JP2010202621A - 整髪料 - Google Patents

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Abstract

【課題】のびが良く、べたつきが少なく、毛髪に対して高いセット力によりヘアアレンジを可能にし、そのアレンジした髪型が長時間持続する優れたセット保持力を有し、さらには経時安定性に優れた整髪料を提供すること。
【解決手段】(A)20℃において固体のワックス8〜25質量%と、(B)珪素数が2〜8の揮発性シリコーンと、(C)20℃において液状のエステル油を含有する整髪料であって、成分(A)と成分(B)の質量比が1:2〜2:1であり、かつ成分(A)と成分(C)の質量比が3:1〜1:1である整髪料。
【選択図】なし

Description

本発明は、のびが良く、べたつきが少なく、毛髪に対して高いセット力によりヘアアレンジを可能にし、そのアレンジした髪型が長時間持続する優れたセット保持力を有し、さらには経時安定性に優れた整髪料に関するものである。
従来、整髪料として、ヘアーリクイド、ヘアクリーム、ヘアーチック、ポマード、ヘアースプレー、ヘアーフォーム、セットローション、ブローローション等の製剤が使用されている。これらの整髪料は、主に油脂、ワックス、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル系化合物又はそのリン酸塩等の油性成分を整髪剤成分としたものと、アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド共重合体や酢酸ビニル/クロトン酸共重合体等のアニオン性高分子化合物、ジアルキルアミノエチルメタクリエート重合体の酢酸両性化物やアクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体等の両性高分子化合物や、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物等のカチオン性高分子化合物などの皮膜形成高分子を整髪剤成分としたものがある。特に油性成分を整髪成分としたヘアーリクイド、ヘアクリーム、ヘアーチック、ポマード等は、使用時にべたつく、仕上がりが重く汚れた印象を与える等の欠点があった。
近年ヘアスタイルはファッションのひとつであり多様化している。特に10代、20代の若年層においては、髪型のトップの部分にボリュームを出したり、無造作なスタイルを作ることが流行している。これらのヘアスタイルを作成するために、ヘアースプレーやワックスが利用されている。ヘアースプレーは皮膜形成高分子を整髪成分として配合しており、毛髪表面に硬い被膜を形成し、整髪保持効果は良好であるが、整髪後の髪のつやがなくなる、ごわつく、フレーキング(被膜が剥離し白粒状になる)を生じる等の欠点があった。
また、ワックスについては、より高いセット力やアレンジ力を目的に使用され、例えば、12−ヒドロキシステアリン酸とアルカリ剤を配合したヘアワックス(例えば、特許文献1参照。)が開示されている。しかし、この方法においては、べたつきが少なく、つるつるとした触感で伸びがよい効果は得られるものの、より高いセット力を得ようとした場合、限界があり、またセット保持性についても限界があった。
また、キャンデリラワックスやマイクロクリスタリンワックスなどを使用した整髪料(例えば、特許文献2参照。)も提案されている。しかし、この整髪料もセット力はあるものの、キャンデリラ等のワックス成分が時間とともに凝集、析出して安定性が悪く、また毛髪への延びが悪く、実用化することは非常に困難であった。
以上のことから、のびが良く、べたつきが少なく、毛髪に対して高いセット力によりヘアアレンジを可能にし、そのアレンジした髪型が長時間持続する優れたセット保持力を有する整髪料の開発が強く望まれていた。
なお、本出願人はワックスと揮発性シリコーンを類を配合した整髪料(例えば、特許文献3参照。)を提案している。
特開2000−86450号公報 特開2002−241243号公報 特開2002−193764号公報
そこで、本発明者は、上記背景技術を鑑みて、鋭意研究を重ねた結果、固体のワックスと揮発性シリコーンと液状のエステル油を含有する整髪料において、固体のワックスを特定量とし、さらに固体のワックスと揮発性シリコーンの比率、ならびに固体のワックスと液状のエステル油の比率を特定することにより、のびが良く、べたつきが少なく、毛髪に対して高いセット力によりヘアアレンジを可能にし、そのアレンジした髪型が長時間持続する優れたセット保持力を有し、さらには経時安定性に優れることを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の目的とするところは、のびが良く、べたつきが少なく、毛髪に対して高いセット力によりヘアアレンジを可能にし、そのアレンジした髪型が長時間持続する優れたセット保持力を有し、さらには経時安定性に優れた整髪料を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の整髪料は、(A)20℃において固体のワックスを整髪料中8〜25質量%と、(B)珪素数が2〜8の揮発性シリコーンと、(C)20℃において液状のエステル油を含有する整髪料であって、成分(A)と成分(B)の質量比が1:2〜2:1であり、かつ成分(A)と成分(C)の質量比が3:1〜1:1であることを特徴としている。
また本発明の整髪料には、さらに(D)水溶性高分子を整髪料中0.01〜1質量%含有することが望ましい。
本発明の整髪料によれば、のびが良く、べたつきが少なく、毛髪に対して高いセット力によりヘアアレンジを可能にし、そのアレンジした髪型が長時間持続する優れたセット保持力を有し、さらには経時安定性に優れることができる。
以下、本発明の実施形態について詳述する。
本発明における(A)成分であるワックスは、20℃において固体の形状を示すものであることが必須である。ここで固体の形状とは、結晶質のものを指す。この固体のワックスとしては、具体的には、ロウ類、炭化水素類、油脂類等があげられる。例えば、ロウ類としては、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、サトウキビロウ、パームロウ、羊毛脂、ミツロウ等があげられ、炭化水素類としては、オゾケライト、セレシン、パラフィン、ポリエチレン末、マイクロクリスタリンワックス等があげられ、油脂類としては、カカオ脂、パーム油、パーム核油、モクロウ、牛脂等があげられる。これら固体のワックスの中でも、べたつきの無さと毛髪のセット性の点で、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、セレシン、パラフィン、ポリエチレン末、マイクロクリスタリンワックス、モクロウが特に好ましい。
本発明においては、これら固体のワックスの中から一種または二種以上を適宜選択して用いることができ、その配合量としては、整髪料の全量に対して8〜25質量%が必要であり、好ましくは10〜23質量%である。この配合量であれば、良好なセット性を得るこ
とができ、なおかつ使用時に取り易くなる組成物の硬度が得られるため好ましい。
本発明における(B)成分は、珪素数が2〜8の揮発性シリコーンであり、これらは単独で配合しても、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
珪素数が2〜8の揮発性シリコーンとしては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、テトラデカメチルシクロヘキサシロキサン、オクタメチルトリシロキサンおよびデカメチルテトラシロキサン、メチルトリメチコン等があげられる。それらの市販品を例示すると、信越化学社製のKF−96A−1cs、KF−96A−1.5cs、KF−995、TMF−1.5、東レダウコーニングシリコーン社製のSH244、SH344、SH245、DC345、DC246、SH200C−1cs、SH200C−1.5cs、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製のTSF404、TSF405、TSF4045、TSF451−1A、TSF451−1.5A等があげられる。
本発明においては、成分(B)の配合量は、全組成物中に5〜30質量%が好ましく、さらに好ましくは10〜20質量%である。この配合量であれば、ワックスの溶解性が良好であり、組成物よりワックスが固形となって析出したり、組成物が分離することもない。また、良好なセット性を得ることもでき好ましい。
また、本発明においては、成分(A)と成分(B)の質量比が1:2〜2:1であることが必要であり、好ましくは質量比が1.5:2〜2:1である。質量比が1:2未満の場合、高いセット力が不足してヘアアレンジができない場合があり、また質量比が2:1を超えると、固形のワックスが析出してセット性が不十分となる場合があり好ましくない。
本発明における(C)成分であるエステル油は、固体ワックスを溶解或いは分散させ、析出を防止してセット性を高めるために配合され、脂肪酸とアルコールとのエステル体を主成分とするものである。その具体例としては、ミリスチン酸イソプロイル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル等の直鎖高級脂肪酸と低級アルコールとのエステル、カプリル酸セチル、ラルリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル、ラウリン等の直鎖高級脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリルステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル等の直鎖脂肪酸と分枝アルコールとのエステル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル等の分枝脂肪酸と低級アルコールとのエステル、オクタン酸セチル、オクタン酸セトステアリル、オクタン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル等の分枝脂肪酸と直鎖高級アルコールとのエステル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール等の脂肪酸と多価アルコールとのエステル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソペラルゴン酸オクチル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル等の分枝脂肪酸と分枝アルコールとのエステル、乳酸ラルリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル等の乳酸エステル、クエン酸トリエチル、クエン酸トリオクチル、クエン酸トリイソセチル、リンゴ酸ジイソステアリル、コハク酸ジオクチル、セバシン酸ジオクチル等の二塩基酸のエステルなどが挙げられる。また、天然由来のものとしては、ホホバ油等が挙げられる。
本発明においては、これらエステル油の中から、一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。これらエステル油の配合量は、成分(A)のワックスの配合量によって適宜選択され、成分(A)と成分(C)の質量比が3:1〜1:1であることが必要であり、好ましくは質量比が3:1〜3:2である。この質量比であれば、高いセット力が得られヘアアレンジが良好にでき、また、固形のワックスが析出することなくセット性が十分となり好ましい。
また、本発明においては、成分(D)である水溶性高分子0.01〜1質量%を配合することが好ましく、さらに好ましくは0.05〜0.8質量%である。本発明における水溶性高分子は毛髪に塗布しやすくするとともに系を安定させることを目的としている。
上記水溶性高分子は、化粧品用として一般に使用され得る、天然水溶性高分子、半合成水溶性高分子又は合成水溶性高分子等を挙げることができる。上記水溶性高分子としては、例えば、グアーガム、ローカストビンガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、トラガカントガム、ジェランガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸及びその塩、寒天、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン、コラーゲンペプチド、デオキシリボ核酸及びその塩、カルボキシメチルセルロース又はその塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等)、エチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース系高分子;可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン等のデンプン系水溶性高分子;アルギン酸プロピレングリコールエステル、アルギン酸塩等のアルギン酸系水溶性高分子;ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、アクリル酸メタクリル酸長鎖アルキル(炭素数10〜30)共重合体、エチレンオキシド−プロピレンオキシドブロック共重合体、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンオキシド、アクリル酸エチルやメタクリル酸エチルとアニオン性モノマーとの共重合体等のアニオン性ポリマー、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル等のカチオン性ポリマー、N−メタクリロイルエチルN,N−ジメチルアンモニウム・α−N−メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸ブチル共重合体等の両性ポリマー等が挙げられる。
本発明の整髪料には、上記必須成分の他に、必要により、一般に化粧料に用いられている成分、例えば、他の界面活性剤、油脂類、粉体、シリコーン類、pH調整剤、保湿剤、紫外線吸収剤、紫外線分散剤、色素、液状アルコール、植物エキス、殺菌剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、薬剤、香料等を、本発明の効果を損なわない範囲で用いることができる。
本発明の整髪料の剤型は、特に限定されることはなく、通常整髪料として使用される乳液状、クリーム状、ゲル状、エアゾール、固形製剤、スティック製剤の剤型とすることができ、具体的には、ヘアクリーム、ヘアオイル、ヘアジェル、カラークレヨン、ヘアトリートメント、ヘアーフォーム、ヘアスプレー、ヘアワックスなどがあげられる。これらのうちでは、ヘアワックスがとくに好適である。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これらの実施例により本発明の技術範囲が限定されるものではない。尚、実施例および比較例に記載の整髪料について、塗布時ののび、べたつきのなさ、アレンジ力、スタイル持続力、経時安定性に関する試験法を下記に示す。
(1)塗布時ののび
10名の専門パネルを対象に、実施例および比較例で示した整髪料2gを毛束(長さ10cm、重さ2gのバージン毛髪)に塗布し、その時の整髪料ののびについて官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行った。
判定基準(のびが良い、またはのびが悪い)
◎:パネルの8名以上がのびが良いと判断
○:パネルの6名以上8名未満がのびが良いと判断
△:パネルの4名以上6名未満がのびが良いと判断
×:のびが良いと判断したパネルが4名未満
(2)べたつきのなさ
10名の専門パネルを対象に、実施例および比較例で示した整髪料2gを毛束(長さ10cm、重さ2gのバージン毛髪)に塗布し、30分間放置した。つぎに毛束のべたつき具合について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行った。
判定基準(べたつかない、またはべたつく)
◎:パネルの8名以上がべたつかないと判断
○:パネルの6名以上8名未満がべたつかないと判断
△:パネルの4名以上6名未満がべたつかないと判断
×:べたつかないと判断したパネルが4名未満
(3)アレンジのしやすさ
10名の専門パネルを対象に実施例および比較例の整髪料を使用してもらい、アレンジのしやすさについて官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行った。
判定基準(アレンジしやすい、またはアレンジしにくい))
◎:パネルの8名以上がアレンジしやすいと判断
○:パネルの6名以上8名未満がアレンジしやすいと判断
△:パネルの4名以上6名未満がアレンジしやすいと判断
×:アレンジしにくいと判断したパネルが4名未満
(4)スタイルの持続力
10名の専門パネルを対象に実施例および比較例の整髪料を使用してもらい、6時間後のスタイル持続力について官能試験を行い、下記に示す判定基準により評価を行った。
判定基準(持続性が良い、または持続性が悪い)
◎:パネルの8名以上が持続性が良いと判断
○:パネルの6名以上8名未満が持続性が良いと判断
△:パネルの4名以上6名未満が持続性が良いと判断
×:持続性が悪いと判断したパネルが4名未満
(5)経時安定性
実施例および比較例で示した整髪料をガラス瓶に充填し、40℃で3ヶ月、6ヶ月静置したときの経時安定性について、下記に示す判断基準により評価を行った。
判定基準
○:分離なし
×:分離あり
実施例1〜8、比較例1〜4
表1に示す処方の整髪料を常法に従って作成し、前記の諸試験を実施して評価を行った。その結果を併せて表1に示す。
Figure 2010202621
表1から明らかなように、実施例の整髪料は、比較例と比べて明らかに塗布時ののび、べたつきのなさ、アレンジ力、スタイル持続力に関する試験のいずれの評価においても優れていた。
以下、本発明の整髪料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の整髪料についても、上記の塗布時ののび、べたつきのなさ、アレンジ力、スタイル持続力に関する試験を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例9(ヘアクリーム)
配合量(%)
(1)キャンデリラロウ 12.0
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)デカメチルシクロペンタシロキサン 12.0
(4)軽質流動イソパラフィン 1.0
(5)2−エチルヘキサン酸セチル 6.0
(6)セタノール 0.5
(7)ステアリン酸 3.0
(8)ミリスチン酸 1.5
(9)ポリオキシエチレンセチルエーテル(5E.O.) 1.5
(10)トリイソステアリン酸硬化ヒマシ油 1.5
(11)モノステアリン酸グリセリン 1.5
(12)コレステロール 0.3
(13)パラメトキシケイ皮酸オクチル 0.5
(14)グリセリン 1.0
(15)セチル硫酸ナトリウム 0.5
(16)水酸化カリウム 0.1
(17)カルボキシビニルポリマー 0.1
(18)フェノキシエタノール 0.3
(19)パラオキシ安息香酸エステル 微 量
(20)香料 0.3
(21)精製水 残 部
(製法)
(1)〜(14)を80℃で均一に混合溶解し、(15)〜(19)および(21)を80℃で均一に混合溶解したものを加えて乳化し、冷却を行う。60℃で(20)を加えて、室温まで冷却してヘアクリームを得た。
実施例10(ヘアワックス)
配合量(%)
(1)キャンデリラロウ 18.0
(2)モクロウ 2.0
(3)ポリエチレン末 1.0
(4)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
(5)パルミチン酸オクチル 6.0
(6)ミリスチン酸オクチルドデシル 3.0
(7)セトステアリルアルコール 2.0
(8)ポリオキシエチレンセチルエーテル(15E.O.) 5.0
(9)1,3−ブチレングリコール 2.0
(10)ユチャ油 0.1
(11)パラメトキシケイ皮酸オクチル 0.5
(12)ポリビニルピロリドン 2.0
(13)メチルパラベン 0.2
(14)セリシン(20%水溶液) 1.0
(15)トリエタノールアミン 0.5
(16)ポリエチレングリコール 0.05
(17)エデト酸二ナトリウム 0.05
(18)グリコシルトレハロース 0.5
(19)グルタミン酸ナトリウム 0.05
(20)香料 0.1
(21)精製水 残 部
(製法)
(1)〜(11)を80℃にて均一に混合溶解し、(21)に(12)〜(19)を80℃にて混合溶解したものを投入して乳化する。ホモミキサーを用いて分散後、次いで冷却を行い、70℃で(20)を入れ、室温まで冷却してヘアワックスを得た。
実施例11(ヘアクリーム)
配合量(%)
(1)キャンデリラロウ 13.0
(2)マイクロワックス 3.0
(3)コメヌカロウ 1.0
(4)カルナバワックス 1.0
(5)デカメチルシクロペンタシロキサン 24.0
(6)パルミチン酸オクチル 6.0
(7)コハク酸ジ2−エチルヘキシル 3.0
(8)ステアリン酸 2.0
(9)ミリスチン酸 3.0
(10)メチルパラベン 0.2
(11)ステアリルアルコール 2.0
(12)プロピレングリコール 3.0
(13)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(14)エデト酸二ナトリウム 0.05
(15)香料 0.1
(16)精製水 残 部
(製法)
(1)〜(9)、(11)を80℃にて均一に混合溶解し、(16)に(12)〜(14)を80℃にて混合溶解したものを投入して乳化する。ホモミキサーを用いて分散後、次いで冷却を行い、70℃で(10)を入れ、65℃で(15)を入れ、室温まで冷却してヘアクリームを得た。

Claims (2)

  1. (A)20℃において固体のワックス8〜25質量%と、(B)珪素数が2〜8の揮発性シリコーンと、(C)20℃において液状のエステル油を含有する整髪料であって、成分(A)と成分(B)の質量比が1:2〜2:1であり、かつ成分(A)と成分(C)の質量比が3:1〜1:1であることを特徴とする整髪料。
  2. さらに、成分(D)水溶性高分子0.01〜1質量%を含有する請求項1に記載の整髪料。
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