JP2013256278A - サンルーフ装置 - Google Patents

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純 丸山
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Abstract

【課題】樋部材が車室内外から見えやすくなって見栄えが悪くなることを抑制できるサンルーフ装置を提供する。
【解決手段】可動パネル12の全閉状態においてリアシュー21が車両前方に移動する際に可動パネル12の前部を中心に後部を上動させてチルトアップ状態に移行させ、全閉状態においてリアシュー21が車両後方に移動する際に可動パネル12の前部を中心に後部を下動させてチルトダウン状態に移行させ、該チルトダウン状態のまま車両後方にスライド動作させる。車両幅方向に延在するとともに当該車両幅方向端部がガイドレール13に沿って車両前後方向に移動自在に支持され、全閉状態において可動パネル12の後縁部の下方に配置される樋部材30と、支持ブラケット23の後端部に設けられ全閉状態において樋部材30から分離されるとともに、チルトダウン状態において樋部材30と連結される係脱部26とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、可動パネルの開閉作動においてチルトダウン状態のままスライド動作する、いわゆるインナースライディング式のサンルーフ装置に関するものである。
従来、こうしたサンルーフ装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。図8に示すように、このサンルーフ装置は、車両の屋根部91に形成された開口部91aの車両幅方向各縁部に車両前後方向に沿って延設されたガイドレール92と、該ガイドレール92に沿って車両前後方向に移動可能に設けられた摺動部材93とを備える。そして、摺動部材93には、機能ブラケット94を介して可動パネル95が連結されている。
このような構成にあって、可動パネル95が開口部91aを閉塞する全閉状態(図8に示す状態)において、摺動部材93が車両前方に移動すると、可動パネル95は、機能ブラケット94と共に前部を中心に後部が上動するチルトアップ動作をする。一方、全閉状態において、摺動部材93が車両後方に移動すると、可動パネル95は、機能ブラケット94と共に前部を中心に後部が下動するチルトダウン動作をする。そして、摺動部材93が車両後方に更に移動すると、可動パネル95は、機能ブラケット94と共にチルトダウン状態のまま車両後方にスライド動作し、開口部91aを開放する。
ここで、機能ブラケット94の後端部には、可動パネル95から滴下する水を各ガイドレール92に導く樋部材96が回動自在に連結されている。すなわち、この樋部材96は、可動パネル95の後縁部に沿って車両幅方向に延在する略U字溝状の樋本体96aを有する。また、樋部材96は、樋本体96aの車両幅方向各端部から車両前方に延出して機能ブラケット94の後端部に回動自在に連結される連結部96bを有するとともに、樋本体96aの車両幅方向各端部から車両後方に延出するシュー部96cを有する。そして、シュー部96cは、各ガイドレール92に回動自在に、且つ、車両前後方向に移動可能に設けられている。
従って、樋部材96は、例えば可動パネル95のチルト動作時にこれに追従してその後部(シュー部96c)を中心に前部が上下動するように傾動する。一方、可動パネル95のスライド動作時には、該可動パネル95と一体でスライド動作する。
特許第3650327号公報
ところで、特許文献1では、例えば可動パネル95のチルトアップ動作に追従して樋部材96が立ち上がるように傾動するため、該樋部材96が車室内外から見えやすくなって見栄えが悪くなる。また、樋部材96が立ち上がっていることで、例えば車両走行時の風切り音の要因にもなり得る。
本発明の目的は、例えば可動パネルのチルトアップ状態にあっても、樋部材が車室内外から見えやすくなって見栄えが悪くなることを抑制できるサンルーフ装置を提供することにある。
上記課題を解決するサンルーフ装置は、車両の屋根部に形成された開口部を開閉する可動パネルの車両幅方向縁部を支持するよう構成された支持ブラケットと、前記開口部の車両幅方向縁部に設けられ車両前後方向に延在するよう構成されたガイドレールと、前記支持ブラケットに連係され前記ガイドレールに沿って車両前後方向に駆動される摺動部材と、前記摺動部材を駆動させることにより、全閉状態である前記可動パネルの前部を中心にその後部を上動させて前記可動パネルを前記全閉状態からチルトアップ状態に移行させ、且つ前記摺動部材を駆動させることにより前記全閉状態である前記可動パネルの前部を中心にその後部を下動させて前記可動パネルを前記全閉状態からチルトダウン状態に移行させ、該チルトダウン状態のまま前記可動パネルを車両後方にスライド動作させる駆動部材と、車両幅方向に延在するとともに当該車両幅方向端部が前記ガイドレールに沿って車両前後方向に移動自在に支持され、前記全閉状態において前記可動パネルの後縁部の下方に配置される樋部材と、前記可動パネルの後端部又は前記支持ブラケットの後端部に設けられ、前記全閉状態において前記樋部材から分離されるとともに、前記チルトダウン状態において前記樋部材と連結される係脱部とを備える。
同構成によれば、前記係脱部は、前記全閉状態において前記樋部材から分離されていることで、前記可動パネルの後部(支持ブラケットの後端部)が上動する前記チルトアップ状態においても前記樋部材から分離される。従って、前記可動パネルが全閉状態〜チルトアップ状態を推移する間、前記樋部材は、前記ガイドレール上で前記可動パネルの後縁部の下方に配置される姿勢を保持したままとなり、前記樋部材が車室内外から見えやすくなって見栄えが悪くなることを抑制できる。一方、前記係脱部は、前記可動パネルの後部(支持ブラケットの後端部)が下動する前記チルトダウン状態において前記樋部材と連結される。従って、前記樋部材は、前記可動パネルのスライド動作時に該可動パネル(支持ブラケット)と一体で前記ガイドレールに沿って車両前後方向に移動することができる。
上記サンルーフ装置について、前記全閉状態において前記樋部材をガイドレール側に対して固定し、前記チルトダウン状態において前記樋部材のガイドレール側に対する固定を解除する固定機構を備えることが好ましい。
同構成によれば、前記全閉状態において前記樋部材を前記ガイドレール側に固定することができる。これにより、前記全閉状態において例えば車両振動などの影響を受けて、前記樋部材が前記ガイドレール上で位置ずれしたりすることを抑制できる。
上記サンルーフ装置について、前記固定機構は、前記ガイドレールに設けられた被係止部と、前記樋部材に設けられ、前記全閉状態において前記被係止部に係合されるように付勢力が付与されるとともに、前記チルトダウン状態において前記支持ブラケットにより前記樋部材が押されることで前記付勢力に抗して前記被係止部との係合が外れる係止部とを有することが好ましい。
同構成によれば、前記全閉状態では、前記被係止部に係合されるように前記係止部に前記付勢力が付与されることで、前記樋部材を前記ガイドレールに固定することができる。これにより、例えば車両振動などの影響を受けて、前記樋部材が前記ガイドレール上で位置ずれしたりすることを抑制できる。一方、前記チルトダウン状態では、前記支持ブラケットにより前記樋部材が押されることで前記付勢力に抗して前記被係止部と前記係止部との係合が外れる。これにより、前記樋部材は、前記ガイドレールへの固定が解除されて、前記可動パネルと一体での車両前後方向の移動が可能となる。
上記サンルーフ装置について、前記樋部材の車両幅方向端部に設けられ、前記樋部材を前記ガイドレールに沿って車両前後方向に移動自在に支持する樋摺動部材を備え、前記固定機構は、前記係止部を有して前記樋摺動部材に回動自在に連結され、一方向への回動状態で前記係止部が前記被係止部に係合されるとともに、他方向への回動状態で前記係止部が前記被係止部との係合から外れる係止レバーと、前記係止レバーに対し、前記係止部が前記被係止部に係合される側の付勢力を付与する付勢部材と、前記係止レバーに設けられ、前記チルトダウン状態において前記係止部が前記被係止部との係合から外れるように前記支持ブラケットに押される被押圧部とを備えることが好ましい。
同構成によれば、前記固定機構は、前記係止部及び前記被押圧部を有する前記係止レバーとは別設の前記付勢部材により、前記係止部が前記被係止部に係合される側の付勢力が付与される。従って、前記全閉状態において前記係止部による前記樋部材の前記ガイドレール側への固定の信頼性をより向上させることができる。
上記サンルーフ装置について、前記支持ブラケットは、前記チルトダウン状態において前記係脱部で前記樋部材を押して前記係止部を前記被係止部との係合から外すことが好ましい。
同構成によれば、前記支持ブラケットは、前記チルトダウン状態において前記係止部を前記被係止部との係合から外す際、前記係脱部を利用して前記樋部材を押すことができる。このため、例えば前記係脱部に対して車両前後方向にずれた前記支持ブラケットの部位で前記樋部材を押す場合に比べて、前記支持ブラケットを車両前後方向により省スペース化することができる。
上記サンルーフ装置について、前記支持ブラケット及び前記樋部材に上縁部及び下縁部がそれぞれ固定され、前記可動パネルのチルト動作に連動して車両高さ方向に伸縮して前記摺動部材を車内側から覆うガーニッシュを備えることが好ましい。
同構成によれば、前記ガーニッシュの下縁部の固定に前記樋部材を利用することができ、例えば前記ガーニッシュの下縁部を固定するための別部材を設ける必要性を解消することができる。
本発明では、例えば可動パネルのチルトアップ状態にあっても、樋部材が車室内外から見えやすくなって見栄えが悪くなることを抑制できる効果がある。
(a)(b)は、本発明の第1の実施形態を示す側面図及び横断面図。 (a)〜(c)は、可動パネルの全閉状態、チルトダウン状態及びスライド動作時を示す側面図。 本発明の第2の実施形態を示す分解斜視図。 同実施形態を示す側面図及び横断面図。 車両のルーフを示す斜視図。 車両のルーフを模式的に示す平面図。 本発明の変形形態を車両幅方向内側から見た側面図。 従来形態を示す側面図。
(第1の実施形態)
図1〜図2を参照してサンルーフ装置の第1の実施形態について説明する。なお、以下では、車両前後方向を「前後方向」といい、車両高さ方向上方及び下方をそれぞれ「上方」及び「下方」という。また、車室内方に向かう車両幅方向内側を「車内側」といい、車室外方に向かう車両幅方向外側を「車外側」という。
図5に示すように、自動車などの車両の屋根部としてのルーフ10には、開口部としての略四角形のルーフ開口部10aが形成されるとともに、サンルーフ装置11が搭載される。このサンルーフ装置11は、前後方向に移動してルーフ開口部10aを開閉する、例えばガラス板からなる略四角形の可動パネル12を備える。
可動パネル12は、その前部を中心に一方向に回動することで後部が上動するチルトアップ動作、前部を中心に他方向に回動することで後部が下動するチルトダウン動作、及び前後方向へのスライド動作可能に取り付けられている。可動パネル12の開閉作動においては、チルトダウン状態のままスライド動作する、いわゆるインナースライディング式が採用されている。
図6に示すように、ルーフ開口部10aの車両幅方向両側縁部には、一対のガイドレール13が配設されている。各ガイドレール13は、例えばアルミニウム合金の押出材からなり、長手方向に一定断面を有して前後方向に延在する。そして、各ガイドレール13には、機能部品20が前後方向に移動可能に案内支持されている。両機能部品20には、それらの間に橋渡しされる態様で前記可動パネル12が連係・支持されている。
また、両ガイドレール13の前端部には、車両幅方向に延在するフロントハウジング17が連結されている。このフロントハウジング17の長手方向中間部には、例えば出力ギヤを有する電動モータなどの電気的駆動源18が設置されている。この電気的駆動源18は、例えば樹脂材からなる略帯状の一対の駆動ベルト19を介して両機能部品20に連結されており、これら機能部品20を同時に前後方向に移動駆動する。
次に、可動パネル12の開閉作動等に係るサンルーフ装置11の構造について説明する。なお、サンルーフ装置11は、基本的に可動パネル12の開閉作動に係る構造をルーフ開口部10aの車両幅方向両側に対で備えており、以下では車両幅方向片側の当該構造のみについて説明する。
図1(a)(b)に示すように、ルーフ開口部10aの車両幅方向縁部には、前記ガイドレール13が前後方向に延設されている。このガイドレール13は、前後方向(図1(b)において紙面に直交する方向)に延びる略長尺状の底壁13aを有するとともに、車両幅方向に互いに平行となるように該底壁13aから上向きに立設された一対の縦壁部13bを有する。また、ガイドレール13は、縦壁部13bの上端から互いの対向する車両幅方向に突設された一対の上側フランジ13cを有するとともに、縦壁部13bの車両高さ方向中間部から互いの対向する車両幅方向に突設された一対の中間フランジ13dを有する。そして、各中間フランジ13dの先端には、底壁13aに対向して下方に突条13eが突設されるとともに、底壁13aには、各突条13eに対向して上方に突条13fが突設されている。
ガイドレール13は、底壁13a、各縦壁部13b、各中間フランジ13d及び各突条13e,13fの協働で車両幅方向に開口する断面略C字状の第1レール部14を形成する。また、ガイドレール13は、各縦壁部13b、各上側フランジ13c及び各中間フランジ13dの協働で車両幅方向に開口する断面略U字状の第2レール部15を第1レール部14の上側に形成する。
また、ガイドレール13は、車外側の縦壁部13bの車両高さ方向中間部から車外側に突設された断面略クランク状の外側フランジ13gを有する。外側フランジ13gは、隣接する車外側の縦壁部13bと協働して断面略U字状のドレイン部16を形成する。
各機能部品20には、前記可動パネル12の車両幅方向各側縁部が固定・支持される。機能部品20は、ガイドレール13に沿う前後方向への移動に伴い、可動パネル12をチルトアップ動作、チルトダウン動作又はスライド動作させる。
すなわち、図1(a)に示すように、機能部品20は、ガイドレール13に沿って前後方向に移動可能に案内支持される摺動部材としてのリアシュー21を備えるとともに、該リアシュー21の前側でガイドレール13に沿って前後方向に移動可能に案内支持されるフロントシュー22を備える。なお、リアシュー21は、例えば電動モータ(図示略)に駆動連結されており、ガイドレール13に沿って前後方向に移動駆動される。
また、機能部品20は、フロントシュー22により前端部が車両幅方向(図1(a)において紙面に直交する方向)に延びる軸線周りに回動自在に連結された支持ブラケット23を備える。この支持ブラケット23は、前後方向に延在しており、長孔状のガイド孔23aを有する。支持ブラケット23は、リアシュー21に設けられた車両幅方向に中心線の延びる支持ピン25がガイド孔23aに挿通されることで、リアシュー21に対し回動可能且つガイド孔23aに沿って車両前後方向に移動可能に連結されている。そして、可動パネル12は、支持ブラケット23において機能部品20に固定・支持されている。
なお、支持ブラケット23の後端部には、その上部から車両後方に下向きに開いた略フック状の係脱部26が突設されている。また、支持ブラケット23の後端部には、係脱部26に隣接して下方に略矩形状の押圧部27が突設されている。
ここで、ガイド孔23aは、図1(a)に示す可動パネル12の全閉状態において、全体として車両後方に向かうに従い上昇するように傾斜しており、該可動パネル12の全閉状態でリアシュー21の支持ピン25は、ガイド孔23aの長手方向中間部に配置されている。従って、可動パネル12の全閉状態において、リアシュー21がガイドレール13に沿って車両前方に移動すると、支持ブラケット23は、ガイド孔23aにおいて支持ピン25に押し上げられることで、前端部を中心に図示反時計回転方向に回動する。このとき、可動パネル12は、その前部に対して後部が上動するチルトアップ動作をする。反対に、可動パネル12の全閉状態において、リアシュー21がガイドレール13に沿って車両後方に移動すると、支持ブラケット23は、ガイド孔23aにおいて支持ピン25に押し下げられることで、可動パネル12は、その前部に対して後部が下動するチルトダウン動作をする。
なお、可動パネル12のチルト動作時、支持ブラケット23から押圧されるフロントシュー22の前後方向への移動は、周知のチェック手段(図示略)で規制されている。そして、ガイドレール13に沿うリアシュー21の車両後方への移動に伴い、支持ピン25がガイド孔23aの終端(後端)に達すると、可動パネル12のチルトダウン動作が終了する。このとき、前述のチェック手段によるフロントシュー22の車両後方への移動規制が解除されるようになっている。従って、リアシュー21がガイドレール13に沿って車両後方に更に移動すると、支持ブラケット23及びフロントシュー22が一体となって車両後方に移動し、可動パネル12がチルトダウン状態のまま開作動する。これにより、可動パネル12が全開状態となって、ルーフ開口部10aが開放される。
一方、可動パネル12の全開状態において、リアシュー21がガイドレール13に沿って車両前方に移動したとする。このとき、前述のチェック手段により、支持ブラケット23の前端部を中心とする回動が規制されている。従って、支持ブラケット23及びフロントシュー22が一体となって車両前方に移動し、可動パネル12がチルトダウン状態のまま閉作動する。そして、可動パネル12が前述のチルトダウン動作を終了した状態まで復帰すると、前述のチェック手段により、支持ブラケット23の回動規制が解除され、且つ、フロントシュー22の車両前後方向への移動が規制されるようになっている。従って、この状態で、リアシュー21がガイドレール13に沿って車両前方に更に移動すると、支持ブラケット23がガイド孔23aにおいて支持ピン25に押し上げられることで、可動パネル12は、その前部に対して後部が上動するチルトアップ動作をして全閉状態に復帰する。
図1(b)に示すように、各ガイドレール13上には、可動パネル12から滴下する水をガイドレール13に導く、例えば樹脂材からなる樋部材30が配置されている。すなわち、この樋部材30は、可動パネル12の下側でその後縁部に沿って車両幅方向に延在する樋本体31を有するとともに、該樋本体31の車両幅方向各端部から下方に延出するガイド部32を有する。
樋本体31は、両ガイドレール13のドレイン部16間に跨って車両幅方向に連通する略U字溝形状を呈するとともに、その車両幅方向各先端がドレイン部16に対向して下向きに傾斜している。従って、可動パネル12の後縁部から滴下する水は、樋本体31を通ってガイドレール13のドレイン部16に導かれる。
各ガイド部32は、ガイドレール13のドレイン部16よりも車内側に配置されており、車両幅方向で略対称(左右対称)の形状を呈する。そして、各ガイド部32は、車両幅方向両側に配設された一対のシュー部32aを有する。樋部材30は、これらシュー部32aがガイドレール13の前記両第2レール部15にそれぞれ摺動自在に装着されることで、ガイドレール13に沿って前後方向に移動自在に支持される。なお、各ガイド部32は、ガイドレール13の底壁13aに対して上方に離隔されている。
各ガイド部32の車両幅方向中間部には、図2(a)〜(c)に示すように、その前端から車両前方に上向きに開いた有底略四角筒状の被係脱部33が突設されている。この被係脱部33は、支持ブラケット23の前記係脱部26に車両高さ方向で対向するように配置されており、図2(a)に示す可動パネル12の全閉状態では係脱部26から車両高さ方向に離隔(分離)されている。可動パネル12の後部が上動するチルトアップ状態においても、被係脱部33が係脱部26から車両高さ方向に離隔されることはいうまでもない。一方、図2(b)(c)に示すように、可動パネル12の後部が下動するチルトダウン状態(スライド動作時を含む)では、被係脱部33に係脱部26が係入・連結することで、支持ブラケット23(可動パネル12)及び樋部材30の相対的な前後方向の移動が係止される。このとき、樋部材30は、支持ブラケット23等と一体でガイドレール13に沿って前後方向に移動可能である。
また、樋部材30には、各ガイド部32の前後方向中間部から下向きに略柱状の突出部34が突設されている。また、樋部材30には、突出部34の下端から前方に延出する略薄板状の第1延出部35が形成されるとともに、突出部34の下端から後方に延出する略薄板状の第2延出部36が形成されている。これら第1及び第2延出部35,36は、全体として板ばね構造をなすもので、第1延出部35の先端部は支持ブラケット23の前記押圧部27に対向して上向きに略矩形状に屈曲する被押圧部35aを形成するとともに、第2延出部36の先端部は前記底壁13aに対向して下向きに屈曲する係止部としての嵌入部36aを形成する。なお、底壁13aには、図2(a)に示す可動パネル12の全閉状態において、嵌入部36aに対向して車両高さ方向に開口する被係止部としての被嵌入孔37が形成されている。
次に、本実施形態の動作について説明する。
図2(a)に示す可動パネル12の全閉状態では、被押圧部35aは押圧部27に対して車両高さ方向に離隔されている。一方、第2延出部36は、嵌入部36aが底壁13aに圧接するように付勢力が付与されており、可動パネル12の全閉状態では、嵌入部36aは底壁13aに形成された被嵌入孔37に嵌入している。可動パネル12のチルトアップ状態においても同様である。このように、可動パネル12が全閉状態〜チルトアップ状態を推移する間では、樋部材30は、被嵌入孔37に嵌入されるように嵌入部36a(第2延出部36)に付勢力が付与されることで、ガイドレール13に固定されている。
そして、図2(b)に示すように、可動パネル12のチルトダウン動作に伴い、下動する押圧部27により第1延出部35の被押圧部35aが押圧されると、前述の付勢力に抗して被嵌入孔37から嵌入部36aが外れるように第1延出部35と共に第2延出部36が弾性変形する。これにより、樋部材30は、ガイドレール13に沿って前後方向に移動可能となる。つまり、ガイドレール13及び樋部材30の係脱に係る部位(嵌入部36a)は、下動する支持ブラケット23に押圧される部位(被押圧部35a)と一体であって、突出部34を中心に第1及び第2延出部35,36を揺動させることで、被嵌入孔37に対する嵌入部36aの係脱を実現している。突出部34を中心とする第1及び第2延出部35,36(嵌入部36a等)の揺動に樹脂の撓みを利用していることはいうまでもない。このとき、下動する係脱部26が被係脱部33に係入・連結していることで、支持ブラケット23(可動パネル12)及び樋部材30の相対的な前後方向の移動が係止される。従って、図2(c)に示すように、樋部材30は、チルトダウン状態にある可動パネル12のスライド動作に連動してガイドレール13に沿って前後方向に移動する。
また、可動パネル12が全閉状態に復帰すべくチルトアップ動作すると、上動する係脱部26が被係脱部33から分離することで、支持ブラケット23(可動パネル12)及び樋部材30の相対的な前後方向の移動係止が解除される。このとき、上動する押圧部27から第1延出部35の被押圧部35aが解放されることで、被嵌入孔37に嵌入部36aが嵌入するように第1延出部35と共に第2延出部36が弾性復帰する。これにより、樋部材30は、ガイドレール13に固定されている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、係脱部26は、可動パネル12の全閉状態において被係脱部33(樋部材30)から分離されていることで、可動パネル12の後部(支持ブラケットの後端部)が上動するチルトアップ状態においても樋部材30から分離される。従って、可動パネル12が全閉状態〜チルトアップ状態を推移する間、樋部材30は、ガイドレール13上で可動パネル12の後縁部の下方に配置される姿勢を保持したままとなり、樋部材30が車室内外から見えやすくなって見栄えが悪くなることを抑制できる。一方、係脱部26は、可動パネル12の後部(支持ブラケットの後端部)が下動するチルトダウン状態において被係脱部33(樋部材30)と連結される。従って、樋部材30は、可動パネル12のスライド動作時に該可動パネル12(支持ブラケット23)と一体でガイドレール13に沿って前後方向に移動することができる。
(2)本実施形態では、可動パネル12の全閉状態では、被嵌入孔37に係入(係合)されるように嵌入部36aに付勢力が付与されることで、樋部材30をガイドレール13に固定することができる。これにより、例えば車両振動などの影響を受けて、樋部材30がガイドレール13上で位置ずれしたりすることを抑制できる。一方、可動パネル12のチルトダウン状態では、押圧部27(支持ブラケット23)により被押圧部35a(樋部材30)が押されることで前記付勢力に抗して被嵌入孔37と嵌入部36aとの係合が外れる。これにより、樋部材30は、ガイドレール13への固定が解除されて、ガイドレール13と一体での前後方向の移動が可能となる。
(3)本実施形態では、可動パネル12のチルトアップ状態では、従来例のように樋部材30が立ち上がることがないため、例えば車両走行時の風切り音を抑制することができる。
(4)本実施形態では、樋部材30は、単独でガイドレール13に固定可能であることで、他部材(例えばフロントシュー22)との連結部材を不要にできる。
(第2の実施形態)
図3〜図4を参照してサンルーフ装置の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態は、樋部材の係止部を被係止部に係合させる付勢力を専用の付勢部材で付与するようにしたことが前記第1の実施形態とは主に異なる構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明は省略する。
図3及び図4に示すように、本実施形態の樋部材50は、例えば樹脂材からなり可動パネル12の下側でその後縁部に沿って車両幅方向に延在する樋本体51を有するとともに、例えば樹脂材からなり樋本体51の車両幅方向各端部下部に取着される樋摺動部材52を有する。
樋本体51は、前記樋本体31と同様、両ガイドレール13のドレイン部16間に跨って車両幅方向に連通する略U字溝形状を呈するとともに、その車両幅方向各先端がドレイン部16に対向して下向きに傾斜している。
各樋摺動部材52は、車両幅方向で略対称(左右対称)の形状を呈しており、概ね上方に開口する略四角箱状に成形されている。すなわち、樋摺動部材52は、車両幅方向に並設された一対の縦壁部53を有するとともに、両縦壁部53の前端上部でそれらを車両幅方向に接続する係止壁部54を有し、更に該係止壁部54の車両後方で両縦壁部53を車両幅方向に接続する略L字状の規制壁部55を有する。そして、樋摺動部材52は、係止壁部54、規制壁部55及び両縦壁部53の協働で上下方向に開口する略四角筒状の被係脱部52aを形成する。
また、樋摺動部材52は、両縦壁部53の後端でそれらを車両幅方向に接続する接続壁部56を有するとともに、該接続壁部56の車両前方で両縦壁部53の下端を車両幅方向に接続する底壁部57を有し、更に前後方向で規制壁部55及び底壁部57間に挟まれる両縦壁部53の中間部下端を車両幅方向に接続する略円柱状の支持軸58を有する。
なお、底壁部57には、上下方向に連通する透孔57aが形成されている。また、両縦壁部53の前端下部は、係止壁部54よりも車両前方に斜面状に突出しており、互いの対向する車両幅方向に一対の略柱状の保持突部59が突設されている。
樋摺動部材52には、支持軸58により略アーム状の係止レバー60が回動自在に連結されている。すなわち、この係止レバー60には、その前後方向中間部下部に略円弧溝状の軸受溝61が形成されている。この軸受溝61は、前方斜め下方に向かって開口しており、その開口幅は支持軸58の直径と同等に設定されている。係止レバー60は、軸受溝61の範囲で支持軸58に摺接することで樋摺動部材52に回動自在に連結されている。これは、樋摺動部材52(支持軸58)の上方から係止レバー60を組み付ける際の組付性を向上させるためである。
係止レバー60は、支持軸58を挟んでその車両前方及び車両後方に延出する一対のレバー突片62,63を有する。前側のレバー突片62は、係止壁部54の近傍まで延出しており、その前端部は、係止壁部54及び規制壁部55間で上方に露出する被押圧部62aを形成する。この被押圧部62aは、図4に示す可動パネル12の全閉状態において、前記支持ブラケット23に代わる支持ブラケット70の後端部に突設された略フック状の係脱部71に車両高さ方向で対向する。一方、後側のレバー突片63は、透孔57aまで延出しており、その後端部には、透孔57aに向かって下方に突出する係止部としての嵌入部63aが形成されている。この嵌入部63aは、図4に示す可動パネル12の全閉状態において、前記被嵌入孔37に車両高さ方向で対向する。
なお、支持軸58周りの係止レバー60の図示時計回転方向の回動は、例えば被押圧部62aが規制壁部55に当接し、あるいはレバー突片63が透孔57aの周縁部に当接するまでの範囲に制限されている。また、係止レバー60を支持する樋摺動部材52は、樋本体51が取着されることで上方への開口が閉塞されており、支持軸58周りの係止レバー60の図示反時計回転方向の回動は、例えばレバー突片63が樋本体51に当接するまでの範囲に制限されている。
以上により、係止レバー60は、軸受溝61の範囲で支持軸58の一部にのみ摺接するものの、樋摺動部材52から脱落することなくこれに回動自在に連結されている。
樋摺動部材52の両保持突部59には、例えば捩りコイルばねからなる付勢部材65が保持されている。この付勢部材65は、一方の端末が樋摺動部材52の係止壁部54前側面に係止されるとともに、他方の端末が係止レバー60の被押圧部62a下側面に係止されている。付勢部材65は、係止レバー60を支持軸58周りに図示時計回転方向に回動する側、即ち嵌入部63aが被嵌入孔37に嵌入する側に付勢する。
次に、本実施形態の動作について説明する。
図4に実線にて示す可動パネル12の全閉状態では、被押圧部62aは係脱部71に対して車両高さ方向に離隔されている。一方、係止レバー60は、付勢部材65により嵌入部63aが透孔57aを通って底壁13aに圧接するように付勢力が付与されており、可動パネル12の全閉状態では、嵌入部63aは底壁13aに形成された被嵌入孔37に嵌入している。可動パネル12のチルトアップ状態においても同様である。このように、可動パネル12が全閉状態〜チルトアップ状態を推移する間では、樋部材50は、被嵌入孔37に嵌入されるように嵌入部63a(係止レバー60)に付勢力が付与されることで、ガイドレール13に固定されている。
そして、図4に2点鎖線にて示すように、可動パネル12のチルトダウン動作に伴い、下動する係脱部71により係止レバー60の被押圧部62aが押圧されると、前述の付勢力に抗して被嵌入孔37から嵌入部63aが外れるように係止レバー60が回動する。これにより、樋部材50は、ガイドレール13に沿って前後方向に移動可能となる。このとき、下動する係脱部71が被係脱部52aに係入・連結していることで、支持ブラケット70(可動パネル12)及び樋部材50の相対的な前後方向の移動が係止される。従って、樋部材30は、チルトダウン状態にある可動パネル12のスライド動作に連動してガイドレール13に沿って前後方向に移動する。
また、可動パネル12が全閉状態に復帰すべくチルトアップ動作すると、上動する係脱部71が被係脱部52aから分離することで、支持ブラケット70(可動パネル12)及び樋部材50の相対的な前後方向の移動係止が解除される。このとき、上動する係脱部71から係止レバー60の被押圧部62aが解放されることで、前述の付勢力により被嵌入孔37に嵌入部63aが嵌入するように係止レバー60が回動する。これにより、樋部材50は、ガイドレール13に固定される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態と同様の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、嵌入部63a及び被押圧部62aを有する係止レバー60とは別設の付勢部材65により、嵌入部63aが被嵌入孔37に嵌入される側の付勢力が付与される。従って、可動パネル12の全閉状態(及びチルトアップ状態)において嵌入部63aによる樋部材50のガイドレール13側への固定の信頼性をより向上させることができる。
(2)本実施形態では、支持ブラケット70は、可動パネル12のチルトダウン状態において嵌入部63aを被嵌入孔37から外す際、係脱部71を利用して樋部材50(被押圧部62a)を押すことができる。このため、例えば係脱部71に対して前後方向にずれた支持ブラケット70の部位で樋部材50を押す場合に比べて、支持ブラケット70を前後方向により省スペース化することができる。
(3)本実施形態では、樋本体51と、両樋摺動部材52とを分離したことで、例えば可動パネル12の幅寸法が異なる車種など、樋本体51の幅寸法が変更されたとしても、両樋摺動部材52等を共用することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図7に示すように、機能部品20(リアシュー21等)を車内側から覆うガーニッシュ40を設けてもよい。このガーニッシュ40は、車両高さ方向に伸縮可能な蛇腹状であって、上縁部が支持ブラケット23に固定されるとともに、下縁部の前部及び後部がフロントシュー22及び樋部材30にそれぞれ固定されている。そして、例えば可動パネル12がチルトアップ動作すると、支持ブラケット23の後端部が上動することで、これに伴ってガーニッシュ40が車両高さ方向に伸長する。反対に、可動パネル12がチルトダウン動作すると、支持ブラケット23の後端部が下動することで、これに伴ってガーニッシュ40が車両高さ方向に短縮する。このように伸縮動作するガーニッシュ40の下縁部の固定に樋部材30を利用できるのは、可動パネル12のチルト動作に関わらずガイドレール13上で樋部材30の姿勢が保持されていることによる。これにより、例えばガーニッシュ40の下縁部を固定するための別部材を設ける必要性を解消することができる。
また、ガイドレール13上での樋部材30の姿勢に影響を及ぼさないのであれば、該樋部材30のみにガーニッシュ40の下縁部を固定するようにしてもよい。なお、いずれにしても、可動パネル12のスライド動作時には、フロントシュー22、支持ブラケット23及び樋部材30と一体でガーニッシュ40も前後方向に移動する。
・前記第1の実施形態において、可動パネル12のチルトダウン状態で嵌入部36aを被嵌入孔37から外す際、支持ブラケット23の係脱部26を利用して樋部材30(被押圧部35a)を押すように構成してもよい。
・前記第1の実施形態において、第1延出部35又は第2延出部36は、例えば金属製の板ばねにて構成してもよい。
・前記第1の実施形態においては、樋本体31とガイド部32(シュー部32a)、被係脱部33、突出部34、第1延出部35(被押圧部35a)及び第2延出部36(嵌入部36a)とが一体の樋部材30を採用した。これに対して、樋本体31とガイド部32(シュー部32a)、被係脱部33、突出部34、第1延出部35(被押圧部35a)及び第2延出部36(嵌入部36a)のいずれか一つ以上が別体の樋部材を採用してもよい。例えばガイド部32(シュー部32a)及び第2延出部36(嵌入部36a)等が一体で、それらに対し樋本体31が別体の樋部材であってもよい。
・前記第1の実施形態においては、第2延出部36に嵌入部36aを形成し、底壁13aに被嵌入孔37を形成した。これに対し、第2延出部36の後端部に係止部としての嵌入孔を形成し、底壁13aに当該嵌入孔に嵌入可能な被係止部としての突起を形成してもよい。
・前記第1の実施形態において、ガイドレール13に対する樋部材30の固定に係る嵌入部36a及びその周辺構造はなくてもよい。つまり、ガイドレール13に対する樋部材30の固定は、摩擦力による保持のみで実現してもよい。この場合、被押圧部35a及びその周辺構造もなくてもよい。
・前記第2の実施形態において、可動パネル12のチルトダウン状態で嵌入部63aを被嵌入孔37から外す際、支持ブラケット23の係脱部71に対して前後方向にずれた部位で樋部材50(被押圧部62a)を押すように構成してもよい。
・前記第2の実施形態においては、係止レバー60(レバー突片63)の後端部に嵌入部63aを形成し、底壁13aに被嵌入孔37を形成した。これに対し、係止レバー60の後端部に係止部としての嵌入孔を形成し、底壁13aに当該嵌入孔に嵌入可能な被係止部としての突起を形成してもよい。
・前記第2の実施形態において、付勢部材65は、例えば板ばねなどであってもよい。
・前記第2の実施形態において、樋本体51及び樋摺動部材52を一体形成してもよい。
・前記第2の実施形態において、樋摺動部材52(支持軸58)に対する係止レバー60の組み付け方向は、下方からであってもよいし、車両幅方向であってもよい。
・前記各実施形態において、係脱部(26,71)は、可動パネル12の後端部に設けられていてもよい。
・前記各実施形態において、全閉状態において樋部材30,50をガイドレール13側に対して固定し、チルトダウン状態において樋部材30,50のガイドレール13側に対する固定を解除する固定機構の構成は任意である。
・前記各実施形態において、リアシュー21と、支持ブラケット23,70の連係態様は一例である。例えば、リアシュー21にガイド孔23aと逆向きのガイド孔を形成し、該ガイド孔に移動可能に嵌入する支持ピンを支持ブラケット23,70に固着してもよい。
10…ルーフ(屋根部)、10a…ルーフ開口部(開口部)、11…サンルーフ装置、12…可動パネル、13…ガイドレール、15…第2レール部、16…ドレイン部、18…電気的駆動源(駆動部材)、19…駆動ベルト(駆動部材)、20…機能部品、21…リアシュー(摺動部材)、22…フロントシュー、23,70…支持ブラケット、26,71…係脱部、27…押圧部、30,50…樋部材、31,51…樋本体、32…ガイド部、32a…シュー部、33…被係脱部、35…第1延出部、35a,62a…被押圧部、36…第2延出部、36a,63a…嵌入部(係止部、固定機構)、37…被嵌入孔(被係止部、固定機構)、40…ガーニッシュ、52…樋摺動部材、60…係止レバー、65…付勢部材。

Claims (6)

  1. 車両の屋根部に形成された開口部を開閉する可動パネルの車両幅方向縁部を支持するよう構成された支持ブラケットと、
    前記開口部の車両幅方向縁部に設けられ車両前後方向に延在するよう構成されたガイドレールと、
    前記支持ブラケットに連係され前記ガイドレールに沿って車両前後方向に駆動される摺動部材と、
    前記摺動部材を駆動させることにより、全閉状態である前記可動パネルの前部を中心にその後部を上動させて前記可動パネルを前記全閉状態からチルトアップ状態に移行させ、且つ前記摺動部材を駆動させることにより前記全閉状態である前記可動パネルの前部を中心にその後部を下動させて前記可動パネルを前記全閉状態からチルトダウン状態に移行させ、該チルトダウン状態のまま前記可動パネルを車両後方にスライド動作させる駆動部材と、
    車両幅方向に延在するとともに当該車両幅方向端部が前記ガイドレールに沿って車両前後方向に移動自在に支持され、前記全閉状態において前記可動パネルの後縁部の下方に配置される樋部材と、
    前記可動パネルの後端部又は前記支持ブラケットの後端部に設けられ、前記全閉状態において前記樋部材から分離されるとともに、前記チルトダウン状態において前記樋部材と連結される係脱部とを備えた、サンルーフ装置。
  2. 請求項1に記載のサンルーフ装置において、
    前記全閉状態において前記樋部材をガイドレール側に対して固定し、前記チルトダウン状態において前記樋部材のガイドレール側に対する固定を解除する固定機構を備えた、サンルーフ装置。
  3. 請求項2に記載のサンルーフ装置において、
    前記固定機構は、
    前記ガイドレールに設けられた被係止部と、
    前記樋部材に設けられ、前記全閉状態において前記被係止部に係合されるように付勢力が付与されるとともに、前記チルトダウン状態において前記支持ブラケットにより前記樋部材が押されることで前記付勢力に抗して前記被係止部との係合が外れる係止部とを有した、サンルーフ装置。
  4. 請求項3に記載のサンルーフ装置において、
    前記樋部材の車両幅方向端部に設けられ、前記樋部材を前記ガイドレールに沿って車両前後方向に移動自在に支持する樋摺動部材を備え、
    前記固定機構は、
    前記係止部を有して前記樋摺動部材に回動自在に連結され、一方向への回動状態で前記係止部が前記被係止部に係合されるとともに、他方向への回動状態で前記係止部が前記被係止部との係合から外れる係止レバーと、
    前記係止レバーに対し、前記係止部が前記被係止部に係合される側の付勢力を付与する付勢部材と、
    前記係止レバーに設けられ、前記チルトダウン状態において前記係止部が前記被係止部との係合から外れるように前記支持ブラケットに押される被押圧部とを備えた、サンルーフ装置。
  5. 請求項3又は4に記載のサンルーフ装置において、
    前記支持ブラケットは、前記チルトダウン状態において前記係脱部で前記樋部材を押して前記係止部を前記被係止部との係合から外す、サンルーフ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のサンルーフ装置において、
    前記支持ブラケット及び前記樋部材に上縁部及び下縁部がそれぞれ固定され、前記可動パネルのチルト動作に連動して車両高さ方向に伸縮して前記摺動部材を車内側から覆うガーニッシュを備えた、サンルーフ装置。
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