JP2014008758A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エラーの通知をより適切な通知先に通知することのできるエラー通知技術を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、自装置のエラーの発生を検出する検出手段と、検出手段がエラーの発生を検出した場合にユーザが自装置の近傍にいるか否かを判断する判断手段と、判断手段による判断結果に基づいて、エラーの通知先を決定する決定手段と、を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像処理装置,プログラムに関する。さらに詳細には、エラーの通知技術に関するものである。
従来、プリント等の画像処理動作を行う画像処理装置において、例えば着色剤不足等のエラーを通知することが広く行われている。その際、エラーを通知する必要のないユーザにエラーを通知することは無駄である。そのため、ジョブの種別に応じてエラーを通知するか否か決定することが行われている(例えば、特許文献1)。
特開2008−213303
しかしながら、従来は通知先にユーザがいるか否かに限らず、定められた通知先にエラーの通知を行っていたため、不必要なエラーの通知がされることがあり、不便であった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、エラーの通知をより適切な通知先に通知することのできるエラー通知技術を提供することを目的とする。
この課題の解決を目的としてなされた画像処理装置は、自装置のエラーの発生を検出する検出手段と、前記検出手段がエラーの発生を検出した場合にユーザが自装置の近傍にいるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果に基づいて、エラーの通知先を決定する決定手段と、を備える。
このような構成によれば、ユーザが装置の近傍にいるか否かでエラーの通知先を決定するため、不必要なエラーの通知をしてしまう可能性が低減され、より適切にエラーの通知を行うことができると期待される。
また、自装置に対するユーザの操作を検知する検知手段を備え、前記判断手段は、前記検知手段が自装置の操作を検知してから規定時間が経過していない場合にユーザが自装置の近傍にいると判断し、前記検知手段が自装置の操作を検知してから規定時間が経過した場合にはユーザが自装置の近傍にいないと判断し、前記決定手段は、ユーザが自装置の近傍にいる場合は、自装置にエラーを通知し、ユーザが自装置の近傍にいない場合は他の装置にエラーを通知すると決定するようにしてもよい。
このようにすれば、ユーザが自装置に対して操作を行ってから規定時間が経過したか否かでユーザが自装置の近傍にいるか否かを判断し、ユーザが自装置の近傍にいる場合には装置にエラーを通知するため、ユーザはすぐにエラーを確認することができ、装置の近傍にユーザがいない場合でも他の装置にエラーを通知することで、ユーザにエラーを確認してもらうことができる可能性が高くなる。
また、前記決定手段が自装置にエラーを通知すると決定した場合に、規定時間エラーが解除されないときは、前記判断手段は、ユーザが自装置の近傍にいないと判断し、前記決定手段は、他の装置にエラーを通知すると決定するようにしてもよい。
このようにすれば、規定時間エラーが解除されなかった場合は、ユーザが近傍にいないと判断して、他の装置にエラーの通知を行うことにより、エラーの発生をユーザに知らせることができる可能性が高くなり、より適切にユーザにエラー通知を行うことができる。
また、他の装置から画像処理の実行指示を受け付ける受付手段を備え、前記決定手段は、エラーが解除されていない場合に、前記受付手段が前記実行指示を受け付けたときは、当該実行指示を送信した前記他の装置にエラーを通知すると決定するようにしてもよい。
このようにすれば、エラー発生中に他の装置から画像処理の実行指示を受け付けた場合は、実行指示を送信した他の装置にエラーを通知することにより、ジョブを実行しようとしているユーザにエラーを通知することができる。
また、前記判断手段は、前記検出手段がエラーを検出した際に実行していた実行ジョブの種別に応じてユーザが近傍にいるか否かを判断し、前記決定手段は、前記実行ジョブの種別に応じた通知先にエラーを通知すると決定するようにしてもよい。
ジョブの種別を判断することにより、例えばそのジョブの種類が、ユーザがネットワークを介した遠くの他の装置から実行指示を送信するものであるのか、画像処理装置を直接操作することにより実行指示を入力するものであるのかを判断することができる。このようにすれば、実行ジョブの種類に応じてユーザが近傍にいるか否かを判断し、エラーを通知する通知先を決定するため、ユーザにエラーを知らせることができる可能性が高くなる。
また前記判断手段は、前記実行ジョブの実行指示を受け付けたインターフェースに応じてユーザが近傍にいるか否かを判断し、前記決定手段は、前記インターフェースに応じた通知先にエラーを通知すると決定するようにしてもよい。
例えばジョブの実行指示が、インターフェースに接続されたネットワークを介した他の装置から送信されたものであるのか、画像処理装置を直接操作するためのインターフェースから入力されたものであるのかを判断することにより、ユーザが近傍にいるかどうかを判断することができる。よって、このようにすれば、実行ジョブの実行指示を受け付けたインターフェースに応じてユーザが近傍にいるか否かを判断し、エラーを通知する通知先を決定するため、よりユーザにエラーの発生を知らせることができる可能性が高くなる。
また、この課題の解決を目的としてなされたプログラムは、画像処理装置を、自装置のエラーの発生を検出する検出手段と、前記検出手段がエラーの発生を検出した場合にユーザが自装置の近傍にいるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断結果に基づいて、エラーの通知先を決定する決定手段と、として機能させる。
本発明によれば、不必要なエラーの通知をしてしまう可能性が低減され、より適切な通知先にエラーの通知を行うことができるエラー通知技術が実現される。
MFP100の外観を示す図である。 MFP100のADF20を開放した状態を示す斜視図である。 MFP100の画像形成部51の構成を示す断面図である。 実施の形態にかかるMFP100の電気的構成を示すブロック図である。 実施の形態にかかるエラー処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態にかかるエラー処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態にかかる操作検知処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態にかかるジョブテーブルの一例を示す図である。 実施の形態にかかる時間テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態にかかる通知処理の手順を示すシーケンス図である。 第1の実施形態にかかる通知処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態にかかる実行指示受付処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態にかかる通知処理の手順を示すシーケンス図である。 第2の実施形態にかかる通知処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる画像処理装置を具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態は、ファックス送受信機能,スキャン機能,及びコピー機能,PCプリント機能等を備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に本発明を適用したものである。
[MFPの構成]
本実施形態のMFP100は、図1に示すように、用紙に画像を印刷する画像形成部51と、原稿の画像を読み取る画像読取部52とを備えている。なお、画像形成部51の画像形成方式は、電子写真方式であっても、インクジェット方式であってもよい。また、画像形成部51は、カラー画像及びモノクロ画像の形成が可能であってもよいし、モノクロ画像のみの形成が可能であってもよい。さらに、画像読取部52は、カラー画像及びモノクロ画像の読み取りが可能であってもよいし、モノクロ画像のみの読み取りが可能であってもよい。
MFP100は、前面側に操作パネル40(検知手段の一例)を備えている。操作パネル40には、図1に示すように、液晶ディスプレイからなる表示部42、各種のボタン(例えば、電源キー43,上下左右キー,キャンセルキー,テンキー等の各ボタン)によって構成されるボタン群41等が設けられている。MFP100では、この表示部42やボタン群41によって、動作状況の表示やユーザによる操作の入力が可能になっている。
[画像読取部の構成]
続いて、画像読取部52の構成について、図1および図2を参照しつつ説明する。なお、図1および図2は、画像読取部52の外観を示している。
画像読取部52は、原稿の自動搬送を行う自動原稿供給装置(ADF:Auto Document Feeder)20と、原稿を1枚ずつ載置するコンタクトガラス11(以下、「FBガラス11」とする)を備えている。
ADF20は、読み取り前の原稿を載置する原稿トレイ21と、読み取り後の原稿を載置する排出トレイ22とを備えている。ADF20は、原稿トレイ21に載置された原稿を1枚ずつ読み取りセンサ(図示せず)まで搬送し、読み取りを終えた原稿を排出トレイ22に排出する。
[画像形成部の構成]
続いて、画像形成部51の構成について、図3を参照しつつ説明する。なお、図3は画像形成部51の内部構成を示している。
画像形成部51は、パーソナルコンピュータ(PC)等の端末装置200,300,400(以下PC200,ファックス装置300,PC400とも示す)から送られてくる画像データや画像読取部52で読み取った原稿の画像データを基に、トナーによって当該画像を用紙に印刷する。本実施形態の画像形成部51は、周知の電子写真方式によって画像を形成するものであり、図3に示すように、トナーにより画像を形成する記録部55と、画像形成前の用紙を載置する給紙トレイ91と、画像形成後の用紙を載置する排紙トレイ92とを備えている。
[MFPの電気的構成]
続いて、MFP100の電気的構成について説明する。MFP100は、図4に示すように、CPU31(判断手段,決定手段,受付手段の一例)と、ROM32と、RAM33と、NVRAM(Non Volatile RAM)34とを備えた制御部30を備えている。また、制御部30は、画像形成部51と、画像読取部52と、操作パネル40と、各種インターフェース37〜39と、電力供給ユニット50と、各種センサ70〜75(検出手段,検知手段の一例)とに、電気的に接続されている。
ROM32には、MFP100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定、初期値等が記憶されている。RAM33及びNVRAM34は、各種制御プログラムが読み出される作業領域として、あるいは読み取った画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31は、ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って、その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら、MFP100の各構成要素を制御する。
ネットワークインターフェース37は、他の装置との通信を可能にするインターフェースである。ネットワークインターフェース37はLANなどのネットワーク回線に接続され、そのネットワーク回線上に接続されたPC200等との間で通信を行う。こうして、MFP100は、ネットワークインターフェース37を介して他の装置から送信される画像データを受信したり、他の装置へ読み取った画像データを送信したりする。
ファックスインターフェース38は、公衆電話回線を介して外部のファックス装置300等との間でファックス通信を行う。USBインターフェース39は、USBケーブルを介してPC400を接続することにより、PC400との間で直接的に通信を行う。
カバーセンサ70は、前部カバー60や後部カバー61の開閉状態を検出し、その検出信号をCPU31に出力する。原稿センサ71は、ADF20やFBガラス11に原稿がセットされたことを検出し、その検出信号をCPU31に出力する。トナーセンサ73は、記録部55の中に収容されているトナーが規定量を下回ったことを検出し、その検出信号をCPU31に出力する。
紙詰まりセンサ74は、ADF20や画像形成部51内で紙が詰まったことを検出し、その検出信号をCPU31に出力する。トレイセンサ75は、給紙トレイ91の開放状態を検出し、その検出信号をCPU31に出力する。
電力供給ユニット50は、MFP100の各構成に電力供給を行うことによりMFP100へ電力を供給する。
[MFPの制御]
続いて、MFP100の制御について説明する。以下の実施形態では、MFP100のファックス機能,スキャン機能,コピー機能,PCプリント機能を例に挙げて説明する。
ファックス機能は、画像読取部52によって読み取った原稿の画像データや、他のファックス装置からの画像データを、ファックスインターフェース38を介して送受信する機能である。
スキャン機能は、画像読取部52によって読み取った原稿の画像データを、ネットワークインターフェース37やUSBインターフェース39を介して、PC200,PC400などの他の装置に送信する機能である。この機能の実行指示は、操作パネル40やPC200,PC400等の他の装置から行われる。
コピー機能は、画像読取部52によって読み取った原稿の画像データを、画像形成部51によって用紙に印刷する機能である。この機能の実行指示は、操作パネル40を介して行われる。
PCプリント機能は、ネットワークインターフェース37やUSBインターフェース39を介して他の装置から送信された画像データを、画像形成部51によって用紙に印刷する機能である。
なお、上述した機能はMFP100の機能の一例であり、これに限らない。
[実施形態]
[第1の実施形態]
以下、第1の実施形態に関するエラー通知の方法について、図5〜図14を参照しつつ説明する。第1の実施形態では、PC200等の他の装置からのエラー状態取得要求に基づいてMFP100がエラー情報を送信する。なお、第1の実施形態において「他の装置」とはMFP100以外の装置のことであり、PC200,PC400やファックス装置300などが該当する。
まず、図5及び図6に示されるエラー処理について説明する。なお、このエラー処理は、電力供給ユニット50によってCPU31に対する電力が供給されると、CPU31により定期的に実行される。
図5のS100にて、CPU31は、エラーが発生したか否かを判断する。エラーとは、例えば、カバーオープン,トナーエンプティ,紙詰まりなどであり、カバーセンサ70,トナーセンサ73,紙詰まりセンサ74,トレイセンサ75等の各種センサがエラーを検出する。CPU31は各種センサが出力した検出信号により、エラーが発生したか否かを判断する。CPU31が、エラーが発生していないと判断した場合は(S100:No)、エラー処理を終了する。
一方、CPU31が、エラーが発生したと判断した場合は(S100:Yes)、S101に移行した後、後述するS102,S103にてCPU31が、ユーザがMFP100の近傍にいるか否かを判断してエラーの通知先を決定する。
まず、S101にて、エラーが発生した際にジョブが実行中であったか否かを、CPU31が判断する。ジョブが実行中でなかった場合は(S101:No)、後述するS103に移行する。ジョブが実行中であった場合は(S101:Yes)、S102に移行する。
S102では、MFP100にエラーが発生した際に、MFP100が実行していたジョブの種別に応じて、ユーザがMFP100の近傍にいるか否か判断する。
まず、CPU31は図8に一例として示したようなジョブテーブルを参照し、ユーザがMFP100の近傍にいるか否かを判断する。図8のジョブテーブルは、ジョブの種別、さらにそのジョブがどのインターフェースを介して実行指示をされたかに基づき、ユーザが近傍にいるかを示すものである。つまり、そのジョブの実行指示を行うために、ユーザが近傍にいる必要があるか否かに基づいて作成されている。
なお、このジョブテーブルは、MFP100内のROM32やNVRAM34に記憶されているが、電力供給を遮断されてもデータを保存できる記憶部であれば、PC等の他の装置にあってもよい。また、このジョブテーブルは操作パネル40等の操作を介して、ユーザが設定可能としてもよい。
図8を参照し、エラーが起こった際に実行していたジョブの実行指示が、例えば、ネットワークインターフェース37を介して行われたPCプリントであった場合は、CPU31はユーザが近傍にいないと判断する。一方、ジョブがPCプリントであっても、USBインターフェース39を介して行われた場合は、CPU31はユーザが近傍にいると判断する。
以上のようにして、ユーザがMFP100の近傍にいると判断された場合は(S102:Yes)、CPU31はエラーの通知先をMFP100であると決定し、S104に移行する。一方、ユーザが近傍にいないと判断された場合は(S102:No)、S103に移行する。
なお、ここではジョブを受信したインターフェースによってユーザが近傍にいるか否かを判断し、エラーの通知先を決定する例について説明している。しかしながら、エラーの通知先はインターフェースに応じて決定しなくてもよく、ジョブの種類だけで決定してもよい。例えば、PCプリントであればユーザが近傍にいないと判断してMFP100へはエラー通知せず、スキャン,コピー,ファックスであればユーザが近傍にいると判断してMFP100へエラー通知するとしてもよい。
S103にて、ユーザがMFP100を操作しているか否かによって、ユーザが近傍にいるか否かを判断する。ユーザがMFP100を操作しているか否かは、次に説明する操作検知処理において、操作フラグがセットされているか否かで判断する。
操作検知処理について、図7を参照しつつ説明する。なお、この操作検知処理は、電力供給ユニット50によってCPU31に対する電力が供給されると、定期的に実行される。
このユーザ操作検知処理では、まずS200にて、CPU31は、ユーザによるMFP100の操作があるか否かを判断する。ユーザの操作とは、例えば、電源キー43を含むボタン群41等の操作パネル40を介した操作の入力や、ADFに原稿を挿入する操作、カバーを開けるなどの操作などである。これらの操作は操作パネル40,カバーセンサ70,原稿センサ71によって検知され、CPU31に出力される。CPU31は、これらの検知信号により、ユーザの操作があるか否かを判断する。
CPU31は、ユーザの操作がないと判断した場合は(S200:No)、操作検知処理を終了する。一方、CPU31は、ユーザの操作があると判断した場合は(S200:Yes)、S201に移行し、MFP100の操作が行われていることを示す操作フラグをCPU31がオンにする。続くS202では、CPU31は操作検知のタイマをスタートさせることにより計時を開始する。
そして、S203にて、操作検知のタイマが規定時間を計時したか否かを判断する。なお、規定時間は予め定められているか、または操作パネル40を介してユーザが設定可能としてもよい。例えば、規定時間が30秒であった場合は、タイマの計時が30秒を超えると規定時間が経過したとCPU31が判断する。
規定時間が経過していない場合は(S203:No)、再びS203に移行する。規定時間が経過した場合は(S203:Yes)、続くS204にてCPU31が操作フラグをオフにする。そして、S205にて、操作検知タイマをリセットする。そして操作検知処理を終了する。
これにより、ユーザがMFP100の操作を行ってから規定時間が経過した場合は、ユーザによる操作が行われていないと判断することができる。
図5のS103にて、図7のフローチャートにてセットされたフラグを確認する。操作フラグがオンであった場合は、CPU31はユーザが近傍にいると判断し、操作フラグがオフであった場合はユーザが近傍にいないと判断する。
ユーザが近傍にいないと判断した場合は(S101:No)、CPU31は通知先を他の装置であると決定する。なお、エラーを通知する他の装置は、エラー発生時にジョブを実行中であった場合は(S101:Yes)、実行していたジョブの実行指示を行った装置であるとCPU31が決定し、RAM33等に記憶する。
例えば、ネットワークインターフェース37に接続されているPCからスキャンが実行されていた場合は、通知先はネットワークインターフェース37に接続されているPC200であると決定し、MFP100と決定し、USBインターフェース39に接続されているPCからの指示によりスキャンが実行されていた場合は、通知先はUSBインターフェース39に接続されているPC400であると決定して、RAM33等に記憶する。
一方、エラー発生時にジョブが実行中でなかった場合は(S101:No)、エラーの通知先を、各種インターフェース37〜39に接続されているPC200,PC400,ファックス装置300のいずれかの装置であるとCPU31が決定し、RAM33等に記憶する。
S103でCPU31が、ユーが近傍にいないと判断し(S103:No)、エラーの通知先を決定した後は、S110に移行してCPU31がエラーフラグをオンにする。このエラーフラグは、他の装置にエラー状態を通知するかどうかを判断するためのフラグであり、エラーフラグがオンの場合は他の装置にエラーを通知し、エラーフラグがオフである場合は他の装置にエラーを通知しないとCPU31が判断する。S110の後は、S111に移行して後述する通知処理を行う。
一方、ユーザがMFP100の近傍にいると判断された場合は(S103:Yes)、エラーの通知先をMFP100であるとCPU31が決定し、S104に移行する。S104では、MFP100にエラーの通知を行う。例えば、紙詰まりが発生した際には、「紙詰まりが発生しました。カバーを開けて紙を取り除いてください。」などと表示部42に表示する。なお、エラー通知の方法は表示部42への表示だけに限らず、アナウンスやブザー音であってもよい。
これにより、ユーザがMFP100の近傍にいる場合は、通知先としてMFP100にエラーを通知することができるため、適切な通知先にエラーを通知することが可能になる。
続くS105では、CPU31がエラー未通知タイマをスタートさせることにより、計時を開始する。次にS106にてエラー未通知状態で規定時間が経過したか否かを、CPU31が判断する。なお、エラー未通知とは、MFP100以外の他の装置にエラーが未通知という意味である。
CPU31はS106において、図9に一例として示したような時間テーブルを参照し、起こっているエラーの種別に応じて、規定時間が経過したか否か判断する。図9の時間テーブルは、エラーを解除するために必要な時間を示すテーブルであり、それぞれのエラーの種別に応じて、エラーを解除するために必要な時間である規定時間が設定されている。
例えば、紙詰まりのエラーの場合は紙を除去するだけでエラーの解除が可能なため、図9では規定時間が60秒であると設定されている。一方、トナーエンプティのエラーの場合は、新たなトナーカートリッジを用意し、古いトナーカートリッジと交換しなければエラーを解除できないため、エラーの解除に時間を要すると考えられる。そのため、トナーエンプティが発生した場合は、図9では規定時間が3000秒と設定されている。
なお、この時間テーブルの規定時間は、あらかじめ設定されているものとするが、操作パネル40等の操作を介してユーザが設定可能としてもよい。また、図9のような時間テーブルは、MFP100内のROM32やNVRAM34等に記憶されていることが望ましいが、電力供給を遮断されてもデータを保存できるところであればPC200等の他の装置にあってもよい。
例えば、現在紙詰まりのエラーが起こっているときは、CPU31が図9のエラーテーブルを参照し、エラー未通知タイマの計時が60秒を超えると、エラー未通知状態で規定時間が経過したと判断する。規定時間を経過していない場合は(S106:No)、S120に移行する。
規定時間を経過した場合は(S106:Yes)、通知先を他の装置であると決定する。なお、エラー発生時にジョブが実行中でなかった場合は(S101:No)、通知先を各種インターフェース37〜39に接続された他の装置のいずれかであるとCPU31が決定し、RAM33等に記憶する。
一方、エラー発生時にジョブが実行中であった場合は(S101:Yes)、S102にて判断したジョブ種別に応じ、ジョブの実行を指示した装置を通知先であるとCPU31が決定し、RAM33等に記憶する。このとき、ジョブ種別から、通知先がMFP100であると決定されてしまう場合のみ、各種インターフェース37〜39に接続された他の装置のいずれかを通知先にCPU31が決定する。
規定時間が経過し(S106:Yes)、通知先を決定した後は、S107に移行する。S107では、他の装置にエラーを通知すると判断するためのエラーフラグをCPU31がオンにする。そして、S108で後述する通知処理を行う。この通知処理はS111の処理と同様である。
S108の通知処理を終了した後は、S109でエラー未通知タイマをCPU31がリセットし、S120へ移行する。S106〜S109のステップにより、例えばエラーを解除するのに時間がかかるようなエラーの種別に応じて規定時間を設定できるため、エラーが起こっているときには不必要に他の装置にエラー通知を行ってしまう可能性が低減できる。
続きは図6を参照しつつ説明する。図6のS120にて、エラーが解除されたかどうかを、各種センサ70〜75の検出信号によりCPU31が判断する。エラーが解除されていない場合は(S120:No)、S121にて、他の装置に未通知のエラーがあるか否かをCPU31が判断する。
ここで、他の装置に未通知のエラーがあるか否かは、エラーフラグと各種センサ70〜75からの検出信号によりCPU31が判断する。エラーフラグがオンの場合は、他の装置にエラーを通知すると決定された場合である。したがって、エラーフラグがオフで、かつ各種センサがエラーの発生を検出している場合は、エラーが他の装置に未通知であると判断される。
他の装置に未通知のエラーがある場合は(S121:Yes)、再びS106に移行する。他の装置に未通知のエラーがない場合は(S121:No)、再びS120に移行する。なお、他の装置に未通知のエラーがない場合とは、S103でユーザがMFP100の近傍にいないと判断され(S103:No)、S111にて他の装置にエラーの通知が行われている場合か、またはS106で他の装置にエラーが未通知の状態で規定時間が経過し(S106:Yes)、S108にて他の装置にエラーの通知が行われている場合である。
一方、エラーの解除が行われた場合は(S120:Yes)、S122に移行し、解除されたエラーが他の装置に未通知のエラーか否かをCPU31が判断する。これは、エラーフラグにより判断する。エラーフラグがオンの状態でエラーの解除が行われた場合は、他の装置に通知されたエラーが解除されたとCPU31が判断する。
解除されたエラーが他の装置に未通知のエラーでない場合は(S122:No)、つまり、他の装置に通知したエラーが解除された場合は、S125に移行する。S125では、S107でオンにされていたエラーフラグをCPU31がオフにする。そして、続くS126にてCPU31が通知処理を行う。これは、S111の処理と同様である。
解除されたエラーが他の装置に未通知のエラーである場合は(S122:Yes)、S123に移行する。S123では、エラー未通知タイマをCPU31がリセットし、S124に移行する。
S124では、S104にて行っていたMFP100へのエラーの表示をCPU31が非表示とする。そしてエラー処理を終了する。なお、MFP100へのエラー通知が行われていない場合は、このステップはスキップしてエラー処理を終了する。MFP100へのエラー通知が行われていない場合とは、S111で通知処理を行った後にエラーが解除され(S122:No)、S126の通知処理を行った後にS124へ移行した場合である。
次にS108,111,S126で行う通知処理について、図10,図11を参照しつつ説明する。第1の実施形態において、他の装置への通知は、他の装置からのエラー状態取得要求があった際にMFP100から情報を送信する。なお、ここでいう他の装置とは、ファックス装置300やPC200,PC400等の装置である。
この通知処理の流れを、図10を参照しつつ説明する。なお、エラーが起こっているか否かは、エラーフラグがオンかオフかに基づいている。
図10に示すように、PC200からは定期的に状態取得要求がMFP100に送信される。ここで、MPF100は、エラーが起こっていない場合や、既述したS141において他の装置に未通知のエラーが解除された場合に(S141:Yes)、状態取得要求に対して、MFP100はエラーが起こっておらず、ジョブの実行が可能である旨の情報(Ready)を送信する。
エラーが発生した状態で、PC200から状態取得要求が行われたとき、MFP100にエラー通知が行われている場合は(S104)、エラーフラグがオフになっている。そのため、エラーが発生しておらず、ジョブの実行が可能である旨の情報を送信する。
次に、エラーが発生し、エラーを他の装置に未通知の状態で規定時間が経過し、他の装置にエラー通知を行うと決定された場合(S106:Yes)や、エラーが発生した際に他の装置にエラー通知を行うと決定された場合(S103:No)は、エラーフラグがオンになっている。そのため、MFP100は、状態取得要求に対してエラーの情報を送信する。
他の装置に通知中のエラーが解除された場合(S122:No)は、S125でエラーフラグがオフになっている。そのため、MFP100は、エラーが起こっておらず、ジョブの実行が可能である旨の情報(Ready)を送信する。
このようにして、他の装置へのエラーの通知や非通知を切り換えることが可能になっている。
次に、図11を参照しつつ、通知処理におけるMFP100の処理について説明する。図10で説明したように、通知処理ではS400でPC200等の他の装置からの状態取得要求があるかをCPU31が判断する。要求がない場合は(S400:No)、エラー処理に戻り、要求がある場合は(S400:Yes)、S401に移行する。
S401では、エラーフラグがオンになっているか否かをCPU31が判断する。エラーフラグがオンになっている場合は(S401:Yes)、S402に移行して、CPU31がエラーの情報を他の装置に送信してエラー処理に戻る。なお、ここでいう他の装置とは、状態取得要求を行った装置のことである。また、エラー処理にて決定された通知先がRAM33等に記憶されているので、CPU31はRAM33等に記憶された通知先の情報を読み出し、ここでエラーの通知先に関する情報も送信しておくと望ましい。
例えば、ジョブの実行中にエラーが発生してしまっていた場合は、実行中のジョブの実行指示を行った装置が通知先であると決定され、RAM33等に記憶されている。
なお、通知先が他の装置のいずれかであると決定され、RAM33等に記憶されている場合は、MFP100の各種インターフェース37〜39に接続されている全ての他の装置を通知先としてもよい。また、他の装置の中でどの装置に通知するかは、あらかじめ定めておいてもよいし、ユーザが設定可能としてもよい。
また、エラーフラグがオンになっている状態とは、例えば、S107やS111でエラーフラグがオンにセットされている状態のことである。
S402によりMFP100からエラーの情報状態を受け取った他の装置においては、エラーの通知が行われる。例えば、PC200のディスプレイ上のステータスモニターなどに「紙詰まりが発生しました。カバーを開けて紙を取り除いてください。」などと表示される。
なお、エラーの情報を受け取った他の装置では、エラーの通知先に関する情報を参照し、通知先に該当していなければエラーの通知を行わない。例えば、USBインターフェース39に接続されたPCが通知先になっていた場合は、ネットワークインターフェース37に接続されたPCでは、エラーの情報を受け取ってもエラーの通知は行わない。また、例えばネットワークインターフェース37に接続されたPCのうち、ユーザAのPCが通知先になっている場合は、ユーザBのPCではエラーの通知は行わない。
なお、S402においてエラー情報を送信する際に、通知先に該当しない他の装置に対しては、エラー状態でない旨の情報をCPU31が送信するようにしてもよい。
例えば、PC400から実行指示されたジョブを実行中にエラーが発生し、PC400にエラーを通知すると決定されている場合は、PC400へはエラー状態である旨の情報を送信し、PC200へはエラー状態でない旨の情報を送信する。
一方、S401でエラーフラグがオフになっている場合は(S401:No)、S403に移行し、エラー状態でない旨の情報をCPU31が送信してエラー処理に戻る。なお、エラーフラグがオフになっている状態とは、例えば、エラーが起こっていない状態か、またはS125にてエラーフラグがオフにされている状態のことである。
S403によりMFP100からエラーが起こっていない旨の情報を受け取った他の装置では、エラーの通知を行わないようにする。つまり、既にエラーの通知が行われていた場合はエラーを非通知とする。
次に図12を参照しつつ、実行指示受付処理について説明する。実行指示受付処理は、電力供給ユニット50によってCPU31への電力供給が行われると、CPU31により定期的に実行される。
S300にて、ジョブの実行指示をCPU31が受け付ける。ジョブの実行指示とは、例えば、PCプリント,ファックス,コピー等の実行指示であり、操作パネル40や各種インターフェース37〜39等を介して他の装置からCPU31が受け付ける。
ジョブの実行指示を受け付けていない場合は(S300:No)、実行指示受付処理を終了する。ジョブの実行指示を受け付けた場合は(S300:Yes)、S301に移行する。
S301では、受け付けたジョブの実行が、起こっているエラーが解除されていなくても可能か否かをCPU31が判断する。これは、例えばトナーエンプティのエラーが起こっている場合には、トナーを使用する印刷を行うようなコピー,PCプリント等のジョブの実行は不可であると判断し、ファックスやスキャン等の実行は不可能であると判断する。
エラーが起こっていない場合やエラーが起こっている場合でも実行可能なジョブであった場合は(S301:No)、S307にて実行指示を受け付けたジョブの実行をCPU31が行い、実行指示受付処理を終了する。ジョブの実行を行うことのできないエラーが発生していた場合は(S301:Yes)、S302に移行する。
S302では、実行指示を受け付けたジョブの種別から、ユーザが近傍にいるか否かをCPU31が判断する。これはS101の処理と同様に図8のジョブテーブルを用いて行うが、エラーが起こった際に実行していたジョブに対して判断する点と、実行指示を受け付けたジョブに対して判断する点が異なる。
ユーザが近傍にいる場合は(S302:Yes)、実行指示受付処理を終了する。ユーザが近傍にいない場合は(S302:No)、S303にて他の装置へ未通知のエラーがあるか否かをCPU31が判断する。これは、S121のステップと同様に、エラーフラグと各種センサ70〜75の検出信号により判断する。未通知のエラーがない場合は(S303:No)、実行指示受付処理を終了する。
未通知のエラーがある場合は(S303:Yes)、S304に移行してCPU31がエラーフラグをオンにセットした後に、S305にて既述した通知処理を行う。なお、ここでは、エラーの通知先として、ジョブの実行指示を行った装置にエラーの通知を行う。その後、S306にてCPU31が未通知タイマをリセットし、実行指示受付処理を終了する。
S301では、実行指示が行われたジョブが、起こっているエラーが解除されていなくても実行可能か否か判断している。これにより、エラーが起こっていても実行できるジョブであった場合は、不必要にエラーを通知してしまう可能性が低減できる。また、S302でジョブ種別からユーザが近傍にいるか否か判断している。ユーザが近傍にいる場合は
ユーザはMFP100に通知されたエラーを確認することができる。そのため、S302の判断を行うことにより、不必要に他の装置にエラーの通知を行ってしまう可能性が低くなる。
なお、上記S301,S302を行うことは必須ではない。どちらか一方のみ実行してもよいし、両方行わなくてもよい。つまり、ジョブの実行指示が行われたときは(S300:Yes)、必ずジョブの実行指示を行った装置にエラーの通知を行ってもよい。
以上記載したように、第1の実施形態によれば、エラーが起きた際にユーザが近傍にいるか否かによってエラーの通知先を決定することができるため、不必要なエラー通知を行ってしまう可能性が低減され、利便性が向上する。
また、操作パネル40の操作を介してMFP100の操作が行われたか否か、エラーを検出した際に実行していたジョブの種別、及びジョブの実行指示を受け付けたインターフェースによって、ユーザが近傍にいるか否かを判断するため、より正確に判断できる可能性が高い。
また、MFP100にエラーを通知した場合であっても、エラーが解除されない状態で規定時間が経過すると、ユーザが近傍にいないと判断して他の装置にエラーを通知することができる。そのため、他のユーザにエラーの通知を行うことができる。さらに、エラーの通知を行う他の装置として、エラー発生時に実行中だったジョブの実行指示を行った装置に通知することができるため、より適切な通知先にエラーの通知を行うことができる。
また、エラーが解除されていない状態で他の装置からジョブの実行指示を受け付けた場合は、実行指示を行った他の装置にエラーの通知を行うことができるため、ジョブを実行しようとしたユーザがエラーの通知を受け取ることができ、利便性が向上する。
なお、上記第1の実施形態では、S102とS103を両方実行しているが、これはいずれか一方でもよい。S102のみ実行する場合は、ジョブ種別からユーザが近傍にいないと判断された場合は(S102:No)、ジョブを種別に応じた通知先にエラーを通知すると決定し、S110に移行する。
また、エラー発生時にジョブが実行中でない場合は(S101:No)、S104に移行する。これにより、ジョブ種別からユーザが近傍にいない場合はMFP100の操作が行われているか否かに関わらず他の装置にエラーを通知し、ジョブ種別からユーザが近傍にいると判断された場合(S102:Yes)、またはエラー発生時にジョブを実行していない場合は(S101:No)、MFP100にエラーを通知することができる。
一方、S103のみ実行する場合は、S101も行わなくてよい。エラーが発生した際には(S100:Yes)、S103に移行する。S103でユーザが近傍にいないと判断された場合は(S103:No)、MFP100の各種インターフェース37〜39に接続されたいずれかの他の装置にエラーを通知すると決定する。なお、エラー発生時にジョブが実行中であった場合は、実行中のジョブの実行指示を行った装置をエラーの通知先をして決定する。これにより、MFP100の操作が検知された場合は、ジョブを実行しているか否かや、実行していたジョブの種別に関わらずMFP100にエラーを通知し、一方、操作が検知されない場合には他の装置にエラーを通知することができる。
また、第1の実施形態において、S104にてMFP100の表示部42等にエラーを表示した後、規定時間が経過して(S106:Yes)S108にて通知処理を行う場合は、エラーが表示部42に表示されたままになっている。しかしながら、S108にて他の装置にエラーが通知されるため、表示部42でのエラー通知は行わないようにしてもよい。これにより、不必要なエラーの通知をより低減することができる。
[第2の実施形態]
続いて、第2の実施形態における通知処理について図13,図14を参照しつつ説明する。第2の実施形態では、MFP100がエラー状態を自発的にPC200等の他の装置に送信する。この点、他の装置からの状態取得要求に応じて、MFP100が状態を送信する第1の実施形態とは異なる。
なお、第1の実施形態と同じ処理については、第1の実施形態と同じ符号を付し、説明を省略する。
第2の実施形態における通知処理の流れを、図13を参照しつつ説明する。
まず、エラーが起こっていない場合や、エラーが発生した際にエラー処理にて他の装置にエラーを通知しないと決定された場合は、MFP100は他の装置にエラーの情報を送信しない。
エラー処理にて、エラーが他の装置に未通知の状態で規定時間が経過した場合や(S106:Yes)、他の装置にエラーを通知すると決定された場合に(S103:No)、初めてMFP100はエラー情報を他の装置に送信する。
そして、他の装置に通知中のエラーが解除された場合(S122:No)は、S125でエラーフラグがオフになっている。そのため、エラーが起こっておらず、ジョブの実行が可能である旨の情報(Ready)を送信する。
次に、図14を参照しつつMFP100の処理について説明する。
図13では、エラーが起こったとき、またはエラーが解除されたときに、S501にてCPU31がエラー状態を一斉送信する。一斉送信とは、MFP100に接続されている全ての他の装置にエラーの情報を送信することである。このとき、通知先として決定した通知先があれば、その通知先に関する情報も送信する。そしてエラー処理に戻る。
S501でエラー情報を受け取った他の装置では、エラーの通知先に該当している場合は、エラーの表示が行われる。または、エラーが解除された場合はエラーの非表示が行われる。
なお、S501では、接続されている全ての他の装置にエラー情報を送信せず、通知先となっている他の装置のみに情報を送信してもよい。これにより、エラーを通知する必要のない他の装置にも不必要にエラー情報を送信してしまうことがなくなる。
以上記載したように、第2の実施形態によれば、他の装置に通知するエラーが起こった際や解除された際に、MFP100が判断して他の装置にエラーの情報を送信することができる。
また、本実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。
例えば、MFPに限らず、複写機等、画像読取機能を備えるものであれば適用可能である。
また、上記実施形態では、1つのCPU31がエラー処理,操作検知処理,通知処理,実行指示受付処理を全て実行したが本発明はこれに限られず、複数のCPUや、専用回路ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などで実行してもよい。また、例えば、通知先の決定,エラー表示,規定時間の計時などを別々のCPUに実行させてもよい。
31 CPU
34 NVRAM
37 ネットワークインターフェース
38 ファックスインターフェース
39 USBインターフェース
40 操作パネル
42 表示部
50 電力供給ユニット
51 画像形成部
52 画像読取部
70 カバーセンサ
71 原稿センサ
73 トナーセンサ
74 紙詰まりセンサ
75 トレイセンサ
100 MFP
200 PC
300 ファックス装置
400 PC

Claims (7)

  1. 自装置のエラーの発生を検出する検出手段と、
    前記検出手段がエラーの発生を検出した場合にユーザが自装置の近傍にいるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果に基づいて、エラーの通知先を決定する決定手段と、
    を備える、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    自装置に対するユーザの操作を検知する検知手段を備え、
    前記判断手段は、前記検知手段が自装置の操作を検知してから規定時間が経過していない場合にユーザが自装置の近傍にいると判断し、前記検知手段が自装置の操作を検知してから規定時間が経過した場合にはユーザが自装置の近傍にいないと判断し、
    前記決定手段は、ユーザが自装置の近傍にいる場合は、自装置にエラーを通知し、ユーザが自装置の近傍にいない場合は他の装置にエラーを通知すると決定する、画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記決定手段が自装置にエラーを通知すると決定した場合に、規定時間エラーが解除されないときは、前記判断手段は、ユーザが自装置の近傍にいないと判断し、
    前記決定手段は、他の装置にエラーを通知すると決定する、画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理装置において、
    他の装置から画像処理の実行指示を受け付ける受付手段を備え、
    前記決定手段は、エラーが解除されていない場合に、前記受付手段が前記実行指示を受け付けたときは、当該実行指示を送信した前記他の装置にエラーを通知すると決定する、画像処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記判断手段は、前記検出手段がエラーを検出した際に実行していた実行ジョブの種別に応じてユーザが近傍にいるか否かを判断し、
    前記決定手段は、前記実行ジョブの種別に応じた通知先にエラーを通知すると決定する、画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、
    前記判断手段は、前記実行ジョブの実行指示を受け付けたインターフェースに応じてユーザが近傍にいるか否かを判断し、
    前記決定手段は、前記インターフェースに応じた通知先にエラーを通知すると決定する、画像処理装置。
  7. 画像処理装置を、
    自装置のエラーの発生を検出する検出手段と、
    前記検出手段がエラーの発生を検出した場合にユーザが自装置の近傍にいるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果に基づいて、エラーの通知先を決定する決定手段と、
    として機能させるプログラム。
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