JP2014007517A - プロジェクター、画像表示システム、プロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター、画像表示システム、プロジェクターの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】互いに組み合わされる複数の投射画像同士のずれを簡易に補正できる技術を提供する。
【解決手段】第1のプロジェクター100aが、投射スクリーンSCに、測定パターンMPaを投射表示しているときに、第2のプロジェクター100bは、投射スクリーンSCに対して、測定パターンMPcを投射表示する。第2のプロジェクター100bは、撮影部170によって、2つの測定パターンMPa,MPcの投射画像が写り込んでいる撮影画像CIcを取得し、撮影画像CIcから、測定パターンMPa,MPcに示されている測定ポイントDPa,DPcの座標を検出する。第2のプロジェクター100bは、その座標に基づいて、第1のプロジェクター100aの投射画像の投射画像と、自身の投射画像とが所望の関係となるように、投射対象である画像を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
複数のプロジェクターの投射画像を共通のスクリーンにおいて重なり合わせて1つの投射画像を形成する、いわゆるスタック投射(スタックプロジェクション)と呼ばれる技術が知られている。スタック投射は、例えば、複数のプロジェクターによって3次元画像を形成する場合や、高輝度の投射画像を形成する場合に用いられる。スタック投射では、形成される投射画像の画質を向上させるために、複数の投射画像同士を高い精度で重なり合わせることが要求されている。
この要求に対して、例えば、下記特許文献1の技術では、以下のような補正処理を行って、スタック投射を実行している。特許文献1の技術では、制御装置の制御によって、2台のプロジェクターに、交互に座標パターン画像の投射を実行させ、共通の計測カメラによって、それぞれの座標パターン画像の投射画像を撮影させる。制御装置は、その撮影画像を用いて、各プロジェクターの補正データを算出する処理を実行する。
特許4168024号公報
ここで、特許文献1の技術では、各プロジェクターごとに座標パターン画像の表示を実行させるため、制御装置による、各プロジェクターを連携させる制御が必要である。また、各プロジェクターごとの補正を行うため、補正のための処理数や処理時間が著しく増大してしまう可能性がある。このように、引用文献1の技術では、システムの構成や制御が複雑化・大型化し、その処理効率も低下してしまう可能性があった。
ところで、一般に、スタック投射のような複数の投射画像を組み合わせる画像表示処理を行う画像表示システムでは、プロジェクター同士の位置関係が経年的に変化してしまい、画質の低下を招来する問題がある。そのため、そうした画像表示処理を行う画像表示システムや、そのシステムを構成するプロジェクターに対しては、投射画像同士のずれを補正する、いわゆるスタック補正などの、投射画像同士が所望の関係を有するように調整する補正処理を、より簡易かつ迅速に、実行できることが要求されている。
また、3次元画像を利用した映像媒体の普及や、映像メディアの多様化に伴って、複数の投射画像を組み合わせた画像を形成する画像表示システムやプロジェクターに対しては、その構成の小型化や汎用化、低コスト化、省資源化、製造の容易化、利便性(ユーザービリティー)の向上等が要求されている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、プロジェクターが提供される。このプロジェクターは、投射面に投射対象である画像の投射画像を投射する投射部と;他のプロジェクターによって、複数の測定ポイントの位置を示す第1のパターンを含む第1の画像が前記投射面に投射されているときに、前記投射部に、複数の測定ポイントの位置を示す、前記第1のパターンとは異なる第2のパターンを含む第2の画像を投射させる投射制御部と;前記投射面を撮像して撮影画像を生成する撮影部と;前記撮影部から取得した前記撮影画像から、前記第1と第2のパターンを検出する画像解析部と;前記画像解析部の検出結果に基づいて、前記投射部が投射する投射画像が、前記他のプロジェクターが投射する投射画像と所望の関係となるように、前記投射対象である画像を補正する補正処理部と;を備える。この形態のプロジェクターによれば、他のプロジェクターが投射表示している第1のパターンに基づいて、他のプロジェクターの投射画像と自身の投射画像とを所望の関係を有するように容易に調整することができる。
(2)上記形態のプロジェクターは、前記補正処理部が、前記撮影画像において前記第2のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの座標と、前記第2の画像において前記第2のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの座標と、に基づいて、前記撮影画像の座標系と、前記投射対象である画像の座標系との第1の対応関係を導出し、前記第1の対応関係に基づいて、前記投射部が投射する投射画像が、前記他のプロジェクターが投射する投射画像と所望の関係となるように、前記投射対象である画像を補正するものとしても良い。この形態のプロジェクターによれば、補正処理部が撮影画像の座標系と、投射対象である画像の座標系との対応をとった上で補正を行うため、より高い精度で、自身の投射画像を、他のプロジェクターの投射画像と所望の関係となるように調整できる。
(3)上記形態のプロジェクターは、前記補正処理部が、前記第1の対応関係に基づいて、前記撮影画像において前記第1のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの座標に対応する、前記投射対象である画像の座標系における座標を導出するものとしても良い。この形態のプロジェクターによれば、補正処理部が、第1の対応関係に基づいて他のプロジェクターの投射画像の座標系を導出することができる。従って、自身の投射画像の座標系と、他のプロジェクターの投射画像の座標系とを合わせるような補正が可能となる。
(4)上記形態のプロジェクターでは、前記第1のパターンは、前記第1の画像を分割して形成される複数の分割領域ごとに、少なくとも1点の前記測定ポイントを示し;前記第2のパターンは、前記第1の画像における前記複数の分割領域に対応する領域ごとにそれぞれ少なくとも2点以上の測定ポイントを示すものとしても良い。この形態のプロジェクターによれば、補正処理部は、より高い精度で、第1の対応関係を導出することができるため、より精度の高い補正を行うことができる。
(5)上記形態のプロジェクターでは、前記補正処理部が、前記第2のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの座標に基づき、前記複数の分割領域ごとの前記第1の対応関係を導出するものとしても良い。この形態のプロジェクターによれば、分割領域ごとの第1の対応関係を導出することができるため、より精度の高い補正を行うことができる。
(6)上記形態のプロジェクターは、さらに、前記第1の画像の投射画像を含む前記撮影画像に基づいて、前記第2の画像を生成するパターン画像生成部を備えるものとしても良い。この形態のプロジェクターによれば、第1のパターンの投射画像に応じた適切な第2のパターンを投射面に投射して補正処理を行えるため、補正の精度を向上させることができる。
(7)上記形態のプロジェクターは、前記投射制御部が、前記他のプロジェクターによって、前記投射面に、前記第1の画像が投射されているときに、前記投射部に、前記第2の画像における前記複数の測定ポイントよりも少ない複数の測定ポイントの位置を示す、前記第1のパターンと異なる第3のパターンを含む第3の画像を投射させ;前記撮影部は、前記第1と第3の画像が投射された前記投射面を撮像し;前記画像解析部は、前記第1と第3の画像の投射画像を含む前記撮影画像から、前記第1と第3のパターンのそれぞれを検出し;前記パターン画像生成部は、前記撮影画像上において前記第3のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの座標と、前記第3の画像において前記第3のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの座標と、に基づいて、前記撮影画像における前記投射部の投射画像の座標系と、投射対象である画像の座標系との第2の対応関係を導出し、前記第2の対応関係と、前記撮影画像において前記第1のパターンが示す前記複数の測定ポイントの座標とに基づいて、前記投射面における前記第1のパターンが示す前記複数の測定ポイントのそれぞれの周囲に複数の測定ポイントが配列されるように、前記第2の画像に前記第2のパターンを形成するものとしても良い。この形態のプロジェクターによれば、他のプロジェクターが投射表示している第1の画像の測定ポイントと、第2の画像の測定ポイントとが投射面において重なり合うことを回避できるため、投射表示された第2のパターンが示す測定ポイントの検出精度が向上し、補正の精度を向上させることができる。
(8)上記形態のプロジェクターでは、前記第2のパターンは、前記第2の画像の全体にわたって分散して配列された前記複数の測定ポイントの位置を示し;前記補正処理部は、前記投射面において、前記第2のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの中から、前記第1のパターンによって示される前記複数の測定ポイントのそれぞれを中心とする所定の範囲内に存在する測定ポイントを抽出して、前記第1の対応関係の導出に用いるものとしても良い。この形態のプロジェクターによれば、第1のパターンによって示される測定ポイントの周囲にある、第2のパターンによって示される測定ポイントを用いて補正を行うことができるため、補正の精度を向上させることができる。
(9)上記形態のプロジェクターでは、前記補正処理部は、前記投射部が投射する投射画像が、前記他のプロジェクターが投射する投射画像に実質的に重畳するように、前記投射対象である画像を補正するものとしても良い。この形態のプロジェクターであれば、他のプロジェクターと協働して投射面に形成するスタック投射画像の画質を向上させることができる。
(10)上記形態のプロジェクターでは、前記補正処理部は、前記投射部が投射する投射画像が、前記他のプロジェクターが投射する投射画像に部分的に重畳するように、前記投射対象である画像を補正するものとしても良い。この形態のプロジェクターであれば、他のプロジェクターと協働して、投射面に複数の投射画像を並べて形成するタイリング画像の画質を向上させることができる。
(11)本発明の他の形態によれば、第1と第2のプロジェクターを備え、前記第1と第2のプロジェクターが協働して共通の投射面に投射画像を生成する画像表示システムが提供される。この画像表示システムでは;前記第1のプロジェクターは;前記投射面に投射対象である画像の投射画像を投射する第1の投射部と;前記第1の投射部に、複数の測定ポイントの位置を示す第1のパターンを含む第1の画像を投射させる第1の投射制御部と;を備え;前記第2のプロジェクターは;前記投射面に投射対象である画像の投射画像を投射する第2の投射部と;前記第1のプロジェクターによって前記投射面に前記第1の画像が投射されているときに、前記第2の投射部に、複数の測定ポイントの位置を示す、前記第1のパターンとは異なる第2のパターンを含む第2の画像を投射させる第2の投射制御部と;前記投射面を撮像して撮影画像を生成する撮影部と;前記撮影部から取得した前記撮影画像から、前記第1と第2のパターンをそれぞれ検出する画像解析部と;前記画像解析部の検出結果に基づいて、前記第2の投射部が投射する投射画像が、前記第1の投射部が投射する投射画像と所望の関係となるように、前記投射対象となる画像を補正する補正処理部と;を備える。この形態の画像表示システムによれば、第1のプロジェクターが投射表示している第1のパターンに基づいて、第1のプロジェクターの投射画像と、第2のプロジェクターの投射画像とを所望の関係を有するように、容易に調整することができる。
(12)上記形態の画像表示システムでは、前記第1のプロジェクターの前記第1の投射制御部は、前記第2のプロジェクターの前記第2の投射制御部が前記第2の画像の投射を開始してから、前記補正処理部が前記投射対象となる画像の補正を開始するまでの間、前記第1の画像の投射を継続するものとしても良い。この形態の画像表示システムであれば、第1のプロジェクターが第1のパターンの投射を継続しているだけで、第2のプロジェクターにおいて補正が実行される。従って、より簡易な方法で、スタック補正などの、複数の投射画像同士の関係を調整するための補正を実行できる。
(13)本発明の他の形態によれば、他のプロジェクターと協働して投射面に投射画像を生成するプロジェクターの制御方法が提供される。この制御方法は、(a)前記他のプロジェクターによって、前記投射面に、複数の測定ポイントの位置を示す第1のパターンを含む第1の画像が投射されているときに、複数の測定ポイントの位置を示す、前記第1のパターンとは異なる第2のパターンを含む第2の画像を、前記投射面に投射させる工程と;(b)前記第1と第2のパターンが投射表示されている前記投射面を撮像する工程と;(c)前記投射面の撮影画像から前記第1と第2のパターンをそれぞれ検出する工程と;(d)前記第1と第2のパターンの検出結果に基づいて、当該プロジェクターが投射する投射画像が、前記他のプロジェクターが投射する画像と所望の関係となるように、前記投射対象である画像を補正する工程と;を備える。この方法によれば、他のプロジェクターが投射表示している第1の画像に基づいて、第1のプロジェクターの投射画像と、制御対象のプロジェクターの投射画像との関係を容易に調整することができる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態は、投射部と、撮影部と、投射制御部と、画像解析部と、補正処理部の5つ要素の内の一つ以上の要素を備えた装置として実現可能である。すなわち、この装置は、撮影部を有していても良く、有していなくても良い。また、投射制御部を有していても良く、有していなくても良い。また、画像解析部を有していても良く、有していなくても良い。また、補正処理部を有していても良く、有していなくても良い。撮影部は、例えば、投射面を撮像して撮影画像を生成する投射面撮影部として構成されても良い。投射制御部は、例えば、他のプロジェクターによって、複数の測定ポイントの位置を示す第1のパターンを含む第1の画像が投射面に投射されているときに、投射部に、複数の測定ポイントの位置を示す、第1のパターンとは異なる第2のパターンを含む第2の画像を投射させるパターン画像投射制御部として構成されても良い。画像解析部は、例えば、撮影画像から、第1と第2のパターンを検出するパターン検出部として構成されても良い。補正処理部は、例えば、撮影画像において第2のパターンによって示される複数の測定ポイントの座標と、第2の画像において第2のパターンによって示される複数の測定ポイントの座標と、に基づいて、撮影画像における投射画像の座標系と、投射対象である画像の座標系との第1の対応関係を導出し、第1の対応関係に基づいて、撮影画像において第1のパターンによって示される複数の測定ポイントの座標から導出される他のプロジェクターの投射画像の座標系に、投射部の投射画像の座標系を合わせる補正処理部として構成されても良い。こうした装置は、例えばプロジェクターとして実現できるが、プロジェクター以外の他の装置としても実現可能である。このような形態によれば、装置の小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、ユーザービリティーの向上等の種々の課題の少なくとも1つを解決することができる。前述したプロジェクターの各形態の技術的特徴の一部又は全部は、いずれもこの装置に適用することが可能である。
本発明は、プロジェクターや画像表示システム、制御方法以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、プロジェクターにおける画像の補正方法や画像表示システムの制御方法、その補正方法や制御方法を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
第1実施形態としての画像表示システムの構成を示す概略図。 第1のプロジェクターの内部構成を示す概略図。 第2のプロジェクターの内部構成を示す概略図。 スタック補正処理の実行時における画像表示システムの機能ブロック図。 画像表示システムにおけるスタック補正処理の処理手順を示す説明図。 第1のプロジェクターが投射表示する測定パターンの一例を示す模式図。 第2のプロジェクターが投射表示する測定パターンの一例を示す模式図。 第1と第2のプロジェクターのそれぞれによって測定パターンが投射表示されている投射スクリーンを示す模式図。 第2のプロジェクターの撮影部によって取得される撮影画像を示す模式図。 測定パターン抽出処理の処理手順を示す説明図。 測定パターン抽出処理の処理内容を説明するための説明図。 座標変換φの取得工程を説明するための模式図。 新たに生成される測定パターンの一例を示す模式図。 測定パターンが投射表示されたときの投射スクリーンを示す模式図と、そのときの投射スクリーンの撮影画像を示す模式図。 座標変換ψの取得工程を説明するための模式図。 座標変換ψを用いた、測定パターンの各測定ポイントのパネル座標の取得工程を説明するための模式図。 第2実施形態としての画像表示システムのスタック補正処理実行時における機能ブロック図。 第2実施形態の画像表示システムにおいて実行されるスタック補正処理の処理手順を示す説明図。 第2のプロジェクターが投射表示する測定パターンを示す模式図と、第1と第2のプロジェクターのそれぞれの測定パターンが投射表示されているときの投射スクリーンを示す模式図。 撮影画像を示す模式図と、差分画像を示す模式図。 座標変換ψの取得工程を説明するための模式図。 測定パターンの他の構成例を示す模式図。 変形例としてのスタック補正の方法を説明するための模式図。
A.第1実施形態:
図1(A)は、本発明の第1実施形態としての画像表示システム10の構成を示す概略図である。図1(B)は、画像表示システム10によって投射スクリーンSC上に投射画像が生成された状態を示す模式図である。なお、図1(A),(B)では、第1と第2のプロジェクター100a,100bの投射領域の境界をそれぞれ破線と一点鎖線とで図示してある。
この画像表示システム10は、投射スクリーンSC上に複数の投射画像を重畳させて1つの投射画像を生成する、いわゆるスタック投射を実行する。なお、本明細書において、「画像を重畳させる」というときは、実質的に画像を重畳させることを含み、より具体的には、複数の画像同士を、例えば、0〜10ピクセルの誤差範囲内で重なり合わせることを含む。
画像表示システム10は、第1と第2のプロジェクター100a,100bと、画像供給装置200とを備える。第1と第2のプロジェクター100a,100bはそれぞれ、信号線11を介して画像供給装置200と接続されており、画像供給装置200から投射画像を生成するための画像信号の供給を受ける。画像供給装置200は、例えば、パーソナルコンピューターや、DVDプレイヤーなどの動画再生装置によって構成することができる。
この画像表示システム10は、第1と第2のプロジェクター100a,100bとを協働させてスタック投射を実行する。また、詳細は後述するが、画像表示システム10では、第2のプロジェクター100bにスタック補正を実行させる補正処理によって、第1と第2のプロジェクター100a,100bの投射画像同士が精度良く重なり合うように調整される。なお、スタック投射の際には、投射スクリーンSCにおいて、第1のプロジェクター100aの投射領域PAaが、第2のプロジェクター100bの投射領域PAb内に収まるように調整される。
図2は、第1のプロジェクター100aの内部構成を示す概略図である。第1のプロジェクター100aは、映像入力部110と、投射部120aと、中央処理装置(CPU)130と、主記憶装置(RAM)140と、記憶部150aと、操作受付部160とを備える。
映像入力部110は、信号線11に接続されており、画像供給装置200から受信した映像信号を、投射部120aで処理可能な信号に変換して、投射部120aに送信する。映像入力部110は、例えば、アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換するA/D変換回路によって構成することができる。
投射部120aは、映像用プロセッサー121aと、液晶パネル駆動部122と、液晶パネル123と、照明光学系124と、投射光学系125と、ズームレンズ駆動部126と、を備える。映像用プロセッサー121aは、画像信号を処理するためのプロセッサーである。映像用プロセッサー121aは、映像入力部110から取得した信号に対して、台形補正や色調補正などの所定の補正処理を施して、液晶パネル駆動部122へと出力する。
液晶パネル駆動部122は、入射する光を、画像信号に基づいて変調する光変調装置である。液晶パネル123は、映像用プロセッサー121aから取得した画像信号に基づいて液晶パネル123を駆動し、液晶パネル123のパネル面に画像を形成する。照明光学系124から照射された照明光は、液晶パネル123に形成された画像によって、画像を表す画像光へと変調される。
液晶パネル123によって変調された画像光は、投射光学系125を介して投射スクリーンSCへと投射される。なお、投射光学系125は、ズームレンズ1251を備えている。ズームレンズ1251は、ズームレンズ駆動部126の備えるモータによって焦点距離が調整される。
CPU130と、映像用プロセッサー121aと、液晶パネル駆動部122と、ズームレンズ駆動部126と、RAM140と、記憶部150aと、操作受付部160とは内部バス102によって互いに接続されている。CPU130は、記憶部150aからRAM140に所定のプログラムを読み込み実行することによって、投射制御部131aとして機能する。
投射制御部131aは、内部バス102を介して接続された投射部120aの各構成部121a,122,126を制御して投射画像の表示処理を実行する。また、投射制御部131aは、操作受付部160を介して、ユーザーからの第1のプロジェクター100aに対する操作を受け付ける。操作受付部160は、例えば、ボタンやタッチパネル、リモートコントローラーなどによって構成される。
記憶部150aは、不揮発性記憶部によって構成される。記憶部150aは、例えば、ROMとして構成されるものとしても良いし、USBメモリーなどの外付け記憶装置として構成されるものとしても良い。
記憶部150aには、第2のプロジェクター100bがスタック補正に利用する測定パターンMPaの画像データが予め格納されている。詳細は後述するが、投射制御部131aは、画像表示システム10のスタック補正処理において、記憶部150aからこの測定パターンMPaの画像データを読み込み、投射部120aによって、投射スクリーンSCに測定パターンMPaを投射表示させる。
図3は、第2のプロジェクター100bの内部構成を示す概略図である。第2のプロジェクター100bは、以下に説明する点以外は、第1のプロジェクター100aの構成(図2)と共通している。なお、図3では、第1のプロジェクター100aと共通する構成部については、図2と同じ符号を付してある。
第2のプロジェクター100bは、撮影部170と、撮影画像メモリー172と、を備える。撮影部170は、例えば、CMOSセンサーや、CCDセンサーなどのイメージセンサーによって構成することができる。撮影部170は、投射光学系125の投射対象を撮像可能な位置であって、投射光学系125から所定の間隔を設けた位置に固定設置されている。撮影部170は、内部バス102に接続されており、投射制御部131bの制御下において、第2のプロジェクター100bが投射画像を投射している投射スクリーンSCを撮像する。
撮影画像メモリー172は、撮影部170と信号線を介して接続されており、撮影部170の撮影画像データが格納される。撮影画像メモリー172は、内部バス102に接続されている。CPU130は、内部バス102を介して、撮影画像メモリー172に格納された撮影画像データを読み込むことができる。
第2のプロジェクター100bのCPU130は、投射部120bに投射画像の表示処理を実行させる投射制御部131bとして機能する。投射制御部131bは、撮影部170の撮影画像を用いて、第1のプロジェクター100aの投射画像の座標系に自身の投射画像の座標系を合わせ、両者の投射画像を重ね合わせるためのスタック補正を実行する。
CPU130は、さらに、スタック補正の実行の際に、パターン解析部132と、パターン生成部133と、補正値算出部134として機能する。各機能部132,133,134の具体的な機能については後述する。
第2のプロジェクター100bが備える投射部120bは、映像用プロセッサー121aに換えて、映像用プロセッサー121bを備えている点以外は、第1のプロジェクター100aの投射部120aと同様な構成である。第2のプロジェクター100bの映像用プロセッサー121bは、歪み補正部1211を備えている。歪み補正部1211は、投射制御部131bによるスタック補正によって算出された補正値に応じて、映像入力部110から取得した投射表示用の画像信号を補正する。
第2のプロジェクター100bの記憶部150bは、第1のプロジェクター100aの記憶部150aと同様な記憶装置によって構成することができる。第2のプロジェクター100bの記憶部150bには、スタック補正に用いられる測定パターンの画像である測定パターンMPbの画像データと、基準点座標情報RPIとが予め格納されている。測定パターンMPbと基準点座標情報RPIとについては後述する。
図4は、スタック補正処理の実行時における画像表示システム10の機能ブロック図である。図4には、説明の便宜上、第1と第2のプロジェクター100a,100bの主な構成部・機能部を抽出して表示してあり、スタック補正処理における、それらの連携を示す矢印を図示してある。なお、図4の符号は、図2,図3の符号と対応している。以下では、この図4を参照図として、スタック補正処理の処理内容を詳細に説明する。
図5は、画像表示システム10におけるスタック補正処理の処理手順を示す説明図である。図5には、第1と第2のプロジェクター100a,100bの処理手順を示すフローチャートを、紙面の左右にそれぞれ分けて図示してある。なお、スタック補正処理の実行中には、第1と第2のプロジェクター100a,100bでは、各投射部120a,120bに対する映像入力部110からの映像信号の供給は停止された状態である。
ステップS10a,S10bでは、第1と第2のプロジェクター100a,100bのそれぞれに、投射スクリーンSCに対する投射を開始させる。なお、この工程では、投射スクリーンSCにおける、第1のプロジェクター100aの投射領域PAaが、第2のプロジェクター100bの投射領域PAb内に収まるように調整されることが好ましい。この調整は、ユーザーが手動で行うものとしても良く、プロジェクターの位置調整を行う機構によって自動で行われるものとしても良い。
第1のプロジェクター100aの投射制御部131aは、記憶部150aに格納されている測定パターンMPaの画像データを用いて、投射部120aによって、投射スクリーンSCに、測定パターンMPaを投射表示する(ステップS10a)。一方、第2のプロジェクター100bの投射制御部131bは、記憶部150bに格納されている測定パターンMPbの画像データを用いて、投射部120bによって、投射スクリーンSCに、測定パターンMPbを投射表示する(ステップS10b)。
図6は、第1のプロジェクター100aが投射表示する測定パターンMPaの一例を示す模式図である。なお、図6では、説明の便宜上、画像を縦方向および横方向にそれぞれ4等分する分割線を破線で図示してある。測定パターンMPaは、スタック補正において座標を検出する複数の測定ポイントを示す図形・記号によって構成される。本実施形態の測定パターンMPaには、各測定ポイントDPaにドットマークが表示されている。
測定パターンMPaでは、スタック補正において、第1のプロジェクター100aの投射画像の座標系の検出を容易にするために、測定ポイントDPaが、少なくとも、画像の4つの角部に対応する位置に設定されていることが望ましい。より具体的には、測定ポイントDPaは、画像を縦方向・横方向にそれぞれ4等分したときに、画像の4つの角部に位置する分割領域内に、少なくとも1つずつ存在することが好ましい。
なお、本実施形態の測定パターンMPaでは、以下の9カ所に測定ポイントDPaが設定されている。測定ポイントDPaは、上述した画像の4つの角部に位置する分割領域内の中央に1つずつと、それら角部の測定ポイントDPaに挟まれる中間の位置と、画像中央の位置とにそれぞれ設定されている。
図7は、第2のプロジェクター100bが投射表示する測定パターンMPbの一例を示す模式図である。測定パターンMPbは、上述した測定パターンMPaと同様に、スタック補正において座標が検出される複数の測定ポイントDPbを示す図形・記号によって構成される。本実施形態の測定パターンMPbには、画像中央に長方形図形DFが表示されており、当該長方形図形DFの4つの角部がそれぞれ、4つの測定ポイントDPbを示している。
図8は、第1と第2のプロジェクター100a,100bのそれぞれによって測定パターンMPa,MPbが投射表示されている投射スクリーンSCを示す模式図である。投射スクリーンSCには、第1のプロジェクター100aが投射する測定パターンMPaの投射画像と、第2のプロジェクター100bが投射する測定パターンMPbの投射画像とが重なり合って表示されている。
この段階では、第2のプロジェクター100bによる投射画像の歪みは補正されていないため、測定パターンMPbの長方形図形DFは歪んだ状態で投射スクリーンSCに投射表示されている。なお、この段階では、第1のプロジェクター100aの投射画像は、台形補正などによって、その投射画像の歪みが調整されていることが好ましい。
図9は、ステップS30(図5)において、第2のプロジェクター100bの撮影部170によって取得される撮影画像を示す模式図である。ステップS30では、第2のプロジェクター100bの投射制御部131bは、撮影部170に投射スクリーンSCを撮影させ、撮影画像CIaを取得する。
撮影画像CIaには、2つの測定パターンMPa,MPbが重なり合って投射されているときの投射スクリーンSCの全体が写り込んでいる。以下に説明する、ステップS40の測定パターン抽出処理では、この撮影画像CIaから第2のプロジェクター100bの測定パターンMPbを抽出する処理を実行する。
図10は、ステップS40の測定パターン抽出処理の処理手順を示すフローチャートである。図11(A),(B)は、測定パターン抽出処理の処理内容を説明するための説明図である。図11(A)は、第2のプロジェクター100bの撮影部170によって取得される撮影画像CIbの模式図である。図11(B)は、2つの撮影画像CIa,CIbから測定パターンMPbが抽出される原理を示す概略図である。
ステップS41(図10)では、第2のプロジェクター100bは、測定パターンMPbの投射表示を終了し、全黒画像の投射表示を開始する。ステップS42では、第2のプロジェクター100bは、撮影部170によって投射スクリーンSCを撮影し、撮影画像CIb(図11(A))を取得する。撮影画像CIbには、投射スクリーンSCに、第1のプロジェクター100aの投射する測定パターンMPaのみが表示された状態が写り込んでいる。
ステップS43では、第2のプロジェクター100bのパターン解析部132は、撮影部170によって取得された2つの撮影画像CIa,CIbの差分をとった差分画像DIを生成する(図11(B))。撮影画像CIaから、撮影画像CIbに写り込んだ投射スクリーンSCと測定パターンMPaとが除かれるため、差分画像DIには、測定パターンMPbの長方形図形DFが抽出されて残っている。
図12(A)は、ステップS50(図5)における座標変換φの取得工程を説明するための模式図である。図12(A)には、差分画像DIの模式図と、測定パターンMPbを投射表示しているときの第2のプロジェクター100bの液晶パネル123のパネル面の模式図とを並べて図示してある。
ここで、本明細書では、以後、撮影部170によって取得された撮影画像上の座標系を「撮像座標系」と呼び、撮像座標系における座標を「撮像座標」と呼ぶ。また、液晶パネル123のパネル面において画像が形成される領域である画像形成領域123i上の座標系を「パネル座標系」と呼び、パネル座標系における座標を「パネル座標」と呼ぶ。なお、以下では、特に断らない限り、「パネル座標系」および「パネル座標」と呼ぶときは、第2のプロジェクター100bの液晶パネル123におけるパネル座標系またはパネル座標を意味する。
ステップS50では、第2のプロジェクター100bのパターン解析部132は、まず、パターン抽出処理によって得られた差分画像DIにおける長方形図形DFの4つの角部の座標を検出する。この座標は、撮影画像CIaにおける測定パターンMPbの各測定ポイントDPbの撮像座標(Xb,Yb)に相当する。
次に、パターン解析部132は、測定パターンMPbの画像データに基づき、測定パターンMPbの各測定ポイントDPbのパネル座標(xb,yb)を取得する。パターン解析部132は、測定パターンMPbの各測定ポイントDPbについての撮像座標(Xb,Yb)およびパネル座標(xb,yb)に基づいて、撮像座標系とパネル座標系との射影変換として得られる座標変換φを導出する。
図12(B)は、ステップS60(図5)における、第1のプロジェクター100aが投射表示している測定パターンMPaにおける各測定ポイントDPaのパネル座標の取得工程を説明するための模式図である。図12(B)には測定パターン抽出処理において取得した撮影画像CIbの模式図と、第2のプロジェクター100bの液晶パネル123のパネル面の模式図とを並べて図示してある。
ステップS60では、パターン解析部132は、まず、第1のプロジェクター100aの測定パターンMPaのみが表示されている撮影画像CIbから各測定ポイントDPaの撮像座標(Xa,Ya)を検出する。次に、パターン解析部132は、ステップS50で取得した座標変換φによって、各測定ポイントDPaの撮像座標(Xa,Ya)を変換した座標であるパネル座標(xap,yap)を取得する。
ここで、撮像座標系とパネル座標系との間の対応関係は、投射光学系125や撮影部170のレンズの歪みの影響を受ける場合がある。特に、レンズの歪みは、レンズの外周領域などに局所的に生じる。座標変換φは、撮像座標系とパネル座標系とを一律に変換するため、座標変換φによる座標の変換結果には、そうした局所的なレンズの歪みの影響が反映されていない可能性がある。そこで、本実施形態の第2のプロジェクター100bでは、以下に説明する工程によって、そうした局所的なレンズの歪みの影響が反映した、さらに高精度な座標の変換が可能な座標変換ψを導出する。
ステップS70(図5)では、第2のプロジェクター100bのパターン生成部133が、座標変換ψを得るための新たな測定パターンを生成する。具体的には、パターン生成部133は、ステップS60で取得した測定パターンMPaの各測定ポイントDPaのパネル座標(xap,yap)に対応する座標の周囲に複数の測定ポイントが設定される測定パターンの画像データを生成する。
図13は、ステップS70においてパターン生成部133によって新たに生成される測定パターンMPcの一例を示す模式図である。図13には、便宜上、各測定ポイントDPaのパネル座標(xap,yap)に対応する位置に、測定パターンMPaにおいて表示されているドットマークを破線で図示してある。
本実施形態の測定パターンMPcでは、各測定ポイントDPaのパネル座標(xap,yap)が示す位置を囲む4点(計36カ所)に測定ポイントDPcが設定されている。より具体的には、測定ポイントDPcは、各測定ポイントDPaのパネル座標(xap,yap)の示す位置から左右上下の斜め方向に所定の距離だけオフセットされた位置に設定されている。なお、本実施形態の測定パターンMPcでは、各測定ポイントDPcはドットマークによって示される。このように、本実施形態の測定パターンMPcは、測定パターンMPaとは、ドットマークの配列が異なる。
ステップS80(図5)では、第2のプロジェクター100bは、パターン生成部133が生成した測定パターンMPcを、投射部120bに投射させる。そして、撮影部170によって、測定パターンMPcが投射表示されている投射スクリーンSCを撮影する。
図14(A)は、測定パターンMPcが投射表示されたときの投射スクリーンSCを示す模式図であり、図14(B)は、そのときの投射スクリーンSCの撮影画像CIcを示す模式図である。測定パターンMPcは、第1のプロジェクター100aが投射している測定パターンMPaの投射画像に重なるように投射される。
しかし、測定パターンMPcは、測定パターンMPcが投射スクリーンSCに投射表示されたときに、その測定ポイントDPcが、測定パターンMPaの投射画像における測定ポイントDPaの周囲に配列されるように生成されている。そのため、測定パターンMPcの各測定ポイントDPcを示すドットマークは、測定パターンMPaの測定ポイントDPaを示すドットマークの周囲に配列された状態となる。
図15は、ステップS90(図5)における座標変換ψの取得工程を説明するための模式図である。図15には、図14(B)と同様な撮影画像CIcの模式図と、画像形成領域123iに測定パターンMPcの画像が形成された液晶パネル123のパネル面の模式図とを並べて図示してある。なお、図15の複数の破線の円は、測定パターンMPcにおける測定ポイントDPcがグループ分け(グルーピング)されていることを模式的に表している。
ステップ90では、第2のプロジェクター100bのパターン解析部132は、まず、ステップS80で取得した撮影画像CIcから、測定パターンMPcの各測定ポイントDPcの撮像座標(Xc,Yc)を検出する。なお、各測定ポイントDPcの撮像座標(Xc,Yc)は、ステップS60で取得した、測定パターンMPaの各測定ポイントDPaの撮像座標(Xa,Ya)の近傍の領域を走査することにより、容易且つ迅速に検出することが可能である。
次に、パターン解析部132は、測定パターンMPcの各測定ポイントDPcのパネル座標(xc,yc)を準備する。なお、測定パターンMPcはパターンMPcはパターン生成部133によって生成されたものであるため、測定パターンMPcのパネル座標(xc,yc)は既知である。パターン解析部132は、さらに、測定パターンMPaの各測定ポイントDPaごとに、その周囲の各測定ポイントDPcを1つのグループとしてグループ分けする。なお、本実施形態では、測定ポイントDPcは、9個のグループに分けられる。
そして、パターン解析部132は、測定ポイントDPcの各グループごとに、撮像座標(Xc,Yc)とパネル座標(xc,yc)とに基づき、撮像座標系とパネル座標系との射影変換として得られる座標変換ψとして、複数の座標変換ψ1〜ψ9を導出する。即ち、これらの座標変換ψ1〜ψ9は、測定パターンMPaの各測定ポイントDPaの近傍領域ごとに得られる局所的な座標変換である。
図16は、ステップ100における、座標変換ψを用いた、測定パターンMPaの各測定ポイントDPaのパネル座標の取得工程を説明するための模式図である。図16には、図11(A)と同様な撮影画像CIbの模式図と液晶パネル123のパネル面の模式図とを並べて図示してある。
ステップS100では、パターン解析部132は、ステップS60において取得した、撮影画像CIbにおける各測定ポイントDPaの撮像座標(Xa,Ya)を、ステップS90で取得した、各測定ポイントDPaごとの座標変換ψ1〜ψ9によって変換する。これによって、投射スクリーンSCに投射されている測定パターンMPaの各測定ポイントDPaについて、局所的なレンズの歪みなどの影響が反映された、より正確なパネル座標(xal,yal)を取得できる。
なお、ここまでの説明からも理解できるように、本実施形態におけるパターン解析部132は、撮影部170から取得した撮影画像から、2つの測定パターンMPa,MPcを検出する画像解析部として機能している。また、パターン解析部132は、撮像座標系とパネル座標系との対応関係を導出し、その対応関係に基づき、測定パターンMPaの各測定ポイントDPaの撮像座標から、当該測定ポイントDPaのパネル座標を導出する補正処理部としても機能している。
ステップS110では、補正値算出部134は、パターン解析部132から前記のパネル座標P(xal,yal)を取得するとともに、記憶部150bから、基準点座標情報RPI(図3)を取得する。基準点座標情報RPIには、測定パターンMPaの画像上における各測定ポイントDPaの座標である画像座標I(xai,yai)が含まれている。
当該画像座標I(xai,yai)は、測定パターンMPaの画像を液晶パネル123に形成したときの各測定ポイントDPaのパネル座標に相当する。そこで、補正値算出部134は、パターン解析部132から取得したパネル座標P(xal,yal)と、前記の画像座標I(xai,yai)との差を解消し、両者を一致させるためのスタック補正値を、公知の方法により算出する。より具体的には、上記のパネル座標P(xal,yal)と画像座標I(xai,yai)に加えて、パネル座標系および画像座標系における他のポイントの座標値を、公知の方法で補完した上で、第1と第2のプロジェクター100a,100bのそれぞれのパネル座標の対応関係を導出する。そして、その対応関係に基づき、スタック補正値を算出する。なお、このスタック補正値は、補正前のパネル座標から補正後のパネル座標への変換を行う座標変換ωのパラメータである。座標変換ωは、パネル座標P(xal,yal)と画像座標I(xai,yai)との間で、以下の関係式(1)を成立させる。
I(xai,yai)=ω(P(xal,yal))…(1)
ステップS120では、第2のプロジェクター100bは、スタック補正値を反映した投射表示を開始する。具体的には、映像用プロセッサー121bの歪み補正部1211が、ステップS110において算出されたスタック補正値を、補正値算出部134から取得し、そのスタック補正値に基づく歪み補正を開始する。これによって、第1のプロジェクター100aの投射画像の座標系に、第2のプロジェクター100bの投射画像の座標系を一致させることができ、第1と第2のプロジェクター100a,100bのそれぞれの投射画像が高精度で重ね合わされる。
以上のように、本実施形態の画像表示システム10では、第1のプロジェクター100aが測定パターンMPaを投射表示している間に、第2のプロジェクター100bが、異なるパターンを有する測定パターンMPcを投射する。そして、第2のプロジェクター100bが、その測定パターンMPa,MPcの投射画像に基づいて自身の投射画像についてのスタック補正を行う。即ち、本実施形態の画像表示システム10であれば、第2のプロジェクター100bによるスタック補正のみによって、容易かつ迅速にスタック投射の実行が可能である。
また、本実施形態の画像表示システム10であれば、第1のプロジェクター100aが、スタック補正の機能や、自身の投射画像を撮影する撮影部を有していなくても、第2のプロジェクター100bと組み合わせることにより、高精度なスタック投射を実現することができる。従って、第1のプロジェクター100aとして使用できるプロジェクターの選択の幅が広がり、スタック投射を行うシステムを容易に構成することができる。さらに、第1と第2のプロジェクター100a,100bの投射処理を制御する共通の制御部を省略することができるため、システム構成の大型化や複雑化を抑制できる。
さらに、本実施形態の画像表示システム10では、画像領域ごとの局所的な座標変換ψを求めて、パネル座標系と撮像座標系とを対応させている。従って、撮影部170の撮影画像に基づくスタック補正において、画像領域における局所的なレンズの歪みの影響などを反映させることができ、スタック投射の画質を向上させることができる。
また、本実施形態の画像表示システム10では、投射スクリーンSC上において測定パターンMPaを示すマークと測定パターンMPcを示すマークとが重ならないように、第2のプロジェクター100bが、測定パターンMPaの投射画像を撮影した撮影画像に基づいて、測定パターンMPcを生成している。従って、測定パターンMPaと測定パターンMPcとがともに投射スクリーンSC上に表示されている場合でも、投射スクリーンSC上における測定パターンMPcの各測定ポイントDPcを確実に検出することができ、スタック補正の精度の低下を抑制できる。
B.第2実施形態:
図17は、本発明の第2実施形態としての画像表示システム10Aのスタック補正処理実行時における機能ブロック図である。図17は、パターン生成部133の図示が省略されている点と、測定パターンMPbを示す符号に換えて、測定パターンMPdを示す符号が表記されている点以外は、図4とほぼ同じである。
第2実施形態の画像表示システム10Aでは、第2のプロジェクター100bは、測定パターンMPcを生成することなく、記憶部150bに予め格納されている、座標変換ψを取得するための測定パターンMPdを用いてスタック補正を行う。以下では、第2実施形態の画像表示システム10Aが実行するスタック補正処理の具体的な処理内容を、この図17を参照図として詳細に説明する。なお、第2実施形態の画像表示システム10Aの構成は、以下に説明する点以外は、第1実施形態で説明した画像表示システム10の構成とほぼ同じである。
図18は、第2実施形態の画像表示システム10Aにおいて実行されるスタック補正処理の処理手順を示す説明図である。図18は、ステップS20bに換えて、ステップS20bAが設けられている点と、ステップS50が省略されている点と、ステップS70〜S90に換えてステップS90Aが設けられている点以外は、図5とほぼ同じである。
このスタック補正処理では、まず、第1実施形態において説明したのと同様に、第1と第2のプロジェクター100a,100bによる投射スクリーンSCに対する投射が開始される(ステップS10a,S10b)。そして、第1のプロジェクター100aによる測定パターンMPa(図6)の投射表示が開始され、第2のプロジェクター100bによる測定パターンMPdの投射表示が開始される(ステップS20a,S20bA)。
図19(A)は、第2のプロジェクター100bが投射表示する測定パターンMPdの一例を示す模式図である。図19(B)は、投射スクリーンSCに第1と第2のプロジェクター100a,100bのそれぞれの測定パターンMPa,MPdが投射表示されている状態の一例を示す模式図である。測定パターンMPdには、画像全体にわたって、画像の横方向および縦方向に等間隔で配列された複数の測定ポイントDPdが設定されており、測定ポイントDPdには、その位置を示すドットマークが表示されている。なお、測定パターンMPdは、測定パターンMPaとはドットマークの配列(配置座標)が異なる。
ここで、測定パターンMPdは、測定パターンMPaが投射表示されている投射スクリーンSCに投射表示された場合に、測定パターンMPaの測定ポイントDPaと重ならない測定ポイントDPdが存在するように構成されていることが好ましい。そのため、本実施形態では、測定パターンMPdは、測定ポイントDPdの配列周期が、測定パターンMPaにおける測定ポイントDPaの配列周期の1/2以下となるように構成されている。
図20(A)は、ステップS30において取得される撮影画像CIdを示す模式図である。ステップS30では、第2のプロジェクター100bの投射制御部131bは、撮影部170によって、投射スクリーンSCの全体を撮影し、2つの測定パターンMPa,MPdの投射画像が重なり合っている撮影画像CIdを取得する。
図20(B)は、ステップS40において取得される差分画像DIAを示す模式図である。なお、図20(B)では、便宜上、差分画像DIAの生成の際に除去された、測定パターンMPaの測定ポイントDPaを示すドットマークと投射スクリーンSCとを破線で図示してある。
ステップS40では、第2のプロジェクター100bのパターン解析部132が、第1実施形態において図10,図11を用いて説明した測定パターン抽出処理を実行する。これによって、パターン解析部132は、測定パターンMPaのみが表示されている撮影画像CIb(図11(A))と、測定パターンMPdのみが抽出されて表示されている差分画像DIA(図20(B))とを取得する。
ステップS60(図18)では、ステップS40において得られた撮影画像CIbから、測定パターンMPaにおける各測定ポイントDPaの撮像座標(Xa,Ya)を取得する。ステップ90Aでは、差分画像DIAを用いて、第1実施形態で説明したのと同様な、パネル座標系と撮像座標系とを画像領域ごとに変換する局所的な座標変換ψを取得する。
図21は、ステップ90Aにおける座標変換ψの取得工程を説明するための模式図である。図21には、図20(B)と同様な差分画像DIAの模式図と、測定パターンMPdの画像が形成された液晶パネル123のパネル面の模式図とを並べて図示してある。なお、図21の複数の破線の円は、図15と同様に、測定パターンMPdにおける測定ポイントDPdがグループ分けされていることを模式的に表している。
ステップ90Aでは、パターン解析部132は、差分画像DIAにおいて、測定パターンMPaの各測定ポイントDPaの撮像座標(Xa,Ya)に相当する位置の近傍領域を走査し、当該領域に存在する測定ポイントDPdの撮像座標(Xd,Yd)を取得する。即ち、この工程では、測定パターンMPdの測定ポイントDPdのうちから、測定パターンMPaの測定ポイントDPaの近傍に存在している測定ポイントDPdが抽出される。なお、撮像座標(Xd,Yd)が取得される測定ポイントDPdは、測定パターンMPaの1つの測定ポイントDPaに対して少なくとも2点以上が抽出されれば良く、4点以上が抽出されることが好ましい。
次に、パターン解析部132は、測定パターンMPdにおいて抽出された各測定ポイントDPdのパネル座標(xd,yd)を取得する。パターン解析部132は、さらに、測定パターンMPaの各測定ポイントDPaごとに、その近傍領域において抽出された各測定ポイントDPdを1つのグループとしてグループ分けする。
そして、パターン解析部132は、測定ポイントDPdの各グループごとに、撮像座標(Xd,Yd)とパネル座標(xd,yd)とに基づき、撮像座標系とパネル座標系とを対応させる座標変換ψとして、複数の座標変換ψ1〜ψ9を導出する。このように、第2実施形態においても、第1実施形態で説明したのと同様に、画像領域ごとの局所的な座標変換ψ1〜ψ9が得られる。
ステップS100では、第1実施形態と同様に、前記の座標変換ψ1〜ψ9を用いて、測定パターンMPaの各測定ポイントDPaのパネル座標(xal,yal)を取得する(図16)。ステップS110では、補正値算出部134が、そのパネル座標(xal,yal)と、基準点座標情報RPIから取得した画像座標(xai,yai)とを一致させるためのスタック補正値を、上記と同様な公知の方法により算出する。ステップS120では、第2のプロジェクター100bは、歪み補正部1211によってスタック補正が反映された投射表示を開始する。
以上のように、第2実施形態であれば、パターン生成部133による測定パターンの生成工程を省略することができ、第2のプロジェクター100bによるスタック補正を、より簡易な方法で実行することができる。
C.変形例:
C1.変形例1:
上記実施形態において、第1と第2のプロジェクター100a,100bがそれぞれ投射表示する測定パターンMPa,MPb,MPc,MPdは、図6,図7,図13,図19(A)に示した構成に限定されるものではなく、測定ポイントを示す他の図形や記号・文字などによって構成されるものとしても良い。例えば、第1のプロジェクター100aが投射表示する測定パターンMPaは、以下のように構成されるものとしても良い。
図22(A)は、測定パターンMPaの他の構成例を示す模式図である。この構成例の測定パターンMPaでは、画像の4つの角部に対応する位置に、測定ポイントDPaを示す4つのドットマークが表示されている。また、この構成例の測定パターンMPaでは、画像の外周辺に沿った直線DLが表示されている。
一般に、画像上では、ドットマークのような点を表す図形を検出するよりも、線や面を表す図形を検出する方が容易である。そのため、図22(A)の構成例のように、測定パターンMPaに直線DLが表示されている場合には、直線DLを検出した上で、直線DLの位置に基づき測定ポイントDPaを示すドットマークを検出することにより、測定ポイントDPaの検出が、より容易且つ迅速になる。なお、この構成例の測定パターンMPaでは、直線DLの端点も測定ポイントDPaを示すように構成されているものとしても良い。
図22(B)は、測定パターンMPaの他の構成例を示す模式図である。この構成例の測定パターンMPaでは、画像全体に、格子状のメッシュ枠MFが表示されている。この測定パターンMPaでは、メッシュ枠MFにおける4つの角部や、直線同士の交点が測定ポイントDPaを示している。このような測定パターンMPaの構成であっても、測定ポイントDPaの検出が容易である。
C2.変形例2:
上記実施形態において説明した画像表示システム10によるスタック補正は、例えば、以下のように実行することも可能である。
図23(A)〜(C)は、変形例としてのスタック補正の方法を説明するための模式図である。図23(A)は、第1のプロジェクター100aが投射表示する測定パターンMPaを示す模式図である。この測定パターンMPaは、上記実施形態で説明した測定パターンMPaと同様の構成であり、複数の測定ポイントDPaを示すドットマークが表示されている。
図23(B)は、第2のプロジェクター100bが投射表示する測定パターンMPeを示す模式図である。この測定パターンMPeでは、測定パターンMPaの各測定ポイントDPaと同じ座標に、測定ポイントDPeが設定されており、測定ポイントDPeは、クロスマーク(記号「×」)における直線の交点によって示されている。このように、測定パターンMPaと測定パターンMPeとでは、各測定パターンDPa,DPeの座標は同じであるが、それを示すマークの形状が異なる。
図23(C)は、第1と第2のプロジェクター100a,100bによって、上記の測定パターンMPa,Mpeが投射表示された投射スクリーンSCを示す模式図である。この変形例では、第2のプロジェクター100bが、撮影部170によって、測定パターンMPa,MPeが投射表示された投射スクリーンSCを撮影し、その撮影画像に基づいてスタック補正を行う。
第2のプロジェクター100bのパターン解析部132は、前記の撮影画像から、ドットマークによって示された測定ポイントDPaと、クロスマークによって示された測定ポイントDPeの撮像座標を検出する。そして、測定ポイントDPeの撮像座標とパネル座標とに基づき、座標変換φを導出し、座標変換φを用いて各測定ポイントDPaの撮像座標を変換した変換座標を取得する。さらに、補正値算出部134が、測定ポイントDPaの変換座標と、基準点座標情報RPIに含まれる各測定ポイントDPaの画像上の座標と、の差に基づき、スタック補正値を算出する。
上記の実施形態では、複数に分割された画像領域ごとの局所的な座標変換ψを求めて、その座標変換ψを用いてスタック補正を行っていた。これに対して、この変形例では、画像全体の座標を一律に変換する座標変換φを用いてスタック補正を行っている。このような方法であっても、第1と第2のプロジェクター100a,100bの投射画像の座標系を互いに一致させることができ、スタック投射を実現することができる。ただし、上記実施形態で説明した局所的な座標変換ψを用いるスタック補正の方が、投射光学系125のレンズの歪みなどの影響を反映させた高精度の補正値を取得できるため、スタック投射の画質をより向上させることができ、好ましい。
C3.変形例3:
上記実施形態の画像表示システム10,10Aでは、第2のプロジェクター100bがスタック補正のための処理を実行している間、第1のプロジェクター100aは測定パターンMPaの投射表示を継続していた(図5,図18)。しかし、第1のプロジェクター100aは、第2のプロジェクター100bのスタック補正が終了する前に、測定パターンMPaの投射を終了しても良い。第1のプロジェクター100aは、少なくとも、第2のプロジェクター100bが、撮影部170によって、第1の測定パターンMPaの投射画像を撮影するまで、測定パターンMPaの投射を継続していれば良い。ただし、上記実施形態であれば、第1のプロジェクター100aが、その投射画像の切り替え処理や、投射処理の停止処理を実行しなくても、測定パターンMPaの投射を継続しているだけで、第2のプロジェクター100bによってスタック補正が完了される。従って、スタック補正をより簡易に実行することができる。
C4.変形例4:
上記実施形態の画像表示システム10,10Aでは、第1と第2のプロジェクター100a,100bが投射する投射画像を、投射スクリーンSC上の同じ画像領域に重ね合わせるスタック投射を実行していた。しかし、画像表示システム10は、第1と第2のプロジェクター100a,100bの投射画像を、投射画像の周縁部を部分的に重畳させつつ縦方向や横方向に隣り合うように配列し、1つの表示画像(いわゆるタイリング画像)を形成するものとしても良い。即ち、画像表示システム10では、第1と第2のプロジェクター100a,100bのそれぞれの投射画像の座標系を合わせて互いの投射画像を組み合わせて表示する画像表示処理が実行されれば良い。
C5.変形例5:
上記実施形態の画像表示システム10,10Aは、2台のプロジェクター100a,100bの投射画像を重ねるスタック投射を実行していた。しかし、画像表示システム10は、さらに、複数のプロジェクターの投射画像を組み合わせる画像表示処理を実行するものとして良い。この場合には、例えば、1台の第1のプロジェクター100aと、複数台の第2のプロジェクター100bとが組み合わされる。そして、第1のプロジェクター100aが投射する測定パターンMPaに基づいて、他のプロジェクター100bが、第1のプロジェクター100aの投射画像の座標系に、自身の投射画像の座標系を合わせる補正を行う。このような構成によって、複数の投射画像を組み合わせた、より多彩な画像表現が可能となる。
C6.変形例6:
上記の実施形態では、ステップS40のパターン抽出処理(図10,図11)によって、撮影画像CIa,CIdから測定パターンMPb,MPdを抽出した差分画像DI,DIAを生成していた。しかし、ステップS40のパターン抽出処理は省略されるものとしても良い。この場合には、パターン解析部132が、撮影画像CIa,CIdから、異なるパターン(図形・記号・模様・色彩)で構成されている測定パターンMPa,MPb,MPdのそれぞれを区別して検出する。そして、パターン解析部132が、各測定パターンMPa,MPb,MPdにおける各測定ポイントDPa,DPb,DPdの座標を検出することにより、スタック補正が可能である。ただし、上記実施形態のように、パターン抽出処理を実行することにより、各測定パターンMPa,MPb,MPdの画像をそれぞれ分離して取得できるため、各測定パターンMPa,MPb,MPdの誤検出が抑制され、スタック補正の精度・信頼性を向上させることができる。
C7.変形例7:
上記実施形態の画像表示システム10,10Aでは、第1と第2のプロジェクター100a,100bは、投射スクリーンSCの画像表示面側(正面側)に正対する方向から画像を投射していた。しかし、画像表示システム10は、第1と第2のプロジェクター100a,100bに、投射スクリーンSCの背面側から画像を投射させる、いわゆるリアプロジェクションシステムとして構成されるものとしても良い。
C8.変形例8:
上記実施形態の画像表示システム10,10Aでは、入射する光を画像信号に応じて変調する光変調装置として液晶パネル123を用いていた。しかし、画像表示システム10,10Aは、光変調装置としてデジタルミラーデバイス(DMD)を用いても良い。また、液晶パネル123は、反射型の液晶パネルであっても良く、透過型の液晶パネルであっても良い。さらに、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な光変調装置であれば問題なく採用できる。
C9.変形例9:
上記実施形態の画像表示システム10,10Aでは、第2のプロジェクター100bは、第1のプロジェクター100aの投射画像の座標系と、自身の投射画像の座標系とが合うようにスタック補正値を算出して、投射対象である画像の補正を行っていた。しかし、第2のプロジェクター100bは、第1のプロジェクター100aの投射画像の座標系と、自身の投射画像の座標系とを合わせる補正を行わなくとも良い。第2のプロジェクター100bは、第1のプロジェクター100aの投射画像と、自身の投射画像とが所定の関係になるように投射対象の画像を補正すれば良い。また、上記実施形態では、パターン解析部132が、検出した各測定パターンMPa,MPc,MPdに基づいて、各測定ポイントDPa,DPc,DPdの座標を検出し、座標変換ψを導出していた。しかし、パターン解析部132による各測定ポイントDPa,DPc,DPdの座標の検出工程や、座標変換ψの取得工程は省略されるものとしても良い。第2のプロジェクター100bは、パターン解析部132が検出した各測定パターンMPa,MPc,MPdに基づいて、第1のプロジェクター100aの投射画像と、自身の投射画像とが所望の関係となるように補正をすれば良い。
C10.変形例10:
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10,10A…画像表示システム
11…信号線
100a…第1のプロジェクター
100b…第2のプロジェクター
102…内部バス
110…映像入力部
120a,120b…投射部
121a,121b…映像用プロセッサー
1211…歪み補正部
122…液晶パネル駆動部
123…液晶パネル
123i…画像形成領域
124…照明光学系
125…投射光学系
1251…ズームレンズ
126…ズームレンズ駆動部
130…CPU
131a…投射制御部
131b…投射制御部
132…パターン解析部
133…パターン生成部
134…補正値算出部
140…RAM
150a,150b…記憶部
160…操作受付部
170…撮影部
172…撮影画像メモリー
200…画像供給装置
CIa〜CId…撮影画像
DF…長方形図形
DI,DIA…差分画像
DL…直線
DPa〜DPe…測定ポイント
MF…メッシュ枠
MPa〜MPe…測定パターン
PAa,PAb…投射領域
RPI…基準点座標情報
SC…投射スクリーン

Claims (13)

  1. プロジェクターであって、
    投射面に投射対象である画像の投射画像を投射する投射部と、
    他のプロジェクターによって、複数の測定ポイントの位置を示す第1のパターンを含む第1の画像が前記投射面に投射されているときに、前記投射部に、複数の測定ポイントの位置を示す、前記第1のパターンとは異なる第2のパターンを含む第2の画像を投射させる投射制御部と、
    前記投射面を撮像して撮影画像を生成する撮影部と、
    前記撮影部から取得した前記撮影画像から、前記第1と第2のパターンを検出する画像解析部と、
    前記画像解析部の検出結果に基づいて、前記投射部が投射する投射画像が、前記他のプロジェクターが投射する投射画像と所望の関係となるように、前記投射対象である画像を補正する補正処理部と、
    を備える、プロジェクター。
  2. 請求項1記載のプロジェクターであって、
    前記補正処理部は、前記撮影画像において前記第2のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの座標と、前記第2の画像において前記第2のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの座標と、に基づいて、前記撮影画像の座標系と、前記投射対象である画像の座標系との第1の対応関係を導出し、前記第1の対応関係に基づいて、前記投射部が投射する投射画像が、前記他のプロジェクターが投射する投射画像と所望の関係となるように、前記投射対象である画像を補正する、プロジェクター。
  3. 請求項2記載のプロジェクターであって、
    前記補正処理部は、前記第1の対応関係に基づいて、前記撮影画像において前記第1のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの座標に対応する、前記投射対象である画像の座標系における座標を導出する、プロジェクター。
  4. 請求項2または3記載のプロジェクターであって、
    前記第1のパターンは、前記第1の画像を分割して形成される複数の分割領域ごとに、少なくとも1点の前記測定ポイントを示し、
    前記第2のパターンは、前記第1の画像における前記複数の分割領域に対応する領域ごとにそれぞれ少なくとも2点以上の測定ポイントを示す、プロジェクター。
  5. 請求項4記載のプロジェクターであって、
    前記補正処理部は、前記第2のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの座標に基づき、前記複数の分割領域ごとの前記第1の対応関係を導出する、プロジェクター。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、さらに、
    前記第1の画像の投射画像を含む前記撮影画像に基づいて、前記第2の画像を生成するパターン画像生成部を備える、プロジェクター。
  7. 請求項6記載のプロジェクターであって、
    前記投射制御部は、前記他のプロジェクターによって、前記投射面に、前記第1の画像が投射されているときに、前記投射部に、前記第2の画像における前記複数の測定ポイントよりも少ない複数の測定ポイントの位置を示す、前記第1のパターンと異なる第3のパターンを含む第3の画像を投射させ、
    前記撮影部は、前記第1と第3の画像が投射された前記投射面を撮像し、
    前記画像解析部は、前記第1と第3の画像の投射画像を含む前記撮影画像から、前記第1と第3のパターンのそれぞれを検出し、
    前記パターン画像生成部は、前記撮影画像上において前記第3のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの座標と、前記第3の画像において前記第3のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの座標と、に基づいて、前記撮影画像における前記投射部の投射画像の座標系と、投射対象である画像の座標系との第2の対応関係を導出し、前記第2の対応関係と、前記撮影画像において前記第1のパターンが示す前記複数の測定ポイントの座標とに基づいて、前記投射面における前記第1のパターンが示す前記複数の測定ポイントのそれぞれの周囲に複数の測定ポイントが配列されるように、前記第2の画像に前記第2のパターンを形成する、プロジェクター。
  8. 請求項4記載のプロジェクターであって、
    前記第2のパターンは、前記第2の画像の全体にわたって分散して配列された前記複数の測定ポイントの位置を示し、
    前記補正処理部は、前記投射面において、前記第2のパターンによって示される前記複数の測定ポイントの中から、前記第1のパターンによって示される前記複数の測定ポイントのそれぞれを中心とする所定の範囲内に存在する測定ポイントを抽出して、前記第1の対応関係の導出に用いる、プロジェクター。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記補正処理部は、前記投射部が投射する投射画像が、前記他のプロジェクターが投射する投射画像に実質的に重畳するように、前記投射対象である画像を補正する、プロジェクター。
  10. 請求項1から8のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記補正処理部は、前記投射部が投射する投射画像が、前記他のプロジェクターが投射する投射画像に部分的に重畳するように、前記投射対象である画像を補正する、プロジェクター。
  11. 第1と第2のプロジェクターを備え、前記第1と第2のプロジェクターが協働して共通の投射面に投射画像を形成する画像表示システムであって、
    前記第1のプロジェクターは、
    前記投射面に投射対象である画像の投射画像を投射する第1の投射部と、
    前記第1の投射部に、複数の測定ポイントの位置を示す第1のパターンを含む第1の画像を投射させる第1の投射制御部と、
    を備え、
    前記第2のプロジェクターは、
    前記投射面に投射対象である画像の投射画像を投射する第2の投射部と、
    前記第1のプロジェクターによって前記投射面に前記第1の画像が投射されているときに、前記第2の投射部に、複数の測定ポイントの位置を示す、前記第1のパターンとは異なる第2のパターンを含む第2の画像を投射させる第2の投射制御部と、
    前記投射面を撮像して撮影画像を生成する撮影部と、
    前記撮影部から取得した前記撮影画像から、前記第1と第2のパターンをそれぞれ検出する画像解析部と、
    前記画像解析部の検出結果に基づいて、前記第2の投射部が投射する投射画像が、前記第1の投射部が投射する投射画像と所望の関係となるように、前記投射対象となる画像を補正する補正処理部と、
    を備える、画像表示システム。
  12. 請求項11記載の画像表示システムであって、
    前記第1のプロジェクターの前記第1の投射制御部は、前記第2のプロジェクターの前記第2の投射制御部が前記第2の画像の投射を開始してから、前記補正処理部が前記投射対象となる画像の補正を開始するまでの間、前記第1の画像の投射を継続する、画像表示システム。
  13. プロジェクターの制御方法であって、
    (a)他のプロジェクターによって、前記投射面に、複数の測定ポイントの位置を示す第1のパターンを含む第1の画像が投射されているときに、複数の測定ポイントの位置を示す、前記第1のパターンとは異なる第2のパターンを含む第2の画像を、前記投射面に投射させる工程と、
    (b)前記第1と第2のパターンが投射表示されている前記投射面を撮像する工程と、
    (c)前記投射面の撮影画像から前記第1と第2のパターンをそれぞれ検出する工程と、
    (d)前記第1と第2のパターンの検出結果に基づいて、当該プロジェクターが投射する投射画像が、前記他のプロジェクターが投射する画像と所望の関係となるように、前記投射対象である画像を補正する工程と、
    を備える、制御方法。
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