JP2014001191A - ゲル状組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】経時安定性に優れ、製造過程におけるゲル状化温度の上昇を抑えられるゲル状組成物の提供。
【解決手段】ゲル状組成物を、(A)ポリオキシエチレン系ノニオン界面活性剤、(B)多価アルコール、(C)ミネラルオイル、(D)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミド、及び水を配合したものとする。

[上記一般式(I)において、R−COは炭素数12以上24以下の脂肪酸残基を表し、Rは炭素数2以上4以下のアルカノール基を表し、Rは炭素数2以上4以下のアルカノール基又は炭素数1以上3以下のアルキル基を表す。]
【選択図】なし

Description

本発明は、整髪剤などとして使用可能なゲル状組成物に関するものである。
毛髪に対して用いられる組成物の剤型は様々なものが存在し、ゲル状組成物もその一例である。特許文献1が開示するゲル状組成物は、ノニオン性界面活性剤、液状高級アルコール、液状油、及び水を配合するものであり、更に多価アルコールを配合すれば、ゲル形成が良好になるものとされている。また、特許文献2には、ポリオキシエチレンアルキルエーテル系ノニオン界面活性剤、多価アルコール、及び水を配合した非連続的立方晶構造を有する組成物が開示されており、その非連続的立方晶構造を有することによっても、組成物がゲル状になる。
特開2001−335425号公報 特開2000−256125号公報
ゲル状組成物には、当該組成物の使用目的に応じて選定した上記以外の原料が更に配合されるのが通常である。しかしながら、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミドなどの脂肪酸とアルカノールアミンとの脂肪酸アミドを配合した場合、ゲル状組成物の液状化や濁り発生といった経時安定性に関する問題が生じることがあった。また、流動パラフィンなどのミネラルオイルを配合すれば、組成物がゲル状化する温度が上昇するために、ゲル状化前に組成物を容器に充填する場合には、充填の迅速性がより求められることがあった。
本発明は、上記事情に鑑み、経時安定性に優れ、製造過程におけるゲル状化温度の上昇を抑えられるゲル状組成物の提供を目的とする。
本発明者等が鋭意検討を行った結果、ポリオキシエチレンアルキルエーテル系ノニオン界面活性剤及び多価アルコールを配合して得られるゲル状組成物の配合原料として、ミネラルオイル及び所定の脂肪酸アミドをも用いれば、ミネラルオイルの配合により、所定の脂肪酸アミドを配合することに伴う経時安定性の悪化を抑制でき、所定の脂肪酸アミドの配合により、ミネラルオイルを配合することに伴う製造時のゲル状化温度の上昇を抑制できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係るゲル状組成物は、下記(A)〜(D)が水と配合されたことを特徴とする。
(A)ポリオキシエチレン系ノニオン界面活性剤
(B)多価アルコール
(C)ミネラルオイル
(D)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミド
[上記一般式(I)において、R−COは炭素数12以上24以下の脂肪酸残基を表し、Rは炭素数2以上4以下のアルカノール基を表し、Rは炭素数2以上4以下のアルカノール基又は炭素数1以上3以下のアルキル基を表す。]
なお、上記の「(A)ポリオキシエチレン系ノニオン界面活性剤」とは、親水基としてPOE鎖を有するノニオン界面活性剤である。
本発明に係るゲル状組成物には、前記(A)として、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、及びポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルから選ばれた一種又は二種以上が配合されると良い。
本発明に係るゲル状組成物は、整髪のために用いられるものとしても良い。当該ゲル状組成物を毛髪に塗布すれば、毛髪表面を整え易く、整えた後の毛髪表面のツヤにも優れる。
本発明に係るゲル状組成物製品は、容器と、当該容器に収納された本発明に係るゲル状組成物とを備え、前記容器が、収納される前記ゲル状組成物を出し入れするための開口部を有する容体と、前記開口部を閉鎖するための蓋体とを有する。このゲル状組成物製品の使用における前記容体の開口部を開放する積算時間が長くなったとしても、上記(C)及び(D)が配合されるから、ゲル状組成物の安定性が良好となる。
本発明に係るゲル状組成物は、(A)ポリオキシエチレン系ノニオン界面活性剤及び(B)多価アルコールと共に、(C)ミネラルオイル及び所定の(D)脂肪酸アミドが配合されたものであるから、経時安定性に優れる上に、製造過程でのゲル状化温度上昇が抑えられたものとなる。
本発明の実施形態に係るゲル状組成物を収納するための容器例の斜視図である。 実施例、参考例、及び比較例1〜2のゲル状組成物を、容体に収納してから室温〜35℃で約2日間放置した後に撮影した図面代用写真である。 実施例及び比較例1のゲル状組成物を、容体に収納してから40℃で2〜3時間放置した後に撮影した図面代用写真である。
本発明の実施形態に基づき、本発明を以下に説明する。
本実施形態に係るゲル状組成物は、下記(A)〜(D)が水と配合されたものである(水の配合量は、例えば30質量%以上65質量%以下。)。また、実使用上許容されるのであれば、更に任意原料が配合されたものでも良い。
(A)ポリオキシエチレン系ノニオン界面活性剤
(B)多価アルコール
(C)ミネラルオイル
(D)脂肪酸アミド
なお、本実施形態のゲル状組成物の外観を透明にすることが可能であり、例えば上記の(A)〜(D)のみを水と配合することで透明にできる。
((A)ポリオキシエチレン系ノニオン界面活性剤)
ポリオキシエチレン系ノニオン界面活性剤(以下、「ポリオキシエチレン」を「POE」と称することがある。)は、親水基としてPOE鎖を有するノニオン界面活性剤であり、ゲル状の組成物を製造するための必須原料として用いられる。
上記POE系ノニオン界面活性剤は、POEアルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、及びPOEソルビット脂肪酸エステルから選ばれた一種又は二種以上であると良い。
上記POEアルキルエーテルは、これを構成するPOEの平均付加モル数が例えば20以上60以下のものであり、25以上50以下のものが良い。同POEアルキルエーテルを構成するアルキル基の炭素数は、例えば12以上22以下であり、16以上22以下が良い。このPOEアルキルエーテルの具体例としては、POEラウリルエーテル(20E.O.(「E.O.」の直前の数字は、POEの平均付加モル数を表す。以下同じ。))、POEラウリルエーテル(25E.O.)、POEラウリルエーテル(30E.O.)、POEラウリルエーテル(40E.O.)、POEラウリルエーテル(50E.O.)、POEセチルエーテル(20E.O.)、POEセチルエーテル(25E.O.)、POEセチルエーテル(30E.O.)、POEセチルエーテル(40E.O.)、POEステアリルエーテル(20E.O.)、POEステアリルエーテル(25E.O.)、POEステアリルエーテル(30E.O.)、POEステアリルエーテル(40E.O.)、POEステアリルエーテル(50E.O.)、POEベヘニルエーテル(20E.O.)、POEベヘニルエーテル(25E.O.)、POEベヘニルエーテル(30E.O.)が挙げられ、一種又は二種以上のPOEアルキルエーテルが用いられると良い。
上記POE脂肪酸エステルは、これを構成するPOEの平均付加モル数が例えば20以上60以下のものであり、25以上50以下のものが良い。同POE脂肪酸エステルを構成する脂肪酸残基の炭素数は、例えば12以上22以下であり、16以上22以下が良い。このPOE脂肪酸エステルの具体例としては、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(25E.O.)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(30E.O.)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(40E.O.)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(45E.O.)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(55E.O.)が挙げられ、一種又は二種以上のPOE脂肪酸エステルが用いられると良い。
上記POE硬化ヒマシ油の具体例としては、POE硬化ヒマシ油(30E.O.)、POE硬化ヒマシ油(40E.O.)、POE硬化ヒマシ油(50E.O.)、POE硬化ヒマシ油(60E.O.)、POE硬化ヒマシ油(80E.O.)が挙げられ、一種又は二種以上のPOE硬化ヒマシ油が用いられると良い。
上記POEソルビット脂肪酸エステルの具体例としては、テトラステアリン酸POEソルビット(60E.O.)が挙げられ、一種又は二種以上のPOE硬化ヒマシ油が用いられると良い。
本実施形態のゲル状組成物におけるPOE系ノニオン界面活性剤の配合量は、組成物をゲル状とするために適宜設定されるものであるが、例えば15質量%以上35質量%以下であり、20質量%以上30質量%以下であると良い。
((B)多価アルコール)
多価アルコールは、水酸基数が2以上6以下、炭素数が2以上6以下のものであり、ゲル状の組成物を製造するための必須原料として用いられる。
上記多価アルコールの具体例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコール、ソルビトールが挙げられ、一種又は二種以上の多価アルコールが用いられると良い。
本実施形態のゲル状組成物における多価アルコールの配合量は、組成物をゲル状とするために適宜設定されるものであるが、例えば5質量%以上25質量%以下であり、10質量%以上20質量%であると良い。
((C)ミネラルオイル)
本実施形態のゲル状組成物には、流動パラフィン、パラフィン、又は、流動パラフィン及びパラフィンがミネラルオイルとして配合される。原料(A)〜(B)及び(D)が配合されたゲル状組成物((C)の配合を欠くゲル状組成物)は、上記の通り、液状化や濁りの発生といった経時的に不安定なものである。この経時安定性の問題は、ゲル状組成物が外気に晒されることで生じやすくなる。その安定性は、原料(C)であるミネラルオイルを配合することで向上する。
本実施形態のゲル状組成物におけるミネラルオイルの配合量の下限は、経時安定性を十分にするために、0.5質量%が良く、1質量%が好ましく、2質量%がより好ましい。一方、ミネラルオイルの配合量の上限は、過剰であるとゲル状化する温度が高くなりすぎるので、10質量%が良く、8質量%が好ましく、6質量%がより好ましい。
((D)脂肪酸アミド)
本実施形態のゲル状組成物には、後記一般式(I)で表される脂肪酸アミドの一種又は二種以上が配合される。この原料(D)である脂肪酸アミドを配合することにより、原料(C)であるミネラルオイル配合によるゲル化温度の上昇を抑制できる。
原料(D)として配合される脂肪酸アミドは、下記一般式(I)で表されるものである。
[上記一般式(I)において、R−COは炭素数12以上24以下の脂肪酸残基を表し、Rは炭素数2以上4以下のアルカノール基を表し、Rは炭素数2以上4以下のアルカノール基又は炭素数1以上3以下のアルキル基を表す。]
上記一般式(I)におけるR−COとしては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、ヤシ油脂肪酸、イソステアリン酸、イソパルミチン酸などの脂肪酸残基が挙げられる。一般式(I)におけるRとしては、例えば、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシイソプロピル基が挙げられ、また、Rとしては、例えば、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシイソプロピル基、メチル基、エチル基が挙げられる。
上記一般式(I)で表される脂肪酸アミドの例としては、ラウリン酸ジエタノールアミド(表示名称:ラウラミドDEA)、ミリスチン酸ジエタノールアミド(表示名称:ミリスタミドDEA)、ステアリン酸ジエタノールアミド(表示名称:ステアラミドDEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(表示名称:コカミドDEA)、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド(表示名称:コカミドMEA)が挙げられる。
本実施形態のゲル状組成物における(D)脂肪酸アミドの配合量は、例えば0.5質量%以上7質量%以下であり、1質量%以上5質量%以下であると良い。
(任意原料)
整髪剤原料などの毛髪処理剤原料として公知のものを任意原料として、本実施形態のゲル状組成物に配合すると良い。
任意原料として高級アルコールを配合すれば、ゲル状組成物の柔軟性が高まる。本実施形態のゲル状組成物における高級アルコールの配合量は、例えば1質量%以上5質量%以下である。
高級アルコール以外の任意原料としては、例えば、エステル油、油脂、脂肪酸、炭化水素、ロウ、シリコーン、高分子化合物、アミノ酸、動植物抽出物、無機化合物、香料、防腐剤などである。
(pH)
本実施形態のゲル状組成物のpHは、特に限定されないが、例えば6.0以上8.0以下である。
(用途)
本実施形態のゲル状組成物は、公知のゲル状組成物と同様、毛髪用や皮膚用といった用途に用いられると良い。本実施形態のゲル状組成物を整髪のために用いた場合には、纏まりにくい短毛の立ち上がりを抑えることによって毛髪表面を整えることができ、また、その毛髪表面にツヤを付与する。
(容器)
本実施形態のゲル状組成物は以上の通りであり、このゲル状組成物を容器に収納したものが本実施形態のゲル状組成物製品である。その容器は、チューブ容器、ポンプ容器、広口容器など、ゲル状組成物を収納するための公知の容器から選定すると良い。
図1は、本実施形態に係るゲル状組成物を収納するための容器例の斜視図である。当該容器は、容体1と蓋体2とを備える。容体1は、収納されるゲル状組成物を出し入れするための開口部1aを有する概ね有底筒状の形状のものであり、上部外周には蓋体2を螺着するための雄ネジが設けられている。蓋体2は、開口部1aを閉鎖するためのものであり、蓋体2の内周面には、前記雄ネジと螺着させる雌ネジが設けられている。
上記の図1に示す容器からゲル状組成物を取り出す場合、開口部1aの開放により、収納されているゲル状組成物が外気に晒される。このような状態であっても、ゲル状組成物には原料(C)及び(D)が配合されているから、当該組成物の液状化や濁りの発生は抑制される。
以下、実施例に基づき本発明を詳述するが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるものではない。
実施例、比較例、及び参考例のゲル状組成物を製造し、これらゲル状組成物に関しての「ゲル状化温度」、「経時安定性」、「整髪性」、「毛髪表面のツヤ」を評価した。詳細は、以下の通りである。
(ゲル状組成物)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.)、ポリオキシエチレンセチルエーテル(40E.O.)、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル(30E.O.)、プロピレングリコール、グリセリン、ミネラルオイルである流動パラフィン、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド、イソステアリルアルコール、フェノキシエタノール、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの10%水溶液、及び水を使用して、実施例、比較例、及び参考例の透明ゲル状組成物を製造した。これら透明ゲル状組成物は、フェノキシエタノール、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、及び水以外を85℃以上で混合したものに、85℃以上の水を更に混合し、その後、フェノキシエタノール及び2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを混合した(各原料の配合濃度は、下記表1の通り。)。
(ゲル状化温度)
上記のゲル状組成物の製造において、全原料を配合してから冷却する過程の組成物の変化を観察し、ゲル状化温度を確認した。
(経時安定性)
製造した上記のゲル状組成物を広口容器(開口部を有する容体)に収納し、開口部を開放したまま、35℃で約1日放置し、更に室温で約1日放置した。そして、ゲル状組成物の外観を、写真撮影(図2参照)すると共に、目視確認した。確認の基準は、以下の通りとした。
◎:透明であった
○:白い濁りがやや認められた
△:白い濁りが明らかに認められた
×:白色になっていた
また、実施例と比較例1のゲル状組成物については、40℃で2〜3時間放置も行った。そして、広口容器を傾けたときの状態を写真撮影(図3参照)すると共に、目視確認した。確認の基準は、以下の通りとした。
○:液状化が認められなかった
×:液状化が認められた
(整髪性)
製造した上記のゲル状組成物のいずれかを、両手の平で伸ばし、ヘッドマネキンに植毛された毛髪になじませ、櫛通しをヘッドマネキンに沿って行うことで整髪した。そして、短毛の立ち上がりが抑えられているかを、参考例を基準として、目視確認により比較した。評価基準は、次の通りとした。
○:基準よりも短毛の立ち上がりが抑えられていた
―:基準と同等
×:基準の方が短毛の立ち上がりが抑えられていた
(毛髪表面のツヤ)
上記「整髪性」の評価において整髪した毛髪表面のツヤを、参考例を基準として、目視確認により比較した。評価基準は、次の通りとした。
○:基準よりもツヤがあった
―:基準と同等
×:基準の方がツヤがあった
下記表1に、ゲル状組成物の製造で用いた原料の配合量と共に、ゲル状組成物の評価結果を示す。
上記表1においては、[1]実施例と比較例2のゲル状化温度の対比により、原料(D)配合によってゲル状化温度の上昇を抑制したこと、[2]実施例と比較例1〜2の経時安定性の対比により、原料(C)〜(D)配合によって経時安定性を向上させたこと(図2〜3参照)、[3]実施例と比較例1との対比により、原料(C)配合によって整髪性及び毛髪表面のツヤの向上が図れたこと、を確認できる。
1 容体
2 蓋体

Claims (4)

  1. 下記(A)〜(D)が水と配合されたことを特徴とするゲル状組成物。
    (A)ポリオキシエチレン系ノニオン界面活性剤
    (B)多価アルコール
    (C)ミネラルオイル
    (D)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミド
    [上記一般式(I)において、R−COは炭素数12以上24以下の脂肪酸残基を表し、Rは炭素数2以上4以下のアルカノール基を表し、Rは炭素数2以上4以下のアルカノール基又は炭素数1以上3以下のアルキル基を表す。]
  2. 前記(A)として、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、及びポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルから選ばれた一種又は二種以上が配合された請求項1に記載のゲル状組成物。
  3. 整髪のために用いられる請求項1又は2に記載のゲル状組成物。
  4. 容器と、当該容器に収納された請求項1〜3のいずれか1項に記載のゲル状組成物とを備えるゲル状組成物製品であって、
    前記容器が、収納される前記ゲル状組成物を出し入れするための開口部を有する容体と、前記開口部を閉鎖するための蓋体とを有するゲル状組成物製品。
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