JP6583174B2 - 車両用ルーフパネル及び車両のルーフ構造 - Google Patents

車両用ルーフパネル及び車両のルーフ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6583174B2
JP6583174B2 JP2016145042A JP2016145042A JP6583174B2 JP 6583174 B2 JP6583174 B2 JP 6583174B2 JP 2016145042 A JP2016145042 A JP 2016145042A JP 2016145042 A JP2016145042 A JP 2016145042A JP 6583174 B2 JP6583174 B2 JP 6583174B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
roof
vehicle
vehicle roof
window
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016145042A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018016084A (ja
Inventor
勇一 水谷
勇一 水谷
博隆 稲葉
博隆 稲葉
和雅 奥村
和雅 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2016145042A priority Critical patent/JP6583174B2/ja
Priority to US16/319,578 priority patent/US20210284000A1/en
Priority to CN201780045403.XA priority patent/CN109562679A/zh
Priority to PCT/JP2017/025104 priority patent/WO2018020996A1/ja
Priority to DE112017003734.4T priority patent/DE112017003734T5/de
Publication of JP2018016084A publication Critical patent/JP2018016084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6583174B2 publication Critical patent/JP6583174B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/043Sunroofs e.g. sliding above the roof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は車両用ルーフパネル及び車両のルーフ構造に関する。
特許文献1に従来の車両のルーフ構造(以下、ルーフ構造という。)が開示されている。このルーフ構造は、ルーフウィンドウと、作動機構と、車両用ルーフパネルとを備えている。ルーフウィンドウは、透明の板状をなしており、車外側に位置する第1面と、第1面の反対側、すなわち、車内側に位置する第2面とを有している。作動機構は、ルーフウィンドウの第2面側でボデーに設けられている。作動機構は、複数の駆動用モータを有しており、ルーフウィンドウを車両の前後方向に作動させることが可能となっている。車両用ルーフパネルは、ルーフウィンドウと作動機構との間に配置された状態でボデーに固定されている。車両用ルーフパネルは、透明の無機ガラス製である。車両用ルーフパネルには、ルーフウィンドウを収容する収容部が形成されている。なお、車両用ルーフパネルと上記のルーフウィンドウとには、共にスモーク塗装が施されている。
このルーフ構造では、車両用ルーフパネルがボデーのルーフを構成する。また、車両用ルーフパネルによって作動機構が覆われるため、作動機構を水や埃等から保護することが可能となっている。
特開2009−35018号公報
近年、車両の軽量化や製造の容易化等の観点から、樹脂製の車両用ルーフパネルを備えたルーフ構造も提案されている。ここで、車両用ルーフパネルには、作動機構がルーフに露出することによる美観の低下を抑制するため、作動機構を隠蔽し得ることが求められる。そこで、樹脂製の車両用ルーフパネルを黒色等の不透明色に着色することが行われる。
しかし、この場合、透明のルーフウィンドウと、着色された車両用ルーフパネルとで、質感の差異が大きくなるため、このようなルーフ構造では、ルーフウィンドウと車両用ルーフパネルとで統一感を得られず、美観を高くし難い。そこで、ルーフウィンドウの質感に近づけるため、車両用ルーフパネルを精巧に着色すれば、その分、製造が複雑となり、製造コストが高騰化する。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、高い美観を発揮しつつ、製造コストを低廉化可能な車両用ルーフパネル及び車両のルーフ構造を提案することを解決すべき課題としている。
本発明の車両用ルーフパネルは、透明の板状をなすルーフウィンドウと、前記ルーフウィンドウを作動させる作動機構との間に配置され、ボデーに固定される樹脂製の車両用ルーフパネルであって、
前記ルーフウィンドウは、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有し、
前記作動機構は、前記ルーフウィンドウの前記第2面側に配置され、
前記車両用ルーフパネルは、不透明樹脂からなり、前記ルーフウィンドウを収容する収容部を形成するとともに、前記作動機構を隠蔽可能なパネル本体と、透明樹脂からなり、前記パネル本体の表面に一体に形成されて前記第1面と略面一をなす表面層とを備えていることを特徴とする。
本発明の車両用ルーフパネルでは、パネル本体の表面に一体に形成された表面層によって奥行き感のある質感が得られ、透明なルーフウィンドウと近い質感となる。そして、この表面層は、ルーフウィンドウの第1面と略面一をなしている。これらにより、この車両用ルーフパネルは、ルーフウィンドウと一体感のある美観を発揮することができる。
また、この車両用ルーフパネルでは、透明樹脂製の表面層を備えることにより、ルーフウィンドウの質感に近づけるに当たって、パネル本体に精巧な着色を施す必要がない。このため、製造を容易化することができる。
したがって、本発明の車両用ルーフパネルによれば、これを備えた車両のルーフ構造が高い美観を発揮しつつ、製造コストを低廉化することができる。
表面層は、収容部内に延在していることが好ましい。この場合、収容部内にパネル本体と表面層との境界が露出しないため、更に美観が向上する。また、この車両用ルーフパネルでは、境界から水等が浸入してパネル本体と表面層とが剥がれることを好適に防止することができる。さらに、表面層を形成するに当たって、成形型の設計を容易化することができるため、製造をより容易化することができる。
本発明の車両のルーフ構造は、透明の板状をなし、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有するルーフウィンドウと、
前記ルーフウィンドウの前記第2面側に配置され、前記ルーフウィンドウを作動させる作動機構と、
前記ルーフウィンドウと前記作動機構との間に配置され、車両のボデーに固定される樹脂製の車両用ルーフパネルとを備え、
前記車両用ルーフパネルは、不透明樹脂からなり、前記ルーフウィンドウを収容する収容部を形成するとともに、前記作動機構を隠蔽可能なパネル本体と、透明樹脂からなり、前記パネル本体の表面に一体に形成されて前記第1面と略面一をなす表面層とを有していることを特徴とする。
本発明のルーフ構造は、上記の車両用ルーフパネルを備えている。このため、このルーフ構造では、ルーフウィンドウと車両用ルーフパネルとが一体感のある美観を発揮することができる。また、このルーフ構造では、車両用ルーフパネルの製造を容易化することができる。
したがって、本発明の車両のルーフ構造によれば、高い美観を発揮しつつ、製造コストを低廉化できる。
本発明の車両用ルーフパネルによれば、これを備えた車両のルーフ構造が高い美観を発揮しつつ、製造コストを低廉化することができる。また、本発明の車両のルーフ構造によれば、高い美観を発揮しつつ、製造コストを低廉化できる。
図1は、実施例1の車両のルーフ構造を示す分解斜視図である。 図2は、実施例1の車両のルーフ構造に係り、図1のA−A断面を示す拡大断面図である。 図3は、実施例1の車両のルーフ構造に係り、車両用ルーフパネルを示す拡大断面図である。 図4は、実施例1の車両のルーフ構造に係り、図1のB−B断面を示す拡大断面図である。 図5は、実施例2の車両のルーフ構造に係り、車両用ルーフパネルを示す拡大断面図である。 図6は、実施例3の車両のルーフ構造に係り、車両用ルーフパネルを示す拡大断面図である。 図7は、実施例4の車両のルーフ構造に係り、車両用ルーフパネルを示す斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施例1〜4を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、実施例1のルーフ構造は、車両のボデー1に採用されており、車両のルーフを構成している。ルーフ構造は、ルーフウィンドウ3と、作動機構5と、車両用ルーフパネル7とを備えている。なお、図1では、実線矢印によって車両の前後方向、左右方向及び上下方向を示している。そして、図2以降では、図1に対応して、左右方向等を規定している。
図2に示すように、ボデー1は、車両の外形を形成する金属製のボデーパネル1aと、車室CRを形成する樹脂製の内装パネル1bとを有している。ボデーパネル1aには、車室CR内に連通する開口1cが形成されている。図1に示すように、開口1cは、前後方向の長さが左右方向の長さに比べて長い矩形状をなしている。なお、開口1cの形状は適宜設計可能である。また、図1では、内装パネル1bの図示を省略している。
図1及び図2に示すように、ルーフウィンドウ3は、板状をなしており、第1面3aと、第1面3aの反対側に位置する第2面3bとを有している。ルーフウィンドウ3は、前後方向の長さが左右方向の長さに比べて短い略矩形状に形成されている。第1面3aは、車外側に面するようになっており、第2面3bは、車内CR側に面するようになっている。
ルーフウィンドウ3は、一定の厚さを有する無色透明の無機ガラス製である。これにより、ルーフウィンドウ3は、第1面3aから第2面3bまで透光性を有している。また、図1に示すように、ルーフウィンドウ3には、枠状をなす隠蔽部9が設けられている。この隠蔽部9は、第2面3bの周縁に不透明色である黒色が塗装又は印刷されることによって形成されている。なお、説明を容易にするため、図2では隠蔽部9の図示を省略している。また、隠蔽部9は、黒色以外の不透明色が印刷等されて形成されても良い。また、ルーフウィンドウ3は、無色透明に限らず、スモーク塗装等が施されることによって有色透明に形成されていても良い。
図1に示すように、作動機構5は、レール5aと一対の開閉装置5bとを有している。レール5aは、複数の鋼材が組み合わされることによって、前後方向の長さが左右方向の長さに比べて長い略矩形の枠状をなしている。レール5aには、図示しないサンシェードが取り付けられる。各開閉装置5bは、それぞれレール5aに取り付けられている。各開閉装置5bは、図示しない駆動モータ及びギヤ等を有している。なお、各開閉装置5bを含め、作動機構5の構成は公知の作動機構と同様であり、構成に関する詳細な説明を省略する。また、図2では、作動機構5を簡略化して図示している。
車両用ルーフパネル7は、前後方向の長さが左右方向の長さに比べて長い略矩形状に形成されている。ここで、車両用ルーフパネル7は、作動機構5よりも大型に形成されており、作動機構5を上方から覆うことが可能となっている。車両用ルーフパネル7には、第1開口部7aとウィンドウ部7bとが設けられている。第1開口部7aは、車室CRと連通可能に車両用ルーフパネル7の前方側に貫設されている。ウィンドウ部7bは、第1開口部7aの後方に設けられている。また、図1では図示を省略しているものの、車両用ルーフパネル7の前端には、ディフレクタが上下に揺動可能に取り付けられている。
図1〜図4に示すように、車両用ルーフパネル7は、2色成形によって製造されており、パネル本体71と表面層73とで構成されている。パネル本体71は、黒色に着色された不透明樹脂からなる。図2〜図4に示すように、パネル本体71は、板状に形成されており、表面71aと裏面71bとを有している。パネル本体71は、図1〜図3に示す収容部711と、図1及び図4に示す第2開口部712と、図1〜図4に示す周縁部713とを有している。
図1〜図3に示すように、収容部711は、第1開口部7aの外周に位置しており、第1開口部7aを囲包している。収容部711は、ルーフウィンドウ3よりも僅かに大きい矩形状に形成されている。具体的には、収容部711は、底面711aと、第1側壁711bと、第2側壁711cと、縁面711dとで構成されており、周縁部713よりも下方に凹む形状をなしている。これにより、収容部711は、ルーフウィンドウ3を収容可能となっているとともに、雨水等の水を貯留してこれらが車室CR内に侵入することを防止可能となっている。なお、収容部711に貯留された雨水等は、図示しない排水路を通じて、車両用ルーフパネル7からボデー1の外に排出されるようになっている。
底面711aは、収容部711において最も下方に位置しており、略水平に延びている。底面711aには、上記のように雨水等を貯留可能となっている。また、底面711aには、ディフレクタを上下に揺動させるためのディフレクタアーム11が配置されている。なお、ディフレクタアーム11の構成は、公知のディフレクタアームと同様であるため、その詳細な説明を省略する。また、説明を容易にするため、図2では、ディフレクタアーム11を簡略化して図示している。さらに、図3及び後述する図5、6では、ディフレクタアーム11の図示を省略している。
第1側壁711bは、底面711aから上方向に向かって段状に延びており、上端で周縁部713と一体になっている。第2側壁711cは、第1側壁711bと対面しつつ、底面711aから上方向に向かって略垂直に延びている。縁面711dは、第2側壁711cの上端と接続しており、第1開口部7aに向かって延びている。縁面711dには、第1ウェザーストリップ13aが貼着されている。
図1及び図4に示すように、第2開口部712は、収容部711の後方に略矩形状に形成されている。第2開口部712は、後述するように、車両用ルーフパネル7がボデーパネル1aに固定されることにより、車室CR内に連通するようになっている。周縁部713は、収容部711及び第2開口部712と連続しつつ、これらの収容部711及び第2開口部713を外側から囲包するように形成されている。周縁部712は、パネル本体71の外形、ひいては、車両用ルーフパネル7の外形を構成している。
図2〜図4に示すように、表面層73は、透明樹脂によって形成されており、パネル本体71の表面71aに形成されて、表面71aと一体をなしている。これにより、表面層73は、パネル本体71を覆いつつ、車両用ルーフパネル7の表面を構成している。より具体的には、表面層73は、パネル本体71の第2開口部713及び周縁部713の全体を覆いつつ、収容部711にも延在している。図2及び図3に示すように、表面層73は、第1側壁711bに沿って下方に延びる延在部73aを有している。これにより、表面層73は、収容部711内に延在しつつ、第1側壁711bの一部、ひいては、収容部711の一部も覆っている。延在部73aには、収容部内に突出する第2ウェザーストリップ13bが貼着されている。なお、上記の第1ウェザーストリップ13a及び第2ウェザーストリップ13bの形状は適宜変更可能である。
そして、この車両用ルーフパネル7では、図4に示すように、表面層73のうち、第2開口部712を覆った部分によって、上記のウィンドウ部7bが形成されている。つまり、ウィンドウ部7bは透明樹脂製である。
このルーフ構造では、図1の一点鎖線矢印で示すように、作動機構5は、各開閉装置5bを第1開口部7a内に配置させつつ、パネル本体71の下面71b側から車両用ルーフパネル7に固定される。これにより、車両用ルーフパネル7では、パネル本体71が作動機構5を上方から覆う状態となる。この状態で車両用ルーフパネル7は、同図の破線矢印で示すように、開口1c内に収容される。この際、図2に示すように、車両用ルーフパネル7では、パネル本体71の裏面71bがウレタン層17を介してボデーパネル1aに固定される。ウレタン層17は、パネル本体71とボデーパネル1aとを接着するとともに、パネル本体71とボデーパネル1aとの間から車室CR内に雨水等が浸入することを防止する。
そして、図1の二点鎖線矢印で示すように、車両用ルーフパネル7の収容部711内にルーフウィンドウ3を収容する。そして、図2に示すルーフウィンドウ3の第2面3bに作動機構5の各開閉装置5bが取り付けられる。また、収容部711内にルーフウィンドウ3が収容されることにより、第1ウェザーストリップ13aが第2面3bと当接して弾性変形するとともに、第2ウェザーストリップ13bがルーフウィンドウ3の周縁と当接して弾性変形する。これらにより、第1、2ウェザーストリップ13a、13bは、ルーフウィンドウ3と収容部711との間をシールする。また、このルーフ構造では、収容部711内にルーフウィンドウ3が収容されることにより、車両用ルーフパネル7において、表面層73がルーフウィンドウ3の第1面3aと略面一となる。ここで、略面一とは、表面層73とルーフウィンドウ3の第1面3aとが完全に面一となる場合の他、表面層73とルーフウィンドウ3の第1面3aとの間において、上下方向に一定程度の段差が形成される場合も含まれる。
このように、このルーフ構造では、作動機構5がルーフウィンドウ3の第2面3b側に配置されるとともに、車両用ルーフパネル7がルーフウィンドウ3作動機構5との間に配置される。こうして、ルーフ構造が完成する。
以上のように構成されたこのルーフ構造では、ルーフウィンドウ3及び車両用ルーフパネル7のウィンドウ部7bによって、車両のルーフから車室CR内への採光が可能となっている。また、作動機構5の各開閉装置5bによって、ルーフウィンドウ3が車両用ルーフパネル7に対して車両の前後に移動させることにより、第1開口部7a及び収容部711、ひいては、車室CRを車外に開放又は閉鎖することが可能となっている。
そして、このルーフ構造では、車両用ルーフパネル7が樹脂製であるため、車両用ルーフパネル7が金属性である場合に比べて、ルーフ構造、ひいては、車両を軽量化することが可能となっている。また、車両用ルーフパネル7を樹脂製とすることにより、製造も容易となっている。
また、車両用ルーフパネル7は、黒色の不透明樹脂からなるパネル本体71と、透明樹脂からなる表面層73とを有している。これにより、上記のように、車両用ルーフパネル7が作動機構5を覆うことにより、パネル本体71によって、作動機構5を隠蔽することが可能となっている。ここで、このルーフ構造では、ルーフウィンドウ3に隠蔽部9が設けられているため、この隠蔽部9によって、ルーフウィンドウ3と各開閉装置5bとの取り付け箇所も隠蔽することが可能となっている。
さらに、車両用ルーフパネル7では、表面層73がパネル本体71の表面71aに一体に形成されているため、車両用ルーフパネル7を車外側から見た際に、黒色のパネル本体71が透明な表面層73を通して見えることになる。このように、このルーフ構造では、車両用ルーフパネル7が表面層73によって奥行き感のある質感を得ることができ、透明なルーフウィンドウ3と近い質感となっている。そして、この表面層73は、ルーフウィンドウ3収容部711に収容された際、第1面1aと略面一をなしている。これらにより、このルーフ構造では、車両用ルーフパネル7がルーフウィンドウ3と一体感のある美観を発揮することが可能となっている。
そして、このルーフ構造では、車両用ルーフパネル7が透明樹脂製の表面層73を有することにより、ルーフウィンドウ3の質感に近づけるに当たって、パネル本体71に精巧な着色を施す必要がない。この点においても、このルーフ構造では、製造を容易化することが可能となっている。
したがって、実施例1のルーフ構造によれば、高い美観を発揮しつつ、製造コストを低廉化できる。
特に、このルーフ構造では、車両用ルーフパネル7において、表面層73が延在部73aを有しているため、表面層73が収容部711内に延在して第1側壁711bの一部を覆っている。これにより、車両用ルーフパネル7では、収容部内711にパネル本体71と表面層73との境界が露出していない。この点においても、このルーフ構造では、美観を高くすることが可能となっている。また、このルーフ構造では、収容部内711にパネル本体71と表面層73との境界が露出しないことにより、境界から雨水等が浸入してパネル本体71と表面層73とが剥がれることを好適に防止すること可能となっている。また、このルーフ構造では、表面層73を形成するに当たって、その成形型の設計を容易化することができるため、製造をより容易化することが可能となっている。
(実施例2)
実施例2のルーフ構造は、図5に示すように、車両用ルーフパネル7において、表面層73に延在部73aが設けられていない。このため、この車両用ルーフパネル7では、表面層73は、収容部711内に延在することなく、第2開口部712及び周縁部713のみを覆っている。この車両用ルーフパネル7を含む、実施例2のルーフ構造の他の構成は、実施例1のルーフ構造と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
このルーフ構造では、車両用ルーフパネル7の表面層73に延在部73aを設ける必要がないため、表面層73を形成するに当たって必要となる透明樹脂の量を少なくすることができる。このため、このルーフ構造では、製造コストをより低廉化することができる。このルーフ構造における他の作用は、実施例1のルーフ構造と同様である。
(実施例3)
実施例3のルーフ構造は、図6に示すように、車両用ルーフパネル7のパネル本体71において、収容部711に係合突起19が設けられている。より具体的には、係合突起19は、第1側壁711bに一体に形成されており、上方に向かって延びている。また、第2ウェザーストリップ13bには、係合突起19と係合可能な被係合部130が形成されている。なお、係合突起19及び被係合部130の形状は適宜設計可能である。このルーフ構造における他の構成は実施例1のルーフ構造と同様である。
このルーフ構造では、係合突起19と被係合部130とを係合させることで、車両用ルーフパネル7に第2ウェザーストリップ13bを固定することが可能となっている。これにより、このルーフ構造では、貼着による場合に比べて、車両用ルーフパネル7に第2ウェザーストリップ13bを容易に取り付けることが可能となっている。このルーフ構造における他の作用は、実施例1のルーフ構造と同様である。
(実施例4)
実施例3のルーフ構造は、上記の車両用ルーフパネル7に換えて、図7に示す車両用ルーフパネル70を備えている。この車両用ルーフパネル70も車両用ルーフパネル7同様、パネル本体71と表面層73とで構成されている。この車両用ルーフパネル70では、パネル本体71が第2開口部712を有していない。このため、車両用ルーフパネル70では、ウィンドウ部7bが存在せず、また、車両用ルーフパネル7に比べて前後方向の長さが短くなっており、小型化されている。なお、図示を省略するものの、このルーフ構造では、車両用ルーフパネル70に対応して、作動機構5も小型化されている。このルーフ構造における他の構成は実施例1のルーフ構造と同様である。
このルーフ構造では、車両用ルーフパネル70が小型化されることにより、実施例1のルーフ構造に比べてより製造コストを低廉化することが可能となっている。また、車両用ルーフパネル70の小型化によって、ルーフ構造自体も小型化されるため、採用可能な車両の種類を多くすることが可能となっている。このルーフ構造における他の作用は、実施例1のルーフ構造と同様である。
以上において、本発明を実施例1〜4に即して説明したが、本発明は上記実施例1〜4に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1〜4の各構成を組み合わせることによって、ルーフ構造を構成しても良い。
また、実施例1のルーフ構造において、ルーフウィンドウ3は無機ガラス製としているが、これに限らず、ルーフウィンドウ3を透明樹脂製としても良い。実施例2〜4のルーフ構造においても同様である。
さらに、車両用ルーフパネル7において、前後方向の長さを維持しつつ、ウィンドウ部7bの形成を省略しても良い。また、車両用ルーフパネル7にウィンドウ部7bを複数形成しても良い。
また、実施例1のルーフ構造において、作動機構5がパネル本体71の下面71b側から車両用ルーフパネル7に固定されているが、これに限らず、作動機構5を車室CR側からボデーパネル1aに固定する構成としても良い。実施例2〜4のルーフ構造においても同様である。
本発明は車両に利用可能である。
1…ボデー
3…ルーフウィンドウ
3b…第2面
5…作動機構
7、70…車両用ルーフパネル
71…パネル本体
71a…表面
73…表面層
711…収容部

Claims (3)

  1. 透明の板状をなすルーフウィンドウと、前記ルーフウィンドウを作動させる作動機構との間に配置され、ボデーに固定される樹脂製の車両用ルーフパネルであって、
    前記ルーフウィンドウは、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有し、
    前記作動機構は、前記ルーフウィンドウの前記第2面側に配置され、
    前記車両用ルーフパネルは、不透明樹脂からなり、前記ルーフウィンドウを収容する収容部を形成するとともに、前記作動機構を隠蔽可能なパネル本体と、透明樹脂からなり、前記パネル本体の表面に一体に形成されて前記第1面と略面一をなす表面層とを備えていることを特徴とする車両用ルーフパネル。
  2. 前記表面層は、前記収容部内に延在している請求項1記載の車両用ルーフパネル。
  3. 透明の板状をなし、第1面と、前記第1面の反対側に位置する第2面とを有するルーフウィンドウと、
    前記ルーフウィンドウの前記第2面側に配置され、前記ルーフウィンドウを作動させる作動機構と、
    前記ルーフウィンドウと前記作動機構との間に配置され、車両のボデーに固定される樹脂製の車両用ルーフパネルとを備え、
    前記車両用ルーフパネルは、不透明樹脂からなり、前記ルーフウィンドウを収容する収容部を形成するとともに、前記作動機構を隠蔽可能なパネル本体と、透明樹脂からなり、前記パネル本体の表面に一体に形成されて前記第1面と略面一をなす表面層とを有していることを特徴とする車両のルーフ構造。
JP2016145042A 2016-07-25 2016-07-25 車両用ルーフパネル及び車両のルーフ構造 Active JP6583174B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016145042A JP6583174B2 (ja) 2016-07-25 2016-07-25 車両用ルーフパネル及び車両のルーフ構造
US16/319,578 US20210284000A1 (en) 2016-07-25 2017-07-10 Vehicle roof panel and vehicle roof structure
CN201780045403.XA CN109562679A (zh) 2016-07-25 2017-07-10 车辆用顶盖和车辆的顶棚构造
PCT/JP2017/025104 WO2018020996A1 (ja) 2016-07-25 2017-07-10 車両用ルーフパネル及び車両のルーフ構造
DE112017003734.4T DE112017003734T5 (de) 2016-07-25 2017-07-10 Fahrzeugdachhaut und Fahrzeugdachstruktur

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016145042A JP6583174B2 (ja) 2016-07-25 2016-07-25 車両用ルーフパネル及び車両のルーフ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018016084A JP2018016084A (ja) 2018-02-01
JP6583174B2 true JP6583174B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=61017361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016145042A Active JP6583174B2 (ja) 2016-07-25 2016-07-25 車両用ルーフパネル及び車両のルーフ構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20210284000A1 (ja)
JP (1) JP6583174B2 (ja)
CN (1) CN109562679A (ja)
DE (1) DE112017003734T5 (ja)
WO (1) WO2018020996A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7279315B2 (ja) * 2018-08-13 2023-05-23 株式会社アイシン サンルーフ装置
JP2020066284A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 株式会社豊田自動織機 車両用ルーフ装置
JP6752261B2 (ja) * 2018-10-23 2020-09-09 株式会社豊田自動織機 車両用ルーフ装置
DE102018218838A1 (de) * 2018-11-05 2020-05-07 Elringklinger Ag Bauteil, Kraftfahrzeug, Verfahren zur Herstellung eines Bauteils und Verfahren zum Betreiben eines Kraftfahrzeugs
JP7155889B2 (ja) * 2018-11-06 2022-10-19 株式会社豊田自動織機 車両用ルーフ構造
JP2023009918A (ja) * 2021-07-08 2023-01-20 株式会社アイシン サンルーフ装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58163312U (ja) * 1982-04-26 1983-10-31 ダイキヨ−・ベバスト株式会社 サンル−フ用カバ−パネル
JPH0460713U (ja) * 1990-10-02 1992-05-25
JP5109522B2 (ja) * 2007-07-31 2012-12-26 日産自動車株式会社 車両のサンルーフ構造
JP5262750B2 (ja) * 2009-01-23 2013-08-14 アイシン精機株式会社 車両用ルーフパネル
JP5475494B2 (ja) * 2010-02-18 2014-04-16 八千代工業株式会社 サンルーフ装置のディフレクタ機構
JP5381947B2 (ja) * 2010-09-27 2014-01-08 アイシン精機株式会社 車両用サンシェード
JP2014151674A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Toyota Industries Corp サンルーフ建付け調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE112017003734T5 (de) 2019-04-11
US20210284000A1 (en) 2021-09-16
JP2018016084A (ja) 2018-02-01
WO2018020996A1 (ja) 2018-02-01
CN109562679A (zh) 2019-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6583174B2 (ja) 車両用ルーフパネル及び車両のルーフ構造
JP5099540B2 (ja) 車両用ドアフレーム、車両用ドアガラスラン装飾リップおよび車両用ウェザーストリップ
JP5882476B2 (ja) 車両用ドア
JP2009067360A (ja) 車両用ドア
JPWO2010067405A1 (ja) 車両用ウインドパネル
CN1955436A (zh) 用于机动车辆的车门窗楣
JP2009056924A (ja) 自動車用ガラスラン
JP2013184627A (ja) ガラスラン
JP2017159845A (ja) ガラスラン
JP2015048024A (ja) 車両
JP2004249824A (ja) ラッチ付きドアウエザーストリップ
JP6405838B2 (ja) 車両側部構造
US4184713A (en) Vehicle body construction with unsightly part concealing cover
JP5945986B2 (ja) 自動車用バックドア構造
JP4930788B2 (ja) ドアウエザストリップ
JP5427519B2 (ja) 車両用ドア構造
US20210347236A1 (en) Vehicle roof device
JP2007210541A (ja) ドアウエザーストリップ構造
JP2005247199A (ja) 観音開きドア用ウエザーストリップ
JPH0240616U (ja)
JP4706549B2 (ja) スライドドア車両のオープニングトリム構造
JPH054520A (ja) 車両用リフトゲート構造
JPH04303018A (ja) 自動車用ドア
JP3184290B2 (ja) 自動車の二重ウインドパネルシール構造
JPH10129263A (ja) 自動車のドアサッシュ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190819

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6583174

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151