JP5493340B2 - 投写型表示装置および配置関係検出方法 - Google Patents
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[形態]
投写型表示装置であって、投写面に向けて画像を投写させる投写部と、前記画像が投写される前記投写面を撮像する撮像部と、前記投写部によって投写される画像から静止画像を取得して、前記静止画像と所定形状の第1校正画像とを合成し、第1合成画像として前記投写部に出力する第1合成画像出力部と、前記第1校正画像とは画像の性質が異なり、少なくとも形状の一部が重なる所定形状の第2校正画像を、前記静止画像と合成し、第2合成画像として前記投写部に出力する第2合成画像出力部と、前記第1合成画像を前記投写部によって前記投写面に投写させ前記撮像部で撮像した第1撮像画像と、前記第2合成画像を前記投写部によって前記投写面に投写させ前記撮像部で撮像した第2撮像画像との各画素の画素値の差分によって表される測定用画像を検出する測定用画像検出部と、前記測定用画像から測定点を抽出し、前記測定点に基づいて前記投写部と前記投写面との配置関係を検出する配置関係検出部とを備え、前記第1,第2校正画像における前記画像の性質とは明度、色相、彩度の少なくともいずれかひとつである投写型表示装置。
投写型表示装置であって、
投写面に向けて画像を投写させる投写部と、
前記画像が投写される前記投写面を撮像する撮像部と、
前記投写部によって投写される画像と所定形状の第1校正画像とを合成し、第1合成画像として前記投写部に出力する第1合成画像出力部と、
前記第1校正画像とは画像の性質が異なり、少なくとも形状の一部が重なる所定形状の第2校正画像を、前記画像と合成し、第2合成画像として前記投写部に出力する第2合成画像出力部と、
前記第1合成画像を前記投写部によって前記投写面に投写させ前記撮像部で撮像した第1撮像画像と、前記第2合成画像を前記投写部によって前記投写面に投写させ前記撮像部で撮像した第2撮像画像とから測定点を抽出し、前記測定点に基づいて前記投写部と前記投写面との配置関係を検出する配置関係検出部と
を備えた投写型表示装置。
適用例1記載の投写型表示装置はさらに、前記第1撮像画像と第2撮像画像との各画素の画素値の差分によって表される測定用画像を検出する測定用画像検出部を備え、
前記配置関係検出部は、前記測定用画像に基づいて前記測定点を抽出する
投写型表示装置。
適用例2記載の投写型表示装置であって、
前記第1,第2校正画像における少なくとも形状の一部が重なる所定形状とは、
その重なる部分が平面を定義可能な3点を抽出可能に含んでいる形状である
投写型表示装置。
適用例3記載の投写型表示装置であって、
前記配置関係検出部は、前記配置関係の1つとして前記投写部から投写する投写光の光軸と前記投写面との傾きである投写角を算出する投写型表示装置。
適用例4記載の投写型表示装置はさらに、
前記配置関係検出部で算出した前記投写角を用いて前記投写面に投写される投写画像の台形歪みを補正する台形歪み補正部を備える投写型表示装置。
適用例3記載の投写型表示装置であって、
前記配置関係検出部は、前記配置関係の1つとして前記投写型表示装置と前記投写面までの投写距離を算出する投写型表示装置。
適用例6記載の投写型表示装置はさらに、
前記配置関係検出部で算出した前記投写距離を用いて前記投写面に投写される投写画像のフォーカス調整を行うフォーカス調整部を備える投写型表示装置。
適用例1ないし適用例7のいずれか記載の投写型表示装置であって、
前記第1,第2校正画像における前記画像の性質とは明度、色相、彩度の少なくともいずれかひとつである投写型表示装置。
適用例1ないし適用例7のいずれか記載の投写型表示装置であって、
前記第1,第2校正画像における前記画像の性質とは明度であり、
前記第1校正画像は白色、前記第2校正画像は黒色である
投写型表示装置。
投写型表示装置と投写面との配置関係を検出する配置関係検出方法であって、
前記投写面に投写させた画像に所定形状の第1校正画像を合成し、第1合成画像として前記投写部に出力する工程と、
前記第1校正画像とは画像の性質が異なり、少なくとも形状の一部が重なる所定形状の第2校正画像を、前記画像と合成し、第2合成画像として前記投写部に出力する工程と、
前記第1合成画像を前記投写部によって前記投写面に投写させ撮像部で撮像した第1撮像画像と、前記第2合成画像を前記投写部によって前記投写面に投写させ前記撮像部で撮像した第2撮像画像との各画素の画素値の差分によって表される測定用画像を検出する工程と、
検出した前記測定用画像から測定点を抽出し、前記測定点に基づいて前記投写型表示装置と前記投写面との配置関係を検出する工程と
を備える配置関係検出方法。
A.第1実施例:
(A1)プロジェクタの全体構成
(A2)台形歪みの補正の概要
(A3)測定用画像検出処理
(A4)三次元測量処理
(A5)台形歪み補正処理
B.第2実施例:
C.変形例:
(A1)プロジェクタの全体構成:
図1は、本発明の第1実施例におけるプロジェクタ100の全体構成を示すブロック図である。プロジェクタ100は、画像を表す画像信号を外部から入力し、これをスクリーンSCなどの投写面上に画像(以下「投写画像」と呼ぶ)として表示させる。本実施例では、スクリーンSCはほぼ直立しており、スクリーン面は矩形形状とされている。
台形歪み補正の概要を、図2に示した。図示するように、台形歪みの補正は、台形歪みの補正を行なうための測定用画像を検出するための一連の処理(ステップS110ないしS140)と、3次元測定処理(ステップS200)と、実際に台形歪みを補正する処理(ステップS300)とから校正されている。ステップS110ないしS140の一連の処理は、測定用画像を検出する処理に相当するが、これらの処理の詳細は、図2ないし図5を用いて後で詳述する。なお、図2に示した処理は本実施例では、ユーザーがリモコン191上の台形歪み補正を指示するボタンを操作すると開始されるものとした。もとより、測定画像検出処理は、例えば電源オンや、その後の初期画面の投写時などで、自動的に実行されるものとしてもよい。
まず、測定用画像検出処理について説明する。台形歪みの補正を行うためには、スクリーンSCの面がプロジェクタの光軸に対してどの様な位置関係にあるかを検出することが必要となる。このため、測定用画像は、スクリーンSCの面を特定できるような複数の測定点を含んだものとされている。CPU120は、最終的にはこれらの測定点を用いて、プロジェクタ100とスクリーンSCとの相対距離である投写距離と、プロジェクタから投写した投写光の光軸に対するスクリーンSCの傾きである投写投影角との算出を行うのである。
次に、三次元測量処理について説明する。三次元測量処理は、プロジェクタ100のズームレンズ152の主点を原点とする三次元座標系(以下「レンズ座標系」とも呼ぶ)における、スクリーンSCを含む平面の三次元状態を検出する処理である。すなわち、プロジェクタ100における投写光学系の光軸に対するスクリーンSCの三次元的な傾きを検出するのである。
次に台形歪み補正処理について説明する。台形歪みは、プロジェクタ100から投写した投写光の光軸の方向に対して、スクリーンSCを含むスクリーン面が垂直に設置されていない場合に、プロジェクタ100からの投写画像に生じる台形型の歪みのことである。この台形型の投写画像の歪みを補正するのが、台形歪み補正処理である。
次に本発明の第2実施例について説明する。第1実施例においては、投写部と投写面との配置関係として、スクリーン平面の近似平面とプロジェクタ100から投写した投写光の光軸との角度である投写角を算出し、その投写角に基づいて投写画像の台形歪み補正を行うものであったが、第2実施例では、投写部と前記投写面との配置関係として、スクリーン平面の近似平面と投写部との距離である投写距離を算出し、その投写距離に基づいて投写画像のフォーカス調整を行う。また、プロジェクタの構成は第1実施例のプロジェクタ100と同じである。
なお、第2実施例として説明したフォーカス調整は、単独で実施しても良いし、第1実施例で説明した台形歪み補正と共に実施しても良い。
この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例では、投写している鑑賞画像等の投写画像において測定用画像の検出を行ったが、この投写画像が静止画像であることにとどまらず、動画であってもよい。ユーザーからリモコン191を通じた投写画像の補正指示に応じてその動画を一時停止させて測定用画像の検出を行うようにすれば測定用画像の検出は可能である。
上記実施例では、図3に示した3行×3列に配置された特定形状の図形からなる第1校正画像310と第2校正画像320とを用いたが、そのような形状に限らず、他の形状の校正画像を用いてもよい。他の校正画像の例として図10に示した。図に示すように、白色の格子状の第3重畳画像355と黒色の格子状の第4重畳画像365とを作成し、投写、撮像によって第3撮像画像357と第4撮像画像367とを取得し、その各画素の差分値を求めて測定用画像370を検出してもよい。第1実施例では測定用画像330の二次元平面に対する画素値の濃淡によって離散化し測定点337を検出したが、本変形例の場合、測定用画像370から検出する測定点として、測定用領域である格子状の白線の縦線と横線の交点を測定点とすればよい。その場合、白線の輪郭の検出手段として白色の濃淡に対して微分フィルタやラプラシアンフィルタと言った輪郭抽出フィルタをかけることによって白線の輪郭を検出することができる。また、校正用画像としてはその他に、形状が四角や格子状に限らず丸や三角の形状でもよいし、それらの形状がN行×M行(N,M:自然数)に並んだ校正画像等でも良い。更に、第1校正画像と第2校正画像は同一形状でなくてもよい。第1校正領域と第2校正領域の一部が一致していればよく、一致している形状から測定画像における測定領域が検出できればよい。校正画像の形状についても、幾何学的な形状に限らず、特定の点の座標が定まればよく、例えばアニメ的な有意の画像や、文字として読み取り可能な形状の図形を含む画像でもよい。なお、特許請求の範囲記載の所定形状とは、四角や丸や三角などの図形単体を示してもよいし、校正画像内の全部の図形を含めて一つの所定形状としてもよい。第1,第2実施例においては校正画像内の全部の図形を含めて一つの所定形状とし、変形例においては、格子状の図形単体を所定形状としている。アニメ的な有意の画像や、文字として読み取り可能な形状の図形を含む画像においても、それらの画像が複数の図形を含む場合は、画像内に含まれる図形の単体を所定形状としてもよいし、画像内に含まれる全部の図形を一つの所定形状としてもよいのは勿論である。
また、上記実施例では近似平面の法線と投射光の光軸とがなす角度を投影投写角として算出しているが、投影投写角は台形補正処理を適切に行うことができる角度であれば良い。
102…バス
110…A/D変換部
120…CPU
121…画像合成部
122…測定用画像検出部
123…ズーム比算出部
124…焦点距離算出部
125…三次元測量部
126…投写角算出部
130…液晶パネル
132…液晶パネル駆動部
134…映像用プロセッサ
136…台形歪み補正部
140…照明光学系
150…投写光学系
152…ズームレンズ
155…ズームレンズ駆動部
156…ズーム調整用モータ
157…フォーカス調整用モータ
160…RAM
170…ROM
171…校正画像記憶部
180…撮像部
182…撮像画像メモリ
190…リモコン制御部
191…リモコン
200…ケーブル
300…静止画像
310…第1校正画像
315…第1重畳画像
317…第1撮像画像
320…第2校正画像
325…第2重畳画像
327…第2撮像画像
330,370…測定用画像
335…測定用領域
337…測定点
340…離散画像
355…第3重畳画像
357…第3撮像画像
365…第4重畳画像
367…第4撮像画像
SC…スクリーン
Claims (8)
- 投写型表示装置であって、
投写面に向けて画像を投写させる投写部と、
前記画像が投写される前記投写面を撮像する撮像部と、
前記投写部によって投写される画像から静止画像を取得して、前記静止画像と所定形状の第1校正画像とを合成し、第1合成画像として前記投写部に出力する第1合成画像出力部と、
前記第1校正画像とは画像の性質が異なり、少なくとも形状の一部が重なる所定形状の第2校正画像を、前記静止画像と合成し、第2合成画像として前記投写部に出力する第2合成画像出力部と、
前記第1合成画像を前記投写部によって前記投写面に投写させ前記撮像部で撮像した第1撮像画像と、前記第2合成画像を前記投写部によって前記投写面に投写させ前記撮像部で撮像した第2撮像画像との各画素の画素値の差分によって表される測定用画像を検出する測定用画像検出部と、
前記測定用画像から測定点を抽出し、前記測定点に基づいて前記投写部と前記投写面との配置関係を検出する配置関係検出部とを備え、
前記第1,第2校正画像における前記画像の性質とは明度、色相、彩度の少なくともいずれかひとつである
投写型表示装置。 - 請求項1記載の投写型表示装置であって、
前記第1,第2校正画像における少なくとも形状の一部が重なる所定形状とは、
その重なる部分が平面を定義可能な3点を抽出可能に含んでいる形状である
投写型表示装置。 - 請求項2記載の投写型表示装置であって、
前記配置関係検出部は、前記配置関係の1つとして前記投写部から投写する投写光の光軸と前記投写面との傾きである投写角を算出する投写型表示装置。 - 請求項3記載の投写型表示装置はさらに、
前記配置関係検出部で算出した前記投写角を用いて前記投写面に投写される投写画像の台形歪みを補正する台形歪み補正部を備える投写型表示装置。 - 請求項4記載の投写型表示装置であって、
前記配置関係検出部は、前記配置関係の1つとして前記投写型表示装置と前記投写面までの投写距離を算出する投写型表示装置。 - 請求項5記載の投写型表示装置はさらに、
前記配置関係検出部で算出した前記投写距離を用いて前記投写面に投写される投写画像のフォーカス調整を行うフォーカス調整部を備える投写型表示装置。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか記載の投写型表示装置であって、
前記第1,第2校正画像における前記画像の性質とは明度であり、
前記第1校正画像は白色、前記第2校正画像は黒色である
投写型表示装置。 - 投写型表示装置と投写面との配置関係を検出する配置関係検出方法であって、
前記投写面に投写される画像から静止画像を取得して、当該静止画像と所定形状の第1校正画像を合成し、第1合成画像として前記投写部に出力する工程と、
前記第1校正画像とは画像の性質が異なり、少なくとも形状の一部が重なる所定形状の第2校正画像を、前記静止画像と合成し、第2合成画像として前記投写部に出力する工程と、
前記第1合成画像を前記投写部によって前記投写面に投写させ撮像部で撮像した第1撮像画像と、前記第2合成画像を前記投写部によって前記投写面に投写させ前記撮像部で撮像した第2撮像画像との各画素の画素値の差分によって表される測定用画像を検出する工程と、
検出した前記測定用画像から測定点を抽出し、前記測定点に基づいて前記投写型表示装置と前記投写面との配置関係を検出する工程とを備え、
前記第1,第2校正画像における前記画像の性質とは明度、色相、彩度の少なくともいずれかひとつである
配置関係検出方法。
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