JP2012066766A - 車両用サンシェード - Google Patents

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Abstract

【課題】 環境変化に伴うレールの対向方向変位の影響を許容できる車両用サンシェードを提供すること。
【解決手段】 車両の屋根1の少なくとも一部を構成するとともに、透光部4aを備える樹脂パネル4と、透光部4aを開閉する遮光シート22と、遮光シート22の開閉方向に延在し遮光シート22を開閉自在に保持するとともに、互いに対向するように樹脂パネル4に固定された一対のガイドレール15と、遮光シート22を巻取る側に常時付勢して、遮光シート22を巻取るリトラクタ23(巻取部材)と、ガイドレール15間を橋架するようにガイドレール15の対向方向に延在し、リトラクタ23を保持するフレーム17と、フレーム17の少なくとも一方のフレームブラケット17c(対向方向端部)に形成され、少なくとも対向方向に延伸する長穴18と、長穴18に挿通され、ガイドレール15及びフレーム17を少なくとも対向方向に相対移動可能に係合する段付スクリュ21(係合部材)と、から構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両の屋根に設置された透明樹脂パネルを遮光開閉する車両用サンシェードに関する。
車両の屋根を補強する為、屋根形状に合わせて湾曲した車両幅方向の補強部材で屋根を補強しているものがある。補強部材を屋根に接着固定し、補強部材の両端を車体にボルト固定する。補強部材の両端部に設けられたボルト固定穴は、補強部材長手方向の長穴となる為、組付け時の補強部材長手方向の位置調整が可能となっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、サンルーフの装飾カバーを車体へ固定するブラケットに位置規制の為の車両進行方向の長穴を設けているものがある。装飾カバーは、長穴により位置規制されるため成型誤差を許容することができるとともに、熱変形の影響を許容することができる(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−16331号公報 特開2009−83822号公報
しかしながら、特許文献1では補強部材がボルト締結及び接着により固定されるため、組付け時の位置調整は可能であるが組付け後の熱変形等の影響を許容できない問題がある。
また、特許文献2では車両進行方向に長穴を形成しているため、熱変形等によるレールの対向方向変位を許容できない問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みて成されたものであり、樹脂パネルに固定されることにより環境変化に伴うレールの対向方向変位の影響を許容できる車両用サンシェードを提供することを目的とする。
本発明の第1の課題解決手段は、車両の屋根の少なくとも一部を構成するとともに、透光部を備える樹脂パネルと、該樹脂パネルの前記透光部を開閉する遮光シートと、該遮光シートの開閉方向に延在し該遮光シートを開閉自在に保持するとともに、互いに対向するように前記樹脂パネルに固定された一対のガイドレールと、前記遮光シートを巻取る巻取部材と、前記ガイドレール間を橋架するように前記ガイドレールの対向方向に延在し、前記巻取部材を保持するフレームと、前記フレームの少なくとも一方の前記対向方向の端部に形成され、少なくとも前記対向方向に延伸する長穴と、前記長穴に挿通され、前記ガイドレール及び前記フレームを少なくとも前記対向方向に相対移動可能に係合する係合部材と、を有する。
本発明の第2の課題解決手段は、前記フレームは、前記ガイドレールの延在方向中央部と係合し、前記長穴は、前記対向方向にのみ延伸する長穴であり、前記巻取部材及び前記遮光シートは、前記開閉方向に一対に設けられており、前記一対の巻取部材は、単一の前記フレームに保持されることを特徴とする。
本発明の第3の課題解決手段は、前記遮光シートの開閉方向の縁部に連携された移動部材と、前記移動部材を前記ガイドレールに付勢し、前記移動部材内に収容される付勢部材とを備え、前記付勢部材は、前記樹脂パネルの変形に伴う前記ガイドレールの前記対向方向への変位を許容可能に設定されることを特徴とする。
本発明の第4の課題解決手段は、前記係合部材は、段付部を備えた締結部材であり、該締結部材よりも摩擦係数の小さいカラーを介して前記フレームと係合し、前記段付部は、前記ガイドレールに当接することを特徴とする。
本発明の第5の課題解決手段は、前記カラーは、樹脂で成型されることを特徴とする。
本発明の第6の課題解決手段は、前記ガイドレールは、前記樹脂パネルへ接着固定されることを特徴とする。
フレームの少なくとも一方の対向方向端部は、ガイドレールの少なくとも対向方向に延伸する長穴に係合部材を挿通することによりガイドレールに係合される為、環境変化等に伴う樹脂パネルの変形によるガイドレールの対向方向の変位を許容することができる。さらに、巻取部材は、フレームによって保持される為、ガイドレールが対向方向に変位しても追従するための機構が必要なく部品数を削減できる。
また、巻取部材を保持するフレームは、ガイドレールの延在方向中央部と係合する為、透光部が広く遮光シートが二枚必要な場合でも、一本のフレームに二本の巻取部材を保持できフレーム本数を削減できる。さらに、長穴の延伸方向を対向方向のみとすることにより、フレームのガイドレールに対する開閉方向のガタを好適に規制できる。
また、移動部材は、付勢部材によってガイドレールに付勢される為、ガイドレールが対向方向に変位しても追従することができる。
また、係合部材は、締結部材よりも摩擦係数の小さいカラーを介してフレームとガイドレールとを係合するため、フレームとガイドレールとが相対移動する際の摺動抵抗を低減することができる。また、締結部材の段付部がガイドレールに当接して軸力を保持するため、カラーの変形量を管理できるとともに、カラーの変形に伴う締結部材の緩みを抑制することができる。
また、カラーは樹脂により成型される為、金属に比べて摩擦係数を低減できるとともに軽量化できる。
また、ガイドレールを接着により樹脂パネルに固定する為、ガイドレールを固定する部品を削減し、組付性を向上することができる。
本発明の実施形態に係るサンシェードが設置された自動車の屋根を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るサンシェードの左半分を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るフレーム取付け部の車両幅方向の部分断面図である。 本発明の実施形態に係るガーニッシュの平面図である。
以下、本発明の車両用サンシェードを備えた車両について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るサンシェードが設けられる自動車の屋根1の斜視図である。屋根1を形成する屋根パネル2には日光を取込めるように開口部3が形成され、透明な樹脂で成形されるとともに透光部4aを備えた樹脂パネル4が設置される。樹脂パネル4の外周縁部5には、車室内への雨水の浸入を防止する為、図示しないシール部材が配置されている。樹脂パネル4の車室側の面6には図2に示すサンシェード11(車両用サンシェード)が設置され、サンシェード11の開閉により透光部4aの採光または遮光を行う。
図2は、本発明の実施形態に係るサンシェード11の車両の前面に向かって左半分を示す分解斜視図である。車両の前面に向かって右半分も対称な構成であるので説明を省略する。樹脂パネル4の車室側の面6のそれぞれの車両幅方向12(対向方向)のパネル端部4bには、延伸方向を車両前後方向14(開閉方向)に向けた一対のガイドレール15が車両幅方向12にレールピッチ16の間隔を空けて設置される。ガイドレール15は、レールフランジ部15aとレール部15bとから構成され、レール部15bは、レール中央部15c(延在方向中央部)に関して車両前後方向14に対称に成型される。各ガイドレール15間は、レール中央部15c付近で車両幅方向12に延在するフレーム17により連結される。フレーム17は、鋼板をプレス成型して車両幅方向12に延在するフレーム本体部17aと、両方のフレーム端部17bの車両前後方向14にそれぞれ一対ずつ溶接固定されるフレームブラケット17c(対向方向端部)とにより構成される。各フレームブラケット17cには車両幅方向12に延伸した長穴18が形成され、長穴18には樹脂カラー19(カラー)の嵌合した段付スクリュ21(係合部材)が挿通される。各フレームブラケット17cは、段付スクリュ21によりレール中央部15c近傍のスクリュ穴15dを介してレールフランジ部15aに締結される。また、遮光シート22を巻取る為、樹脂パネル4とフレーム17との間に車両前後方向14に互いに対向した一対のリトラクタ23(巻取部材)が設置される。リトラクタ23は、車両幅方向12に延伸した棒状の芯部材であり、遮光シート22の一方の車両前後方向14の縁部は、芯部材であるリトラクタ23に固定される。リトラクタ23の軸端部23aは、図示しない軸受部を介してフレーム17に回転自在に支持され、リトラクタ23は、図示しない渦巻きばね等により閉方向14bに遮光シート22を巻取るように常時付勢される。それぞれの遮光シート22の他方の縁部には操作部を兼ねたガーニッシュ24(移動部材)が設置され、遮光シート22をガイドレール15に開閉自在に保持する。
図3は、本発明の実施形態に係るフレーム17の取付状態を示す車両幅方向12の部分断面図である。ガイドレール15を外部から遮蔽する為の黒色成型部4cを備えた樹脂パネル4のパネル端部4bに、車室側の面6からガイドレール15のレールフランジ部15aがレールスペーサ15eを介して耐光性接着剤で接着固定される。レールフランジ部15aにはスクリュ穴15dが形成され、レールフランジ部15aに締結面の反対側であるフランジ上面15f側からウェルドナット25が溶接固定される。また、段付スクリュ21の首下にはねじ部21aの呼び径よりも大きい段付部21bが形成され、円筒状の樹脂カラー19が段付部21bに嵌合する。フレームブラケット17cの長穴18に、樹脂カラー19の嵌合した段付スクリュ21が挿通され、段付スクリュ21のねじ部21aは、ガイドレール15のウェルドナット25に螺合し、締結による軸力を発生させる。樹脂カラー19にはカラーフランジ部19aが形成され、カラーフランジ部19aは、段付スクリュ21の軸力によりスクリュ頭部21cとフレームブラケット17cとの間で押圧される。段付スクリュ21の段付部端面21dは、レールフランジ部15aに当接して押圧し、段付スクリュ21の軸力を保持する。
図4は、本発明の実施形態に係るガーニッシュ24の平面図である。ガーニッシュ24は、樹脂から成型され車両幅方向12に延伸した矩形状をしており、屈曲板ばね31(付勢部材)、操作ボタン32及び一対のシュー33を備えている。シュー33は、レール部15bに嵌合しガーニッシュ24を摺動自在にガイドレール15に保持する。ガーニッシュ24の長辺部は、それぞれ第一縁部24aと第二縁部24bであり、第二縁部24bは遮光シート22の縁部と接合される。ガーニッシュ24の中央部には、中央凹部34が形成され、操作ボタン32が車両前後方向14にスライド可能となるように設置される。また、ガーニッシュ24には屈曲板ばね31を収容する為、車両幅方向12に延伸し、中央凹部34に対して対称な溝部35が形成される。溝部35は、中央凹部34と連通するとともに中央凹部34寄りの第二縁部24bから端部24c寄りの第一縁部24aに至る一対の第一溝部35aと、第一溝部35aと連通するとともにガーニッシュ24の端部24cに至る一対の第二溝部35bとから構成される。それぞれの第一溝部35aと第二溝部35bとは互いに角部35cで鈍角に屈曲し、第一溝部35aの車両前後方向14の溝幅は、第一溝部35aの第一溝壁35dと第二溝壁35eとが角度を成す為、中央凹部34から角部35cに至るまでに直線的に減少する。ガーニッシュ24の端部24cには、車両幅方向12の外側方向に向かって開口した凹形状のシュー保持部24dが凹設され、シュー33を車両幅方向12に移動可能となるように保持するとともに、第二溝部35bと連通する。溝部35に収納される屈曲板ばね31は、板状のばね鋼から成型され、車両幅方向12に対称に、操作ボタン32が設置される中央部31aと、中央部31aに対して第一曲げ部31bで屈曲する第一延在部31cと、第一延在部31cに対して第二曲げ部31dで屈曲する第二延在部31eとから構成される。第一曲げ部31bは第二縁部24bに向かって鈍角の凸形状を成し、第二曲げ部31dは第一縁部24aに向かって鈍角の凸形状を成す。第二延在部31eの先端にはシュー33と連係する為のフック部31fが形成され、シュー溝部33aに、屈曲板ばね31の各フック部31fが嵌合する。 サンシェード11が全閉又は開度が保持され停止している場合、屈曲板ばね31は、溝部35の形状に合わせて撓み、第一延在部31cが第一溝壁部35dに向かって付勢された状態で保持される。そのため、第一溝壁部35dへ向かう復元力の反力である付勢力が第一延在部31cから第二延在部31eに向かって作用し、シュー33は、外側方向12aに向かってガイドレール15へ付勢される。ガーニッシュ24は、両方の端部24cがシュー33を介してガイドレール15保持される為、ガイドレール15に対して内側方向12bに向かってセンタリングされる。
サンシェード11を開動作する場合、操作ボタン32を開方向14aにスライドさせることにより屈曲板ばね31の中央部31aが付勢力に抗して第二縁部24bに向かって移動し、角部35cを支点として第一延在部31cが撓む。第一延在部31cの撓みに伴って第二曲げ部31dは、内側方向12bに向かって移動し、第二延在部31eが第二溝部35bに沿って内側方向12bに引寄せられる。第二延在部31eの移動に伴ってシュー33の外側方向12aに向かう付勢力が解除され、ガーニッシュ24が移動可能となり、ガーニッシュ24を手動でガイドレール15に沿って開方向14aにスライドさせる。その際、遮光シート22がリトラクタ23に巻取られることにより、透光部4aを通して採光可能となる。サンシェード11を閉動作する場合、ガーニッシュ24を手動で閉方向14bにスライドさせる。その際、リトラクタ23に巻取られていた遮光シート22がガーニッシュ24により引張られて巻出され透光部4aを遮光する。全閉状態ではガーニッシュ24は、図示しないストッパに当接して停止する。
日光が樹脂パネル4に直射し樹脂パネル4が熱膨張する場合、各ガイドレール15が樹脂パネル4に接着固定されている為、ガイドレール15のレールピッチ16が拡大する。鋼板より樹脂の線膨張係数が大きい為、樹脂パネル4に固定されたガイドレール15と鋼板で成形されたフレーム本体部17aに溶接固定されたフレームブラケット17cとの締結部では相対変位が生じる。そのため、ガイドレール15に対して位置が固定されている段付スクリュ21は、フレームブラケット17cの長穴18に沿って移動し、段付スクリュ21により押圧された樹脂カラー19は、フレームブラケット17cに対して摺動する。また、リトラクタ23の軸端部23aを保持する軸受部は、線膨張係数の小さい鋼板で成型されるフレーム17に設置される為、熱等の環境変化が生じても車両幅方向12の変形量が小さく、軸受機能は維持される。レールピッチ16の拡大に対応してガーニッシュ24に内蔵された屈曲板ばね31の撓み量が変化することにより、シュー33は、ガイドレール15に追従し、ガーニッシュ24のセンタリングは維持される。
本発明のサンシェード11では、フレーム17は、ガイドレール15の対向方向である車両幅方向12に延伸する長穴18に段付スクリュ21を挿通することによりガイドレール15に締結される。そのため、熱等の環境変化により樹脂パネル4が膨張等の変形をしても段付スクリュ21が長穴18に沿って相対移動しガイドレール15間の距離の変化を吸収することができる。また、線膨張係数の違いによる樹脂パネル4の曲げ変形が抑制され、熱疲労等による樹脂パネル4や接着部分の破損が抑制されるとともに、曲げ変形による樹脂パネル4の外周縁部5の防水シール剥離に伴う水漏れが抑制される。さらに、フレーム17と樹脂パネル4とを線膨張係数の異なる材料で成型できる為、設計時の材料選択の自由度が向上するとともに、サンシェード11と樹脂パネル4とをアッセンブリ化できる為、車両への組付性が向上する。また、リトラクタ23の軸端部23aの軸受部をガイドレール15ではなく変形量の少ないフレーム17に設置できる為、樹脂パネル4の変形に対応する軸受部の追従機構が不要となり、部品数を削減できるとともに構造を簡略化できる。
また、リトラクタ23を保持するフレーム17は、ガイドレール15のレール中央部15cと係合する為、透光部4cが広く遮光シート22が二枚必要な場合でも、一本のフレーム17に二本のリトラクタ23を保持できフレーム17の本数を削減できる。また、屋根1に配置される重量物であるフレーム17の本数を削減して重心を下げることにより、車両の運動性能や乗り心地を損なうことなくサンシェード11の透光部4cを広げることができる。ガイドレール15の前後に二本のフレーム17を設置しなくてもよく、運転者の頭上前方に厚みのあるフレーム17が突出しない為、視界が広がり安全性を向上できるだけでなく、圧迫感を排除でき快適性が向上する。さらに、長穴18の延伸方向を車両幅方向12のみとすることにより、車両前後方向14のガタを好適に規制できる為、レールピッチ16等のサンシェード11の組付精度を向上でき、操作感を滑らかにして高級感を演出できる。
また、ガーニッシュ24は、屈曲板ばね31によってガイドレール15に付勢される為、ガイドレール15が熱等の環境変化により車両幅方向12に変位しても、センタリングを維持することができる。そのため、ガーニッシュ24が車両幅方向12に偏ることなく、良好な操作感を維持できる。
また、フレーム17は段付スクリュ21により樹脂カラー19を介してガイドレール15に締結される為、フレーム17とガイドレール15とが相対移動する際に樹脂カラー19が摺動し、摺動抵抗を低減することができる。また、軸方向寸法管理の容易な段付部21bがガイドレール15に当接する為、樹脂カラー19の変形量を管理することができ、樹脂カラー19の過度のつぶれを抑制できる。さらに、剛性を有する段付部21bがガイドレール15に当接して軸力を保持する為、樹脂カラー19の変形に伴う軸力の低下を低減し、ねじの緩みを抑制することができ、メンテナンスフリーとすることができる。
また、樹脂カラー19は樹脂により成型される為、金属に比べて摩擦係数を低減できるとともにカラーの質量を軽量化できる。
また、ガイドレール15を接着剤で樹脂パネル4に固定する為、ガイドレール15を固定する部品を削減し、組付性を向上することができるとともに軽量化できる。また、ガイドレール15が車体に直接取付かないので、ガイドレール15を各車種間で共通化できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、サンシェード11は、固定式サンルーフの採光開閉に適用されているが、スライド式やヒンジ固定によるフリップアウト式のサンルーフに適用されてもよい。
・前記実施形態において、遮光シート22は、リトラクタ23に巻取られるが、蛇腹に折畳まれてもよく、サンシェード11は、電動駆動により開閉してもよい。
・前記実施形態において、フレーム17は段付スクリュ21でガイドレール15に締結されるが、リベットやピンで係合されてもよい。
・前記実施形態において、ガイドレール15は樹脂パネル4に接着固定されるが、樹脂パネル4とインサート成型されてもよく、同材質で一体成型されてもよい。また、樹脂パネル4に埋め込まれたスタッドボルトで固定してもよい。
・前記実施形態において、相対移動の為の長穴18は、車両幅方向12のみに延伸しているが、車両幅方向12と車両前後方向14とに延伸する斜め向きの長穴であってもよい。
・前記実施形態において、長穴18は、両方のフレーム端部17bに形成されているが、一方のフレーム端部17bのみに長穴18が形成され、他方はガイドレール15に対して相対移動しないように固定されていても樹脂パネル4の変形を許容できる。その際、ガーニッシュ24は、左右非対称に付勢される必要があり、センタリングされてはならない。車両幅方向12に移動可能なシュー33は、長穴18により相対移動が許容される側のガーニッシュ24の端部24cのみに設置される必要がある。
・前記実施形態において、樹脂パネル4はが屋根パネル2と別体に設けられているが、樹脂パネル4と屋根パネル2とが一体であってもよい。
1 屋根
4 樹脂パネル
4a 透光部
11 サンシェード(車両用サンシェード)
12 車両幅方向(対向方向)
14 車両前後方向(開閉方向)
15 ガイドレール
15c レール中央部(延在方向中央部)
17 フレーム
17c フレームブラケット(対向方向端部)
18 長穴
19 樹脂カラー(カラー)
21 段付スクリュ(係合部材)
21b 段付部
22 遮光シート
23 リトラクタ(巻取部材)
24 ガーニッシュ(移動部材)
31 屈曲板ばね(付勢部材)

Claims (6)

  1. 車両の屋根の少なくとも一部を構成するとともに、透光部を備える樹脂パネルと、
    該樹脂パネルの前記透光部を開閉する遮光シートと、
    該遮光シートの開閉方向に延在し該遮光シートを開閉自在に保持するとともに、互いに対向するように前記樹脂パネルに固定された一対のガイドレールと、
    前記遮光シートを巻取る巻取部材と、
    前記ガイドレール間を橋架するように前記ガイドレールの対向方向に延在し、前記巻取部材を保持するフレームと、
    前記フレームの少なくとも一方の前記対向方向の端部に形成され、少なくとも前記対向方向に延伸する長穴と、
    前記長穴に挿通され、前記ガイドレール及び前記フレームを少なくとも前記対向方向に相対移動可能に係合する係合部材と
    を有する車両用サンシェード。
  2. 前記フレームは、前記ガイドレールの延在方向中央部と係合し、
    前記長穴は、前記対向方向にのみ延伸する長穴であり、
    前記巻取部材及び前記遮光シートは、前記開閉方向に一対に設けられており、
    前記一対の巻取部材は、単一の前記フレームに保持される
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用サンシェード。
  3. 前記遮光シートの開閉方向の縁部に連携された移動部材と、
    前記移動部材を前記ガイドレールに付勢し、前記移動部材内に収容される付勢部材とを備え、
    前記付勢部材は、前記樹脂パネルの変形に伴う前記ガイドレールの前記対向方向への変位を許容可能に設定される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用サンシェード。
  4. 前記係合部材は、段付部を備えた締結部材であり、該締結部材よりも摩擦係数の小さいカラーを介して前記フレームと係合し、
    前記段付部は、前記ガイドレールに当接する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用サンシェード。
  5. 前記カラーは、樹脂で成型される
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両用サンシェード。
  6. 前記ガイドレールは、前記樹脂パネルへ接着固定される
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両用サンシェード。
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