JP4777861B2 - コンパレータ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、入力される複数の電圧を比較して、その比較結果に応じた出力を行なうコンパレータ回路に関する。
コンパレータ回路は、複数の入力信号を比較し、その比較結果に応じた信号を出力する。この出力信号が、コンパレータ回路を搭載した回路全体の動作状況に対応している場合もある。例えば、回路全体が待機状態の場合、コンパレータ回路がローレベルの信号を出力する構成の回路もある。この場合、稼動状態でないため、消費電流を低く抑えることが望まれている。従って、回路の一部であるコンパレータ回路においても、消費電流を低減するための工夫が行なわれている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
特許文献1に記載のコンパレータ回路では、2つの入力信号を比較し、これら入力信号の電圧差を増幅して出力する差動増幅器と、差動増幅器の出力を電流増幅する電流増幅器と、これら差動増幅器及び電流増幅器に定電流回路と、差動増幅器の出力を検出して定電流回路を制御する定電流制御回路を有する。定電流制御回路は、ローレベル及びハイレベルの出力に応じてスイッチ回路と、これを制御するスイッチ制御回路とを備えている。しかし、このコンパレータ回路では、スイッチ回路のオンオフによって、定電流回路に流す電流量を変化させるため、スイッチ回路の切換時、すなわちコンパレータ回路の出力切換時に、グリッチの発生が生じることがある。
一方、特許文献2に記載のコンパレータ回路では、入力電圧と基準電圧を比較し、バイアス電流が供給されて活性化するコンパレータ回路において、バイアス電流に加算して、バイアス増強電流を出力するバイアス増強回路を備えている。このコンパレータ回路では、スイッチ回路を用いることなく、電流の状態に応じた電流をバイアス増強回路から出力する。従って、特許文献1記載の回路とは異なり、グリッチの発生を抑制することができる。
特開平8−78975号公報(図1) 特開2002−217691号公報(図1)
上述した特許文献1に記載のコンパレータ回路では、低消費電流モードの場合、差動増幅回路には電流が流れない構成になっている。しかし、その分、定電流制御回路に電流を流す必要がある。このため、コンパレータ回路全体としては、電流消費の抑制が困難であった。
また、特許文献2に記載のコンパレータ回路では、電流の状況を監視しているバイアス増強回路には常に電力が供給されている。このため、低消費電流モードにおいて、消費電力の低減については不十分であった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされ、その目的は、出力切換の遷移状態におけるグリッチの発生を抑制しながら、低消費モードにおける消費電流を低減できるコンパレータ回路を提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明は、第1トランジスタのゲート端子に入力される
第1の電圧と、第2トランジスタのゲート端子に入力される第2の電圧との電圧差に応じて出力レベルを変更する出力端子を有する比較コア回路部を備えたコンパレータであって、前記第2トランジスタを流れる電流の電流量が変化する遷移状態の場合には、この電流量に応じたモニタ電流を出力し、前記第2の電圧が前記第1の電圧よりも高く前記第2トランジスタに電流が流れない場合には前記モニタ電流を遮断するモニタ回路部と、前記モニタ電流を非線形的に増大させて、前記比較コア回路部を動作させるバイアスに加算する非線形増幅回路部とを備えたことを要旨とする。
モニタ回路部は、第2の電圧が第1の電圧よりも高く第2トランジスタに電流が流れない場合には、モニタ回路部に電流が流れないため、消費電流を低減することができる。また、第2トランジスタを流れる電流の電流量が変化する遷移状態の場合には、この電流量に応じたモニタ電流を出力する。そして、非線形増幅回路部は、モニタ回路部が出力するモニタ電流を非線形に増幅し、この増幅した電流を比較コア回路部に供給する。このため、遷移状態においては、比較コア回路部に供給される電流が滑らかに変化するため、グリッチの発生を抑制できる。また、第2トランジスタに電流が流れないときに比較コア回路部に供給する電流を少なくしても、出力レベルがローレベルからハイレベルに切り換わる切換電位付近においては、比較コア回路部に供給する電流を大きくすることができるので、応答スピードが遅くならない。このため、第2トランジスタに電流が流れない場合に、コンパレータ回路に供給する電流を少なくしても、切換電位においては応答スピードが遅くならない電流を流すことができる。従って、消費する電流を小さくすることができるとともに、モニタ回路部には電流が流れないので、消費電流を低減することができる。
本発明のコンパレータ回路において、前記比較コア回路部は、定電流源と、前記第1トランジスタに流れる電流を入力電流とし、前記第2トランジスタに流す電流を出力電流とする第1のカレントミラー回路とを更に備え、前記第2トランジスタと前記第1のカレントミラー回路との接続ノードが出力端子であることを要旨とする。従って、第2トランジスタに電流が流れない場合には、比較コア回路部の定電流源に応じた電流が流れる。このため、この定電流源の電流値を小さく設定することにより、効率よく消費電流を低減することができる。
本発明のコンパレータ回路において、前記モニタ回路部は、トランジスタで構成されており、このトランジスタのゲート端子は、前記第2トランジスタのゲート端子と共通化され、このトランジスタのソース端子は、前記第2トランジスタのソース端子と共通化されており、このトランジスタは、前記第2トランジスタのサイズより小さいことを要旨とする。
モニタ回路部のゲート端子及びソース端子が、それぞれ第2トランジスタのゲート端子及びソース端子と共通化されている。このため、第2トランジスタのオン/オフに同期して、モニタ回路部を構成するトランジスタもオン/オフするとともに、第2トランジスタに電流が流れる遷移状態のときには、モニタ回路部を構成するトランジスタに、第2トランジスタに対するサイズ比に応じたモニタ電流が流れる。よって、簡単な構成で、前記第2トランジスタを流れる電流の電流量が変化する遷移状態の場合には、この電流量に応じたモニタ電流を出力し、前記第2の電圧が前記第1の電圧よりも高く第2トランジスタに電流が流れない場合には前記モニタ電流を遮断するモニタ回路を構成できる。更に、モニタ回路部を構成するトランジスタが、第2トランジスタのサイズより小さいので、モニタ回路部に流れる電流は少なくなる。このため、比較コア回路部に流れる電流を多くすることができるので、応答スピードが遅くなることを回避することができる。
本発明のコンパレータ回路において、前記非線形増幅回路部は、前記モニタ回路部に流れる電流を入力電流とする第2のカレントミラー回路と、この第2のカレントミラー回路
の出力電流を入力電流とする第3のカレントミラー回路と、この第3のカレントミラー回路の出力側トランジスタに接続される定電流源とを備え、この出力側トランジスタは、前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタのソース端子に接続されていることを要旨とする。
モニタ電流は、第2のカレントミラー回路及び第3のカレントミラー回路によって増幅され、この増幅された電流は比較コア回路部及びモニタ回路部に供給される。ここでは、フィードバックループが構成されるため、この非線形増幅回路部は、入力電流に対して、フィードバックによりバランスした電流を出力する。従って、比較的簡単な構成の非線形増幅回路部により、滑らかな変化の電流を出力することができる。
本発明のコンパレータ回路において、異なる前記第2の電圧をそれぞれ入力する第2端子が複数存在し、前記比較コア回路部は、前記第2端子の数に対応する数の前記第2トランジスタを備えており、前記モニタ回路部は、前記第2トランジスタのそれぞれに対応する数のトランジスタを備えており、これらトランジスタのゲート端子及びソース端子は、対応する第2トランジスタのそれぞれのゲート端子及びソース端子と共通化されるとともに、これらトランジスタのドレイン端子は前記第1のカレントミラー回路に接続されていることを要旨とする。
従って、第2トランジスタを流れる電流の電流量が変化する遷移状態では、滑らかに電流が増幅されるためグリッチの発生を抑制できるとともに、比較コア回路部に十分な電流を供給できるので、第2トランジスタに電流が流れない場合には消費電流を小さくすることができる。また、第2トランジスタのそれぞれがオフ状態のときには、各第2トランジスタに対応するモニタ回路部の各トランジスタには電流が流れないので、いっそう消費電流を低減することができる。
本発明によれば、遷移状態におけるグリッチの発生を抑制することができるとともに、低消費電流モードでの消費電流を低減することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図1〜図10を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態のコンパレータ回路10は、正入力端子の第1の電圧V1と負入力端子の第2の電圧V2との比較を行なう比較器である。ここで、正入力端子が第1端子に相当し、負入力端子が第2端子に相当する。本実施形態のコンパレータ回路10は、電圧V1が電圧V2より高い場合にはハイレベルの出力電圧VOUTを出力し、電圧V1が電圧V2よりも低い場合にはローレベルの出力電圧VOUTを出力する。
本実施形態のコンパレータ回路10は、比較コア回路部20、モニタ回路部を構成するトランジスタM6及び非線形増幅回路部30から構成されている。
比較コア回路部20は、電源電圧VCCラインに接続される定電流源21を備えている。この定電流源21は、電流値i1の電流を供給する。定電流源21は、トランジスタM1,M2を介して接地電圧GNDラインに接続されているとともに、トランジスタM3,M4を介しても接地電圧GNDラインに接続されている。
これらトランジスタM1,M3は、pチャンネルのMOSトランジスタで構成されており、トランジスタM2,M4は、nチャンネルのMOSトランジスタで構成されている。本実施形態では、トランジスタM1,M3は同じ大きさ、トランジスタM2,M4は同じ大きさのトランジスタから構成されている。
トランジスタM1のゲート端子には、正入力端子の電圧V1が供給される。また、トランジスタM3のゲート端子には、負入力端子の電圧V2が供給される。トランジスタM2,M4のゲート端子は、相互に接続されており、これらは更にトランジスタM2のドレイン端子に接続されている。このため、トランジスタM2,M4は、第1のカレントミラー回路を構成する。従って、トランジスタM3,M4に流れる電流の電流値は、これらトランジスタM3,M4のうち、小さな電流しか流せない方のトランジスタM3,M4によって決まる。具体的には、トランジスタM3に比べてトランジスタM4が流すことのできる電流が小さい場合には、トランジスタM4で決まる電流値の電流が、トランジスタM3,M4に流れる。ここで、トランジスタM4で決まる電流は、第1のカレントミラー回路の出力電流であり、トランジスタM1,M2に流れる電流(第1のカレントミラー回路の入力電流)と同じになる。一方、トランジスタM3に比べてトランジスタM4が流すことのできる電流が大きい場合には、トランジスタM3で決まる電流値の電流が、トランジスタM3,M4に流れる。
また、本実施形態のコンパレータ回路10は、トランジスタM3,M4のドレイン端子が出力端子となっており、出力電圧VOUTを出力する。なお、出力端子から電流が流出しない場合には、トランジスタM1,M2には同じ電流が流れ、トランジスタM3,M4には同じ電流が流れる。
一方、モニタ回路部であるトランジスタM6は、本実施形態では、pチャンネルのMOSトランジスタであり、トランジスタM1,M3の1/αの大きさで構成されている。このトランジスタM6のソース端子は、トランジスタM1,M3のソース端子に接続されている。このトランジスタM6のゲート端子には、電圧V2が供給される。
非線形増幅回路部30は、トランジスタM6から供給されるモニタ電流を非線形的に増幅して比較コア回路部20に電流供給を行なう回路である。この非線形増幅回路部30は、トランジスタM6のドレイン端子に接続されたトランジスタM7を備えている。このトランジスタM7は、nチャンネルのMOSトランジスタである。トランジスタM7のソース端子は、接地電圧GNDラインに接続されている。トランジスタM7のゲート端子は、このトランジスタM7のドレイン端子に接続されている。
更に、非線形増幅回路部30は、接地電圧GNDラインにソース端子が接続されるトランジスタM9を備える。このトランジスタM9は、nチャンネルのMOSトランジスタであり、トランジスタM7のN倍の大きさをしている。このトランジスタM9のゲート端子は、トランジスタM7のゲート端子に接続されている。従って、トランジスタM7,M9は、第2のカレントミラー回路を構成する。また、トランジスタM9は、トランジスタM7のN倍の大きさであるため、トランジスタM9には、トランジスタM7に流れる電流のN倍の電流が、第2のカレントミラー回路の出力電流として出力される。
トランジスタM9のドレイン端子は、トランジスタM8を介して電源電圧VCCラインに接続されている。そして、トランジスタM8のゲート端子は、このドレイン端子と、トランジスタM5のゲート端子に接続されている。トランジスタM8は、pチャンネルのMOSトランジスタである。従って、このトランジスタM8とトランジスタM5とは、第3のカレントミラー回路を構成する。
トランジスタM5は、トランジスタM8と同じ大きさのpチャンネルのMOSトランジスタである。このトランジスタM5のドレイン端子は、トランジスタM1,M3,M6のソース端子に接続されている。更に、このトランジスタM5のソース端子は、定電流源32を介して電源電圧VCCラインに接続されている。定電流源32は、電流値i2の電流をトランジスタM5に供給する。
次に、本実施形態のコンパレータ回路10の動作について、3つの動作領域に分けて説明する。ここで、3つの動作領域には、図2に示すように、負入力端子の電圧V2が正入力端子の電圧V1より十分に高い第1領域Iと、電圧V2が電圧V1より十分に低い第2領域IIと、第1領域I〜第2領域IIに遷移するときの第3領域IIIとがある。
(第1領域Iにおけるコンパレータ回路10の動作)
まず、電圧V2が電圧V1より十分に高く、第2トランジスタとしてのトランジスタM3に電流が流れない第1領域Iにおけるコンパレータ回路10の動作について、図3を用いて説明する。
トランジスタM1,M3のソース端子の電圧は同じであるので、ソース・ゲート端子間の電圧差が小さいトランジスタM3はオフし、電圧差が大きいトランジスタM1はオンする。このため、定電流源21の電流は、トランジスタM3へは流れず、トランジスタM1に流れ込む。
そして、トランジスタM1に流れた電流は、トランジスタM2に流れる。このため、このトランジスタM2とカレントミラー回路を構成するトランジスタM4はオンになって、同じ電流を流すように動作する。一方、トランジスタM3はオフになっているため、トランジスタM3からトランジスタM4へは電流を流せない。従って、トランジスタM4のドレイン端子は、トランジスタM4を介して接地電圧GNDになり、出力電圧VOUTはローレベルになる。
一方、電圧V2がゲート端子に供給されるトランジスタM6も、トランジスタM3と同様に、オフする。そして、トランジスタM6を介して電流が流れないため、トランジスタM7には電流が流れず、トランジスタM7はオフになる。このため、このトランジスタM7とカレントミラー回路を構成しているトランジスタM9にも電流が流れず、このトランジスタM9に接続されているトランジスタM8にも電流が流れず、トランジスタM8もオフになる。そして、このトランジスタM8とともに、カレントミラー回路を構成しているトランジスタM5にも電流が流れないため、トランジスタM5もオフする。このため、非線形増幅回路部30には、電流が流れない。
従って、第1領域Iにおいて、コンパレータ回路10での消費電流は、定電流源21から流れる電流値i1の電流のみで一定である。
(第2領域IIにおけるコンパレータ回路10の動作)
次に、電圧V2が電圧V1より十分に低く、第1トランジスタとしてのトランジスタM1に電流が流れない第2領域IIにおけるコンパレータ回路10の動作について、図4を用いて説明する。
トランジスタM1,M3のソース端子の電圧は同じであるので、ソース・ゲート端子間の電圧差が大きいトランジスタM3はオンし、電圧差が小さいトランジスタM1はオフする。このため、定電流源21の電流は、トランジスタM1へは流れない。
そして、トランジスタM1に電流が流れないため、このトランジスタM1に接続されているトランジスタM2にも電流は流れず、トランジスタM2もオフになる。また、このトランジスタM2とともに、カレントミラー回路を構成するトランジスタM4もオフする。
ここで、トランジスタM3はオンしているが、これに接続されるトランジスタM4がオフになっているため、トランジスタM3,M4を介して電流は流れない。このため、トランジスタM3のドレイン端子は、トランジスタM3及び定電流源21を介して、電圧が上
昇し、出力電圧VOUTはハイレベルとなる。
このようにトランジスタM1,M3を介して電流が流れないため、定電流源21からの電流は、トランジスタM6に供給される。トランジスタM6に供給された電流は、そのままトランジスタM7に供給されて、トランジスタM7はオンする。そして、このトランジスタM7とともに、カレントミラー回路を構成するトランジスタM9がオンし、このトランジスタM9には、トランジスタM7を流れるN倍の電流が流れる。この電流は、トランジスタM8を介して流れるため、トランジスタM8もオンする。そして、このトランジスタM8とカレントミラー回路を構成するトランジスタM5にも電流が流れて、トランジスタM5もオンになる。
トランジスタM5がオンすると、定電流源32からの電流値i2の電流が流れる。このとき、トランジスタM1,M3を介して電流が流れないため、定電流源32からの電流は、トランジスタM6に供給される。
従って、第2領域IIにおいて、コンパレータ回路10の消費電流は、定電流源21,32からの電流(i1,i2)と、トランジスタM8,M9を流れる電流(N・(i1+i2))との合計値で一定である。
(第3域IIIにおけるコンパレータ回路10の動作)
次に、上述した第1領域Iと第2領域IIとの間の遷移領域である第3領域IIIにおける
動作について、図5〜図10を用いて説明する。
まず、電圧V1が電圧V2と同じ場合(V1−V2=Vi=0の場合)について説明する。この場合、トランジスタM1,M3のソース端子の電圧は同じであり、ゲート端子に供給される電圧も同じである。従って、トランジスタM1,M3のそれぞれには同じ電流が流れる。更に、トランジスタM1,M3を流れた電流は、それぞれトランジスタM2,M4を流れる。
また、トランジスタM1,M3は、トランジスタM6に対してα倍の大きさである。従って、トランジスタM6に流れる電流のα倍の電流が、トランジスタM1〜M4に流れることになる。なお、トランジスタM6を流れる電流は、そのままトランジスタM7に供給される。
従って、トランジスタM1,M3,M6のドレイン端子の電流は、α:α:1の割合で、トランジスタM1,M3,M6のそれぞれを介して流れることになる。ここで、トランジスタM5を流れる電流値をiM5とすると、トランジスタM1,M3,M6に供給される電流値の合計は、定電流源21の電流値i1と電流値iM5との和である。すなわち、トランジスタM6を流れる電流値をiM6とすると、
i1+iM5=iM6×(2α+1) …(1)
となる。
次に、トランジスタM5を流れる電流値iM5について、図6を用いて説明する。この図6は、コンパレータ回路10の非線形増幅回路部30を抽出した回路図を示している。また、図6において、定電流源32を、トランジスタM32,M33と定電流源320とを用いて構成している。ここで、トランジスタM32,M33は、同じ大きさのpチャンネルMOSトランジスタである。トランジスタM32,M33のソース端子は電源電圧VCCに接続されている。トランジスタM32,M33のゲート端子は相互に接続されているとともに、トランジスタM33のドレイン端子に接続されて、カレントミラー回路を構成している。トランジスタM33のドレイン端子は、電流値i2を流す定電流源320を
介して、接地電圧GNDラインに接続されている。更に、トランジスタM32のドレイン端子は、非線形増幅回路部30のトランジスタM5のソース端子に接続されている。このように定電流源32を構成にすることにより、現実に設計可能な非線形増幅回路部30の入出力特性を把握することができる。
図6には、トランジスタM7のドレイン端子に供給される非線形増幅回路部30の入力電流Ii3に対する、トランジスタM5から流れる非線形増幅回路部30の出力電流Io3の入出力特性を示している。図6に示すように、入力電流Ii3が「0」のときには、出力電流Io3も「0」になる。トランジスタM32の影響が無視できる場合には、入力電流Ii3が徐々に大きくなるときには、出力電流Io3は、傾きi2/Is3の直線に接するように上昇する。この傾きは、トランジスタのサイズ比から、〔トランジスタM9〕/〔トランジスタM7〕×〔トランジスタM5〕/〔トランジスタM8〕になる。ここで、〔〕は面積を表わす。本実施形態では、トランジスタM9はトランジスタM7のN倍の大きさであり、トランジスタM5はトランジスタM8と同じ大きさであるため、傾きi2/Is3は「N」になる。
トランジスタM32の影響が無視できない場合には、トランジスタM7,M9,M8,M5が構成するカレントミラー回路の動作から、トランジスタM32のドレインソース間電圧のオン抵抗を加味した値を計算する。これにより、入力電流Ii3に対する出力電流Io3の入出力特性が得られる。
具体的には、入力電流Ii3の上昇とともに、トランジスタM32の電流制限が効いてくるので、傾きi2/Is3は直線から乖離する。一方、トランジスタM32は定電流源でもあるので、トランジスタM32を介して接続されているトランジスタM5を流れる電流の最大値は、トランジスタM32の電流値i2を超えることはできない。従って、入力電流Ii3が大きいところでは、電流値i2に漸近していく。このことから、入力電流Ii3に対する出力電流Io3の入出力特性は、以下の式で近似することができる。
Io3≒i2×[1−exp(−Ii3/Is3)] …(2)
本実施形態のコンパレータ回路10において、非線形増幅回路部30の入力電流Ii3に相当する電流はトランジスタM6を流れる電流値iM6であり、出力電流Io3に相当する電流は、トランジスタM5を流れる電流値iM5である。従って、
iM5=i2×[1−exp(−iM6/Is3)] …(3)
となる。この(3)式の電流値iM6に(1)式の関係を代入すると、
iM5=i2×[1−exp(−(i1+iM5)/Is3×(2α+1)] …(4)となる。
次に、比較コア回路部20に流れる電流について、図8及び図9を用いて説明する。ここで、トランジスタM1,M3,M6のドレイン端子に供給される電流の合計をIi2とし、トランジスタM6のドレイン端子を流れる電流をIo2とする。
まず、入力端子間の電圧差Viが0より大きい場合(電圧V1>電圧V2の場合)について説明する。ここで、トランジスタM2,M4がないとした場合には、ソース・ゲート間の電圧差の関係から、トランジスタM1を流れる電流よりも、トランジスタM3を流れる電流が大きくなる。この回路では、トランジスタM2,M4があるため、トランジスタM3を流れる電流は、トランジスタM1と同じ電流に制限されることになる。そこで、トランジスタM1,M3のそれぞれに流れる電流の電流値をIaとする。
更に、トランジスタM1を、トランジスタM1a,M1bに分解し、トランジスタM1aのサイズを、トランジスタM1の1/αのサイズ、すなわちトランジスタM6と同じサイズと想定する。ここで、トランジスタM1,M3に流れる電流の合計比は「2α」であ
るため、トランジスタM1bとトランジスタM3には、「2α−1」の比の電流が流れると想定できる。
ここで、トランジスタM1a及びトランジスタM6の2つのみに着目し、これらトランジスタM1a,トランジスタM6に流れる電流の合計の電流値をIbとする。この場合、トランジスタM1aとトランジスタM6とは差動増幅器を構成して、この電流値Ibの電流を分け合うので、図2の第3領域IIIにおいて、トランジスタM6を流れる電流Io2は
、Vi=0のときの電流がIb/2で、Vi=Vtのときの電流がIbとなる直線で近似できる。一方、第3領域IIIにおいて、トランジスタM1aを流れる電流の電流値Iaは
、Vi=0のときの電流がIb/2で、Vi=Vtのときの電流が0となる直線で近似できる。
すなわち、
Io2=(Ib/2)・(1+Vi/Vt) …(5)
Ia=(Ib/2)・(1−Vi/Vt) …(6)
で表わすことができる。ここで、電流値Ibは、合計電流Ii2から、トランジスタM1b,M3を流れる電流を除いたものであるから、
Ib=Ii2−Ia・(2α−1) …(7)
と表わすことができる。
そして、上記(5)式を変形すると、Ib=2・Io2/(1+Vi/Vt)となる。この式のIbと、上記(6)式のIaとを(7)式に代入することにより、
Io2=[(Vi/Vt+1)・Ii2]/[(1−Vi/Vt)・(2α−1)+2]…(8)となる。
次に、入力端子間の電圧差Viが0より小さい場合(電圧V1<電圧V2の場合)について説明する。ここで、トランジスタM2,M4がないとした場合には、ソース・ゲート間の電圧差の関係から、トランジスタM3を流れる電流よりも、トランジスタM1を流れる電流が大きくなる。このため、トランジスタM2,M4があっても、トランジスタM3を流れる電流が制限されることがない。従って、トランジスタM3に流れる電流は、トランジスタM6に流れる電流Io2のα倍になる。そこで、トランジスタM1に流れる電流の電流値をIcとする。
更に、トランジスタM1において、トランジスタM3と同じサイズのトランジスタを想定する。トランジスタM1,M3のそれぞれに流れる電流は「α」の比で同じであるため、これを用いる。
ここで、トランジスタM1,M3の2つのみに着目し、これらトランジスタM1,M3を流れる電流の合計の電流値をIdとする。この場合、トランジスタM1とトランジスタM3とは差動増幅器を構成して、この電流値Idの電流を分け合うので、図2の第3領域IIIにおいて、トランジスタM3を流れる電流(α・Io2)は、Vi=−Vtのときの電
流が0で、Vi=0のときの電流がId/2となる直線で近似できる。一方、第3領域IIIにおいて、トランジスタM1を流れる電流の電流値Icは、Vi=−Vtのときの電流
がIcで、Vi=0のときの電流がId/2となる直線で近似できる。
すなわち、
α・Io2=(Id/2)・(Vi/Vt+1) …(9)
Ic=(Id/2)・(Vi/−Vt+1) …(10)
で示すことができる。ここで、電流値Idは、合計電流Ii2から、トランジスタM6を流れる電流を除いたものであるから、
Id=Ii2−Io2 …(11)
と表わすことができる。
そして、上記(9)式を変形すると、Id=2・α・Io2/(Vi/Vt+1)となる。この式のIdを上記(11)式に代入することにより、
Io2=[(Vi/Vt+1)・Ii2]/[(1+Vi/Vt)+2α] …(12)
となる。
ここで、電流値Ii2は、電流値i1と電流値iM5の合計値であり、トランジスタM6を流れる電流Io2は、非線形増幅回路部30の出力電流Io3になっている。このため、トランジスタM5を流れる電流値iM5の電流は、電圧差Viが0より大きいときには(4)式と(8)式の係数を乗算した値、電圧差Viが0より小さいときには(4)式と(12)式の係数を乗算した値となり、図10に示すように変化する。このとき、トランジスタM8を流れる電流値iM8の電流は、トランジスタM6のN倍となるため、図10に示すように変化する。なお、コンパレータ回路10における消費電流ICCは、電流値i1,iM5,iM8の合計であり、図10に示すように変化する。
図10から明らかなように、トランジスタM5を流れる電流は、滑らかに変化する非線形の曲線となって増幅される。比較コア回路部20には、電流値(i1+i5)が供給されてバイアスが変化する。従って、電圧差Vi=0において、比較コア回路部20には十分な電流が供給される。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、コンパレータ回路10は、比較コア回路部20、モニタ回路部を構成するトランジスタM6及び非線形増幅回路部30から構成されている。非線形増幅回路部30は、トランジスタM6から供給されるモニタ電流を非線形的に増幅して比較コア回路部20に電流の供給を行なう。そして、この非線形増幅回路部30が増幅した電流が比較コア回路部20及びトランジスタM6に供給され、この電流に基づいてトランジスタM6はモニタ電流を流す。このため、図10に示すように第3領域IIIにおいては、比較
コア回路部20に供給される電流が滑らかに増加し、グリッチの発生を抑制することができる。また、非線形的に増幅するため、ローレベルとハイレベルの切換電位(Vi=0)においては、比較コア回路部20に供給する電流を十分に大きくすることができる。従って、トランジスタM3に電流が流れない場合には、コンパレータ回路10において消費される電流を小さくしても、切換電位付近においては、応答スピードが遅くならない大きい電流を供給することができる。このため、電流を小さくして、消費電流を低減することができる。
・ 本実施形態では、トランジスタM6のソース端子及びゲート端子のそれぞれは、トランジスタM3のソース端子及びゲート端子のそれぞれに接続されている。このため、トランジスタM6はトランジスタM3と同期してオン/オフになる。従って、トランジスタM3がオフになってトランジスタM3に電流が流れない場合には、トランジスタM6もオフになってトランジスタM6には電流が流れないので、消費電流をいっそう低減することができる。
・ 本実施形態では、比較コア回路部20の定電流源21は、トランジスタM1,M2を介して、又はトランジスタM3,M4を介して、接地電圧GNDラインに接続されている。トランジスタM1,M3の各ゲート端子には、電圧V1,V2がそれぞれ供給される。このため、トランジスタM3がオフの場合には、比較コア回路部20には、定電流源21の電流値i1が流れる。従って、この電流値i1を小さく設定することにより、消費電流を効率よく低減することができる。
・ 本実施形態では、モニタ回路部を構成するトランジスタM6は、比較コア回路部20のトランジスタM3の1/αの大きさである。ここで、αが1より大きい場合には、電流は主としてトランジスタM1,M3に流れるため、比較コア回路部に流れる電流を多くすることができ、応答スピードが遅くなることを回避することができる。
・ 本実施形態では、非線形増幅回路部30は、トランジスタM7,M9から構成される第2のカレントミラー回路と、トランジスタM8,M5から構成される第3のカレントミラー回路と、トランジスタM5に接続される定電流源32とを備える。更に、トランジスタM5は、トランジスタM1,M3,M6のソース端子に接続されている。このような構成にすることにより、トランジスタM6を流れる電流は、第2のカレントミラー回路及び第3のカレントミラー回路によって増幅され、この増幅された電流が比較コア回路部20及びトランジスタM6に供給される。従って、フィードバックループが構成されるため、この非線形増幅回路部は、入力電流に対して、フィードバックによりバランスした電流を出力する。従って、比較的簡単な構成の非線形増幅回路部30により、遷移状態において、滑らかな変化の電流を出力することができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態においては、コンパレータ回路10に入力される負入力端子は1つとした。これに限らず、負入力端子を複数設けて、それぞれの負入力端子に異なる第2の電圧V2を供給し、正入力端子の第1の電圧V1と比較する第2の電圧V2を複数にしてもよい。この場合、比較コア回路部20に第2の電圧が供給されるトランジスタと、このトランジスタに対応するモニタ回路部のトランジスタとを更に設ける。具体的には、図11に示すように、比較コア回路部20に、pチャンネルのMOSトランジスタからなるトランジスタM30を設ける。このトランジスタM30は、トランジスタM3と同様に、そのソース端子が定電流源21に接続されており、そのドレイン端子が出力端子に接続されている。また、トランジスタM30のゲート端子には、トランジスタM3のゲート端子に接続される負入力端子の電圧V21とは異なる負入力端子の電圧V22が接続されている。加えて、モニタ回路部に、pチャンネルのMOSトランジスタからなるトランジスタM60を更に設ける。このトランジスタM60は、トランジスタM6と同様に、そのソース端子がトランジスタM6のソース端子と接続されており、そのドレイン端子がトランジスタM7のドレイン端子に接続されている。そして、トランジスタM60のゲート端子は、対応するトランジスタM30のゲート端子と共通化されている。
従って、トランジスタM6がトランジスタM3を流れる電流に応じた動作を行なうのと同様に、トランジスタM60はトランジスタM30を流れる電流に応じた動作を行なう。従って、各トランジスタM3,M30が、第3領域IIIにおける遷移状態になるときには
、滑らかに電流が増幅されるためグリッチの発生を抑制できるとともに、比較コア回路部20に十分な電流を供給できるので、トランジスタM3,M30に電流が流れない場合には消費電流を小さくすることができる。更に、トランジスタM3,M30がオフのときには、それぞれに対応するトランジスタM6,M60には電流が流れないので、いっそう消費電流を低減することができる。
なお、図11のコンパレータ回路は、負入力端子を2つとした。これに限らず、更に多くの負入力端子を設け、それぞれに供給される第2の電圧と、正入力端子の電圧V1とを比較する構成としてもよい。
○ 上記実施形態においては、第2領域IIにおいて、定電流源21,32からの合計電流(i1+i2)と、トランジスタM8,M9を流れる電流(N・(i1+i2))の合計電流を消費するコンパレータ回路10とした。これに限らず、本実施形態のコンパレー
タ回路10を採用する回路によっては、第2領域IIにおいては、第1領域Iと同様に低消費電流を実現する構成としてもよい。例えば、図10においてVi=0を中心として左右対称の曲線で電流が変化するコンパレータ回路としてもよい。
実施形態におけるコンパレータ回路の回路図。 コンパレータの動作領域を説明するための説明図。 第1領域Iにおけるコンパレータ回路の動作を説明するための説明図。 第2領域IIにおけるコンパレータ回路の動作を説明するための説明図。 第3領域IIIにおけるコンパレータ回路の動作を説明するための説明図。 第3領域IIIの説明のために抽出した非線形増幅回路部の配線回路図。 非線形増幅回路の出力電流−入力電流の関係を示すグラフ。 第3領域IIIの説明のために抽出した比較コア回路部の配線回路図。 比較コア回路部の出力電流−電圧差の関係を示すグラフ。 第3領域IIIのコンパレータ回路の電流変化を示すグラフ。 変更例におけるコンパレータ回路の回路図。
符号の説明
M1…第1トランジスタとしてのトランジスタ、M2,M4…第1のカレントミラー回路を構成するトランジスタ、M3,M30…第2トランジスタとしてのトランジスタ、M6,M60…モニタ回路部を構成するトランジスタ、M7,M9…第2のカレントミラー回路を構成するトランジスタ、M5,M8…第3のカレントミラー回路を構成するトランジスタ、Vi…電圧差、VOUT…出力端子の電圧、V1…第1の電圧、V2,V21,V22…第2の電圧、10…コンパレータ回路、20…比較コア回路部、21…比較コア回路部の定電流源、30…非線形増幅回路部、32…非線形増幅回路部の定電流源。

Claims (3)

  1. 第1トランジスタのゲート端子に入力される第1の電圧と、第2トランジスタのゲート端子に入力される第2の電圧との電圧差に応じて出力レベルを変更する出力端子を有する比較コア回路部を備えたコンパレータであって、
    前記第2トランジスタを流れる電流の電流量が変化する遷移状態の場合には、この電流量に応じたモニタ電流を出力し、前記第2の電圧が前記第1の電圧よりも高く前記第2トランジスタに電流が流れない場合には前記モニタ電流を遮断するモニタ回路部であって、前記モニタ回路部は、前記第2トランジスタのゲート端子と共有するゲート端子と、前記第2トランジスタのソース端子と共有するソース端子とを有するトランジスタを含み、前記トランジスタは、前記第2トランジスタのサイズよりも小さい、前記モニタ回路部と、 前記モニタ電流を非線形的に増大させて、前記比較コア回路部を動作させるバイアスに加算する非線形増幅回路部と
    複数の第2端子であって、前記複数の第2端子の各々は異なる前記第2の電圧を入力し、前記比較コア回路部は、前記第2端子の各々に対応する前記第2トランジスタを含み、前記モニタ回路部は、前記第2トランジスタのそれぞれに対応するトランジスタを含み、各トランジスタは、対応する第2トランジスタのそれぞれのゲート端子及びソース端子を共有するゲート端子及びソース端子を有し、各トランジスタは、前記第1のカレントミラー回路に接続されているドレイン端子を有する、前記複数の第2端子と
    を備えたことを特徴とするコンパレータ回路。
  2. 前記比較コア回路部は、
    第1の定電流源と、
    前記第1トランジスタに流れる電流を入力電流とし、前記第2トランジスタに流す電流を出力電流とする第1のカレントミラー回路とを更に備え、
    前記第2トランジスタと前記第1のカレントミラー回路との接続ノードが出力端子であることを特徴とする請求項1に記載のコンパレータ回路。
  3. 前記非線形増幅回路部は、
    前記モニタ回路部に流れる電流を入力電流とする第2のカレントミラー回路と、
    この第2のカレントミラー回路の出力電流を入力電流とする第3のカレントミラー回路と、
    この第3のカレントミラー回路の出力側トランジスタに接続される第2の定電流源とを備え、
    この出力側トランジスタは、前記第1トランジスタ及び前記第2トランジスタのソース端子に接続されていることを特徴とする、請求項2に記載のコンパレータ回路。
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