JP2013520588A - 自動車用のローラーブラインド機構 - Google Patents

自動車用のローラーブラインド機構 Download PDF

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Abstract

本発明は、それによって自動車の透明な部分を少なくとも部分的に遮光することができるローラーブラインドウェブ(20)と、上記ローラーブラインドウェブ(20)を巻き取るための少なくとも1つの巻取装置(22)と、を備える自動車用のローラーブラインド機構を提案する。上記ローラーブラインドウェブ(20)は、編物から作られた支持層(34)と、編物から作られ且つ間隔を維持する連結糸によって支持層(34)に接続される装飾層(36)と、を有するニットスペーサ布から作られている。
【選択図】図3

Description

本発明は、請求項1のプレアンブルに係る、自動車用のローラーブラインド機構に関するものである。
かかるローラーブラインド機構は、慣例から知られており、例えば、自動車の屋根の透明な部分を遮光するために、又は、サイドウィンドウに用いられている。この種のローラーブラインド機構を荷物室又は同様のものを覆うものとして用いることも考えられる。かかるローラーブラインド機構は、可撓性で巻くことができる材料からなるローラーブラインドウェブ及び巻取装置を通常含んでおり、それによって、巻体を形成するまでローラーブラインドウェブを巻くことができる。巻取装置は、例えば、帯のようなバネ鋼から作られ且つローラーブラインドウェブの両外側縁に配置される、ローリングスプリング(rolling spring)によって形成されている。
これまで知られているローラーブラインド機構の場合、ローラーブラインドウェブそれ自体は、例えば、一定の風透過性を有するが、同時に好ましくない程度に高い光透過性も有する編物または織物からなり、そのため、達成可能な遮光の程度は不十分であった。かかるローラーブラインドウェブの風よけとしての使用は、最大で約85%の、ある程度の遮光を提供するメッシュ幅の場合にのみ可能となる。しかしながら、風よけとして用いる場合、高度の遮光を提供するメッシュ幅は、ブンブン音と称される、好ましくない騒音の発生を招くことになる。
また、不透明膜または光不透過膜を織物または編物に積層することが提案されてきた。これは、透明な部分が100%遮光されることを可能にする。しかしながら、ブラックアウト(blackout)材料として知られ且つ高度の遮光を提供するラミネーションを備える編物または織物は、風よけとして用いることはできない。なぜなら、これらの材料は、十分な空気を通過させることができず、当該自動車が運転されたときに、同様にブンブン音を招くからである。
本発明は、少なくとも大部分は光不透過であるが高い通気性を有するローラーブラインドウェブを備えるローラーブラインド機構を提供するという目的に基づいている。
本発明によれば、この目的は、請求項1の特徴を備えるローラーブラインド機構によって達成される。
それ故に、本発明の本質は、ローラーブラインドウェブが多層の編物によって形成されているということである。多層配置は、ローラーブラインドウェブが実質的には光を通過させないという効果を有している。また一方、編物構造は、良好な空気の通過を可能にし、そのため、本発明に係るローラーブラインド機構を風よけとしても用いることができる。それ故に、高度な遮光を達成する一方でそれと同時に、風よけとして機能するのに十分な量の空気を通過させる。
ニットスペーサ布(knitted spacer fabrics)は積層材料よりも低コストで製造できることから、本発明に係るローラーブラインド機構のローラーブラインドウェブは、フィルムが積層されたローラーブラインドウェブに対してコスト優位性をも有している。
支持層は標準化された形態であることが可能であり、これにより、顧客とは無関係に、同じ材料を常に支持層として用いることができるとともに、ニットスペーサ布のモジュール構造を実現することができる。支持層の材料は、存在している側部ガイドにおける最適な滑り特性を目的として、設定又は選択することができる。これはつまり、装飾層で用いられる形態とは無関係に、ローラーブラインド機構の風よけ機能の場合に適切に用いられる、ローラーブラインドウェブの側部ガイドは、常に同じような材料と摩擦接触する。顧客の要求に従って、装飾層を変えることができる。
自動車の屋根用のローラーブラインドとしてローラーブラインド機構を適用する場合、本発明に従って形成されたローラーブラインドウェブの装飾層は、通常、車両の乗員に見えている面を形成する内面を形成する。
本発明に係るローラーブラインド機構の好ましい実施形態の場合、ローラーブラインドウェブは、引出方向に対する左右両側のその縁部領域において、車両の車体に固定された案内路内でそれぞれ案内され、これらの縁部領域では、ローラーブラインドウェブは装飾層を含まない。それ故に、ローラーブラインドウェブには異なる厚さの部位が存在し、その結果として、ローラーブラインドウェブの巻取りの結果として生じる巻体の縁部領域において、より小さい直径がもたらされ、それ故に、最適化された空間要求がもたらされる。このことは特に巻取り軸を備えていないローラーブラインド機構の場合に有利である。
本発明に係るローラーブラインド機構の適切な実施形態の場合、ローラーブラインドウェブは、引出方向に対する左右両側のその縁部領域に、車両の車体に固定された案内路内で案内され且つ巻バネであることが好ましい案内ストリップをそれぞれ有している。
装飾層の領域では、ローラーブラインドウェブは、例えば0.8mm〜1.3mmの材料厚を有している一方、特に側部案内領域に存在している、装飾層を含まない領域では、ローラーブラインドウェブは、例えば、0.2mm〜0.5mmの材料厚を有している。
本発明の主題のさらなる利点及び有利な改良点は、説明、図面および特許請求の範囲から引き出すことができる。
本発明に係るローラーブラインド機構の典型的な実施形態は、以下の説明においてさらに詳細に説明されるとともに、図面において概略的に簡易化された形態で表される。
ローラーブラインド機構を備える自動車の屋根の概略平面図である。 ローラーブラインド機構それ自体を示す図である。 案内領域におけるローラーブラインド機構を示す図である。 ウェブローラーブラインド機構のローラーブラインドの断面図である。
図1では、透明なカバー要素16によって、任意に閉じ又は少なくとも部分的に露出させることが可能な屋根切欠部14が設けられている、自動車の屋根12を備える自動車10を示す。
屋根切欠部14を遮光するために、自動車の屋根12は、図2にそれ自体が示されるローラーブラインド機構18を備えている。ローラーブラインド機構18は、遮光要素として、可撓性で巻取り可能なニットスペーサ布によって形成され、巻取装置22に巻き取られ且つ巻取装置22から巻出されるローラーブラインドウェブ20を備えている。
巻取装置22は、ガイド又は支承24を備えており、ガイド又は支承24は、ローラーブラインドウェブ20の両側に設けられ、鏡面対称的に形成され、車両に固定接続されているとともに、その自由端面に案内プレートを有している。それ故に、ローラーブラインド機構18は、別個の巻取り軸を有していない。それどころか、屋根切欠部14が開かれると、換言すると、屋根切欠部14が露出すると、ローラーブラインドウェブ20はガイド又は支承24に直接巻き取られる。
ローラーブラインドウェブ20は、その縁部領域38A及び38Bで、引出方向に沿って延びている案内ストリップ28A及び28Bを備えている。案内ストリップ28A及び28Bは、ローリングスプリング(rolling spring)を形成する金属片によってそれぞれ形成されているとともに、車両の前後方向に延びている案内レール30A及び30Bの案内溝内でそれぞれ案内される。縁部領域38A及び38Bは、案内レール30A及び30Bにそれぞれ実質的にC字状に巻き付いている。案内ストリップ28A及び28Bは、各々の案内レール30A又は30Bの外側、換言すると、ガイド又は支承24によって形成される巻取装置22の領域で、自発的に巻上がるようなスプリング・プレテンションを有しており、これにより、ローラーブラインドウェブ20が後退したとき、ローラーブラインドウェブがガイド又は支承24で巻き取られる。ローラーブラインドウェブ20が両側に設けられたガイド又は支承24に巻き取られると、案内ストリップ28A及び28Bは、案内面においてそれぞれ案内される。このことは、巻き取られた状態、換言すると、その巻体の領域では、ローラーブラインドウェブ20は、車両の横方向に張力を受けたままであるという効果を上げる。案内面は、個々の案内レール30A又は30Bによって形成された側部ガイドを延長する。
ローリングスプリングの代わりに、バネ機能を有さず、且つ、むしろ、例えば巻取り軸に設けられたバネ駆動によって、又は、ガイド又は支承に組み込まれた駆動バネによって駆動される金属片も代替手段として考えられる。
巻体の反対側では、ローラーブラインドウェブ20には、同様にその両端が案内レール30A及び30B内で案内される引き棒32が設けられており、それによってローラーブラインドウェブを作動させることができる。
上記のように、ローラーブラインドウェブ20は、ニットスペーサ布によって形成されている。ニットスペーサ布は、第1編物によって形成され、ローラーブラインドウェブ20の全幅に亘って車両の横方向に延びるとともに、案内ストリップ28A及び28Bが固定される支持層34を有している。支持層34はさておき、ローラーブラインドウェブ20は、車両の車室に面し、同様に編物によって形成されるとともに、パイル糸とも称される連結糸によって形成される、間隔を維持する連結構造によって支持層34に接続される装飾層36を有している。ローラーブラインド機構18の見えている面を形成する装飾層36は、案内レール30A又は30Bの限度においてのみ車両の横方向にそれぞれ延びている。換言すると、案内レール30A及び30B内部で延びる縁部領域38A及び38Bは、装飾層36を含まない。
装飾層36の領域では、ローラーブラインドウェブ20は、例えば約1.3mmの材料厚を有している。対称的に、装飾層を含まない縁部領域38A及び38Bでは、ローラーブラインドウェブ20は、例えば約0.5mmの材料厚しか有していない。
ローラーブラインドウェブ20をニットスペーサ布として形成することで、ローラーブラインド機構18によって、最大約99%まで可能な、高度な遮光を達成することができる。同時に、ニットスペーサ布は良好な空気の通過を可能にし、このため、カバー要素16を開けた状態でも、ローラーブラインド機構18を所謂風よけとして用いることができる。
10 自動車
12 自動車の屋根
14 屋根切欠部
16 カバー要素
18 ローラーブラインド機構
20 ローラーブラインドウェブ
22 巻取装置
24 ガイド/支承
28A,B 案内ストリップ
30A,B 案内レール
32 引き棒
34 支持層
36 装飾層
38A,B 縁部領域
本発明は、請求項1のプレアンブルに係る、自動車用のローラーブラインド機構に関するものである。
かかるローラーブラインド機構は、慣例から知られており、例えば、自動車の屋根の透明な部分を遮光するために、又は、サイドウィンドウに用いられている。この種のローラーブラインド機構を荷物室又は同様のものを覆うものとして用いることも考えられる。かかるローラーブラインド機構は、可撓性で巻くことができる材料からなるローラーブラインドウェブ及び巻取装置を通常含んでおり、それによって、巻体を形成するまでローラーブラインドウェブを巻くことができる。巻取装置は、例えば、帯のようなバネ鋼から作られ且つローラーブラインドウェブの両外側縁に配置される、ローリングスプリング(rolling spring)によって形成されている。
これまで知られているローラーブラインド機構の場合、ローラーブラインドウェブそれ自体は、例えば、一定の風透過性を有するが、同時に好ましくない程度に高い光透過性も有する編物または織物からなり、そのため、達成可能な遮光の程度は不十分であった。かかるローラーブラインドウェブの風よけとしての使用は、最大で約85%の、ある程度の遮光を提供するメッシュ幅の場合にのみ可能となる。しかしながら、風よけとして用いる場合、高度の遮光を提供するメッシュ幅は、ブンブン音と称される、好ましくない騒音の発生を招くことになる。
また、不透明膜または光不透過膜を織物または編物に積層することが提案されてきた。これは、透明な部分が100%遮光されることを可能にする。しかしながら、ブラックアウト(blackout)材料として知られ且つ高度の遮光を提供するラミネーションを備える編物または織物は、風よけとして用いることはできない。なぜなら、これらの材料は、十分な空気を通過させることができず、当該自動車が運転されたときに、同様にブンブン音を招くからである。
本発明は、少なくとも大部分は光不透過であるが高い通気性を有するローラーブラインドウェブを備えるローラーブラインド機構を提供するという目的に基づいている。
本発明によれば、この目的は、請求項1の特徴を備えるローラーブラインド機構によって達成される。
それ故に、本発明の本質は、ローラーブラインドウェブが多層の編物によって形成されているということである。多層配置は、ローラーブラインドウェブが実質的には光を通過させないという効果を有している。また一方、編物構造は、良好な空気の通過を可能にし、そのため、本発明に係るローラーブラインド機構を風よけとしても用いることができる。それ故に、高度な遮光を達成する一方でそれと同時に、風よけとして機能するのに十分な量の空気を通過させる。
ニットスペーサ布(knitted spacer fabrics)は積層材料よりも低コストで製造できることから、本発明に係るローラーブラインド機構のローラーブラインドウェブは、フィルムが積層されたローラーブラインドウェブに対してコスト優位性をも有している。
支持層は標準化された形態であることが可能であり、これにより、顧客とは無関係に、同じ材料を常に支持層として用いることができるとともに、ニットスペーサ布のモジュール構造を実現することができる。支持層の材料は、存在している側部ガイドにおける最適な滑り特性を目的として、設定又は選択することができる。これはつまり、装飾層で用いられる形態とは無関係に、ローラーブラインド機構の風よけ機能の場合に適切に用いられる、ローラーブラインドウェブの側部ガイドは、常に同じような材料と摩擦接触する。顧客の要求に従って、装飾層を変えることができる。
自動車の屋根用のローラーブラインドとしてローラーブラインド機構を適用する場合、本発明に従って形成されたローラーブラインドウェブの装飾層は、通常、車両の乗員に見えている面を形成する内面を形成する。
本発明に係るローラーブラインド機構では、ローラーブラインドウェブは、引出方向に対する左右両側のその縁部領域において、車両の車体に固定された案内路内でそれぞれ案内され、これらの縁部領域では、ローラーブラインドウェブは装飾層を含まない。それ故に、ローラーブラインドウェブには異なる厚さの部位が存在し、その結果として、ローラーブラインドウェブの巻取りの結果として生じる巻体の縁部領域において、より小さい直径がもたらされ、それ故に、最適化された空間要求がもたらされる。このことは特に巻取り軸を備えていないローラーブラインド機構の場合に有利である。
本発明に係るローラーブラインド機構の適切な実施形態の場合、ローラーブラインドウェブは、引出方向に対する左右両側のその縁部領域に、車両の車体に固定された案内路内で案内され且つ巻バネであることが好ましい案内ストリップをそれぞれ有している。
装飾層の領域では、ローラーブラインドウェブは、例えば0.8mm〜1.3mmの材料厚を有している一方、特に側部案内領域に存在している、装飾層を含まない領域では、ローラーブラインドウェブは、例えば、0.2mm〜0.5mmの材料厚を有している。
本発明の主題のさらなる利点及び有利な改良点は、説明、図面および特許請求の範囲から引き出すことができる。
本発明に係るローラーブラインド機構の典型的な実施形態は、以下の説明においてさらに詳細に説明されるとともに、図面において概略的に簡易化された形態で表される。
ローラーブラインド機構を備える自動車の屋根の概略平面図である。 ローラーブラインド機構それ自体を示す図である。 案内領域におけるローラーブラインド機構を示す図である。 ウェブローラーブラインド機構のローラーブラインドの断面図である。
図1では、透明なカバー要素16によって、任意に閉じ又は少なくとも部分的に露出させることが可能な屋根切欠部14が設けられている、自動車の屋根12を備える自動車10を示す。
屋根切欠部14を遮光するために、自動車の屋根12は、図2にそれ自体が示されるローラーブラインド機構18を備えている。ローラーブラインド機構18は、遮光要素として、可撓性で巻取り可能なニットスペーサ布によって形成され、巻取装置22に巻き取られ且つ巻取装置22から巻出されるローラーブラインドウェブ20を備えている。
巻取装置22は、ガイド又は支承24を備えており、ガイド又は支承24は、ローラーブラインドウェブ20の両側に設けられ、鏡面対称的に形成され、車両に固定接続されているとともに、その自由端面に案内プレートを有している。それ故に、ローラーブラインド機構18は、別個の巻取り軸を有していない。それどころか、屋根切欠部14が開かれると、換言すると、屋根切欠部14が露出すると、ローラーブラインドウェブ20はガイド又は支承24に直接巻き取られる。
ローラーブラインドウェブ20は、その縁部領域38A及び38Bで、引出方向に沿って延びている案内ストリップ28A及び28Bを備えている。案内ストリップ28A及び28Bは、ローリングスプリング(rolling spring)を形成する金属片によってそれぞれ形成されているとともに、車両の前後方向に延びている案内レール30A及び30Bの案内溝内でそれぞれ案内される。縁部領域38A及び38Bは、案内レール30A及び30Bにそれぞれ実質的にC字状に巻き付いている。案内ストリップ28A及び28Bは、各々の案内レール30A又は30Bの外側、換言すると、ガイド又は支承24によって形成される巻取装置22の領域で、自発的に巻上がるようなスプリング・プレテンションを有しており、これにより、ローラーブラインドウェブ20が後退したとき、ローラーブラインドウェブがガイド又は支承24で巻き取られる。ローラーブラインドウェブ20が両側に設けられたガイド又は支承24に巻き取られると、案内ストリップ28A及び28Bは、案内面においてそれぞれ案内される。このことは、巻き取られた状態、換言すると、その巻体の領域では、ローラーブラインドウェブ20は、車両の横方向に張力を受けたままであるという効果を上げる。案内面は、個々の案内レール30A又は30Bによって形成された側部ガイドを延長する。
ローリングスプリングの代わりに、バネ機能を有さず、且つ、むしろ、例えば巻取り軸に設けられたバネ駆動によって、又は、ガイド又は支承に組み込まれた駆動バネによって駆動される金属片も代替手段として考えられる。
巻体の反対側では、ローラーブラインドウェブ20には、同様にその両端が案内レール30A及び30B内で案内される引き棒32が設けられており、それによってローラーブラインドウェブを作動させることができる。
上記のように、ローラーブラインドウェブ20は、ニットスペーサ布によって形成されている。ニットスペーサ布は、第1編物によって形成され、ローラーブラインドウェブ20の全幅に亘って車両の横方向に延びるとともに、案内ストリップ28A及び28Bが固定される支持層34を有している。支持層34はさておき、ローラーブラインドウェブ20は、車両の車室に面し、同様に編物によって形成されるとともに、パイル糸とも称される連結糸によって形成される、間隔を維持する連結構造によって支持層34に接続される装飾層36を有している。ローラーブラインド機構18の見えている面を形成する装飾層36は、案内レール30A又は30Bの限度においてのみ車両の横方向にそれぞれ延びている。換言すると、案内レール30A及び30B内部で延びる縁部領域38A及び38Bは、装飾層36を含まない。
装飾層36の領域では、ローラーブラインドウェブ20は、例えば約1.3mmの材料厚を有している。対称的に、装飾層を含まない縁部領域38A及び38Bでは、ローラーブラインドウェブ20は、例えば約0.5mmの材料厚しか有していない。
ローラーブラインドウェブ20をニットスペーサ布として形成することで、ローラーブラインド機構18によって、最大約99%まで可能な、高度な遮光を達成することができる。同時に、ニットスペーサ布は良好な空気の通過を可能にし、このため、カバー要素16を開けた状態でも、ローラーブラインド機構18を所謂風よけとして用いることができる。
10 自動車
12 自動車の屋根
14 屋根切欠部
16 カバー要素
18 ローラーブラインド機構
20 ローラーブラインドウェブ
22 巻取装置
24 ガイド/支承
28A,B 案内ストリップ
30A,B 案内レール
32 引き棒
34 支持層
36 装飾層
38A,B 縁部領域

Claims (5)

  1. それによって自動車の透明な部分を少なくとも部分的に遮光することが可能なローラーブラインドウェブ(20)と、上記ローラーブラインドウェブ(20)を巻き取るための少なくとも1つの巻取装置(22)と、を備える自動車用のローラーブラインド機構であって、
    上記ローラーブラインドウェブ(20)は、編物によって形成される支持層(34)と、編物によって形成され且つ間隔を維持する連結糸によって当該支持層(34)に接続される装飾層(36)と、を有するニットスペーサ布によって形成されていることを特徴とする自動車用のローラーブラインド機構。
  2. 請求項1記載の自動車用のローラーブラインド機構において、
    上記ローラーブラインドウェブ(20)は、引出方向に対する左右両側のその縁部領域で、上記車両の車体に固定された案内路(30A,30B)内でそれぞれ案内されるとともに、これらの縁部領域(38A,38B)では、単一層を含み且つ上記装飾層(36)を含まないことを特徴とする自動車用のローラーブラインド機構。
  3. 請求項1又は2記載の自動車用のローラーブラインド機構において、
    上記ローラーブラインドウェブ(36)は、引出方向に対する左右両側のその縁部領域(38A,38B)に、案内ストリップ(28A,28B)をそれぞれ有し、
    上記案内ストリップ(28A,28B)は、上記車両の車体に固定された案内路(30A,30B)内で案内されるとともに、好ましくは上記ローラーブラインドウェブを上記巻取装置に巻き取るためのローリングスプリングであることを特徴とする自動車用のローラーブラインド機構。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動車用のローラーブラインド機構において、
    上記ローラーブラインドウェブ(20)は、上記装飾層(36)の領域では0.8mm〜1.3mmの厚さを有するとともに、上記装飾層を含まない領域(38A,38B)では0.2〜0.5mmの厚さを有することを特徴とする自動車用のローラーブラインド機構。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の自動車用のローラーブラインド機構において、
    上記自動車の屋根の透明な部分の遮光に役立つことを特徴とする自動車用のローラーブラインド機構。
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