JP2013528215A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 式（Ｉ）：
   

   

   （ここで、
   ＬはＣ（Ｏ）であり；
   Ｒ_１は、フェニルまたは５〜６員環のヘテロアリールであり、それぞれはハロゲンまたはＯＲ _５ の１つ以上を用いて置換されていてもよく；
   Ｒ _２ は、（Ｃ_１〜Ｃ_８）アルキルであり、１つ以上のハロゲンを用いて置換されていてもよく；
   Ｒ_３は水素であり；
   Ｒ_４は
   

   

   （ここで、Ｒ _９はクロロまたはＣＦ_３であり、Ｒ_１０はフルオロ、クロロまたはＣＦ_３であり、Ｒ_１１は水素である）であり；
   Ｒ _５ は水素、（Ｃ_１〜Ｃ_８）アルキル、（Ｃ_２〜Ｃ_８）アルケニル、（Ｃ_２〜Ｃ_８）アルキニル、（Ｃ_１〜Ｃ_８）ヘテロアルキル、（Ｃ_３〜Ｃ_８）シクロアルキル、（Ｃ_７〜Ｃ_１２）アラルキル、フェニル、（５〜６員環の）ヘテロアリールまたは（３〜７員環の）ヘテロシクリルである；
   ただし、Ｒ_９およびＲ_１０の両方がＣＦ_３であり、かつＲ_１１が水素である場合、Ｒ_１は３，４−ジクロロフェニルまたは３，５−ジクロロフェニルではない）
   の化合物、もしくはそのエナンチオマー、エナンチオマーの混合物もしくは２つ以上のジアステレオマーの混合物；または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物もしくは水和物。
2. 式（Ｖ）：
   

   

   （ここで、
   Ｒ_２はＣＨ_３またはＣＦ_３であり；
   Ｒ_３は、水素であり；
   Ｒ_９は、クロロまたはＣＦ_３であり、
   Ｒ_１０は、フルオロ、クロロまたはＣＦ_３であり；
   Ｒ_１１ は水素であり；
   Ｒ_１２は、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヒドロキシルまたはメトキシであり；
   ｎは、０、１または２であり；
   ただし、Ｒ_９およびＲ_１０の両方がＣＦ_３であり、Ｒ_１１が水素であり、かつｎが２である場合、Ｒ_１２はクロロではない）
   を有している、請求項１に記載の化合物、もしくはそのエナンチオマー、エナンチオマーの混合物もしくは２つ以上のジアステレオマーの混合物；または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物もしくは水和物。
3. 上記化合物は
   

   

   である、請求項１または２に記載の化合物。
4. 請求項１から３のいずれか１項に記載の化合物、もしくはそのエナンチオマー、エナンチオマーの混合物もしくは２つ以上のジアステレオマーの混合物；または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物もしくは水和物、ならびに少なくとも１つの薬学的に許容可能な賦形剤または担体を含んでいる、薬学的組成物。
5. １つ以上のさらなる活性剤を含んでいる、請求項４に記載の薬学的組成物。
6. 対象におけるキャップ依存性のタンパク質翻訳によって媒介される障害の１つ以上の症状を処置、予防または改善するための薬剤の製造における、請求項１から３のいずれか１項に記載の化合物、もしくはそのエナンチオマー、エナンチオマーの混合物もしくは２つ以上のジアステレオマーの混合物；または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物もしくは水和物、または請求項４もしくは５に記載の薬学的組成物の、使用。
7. 対象におけるｅＩＦ４Ｅによって媒介される障害の１つ以上の症状を処置、予防または改善するための薬剤の製造における、請求項１から３のいずれか１項に記載の化合物、もしくはそのエナンチオマー、エナンチオマーの混合物もしくは２つ以上のジアステレオマーの混合物；または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物もしくは水和物、または請求項４もしくは５に記載の薬学的組成物の、使用。
8. 対象におけるヘッジホッグ経路によって媒介される障害の１つ以上の症状を処置、予防または改善するための薬剤の製造における、請求項１から３のいずれか１項に記載の化合物、もしくはそのエナンチオマー、エナンチオマーの混合物もしくは２つ以上のジアステレオマーの混合物；または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物もしくは水和物、または請求項４もしくは５に記載の薬学的組成物の、使用。
9. 上記障害は、がん、増殖性疾患、乳がん、トリプルネガティブの乳がん、ＥＲ＋乳がん、ＥＲ−乳がん、基底細胞母斑症候群（ゴーリン症候群）、基底細胞がん、皮膚がん、肺がん、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、脳腫瘍、髄芽細胞腫、膠芽細胞腫、結腸直腸がん、卵巣がん、肝臓がん、膵臓がん、膵がん、膵臓血管肉腫、膵臓腺肉腫、胃がん、胃食道接合部がん、前立腺がん、子宮頸がん、膀胱がん、頭頸部がん、リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型Ｂ−細胞リンパ腫、手術によって除去できない固形腫瘍、局所進行性固形腫瘍、転移性固形腫瘍、白血病、急性脊髄性白血病（ＡＭＬ）、急性リンパ芽球性白血病（ＡＬＬ）、慢性脊髄性白血病（ＣＭＬ）、または再発性腫瘍もしくは難治性腫瘍である、請求項６から８のいずれか１項に記載の使用。
10. 対象における障害の１つ以上の症状を治療、予防または改善するための薬剤の製造における、請求項１から３のいずれか１項に記載の化合物、もしくはそのエナンチオマー、エナンチオマーの混合物もしくは２つ以上のジアステレオマーの混合物；または薬学的に許容可能なその塩、溶媒和物もしくは水和物、または請求項４もしくは５に記載の薬学的組成物の、使用であって、
    上記障害は、がん、増殖性疾患、乳がん、トリプルネガティブの乳がん、ＥＲ＋乳がん、ＥＲ−乳がん、基底細胞母斑症候群（ゴーリン症候群）、基底細胞がん、皮膚がん、肺がん、小細胞肺がん、非小細胞肺がん、脳腫瘍、髄芽細胞腫、膠芽細胞腫、結腸直腸がん、卵巣がん、肝臓がん、膵臓がん、膵がん、膵臓血管肉腫、膵臓腺肉腫、胃がん、胃食道接合部がん、前立腺がん、子宮頸がん、膀胱がん、頭頸部がん、リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、びまん性大細胞型Ｂ−細胞リンパ腫、手術で除去できない固形腫瘍、局所進行性固形腫瘍、転移性固形腫瘍、白血病、急性脊髄性白血病（ＡＭＬ）、急性リンパ芽球性白血病（ＡＬＬ）、慢性脊髄性白血病（ＣＭＬ）、または再発性腫瘍もしくは難治性腫瘍である、使用。
11. 上記がんは従来の治療法に対して耐性である、請求項９または１０に記載の使用。
12. 上記がんはビンクリスチン耐性である、請求項９または１０に記載の使用。
13. 上記がんはタキソール耐性である、請求項９または１０に記載の使用。
14. 上記がんはシタラビン耐性である、請求項９または１０に記載の使用。
15. 上記がんはドキソルビシン耐性である、請求項９または１０に記載の使用。