JP2017186296A - 整髪剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリース状の性状の安定性に優れ、なおかつ、べたつきが少なく、塗布性及び整髪力にも優れた整髪剤組成物を提供する。【解決手段】本発明に係る整髪剤組成物は、平均付加モル数が30以上、50以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル(成分A)と、平均付加モル数が5以上、25以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル(成分B)と、水(成分C)とを含み、本発明に係る整髪剤組成物では、前記成分Aの含有量が20.0質量%以上、35.0質量%以下であり、前記成分Bの含有量が3.0質量%以上、10.0質量%以下である。【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪を整える整髪剤に好適に用いられる整髪剤組成物に関する。
毛髪を整えるために用いられる整髪剤組成物が発揮し得る整髪特性には、様々な整髪特性がある。例えば、整髪特性としては、毛髪同士をまとめる特性、毛髪の流れを作り髪型を作る特性、髪を固める特性、髪を立ち上げる特性、髪型を長時間保持する特性、毛髪に艶を付与する特性、並びに、毛髪同士の滑りを良くしてさらさら感を付与する特性等が挙げられる。
整髪剤組成物は、目的とする整髪スタイルや、対象とする髪質などに応じて、上記の整髪特性のうちの一つ又は複数を発揮するように設計されている。また、整髪剤組成物の性状についても、液状、ジェル状及びグリース状などの種々の性状があり、それぞれの性状の整髪剤組成物が、それぞれ異なる使用性、使用感や整髪特性を有する。また、性状が異なる整髪剤組成物では、異なる組成設計が行われている。
整髪剤組成物の中でも、グリース状の整髪剤組成物(所謂、ヘアグリースやヘアポマード)は、流動性を有さないか、又はジェル状の整髪剤組成物と比べて低い流動性を有し、固形状又はペースト状の性状を有する。このため、グリース状の整髪剤組成物は、ジャー容器などに充填して、容器から指で適量をとるなどして使用することができ、取扱い性に優れるという特徴を有する。また、グリース状の整髪剤組成物は、ジェル状の整髪剤組成物と比べて、毛髪の流れを作り髪型を作る特性(アレンジ力)や毛髪に艶を付与する効果に優れるという利点を有する。このようなグリース状の整髪剤組成物としては、液状油及び固形油を用いた油性のグリース状整髪剤組成物や、水と比較的多量のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とを用いた水性のグリース状整髪剤組成物、多価アルコールを多量に含みかつ増粘剤によって大きく増粘された水性のグリース状整髪剤組成物(例えば、特許文献1参照)、並びに、水と皮膜形成ポリマーとを含みかつ増粘剤によって大きく増粘された水性のグリース状整髪剤組成物(例えば、特許文献2参照)等が挙げられる。
特開平9−110649号公報 特開2000−34212号公報
油性のグリース状整髪剤組成物では、油の独特のべたつきがあるという問題がある。また、多量のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含む水性のグリース状整髪剤組成物でもべたつきが生じやすく、更に水性のグリース状整髪剤組成物では、性状の安定性が不十分であり、特に、高温下に晒されたときに性状が変化することがあり、高温安定性(高温での性状安定性)が低くなる場合がある。また、上記特許文献1や2に記載の増粘剤によって大きく増粘された水性のグリース状整髪剤組成物では、グリース状整髪剤組成物の本来の特徴であるアレンジ力(毛髪の流れを作り髪型を作る特性)が不十分であるという問題がある。
このように、グリース状整髪剤組成物は、取扱い性や艶を付与する特性などで利点を有するものの、べたつきや性状の安定性、整髪力(アレンジ力。即ち、毛髪の流れを作り髪型を作る特性)の点で課題を有するという現状がある。
そこで、本発明の目的は、グリース状の性状の安定性に優れ、なおかつ、べたつきが少なく、塗布性及び整髪力にも優れた整髪剤組成物を提供することである。
本発明者らは、グリース状の整髪剤組成物において、1)べたつきの抑制、2)塗布しやすさの向上、3)整髪力の向上、及び4)性状の安定性(特に高温安定性)の向上の4つの性能に特に着目し、これらの4つの性能の全てを満足することができる構成を見出した。
本発明に係る整髪剤組成物は、下記成分(A)と、下記成分(B)と、下記成分(C)とを含み、前記成分(A)の含有量が20.0質量%以上、35.0質量%以下であり、前記成分(B)の含有量が3.0質量%以上、10.0質量%以下である。
成分(A):平均付加モル数が30以上、50以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル
成分(B):平均付加モル数が5以上、25以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル
成分(C):水
本発明に係る整髪剤組成物は、下記成分(D)を含むことが好ましい。
成分(D):数平均分子量が300以上、5000以下であるアクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体
本発明に係る整髪剤組成物は、下記成分(E)を含むことが好ましい。
成分(E):ジグリセリン
本発明に係る整髪剤組成物は、下記成分(F)を含むことが好ましい。
成分(F):平均付加モル数が30以上、80以下であるポリオキシエチレン基を有するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
本発明に係る整髪剤組成物の性状は、グリース状であることが好ましい。
本発明に係る整髪剤組成物は、特定の成分(A),(B)及び(C)を含み、成分(A)の含有量と成分(B)の含有量とが特定の範囲内であるため、べたつきを少なくし、塗布性及び整髪力を高め、かつ、性状の安定性(特に高温安定性)も高めることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る整髪剤組成物は、平均付加モル数が30以上、50以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルと、平均付加モル数が5以上、25以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルと、水とを含む。
本明細書においては、上記「平均付加モル数が30以上、50以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル」を「成分(A)」と称する場合がある。
本明細書において、上記「平均付加モル数が5以上、25以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル」を「成分(B)」と称する場合がある。
本明細書において、上記「水」を「成分(C)」と称する場合がある。
本発明の整髪剤組成物は、数平均分子量が300以上、5000以下であるアクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体を更に含んでいてもよい。本明細書においては、上記「数平均分子量が300以上、5000以下であるアクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体」を「成分(D)」と称する場合がある。
本発明の整髪剤組成物は、ジグリセリンを更に含んでいてもよい。本明細書においては、上記「ジグリセリン」を「成分(E)」と称する場合がある。
本発明の整髪剤組成物は、平均付加モル数が30以上、80以下であるポリオキシエチレン基を有するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を更に含んでいてもよい。本明細書においては、上記「平均付加モル数が30以上、80以下であるポリオキシエチレン基を有するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油」を「成分(F)」と称する場合がある。
上記のように、本発明の整髪剤組成物は、成分(A)と成分(B)と成分(C)とを少なくとも含む。本発明の整髪剤組成物は、成分(D)、成分(E)及び成分(F)からなる群から選ばれる成分(少なくとも1の成分)を更に含んでいてもよい。本発明の整髪剤組成物は、成分(D)、成分(E)、及び成分(F)からなる群から選ばれる少なくとも2の成分を含んでいてもよく、成分(D)を含んでいてもよく、成分(E)を含んでいてもよく、成分(F)を含んでいてもよい。本発明の整髪剤組成物は、成分(D)と、成分(E)と、成分(F)とを全て含むことが好ましい。本発明の整髪剤組成物は、成分(A)〜(F)以外の他の成分を含んでいてもよい。
上記の成分、例えば、成分(A)、成分(B)、成分(D)、成分(E)、成分(F)や他の成分は、それぞれ、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
以下、本発明の整髪剤組成物に用いられる各成分の詳細を説明する。
(成分(A))
成分(A)は、平均付加モル数が30以上、50以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルである。成分(A)は、グリース状の性状を形成する主成分である。成分(A)によってグリース状の性状とすることができるのは、成分(A)が水とヘキサゴナル液晶を形成し、流動性のない又は極めて低い強固なゲルを形成するためであると推定されるが、理由はこれに限定されない。成分(A)により、本発明の整髪剤組成物の性状が硬くなり、整髪力が高くなる。また、成分(A)はべたつきが少なく、整髪剤組成物のべたつきを抑える作用も有する。成分(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(A)は、ポリオキシエチレンセチルエーテル及び/又はポリオキシエチレンステアリルエーテルであり、即ち、ポリオキシエチレンセチルエーテル及びポリオキシエチレンステアリルエーテルのうちのいずれか一方又は双方である。
成分(A)のポリオキシエチレン基の平均付加モル数(即ち、オキシエチレンの平均付加モル数)は30以上、50以下である。グリース状の整髪剤組成物の形成性及びアレンジ力を効果的に高める観点から、成分(A)のポリオキシエチレン基の平均付加モル数は好ましくは40以下である。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(A)の含有量は、20.0質量%以上であり、好ましくは23.0質量%以上であり、35.0質量%以下であり、好ましくは30.0質量%以下である。本発明では、成分(A)の含有量が上記下限以上であるので、整髪剤組成物を適度に硬くし、グリース状の性状とすることができる。さらに、本発明では、成分(A)の含有量が上記上限以下であるので、整髪剤組成物が硬くなり過ぎることを抑制し、整髪剤組成物の毛髪への塗布性を良好にすることができる。成分(A)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(A)の含有量の合計量である。
(成分(B))
成分(B)は、平均付加モル数が5以上、25以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルである。成分(B)が成分(A)と組み合わされていることで、整髪剤組成物の高温安定性を高める作用が発揮される。これは、成分(B)が、成分(A)と水とのヘキサゴナル液晶の構造を補強し安定化するためであると推定されるが、理由はこれに限定されない。成分(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(B)は、ポリオキシエチレンセチルエーテル及び/又はポリオキシエチレンステアリルエーテルである。
成分(B)のポリオキシエチレン基の平均付加モル数(即ち、オキシエチレンの平均付加モル数)は5以上、25以下である。整髪剤組成物の高温安定性をより一層良好にする観点からは、成分(B)のポリオキシエチレン基の平均付加モル数は好ましくは10以上、20以下である。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(B)の含有量は、3.0質量%以上であり、好ましくは4.0質量%以上であり、10.0質量%以下であり、好ましくは8.0質量%以下である。本発明では、成分(B)の含有量が上記下限以上であるので、整髪剤組成物の高温安定性を良好にすることができる。さらに、本発明では、成分(B)の含有量が上記上限以下であるので、整髪剤組成物が硬くなり過ぎることを抑制し、整髪剤組成物の毛髪への塗布性を良好にすることができる。成分(B)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(B)の含有量の合計量である。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(A)と成分(B)との含有量の合計は、高温安定性をより一層向上する観点から、好ましくは25.0質量%以上であり、より好ましくは27.0質量%以上であり、整髪剤組成物が硬くなり過ぎることをより一層抑制し、整髪剤組成物の毛髪への塗布性をより一層良好にする観点から、好ましくは45.0質量%以下であり、より好ましくは35.0質量%以下である。
(成分(C))
成分(C)は、水である。水を用いることにより、水性のグリース状の整髪剤組成物を形成でき、べたつきを低減できる。また、水を用いることにより、グリース状の整髪剤組成物の調製が容易になる。
成分(C)の含有量は、他の配合成分の含有量によって、適宜調整することができる。本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(C)の含有量は、グリース状の整髪剤組成物の形成性を効果的に高める観点から、好ましくは20.0質量%以上、より好ましくは30.0質量%以上、更に好ましくは35.0質量%以上、好ましくは75.0質量%以下、より好ましくは70.0質量%以下、更に好ましくは65.0質量%以下である。
(成分(D))
成分(D)は、数平均分子量が300以上、5000以下であるアクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体である。成分(D)は、アクリル酸ヒドロキシエチルに由来する構成単位とアクリル酸メトキシエチルに由来する構成単位とが必須の構成単位である共重合体である。成分(D)は、例えば、INCI名:HYDROXYETHYL ACRYLATE/METHOXYETHYL ACRYLATE COPOLYMER[(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸メトキシエチル)コポリマー]で表示される化合物である。成分(D)を用いることにより、性状の安定性などの特性の低下を防ぎつつ、整髪力を効果的に高めることができる。さらに、アレンジ力に加えて、毛髪をタイト(毛髪が頭部形状に沿って撫で付けられ、毛髪が頭部の形状に沿ってぴったりと張り付いたような状態)にまとめる特性も高めることができる。成分(D)を用いても、べたつきが生じ難く、塗布性が低下し難く、かつ、高温安定性が低下し難い。成分(D)は、成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(E)及び成分(F)の添加効果を阻害しにくい。成分(D)は1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記数平均分子量は、例えば、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定することができる。上記数平均分子量は、例えば、ポリエチレングリコール(PEG)・ポリエチレンオキシド(PEO)換算により算出することが好ましい。上記数平均分子量のより詳細な測定条件としては、特に限定されないが、例えば、以下の条件が挙げられる。
GPC装置:Waters社製、Alliance
検出器:RI(東ソー社製、RI−8020)
カラム:東ソー社製、TSKgelαシリーズ
カラム温度:40℃
溶離液:メタノール/10mM LiBr含有
溶離液流量:0.5ml/分
標準試料:標準ポリエチレンオキシド、標準ポリエチレングリコール(いずれもAgilent Technologies社製)
成分(D)の市販品としては、互応化学工業社製、商品名「プラスサイズ L−222」等が挙げられる。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(D)の含有量は、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上、更に好ましくは2.0質量%以上、好ましくは20.0質量%以下、より好ましくは10.0質量%以下である。成分(D)の含有量が上記下限以上及び上記上限以下であると、整髪力が効果的に高くなる。成分(D)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(D)の含有量の合計量である。
(成分(E))
成分(E)は、ジグリセリンである。成分(E)を用いることにより、髪に良好な艶を付与することができる。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(E)の含有量は、好ましくは1.0質量%以上、より好ましくは2.0質量%以上、好ましくは20.0質量%以下、より好ましくは15.0質量%以下である。成分(E)の含有量が上記下限以上であると、髪に艶が良好に付与される。成分(E)の含有量が上記上限以下であると、整髪剤組成物の性状安定性(特に、高温安定性)がより一層高くなる。成分(E)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(E)の含有量の合計量である。
(成分(F))
成分(F)は、平均付加モル数が30以上、80以下であるポリオキシエチレン基を有するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油である。成分(F)を用いることにより、整髪力を効果的に高めることができる。また、成分(F)は成分(D)と比べて、比較的少量でも、整髪力を効果的に高めることができる。さらに、アレンジ力に加えて、毛髪を立ち上げる特性も高めることができる。成分(F)は1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(F)のポリオキシエチレン基の平均付加モル数(即ち、オキシエチレンの平均付加モル数)は30以上、80以下である。整髪力をより一層良好にする観点からは、成分(F)のポリオキシエチレン基の平均付加モル数は好ましくは35以上であり、好ましくは70以下である。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(F)の含有量は、好ましくは1.0質量%以上、より好ましくは2.0質量%以上、好ましくは10.0質量%以下、より好ましくは8.0質量%以下である。成分(F)の含有量が上記下限以上であると、整髪力がより一層高くなる。成分(F)の含有量が上記上限以下であると、整髪剤組成物の高温安定性がより一層高くなる。成分(F)の含有量は、本発明の整髪剤組成物中の全ての成分(F)の含有量の合計量である。
本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(A)と成分(B)と成分(F)との含有量の合計は、高温安定性をより一層良好にする観点から、好ましくは25.0質量%以上であり、より好ましくは27.0質量%以上であり、整髪剤組成物が硬くなり過ぎることをより一層抑制し、整髪剤組成物の毛髪への塗布性をより一層良好にする観点から、45.0質量%以下であり、好ましくは40.0質量%以下である。
(他の成分)
また、本発明の整髪剤組成物は、上述した成分(A)〜(F)とは異なる成分として、炭素数2〜5の低級アルコール、ジグリセリン以外の多価アルコール、炭素数12〜18の高級アルコール、エステル油、炭化水素油、及び油脂等を含んでいてもよい。
上記炭素数2〜5の低級アルコールとしては、エタノール等が挙げられる。
上記多価アルコールとしては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオール、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド等が挙げられる。
本発明の整髪剤組成物が、ジグリセリン以外の多価アルコールを含む場合に、本発明の整髪剤組成物100質量%中、ジグリセリン以外の多価アルコールの含有量は、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1.0質量%以上、好ましくは10.0質量%以下、より好ましくは7.0質量%以下である。本発明の整髪剤組成物は、ジグリセリン以外の多価アルコールを含んでいなくてもよい。
上記炭素数12〜18の高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セトステアリルアルコール及びオレイルアルコール等が挙げられる。
上記エステル油としては、パルミチン酸イソプロピル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ミリスチン酸イソプロピル、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、及びイソステアリン酸ポリグリセリル等が挙げられる。
上記炭化水素油としては、流動パラフィン、ワセリン、スクワレン及びスクワラン等が挙げられる。
上記油脂としては、オリーブ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油及びアボカド油等が挙げられる。
さらに、本発明の整髪剤組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、例えば、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤及び両性界面活性剤等の界面活性剤;カルナバロウ、キャンデリラロウ、ミツロウ、ラノリン等のロウ;アクリル樹脂アルカノールアミン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体等の皮膜形成ポリマー;ソルビトール、マルチトール及びトレハロース等の糖アルコール;シリコーン油;金属イオン封鎖剤;酸化防止剤;植物抽出エキス;染料;顔料;pH調整剤;香料;防腐剤;溶剤等を含んでいてもよい。
(整髪剤組成物の他の詳細)
本発明の整髪剤組成物の性状は、特に限定されないが、取扱い性を高める観点から、グリース状であることが好ましい。本発明の整髪剤組成物は、グリース状整髪剤組成物であることが好ましい。上記グリース状整髪剤組成物としては、例えば、ヘアグリース、ウォーターグリース、水性ポマード等と称される組成物などが挙げられる。
本発明の整髪剤組成物の製造方法としては、特に限定されないが、公知の整髪剤組成物の製造方法を採用することができる。本発明の整髪剤組成物の製造方法としては、例えば、各成分をパドルミキサー等で撹拌して均一化する方法等が挙げられる。
本発明の整髪剤組成物は、特に限定されないが、例えば、容器に充填された形態で用いることができる。上記容器としては、グリース状整髪剤組成物の場合には特に、ジャー容器が好ましい。
取扱い性をより一層高める観点からは、本発明の整髪剤組成物の25℃での稠度は好ましくは50gf以上、より好ましくは70gf以上であり、好ましくは700gf以下、より好ましくは600gf以下である。上記稠度は、10φ球型アダプターを備える稠度計を用いて、25℃、スピード60mm/分、ストローク20mmの条件で測定することができる。稠度計としては、サン科学社製「RHEO METER」等が挙げられる。
以下、本発明について、実施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。本発明は、以下の実施例のみに限定されない。
実施例及び比較例では、下記の成分を用いた。
(成分(A))
セテス−40(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数40、ポリオキシエチレンセチルエーテル)
ステアレス−30(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数30、ポリオキシエチレンステアリルエーテル)
ステアレス−40(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数40、ポリオキシエチレンステアリルエーテル)
(成分(B))
セテス−20(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数20、ポリオキシエチレンセチルエーテル)
セテス−10(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数10、ポリオキシエチレンセチルエーテル)
ステアレス−20(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数20、ポリオキシエチレンステアリルエーテル)
ステアレス−10(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数10、ポリオキシエチレンステアリルエーテル)
(成分(C))
精製水
(成分(D))
アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体:商品名「プラスサイズ L−222」、互応化学工業社製
(成分(E))
ジグリセリン
(成分(F))
ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数40)
ポリオキシエチレン(50E.O.)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数50)
ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数60)
(成分(F)に相当しない成分)
ポリオキシエチレン(10E.O.)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数10)
ポリオキシエチレン(20E.O.)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数20)
ポリオキシエチレン(100E.O.)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数100)
モノステアリン酸ソルビタン
(その他)
ポリオキシエチレン(5E.O.)オクチルドデシルエーテル
ステアリン酸ポリグリセリル−10
イソステアリン酸PG:イソステアリン酸プロピレングリコール
エタノール
(実施例1〜22及び比較例1〜11)
下記の表1〜3に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、整髪剤組成物を調製した。表中の配合量(整髪剤組成物100質量%中の配合量)は、純分の配合量(単位:質量%)で示した。
実施例1〜22で得られた整髪剤組成物の性状はいずれも透明かつグリース状であった。
得られた整髪剤組成物について、下記の評価を行った。評価結果は表中に示した。なお、評価は専門評価員4名が行った。
(評価1:塗布のしやすさ)
得られた整髪剤組成物3.0gを手に取り、ヘアウィッグ(レッスンマネキン:ユーカリジャパン社製)の毛髪に均一に塗布し、櫛を使って毛髪全体を後方に流すように撫で付けて整髪した。その際の、塗布のしやすさを下記の基準で評価した。
<塗布のしやすさの判定基準>
○(良好):整髪剤組成物ののびが良く、塗布しやすい。
△(使用可能):整髪剤組成物がやや硬い又はやや緩いが、実用上許容可能な塗布のしやすさである。
×(不良):整髪剤組成物が硬すぎるか又は緩すぎるため、塗布しにくい。
(評価2:整髪力(アレンジ力))
評価1により整髪した直後、整髪されたヘアウィッグの髪型を観察し、下記の基準で整髪力(アレンジ力)を判定した。
<整髪力の判定基準>
○(良好):しっかりと毛髪の流れが形成されている。
△(使用可能):毛髪の流れの形成がやや弱いが、実用上許容可能なアレンジ力である。
×(不良):毛髪の流れが保持できない。
(評価3:べたつきのなさ)
評価1により整髪した直後、整髪されたヘアウィッグの毛髪を手で触り、下記の基準でべたつきのなさを判定した。
<べたつきのなさの判定基準>
○(良好):べたつきが少なく、気にならない程度である。
△(使用可能):べたつきが感じられるが、実用上許容範囲である。
×(不良):べたつきが強く感じられ、不快な使用感である。
(評価4:常温(23℃)での性状)
得られた整髪剤組成物を調製してから1日経過した後、整髪剤組成物の性状(組成物の硬さ、透明性、析出の有無)を観察し、下記の基準で判定した。
<常温での性状の判定基準>
○(良好):透明で流動性のないグリース状の性状であった。
×(不良):液状化(流動化)、白濁、又は析出が見られた。
(評価5:高温安定性)
得られた整髪剤組成物を、50℃の恒温槽中に24時間保管し、保管後の性状(組成物の硬さ、透明性、析出の有無)を観察し、下記の基準で高温安定性を判定した。
<高温安定性の判定基準>
○(良好):透明で流動性のないグリース状の性状であった。
×(不良):液状化(流動化)、白濁、又は析出が見られた。
組成及び結果を下記の表1〜3に示す。
Figure 2017186296
Figure 2017186296
Figure 2017186296
表2中の比較例8の*1)は、微結晶が析出しており、外観は白濁していることを示す。
また、実施例で得られた各整髪剤組成物について、上記評価1により整髪した後5時間後に、整髪されたヘアウィッグの毛髪の艶を観察した。その結果、実施例で得られた各整髪剤組成物で整髪したヘアウィッグの毛髪は、いずれも十分な艶を有していた。中でも、実施例8、9、11〜18及び20〜22の整髪剤組成物で整髪したヘアウィッグの毛髪は、より優れた艶を有していた。

Claims (5)

  1. 下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cとを含み、
    前記成分Aの含有量が20.0質量%以上、35.0質量%以下であり、
    前記成分Bの含有量が3.0質量%以上、10.0質量%以下である、整髪剤組成物。
    成分A:平均付加モル数が30以上、50以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル
    成分B:平均付加モル数が5以上、25以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル
    成分C:水
  2. 下記成分Dを含む、請求項1に記載の整髪剤組成物。
    成分D:数平均分子量が300以上、5000以下であるアクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体
  3. 下記成分Eを含む、請求項1又は2に記載の整髪剤組成物。
    成分E:ジグリセリン
  4. 下記成分Fを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の整髪剤組成物。
    成分F:平均付加モル数が30以上、80以下であるポリオキシエチレン基を有するポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
  5. 性状がグリース状である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の整髪剤組成物。
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