JP6590729B2 - 整髪剤組成物 - Google Patents
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Description
成分(A):ノニオン界面活性剤
成分(B):両性皮膜形成ポリマー
成分(C):炭素数10〜20のアルキル基を有する安息香酸アルキルエステル
成分(D):多価アルコール
成分(E):炭素数1〜4の低級アルコール
成分(F):水
成分(A1):ポリオキシエチレンアルキルエーテル
成分(A2):ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
上記成分(A)は、ノニオン界面活性剤である。本発明においては、成分(A)は、整髪剤組成物を増粘させ固くしゲル状の性状とし、さらに上記性状の安定性を向上させる効果を発揮する。これにより、整髪剤組成物の整髪時の使用性を向上させる。また、整髪剤組成物の整髪力を向上させる効果を発揮する。成分(A)としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンラノリンなどが挙げられる。成分(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
上記成分(B)は、両性皮膜形成ポリマーである。成分(B)は、例えば、溶媒に溶解して頭髪に塗布した後に、頭髪に皮膜を形成することができるポリマーである。本発明の整髪剤組成物中に成分(B)を配合することにより、整髪力が向上するため好ましい。成分(B)としては、例えば、N−メタクリロイルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体[(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー]、アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル/アクリル酸オクチルアミド共重合体、ジアルキルアミノエチルメタクリレート/メタクリル酸アルキルエステル共重合体のモノクロル酢酸両性化物、(イソブチレン/ジエチルアミノプロピルマレイミド/マレイン酸)共重合体などが挙げられる。成分(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
上記成分(C)は、安息香酸のアルキルエステルである。成分(C)としては、例えば、安息香酸と脂肪族アルコールのエステルが挙げられる。成分(C)におけるアルキル基の炭素数は10〜20であり、好ましくは12〜17、より好ましくは12〜15である。本発明の整髪剤組成物中に成分(C)を配合することにより、べたつきの抑制効果が向上するため好ましい。さらに、毛髪につやを付与する効果が向上するため好ましい。成分(C)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
上記成分(D)は、多価アルコールである。本発明の整髪剤組成物中に成分(D)を配合することにより、整髪剤組成物ののびが向上し、塗布のしやすさが向上するため好ましい。さらに、毛髪につやを付与する効果が向上するため好ましい。成分(D)としては、例えば、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオール、グリセリン、ポリグリセリン、ジプロピレングリコールなどが挙げられる。中でも、プロピレングリコール、グリセリンが好ましい。成分(D)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
上記成分(E)は、炭素数1〜4の低級アルコールである。上記成分(E)としては、例えば、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコールなどが挙げられる。中でも、エタノールが好ましい。本発明の整髪剤組成物中に成分(E)を配合することにより、速乾性や防腐効果が向上するため好ましい。成分(E)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が用いられてもよい。
上記成分(F)は、水である。成分(F)としては、精製水が好ましい。成分(F)は、本発明の整髪剤組成物を、ジェル状、グリース状などの水性の組成物として、油性感がなくさっぱりした感触とする効果やのびのよさを向上する効果を有する。本発明の整髪剤組成物100質量%中、成分(F)の含有量は、特に限定されないが、20.0〜65.0質量%が好ましく、より好ましくは25.0〜50.0質量%である。
本発明の整髪剤組成物は、特に限定されないが、例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤等の成分(A)以外の界面活性剤;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セトステアリルアルコール及びオレイルアルコール等の炭素数12〜18の高級アルコール;ソルビトール、マルチトール及びトレハロース等の糖アルコール;シリコーン油;金属イオン封鎖剤;酸化防止剤;植物抽出エキス;染料;顔料;pH調整剤;香料;防腐剤;溶剤等を含んでいてもよい。
本発明の整髪剤組成物の性状としては、手に取って毛髪に塗布する場合に手からの垂れ落ちが生じにくく取扱い性に優れる観点から、ジェル状、グリース状が好ましく、より好ましくはグリース状である。グリース状の整髪剤組成物は、毛髪に比較的多量の整髪剤組成物を塗布しやすく、しっかりとした髪型に整髪する際の使用性に特に優れる。即ち、本発明の整髪剤組成物は、ジェル状整髪剤組成物、グリース状整髪剤組成物(ヘアグリース、ウォーターグリース、水溶性ポマード等と称される)であることが好ましい。
また、本発明の整髪剤組成物の稠度(25℃)は、容器から指ですくい取る場合に容易にすくい取れ取扱い性に優れる観点から、40gf以下が好ましく、より好ましくは30gf以下である。上記「稠度(25℃)」は、例えば、17φ平型アダプターを備えた稠度計を用いて、25℃、スピード60mm/分、及びストローク20mmの条件で測定することができる。上記稠度計としては、株式会社サン科学製の「RHEO METER」などが挙げられる。
POE(40)硬化ヒマシ油:日本エマルジョン株式会社製、商品名「エマレックス HC−40」、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(PEG−40水添ヒマシ油)、オキシエチレンの平均付加モル数:40
(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー:三菱化学製、商品名「ユカフォーマー120D」(純分30質量%)
安息香酸アルキル(C12−15):エボニック社製、商品名「TEGOSOFT TN」
下記の表に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、整髪剤組成物を調製した。なお、表中の配合量(整髪剤組成物100質量%中の配合量)は、純分の配合量(単位:質量%)で示した。
実施例および比較例で得られた各整髪剤組成物3.0gを手に取り、ヘアウィッグ(レッスンマネキン:株式会社ユーカリジャパン製)の毛髪に均一に塗布した際の、塗布のしやすさを下記の基準で評価した。
<評価基準>
○(良好):のびが良く、塗布しやすい。
×(不良):のびが悪く、塗布しにくい。
(2)整髪力
上記「(1)塗布のしやすさ」の評価における、整髪剤組成物の塗布直後に、整髪剤組成物が塗布されたヘアウィッグの毛髪を、手で曲げてくせ付けし、くせ付けの度合いを観察し、下記の基準で評価した。
<評価基準>
○(良好):明確にくせ付けすることができる。
×(不良):くせ付けが弱い、又は、くせ付けすることができない。
上記「(2)整髪力」の評価直後に、ヘアウィッグの毛髪を手で触り、べたつきの有無を評価した。
<評価基準>
○(良好):べたつきがほとんど、又は、全く感じられない。
×(不良):明らかにべたつきが感じられる。
上記「(3)べたつきのなさ」の評価から3時間経過後、櫛で5回コーミングし、ヘアウィッグ上のフレーキング(白い粉状のもの)が発生しているかどうかを観察し、下記の基準で評価した。
<評価基準>
○(良好):フレーキングが認められない。
×(不良):フレーキングが認められる。
実施例および比較例で得られた各整髪剤組成物を、45℃の環境下で3日間保存した後、流動性及び外観を観察し、下記の基準で評価した。
<評価基準>
○(良好):流動性のない透明なゲルを形成している。
×(不良):ゲルを形成しない、ゲルに流動性が認められる、もしくは白濁している。
ステアレス−20: 27.0質量%
POE(40)硬化ヒマシ油: 3.0質量%
(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー 0.9質量%
安息香酸アルキル(C12−15): 2.0質量%
グリセリン: 5.5質量%
1,3−ブチレングリコール: 5.5質量%
エタノール: 4.6質量%
フェノキシエタノール: 0.5質量%
メチルパラベン: 0.2質量%
香料: 1.0質量%
染料: 5.0質量%
精製水: 残部
合計: 100.0質量%
Claims (4)
- 下記成分(A)と、下記成分(B)と、下記成分(C)と、下記成分(D)と、下記成分(E)と、下記成分(F)とを含み、
前記成分(A)の含有量が23.0〜40.0質量%、前記成分(B)の含有量が0.5〜5.0質量%、前記成分(C)の含有量が0.5〜5.0質量%、前記成分(D)の含有量が10.0〜30.0質量%、前記成分(E)の含有量が1.0〜5.0質量%であることを特徴とする整髪剤組成物。
成分(A):ノニオン界面活性剤
成分(B):(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー
成分(C):炭素数10〜20のアルキル基を有する安息香酸アルキルエステル
成分(D):多価アルコール
成分(E):炭素数1〜4の低級アルコール
成分(F):水 - 前記成分(A)が下記成分(A1)と下記成分(A2)とを含み、
前記成分(A1)の含有量が20.0〜35.0質量%、前記成分(A2)の含有量が1.0〜10.0質量%である請求項1に記載の整髪剤組成物。
成分(A1):ポリオキシエチレンアルキルエーテル
成分(A2):ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 - 前記成分(A1)がオキシエチレンの平均付加モル数10〜30のポリオキシエチレンステアリルエーテルであり、
前記成分(A2)がオキシエチレンの平均付加モル数30〜50のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油である請求項2に記載の整髪剤組成物。 - 前記成分(C)が安息香酸アルキル(C12−15)である請求項1〜3のいずれか1項に記載の整髪剤組成物。
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