に少なくなるため樹脂中での
表面移行性が低下するおそれがある。また重合単位(a
1 )の割合が5重量%未満では、樹脂の帯電防止性能が
不十分となるうえ、帯電防止剤の大量添加が必要となっ
て樹脂組成物の物性を低下させるおそれがある。
【0055】共重合体(A)中の重合単位(a2 )の割
合は、共重合体(A)中から、重合単位(a1 )を除い
た部分の10〜60重量%が好ましく、特に30〜40
重量%が好ましい。
【0056】共重合体(A)中の重合単位(a2 )の割
合が少なすぎると共重合体(A)中のフッ素含量が少な
くなり、フッ素原子に由来する表面移行性が発現され
ず、共重合体(A)の樹脂表面近傍への濃縮が十分でな
くなるおそれがある。また、重合単位(a2 )の割合が
多すぎると共重合体(A)のポリオレフィン系樹脂に対
する相溶性が上がりすぎ、表面移行性が低下するため
に、表面近傍の共重合体(A)の濃度が低下するおそれ
がある。共重合体(A)中の重合単位(a3 )の割合
は、共重合体(A)中から、重合単位(a1 )を除いた
部分の40〜90重量%が好ましく、特に60〜70重
量%が好ましい。
【0057】共重合体(A)の合成法は特に制限され
ず、公知ないしは周知の合成方法を採用でき、下記方法
1〜方法4のいずれかを採用するのが好ましい。
【0058】方法1:単量体(a10)、単量体
(a20)、単量体(a30)、および必要に応じて他の単
量体、を、アゾビスイソブチロニトリル(以下、AIB
Nと記す)や過酸化ベンゾイル等のラジカル開始剤を用
いて、懸濁重合、乳化重合、または溶液重合する方法が
挙げられる。溶液重合に用いられる溶液としては、トル
エン、テトラヒドロフラン(以下、THFと記す)、ア
セトン、1,1,2−トリクロロトリフルオロエタン等
が挙げられる。
【0059】方法2:単量体(a11)、単量体
(a20)、単量体(a30)を方法1と同様の方法で重合
させ、化合物(ロ)を反応させ、必要に応じて4級塩残
基を形成させる方法。
【0060】方法3:単量体(a10)、単量体
(a21)、単量体(a30)を方法1と同様の方法で重合
させ、化合物(ニ)を反応させる方法。
【0061】方法4:単量体(a11)、単量体
(a21)、単量体(a30)を方法1と同様の方法で重合
させ、化合物(ニ)および化合物(ロ)を反応させ、必
要に応じて4級塩残基を形成させる方法。なお、単量体
(a11)、単量体(a21)とは同一であっても異なって
いてもよい。
【0062】共重合体(A)の数平均分子量Mn は50
00〜30000が好ましい。Mnが5000未満で
は、ポリオレフィン系樹脂に対するアンカー効果が不十
分であるおそれがあり、Mn が30000超では、分子
の運動性が低く表面への濃縮率が不十分となるおそれが
ある。
【0063】共重合体(A)からなる樹脂添加剤は、樹
脂に含ませて樹脂組成物とする。樹脂としては、ポリオ
レフィン、ポリウレタン、アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合体(ABS)、ポリカーボネート等
が挙げられ、特にポリオレフィン樹脂が好ましい。ポリ
オレフィン樹脂としては、ポリオレフィン一般を指し、
具体的にはポリプロピレン、ポリエチレン、プロピレン
−エチレンのブロックまたはランダム共重合体、エチレ
ン−プロピレンエラストマー、エチレン−プロピレン−
ジシクロペンタジエンエラストマー、エチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、スチレン−(エチレン/ブチレン)−スチレン3元
ブロック共重合体、ポリ(4−メチル−ペンテン−1)
等が用いられる。
【0064】樹脂添加剤の樹脂に対する量は、樹脂組成
物中に0.1〜30重量%となる量が好ましい。0.1
重量%未満では目的の表面特性が得られないおそれがあ
り、30重量%超では樹脂の物性を低下させるおそれが
ある。
【0065】本発明の樹脂組成物はそれ単独でまた各種
配合剤を添加して成形加工し、成形体が得られる。樹脂
組成物の成形方法としては、熱可塑性樹脂一般に適用さ
れる射出成形、押し出し成形、プレス成形、カレンダー
成形等の方法が挙げられる。成形は、本発明組成物のペ
レットまたはパウダーを用いて行うことができる。ペレ
ットは通常の押出機で作製することができ、押出の条件
は樹脂が劣化しない条件であればよく、スクリュー形
状、押出温度、押出速度等は特に限定されない。成形の
条件についても、通常の成形機を使用することができ、
樹脂が劣化しない条件であればよく、スクリュー形状、
射出温度、速度、圧力等は特に限定されない。
【0066】本発明の樹脂組成物は、目的に応じて各種
エラストマー、顔料、染料、ガラス繊維、炭素繊維、チ
タン酸カリウムウィスカー、ウォラストナイト等の補強
材、タルク、マイカ、炭酸カルシウム、クレー類等の充
填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、難燃剤などを
添加することができる。さらに、導電化の目的によって
は、他の導電フィラー、例えばアルミニウム、ニッケ
ル、鉄、銅、ステンレス鋼、酸化錫、酸化亜鉛、炭化ケ
イ素、グラファイト、カーボン等の各種材料を、粉末、
フレーク、ビーズ、繊維等の形状で添加して帯電防止効
果を強化させることも可能である。また、本発明の樹脂
組成物から得られた成形体表面には、抗菌性能も付与さ
れうる。
【0067】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。 [合成例1]温度計、撹拌機、滴下ロートおよびディー
ン・スターク分水器を備えた1リットルのガラス製フラ
スコに、パーフルオロアルキル基の平均炭素数が8であ
るパーフルオロアルキルエタノール[HOCH2 CH2
(CF27 CF3 、以下、C8 OHと記す]50g、
N,N−ジエチルエタノールアミン[HOCH2 CH2
N(CH2 CH32 、以下、DEAと記す]12.5
g、エチレン−メタクリル酸ランダム共重合体[共重合
割合はエチレン:メタクリル酸=85:15(質量
%)、デュポンポリケミカル社製商品名:ニュクレルN
1560(三井)、以下、N1560と記す]100
g、パラトルエンスルホン酸1g、キシレン300gを
仕込み、145℃に加熱して生成した水をキシレンとの
共沸により除去し、145℃、18時間、生成する水の
共沸がみとめられなくなるまで反応を行った。
【0068】フラスコを80℃まで冷却後、滴下ロート
によりジエチル硫酸20gを滴下し、滴下終了後、10
0℃で4時間熟成反応を行った。反応粗液中にはC8
Hの半量とDEAの半量が残っていた。つぎに内容物を
メタノール中に注ぎ込み沈殿物を乾燥し、共重合体を得
た。以下、この共重合体を重合体B−1という。N15
60のIRスペクトルを図1の(ロ)に、重合体B−1
のIRスペクトルを図1の(イ)に示す。重合体B−1
のIRスペクトルと N1560のIRスペクトルとを
比較すると、重合体B−1のIRスペクトルにおいて
は、−COOHに基づく吸収(1700cm-1付近)の
強度が小さくなり、アミド結合に基づく吸収(1630
cm-1付近)およびC−F結合に基づく吸収(1270
cm-1付近)が認められた。
【0069】[合成例2]内容300ミリリットルのス
テンレス製オートクレーブ中に30gの無水マレイン
酸、0.3gの過酸化ベンゾイルおよび100ミリリッ
トルのベンゼンを仕込んだ。オートクレーブを外部から
氷冷し、エチレンで内容を十分置換する。ついで50k
g/cm2 のエチレン圧を加え、振り混ぜながら8時
間、50℃に加熱した。その後、内容を多量の無水エー
テル中に投入し、濾過、よくエーテルで洗浄して乾燥し
た。収量は22.3gであった。
【0070】得られた重合体20gにN,N−ジエチル
エチレンジアミン20g、C8 OH80g、p−トルエ
ンスルホン酸一水和物1gおよびキシレン300ミリリ
ットルをフラスコに仕込み、145℃に加熱し、15時
間撹拌した。その後、ジエチル硫酸25gを滴下し、滴
下終了後、4時間撹拌した。そして内容物をメタノール
中に注ぎ込み沈殿物を乾燥し、共重合体を得て、IRス
ペクトルから本発明の共重合体であることを確認した。
以下、この共重合体を重合体B−2という。
【0071】[合成例3]500ミリリットルのガラス
製フラスコにスチレン30g、CH2 =C(CH3 )C
OOCH2 CH(OH)CH2+ (CH33 Cl-
[日本油脂社製商品名:ブレンマーQA]85g、パー
フルオロアルキル基の平均炭素数が9であるパーフルオ
ロアルキルエチルアクリレート[CH2 =CHCOOC
2 CH2(CF28 CF3 、以下、FAと記す]3
2g、アゾビスイソブチロニトリル1gおよびメタノー
ル250ミリリットルを仕込み、65℃で10時間反応
した。そして内容物を多量のテトラヒドロフラン中に注
ぎ込み沈殿物を乾燥し、共重合体を得て、IRスペクト
ルから本発明の共重合体であることを確認した。以下、
この共重合体を重合体B−3という。
【0072】[比較合成例1]C8 OHを添加しないこ
と以外は、合成例1と同様にして重合体C−1を合成し
た。
【0073】[比較合成例2]C8 OHを添加しないこ
と以外は、合成例2と同様にして重合体C−2を合成し
た。
【0074】[試験片1〜18の作成例] (1)帯電防止性樹脂組成物の製造 ポリプロピレン樹脂(三井東圧化学社製商品名:JS−
G)A−1、高密度ポリエチレン(三菱化学社製、三菱
ポリエチ 商品名:HD JX−20)A−2、低密度
ポリエチレン(三菱化学社製、三菱ポリエチ 商品名:
LD ZF−51)A−3、エチレンープロピレンエラ
ストマー樹脂(日本合成ゴム、商品名:EP07P)A
−4、および、共重合体B−1〜共重合体B−6をそれ
ぞれ、表3または表4に示す割合(単位:重量部)で配
合し、二軸押し出し機(栗本鉄工所社製、KRCニーダ
ーS―II型)により、230℃で混練して組成物ペレッ
トを得た。このペレットを射出成形機(新潟鉄工所社
製、ハイパーショット3000)にて試験片1〜6(実
施例)、および試験片10〜15(実施例)を成形し
た。 また共重合体B−1〜共重合体B−6の代わりに
重合体C−1〜重合体C−3を用いて表3または表4に
示す割合で同様に配合し、試験片7〜9(比較例)およ
び試験片16〜18を成形した。
【0075】(b)評価 得られた試験片1〜18の物性および特性はつぎの方法
で評価した。結果を表4、表5に示す。 (1)濃縮率:ESCAにより特定原子の原子比を求め
決定した。 均一に分布する場合の理論値に対しての倍率(単位:
%)を示す。 (2)表面抵抗: 所定の大きさに成形された角板状の
試験片についての表面抵抗を、表面抵抗測定器(横河・
ヒューレット・パッカード社製;品番 本体・4329
A、セル・16008A)を用いて測定した。初期の表
面抵抗(単位:×1011Ω/□)と、温度20℃、湿度
65%の条件下で3か月間放置した場合の表面抵抗(単
位:×1011Ω/□)を測定した。上記表面抵抗の測定
方法は、JIS K−6911に準じた。 (3) ブリードアウト性:得られたフィルムを100℃
で48時間加熱した後、フィルム表面のブリードアウト
を観察した。ブリードアウトがない場合を○、ブリード
アウトがある場合を×として評価した。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】
【表3】
【0079】
【表4】
【0080】
【発明の効果】本発明の樹脂添加剤は優れた帯電防止能
を示し、該樹脂添加剤を添加した樹脂組成物や、樹脂成
形体は優れた帯電防止能を有しているとともに耐熱性、
耐候性、耐ブリード性に優れており、かつ、抗菌性も付
与される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)合成例1で合成した重合体B−1のIR
スペクトル(縦軸:吸光度、横軸:波数。)、(ロ)ニ
ュクレルN1560のIRスペクトル(縦軸:吸光度、
横軸:波数。)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 20/24 C08F 20/24 20/34 20/34 20/38 20/38 Fターム(参考) 4J002 BB031 BB061 BB071 BB121 BB141 BB151 BB171 BB202 BB242 BB282 BN151 BP011 BP021 CG001 CK021 FD010 4J100 AA02R AA03R AB02R AB07P AE09P AK32R AL08P AL08Q AM21P BA02Q BA32P BA34Q BA59Q BA62P BB01Q BB18Q CA05 JA45

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記重合単位(a1 )、下記重合単位(a
    2 )、および下記重合単位(a3 )を含む共重合体
    (A)からなる樹脂添加剤。 重合単位(a1 ):周期律表第15族元素を中心原子と
    する4級塩残基を含有する重合単位。 重合単位(a2 ):フッ素原子を含有する重合単位であ
    り、かつ、重合単位(a1 )以外の重合単位。 重合単位(a3 ):単独重合体とした場合に樹脂との相
    溶性を有する重合性単量体に基づく重合単位であり、か
    つ、重合単位(a1 )および重合単位(a2 )以外の重
    合単位。
  2. 【請求項2】重合単位(a1 )における周期律表第15
    族元素を中心原子とする4級塩残基が、下式1で表され
    る4級塩残基である請求項1に記載の樹脂添加剤。 【化1】 −M−Q1 −U+ (R2 )(R3 )(R4 )・(X- )・・・式1 ただし、式1中の記号は以下の意味を示す。 M:フェニレン基、−COO−、−OCO−、−O−、
    −NR10CO−、または−CONR10−(ただし、R10
    は水素原子または低級アルキル基)。 Q1 :アルキレン基または単結合。 U:周期律表第15族元素。 R2 、R3 、R4 :それぞれ炭素数1〜8のアルキル
    基。 X- :アニオン性対イオン。
  3. 【請求項3】重合単位(a2 )が、下式2で表されるフ
    ッ素原子含有側鎖を有する重合単位である請求項1また
    は2に記載の樹脂添加剤。 −COO−Q2 −Rf ・・・式2 ただし、式2中の記号は以下の意味を示す。 Q2 :アルキレン基。 Rf :ポリフルオロアルキル基。
  4. 【請求項4】共重合体(A)がランダム共重合体である
    請求項1、2または3に記載の樹脂添加剤。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3、または4に記載の樹脂
    添加剤を含む樹脂組成物。
  6. 【請求項6】樹脂がポリオレフィンである請求項5に記
    載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】樹脂中に樹脂添加剤を0.1〜30重量%
    含む請求項5または6に記載の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】請求項5、6、または7に記載の樹脂組成
    物を成形してなる成形体。
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