JP2020150481A - 情報処理装置、投影システム、情報処理方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、投影システム、情報処理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マルチ投影において、ユーザが設定する領域を用いて、重畳領域の位置や形状をより正確に合わせることができる。【解決手段】情報処理装置は、プロジェクタが投影するテストパターンの投影画像を撮像した撮像画像を取得する画像取得手段と、ユーザから前記撮像画像における調整領域の設定を受け付ける受付手段と、前記調整領域の前記撮像画像における座標と前記テストパターンにおける座標との対応関係を解析する解析手段と、前記解析手段が解析した前記対応関係に基づいて、前記プロジェクタが投影する画像を補正するための補正関数を取得する取得手段と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、投影システム、情報処理方法、及び、プログラムに関する。
プロジェクタの投影方法として、スタック投影やブレンド投影といった、複数台のプロジェクタを用いて一つの投影面を構成するマルチ投影が知られている。スタック投影は、各プロジェクタの投影面を重ねて、高輝度な投影を実現する投影方法である。ブレンド投影は、各プロジェクタが全体の表示画像から一部を切り出した映像を表示し、各プロジェクタの投影領域の一部を重ね合わせて投影する投影方法である。
マルチ投影を行う場合、各プロジェクタの投影領域の一部を重ね合わせた重畳領域(ブレンド部)は位置や形状を合わせるように調整される。ユーザは、光学ズームやレンズシフト、幾何学補正といった機能を用いて、ブレンド部同士の位置や形状を合わせる調整をすることができる。位置や形状を合わせる調整の操作負荷を軽減するため、カメラを用いて投影面を解析し、投影面形状を補正する技術が知られている。
マルチ投影では、投影面が平面以外の場合がある。投影面が平面でない場合、各プロジェクタのブレンド部同士の位置や形状を合わせる調整は困難であるという課題がある。例えば、経年劣化により平面スクリーンが歪んでいる場合、各プロジェクタの投影面の平面性が異なるため、各プロジェクタのブレンド部同士の位置を合わせるのは困難である。特許文献1では、ブレンド部とブレンド部以外とでそれぞれに対応した幾何補正関数を用いることで、ブレンド部における幾何的な整合性をとる技術が提案されている。
特開2005−252804号公報
しかし、特許文献1では、プロジェクタは、ブレンド部とブレンド部以外とでそれぞれ異なる幾何学補正を適用できる機能を有することが前提とされる。この機能は、例えば、画像の歪補正処理を実行することができるワーピングチップにより実現される。このように、プロジェクタは、ブレンド部とブレンド部以外とでそれぞれ異なる幾何学補正関数を生成しなければならず、また、ワーピングチップを搭載することでコストは増大する。
そこで、本発明は、マルチ投影において、ユーザが設定する領域を用いて、重畳領域の位置や形状をより正確に合わせることができるプロジェクタの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一側面としての情報処理装置は、
プロジェクタが投影するテストパターンの投影画像を撮像した撮像画像を取得する画像取得手段と、
ユーザから前記撮像画像における調整領域の設定を受け付ける受付手段と、
前記調整領域の前記撮像画像における座標と、前記テストパターンにおける座標との対応関係を解析する解析手段と、
前記解析手段が解析した前記対応関係に基づいて、前記プロジェクタが投影する画像を補正するための補正関数を取得する取得手段と、を備える。
本発明によれば、マルチ投影において、ユーザが設定する領域を用いて、重畳領域の位置や形状をより正確に合わせることができる。
実施形態に係る投影システムの構成例を示す図である。 プロジェクタの構成を例示する図である。 情報処理装置および撮像装置の構成を例示する図である。 情報処理装置による位置合わせ処理を例示するフローチャートである。 撮像画像にマスクをかける処理を例示するフローチャートである。 調整領域の設定およびマスクをかける処理を説明するための図である。 マスク画像および撮像画像の解析処理を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定するものではない。
<実施形態>
本実施形態に係る投影システムは、プロジェクタ、情報処理装置および撮像装置を含む。投影システムにおいて、情報処理装置は、複数台のプロジェクタおよび撮像装置を制御することによって、各プロジェクタがスクリーンなどに投影する投影領域の形状を制御する。具体的には、情報処理装置は、撮像装置により撮像されたスクリーンの撮像画像において、ユーザが設定した任意の領域内で、各プロジェクタの投影領域同士の位置や形状が合うように、投影領域の形状を調整する。なお、各プロジェクタによる投影領域の配置は、スクリーンの同じ位置に投影するスタック投影でもよいし、一部を重ね合わせて投影するブレンド投影でも良い。
以下では、まず、投影システムの基本的な構成について説明する。次に、投影システムに含まれるプロジェクタ、情報処理装置、撮像装置の各構成について説明する。なお、本実施形態では、透過型液晶パネルを用いた液晶プロジェクタを複数台含む投影システムについて説明する。
[投影システム]
図1を用いて、投影システム1について説明する。図1は、実施形態に係る投影システム1の構成例を示す図である。投影システム1は、プロジェクタ100a、プロジェクタ100b、プロジェクタ100c、プロジェクタ100d、情報処理装置500、撮像装置600を有する。なお、プロジェクタ100a、プロジェクタ100b、プロジェクタ100c、プロジェクタ100dは、それぞれ同じ構成を有する。プロジェクタ100aからプロジェクタ100dは、以下、総称してプロジェクタ100とも称される。
プロジェクタ100a、プロジェクタ100b、プロジェクタ100c、プロジェクタ100dは、投影対象であるスクリーン300に対して投影を行う。スクリーン300は、スクリーン枠800およびスクリーン本体900を含む。プロジェクタ100aがスクリーン300に対して投影している領域は、投影領域400aである。同様に、スクリーン300に対し、プロジェクタ100bが投影している領域は投影領域400b、プロジェクタ100cが投影している領域は投影領域400c、プロジェクタ100dが投影している領域は投影領域400dである。
情報処理装置500は、ケーブル200aを介してプロジェクタ100aに接続されて
いる。同様に、情報処理装置500は、ケーブル200b、ケーブル200c、ケーブル200を介して、それぞれプロジェクタ100b、プロジェクタ100c、プロジェクタ100dに接続されている。
撮像装置600は、投影対象であるスクリーン300を撮像する。本実施形態では、撮像装置600は、投影領域400a、投影領域400b、投影領域400c、投影領域400dを撮影できる位置に設置されている。
ケーブル200aは、情報処理装置500とプロジェクタ100aとの間で通信を行うため伝送路である。ケーブル200bは、情報処理装置500とプロジェクタ100bとの間で通信を行うため伝送路である。ケーブル200cは、情報処理装置500とプロジェクタ100cとの間で通信を行うため伝送路である。ケーブル200dは、情報処理装置500とプロジェクタ100dとの間で通信を行うため伝送路である。ケーブル200a、ケーブル200b、ケーブル200c、ケーブル200dは、例えばLANケーブルやUSBケーブルなどであって、形式は問わない。なお、情報処理装置500とプロジェクタ100とは、ケーブルなどによる有線接続ではなく、無線接続によって通信してもよい。
ケーブル700は、情報処理装置500と撮像装置600との間で通信を行うための伝送路である。ケーブル700は、例えばLANケーブルやUSBケーブルなどであって、形式は問わない。つまり、撮像装置600は、情報処理装置500とケーブル700を介して接続されている。
なお、図1は、プロジェクタ100a、プロジェクタ100b、プロジェクタ100c、プロジェクタ100dによる投影において、各投影領域の位置調整を行う前の状態を示している。本発明は、スタック投影およびブレンド投影のいずれにも適用し得るが、本実施形態では、プロジェクタ100a、プロジェクタ100b、プロジェクタ100c、プロジェクタ100dによって、ブレンド投影をする場合について説明する。
[プロジェクタ]
図2を用いて、本実施形態のプロジェクタ100について説明する。図2は、プロジェクタ100の構成を例示する図である。プロジェクタ100は、投影装置であれば任意のものを用いてもよい。例えば、プロジェクタ100は、表示デバイスとして透過型液晶パネルを用いる液晶プロジェクタの他、DLP、LCOS(反射型液晶)パネルなどの表示デバイスを用いたものであってもよい。また、プロジェクタ100は、単板式や3板式などが一般に知られているが、いずれの方式であってもよい。なお、本実施形態のプロジェクタ100は、表示すべき画像に応じて、液晶素子の光の透過率を制御して、液晶素子を透過した光源からの光をスクリーンに投影することで、画像をユーザに提示する。
プロジェクタ100は、CPU110、ROM111、RAM112、操作部113、画像入力部130、画像処理部140を有する。また、プロジェクタ100は、さらに、液晶制御部150、液晶パネル151R、151G、151B、光源制御部160、光源161、色分離部162、色合成部163、光学系制御部170、投影光学系171を有する。また、プロジェクタ100は、さらに、記録再生部191、記録媒体192、通信部193、表示制御部195、表示部196を有してもよい。なお、図2における点線は、光源161から照射する光が通る経路を示している。
CPU110は、プロジェクタ100の各機能部を制御する。ROM111は、CPU110の処理手順を記述した制御プログラムを記憶する。RAM112は、ワークメモリとして一時的に制御プログラムおよびデータを格納する。CPU110は、通信部193
より受信した静止画データまたは動画データを一時的にRAM112に記憶することができる。また、CPU110は、記録再生部191により記録媒体192から取得して再生される静止画データまたは動画データを一時的にRAM112に記憶することができる。そして、CPU110は、ROM111に記憶されたプログラムを用いて、RAM112に記憶したデータに応じた画像や映像を再生することもできる。
また、操作部113は、ユーザの指示を受け付け、CPU110に指示信号を送信する。例えば、操作部113は、スイッチ、ダイヤル、表示部196上に設けられたタッチパネルなどによりユーザの指示を受け付ける。また、操作部113は、例えば、リモコンからの信号を受信する信号受信部(赤外線受信部など)で、受信した信号に基づいて所定の指示信号をCPU110に送信するものであってもよい。また、CPU110は、操作部113からの指示信号、または通信部193から入力された制御信号を受信して、プロジェクタ100の各機能部を制御する。
画像入力部130は、外部装置から映像信号を受信する。画像入力部130は、例えば、コンポジット端子、S映像端子、D端子、コンポーネント端子、アナログRGB端子、DVI−I端子、DVI−D端子、HDMI(登録商標)端子等を含む。画像入力部130は、アナログ映像信号を受信した場合、受信したアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換する。画像入力部130は、受信した映像信号を、画像処理部140に送信する。なお、外部装置は、映像信号を出力できるものであればよく、例えば、パーソナルコンピュータ、カメラ、携帯電話、スマートフォン、ハードディスクレコーダ、ゲーム機などであってもよい。
画像処理部140は、画像入力部130から受信した映像信号にフレーム数、画素数、画像形状などの変更処理を施して、液晶制御部150に送信する。画像処理部140は、例えば、画像処理用のマイクロプロセッサにより構成される。また、画像処理部140は、専用のマイクロプロセッサでなくてもよく、例えば、CPU110がROM111に記憶されたプログラムによって、画像処理部140と同様の処理を実行してもよい。画像処理部140は、フレーム間引き処理、フレーム補間処理、解像度変換処理、歪み補正処理(キーストン補正処理)といった機能を実行することが可能である。また、画像処理部140は、画像入力部130から受信した映像信号以外にも、CPU110によって再生された画像または映像に対して、上述の変更処理を施すこともできる。画像処理部140は、後述する光学調整を行う際のテストパターンを生成することもできる。
液晶制御部150は、画像処理部140で処理の施された映像信号に基づいて、液晶パネル151R、151G、151Bの画素の液晶に印可する電圧を制御して、液晶パネル151R、151G、151Bの透過率を調整する。液晶制御部150は、制御用のマイクロプロセッサにより構成される。また、液晶制御部150は、専用のマイクロプロセッサでなくてもよく、例えば、CPU110がROM111に記憶されたプログラムによって、液晶制御部150と同様の処理を実行してもよい。例えば、画像処理部140に映像信号が入力されている場合、液晶制御部150は、画像処理部140から1フレームの画像を受信する度に、画像に対応する透過率となるように、液晶パネル151R、151G、151Bを制御する。
液晶パネル151Rは、赤色に対応する液晶パネルである。光源161から出力された光は、色分離部162で赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離される。液晶パネル151Rは、色分離部162で分離された光のうち、赤色の光の透過率を調整する。液晶パネル151Gは、緑色に対応する液晶パネルであって、色分離部162で分離された光のうち、緑色の光の透過率を調整する。液晶パネル151Bは、青色に対応する液晶パネルであって、色分離部162で分離された光のうち、青色の光の透過率を調整する。
光源制御部160は、光源161のオン/オフを制御したり、光量を制御したりする。光源制御部160は、制御用のマイクロプロセッサにより構成される。また、光源制御部160は、専用のマイクロプロセッサでなくてもよく、例えば、CPU110がROM111に記憶されたプログラムによって、光源制御部160と同様の処理を実行してもよい。また、光源161は、不図示のスクリーンに画像を投影するための光を出力するものであり、例えば、ハロゲンランプ、キセノンランプ、高圧水銀ランプなどであってもよい。
色分離部162は、光源161から出力された光を、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離する。色分離部162は、例えば、ダイクロイックミラーやプリズムなどにより構成される。なお、光源161として、各色に対応するLED等を使用する場合には、色分離部162は不要である。
色合成部163は、液晶パネル151R、151G、151Bを透過した赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光を合成する。色合成部163は、例えば、ダイクロイックミラーやプリズムなどにより構成される。色合成部163により赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の成分を合成した光は、投影光学系171に送られる。液晶パネル151R、151G、151Bは、画像処理部140から入力された画像に対応する光の透過率となるように、液晶制御部150により制御されている。このため、色合成部163により合成された光は、投影光学系171によりスクリーンに投影されると、画像処理部140により入力された画像に対応する画像がスクリーン上に表示される。
光学系制御部170は、投影光学系171を制御する。光学系制御部170は、制御用のマイクロプロセッサにより構成される。光学系制御部170は、投影光学系171を制御することにより、投影領域(投影画像)の拡大、縮小、移動、焦点などの調整を行うことができる。
投影光学系171は、色合成部163から出力された合成光をスクリーンに投影する。投影光学系171は、例えば、複数のレンズおよびレンズ駆動用のアクチュエータにより構成される。投影光学系171は、レンズをアクチュエータにより駆動することによって、投影領域(投影画像)の拡大、縮小、移動、焦点などの調整を実現することができる。
記録再生部191は、記録媒体192に記録された静止画データまたは動画データを再生する。記録再生部191は、例えば、記録媒体192と電気的に接続するインタフェースおよび記録媒体192と通信するためのマイクロプロセッサにより構成される。また、記録再生部191には、専用のマイクロプロセッサを含まなくてもよく、例えば、CPU110がROM111に記憶されたプログラムによって、記録再生部191と同様の処理を実行してもよい。
記録媒体192は、静止画データ、動画データ、およびプロジェクタ100に必要な制御データなどを記録することができる。記録媒体192は、例えば、磁気ディスク、光学式ディスク、半導体メモリなどのあらゆる方式の記録媒体であってもよい。また、記録媒体192は、着脱可能な記録媒体であっても、内蔵型の記録媒体であってもよい。記録媒体192は、通信部193より受信した静止画データおよび動画データを記録してもよい。
通信部193は、外部機器からの制御信号や静止画データ、動画データなどを受信する。通信部193は、通信方式を特に限定するものではなく、例えば、無線LAN、有線LAN、USB、Bluetooth(登録商標)を用いて通信する。また、画像入力部130の端子が、例えばHDMI(登録商標)端子であれば、その端子を介してCEC通信
を行うものであってもよい。ここで、外部装置は、プロジェクタ100と通信を行うことができるものであれば、パーソナルコンピュータ、カメラ、携帯電話、スマートフォン、ハードディスクレコーダ、ゲーム機、リモコンなど、どのようなものであってもよい。
表示制御部195は、プロジェクタ100が有する表示部196に、プロジェクタ100を操作するための操作画面およびスイッチアイコン等の画像を表示させる制御をする。表示制御部195は、表示制御を行うマイクロプロセッサなどにより構成される。また、表示制御部195専用のマイクロプロセッサでなくてもよく、例えば、CPU110がROM111に記憶されたプログラムによって、表示制御部195と同様の処理を実行してもよい。
表示部196は、プロジェクタ100を操作するための操作画面およびスイッチアイコンを表示する。表示部196は、画像を表示できればどのようなものであってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイであってよい。また、表示部196は、特定のボタンをユーザに認識可能に掲示するために、各ボタンに対応するLED等を発光させるものであってもよい。
なお、本実施形態の画像処理部140、液晶制御部150、光源制御部160、光学系制御部170、記録再生部191、表示制御部195は、これらの各機能部と同様の処理を行うことのできる単数または複数のマイクロプロセッサあってもよい。または、例えば、ROM111に記憶されたプログラムによって、CPU110が各機能部と同様の処理を実行してもよい。
[情報処理装置]
図3(A)を用いて、本実施形態の情報処理装置500について説明する。図3(A)は、情報処理装置500の構成を例示する図である。情報処理装置500は、CPU510、ROM511、RAM512、操作部513、通信部593、表示部596を有する。なお、情報処理装置500におけるCPU510以外の各機能部は、プロジェクタ100における同名の機能部と同様の処理を行うため説明は省略する。
CPU510は、情報処理装置500の画像取得手段、受付手段、解析手段、取得手段、指示手段などの各機能部および全体の制御を司る制御手段として機能する。CPU510は、ROM511に格納されるプログラムに従い、プロジェクタ100および撮像装置600を制御することによって投影領域を調整する。
具体的には、CPU510は、撮像装置600によって撮像された撮像画像を、通信部593を介して受信する。CPU510は、投影画像の調整に用いるための領域(以下、調整領域とも称する)として、ユーザが操作部513を介して設定した領域を特定する。CPU510は、ユーザが設定した領域内の画像データに基づいてスクリーン300に投影される画像全体の補正関数を生成(算出)する。CPU510は、生成した補正関数によって、各プロジェクタ100の投影領域の位置や形状を調整する。補正関数は、例えば、画像データ上の座標を、投影領域での座標(プロジェクタパネル上の座標)に変換する変換行列である。生成された補正関数は、RAM512に格納される。CPU510は、調整済のプロジェクタ100については、RAM512に格納された補正関数を取得して投影画像を補正することも可能である。
[撮像装置]
図3(B)を用いて、本実施形態の撮像装置600について説明する。図3(B)は、撮像装置600の構成を例示する図である。本実施形態の撮像装置600は、CPU610、ROM611、RAM612、操作部613、通信部693、撮像部694、表示部
696を有する。なお、撮像装置600におけるCPU610および撮像部694以外の各機能部は、液晶プロジェクタ100における同名の機能部と同様の処理を行うため説明は省略する。
撮像部694は、不図示の撮影光学系を介して周囲を撮影し、画像信号を取得する。撮像部694は、画像信号から得られた撮像画像をCPU610に出力する。
CPU610は、撮像装置600の各機能部を制御する。また、CPU610は、撮像部694から取得する撮像画像を、ROM611に記憶されたプログラムに基づいて、静止画データまたは動画データに変換して、一時的にRAM612に記憶することができる。CPU610は、撮像部694から出力される撮像画像を、通信部693を介して情報処理装置500に送信する。
[位置合わせ処理]
図4を用いて、本実施形態の特徴的な動作である複数台のプロジェクタによる投影領域の位置合わせ処理について説明する。図4は、情報処理装置による位置合わせ処理を例示するフローチャートである。図4に示す位置合わせ処理は、例えば、情報処理装置500の操作部513がユーザからの入力を受け付けたこと、または通信部593が外部機器から指示信号を受信したことを契機として開始される。
S301では、CPU510は、位置合わせをするための初期設定を行う。初期設定は、調整対象のプロジェクタ100の選択、使用する撮像装置600の選択、各プロジェクタ100の配置設定などである。CPU510は、調整対象のプロジェクタ100を選択し、未調整であるか否かの情報とともにRAM512に記録する。配置設定は、スタック調整を行うか、ブレンド調整を行うかの設定を含む。また、ブレンド調整の場合、配置設定は、プロジェクタ100の物理的な配置情報およびブレンド幅の情報についての設定なども含む。
初期設定は、ユーザによって情報処理装置500の操作部513を介して設定され、RAM512に記録された情報とすることができる。また、初期設定は、あらかじめROM511またはRAM512に記憶されている情報を用いても良い。なお、調整対象プロジェクタ100の選択および撮像装置600の選択処理の前に、情報処理装置500は、通信部593を介して、情報処理装置500に接続されている機器の検索処理をする。これらの処理は、既知の技術で実現可能であるため、説明は省略する。
S302では、CPU510は、S301で選択された調整対象プロジェクタ100のうち、調整が終わっていないプロジェクタ100を、制御対象プロジェクタ100として1台選択する。制御対象プロジェクタ100は、ユーザにより情報処理装置500の操作
部513を介して選択され、RAM512に記録される。なお、制御対象プロジェクタ100は、S301において、あらかじめROM511またはRAM512に記録された順に選択されるようにしてもよい。
S303では、CPU510は、調整に用いるテストパターンを生成しRAM512に記録する。CPU510は、通信部593を介して、生成したテストパターンを制御対象プロジェクタ100へ送信する。S304では、CPU510は、通信部593を介して制御対象プロジェクタ100のCPU110へテストパターンの表示を指示する。なお、S303およびS304の処理は、CPU510が、制御対象プロジェクタ100のCPU110に対して、制御対象プロジェクタ100のROM111に記録されているテストパターンの表示を指示する処理で代替してもよい。
S305では、CPU510(画像取得手段)は、通信部593を介して、撮像装置600に対し、制御対象プロジェクタ100の投影面の撮像を指示する。撮像装置600は、撮像画像をRAM612またはROM611に記録し、通信部693を介して、撮像画像を情報処理装置500へ送信する。情報処理装置500のCPU510は、受信した撮像画像をRAM512もしくはROM511に記録する。
S306では、CPU510(受付手段)は、撮像装置600から受信した撮像画像に対して、ユーザから調整領域の設定を受け付け、マスク画像を生成してRAM512に記録する。ここで、調整領域の設定について、図5を用いて詳細に説明する。
図5は、撮像画像にマスクをかける処理を例示するフローチャートである。S306の処理は、各調整対象プロジェクタ100の投影領域のうち、調整に用いる領域を設定するための処理である。図5に示す処理は、図4のS305の処理の後に開始される。
S320では、CPU510は、通信部593を介して、すべての調整対象のプロジェクタ100に対し、テストパターンの投影を指示する。S320で各調整対象のプロジェクタ100に投影させるテストパターンは、図4のS304で投影する位置合わせのための調整用テストパターンと異なるものであってよい。S320においてスクリーンに投影されるテストパターンは、調整に用いる領域を簡易に設定するために使用される。調整領域の設定にはスクリーン300に投影されたテストパターンの撮像画像が使用されるため、テストパターンは、各調整対象のプロジェクタ100による投影面同士の位置関係がわかるように白ラスタ画像などであることが望ましい。
S321では、CPU510は、通信部593を介して、撮像装置600に対し、スクリーン300に投影されている投影面の撮像を指示する。図1に示す投影システム1の例では、CPU510は、スクリーン300に投影されている投影面400a、投影面400b、投影面400c、投影面400dを撮像装置600に撮像させる。CPU510は、撮像装置600が撮像した撮像画像を、通信部593を介して取得し、RAM512に記録する。
S322では、CPU510は、撮像画像を表示部596に表示する。CPU510は、ユーザから、操作部513を介して、表示部596に表示された撮像画像における調整領域の設定を受け付ける。ここで、図6を用いて調整領域の設定および撮像画像にマスクをかける処理について説明する。
図6は、調整領域の設定およびマスクをかける処理を説明するための図である。図6(A)は、表示部596に表示された撮像画像および調整領域を示す。撮像画像は、撮像画像表示領域601に表示される。撮像画像は、静止画であっても、ライブビュー画像であってもよい。
ユーザは、操作部513を介して、撮像画像表示領域601内で調整領域602を設定する。ユーザは、例えば、マウス等のポインティングデバイスにより調整対象とする領域を選択することで、調整領域602を自由に設定することができる。調整領域602は、各プロジェクタ100による投影領域のうち、調整に用いられる領域を示す。
図6(A)では、調整領域602は、縦方向および横方向のブレンド部に設定されている。調整に用いられる領域は、これに限られず、横方向のブレンド部のみ、スクリーン300の中央部のみのように、調整したいスクリーン300の形状に応じて、ユーザが自由に設定することができる。
各プロジェクタ100の投影面のブレンド部同士の位置や形状を合わせるためには、調整領域602は、ブレンド部であって平面状の(平面性の高い)領域を可能な範囲で広く設定することが望ましい。調整領域602は、障害物などを避けて設定されることが望ましい。また、調整領域602は、調整用のテストパターンの誤検出を防ぐため、投影対象のスクリーン300上の色彩または模様がある部分を避けて設定されてもよい。CPU510は、ユーザによって設定された調整領域602の情報をRAM512に記録する。
図5のS323では、CPU510は、RAM512に記録した調整領域602の情報を用いて、図4のS305で撮像した位置調整用テストパターンの撮像画像にマスクを施す。CPU510は、位置調整用テストパターンの撮像画像にマスクを施すことで、マスク画像603を生成する。図6(B)は、図6(A)のように調整領域602を設定した場合の、投影領域400aのテストパターンを撮像した撮像画像のマスク画像603を示す。マスク領域604は、撮像画像のうち、調整に用いない領域である。
マスク領域604は、図4のS307の解析処理において、マスク領域であることが識別できるように、例えば黒色として領域内の画素の色を変更することにより設定される。マスク領域の設定方法は、これに限られない。マスク領域は、調整に用いる領域、または用いない領域の画素位置または範囲を記録しておくことで設定されてもよい。CPU510は、マスク画像603をRAM512に記録し、図5に示す処理は終了する。
なお、S322およびS323の処理は、調整対象の領域ではなく、調整の対象外とする調整除外領域の設定を受け付けるものであってもよい。図6(C)は、表示部596に表示された撮像画像と調整除外領域を示す。撮像画像は、撮像画像表示領域601に表示される。ユーザは操作部513を介して、撮像画像表示領域601内で調整除外領域605を設定する。調整除外領域605は、各プロジェクタ100による投影領域のうち、調整に用いない領域である。
図6(C)では、調整除外領域605は、縦方向のブレンド部以外に設定されている。調整に用いない領域は、これに限られず、調整したいスクリーン300の形状に応じて、ユーザが自由に設定することができる。CPU510は、ユーザによって設定された調整除外領域605の情報をRAM512に記録する。
CPU510は、RAM512に記録した調整除外領域605の情報を用いて、図4のS305で撮像した位置調整用テストパターンの撮像画像にマスクを施す。CPU510は、位置調整用テストパターンの撮像画像にマスクを施すことで、マスク画像603を生成する。図6(D)は、図6(C)に示すように縦方向のブレンド部以外を調整除外領域605として設定した場合の、投影領域400aのテストパターンを撮像した撮像画像のマスク画像603を示す。マスク領域606は、撮像画像のうち調整に用いない領域である。
図4のS307では、CPU510(解析手段)は、S306で生成されたマスク画像を解析し、プロジェクタ100のパネル座標と撮像画像の座標とを対応付ける。
ここで、図7を用いて、プロジェクタ100のパネル座標と撮像画像の座標とを対応付ける処理について説明する。図7は、マスク画像および撮像画像解析処理を説明するための図である。
図4のS304で投影されるテストパターンは、テストパターンの撮像画像における、ある任意の座標が、プロジェクタ100のパネル上のどこに表示されているかを算出可能なテストパターンである。図7(A)は、マスク画像603を解析した結果を示す。図7(
A)に示すマスク画像603において、投影面400aのブレンド部には、12個の撮像
画像の座標が×印で示される。図7(B)は、プロジェクタ100aのパネルを表す。図7(B)に示すパネルには、図7(A)の投影面400aにおいて×印で示された撮像画像の座標に対応する、パネル上での座標(以下、パネル座標とも称する)が×印で示される。図7(A)の撮像画像の座標は、図7(B)のパネル座標と対応関係にある。例えば、図7(A)の撮像画像の座標610は、図7(B)のパネル座標611と対応している。
なお、図7(A)および図7(B)に示す例では、12個の座標による対応関係を図示して説明したが、撮像画像の座標とパネル座標とは、調整領域に含まれる任意の座標おいて対応づけることが可能である。CPU510は、マスク画像603の解析によって取得した、プロジェクタ100のパネル座標と撮像画像の座標との対応関係(対応する点群)の情報をRAM512に記録する。
図4のS308では、CPU510(取得手段)は、撮像画像と制御対象プロジェクタ100の表示映像との間の変換行列を取得する。具体的には、CPU510は、S307で取得したパネル座標と撮像画像の座標との対応関係から、プロジェクタ100のパネル座標と撮像画像の座標との変換関係を算出する。
変換関係の一例としては、射影変換行列があげられる。3×3の行列である射影変換行列を用いると、撮像画像上の任意の点の座標は、プロジェクタパネル上の対応する座標に変換することができる。また、プロジェクタパネル上の任意の点の座標は、撮像画像上の対応する座標に変換することができる。S308で算出された変換行列は、補正関数の一例である。なお、制御対象プロジェクタ100に対し、変換行列が既に算出されている場合、CPU510は、RAM512に格納された変換行列を取得すればよい。
CPU510は、算出した変換行列をRAM512に記録する。また、CPU510は、制御対象プロジェクタ100について、調整領域602に対する調整が終わったことを、RAM512に記録する。
なお、S304のテストパターン投影処理、S305のテストパターン撮像処理、S307の撮像画像の解析処理は対応関係があり、解析対象のテストパターンに応じて各処理が行われる。なお、プロジェクタのパネル座標と撮像画像の座標との対応付けが可能なテストパターンは、既知の技術で実現可能である。1台のプロジェクタ100につき複数の
テストパターンが用いられるアルゴリズムでは、S303からS306までの処理は、テストパターンの数に応じて複数回繰り返される。
S309では、CPU510は、RAM512を参照して、すべての調整対象プロジェクタ(PJ)100に対して、S302からS308までの調整処理が完了しているか否かを判定する。すべての調整対象プロジェクタ100に対して調整処理が完了している場合(S309:Yes)、処理はS310に進む。すべての調整対象プロジェクタ100に対して調整処理が完了していない場合(S309:No)、処理はS302に戻る。
S310では、CPU510は、ブレンド投影の全体形状の調整目標形状を設定する。例えば、CPU510は、通信部593を介して撮像装置600に撮像を指示し、撮像装置600から撮像画像を取得して表示部596に表示させる。ユーザは、操作部513を介して、表示部596に表示された撮像画像上で全体形状の調整目標となる4点(端点)を指定することにより調整目標形状を設定することができる。また、CPU510は、通信部593を介して、調整対象プロジェクタ100の表示部192に、調整目標となる4点を示すカーソル等を、ユーザの操作部513への入力に応じて表示させてもよい。さらに、CPU510は、撮像画像を解析し、スクリーン300の端点4点を取得し、調整目
標点として設定してもよい。
S311では、CPU510は、各調整対象プロジェクタ100の液晶パネル上での調整目標形状を算出する。調整目標形状は、S310で設定された全体形状の調整目標形状の4点と、S301で設定したブレンド幅の情報と、S308で算出した変換行列とを用いて算出される。CPU510(指示手段)は、各調整対象プロジェクタ100の液晶パネル上での調整目標形状に含まれる画像を変換行列によって補正する。CPU510は、補正した画像を、各プロジェクタ100に送信し、スクリーン300に投影するように指示する。なお、CPU510は、各プロジェクタ100に投影画像を補正させてもよい。この場合、CPU510は、各プロジェクタ100に対し、通信部593を介して当該プロジェクタ100での調整目標形状、変換行列および投影画像の情報を送信し、投影画像の補正および投影を指示する。
本実施形態では、プロジェクタ100の投影領域400のうち、ユーザが設定した一部の領域のみを用いて、プロジェクタ100の投影面全体に対する変換行列を算出し、その行列を用いて補正を行うという例を示した。
スクリーン300の全体が平面状で、ブレンド部とブレンド部以外とが同一平面とみなせる場合は、本実施形態の処理を行わずとも、ブレンド投影全体の形状を調整する過程で、プロジェクタ同士のブレンド部の位置や形状が合う。しかし、経年劣化や熱の影響などで、平面スクリーンが歪んでいて、ブレンド部とブレンド部以外が同一平面とみなせない場合がある。この場合、ブレンド部のうち平面状の部分を調整領域として設定し、設定した領域を用いて調整を行うことで、ブレンド部の形状を合わせることができる。そのため、歪んだスクリーン300に対して位置調整を行う場合は、本実施形態のように、ユーザが平面状の部分を調整領域として設定できるような処理が望ましい。
[変形例1]
上述の実施形態では、図4のS304およびS305において、制御対象プロジェクタ100の位置合わせに用いられるテストパターンが投影および撮像される。また、S306では、すべての調整対象のプロジェクタ100のテストパターンが投影および撮像される(図5のS320およびS321)。ユーザは、S321で撮像された撮像画像において、調整に用いる領域を設定する(S322)。これに対して変形例1では、図4のS306の処理のうち、各調整対象のプロジェクタ100のテストパターンの投影処理および撮像処理、ならびにユーザが調整領域を設定する処理(図5のS320からS322)をS304の前に行う。この場合、CPU510は、ユーザが設定した調整領域をRAM512に記録しておき、S305の処理の後、S306においてRAM512に記録された調整領域の情報を用いて、撮像画像にマスクを施す(図5のS323)。
[変形例2]
上述の実施形態および変形例1では、ユーザが設定した調整領域に応じて、撮像画像にマスクを施した。これに対し変形例2では、撮像画像にマスクを施す代わりに、まずS307で撮像画像を解析した後、解析結果のデータに対して、ユーザが入力した調整領域の情報に基づきフィルタリングを行う。変形例2におけるフィルタリング処理を、図4および図7を用いて説明する。
本変形例2では、CPU510は、図4のS306の処理のうち、テストパターンの投影処理および撮像処理、ならびにユーザが調整領域を設定する処理(図5のS320から
S322)の後、図5のS323および図4のS307の処理を行わない。CPU510
は、マスク画像を解析する代わりに、S305で撮像した撮像画像を解析する。
図7(C)は、S305で撮像した撮像画像607を解析した結果を示す。図7(D)は、プロジェクタ100のパネルにおいて、図7(C)の解析結果で示される座標に対応する座標を示す。図7(C)において×印で示される座標は、図7(D)の×印で示されるパネル座標と対応関係にある。例えば、図7(C)の撮像画像607における座標612は、図7(D)のパネル座標613と対応している。CPU510は、撮像画像607の解析によって取得した、プロジェクタ100のパネル座標と撮像画像607の座標との対応関係(対応する点群)の情報をRAM512に記録する。
変形例2のS308では、CPU510は、撮像画像607の解析により取得したパネル座標と撮像画像の座標との対応関係、および図5のS322でRAM512に記録した調整領域の情報を用いて、フィルタリング処理をする。フィルタリング処理は、調整領域に含まれる点(座標)以外を、対応関係の情報(点群リスト)から削除する処理である。
図7(E)および図7(F)は、フィルタリング処理をした後の撮像画像607の座標とプロジェクタ100のパネル座標との対応関係を示す。図7(E)において×印で示される座標は、図7(F)の×印で示されるパネル座標と対応関係にある。変形例2のS308では、フィルタリング処理された後の座標(点群)の対応関係に基づいて、プロジェクタ100のパネル座標と撮像画像の座標との変換行列を算出する。
[変形例3]
上述の実施形態および変形例1、2では、ユーザは、調整領域を撮像画像上で設定する。これに対し変形例3では、ユーザは、スクリーン300への投影面上で調整領域を設定する。例えば、CPU510は、ユーザの操作部513への入力に応じて、制御対象プロジェクタ100の投影面に、調整領域の端点を示すカーソル等を表示することができる。すなわち、ユーザは、操作部513介して、投影面上で複数の端点を指定し、各端点をつないで囲まれる領域を調整領域として設定することができる。
CPU510は、投影面上のカーソル位置(端点)を、撮像装置600に撮像させ、撮像画像を解析することで、ユーザが設定した調整領域を特定することができる。調整領域の設定以外の処理は、実施形態または他の変形例と同様であるため、説明を省略する。
なお、投影面上の調整領域は、プロジェクタ100のパネル座標上で設定されてもよい。また、投影面上で設定された調整領域を用いて、変形例2と同様に、撮像画像の解析データがフィルタリング処理されてもよい。
また、投影面上での調整領域の設定は、調整対象プロジェクタ100ごとに行ってもよく、調整対象プロジェクタ100全体に対して行ってもよい。調整対象プロジェクタ100全体に対して調整領域を設定した場合、各プロジェクタ100の調整領域は、プロジェクタ100のパネル座標と撮像画像の座標との変換行列から算出することができる。
なお、上記の各実施形態や各変形例の各機能部は、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよい。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の複数の機能のそれぞれが、個別のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の2つ以上の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能部は、ASIC、FPGA、DSPなどのハードウェアによって実現されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、装置が、プロセッサと、制御プログラムが格納されたメモリ(記憶媒体)とを有していてもよい。そして、装置が有する少なくとも一部の機能部の機能が、プロセッサがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現されてもよい。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
500 情報処理装置
510 CPU
513 操作部
593 通信部

Claims (9)

  1. プロジェクタが投影するテストパターンの投影画像を撮像した撮像画像を取得する画像取得手段と、
    ユーザから前記撮像画像における調整領域の設定を受け付ける受付手段と、
    前記調整領域の前記撮像画像における座標と、前記テストパターンにおける座標との対応関係を解析する解析手段と、
    前記解析手段が解析した前記対応関係に基づいて、前記プロジェクタが投影する画像を補正するための補正関数を取得する取得手段と、を備える、
    情報処理装置。
  2. 前記補正関数によって補正された画像を投影するように前記プロジェクタに指示する指示手段を、さらに備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記解析手段は、前記撮像画像において、前記プロジェクタの投影領域のうち前記調整領域に含まれない領域を除外したマスク画像を生成し、前記マスク画像の前記撮像画像における座標と、前記テストパターンにおける座標との前記対応関係を解析する
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記解析手段は、前記プロジェクタの投影領域の前記撮像画像における座標と、前記テストパターンにおける座標との前記対応関係を解析し、前記調整領域の画像に含まれない座標に対する前記対応関係を削除する
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 前記受付手段は、前記ユーザが表示部に表示された前記撮像画像に対して設定した前記調整領域の情報を受け付ける
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記受付手段は、前記ユーザが前記投影画像に対して設定した前記調整領域の情報を受け付ける
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 投影画像の少なくとも一部を重ねて投影する複数のプロジェクタと、
    前記投影画像を撮像する撮像装置と、
    前記投影画像を補正した画像を投影するように前記複数のプロジェクタに指示する情報処理装置と、を含み、
    前記情報処理装置は、
    前記プロジェクタが投影するテストパターンの投影画像を、前記撮像装置により撮像した撮像画像を取得する画像取得手段と、
    ユーザから前記撮像画像における調整領域の設定を受け付ける受付手段と、
    前記調整領域の前記撮像画像における座標と前記テストパターンにおける座標との対応関係を解析する解析手段と、
    前記解析手段が解析した前記対応関係に基づいて、前記プロジェクタが投影する画像を補正するための補正関数を取得する取得手段と、を備える、
    投影システム。
  8. プロジェクタが投影するテストパターンの投影画像を撮像した撮像画像を取得する画像取得ステップと、
    ユーザから前記撮像画像における調整領域の設定を受け付ける受付ステップと、
    前記調整領域の前記撮像画像における座標と前記テストパターンにおける座標との対応関係を解析する解析ステップと、
    前記解析ステップにおいて解析した前記対応関係に基づいて、前記プロジェクタが投影する画像を補正するための補正関数を取得する取得ステップと、を含む、
    情報処理方法。
  9. コンピュータを、請求項1から6のいずれか1項に記載された情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022193739A1 (zh) * 2021-03-19 2022-09-22 深圳市火乐科技发展有限公司 投影图像调整方法、装置、存储介质及电子设备

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