JP2014007471A - ヒステリシスコンパレータ回路及びヒステリシスコンパレータ回路の制御方法 - Google Patents

ヒステリシスコンパレータ回路及びヒステリシスコンパレータ回路の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造ばらつきがヒステリシス電圧へ与える影響を抑制することができる、ヒステリシスコンパレータ回路及びヒステリシスコンパレータ回路の制御方法を提供する。
【解決手段】定電流源22と差動対回路26との間に、出力b1及び出力a1に応じて動作する切替回路24と、抵抗Rと、を備えており、切替回路24により、切替回路24の同一のPMOSトランジスタ(MP2、MP3)を経由して定電流源22から差動対回路26への電流を流れるように電流の経路を切り替えている。切替回路24のPMOSトランジスタMP2と差動対回路26のPMOSトランジスタMP4とは直列に接続され、切替回路24のPMOSトランジスタMP3と、差動対回路26のPMOSトランジスタMP5とは直列に接続され、抵抗Rは、PMOSトランジスタMP2及びPMOSトランジスタMP3のドレイン間に接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒステリシスコンパレータ回路及びヒステリシスコンパレータ回路の制御方法に関するものである。
一般に、コンパレータ回路(比較回路)の一種として、ノイズ等のわずかな電圧差でコンパレータが動作して不安定になるのを防止するヒステリシスコンパレータ回路が知られている。
例えば、特許文献1には、差動回路と、カレントミラー負荷と、オフセット電圧制御手段とを備えたヒステリシスコンパレータ回路が記載されている。当該ヒステリシスコンパレータ回路では、差動回路の一方のPNPトランジスタに入力される信号電圧と、もう一方のPNPトランジスタに入力される端子の信号電圧を比較し、比較結果を出力段から出力する。このヒステリシスコンパレータ回路では、差動回路をなすPNPトランジスタのエミッタ間にオフセット電圧制御手段とし可変抵抗を設け、当該可変抵抗によりヒステリシス幅を可変としている。
また例えば、特許文献2には、差動対の一方の入力端子と、当該差動対のもう一方に入力される端子の信号電圧を比較し、当該比較結果を出力段から出力信号として出力するヒステリシスコンパレータ回路が記載されている。当該ヒステリシスコンパレータ回路では、差動対の電流源に接続される共通接続点と各差動対の入力端子との間にそれぞれ抵抗及びスイッチからなる電位差可変手段を備え、出力段からの出力に応じて、電位差可変手段のスイッチをオン、オフすることによりヒステリシス電圧を得ている。
特開平10−48270号公報 特開2004−194124号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のヒステリシスコンパレータ回路では、カレントミラー負荷の製造ばらつきの影響等により、ヒステリシス電圧に影響を及ぼす懸念がある。
また、上記特許文献2に記載のヒステリシスコンパレータ回路では、出力段の出力に応じてスイッチをオン、オフするため、スイッチオン抵抗値によりヒステリシス電圧及びヒステリシス幅がプロセス変動(製造ばらつき等)の影響を受ける。プロセス変動の影響を少なくするためには、ヒステリシス電圧を決めている抵抗の抵抗値をスイッチのオン抵抗値に対して十分大きな値、またはスイッチのオン抵抗値を、ヒステリシス電圧を決めている抵抗の抵抗値より十分小さな値にする必要がある。
ヒステリシス電圧を決めている抵抗値がスイッチのオン抵抗値に対して十分大きな値の場合、差動対の電流源の電流を小さくしなければならない為、アンプのスルーレート、帯域に影響がある。またスイッチのオン抵抗値がヒステリシス電圧を決めている抵抗値より十分小さな値の場合、スイッチの面積を大きくしなければならないため、レイアウト面積の増大や高温でのオフリーク電流によりヒステリシス電圧に影響を及ぼす等の問題があった。
本発明は、上述した問題を解決するために提案されたものであり、製造ばらつきがヒステリシス電圧へ与える影響を抑制することができる、ヒステリシスコンパレータ回路及びヒステリシスコンパレータ回路の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のヒステリシスコンパレータ回路は、 第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子を含み、前記第1スイッチング素子に入力される入力信号と前記第2スイッチング素子に入力される入力信号との比較結果に応じて動作する差動対回路と、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に電流を供給する電流源と、前記差動対回路に接続された抵抗素子と、前記比較結果を出力する出力段回路と、前記抵抗素子に接続され、かつ前記電流源から前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のいずれか一方に前記抵抗素子を介して電流が流れ、他方に前記抵抗素子を介さずに電流が流れるように前記出力段回路の出力に応じて電流の流れる経路を切り替える切替回路と、を備える。
また、本発明のヒステリシスコンパレータ回路の制御方法は、第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子を含む差動対回路の前記第1スイッチング素子に入力される入力信号と前記第2スイッチング素子に入力される入力信号との比較結果に応じて前記差動対回路を動作させる差動対回路動作工程と、前記比較結果を出力する出力工程と、前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に電流を供給する電流源から前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のいずれか一方に前記差動対回路に接続された抵抗素子を介して電流が流れ、他方に前記抵抗素子を介さずに電流が流れるように前記出力工程の出力に応じて電流の流れる経路を切り替える切替工程と、を備える。
本発明によれば、製造ばらつきがヒステリシス電圧へ与える影響を抑制することができる、という効果を奏する。
第1の実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路の一例の概略構成を示す概略構成図である。 第1の実施の形態のバイアス電源としてのカスコード電流源の一例の概略構成を示す概略構成図である。 第1の実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路の動作波形の一例を示す波形図である。 第1の実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路の動作における電流Iの流れを説明するための概略構成図である。 第1の実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路の動作における電流Iの流れを説明するための概略構成図である。 第2の実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路の一例の概略構成を示す概略構成図である。 本実施の形態のその他のヒステリシスコンパレータ回路の一例の概略構成を示す概略構成図である。 本実施の形態のその他のヒステリシスコンパレータ回路の一例の概略構成を示す概略構成図である。
[第1の実施の形態]
以下、本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路について、図面を参照して説明する。図1に、本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路の一例の概略構成図を示す。
本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路10は、差動段20、出力段30、インバータU1、及びインバータU2を備えている。ヒステリシスコンパレータ回路10は、差動段20に入力される入力信号INPと入力信号INNとを比較し、出力段30の出力b1をインバータU1及びインバータU2を介し、出力outを比較結果として外部に出力する機能を有している。
本実施の形態の差動段20は、定電流源22、切替回路24、抵抗R、差動対回路26、及びカレントミラー回路28を備えている。定電流源22は、PMOSトランジスタMP1により構成されており、PMOSトランジスタMP1のゲート端子には、バイアス電圧VBBが接続されている。ソース端子には、供給電圧VDDが接続されており、ドレイン端子には、切替回路24が接続されている。
切替回路24は、PMOSトランジスタMP2及びPMOSトランジスタMP3を備えている。PMOSトランジスタMP2のゲート端子には、インバータU1の出力a1が接続されている。一方、PMOSトランジスタMP3のゲート端子には、出力段30の出力b1が接続されている。PMOSトランジスタMP2及びPMOSトランジスタMP3のソース端子には、PMOSトランジスタMP1が接続されている。
差動対回路26は、PMOSトランジスタMP4及びPMOSトランジスタMP5を備えている。PMOSトランジスタMP4のゲート端子には、入力信号INNが入力される。一方、PMOSトランジスタMP5のゲート端子には、入力信号INPが入力される。
切替回路24のPMOSトランジスタMP2のドレイン端子と差動対回路26のPMOSトランジスタMP4のソース端子とは直列接続されている。また、切替回路24のPMOSトランジスタMP3のドレイン端子と差動対回路26のPMOSトランジスタMP5のソース端子とは直列接続されている。
抵抗Rは、一端がPMOSトランジスタMP2とPMOSトランジスタMP4との間に接続され、他端がPMOSトランジスタMP3とPMOSトランジスタMP5との間に接続されている。
従って、切替回路24のPMOSトランジスタMP2と差動対回路26のPMOSトランジスタMP5とは、抵抗Rを介して接続されている。また、切替回路24のPMOSトランジスタMP3と差動対回路26のPMOSトランジスタMP4とは、抵抗Rを介して接続されている。
本実施の形態の抵抗Rは、ヒステリシス電圧(ヒステリシス幅)を決定する機能を有するものである。
また、本実施の形態の切替回路24は、定電流源22から抵抗Rを介して流れる電流の経路を切り替える機能を有している。具体的には、切替回路24は、定電流源22から抵抗Rを介して、PMOSトランジスタMP4及びPMOSトランジスタMP5の何れに電流を流すかを切り替える。
カレントミラー回路28は、NMOSトランジスタMN1及びNMOSトランジスタMN2を備えている。NMOSトランジスタMN1及びNMOSトランジスタMN2のゲート端子は、差動対回路26のPMOSトランジスタMP4のドレイン端子に接続されている。NMOSトランジスタMN1のドレイン端子はPMOSトランジスタMP4のドレイン端子に接続されており、ソース端子は、GND電圧に接続されている。NMOSトランジスタMN2のドレイン端子はPMOSトランジスタMP5のドレイン端子に接続されており、ソース端子は、GND電圧に接続されている。
なお、本実施の形態では、差動段20内のMOSのサイズは、PMOSトランジスタMP2=PMOSトランジスタMP3、PMOSトランジスタMP4=PMOSトランジスタMP5、NMOSトランジスタMN1=NMOSトランジスタMN2としている。
出力段30は、定電流源32としてのPMOSトランジスタMP6と、NMOSトランジスタMN3とを備えている。
定電流源32であるPMOSトランジスタMP6のゲート端子には、バイアス電圧VBBが接続されている。ソース端子には、供給電圧VDDが接続されている。NMOSトランジスタMN3のゲート端子は、差動段20の出力が接続されている。ソース端子には、GND電圧が接続されている。PMOSトランジスタMP6のドレイン端子とNMOSトランジスタMN3のドレイン端子とは直列接続されている。
出力段30からは、PMOSトランジスタMP6と、NMOSトランジスタMN3との間の電圧が出力b1として出力される。本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路10では、出力段30の出力b1がインバータU1に入力され、インバータU1の出力a1がインバータU2に入力され、インバータU2の出力outが比較結果として外部に出力される。
定電流源22及び定電流源32に供給されるバイアス電圧VBBを供給するバイアス電源は特に限定されないが、例えば、カスコード電流源を用いてバイアス電圧を生成するものであってもよい。このようなカスコード電流源を用いたバイアス電源の一例の概略構成図を図2に示す。図2(A)にカスコード電流源の一例を示し、(B)に(A)のカスコード電流源を用いたバイアス電源の一例を示す。図2(B)に示したバイアス電源の場合、NMOSトランジスタM1のゲート端子、及びNMOSトランジスタM2のゲート端子に入力される電位が固定電位となる。また、NMOSトランジスタM2のゲート端子、及びNMOSトランジスタM4のゲート端子に入力される電位が固定電位となり、当該固定電位がバイアス電圧VBBとして、ヒステリシスコンパレータ回路10に供給される。
次に、本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路10の動作について説明する。図3に、本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路10の動作波形の一例を示す。
まず、入力信号INNを基準電位とし、入力信号IPPの電位が上昇していく場合(図3、t0〜t2の期間)の動作について説明する。
入力信号INP<入力信号INNの期間は、PMOSトランジスタMP4がオフ状態に、PMOSトランジスタMP5がオン状態になる。NMOSトランジスタMN3がオン状態になり、出力b1は「L」レベルに、出力a1は「H」レベルに、出力信号outは「L」レベルになる。従って、PMOSトランジスタMP2はオフ状態に、PMOSトランジスタMP3はオン状態になる。
これにより、図4に示すように、PMOSトランジスタMP1、PMOSトランジスタMP3、及び抵抗Rを介して、差動対回路26のPMOSトランジスタMP4に電流が流れる。また、PMOSトランジスタMP1及びPMOSトランジスタMP3を介して差動対回路26のPMOSトランジスタMP5に電流が流れる。この際、コンパレータのオフセットは無視し、PMOSトランジスタMP1を介して流れる電流を電流Iとすると、PMOSトランジスタMP4及びPMOSトランジスタMP5には、ほぼ同等のI/2の電流が流れる。このI/2の電流と、抵抗Rとによりヒステリシス電圧(I/2×R)が発生する。
そのため、入力信号INP<入力信号INN+I/2×Rの期間(図3、t0〜t1の期間)、出力信号outは「L」レベルになる。
入力信号INPが入力信号INN+I/2×R以上になる(入力信号INP≧入力信号INN+I/2×R)と、PMOSトランジスタMP4がオン状態に、PMOSトランジスタMP5がオフ状態に変化する。NMOSトランジスタMN3がオフ状態に変化し、出力b1は「H」レベルに、出力a1は「L」レベルに、出力信号outは「H」レベルに変化する。従って、PMOSトランジスタMP2はオン状態に、PMOSトランジスタMP3はオフ状態になる。
これにより、図5に示すように、PMOSトランジスタMP1及びPMOSトランジスタMP2を介して、差動対回路26のPMOSトランジスタMP4に電流が流れる。また、PMOSトランジスタMP1、PMOSトランジスタMP3、及び抵抗Rを介して、差動対回路26のPMOSトランジスタMP5に電流が流れる。PMOSトランジスタMP4及びPMOSトランジスタMP5には、ほぼ同等のI/2の電流が流れる。
次に、入力信号INNを基準電位とし、入力信号IPPの電位が減少していく場合(図3、t2〜t4の期間)の動作について説明する。
上述したように、PMOSトランジスタMP4及びPMOSトランジスタMP5には、ほぼ同等のI/2の電流が流れている。このI/2の電流と、抵抗Rとによりヒステリシス電圧(I/2×R)が発生する。
そのため、入力信号INPが入力信号INN−I/2×R未満(図3、t3)になると、PMOSトランジスタMP4がオフ状態に、PMOSトランジスタMP5がオン状態に変化する。NMOSトランジスタMN3がオン状態に変化し、出力b1は「L」レベルに、出力a1は「H」レベルに、出力信号outは「L」レベルに変化する。PMOSトランジスタMP2はオフ状態に、PMOSトランジスタMP3はオン状態になる。
従って、本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路10のヒステリシス幅は、I/2×R+I/2×R=I×Rとなる。
このように本実施の形態では、定電流源22と差動対回路26との間に、出力b1及び出力a1に応じて動作する切替回路24と、抵抗Rと、を備えており、切替回路24により、切替回路24の一方のPMOSトランジスタ(MP2またはMP3)を共通に経由して定電流源22から差動対回路26へ電流が流れるように電流の経路を切り替えている。切替回路24のPMOSトランジスタMP2と差動対回路26のPMOSトランジスタMP4とは直列に接続され、切替回路24のPMOSトランジスタMP3と、差動対回路26のPMOSトランジスタMP5とは直列に接続され、抵抗Rは、PMOSトランジスタMP2及びPMOSトランジスタMP3のドレイン間に接続されている。
これにより、PMOSトランジスタMP2及びPMOSトランジスタMP3の製造ばらつきがヒステリシス電圧に与える影響を抑制することができるという効果が得られる。
また、切替回路24で切り替えたいずれの経路においても共通の抵抗Rを経由するため、抵抗Rの製造ばらつきがヒステリシス電圧に与える影響を抑制することができるという効果が得られる。また、PMOSトランジスタMP2及びPMOSトランジスタMP3のオン抵抗の影響を受けずに差動対回路26に流れる定電流Iの電流値と、抵抗Rの抵抗値とで、ヒステリシス電圧を容易に決定することができるという効果が得られる。
[第2の実施の形態]
本実施の形態は、第1の実施の形態と略同様の構成及び動作を含むため、略同様の構成及び動作についてはその旨を記し、詳細な説明を省略する。
図6に、本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路の一例の概略構成図を示す。
本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路10は、さらに、インバータU1の出力a1とインバータU2の出力outとが入力されるRSラッチ回路40を備えている。
RSラッチ回路40は、NANDゲートU3及びNANDゲートU4を備えている。NANDゲートU3には、インバータU1の出力a1とNANDゲートU4の出力a2とが入力される。また、NANDゲートU3の出力b2は、切替回路24のPMOSトランジスタMP3のゲート端子に接続されている。
一方、NANDゲートU4には、インバータU2の出力outとNANDゲートU3の出力b2とが入力される。また、NANDゲートU4の出力a2は、切替回路24のPMOSトランジスタMP2のゲート端子に接続されている。
本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路10のその他の構成は、第1の実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路10と同様の構成としている。
次に、本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路10の動作について説明する。なお、本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路10の動作波形は、第1の実施の形態(図3参照)と略同様になる。
まず、入力信号INNを基準電位とし、入力信号IPPの電位が上昇していく場合(図3、t0〜t2の期間)の動作について説明する。
入力信号INP<入力信号INN+I/2×Rの期間(図3、t0〜t1の期間)、出力段30の出力b1は「L」レベル、インバータU1の出力a1は「H」レベル、インバータU2の出力信号outは「L」レベルになる。このとき、RSラッチ回路40では、NANDゲートU4の出力a2が「H」レベルになり、NANDゲートU3の出力b2が「L」レベルになる。
入力信号INPが入力信号INN+I/2×Rを超える(入力信号INP≧入力信号INN+I/2×R)と、第1の実施例と同様に、出力段30の出力b1は「H」レベルに、インバータU1の出力a1は「L」レベルに、インバータU2の出力outは「H」レベルに変化する。
出力a1が「L」レベルに変化したため、RSラッチ回路40のNANDゲートU3の出力b2が「H」レベルに変化する。出力b2のレベル変化後、「H」レベルの出力b2と、「H」レベルの出力outとにより、NANDゲートU4の出力a2が「L」レベルに変化する。
従って、出力b2の「H」レベルへの変化に応じて切替回路24のPMOSトランジスタMP3がオン状態からオフ状態に変化した後、出力a2の「L」レベルへの変化に応じて切替回路24のPMOSトランジスタMP2がオフ状態からオン状態に変化する。
次に、入力信号INNを基準電位とし、入力信号IPPの電位が減少していく場合(図3、t2〜t4の期間)の動作について説明する。
入力信号INPが入力信号INN−I/2×R未満(図3、t3)になると、出力b1は「L」レベルに、出力a1は「H」レベルに、出力outは「L」レベルに変化する。
出力outが「L」レベルに変化したため、RSラッチ回路40のNANDゲートU4の出力a2が「H」レベルに変化する。出力a2のレベル変化後、「H」レベルの出力a2と、「H」レベルの出力a1とにより、NANDゲートU3の出力b2が「L」レベルに変化する。
従って、出力a2の「H」レベルへの変化に応じて切替回路24のPMOSトランジスタMP2がオン状態からオフ状態に変化した後、出力b2の「L」レベルへの変化に応じて切替回路24のPMOSトランジスタMP3がオフ状態からオン状態に変化する。
すなわち、本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路10では、入力信号INNを基準電位とし、入力信号IPPの電位が上昇していく場合、入力信号INPが入力信号INN+I/2×R以上になる際に、切替回路24のPMOSトランジスタMP3がオン状態からオフ状態に変化した後、PMOSトランジスタMP2がオフ状態からオン状態に変化する。また、入力信号INNを基準電位とし、入力信号IPPの電位が減少していく場合、入力信号INPが入力信号INN−I/2×R未満になる際に、切替回路24のPMOSトランジスタMP2がオン状態からオフ状態に変化した後、PMOSトランジスタMP3がオフ状態からオン状態に変化する。
このように本実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路10では、上記第1の実施の形態のヒステリシスコンパレータ回路で得られた効果と同様の効果が得られると共に、PMOSトランジスタMP2及びPMOSトランジスタMP3のオン/オフがほぼ同時に切り替わることがないため、出力outのチャタリングを防止することができる、という効果が得られる。
なお、上記各実施の形態で説明したヒステリシスコンパレータ回路10、差動段20、出力段30、RSラッチ回路40等の構成及び動作等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記各実施の形態では、定電流源22及び定電流源32をPMOSトランジスタで構成した場合について説明したがNMOSトランジスタで構成してもよい。また例えば、ヒステリシスコンパレータ回路10のヒステリシス幅の許容範囲が広い場合は、抵抗素子Rの代わりにMOSトランジスタを抵抗素子とし、当該MOSトランジスタのON抵抗を用いるようにしてもよい。また、ヒステリシス幅を可変としたい場合は、抵抗素子Rを可変抵抗としてもよい。
その他例えば、上記各実施の形態では、切替回路24のPMOSトランジスタMP3のゲート端子は、出力段30の出力b1に接続されていたが、インバータU2の出力outに接続されるように構成してもよい。
また例えば、上記各実施の形態では、切替回路24をPMOSトランジスタで構成した場合について説明したが、NMOSトランジスタで構成してもよい。この場合のヒステリシスコンパレータ回路10の具体的一例を図7に示す。図7に示したヒステリシスコンパレータ回路10では、切替回路24をNMOSトランジスタMN4及びNMOSトランジスタMN5で構成している。この場合、NMOSトランジスタMN4は、出力段30の出力b1に接続され、NMOSトランジスタMN5は、インバータU1の出力が出力されるように構成することにより、上記各実施の形態と略同様に動作する。
さらに、上記第2の実施の形態では、RSラッチ回路40のNANDゲートU3にインバータU1の出力a1が入力され、NANDゲートU4にインバータU2の出力outが入力されるように構成したが、図8に示した具体的一例のように、NANDゲートU4出力段30の出力b1が入力されるように構成してもよい。
10 ヒステリシスコンパレータ回路
20 差動段
22、32 定電流源
24 切替回路
26 差動対回路
28 カレントミラー回路
30 出力段(出力段回路)
40 RSラッチ回路(制御回路)
MP1〜MP6 PMOSトランジスタ(MP2 第3スイッチング素子、MP3 第4スイッチング素子、MP4 第1スイッチング素子、MP5 第2スイッチング素子)
U1、U2 インバータ(U1 第1インバータ回路、U2 第2インバータ回路)
U3、U4 NANDゲート(U3 第1NAND回路、U4 第2NAND回路)

Claims (8)

  1. 第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子を含み、前記第1スイッチング素子に入力される入力信号と前記第2スイッチング素子に入力される入力信号との比較結果に応じて動作する差動対回路と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に電流を供給する電流源と、
    前記差動対回路に接続された抵抗素子と、
    前記比較結果を出力する出力段回路と、
    前記抵抗素子に接続され、かつ前記電流源から前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のいずれか一方に前記抵抗素子を介して電流が流れ、他方に前記抵抗素子を介さずに電流が流れるように前記出力段回路の出力に応じて電流の流れる経路を切り替える切替回路と、
    を備えたヒステリシスコンパレータ回路。
  2. 前記切替回路は、前記第1スイッチング素子と直列に接続された第3スイッチング素子、及び前記第2スイッチング素子と直列に接続された第4スイッチング素子を備える、請求項1に記載のヒステリシスコンパレータ回路。
  3. 前記切替回路は、前記第3スイッチング素子がオン状態になることにより、前記電流源から前記第2スイッチング素子に前記抵抗を介して電流が流れ、前記第1スイッチング素子に前記抵抗を介さずに電流が流れる経路と、前記第4スイッチング素子がオン状態になることにより、前記電流源から前記第1スイッチング素子に前記抵抗を介して電流が流れ、前記第2スイッチング素子に前記抵抗を介さずに電流が流れる経路とを切り替える、請求項1または請求項2に記載のヒステリシスコンパレータ回路。
  4. 前記第3スイッチング素子の制御端子には、前記出力段回路の出力と同レベルの信号が入力され、前記第4スイッチング素子の制御端子には、前記出力段回路の出力と逆レベルの信号が入力される、請求項2または請求項3に記載のヒステリシスコンパレータ回路。
  5. 前記出力段回路の出力が入力される第1インバータ回路、及び前記第1インバータ回路の出力が入力される第2インバータ回路を備え、前記第3スイッチング素子の制御端子は、前記第1インバータ回路の出力に接続されており、前記第4スイッチング素子の制御端子は、前記出力段回路の出力または前記第2インバータ回路の出力に接続されている、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のヒステリシスコンパレータ回路。
  6. 前記出力段の出力と同レベルの信号、及び前記出力段の出力と逆レベルの信号が入力され、前記切替回路の前記経路の切替を制御する制御信号を前記切替回路に出力する制御回路を備えた、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のヒステリシスコンパレータ回路。
  7. 前記制御回路は、前記出力段の出力と逆レベルの信号が入力され、かつ前記制御信号を出力する第1NAND回路と、前記出力段の出力と同レベルの信号が入力され、かつ前記制御信号を出力する第2NAND回路と、を備えたRSラッチ回路である、請求項6に記載のヒステリシスコンパレータ回路。
  8. 第1スイッチング素子及び第2スイッチング素子を含む差動対回路の前記第1スイッチング素子に入力される入力信号と前記第2スイッチング素子に入力される入力信号との比較結果に応じて前記差動対回路を動作させる差動対回路動作工程と、
    前記比較結果を出力する出力工程と、
    前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子に電流を供給する電流源から前記第1スイッチング素子及び前記第2スイッチング素子のいずれか一方に前記差動対回路に接続された抵抗素子を介して電流が流れ、他方に前記抵抗素子を介さずに電流が流れるように前記出力工程の出力に応じて電流の流れる経路を切り替える切替工程と、
    を備えたヒステリシスコンパレータ回路の制御方法。
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