JP2006198847A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザが選択している紙種の印刷用紙とは異なる紙種の印刷用紙への無用な印刷が行われないようにし、裏紙を印刷用紙として用いる際の利便性を向上することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 ユーザにより選択された印刷用紙カセットから画像印刷部に印刷用紙が搬送されるときに、その印刷用紙の裏面が用紙裏面読取部により読み取られる。読み取られた裏面の画像データから、その印刷用紙が更紙であるか又は裏紙であるかが判定され、この判定結果と、この印刷用紙を供給した印刷用紙カセットに対して設定されている紙種とが一致するか否かが判定される。そして、印刷用紙の種類と、印刷用紙カセットの紙種とが異なるときには、制御部により印刷用紙の搬送が中止され、また、表示部において紙種が異なる旨の表示がなされる。
【選択図】 図4
【解決手段】 ユーザにより選択された印刷用紙カセットから画像印刷部に印刷用紙が搬送されるときに、その印刷用紙の裏面が用紙裏面読取部により読み取られる。読み取られた裏面の画像データから、その印刷用紙が更紙であるか又は裏紙であるかが判定され、この判定結果と、この印刷用紙を供給した印刷用紙カセットに対して設定されている紙種とが一致するか否かが判定される。そして、印刷用紙の種類と、印刷用紙カセットの紙種とが異なるときには、制御部により印刷用紙の搬送が中止され、また、表示部において紙種が異なる旨の表示がなされる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、複数の印刷用紙収容部毎に印刷用紙の種類が裏紙であるか又は更紙であるかを設定できるように構成され、指定された印刷用紙収容部から画像印刷部に搬送された印刷用紙に対して画像が印刷される画像形成装置に関するものである。なお、「更紙」とは、両面共に印刷がされていない印刷用紙を意味し、「裏紙」とは、片面のみに印刷されている印刷用紙を意味する。
近年、資源の有効利用に対する要求が高まるにつれ、画像形成装置によるコピーやファックスにおいて消費される多量の紙については、可能な限りその両面に画像を印刷することが要求されている。このため、画像形成装置において表面のみに画像が印刷された印刷用紙(裏紙)をユーザが回収し、この印刷用紙を改めて印刷用紙として用いることが行われている。ところで、例えばA4サイズの裏紙を印刷用紙としてコピーで用いるには、A4サイズの裏紙とA4サイズの更紙を別々の印刷用紙カセットに収容し、コピー作業のたびに同じサイズの裏紙及び更紙のうちからいずれかを選択する必要がある。このため、このような面倒な作業を軽減するための技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載された技術では、更紙用の印刷用紙カセットと裏紙用の印刷用紙カセットとがユーザにより予め記憶部に設定され、コピー作業時に裏紙を印刷用紙として用いるか否かをユーザが選択することができるようになっている。そして、ユーザにより裏紙の使用モードが選択されたときには、裏紙用の印刷用紙カセットから印刷用紙が画像印刷部に供給される。また、裏紙の使用モードが選択されないときには、更紙用の印刷用紙カセットから印刷用紙カセットが画像印刷部に供給される。
また、特許文献2に記載された技術では、複数の印刷用紙カセット毎に、収容されている印刷用紙の種類(裏紙又は更紙)が設定され、この設定内容が表示部に表示される。このため、ユーザは、表示部に表示される設定内容に基づき、印刷用紙の種類を選択することができる。
特開2002−237920号公報
特開2003−101720号公報
ところで、画像形成装置の印刷用紙カセットに入れられる裏紙は、複数のユーザから集められたものであることが多い。このため、印刷用紙カセットに収容された裏紙のなかに、更紙が紛れ込んでいることがある。また、本来更紙が収容される印刷用紙カセットのなかに、間違って裏紙が入れられることがある。このような場合、本来裏紙が収容されているはずの印刷用紙カセットをユーザが選択しても、印刷用紙として裏紙が供給されたり、反対に、更紙が収容されているはずの印刷用紙カセットをユーザが選択しても、印刷用紙として裏紙が供給されたりする。この場合、ユーザは、画像形成装置から排出された印刷済み用紙を見て紙種が異なることに気づいた後、自らが選択した印刷用紙カセットに入れられている印刷用紙の種類を確かめ、必要に応じて印刷用紙を入れ替えた上で、改めてコピー作業を行わなければならない。
上記特許文献1,2に記載された技術は、いずれも、ユーザにより選択された印刷用紙カセットから印刷用紙を供給するだけである。このため、前記のような問題が起こることが避けられない。
本発明の目的は、ユーザが選択している紙種の印刷用紙とは異なる紙種の印刷用紙への無用な印刷が行われないようにし、裏紙を印刷用紙として用いる際の利便性を向上することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、複数の印刷用紙収容部毎に印刷用紙の種類が裏紙であるか又は更紙であるかを設定できるように構成され、指定された印刷用紙収容部から画像印刷部に搬送された印刷用紙に対して画像が印刷される画像形成装置において、前記印刷用紙収容部から前記画像印刷部に搬送されようとする印刷用紙の種類が、設定されている印刷用紙の種類と異なっているときには、その印刷用紙の搬送を中止する用紙制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記印刷用紙の搬送が中止されたときに、その印刷用紙の種類が、設定されている印刷用紙の種類とは異なる旨のメッセージをユーザに対して表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記印刷用紙の搬送が中止されたときに、ユーザの操作に基づいてその印刷用紙の搬送を再開させるとともに、前記画像印刷部によるその印刷用紙に対する画像の印刷を禁止する印刷制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、 前記印刷用紙収容部のうち、印刷用紙の種類が裏紙であると設定された印刷用紙収容部から前記画像印刷部に供給される印刷用紙の数と、印刷用紙の種類が更紙であると設定された印刷用紙収容部から画像印刷部に供給される印刷用紙の数とを別々に計測する計数手段を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、印刷用紙の種類が裏紙であると設定された印刷用紙収容部から前記画像印刷部に供給された印刷用紙の数と、印刷用紙の種類が更紙であると設定された印刷用紙収容部から画像印刷部に供給された印刷用紙の数とを対比させて表示部に表示する数値表示手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、予め印刷用紙カセット毎に設定された紙種と異なる紙種の印刷用紙が画像印刷部に搬送されようとするときに、その印刷用紙の搬送が中止され、ユーザが選択した紙種とは異なる紙種の印刷用紙に画像の印刷が行われることが防止される。このため、ユーザが選択している紙種の印刷用紙とは異なる紙種の印刷用紙への無用な印刷が行われないので、裏紙を印刷用紙として用いる際の利便性を向上することができる。
以下、この発明に係る画像読取装置を、コピー機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を備えた複合機に具体化した一実施形態を、図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、画像形成装置としての複合機10は、制御部11、RAM(Random Access Memory)12、モータ等からなる画像読取部13、画像メモリ14、画像印刷部15、表示部16、操作部17、モータ等からなる原稿搬送部18、同じくモータ等からなる印刷用紙搬送部19、コーデック(CODEC;Coder-Decoder )20、モデム21及びNCU(Network Control Unit)22を備えている。また、複合機10は、画像印刷部15に搬送される前の印刷用紙の裏面(画像印刷部15による印刷面の裏面)を読み取る用紙裏面読取部23を備えている。各部11〜23は、バス24を介して制御部11に接続され、制御部11により制御される。また、複合機10は、図2に示すように、それぞれ印刷用紙が収容される印刷用紙カセット(印刷用紙収容部)30a〜30d及び手差しトレイ31と、印刷後の印刷用紙が排出される用紙排出部32を備えている。本実施形態では、制御部11が用紙制御手段及び計数手段である。又、制御部11及び表示部16が表示手段及び数値表示手段を構成し、制御部11及び操作部17が印刷制御手段を構成する。
図1に示すように、画像形成装置としての複合機10は、制御部11、RAM(Random Access Memory)12、モータ等からなる画像読取部13、画像メモリ14、画像印刷部15、表示部16、操作部17、モータ等からなる原稿搬送部18、同じくモータ等からなる印刷用紙搬送部19、コーデック(CODEC;Coder-Decoder )20、モデム21及びNCU(Network Control Unit)22を備えている。また、複合機10は、画像印刷部15に搬送される前の印刷用紙の裏面(画像印刷部15による印刷面の裏面)を読み取る用紙裏面読取部23を備えている。各部11〜23は、バス24を介して制御部11に接続され、制御部11により制御される。また、複合機10は、図2に示すように、それぞれ印刷用紙が収容される印刷用紙カセット(印刷用紙収容部)30a〜30d及び手差しトレイ31と、印刷後の印刷用紙が排出される用紙排出部32を備えている。本実施形態では、制御部11が用紙制御手段及び計数手段である。又、制御部11及び表示部16が表示手段及び数値表示手段を構成し、制御部11及び操作部17が印刷制御手段を構成する。
図1に示すように、制御部11は、複合機10の各部を制御するMPU(Micro Processing Unit)11a、及び、同MPU11aが実行するプログラムや各種情報を記憶するメモリ11b等から構成されている。メモリ11bは、ROM(Read Only Memory)及びフラッシュメモリから構成されている。RAM12には、複合機10に関する各種情報が一時的に記憶される。画像読取部13は、スキャナや原稿自動供給装置等から構成され、画像が読み取られる原稿の表面の画像を読み取ってそのイメージ信号を出力する。画像メモリ14は、画像読取部13において読み取られた原稿の画像データや、ファックス受信した画像データをイメージデータとして一時的に記憶する。画像印刷部15は、電子写真方式のプリンタよりなり、画像メモリ14に記憶されたイメージデータに対応する画像を印刷用紙の表面に印刷する。
表示部16はタッチパネルディスプレィであり、複合機10の動作状態を示す各種情報の表示を行う。操作部17は、前記タッチパネルディスプレィに加え、コピーモード及びファックスモードを切り替えるモードキー(図示せず)、原稿の読み取り動作を開始させるためのスタートボタン(図示せず)を備えている。また、タッチパネルディスプレィからは、コピー時に印刷用紙を供給する印刷用紙カセット及び手差しトレイの選択を行うことができるようになっている。
原稿搬送部18は、複合機10本体の原稿給紙トレイ(図示せず)に載置された原稿を画像読取部13まで搬送し、画像読取部13による画像の読み取りが終了した原稿を原稿排出部(図示せず)まで搬送する。印刷用紙搬送部19は、各印刷用紙カセット30a〜30d又は手差しトレイ31から印刷用紙を画像印刷部15まで搬送し、画像印刷部15による印刷が終了した印刷用紙を用紙排出部32に排出する。コーデック20は、ファックス送受信等のためにイメージデータの圧縮符号化及び復号を行う。モデム21は、ファックス伝送制御手順に基づいて送信データの変調及び受信データの復調を行う。NCU22は、公衆電話回線との接続を制御するとともに、相手先の電話番号に対応したダイヤル信号を送出する機能及び着信を検出するための機能を備えている。
用紙裏面読取部23は密着型イメージセンサからなり、図2に示すように、各印刷用紙カセット30a〜30d又は手差しトレイ31から画像印刷部15を経て用紙排出部32に至るまでの用紙搬送路28上に設けられている。詳述すると、用紙裏面読取部23は、用紙搬送路28上において、画像印刷部15よりも上流側に、かつ、各印刷用紙カセット30a〜30d又は手差しトレイ31からの搬送経路の合流点28aよりも下流側に設けられている。そして、用紙裏面読取部23は、各印刷用紙カセット30a〜30d又は手差しトレイ31から用紙搬送路28を介して画像印刷部15に搬送される途中の印刷用紙の裏面を、印刷用紙が画像印刷部15に達する前に読み取る。
次に、前記のように構成された複合機10の動作について説明する。
まず、例えばユーザによりコピーモードが選択されたときに、コピー動作が行われる前にユーザにより行われる設定について説明する。印刷用紙として、例えばA4サイズの裏紙を用いるようにするには、例えば印刷用紙カセット30aにA4サイズの裏紙を収容し、印刷用紙カセット30bにA4サイズの更紙を収容する。
まず、例えばユーザによりコピーモードが選択されたときに、コピー動作が行われる前にユーザにより行われる設定について説明する。印刷用紙として、例えばA4サイズの裏紙を用いるようにするには、例えば印刷用紙カセット30aにA4サイズの裏紙を収容し、印刷用紙カセット30bにA4サイズの更紙を収容する。
ユーザによりコピーモードが選択されると、図3に示すようなコピー初期メニューが表示部16(タッチパネルディスプレィ)に表示される。このコピー初期メニューにおいては、自動用紙選択キー40、カセット1キー41a、カセット2キー41b、カセット3キー41c、カセット4キー41d及び手差しトレイキー42が表示される。コピーモードにおいて、制御部11は、自動用紙選択モード及び手動用紙選択モードを備えている。
自動用紙選択モードはデフォルト(初期設定)となっており、手動用紙選択モードは各カセットキー40a〜40d及び手差しトレイキー41のうちのいずれかが操作されたときに自動用紙選択モードに代わって設定される。また、手動用紙選択モードのときに自動用紙選択キー40が操作されると、手動用紙選択モードから自動用紙選択モードに復帰する。自動用紙選択モードでは、図示しない原稿サイズ検出部により検出された原稿サイズと、ユーザにより設定されたコピー倍率とに基づいて、印刷用紙のサイズが自動的に決定される。そして、決定されたサイズの印刷用紙が収容されているいずれかの印刷用紙カセット30a〜30dから印刷用紙が画像印刷部15に供給される。また、手動用紙選択モードでは、原稿サイズ及びコピー倍率に関係なく、ユーザにより選択されたいずれかの印刷用紙カセット30a〜30dから印刷用紙が画像印刷部15に供給される。なお、図3は、カセット1キー41aが操作された状態を示す。
また、コピー初期メニューにおいては、各印刷用紙カセット30a〜30dに収容されている印刷用紙のサイズがカセットキー40a〜40d毎に表示される。各印刷用紙カセット30a〜30dの印刷用紙のサイズは、印刷用紙カセット30a〜30d毎に設けられた図示しない印刷用紙サイズ検出部により検出される。さらに、コピー初期メニューにおいては、各印刷用紙カセット30a〜30dに収容されている印刷用紙の種類がカセットキー40a〜40d毎に表示される。印刷用紙の種類とは、更紙及び裏紙のいずれであるかである。各印刷用紙カセット30a〜30dに収容される印刷用紙の種類は、図4に示す用紙設定メニューにおいて、印刷用紙カセット30a〜30d毎にユーザにより予め設定される。用紙設定メニューは、操作部17に対するユーザの操作に基づいて表示部16に表示される。用紙設定メニューにおいては、各印刷用紙カセット30a〜30dに対応して更紙キー43a〜43d及び裏紙キー44a〜44dがそれぞれ表示される。印刷用紙カセット30a〜30dのいずれかに対応する更紙キー43a〜43d又は裏紙キー44a〜44dを操作すると、操作されたキーに対応する印刷用紙カセット30a〜30dに収容される印刷用紙の種類として、そのキーが示す紙種が制御部11により設定される。なお、図4は、印刷用紙カセット30aに対して裏紙キー44aが選択操作され、また、印刷用紙カセット30b〜30dに対して更紙キー43b〜43dがそれぞれ選択操作された状態を示す。
前記設定後、スタートキーが操作されると、制御部11により原稿搬送部18が制御され、原稿給紙トレイから原稿が画像読取部13に搬送される。そして、画像読取部13においてその表面の画像が読み取られる。画像読取部13において画像が読み取られた原稿は、原稿搬送部18により搬送されて原稿排紙部に排出される。原稿から読み取られた画像の画像データは、画像メモリ14に記憶される。一方、制御部11により印刷用紙搬送部19が制御され、上記コピー初期メニューにおいて選択された印刷用紙カセット30a〜30d又は手差しトレイ31から印刷用紙が画像印刷部15に搬送される。そして、画像メモリ14に記憶されている画像データに対応する画像が、画像印刷部15において印刷用紙の表面(印刷面)に印刷される。画像印刷部15において画像が印刷された印刷用紙は、原稿搬送部18により搬送されて用紙排出部32に排出される。
次に、ユーザにより選択された印刷用紙カセット30a〜30dから用紙搬送路28を介して画像印刷部15に印刷用紙を搬送するときの制御部11の処理動作について説明する。なお、この処理動作は、制御部11のメモリ11bに記憶されているプログラムに基づき、MPU11aの制御により実行される。
図5に示すように、この処理においては、まず、ステップ(以下、Sと略記する。)100において、スタートキーの操作に基づいて印刷用紙搬送部19が制御され、選択された印刷用紙カセット30a〜30dから印刷用紙が用紙搬送路28に送り出される。次に、S101において、用紙裏面読取部23が制御され、搬送中の印刷用紙の裏面が読み取られる。
次に、S102において、選択されている印刷用紙カセット30a(又は、30b〜30d)が、裏紙用として設定されているか否かが判定される。そして、S102においてYESであったときには、次に、S103において、その印刷用紙の裏面から読み取られた画像データから、その印刷用紙の裏面に印刷がなされているか否かが判断される。S103においてYESであったときには、この印刷用紙が裏紙であると判断され、次に、S104において、画像印刷部15が制御されてその印刷用紙の表面に画像が印刷された後、この処理が終了される。
一方、前記S103においてNOであったときには、搬送中の印刷用紙が更紙であると判断され、次に、S105においてその印刷用紙の搬送が中止される。そして、次に、S106において表示部16が制御され、図6に示すようなメッセージがユーザに対して表示される。同時に、表示部16には、搬送が中止された印刷用紙に対する処理をユーザが選択するための3つのキーが表示される。一つ目のキーは、搬送が中止された印刷用紙に対する印刷を強制的に行わせるための「続行」キー44であり、二つ目のキーは、更紙用又は裏紙用として設定されている印刷用紙カセット30a(又は、30b〜30d)に対する紙種の設定を切り替えるための「設定変更」キー45である。また、3つ目のキーは、印刷用紙を印刷しない状態で用紙排出部32に排出するための「中止」キー46である。
S107において「続行」キー44が操作されたときには、次に、前記S104が実行される。この場合、選択されている印刷用紙カセット30a(又は、30b〜30d)から引き続き裏紙が新たな印刷用紙として画像印刷部15に供給され、S100からの処理が繰り返し実行される。
また、S107において「設定変更」キー45が操作されたときにも、次にS104が実行される。この場合、選択されている印刷用紙カセット30a(又は、30b〜30d)に対する設定が裏紙用から更紙用に切り替えられた後、その印刷用紙カセット30a(又は、30b〜30d)から引き続き印刷用紙が画像印刷部15に供給され、S100からの処理が繰り返し実行される。すなわち、「設定変更」キー45が操作されたときには、選択されている印刷用紙カセット30a(又は、30b〜30d)に対して設定されている紙種と、実際にその印刷用紙カセット30a(又は、30b〜30d)に収容されている印刷用紙の種類とが一致していないと判断される。そして、実際の印刷用紙の種類に一致させるように、印刷用紙カセット30a(又は、30b〜30d)に対して設定されている紙種が切り替えられる。
一方、S107において「中止」キー46が操作されたときには、次に、S108が実行される。S108においては、印刷用紙搬送部19が制御され、搬送が中止されていた印刷用紙の搬送が再開されるとともに、この印刷用紙に対する画像の印刷がされないままでその印刷用紙が用紙排出部32に排出される。この場合、用紙排出部32に排出された印刷用紙に印刷されることになっていた画像のデータが画像メモリ14に残され、新たに印刷用紙カセット30a(30b〜30d)から供給される印刷用紙に対して、そのデータに基づく画像が印刷される。
また、前記S102においてNOであったときには、次に、S109において、その印刷用紙の裏面から読み取られた画像データから、その印刷用紙の裏面に印刷がなされていないか否かが判断される。S109においてYESであったときには、この印刷用紙が更紙であると判断され、次に、S104において、画像印刷部15が制御されてその印刷用紙の表面に画像が印刷された後、この処理が終了される。
一方、前記S109においてNOであったときには、搬送中の印刷用紙が裏紙であると判断され、次に、S105においてその印刷用紙の搬送が中止される。そして、次に、S106において表示部16が制御され、図6に示す表示が行われる。
そして、S107において「続行」キー44が操作されたときには、次に、前記S104が実行される。この場合、選択されている印刷用紙カセット30a(又は、30b〜30d)から引き続き更紙が新たな印刷用紙として画像印刷部15に供給され、S100からの処理が繰り返し実行される。
また、S107において「設定変更」キー45が操作されたときにも、次にS104が実行される。この場合、選択されている印刷用紙カセット30a(又は、30b〜30d)に対する設定が更紙用から裏紙用に切り替えられた後、その印刷用紙カセット30a(又は、30b〜30d)から引き続き裏紙が印刷用紙として画像印刷部15に供給され、S100からの処理が繰り返し実行される。
一方、S107において「中止」キー46が操作されたときには、次に、S108が実行される。S108においては、印刷用紙搬送部19が制御され、搬送が中止されていた印刷用紙の搬送が再開されるとともに、この印刷用紙に対する画像の印刷がされないままでその印刷用紙が用紙排出部32に排出される。この場合、用紙排出部32に排出された印刷用紙に印刷されることになっていた画像のデータが画像メモリ14に残され、新たに印刷用紙カセット30a(30b〜30d)から供給される印刷用紙に対して、そのデータに基づく画像が印刷される。
以上のように、この実施形態によれば、予め印刷用紙カセット30a〜30d毎に設定された紙種と異なる紙種の印刷用紙が供給されたときに、その印刷用紙の画像印刷部15への搬送が中止され、ユーザに選択された紙種でない紙種の印刷用紙に対する画像の印刷が防止される。このため、ユーザが選択している紙種の印刷用紙とは異なる紙種の印刷用紙への無用な印刷が行われないので、裏紙を印刷用紙として用いる際の利便性が向上する。
また、印刷用紙の搬送が中止されたときに、画像印刷部15に供給されようとしている印刷用紙の種類が、指定された印刷用紙カセット30a(30b〜30d)に対応する紙種とは異なる旨のメッセージが表示部16に表示される。このため、ユーザは、指定された印刷用紙カセット30a(30b〜30d)に収容されている印刷用紙に、設定とは異なる紙種の印刷用紙が紛れ込んでいることを明確に認識することができる。
さらに、印刷用紙の搬送が中止されたときに、ユーザのキー操作に基づいて、その印刷用紙の搬送が再開され、画像印刷部15による印刷が行われないままで用紙排出部32に排出される。このため、ユーザは、搬送が中止された印刷用紙を、用紙搬送路28から取り除く作業を行う必要がない。
また、制御部11は、前記用紙選択メニューにおいて、各印刷用紙カセット30a〜30dに対して設定された印刷用紙の種類(裏紙又は更紙)に基づき、裏紙用として設定された各印刷用紙カセットから画像印刷部15に供給される印刷用紙の数を計測する。また、制御部11は、更紙用として設定された各印刷用紙カセットから画像印刷部15に供給される印刷用紙の数を、裏紙用として設定された各印刷用紙カセットから画像印刷部15に供給される印刷用紙の数とは別に計測する。さらに、制御部11は、タッチパネルディスプレィでのキー操作により、裏紙用の印刷用紙カセットから画像印刷部15に供給された印刷用紙の総数と、更紙用の印刷用紙カセットから画像印刷部15に供給された印刷用紙の総数とを、図7に示すように対比させた状態で表示部16に表示させる。このため、裏紙の利用状況をユーザが把握することができる。
なお、本実施形態は、各印刷用紙カセット30a(30b〜30d)と合流点28aとの間において各印刷用紙カセット30a(30a〜30d)に対応するように設けられた用紙裏面読取部により、各印刷用紙カセット30a(30b〜30d)から印刷用紙が用紙搬送路28に送り出されるときの印刷用紙の裏面を読み取る構成とすることも可能である。
10…画像形成装置としての複合機、11…表示手段、印刷制御手段及び数値表示手段を構成する用紙制御手段及び計数手段としての制御部、15…画像印刷部、16…表示手段及び数値表示手段を構成する表示部、17…印刷制御手段を構成する操作部、30a〜30d…印刷用収容部としての印刷用紙カセット。
Claims (5)
- 複数の印刷用紙収容部毎に印刷用紙の種類が裏紙であるか又は更紙であるかを設定できるように構成され、指定された印刷用紙収容部から画像印刷部に搬送された印刷用紙に対して画像が印刷される画像形成装置において、
前記印刷用紙収容部から前記画像印刷部に搬送されようとする印刷用紙の種類が、設定されている印刷用紙の種類と異なっているときには、その印刷用紙の搬送を中止する用紙制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記印刷用紙の搬送が中止されたときに、その印刷用紙の種類が、設定されている印刷用紙の種類とは異なる旨のメッセージをユーザに対して表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記印刷用紙の搬送が中止されたときに、ユーザの操作に基づいてその印刷用紙の搬送を再開させるとともに、前記画像印刷部によるその印刷用紙に対する画像の印刷を禁止する印刷制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記印刷用紙収容部のうち、印刷用紙の種類が裏紙であると設定された印刷用紙収容部から前記画像印刷部に供給される印刷用紙の数と、印刷用紙の種類が更紙であると設定された印刷用紙収容部から画像印刷部に供給される印刷用紙の数とを別々に計測する計数手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 印刷用紙の種類が裏紙であると設定された印刷用紙収容部から前記画像印刷部に供給された印刷用紙の数と、印刷用紙の種類が更紙であると設定された印刷用紙収容部から画像印刷部に供給された印刷用紙の数とを対比させて表示部に表示する数値表示手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016032902A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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2005
- 2005-01-19 JP JP2005012050A patent/JP2006198847A/ja active Pending
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