JP2013252691A - 記録装置及び印刷物の排出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録動作中に吐出不良が発生した場合にも、良好な印刷物と不良な印刷物を効率よく仕分けることである。
【解決手段】記録動作中に記録媒体に記録される画像の間に吐出不良を検出するための検査パターンを記録し、これを読み取り、得られた画像データを解析して、フルライン記録ヘッドからのインクの吐出不良があるかどうかを解析する。そして、その解析の結果に基いて、フルライン記録ヘッドからのインクの吐出不良の種類を判定する。ここで、継続的な吐出不良があると判定されるか、偶発的な吐出不良があると判定されるか、或いは、正常な吐出であると判定されるかに従って、前記記録動作により記録がなされた記録媒体を仕分けする。
【選択図】 図12

Description

本発明は記録装置及び記録媒体の仕分け方法に関する。本発明は、特に、例えば、インクジェットフルラインヘッドを備えた記録装置及びその装置において記録された記録媒体の仕分け方法に関する。
一般に、インクジェット記録装置(以下、記録装置)では、インクを液滴として紙等の記録媒体に付着させインクドットを記録する。最近では、ノズルの集積配列化の技術進歩を背景に、高密度で長尺な記録ヘッドの製造が可能になってきている。このような記録ヘッドは、一般にフルライン型長尺記録ヘッドと呼ばれ、長尺な記録ヘッドに対応した幅広の記録領域に対し、1回の記録走査によって画像を完成させることができる。
このようなヘッドの長尺化やノズルの高密度化に伴いノズル数は増大する傾向にある。また使用するインクの種類が増えるほどノズル総数も増えることとなり、実際にノズル総数が数万から数十万にも及ぶ装置も存在する。しかし、ノズル数が増えれば増えるほど各ノズルの状態管理を行き届かせることは難しくなり、全てのノズルの吐出状態を正常に保つことは難しくなる。インクの正常吐出を乱す要因としては、例えば、ノズル周りへの紙粉やほこりなどのゴミ付着、インクミストの付着、インク粘度の増大、他にもインク内への気泡やゴミの混入、ノズル故障など、数多くの要因が考えられる。
これらの要因はインクの不吐出、吐出曲がりなどの吐出不良を発生させ、白スジ発生などの画像記録の弊害の原因となる。そのため、記録動作中にこのような吐出不良が発生した場合は、速やかに検出することが必要とされる。しかし、このような記録装置装置を停止して吸引等の回復を行うと、記録動作を再開するまでに時間がかかり、記録効率が低下するという問題が生じる。そのため、吐出不良の状態によっては、後から印刷物を確認して良品と不良品とに仕分けできるようにして、記録動作そのものは継続させたいという要望もある。
これらの課題に対し、例えば、特許文献1では、印刷状態が不適切と判定された場合には記録画像上にその画像を実質的に無効にする所定の画像を重ねて記録して正常な印刷物と同様のスタッカに蓄積し、記録動作を継続する方法を開示している。
特許第2931784号公報
さて、記録動作中に発生する吐出不良には、発生しても短時間で自然回復する吐出不良(偶発的)と、一度発生したらその後も継続する吐出不良(継続的)がある。例えば、インク中の気泡により吐出不良が発生しても、気泡の種類や大きさによってはこれらがノズル口から排出されて短時間でその吐出不良が回復する場合がある。また、ゴミがノズルに付着して吐出不良が発生した場合でも、ゴミの種類や大きさによっては、これらが自然に除去されて短時間で自然回復する場合がある。
また、記録画像によっては、記録ヘッドで用いる複数のインクの内、何れかのインクに関して吐出不良が発生した場合でも良好な印刷物が出力される場合がある。例えば、記録画像に濃度変化が少なく一様な濃度で記録する場合に比べて、各色成分の濃度変化が複雑な場合の画像の方が吐出不良による濃度むらなどの弊害が視認されにくく、良好な印刷物として許容されやすい傾向がある。従って、継続的な吐出不良が発生した場合はいずれ画像品質の劣化が視認される印刷物が出力される可能性が高いが、短時間で自然回復する偶発的な吐出不良が発生した場合にはその前後で良好な印刷物と不良の印刷物が混在して出力される可能性がある。この場合には、出力された印刷物の中から良好な印刷物のみを選別するのが好ましい。
しかしながら、記録画像ごとに印刷物の良否を装置で自動的に正確に判別するのは、装置の制御が複雑になったり、また高い精度でその制御を行うことが難しいという問題がある。また、良好な印刷物と視認可能な不良印刷物が混在している状況であれば、オペレータが目視確認で確実に最終判断を行いたいという要望もある。また、特許文献1に開示された方法では、吐出不良を検出した場合には印刷物に不良を示す画像を重ねて記録してしまい、装置停止時間を削減できても場合によっては、良好な印刷物をも不良として無駄にしてしまうという課題があった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、記録動作中に吐出不良が発生した場合にも、良好な印刷物と不良な印刷物を効率よく仕分けることが可能な記録装置及び記録媒体の仕分け方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の記録装置は、次のような構成からなる。
即ち、インクを吐出する複数のノズルを備える記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送手段とを有し、前記記録ヘッドを用いて前記記録媒体の搬送方向に関して複数の画像を連続して記録する記録装置であって、前記記録ヘッドの吐出不良を検出するための複数の検査パターンのそれぞれを、前記記録ヘッドを用いて画像の間に記録する検査パターンの記録手段と、前記複数の検査パターンを読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段により読み取られた複数の検査パターンの検査の結果に基づいて、前記複数の画像を継続的な吐出不良がある状態か、偶発的な吐出不良がある状態か、或いは、正常な吐出の状態かを仕分ける仕分け手段とを有することを特徴とする。
また本発明を別の側面から見れば、インクを吐出する複数のノズルを備える記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送手段とを有し、前記記録ヘッドを用いて前記記録媒体の搬送方向に関して複数の画像を連続して記録する記録装置において記録がなされた記録媒体の仕分け方法であって、前記記録ヘッドの吐出不良を検出するための複数の検査パターンのそれぞれを、前記記録ヘッドを用いて画像の間に記録する検査パターンの記録工程と、前記複数の検査パターンを読み取る読み取り工程と、前記読み取り工程において読み取られた複数の検査パターンの検査の結果に基づいて、前記複数の画像を継続的な吐出不良がある状態か、偶発的な吐出不良がある状態か、或いは、正常な吐出の状態かを仕分ける仕分け工程とを有することを特徴とする記録媒体の仕分け方法を備える。
従って本発明によれば、記録動作中に吐出不良が発生した場合にも、良好な印刷物と不良な印刷物を効率よく仕分けることができるという効果がある。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の内部構成を示す概略側断面図である。 図1に示す記録装置における片面記録時の動作を説明するための図である。 図1に示す記録装置における両面記録時の動作を説明するための図である。 スキャナ部の概要を示すための図である。 記録ヘッドの概要を示すための図である。 クリーニング機構の構成を示す斜視図である。 クリーニング機構の構成を示す斜視図である。 ワイパユニットの構成を示すための図である。 記録ヘッドとスキャナ部と不吐監視パターンとの位置関係の概要を示すための図である。 不吐監視機能のフローチャートを説明するための図である。 不吐発生時の記録ヘッドと不吐監視パターンの関係を示すための図である。 実施例1に従う不吐監視スキャン後解析処理を示すフローチャートである。 記録動作中の良好印刷物と不良印刷物とを分別する様子を説明する図である。 不吐解析処理を示すフローチャートである。 不吐発生時の検査パターンと生値と微分値との関係を説明する図である。 不吐ΔP算出処理のフローチャートを説明するための図である。 不吐ΔPの概要を説明するための図である。 N値化処理を示すフローチャートである。 実施例1に従う不吐種類判定処理を示すフローチャートである。 実施例2に従う不吐種類判定処理を示すフローチャートである。 実施例3に従う不吐監視スキャン後解析処理を示すフローチャートである。 実施例3の変型例に従う不吐監視スキャン後解析処理を示すフローチャートである。 実施例4に従う不吐監視スキャン後解析処理を示すフローチャートである。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
以下に用いる記録ヘッド用基板(ヘッド基板)とは、シリコン半導体からなる単なる基体を指し示すものではなく、各素子や配線等が設けられた構成を差し示すものである。
さらに、基板上とは、単に素子基板の上を指し示すだけでなく、素子基板の表面、表面近傍の素子基板内部側をも示すものである。また、本発明でいう「作り込み(built-in)」とは、別体の各素子を単に基体表面上に別体として配置することを指し示している言葉ではなく、各素子を半導体回路の製造工程等によって素子板上に一体的に形成、製造することを示すものである。
次に、インクジェット記録装置の実施例について説明する。この記録装置は、ロール状に巻かれた連続シート(記録媒体)を使用し、片面記録及び両面記録の両方に対応した高速ラインプリンタであり。例えば、プリントラボ等における大量枚数のプリント分野に適している。
図1は本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置(以下、記録装置)の内部概略構成を示す側断面図である。装置内部は大きくは、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、記録部4、クリーニング部(不図示)、検査部5、カッタ部6、情報記録部7、乾燥部8、シート巻取部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出トレイ12、制御部13などに分けられる。シートは、図中の実線で示したシート搬送経路に沿ってローラ対やベルトからなる搬送機構で搬送され、各ユニットで処理がなされる。
シート供給部1はロール状に巻かれた連続シートを収納して供給するユニットである。シート供給部1は、2つのロールR1、R2を収納することが可能であり、択一的にシートを引き出して供給する構成となっている。なお、収納可能なロールは2つであることに限定はされず、1つ、あるいは3つ以上を収納するものであってもよい。デカール部2は、シート供給部1から供給されたシートのカール(反り)を軽減させるユニットである。デカール部2では、1つの駆動ローラに対して2つのピンチローラを用いて、カールの逆向きの反りを与えるようにシートを湾曲させてしごくことでカールを軽減させる。斜行矯正部3は、デカール部2を通過したシートの斜行(本来の進行方向に対する傾き)を矯正するユニットである。基準となる側のシート端部をガイド部材に押し付けることにより、シートの斜行が矯正される。
記録部4は、搬送されるシートに対して記録ヘッド部14によりシートの上に画像を形成するユニットである。記録部4は、シートを搬送する複数の搬送ローラも備えている。記録ヘッド部14は、使用が想定されるシートの最大幅をカバーする範囲でインクジェット方式のノズル列が形成されたフルライン記録ヘッド(インクジェットフルラインヘッド)を有する。記録ヘッド部14は、複数の記録ヘッドがシートの搬送方向に沿って平行に配置されている。この実施例ではK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ)の4色に対応した4つの記録ヘッドを有する。記録ヘッドの並び順はシート搬送上流側から、K、C、M、Yとなっている。なお、インク色数及び記録ヘッドの数は4つには限定はされない。また、インクジェット方式としては、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式等を採用することができる。各色のインクは、インクタンクからそれぞれインクチューブを介して記録ヘッド部14に供給される。
検査部5は、記録部4でシートに記録された検査パターンや画像を光学的に読み取って、記録ヘッドのノズルの状態、シート搬送状態、画像位置等を検査するユニットである。検査部5は実際に画像を読み取り画像データを生成するスキャナ部と読み取った画像を解析して記録部4へ解析結果を返す画像解析部より構成されている。検査部5はCCDラインセンサであり、シート搬送方向と垂直な方向にセンサが並べられている。
なお、上述のように図1に示した記録装置は、片面記録及び両面記録の両方に対応しているが、図2と図3とはそれぞれ、図1に示す記録装置において片面記録時の動作と両面記録時の動作を説明するための図である。
図4はスキャナ部の詳細な構成を示す側断面図である。
スキャナ部17は、光を電気信号に変換するCCD18、レンズ19、光線20を狭い空間に折りたたむためのミラー21、原稿を照らすための原稿照明装置22、原稿を搬送する搬送ローラ23、原稿をガイドするための紙搬送ガイド板24を含む。また、光線20は原稿で反射されレンズ19を通りCCD18に至る光の経路を示している。
紙搬送ガイド板24でガイドされた原稿は搬送ローラ23により所定の速度読み取り部を通過する。読み取り部の原稿は原稿照明装置22で照射される。照射された原稿の光はミラー21で折り返された後、レンズ19を通りCCD18へ集められる。CCD18で電気信号に変換された画像情報は画像解析部へ渡され解析される。また、検査部5には解析用のCPU25(不図示)を備える。
カッタ部6は、記録後のシートを所定長さにカットする機械的なカッタを備えたユニットである。カッタ部6は、シートを次工程に送り出すための複数の搬送ローラも備えている。情報記録部7は、切断されたシートの裏面に記録のシリアル番号や日付などの記録情報を記録するユニットである。乾燥部8は、記録部4で記録されたシートを加熱して、付与されたインクを短時間に乾燥させるユニットである。乾燥部8は、シートを次工程に送り出すための搬送ベルト及び搬送ローラも備えている。
シート巻取部9は、両面記録を行う際に表面記録が終了した連続シートを一時的に巻き取るユニットである。シート巻取部9はシートを巻き取るための回転する巻取ドラムを備えている。表面記録が終了しカットされていない連続シートは巻取ドラムに一時的に巻き取られる。巻き取りが終わったら、巻取ドラムが逆回転して巻き取り済みシートはデカール部2に供給され、記録部4に送られる。このシートは表裏反転しているので記録部4で裏面記録を行うことができる。両面記録のより具体的な動作については後述する。
排出搬送部10は、カッタ部6で切断され乾燥部8で乾燥させられたシートを搬送して、ソータ部11までシートを受け渡すためのユニットである。ソータ部11は必要に応じて記録済みシートをグループ毎に排出トレイ12の異なるトレイに振り分けて排出するユニットである。図1〜図3には排出トレイ12として3つのトレイが図示されており、上より第1のトレイ、第2のトレイ、第3のトレイという。
なお、ここでは第1から第2のトレイの位置を物理的に固定して説明するが、別の方法で第1から第3のトレイを区別して、位置を可変としても良い。例えば、トレイにランプを付属させて、ランプの点灯色により第1から第3のトレイを区別しても良い。特に、トレイが4個以上ある場合は、上述したような方法で第1から第2のトレイの位置を可変とし、さらに印刷物をグループごとに異なる排出トレイに振り分けて排出しても良い。
制御部13は、記録装置全体の各部の制御を司るユニットである。制御部13は、CPU、メモリ、各種I/Oインタフェースを備えたコントローラ15及び電源を有する。記録装置の動作は、コントローラ15又はコントローラ15にI/Oインタフェースを介して接続されるホストコンピュータ(以下、ホスト)等の外部機器16からの指令に基づいて制御される。
次に、基本的な記録動作について説明する。記録動作は、片面記録と両面記録とではその動作が異なるので、それぞれについて説明する。
図2は片面記録時の動作を説明するための図である。
図2はシート供給部1から供給されたシートに画像が記録されて排出トレイ12に排出されるまでの搬送経路を太線で示している。シート供給部1から供給され、デカール部2、斜行矯正部3でそれぞれ処理されたシートは、記録部4において表面記録(片面記録)がなされる。記録されたシートは検査部5を経て、カッタ部6において予め設定されている所定の単位長さ毎に切断される。カットシートは、必要に応じて情報記録部7でシートの裏面に記録情報が記録される。そして、カットシートは一枚ずつ乾燥部8に搬送され乾燥が行なわれる。その後、排出搬送部10を経由して、ソータ部11のトレイ12に順次排出され積載されていく。
図3は両面記録時の動作を説明するための図である。
両面記録では、表面記録シーケンスに次いで裏面記録シーケンスを実行する。最初の表面記録シーケンスでは、シート供給部1から検査部5までの各ユニットでの動作は上述の片面記録の動作と同じである。両面記録の場合、ここでカッタ部6では切断動作は行わずに、連続シートのまま乾燥部8に搬送される。乾燥部8での表面のインク乾燥の後、排出搬送部10の側の経路ではなく、シート巻取部9の側の経路にシートが導入される。導入されたシートは、順方向(図面では逆時計回り方向)に回転するシート巻取部9の巻取ドラムに巻き取られていく。記録部4において、予定された面の記録が全て終了すると、カッタ部6にて連続シートの記録領域の後端が切断される。カット位置を基準に、搬送方向下流側(記録がされた側)の連続シートは乾燥部8を経てシート巻取部9でシート後端(カット位置)まで全て巻き取られる。一方、カット位置よりも搬送方向上流側の連続シートは、シート先端(カット位置)がデカール部2の残らないように、シート供給部1に巻き戻される。
以上の表面記録シーケンスの後に、記録動作は裏面記録シーケンスに切り替わる。シート巻取部9の巻取ドラムが巻き取り時とは逆方向(図面では時計回り方向)に回転する。巻き取られたシートの端部(巻き取り時のシート後端は、送り出し時にはシート先端になる)はデカール部2に送り込まれる。デカール部2では先とは逆向きのカール矯正がなされる。これは、巻取ドラムに巻かれたシートは、シート供給部1でのロールとは表裏反転して巻かれ、逆向きのカールとなっているためである。その後は、斜行矯正部3を経て、記録部4で連続シートの裏面に記録が行なわれる。記録されたシートは検査部5を経て、カッタ部6において予め設定されている所定の単位長さ毎に切断される。カットシートは両面に記録されているので、情報記録部7での記録はなされない。カットシートは一枚ずつ乾燥部8に搬送され、排出搬送部10を経由して、ソータ部11のトレイ12に順次排出され積載されていく。
次に、記録ヘッド部14の構造についてさらに詳しく説明する。
この実施例の記録ヘッド部14はブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)の4色の記録ヘッドで構成されている。それぞれの記録ヘッドの構成は同一であり、図5は記録ヘッドの構成を示している。
記録ヘッド103は、シリコンで形成された有効吐出幅が約1インチの長さを持つ8枚のチップ101が支持部材である下ベース基板に千鳥状に接着され、その両端部にある電極部でフレキシブル配線基板とワイヤボンディングにより電気的に接続されている。チップ101同士はそれぞれ所定数のノズル分だけ、オーバラップした構成となっている。また、チップ101は4列のノズル列A、ノズル列B、ノズル列C、ノズル列Dで構成されている。チップ101にはチップ温度を計測する温度センサが取り付けられている(不図示)。
記録ヘッド103は、有効吐出幅が約8インチの長さを有し、A4の記録紙の短辺方向の長さとほぼ一致した長さで、A4記録用紙を縦方向に搬送して、1パスにより連続記録が可能な長さのインクジェット記録ヘッドである。この実施例では、各色ごとに同じインクジェット記録ヘッドを有し、フルカラー記録を可能にしている。
実際の記録動作では、チップ101の中央付近の表面側に液体を吐出するための吐出口(ノズル)102が複数開口しており、各吐出口102から吐出されるインク液滴によって記録を行う。チップ101上には各々の吐出口102に対応して吐出エネルギー発生素子として不図示の発熱素子(電気熱変換素子または加熱ヒータ)が形成されている。発熱素子は通電加熱してインクを発泡させ、その運動エネルギーでインクを吐出口102から吐出させる。
この実施例では、検査部にCCDラインセンサを用いたがこれに限るものではない。また、ノズル列の解像度は1200dpiおよびノズル間解像度は2400dpiの例を示したが、これに限るものではない。
次に、クリーニング機構についてさらに詳しく説明する。
図6、図7はクリーニング部と1つのクリーニング機構26の詳細構成を示す斜視図である。
クリーニング部は、複数(4つ)の記録ヘッド103に対応して複数(4つ)のクリーニング機構26を有する。図6はクリーニング機構26の上に記録ヘッド103がある状態(クリーニング動作時)を、図7はクリーニング機構26の上に記録ヘッドがない状態を示している。
クリーニング部にはクリーニング機構26、キャップ27、位置決め部材28が設けられている。クリーニング機構26は、記録ヘッド103のノズル面(インク吐出面)に付着した付着物を除去するワイパユニット29と、ワイパユニット29を払拭方向(Y方向)に沿って移動させる移動機構、これらを一体に支持するフレーム30を有する。移動機構は、駆動源の駆動によって、2本のシャフト31によって案内支持されたワイパユニット29をY方向に移動させる。駆動源は、駆動モータ32と減速ギア33、34を有し、ドライブシャフト35を回転させる。ドライブシャフト35の回転は、ベルト36とプーリで伝達されてワイパユニット29を移動させる。
図8はワイパユニット29の構成を示す図である。ノズルチップ列に対応して2つの吸引口37が設けられている。2つの吸引口37は、X方向には2つのノズルチップ列の間隔と同じ間隔を有する。2つの吸引口37は、Y方向には2つのノズルチップ列の隣り合うノズルチップの間のずれ量(所定距離)と同じかほぼ同じずれ量を有している。吸引口37は吸引ホルダ38に保持され、吸引ホルダ38は記録ヘッド部14のノズル面に対して垂直方向(Z方向)に弾性体であるバネ39で付勢され、バネに抗してZ方向に移動可能となっている。この変位機構は、移動中の吸引口37が封止部を乗り越える際の動きを吸収するためのものである。
2つの吸引口37には吸引ホルダ38を介してチューブ40が接続されており、チューブ40には吸引ポンプ等の負圧発生手段が接続されている。負圧発生手段を動作させると、吸引口37内部にインクやゴミを吸い取るための負圧が与えられる。このようにして、記録ヘッドのインク吐出口からインクやゴミを吸引する。ブレード41は左右2枚ずつ、計4枚のブレードがブレードホルダ42に保持されている。ブレードホルダ42はX方向における両端が軸支され、X方向を回転軸として回転可能な構造となっており、通常はブレードホルダ42はストッパ43にバネ44によって付勢されている。ブレード41は、切換機構の動作によりワイピング位置と退避位置とでブレード面の向きを切り換えることができる。吸引ホルダ38とブレードホルダ42はワイパユニット29の共通の支持体上に設置されている。
次に、上記構成の記録装置が実行する不吐監視機能について説明する。
不吐監視機能とは、記録動作中に発生する吐出不良を検出する機能である。
図9は実施例1に従う記録ヘッド103とスキャナ部17、及び、画像201と不吐監視パターン200の位置関係を示した概略図である。
記録媒体110が図9の下方向(上流側)から上方向(下流側)に搬送され、その間に記録ヘッド103により画像201と不吐監視パターン200とが1回の用紙搬送の間に記録される。不吐監視パターン200は画像間に任意の間隔で記録させることが可能である。なお、図9において、111はスキャナ部17のCCDにより画像の読み取りが可能な領域(スキャナ読み込み領域)を模式的に示したものであり、112はスキャナのバックグラウンドであり、全面が黒色で塗装されている。これは、用紙の端部付近における白かぶりによる影響を軽減するためのものである。不吐監視パターンはスキャナ読み込み領域111を通過する間にスキャナ部により読み取られると同時に、読み取られたデータがCPUへ転送されて不吐ノズルに関する解析が行われる。
次に、フローチャートを参照しながら、不吐監視機能について説明する。
図10は不吐監視処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS1では、画像間に不吐監視パターン(検査パターン)を記録する。なお、ここでは説明を簡単にするため、その不吐監視パターンはインク1色(Bk)により記録されるものとする。
図11は、記録ヘッドと不吐監視パターンの関係を示す図である。図11では、記録ヘッド103のうち、1つのチップ101の中心部32ノズル分により記録される不吐監視パターン(検査パターン)を例示している。チップ101はノズル列方向(Y方向)の解像度が1200dpiであり、搬送方向(X方向)にA〜D列の4列で構成されている。
不吐監視パターン200は開始マーク119と位置合わせマーク120、A列用検査パターン121、B列用検査パターン122、C列用検査パターン123、D列用検査パターン124から構成されている。開始マーク119は不吐ノズル解析の際に読み取り画像で検査パターンの開始位置を特定するのに使用する他、各ノズル列の予備吐出としても使用する。位置合わせマーク120は空白となっており、吐出不良ノズルの概略位置を特定するのに使用する。なお、開始マーク119は吐出不良ノズルがあった場合でも影響を受けにくいよう、全ノズル列を用いて記録する。
また、図11において、117と118はそれぞれ不吐出ノズル(白丸)と吐出ノズル(黒丸)を表している。図11では、A列の24番目ノズル、B列の10番ノズル、D列の16番〜17番ノズルは全て不吐ノズルである。この時、図11では不吐監視パターン200は該当列の該当ノズルで記録する部分が白く抜けている。また、不吐以外にヨレが発生した場合にも検査パターンは同様に白く抜けるため、ヨレ量が所定の値を超えた場合には不吐と同様に扱うことが可能である。
図10に戻って説明を続けると、ステップS2では、画像間に記録された不吐監視パターン(検査パターン)を記録媒体の搬送を続けながらスキャナ部で読み取る。ここでは読み取り部の読み取り解像度を異なる複数のモードの中から選択して設定する。ステップS2では、読み取り解像度は400dpiと設定して読み取りを行う。
ステップS3で開始マークを認識し、ステップS4ではインクの種類ごとに解析を行うRGBレイヤを選択する。具体的には、Bk、Mの検査パターンはG(緑)レイヤ、Cの検査パターンはR(赤)レイヤ、Yの検査パターンはB(青)レイヤで解析を行う。
さらにステップS5では位置合わせマークを認識して読み取り画像に対するノズルの概略位置の特定を行い、ステップS6ではスキャン画像をインク色毎・ノズル列毎に分割する。
最後に、ステップS7で分割した画像に対して不吐監視スキャン後解析を行い、不吐監視処理は終了となる。
次に、上記構成の記録装置が実行する不吐監視スキャン後解析のいくつかの実施例について説明する。
図12は実施例1に従う不吐監視スキャン後解析の処理を示すフローチャートである。まず、ステップS71では、不吐監視スキャン後解析として、不吐やヨレなどを検出するための吐出不良解析を実行し、その吐出不良解析結果に対し、ステップS72では、継続的な不吐があるかどうかを調べる。
その結果、ステップS73において、継続的な不吐があると判定された場合、処理はステップS75に進み、第3のトレイに印刷物を排出する。これに対して、継続的な不吐はないと判定された場合、処理はステップS74に進み、さらに、それが偶発的な不吐があるかどうかを調べる。ここで、偶発的な不吐があると判定された場合、処理はステップS76に進み、第2のトレイに印刷物を排出し、いずれにも該当しなかった場合(正常な吐出である場合)、処理はステップS77に進み第1のトレイに印刷物を排出する。
ここで、第1のトレイから第3のトレイに出力される印刷物について説明する。
図13は記録媒体110を左方向へ搬送しながら記録ヘッド103により記録を行い、スキャナ部17において画像間の不吐監視パターン200の読み取りを行っている様子を示す模式図である。
図13において、(a)は吐出不良がない場合、(b−1)は偶発的な吐出不良が発生した場合、(b−2)は偶発的な吐出不良が発生して自然回復した場合、(c)は継続的な吐出不良が発生した場合を表している。これらの図夫々において、6枚の印刷物130夫々には、出力されるトレイの番号と印刷物130の状態とが示されている。具体的には、番号“1”が第1のトレイを、番号“2”が第2のトレイを、番号“3”が第3のトレイを示す。また、印刷物の状態としては品質のよいことを示す“良品”と品質の良好ではないことを示す“不吐あり”とがある。
以下ではそれぞれの場合に関して詳しく説明する。
(a)では吐出不良が発生しなかったため、1枚目から6枚目の印刷物は良好と判断して第1のトレイに排出する。
(b−1)では4枚目から6枚目を印刷中に偶発的な吐出不良が発生したため、1枚目から3枚目は良品と判断して第1のトレイに排出し、吐出不良状態で印刷を行った可能性がある4枚目から6枚目の印刷物を第2のトレイに排出する。
(b−2)では1枚目から3枚目を印刷中に偶発的な吐出不良が発生したものの、4枚目から6枚目を印刷中に自然回復したため、吐出不良状態で印刷を行った可能性がある1枚目から6枚目の印刷物を第2のトレイに排出する。
(c)では1枚目から3枚目を印刷中に継続的な吐出不良が発生したため、吐出不良状態で印刷を行った可能性がある1枚目から3枚目の印刷物を第2のトレイに排出し、吐出不良状態で印刷を行った4枚目から6枚目の印刷物を第3のトレイに排出する。
以上により、第1のトレイには良好な印刷物が、第2のトレイには良好な印刷物と吐出不良状態で印刷した印刷物が混在したものが、第3のトレイには吐出不良状態で印刷した印刷物がそれぞれ排出される。これにより、ユーザは第2トレイのみを確認すれば良好な印刷物と画像品質が良好でない印刷物とを効率的に仕分けることができる。
次に、不吐監視スキャン後解析の解析完了タイミングと、排出トレイ分岐指示のタイミングに関して説明する。不吐監視パターン200は画像間に任意の間隔で印刷させることが可能であるが、ここでは20秒間隔で印刷するよう設定した例について説明する。
この実施例における不吐監視スキャン後解析では、印刷物の前後2回分の吐出不良解析結果を用いるため、2個目の不吐監視パターンを印刷するのにまず20秒を要する。さらに不吐監視パターンを印刷してからスキャナ部で読み取りが完了するまで4秒を要し、吐出不良解析、および不吐種類判定に2秒を要する。従って、解析に必要な不吐監視パターンの印刷開始から吐出不良解析を経て印刷物を排出する排出トレイを決定するまでに、合計で26秒を要することになる。
一方、不吐監視パターン直後の印刷物が印刷されてから排出トレイを分岐するソータ部11に達するまでは搬送に30秒を要する。そのため、2個の不吐監視パターンのうち搬送方向に関し、前方にある不吐監視パターン直後の印刷物がソータ部11に達する4秒前(=30秒−26秒)に排出トレイの分岐が決定できる。従って、解析結果に応じて上述したような排出トレイの分岐が可能となる。
ここでは不吐監視パターンの印刷間隔を20秒とした。しかしながら、前方にある不吐監視パターン直後の印刷物がソータ部11に達するまでに吐出不良解析が完了する範囲内であれば、記録ヘッドとスキャナ部の位置関係や処理速度、または所望の解析精度に応じて印刷間隔を任意に変更しても良い。不吐監視パターンの印刷間隔を短くすることで、より詳細に排出トレイを分岐させることができる。
また、上述した条件下であれば、一度吐出不良を検出した場合は次の不吐監視パターンの印刷タイミングを早めても良い。そうすることで、より詳細に印刷状態を把握することが可能となる。
以下では、上述した不吐監視スキャン後解析における吐出不良解析(ステップS71)の詳細についてフローチャートを参照して説明する。
<吐出不良解析:解析手段(ステップS71)>
図14は不吐監視スキャン後解析における不吐解析の詳細な処理を示すフローチャートである。
ステップS101では、ステップS6で分割した画像に対し、ノイズ低減のためシート搬送方向に加算平均処理を行う。この実施例では、各ノズル列の検査パターンの中央部の6画素に対して所定のRGBレイヤにおける輝度値の加算平均処理を行う。加算平均した輝度値を以下では「生値」という。
ステップS102では、算出した生値に対しノズル配列方向に微分処理を行う。この微分処理とは、あるN番目の画素に対し、
微分値={(N+d番目の画素の輝度値)−(N番目の画素の輝度値)}/2
d:微分距離
を付与することと定義する。
図15はチップ101と不吐監視パターン200との関係の概要を示した図である。ここでは説明を簡単にするため、1つのノズル列を例にとり説明している。
図15(a)はチップ101のA列のみを図示したものであり、1つの不吐ノズル(126)、隣接する2つの不吐ノズル(127)、隣接する3つの不吐ノズル(128)、隣接する4つの不吐ノズル(129)がある状況を示している。図15(b)は不吐監視パターン200のうちA列用検査パターン121のみを示しており、不吐ノズルの部分が白く抜けている。図15(c)はステップS101で算出した生値(Raw)を示したものであり、横軸は画像の画素数であり、縦軸は輝度値である。図15(d)はステップS102における微分処理で算出した値(diff)であり、以下微分値という。なお、この不吐解析における微分処理では、微分距離d=2画素とする。
ここで微分処理を行う目的は2つである。第1の目的は、スキャナ部のノズル列方向の輝度分布や、不吐監視パターンのノズル列方向の濃度分布による吐出不良検出への影響を少なくするためである。第2の目的はS/N比の向上である。即ち、微分処理によって平均値からのオフセットによる影響を軽減でき、吐出不良ノズル検出の精度を向上することができる。
ステップS103では、画素内の不吐ノズル数を推定するために微分値のピーク差分「不吐ΔP」の算出処理を行う。
図16は不吐ΔP算出処理の詳細を示すフローチャートである。ここでは、隣接で不吐となったノズルの数を特定するために、不吐ΔPを算出する。
図17は生値と微分値と不吐ΔPとの関係を説明する図である。図17において、“Th+”及び“Th−”はそれぞれ、正及び負の不吐検出開始閾値であり、RawはステップS101で算出した生値を、diffはステップS102で算出した微分値を示している。
まず、ステップS103−1では、これらの閾値を超える画素をカウントする。即ち、微分値に対して、正の閾値Th+を上回る画素を検索する。Th+を上回る画素を見つけたら、ステップS103−2において、近傍の微分値の極大値を検索し、その微分値をプラスピークP1と定義する。次に、プラスピークP1近傍でTh−を下回る画素を検索する。Th−を下回る画素を見つけたら、近傍の微分値の極小値を検索し、その微分値をマイナスピークP2と定義する。このようにしてピークの画素が特定される。なお、Th+及びTh−はインク種類等に応じて任意に設定できるものとする。
そして、ステップS103−3では、所定範囲内に位置座標値の小さい方からプラスピーク、マイナスピークの順番で揃っているかどうかを調べる。ここで、この順番で両方が揃っていると判断した場合はマイナスピーク近辺の画素に不吐があると判断し、処理はステップS103−4に進み、ピーク差分値(P1−P2)を算出する。さらに、ステップS103−5では、そのマイナスピークの画素に不吐ΔP(=P1−P2)の情報を持たせる。
不吐ΔPは微分値のピーク差分であり、微分値における正の極大値と負の極大値の差分で定義される。不吐ΔPは不吐ノズル数に比例して大きくなるので、画素内で不吐となったノズル数を推定するのに利用することができる。なお、この実施例では、不吐ΔP算出時の誤検知防止策として、生値の輝度が輝度平均値の80%以上の場合は不吐ΔPの算出を行わないこととする。このように誤検知防止施策として生値の情報を用いても良い。
これに対して、プラスピーク、マイナスピークの順番で揃っていないと判断した場合には、処理はステップS103−4〜S103−5をスキップしてそのまま終了する。以上で、不吐ΔP算出処理の説明は終了する。
さて図14に戻って説明を続けると、ステップS104ではN値化処理を実行する。
図18はN値化処理の詳細を示すフローチャートである。
この処理では、不吐ΔPから画素内で不吐となったノズルの数を推定しN値化を行う。具体的には、予め設定した不吐閾値F1〜F4(F4>F3>F2>F1)と不吐ΔPとの大小を比較することにより、画素内の不吐ノズル数を判定する。
図18によれば、ステップS104−1でΔPと閾値F4とを比較する。ここで、ΔP≧F4であれば、処理はステップS104−2に進み、4不吐以上に相当すると判断し、F4>ΔPであれば、処理はステップS104−3に進む。そして、ΔPと閾値F3と比較する。ここで、F4>ΔP≧F3であれば、処理はステップS104−4に進み、3不吐相当であると判断し、F3>ΔPであれば、処理は処理はステップS104−5に進む。そして、ΔPと閾値F2と比較する。
ここで、F3>ΔP≧F2であれば、処理はステップS104−6に進み、2不吐相当であると判断し、F2>ΔPであれば、処理は処理はステップS104−7に進む。そして、ΔPと閾値F1と比較する。ここで、F2>ΔP≧F1であれば、処理はステップS104−8に進み、1不吐相当であると判断し、F1>ΔPであれば、処理は処理はステップS104−9に進む。不吐無し、と判定する。
なお、ここでは、不吐無し、1不吐相当、2不吐相当、3不吐相当、4不吐以上相当までの5値化の例を示しているが、本発明はこれによって限定されるものではない。また、閾値F1〜F4は任意に設定できるものとする。ここで、1〜4不吐「相当」と表現しているのは、ステップS1で説明したように、不吐以外にヨレが発生した場合にも、ヨレ量が所定の値を超えた場合には不吐ΔPとして計上し、不吐と同様に扱うことが可能であるためである。
図14に戻って説明を続けると、ステップS105では不吐解析に関してOK/NGの判定を行う。N値化した不吐数が画像品位として許容できる範囲であればOKと判定し、許容できる範囲でなければNGと判定する。さらに、ステップS106では、ステップS105の不吐判定結果をメモリに保存する。ここで保存する不吐判定結果とは、OK/NGの判定結果、及び吐出不良解析で得た不吐の位置情報を含むものとする。なお、この実施例では不吐判定結果は給紙動作のタイミングでリセットする。保存した判定結果は後述する不吐種類判定の際に用いる。
<不吐種類判定:判定手段(ステップS72)>
次に、不吐監視スキャン後解析における不吐種類判定に関して説明する。
図19は不吐種類判定の詳細な処理を示すフローチャートである。
ステップS201では、ステップS106で保存した判定結果のうち、前回の不吐判定結果を取得し、続くステップS202では今回の不吐判定結果を取得する。
次に、ステップS203では、取得した前回の判定結果と今回の判定結果がいずれもNGか否かを判断する。ここで、いずれもNGの場合は吐出不良が継続的に発生している可能性が高いとして、処理はステップS205に進み「継続不吐あり」と判定する。これに対して、2つの判定結果のいずれかがNGではない場合は、処理はステップS204に進み、いずれか片方がNGか否かを判断する。ここで、いずれか片方がNGの場合は偶発的な不吐が発生している可能性が高いとして、処理はステップS206へ進み「偶発不吐あり」と判定する。これに対して、取得した2つの判定結果の両方にNGが含まれない場合、処理はステップS207へ進み、「偶発不吐、継続不吐なし」と判定する。
なお上述した不吐種類判定はインクの色ごとに行うものとし、使用するインクのうち1色でも継続不吐もしくは偶発不吐が検出された場合はそのように判定するものとする。ただし、あるインクで継続不吐が、他のインクで偶発不吐が検出された場合は「継続不吐あり」と判定するものとする。また、制御を簡単化するために、インクの色ごとではなく全色分の吐出判定結果をまとめてOK/NGとして扱い、不吐種類判定を行っても良い。
従って以上説明した実施例に従えば、記録動作中に吐出不良を検出した場合にも、継続的な吐出不良がある状態で記録した印刷物と、偶発的な吐出不良がある状態で記録した印刷物と、いずれにも該当しない状態で記録した印刷物を異なる排出トレイに排出する。このようにして、良好な印刷物と画像品質が良好でない印刷物とを効率よく仕分けることができる。
なお、この実施例では継続的な吐出不良があると判定された状態で記録した印刷物と、偶発的な吐出不良があると判定された状態で記録した印刷物と、いずれにも該当しない状態で記録した印刷物を判別する手段として異なる排出トレイに排出する例を説明した。しかしながら、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、上記3種類の状況に応じて印刷物を排出する位置をずらしたり、上記状態ごとに印刷物のページ数をユーザに通知するなどにより印刷物を区別しても良い。いずれにしても、ユーザにとって識別容易に仕分けられていれば良い。
この実施例では、実施例1の不吐種類判定おける吐出不良解析のOK/NGの判定結果に加えて吐出不良の位置情報を照合して判定を行う例について説明する。。
図20は実施例2に従う不吐種類判定の詳細な処理を示すフローチャートである。
なお、図20において、既に実施例1の図19で説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。ここでは、この実施例に特有の処理についてのみ説明する。
実施例1と同様に、ステップS201〜S203の処理を実行するが、ステップS203において、取得した前回の判定結果と今回の判定結果がいずれもNGであると判断された場合には、処理はステップS203−1に進む。ステップS203−1では、これらのNGがいずれも同位置で検出されているか否かを判断する。ここで、いずれのNGも同位置で検出されている場合は吐出不良が継続的に発生している可能性が高いとしてステップS205に進み「継続不吐あり」と判定する。これに対して、これらのNGが異なる位置で検出されている場合は偶発的な不吐が発生している可能性が高いとして、ステップS206へ進み「偶発不吐あり」と判定する。
ここで、同位置とは、実施例1で説明したステップS103−5で不吐情報を持たせた画素からノズル方向に解像度400dpiで前後2画素を加えた計5画素の範囲にある場合とする。同位置の定義に幅を持たせるのは、CCDラインセンサの読み取り誤差、ノズル解像度に対して読み取り解像度が低いことによる位置特定誤差などを考慮したためである。なお、この実施例では5画素の範囲内のノズルを同位置として定義したが、この範囲はスキャナ解像度やCCDラインセンサの精度等に応じて任意に設定しても良い。
従って以上説明した実施例に従えば、異なる位置での偶発的な吐出不良が連続で発生した場合にも、吐出不良の位置情報を参照して不吐種類を判定することで、より正確に継続的な吐出不良と偶発的な吐出不良を判別することができる。
この実施例では、吐出不良が検出された場合は記録動作を継続しながら不吐補完を行う例について説明する。不吐補完を行うことで、装置停止による生産性の低下を抑制するとともに、その後の印刷物を良好に記録できる可能性を高めることができる。
なお、不吐補完処理完了後は良好な印刷物が出力される可能性が高いが、どこからが良好な印刷物となっているかを正確に判断して排出トレイを分岐するのは難しい。従って、制御を簡単にするため、排出トレイの分別に関しては不吐補完処理完了のタイミングに依らず、実施例1で説明した(a)から(c)の判断に準ずるものとする。
図21は実施例3に従う不吐監視スキャン後解析処理の詳細を示すフローチャートである。なお、図21に示すフローチャートで、既に図12のフローチャートで説明したのと同じ処理ステップには同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。
この実施例では、ステップS71における吐出不良解析後、ステップS71−1において吐出不良があるかどうかを調べる。ここで、吐出不良があると判断された場合、処理はステップS71−2に進み、吐出不良ノズルに対する補完記録(不吐補完)を行う。その後、処理はステップS72に進み、実施例1で説明した処理を実行する。これに対して、吐出不良がないと判断された場合、処理はステップS72に進み、実施例1で説明した処理を実行する。
次に、ステップS71−2における不吐補完に関して説明する。
不吐補完では、ステップS71の吐出不良解析において吐出不良が検出された場合、吐出不良と判定されたノズル(不吐ノズル)に対する記録データを吐出不良と判定されていないノズルに割り振ることで補完記録を行う。
この実施例では、図5から分かるように、インク1色あたり4列のノズル列を有するので、ある列のノズルが不吐になっても他の3列の有効なノズルで補完することができる。不吐ノズルとして、実施例1のステップS103−5で不吐情報を持たせた画素からノズル方向に解像度400dpiで前後2画素を加えた計5画素の範囲に含まれるノズルを全て不吐ノズルと設定する。このように不吐設定の範囲を広く設定するのは、CCDラインセンサの読み取り誤差、ノズル解像度に対して読み取り解像度が低いことによる位置特定誤差などを考慮したためである。
なお、この実施例では5画素の範囲内のノズルを不吐ノズルとして設定したが、この設定範囲はスキャナ解像度やCCDラインセンサの精度等に応じて任意に設定しても良い。また不吐補完は、ステップS71で不吐が検出された場合に不吐ノズル数が画像品位として許容できるか否かに関わらず行っても良い。
また不吐補完を行う場合は、図22に示すフローチャートの処理のように、ステップS73により、吐出不良が継続的と判定された場合のみステップS73−1において実行しても良い。偶発的な吐出不良は自然回復するため、図22の処理により、このような吐出不良に対しては不吐補完を行わないようにすることができる。これにより、吐出不良と判断されたノズルが増えて補完先のノズルが無くなる状況を抑制することができる。
従って以上説明した実施例に従えば、記録動作中に吐出不良が発生した場合でも、記録動作を続けながら不吐補完を行うことで装置停止による生産性の低下を抑制するとともに、その後の印刷物を良好に記録できる可能性を高めることができる。
この実施例では、継続的な吐出不良があると判定された場合に印刷物を第3のトレイへ排出した上で、記録動作を停止してクリーニングを行い、その後記録動作を再開する例について説明する。。
図23は実施例4に従う不吐監視スキャン後解析を示すフローチャートである。図23において、既に図12において説明したのと同じ処理には同じステップ参照番号を付し、その説明は省略する。ここでは、この実施例に特有な処理についてのみ説明する。
この実施例では、継続的な不吐がある場合に、ステップS75において印刷物を第3のトレイに排出後に、ステップS78では記録動作を停止する。そして、ステップS79で記録ヘッドのクリーニングを実行し、その後、ステップS80において記録動作を再開する。
ステップS79におけるクリーニングではノズルに対して負圧を発生させながら吸引口の内部に負圧が与えられた状態でフェース面をワイピングする(吸引ワイピング)。この吸引ワイピングによりノズル口付近に付着したインクやゴミを吸い取ることができるため、ブレードによるワイピングと比較するとこれらを高確率で異物を除去することができる。なお、この実施例ではクリーニング動作として吸引ワイピングを行うが、これ以外にもブレードワイピングや吸引回復、ノズル加圧など、他の動作を行っても良い。
従って以上説明した実施例に従えば、不吐補完機能を持たない記録装置において記録動作中に吐出不良を検出した場合にも、偶発的な吐出不良に起因する不要な装置停止を抑制することができる。
本発明は記録装置及び印刷物の排出方法に関する。本発明は、特に、例えば、インクジェットフルラインヘッドを備えた記録装置及びその装置において記録された印刷物の排出方法に関する。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、記録動作中に吐出不良が発生した場合にも、良好な印刷物と不良な印刷物を効率よく仕分けることが可能な記録装置及び印刷物の排出方法を提供することを目的とする。
即ち、インクを吐出して記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドに吐出不良を検出するための検査パターンを記録させる検査パターン記録手段と、前記検査パターンを読み取って前記記録ヘッドの吐出状態を判定する判定手段とを有する記録装置であって、前記判定手段による今回の判定結果と前回の判定結果とに基づいて、前記記録ヘッドに吐出不良が発生していないと推定される第1の状態で記録された印刷物と、前記記録ヘッドに偶発的な吐出不良が発生していると推定される第2の状態で記録された印刷物と、前記記録ヘッドに継続的な吐出不良が発生していると推定される第3の状態で記録された印刷物とを区別して排出するよう制御する制御手段を有することを特徴とする。
また本発明を別の側面から見れば、インクを吐出して記録媒体に画像を記録する記録ヘッドを有する記録装置における印刷物の排出方法であって、前記記録ヘッド吐出不良を検出するための査パターンをさせる検査パターン記録工程と、前記検査パターンを読み取って前記記録ヘッドの吐出状態を判定する判定工程と、前記判定工程における今回の判定結果と前回の判定結果に基づいて、前記記録ヘッドに吐出不良がないと推定される状態で記録された印刷物と前記記録ヘッドに偶発的な吐出不良が発生していると推定される状態で記録された印刷物と前記記録ヘッドに継続的な吐出不良が発生していると推定される状態で記録された印刷物とを区別して排出する排出工程とを有することを特徴とする印刷物の排出方法を備える。

Claims (12)

  1. インクを吐出する複数のノズルを備える記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送手段とを有し、前記記録ヘッドを用いて前記記録媒体の搬送方向に関して複数の画像を連続して記録する記録装置であって、
    前記記録ヘッドの吐出不良を検出するための複数の検査パターンのそれぞれを、前記記録ヘッドを用いて画像の間に記録する検査パターンの記録手段と、
    前記複数の検査パターンを読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段により読み取られた複数の検査パターンの検査の結果に基づいて、前記複数の画像を継続的な吐出不良がある状態か、偶発的な吐出不良がある状態か、或いは、正常な吐出の状態かを仕分ける仕分け手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記複数の画像のそれぞれに対応する位置で前記記録媒体を切断する切断手段をさらに有し、
    前記仕分け手段は、前記切断手段で切断された複数の記録媒体を仕分けることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 複数のトレイと、
    前記複数のトレイの異なるトレイに前記切断された複数の記録媒体を排出する排出手段とをさらに有し、
    前記仕分け手段は、前記トレイの位置を選択することで前記複数の画像の仕分けを行うことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記複数の検査パターンの検査の結果に基づいて、前記切断された複数の記録媒体の排出の位置をずらしてトレイに排出する排出手段をさらに有し、
    前記仕分け手段は、前記トレイの上の位置をずらすことで前記複数の画像の仕分けを行うことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  5. 継続的な吐出不良がある状態と、偶発的な吐出不良がある状態と、或いは、正常な吐出の状態の前記切断された複数の記録媒体のページ数ををユーザに通知する通知手段をさらに有し、
    前記仕分け手段は、前記通知手段による通知に従って、前記複数の画像の仕分けを行うことすることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  6. 前記仕分け手段は、連続する2つの検査パターンの検査の結果に基いて、継続的な吐出不良の状態、或いは、偶発的な吐出不良の状態、或いは、正常な吐出の状態かを仕分けることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記仕分け手段は、前記記録ヘッドのインクの吐出不良の位置を取得し、取得されたインクの吐出不良の位置が前記連続する2つの検査パターンの検査の結果において同じであるかどうかに従って、継続的な吐出不良の状態か、或いは、偶発的な吐出不良の状態かを仕分けることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記複数の検査パターンの検査の結果に基づいて、吐出不良があるとされた場合には、前記記録ヘッドを動作させて、吐出不良となった部分の補完記録を行う補完記録手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記複数の検査パターンの検査の結果に基づいて、継続的な吐出不良とされた場合には、前記記録ヘッドを動作させて、吐出不良となった部分の補完記録を行う補完記録手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 前記記録ヘッドのノズル面のクリーニングを行うワイピング手段と、
    前記複数の検査パターンの検査の結果に基づいて、継続的な吐出不良とされた場合には、前記ワイピング手段を動作させて、クリーニングを実行するよう制御する制御手段とをさらに有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の記録装置。
  11. 前記記録ヘッドは、記録媒体の幅に対応したフルライン記録ヘッドであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の記録装置。
  12. インクを吐出する複数のノズルを備える記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送手段とを有し、前記記録ヘッドを用いて前記記録媒体の搬送方向に関して複数の画像を連続して記録する記録装置において記録がなされた記録媒体の仕分け方法であって、
    前記記録ヘッドの吐出不良を検出するための複数の検査パターンのそれぞれを、前記記録ヘッドを用いて画像の間に記録する検査パターンの記録工程と、
    前記複数の検査パターンを読み取る読み取り工程と、
    前記読み取り工程において読み取られた複数の検査パターンの検査の結果に基づいて、前記複数の画像を継続的な吐出不良がある状態か、偶発的な吐出不良がある状態か、或いは、正常な吐出の状態かを仕分ける仕分け工程とを有することを特徴とする記録媒体の仕分け方法。
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