JP6909176B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents
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Description
成分(A):水
成分(B):オキシエチレンの平均付加モル数30以上、40以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
成分(C):オキシエチレンの平均付加モル数45以上、60以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
成分(D):数平均分子量が300以上、8000以下のポリエチレングリコール
成分(E):カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー
成分(F):ジグリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、及びプロピレングリコールからなる群より選択される1以上の多価アルコール
成分(G):青色法定色素、黒色法定色素、紫色法定色素、緑色法定色素、ベンガラ、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸リチウムコバルト、及びマンガンバイオレットからなる群より選択される1以上の色剤
成分(H):皮膜形成ポリマー
成分(I):数平均分子量が300以上、1000以下であるポリオキシプロピレンソルビット
成分(A)は水である。成分(A)としては、精製水が好ましい。成分(A)は、本発明の毛髪化粧料を、ジェル状、グリース状などの水性の組成物として、油性感がなくさっぱりした感触とし、のびのよさを向上する効果を有する。本発明の毛髪化粧料中の成分(A)の含有割合は、特に限定されないが、本発明の毛髪化粧料の総質量(100質量%)に対し、25.0〜75.0質量%が好ましく、より好ましくは30.0〜65.0質量%である。
成分(B)は、オキシエチレンの平均付加モル数が30以上、40以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油である。本発明の毛髪化粧料は、成分(B)を含むことにより、整髪後の毛髪に艶を付与することで白髪を目立たなくする特性に特に優れる。成分(B)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分(C)は、オキシエチレンの平均付加モル数が45以上、60以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油である。成分(C)を含むことにより、毛髪を立ち上げる力に特に優れる。成分(C)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分(D)は、数平均分子量が300以上、8000以下のポリエチレングリコールである。成分(D)を含むことにより、成分(B)及び成分(C)による毛髪を立ち上げる力をさらに向上させる。成分(D)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分(E)は、カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーである。すなわち、成分(E)は、カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーのうちの、いずれか一方又は両方である。成分(E)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分(F)は、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、及びプロピレングリコールからなる群より選択される1以上の多価アルコール(少なくとも1の多価アルコール)である。成分(F)を含むことにより、毛髪に艶を付与する特性を発揮し、白髪を目立たなくする効果を向上させる。成分(F)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分(G)は、青色法定色素、黒色法定色素、紫色法定色素、緑色法定色素、ベンガラ、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸リチウムコバルト、及びマンガンバイオレットからなる群より選択される1以上の色剤である。上記色剤はいずれも緑〜紫の色を呈する色剤である。上記色剤を含むことにより、本発明の毛髪化粧料を用いて整髪した後、補色により白髪をぼかす効果を発揮し、白髪を目立たなくすることができる。成分(G)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分(H)は、皮膜形成ポリマーである。成分(H)は、例えば、溶媒に溶解して頭髪に塗布した後に、頭髪に皮膜を形成することができるポリマーである。成分(H)を配合すると、髪型を長時間保持する特性(整髪保持力)が向上するため好ましい。なお、本明細書において、成分(H)には、成分(D)、成分(E)、又は成分(I)に相当するポリマーは含まれないものとする。成分(H)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
成分(I)は、数平均分子量が300以上、1000以下であるポリオキシプロピレンソルビットである。本発明の毛髪化粧料に成分(I)を配合することにより、本発明の毛髪化粧料の毛髪に艶を付与する効果が向上し、白髪を目立たなくする特性がより優れたものとなる。成分(I)は、一種のみを用いてもよいし、二種以上を用いてもよい。
本発明の毛髪化粧料は、本発明の目的を阻害しない範囲内で、上記成分(A)〜(I)以外の成分(その他の成分)を含んでいてもよい。上記その他の成分しては、特に限定されず、例えば、化粧品や医薬部外品に通常用いられる成分などが挙げられる。具体的には、例えば、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数2〜4の低級アルコール;ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等の成分(B)及び成分(C)以外の界面活性剤;1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオール等の成分(F)以外の多価アルコール;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール等の炭素数12〜18の高級アルコール;ソルビトール、マルチトール、トレハロース等の糖アルコール;ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、キサンタンガム等の成分(E)以外の増粘剤;シリコーン油、植物油、エステル油、炭化水素油、ロウ、高級脂肪酸等の油剤;保湿剤;殺菌剤;パール化剤;グリチルリチン酸及びその塩等の抗炎症剤;メントール等の清涼剤;リン酸及びその塩類、クエン酸及びその塩類、乳酸及びその塩類、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン等のpH調整剤;香料;紫外線吸収剤;酸化防止剤;金属イオン封鎖剤(キレート剤);カオリン、シリカ、タルク等の粉体;ビタミン類;アミノ酸類;収斂剤;美白剤;動植物抽出物;防腐剤;溶剤;酸;アルカリなどが挙げられる。
好ましい。上記「粘度(25℃)」は、例えば、ブルックフィールド型回転粘度計を用いて25℃で測定することができる。
表に記した各成分(成分(A)〜(I)及びその他の成分)を用い、実施例及び比較例の各毛髪化粧料を常法により調製した。
精製水
<成分(B)>
POE(40)硬化ヒマシ油:商品名「ブラウノンRCW−40」、青木油脂工業株式会社製、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(PEG−40水添ヒマシ油)、オキシエチレンの平均付加モル数:40
<成分(C)>
POE(50)硬化ヒマシ油:商品名「ブラウノンRCW−50」、青木油脂工業株式会社製、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(PEG−50水添ヒマシ油)、オキシエチレンの平均付加モル数:50
<成分(D)>
PEG4000:商品名「PEG#4000」、日油株式会社製、ポリエチレングリコール4000
PEG1500:商品名「PEG#1500」、日油株式会社製、ポリエチレングリコール1500、ポリエチレングリコール300とポリエチレングリコール1540の混合物
PEG1000:商品名「PEG#1000」、日油株式会社製、ポリエチレングリコール1000
<成分(E)>
カルボキシビニルポリマー:商品名「カーボポール980」、日本ルーブリゾール株式会社製
<成分(H)>
(ビニルピロリドン/VA)コポリマー:商品名「MV−6427F」、交洋ファインケミカル株式会社製、酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体
<成分(I)>
ポリオキシプロピレンソルビット:商品名「サンニックス SP−750」、三洋化成工業株式会社製、数平均分子量690
実施例及び比較例で得られた各毛髪化粧料について以下の通り評価した。評価結果は表に記載した。
実施例及び比較例で得られた各毛髪化粧料約0.5gを掌にとり、掌上でのばした後、ウィッグ(株式会社ビューラックス製、商品名「スタッフス カットウィッグ」)に塗布した。塗布は、ウィッグの左右いずれかの半分に対して行った。その後、手櫛で整髪を行い、ウィッグの頭頂部の毛髪を根元から上方へ立ち上げてまとめるように整髪を施した。そして、ウィッグの頭頂部の整髪状態より「毛髪を立ち上げる力」を下記の基準で判定した。
<毛髪を立ち上げる力の判定基準>
○(良好):毛髪を立ち上げるように整髪することができた。
×(不良):毛髪を立ち上げることができなかった。
実施例及び比較例で得られた各毛髪化粧料約0.2gを白髪10%混合毛束(株式会社ビューラックス製、商品名「BM−MIX−K10」)に塗布した。その後、塗布前の毛束と白髪の目立ち度合いを目視にて評価した。
<白髪の目立ち度合いの判定基準>
○(良好):未塗布毛束と比較し、白髪の量が明らかに少なく見える。
△(不十分):未塗布毛束と比較し、白髪の量がやや少なく見える。
×(不良):未塗布毛束と比較し、白髪の量が同じに見える。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.О.) 4.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.О.) 6.5質量%
ポリエチレングリコール1000 2.0質量%
ポリエチレングリコール4000 1.0質量%
カルボキシビニルポリマー 0.4質量%
ジグリセリン 5.0質量%
紫色401号 0.002質量%
(ビニルピロリドン/VA)コポリマー 1.0質量%
香料 0.2質量%
無水エタノール 10.0質量%
フェノキシエタノール 0.5質量%
無水亜硫酸ナトリウム 0.05質量%
加水分解コラーゲン 0.5質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.О.) 10.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.О.) 3.0質量%
ポリエチレングリコール1500 1.5質量%
ポリエチレングリコール4000 1.0質量%
カルボキシビニルポリマー 0.6質量%
ジグリセリン 5.0質量%
ジプロピレングリコリコール 5.0質量%
青色1号 0.0015質量%
(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー
1.0質量%
無水エタノール 5.0質量%
トリメチルグリシン 2.0質量%
フェノキシエタノール 0.5質量%
無水亜硫酸ナトリウム 0.05質量%
加水分解ヒアルロン酸 0.001質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.О.) 8.0質量%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.О.) 8.0質量%
ポリエチレングリコール1000 3.0質量%
ポリエチレングリコール4000 2.0質量%
カルボキシビニルポリマー 0.5質量%
ジグリセリン 15.0質量%
黒色401号 0.002質量%
ポリビニルピロリドン 1.0質量%
香料 0.2質量%
無水エタノール 10.0質量%
フェノキシエタノール 0.5質量%
エデト酸二ナトリウム 0.01質量%
シリカ 0.1質量%
加水分解コラーゲン 0.01質量%
精製水 残部
合計 100.0質量%
Claims (1)
- 下記成分(A)、下記成分(B)、下記成分(C)、下記成分(D)、下記成分(E)、下記成分(F)、下記成分(G)、下記成分(H)、及び下記成分(I)を含み、
前記成分(B)の含有割合が1.0〜15.0質量%、前記成分(C)の含有割合が1.0〜15.0質量%、前記成分(D)の含有割合が0.5〜6.0質量%、前記成分(E)の含有割合が0.1〜0.7質量%、前記成分(F)の含有割合が1.0〜15.0質量%、前記成分(G)の含有割合が0.001〜0.004質量%である、毛髪化粧料。
成分(A):水
成分(B):オキシエチレンの平均付加モル数30以上、40以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
成分(C):オキシエチレンの平均付加モル数45以上、60以下のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
成分(D):数平均分子量が300以上、4000以下のポリエチレングリコール
成分(E):カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー
成分(F):ジグリセリン、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、及びプロピレングリコールからなる群より選択される1以上の多価アルコール
成分(G):青色法定色素、黒色法定色素、紫色法定色素、緑色法定色素、ベンガラ、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸リチウムコバルト、及びマンガンバイオレットからなる群より選択される1以上の色剤
成分(H):皮膜形成ポリマー
成分(I):数平均分子量が300以上、1000以下であるポリオキシプロピレンソルビット
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JP2018098100A JP6909176B2 (ja) | 2018-05-22 | 2018-05-22 | 毛髪化粧料 |
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-
2018
- 2018-05-22 JP JP2018098100A patent/JP6909176B2/ja active Active
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