JP7171143B2 - 整髪剤組成物 - Google Patents
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成分(B):平均付加モル数が30以上、50以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル
成分(C):融点が25℃以上である油性成分
成分(D):融点が25℃未満である油性成分
成分(E):水
成分(A)は、平均付加モル数が5以上、25以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルである。成分(A)を用いることにより、整髪力(アレンジ力及び毛髪をタイトにまとめる整髪特性)を高めることができる。また、成分(A)を用いることにより、つやが生じにくく毛髪に自然な風合いを付与することができる。成分(A)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(B)は、平均付加モル数が30以上、50以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテルである。成分(B)は、グリース状の性状を形成する主成分である。成分(B)によってグリース状の性状とすることができるのは、成分(B)が水とヘキサゴナル液晶を形成し、流動性のない又は極めて低い強固なゲルを形成するためであると推定されるが、理由はこれに限定されない。成分(B)により、整髪剤組成物の性状を硬くすることができ、べたつきを抑え、また、整髪力(アレンジ力及び毛髪をタイトにまとめる整髪特性)を高めることができる。成分(B)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(C)は、融点が25℃以上である油性成分である。成分(C)は、25℃で固形の油性成分であってもよい。成分(C)を用いることにより、整髪力(アレンジ力及び毛髪をタイトにまとめる整髪特性)を高めることができる。また、成分(C)を用いることにより、つやが生じにくく毛髪に自然な風合いを付与することができる。成分(C)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(D)は、融点が25℃未満である油性成分である。成分(D)を用いることにより、べたつきを抑え、塗布性を高めることができる。成分(D)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
成分(E)は、水である。成分(E)を用いることにより、整髪剤組成物の性状を例えばグリース状に形成することができ、また、べたつきを抑えることができる。
成分(F)は、多価アルコールである。成分(F)を用いることにより、塗布性をより一層高め、べたつきをより一層効果的に抑えることができる。
本発明の整髪剤組成物は、上述した成分(A)~(F)以外の成分を含んでいてもよい。成分(A)~(F)以外の成分としては、特に限定されないが、例えば、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、成分(A)及び成分(B)以外のノニオン界面活性剤、皮膜形成ポリマー、増粘剤、低級アルコール、及び防腐剤等が挙げられる。
取扱い性を高める観点から、本発明の整髪剤組成物の性状は、グリース状であることが好ましい。本発明の整髪剤組成物は、グリース状整髪剤組成物であることが好ましい。上記グリース状整髪剤組成物としては、例えば、ヘアグリース、ウォーターグリース及び水性ポマード等と称される組成物等が挙げられる。
セテス-20(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数20、ポリオキシエチレンセチルエーテル)
ステアレス-10(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数10、ポリオキシエチレンステアリルエーテル)
ステアレス-30(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数30、ポリオキシエチレンステアリルエーテル)
セテス-40(ポリオキシエチレン基の平均付加モル数40、ポリオキシエチレンセチルエーテル)
ミツロウ:商品名「コウサンダッシュウミツロウ」、三木化学工業社製、融点65℃
カルナバロウ:商品名「TOWAX-1F8」、東亜化成社製、融点85℃
パラフィン:商品名「PARAFFIN WAX-125(製品形状:粒)」、日本精鑞社製、融点54℃
ミネラルオイル:商品名「CARNATION」、Sonneborn Inc社製、25℃で液状
パルミチン酸2-エチルヘキシル:商品名「コーヨーPOC」、交洋ファインケミカル社製、25℃で液状
精製水
プロピレングリコール
下記の表1に示す配合成分を配合(配合単位は質量%)し、整髪剤組成物を調製した。表中の配合量(整髪剤組成物100質量%中の配合量)は、純分の配合量(単位:質量%)で示した。
得られた整髪剤組成物について、以下の評価を行った。評価結果は表中に示した。なお、専門パネル5名が協議して評価結果を決定した。
得られた整髪剤組成物1.5gを掌にとり、掌上でのばした後、カットウィッグ(ユーカリジャパン社製、商品名「A-386」)に塗布した。塗布は、ウィッグの左右いずれかの半分に対して行った。塗布後、櫛を使って、ウィッグの頭頂部及び側頭部の毛髪についてはウィッグの形状に沿って後頭部方向へなでつけるように整髪した。
A(良好):整髪剤組成物ののびが良く、塗布しやすい。
B(使用可能):整髪剤組成物がやや硬い又はやや緩いが、実用上許容可能な塗布のしやすさである。
C(不良):整髪剤組成物が硬すぎるか又は緩すぎるため、塗布しにくい。
A(良好):しっかりと毛髪の流れが形成されている。
B(使用可能):毛髪の流れの形成がやや弱いが、実用上許容可能なアレンジ力である。
C(不良):毛髪の流れが保持できない。
A(良好):ウィッグの形状に沿って後頭部方向へなでつけるように整髪した毛髪の形状が保持され、毛髪の浮きがない。
B(使用可能):ウィッグの形状に沿って後頭部方向へなでつけるように整髪した毛髪の形状は保持されていたが、毛髪の浮きが少し見られる。
C(不良):ウィッグの形状に沿って後頭部方向へなでつけるように整髪した毛髪の形状が保持されず、毛髪が下方に垂れる。
試験例1~3により整髪した直後のウィッグの毛髪を手で触り、「べたつきのなさ」を下記の基準で評価した。
A(良好):べたつきが少なく、気にならない程度である。
B(使用可能):べたつきが感じられるが、実用上許容範囲である。
C(不良):べたつきが強く感じられ、不快な使用感である。
試験例1~3により整髪した直後のウィッグの毛髪を目視で観察し、「整髪後の風合い」を下記の基準で評価した。
A(良好):毛髪につやが生じておらず自然な風合いが付与されている。
B(使用可能):毛髪につやが少し生じているが、自然な風合いが付与されている。
C(不良):毛髪につやが生じており、自然な風合いが付与されていない。
得られた整髪剤組成物を調製してから常温(23℃)で1日静置した後、整髪剤組成物の性状(整髪剤組成物の硬さ、析出の有無)を観察し、「性状の安定性」を下記の基準で評価した。
A(良好):流動性のないグリース状の性状である。
B(使用可能):軟化又は硬化が少し見られるが、実用上許容範囲である。
C(不良):液状化(流動化)、又は析出が見られる。
Claims (5)
- 下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dと、下記成分Eとを含み、
前記成分Aの含有量が6.0質量%以上、18.0質量%以下であり、
前記成分Bの含有量が6.0質量%以上、18.0質量%以下であり、
前記成分Cの含有量が5.0質量%以上、20.0質量%以下であり、
前記成分Dの含有量が2.0質量%以上、15.0質量%以下である、整髪剤組成物。
成分A:平均付加モル数が5以上、25以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル
成分B:平均付加モル数が30以上、50以下であるポリオキシエチレン基を有し、かつセチル基又はステアリル基を有するポリオキシエチレンアルキルエーテル
成分C:融点が25℃以上である油性成分
成分D:融点が25℃未満である油性成分
成分E:水 - 下記成分Fを含む、請求項1に記載の整髪剤組成物。
成分F:多価アルコール - 前記成分Fの含有量が0.5質量%以上、10.0質量%以下である、請求項2に記載の整髪剤組成物。
- 前記成分Cの含有量の、前記成分Dの含有量に対する質量比が1.0以上、3.0以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の整髪剤組成物。
- 性状がグリース状である、請求項1~4のいずれか1項に記載の整髪剤組成物。
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