JP2006314645A - アームレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】 スライド操作を片手で容易に行えるようにしたアームレストを提供する。
【解決手段】 スライド機構6は、ベース及びアームレスト本体のいずれか一方に取り付けられるスライド基体8と、該スライド基体8に設けられたガイド部10と、ベース及びアームレスト本体のいずれか他方に取り付けられると共に、ガイド部10に沿って摺動するスライド部9とスライド基体8とスライド部9との間に取り付けられた反転ばね7とを備えてなり、反転ばね7は波形に成形され且つスライド部9がスライド基体8に対し相対移動されることにより反転ばね7のスライド部9への係合体側取付部68がスライド基体8への基体側取付部67に対して近づくことで弾性変形すると共に、係合体側取付部68が反転ばね7の反転ポイントを通過することで弾性復帰してスライド部9を相対移動の方向に付勢してスライド部9をスライド基体8に対して前端位置又は後端位置へと変位させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車体座席の近傍に設けられるアームレストに関するものである。
乗用車等の自動車に装備されたアームレストとしては、車両の前後方向に摺動可能に構成されているものが知られており、必要に応じて車両前方にスライドさせて肘掛として使用する構成となっている。
スライド式構造としては、コンソールボックス本体と、このコンソールボックス本体の両側縁に設けられたガイドレールと、ガイドレールに沿って摺動可能に支持されたヒンジと、ヒンジに対して長手方向の一縁が揺動可能に枢支される開閉式カバーと、開閉式カバーの両側上面に設けたアームレスト部と、開閉式カバーの中央部に設けた開口部に沿って摺動可能なスライドドアとを含み、開閉式カバーが閉鎖位置にてロック機構によりロックされるとともに、ヒンジがガイドレールに沿って摺動することにより、開閉式カバーが水平方向に開放され、またヒンジに対して揺動して回転しながら開放される構成のものが開示されている。
特開2000−103289号公報
主に、肘掛として使用されるアームレストにあっては、誰でも容易に使用することのできる操作性の良いものが要求されている。しかしながら、前述したような構成のものである場合、操作者は、手動で開閉式カバーの上面に設けられたアームレスト部の閉鎖位置及び開放位置へのスライドを行わなければならず、アームレスト部を押し出す又は引き戻す操作及び労力が必要になり、扱い易いとはいえなかった。さらに、片手でのスライド操作は行い難く、不便なものであった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、スライド操作を片手で容易に行えるようにしたアームレストを提供することにある。
そこで、上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ベースにスライド機構を介してアームレスト本体をスライド可能に設けたアームレストにおいて、スライド機構は、ベース及びアームレスト本体のいずれか一方に取り付けられる基体と、この基体に設けられたガイド部と、ベース及びアームレスト本体のいずれか他方に取り付けられるとともに、ガイド部に沿って摺動する係合体と、基体と係合体との間に取り付けられた線状の弾性部材とを備えてなり、弾性部材は、波形に成形され、且つ、係合体が基体に対し相対移動されることによりこの弾性部材の係合体への係合体側取付部が基体への基体側取付部に対して近づくことで弾性変形するとともに、係合体側取付部が弾性部材の反転ポイントを通過することで弾性復帰して係合体を相対移動の方向に付勢して、係合体を基体に対して前端位置又は後端位置へと変位させることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、基体と係合体との間にダンパー機構を設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、係合体を、後端位置において基体にロックするロック機構を設けることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、スライド機構に弾性部材を設け、基体に対してスライドする係合体をその移動方向に付勢するようにしたので、弾性部材の反転ポイントを通過した係合体は、弾性部材の付勢力によってその移動方向へと移動することになり、係合体のスライドを半自動化することができる。したがって、係合体のスライド操作を少ない労力で行うことが可能になるため、基体をベース及びアームレスト本体のいずれか一方に取り付け、係合体をベース及びアームレスト本体のいずれか他方に取り付けることにより、アームレスト本体のスライドを片手で容易に行うことができる。すなわち、操作者は、係合体が弾性部材の反転ポイントを通過するまでアームレスト本体を移動させれば、その後はアームレスト本体を前端位置、後端位置まで、押し出す又は引き戻す操作及び労力を必要とせず、扱い易いものとなって操作性が向上する。したがって、アームレスト本体のスライド操作を片手で容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、基体と係合体との間にダンパー機構を設けることにより、弾性部材の付勢力による移動時の衝撃を緩衝して基体に対する係合体の移動を円滑に行うことができる。さらに、移動時のガタツキに対し抵抗力を与えることになってガタツキを防止でき、安定した保持が可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、係合体をその後端位置において基体にロックできるようにロック機構を設けたことにより、わずかな接触及び振動等による、係合体の前端位置方向への移動が不慮に行われることを防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を詳しく説明する。
本実施形態は、本発明のアームレストを自動車の車体の座席間に配置されるセンターコンソール1として適用した場合を示す。センターコンソール1は、図1に示すように、小物類を収納する小物収納部3を有したコンソールボックス2と、コンソールボックス2に取り付けられるベース4と、このベース4にスライド機構6を介してスライド可能に設けられるアームレスト本体5とにより構成されている。アームレスト本体5は、クッション性を有したアームレスト部5Aと、アームレスト基材5Bとで構成されている。
スライド機構6は、図2及び図3に示すように金属製のスライド基体(基体)8と、このスライド基体8に対してスライド可能に取り付けられる金属製のスライド部(係合体)9と、これらスライド基体8とスライド部9との間に取り付けられた波形状の反転ばね(弾性部材)7とを備えて構成される。
スライド部9は、アームレスト本体5に取り付けられるものであって、図5に示すように、平面視略長方形状を呈し、その幅方向(短辺方向)における両端部が直角に折曲され、さらにその端部が外側に突出するように折曲されることにより形成されるスライド支持部21と、長手方向(長辺方向)における一側から外側に伸びるように延出する延出部22とからなるものであり、延出部22の中央には矩形状の矩形孔23が形成されている。さらに、延出部22の基部側には一対の貫通孔24と、これら貫通孔24の内側に配置される一対のねじ孔25とが形成されている。
また、このようなスライド部9の延出部22には、図6に示すようなラッチ部27が設けられている。このラッチ部27は、図6(b)に示すように、平面視略矩形状であって、その長手方向一側に四角状を成す穴部29を有し、且つその穴部29の一側から外側に突出すべく折曲された掛止部30を有したラッチ部材28と、このラッチ部材28の一端を回動可能に支持するシャフト31(同図(c)参照)と、該シャフト31をスライド部9へと取り付けるシャフト受け部32とにより構成されている。なお、ラッチ部材28には、穴部29とは反対側の一端に掛止部30とは逆側に突出して一対のシャフト挿通部33が形成されており、このシャフト挿通部33に形成されたシャフト挿通孔34に、上記したシャフト31が挿通されるようになっている。
ラッチ部材28は、スライド部9に取り付けられたシャフト受け部32にシャフト31を介して支持されるが、このシャフト31を保持するシャフト受け部32は、図6(a)に示すように、コ字状を呈し、その両側板はスライド部9の貫通孔24に挿入されるものとなっている。シャフト受け部32は、両側板間に形成された取付穴38に挿入される図示略のねじがねじ孔25に螺合されることでスライド部9が取り付けられる。貫通孔24から突出する両側板の先端側には、シャフト挿通孔35が形成されており、シャフト31がシャフト挿通孔35とラッチ部材28に設けられたシャフト挿通孔34とに挿通されることで、シャフト受け部32にラッチ部材28が支持される。シャフト31にはラッチ用ばね36が外挿されており、このラッチ用ばね36は、ラッチ部材28をスライド部9とは反対側、つまり、スライド基体8側に付勢するものである。
なお、延出部22には、図6(a)に示すようなラッチ受け部37が取り付けられており、このラッチ受け部37は、ラッチ用ばね36によって付勢されるラッチ部材28に当接し、回動を規制することでこれをスライド部9に対して略平行姿勢に保持するものである。このような構成によって、ラッチ部材28は、スライド部9側とは反対側に常時付勢されるとともに、スライド部9に対して回動可能に支持されることになる。
一方、スライド基体8は、前述したベース4を介してコンソールボックス2に取り付けられるもので、図7に示すように、ベース4に固定される一対の固定板39と、これら固定板39を両端に備えた固定基材40とにより構成され、全体的に矩形状を呈している。これら固定板39及び固定基材40には、ネジ止め用の孔41が複数形成されており、これら孔41に螺合する、図3に示すようなネジ42によって互いが固定されている。固定板39には、さらに、ベース固定用の螺子穴43が複数形成されており、これら螺子穴43内には、図示せぬ螺子が挿通されるようになっている。そして、挿通された螺子がベース4に形成された螺子孔44(図2参照)に螺合することにより、スライド基体8がベース4に固定されるものとなっている。また、固定板39には、図7に示すように、固定基材40に対して垂直に立ち上げられた状態の一対のストッパ45が形成されており、これらストッパ45は固定基材40の端部側に向けて取り付けられる。
固定基材40には、その長手方向両側の中央部に、互いに相反する方向へと突出する突出部46,47が形成されており、そのうちの一方であって、先端狭小を成す突出部46の先端側には平面視コ字状のロック部48が取り付けられている。このロック部48は、その開口側をスライド基体8の内側に向けて設置されているとともに、その両側壁49,49は、先端面が突出部46側ほど突出部46の基端側に位置するように傾斜した形状となっている。このロック部48と、前述したラッチ部27とによって、スライド部9をスライド基体8に対してロックするロック機構50が構成される。
さらに、固定基材40の幅方向両側には、その両端部を断面視コ字状に折り曲げてガイド保持部11が形成されている。このガイド保持部11には、図8に示すように、底板52と、この底板52に側板53を介して設けられる上板54とによって、ガイド保持部11の形状に沿うような断面視コ字状に構成された合成樹脂製のレール12が組み込まれており、ガイド保持部11の内面を被覆している。
ここで、レール12の底板52の一側における中央部には、幅方向内側に凹む凹部55が形成されている。また、上板54の両端部には、ガイド保持部11の両端に係合する取付部56が形成されており、取付部56によってレール12がスライド基体8へ確実に取り付けられる。
なお、このような断面視コ字状を成したレール12の構成によって、レール12には必然的に溝部13が形成されることになり、この溝部13内に、上記スライド部9のスライド支持部21をスライド可能に係合保持させるようになっている。このようにして、図5に示すように、スライド部9を支持するガイド部10がスライド基体8の両側に構成され、スライド部9は、溝部13に案内されることにより、ガイド部10の長さ方向に沿って円滑に移動可能となっている。さらに、このような合成樹脂製のレール12を設けることによって、互いに金属より形成されるスライド基部8のガイド保持部11とスライド部9のスライド支持部21とが直接接触しないので、スライド部9の摺動時に不快音が発生することがない。
但し、このスライド部9は、前述したように固定基材40の両端にストッパ45を有した固定板39が取り付けられていることから、これらストッパ45の間のみしか移動できないように規制され、固定基材40からの脱落も防止されている。したがって、このスライド部9はスライド基体8から外れずに設定されたストローク分のみを移動するようになっている。
また、固定基材40の両側に設けられたガイド部10のうち、どちらか一方のガイド部10に沿うようにして、ダンパー機構57が設けられている。このダンパー機構57は、図8に示すように、中央にギア部58を有するラック59と、固定ブラケット60を介してスライド部9に固定されるダンパ本体62とにより構成され、このダンパ本体62にギア61が回動可能に設けられている。
そして、このような構成のもと、ダンパー機構57のギア61がラック59のギア部58に歯合することにより、これらギア61とギア部58との間、すなわちスライド基体8と、これに対して移動するスライド部9との間に所定の抵抗を付与するものとなっている。このとき、オイルダンパー機構を用いてもよく、オイルによって回転抵抗が付与されたギアにより、スライド部9のスライド移動速度を減速可能となる。
なお、他方のガイド部10側、すなわちダンパー機構57の設けられていないガイド部10側には、図5に示すように、反転ばね7を取り付けるためのかしめピン64が取り付けられており、このかしめピン64には、反転ばね7の一端が取り付けられる。
さらに、スライド部9には、その幅方向一側、すなわちダンパー機構57を設けた側の長手方向中央部近傍に取り付けピン65が取り付けられており、この取り付けピン65には、反転ばね7の他端部が取り付けられる。ここで、スライド部9の取り付けピン65は、スライド基体8のかしめピン64とは幅方向反対側に配置されており、これによってスライド部9がスライド基体8に対して移動した際、かしめピン64と取り付けピン65とが互いに干渉しないようになっている。
反転ばね7は、その材料としてステンレスや高張力鋼などの金属、あるいは合成樹脂等が挙げられ、ここでは金属製の一本の線材を波形に成形したものが用いられている。形状について詳しく述べると、図5に示すように、反転ばね7は平面視W字状を呈しており、波形に成形された一方側から述べると、山部を二つと谷部を一つ形成してなり、見方を変えると、山部を一つと谷部を二つ形成してなるものである。さらに、中央に位置する山部あるいは谷部に、線材を一周巻回してなるループ部66が形成されている。このループ部66は、スライド部9の移動に沿って反転ばね7が弾性変形及び弾性復帰する際に、反転ばね7の伸縮を容易にするとともに、その耐久性を向上させる。
また、反転ばね7の一端側である基体側取付部67は、スライド基体8のかしめピン64に取り付けられ、反転ばね7の他端側である係合体側取付部68は、スライド部9の取り付けピン65に取り付けられるが、これらかしめピン64及び取り付けピン65に取り付けられる反転ばね7の両端部は、ループ部66と同様に、線材を一周巻回して形成されたもので、これによって、かしめピン64及び取り付けピン65に対して回動可能に取り付けられている。
このような構成により、スライド部9をスライド基体8に対して、図3から図4に示す状態に移動させた場合、スライド部9の移動に伴って取り付けピン65とかしめピン64との距離が変位するため、反転ばね7は、その変位量に応じて伸縮あるいは伸長する。すなわち、反転ばね7の両端部が最も近づいてかしめピン64と取り付けピン65との位置がスライド部9の移動方向で一致したとき、反転ばね7の付勢力は、かしめピン64及び取り付けピン65に対しスライド部9の移動方向へと直交する方向にのみかかり、移動方向への付勢力はゼロになる。そのため、この位置が反転ばね7の反転ポイントとなる。
次に、このスライド機構6の動作について図3および図4を参照しながら説明する。
なお、これら図3及び図4において、スライド基体8とスライド部(係合体)9とを連結する反転ばね7の説明のため、スライド部(係合体)9を透視した状態で示している。
まず、図3に示す状態においては、スライド部9は後端位置にあり、反転ばね7は略無負荷の状態でその原形をとどめている。そして、スライド部9を、スライド基体8に対して相対的に移動する方向へと押圧していくと、かしめピン64とともに反転ばね7の係合体側取付部68が上記取り付けピン65に取り付けられた基体側取付部67へと近づくことになり、これによって反転ばね7は弾性変形していく。すなわちスライド部9は、外部からの押圧力によって、反転ばね7の付勢力に抗して移動していくことになる。
さらに、スライド部9に押圧力を加えてスライド部9が反転ポイントを通過すると、反転ばね7は弾性復帰を起こし、スライド部9をその移動方向へと付勢する。したがって、反転ポイントを通過したスライド部9は、その移動方向への押圧力が加えられなくても、反転ばね7の弾性復帰に伴う付勢力によって、自動的に移動するようになる。そして、移動したスライド部9が前述した固定板39のストッパ45に当接することによって、その移動が停止する。このとき、スライド部9の移動は、ダンパー機構57によって減速され、ストッパ45への衝撃が緩衝される。ここで、図4に示すような移動後のスライド部9の位置を前端位置とする。
このようにして、スライド部9が、反転ばね7によって、図3に示す後端位置から図4に示す前端位置へと半自動的に移動することになる。そして、前端位置へと移動するとスライド部9のラッチ部27がスライド基体8のロック部48に掛止することになり、これにより、スライド基体8に対するスライド部9の移動が規制され、ロック状態となる。詳しく述べると、前端位置へと移動中のスライド部9のラッチ部27、すなわちラッチ部27のラッチ部材28の掛止部30がロック部48に接触することでラッチ部材28が押し上げられ、スライド部9がそのストロークエンドまで移動してラッチ部材28がロック部48を乗り越えることによって、ロック部48にラッチ部材28の掛止部30が掛止する。これにより、スライド基体8とスライド部9とのロック状態が維持されるようになっている。ここで、掛止部30を若干シャフト挿通部33側に傾斜させておくことによって、掛止部30はロック部48の両側壁49,49の傾斜に沿って移動でき、したがって、ロック部48を乗り越えやすくなる。
図4に示すように、スライド基体8に対してスライドしたスライド部9が前端位置にあるとき、スライド部9に設けられたラッチ部27のラッチ部材28が前述したスライド基体8のロック部48に掛止することによって、アームレスト本体5の後端位置方向への移動が規制されたロック状態となり、不用意にアームレスト本体5が移動してしまうことを防止する。
アームレスト本体5を後退させる場合には、ラッチ部27とロック部48との係合を外すことによって、スライド部9とスライド基体8とのロック状態を解除し、そのまま、スライド部9を後端位置側へとスライドさせる。すると、スライド部9の移動に伴ってアームレスト本体5が移動する。このとき、再び、取り付けピン65とともに反転ばね7の係合体側取付部68が上記取り付けピン65に取り付けられた基体側取付部67へと近づいて反転ばね7は弾性変形し、反転ポイントを通過すると弾性復帰による付勢力によってスライド部9が移動し、固定板39のストッパ45に当接するまで移動する。この際においても、ダンパー機構57が作用してスライド部9とストッパ45との衝撃が緩和される。
このように、スライド機構6に反転ばね7を設け、スライド基体8に対してスライドするスライド部9をその移動方向に付勢するようにしたので、反転ばね7の反転ポイントを通過したスライド部9は、反転ばね7の付勢力によってその移動方向へと移動することになり、スライド部9のスライドを半自動化することができる。したがって、スライド部9のスライド操作を少ない労力で行うことが可能になるため、アームレスト本体5のスライドを片手で容易に行うことができる。すなわち、操作者は、スライド部9が反転ばね7の反転ポイントを通過するまでアームレスト本体5を移動させれば、その後はアームレスト本体5を前端位置、後端位置まで、押し出す又は引き戻す操作及び労力を必要とせず、扱い易いものとなって操作性が向上する。したがって、アームレスト本体5のスライド操作を片手で容易に行うことが可能となる。
また、スライド基体8とスライド部9との間にダンパー機構57を設けることにより、弾性部材の付勢力によるスライド部9の移動時の衝撃を緩衝してスライド基体8に対するスライド部9の移動を円滑に行うことができる。さらに、その移動時のガタツキに対し抵抗力を与えることになってガタツキを防止でき安定した保持が可能となる。
さらに、スライド部9をその後端位置においてスライド基体8にロックできるようにロック機構50を設けたので、わずかな接触及び振動等によって、スライド部9の後端位置方向への移動が不慮に行われることを防止することができる。また、スライド基体8に対するスライド部9のロック状態は、ラッチ部材28をスライド部9側に引き上げることによって簡単に解除することができる。
なお、図1に示すように、ベース4は、コンソールボックス2の小物収納部3の開口全体を被覆し得る大きさとなっており、ベース4の一側をコンソールボックス2にヒンジ結合させることによって、ベース4はコンソールボックス2に対して回動自在に支持され、コンソールボックス2に形成された小物収納部3の蓋体となっている。
さらに、スライド部9が前進したときにスライド基体8の後側の露出部分を覆うようにして、図2に示すカバー70をベース4に設けることが好ましい。これにより、図4に示すように、スライド部9を前端位置に移動させた際、ごみや埃がスライド機構6の内部に侵入することを防ぐとともに、美観を良くすることができる。
本発明における一実施形態のセンターコンソールを示す斜視図である。 本発明における一実施形態のセンターコンソールの分解斜視図である。 本発明における一実施形態のスライド部が後端位置にあるときのスライド機構の斜視図である。 本発明における一実施形態のスライド部が前端位置にあるときのスライド機構の斜視図である。 本発明における一実施形態のスライド機構の分解斜視図である。 本発明における一実施形態のスライド部の構成を示す図であり、(a)〜(c)は、スライド部に設けられるラッチ部の構成を説明するための分解斜視図である。 本発明における一実施形態のスライド基体の構成を説明するための分解斜視図である。 本発明における一実施形態のダンパー機構を説明するための分解斜視図である。
符号の説明
1 センターコンソール(アームレスト)
4 ベース
5 アームレスト本体
6 スライド機構
7 反転ばね(弾性部材)
8 スライド基体(基体)
9 スライド部(係合体)
10 ガイド部
50 ロック機構
57 ダンパー機構
67 基体側取付部
68 係合体側取付部

Claims (3)

  1. ベースにスライド機構を介してアームレスト本体をスライド可能に設けたアームレストにおいて、
    前記スライド機構は、前記ベース及び前記アームレスト本体のいずれか一方に取り付けられる基体と、
    該基体に設けられたガイド部と、
    前記ベース及び前記アームレスト本体のいずれか他方に取り付けられるとともに、前記ガイド部に沿って摺動する係合体と、
    前記基体と前記係合体との間に取り付けられた線状の弾性部材とを備えてなり、
    前記弾性部材は、波形に成形され、且つ、前記係合体が前記基体に対し相対移動されることにより該弾性部材の前記係合体への係合体側取付部が前記基体への基体側取付部に対して近づくことで弾性変形するとともに、前記係合体側取付部が前記弾性部材の反転ポイントを通過することで弾性復帰して前記係合体を前記相対移動の方向に付勢して、前記係合体を前記基体に対して前端位置又は後端位置へと変位させることを特徴とするアームレスト。
  2. 前記基体と前記係合体との間にダンパー機構を設けたことを特徴とする請求項1記載のアームレスト。
  3. 前記係合体を、前記後端位置において前記基体にロックするロック機構を設けることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアームレスト。

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