JP2013523512A - 切込みを有するタイヤトレッド - Google Patents

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Abstract

トレッドであって、切れ目によって画定された複数個の隆起要素(10)を有し、これら隆起要素のうちの少なくとも1つは、少なくともトレッドの厚さに等しい最大深さ(H)の少なくとも1つの切込み(2)を有し、この切込み(2)は、新品のままの状態での踏み面上における切込みの線の端によって定められる主方向に延びると共にトレッドの厚み中に延びる副方向に延び、この切込みは、第1のパート(21)及び第2のパート(22)で構成され、第1の切込みパート(21)は、新品のままの状態における接触面(15)と最大深さ(H)の少なくとも40%に等しい深さ(H1)との間で副方向に延び、第2の切込みパート(22)は、第1パート(21)の延長部としてトレッドの厚み中に延び、この第2パート(22)は、深さ(H2)にわたって延びている、トレッド。このトレッドは、第2の切込みパート(22)が、切込みの主方向において、少なくとも1つの第1の部分(221)及び少なくとも1つの第2の部分(222)を有し、これら2つの部分は各々、全長(L)よりも短い長さを有し、各第1部分(221)が、互いに分離された少なくとも2つの枝部(51,52)を有する切込みで形成され、少なくとも2つの枝部(51,52)は、最大距離(D1)だけ互いに離隔されており、切込みの主方向における第1部分(221)と一線をなして位置する各第2部分(222)が、任意の第1部分から分離されていることを特徴としている。

Description

本発明は、タイヤトレッド、特にこれらトレッドに設けられるサイプに関する。本発明は又、かかるサイプを成形するために用いられる要素に関する。
乗用車又は重量物運搬車両に取り付けられるようになったタイヤのトレッドに複数のサイプを設けることが慣例であり、その目的は、トレッドの剛性を過度に減少させず、しかもこのトレッドの溝(グルーブ)比を過度に増大させないようにした状態で材料の非常に多くのエッジコーナー部を作ることにある。
走行中、トレッドが摩耗状態になり、従って隆起要素の高さが減少し、その結果、これらの剛性が増大する。欧州特許第0378090(B1)号明細書は、所定深さにいったん達すると倍増するサイプをこれらトレッドに設けることを提案した。
欧州特許出願第1029714(A1)号明細書は、所定深さから先へは、サイプがサイプの平均平面から交互に分かれたサイプパートに分割される変形例を記載している。この場合、このサイプにより作られるエッジコーナー部の全長は、新品のままの状態におけるトレッドの踏み面(トレッド表面)上のサイプによって生じる初期長さと同一である。
日本国特開平11‐151914号公報は、所定深さを超えると、或る特定の領域について、互いに分かれる2つのサイプパートに細分されるサイプを記載しており、これら2つのサイプパートは、少なくともこれらの端のうちの一方のところで、新品のままの状態における踏み面上に開口したサイプの延長にそれ自体形成されているサイプと出会っている。後者の場合、サイプの長さは、所定の深さから先へ増大するが、サイプが形成される隆起要素の剛性のかなりの減少が注目される。
定義:
ブロックは、トレッド上に形成された隆起要素であり、この隆起要素は、中空部又は溝によって画定され、この隆起要素は、側壁及び接触面を有し、接触面は、走行中、路面に接触するようになっている。
リブは、トレッド上に形成された隆起要素であり、この隆起要素は、2つの溝によって画定される。リブは、2つの側壁及び接触面を有し、接触面は、路面に接触するようになっている。
半径方向は、タイヤの回転軸線に垂直な方向を意味する(この方向は、トレッドの厚さの方向に一致している)。
軸方向は、タイヤの回転軸線に平行な方向を意味している。
周方向は、中心が回転軸線に一致した任意の円の接線の方向を意味している。この方向は、軸方向と半径方向の両方向に対して垂直である。
切れ目は、溝かサイプかのいずれかを意味し、切れ目は、互いに向かい合うと共にゼロではない距離だけ互いに離隔した材料の壁によって画定されている空間に相当する。サイプを溝から区別するものは、この距離によって定められる値であり、サイプの場合、この距離は、タイヤが路面に接触する接触パッチをサイプが通過しているときに向かい合った壁が互いに接触することができるようにするのに適している。サイプに関するこの距離は、この場合、多くとも2ミリメートル(mm)に等しい。溝の場合、この溝の壁は、通常の走行条件下においては互いに接触することがない。
サイプの主方向は、摩耗していない新品のままの状態におけるトレッドの踏み面上のサイプの最も遠くに位置する箇所を通る平均方向に一致している。
副方向は、サイプの主方向に垂直であると共にトレッドの厚み中に延びる方向であると定義される。
欧州特許第0378090(B1)号明細書 欧州特許出願第1029714(A1)号明細書 日本国特開平11‐151914号公報
本発明は、新品のままの状態であるにせよそうでないにせよ、いずれにせよ、タイヤトレッドにトレッドの部分摩耗に続き適当な剛性を与える一方で、新品状態におけるエッジコーナー部の長さよりも長い全エッジコーナー部長さを回復することによりタイヤの性能を高めることを目的としている。
この目的のため、本発明の一要旨は、タイヤ用のゴムコンパウンドで作られたトレッドであって、トレッドは、厚さEを備えると共に切れ目によって画定された複数個の隆起要素を有し、各隆起要素は、路面に接触するようになった接触面及びエッジコーナー部に沿って接触面と交差する側面を有し、隆起要素の接触面は、一緒になってトレッドの踏み面を形成し、隆起要素のうちの少なくとも1つは、多くともトレッドの厚さEに等しい最大深さHの少なくとも1つのサイプを有し、サイプは、新品のままの状態での踏み面上におけるサイプのラインの端によって定められる主方向に延びると共にトレッドの厚み中に向いた副方向に延び、サイプは、第1のパート及び第2のパートで構成され、サイプ第1パートは、新品のままの状態における接触面と最大深さHの少なくとも40%に等しい深さH1との間で副方向に延び、サイプ第2パートは、第1パートの延長部としてトレッドの厚み中に延びており、第2パートは、深さH2にわたって延びているトレッドにある。トレッドが新品のままの状態にあるとき、主方向において踏み面上で測定した全長Lのサイプ第1パートは、隆起要素を深さH1にわたって、互いに分離された2つの隆起要素パートに分割する。というのは、隆起要素パートがサイプ第1パートの各側に位置するからである。
さらに、サイプ第2パートは、サイプの主方向において、少なくとも1つの第1の部分及び少なくとも1つの第2の部分を有し、2つの部分は各々、全長Lよりも短い長さを有し、各第1部分は、互いに分離された少なくとも2つの枝部を有するサイプで形成され、少なくとも2つの枝部は、最大距離D1だけ互いに離隔され、サイプの主方向における第1部分の延長部として位置すると共に任意の第1部分から分離された各第2部分は、接触面と深さH1との間で互いに分離された隆起要素パートの高さH2にわたって深さ中への延長部相互間の機械的連結部を構成するよう形成されている。
本発明により、新品のままの状態の踏み面と所定の深さとの間でサイプにより互いに分離された2つの隆起要素パートは、このサイプの最後のパートに関してサイプの各側で互いに接合される。この連結は、トレッドの構成材料によって行われる。かくして、タイヤがいったん部分摩耗状態になるとエッジコーナー部の長さを増大させると同時に向上したタイヤ走行性能を得るのに適した隆起要素に関する全体的剛性を達成し、そしてタイヤが新品であるか或いは部分摩耗状態にあるかとは無関係にそのようにすることがはっきりと認められるほど可能である。
本発明の変形形態によれば、本発明のトレッドは、各第2部分が新品のままの状態におけるトレッドの踏み面から深さHにわたって延びるサイプの延長部に形成された少なくとも1つのサイプを有するようなものであり、この少なくとも1つのサイプは、任意の第1部分のサイプから分離されている。「分離され」という用語は、踏み面と深さH1との間で互いに分離された隆起要素パートの高さH2にわたってトレッドの深さ方向に延長部を互いに連結する機械的連結部が少なくとも1つ存在することを意味するものと理解されるべきである。この変形形態では、第2の部分は、複数個のサイプを有するのが良く、これらサイプは、第1の部分のサイプには連結されておらず、その目的は、材料の連続性を生じさせ、かくして、第2のパートの高さH2にわたってサイプの各側に位置したトレッドのパート相互間の連結箇所の連続性を作ることにある。
好ましくは、この最後に述べた変形形態の場合、トレッドは、各第2部分が深さH1にわたって延びるサイプの延長部に形成された単一のサイプを有するようなものである。「延長部に」という表現は、この場合、必ずしも、踏み面に対するこの単一のサイプの勾配が第1のパートのサイプの勾配と同一であることを意味するものではない。
本発明の変形形態によれば、各第2部分の単一のサイプは、トレッドの内部に向かって最も遠くに位置するその箇所により形成された底部を有し、単一のサイプの底部上の任意の箇所は、第1部分の枝部からゼロではない最小距離A離れて位置する。この最小距離Aは、サイプの各側に位置したトレッドのパート相互間に作られた機械的連結部の測定値である。
好ましくは、最小距離Aは、第1のサイプ部分のサイプ相互間の最大測定距離である距離D1の少なくとも20%に等しい。
本発明の別の有利な変形形態によれば、サイプ第1パートの延長部に形成された第2部分の単一のサイプは、サイプの主方向に測定された長さを有し、この長さは、単一のサイプの少なくとも一部が各第1部分の長さの多くとも50%に等しいゼロではないオーバーラップ長さBにわたって第1部分の2つのサイプ相互間に介在して位置するような長さであり、各第1部分は、同一長さL1を有する。
かかる構成の利点は、この構成によりタイヤが部分的に摩耗状態になった後であってもオーバーラップ距離Bがゼロではない場合、エッジ面の長さが増大するということにある。上限は、各第1部分の長さL1の50%に設定され、従って、求められている機械的連結部が効果的になる。
本発明の別の変形形態によれば、各第2部分にはサイプが設けられておらず、各第1部分は、少なくとも3つのサイプを有し、サイプのうちの1つは、このサイプの各側に位置した少なくとも2つの他のサイプから距離D1の少なくとも20%に等しい最小距離Aだけ離隔している。この実施形態の変形形態では、サイプのうちの1つは、他の2つのサイプから等距離のところに位置している。
有利には、上述の変形形態とは無関係に、本発明のサイプは、部分摩耗後(即ち、タイヤが第1パートH1の深さを超えていったん摩耗状態になった後)に形成されるエッジコーナー部のその全長が新品のままの状態のトレッド上の同一サイプにより形成されるエッジコーナー部の長さの少なくとも1.5倍に等しいようなものである。
好ましくは、2つのサイプ第1部分を互いに隔てる距離は、第1の部分が同一の長さ又は実質的に同一長さを有する場合、各第1部分の長さL1の少なくとも50%に等しい。
有利には、2つのサイプ第1部分を互いに隔てる距離L2は、第1部分の長さL1の少なくとも50%に等しく、各第1部分は、同一の長さL1を有する。
本発明の他の特徴及び他の利点は、非限定的な例として本発明の要旨の変形形態を示す添付の図面を参照して以下に与える説明から明らかになろう。
本発明のトレッドの隆起要素の斜視図である。 図1に示された隆起要素の側面を示す図である。 図1及び図2に示されているようなサイプを成形するのに適した成形要素の図である。 新品のままの状態で図3Aの成形要素で得られたサイプのトレッド上における線を示す図である。 部分摩耗状態にある図3Aの成形要素で得られたサイプのトレッド上における線を示す図である。 本発明のサイプの第2の変形形態を成形するのに適した成形要素の図である。 タイヤが部分摩耗状態になった後のサイプのこの第2の変形形態のトレッド上における線を示す図である。 本発明のサイプの第3の変形形態を成形するのに適した成形要素の図である。 タイヤが部分摩耗状態になった後のサイプのこの第3の変形形態のトレッド上における線を示す図である。 本発明のサイプの第4の変形形態を有する隆起要素の断面図である。 本発明のサイプの第5の変形形態を成形するのに適した成形要素の図である。 新品のままの状態におけるサイプの第5の変形形態のトレッド上の線を示す図である。 タイヤが部分摩耗状態になった後におけるサイプの第5の変形形態のトレッド上における線を示す図である。
本明細書に添付の図の場合、同一の参照符号は、これら参照符号が種類として構造的であれにせよ機能的であるにせよいずれにせよ同一種類の要素を示している場合、本発明の変形形態を説明するために用いられている。
図1は、タイヤ用のゴムコンパウンドで作られたトレッドの隆起要素10を示しており、この隆起要素10は、4つの溝によって画定されている。このブロック形要素10は、4つの側面11,12,13,14及び道路に接触するようになった接触面15を有している。各側面は、エッジコーナー部を形成するよう接触面と交差している。トレッドは、この場合、ブロックを画定している溝の深さに一致した厚さEを有している。
このブロック10は、本発明のサイプ2を備え、このサイプは、側面のうちの2つ11,13上に且つ接触面15上に開口しており、このサイプは、多くともトレッドの厚さEに等しい最大深さHを有している。このサイプ2は、接触面上に、真っ直ぐな形状の2つの対向したエッジコーナー部20,20′を形成している。サイプ2は、新品のままの状態において接触面上のサイプにより形成されるエッジコーナー部の端を通る直線として定められた主方向XX′に接触面15にわたって延びており、サイプ2は、接触面に垂直な副方向(方向YY′で示されている)においてトレッドの厚み中に延びている。
このサイプは、第1のパート21及び第2のパート22で構成され、サイプ第1パート21は、新品のままの状態において接触面15とこの場合サイプの最大深さHの50%に等しい深さH1との間で副方向YY′に延びており、サイプ第2パート22は、第1パートの延長部としてトレッドの厚み中に延びている。この第2パート22は、この場合、H1に実質的に等しい深さH2にわたって延びている。
トレッドが新品のままの状態にあるときに主方向においてトレッド上で測定した全長Lのサイプ第1パート21は、ブロックを接触面から深さH1にわたって、互いに分離されている2つのブロックパート101,102に分割している。
さらに、サイプ第2パート22は、サイプ2の主方向XX′に平行な方向において長さL1の第1の部分221及び長さL2の第2の部分222を有し、これら第1及び第2の部分は各々、長さLよりも短い長さのものである。この場合、長さL1,L2は、サイプの初期全長Lの1/4に等しい。
各第1部分221は、互いに分離された1対のサイプ221‐1,221‐2によって形成され、これら2つの枝部は、これら端のうちの1つのところが最大距離D1だけ間隔を置いて位置している。
さらに、各第2部分222は、副方向においてサイプ第1パート21の延長部に形成された単一のサイプ222‐1を有し、この単一サイプ222‐1は、サイプ第1パート21と同一の勾配を有している。第2の部分222がサイプの主方向XX′において2つの第1部分221相互間に介在して設けられ、別の第2の部分222が隆起要素の側面上に開口するよう配置されている。
各第2部分222の単一サイプ222‐1は、第1部分221の全てのサイプ221‐1,221‐2から分離されている。本明細書で用いられる「分離され」という用語は、この単一サイプ222‐1上の任意の箇所と第1部分のサイプ上の任意の箇所との間の最小距離Aが第1部分のサイプ221‐1,221‐2の枝部相互間の最大距離D1の少なくとも20%に等しいことを意味している。この特定の場合、単一サイプ222‐1は、その端220が第1パートのサイプの端210,210′からD1の50%の距離離れたところに位置するよう形成されている。図示の構成では、サイプの主方向において第1部分のサイプ221‐1,221‐2と第2部分のサイプ222‐1との間にオーバーラップが存在しない。この特徴は、図3Cに見え、図3Cは、トレッドが部分摩耗状態になったときのタイヤ踏み面上のサイプの線を示している。
新品のままの状態における踏み面と深さH1との間で、サイプは、互いに分離された2つのブロックパート101,102を生じさせている。
この例では、第1部分221のサイプ221‐1,221‐2と第2部分222のサイプ222‐1との間の不連続性により、サイプの各側に位置したブロックの部分相互間に機械的連結部が作られることが理解できる。少なくともH1に等しい深さを超えると、一方の側に位置した材料と他方の側に位置した材料との間に連続性を確立することができ、この連続性により、トレッドパターン要素の剛性を変えると同時にタイヤがいったん部分摩耗状態になるとエッジコーナー部の長さを増大させることが可能である。
図2は、図1のブロックの側面11を示す図である。ブロックの高さEよりも小さい全深さHのサイプ2は、接触面15上に開口した深さH1の第1のパート21を有し、ブロックの厚さ方向における第1パート21の延長部として、深さH2の第2のパート22が設けられていることが理解できる。
第1部分221及び第2部分222のサイプ221‐1,221‐2,222‐1の枝部は全て、ブロックの内側に向かって最も遠くに位置する端を有し、これら端は全て、新品のままの状態におけるブロックの接触面15から同一距離H離れて位置している。図示しなかった変形形態では、各枝部は、互いに異なる深さを有することが可能であり、かかる場合、高さH2は、枝部の高さのうちで最も高い高さに一致している。
サイプ第2パート22の各第2部分は、距離D1の50%に等しい距離Aのところに位置した―摩耗に続いて踏み面上に現れるように第2部分の最終箇所に一致した―その端の全ての箇所を有し、D1は、同一の第1サイプ部分の枝部相互間の最大測定距離である。本発明のサイプにより、サイプ2の各側に位置したパート101′,102′相互間に機械的連結部を作ることによって、踏み面上のアクティブなエッジコーナー部の全長を増大させると同時に剛性の減少を制限することが可能である。
図3A、図3B及び図3Cは、図1及び図2に示されているサイプに対応したサイプの同一形態に関する。
図3Aは、図1及び図2に示されたサイプを成形するための成形要素30の斜視図である。この成形要素30は、本発明のトレッドを製造するために用いられるモールド(金型)の成形面から突き出るようになった要素第1パート31を有し、この第1パートは、高さH1及び長さLを有している。この第1パート31の延長部には、要素第2パート32が高さH2にわたって形成されている。この第2パート32は、成形要素の主方向(XX′で示されている)において2つの成形要素第1部分321及び2つの成形要素第2部分322を連続した状態で有し、これら部分321,322は、同一長さL1,L2のものである。各第1部分321は、互いに分かれると共に多くとも距離D1だけ離隔した2つのブレード321‐1,321‐2を有している。第1部分321相互間には、第1部分のブレード321‐1,321‐2と同一高さH2を有する単一ブレード322‐1が形成されている。別の同一の第2部分322が第1部分321の外側に向かってサイプの主方向に形成されている。成形要素の全てのパートは、実質的に同一の厚さを有し、この厚さは、この場合、0.6mmに等しい。
図3Bは、トレッドが新品のままの状態にあるとき、即ち、タイヤがまだ走行する前における初期状態におけるブロックの接触面上の図3Aの成形要素を用いて得られたサイプ2の線を示している。この線は、サイプの主方向XX′において直線的幾何学的形状のものであり且つ長さLの2つのエッジコーナー部20,20′を有している。
図3Cは、トレッドが深さH1を超えて部分的に摩耗したときの同一サイプの線を示している。第1部分321のサイプの各二重枝部及び第2部分322の各単一サイプ222‐1により形成された中空部221‐1,221‐2又は線を構成することが可能であり、これら中空部の全ては各々、新品のままの状態におけるサイプの全長Lの実質的に1/4に等しい長さを有する。新品の状態であるにせよ部分摩耗後であるにせよいずれにせよ、サイプの幅は、同一であり且つ1mm未満である(サイプの幅は、サイプを画定する対向した面を互いに隔てる平均距離であることを意味している)。当然のことながら、適当な厚さのブレードを用いることによって領域に応じて異なる幅を持つサイプを形成することができる。
対をなすサイプ221‐1,221‐2は、各第1部分に形成されていることが理解でき、これらサイプは、全ての箇所が最大距離D1だけ間隔を置いて位置し、第1部分相互間には方向XX′において単一のサイプ222‐1が設けられ、この単一サイプ222‐1は、対をなすサイプとのオーバーラップ領域を備えていない(この場合、オーバーラップの幅は、ゼロに等しい)。理解できるように、第2部分の各単一サイプ222‐1は、第1部分の任意のサイプ221‐1,221‐2から少なくとも最小距離A離れたところに位置しており、この距離Aは、距離D1の少なくとも20%に等しい。この特定の場合、距離Aは、距離D1の50%にほぼ等しい。
図3Bで理解できるように、サイプは、ブロックを前側パート101と後側パート102に分割しており、これらパートは、サイプの第1パートの深さに一致した高さH1にわたって互いに分離されている。これとは対照的に、ブロックの底部に向かうこれら前側及び後側パートの延長部101′,102′は、ゴムコンパウンドの連続線の形成によって互いに機械的に連結されており、これら連続線は、点線F1,F2,F3で示されている。
この形態では、新品のままの状態におけるサイプの全長Lは、部分摩耗後に非常にはっきりと分かるほど増大し、サイプ第2パート踏み面上に露出させることが理解できる。タイヤが部分摩耗状態になったときのエッジコーナー部の全長は、この場合、初期長さLの1.5倍である。
図4A及び図4Bは、本発明の同一の第2の変形形態を示している。
成形要素40のこの第2の変形形態は、第1の変形形態に由来しており、この第2の変形形態は、第1のパート41を有し、高さ方向におけるこの第1パートの延長部として第2のパート42が設けられている。第2パート42は、2つの第1の部分421を有し、これら第1部分は、第2の部分422に横付けに設けられている(この場合、第1部分421は、同一トレッドパターン要素の側面上に開口している)。図3A〜図3Cを参照して説明した第1の変形形態と比較した場合の大きな差は、第2部分の単一ブレード422が部分的に第1部分のブレード421相互間に延びて長さB(主方向XX′に測定して)のオーバーラップを形成していることにある。図4Bは、部分摩耗後におけるこの成形要素40で成形されたサイプの線を示しており、2つの対をなすサイプ221‐1,221‐2が形成され、同一の対に属するサイプは、最大距離D1だけ互いに離隔しており、更に単一サイプ221‐1が形成され、単一サイプ221‐1は、2つの対をなすサイプ221‐1,221‐2を互いに隔てる距離L′よりも大きい長さL2を有していることが理解できる。さらに、この単一サイプ221‐1は、各対のサイプ221‐1,221‐2相互間に、各対を構成するサイプ221‐1,221‐2の長さL1の25%に等しいオーバーラップ距離Bにわたって介在して設けられている。
図5A及び図5Bは、本発明の実施形態の同一の第3の変形形態を示している。図5Aは、本発明のトレッドを製造するために用いられるモールドの成形面のところで突き出るようになった要素第1パート51を有する成形要素を示している。この第1パート51の延長部には、要素第2パート52が形成されている。この第2パート52は、各々が3つのブレード521‐1,521‐2,521‐3から成る2つの成形要素第1部分521を有し、これらブレードは、距離Aだけ互いに離隔している。成形要素第2部分522は、第1部分521相互間にブレードを備えておらず、その目的は、大きな断面の(L2に等しい幅及びH2に等しい高さの)材料ブリッジを形成することにある。図5Bでは、トレッドが部分摩耗状態になった後、相互に平行であり且つ同一長さの3つのサイプ221‐1,221‐2,221‐3の2つの群が形成されている。このように、サイプの各側に位置したブロックのパート相互間には材料ブリッジが形成されている(このブリッジは、点線Fで示されている)。踏み面上への3つのサイプの出現に対応した深さH1を超えると、一方の側に位置した材料と他方の側に位置した材料との間に連続性が得られる。当業者であれば、部分摩耗後に増大するサイプの長さに合った剛性を得るためにブリッジ(又は複数個の第2の部分が存在している場合には複数のブリッジ)の寸法を微調整することができよう。
図6は、本発明の第4の変形形態としてのサイプ2を有する隆起要素の断面図であり、第2の部分222は、第1部分221の枝部を形成しているサイプ221‐1,221‐2の深さH2と比較すると小さい深さH3の単一のサイプ222‐1を有している。この変形形態により、サイプの各側に位置した材料のパート相互間の連結によって得られる剛性への寄与の度合いを増大させることが可能である。実施形態の先の変形形態に示されたサイプの場合と同様に形成される材料のブリッジとは別に、前側パート101′と後側パート102′との間に連続線(点線F′で示されている)が形成される。さらに、トレッドの内側の最も近くに位置する端は、これら端が応力集中の影響を受けにくくするために幅の広いパート213,223を備えている。
2つのサイプの枝部の幾何学的形状は、2つのサイプが現れる深さH1を僅かに超えた深さH1′に対応した摩耗レベル後に最大幅D1が得られるようなものである。この幅D1は、多かれ少なかれサイプの最も内側の箇所まで深さ中に維持される。
図7A、図7B及び図7Cは、本発明の同一の第5の変形形態を示している。
図7Aは、成形要素70の斜視図であり、この成形要素70は、要素第1パート71を有し、その延長部として要素第2パート72が設けられている。要素第1パート71は、新品のままの状態における踏み面上に図7Bで理解できるようにジグザグに延びるサイプ線を形成するよう複数個の傾斜ファセット又は面で形成された単一のブレードから成っている。全体として、この変形形態は、以下の相違点を別とすれば、図1及び図2に示されたサイプに似ていると言える。
‐サイプ第2パートの二重枝部の数が多いこと、及び
‐主方向XX′に特別のジグザグ形状が形成されていること。
この第1パート71の延長部として、各々が1対のブレード721‐1,721‐2で形成された一連の4つの第1部分721及び単一ブレード722‐1を備えた3つの第2部分722で構成された第2パート72が設けられ、各第2部分は、2つの第1部分相互間に介在して位置している。各対をなすブレードに関し、各ブレードは、2つのファセット73,74を備え、これら2つのファセットは、互いに180°以外の角度をなしている(この特定の場合、この角度は、120°である)。1対の同一の部分のブレードは、図7Cで理解できるように互いに逆であるように差し向けられている。さらに、各第2部分の単一ブレードも又、180°以外の角度をなす2つのファセットで形成されている。
図7Bは、新品のままの状態におけるトレッドの踏み面上に図7Aの成形要素により成形された中空部又はサイプ90を示している。直線XX′により示された主方向―この中空部の端点を通る直線―において、サイプは、この主方向XX′に平行なパート及びこの方向に対して傾けられたパートで形成された線を辿っている。サイプの第2パートにおけるこれら傾斜パートの延長部として、同一の幾何学的形状を有する単一サイプが設けられている。
図7Cは、トレッドがサイプの第1パートの深さを超えて摩耗したときにトレッドの踏み面上に形成される中空部921‐1,921‐2,922‐1を示している。理解できるように、サイプは、120°の角度をなす2つのセグメントから成る角度線の幾つかのサイプ921‐1,921‐2,922‐1に細分されており、これらサイプ921‐1,921‐2,922‐1の長さの合計は、トレッドが新品のままの状態であったときのサイプの初期長さよりも極めて大きい。この特定の場合、第1部分のサイプ921‐1,921‐2と各第2部分のサイプ922‐1との間にはオーバーラップが存在しない。
この特定の場合、サイプ922‐1の全ての箇所を対をなすサイプ921‐1,921‐2から隔てる最小距離Aは、同一対の2つのサイプ相互間の最小距離Dよりも小さい。この特定の場合、距離Aは、第1部分のサイプ921‐1,921‐2の端のところで考慮した距離Dの半分に実質的に等しい。この特定の場合、第1部分の2つのサイプ921‐1,921‐2相互間の最大距離D1は、最小距離Dよりも大きく、この場合、距離Aは、依然として、最大距離D1の20%に少なくとも等しい。符号Fで示された点線は、サイプ90の各側に位置した材料のパートを互いに結合するために形成された材料のブリッジを示している。
本発明を一般的に且つ多くの変形形態を用いて説明したので、本発明は、図示すると共に説明したこれら変形形態にだけには限定されないことが理解されなければならない。明らかなこととして、本発明の全体的範囲から逸脱することなくこれら変形形態の種々の改造例を想到することができる。明らかなこととして、トレッドの踏み面に実質的に垂直であると説明したサイプの全て又は幾つかは、この同一表面に対して90°以外の角度をなして傾けられても良い。
図示すると共に説明した実施例は全て、本発明のサイプが形成される隆起要素の側面上に開口したサイプに関するが、本発明の保護範囲は、同一構造のものであるが、側面上には開口しておらず又は変形例としてたった1つの側面上に開口したサイプの場合を含むことが理解されるべきである。
説明した全ての構成例において、当業者であれば、特に一方の面の対向した面に対する相対運動を制限することができる手段を設けることによって(例えば、これら面の相対運動を制限し又はそれどころか阻止するインターロック凸部の形成を計画することによって)各サイプの形状を適合させることができる。

Claims (10)

  1. タイヤ用のゴムコンパウンドで作られたトレッドであって、前記トレッドは、厚さ(E)を備えると共に切れ目によって画定された複数個の隆起要素(10)を有し、各隆起要素は、路面に接触するようになった接触面(15)及びエッジコーナー部に沿って前記接触面と交差する側面(11,12,13,14)を有し、前記隆起要素の前記接触面は、一緒になって前記トレッドの踏み面を形成し、前記隆起要素(10)のうちの少なくとも1つは、多くとも前記トレッドの前記厚さ(E)に等しい最大深さ(H)の少なくとも1つのサイプ(2)を有し、前記サイプ(2)は、新品のままの状態での前記踏み面上における前記サイプのラインの端によって定められる主方向に延びると共に前記トレッドの厚み中に向いた副方向に延び、前記サイプは、第1のパート(21)及び第2のパート(22)で構成され、前記サイプ第1パート(21)は、新品のままの状態における前記接触面(15)と前記最大深さ(H)の少なくとも40%に等しい深さ(H1)との間で前記副方向に延び、前記サイプ第2パート(22)は、前記第1パート(21)の延長部として前記トレッドの前記厚み中に延びており、前記第2パート(22)は、深さ(H2)にわたって延び、前記トレッドが新品のままの状態にあるとき、前記主方向において前記踏み面上で測定した全長(L)の前記サイプ第1パート(21)は、前記隆起要素(10)を前記深さ(H1)にわたって、互いに分離された2つの隆起要素パート(101,102)に分割している、トレッドにおいて、
    ‐前記サイプ第2パート(22)は、前記サイプの前記主方向において、少なくとも1つの第1の部分(221)及び少なくとも1つの第2の部分(222)を有し、前記2つの部分(221,222)は各々、前記全長(L)よりも短い長さを有し、
    ‐各第1部分(221)は、互いに分離された少なくとも2つの枝部(51,52)を有するサイプで形成され、前記少なくとも2つの枝部(51,52)は、最大距離(D1)だけ互いに離隔されており、
    ‐前記サイプの前記主方向における第1部分(221)の前記延長部として位置すると共に任意の第1部分から分離された各第2部分(222)は、前記接触面と前記深さ(H1)との間で互いに分離された前記隆起要素パート(101,102)の前記高さ(H2)にわたって前記深さ中への前記延長部(101′,102′)相互間の機械的連結部を構成するよう形成されている、トレッド。
  2. 各第2部分(222)は、前記新品のままの状態における前記トレッドの前記踏み面から前記深さ(H)にわたって延びる前記サイプの前記延長部に形成された少なくとも1つのサイプ(222‐1)を有し、前記少なくとも1つのサイプは、任意の第1部分(221)の前記サイプ(221‐1,221‐2)から分離されている、請求項1記載のトレッド。
  3. 各第2部分(222)は、前記深さ(H1)にわたって延びる前記サイプの前記延長部に形成された単一のサイプ(222‐1)を有する、請求項2記載のトレッド。
  4. 各第2部分の前記単一のサイプ(222‐1)は、前記トレッドの内部に向かって最も遠くに位置するその箇所により形成された底部を有し、前記単一のサイプの前記底部上の任意の箇所は、前記第1部分の前記枝部からゼロではない最小距離(A)離れて位置している、請求項3記載のトレッド。
  5. 前記最小距離(A)は、少なくとも前記距離(D1)の20%に等しい、請求項4記載のトレッド。
  6. 前記サイプ第1パートの前記延長部に形成された第2部分(222)の前記単一のサイプ(222‐1)は、前記サイプの前記主方向に測定された長さを有し、該長さは、前記単一のサイプの少なくとも一部が各第1部分(221)の前記長さ(L1)の多くとも50%に等しいゼロではないオーバーラップ長さBにわたって第1部分(221)の2つのサイプ(221‐1,221‐2)相互間に介在して位置するような長さであり、各第1部分(221)は、同一長さ(L1)を有する、請求項5記載のトレッド。
  7. 各第2部分(222)にはサイプが設けられておらず、各第1部分(221)は、少なくとも3つのサイプを有し、前記サイプのうちの1つは、該サイプの各側に位置した少なくとも2つの他のサイプから前記距離(D1)の少なくとも20%に等しい最小距離(A)だけ離隔している、請求項1記載のトレッド。
  8. 前記深さ(H1)を超える部分摩耗後に形成されるエッジコーナー部の全長は、新品のままの状態における前記トレッド上の前記サイプにより形成されるエッジコーナー部の長さの少なくとも1.5倍に等しい、請求項1〜7のうちいずれか一に記載のトレッド。
  9. 2つのサイプ第1部分(221)を互いに隔てる距離は、各第1部分(221)の前記長さ(L1)の少なくとも50%に等しい、請求項1〜8のうちいずれか一に記載のトレッド。
  10. 2つのサイプ第1部分(221)を互いに隔てる距離(L2)は、前記第1部分の前記長さ(L1)の少なくとも50%に等しい、請求項1〜9のうちいずれか一に記載のトレッド。
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