JP5267175B2 - 投写光学系のズーム比測定方法、そのズーム比測定方法を用いた投写画像の補正方法及びその補正方法を実行するプロジェクタ - Google Patents

投写光学系のズーム比測定方法、そのズーム比測定方法を用いた投写画像の補正方法及びその補正方法を実行するプロジェクタ Download PDF

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この発明は、光を投写面にズームして投写する投写光学系に関する。
プロジェクタでは、液晶パネルに表示される原画像を表す画像光を投写光学系を介して投写スクリーンに投写することにより画像を表示する。しかし、プロジェクタの投写画像は、投写スクリーンの状態(例えば、投写光学系に対する投写スクリーンの位置や傾斜角度、投写スクリーンの面の形状など)によっては、台形歪みなどの歪みを生じてしまう場合がある。これまで、投写スクリーンの状態に応じて、原画像に対して補正処理を実行することにより、投写画像の歪みを低減する種々の技術が提案されてきた(特許文献1等)。
特開2001−061121号公報 特開2001−320652号公報 特開2004−140845号公報
ところで、プロジェクタに用いられる投写光学系は、一般に、ズーム機構を備えており、投写画像を任意にズームして表示することが可能である。しかし、ズーム機構によりズーム比を調整した場合には、投写光学系の焦点距離が変化する。従って、上述した原画像の補正処理などにおいて、投写光学系の焦点距離を投写光学系の内部パラメータとして用いる場合には、ズーム比が調整された後の投写光学系の焦点距離がより正確に測定されることが好ましい。こうした要求はプロジェクタに限らず、ズーム機能を有する投写光学系を備える光学機器において共通する要求であった。しかし、これまで、こうした要求に対して十分な工夫がなされてこなかったのが実情であった。
本発明は、ズーム機能を有する投写光学系において、そのズーム比の測定精度を向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
画像を表す画像光を投写スクリーンに投写する投写光学系のズーム比を測定する測定方法であって、
(a)複数の測定点が仮想円の円周上に配置された測定点群を含む原画像であって、前記仮想円の中心と前記投写光学系の光軸との位置が一致する原画像を、前記投写スクリーンに投写することによって、測定用画像を前記投写スクリーン上に表示する工程と、
(b)前記複数の測定点が前記投写スクリーンに投写されることによって表示された複数の投写測定点を、前記投写光学系に対する相対的な位置が固定されている測定点検出位置から検出する工程と、
(c)検出された前記複数の投写測定点のそれぞれの位置情報を求め、前記位置情報と、予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定する工程と、
を備える、測定方法。
この測定方法によれば、複数の測定点を投写スクリーンに投写表示して、各測定点の位置を検出することにより、各測定点ごとに投写光学系のズーム比を決定することができる。また、各測定点は、投写光学系の光軸を中心とする仮想円の円周上に配置さるため、当該ズーム比の決定値が、投写光学系のズーム比の変化による歪曲収差の変化の影響を受けることを抑制できる。従って、ズーム機能を有する投写光学系において、そのズーム比の測定精度を向上させることができる。
[適用例2]
適用例1記載の測定方法であって、
前記工程(b)は、前記測定点検出位置から撮像部によって前記複数の投写測定点を撮影し、撮影された撮影画像上における前記複数の投写測定点の像を検出する工程を含み、
前記位置情報は、前記撮影画像上における前記複数の投写測定点のそれぞれの像の座標を含む、測定方法。
この測定方法によれば、撮影画像から検出された複数の測定点のそれぞれの座標を位置情報として用いて、容易にズーム比を決定できる。従って、ズーム機能を有する投写光学系において、そのズーム比の測定精度を向上させることができる。
[適用例3]
適用例1または適用例2に記載の測定方法であって、
前記測定点群は、前記仮想円の半径が互いに異なる複数の測定点群を含み、
前記工程(c)は、前記複数の測定点群ごとに、前記ズーム比を決定する、測定方法。
一般に、投写光学系の固有の歪曲収差の影響によって、投写画像領域内のズーム比は、光軸からの距離に応じて変化する。しかし、この測定方法によれば、仮想円の半径、即ち、各測定点と光軸との間の距離がそれぞれ異なる各測定点群ごとにズーム比を決定することができる。従って、投写画像における光軸を中心とした周辺領域ごとにズーム比を測定できるため、ズーム比の測定精度を向上させることができる。
[適用例4]
適用例1ないし適用例3のいずれかに記載の測定方法であって、
前記予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係は、予め設定された前記位置情報に対する前記ズーム比のマップを含む、測定方法。
この測定方法によれば、予め準備されたマップを用いて、測定点の位置情報から投写光学系のズーム比を、迅速に決定することができる。
[適用例5]
適用例1ないし適用例3のいずれかに記載の測定方法であって、
前記予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係は、予め設定された前記位置情報と前記ズーム比との関係式を含む、測定方法。
この測定方法によれば、予め設定された関係式に、測定点の位置情報としての数値を代入することにより、投写光学系のズーム比を容易に算出できる。
[適用例6]
画像を表す画像光をズーム機構を備える投写光学系を介して投写スクリーンに投写することにより表示された投写画像を補正する画像の補正方法であって、
(a)複数の測定点が仮想円の円周上に配置された測定点群を含む原画像であって、前記仮想円の中心と前記投写光学系の光軸との位置が一致する原画像を、前記投写スクリーンに投写することによって、測定用画像を前記投写スクリーン上に表示する工程と、
(b)前記複数の測定点が前記投写スクリーンに投写されることによって表示された複数の投写測定点を、前記投写光学系に対する相対的な位置が固定されている測定点検出位置から検出する工程と、
(c)検出された前記複数の投写測定点のそれぞれの位置情報を求め、前記位置情報と、予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定する工程と、
(d)決定された前記ズーム比を用いて、前記投写画像の表示状態を補正する工程と、
を備える、画像の補正方法。
この画像の補正方法によれば、投写光学系のズーム比の変化により、その焦点距離が変化した場合であっても、その変化した焦点距離を、例えば、原画像の台形歪み補正などの補正に反映させることができる。従って、ズーム機構を有する投写光学系を備えるプロジェクタにおいて、投写画像の表示状態の補正を適切に実行可能となる。
[適用例7]
適用例6記載の画像の補正方法であって、
前記工程(b)は、前記測定点検出位置から撮像部によって前記複数の投写測定点を撮影し、撮影された撮影画像上における前記複数の投写測定点の像を検出する工程を含み、
前記位置情報は、前記撮影画像上における前記複数の投写測定点のそれぞれの像の座標を含む、画像の補正方法。
この画像の補正方法によれば、撮影画像から検出された複数の測定点のそれぞれの座標を位置情報として用いて、容易にズーム比を決定して、画像の補正処理に反映できる。従って、より適切な画像補正が可能となり、ズーム機構を備える投写光学系を介して投写表示された画像の画質を向上させることができる。
[適用例8]
適用例6または適用例7に記載の画像の補正方法であって、
前記測定点群は、前記仮想円の半径が互いに異なる複数の測定点群を含み、
前記工程(c)は、前記複数の測定点群ごとに、前記ズーム比を決定する、画像の補正方法。
この補正方法によれば、投写画像において光軸からの距離が互いに異なる各測定点群ごとにズーム比を求めることができるため、投写光学系の歪曲収差を反映した原画像の補正を実行することができる。従って、より適切な画像補正が可能となり、ズーム機構を備えた投写光学系を介して投写表示された画像の画質を向上させることができる。
[適用例9]
適用例6ないし適用例8のいずれかに記載の画像の補正方法であって、
前記予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係は、予め設定された前記位置情報に対する前記ズーム比のマップを含む、画像の補正方法。
この画像の補正方法によれば、予め準備されたマップを用いて、測定点の位置情報から投写光学系のズーム比を迅速に決定し、その決定されたズーム比を画像の補正処理に反映することができる。
[適用例10]
適用例6ないし適用例8のいずれかに記載の画像の補正方法であって、
前記予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係は、予め設定された前記位置情報と前記ズーム比との関係式を含む、画像の補正方法。
この画像の補正方法によれば、予め設定された関係式に、測定点の位置情報としての数値を代入して投写光学系のズーム比を算出し、その算出されたズーム比を画像の補正処理に反映することができる。
[適用例11]
画像を表す画像光を投写スクリーンに投写することにより投写画像を表示するプロジェクタであって、
ズーム機構を備え、複数の測定点が仮想円の円周上に配置された測定点群を含む原画像であって、前記仮想円の中心と前記投写光学系の光軸との位置が一致する原画像を、前記投写スクリーンに投写することによって、測定用画像を前記投写スクリーン上に表示する投写光学系と、
前記投写光学系に対する相対的な位置が固定され、前記複数の測定点が前記投写スクリーン上に投写されることによって表示された複数の投写測定点を検出する測定点検出部と、
検出された前記複数の投写測定点の位置情報を求め、前記位置情報と、予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定し、決定された前記ズーム比を用いて前記投写画像の表示状態の補正を実行する制御部と、
を備えたことを特徴とする、プロジェクタ。
[適用例12]
適用例11に記載のプロジェクタであって、
前記測定点検出部は、前記複数の投写測定点を撮影する撮像部を含み、
前記位置情報は、前記撮像部が撮影した撮影画像上における前記複数の投写測定点のそれぞれの像の座標を含む、プロジェクタ。
[適用例13]
適用例11または適用例12に記載のプロジェクタであって、
前記測定点群は、前記仮想円の半径が互いに異なる複数の測定点群を含み、
前記制御部は、前記複数の測定点群のそれぞれについて、検出された前記複数の投写測定点の位置情報を求め、前記位置情報と、予め準備された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定する、プロジェクタ。
[適用例14]
適用例11ないし適用例13のいずれかに記載のプロジェクタであって、
前記予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係は、予め設定された前記位置情報に対する前記ズーム比のマップを含む、プロジェクタ。
[適用例15]
適用例11ないし適用例13のいずれかに記載のプロジェクタであって、
前記予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係は、予め設定された前記位置情報と前記ズーム比との関係式を含む、プロジェクタ。
プロジェクタの内部構成を示す概略ブロック図。 プロジェクタの外観を示す概略正面図及びプロジェクタによる投写スクリーンへの投写を説明するための模式図。 液晶パネルのパネル画像と投写スクリーンに表示された投写画像と撮像部による撮影画像とを示す概略図。 台形補正処理の処理手順を示すフローチャート。 台形補正処理におけるプロジェクタの機能ブロック図。 測定用画像を説明するための説明図。 投写光学系のズーム比測定方法の原理を説明するための説明図。 投写光学系のズーム比測定方法の原理を説明するための説明図。 投写光学系の歪曲収差による投写画像の歪みを説明するための説明図。 第2実施例の測定用画像を示す概略図。
A.第1実施例:
図1は本発明の一実施例としてのプロジェクタの内部構成の概略を示すブロック図である。このプロジェクタ100は、画像を表す画像光を投写スクリーンSCなどの投写面上に投写して画像を表示する。
プロジェクタ100は、A/D変換部110と、中央処理装置120(CPU120)と、映像用プロセッサ134と、内部メモリ160(RAM160)と、不揮発性記憶部170(ROM170)と、撮影画像メモリ182とを備えている。プロジェクタ100は、さらに、照明光学系140と、液晶パネル130と、投写光学系150と、液晶パネル駆動部132と、ズームレンズ駆動部155と、撮像部180と、リモコン制御部190と、リモコン191とを備えている。なお、CPU120と、液晶パネル駆動部132と、映像用プロセッサ134と、ズームレンズ駆動部155と、RAM160と、ROM170と、撮像部180と、撮影画像メモリ182と、リモコン制御部190とは内部バス102を介して互いに接続されている。
プロジェクタ100は、リモコン191を介してユーザからのプロジェクタ100の操作に関する指示入力を受け付ける。リモコン制御部190は、ユーザによる指示入力を示す信号をリモコン191から受信してCPU120へと送信する。CPU120は、その信号に応じてプロジェクタ100の各構成部を制御する。
プロジェクタ100は、図示しないDVDプレーヤやパソコンなどの外部機器から表示画像を表す画像信号をケーブル300を介して受け取る。外部機器から入力されたアナログ画像信号は、A/D変換部110によってデジタル画像信号へと変換され、映像用プロセッサ134に供給される。
映像用プロセッサ134は、台形歪み補正部136を備える。台形歪み補正部136は、A/D変換部110から入力されたデジタル画像信号に対して台形補正を実行する。台形補正については後述する。なお、以後、本明細書においては、A/D変換部110から出力されるデジタル画像信号によって表される画像を「補正前原画像」と呼ぶ。一方、映像用プロセッサ134によって補正された後のデジタル画像信号が表す画像を「補正後原画像」または、単に「原画像」と呼ぶ。
ここで、CPU120は、パターン検出部121と、ズーム比測定部122と、焦点距離算出部123と、三次元測量部124と、投写角度算出部125とを有する。これらの各構成部121〜125の連携処理により、台形歪み補正部136が実行する台形補正で用いられるパラメータが決定される。具体的なその連携処理の内容については後述する。なお、CPU120が備える各構成部121〜125は、RAM160に格納されたコンピュータプログラムとして実現され、必要に応じてCPU120に読み込まれるものとしても良い。一方、映像用プロセッサ134の台形歪み補正部136は、ハードウェア的に構成されるものとしても良い。
映像用プロセッサ134は、補正後原画像を表すデジタル画像信号を液晶パネル駆動部132へと出力する。液晶パネル駆動部132は、当該デジタル画像信号に基づいて液晶パネル130を駆動する。液晶パネル130は、照明光学系140から照射された照明光を画像を表す画像光へと変調する。液晶パネル130から出力された画像光は、投写光学系150を介して投写スクリーンSCへと投写される。以後、本明細書においては、投写スクリーンSCに投写表示された画像を「投写画像」と呼ぶ。
なお、投写光学系150は、ズームレンズ152を備えている。ズームレンズ152は、ズームレンズ駆動部155のズーム調整用モータ156やフォーカス調整用モータ157によって焦点距離が調整される。これによって、投写画像は、その表示倍率やフォーカスが調整される。
撮像部180は、投写画像が表示されている投写スクリーンSCを撮影することが可能である。プロジェクタ100は、この撮影画像に基づいて、プロジェクタ100に対する投写スクリーンSCの配置状態を検出することができる。ここで、「投写スクリーンSCの配置状態」とは、プロジェクタ100に対する投写スクリーンSCの位置及び傾斜角度を意味する。
撮像部180は、投写光学系150から相対的に固定された位置に設けられており、例えば、CMOSセンサや、CCDセンサなどのイメージセンサによって構成される。撮像部180の撮像データは、撮像部180から直接的に撮影画像メモリ182に格納される。CPU120は、内部バス102を介して当該撮像データを撮影画像メモリ182から読み込むことができる。
図2(A)は、プロジェクタ100の外観を示す概略正面図である。なお、図2(A)には、説明の便宜のため、三次元方向(x,y,z方向)を矢印で示してある。プロジェクタ100は、略直方体形状を有しており、矢印x方向及び矢印y方向に沿った同一の面100sに投写光学系150と撮像部180とが配置されている。より具体的には、投写光学系150と撮像部180とは、面100sの矢印x方向(長辺方向)に沿って並列に配置されており、それぞれが対向する面100sの短辺側に寄った位置に設けられている。なお、プロジェクタ100の底面には、脚部105が設けられている。プロジェクタ100は、脚部105の高さを調整することにより、投写光学系150の光軸及び撮像部180の光軸をともに図中の矢印y方向に沿って移動させることが可能である。
図2(B),(C)は、プロジェクタ100の投写光学系150が投写スクリーンSCへ画像光を投写している状態及び撮像部180が投写スクリーンSCを撮影している状態を模式的に示す説明図である。なお、図2(B),(C)に図示した矢印x,y,zの示す方向はそれぞれ、図2(A)の矢印x,y,zの示す方向と対応している。
投写光学系150と撮像部180とは、プロジェクタ100を上面方向(矢印yに沿った方向)に沿って見たときに(図2(B))、投写光学系150の光軸OApと撮像部180の光軸OAiとが交わるように配置されている。また、プロジェクタ100の側面方向(矢印xに沿った方向)に沿ってみたときに(図2(C))、2つの光軸OAp,OAiは、ほぼ重なっており、光軸OApと液晶パネル130のパネル面とは直交している。なお、図2(C)では、光軸OAiの図示は省略されている。
ここで、投写光学系150から投写スクリーンSCへと互いに放射状に延びる2本の直線PA1,PA2に挟まれている領域は、画像光の投写領域を示している。また、撮像部180から投写スクリーンSCに互いに放射状に延びる2本の破線SA1,SA2に挟まれた領域は、撮像部180による撮像領域を示している。このように、撮像部180は、投写スクリーンSCの投写画像全体を撮影することが可能である。
図3(A)〜(C)は、液晶パネル130に形成される原画像と、投写画像と、撮像部180の撮影画像との関係を説明するための説明図である。 図3(A)は、液晶パネル130(図1)を模式的に示す正面図である。液晶パネル130は、略長方形のパネル面130sを有している。液晶パネル130は、そのパネル面130sに、照明光を画像光へと変調するためのパネル画像を形成するための画像形成領域IFを有している。画像形成領域IFは、m×nドットの画素によって構成されている(m,nは任意の実数)。なお、本実施例の画像形成領域IFは、パネル面130sの外周より2ドットずつ小さい内周領域として形成されているが、画像形成領域IFの大きさは任意に設定可能である。
図3(B)は、投写スクリーンSCに全白投写画像PIが投写表示された状態を示す模式図である。なお、全白投写画像PIは、便宜上、ハッチングによって図示してある。プロジェクタ100と投写スクリーンSCの投写面とが正対しておらず、投写スクリーンSCの投写面がプロジェクタ100に対して傾きを有している場合には、全白投写画像PIは、その傾きに応じてその形状が歪む。
図3(C)は、図3(B)の全白投写画像PIが表示された投写スクリーンSCを撮像部180が撮影したときの撮影画像SIを示す模式図である。撮像部180は、投写光学系150の横位置から、投写スクリーンSCに対して斜め方向に向かって撮影するため、投写スクリーンSCは、略台形形状に歪んだ形状となる。
プロジェクタでは、一般に、その投写光学系の光軸と画像光の投写面とが垂直に交わるように配置されない場合が多く、原画像をそのまま投写表示すると、図3(B)に示すように投写画像は歪んでしまう。そこで、このプロジェクタ100では、プロジェクタ100に対する投写スクリーンSCの配置状態を検出し、その配置状態に応じて原画像の台形歪みを補正する台形補正処理を実行する。
図4は、プロジェクタ100において実行される台形補正処理の処理手順を示すフローチャートである。図5は、台形補正処理実行時におけるプロジェクタ100の内部の機能を示すブロック図である。図5は、図1で示したプロジェクタ100の内部構成の一部を書き換えたものであり、各構成部の符号は対応している。なお、この台形補正処理は、リモコン191(図1)を介したユーザからの指示により開始されるものとしても良いし、プロジェクタ100の起動時に常に実行されるものとしても良い。
ステップS10(図4)では、プロジェクタ100は、投写スクリーンSCに、投写スクリーンSCの配置状態を測定するための測定用パターン画像を投写する。ステップS10における具体的な処理手順としては、読み出し専用の記憶部であるROM170の測定パターン記憶部171に予め格納された測定用パターン画像MIを表す画像データを、CPU120が液晶パネル駆動部132へと送信する。液晶パネル駆動部132は、液晶パネル130に測定用パターン画像MIを表すパネル画像を画像形成領域IFに形成させる。これによって、測定用パターン画像MIが、投写光学系150を介して投写スクリーンSCに表示される。
図6(A)は、測定用パターン画像MIの一例を示す説明図であり、画像形成領域IFに測定用パターン画像MIが形成された液晶パネル130が模式的に示されている。図6(A)は、画像形成領域IFに測定用パターン画像MIが形成されている点と、投写光学系150の光軸とパネル面130sとの交点OPp(以後、「パネル光軸交点OPp」と呼ぶ)が「×」で示されている点以外は、図3(A)とほぼ同じである。なお、図6(A)には、説明の便宜のために、パネル面130sの対向する2つの短辺の中点を通る第1の中央線CL1と、パネル面130sの対向する2つの長辺の中点を通る第2の中央線CL2とを一点鎖線で図示してある。
測定用パターン画像MIは、複数の測定点mpを有する測定点群MPを有している。測定点群MPの各測定点mpは、パネル面130s上の所定の一点(「中心点Cp」と呼ぶ)からほぼ等しい距離rを有して配置されている。即ち、各測定点mpは、パネル面130s上の同一の仮想円の円周上に配置されている。なお、図では、16個の測定点mpが、ほぼ等間隔で配置されている。このプロジェクタ100では、パネル光軸交点OPpの位置が、この中心点Cpと一致するように、投写光学系150と液晶パネル130との位置が決められている。なお、液晶パネル130のパネル面130sと、投写光学系150の光軸OApとは直交する(図2(B),(C))。ここで、各測定点mpは、後述するステップS40〜S50における投写光学系150のズーム比測定工程において用いられるため、以後、「ズーム比測定点mp」とも呼ぶ。
ところで、一般に、プロジェクタは、投写光学系の光軸が投写面に対して仰角を有するように配置される。そこで、このプロジェクタ100では、投写画像の歪みを低減するために、パネル光軸交点OPp(中心点Cp)の位置を、パネル面130sの中央より上側にオフセットさせている。具体的には、中心点Cpは、第2の中央線CL2上であって、第1の中央線CL1より紙面に向かって上側に位置している
図6(B)は、図6(A)の測定用パターン画像MIが投写スクリーンSCに投写表示された状態を示す模式図である。図6(B)は、測定用パターン画像MIの投写画像(以後、「測定用投写画像MIp」と呼ぶ)が追加されている点以外は図3(B)と同様である。測定用投写画像MIpは、投写面において略台形形状に歪んでいる点以外は、図6(A)の測定用パターン画像MIと同様である。なお、図6(B)には、投写光学系150の光軸と投写スクリーンSCの投写面との交点OPs(以後、「スクリーン光軸交点OPs」と呼ぶ)を「×」で図示してある。ステップS20(図4)では、撮像部180(図5)が、測定用投写画像MIpが表示されている投写スクリーンSCを撮影する。
図6(C)は、撮像部180によって撮影された撮影画像SIを示す模式図である。この撮影画像SIには、投写スクリーンSC上の測定点群MPの各測定点mpが映り込んでいる。なお、図6(C)には、スクリーン光軸交点OPsを「×」で図示してある。撮像部180は、この撮影画像SIを表す画像データ(以後、「撮像データ」と呼ぶ)を撮影画像メモリ182に格納する。
ステップS30(図4)では、CPU120は、撮影画像メモリ182に格納された撮像データを読み込む。また、CPU120のパターン検出部121は、撮影画像SI中に映り込んでいる複数の測定点mpをそれぞれ検出するとともに、各測定点mpの撮像画像面内における座標を検出する。具体的には、パターン検出部121は、画像のコントラスト比によって各測定点mpを検出し、各測定点mpを表す画素の重心座標を求める。
パターン検出部121は、さらに、求めた各ズーム比測定点mpの座標データをズーム比測定部122へと送信する。ステップS40では、ズーム比測定部122が、各ズーム比測定点mpの座標データを用いて、投写光学系150の現時点におけるズーム比を測定する。
ここで、投写光学系150のズーム比は、上述したように、ズームレンズ駆動部155(図1)によって調整されて変化する。投写光学系150は、そのズーム比が変化すると、それに応じて、その焦点距離も変化する。投写光学系150の焦点距離は、後述するプロジェクタ100に対する投写スクリーンSCの配置状態を求めるための三角測量に用いられるパラメータの1つである。従って、投写光学系150のズーム比をより精度よく測定することにより、三角測量をより正確に行うことができる。以下に、投写光学系150のズーム比を測定するための原理を説明する。
図7及び図8は、投写光学系150のズーム比とズーム比測定点mpとの関係を説明するための説明図である。図7(A),(B)はそれぞれ、配置状態が同じ投写スクリーンSCに対して投写光学系150のズーム比を最小と最大とにそれぞれ設定したときに投写表示された測定用投写画像MIpを撮像した撮影画像SIを示す模式図である。図7(A),(B)は、表示倍率の異なる測定用投写画像MIpが示されている点と、測定点群MPのうちの任意の1つのズーム比測定点mpのみが図示され、他のズーム比測定点mpの図示が省略されている点と、投写スクリーンSCの図示が省略されている点以外は、図6(C)と同様である。また、図7(B)には、最小倍率で投写表示された測定用投写画像MIpを破線で図示してある。なお、以下における図示された1つのズーム比測定点mpについての説明は、図示を省略した他のズーム比測定点mpについても同様であるため、その説明は省略する。
図7(A),(B)に示すように、測定用投写画像MIpは、投写光学系150のズーム比を最小から最大に変化させると、スクリーン光軸交点OPsを中心として投影サイズが変化する。このとき、ズーム比測定点mpは、ズーム比の変化に応じてスクリーン光軸交点OPsとズーム比測定点mpとを結ぶ直線方向(矢印で図示)に移動し、ズーム比測定点mpとスクリーン光軸交点OPsとの間の距離が増大する。
図7(C)は、投写光学系150がズーム比測定点mpを投写スクリーンSCへ投写している状態を模式的に示した図である。図7(C)には、投写光学系150と、投写スクリーンSCと、投写光学系150のズーム比が最小であるときと最大であるときのそれぞれのズーム比測定点mpの投写画像mpmin,mpmaxとが模式的に図示されている。また、図7(C)には、投写光学系150の光軸OApと、スクリーン光軸交点OPsとが模式的に図示されている。なお、光軸OApは一点鎖線によって図示されている。
ここで、投写光学系150の主点PPと投写スクリーンSC上に投写表示されたズーム比測定点mpとを結ぶ直線Lpを考える。この直線Lpは、ズーム比測定点mpを表す画像光の軌跡である。この画像光の軌跡Lpは、投写光学系150のズーム比を最小から最大に変化させたときに、主点PPを中心としてその傾きが変化し、ハッチングで示した平面領域PAを形成する。即ち、この平面領域PA上の直線Lpの傾きと、投写光学系150のズーム比とは一意の関係である。従って、投写スクリーンSCに表示されたズーム比測定点mpの世界座標系における座標を特定できれば、当該座標と投写光学系150の主点PPの座標とから直線Lpを求めることができ、投写光学系150のズーム比を一意に特定できる。
図8は、撮像部180の撮影画像SIと投写されたズーム比測定点mpとの関係を模式的に示している図である。図8は、図7(C)に撮像部180及びその撮影画像SIが追加されている点以外は、図7(C)とほぼ同じである。なお、撮影画像SIは、撮像部180のレンズにより反転された像として示してある。また、以下の説明では、投写スクリーンSCに投写表示されたズーム比測定点mpと撮影画像SIに映り込んだズーム比測定点mpとを区別するために、撮影画像SI中のズーム比測定点mpを「ズーム比測定点smp」と表記する。
ここで、撮像部180の主点PPsと投写スクリーンSC上のズーム比測定点mpの投写画像とを結ぶ仮想的直線Lmを考える。この直線Lmは、撮影画像SI中のズーム比測定点smpと撮像部180の主点PPsとを通過する。撮像部180の主点PPsの座標は既知なので、撮影画像SI中のズーム比測定点smpの座標から、直線Lmを決定することができる。ここで、投写スクリーンSCに投写されたズーム比測定点mpは、平面領域PA上の点である。従って、投写スクリーンSC上のズーム比測定点smpの投写画像の座標は、仮想的直線Lmと平面領域PAとの交点として求めることが可能である。
ここで、投写光学系150の主点PPを原点とする世界座標系を考える。前述したように、投写スクリーンSC上に投写されるズーム比測定点mpを投写する光線で規定される平面領域PAは既知であり、その平面の式は、一般に以下の(1)式で与えられる。
Figure 0005267175
ここで、k1〜k4は定数である。
一方、撮像部180の主点PPsと、撮影画像SI上におけるズーム比測定点smpとを通る仮想直線Lmの式は、以下の(2)式で与えられる。
Figure 0005267175
ここで、x0,y0,z0 は撮像部180の主点PPsの座標であり、xm,ym,zm は撮像画像SI上の測定点smpの座標であり、いずれも世界座標系の座標である。なお、撮像画像SI上の測定点smpの座標xm,ym,zmは、撮像画像SI上の座標系における測定点smpの座標u,vから既知の座標変換によって算出できる。
投写スクリーン上の測定点mpの座標は、上記(1)式と(2)式を用いた以下の連立方程式を解くことによって得ることが可能である。
Figure 0005267175
(3a)〜(3c)式に含まれる定数のうち、ズーム比の変化によって変更されるのは、撮像画像SI上の測定点smpの座標xm,ym,zmだけである。また、この座標xm,ym,zmは、撮像画像SI上の座標系におけるズーム比測定点smpの座標u,vから既知の座標変換によって算出される。一方、(3a)〜(3c)式を解いて得られる投写スクリーンSC上のズーム比測定点mpの座標は、ズーム比と一意な関係にある。従って、撮像画像SI上の座標系におけるズーム比測定点smpの座標u,vを測定することによって、ズーム比を一意に決定することが可能である。
このように、撮影画像SI中のズーム比測定点smpの画像面内における座標u,vと、投写光学系150のズーム比とは、一意に関係づけられる。そこで、本実施例のズーム比測定部122(図5)では、撮影画像SIにおける座標u,vと投写光学系150のズーム比とを対応させたマップを予め備えており、そのマップを用いて投写光学系150のズーム比を特定する。
なお、撮影画像SIにおけるズーム比測定点smpの位置は、投写光学系150のズーム比の変化のみでなく、投写光学系150の主点PPから投写スクリーンSC上のズーム比測定点mpの投写位置までの距離(以後、「測定点投写距離」と呼ぶ)の変化に応じても変化する。従って、撮影画像SIにおけるズーム比測定点smpの位置を検出することにより、投写光学系150のズーム比とともに、測定点投写距離を測定することも可能である。
ここで、ズーム比測定部122は、測定点群MP(図6)の有する各ズーム比測定点mpごとにズーム比の測定値を得ることができる。具体的には、本実施例では、16個の測定点mpから16個のズーム比の測定値を得ることが可能である。ズーム比測定部122は、これらのズーム比の測定値の平均値を求めて、投写光学系150のズーム比を決定する。上記の説明からも理解できるように、1つの測定点mpのみに基づいて投写光学系150のズーム比を測定することも可能であるが、本実施例のように、複数の測定点mpを用いれば、さらに、その測定精度を向上させることができる。しかし、複数の測定点に基づいてズーム比を測定する場合であっても、以下のような問題がある。
図9(A),(B)は、一般的な投写光学系における歪曲収差(ディストーション)による像の歪みを説明するための説明図である。図9(A),(B)はそれぞれ、異なるズーム比で略正方格子状の模様を投写表示したときの投写画像500を模式的に示している。図9(A)はズーム比が最小のときの投写画像500であり、図9(B)はズーム比が最大のときの投写画像500である。なお、図9(A),(B)にはそれぞれ、投写光学系の光軸の位置を「×」で図示してある。図9(A),(B)ではそれぞれ、投写光学系の光軸の位置と投写画像500の中心の位置とが一致している。
一般に、プロジェクタでは、投写光学系固有の歪曲収差によってその投写画像が、投写光学系の光軸を中心として歪むことが知られている。また、その歪みは、投写光学系のズーム比に応じて変化することも知られている。例えば、略正方格子形状の模様を投写した場合に、ズーム比が最大のときには、その投写画像は、光軸を中心として、糸巻き型に歪み(図9(A))、ズーム比が最小のときには、その投写画像は、光軸を中心として、たる型に歪む(図9(B))。これは、投写光学系のレンズが光軸を中心とした球面対称の形状によって構成されているためである。この歪曲収差によって、投写画像上におけるズーム比は、厳密には、光軸からの距離に応じて変化している。そのため、光軸から比較的遠い位置に設けられた測定点と、光軸から比較的近い位置に設けられた測定点とでは、測定されるズーム比の値が異なる。そのため、複数の測定点のそれぞれについて、投写画像上における座標を求めてズーム比を測定する場合、各測定点の光軸からの距離の相違によって、各測定点ごとに得られるズーム比の測定値にばらつきが生じ、測定誤差の原因となる。
しかし、本実施例の複数のズーム比測定点mpは、投写光学系150の光軸OPpを中心とする仮想円周上に配置されており、各測定点mpは互いに、光軸OPpからほぼ等距離の位置に配置されている(図6)。即ち、測定用投写画像MIp上において検出される各測定点mpに基づいて測定される各ズーム比は、歪曲収差による歪みの影響による誤差の発生が抑制される。従って、この測定用パターン画像MIによれば、ズーム比の測定において、ズームレンズ152の歪曲収差による歪みの影響を抑制できるため、測定点mpの位置情報に基づく投写光学系150のズーム比の測定精度が向上する。
ステップS50(図4)では、ズーム比測定部122で測定されたズーム比を用いて、焦点距離算出部123が、投写光学系150の焦点距離を求める。ステップS60では、三次元測量部124(「三角測量部124」とも呼ぶ)が、この焦点距離と、予め測定されている他の投写光学系150及び撮像部180の内部パラメータとを用いて、各測定点mpの投写画像の三次元座標を三角測量によって検出する。なお、投写光学系150及び撮像部180の内部パラメータとしては、例えば、投写光学系150の光軸位置や、撮像部180の焦点距離及び光軸位置、投写光学系150と撮像部180との間の回転量と並進量などがある。
ステップS70では、投写角度算出部125が、各測定点mpの三次元座標を最小二乗法などにより平面近似して、三次元座標空間における投写スクリーンSCの投写面を求め、プロジェクタ100に対する投写スクリーンSCの位置及び傾きを算出する。ステップS80では、これらの算出結果が映像用プロセッサ134の台形歪み補正部136に出力される。台形歪み補正部136は、この算出結果を用いて、A/D変換部110から受信した補正前原画像を表すデジタル画像信号に対して投写スクリーンSCの位置及び傾きに応じた台形補正処理を実行する。台形歪み補正部136は、補正後原画像を表すデジタル画像信号を液晶パネル駆動部132へと送信する。
このように、本実施例のプロジェクタ100によれば、投写スクリーンSCに投写された複数の測定点mpを用いて、投写光学系150のズーム比を精度良く測定することができる。また、この測定されたズーム比を用いて投写画像を台形補正するため、プロジェクタ100による原画像の再現性を向上させることができる。
ところで、プロジェクタ100では、投写光学系150のズームレンズ152の位置を検出してズーム比を特定するズーム比検出部を追加することも可能である。しかし、本発明を適用すれば、当該ズーム比検出部を設けることなく投写光学系150のズーム比を測定することが可能であり、ズーム比検出部を省略できる分だけプロジェクタ100を小型化・軽量化することが可能である。また、本実施例のプロジェクタ100では、少なくとも1つの撮像部180で三角測量が可能な能動的ステレオ法を採用している。従って、プロジェクタ100は、撮像部として2つ以上のカメラを用いて行う受動的ステレオ法を採用したプロジェクタに比較して、より小型化・軽量化が可能である。
B.第2実施例:
図10は、本発明の第2実施例としてのプロジェクタに用いられる測定用パターン画像MIaを示す概略図である。図10は、測定点群MPに換えて、第1と第2の測定点群MP1,MP2が設けられている点以外は、図6(A)とほぼ同じである。なお、この第2実施例におけるプロジェクタの他の構成及び台形補正処理の処理手順は、第1実施例と同様である(図1,図2,図4,図5)。
第1の測定点群MP1は、複数の測定点mp1を有しており(図では16個)、各測定点mp1は、パネル光軸交点OPpを中心とする半径r1の仮想円の円周上にほぼ等間隔に配置されている。また、第2の測定点群MP2も同様に、複数の(図では16個の)測定点mp2が、パネル光軸交点OPpを中心とする半径r2の仮想円の円周上に、ほぼ等間隔で配置されている。なお、第1の測定点群MP1における仮想円の半径r1は、第2の測定点群MP2における仮想円の半径r2より大きい。即ち、第1の測定点群MP1の各測定点mp1は、第2の測定点群MP2の各測定点mp2より、パネル面130sのより外側に配置されている。
第2実施例のプロジェクタでは、台形補正処理(図4)のステップS40において、第1実施例と同様の方法によって、第1と第2の測定点群MP1,MP2のそれぞれについてのズーム比Z1,Z2を決定する。続くステップS50では、各測定点群MP1,MP2ごとに求められたズーム比Z1,Z2を用いて、各測定点群MP1,MP2ごとに焦点距離F1,F2を算出する。ステップS60では、2つの測定点群MP1,MP2のそれぞれに属する測定点mp1,mp2の三次元座標を、それぞれの属する測定点群MP1,MP2から得られた焦点距離F1,F2を用いて算出する。
ここで、図9で説明したように、第1の測定点群MP1の各測定点mp1が投写表示される位置におけるズーム比と、第2の測定点群MP2の各測定点mp2が投写表示される位置におけるズーム比とは、ズームレンズ152の歪曲収差によって相違する。従って、各測定点群MP1,MP2ごとに求めた焦点距離F1,F2を用いて、各測定点群MP1,MP2の測定点mp1,mp2ごとに三次元座標をそれぞれ算出することにより、ステップS60における三角測量の精度がより向上する。なお、第2実施例の測定用パターン画像MIaでは、第1実施例の測定用パターン画像MIよりも測定点の個数が2倍になっているため、測定精度が、さらに、向上している。
このように、第2実施例のプロジェクタによれば、各測定点群MP1,MP2が投写表示された領域ごとのズーム比を測定することができる。また、各測定点群MP1,MP2の各測定点mpの位置に応じたズーム比・焦点距離を用いて、三角測量が可能であるため、より台形補正の精度が向上する。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、CPU120が有していた各構成部121〜125の機能の一部または全部を映像用プロセッサ134が実行するようにすることもできる。
C2.変形例2:
上記実施例において、測定用パターン画像MI,MIaの測定点群MP,MP1,MP2にはそれぞれ、16個の測定点mp,mp1,mp2が、ほぼ等間隔で仮想円の円周上に配置されていた。しかし、測定用パターン画像MI,MIaは、他の構成を有していても良い。測定用画像MI,MIaの測定点群MP,MP1,MP2は、ズーム比測定点mp,mp1,mp2を、少なくとも2個以上有していれば良い。なお、測定点の個数が多いほど、三角測量の測定精度を向上させることが可能である。また、測定点mp,mp1,mp2は、点として表示されていなくとも良い。測定点は、例えば、直線同士の交点や直線の端点など、直線上の検出可能な特定の点として表示されるものとしても良い。なお、測定点同士の距離は、等距離でなくとも良いが、三角測量の精度を向上させるために、測定点同士は、互いに離れているほど好ましい。
C3.変形例3:
上記実施例において、測定用パターン画像MI,MIaは、他の画像と組み合わされて表示されるものとしても良い。例えば、台形歪み補正処理が開始される直前に表示されていた投写画像に重ねて測定用パターン画像MI,MIaが表示されるものとしても良い。
C4.変形例4:
上記第2実施例において、測定用パターン画像MIaは、さらに仮想円の半径が異なる複数の測定点群を有するものとしても良い。これによって、ズーム比の測定精度及び三角測量の精度をより向上させることができる。また、上記第2実施例において、第1と第2の測定点群MP1,MP2は、同時に投写表示されていたが、同時に投写表示されなくとも良く、それぞれが順次に投写表示されるものとしても良い。
C5.変形例5:
上記実施例において、ズーム比測定部122は、ズーム比測定点mpの撮影画像SIにおける座標と投写光学系150のズーム比とを一意に対応させたマップを用いて投写光学系150のズーム比を決定していた。しかし、ズーム比測定部122は、当該マップを用いなくとも良く、ズーム比測定点mpの位置情報と投写光学系150のズーム比との予め準備された関係を用いて投写光学系150のズーム比を決定すれば良い。例えば、ズーム比測定部122は、ズーム比測定点mpの座標を用いて投写光学系150のズーム比を算出できる数式(関係式)によって、投写光学系150のズーム比を算出するものとしても良い。
C6.変形例6:
上記実施例において、撮像部180の撮影画像SIにおいて複数のズーム比測定点mpを検出し、撮影画像SIの画像面内における座標をズーム比測定点mpの位置情報として検出していた。しかし、ズーム比測定点mpは、他の方法により、その位置情報が検出されるものとしても良い。例えば、撮像部180に換えて、エリアセンサなどの光センサによってズーム比測定点mpの投写画像を検出し、その位置情報を求めるものとしても良い。
ここで、本明細書において、「ズーム比測定点mpの位置情報」とは、ズーム比測定点mpの位置を直接的または間接的に特定することが可能な情報を意味する。従って、ズーム比測定点mpの位置情報には、例えば、上述した撮影画像SIの画像面内におけるズーム比測定点mpの座標u,vが含まれる。また、ズーム比測定点mpの位置情報には、三次元座標空間における投写スクリーンSC上に投写表示されたズーム比測定点mpの座標が含まれる。
C7.変形例7:
上記実施例において、撮像部180の位置は投写光学系150の位置に対して1カ所に固定されていた。しかし、撮像部180は、1カ所に固定されていなくとも良く、投写光学系150に対して複数箇所の相対的位置に移動可能であるとしても良い。なお、この場合には、その撮像部180の位置ごとに、ズーム比測定のためのズーム比測定点mpの位置情報と投写光学系150のズーム比との関係が、予め準備されていることが好ましい。
C8.変形例8:
上記実施例では、測定された投写光学系150のズーム比を用いた三角測量によって投写スクリーンSCの配置状態を測定し、その配置状態に応じた原画像に対する台形補正を実行していた。しかし、プロジェクタ100は、測定されたズーム比を利用して、台形補正以外の画像の表示状態を補正する処理を実行するものとしても良い。例えば、測定されたズーム比を用いて、曲率を有する投写面への画像投写に際して原画像に実行される画像の歪み補正を実行するものとしても良い。また、投写画像のフォーカスを調整するオートフォーカス処理するものとしても良い。
C9.変形例9:
上記実施例では、ズーム機構を備える投写光学系150を有するプロジェクタ100において、投写光学系150のズーム比の測定を実行していた。しかし、上記実施例で説明したズーム比の測定方法は、プロジェクタに限らず、投写面に光をズームして投写する投写光学系を備える装置やシステムに適用することが可能である。例えば、物体表面に画像光を投写して物体の形状を測定する三次元物体認識装置に本発明が適用されるものとしても良い。
C10.変形例10:
上記実施例において、各測定点群MP,MP1,MP2が有する複数の測定点mp,mp1,mp2のそれぞれについて得られた複数のズーム比を平均することによって、各測定点群MP,MP1,MP2ごとに投写光学系150のズーム比を決定していた。しかし、投写光学系150のズーム比は、複数の測定点mp,mp1,mp2のそれぞれについて得られた複数のズーム比の平均値として決定されなくとも良く、他の方法によって決定されるものとしても良い。例えば、複数のズーム比の最頻値や中央値を投写光学系150のズーム比として決定するものとしても良い。
C11.変形例11:
上記実施例では、光変調素子として透過型の液晶パネルを用いた。しかし、プロジェクタ100は、透過型の液晶パネル以外の光変調素子を用いても良い。例えば、光変調素子として反射型の液晶パネルやDLP(Digital Light Processing)(登録商標)等を採用してもよい。
100…プロジェクタ
102…内部バス
105…脚部
110…A/D変換部
120…中央処理装置
121…パターン検出部
122…ズーム比測定部
123…焦点距離算出部
124…三次元測量部
125…投写角度算出部
130…液晶パネル
130s…パネル面
132…液晶パネル駆動部
134…映像用プロセッサ
136…台形歪み補正部
140…照明光学系
150…投写光学系
152…ズームレンズ
155…ズームレンズ駆動部
156…ズーム調整用モータ
157…フォーカス調整用モータ
160…内部メモリ(RAM)
170…不揮発性記憶部(ROM)
171…測定パターン記憶部
180…撮像部
182…撮影画像メモリ
190…リモコン制御部
191…リモコン
300…ケーブル
CL1…第1の中央線
CL2…第2の中央線
IF…画像形成領域
Lm…仮想的直線
Lp…測定点を表す画像光の軌跡
MI…測定用パターン画像
MIp…測定用投写画像
mp,mp1,mp2…測定点
mpmin…ズーム比最小設定時の投写画像
mpmax…ズーム比最大設定時の投写画像
MP,MP1,MP2…測定点群
OAi…撮像部の光軸
OAp…投写光学系の光軸
OPp…パネル光軸交点
OPs…スクリーン光軸交点
PA…平面領域
PI…全白投写画像
PP…投写光学系の主点
PPs…撮像部の主点
SC…投写スクリーン
SI…撮影画像

Claims (15)

  1. 画像を表す画像光を投写スクリーンに投写する投写光学系のズーム比を測定する測定方法であって、
    (a)複数の測定点が仮想円の円周上に配置された測定点群を含む原画像であって、前記仮想円の中心と前記投写光学系の光軸との位置が一致する原画像を、前記投写スクリーンに投写することによって、測定用画像を前記投写スクリーン上に表示する工程と、
    (b)前記複数の測定点が前記投写スクリーンに投写されることによって表示された複数の投写測定点を、前記投写光学系に対する相対的な位置が固定されている測定点検出位置から検出する工程と、
    (c)検出された前記複数の投写測定点のそれぞれの位置情報を求め、前記位置情報と、予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定する工程と、
    を備える、測定方法。
  2. 請求項1記載の測定方法であって、
    前記工程(b)は、前記測定点検出位置から撮像部によって前記複数の投写測定点を撮影し、撮影された撮影画像上における前記複数の投写測定点の像を検出する工程を含み、
    前記位置情報は、前記撮影画像上における前記複数の投写測定点のそれぞれの像の座標を含む、測定方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の測定方法であって、
    前記測定点群は、前記仮想円の半径が互いに異なる複数の測定点群を含み、
    前記工程(c)は、前記複数の測定点群ごとに、前記ズーム比を決定する、測定方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の測定方法であって、
    前記予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係は、予め設定された前記位置情報に対する前記ズーム比のマップを含む、測定方法。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の測定方法であって、
    前記予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係は、予め設定された前記位置情報と前記ズーム比との関係式を含む、測定方法。
  6. 画像を表す画像光をズーム機構を備える投写光学系を介して投写スクリーンに投写することにより表示された投写画像を補正する画像の補正方法であって、
    (a)複数の測定点が仮想円の円周上に配置された測定点群を含む原画像であって、前記仮想円の中心と前記投写光学系の光軸との位置が一致する原画像を、前記投写スクリーンに投写することによって、測定用画像を前記投写スクリーン上に表示する工程と、
    (b)前記複数の測定点が前記投写スクリーンに投写されることによって表示された複数の投写測定点を、前記投写光学系に対する相対的な位置が固定されている測定点検出位置から検出する工程と、
    (c)検出された前記複数の投写測定点のそれぞれの位置情報を求め、前記位置情報と、予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定する工程と、
    (d)決定された前記ズーム比を用いて、前記投写画像の表示状態を補正する工程と、
    を備える、画像の補正方法。
  7. 請求項6記載の画像の補正方法であって、
    前記工程(b)は、前記測定点検出位置から撮像部によって前記複数の投写測定点を撮影し、撮影された撮影画像上における前記複数の投写測定点の像を検出する工程を含み、
    前記位置情報は、前記撮影画像上における前記複数の投写測定点のそれぞれの像の座標を含む、画像の補正方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載の画像の補正方法であって、
    前記測定点群は、前記仮想円の半径が互いに異なる複数の測定点群を含み、
    前記工程(c)は、前記複数の測定点群ごとに、前記ズーム比を決定する、画像の補正方法。
  9. 請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の画像の補正方法であって、
    前記予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係は、予め設定された前記位置情報に対する前記ズーム比のマップを含む、画像の補正方法。
  10. 請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の画像の補正方法であって、
    前記予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係は、予め設定された前記位置情報と前記ズーム比との関係式を含む、画像の補正方法。
  11. 画像を表す画像光を投写スクリーンに投写することにより投写画像を表示するプロジェクタであって、
    ズーム機構を備え、複数の測定点が仮想円の円周上に配置された測定点群を含む原画像であって、前記仮想円の中心と前記投写光学系の光軸との位置が一致する原画像を、前記投写スクリーンに投写することによって、測定用画像を前記投写スクリーン上に表示する投写光学系と、
    前記投写光学系に対する相対的な位置が固定され、前記複数の測定点が前記投写スクリーン上に投写されることによって表示された複数の投写測定点を検出する測定点検出部と、
    検出された前記複数の投写測定点の位置情報を求め、前記位置情報と、予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定し、決定された前記ズーム比を用いて前記投写画像の表示状態の補正を実行する制御部と、
    を備えたことを特徴とする、プロジェクタ。
  12. 請求項11に記載のプロジェクタであって、
    前記測定点検出部は、前記複数の投写測定点を撮影する撮像部を含み、
    前記位置情報は、前記撮像部が撮影した撮影画像上における前記複数の投写測定点のそれぞれの像の座標を含む、プロジェクタ。
  13. 請求項11または請求項12に記載のプロジェクタであって、
    前記測定点群は、前記仮想円の半径が互いに異なる複数の測定点群を含み、
    前記制御部は、前記複数の測定点群のそれぞれについて、検出された前記複数の投写測定点の位置情報を求め、前記位置情報と、予め準備された前記位置情報に対するズーム比の関係とを用いて前記ズーム比を決定する、プロジェクタ。
  14. 請求項11ないし請求項13のいずれかに記載のプロジェクタであって、
    前記予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係は、予め設定された前記位置情報に対する前記ズーム比のマップを含む、プロジェクタ。
  15. 請求項11ないし請求項13のいずれかに記載のプロジェクタであって、
    前記予め設定された前記位置情報に対するズーム比の関係は、予め設定された前記位置情報と前記ズーム比との関係式を含む、プロジェクタ。
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