JP2013250336A - スクリーン部材及びヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロレンズアレイ等のスクリーンにつき簡素な構成を維持しつつ、レーザ光の干渉により生じる表示画像の明るさのむらを低減できるスクリーン及びヘッドアップディスプレイ装置の提供。
【解決手段】ヘッドアップディスプレイ装置100は、ウィンドシールド90の投影面91に表示画像71を投影することにより、アイボックス60から表示画像71の虚像70を視認者に視認させる。この装置100に用いられるスクリーン30は、複数のマイクロミラー34によって構成されている。各マイクロミラー34は、レーザ光をアイボックス60に向けて拡げるよう湾曲する凸曲面部32を各々有している。スクリーン30の走査面31は、各凸曲面部32の配列によって形成されている。そして、走査面31に交差する断面において、隣接する各凸曲面部32の湾曲形状が、互いに異なっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザ光の走査によって表示画像が描画されるスクリーン部材、及びこのスクリーン部材を用いたヘッドアップディスプレイ装置に関する。
従来から、車両のウィンドシールド等に表示画像を投影することにより、予め想定された視域から表示画像の虚像を視認させるヘッドアップディスプレイ装置が知られている。このような装置の一種として、例えば特許文献1には、ビーム発生器から照射される走査ビームによって表示画像が描画されるマイクロレンズアレイを備える走査ビームヘッドアップ表示装置が、開示されている。このマイクロレンズアレイは、レーザ光を視域に向けて拡げるための複数の小型レンズを配列することにより、形成されている。
特表2007−523369号公報
さて、同一形状の小型レンズを配列してなる特許文献1のマイクロレンズアレイに走査ビームを照射すると、一つの小型レンズによって回折されたレーザ光と、当該一つに隣接する小型レンズによって回折されたレーザ光とが、干渉することで強め合ってしまう。各小型レンズの形状が同一であれば、レーザ光が干渉によって強め合う位置は、表示画像において規則的に並ぶこととなる。故に、レーザ光を走査させたとしても、レーザ光が干渉によって強め合う位置は、実質的に移動しない。そのため、視域に到達するレーザ光の強度分布、ひいては視認者に視認される表示画像には、むらが生じてしまう。
そこで、特許文献1に開示の構成では、一組のマイクロレンズアレイが、対向するように配置されている。以上の構成では、一方のマイクロレンズアレイを通過したレーザ光を他方のマイクロレンズによって拡散させることで、干渉により生じる強度分布のむらが、均されていた。しかし、特許文献1の装置では、複数のマイクロレンズアレイを用いたうえで、さらにこれらの位置合わせを高精度に行う必要があるため、マイクロレンズアレイに係る構成は、複雑にならざるを得なかった。
本願発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、マイクロレンズアレイ等のスクリーン部材につき簡素な構成を維持しつつ、レーザ光の干渉により生じる表示画像の明るさのむらを低減でき技術を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、レーザ光の走査面(31)への走査により、予め規定された視域(60)から視認される表示画像(71)が走査面に描画されるスクリーン部材(30,230,330)であって、レーザ光を視域に向けて拡げるよう湾曲する湾曲面部(32)を各々有し、各湾曲面部の配列によって走査面を形成する複数の光学素子(34,234)を備え、走査面に交差する断面において、隣接する各湾曲面部の湾曲形状が、互いに異なることを特徴とする。
この発明によれば、走査面に交差する断面での湾曲面部の湾曲形状が隣接する光学素子間で互いに異なることにより、当該湾曲面部にて回折したレーザ光が干渉によって強め合う位置は、不揃いな配列にて規定される。故に、表示画像を描画するためのレーザ光の走査によれば、レーザ光が干渉によって強め合う位置は、時間の経過と共に、視認者の知覚できない速さにて移動する。よって、視域に到達するレーザ光の強度分布は、実質的に均されたものとみなされ得る。以上のように、断面における湾曲形状が互いに異なる湾曲面部を配列することによれば、スクリーン部材の構成の複雑化を回避しつつ、レーザ光の干渉により生じる表示画像の明るさのむらが、低減可能となる。
本発明の第一実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置の車両における配置を説明するための図である。 レーザスキャナの構成及び作動を詳しく説明するための図である。 ヘッドアップディスプレイ装置においてスクリーンとして用いられるマイクロミラーアレイの構成を模式的に示す斜視図である。 スクリーンとして用いられるマイクロミラーアレイにおいて、二種類のマイクロミラーの配列を模式的に示す図である。 図4のV−V線断面図である。 マイクロミラーの形状を説明するための図である。 マイクロミラーの形状とレーザ光のエネルギ分布との関係を説明するための図である。 マイクロミラーの側面図である。 マイクロミラーの正面図である。 図6のX−X線断面図である。 図6のXI−XI線断面図である。 図6のXII−XII線断面図である。 回折によってレーザ光が干渉する条件を説明するための図である。 走査面において、法線方向が同一となる部位の位置関係を示す図である。 本発明の第一実施形態において、レーザ光の干渉により生じる明部のパタンを例示する図である。 本発明の第一実施形態において、明部のパタンを複数重ね合わせてなる虚像を説明するための図である。 本発明の第二実施形態において、スクリーンとして用いられるマイクロミラーアレイの構成を模式的に示す斜視図である。 本発明の第二実施形態によるマイクロミラーアレイにおいて、三種類のマイクロミラーの配列を模式的に示す斜視図である。 本発明の第三実施形態において、スクリーンとして用いられるマイクロミラーアレイの構成を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第一実施形態)
図1A,Bに示す本発明の第一実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置100は、例えば車両のインスツルメントパネル80内に収容されている。ヘッドアップディスプレイ装置100は、開口部51を塞ぐ透光性の防塵カバー50を透過させた表示画像71を、車両のウィンドシールド90等の表示部材に投影することにより、予め想定されたアイボックス60から表示画像71の虚像70を視認可能とする。このアイボックス60は、例えば水平方向に100〜200ミリメートル、鉛直方向に40〜90ミリメートル程度の大きさに規定されている。ウィンドシールド90の車室側の面には、ヘッドアップディスプレイ装置100によって表示画像71の投影される投影面91が形成されている。凹面状に湾曲することで拡大作用を有する投影面91に投影された表示画像71の光は、当該投影面91によってアイボックス60に向けて反射されて、視認者のアイポイント61に到達する。この表示画像71の光を知覚する視認者は、ウィンドシールド90の前方に結像された当該表示画像71の虚像70を視認できる。投影面91に投影される表示画像71は、車両の鉛直方向よりも水平方向に大きい横長の画像である。これは一般に、視認者のアイポイント61の移動が鉛直方向よりも水平方向に容易であることによる。表示画像71には、例えば、ヘッドアップディスプレイ装置100の搭載されている車両の走行速度、ナビゲーションシステムによる進行方向の指示、及び車両のウォーニング等を示す画像部が含まれている。
(基本構成)
まず、ヘッドアップディスプレイ装置100の基本構成を、図1〜3に基づいて説明する。ヘッドアップディスプレイ装置100は、レーザスキャナ10、スクリーン30、及び凹面鏡40を備えている。
レーザスキャナ10は、鉛直方向においてスクリーン30を挟んで投影面91とは反対の方向に配置されており、光源部13、光学部20、微小電気機械システム(Micro Electro Mechanical Systems;MEMS)ミラー部26、及びコントローラ11を有している。
光源部13は、三つのレーザ投射部14,15,16等によって構成されている。各レーザ投射部14,15,16は、互いに異なる周波数、即ち異なる色相のレーザ光を投射する。具体的には、レーザ投射部14は、赤色のレーザ光を投射する。レーザ投射部15は、青色のレーザ光を投射する。レーザ投射部16は、緑色のレーザ光を投射する。以上のように、異なる色相のレーザ光を加色混合することにより、種々の色が再現可能とされている。各レーザ投射部14,15,16は、コントローラ11と接続されている。各レーザ投射部14,15,16は、コントローラ11からの制御信号に基づいて、各色相のレーザ光を投射する。
光学部20は、三つのコリメートレンズ21、ダイクロイックフィルタ22,23,24、及び集光レンズ25等によって構成されている。各コリメートレンズ21は、各レーザ投射部14,15,16のレーザ光の投射方向に、それぞれ配置されている。コリメートレンズ21は、レーザ光を屈折させることにより、平行光を生成する。
各ダイクロイックフィルタ22,23,24は、各コリメートレンズ21を挟んで各レーザ投射部14,15,16の投射方向に、それぞれ配置されている。レーザ投射部14の投射方向に配置されるダイクロイックフィルタ22は、赤色を示す周波数の光を透過させ、それ以外の周波数の光を反射させる。レーザ投射部15の投射方向に配置されるダイクロイックフィルタ23は、青色を示す周波数の光を反射させ、それ以外の周波数の光を透過させる。レーザ投射部16の投射方向に配置されるダイクロイックフィルタ24は、緑色を示す周波数の光を反射させ、それ以外の周波数の光を透過させる。各ダイクロイックフィルタ22,23,24の作用によって、各レーザ投射部14,15,16から投射されたレーザ光は、集光レンズ25に到達する。
集光レンズ25は、平面状の入射面及び凸面状の出射面を有する平凸レンズである。集光レンズ25は、入射面に入射するレーザ光を屈折させることにより、収束させる。これにより集光レンズ25を通過したレーザ光は、スクリーン30の後述する走査面31にて集光する。
MEMSミラー部26は、水平スキャナ27及び鉛直スキャナ28等によって構成されている。水平スキャナ27及び鉛直スキャナ28は、それぞれコントローラ11と接続されている。水平スキャナ27及び鉛直スキャナ28には、回転軸27a,28aとアルミニウム等を蒸着させてなる金属薄膜が形成されたMEMS反射面27b,28bとがそれぞれ設けられている。
水平スキャナ27は、光学部20及び鉛直スキャナ28にMEMS反射面27bを向けた姿勢にて配置されている。MEMS反射面27bは、鉛直方向に延伸する回転軸27aに支持されており、この回転軸27aまわりに回転変位可能とされている。水平スキャナ27に設けられた駆動部は、コントローラ11からの駆動信号に基づいて、回転軸27aまわりにMEMS反射面27bを回転変位させる。
一方、鉛直スキャナ28は、水平スキャナ27のMEMS反射面27b及びスクリーン30にMEMS反射面28bを向けた姿勢にて配置されている。MEMS反射面28bは、水平方向に延伸する回転軸28aに支持されており、この回転軸28aまわりに回転変位可能とされている。鉛直スキャナ28に設けられた駆動部は、コントローラ11からの駆動信号に基づいて、回転軸28aまわりにMEMS反射面28bを回転変位させる。
コントローラ11は、プロセッサ等によって構成される制御装置であって、各レーザ投射部14,15,16及び各スキャナ27,28と接続されている。コントローラ11は、各レーザ投射部14,15,16に制御信号を出力することにより、レーザ光を断続的にパルス点灯させる。加えてコントローラ11は、各スキャナ27,28に駆動信号を出力することにより、各MEMS反射面27b,28bによって反射されるレーザ光の方向を、図2に示す走査線SLのように制御する。
以上の構成によるレーザスキャナ10は、コントローラ11の制御により、スクリーン30の後述する走査面31にて表示画像71として結像される光を投射する。具体的には、投射されるレーザ光による点状の発光の走査により、当該点状の発光を一つの画素として組み立てられる表示画像71が、スクリーン30の走査面31に描画及び結像される。
図1,3に示すように、スクリーン30は、ガラス等の基材の表面にアルミニウム等を蒸着させることにより形成される反射型のスクリーンである。スクリーン30は、x軸方向及びy軸方向のそれぞれにおいて、複数の微小なマイクロミラー34を配列してなる所謂マイクロミラーアレイである。スクリーン30の有する走査面31は、蒸着されたアルミニウム等によりなる金属薄膜によって形成されている。各マイクロミラー34は、反射面41(図1B等参照)に向けてレーザ光を反射及び回折させつつ、アイボックス60に向けてレーザ光を拡げるよう湾曲する凸曲面部32を、各々有している。走査面31は、複数の凸曲面部32の配列によって形成されている。
図1に示すように、凹面鏡40は、ガラス等の基材の表面にアルミニウム等を蒸着させることにより、形成されている。凹面鏡40は、スクリーン30の水平方向に位置している。凹面鏡40は、スクリーン30の走査面31によって反射されたレーザ光をウィンドシールド90の投影面91に向けて反射させる反射面41を有している。反射面41は、中央部分が走査面31及び投影面91から遠ざかる方向に凹む凹面状であって、滑らかに湾曲している。反射面41は、走査面31によって反射された表示画像71を拡大しつつ反射させることにより、投影面91に当該表示画像71を投影する。この反射面41の湾曲による表示画像71の拡大率は、当該表示画像71の水平方向と鉛直方向とで異なっている。具体的には、反射面41では、表示画像71を鉛直方向よりも水平方向に大きく拡大するよう、水平方向の湾曲が鉛直方向の湾曲よりも大きくされている。
(特徴的構成)
次に、本発明の第一実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置100の特徴的構成であるスクリーン30について説明する。図3〜5に示すように、マイクロミラー34には、第一マイクロミラー35(図4にて白抜きで示す)及び第二マイクロミラー36(図4にてドットで示す)が含まれている。第一マイクロミラー35は、zx平面に対して第二マイクロミラー36と面対称な形状である。第一マイクロミラー35及び第二マイクロミラー36は、x軸方向及びy軸方向のそれぞれにおいて、互い違いに配列されている。こうした各マイクロミラー35,36の配列により、図5に示す走査面31に交差したzx断面では、隣接する各凸曲面部32の湾曲形状が、x軸方向において互いに異なるものとなる。同様に、走査面31に交差するyz断面においては、隣接する各凸曲面部32の湾曲形状が、y軸方向において互いに異なるものとなる。以上のように、二種類の互いに異なる湾曲形状を呈する凸曲面部32が互い違いに配列されることで、走査面31は、形成されている。
図6に示すように、各マイクロミラー35,36の各凸曲面部32は、四辺形状且つ台形状の輪郭39を形成している。凸曲面部32において輪郭39により囲まれる領域を各マイクロミラー35,36の開口38とすると、この開口38の面積は、互いに揃えられている。こうして、各凸曲面部32の各開口38の面積が実質的に同一とされることにより、各凸曲面部32からアイボックス60(図1B参照)に向けて出射されるレーザ光の量的なばらつきが抑制される。
また、凸曲面部32における上底32uの長さP1と下底32lの長さP2との比は、1:1〜1:2の範囲に規定されることが望ましく、第一実施形態では、約1:2に規定されている。上底32uと下底32lとの比を上述の範囲に規定することにより、各凸曲面部32に照射されるレーザ光を表示画像71(図2参照)に利用する利用効率の低下を抑制することができる。
詳記すると、図7に示すように、レーザ光のエネルギは、当該レーザ光の中心から外周に向かうに従い、ガウス分布に則って低下する。そして一般に、表示画像71としては、1/(e^2)よりもエネルギの高い範囲(図7のドットの範囲を参照)が利用可能である。ここで、後述する回折干渉によるむらの低減効果は、上底32uの長さP1に対する下底32lの長さP2の比が大きくなるほど向上する。しかし、レーザ光のエネルギが0.9を超える範囲(図7の斜線の範囲を参照)に対応するよう上底32uの長さP1を規定すると、P1に対するP2の比を大きくした場合、下底32l近傍に照射されるレーザ光のエネルギは、1/(e^2)を下回ることとなる。すると、下底32l近傍にて反射されるレーザ光が弱いことに起因して、アイボックス60(図1B参照)に到達するレーザ光の強度分布には、むらが生じてしまう。こうした事態を回避するため、レーザ光のエネルギが1/(e^2)となる二点間の距離よりも下底32lの長さP2が短くなるように、P1とP2の比は、1:2程度までに抑えられることが望ましいのである。
さらに、図8,9に示すように、各凸曲面部32のzx断面における曲率半径は、y軸方向への移動に従って、連続的に変化している。図11に示すように、y軸方向に沿った中心部分でのzx断面における凸曲面部32の曲率半径をR0とすると、図10に示す上底部分でのzx断面における曲率半径R1は、R1=2×P1/(P1+P2)×R0に設定されている。一方、図12に示す下底部分でのzx断面における曲率半径R2は、R2=2×P2/(P1+P2)×R0に設定されている。以上のような各曲率半径R0〜R2の設定により、隣接する各マイクロミラー35,36間の境界において、z軸方向に沿った段差面の発生を回避することが可能となる。
次に、表示画像71に明るさのむらが生じる理由を説明する。図13に示すように、走査面31に照射されるレーザの直径は、各マイクロミラー35,36よりも大きくされている。そして走査面31には、隣接する凸曲面部32において法線の方向の一致する部位(図13にて、Biで示す)が形成される。故に、走査面31に照射されたレーザ光の一部は、隣接するマイクロミラー35,36のそれぞれから同一の方向に反射及び回折される。これら同一の方向に反射されたレーザ光の光路差ΔLが、ΔL=P×sin(2θ)=n×λを満たす場合、これらのレーザ光は、干渉によって強め合うこととなる。そのため、表示画像71の虚像70には、強度分布が生じてしまうのである。尚、上式のPは互いに隣接する凸曲面部32間にて法線方向が一致する部位Biの間隔、θはレーザ光の入射角、λはレーザ光の波長、nは次数である。
上述したように、第一実施形態のスクリーン30では、隣接する各凸曲面部32の湾曲形状が互いに異なるものとされているので、図14に示すように、隣接する凸曲面部32間にて法線方向が一致する部位Bi同士の間隔は、不揃いになる。例えば、法線方向がz軸方向に沿う凸曲面部32の中心を部位Baとする。そして、特定の第一マイクロミラー35cの部位Baと、当該ミラー35cを囲む各第二マイクロミラー36u,36r,36d,36lの各部位Baとの間における各間隔を、それぞれPa_u,Pa_r,Pa_d,Pa_lとする。これら各間隔Pa_u,Pa_r,Pa_d,Pa_lについて、間隔Pa_rと間隔Pa_lは等しい値になるものの、各間隔Pa_u,Pa_r(Pa_l),Pa_dは、互いに異なる値となる。
さらに、凸曲面部32の中心以外にて法線方向の一致する部位をBbとする。そして、特定の第二マイクロミラー36dの部位Bbと、当該ミラー36dを囲む各第一マイクロミラー35c,35r,35d,35lの各部位Bbとの間における間隔を、それぞれPb_u,Pb_r,Pb_d,Pb_lとする。すると、これら各間隔Pb_u,Pb_r,Pb_d,Pb_lは、互いに異なる値となり、且つ部位Baにおける各Pa_u,Pa_r,Pa_d,Pa_lともそれぞれ異なる値となり得る。
こうした構成のスクリーン30によって反射及び回折されたレーザ光が干渉によって生じさせるスポット状の明部BPのパタンにつき、その例を図15に基づいて説明する。第一マイクロミラー35cと第二マイクロミラー36uとにレーザ光が照射された場合には、図15Aに示す明部BPのパタンが形成される。レーザスキャナ10(図2参照)による走査により、第一マイクロミラー35cと第二マイクロミラー36d(図14参照)とにレーザ光が照射された場合には、図15Bに示す明部BPのパタンが形成される。さらに、第一マイクロミラー35cと第二マイクロミラー36r(図14参照)とにレーザ光が照射された場合には、図15Cに示す明部BPのパタンが形成される。そして、第一マイクロミラー35cと第二マイクロミラー36l(図14参照)とにレーザ光が照射された場合には、図15Dに示す明部BPのパタンが形成される。
以上のように、各凸曲面部32(図14参照)にて回折したレーザ光が干渉によって強め合う明部BPの位置は、不揃いな配列にて規定される。故に、表示画像71を描画するためにレーザ光が高速で走査されることによれば、レーザ光が干渉によって強め合う明部BPの位置は、時間の経過と共に、視認者の知覚できない速さにて移動する。よって、視認者は、図16に示すように、不揃いな配列にて規定される明部BPのパタンを複数重ね合わせてなる虚像70を視認することとなる。
さらに、図13に示す隣接する凸曲面部32につき、法線方向が一致する部位Bi同士の間隔Pの平均をPavとする。そして、図1Bに示す凹面鏡の反射面41とウィンドシールド90の投影面91とによる表示画像71の拡大率をMとする。さらに、走査面31からアイボックス60までの光路距離をLとし、レーザ光の最大波長をλmaxとする。そしてさらに、視認者において想定される瞳孔の直径をdとすると、これらの値は、下記式1を満たすように規定されている。
(式1) d > L×tan{sin−1(λ/Pav)/M}
一般に、瞳孔の直径dは、約2ミリメートルである。故に、上式1の右辺が2ミリメートル未満となるよう平均間隔Pavを規定することにより、アイボックス60に到達するレーザ光において、干渉により強め合う明部BPの間隔a(図15参照)の平均は、視認者において想定される瞳孔の直径dよりも小さくされる。以上により、複数の明部BPが瞳孔に視認された状態が、維持可能となる。
ここまで説明した第一実施形態によれば、図16の如く、不揃いな配列にて規定される明部BPのパタンを複数重ね合わせてなる虚像70では、各パタンの明暗が、互いに補完し合う。故に、アイボックス60(図1B参照)に到達するレーザ光の強度分布は、実質的に均されたものとみなされ得る。したがって、湾曲形状が互いに異なる凸曲面部32を配列することで、スクリーン30の構成の複雑化を回避しつつ、レーザ光の干渉により生じる表示画像71の明るさのむらが、低減可能となる。
加えて第一実施形態では、各凸曲面部32の輪郭39が四辺形状であるので、x軸方向及びy軸方向への各マイクロミラー35,36の互い違いの配列により、走査面31につき、隣接する各凸曲面部32の湾曲形状は、互いに異なる態様となる。こうして、走査面31の形状の複雑化が抑制されることにより、表示画像71のむらを低減可能なスクリーン30の製造に係る実現性は、確保される。
また第一実施形態によれば、上底32uの長さP1と下底の長さP2との比を約1:2とした台形状の輪郭39により、アイボックス60に到達するレーザ光の強度分布のむらが大きくなる事態は、回避されている。こうして、表示画像71へのレーザ光の利用効率低下を抑制することによれば、表示画像71の全体の明るさを高く維持したうえで、当該画像71に生じる明るさのむらを低減することが可能となる。したがって、虚像70の表示品質は、いっそう向上する。
さらに第一実施形態によれば、各マイクロレンズ34の各開口38の面積が揃えられることにより、虚像70を形成する画素毎の明るさのばらつきは、低減され得る。故に、回折干渉による明るさのむらだけでなく、画素毎に生じる明るさのむらも低減可能となる。
また加えて第一実施形態によれば、複数の明部BPを瞳孔に視認させた状態を維持できることにより、表示画像71の虚像70における明暗は、視認者にいっそう知覚され難くなる。したがって、虚像70の表示品質のさらなる向上が、可能となる。
尚、第一実施形態において、レーザスキャナ10が協働で特許請求の範囲に記載の「レーザ走査手段」に相当し、凹面鏡40が特許請求の範囲に記載の「光学系」に相当し、スクリーン30が特許請求の範囲に記載の「スクリーン部材」に相当し、マイクロミラー34が特許請求の範囲に記載の「光学素子」に相当し、凸曲面部32が特許請求の範囲に記載の「湾曲面部」に相当し、アイボックス60が特許請求の範囲に記載の「視域」に相当し、ウィンドシールド90が特許請求の範囲に記載の「表示部材」に相当する。
(第二実施形態)
図17,18に示す本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態によるスクリーン230は、所謂六方稠密状のマイクロミラーアレイである。スクリーン230において、マイクロミラー234には、第一マイクロミラー235(図18にて白抜きで示す)、第二マイクロミラー236(図18にてドットで示す)、及び第三マイクロミラー237(図18にて斜線で示す)が含まれている。
第一〜第三マイクロミラー235,236,237は、y軸方向に沿って特定の順にて、繰り返し配列されている。換言すると、一つの第一マイクロミラー235は、互い違いに並ぶ第二マイクロミラー236及び第三マイクロミラー237によって囲まれている(図18参照)。こうした各マイクロミラー235,236,237の配列により、隣接する各凸曲面部232の湾曲形状が、互いに異なるものとなる。以上のように、三種類の互いに異なる湾曲形状を呈する凸曲面部232が特定の順に繰り返し配列されることにより、第二実施形態の走査面231は、形成されている。
加えて、図17に示す第一〜第三マイクロミラー235,236,237における各凸曲面部232は、六辺形状の輪郭239を形成している。第二実施形態でも、各マイクロミラー235,236,237の各開口238の面積は、互いに揃えられている。故に、各凸曲面部232からアイボックス60(図1B参照)に向けて出射されるレーザ光の量的なばらつきは、抑制される。
ここまで説明した第二実施形態によっても、不揃いな配列にて規定される明部のパタンを複数重ね合わせてなる虚像70(図1B参照)が、視認者によって視認可能となる。故に、各パタンの明暗が互いに補完し合うことで、アイボックス60(図1B参照)に到達するレーザ光の強度分布は、実質的に均されたものとみなされ得る。したがって、六方稠密状のマイクロミラーアレイであっても、三種類以上の凸曲面部232の配列によって構成の複雑化を回避しつつ、レーザ光の干渉により生じる表示画像71の明るさのむらが、低減可能となるのである。
加えて第二実施形態では、各凸曲面部232の輪郭239が六辺形状であるので、y軸方向への各マイクロミラー235,236,237の繰り返しの配列により、走査面231につき、隣接する各凸曲面部232の湾曲形状は、互いに異なる態様となる。こうして、走査面231の形状の複雑化が抑制されることにより、スクリーン230の製造に係る実現性が、確保される。
尚、第二実施形態において、スクリーン230が特許請求の範囲に記載の「スクリーン部材」に相当し、マイクロミラー234が特許請求の範囲に記載の「光学素子」に相当し、凸曲面部232が特許請求の範囲に記載の「湾曲面部」に相当する。
(第三実施形態)
図19に示す本発明の第三実施形態は、第一実施形態の別の変形例である。第三実施形態によるスクリーン330では、第一マイクロミラー35と第二マイクロミラー36との間に、遮光部339が形成されている。遮光部339は、遮光性の樹脂材料によって格子状に形成さており、隣接する各凸曲面部32間の境界337を覆っている。遮光部339は、レーザ光の透過を遮ることにより、境界337近傍におけるレーザ光の反射を抑制している。尚、遮光部339は、遮光性の印刷等によって形成されていてもよい。また、遮光部339によって覆われる面積は、開口38の面積に対して10パーセント未満とされることが望ましい。
ここまで説明した第三実施形態では、走査面31の形状が急激に変化するおそれのある各凸曲面部32間の境界337は、遮光部339によって覆われている。故に、こうした境界337にて反射されたレーザ光により、虚像70(図1B参照)に局所的な明るさのむらが生じる事態は、回避可能となる。したがって、アイボックス60(図1B参照)に到達するレーザ光の強度分布を均し得る効果と相俟って、虚像70の表示品質は、いっそう向上可能となる。
尚、第三実施形態において、スクリーン330が特許請求の範囲に記載の「スクリーン部材」に相当する。
(他の実施形態)
以上、本発明による複数の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
上記実施形態において、スクリーンは、光学素子としてのマイクロミラーを配列してなるマイクロミラーアレイであった。しかし、光学素子としてのマイクロレンズを配列してなるマイクロレンズアレイが、スクリーンとして用いられていてもよい。
上記実施形態において、表示画像71の拡大率は、凹面鏡40の反射面41による拡大率と、ウィンドシールド90の投影面91による拡大率とを光学的に組み合わせた値となっていた。しかし、例えば、投影面が平坦な形状であれば、式1における拡大率Mは、光学系である凹面鏡の反射面による拡大率と実質的に等価となる。同様に、光学系における反射面が平坦な形状であれば、式1における拡大率Mは、ヘッドアップディスプレイ装置の搭載が想定される車両の投影面による拡大率と実質的に等価となる。
上記第一,第三実施形態において、スクリーンは、二種類のマイクロレンズを交互に配列してなる格子状のマイクロレンズアレイであった。しかし、配列されるマイクロレンズの形状の種類は、三種類以上であってもよい。また、第二実施形態のように、六方稠密状のマイクロレンズアレイであれば、スクリーンは、四種類以上のマイクロレンズを組み合わせることによって形成されていてもよい。さらに、マイクロレンズにおける開口の形状は、四辺形状及び六辺形状に限定されない。例えばスクリーンは、開口面積を揃えられた不定形状の多角形を配列することによって走査面を形成する形態であってもよい。
上記実施形態において、各マイクロレンズの開口の面積は、互いに揃えられていた。しかし、開口の面積は、15パーセント程度の変動に収まるのであれば、正確に同一とされなくてもよい。
そして、上記実施形態では、車両に搭載されて、ウィンドシールド90に表示画像71を投影するヘッドアップディスプレイ装置に本発明を適用した例を示したが、本発明は、各種の輸送機器に搭載され、表示画像71の虚像70を視認者に視認可能とする種々のヘッドアップディスプレイ装置に適用することができる。
10 レーザスキャナ(レーザ走査手段)、30,230,330 スクリーン(スクリーン部材)、31 走査面、32,232 凸曲面部(湾曲面部)、32l 下底、32u 上底、34,234 マイクロミラー(光学素子)、35 第一マイクロミラー、36 第二マイクロミラー、237 第三マイクロミラー、337 境界、38 開口、39,239 輪郭、339 遮光部、40 凹面鏡(光学系)、60 アイボックス(視域)、70 虚像、71 表示画像、90 ウィンドシールド(表示部材)、91 投影面、100 ヘッドアップディスプレイ装置

Claims (8)

  1. レーザ光の走査面(31)への走査により、予め規定された視域(60)から視認される表示画像(71)が前記走査面に描画されるスクリーン部材(30,230,330)であって、
    レーザ光を前記視域に向けて拡げるよう湾曲する湾曲面部(32,232)を各々有し、各前記湾曲面部の配列によって前記走査面を形成する複数の光学素子(34,234)を備え、
    前記走査面に交差する断面において、隣接する前記各湾曲面部の湾曲形状が、互いに異なることを特徴とするスクリーン部材。
  2. 前記各湾曲面部は、四辺形状の輪郭(39)を形成し、
    前記走査面は、二種類以上の互いに異なる湾曲形状を呈する前記湾曲面部を、互い違いに配列することで形成されることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン部材。
  3. 前記湾曲面部は、台形状の輪郭(39)を形成し、
    前記湾曲面部における上底(32u)と下底(32l)との比は、1:1から1:2の範囲に規定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクリーン部材。
  4. 前記各湾曲面部は、六辺形状の輪郭(239)を形成し、
    前記走査面は、三種類以上の互いに異なる湾曲形状を呈する前記湾曲面部を、特定の順に繰り返し配列することで形成されることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン部材。
  5. 前記各湾曲面部の輪郭により囲まれる各前記光学素子の各開口(38)における面積は、互いに揃えられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のスクリーン部材。
  6. 隣接する前記各湾曲面部間の境界(337)を覆うことでレーザ光の透過を遮る遮光部(339)を、さらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のスクリーン部材。
  7. 表示部材(90)に形成される投影面(91)に前記表示画像を投影することにより、前記視域から前記表示画像の虚像(70)を視認者に視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のスクリーン部材と、
    レーザ光の走査により前記走査面に前記表示画像を描画するレーザ走査手段(10)と、
    前記走査面に描画される前記表示画像を拡大して前記投影面に投影する光学系(40,90)と、
    を備えることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  8. 隣接する前記湾曲面部につき法線方向が一致する部位(Bi)同士の間隔の平均Pavと、前記光学系及び前記投影面による前記表示画像の拡大率Mと、前記走査面から前記視域までの光路距離Lと、前記レーザ走査手段の照射するレーザ光の最大波長λmaxと、前記視認者において想定される瞳孔の直径dとが、下記式1を満たすことを特徴とする請求項7に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
    (式1) d > L×tan{sin−1(λmax/Pav)/M}
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