JP7187904B2 - 増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、Rail to Rail入力の構成の増幅器に関する。
従来、Pチャネル型MOSFETから構成された差動入力段と、Nチャネル型MOSFETから構成された差動入力段と、を備えたデュアル入力構成の増幅器が知られている。このような増幅器は、Rail to Rail入力の構成であり、グランドから電源電圧までの全範囲を入力電圧範囲とすることができる。特許文献1には、このような構成の増幅器が開示されている。
特許第4395067号公報
増幅器におけるオフセット補正のための構成としては、差動入力段に微小な補正電流を足し引きすることにより実現される構成が一般的である。Rail to Rail入力の構成の増幅器に対し、このような一般的なオフセット補正の構成を適用する場合、次のような問題が生じる。すなわち、Rail to Rail入力構成の増幅器は、入力電圧が所定の下側閾値以下である低い電圧範囲ではPチャネル側の差動入力段だけが動作する動作状態となり、入力電圧が所定の上側閾値以上である高い電圧範囲ではNチャネル側の差動入力段だけが動作する動作状態となる。
また、上記増幅器は、入力電圧が下側閾値より高く且つ上側閾値未満である中間の電圧範囲では2つの差動入力段の双方が動作する動作状態となる。しかし、オフセット補正が可能となるのは、それら3つの動作状態のうちいずれか1つとなるため、残りの動作状態では、補正電流が出力段に影響を及ぼすことによりオフセットが発生してしまう。つまり、このような構成では、入力電圧が低い範囲から高い範囲まで精度良くオフセットを補正することができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、入力電圧が低い範囲から高い範囲までオフセットを精度良く補正することができる増幅器を提供することにある。
請求項1に記載の増幅器は、Pチャネル型MOSFET(Q1、Q2)を有する第1差動入力段(2)と、Nチャネル型MOSFET(Q3、Q4)を有する第2差動入力段(3)と、を備えたRail to Rail入力の構成となっており、第1差動入力段および第2差動入力段のそれぞれに与えられる差動の入力電圧に応じた出力電圧を出力する。このような構成の増幅器は、第1差動入力段で発生するオフセットを補正するための補正電流を第1差動入力段の出力ノードにし込む第1補正回路(11)と、第2差動入力段で発生するオフセットを補正するための補正電流を第2差動入力段の出力ノードから引き抜く第2補正回路(12)と、切替回路(13、32、42、52、72)と、を備える。切替回路は、入力電圧に応じて第1補正回路および第2補正回路を動作状態または非動作状態のいずれかに切り替える。
前述した通り、Rail to Rail入力構成の増幅器は、入力電圧に依存して、3つの動作状態のうちいずれかとなる。上記構成では、切替回路が入力電圧に応じて第1補正回路および第2補正回路の動作の状態を切り替えることにより、これら3つの動作状態のそれぞれにおいてオフセット補正を行うことができる。したがって、上記構成によれば、入力電圧が低い範囲から高い範囲までオフセットを精度良く補正することができるという優れた効果が得られる。
請求項に記載の増幅器において、切替回路は、入力電圧が所定の下側閾値以下である場合、つまり入力電圧が低い範囲である場合には、第1補正回路を動作状態にするとともに第2補正回路を非動作状態とする。これにより、第1差動入力段だけが動作する動作状態となる入力電圧が低い範囲である場合、第1補正回路の動作によりオフセット補正が行われる。また、切替回路は、入力電圧が所定の上側閾値以上である場合、つまり入力電圧が高い範囲である場合には、第1補正回路を非動作状態にするとともに第2補正回路を動作状態とする。これにより、第2差動入力段だけが動作する動作状態となる入力電圧が高い範囲である場合、第2補正回路の動作によりオフセット補正が行われる。
さらに、切替回路は、入力電圧が下側閾値より高く且つ上側閾値未満である場合、つまり入力電圧が中間の範囲である場合には、第1補正回路および第2補正回路の双方を動作状態とする。これにより、第1差動入力段および第2差動入力段の双方が動作する動作状態となる入力電圧が中間の範囲である場合、第1補正回路および第2補正回路の動作によりオフセット補正が行われる。このように、上記構成によれば、入力電圧の全範囲にわたるオフセットの補正を確実に実行することができる。
第1実施形態に係る増幅器の構成を模式的に示す図 比較例に係る増幅器の構成を模式的に示す図 比較例に係る低電圧側補正が行われる際の増幅器の入力電圧および出力オフセットの関係を示す図 比較例に係る高電圧側補正が行われる際の増幅器の入力電圧および出力オフセットの関係を示す図 比較例に係る中間電圧側補正が行われる際の増幅器の入力電圧および出力オフセットの関係を示す図 第1実施形態に係る増幅器の入力電圧および出力オフセットの関係を示す図 第1変形例に係る増幅器の構成を模式的に示す図 第2変形例に係る増幅器の構成を模式的に示す図 第2実施形態に係る増幅器の構成を模式的に示す図 第3実施形態に係る増幅器の構成を模式的に示す図
以下、複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1~図6を参照して説明する。
図1に示す増幅器1は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの半導体集積回路に適用される。増幅器1は、第1差動入力段2および第2差動入力段3を備えたデュアル入力構成の増幅器であり、端子P1、P2を介して電源電圧VDDの供給を受けて動作する。増幅器1は、Rail to Rail入力の構成となっており、回路の基準電位となるグランド(例えば0V)から電源電圧VDDまでの全範囲を入力電圧範囲とすることができる。なお、以下の説明および図1などでは、グランドのことをGNDとも称する。
第1差動入力段2は、Pチャネル型MOSFETであるトランジスタQ1、Q2を有する。トランジスタQ1、Q2は、第1差動入力段2における差動対を構成している。トランジスタQ1のゲートは、増幅器1の反転入力端子となる端子P3に接続されている。トランジスタQ2のゲートは、増幅器1の非反転入力端子となる端子P4に接続されている。なお、以下の説明および図1などでは、端子P3の電圧を入力電圧VINMと称するとともに、端子P4の電圧を入力電圧VINPと称する。
トランジスタQ1、Q2の各ソースは、共通接続されるとともに、電流源4を介して端子P1に接続される電源線Ldに接続されている。電流源4は、第1差動入力段2のソース共通電流、つまりテール電流を決定するものである。トランジスタQ1、Q2の各ドレインは、第1差動入力段2の出力ノードに相当するものであり、増幅器1の出力段5に接続されている。
第2差動入力段3は、Nチャネル型MOSFETであるトランジスタQ3、Q4を有する。トランジスタQ3、Q4は、第2差動入力段3における差動対を構成している。トランジスタQ3のゲートは、端子P3に接続されている。トランジスタQ4のゲートは、端子P4に接続されている。トランジスタQ3、Q4の各ソースは、共通接続されるとともに、電流源6を介して端子P2に接続されるグランド線Lgに接続されている。電流源6は、第2差動入力段3のテール電流を決定するものである。
トランジスタQ3、Q4の各ドレインは、第2差動入力段3の出力ノードに相当するものであり、出力段5に接続されている。出力段5は、第1差動入力段2の出力と第2差動入力段3の出力とを入力し、それらを合成して出力する構成となっている。このような出力段5の具体的な構成としては、Rail to Rail入力構成の増幅器において用いられる一般的な各種の構成を採用することができる。
増幅器1は、上記した各構成、つまり一般的なRail to Rail入力構成の増幅器が備える構成に加え、電流源7~10およびトランジスタQ5~Q8を備えている。電流源7、8は、第1差動入力段2に対する補正電流を流す第1補正回路11を構成している。この場合、第1補正回路11は、第1差動入力段2の出力ノードに補正電流を流し込む構成となっている。電流源7、8は、例えば増幅器1の製造段階において補正電流が所望する値となるように調整を行うため、その電流値が可変となっているが、増幅器1の動作中には調整により決定された固定の電流を流すようになっている。トランジスタQ5、Q6は、いずれも、例えばPチャネル型MOSFETであり、第1補正回路11による補正電流が流れる経路を開閉する第1スイッチに相当する。
トランジスタQ5のソースは電流源7を介して電源線Ldに接続され、そのドレインはトランジスタQ1のドレインに接続されている。トランジスタQ6のソースは電流源8を介して電源線Ldに接続され、そのドレインはトランジスタQ2のドレインに接続されている。トランジスタQ5、Q6の各ゲートは、共通接続されるとともに、端子P4に接続されている。つまり、トランジスタQ5、Q6の各ゲートには、入力電圧VINPが与えられている。
電流源9、10は、第2差動入力段3に対する補正電流を流す第2補正回路12を構成している。この場合、第2補正回路12は、第2差動入力段3の出力ノードから補正電流を引き抜く構成となっている。電流源9、10は、電流源7、8と同様、その電流値が可変となっているが、増幅器1の動作中には調整により決定された固定の電流を流すようになっている。トランジスタQ7、Q8は、いずれも、例えばNチャネル型MOSFETであり、第2補正回路12による補正電流が流れる経路を開閉する第2スイッチに相当する。
トランジスタQ7のソースは電流源9を介してグランド線Lgに接続され、そのドレインはトランジスタQ3のドレインに接続されている。トランジスタQ8のソースは電流源10を介してグランド線Lgに接続され、そのドレインはトランジスタQ4のドレインに接続されている。トランジスタQ7、Q8の各ゲートは、共通接続されるとともに、端子P4に接続されている。つまり、トランジスタQ7、Q8の各ゲートには、入力電圧VINPが与えられている。
上記構成では、トランジスタQ5~Q8により、第1差動入力段2および第2差動入力段3に与えられる入力電圧VINPに応じて第1補正回路11および第2補正回路12を動作状態または非動作状態のいずれか切り替える切替回路13が構成されている。切替回路13は、トランジスタQ5、Q6をオンすることにより、電流源7、8の電流が流れる経路を形成する。これにより、電流源7、8の電流、つまり第1補正回路11の補正電流が第1差動入力段2の出力ノードに流し込まれる。すなわち、切替回路13は、トランジスタQ5、Q6をオンすることにより、第1補正回路11を動作状態に切り替える。
切替回路13は、トランジスタQ5、Q6をオフすることにより、電流源7、8の電流が流れる経路を遮断する。これにより、第1補正回路11による補正電流が流れなくなる。すなわち、切替回路13は、トランジスタQ5、Q6をオフすることにより、第1補正回路11を動作状態に切り替える。
切替回路13は、トランジスタQ7、Q8をオンすることにより、電流源9、10の電流が流れる経路を形成する。これにより、電流源9、10の電流、つまり第2補正回路12の補正電流が第2差動入力段3の出力ノードから引き抜かれる。すなわち、切替回路13は、トランジスタQ7、Q8をオンすることにより、第2補正回路12を動作状態に切り替える。
切替回路13は、トランジスタQ7、Q8をオフすることにより、電流源9、10の電流が流れる経路を遮断する。これにより、第2補正回路12による補正電流が流れなくなる。すなわち、切替回路13は、トランジスタQ7、Q8をオフすることにより、第2補正回路12を非動作状態に切り替える。
切替回路13は、入力電圧VINPに応じて、上記した各切り替えを実行するような構成となっている。具体的には、切替回路13は、入力電圧VINPが所定の下側閾値未満である場合には、第1補正回路11を動作状態にするとともに、第2補正回路12を非動作状態とする。なお、本実施形態では、トランジスタQ3、Q4、Q7およびQ8としては、ゲート閾値電圧が同じものが用いられている。そして、下側閾値は、上記ゲート閾値電圧の電圧値に設定されている。
切替回路13は、入力電圧VINPが所定の上側閾値より高い場合には、第1補正回路11を非動作状態にするとともに、第2補正回路12を動作状態とする。なお、本実施形態では、トランジスタQ1、Q2、Q5およびQ6は、ゲート閾値電圧が同じものが用いられている。そして、上側閾値は、電源電圧VDDより上記ゲート閾値電圧だけ低い電圧値に設定されている。切替回路13は、入力電圧VINPが下側閾値以上であり且つ上側閾値以下である場合には、第1補正回路11および第2補正回路12の双方を動作状態とする。
次に、上記構成の作用について説明する。
[1]入力電圧VINPが下側閾値未満である期間
入力電圧VINPが下側閾値未満である期間(以下、低電圧期間と称す)、トランジスタQ3、Q4がオフとなることから第2差動入力段3は動作しない。つまり、低電圧期間、第1差動入力段2だけが動作する動作状態となる。また、低電圧期間では、トランジスタQ5、Q6がオンされていることから、第1補正回路11が動作状態になる。
これにより、低電圧期間、動作状態の第1差動入力段2の出力ノードに対し、第1補正回路11による補正電流が流し込まれ、第1差動入力段2で発生するオフセットが補正される。また、このとき、トランジスタQ7、Q8がオフされていることから、第2補正回路12が非動作状態になる。そのため、低電圧期間、非動作状態の第2差動入力段3の出力ノードから、第2補正回路12による補正電流が引き抜かれることはない。
[2]入力電圧VINPが上側閾値より高い期間
入力電圧VINPが上側閾値より高い期間(以下、高電圧期間と称す)、トランジスタQ1、Q2がオフとなることから第1差動入力段2は動作しない。つまり、高電圧期間、第2差動入力段3だけが動作する動作状態となる。また、高電圧期間では、トランジスタQ7、Q8がオンされていることから、第2補正回路12が動作状態になる。
これにより、高電圧期間、動作状態の第2差動入力段3の出力ノードから、第2補正回路12による補正電流が引き抜かれ、第2差動入力段3で発生するオフセットが補正される。また、このとき、トランジスタQ5、Q6がオフされていることから、第1補正回路11が非動作状態になる。そのため、高電圧期間、非動作状態の第1差動入力段2の出力ノードに対し、第1補正回路11による補正電流が流し込まれることはない。
[3]入力電圧VINPが下側閾値以上であり且つ上側閾値以下である期間
入力電圧VINPが下側閾値以上であり且つ上側閾値以下である期間(以下、中間電圧期間と称す)、トランジスタQ1~Q4が全てオンすることから、第1差動入力段2および第2差動入力段3の双方が動作する動作状態となる。また、中間電圧期間では、トランジスタQ5~Q8が全てオンされていることから、第1補正回路11および第2補正回路12の双方が動作状態になる。
これにより、中間電圧期間、動作状態の第1差動入力段2の出力ノードに対し、第1補正回路11による補正電流が流し込まれ、第1差動入力段2で発生するオフセットが補正される。また、中間電圧期間、動作状態の第2差動入力段3の出力ノードから、第2補正回路12による補正電流が引き抜かれ、第2差動入力段3で発生するオフセットが補正される。
以上説明したように、本実施形態の増幅器1は、第1差動入力段2および第2差動入力段3を備えたRail to Rail入力の構成であり、第1差動入力段2に対する補正電流を流す第1補正回路11と、第2差動入力段3に対する補正電流を流す第2補正回路12と、切替回路13と、を備える。切替回路13は、第1差動入力段2および第2差動入力段3に与えられる入力電圧に応じて第1補正回路11および第2補正回路12を動作状態または非動作状態のいずれかに切り替える。
Rail to Rail入力構成の増幅器1は、入力電圧に依存して、3つの動作状態のうちいずれかとなる。上記構成では、切替回路13が入力電圧VINPに応じて第1補正回路11および第2補正回路12の動作の状態を切り替えることにより、これら3つの動作状態のそれぞれにおいてオフセット補正を行うことができる。したがって、本実施形態によれば、入力電圧が低い範囲から高い範囲までオフセットを精度良く補正することができるという優れた効果が得られる。
この場合、切替回路13は、入力電圧VINPが下側閾値未満である場合、つまり入力電圧が低い範囲である場合には、第1補正回路11を動作状態にするとともに第2補正回路12を非動作状態とする。これにより、第1差動入力段2だけが動作する動作状態となる入力電圧が低い範囲である場合、第1補正回路11の動作によりオフセット補正が行われる。また、切替回路13は、入力電圧VINPが上側閾値より高い場合、つまり入力電圧が高い範囲である場合には、第1補正回路11を非動作状態にするとともに第2補正回路12を動作状態とする。これにより、第2差動入力段3だけが動作する動作状態となる入力電圧が高い範囲である場合、第2補正回路12の動作によりオフセット補正が行われる。
さらに、切替回路13は、入力電圧VINPが下側閾値以上であり且つ上側閾値以下である場合、つまり入力電圧が中間の範囲である場合には、第1補正回路11および第2補正回路12の双方を動作状態とする。これにより、第1差動入力段2および第2差動入力段3の双方が動作する動作状態となる入力電圧が中間の範囲である場合、第1補正回路11および第2補正回路12の動作によりオフセット補正が行われる。このような構成によれば、入力電圧の全範囲にわたるオフセットの補正を確実に実行することができる。
このような本実施形態により得られる効果について、図2に示す従来技術に相当する比較例と対比して、より詳細に説明する。なお、以下の説明で参照する図3~図6は、増幅器の入力電圧と出力オフセットとの関係を示している。すなわち、図3~図6において、縦軸はオフセット、具体的には増幅器の出力電圧のオフセットを示し、横軸は増幅器の入力電圧を示している。
図2に示すように、比較例の増幅器21は、本実施形態の増幅器1に対し、切替回路13が省かれている点などが異なる。この場合、電流源7、8は、電源線LdとトランジスタQ1、Q2の各ドレインとの間にそれぞれ接続されている。また、この場合、電流源9、10は、トランジスタQ3、Q4の各ドレインとグランド線Lgとの間にそれぞれ接続されている。
比較例の増幅器21では、低電圧期間、高電圧期間および中間電圧期間のうちいずれかに重点を置いたオフセット補正を行うことが可能となる。以下では、低電圧期間に重点を置いたオフセット補正を行うことを低電圧側補正と称し、高電圧期間に重点を置いたオフセット補正を行うことを高電圧補正と称し、中間電圧期間に重点を置いたオフセット補正を行うことを中間電圧補正と称する。
比較例の増幅器21では、低電圧側補正を行う場合、低電圧期間において最適となるように補正電流が決定されることから、第1差動入力段2側の補正電流が第2差動入力段3側の補正電流に比べて大きい値となる。この場合、図3に示すように、入力電圧が低い範囲ではオフセットが抑えられるものの、入力電圧が中間の範囲では比較的小さいオフセットが生じ、入力電圧が高い範囲では比較的大きいオフセットが生じる。このようにオフセットが生じる理由は、次の通りである。
すなわち、入力電圧が低い範囲では、第1差動入力段2だけが動作するが、このとき、第1差動入力段2におけるオフセットは、第1差動入力段2の出力ノードに対して比較的大きい補正電流が加えられることにより低減される。また、このとき、動作していない第2差動入力段3の出力ノードから比較的小さい補正電流だけが引き抜かれるため、出力段5から出力される信号におけるオフセットが低減される。
一方、入力電圧が高い範囲では、第2差動入力段3だけが動作するが、このとき、第2差動入力段3におけるオフセットは、第2差動入力段3の出力ノードから比較的小さい補正電流だけが引き抜かれるため、十分に低減されない。また、このとき、動作していない第1差動入力段2の出力ノードに対して比較的大きい補正電流が加えられ、その補正電流が出力段5へと与えられてしまう。その結果、出力段5から出力される信号には、動作している第2差動入力段3で十分に低減されなかったオフセットと、動作していない第1差動入力段2の出力ノードに余分な補正電流が加えられたことで生じたオフセットとを合わせた比較的大きなオフセットが生じることとなる。
また、比較例の増幅器21では、高電圧側補正を行う場合、高電圧期間において最適となるように補正電流が決定されることから、第2差動入力段3側の補正電流が第1差動入力段2側の補正電流に比べて大きい値となる。この場合、図4に示すように、入力電圧が高い範囲ではオフセットが抑えられるものの、入力電圧が中間の範囲では比較的小さいオフセットが生じ、入力電圧が低い範囲では比較的大きいオフセットが生じる。このようにオフセットが生じる理由は、入力電圧が低い範囲で最適となるように補正電流が決定された場合と同様である。
さらに、比較例の増幅器21では、中間電圧補正を行う場合、中間電圧期間において最適となるように補正電流が決定されることから、第1差動入力段2側の補正電流および第2差動入力段3側の補正電流が同程度の値となる。この場合、図5に示すように、入力電圧が中間の範囲ではオフセットが抑えられるものの、入力電圧が低い範囲および入力電圧が高い範囲では、比較的大きいオフセットが生じる。このようにオフセットが生じる理由は、入力電圧が低い範囲で最適となるように補正電流が決定された場合と同様である。
これに対し、本実施形態の増幅器1では、前述したように入力電圧に応じて第1補正回路11および第2補正回路12の動作の状態が切り替えられるため、図6に示すように、入力電圧が低い範囲、入力電圧が中間の範囲および入力電圧が高い範囲の全電圧範囲において、オフセットが抑えられる。
さらに、本実施形態の構成では、入力電圧VINPが上側閾値に達すると、第1差動入力段2のトランジスタQ1、Q2がオフとなり第1差動入力段2が非動作状態へと切り替わるが、このとき、切替回路13のトランジスタQ5、Q6がトランジスタQ1、Q2と同じタイミングでオフされ、第1補正回路11が非動作状態へと切り替われる。また、本実施形態の構成では、入力電圧VINPが下側閾値に達すると、第2差動入力段3のトランジスタQ3、Q4がオフとなり第2差動入力段3が非動作状態へと切り替わるが、このとき、切替回路13のトランジスタQ7、Q8がトランジスタQ3、Q4と同じタイミングでオフされ、第2補正回路12が非動作状態へと切り替わる。
このように、本実施形態では、第1差動入力段2および第2差動入力段3の動作状態の切り替わりのタイミングと、第1補正回路11および第2補正回路12の動作状態の切り替わりのタイミングと、が同期する構成となっている。したがって、本実施形態では、第1補正回路11および第2補正回路12の動作状態が切り替えられるタイミングにおいて、オフセットが補正できない期間が生じるといった問題が生じることはない。
本実施形態の増幅器1は、ボルテージフォロア、反転増幅器、非反転増幅器、差動増幅器、加算器、積分器、微分器などのアンプ制御の用途に適用することができる。また、本実施形態の増幅器1は、コンパレータ制御の用途に適用することもできる。ただし、増幅器1をコンパレータ制御に適用する場合、比較の基準とする基準電圧を端子P3に入力するとともに、比較対象とする入力電圧を端子P4に入力する必要がある。
<切替回路の変形例>
なお、第1実施形態では、切替回路13を構成するトランジスタQ5~Q8のゲートに入力電圧VINPを入力することにより入力電圧VINPに応じて第1補正回路11および第2補正回路12の動作を切り替える構成であった。ただし、増幅器をアンプ制御の用途に適用する場合、このような構成に代えて、図7または図8に示すような構成を採用することができる。
図7に示す第1変形例の増幅器31は、増幅器1に対し、切替回路13に代えて切替回路32を備えている点が異なる。切替回路32は、切替回路13と同様のトランジスタQ5~Q8を備えているが、トランジスタQ5、Q6のゲートに与えられる入力電圧が切替回路13とは異なる。この場合、トランジスタQ5、Q6の各ゲートは、共通接続されるとともに、端子P3に接続されている。つまり、第1変形例の切替回路32において、トランジスタQ5、Q6の各ゲートには、入力電圧VINMが与えられ、トランジスタQ7、Q8のゲートには入力電圧VINPが与えられている。
図8に示す第2変形例の増幅器41は、増幅器1に対し、切替回路13に代えて切替回路42を備えている点が異なる。切替回路42は、切替回路13と同様のトランジスタQ5~Q8を備えているが、トランジスタQ7、Q8のゲートに与えられる入力電圧が切替回路13とは異なる。この場合、トランジスタQ7、Q8の各ゲートは、共通接続されるとともに、端子P3に接続されている。つまり、第2変形例の切替回路42において、トランジスタQ5、Q6の各ゲートには入力電圧VINPが与えられ、トランジスタQ7、Q8の各ゲートには入力電圧VINMが与えられている。
増幅器31、41がアンプ制御の用途に適用される場合、端子P3、P4は同電位となる。そのため、切替回路32、42は、同様に変化する入力電圧VINPまたはVINMに応じて第1補正回路11および第2補正回路12の動作を切り替えることになる。したがって、第1変形例および第2変形例のいずれの構成でも、上記実施形態の構成と同様に第1補正回路11および第2補正回路12の動作を切り替えることができ、上記実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(第2実施形態)
以下、第3実施形態について図9を参照して説明する。
図9に示すように、本実施形態の増幅器51は、第1実施形態の増幅器1に対し、切替回路13に代えて切替回路52を備える点などが異なる。切替回路52は、スイッチ53~56、コンパレータ57、58および電圧源59、60を備えている。スイッチ53は、電流源7とトランジスタQ1のドレインとの間を開閉可能に設けられている。スイッチ54は、電流源8とトランジスタQ2のドレインとの間を開閉可能に設けられている。つまり、スイッチ53、54は、第1補正回路11による補正電流が流れる経路を開閉する第1スイッチに相当する。
スイッチ55は、トランジスタQ3のドレインと電流源9との間を開閉可能に設けられている。スイッチ56は、トランジスタQ4のドレインと電流源10との間を開閉可能に設けられている。つまり、スイッチ55、56は、第2補正回路12による補正電流が流れる経路を開閉する第2スイッチに相当する。これらスイッチ53~56は、例えばMOSFETなどの半導体スイッチング素子により構成することができる。
コンパレータ57は、入力電圧VINMと上側閾値に対応する上側閾値電圧Vaとを比較するもので、第1比較器に相当する。上側閾値電圧Vaは、電圧源59によりGNDを基準とした電圧として生成される。コンパレータ58は、入力電圧VINMと下側閾値に対応する下側閾値電圧Vbとを比較するもので、第2比較器に相当する。下側閾値電圧Vbは、電圧源60によりGNDを基準とした電圧として生成される。
コンパレータ57は、入力電圧VINMが上側閾値電圧Vaより高くなるとロウレベルに転じる信号を出力する。コンパレータ57の出力信号は、スイッチ53、54に与えられている。スイッチ53、54は、コンパレータ57の出力信号がロウレベルである期間にオフされるとともに、コンパレータ57の出力信号がハイレベルである期間にオンされる構成となっている。
コンパレータ58は、入力電圧VINMが下側閾値電圧Vb未満になるとロウレベルに転じる信号を出力する。コンパレータ58の出力信号は、スイッチ55、56に与えられている。スイッチ55、56は、コンパレータ58の出力信号がロウレベルである期間にオフされるとともに、コンパレータ58の出力信号がハイレベルである期間にオンされる構成となっている。
上記構成の切替回路52によれば、コンパレータ57の出力信号に基づいてスイッチ53、54のオンオフが切り替えられることにより、第1補正回路11が動作状態および非動作状態のいずれかに切り替えられる。また、上記構成の切替回路52によれば、コンパレータ58の出力信号に基づいてスイッチ55、56のオンオフが切り替えられることにより、第2補正回路12が動作状態および非動作状態のいずれかに切り替えられる。
具体的には、切替回路52は、入力電圧VINMが下側閾値未満である場合には第1補正回路11を動作状態にするとともに、第2補正回路12を非動作状態にする。また、切替回路52は、入力電圧VINMが上側閾値より高い場合には第1補正回路11を非動作状態にするとともに第2補正回路12を動作状態にする。
さらに、切替回路52は、入力電圧VINMが下側閾値以上であり且つ上側閾値以下である場合には第1補正回路11および第2補正回路12の双方を動作状態にする。すなわち、本実施形態の切替回路52は、第1実施形態の切替回路13と同様に第1補正回路11および第2補正回路12の動作を切り替えることができる。したがって、本実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態について図10を参照して説明する。
図10に示すように、本実施形態の増幅器71は、第1実施形態の増幅器1に対し、切替回路13に代えて切替回路72を備える点などが異なる。切替回路72は、スイッチ73~76、抵抗77、78およびコンパレータ79、80を備えている。スイッチ73~76は、第2実施形態の切替回路52におけるスイッチ53~56のそれぞれと同じ構成である。したがって、スイッチ73、74は、第1補正回路11による補正電流が流れる経路を開閉する第1スイッチに相当し、スイッチ75、76は、第2補正回路12による補正電流が流れる経路を開閉する第2スイッチに相当する。
抵抗77は、第1差動入力段2のテール電流が流れる経路に直列に介在するように設けられている。具体的には、抵抗77の一方の端子は電源線Ldに接続され、その他方の端子は電流源4に接続されている。コンパレータ79は、電源電圧VDDと抵抗77の他方の端子の電圧とを比較する。
コンパレータ79は、抵抗77の他方の端子の電圧が電源電圧VDDを下回ると、ハイレベルに転じる信号を出力する。コンパレータ79の出力信号は、スイッチ73、74に与えられている。スイッチ73、74は、コンパレータ79の出力信号がロウレベルである期間にオフされるとともに、コンパレータ79の出力信号がハイレベルである期間にオンされる構成となっている。
つまり、上記構成によれば、スイッチ73、74は、第1差動入力段2のテール電流が流れている期間にオンされるとともに、第1差動入力段2のテール電流が流れていない期間にオフされる。したがって、本実施形態では、抵抗77およびコンパレータ79により、第1差動入力段2のテール電流が流れているか否かを検出する第1電流検出部81が構成される。
抵抗78は、第2差動入力段3のテール電流が流れる経路に直列に介在するように設けられている。具体的には、抵抗78の一方の端子はグランド線Lgに接続され、その他方の端子は電流源6に接続されている。コンパレータ80は、GNDと抵抗78の他方の端子の電圧とを比較する。
コンパレータ80は、抵抗78の他方の端子の電圧がGNDを上回ると、ハイレベルに転じる信号を出力する。コンパレータ80の出力信号は、スイッチ75、76に与えられている。スイッチ75、76は、コンパレータ80の出力信号がロウレベルである期間にオフされるとともに、コンパレータ80の出力信号がハイレベルである期間にオンされる構成となっている。
つまり、上記構成によれば、スイッチ75、76は、第2差動入力段3のテール電流が流れている期間にオンされるとともに、第2差動入力段3のテール電流が流れていない期間にオフされる。したがって、本実施形態では、抵抗78およびコンパレータ80により、第2差動入力段3のテール電流が流れているか否かを検出する第2電流検出部82が構成される。
上記構成の切替回路72によれば、コンパレータ80の出力信号、つまり第1電流検出部81による検出結果に応じて、スイッチ73、74のオンオフが切り替えられることにより、第1補正回路11が動作状態および非動作状態のいずれかに切り替えられる。また、上記構成の切替回路72によれば、コンパレータ80の出力信号、つまり第2電流検出部82による検出結果に応じて、スイッチ75、76のオンオフが切り替えられることにより、第2補正回路12が動作状態および非動作状態のいずれかに切り替えられる。
上記構成では、入力電圧VINMが下側閾値未満である場合、トランジスタQ1、Q2がオンするとともにトランジスタQ3、Q4がオフするため、第1差動入力段2のテール電流は流れるものの、第2差動入力段3のテール電流は流れない。そのため、切替回路72は、入力電圧VINMが下側閾値未満である場合には、第1補正回路11を動作状態にするとともに、第2補正回路12を非動作状態にする。
また、上記構成では、入力電圧VINMが上側閾値より高い場合、トランジスタQ1、Q2がオフするとともにトランジスタQ3、Q4がオンするため、第2差動入力段3のテール電流は流れるものの、第1差動入力段2のテール電流は流れない。そのため、切替回路72は、入力電圧VINMが上側閾値より高い場合には、第1補正回路11を非動作状態にするとともに第2補正回路12を動作状態にする。
さらに、上記構成では、入力電圧VINMが下側閾値以上であり且つ上側閾値以下である場合、トランジスタQ1~Q4がいずれもオンするため、第1差動入力段2および第2差動入力段3のテール電流が流れる。そのため、切替回路72は、入力電圧VINMが下側閾値以上であり且つ上側閾値以下である場合には、第1補正回路11および第2補正回路12の双方を動作状態にする。すなわち、本実施形態の切替回路72は、第1実施形態の切替回路13と同様に第1補正回路11および第2補正回路12の動作を切り替えることができる。したがって、本実施形態によっても、第1実施形態と同様の作用および効果が得られる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で任意に変形、組み合わせ、あるいは拡張することができる。
上記各実施形態で示した数値などは例示であり、それに限定されるものではない。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
1、31、41、51、71…増幅器、2…第1差動入力段、3…第2差動入力段、11…第1補正回路、12…第2補正回路、13、32、42、52、72…切替回路、53、54…スイッチ、55、56…スイッチ、57、58…コンパレータ、73、74…スイッチ、75、76…スイッチ、81…第1電流検出部、82…第2電流検出部、Q1~Q4…トランジスタ、Q5~Q8…トランジスタ。

Claims (1)

  1. Pチャネル型MOSFET(Q1、Q2)を有する第1差動入力段(2)と、Nチャネル型MOSFET(Q3、Q4)を有する第2差動入力段(3)と、を備え、前記第1差動入力段および前記第2差動入力段のそれぞれに与えられる差動の入力電圧に応じた出力電圧を出力する増幅器であって、
    前記第1差動入力段で発生するオフセットを補正するための補正電流を前記第1差動入力段の出力ノードに流し込む第1補正回路(11)と、
    前記第2差動入力段で発生するオフセットを補正するための補正電流を前記第2差動入力段の出力ノードから引き抜く第2補正回路(12)と、
    前記入力電圧に応じて前記第1補正回路および前記第2補正回路を動作状態または非動作状態のいずれかに切り替える切替回路(13、32、42、72)と、
    を備え、
    前記切替回路は、
    前記入力電圧が所定の下側閾値未満である場合には前記第1補正回路を動作状態にするとともに前記第2補正回路を非動作状態とし、
    前記入力電圧が所定の上側閾値より高い場合には前記第1補正回路を非動作状態にするとともに前記第2補正回路を動作状態とし、
    前記入力電圧が前記下側閾値以上であり且つ前記上側閾値以下である場合には前記第1補正回路および前記第2補正回路の双方を動作状態とし、
    前記切替回路は、
    前記第1補正回路による前記補正電流が流れる経路を開閉する第1スイッチ(Q5、Q6、73、74)と、
    前記第2補正回路による前記補正電流が流れる経路を開閉する第2スイッチ(Q7、Q8、75、76)と、
    を備え、
    前記入力電圧に応じて前記第1スイッチをオンまたはオフすることにより前記第1補正回路を動作状態または非動作状態のいずれかに切り替え、
    前記入力電圧に応じて前記第2スイッチのオンまたはオフすることにより前記第2補正回路を動作状態または非動作状態のいずれかに切り替え、
    前記第1スイッチは、Pチャネル型MOSFET(Q5、Q6)であり、
    前記第2スイッチは、Nチャネル型MOSFET(Q7、Q8)であり、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチのゲートには、前記入力電圧が与えられている増幅器。
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