JP2006227196A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷後の不要な印刷用紙のなかから裏紙として再使用可能な印刷用紙をユーザが選別する手間をなくすことができ、裏紙の再使用に有用な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 ユーザにより印刷用紙に対して予め設定されたフィニッシャ処理や特殊紙の設定と、画像データに基づく制御部の判定とにより、印刷後の印刷用紙に対して、裏紙として再使用可能であるか又は再使用不能であるかが制御部により設定される。そして、搬送先切替部が制御され、裏紙として再使用可能な印刷用紙は第1用紙排出部に排紙され、再使用不能な印刷用紙は第2用紙排出部に排紙される。第1用紙排出部に排紙された印刷用紙が第1用紙排出部に放置されている時間が基準時間を超えると、表示部が制御され、第1用紙排出部の印刷用紙から必要なものを取り除いた残りの印刷用紙を裏紙とするように促す表示がなされる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、表面に画像が印刷された印刷用紙が排出される用紙排出部を複数備えた画像形成装置に関するものである。
近年、資源の有効利用に対する要求が高まるにつれ、画像形成装置によるコピーやファックスにおいて消費される多量の紙については、可能な限りその表裏両面に画像を印刷することが要求されている。このため、画像形成装置において表面のみに画像が印刷された印刷用紙(裏紙)をユーザが回収し、この印刷用紙を改めて印刷用紙として用いることが行われている。印刷用紙として裏紙を用いるには、各裏紙の表裏の向きを合わせて裏紙を積層する必要がある。しかしながら、この作業は面倒である上、裏紙を積層する際に、表裏の向きを逆にしてしまったり、表裏両面に印刷された紙を混ぜたりしてしまうことがある。このため、このような問題を解消するための技術が提案されている。
特許文献1に記載された画像形成装置では、給紙カセットから供給される印刷用紙の表裏両面の汚点の有無がセンサにより検知され、この検知結果に基づいて、印刷用紙が、裏紙、白紙及び廃棄紙(表裏両面に汚点が存在するもの)のいずれであるかが判別される。そして、裏紙であると判定された印刷用紙にのみ画像が印刷され、白紙又は廃棄紙と判定された印刷用紙は、印刷後の裏紙とは別のトレイに排出される。
特許文献2に記載された画像形成装置では、通常モードとは別のモードにおいて、印刷済みの印刷用紙の表裏両面における画像形成剤の量がラインCCD(Charged Coupled Device)を用いて検出される。そして、この画像形成剤の量に基づいて、表裏両面のいずれかに印刷可能な印刷用紙と、表裏両面に印刷不能な印刷用紙とが判別され、それぞれ専用のトレイに分けて排紙される。
特開2003−195589号公報(第7頁〜第12頁、第1図〜第15図) 特開2004−54088号公報(第10,11頁、第6,7図)
ところで、画像形成装置には、画像形成装置にLAN(Local Area Network)を介して接続されたコンピュータから送信される画像データに対応する画像をプリントアウトするものがある。この場合、複数のユーザによってプリントアウトされた印刷用紙が、画像形成装置の用紙排出部に排紙されたまま長時間放置されることがある。通常、ある時間が経てば、そのように放置された印刷用紙は取り除いても問題ない場合が多い。ところが、用紙排出部に排紙されている印刷用紙が取り除いても問題ないものであるか否かを各ユーザが判断することはできないため、不要な印刷用紙が裏紙として再使用されないまま用紙排出部に溜まる傾向がある。
また、印刷後の印刷用紙の中には、特殊紙や、カラー印刷されたものや、パンチ孔が開けられた印刷紙等の、裏紙として使用に適さないものが存在する。このため、用紙排出部に放置されている印刷用紙を裏紙として再使用する場合には、ユーザがそのなかから裏紙として再使用可能な印刷用紙を選別する作業を行わなければならない。
上記特許文献1,2の技術では、上記のような問題に対処することはできない。
本発明の目的は、裏紙として再使用可能な印刷用紙が存在するときに、その裏紙の再使用をユーザに促すことができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、表面に画像が印刷された印刷用紙が排出される用紙排出部を複数備えた画像形成装置において、印刷後の印刷用紙の裏面に印刷が可能であるか否かを印刷用紙毎に設定する再使用設定手段と、再使用が可能であると設定された印刷用紙を裏紙用の用紙排出部に排出させ、再使用が不可能であると設定された印刷用紙を非裏紙用の用紙排出部に排出させる排紙部切替手段と、前記裏紙用の用紙排出部に排紙されている印刷用紙の状態を検出する用紙検出手段と、用紙検出手段の検出結果に基づき、裏紙用の用紙排出部の印刷用紙を裏紙として再使用することをユーザに促すための報知を行う報知手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記再使用設定手段は、印刷前に設定された設定内容に基づいて、印刷用紙の裏面に印刷が可能であるか否かを設定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記再使用設定手段は、印刷用紙に対して印刷される画像の画像データ、又は、この画像データに基づいて印刷用紙に印刷された画像を読み取った画像データに基づき、印刷用紙の裏面に印刷が可能であるか否かを設定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、 前記用紙検出手段は、前記裏紙用の用紙排出部に印刷用紙が排紙されている時間を検出することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、 前記用紙検出手段は、前記裏紙用の用紙排出部に排紙されている印刷用紙の重量を検出することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、画像を印刷する印刷用紙毎に、その印刷用紙が裏紙として再使用可能な印刷用紙であるか否かが判別され、両者が別々に排紙される。そして、裏紙用に用紙排紙部に排紙された印刷用紙の状態からその印刷用紙が裏紙として再使用可能であるか否かが判断され、再使用可能なときにはそれがユーザに報知される。従って、印刷後の不要な印刷用紙のなかに裏紙として再使用可能な印刷用紙が存在するときに、その裏紙の使用をユーザに促すことができる。
請求項2に記載の発明によれば、印刷前に設定された設定内容に基づいて裏紙として再使用可能か否かが判別される。すなわち、例えば、印刷用紙の紙種や、印刷用紙に対するフィニッシャ処理の設定等に基づき、その印刷用紙が裏紙として再使用可能であるか否かを判別することができる。従って、特殊紙や、パンチング又はステープル処理を行った印刷用紙を、裏紙として再使用可能な印刷用紙から分けることができる。
請求項3に記載の発明によれば、印刷用紙に対して印刷される画像の画像データ、又は、この画像データに基づいて印刷用紙に印刷された画像を読み取った画像データに基づき、印刷用紙の裏面に印刷が可能であるか否かが判別される。すなわち、例えば、カラー画像の有無や、印字総面積の大小や、ベタ領域の大小等に基づき、その印刷用紙が裏紙として再使用可能であるか否かを判別することができる。従って、カラー画像がある印刷用紙や、印字総面積が大きい印刷用紙や、ベタ領域が大きい印刷用紙を、裏紙として再利用可能な印刷用紙から分けることができる。
請求項4に記載の発明によれば、裏紙用の用紙排出部に印刷用紙が排紙されたままになっている時間から、その印刷用紙が裏紙として再使用可能であるか否かが判断される。従って、長時間に放置されたままの印刷用紙を裏紙として再使用するようにユーザに促すことができる。
請求項5に記載の発明によれば、裏紙用の用紙排出部に排紙されたままになっている印刷用紙の重量から、その印刷用紙が裏紙として再使用可能であるか否かが判断される。従って、多量に溜まったままの印刷用紙を裏紙として再使用するようにユーザに促すことができる。
以下、この発明に係る画像読取装置を、コピー機能、スキャナー機能及びファクシミリ機能を備えた複合機に具体化した一実施形態を、図1〜図8に従って説明する。
図1に示すように、画像形成装置としての複合機10は、制御部11、RAM(Random Access Memory)12、画像読取部13、画像メモリ14、画像印刷部15、表示部16、操作部17、モータ等から構成される原稿搬送部18、モータ等から構成される印刷用紙搬送部19、コーデック(CODEC;Coder-Decoder )20、モデム21及びNCU(Network Control Unit)22を備えている。また、複合機10は、パンチング処理部23及びステープル処理部24を備えている。さらに、複合機10は、画像印刷後の印刷用紙が排出される先を切り替えるための搬送先切替部25と、印刷後の印刷用紙の有無を検出する用紙検出器26とを備えている。各部11〜26は、バス27を介して制御部11に接続され、制御部11により制御される。また、複合機10は、図2に示すように、それぞれ印刷用紙が収容される印刷用紙カセット30a〜30c及び手差しトレイ31と、印刷後の印刷用紙が排出される用紙排出部としての第1用紙排出部32及び第2用紙排出部33とを備えている。本実施形態では、制御部11が再使用設定手段であり、制御部11及び搬送先切替部25が排紙部切替手段を構成する。また、表示部16が報知手段であり、用紙検出器26が用紙検出手段である。
制御部11は、複合機10の各部を制御するMPU(Micro Processing Unit)11a、及び、同MPU11aが実行するプログラムや各種情報を記憶するメモリ11b等から構成されている。メモリ11bは、ROM(Read Only Memory)及びフラッシュメモリから構成されている。RAM12には、複合機10に関する各種情報が一時的に記憶される。画像読取部13は、スキャナや原稿自動供給装置等から構成され、画像が読み取られる原稿の表面の画像を読み取ってそのイメージ信号を出力する。画像読取部13は、原稿に光を照射する光源、原稿からの反射光を分光するプリズム、分光された反射光をそれぞれ受ける3つのCCD等を備え、原稿のカラー画像を読み取る。画像メモリ14は、画像読取部13において読み取られた原稿の画像データや、ファックス受信した画像データをイメージデータとして一時的に記憶する。画像印刷部15は、電子写真方式のプリンタよりなり、画像メモリ14に記憶されたイメージデータに対応する画像を印刷用紙の表面に印刷する。
表示部16はタッチパネルディスプレィであり、複合機10の動作状態を示す各種情報の表示を行う。操作部17は、前記タッチパネルディスプレィに加え、コピーモード及びファックスモードを切り替えるモードキー(図示せず)、原稿の読み取り動作を開始させるためのスタートボタン(図示せず)を備えている。また、タッチパネルディスプレィからは、コピー時に印刷用紙を供給する印刷用紙カセット及び手差しトレイの選択、手差しトレイ選択時の印刷用紙サイズ及び印刷用紙種類の指定等を行うことができるようになっている。
前記原稿搬送部18は、複合機10本体の原稿給紙トレイ(図示せず)に載置された原稿を画像読取部13まで搬送し、画像読取部13による画像の読み取りが終了した原稿を原稿排出部(図示せず)まで搬送する。前記印刷用紙搬送部19は、それぞれ印刷用紙が収容された複数の印刷用紙カセット又は手差しトレイから印刷用紙を画像印刷部15まで搬送し、画像印刷部15による印刷が終了した印刷用紙を前記第1用紙排出部32又は第2用紙排出部33に排出する。コーデック20は、ファックス送受信等のためにイメージデータの圧縮符号化及び復号を行う。モデム21は、ファックス伝送制御手順に基づいて送信データの変調及び受信データの復調を行う。NCU22は、公衆電話回線との接続を制御するとともに、相手先の電話番号に対応したダイヤル信号を送出する機能及び着信を検出するための機能を備えている。
パンチング処理部23は、設定に基づき、印刷後の印刷用紙にパンチングを行う。ステープル処理部24は、印刷後の印刷用紙を、設定された所定枚数ずつステープルで綴じる。
搬送先切替部25は、図2に示すように、各印刷用紙カセット30a〜30c又は手差しトレイ31から画像印刷部15を経て第1用紙排出部32及び第2用紙排出部33に至るまでの用紙搬送路28上に設けられている。用紙搬送路28は、画像印刷部15の下流側で第1用紙排出部32及び第2用紙排出部33に向けて分岐しており、その分岐部分に搬送先切替部25が設けられている。搬送先切替部25は、画像印刷部15を通過した印刷用紙が搬送される先を、第1用紙排出部32又は第2用紙排出部33のいずれかに切り替え可能である。用紙検出器26は、第1用紙排出部32に設けられ、第1用紙排出部32に排紙されている印刷用紙の有無を検出する。
次に、前記のように構成された複合機10の動作について説明する。
この複合機10は、コピーモード、ファックスモードの受信時、又は、LANを介して接続されたコンピュータから送信されたデータに基づくプリント時に、印刷後の印刷用紙を排出する先を、裏紙として再使用可能な印刷用紙と、裏紙として再使用不能な印刷用紙とで区別する。なお、裏紙として再使用可能であるとは、表面に画像が印刷された印刷用紙の裏面に改めて画像の印刷が可能であることを意味する。
以下、コピーモード、ファックスモードの受信時、又は、外部コンピュータから送信されたデータに基づくプリント時において、複合機10の動作に先立ってユーザにより行われる設定内容について説明する。
この複合機10で例えばコピーをしようとするときには、まず、コピーモードにおいてタッチパネルディスプレィ(表示部16)に表示されるコピー初期メニュー(図示せず)の印刷用紙カセット/手差しトレイ選択キーがユーザによって操作される。これにより、コピーに使用されるサイズの印刷用紙が収容された印刷用紙カセット、又は、手差しトレイが選択される。
また、前記コピー初期メニューにおいて表示される手差しトレイ設定キーがユーザによって選択されることにより、図4に示すような、手差しトレイから供給される印刷用紙のサイズを設定するための用紙サイズ選択メニュー40が表示部16に表示される。そして、この用紙サイズ選択メニュー40において表示される「A4」、「A4R」、「A3」、「A5」、「A5R」、「B4」、「B5」、「B5R」、「はがき」、「封筒」キーのなかからいずれかがユーザにより選択操作されることにより、手差しトレイ31から画像印刷部15に供給する印刷用紙のサイズが設定される。
また、手差しトレイ設定キーが選択されることにより、図5に示すような、手差しトレイ31から供給される印刷用紙の種類を設定するための用紙種類選択メニュー41が表示部16に表示される。そして、この用紙サイズ選択メニューにおいて表示される「普通紙」、「再生紙」、「色紙」、「厚紙」、「薄紙」、「OHPフィルム」、「ラベル用紙」、「トレース紙」キーのなかからいずれかを選択することにより、手差しトレイから画像印刷部15に供給する印刷用紙の種類が設定される。
さらに、前記コピー初期メニューにおいて表示される図示しないフィニッシャ処理キーがユーザによって選択操作されることにより、図6に示すような、パンチング処理又はステープル処理を設定するためのフィニッシャ選択メニュー42が表示部16に表示される。そして、フィニッシャ選択メニュー42において表示される「パンチング」キー又は「ステープル」キーを選択操作することにより、印刷後の印刷用紙に対するパンチング処理又はステープル処理が設定される。
コピーモードにおける各種設定後、スタートキーが操作されると、制御部11により原稿搬送部18が制御され、原稿が原稿給紙トレイから画像読取部13に搬送される。そして、画像読取部13においてその表面の画像が読み取られる。画像読取部13において画像が読み取られた原稿は、原稿搬送部18により搬送されて原稿排紙部に排紙される。原稿から読み取られた画像の画像データは、画像メモリ14に記憶される。
一方、制御部11により印刷用紙搬送部19が制御され、上記コピー初期メニューにおいて選択された印刷用紙カセット30a〜30c又は手差しトレイ31から印刷用紙が画像印刷部15に搬送される。そして、画像印刷部15において、画像メモリ14に記憶されている画像データに対応する画像が印刷用紙の表面(印刷面)に印刷される。画像印刷部15において画像が印刷された印刷用紙は、原稿搬送部18により搬送されて第1用紙排出部32又は第2用紙排出部33に排紙される。
次に、印刷後の印刷用紙を裏紙として再使用できるか否かの設定に基づいて、制御部11が、その印刷用紙を排出する先を第1用紙排出部32又は第2用紙排出部33に区分するときの処理動作について説明する。なお、この処理動作は、制御部11のメモリ11bに記憶されているプログラムに基づき、MPU11aの制御により実行される。
図7に示すように、この処理においては、まず、ステップ(以下、Sと略記する。)100において、印刷用紙の供給先として、手差しトレイ31が選択されているか否かが判定される。そして、S100においてYESであったときには、次に、S101において、手差しトレイ31から供給する印刷用紙として、特殊紙、すなわち「再生紙」、「色紙」、「厚紙」、「薄紙」、「OHPフィルム」、「ラベル用紙」及び「トレース紙」のいずれかが選択されているか否かが判定される。なお、特殊紙は、裏紙として用いられない。
S101においてYESであったときには、印刷用紙が裏紙として再使用不能であると設定される。そして、次に、S102において、搬送先切替部25が制御され、印刷用紙の排紙先が第2用紙排出部33に設定される。この結果、特殊紙は、第2用紙排出部33に排紙される。
一方、前記S100においてNOであったときには、次に、S103において、パンチ処理又はステープル処理が設定されているか否かが判定される。そして、S103においてNOであったときには、印刷用紙が裏紙として再使用可能であると設定される。この場合、次に、S104において、画像読取部13により読み取られた原稿の画像データから、原稿の画像がカラー画像であるか否かが判定される。さらに、原稿の画像データから、印字部分の総面積が所定のしきい値を超えているか否か、また、ベタ領域の面積が所定のしきい値を超えているか否かが判定される。このベタ領域とは、真っ黒に印刷された領域のことである。なお、画像がカラー画像であるか否かは、各CCDで受光された光の強度が所定のしきい値を超えたことに基づいて判定される。また、印字総面積は印字部分の画素数から判定され、ベタ領域の面積は印字部の画素の位置から判定される。
S104においてNOであったときには、印刷用紙が裏紙として再使用可能であると設定される。次に、S105において搬送先切替部25が制御され、印刷用紙の排紙先が第1用紙排出部32に設定される。この結果、特殊紙でなく、フィニッシャ処理が指定されておらず、カラー印刷されておらず、かつ、印字部分及びベタ領域の面積が過大でない印刷用紙は、第1用紙排出部32に排出される。
一方、前記S103においてYESであったときには、印刷用紙が裏紙として再使用不能であると設定される。そして、次に、S106においてパンチング処理部23又はステープル処理部24が制御され、印刷用紙に対するパンチングが行われ、又は、所定枚数ずつの印刷用紙がステープルで綴じられる。S106の終了後、前記S102が実行される。
また、前記S104においてYESであったときには、印刷用紙が裏紙として再使用不能であると判断され、次に、S102が実行される。
さらに、前記S101においてNOであったときには、次に、S103以降の処理が実行される。
次に、第1用紙排出部32に印刷用紙が排紙されている状態で制御部11が行う処理動作について説明する。
図8にフローチャートで示すように、この処理動作では、まず、S200において、用紙検出器26の検出結果から、第1用紙排出部32に印刷用紙があるか否かが監視される。そして、S200においてYESであったときには、次に、S201において、第1用紙排出部32に印刷用紙が排紙されてからの経過時間が制御部11により計測される。次に、S202において、計測されている経過時間が、予め設定された基準時間を超えたか否かが判断される。この基準時間は、ユーザにより操作部17が操作されることで自由に設定される。S202においてNOであったときには、前記S200からの処理が繰り返される。
S202においてYESであったときには、次に、S203において、表示部16が制御され、図3に示すような表示が行われる。この表示により、ユーザは、必要な印刷用紙を第1用紙排出部32から取り除いた後、第1用紙排出部32に残った全ての印刷用紙を裏紙用の印刷用紙カセットにそのまま収容するように促される。
以上のように、この実施形態においては、印刷用紙の種類の設定や、印刷用紙に対するパンチング処理又はステープル処理の設定、あるいは、印刷用紙に印刷される画像の画像データに基づき、印刷後の印刷用紙毎に裏紙として再使用可能であるか否かが判別される。そして、裏紙として再使用可能な印刷用紙は第1用紙排出部32に排紙され、裏紙として再使用可能な印刷用紙は第2用紙排出部33に排紙される。第1用紙排出部32に印刷用紙が放置されている時間が長くなると、第1用紙排出部32の印刷用紙を裏紙として用いることをユーザに促すメッセージが表示部16に表示される。このため、ユーザは、表示部16における表示に基づき、第1用紙排出部32に排紙されたまま放置されている印刷用紙を裏紙としてすぐに再使用することができる。従って、印刷後の不要な印刷用紙のなかに裏紙として再使用可能な印刷用紙が存在するときに、その裏紙の使用をユーザに促すことができる。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第1用紙排出部32に排紙された印刷用紙が第1用紙排出部32に放置されている時間を計測する代わりに、第1用紙排出部32に排紙された印刷用紙の重量を計測する構成とする。すなわち、図9のフローチャートに示すように、まず、S300において、第1用紙排出部32における印刷用紙の有無が監視される。S300においてYESであったときには、次に、S301において、第1用紙排出部32に設けられた荷重検出器(用紙検出手段、図1に二点鎖線で図示。)50の検出結果から、第1用紙排出部32に放置されている印刷用紙の重量が計測される。次に、S302において、第1用紙排出部32に放置されている印刷用紙の重量が、予め設定されている基準値を超えたか否かが判定される。そして、S302においてYESであったときには、次に、S303において前記S203と同じ処理が実行される。このような構成によれば、第1用紙排出部32に多量に溜まったままの印刷用紙を裏紙として再使用するようにユーザに促すことができる。
・ 報知手段を、第1用紙排出部32に排紙された印刷用紙が放置されている時間が基準時間を超えたとき、又は、第1用紙排出部32に放置されている印刷用紙の重量が基準値を超えたときに、ユーザに対して警告を行うランプ又はブザーとする。
・ 画像印刷部15により印刷用紙に印刷された画像を読み取る画像読取部(例えば密着型イメージセンサ)を用紙搬送路28における画像印刷部15の下流側に設ける。そして、この画像読取部により読み取られた画像データに基づき、画像がカラー画像であるか否か、印字部分の総面積が所定のしきい値を超えているか否か、又、ベタ領域の面積が所定のしきい値を超えているか否かが制御部11により判定される。この判定結果に基づいて、その印刷用紙の裏面に印刷が可能であるか否かが設定される。次に、この設定に基づいて、印刷用紙の排出先が切り替えられる構成とする。
一実施形態の複合機の構成を示すブロック図。 複合機の機械的な構成を示す図。 メッセージが表示された表示部を示す正面図。 用紙サイズメニューのときの表示部を示す正面図。 用紙種類選択メニューのときの表示部を示す正面図。 フィニッシャ選択メニューのときの表示部を示す正面図。 制御部の処理動作を示すフローチャート。 同じく制御部の処理動作を示すフローチャート。 他の実施形態における制御部の処理動作を示すフローチャート。
符号の説明
10…画像形成装置としての複合機、11…排紙部切替手段を構成する再使用設定手段としての制御部、16…報知手段としての表示部、25…排紙部切替手段を構成する搬送先切替部、26…用紙検出手段としての用紙検出器、32…裏紙用の用紙排出部としての第1用紙排出部、33…非裏紙用の用紙排出部としての第2用紙排出部、50…用紙検出手段としての重量検出器。

Claims (5)

  1. 表面に画像が印刷された印刷用紙が排出される用紙排出部を複数備えた画像形成装置において、
    印刷後の印刷用紙の裏面に印刷が可能であるか否かを印刷用紙毎に設定する再使用設定手段と、
    再使用が可能であると設定された印刷用紙を裏紙用の用紙排出部に排出させ、再使用が不可能であると設定された印刷用紙を非裏紙用の用紙排出部に排出させる排紙部切替手段と、
    前記裏紙用の用紙排出部に排紙されている印刷用紙の状態を検出する用紙検出手段と、
    用紙検出手段の検出結果に基づき、裏紙用の用紙排出部の印刷用紙を裏紙として再使用することをユーザに促すための報知を行う報知手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記再使用設定手段は、印刷前に設定された設定内容に基づいて、印刷用紙の裏面に印刷が可能であるか否かを設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記再使用設定手段は、印刷用紙に対して印刷される画像の画像データ、又は、この画像データに基づいて印刷用紙に印刷された画像を読み取った画像データに基づき、印刷用紙の裏面に印刷が可能であるか否かを設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記用紙検出手段は、前記裏紙用の用紙排出部に印刷用紙が排紙されている時間を検出することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙検出手段は、前記裏紙用の用紙排出部に排紙されている印刷用紙の重量を検出することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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