JP2013545266A - 個別部品後方追跡可能性および半導体装置前方追跡可能性 - Google Patents

個別部品後方追跡可能性および半導体装置前方追跡可能性 Download PDF

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Abstract

半導体装置内に含まれる個別部品(ダイ、基板、および/またはパッシブ)を識別する方法論により前方および後方追跡可能性を提供するためのシステムを開示する。本技術はさらに、一意的識別子を生成し、一意的識別子で半導体装置をマーキングし、これにより半導体装置とその装置内の個別部品とが半導体装置の製造における各工程と試験を通じて、追跡されることができるようにするシステムを含む。
【選択図】図7

Description

本技術は半導体装置の製造に関する。
携帯用民生電子機器の需要の大きな成長が、大容量記憶装置の需要を牽引している。フラッシュメモリカードなどの不揮発性半導体メモリ装置は、ディジタル情報の保存およびやりとりに対するますます増加する要求を満たすために、広く使用されている。それらの携帯性、汎用性、頑強設計は、高信頼性と大容量性と共に、このようなメモリ装置を、例えばディジタルカメラ、ディジタル音楽プレーヤ、ビデオゲームコンソール、PDA、携帯電話を含む多種多様な電子装置の用途に理想的なものとした。
従来技術の図1と図2に、半導体装置メモリカードの製造における工程のフローチャートと概略図をそれぞれ示す。メモリカード内に組み立てられる部品の多さと、半導体製造工場内で製造されるメモリカードの規模の大きさとを考えると、メモリカード製造工程中に半導体装置を追跡するための方法論を提供することが重要である。管理するプロセスツールおよび製造担当者からリアルタイムで情報を受信するとともに、メモリカードの製造をある程度追跡する、生産実行システム(MES:manufacturing execution system)が知られている。欠陥が1つまたは複数の組み立て済み半導体装置中に発見された場合に、問題の原因を追跡するために使用される製造工程のデータベースであって、製造工程中において製造担当者が半導体装置を追跡可能にする製造工程のデータベースを、MESはメンテナンスする。公知のMESプラットフォームの一例は、Camstar社,Charlotte,North Carolina,USAのものである。Camstar社は、Camstar Manufacturingという名称のMESプラットフォームと、Camstar Qualityという名称の品質管理システムを提供する。半導体メモリカード工場内の流れを管理するための他の公知のプラットフォームとしては、CyberDaemons社,Hsinchu,TaiwanによるTango production monitoring suiteと、Kinesys Software社,Forest Grove,Pennsylvania,USAによる組み立てライン生産(ALPS:assembly line production)マネジャーと、が挙げられる。
従来技術の図1と図2を参照すると、メモリダイウエハロット70とコントローラダイロット72が、メモリカード製造工場内で、ウエハー部材製造業者から受け取られる。ウエハーは、その上にウエハー部材製造業者により集積回路が製造された状態で届く。そのため、各メモリダイウエハー部材が複数のメモリダイを含み、各コントローラダイウエハー部材が複数のコントローラダイを含む。図2に示す実施形態では、一対のメモリダイを含む半導体装置が製造される。したがって、2つのメモリダイウエハロット70aと70bが示されている。1つのまたは3つ以上のメモリダイを有する半導体装置を形成することも知られている。一番下のメモリダイに使用されるウエハーロット70aは、ウエハーマザーロットと呼ばれることがある。また、一番下のダイの上のメモリダイに使用されるウエハーロットは、ウエハーサブロットと呼ばれることがある。基板ロット74もまた、基板製造業者からメモリカード製造工場内で受け取れられる。基板ロット74内の基板は、例えばプリント回路基板(PCB)、リードフレーム、またはテープ自動ボンディング(TAB:tape automated bonding)テープであってもよい。
基板ロット74内の基板に取り付けられる、ウエハーロット70、72内のウエハー部材を用意するために、各ウエハー部材はその能動面(集積回路を含む表面)に貼られた保護テープを有してもよく、次に工程20において能動側を下にしてチャック(図示せず)に取り付けられる。その後、ウエハーを所望厚さまで薄くするために、裏面研削工程22を各ウエハー部材に対し行ってよい。裏面研削工程22後、ウエハー部材は別のツールに転送される。ここでウエハー部材は、摘み上げられ基板上に載置されてもよいように、工程24において、例えば、のこぎりまたはレーザーによりダイシングされる。
ダイ準備工程と並列に、表面実装工程において受動部品が基板上に取り付けられてもよい。工程30では半田ペーストを塗布してもよい。工程32では、本明細書ではパッシブ(passives)とも呼ばれる受動部品を取り付けてもよく、工程34において半田をリフロー/洗浄してもよい。パッシブは例えば、抵抗器とキャパシタを含んでいてもよい。
工程42において、ダイ取り付けツール76によって、メモリダイとコントローラダイを基板上に取り付けてもよい。ツール76は、各ウエハー部材の良品ダイと不良ダイを定義する既知良品ダイ(KGD:known good die)マップ78を活用する。特に、ウエハーロット70、72内の各ウエハー部材上の各ダイは、動作試験され、0,0(完全品)、A,A(良品)、または1,1(不良品)などの格付けがなされてもよい。KGDマップ78は、ウエハー部材上の不良ダイが無視されるように、ダイ取り付けツールにより利用される。工程42では、メモリダイと、典型的にはコントローラダイとが、半導体装置を形成するように基板上に取り付けられる。本明細書で使用される「装置」の用語は、基板、基板上の1つまたは複数の半導体ダイ、および可能性として基板上の受動部品からなるアセンブリを意味する。装置内のそれぞれのダイ、基板、および/またはパッシブは、本明細書では、半導体装置の「個別部品」と呼ばれることがある。
基板上へのダイとパッシブの取り付けに続いて、取り付け後の装置を、工程48においてワイヤボンドしてもよい。ワイヤボンディング工程48は、時間がかかる工程である。そのため、ワイヤボンディングが複数のワイヤボンディングツール80により同時に行なわれるように、装置組み立てロットが複数の装置組み立てサブロットに分割されてもよい。(図2のワイヤボンディングツールの数は、一例に過ぎない)。ワイヤボンディング工程48では、基板に取り付けられるダイのそれぞれのダイボンドパッドを、基板上の導体パッドに電気的に接続してもよい。
ワイヤボンド工程48に続いて、それぞれの装置組み立てサブロット内の装置は、1つ以上のツール82で成形材料内に封入され(工程50)、1つまたは複数のツール84で識別子がレーザーマーキングされ(工程54)、次に1つ以上のツール86で個片化されてもよい(工程56)。図2に、これらの工程を通じて分離されたままの装置組み立てサブロットを示す。但し、1つ以上の装置組み立てサブロットは、工程48〜56のいずれかによって、装置組み立てロットに再組み立てされてもよい。
レーザーマーキング工程54は、カード製造工場内の流れを管理するMESプラットフォームにより、装置組み立てロットまたはサブロットに関する情報がアップロードされ追跡されるようにするという点で、重要と考えられ得る。従来技術の図3は、装置組み立てロットまたはサブロット内の装置上に置かれた、従来のレーザーマークの例を示す。レーザーマークは、例えば、ロゴと英数字を含んでよい。英数字は、半導体装置が製造された場所を識別する工場コードと、いつ半導体装置が作られたかを示す日付コードと、各装置組み立てロットまたはサブロットに割り当てられるMESロットまたはサブロット番号と、装置である半導体パッケージのタイプを識別する装置IDコードと、を含んでもよい。装置組み立てロットまたはサブロットのレーザーマークからの情報は、MESにより割り当てられて記憶され、装置追跡と追跡可能性(device tracking and traceability)のために使用される。
この方法論を使用する従来のMESプラットフォームはいくつかの制限を有する。第1に、MESプラットフォームは、特定装置を一意的に識別しない。せいぜい、MES組み立てサブロット番号は、特定の一組のツールを通った装置組み立てサブロット全体に対して一意的である程度である。このようなMES組み立てサブロット内の各特定装置は、その表面上に同じ識別コードを有し、MESプラットフォーム内に記憶された同じ識別コードにより識別されることになる。第2に、組み立てサブロット全体の総称的マーキングのために、特定装置に直接関連付けられた特定の個別部品情報は無い。すなわち、装置の識別コードと、当該装置に使用される半導体ダイ、基板および/または受動部品との間には、直接的なリンクが無い。
1つの結果として、装置に関連する問題が製造中またはその後検出される場合に、従来システムが問題の原因を発見する能力は限られている。装置に関連する問題が発生すると、従来技術システムは、問題装置が由来するMES組み立てサブロットを識別することができる。MES組み立てサブロットの情報から、問題装置が何れの工程を通ったかを判断するが可能である。このことから、さらなる調査により特定ウエハーロットを明らかにし、問題がどこで発生したかを明らかにできる可能性がある。しかしながら、このような調査は時間がかかるものである。また、半導体装置が形成された個別部品に関するいかなる特定の識別子または情報も、もたらされない。
図1のフローチャートと図2の概略図を再び参照すると、個片化後、半導体装置90は、検査され(工程60)、次に工程62において1つまたは複数の試験を行ってもよい。これらの試験は、例えば、バーンインと、高温および低温におけるメモリ読み取り/書き込み試験を含んでいてもよい。通常、多数の装置組み立てロットから得られた複数の半導体装置90は、試験工程において結合される。複数の装置組み立てロットから得られた30,000〜50,000個の装置90に対し、試験を行なうことが知られている。装置組み立てロットは、N:1で単一の装置試験ロットに統合される。ここでNは、例えば、25個の装置組み立てロットであってもよい。
それぞれの組み立てロットからの装置は、どのように装置が試験動作において動作したかに応じて、異なるビン(bins)内に再度混ぜ合わせられる。一例では、装置は7つのビン(1〜7)に分割される。そして、ビン1〜4に分類された装置は試験動作に十分に合格しているとして、以下に述べるカード試験に送られる。ビン5〜7に分類された装置は、何らかの理由で試験動作に不合格となり、再試験される再生工程64に付される。再生作業は、ビン5、ビン6、またはビン7に装置が分類されたかどうかに応じて、変わることになる。1つの装置に、複数の再生工程が行われてもよい。1つまたは複数の再生工程の後で、装置が十分に動作することが分かれば、ビン1〜4の1つに再分類されてカード試験に送られてもよい。
工程66のカード試験は、工程62のメモリ試験と類似したものあってよいが、内容は各装置に書き込まれ、その能力が試験されてもよい。図2には図示しないが、カード試験は類似のビニング動作を有してもよく、いくつかのビンに分類された装置は、工程68における再生作業において再試験を受ける。カード試験に合格した装置90は、いくつかの最終検査および処理工程(図示せず)に付され、その後出荷される。
いくつかの半導体メモリカード製造工場では、ダイを基板に取り付けてから装置を個片化するまでの組み立て工程は「54−81」工程と呼ばれる。メモリ試験は「54−62」工程と呼ばれる。カード試験は「54−99」工程と呼ばれる。「54−62」における多種多様な組み立てロットから「54−81」における試験ロットまでの装置90の統合および混合、および、「54−99」におけるカードロット内の装置の再混合を考えると、従来のMESを使用することにより、メモリまたはカード試験段階において問題であると同定された装置を追跡することは可能だとしても困難であり、かつ時間がかかる。これは、ひとつにはメモリ装置が一意的IDによりマーキングされていないということのためであり、したがって特定の半導体装置が試験動作においてどのように動作したかの記録は無い。
要約すれば、本技術の一実施形態は、半導体パッケージを追跡するためのシステムに関する。本システムは、基板と、基板上に取り付けられた1つまたは複数の半導体ダイと、を有する半導体装置を含む。本システムはさらに、他のすべての半導体装置から半導体装置を一意的に区別する識別子であって、半導体装置に関連する識別子を含む。
半導体装置メモリカードの製造工程を示す従来技術のフローチャートである。 半導体装置メモリカードの組み立て工程の従来技術の概略図である。 MESマーキングを含む半導体装置の従来技術の例示である。 基板ストリップを処理するための本技術の実施形態のフローチャートである。 半導体ウエハー部材を処理するための本技術の実施形態のフローチャートである。 半導体装置を形成するための本技術の実施形態のフローチャートである。 本技術の実施形態によるマーキングを含む基板の例示である。 本技術のいくつかの実施形態に使用されるKGDマップの例示である。 一意的識別子を含む半導体装置の例示である。 本技術の実施形態による半導体装置とその個別部品に関する情報を含む表である。 半導体装置を試験するための本技術の実施形態のフローチャートである。 本技術の実施形態による半導体装置とその工程に関する情報を含む表である。 本技術の態様を実施するための見本サーバーのブロック線図である。
実施形態について、図4〜図13を参照して説明する。図4〜図13は、半導体装置製造工程から単一の半導体ダイまたは他の個別部品への後方追跡調査を可能にするとともに、個々の装置と部品の、メモリおよびカード試験を通じた前方追跡調査を可能にするシステムに関する図である。本技術は多様な形式で実施され得ることと、本技術は本明細書に記載の実施形態に限定されると解釈すべきでないこと、を理解されたい。むしろこれらの実施形態は、本開示が詳細かつ完全なものとなり本発明を当業者に完全に伝えるように、提供されている。実際、本システムは、添付の特許請求範囲により定義される通りの本システムの範囲と精神に含まれるこれらの実施形態の代替形態、変形形態、均等物をカバーするように意図されている。
通常、本技術は、各半導体装置を一意的に識別するとともに、一意的に識別された半導体装置とその装置に使用される個別部品(ダイ、基板、および/またはパッシブ)との関連性を提供する方法論により、前方および後方追跡可能性を提供する。半導体装置の一意的識別子とマーキングにより、半導体装置とその装置内の個別部品が、その装置からメモリカードの製造における各工程と試験を通じて追跡されるようになる。
半導体装置の一意的IDと特定の部品識別子とを含む、半導体装置に関する情報は、本明細書においてMESデータベースと呼ぶデータベース内に記憶される。以下の説明では、MESデータベースは、他のMESデータに加えて前方および後方追跡可能性データを記憶する。しかしながら、カード製造に関するデータの記憶は、多種多様なやり方で2つ以上のデータベースにわたって割り当てられてもよいことを理解されたい。図13のブロック線図に示すこのような一例では、2つのデータベースがある。以下に説明されるように生成される、前方および後方追跡可能性データを記憶するための追跡可能性データベース306a。他のMES関連データを記憶するための、個別MESデータベース306b。以下の説明では、ほとんどの場合、他のMESデータだけでなく、前方および後方追跡可能性データを記憶する単一MESデータベースについても言及する。
次に、本技術の実施形態について、図4〜図6のフローチャートを参照して説明する。いくつかの実施形態では、個別部品(基板、半導体ダイ、および/または受動部品)に関する情報は、半導体装置内への組み立てに先立ってMESデータベース内に記憶されてもよい。以下に説明するように、個別部品が半導体装置に組み立てられると、個別部品のこの情報が、MESデータベース内において装置と関連付けられてもよい。但し、この関連付けに先立って、個別部品に関する情報が識別され記憶されてもよい。
製造工程は、所与の数およびタイプのメモリカードの製造についての作業オーダ(work order)を規定することにより開始されてもよい。これは、実際の製造が始まる何日または何週間も前に行われてもよい。各メモリカードは、特定タイプの基板、メモリダイ、コントローラダイ、および他の個別部品で作られる。作業オーダが規定されると、作業オーダに使用されることになる個別部品も特定され、MESデータベース内に記憶される。基板ロットやウエハーロットなどの個別部品が製造工場内で受け取れられると、これら個別部品は、部品製造業者、製造日と場所、当該部品ロットに割り当てられたロット番号、などの情報によって標記される。個別部品が受け取られると、(または、作業オーダにおいて使用される前のある時点で、)この情報は走査され、MESデータベースにアップロードされる。したがって、作業オーダが規定されると、当該作業オーダに使用されることになる個別部品の特定のロット番号も特定されることになる。
作業オーダが始まると、基板ロットは、基板ロットが当該作業オーダの適切な基板ロットであることを検証するために、工程100において走査される。次に、当該基板ロットからの個々の基板ストリップが処理されてもよい。様々な基板(例えばPCB、リードフレーム、および/またはTABテープ)が、本技術により使用され得ることを理解されたい。図7の例は、リードフレーム基板204(そのうちの1つが図7においてマーキングされている)のストリップ200を示す。様々な基板のうちの任意のものを使用してもよいが、図7に示すストリップ200は例えば、4×20配列の80個の基板204を有するマイクロSDメモリカードである。図示されたストリップ200は一例であり、ストリップ200は他の形状、サイズ、構成として供給されてもよい。基板のストリップについて以下に説明するが、個々の基板は他の基板であってもよいし、個々の基板は基板のパネル、ロール、または他のグルーピングで形成されてもよいことを理解されたい。
工程102では、各ストリップ200(または、基板204の他の集団)は、その基板ロット番号と、ストリップ200に対し一意的な特定のIDと、がレーザーマーキングされてもよい。いくつかの実施形態では、MESシステムは、カード製造工場内の様々なツールと部品からデータとフィードバックを受信するとともに、その情報をMESデータベース内に記憶する、制御プログラムを含んでいる。MES制御プログラムにデータとフィードバックを提供する2つの要素は、レーザーマークステーション318(図13)とスキャナ320である。
工程102では、基板処理に関連するレーザーマークステーション318は、一意的IDを生成して、各基板ストリップ200に割り当ててもよい。一例として、連続する連続的基板ストリップ200が処理されているときに、レーザーマークステーションは、連続するストリップ識別子を割り当ててもよい。次に、レーザーマークステーション318は、既知の基板ロット番号と、生成された基板ストリップIDとで、各基板をレーザーマーキングする。各基板ストリップ200の一意的ストリップ識別子は、MESシステム内の別の部品により生成されてもよいことを理解されたい。次に、上記部品は、基板ロットと基板ストリップ識別子とで各基板ストリップ200をマーキングするレーザーマークステーションに、一意的基板ストリップIDを伝えてもよい。
基板ストリップ200の各インスタンス(instance)は、(当該基板ロット内のすべてのストリップに総称的な)基板ロット番号と、当該特定ストリップに対し一意的な基板ストリップ識別子と、を含むレーザーマーク202を含んでいてもよい。図7に、基板ロット番号と一意的ストリップ識別子とを、一対の2桁英数字として示す。基板ロット番号および/または一意的ストリップ識別子は、別の実施形態では図7に示すものと比べてより多くの桁で表されてもよいし、異なるやり方で表わされてもよいということを理解されたい。
非限定的な例では、(基板ロット番号および/または一意的ストリップ識別子の)2桁英数字識別子の各桁は、33個の可能な値を有してもよい。33個の可能な値は、10個の数値(0〜9)と23個のアルファベット文字(8、0、1と混同されることもある文字B、O、Iを除く、A〜Z)とに由来する。したがって各桁は、33個の可能な文字のうちの任意のものであってよい。したがって2桁番号は、基板サブロットに関して33×33=1089個の可能な一意的識別子、および、各基板サブロットに関して1089個の可能な一意的ストリップ識別子とを表してもよい。別の実施形態では、2桁番号の各桁は、33個より多くの可能な値を有してもよいし、33個より少ない可能な値を有してもよいことを理解されたい。
レーザーマーク202はさらに、コンピュータスキャナが読み取り可能な形式で、基板ロット番号と一意的ストリップ識別子情報とを有している、機械可読コードを含んでいてもよい。図7に示す機械可読コードは2次元マトリクスコードである。しかし、コンピュータ可読コードは、一次元バーコードであってもよいし、基板ロット番号と一意的ストリップ識別子がコンピュータ装置により理解可能な方式で符号化することができる任意の他のマーキングであってもよいことを理解されたい。いくつかの実施形態では、コンピュータが英数字テキストを読み取ることができる場合がある。このような実施形態では、テキストに付加されているマトリクスコードや他のコードを省略してもよい。
工程102のマーキングは、レーザーによりなされてもよいし、他の既知の印刷工程によりなされてもよい。マーキングの代わりに、上記情報を含む粘着性ラベルが、各基板ストリップ200に貼り付けられてもよい。図7では、基板ストリップ200の左隅に、レーザーマーク202が示されている。別の実施形態では、レーザーマーク202は、基板ストリップ200上の他の場所に設けられてもよいことを理解されたい。
工程104では、一意的ストリップIDを生成したレーザーマークステーション318は、各基板ストリップに割り当てられた一意的IDを、MESデータベースにアップロードしてもよい。既知の基板ロット番号と受信された一意的ストリップIDにより、基板ストリップ200毎に、別個の記録をMESデータベース内に生成してもよい。各記録は、ストリップ200上の各基板の、基板ロット、基板ロット履歴、一意的ストリップID、一意的基板ID、を含んでいてもよい。上記のように、基板ロットが最初にカード製造工場に入ると、当該ロットの履歴だけでなく当該ロットのIDも走査され、MESデータベースにアップロードされてもよい。基板ロット履歴は、誰が基板ロットを製造したか、いつどこで基板ロットが製造されたか、などの情報を含んでいてもよい。別の実施形態では、履歴情報は他の情報を含んでいてもよい。基板ロットIDと履歴は、カード製造工場内で受け取れられるときを除き、例えば基板ロットが使用のために選択された時に、MESデータベースにアップロードされてもよい。
既に述べたように、各基板ストリップ200のストリップIDを記憶するステップに加えて、工程104はさらに、ストリップ200上の基板204の各インスタンスの一意的IDを記憶するステップを含む。作業オーダに使用される基板のタイプは知られているので、MESシステムの制御プログラムまたはMESシステムの他の態様は、基板ストリップ200上の基板の位置に基づいて個々の基板を識別するいくつかの予め規定された記法を使用することにより、ストリップ200上の各基板204の一意的IDを生成してもよい。
例えば、図7のストリップ200上に示された80個の基板204に関し、MES制御プログラムは、最下段を起点とする文字A〜Dが行に割り当てられ、左側を起点とする1〜20が列に割り当てられるという記法を採用してもよい。したがって行2列4の基板は、B−4として識別されてもよい。代替案として、例えば最下段から第1番目の行は数字1〜20であり、最下段から第2番目の行は21〜40など、各位置を連続的に番号付ける記法が規定されてもよい。別の実施形態では、各基板は、他の記法により、一意的識別子を割り当てられてもよいということを理解されたい。さらに、前述したように、別の例では、異なる基板ストリップが異なる形状と数の基板を有していてもよい。
工程106では、基板ストリップ200は、受動部品の接続に先立って処理(例えば半田塗布、洗浄、検査を含む)されてもよい。工程108では、MES制御プログラムによって、任意のこのような処理工程が、基板ストリップ200および/または特定の基板204に関連付けられてMESデータベース内に記憶されてもよい。これらの処理に関する追加情報(例えば、いつどこでこれらの処理が行われたか、使用された特定ツール、そのツールの保守記録および/または処理に関連する製造担当者)もまた、ストリップ200および/または特定の基板204に関連付けられて記憶されてもよい。
同時にまたは異なる時点で、半導体装置の製造に使用されるウエハー部材の類似の識別(analogous identification)、記憶、および処理が行われてもよい。背景技術の章で説明したように、別個のウエハーロットが、半導体装置に取り付けられるダイスタック内の各ダイに使用されてもよい。工程110において、各ウエハーロット内の各ウエハー部材を識別してもよい。いくつかの実施形態では、一意的IDは、ウエハー製造業者によりまたはカード製造工場内において、各ウエハー部材上にマーキングされてもよい。例えば、基板ストリップに関して上述したように、マーキング工程を使用してもよい。別の実施形態では、各ウエハー部材をマーキングする代わりに、ウエハー部材は、ウエハーサブロット内の他のウエハー部材(例えば、サブロットの最上部から第9番目のウエハー部材)に対するその垂直位置により、一意的に識別されてもよい。
工程112では、ウエハーサブロット、ウエハーロット履歴、サブロット内の各ウエハー部材のウエハー部材ID、およびウエハー部材上の各ダイのダイID、を含む記録が、ウエハー上のダイ毎にMESデータベース内に生成されてもよい。これは、1つまたは複数のメモリダイウエハーサブロットまたはマザーロットとコントローラダイウエハロットとを含む装置製造工程において使用されるウエハーサブロット毎に、発生する。いくつかの実施形態では、上述したように、ウエハーロットが最初にカード製造工場に入ると、そのロットの履歴だけでなくそのロットのMESウエハーロットIDも走査され、MESデータベースにアップロードされてもよい。ウエハーロット履歴は、誰がウエハーロットを製造したか、いつどこで製造されたか、などの情報を含んでいてもよい。別の実施形態では、履歴情報は他の情報を含んでいてもよい。MESウエハーロットIDと履歴は、カード製造工場内の中で受け取れられるときを除いて、例えばウエハーサブロットが使用のために選択された時に、MESデータベースにアップロードされてもよい。
工程112は、ウエハー部材IDとダイIDとを記憶するステップをさらに含む。工程110で説明したように、MES制御プログラムは、一意的IDによって、または識別されたウエハーサブロット内のウエハー部材の位置によって、のいずれか一方で、各ウエハー部材を識別する。MES制御プログラムはまた、ウエハー部材識別子が生成された時に、ウエハー部材識別子を記憶してもよい。ウエハー部材上の特定ダイの識別に関し、MES制御プログラムは、ウエハー部材上のすべてのダイの位置を(x,y)座標の表記で記述する予め定義された記法を使用することにより、これらを記憶してもよい。ウエハー部材上のダイの位置を定義するために、極座標(r,□)を代案として使用してもよい。ウエハー部材上の位置による方法や、ウエハー部材上の各ダイに割り当てられた一意的IDによる方法を含む、ウエハー部材上の特定ダイを識別する他の方法も考えられる。
工程114では、ウエハー部材が処理(例えば裏面研削、ダイシング、検査、洗浄を含む)されてもよい。工程116では、任意のこのような処理工程が、MES制御プログラムによって、ウエハー部材および/またはウエハー部材上のダイに関連付けられて、MESデータベース内に記憶されてもよい。これらの処理に関する追加情報(例えば、いつどこでその処理が行われたか、使用された1つまたは複数の特定のツール、ツールの保守記録、および/または処理に関連する製造担当者、を含む情報)が、ウエハー部材および/またはウエハー部材上のダイに関連付けられて記憶されてもよい。
図4と図5に関して上に説明した実施形態では、以下に説明するように、半導体装置内で使用される個別部品の後方追跡可能性に関して最高分解能を得ることを可能にする。最高分解能が必要でない別の実施形態では、上述の個別部品識別および記憶工程の1つまたは複数を省略してもよい。さらに、図4と図5に関して上に説明した工程の少なくともいくつかは、例えば図6のフローチャートに関して以下に説明するように、個別部品が一緒に半導体装置内に組み立てられるときなど、製造工程内の後半で行われてもよい。
工程120では、パッシブとダイとを収容するための次の基板204が、ストリップ200上で選択される。未だ行われていなければ、MES制御プログラムにより、この基板204の基板ロット番号、ストリップID、および位置が、MESデータベース内に記憶される。工程122では、選択された基板204上に取り付けられる各受動部品の一意的識別子が、選択された基板204に関連付けられて、MESデータベース内に記憶されてもよい。パッシブ(例えば、抵抗器および/またはキャパシタなど)は、それ自身の一意的識別子を有してもよい。パッシブが有する一意的識別子は、スキャンされるか、製造担当者により入力されることによって、パッシブが取り付けられる基板204に関連付けられて、MESデータベース内に取り込まれる。次に受動部品は、工程124において、選択された基板204上に表面実装され、リフローされてもよい。
工程126では、KGDマップに基づき、基板204上に取り付けるためのダイが選択される。MESウエハーサブロットのうちの1つのウエハー部材についてのKGDマップを表す図を、図8に示す。既に述べたように、半導体装置は異なる数の半導体ダイを含んでいてもよく、基板204上のダイスタック内に搭載される各ダイに使用される別個のウエハーサブロットが存在してもよい。したがって、基板204上に取り付けられる例えば2、4、または8個のメモリダイがある場合、基板にダイを供給する2、4、または8個のMESウエハーサブロットがそれぞれ存在してもよい。各MESウエハーサブロット内に、各ウエハー部材のKGDマップがあってもよい。このKGDマップは、ウエハー部材製造業者が行った試験に基づき、当該ウエハー部材製造業者により提供される。
図8に、複数の半導体ダイ208(図8では、そのうちの1つには番号が付けられている)を有する、ウエハー部材206の例を示す。ダイの優秀性は、ウエハー部材206上の各ダイ208に関連する英数字コードにより、KGDマップ内に表示されてもよい。この例では、0,0が検出欠陥の無いダイを表していてもよく;A,Aが最少欠陥を有する良品ダイであってもよく;1,1は、任意の基板204上への取り付けのために選択してはならない不良ダイを表していてもよい。特定のウエハー部材204上のダイの優秀性を表すために、様々な他の方式のうちの任意の方式が、KGDマップで使用されてもよいことを理解されたい。
工程126において、異なるMESウエハーロット内のウエハー部材から選択されるダイは、複数の異なる判定基準に基づいて選択されてもよい。一実施形態では、それぞれのMESウエハーサブロット内の複数のウエハー部材から、完璧なダイ(0,0)が最初に選択され、基板204上に一緒に取り付けられてもよい。完璧なダイだけを有する基板は、最高品質の半導体装置となる可能性が高い。以下に説明するように、本技術の1つの態様は、最高品質の半導体ダイを有する半導体装置の識別と分離を可能にする。これらの装置は、割増し価格で、OEM製造業者または他の製造業者に出荷されてもよい。単一の半導体装置内に取り付けるために完璧なダイだけを選択することにより、当該装置が最高品質となる可能性を最適化することができる。それぞれのサブロット内の1つまたは複数のウエハー部材からの完璧なダイが使い果たされれば、次善のダイ(A,A)を使用してもよい。所与の半導体装置内に取り付けるために選択されるダイは、別の実施形態では、多種多様な他の判定基準に基づき選択されてもよいことが理解されよう。
工程128では、MESウエハーサブロット、ウエハー部材ID、ウエハー部材上で選択されたダイ位置は、選択されたダイが取り付けられる基板204と関連付けられて記憶されてもよい。これは、基板上に取り付けられる、異なるサブロットからのダイの各々について行われてもよい。工程128において、所与の基板上に取り付けられることになるすべてのダイが識別され、当該基板に関連付けられて記憶された後、工程130においてダイは基板上に取り付けられてもよい。工程128と130の順序は、別の実施形態では逆にされてもよい。ダイは、例えば、公知のダイ取り付け接着剤を介して、または、共晶ダイボンディング工程を介して、基板に取り付けられてもよい。
ダイおよび/またはパッシブが基板上に取り付けられた時点で、当該組立部材を半導体装置と見なしてもよい(以下に説明するように、完成パッケージとなる前に別の処理工程が行われるが)。この時点で、各半導体装置に対して、一意的装置IDを割り当てることが可能である。但し以下で説明するように、他の方法として、一意的装置IDの割り当てを当該工程の後方で行ってもよく、例えばレーザーマーク工程142に関連して行ってもよい。
工程136では、基板上に形成された半導体装置に、ワイヤボンド工程が行われてもよい。ワイヤボンド工程では、基板204上に形成された接触パッドに、各装置半導体ダイ208上のダイボンドパッドをワイヤボンドする。背景技術の章で既に述べたように、この工程は比較的時間がかかる。このため、MES組み立てロットは、MES組み立てサブロットに細分化されてもよい。各装置の情報は、特定の組み立てサブロット、および、各装置が移送されるプロセスツールを反映するために、MESデータベース内で更新されてもよい。
ワイヤボンディング工程136に引き続いて、それぞれの組み立てサブロット内の装置は、工程138において成形材料内に封入され、工程140において一意的装置IDを割り当てられ、工程142において識別子でレーザーマーキングされ(工程140と142については以下でさらに詳細に説明する)、工程144において個別の半導体装置に個片化され、工程148において検査されてもよい。背景技術の章で検討したように、それぞれのサブロットは、工程138、140、142、144および/または148では、分離されたままの状態であってもよい。他の方法として、これらの工程の1つでは、組み立てサブロットの1つまたはいくつかが再結合してもよいし、すべての組み立てサブロットがもとの組み立てロットに再結合してもよい。
各装置に一意的装置IDを割り当てる工程140と、装置上に当該一意的装置IDをレーザーマーキングする工程142との両方は、装置マーキングに関連するレーザーマークステーション318により行なわれてもよい。図9に、封入、個片化およびレーザーマーキング後の、半導体装置210の上面図を示す。レーザーマークは、ロゴ212と、装置に関連する一意的IDの英数字表示214と、を含んでもよい。ロゴ212は、いくつかの実施形態では省略されてもよい。装置の一意的ID表示214は、「YWWDMLLXXX」のフォーマットを有してもよい。ここで、Yは年の最終桁を表す。WWは年内の週番号(#)を表す。Dは週内の日(1〜7)を表す。Mはカード製造工場を表す。LLは、各MES組み立てサブロットを指定するための英数字2桁IDを表す。XXXは、同じ日付、場所、MES組み立てサブロット情報で作られた各装置を区別するための、英数字3桁の一意的IDを表す。
一意的ID表示214内の最初の7桁は、装置毎に、MESシステムにより知られている。最後の3桁は、レーザーマークステーションが各装置をマーキングするので、例えばそのレーザーマークステーションにより生成され割り当てられてもよい。一例として、レーザーマークステーションは、連続的に装置210が処理されるので、連続的な装置識別子を割り当ててもよい。次に、一意的な10桁のIDは、データベース内の特定装置210を一意的に識別する手段として、MES制御プログラムによりMESデータベース内に記憶されてもよい。レーザーマークステーションにより生成される最後の3桁の代わりに、装置210毎の一意的装置識別子が、MESシステム内の別の要素により生成されてもよいことを理解されたい。次に、上記要素は、10桁の装置識別子で各装置210をマーキングするレーザーマークステーションへ、一意的装置IDを送信してもよい。
当該日、場所、MES組み立てサブロットを各装置について一意的に識別するために、どれくらいの数の桁が必要とされるかに応じて、一意的ID表示214の終端部には、3桁より多いまたは少ない桁があってもよい。非限定的な例では、任意の桁(例えば、サブロット番号LLおよび割り当て桁XXXなど)は、上述の通り33個の可能な値を有してよい(10個の数値とアルファベットの23個の文字(英文字B、O、Iを除くA〜Z))。したがって、例えば、サブロット番号LLは1089個のサブロットの任意のものを一意的に識別することができ、割り当てられた3桁コードは所与のサブロット内のほぼ36,000個の装置の任意のものを一意的に識別することができる。別の実施形態において、所与の各桁はより多くの値を表しても、より少ない値を表してもよいということが理解されよう。表示が、当該表現を有する半導体装置210を一意的に識別するという条件の元において、別の実施形態では、追加または代替の情報が一意的ID表示214内に含まれてもよいということがさらに理解されよう。例えば日付情報は、表示214において異なる方法で表されてもよいということが理解されよう。
マーキングはさらに、英数字表示214と同じ情報を有するコード218を、機械が可読な形式で含んでいる。機械可読コード218は、2次元マトリクスコードであってもよい。しかしコンピュータ可読コードは、一意的装置IDがコンピュータ装置に理解可能な方法で符号化された、一次元バーコードまたは任意の他のマーキングであってもよいことを理解されたい。コンピュータが英数字テキストを読み取ることができるいくつかの実施形態では、テキストに追加される別個のマトリクスコードまたはその他のコードを省略してもよい。
ロゴ212、表示214、および/またはコード218は、レーザーまたは他の公知の印刷処理により形成されてもよい。マーキングの代わりに、上記情報を含む粘着ラベルが各半導体装置210に貼り付けられてもよい。図10に示すロゴ212、表示214、コード218の場所は一例であって、それぞれの場所は異なる場所に移動されてもよい。ロゴ212、表示214、およびコード218のうちの1つまたは複数は、別の実施形態では、半導体装置210の裏面上に位置してもよい。
装置210の表面上に英数字表示214とコード218の両方を設けることは有用ではあるが、別の実施形態ではこれらのどれか一方は省略されてもよいことが理解されよう。上記のように、コンピュータ装置が英数字表示を読み取り理解できる場合には、コード218は省略されてもよい。より多くの時間がかかるが、別の方法として、コード218は省略されてもよく、製造担当者がキーボードまたはMES制御プログラムに関連する他の入力装置を介して、英数字表示を入力することができる。同様に、人が英数字表示214を読み取れるようにすることは役立つが、コード218が走査されると人が一意的IDを識別できる場合には、英数字表示214は省略されてもよい。
3桁コードXXXがレーザーマークステーションにより装置に割り当てられた後、次にレーザーマークステーションは、MESシステムが装置毎の一意的10桁識別子を有することができるように、3桁コードをアップロードしてもよい。次に、当該工程においてそれぞれの特定装置の一意的識別子を割り当てることができるように、一意的10桁識別子をMESデータベース内に記憶してもよい。
図10を参照すると、MESデータベースは、すべての処理された装置に関するすべての関連情報の後方追跡可能性のために必要となるデータのすべてを有する、表220を有してもよい。この情報は、例えば、(ウエハーロット、基板ロットまたは受動部品ロットとは対照的に、)各装置内に含まれる特定個別部品を含んでもよい。図10に示すように、MESデータベースは、当該一意的装置IDに関連する以下の情報と共に、装置の一意的IDを記憶してもよい。
・装置が属するMES組み立てサブロット、
・識別されたストリップ上の基板ロット番号、ストリップID、位置、
・第1のダイに関する、MESウエハーサブロット番号、ウエハー部材ID、ウエハー部材上のダイの位置、
・第2のダイに関する、MESウエハーサブロット番号、ウエハー部材ID、ウエハー部材上のダイの位置、...
・(n−ダイスタック内の)n番目のダイnに関する、MESウエハーサブロット番号、ウエハー部材ID、ウエハー部材上のダイの位置。
図10の実施形態では、受動部品に関する特定情報は表220内に示されないが、この情報は別の実施形態では含まれていてもよい。
特定の個別部品(ダイ、基板、および/またはパッシブ)と特定の一意的装置IDとの関連性により、個別部品に関する上記記憶情報のすべては、その一意的装置IDにより特定の半導体装置に関連付けられてもよい。上記のように、個別部品に関するたくさんの情報が、個別部品が半導体装置に組み立てられる時点に先立って、生成され記憶される。半導体装置の一意的装置IDが生成されると、当該装置内の個別部品の記憶された情報のすべては、MESデータベース内で当該一意的装置IDと関連付けられてもよい。したがって、例えば、装置の一意的IDを使用することにより、以下の情報をMESデータベースから迅速かつ容易にアクセスすることができる。
・装置内で使用される半導体ダイ(メモリとコントローラ)に関し:
○製造業者;
○いつどこで製造されたか;
○いつ装置製造工場で受け取れられたか;
○いつどこでそして誰が裏面研削、ダイシング、他の処理工程を行ったか(依然としてウエハー部材の一部であった期間に、またはその後に);
○ウエハー上のどこにダイは位置していたか(上述の通り)。
・装置内で使用される基板に関し:
○製造業者;
○いつどこで製造されたか;
○いつ装置製造工場で受け取れられたか;
○いつどこでそして誰が表面実装と他の処理工程を行ったか(依然としてストリップの一部であった期間に、またはその後に);
○ストリップ上のどこに基板は位置していたか(上述の通り)。
・装置内で使用されるパッシブに関し:
○製造業者;
○いつどこで製造されたか;
○いつ装置製造工場で受け取れられたか;
○いつどこでそして誰が表面実装と他の処理工程を行ったか。
個別部品に関する上記情報は、図10に示す情報と共に記憶されてもよいし、または図10に示す情報を有するMESデータベース内で相互参照されてもよい。上記情報により、MESデータベースは、所与の半導体装置内の個別部品のすべてに関する完全な後方追跡可能性を提供することができる。この情報は、以上で説明したように、(人間が読めるフォーマットと機械可読フォーマットの両方で)装置上に正しく印刷された、装置の一意的IDを知ることにより、アクセスされてもよい。図10に示されかつ以上で述べた情報は、半導体装置とその個別部品に関するMESデータベース内に記憶されてよい情報の包括的なリストを意図していない。別の実施形態では、追加および/または代替の情報も、一意的装置IDに関連して記憶されてもよい。
後方追跡可能性に加え、各装置210を一意的に識別することはまた、前方追跡可能性を可能にする。各プロセスツール(または、このような各プロセスツールに関連する作業者)は、MES制御プログラムと通信するスキャナ320を有してもよい。所与のツールにおけるスキャナは、装置210のマトリクスコード218を走査し、MES制御プログラムは、装置210が当該ツールにおいて処理または試験を受けているということを示すためにMESデータベースを更新する。スキャナは一度に1つの装置210を走査してもよく、または一度に複数の装置210のコード218を走査することもできる。
所与のプロセスツール(製造または試験)において装置を走査した時点で、MES制御プログラムは、装置の一意的ID番号に関連付けて、処理工程についての情報だけでなく処理工程も記録してよい。この記録情報は例えば、装置が処理を受けた日時、処理を行なうツールに関連する作業者、プロセスツールの保守記録など、様々な他の情報を含んでいてもよい。したがって、一意的装置IDは、装置が受けるすべての工程について当該IDを走査することと相まって、装置210が製造および試験工程を通過しているときに、装置210の完全な前方追跡可能性を提供する。
図11を参照すると、装置210の個片化とマーキング後、装置210は、メモリ試験とカード試験を受けてもよい。メモリ試験に関し、いくつかの組み立てサブロットは、効率的な試験および機器利用のために、N:1の統合でより大きな試験ロットに再結合することができる。一例として、25個の組み立てサブロットが、単一の試験ロットに結合されてもよい。(別の例では、より多くの組み立てサブロットとすることも、より少ない組み立てサブロットとすることもできる)。工程150において、統合された試験ロットは、メモリ試験を受けてもよい。メモリ試験は、試験ロット内の各装置210に対する、(場合によっては高温と低温での、)複数の読み取り/書き込み動作を含んでもよい。工程150におけるメモリ試験は、例えばバーンインなどの、他のまたは代替の試験を含んでいてもよい。
背景技術の章で説明したように、メモリ試験150によって試験ロットにおける半導体装置のビニングが行われ、半導体装置は異なるビンに物理的に分離される。一例では、7個のビンがあってもよく、ビン1〜4の装置は試験動作に十分に合格し、ビン5〜7の装置は合格していないと見なされてもよい。合格したビン1〜4と、再試験を必要とするビン5〜7と、を有する7個のビンの実施形態は、一例に過ぎない。メモリ試験で満足に動作する装置が、満足に動作しない装置と区別されるような、様々な他のビニングと分類が使用されてもよい。
工程156においていずれかの装置がビン5〜7に行き着くと、工程158において当該装置IDが走査され、MESデータベース内の当該装置の記録は、異なる論理パーティション(MESデータベース内に依然としてあるが、異なる一組の記憶済み記録内)に移動される。したがって、不良装置を識別し不良装置の記録を新しいロケーションに移動する工程156、158、160によって、装置が大きく2つに分類される。メモリ試験に合格した装置のデータベースの記録は、データベース内で不変のままである。これらの装置は、本明細書では主試験サブロット(prime test sublot)と呼ばれ、以下に説明するようにカード試験に運ばれる。
一方、ビン5、6、7に行き着く装置の記録は、それらのビンを記録するために走査され、それら装置の記録は新しいデータベース内のロケーションに移動される。例えば日時、試験要員等を含む他の情報もまた、記録とともに新しいロケーションに記憶される。個々の装置の記録は、上に説明したように、その一意的ID番号により識別されてもよい。異なるデータベース内のロケーションへの分離により、メモリ試験工程においてどの装置がうまく動作し、どの装置がうまく動作しなかったかを、容易に明らかにすることができる。
工程162では、ビン5〜7に最後に行き着いた装置は再生が行なわれてもよく、これらは工程150において再試験される。背景技術の章で示したように、再試験のタイプは、装置がどのビンに分類されたかに依存してよい。再試験後、装置は再びビニングされ、不良装置は走査される。ビニングに2度失敗したこれらの装置のデータベースの記録は再度、新しいデータベース・ロケーションに移動されてもよい。このシステムにより、MESデータベースは、所与の装置が試験工程150においてどのように動作したかの明確な記録を有することになる。装置が複数回不合格となった場合、各インスタンス(instance)とその結果のビニングは、当該装置に関連付けられて記憶されることになる。本システムでは、MES制御プログラムが、多種多様なリアルタイムデータを提供することができる。一態様では、MES制御プログラムは、いつ装置が試験工程150に所定回数不合格となり、どの事象で当該装置はさらなる試験から取り除かれたかを示してもよい。
工程150〜162のシステムでは、試験に不合格であった装置だけが走査される。これは、合格した装置(通常は非常に多数の装置となると考えられる)を走査する必要がないという点で、利点を提供する。しかしながら、別の実施形態では、すべての装置が試験後走査されてもよく、それらのビニングに関する情報もまた、データベースに加えられてもよい。いくつかの実施形態では、不良装置の記録を除く代わりに、すべての記録がデータベース内のもとのロケーションに残されてもよいが、その記録は試験結果を反映するために更新される。ここで再び、不良装置だけが走査されその記録が更新されてもよいし、またはすべての装置が走査されその記録が更新されてもよい。
試験工程150に合格した装置210(ビン1〜4)に関し、これら装置は工程166におけるカード試験のためのカード試験ロットに結合されてもよい。カード試験工程はメモリ試験工程と類似したものであってよいが、例えば装置210がダウンロードされたコンテンツをどのように処理するかを調べるなどの、追加または異なる試験が行われる。工程166において装置210はカード試験を受け、次に工程168において、どのように動作したかに応じてこれら装置はビニングされる。このビニングは、メモリ試験工程と同じであっても、異なる手順によってでもよい。不良装置は工程170において走査されてもよく、次に工程174において、その記録はビニング情報と共に新しいデータベース・ロケーションに移動される。これらの装置は工程178において再生されてもよく、処理が繰り返される。装置210が再生を経る毎に、再生情報と共にその記録は、不合格となると新しいロケーションに移動されてもよい。
カード試験に合格した装置210は、工程176において最終のラベル付けまたは処理が行われてもよい。この時点で、装置210は、出荷準備のできた完成半導体パッケージである。本技術の一態様は、最良装置の識別を可能にする。すなわち、各装置の追跡性と装置に関する情報の記憶とを所与として、MES制御プログラムは、例えば、完璧な半導体ダイ(KGDマップ上の0,0)だけを有する装置、および/または、いかなる再生も無しにメモリ試験とカード試験に合格した装置を識別することができる。これらの装置は、工程180において、より高い性能を必要とする顧客に販売するために分離されてもよい。残りの良質な装置は他の場所へ販売されてもよい。同様に、いくつかの再生の後にメモリ試験および/またはカード試験に合格した装置は、分離され、例えばより低価格で販売されてもよい。分離工程180は、別の実施形態では省略されてもよい。
図12に、半導体装置が通ったすべてのプロセスツールと、半導体装置が通ったすべての試験手順と、の記録をさらに含んだ、表220を示す。(表220はまた、分かり易くするために図12から省略されている、図9の表220に示す個別部品情報のすべてを含んでもよい)。表220はさらに、半導体装置が試験動作中に通った各再生工程の記録を有してもよい。上に述べたように、図12の表220は一例として示されており、別の実施形態では、追加のまたは異なる情報を含んでいてもよい。
本システムは、半導体装置が複数の製造工程を通過しているときに、半導体装置とその個別部品の完全な前方および後方追跡可能性を提供する。また本システムは、この追跡可能性をリアルタイムに提供する。このようなシステムは、従来の追跡および追跡可能性システムで可能だったものよりも、より良い分解能を提供する。背景技術の章で検討したように、従来の追跡可能性システムは、各装置に関連する一意的IDを有しておらず、装置に使用された特定個別部品(ダイ、基板、および/またはパッシブ)を辿り、追跡する能力を有していなかった。1つの結果として、装置に関する問題が製造後検出された場合、従来システムは、その問題を発見するための能力が制限されていた。従来技術のシステムは、MES組み立てロットの識別を可能にしていたため、このMES組み立てロットから、所与の装置が何れの工程を適用されたかを判断でき得た。このことから、さらなる調査によってウエハーロットが明らかになり、場合によってはどこで問題が発生したかを明らかにすることができ得た。しかしながら、このような調査は時間がかかるとともに、半導体装置を形成する個別部品に関するいかなる具体的な特定および情報も提供されなかった。
これらの問題は、本システムにおいて解決される。装置に関する問題が検出された場合、MESデータベースに対する問合せによって、使用された特定のダイ、基板および/またはパッシブに関する、識別、処理工程、情報だけでなく、装置に対して行なわれたすべての工程を瞬時に明らかにすることができる。これは、問題の原因の特定をより容易に可能にするだけでなく、問題の傾向を速やかに明らかにすることができる。少数の問題のある装置を解析することにより、装置レベルまたは個別部品レベルにかかわらず、それらの共通因子を迅速かつ容易に特定することができる。例えば、問題のある装置のサンプリングによって、問題のある装置の各々は特定のウエハー製造業者から納入された特定のウエハーサブロットまたはロットからの半導体ダイを使用して作られたということを、明らかにし得る。個別部品レベルにおいて発生した場合ですら、問題の原因を正確に示す能力を有するため、従来のMESプラットフォームに対して著しく進歩している。
さらに、追跡調査はリアルタイムで可能なので、追加のリソースを浪費することなく、問題が発見されるや否や、問題の原因が特定され改善することができる。例えば、メモリまたはカード試験中の半導体装置のサンプリングにおける問題が、特定のウエハーロットまたは複数のロットの問題として特定されると、運転中の製造を停止するとともに、問題のあるウエハーからさらにダイが装置内に組み込まれてしまう前に、問題のある1つまたは複数のロットを工程から取り除くことができる。
本システムは、メモリカードなどの不揮発性メモリパッケージに関連して説明されたが、本明細書に記載の方法論は、他の半導体パッケージテクノロジーにおける完全な前方および後方追跡可能性のために使用され得ることを理解されたい。
MES制御プログラムとMESデータベースは、MESサーバー300の一部であってよく、次にその一例について図13を参照して説明する。MESサーバー300の構成要素には、これらに限定されるものではないが、プロセッサ302、システムメモリ304、追跡可能性データベース306a、MESデータベース306b、様々なシステムインタフェース、および様々なシステム部品を接続するシステムバス308を含んでいてもよい。上記のように、追跡可能性データベース306aとMESデータベース306bは、単一のデータベースに結合されるか、または複数のデータベースにわたって分散されてもよい。システムバス308は、メモリバスまたはメモリ制御装置、周辺バス、および様々なバスアーキテクチャのうちの任意のものを使用したローカルバスを含む、いくつかのタイプのバス構造のうちの、任意のバスであってよい。
システムメモリ304は、ROM310およびRAM312などの、揮発性および/または不揮発性メモリの形式のコンピュータ記憶媒体を含んでいる。RAM312は、MESサーバー300のオペレーティングシステム313と、MESソフトウェアプラットフォーム314の複数のプログラムモジュールと、を含んでいてもよい。これらのプログラムモジュールのうちの1つが、上述のMES制御プログラムであってもよい。MES制御プログラムは、半導体装置210および半導体装置210の個別部品に関するデータをMESサーバー300の様々な構成要素に読み取らせるMESプラットフォームの、当該部分であってよい。MES制御プログラムはさらに、上述の通り、識別子の生成に関与してもよい。MES制御プログラムは、別の責務を有していてもよい。
追跡可能性データベース306aとMESデータベース306bの各々は、例えば、上述の半導体装置210および半導体装置210の個別部品に関するデータを含むすべてのMESデータを一緒に記憶するコンピュータ可読媒体を含んだ、リレーショナルデータベースであってよい。データベース306aおよび/または306bは、他のタイプのデータと情報を記憶してもよい。追跡可能性データベース306aおよび/またはMESデータベース306bは、MESサーバー300の一部として示したが、サーバー300から遠く離れていてもよいし、MESサーバーが配置され得るカード製造工場から遠く離れていてもよい。いくつかの実施形態では、追跡可能性データベース306aとMESデータベース306bの一方または両方の、冗長版とバックアップ版が存在してもよい。図示しないが、MESサーバー300はまた、着脱可能/着脱不能、揮発性/不揮発性のコンピュータ記憶媒体を含む、多種多様な他のコンピュータ可読媒体を含んでいてもよい。
MESサーバー300は、データと情報の入出力のための様々なインターフェースを含んでいてもよい。入力インターフェース316は、複数のスキャナ320から、およびキーボード322およびマウス324などの入力装置から、データを受信する。スキャナ320は、前述した機械可読コード(半導体装置210上のマトリクスコード218など)を読み取るための、プロセスツールおよびテストツールに設けられていてもよい。スキャナ320はまた、個別部品上の機械可読コードを読み取ってもよい。図13に示すスキャナの数は、一例に過ぎない。
モニタ332とインターフェース接続するための、ビデオインターフェース330が設けられていてもよい。モニタ332は、例えば、製造担当者のためのグラフィックユーザインターフェースを提供することができ、他の工場部門だけでなく様々なプロセスツールおよび試験ツールからのデータを表示するために使用することができる。例えば、プリンタ338を含む周辺装置を支援するための、周辺インターフェース336が設けられていてもよい。
MESサーバー300は、1つまたは複数のリモートコンピュータ344、346への論理接続を使用することにより、ネットワークインターフェース340を介してネットワーク環境内で動作してもよい。コンピュータ344への論理接続はローカルエリア接続(LAN:local area connection)348であってよく、コンピュータ346への論理接続はインターネット350を介してもよい。他のタイプのネットワーク接続も可能である。したがって、カード製造工場内の追跡可能性情報を取得するためにデータベース306aおよび/または306bとインターフェース接続することに加え、本システムは、MESサーバーへのネットワーク接続を有する任意のリモート位置からこれらの情報を取得するために、MESサーバー300へ接続することを可能にする。
MESサーバー300の上記説明は一例に過ぎず、上記のものに加えまたはその代わりに、様々な他の構成要素を含んでもよいことを理解されたい。
他の実施形態では、本技術は、半導体パッケージを追跡するためのシステムに関連する。システムは、基板と、基板上に取り付けられた1つまたは複数の半導体ダイと、を含む。システムはさらに、半導体装置に関連する識別子であって、半導体装置に使用された特定の半導体ダイと半導体装置とを関連付ける識別子を含む。
さらなる実施形態では、本技術は、半導体パッケージを追跡するためのシステムに関連する。システムは、基板と、基板上に取り付けられた1つまたは複数の半導体ダイと、を備える半導体装置を含む。システムは、半導体装置に関連する識別子をさらに含む。識別子はまた、i)半導体装置に対し行われた製造工程と、ii)半導体装置に対して行われた試験動作と、iii)どのように半導体装置は試験動作において動作したかと、を半導体装置に関連付ける。
他の実施形態では、本技術は、半導体パッケージを追跡するためのシステムに関連する。システムは、基板と、基板上に取り付けられた1つまたは複数の半導体ダイと、受動部品と、を有する半導体装置を含む。システムは、以下の少なくとも1つを識別する記憶情報を含むコンピュータ可読媒体を、さらに含む。i)半導体装置に使用された基板、ii)半導体装置に使用された1つまたは複数の半導体ダイ、iii)半導体装置に使用された受動部品、iv)半導体装置が処理されたツール、v)半導体装置が試験されたツール、vi)半導体装置の試験後の半導体装置のビニング(binning)、vii)半導体装置は試験動作後再生作業を受けたかどうかと、それを何回受けたか。
本発明の前記の詳細な説明は図解及び説明のために提示されたものである。ここでクレームされた主題は、網羅的となる、あるいは本発明を開示されている正確な形式に制限することを意図していない。前記教示を鑑みて多くの変型及び変更が可能である。説明された実施形態は、本発明及びその実際的な応用を最もよく説明し、それにより当業者が多様な実施形態において、及び意図されている特定の使用に適するように多様な変型を用いて本発明を最もよく活用できるようにするために選択された。本発明の範囲がここに添付される請求項により定められることが意図される。
工程112は、ウエハー部材IDとダイIDとを記憶するステップをさらに含む。工程110で説明したように、MES制御プログラムは、一意的IDによって、または識別されたウエハーサブロット内のウエハー部材の位置によって、のいずれか一方で、各ウエハー部材を識別する。MES制御プログラムはまた、ウエハー部材識別子が生成された時に、ウエハー部材識別子を記憶してもよい。ウエハー部材上の特定ダイの識別に関し、MES制御プログラムは、ウエハー部材上のすべてのダイの位置を(x,y)座標の表記で記述する予め定義された記法を使用することにより、これらを記憶してもよい。ウエハー部材上のダイの位置を定義するために、極座標(r,θ)を代案として使用してもよい。ウエハー部材上の位置による方法や、ウエハー部材上の各ダイに割り当てられた一意的IDによる方法を含む、ウエハー部材上の特定ダイを識別する他の方法も考えられる。
ロゴ212、表示214、および/またはコード218は、レーザーまたは他の公知の印刷処理により形成されてもよい。マーキングの代わりに、上記情報を含む粘着ラベルが各半導体装置210に貼り付けられてもよい。図に示すロゴ212、表示214、コード218の場所は一例であって、それぞれの場所は異なる場所に移動されてもよい。ロゴ212、表示214、およびコード218のうちの1つまたは複数は、別の実施形態では、半導体装置210の裏面上に位置してもよい。

Claims (34)

  1. 半導体パッケージを追跡するためのシステムであって、
    基板と、前記基板上に取り付けられた1つまたは複数の半導体ダイと、を含む半導体装置と、
    前記半導体装置に関連する識別子と、を備え、
    前記識別子は、すべての他の半導体装置から前記半導体装置を一意的に区別する、システム。
  2. 前記一意的識別子は、前記半導体装置の表面上に設けられる、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記一意的識別子は、前記半導体装置の表面上に設けられる英数字コードである、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記一意的識別子は、前記半導体装置の表面上に設けられる機械可読コードである、請求項2に記載のシステム。
  5. 前記一意的識別子は、前記半導体パッケージの製造工程を監視するためのコンピュータ装置のメモリ内に記憶される、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記一意的識別子は、前記半導体装置に使用された前記1つまたは複数の半導体ダイを識別する、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記一意的識別子は、前記半導体装置に使用された前記半導体ダイの製造業者、前記半導体ダイが作られた時と場所、および前記半導体装置内に組み込まれる前に前記半導体ダイに行なわれた処理、のうちの少なくとも1つを識別する、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記一意的識別子は、前記半導体装置に使用された前記基板を識別する、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記一意的識別子は、前記半導体装置に使用された前記基板の製造業者、前記基板が作られた時と場所、および前記半導体パッケージ内に組み込まれる前に前記基板に行なわれた処理、のうちの少なくとも1つを識別する、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記一意的識別子は、
    前記半導体装置が作られた時刻および場所と、
    前記半導体装置が生成された装置組立サブロットと、
    同一の時刻および場所情報と、同一の装置組み立てサブロット情報と、で作られた各装置を区別するIDと、
    を含む、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記一意的識別子は、YWWDMLLXXXのフォーマットを有しており、
    Yは年の最終桁を表し、
    WWは前記年内の週番号を表し、
    Dは前記週内の日を表し、
    Mは半導体パッケージ製造工場を表し、
    LLは、各装置組立サブロットを区別するための英数字2桁IDを表し、
    XXXは、同じ日、場所、装置組み立てサブロット情報で作られた各装置を区別するための英数字3桁の一意的IDを表している、
    請求項1に記載のシステム。
  12. 前記半導体パッケージは不揮発性メモリパッケージである、請求項1に記載のシステム。
  13. 半導体パッケージを追跡するためのシステムであって、
    基板と、前記基板上に取り付けられた1つまたは複数の半導体ダイと、を含む半導体装置と、
    前記半導体装置に関連する識別子であって、前記半導体装置に使用された特定の前記半導体ダイと前記半導体装置とを関連付ける識別子と、
    を含むシステム。
  14. 前記識別子は、前記半導体装置に使用された前記特定の基板と前記半導体装置とをさらに関連付ける、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記半導体装置はさらに受動部品を含み、
    前記識別子は、前記半導体装置に使用された特定の前記受動部品と前記半導体装置とをさらに関連付ける、請求項13に記載のシステム。
  16. 前記識別子は、前記半導体装置に使用された前記半導体ダイの製造業者、前記半導体ダイが作られた時刻および場所、前記半導体装置内に組み込まれる前に前記半導体ダイに行なわれた処理、のうちの少なくとも1つと、前記半導体装置と、をさらに関連付ける、請求項13に記載のシステム。
  17. 前記識別子は、前記半導体装置に使用された前記基板の製造業者、前記基板が作られた時刻および場所、前記半導体装置内に組み込まれる前に前記基板に行なわれた処理、のうちの少なくとも1つと、前記半導体装置と、をさらに関連付ける、請求項13に記載のシステム。
  18. 前記1つまたは複数の半導体ダイは、メモリダイを含んでおり、
    前記識別子は、使用されている前記特定のメモリダイと前記半導体装置とを関連付けるとともに、前記メモリダイの製造業者、いつ前記1つまたは複数のメモリダイが作られたか、およびどこで前記1つまたは複数のメモリダイが作られたか、のうちの少なくとも1つと、前記半導体装置とを関連付ける、請求項13に記載のシステム。
  19. 前記1つまたは複数の半導体ダイは、
    コントローラダイと、
    前記特定のコントローラダイが使用された前記半導体装置に関連する前記識別子と、
    前記コントローラダイの製造業者、いつ前記コントローラダイが作られたか、およびどこで前記コントローラダイが作られたか、のうちの少なくとも1つと、
    を含む、請求項13に記載のシステム。
  20. 前記識別子は前記半導体装置に対し一意的である、請求項13に記載のシステム。
  21. 前記識別子は前記半導体装置の表面上に表示され、前記システムに関連するコンピュータメモリに記憶される、請求項13に記載のシステム。
  22. 半導体パッケージを追跡するためのシステムであって、
    基板と、前記基板上に取り付けられた1つまたは複数の半導体ダイと、を含む半導体装置と、
    前記半導体装置に関連する識別子と、を備え、
    前記識別子は、i)前記半導体装置に対し行われた製造工程と、ii)前記半導体装置に対して行われた試験動作と、iii)どのように前記半導体装置は前記試験動作において動作したかと、を前記半導体装置に関連付ける、システム。
  23. 前記識別子は、前記半導体装置が分類されたビン(bin)と、前記半導体装置と、を関連付ける、請求項22に記載のシステム。
  24. 前記識別子は、前記半導体装置が何らかの再生作業を受けたかどうか、および、そうである場合、再生作業の数、および前記再生作業は何であったかを、前記半導体装置と関連付ける、請求項22に記載のシステム。
  25. 前記識別子は、前記半導体装置を処理または試験するために使用されたツールの識別子、前記ツールの保守履歴、および前記ツールに関連する製造担当者、のうちの少なくとも1つと、前記半導体装置とを関連付ける、請求項22に記載のシステム。
  26. 前記識別子は前記半導体装置の分類を可能にし、
    前記分類は、第2のグループの半導体装置より良好に動作した第1のグループの半導体装置を識別し分離するために使用される、請求項22に記載のシステム。
  27. 前記識別子は、前記半導体装置の表面上の機械可読コード内に設けられる、請求項22に記載のシステム。
  28. 前記識別子は前記半導体装置に対し一意的である、請求項22に記載のシステム。
  29. 半導体パッケージを追跡するためのシステムであって、
    半導体装置と、
    コンピュータ可読媒体と、
    を備え、
    前記半導体装置は、
    基板と、
    前記基板上に取り付けられた1つまたは複数の半導体ダイと、
    受動部品と、
    を含み、
    前記コンピュータ可読媒体は、
    i)前記半導体装置に使用された前記基板、
    ii)前記半導体装置に使用された前記1つまたは複数の半導体ダイ、
    iii)前記半導体装置に使用された前記受動部品、
    iv)前記半導体装置が処理されたツール、
    v)前記半導体装置が試験されたツール、
    vi)前記半導体装置の試験後の前記半導体装置のビニング(binning)、
    vii)前記半導体装置は試験動作後再生作業を受けたかどうかと、それを何回受けたか、
    のうちの少なくとも1つを識別する記憶情報を含む、システム。
  30. 前記コンピュータ可読媒体は、生産実行システムのデータベース内で使用される、請求項29に記載のシステム。
  31. 前記半導体パッケージが製造される製造工場内の前記データベースのアクセスを可能にするネットワーク接続をさらに含む、請求項30に記載のシステム。
  32. 前記半導体パッケージが製造される製造工場の外部の前記データベースのアクセスを可能にするネットワーク接続をさらに含む、請求項30に記載のシステム。
  33. 前記コンピュータ可読媒体に記憶された前記情報は、第2のグループの半導体装置より良好に動作した第1のグループの半導体装置の識別と分離を可能にする、請求項29に記載のシステム。
  34. 前記半導体装置が処理される前記ツールに関連する複数のスキャナであって、前記ツールに関連する情報を前記半導体装置に関連して記憶できるようにする前記半導体装置上の一意的コードを走査する前記スキャナ、をさらに含む、請求項29に記載のシステム。
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