JP2013242792A - 電力制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置を含む複数の装置全体の消費電力に応じて、画像形成装置の消費電力を抑制する。
【解決手段】画像形成装置40は、電力を用いて動作し、通常の動作モードにおいては、画像情報に応じた画像を形成し、予め設定された移行条件を満たす場合には、省エネモードに移行する。電力測定器20は、分電盤10から画像形成装置40を含む複数の装置に供給される電力量を測定する。管理装置50は、電力測定器20により測定された電力量に応じて、画像形成装置40の省エネモードへの移行条件を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力制御システムに関する。
画像形成装置において、消費電力の低減を図る技術が知られている。例えば、特許文献1には、複数の複写機において常時1台の複写機が待機中の状態となるように、複数の複写機の電源を制御する技術が記載されている。特許文献2には、優先度の低いプリンタの電源をオフにする技術が記載されている。特許文献3には、消費電力が最小の機器を選択し、選択した機器にデータを送付して印刷させる技術が記載されている。
特開平10−026907号公報 特開2003−303075号公報 特開2010−218418号公報
本発明は、画像形成装置を含む複数の装置全体の消費電力に応じて、画像形成装置の消費電力を抑制することを目的とする。
本発明の請求項1に係る電力制御システムは、電力を用いて動作し、第1の動作モードにおいては、画像情報に応じた画像を形成し、予め設定された移行条件を満たす場合には、前記第1の動作モードよりも電力消費が少ない第2の動作モードに移行する画像形成装置と、電力供給部から前記画像形成装置を含む複数の装置に供給される電力量を測定する電力測定部と、前記電力測定部により測定された電力量に応じて、前記画像形成装置の前記移行条件を制御する条件制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る電力制御システムは、請求項1に記載の電力制御システムにおいて、前記移行条件は、前記第1の動作モードにおいて、予め決められた移行時間、操作又は前記画像情報の入力が行われないことであり、前記条件制御部は、前記電力測定部により測定された電力量が第1の閾値を越えた場合には、前記移行時間を短くする第1の条件制御部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る電力制御システムは、請求項2に記載の電力制御システムにおいて、複数の前記画像形成装置と、前記複数の画像形成装置に優先度を決定する優先度決定部とを備え、前記第1の条件制御部は、前記優先度決定部により決定された優先度に従って前記複数の画像形成装置から予め設定された数の画像形成装置を選択し、当該選択した画像形成装置の前記移行時間を短くすることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る電力制御システムは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力制御システムにおいて、前記条件制御部は、前記電力測定部により測定された電力量が第2の閾値を越えた場合には、前記移行条件を満たしていなくても、前記画像形成装置を前記第2の動作モードに移行させる第2の条件制御部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る電力制御システムは、請求項4に記載の電力制御システムにおいて、複数の前記画像形成装置と、前記複数の画像形成装置に優先度を決定する優先度決定部とを備え、前記第2の条件制御部は、前記電力測定部により測定された電力が前記第2の閾値以下になるまで、前記優先度決定部により決定された優先度に従って前記複数の画像形成装置を一つずつ選択し、当該選択した画像形成装置を前記第2の動作モードに移行させることを特徴とする。
本発明の請求項6に係る電力制御システムは、請求項4又は5に記載の電力制御システムにおいて、複数の前記画像形成装置を備え、前記第2の条件制御部は、前記画像形成装置を前記第2の動作モードに移行させた場合には、当該画像形成装置が前記第1の動作モードに復帰するのを禁止し、前記画像形成装置は、前記第2の条件制御部により前記第2の動作モードに移行させられた場合には、前記画像情報が入力されると、当該入力された画像情報を他の画像形成装置に転送し、画像の形成を依頼することを特徴とする。
本発明の請求項7に係る電力制御システムは、請求項1から6のいずれか1項に記載の電力制御システムにおいて、前記条件制御部は、前記電力測定部により測定された電力量が第3の閾値を下回った場合には、前記画像形成装置が前記第2の動作モードに移行するのを禁止する第3の条件制御部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項8に係る電力制御システムは、請求項7に記載の電力制御システムにおいて、複数の前記画像形成装置と、前記複数の画像形成装置に優先度を決定する優先度決定部とを備え、前記第3の条件制御部は、前記電力測定部により測定された電力が前記第3の閾値を下回っている限り、前記優先度決定部により決定された優先度に従って前記複数の画像形成装置を一つずつ選択し、当該選択した画像形成装置が前記第2の動作モードに移行するのを禁止することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、画像形成装置の動作モードの移行条件を制御しない場合に比べて、画像形成装置を含む複数の装置全体の消費電力に応じて、画像形成装置の消費電力を抑制することができる。
請求項2に係る発明によれば、第2の動作モードへの移行時間が固定である場合に比べて、電力供給部から供給された電力量が第1の閾値を越えたときには、画像形成装置を第2の動作モードに移行しやすくすることができる。
請求項3に係る発明によれば、優先度に従って選択された画像形成装置の移行時間だけを短くすることができる。
請求項4に係る発明によれば、予め設定された移行条件に従って画像形成装置を第2の動作モードに移行させる場合に比べて、電力供給部から供給された電力量が第2の閾値を越えたときには、消費電力の増加を抑制することができる。
請求項5に係る発明によれば、優先度に従って選択された画像形成装置だけを第2の動作モードに移行させることができる。
請求項6に係る発明によれば、第2の動作モードに移行させられた画像形成装置に画像情報が入力された場合であっても、他の画像形成装置においてその画像情報に応じた画像を形成することができる。
請求項7に係る発明によれば、予め設定された移行条件に従って画像形成装置を第2の動作モードに移行させる場合に比べて、電力供給部から供給された電力量が第3の閾値を下回ったときには、画像形成装置を利用してすぐに画像の形成を行うことができる。
請求項8に係る発明によれば、優先度に従って選択された画像形成装置だけを第2の動作モードに移行するのを禁止することができる。
電力制御システムの一例を示す図 電力測定器の一例を示す図 管理装置の構成を示す図 消費電力の目標値の一例を示す図 図4に示す目標値をグラフで表した図 第2の移行時間の設定画面の一例を示す図 条件設定画面の一例を示す図 管理装置の機能構成を示す図 装置情報データベースの一例を示す図 第1の条件制御部の動作を示すフローチャート 第2の条件制御部の動作を示すフローチャート 第3の条件制御部の動作を示すフローチャート 変形例に係る電力制御システムの構成を示す図 変形例に係る電力制御システムの構成を示す図 変形例に係る電力制御システムの構成を示す図 変形例に係る目標設定画面の一例を示す図 変形例に係る消費電力情報の一例を示す図 変形例に係る設置場所の優先度の一例を示す図
1.構成
図1は、本実施形態に係る電力制御システム1の一例を示す図である。電力制御システム1は、分電盤10と、電力測定器20と、複数の電気機器30と、複数の画像形成装置40と、管理装置50とを備えている。分電盤10と、複数の電気機器30、複数の画像形成装置40及び管理装置50とは、電源供給線2を介して接続されている。分電盤10と電力測定器20、電力測定器20と管理装置50とは、それぞれ通信線3を介して接続されている。管理装置50と複数の画像形成装置40とは、通信線3を介して接続されている。
分電盤10は、外部から供給される電力を電気機器30、画像形成装置40及び管理装置50に分配する。つまり、分電盤10は、画像形成装置40を含む複数の装置に電力を供給する電力供給部の一例である。分電盤10は、ブレーカー11を備えており、例えば部屋毎、ビルのフロア毎又は建物毎に設けられている。
電力測定器20は、分電盤10から電気機器30、画像形成装置40及び管理装置50に供給される電流を測定する。この実施形態では、電力測定器20は、後述する電力算出部71と協働して、分電盤10から画像形成装置40を含む複数の装置に供給される電力量を測定する電力測定部として機能する。図2は、電力測定器20の一例を示す図である。電力測定器20は、電流センサ21と、A/D(Analog to Digital)変換器22とを備えている。電流センサ21は、ブレーカー11に接続された電源供給線2に取り付けられている。電流センサ21は、電源供給線2を流れる電流に応じた信号を出力する。電流センサ21から出力された信号は、A/D変換器22に入力される。A/D変換器22は、入力された信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換し、電流の大きさを示す電流値を出力する。
電気機器30は、分電盤10から供給される電力を利用して動作する各種の装置である。電気機器30は、例えば照明、空調設備、電気ポット、パーソナルコンピュータである。ただし、電気機器30には、画像形成装置40は含まれない。
画像形成装置40は、電子写真方式により、画像情報に応じた画像を用紙等の記録媒体に形成する。画像形成装置40には、例えば図示せぬクライアント装置から画像情報が入力される。この画像形成装置40は、分電盤10から供給される電力を利用して動作する。画像形成装置40は、通常の動作モード(第1の動作モードの一例)と省エネモード(第2の動作モードの一例)とを有している。省エネモードとは、通常の動作モードよりも消費電力が少ない動作モードである。省エネモードの間は、画像を形成する動作は行われない。省エネモードは、例えば画像形成装置40の一部の構成への電力供給を遮断することにより実現される。この一部の構成とは、例えば定着工程を行う定着器である。画像形成装置40は、予め設定された移行条件を満たした場合、省エネモードに移行する。この画像形成装置40には、予め決められた第1の移行時間(例えば15分)、操作及び画像データの入力が行われない場合には、省エネモードに移行するという移行条件が設定されている。また、画像形成装置40は、省エネモードにおいて予め設定された復帰条件を満たした場合、通常の動作モードに復帰する。この画像形成装置40には、省エネモードにおいて予め決められた操作又は画像情報の入力が行われた場合には、通常の動作モードに復帰するという復帰条件が設定されている。
管理装置50は、電力制御システム1全体の消費電力を管理する。図3は、管理装置50の構成を示す図である。管理装置50は、CPU(Central Processing Unit)51と、メモリ52と、記憶部53と、通信部54と、操作部55と、表示部56とを備えている。CPU51は、メモリ52に記憶されたプログラムを実行することにより、各種の処理や制御を行う。メモリ52は、例えばROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)を備えている。メモリ52には、CPU51により実行されるプログラムが記憶されている。記憶部53は、例えばハードディスクを備えている。記憶部53には、処理に用いられるデータが記憶される。通信部54は、通信線3に接続されており、通信線3を介して電力測定器20又は画像形成装置40とデータ通信を行う。なお、管理装置50と電力測定器20又は画像形成装置40とは、通信線3を介して有線通信を行ってもよいし、無線通信を行ってもよい。操作部55は、例えばキーボードとマウスを備えている。操作部55は、管理装置50に対する指示の入力や操作を受け付ける。表示部56は、例えば液晶ディスプレイを備えている。表示部56は、CPU51の制御の下、操作画像や各種メッセージを表示する。
2.動作
(1)消費電力の目標設定
利用者は、操作部55を用いて管理装置50を操作し、電力制御システム1全体の消費電力の目標値61を設定する。図4は、消費電力の目標値61の一例を示す図である。図5は、図4に示す目標値61をグラフで表した図である。具体的には、利用者は、0時から24時の一時間毎に、消費電力の第1の上限値(第1の閾値の一例)、第2の上限値(第2の閾値の一例)及び下限値(第3の閾値の一例)を設定する。消費電力の上限値は、第1の上限値と第2の上限値との2段階で設定される。第1の上限値は、消費電力量が第1の上限値を超えた場合には、徐々に消費電力量を減らすべきである値を意味する。第2の上限値は、第1の上限値より大きい値である。第2の上限値は、消費電力量が第2の上限値を超えた場合には、第2の上限値を下回るように消費電力量を減らすべきである値を意味する。下限値は、第1の上限値より小さい値である。下限値は、消費電力に余裕がある値を意味する。消費電力の目標値61が設定されると、CPU51は、設定された目標値61を記憶部53に記憶させる。
また、利用者は、操作部55を用いて管理装置50を操作し、省エネモードに移行する時間を短くするときに用いられる第2の移行時間を設定する。このとき、CPU51は、利用者の指示に応じて、第2の移行時間の設定画面62を表示部56に表示させる。図6は、第2の移行時間の設定画面62の一例を示す図である。例えば、第1の移行時間が15分である場合、利用者は、この設定画面62において、第1の移行時間よりも短い1分を第2の移行時間として設定する。省エネモードの第2の移行時間が設定されると、CPU51は、設定された第2の移行時間を記憶部53に記憶させる。
(2)優先度の決定条件の設定
利用者は、操作部55を用いて管理装置50を操作し、画像形成装置40に優先度を決定するときの条件を設定する。このとき、CPU51は、利用者の指示に応じて、条件設定画面63を表示部56に表示させる。図7は、条件設定画面63の一例を示す図である。優先度を決定するときの条件には、「色」、「消費電力」、「クライアント数」、「プリント枚数」及び「場所」が含まれる。
「色」の条件において、「カラー」は、カラー画像を形成する画像形成装置40を示し、「白黒」は、白黒画像を形成する画像形成装置40を示す。利用者は、カラー画像を形成する画像形成装置40を優先して省エネモードに移行させる場合には、「カラー」を選択する。一方、利用者は、白黒画像を形成する画像形成装置40を優先して省エネモードに移行させる場合には、図7に示すように「白黒」を選択する。また、利用者は、優先度を決定するときに、カラー画像を形成する画像形成装置40であるか、白黒画像を形成する画像形成装置40であるかを考慮しない場合には、「しない」を選択する。
「消費電力」の条件において、「大」は、画像形成装置40が消費する電力が大きいことを示し、「小」は、画像形成装置40が消費する電力が小さいことを示す。利用者は、消費電力の大きい画像形成装置40を優先して省エネモードに移行させる場合には、図7に示すように「大」を選択する。一方、利用者は、消費電力の小さい画像形成装置40を優先して省エネモードに移行させる場合には、「小」を選択する。また、利用者は、優先度を決定するときに、画像形成装置40の消費電力を考慮しない場合には、「しない」を選択する。
「クライアント数」の条件において、「多」は、画像形成装置40を利用するクライアント装置の数が多いことを示し、「少」は、画像形成装置40を利用するクライアント装置の数が少ないことを示す。利用者は、クライアント装置の数が多い画像形成装置40を優先して省エネモードに移行させる場合には、「多」を選択する。一方、利用者は、クライアント装置の数が少ない画像形成装置40を優先して省エネモードに移行させる場合には、図7に示すように「少」を選択する。また、利用者は、優先度を決定するときに、クライアント装置の数を考慮しない場合には、「しない」を選択する。
「プリント枚数」の条件において、「多」は、設定期間(例えば、過去1週間)における画像形成装置40のプリント枚数が多いことを示し、「少」は、設定期間における画像形成装置40のプリント枚数が少ないことを示す。このプリント枚数とは、画像形成装置40により画像が形成され出力された記録媒体の枚数をいう。利用者は、設定期間のプリント枚数が多い画像形成装置40を優先して省エネモードに移行させる場合には、図7に示すように「多」を選択する。一方、利用者は、設定期間のプリント枚数が少ない画像形成装置40を優先して省エネモードに移行させる場合には、「少」を選択する。また、利用者は、優先度を決定するときに、画像形成装置40のプリント枚数を考慮しない場合には、「しない」を選択する。
「場所」は、画像形成装置40の設置場所を示す。利用者は、優先度を決定するときに、画像形成装置40の設置場所を考慮する場合には、「する」を選択し、考慮しない場合には、図7に示すように「しない」を選択する。
また、利用者は、優先度を決定するときに考慮する条件に、優先度を割り当てる。図7に示す例では、優先度を決定するときに考慮する条件として、「色」、「消費電力」、「クライアント数」及び「プリント枚数」が選択されている。例えば、優先度を決定するときにこれらの条件について考慮する度合いを大きい方から「消費電力」、「プリント枚数」、「色」、「クライアント数」という順番にしたい場合、利用者は、図7に示すように、「消費電力」の条件に優先度「1」を割り当て、「プリント枚数」の条件に優先度「2」を割り当て、「色」の条件に優先度「3」を割り当て、「クライアント数」の条件に優先度「4」を割り当てる。
また、利用者は、条件設定画面63において、省エネモードに移行する時間を短くするときに、その適用対象となる画像形成装置40の台数を設定する。例えば、利用者は、全体の50%の台数の画像形成装置40について省エネモードに移行する時間を短くしたい場合には、図7に示すように、「適用台数」を「50%」に設定する。条件設定画面63において優先度の決定条件及び適用台数が設定されると、CPU51は、設定された優先度の決定条件及び適用台数を記憶部53に記憶させる。
(3)消費電力の制御動作
次に、管理装置50が消費電力を制御する動作について説明する。図8は、管理装置50の機能構成を示す図である。管理装置50は、電力算出部71、優先度決定部72、第1の条件制御部73、第2の条件制御部74及び第3の条件制御部75として機能する。これらの機能は、CPU51がメモリ52に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。なお、これらの機能は、単一のプログラムにより実現されてもよいし、複数のプログラムにより実現されてもよい。
(電力算出部71の動作)
電力測定器20は、予め決められた時間間隔で分電盤10から供給される電流を測定し、その電流値を管理装置50に送信する。管理装置50は、電力測定器20から送信された電流値を通信部54により受信する。通信部54により受信された電流値は、電力算出部71に入力される。電力算出部71は、入力された電流値に基づいて、分電盤10の配下にある電気機器30、画像形成装置40及び管理装置50の全体の消費電力量を算出して出力する。具体的には、電力算出部71は、入力された電流値と定格電圧値(例えば100V)とを乗じることにより、消費電力量を算出する。電力測定器20から出力された消費電力量は、第1の条件制御部73、第2の条件制御部74及び第3の条件制御部75に入力される。
(優先度決定部72の動作)
各画像形成装置40は、自装置を識別する装置IDと、上述した「色」、「消費電力」、「クライアント数」、「プリント枚数」及び「場所」に関する自装置の情報とを含む装置情報を記憶部に記憶している。優先度決定部72は、予め決められた時間間隔で各画像形成装置40から装置情報を取得する。例えば、優先度決定部72は、電力測定器20から電流値を受信したときに、各画像形成装置40から装置情報を取得する。なお、装置情報は、必ずしも各画像形成装置40に記憶されていなくてもよい。例えば、各画像形成装置40の装置情報が予め管理装置50に入力され、登録されていてもよい。装置情報を取得すると、優先度決定部72は、取得した装置情報をまとめて装置情報データベース64を作成し、記憶部53に記憶させる。図9は、装置情報データベース64の一例を示す図である。優先度決定部72は、記憶部53に記憶された優先度の決定条件と装置情報データベース64とに基づいて、画像形成装置40に優先度を決定する。なお、以下の説明では、装置IDが「a」〜「h」である画像形成装置40を「画像形成装置40a〜40h」という。
具体的には、優先度決定部72は、記憶部53に記憶された優先度の決定条件において、優先度が最も高い条件を特定する。図7に示す優先度の決定条件では、「消費電力」が「大」という条件の優先度「1」が最も高い。この場合、優先度決定部72は、まず消費電力が大きい順に優先度を決定する。図9に示す装置情報データベース64では、画像形成装置40bの消費電力「300」が最も大きい。画像形成装置40aの消費電力「200」が2番目に大きい。画像形成装置40c、40d、40f、40gの消費電力「150」が3番目に大きい。画像形成装置40e、40hの消費電力「120」が最も小さい。この場合、優先度決定部72は、画像形成装置40bの優先度を「1」に決定し、画像形成装置40aの優先度を「2」に決定する。
ここで、消費電力が3番目に大きい画像形成装置40c、40d、40f、40gは、消費電力が同じであるため、消費電力の大小に基づいて優先度を決めることができない。この場合、優先度決定部72は、記憶部53に記憶された優先度の決定条件において、優先度が2番目に高い条件を特定する。図7に示す優先度の決定条件では、「プリント枚数」が「多」という条件の優先度が2番目に高い。この場合、優先度決定部72は、画像形成装置40c、40d、40f及び40gに対して、プリント枚数が多い順に優先度を決定する。図9に示す装置情報データベース64では、画像形成装置40c、40d、40f及び40gのプリント枚数において、画像形成装置40cのプリント枚数「529」が最も多く、画像形成装置40fのプリント枚数「324」が2番目に多く、画像形成装置40gのプリント枚数「118」が3番目に多く、画像形成装置40dのプリント枚数「102」が最も少ない。この場合、優先度決定部72は、画像形成装置40cの優先度を「3」に決定し、画像形成装置40fの優先度を「4」に決定し、画像形成装置40gの優先度を「5」に決定し、画像形成装置40dの優先度を「6」に決定する。
また、消費電力が最も小さい画像形成装置40e、40fは、消費電力が同じであるため、消費電力の大小に基づいて優先度を決めることができない。この場合、優先度決定部72は、上述と同様に、画像形成装置40e、40fに対して、プリント枚数が多い順に優先度を決定する。図9に示す装置情報データベース64では、画像形成装置40e及び40hのプリント枚数において、画像形成装置40eのプリント枚数「87」が最も多く、画像形成装置40hのプリント枚数「55」が最も少ない。この場合、優先度決定部72は、画像形成装置40eの優先度を「7」に決定し、画像形成装置40hの優先度を「8」に決定する。
このように、優先度決定部72は、まず優先度が最も高い条件を特定し、特定した条件に基づいて画像形成装置40に優先度を決定する。ただし、例えば複数の画像形成装置40が同じ条件を満たす場合等、特定した条件に基づいて優先度を決定することができない場合には、優先度決定部72は、次に優先度が高い条件を特定し、特定した条件に基づいて画像形成装置40に優先度を決定する。このように、優先度決定部72は、優先度の高い条件を他の条件より先に考慮し、画像形成装置40の優先度を決定する。
(第1の条件制御部73の動作)
第1の条件制御部73は、電力算出部71から入力された消費電力量が第1の上限値を超えたときに、画像形成装置40の省エネモードの移行時間を短くする。図10は、第1の条件制御部73の動作を示すフローチャートである。
第1の条件制御部73は、電力算出部71から消費電力量が入力されたか否かを判断し(ステップS11)、消費電力量が入力されるまで待機する(ステップS11:NO)。消費電力量が入力されると(ステップS11:YES)、第1の条件制御部73は、記憶部53に記憶された目標値61から現在時刻に対応する第1の上限値を特定する(ステップS12)。例えば、現在時刻が12時台である場合、図4に示す消費電力の目標値61から12時に対応する第1の上限値「5」を特定する。
第1の条件制御部73は、入力された消費電力量が特定した第1の上限値を超えたか、又は下回ったかを判断する(ステップS13)。なお、第1の条件制御部73は、入力された消費電力量が第1の上限値である場合には、処理を終了する。消費電力量が第1の上限値を超えた場合(ステップS13:超えた)、第1の条件制御部73は、優先度決定部72により決定された優先度と記憶部53に記憶された適用台数とに基づいて、適用対象となる画像形成装置40を選択する(ステップS14)。例えば、図7に示すように、適用台数が「50%」である場合、画像形成装置40a〜40h全体の50%の台数、すなわち4台の画像形成装置40が適用対象となる。この場合、第1の条件制御部73は、画像形成装置40a〜40hから、図9に示す優先度が高い4台の画像形成装置40、すなわち優先度が「1」〜「4」である画像形成装置40b、40a、40c、40fを選択する。
第1の条件制御部73は、ステップS14で選択した画像形成装置40の省エネモードの移行時間を第2の移行時間に変更する(ステップS15)。具体的には、第1の条件制御部73は、記憶部53に記憶された第2の移行時間を特定し、通信部54により省エネモードの移行時間を第2の移行時間に変更する指示を画像形成装置40b、40a、40c、40fに送信する。画像形成装置40b、40a、40c、40fは、管理装置50から送信された指示を受信すると、受信した指示に従って、省エネモードの移行時間を第1の移行時間からそれよりも短い第2の移行時間に変更する。
また、第1の条件制御部73は、上述したステップS13において、消費電力量が第1の上限値を下回った場合(ステップS13:下回った)、ステップS14において選択した画像形成装置40の省エネモードの移行時間を第2の移行時間から第1の移行時間に戻す。具体的には、第1の条件制御部73は、通信部54により省エネモードの移行時間を第1の移行時間に戻す指示を画像形成装置40b、40a、40c、40fに送信する。画像形成装置40b、40a、40c、40fは、管理装置50から送信された指示を受信すると、受信した指示に従って、省エネモードの移行時間を第2の移行時間から第1の移行時間に戻す。
(第2の条件制御部74の動作)
第2の条件制御部74は、電力算出部71から入力された消費電力量が第2の上限値を超えたときに、画像形成装置40を強制的に省エネモードに移行させる。図11は、第2の条件制御部74の動作を示すフローチャートである。
第2の条件制御部74は、電力算出部71から消費電力量が入力されたか否かを判断し(ステップS21)、消費電力量が入力されるまで待機する(ステップS21:NO)。消費電力量が入力されると(ステップS21:YES)、第2の条件制御部74は、記憶部53に記憶された目標値61から現在時刻に対応する第2の上限値を特定する(ステップS22)。例えば、現在時刻が12時台である場合、図4に示す消費電力の目標値61から12時に対応する第2の上限値「7」を特定する。
第2の条件制御部74は、入力された消費電力量が特定した第2の上限値を超えたか、又は下回ったかを判断する(ステップS23)。なお、第2の条件制御部74は、入力された消費電力量が第2の上限値である場合には、処理を終了する。消費電力量が第2の上限値を超えた場合(ステップS23:越えた)、第2の条件制御部74は、省エネモードに強制移行されていない画像形成装置40のうち、優先度決定部72により決定された優先度が最も高い画像形成装置40を選択する(ステップS24)。例えば、画像形成装置40a〜40hのいずれも省エネモードに強制移行されていない場合、図9に示す画像形成装置40a〜40hの優先度の中では、画像形成装置40bの優先度「1」が最も高い優先度となる。この場合、第2の条件制御部74は、画像形成装置40bを選択する。
第2の条件制御部74は、ステップS24で選択した画像形成装置40を強制的に省エネモードに移行させる(ステップS25)。具体的には、第2の条件制御部74は、通信部54により省エネモードに強制移行させる指示を画像形成装置40bに送信する。画像形成装置40bは、管理装置50から送信された指示を受信すると、受信した指示に従って、すぐに省エネモードに移行する。このように、省エネモードに強制移行された場合、画像形成装置40bは、復帰条件を満たしても通常の動作モードへの復帰が禁止される。
ステップS25の処理を行うと、第2の条件制御部74は、ステップS21に戻る。第2の条件制御部74は、ステップS23において、消費電力量が第2の上限値を超えている限り、ステップS21〜S25の処理を繰り返す。このとき、第2の条件制御部74は、ステップS24において、画像形成装置40a〜40hを優先度が高い順に1台ずつ選択していくこととなる。例えば、上述したように画像形成装置40bが省エネモードに強制移行された後にステップS24に進んだ場合、省エネモードに強制移行されていない画像形成装置40a、40c〜40hの中では、画像形成装置40aの優先度「2」が最も高い優先度となる。この場合、第2の条件制御部74は、このステップS24において画像形成装置40aを選択する。これにより、画像形成装置40a〜40hは、消費電力量が第2の上限値以下になるまで、優先度が高い順に1台ずつ省エネモードに強制移行させられる。
上述したように、省エネモードに強制移行させられると、画像形成装置40は、通常の動作モードへの復帰条件を満たしても、通常の動作モードに復帰しない。そのため、例えばクライアント装置からこの画像形成装置40に画像情報が入力されても、画像の形成を行うことができない。したがって、省エネモードに強制移行させられた場合、画像形成装置40は、クライアント装置から画像情報が入力されると、この画像情報を他の画像形成装置40へと転送し、画像の形成を依頼する。この場合、画像形成装置40は、クライアント装置に対して依頼先の画像形成装置40を通知する。
ステップS23において、消費電力量が第2の上限値を下回ると(ステップS23:下回った)、第2の条件制御部74は、省エネモードに強制移行されている画像形成装置40のうち、優先度決定部72により決定された優先度が最も低い画像形成装置40を選択する(ステップS26)。例えば、画像形成装置40a及び40bが省エネモードに強制移行されている場合、図9に示す画像形成装置40a及び40bの優先度の中では、画像形成装置40aの優先度「2」が最も低い優先度となる。この場合、第2の条件制御部74は、画像形成装置40aを選択する。
第2の条件制御部74は、ステップS26で選択した画像形成装置40について通常の動作モードへの復帰禁止を解除する(ステップS27)。具体的には、第2の条件制御部74は、通信部54により通常の動作モードへの復帰禁止を解除する指示を画像形成装置40aに送信する。画像形成装置40aは、管理装置50から送信された指示を受信すると、受信した指示に従って、省エネモードへの復帰禁止を解除する。省エネモードへの復帰禁止が解除されると、画像形成装置40aは、復帰条件を満たせば、通常の動作モードに復帰する。
第2の条件制御部74は、全ての画像形成装置40について通常の動作モードへの復帰禁止が解除されたか否かを判断する(ステップS28)。具体的には、第2の条件制御部74は、ステップS24で選択された画像形成装置40が全てステップS26で選択されている場合には、全ての画像形成装置40について通常の動作モードへの復帰禁止が解除されたと判断する。一方、第2の条件制御部74は、ステップS24で選択された画像形成装置40が全てステップS26で選択されていない場合には、全ての画像形成装置40について通常の動作モードへの復帰禁止が解除されていないと判断する。
全ての画像形成装置40について通常の動作モードへの復帰禁止が解除されていない場合(ステップS28:NO)、第2の条件制御部74は、ステップS21に戻り、消費電力量が第2の上限値を下回っている限り、ステップS26〜28の処理を繰り返す。このとき、第2の条件制御部74は、ステップS26において、省エネモードに強制移行させられた画像形成装置40を優先度が低い順に1台ずつ選択していくこととなる。例えば、上述したように画像形成装置40aの通常の動作モードへの復帰禁止が解除された後、ステップS26に進んだ場合には、画像形成装置40bだけが通常の動作モードへの復帰が禁止されていることになるため、画像形成装置40bの優先度「1」が最も低い優先度となる。この場合、第2の条件制御部74は、画像形成装置40bを選択する。これにより、消費電力量が第2の上限値を下回っている限り、省エネモードへ強制移行させられた画像形成装置40は、優先度が高い順に1台ずつ通常の動作モードへの復帰禁止が解除される。
(第3の条件制御部75の動作)
第3の条件制御部75は、電力算出部71から入力された消費電力量が下限値を下回ったときに、画像形成装置40が省エネモードに移行するのを禁止する。図12は、第3の条件制御部75の動作を示すフローチャートである。
第3の条件制御部75は、電力算出部71から消費電力量が入力されたか否かを判断し(ステップS31)、消費電力量が入力されるまで待機する(ステップS31:NO)。消費電力量が入力されると(ステップS31:YES)、第3の条件制御部75は、記憶部53に記憶された目標値61から現在時刻に対応する下限値を特定する(ステップS32)。例えば、現在時刻が12時台である場合、図4に示す消費電力の目標値61から12時に対応する下限値「1.5」を特定する。
第3の条件制御部75は、入力された消費電力量が、特定した下限値を下回った、又は超えたかを判断する(ステップS33)。なお、第3の条件制御部75は、入力された消費電力量が下限値である場合には、この処理を終了する。消費電力量が下限値を下回った場合(ステップS33:下回った)、第3の条件制御部75は、省エネモードへの移行が禁止されていない画像形成装置40のうち、優先度決定部72により決定された優先度が最も低い画像形成装置40を選択する(ステップS34)。例えば、画像形成装置40a〜40hのいずれも省エネモードへの移行が禁止されていない場合、図9に示す画像形成装置40a〜40hの優先度の中では、画像形成装置40hの優先度「8」が最も低い優先度となる。この場合、第3の条件制御部75は、画像形成装置40hを選択する。
第3の条件制御部75は、ステップS34で選択した画像形成装置40が省エネモードに移行するのを禁止する(ステップS35)。具体的には、第3の条件制御部75は、通信部54により省エネモードへの移行を禁止する指示を画像形成装置40hに送信する。画像形成装置40hは、管理装置50から送信された指示を受信すると、受信した指示に従って、省エネモードへの移行を禁止する。このように、省エネモードへの移行が禁止された場合、画像形成装置40hは、省エネモードへの移行条件を満たしても省エネモードに移行せず、通常の動作モードのまま動作する。なお、画像形成装置40hが既に省エネモードに移行している場合には、通常の動作モードに復帰した上で、省エネモードへの移行を禁止してもよい。
ステップS35の処理を行うと、第3の条件制御部75は、ステップS31に戻る。第3の条件制御部75は、ステップS33において、消費電力量が下限値を下回っている限り、ステップS31〜S35の処理を繰り返す。このとき、第3の条件制御部75は、ステップS34において、画像形成装置40a〜40hを優先度が低い順に1台ずつ選択していくこととなる。例えば、上述したように画像形成装置40hが省エネモードへの移行を禁止された後に、ステップS34に進んだ場合、省エネモードへの移行が禁止されていない画像形成装置40a〜gの優先度の中では、画像形成装置40eの優先度「7」が最も低い優先度となる。この場合、第3の条件制御部75は、画像形成装置40eを選択する。これにより、画像形成装置40a〜40hは、消費電力量が下限値を下回っている限り、優先度が低い順に1台ずつ省エネモードへの移行が禁止される。
ステップS33において、消費電力量が下限値を超えると(ステップS33:越えた)、第3の条件制御部75は、省エネモードへの移行が禁止されている画像形成装置40のうち、優先度決定部72により決定された優先度が最も高い画像形成装置40を選択する(ステップS36)。例えば、画像形成装置40e及び40hが省エネモードへの移行が禁止されている場合、図9に示す画像形成装置40e及び40hの優先度の中では、画像形成装置40eの優先度「7」が最も高い優先度となる。この場合、第3の条件制御部75は、画像形成装置40eを選択する。
第3の条件制御部75は、ステップS36で選択した画像形成装置40について省エネモードへの移行禁止を解除する(ステップS37)。具体的には、第3の条件制御部75は、通信部54により省エネモードへの移行の禁止を解除する指示を画像形成装置40eに送信する。画像形成装置40eは、管理装置50から送信された指示を受信すると、受信した指示に従って、省エネモードへの移行禁止を解除する。省エネモードへの移行禁止が解除されると、画像形成装置40eは、省エネモードへの移行条件を満たせば、省エネモードに移行する。
第3の条件制御部75は、全ての画像形成装置40について省エネモードへの移行禁止が解除されたか否かを判断する(ステップS38)。具体的には、第3の条件制御部75は、ステップS34で選択された画像形成装置40が全てステップS36で選択されている場合には、全ての画像形成装置40について省エネモードへの移行禁止が解除されたと判断する。一方、第3の条件制御部75は、ステップS34で選択された画像形成装置40が全てステップS36で選択されていない場合には、全ての画像形成装置40について省エネモードへの移行禁止が解除されていないと判断する。
全ての画像形成装置40について省エネモードへの移行禁止が解除されていない場合(ステップS38:NO)、第3の条件制御部75は、ステップS31に戻り、消費電力量が下限値を超えている限り、ステップS36〜38の処理を繰り返す。このとき、第3の条件制御部75は、ステップS36において、省エネモードへの移行が禁止された画像形成装置40を優先度が高い順に1台ずつ選択していくこととなる。例えば、上述したように画像形成装置40eの省エネモードへの移行禁止が解除された後、ステップS36に進んだ場合には、画像形成装置40hだけが省エネモードへの移行が禁止されているため、画像形成装置40hの優先度「8」が最も高い優先度となる。この場合、第3の条件制御部75は、画像形成装置40hを選択する。これにより、消費電力量が下限値を超えている限り、省エネモードへの移行が禁止された画像形成装置40は、優先度が高い順に1台ずつその移行禁止が解除される。
上述した実施形態では、消費電力量が第1の上限値を超えた場合には、画像形成装置40の省エネモードへの移行時間が短くなるため、画像形成装置40が省エネモードに移行しやすくなる。これにより、電力消費が減りやすくなる。また、消費電力量が第2の上限値を超えた場合には、画像形成装置40が強制的に省エネモードに移行させられる。これにより、消費電力の増加が抑制される。また、省エネモードに強制移行させられた場合、画像形成装置40は、通常の動作モードへの復帰が禁止される。これにより、消費電力の増加が一層抑制される。また、消費電力量が下限値を下回った場合には、画像形成装置40は、省エネモードへの移行が禁止される。この場合、画像形成装置40は、通常の動作モードで待機することになるため、利用者が画像の形成を指示すると、すぐに画像形成動作が開始される。これにより、画像形成装置40の利便性が向上する。
3.変形例
上述した実施形態は、本発明の一例であり、本発明はこの実施形態に限定されない。上述した実施形態を以下のように変形して実施してもよい。また、以下の変形例を組み合わせて実施してもよい。
(1)変形例1
電力制御システム1の構成は、図1に示す構成に限定されない。図13〜図15は、変形例に係る電力制御システム1A〜1Cの構成を示す図である。図1に示す電力制御システム1では、管理装置50と電力測定器20とは、専用の通信線3により接続されていた。これに対し、図13に示す電力制御システム1Aでは、電力測定器20と管理装置50と画像形成装置40とは、共通の通信線3で接続されている。
図1に示す電力制御システム1では、管理装置50と画像形成装置40とは別個の装置であった。これに対し、図14に示す電力制御システム1Bでは、1台の画像形成装置40の中に管理装置50が設けられ、この画像形成装置40が管理装置50としての役割を果たす。この場合、この画像形成装置40は、上述した管理装置50と同様の構成を備え、同様の動作を行う。
図1に示す電力制御システム1では、分電盤10の配下には、画像形成装置40と電気機器30と管理装置50が接続されていた。これに対し、図15に示す電力制御システム1Cでは、分電盤10の配下には、複数の画像形成装置40と管理装置50だけが接続されており、電気機器30は接続されていない。この構成では、複数の電気機器30は、複数の画像形成装置40及び管理装置50とは異なる電源系統から電力が供給されることになる。この場合、電力測定器20は、分電盤10から画像形成装置40及び管理装置50に供給される電流を測定する。管理装置50は、画像形成装置40及び管理装置50の消費電力量を算出し、算出した消費電力量に基づいて画像形成装置40の動作モードを制御する。
また、電力制御システム1Cにおいて、分電盤10の配下には複数の画像形成装置40だけが接続されていてもよい。なお、この構成では、複数の電気機器30及び管理装置50は、複数の画像形成装置40とは異なる電源系統から電力が供給されることになる。この場合、電力測定器20は、分電盤10から複数の画像形成装置40に供給される電流を測定する。管理装置50は、複数の画像形成装置40の消費電力量を算出し、算出した消費電力量に基づいて画像形成装置40の動作モードを制御する。このように、分電盤10から電力が供給される複数の装置には、画像形成装置40と他の装置(例えば電気機器30又は管理装置50)とが含まれていてもよいし、画像形成装置40だけが含まれていてもよい。
(2)変形例2
上述した実施形態では、利用者が、消費電力の目標値61を所望の値に設定していたが、この目標値61は、消費電力の履歴に応じて決定されてもよい。この場合、CPU51は、電力算出部71により算出された消費電力量の履歴を記憶部53に記憶させる。利用者は、操作部55を用いて管理装置50を操作し、消費電力の目標値61の設定条件を設定する。このとき、CPU51は、利用者の指示に応じて、目標設定画面65を表示部56に表示させる。
図16は、目標設定画面65の一例を示す図である。利用者は、この目標設定画面65において、使用する消費電力量の履歴の期間を選択する。例えば、利用者は、過去1ヶ月分の消費電力量の履歴を使用する場合には、「過去1ヶ月」というボタン65aを押し、過去1週間分の消費電力量の履歴を使用する場合には、「過去1週間」というボタン65bを押し、過去1日分の消費電力量の履歴を使用する場合には、「過去1日」というボタン65cを押す。また、利用者は、上記期間中、毎日の消費電力量の履歴を使用するのか、平日の消費電力量の履歴を使用するのかを選択する。例えば、利用者は、毎日の消費電力量の履歴を使用する場合には、「毎日」というボタン65dを押し、平日の消費電力量の履歴だけを使用する場合には、「平日のみ」というボタン65eを押す。さらに、利用者は、目標設定画面65において、消費電力量の履歴の平均値に対する第1の上限値及び第2の上限値の比率を指定する。例えば、利用者は、第1の上限値を消費電力量の履歴の平均値の60%の値に設定したい場合には、第1の上限値の比率を「60%」に設定する。また、利用者は、第2の上限値を消費電力量の履歴の平均値の80%の値に設定したい場合には、第2の上限値の比率を「80%」に設定する。消費電力の目標値61の設定条件を設定し終えると、利用者は、設定ボタン65fを押す。
ここでは、図16に示すように、過去1週間分の毎日の消費電力量の履歴を使用することが選択され、第1の上限値の比率として「60%」、第2上限値の比率として「80%」が設定された場合を想定する。設定ボタンが押されると、CPU51は、記憶部53に記憶された消費電力量の履歴から、過去一週間分の履歴を抽出する。CPU51は、抽出した履歴を用いて、過去一週間分の消費電力量の平均値を算出する。CPU51は、消費電力量の平均値の60%の値を第1の上限値として算出する。また、CPU51は、消費電力量の平均値の80%の値を第2の上限値として算出する。CPU51は、算出した第1の上限値及び第2の上限値を記憶部53に記憶させる。なお、第1の上限値及び第2の上限値だけではなく、下限値についても、上述と同様に消費電力量の履歴の平均値から算出し、記憶部53に記憶させてもよい。
(3)変形例3
管理装置50は、消費電力に関する消費電力情報66を表示部56に表示してもよい。図17は、消費電力情報66の一例を示す図である。この消費電力情報66には、図17に示すように、電力算出部71により算出された消費電力量「xxx」、電力測定器20により測定された電流値を時間軸に沿って表した電流波形66a、定格電圧値を時間軸に沿って表した電圧波形66b、電力測定器20により測定された電力量を時間軸に沿って表した電力波形66c、66dが含まれる。なお、電力波形66cと66dとは、時間軸のスケールが異なるものである。また、管理装置50は、この消費電力情報66を通信部54により画像形成装置40に送信し、画像形成装置40に表示させてもよい。あるいは、管理装置50は、上述した消費電力情報66を通信部54により外部の表示装置に送信し、この表示装置に表示させてもよい。このように、消費電力を可視化することにより、利用者の節電に対する意識の向上が期待される。
(4)変形例4
上述した実施形態において、第1の条件制御部73、第2の条件制御部74及び第3の条件制御部75は、画像形成装置40の設置場所を考慮して画像形成装置40を選択してもよい。具体的には、第1の条件制御部73は、上述したステップS14において画像形成装置40を選択するときに、記憶部53に記憶された装置情報データベース64に基づいて、選択対象の画像形成装置40が、同一の場所に設置されている他の画像形成装置40が選択されている、又は同一の場所に他に画像形成装置40が設置されていないという条件を満たすか否かを判断する。第1の条件制御部73は、選択対象の画像形成装置40が、上記いずれかの条件を満たす場合には、その画像形成装置40を選択せずに、次に優先度が高い画像形成装置40を選択する。
また、第1の条件制御部73は、全ての設置場所において画像形成装置40が1台選択されている、又は画像形成装置40が1台しかない場合には、上述した実施形態と同様に、優先度に従って画像形成装置40を選択する。ただし、この場合にも、選択対象の画像形成装置40が、同一の場所に設置されている他の画像形成装置40が全て選択されている、又は同一の場所に他に画像形成装置40が設置されていないという条件を満たす場合には、その画像形成装置40を選択せずに、次に優先度が高い画像形成装置40を選択する。さらに、第1の条件制御部73は、全ての設置場所において選択されていない画像形成装置40が1台しかない、又は画像形成装置40が1台しか存在しない場合には、上述した実施形態と同様に、優先度に従って画像形成装置40を選択する。
第2の条件制御部74は、上述したステップS24において画像形成装置40を選択するときに、記憶部53に記憶された装置情報データベース64に基づいて、選択対象の画像形成装置40が、同一の場所に設置されている他の画像形成装置40が選択されている、又は同一の場所に他に画像形成装置40が設置されていないという条件を満たすか否かを判断する。第1の条件制御部73は、選択対象の画像形成装置40が、上記いずれかの条件を満たす場合には、その画像形成装置40を選択せずに、省エネモードに強制移行されていない画像形成装置40のうち、次に優先度が高い画像形成装置40を選択する。
また、第2の条件制御部74は、全ての設置場所において画像形成装置40が1台選択されている、又は画像形成装置40が1台しかない場合には、上述した実施形態と同様に、省エネモードに強制移行されていない画像形成装置40のうち、優先度が最も高い画像形成装置40を選択する。ただし、この場合にも、選択対象の画像形成装置40が、同一の場所に設置されている他の画像形成装置40が全て選択されている、又は同一の場所に他に画像形成装置40が設置されていないという条件を満たす場合には、その画像形成装置40を選択せずに、省エネモードに強制移行されていない画像形成装置40のうち、次に優先度が高い画像形成装置40を選択する。さらに、第2の条件制御部74は、全ての設置場所において選択されていない画像形成装置40が1台しかない、又は画像形成装置40が1台しか存在しない場合には、上述した実施形態と同様に、省エネモードに強制移行されていない画像形成装置40のうち、優先度が最も高い画像形成装置40を選択する。
第3の条件制御部75は、上述したステップS34において画像形成装置40を選択するときに、記憶部53に記憶された装置情報データベース64に基づいて、選択対象の画像形成装置40が、同一の場所に設置されている他の画像形成装置40が選択されているという条件を満たすか否かを判断する。第3の条件制御部75は、選択対象の画像形成装置40が、上記条件を満たす場合には、その画像形成装置40を選択せずに、省エネモードへの移行が禁止されていない画像形成装置40のうち、次に優先度が低い画像形成装置40を選択する。また、第3の条件制御部75は、全ての設置場所において画像形成装置40が1台選択されている場合には、上述した実施形態と同様に、省エネモードへの移行が禁止されていない画像形成装置40のうち、優先度が最も低い画像形成装置40を選択する。
この変形例によれば、同一の場所に設置された全ての画像形成装置40が省エネモードに移行しているという状況になるのが抑制されるため、利用者の利便性の低下が最小限に抑えられる。
(5)変形例5
優先度決定部72は、画像形成装置40をグループ化し、グループ毎に優先度を決定してもよい。例えば、優先度決定部72は、同一の場所に設置されている画像形成装置40をグループ化し、同一のグループに属する画像形成装置40に同一の優先度を決定してもよい。この場合、記憶部53には、予め各設置場所の優先度67が記憶されている。図18は、設置場所の優先度67の一例である。優先度決定部72は、この設置場所の優先度67に基づいて、「1F−1」という場所に設置されている画像形成装置40のグループの優先度を「1」に決定し、「2F−1」という場所に設置されている画像形成装置40のグループの優先度を「2」に決定し、「1F−2」という場所に設置されている画像形成装置40のグループの優先度を「3」に決定し、「2F−3」という場所に設置されている画像形成装置40のグループの優先度を「4」に決定し、「2F−4」という場所に設置されている画像形成装置40のグループの優先度を「5」に決定する。
この場合、第1の条件制御部73は、上述したステップS14において、優先度が高いグループの画像形成装置40を適用台数分選択する。第2の条件制御部74は、上述したステップS24において、省エネモードに強制移行されていない画像形成装置40のうち、優先度が最も高いグループの画像形成装置40を選択する。第3の条件制御部75は、上述したステップS34において、省エネモードへの移行が禁止されていない画像形成装置40のうち、優先度が最も低いグループの画像形成装置40を選択する。
また、この変形例において、優先度決定部72は、カラー画像を形成するか白黒画像を形成するか、消費電力の大小等の条件によって画像形成装置40をグループ化し、グループ毎に優先度を決定してもよい。
(6)変形例6
上述した実施形態では、画像形成装置40は、通常の動作モードと省エネモードだけを有していた。しかし、画像形成装置40は、消費電力の異なる2段階の省エネモードを有していてもよい。ここでは、消費電力の低下量が小さい省エネモードを第1の省エネモードといい、消費電力の低下量が大きい省エネモードを第2の省エネモードという。この場合、第1の条件制御部73は、上述したステップS15において、通常の動作モードから第1の省エネモード又は第2の省エネモードへの移行時間を短くしてもよいし、第1の省エネモードから第2の省エネモードへの移行時間を短くしてもよい。第2の条件制御部74は、上述したステップS25において、画像形成装置40を通常の動作モードから第1の省エネモード又は第2の省エネモードに強制的に移行させてもよいし、第1の省エネモードから第2の省エネモードに強制的に移行させてもよい。第3の条件制御部75は、上述したステップS35において、画像形成装置40を第1の省エネモード又は第2の省エネモードから通常の動作モードへの移行を禁止してもよいし、第2の省エネモードから第1の省エネモードへの移行を禁止してもよい。
(7)変形例7
上述した実施形態では、電力測定器20は、電流の測定だけを行っていたが、電力の測定に加えて消費電力量の算出を行ってもよい。この場合、電力測定器20は、上述した電力算出部71と同様に、測定した電流値に基づいて消費電力量を算出し、算出した消費電力量を管理装置50に送信する。この場合、管理装置50は、電力算出部71を備える必要はない。
(8)変形例8
上述した実施形態で説明した電力制御システム1の構成は、あくまで例示であり、本発明はこれに限定されない。例えば、電力測定器20は、画像形成装置40を含む複数の装置に電力を供給する分電盤10以外の設備から供給される電流を測定してもよい。
(9)変形例9
管理装置50は、必ずしも第1の条件制御部73、第2の条件制御部74及び第3の条件制御部75を全て備えていなくてもよい。例えば、管理装置50は、第1の条件制御部73、第2の条件制御部74及び第3の条件制御部75のうち1又は2つの機能だけを備えていてもよい。
(10)変形例10
CPU51によって実行されるプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリなどの記録媒体に記録した状態で提供され、画像形成装置40にインストールされてもよい。また、このプログラムは、インターネット等の通信回線を介して画像形成装置40にダウンロードされてもよい。
1…電力制御システム、10…分電盤、20…電力測定器、30…電気機器、40…画像形成装置、50…管理装置、71…電力算出部、72…優先度決定部、73…第1の条件制御部、74…第2の条件制御部、75…第3の条件制御部

Claims (8)

  1. 電力を用いて動作し、第1の動作モードにおいては、画像情報に応じた画像を形成し、予め設定された移行条件を満たす場合には、前記第1の動作モードよりも電力消費が少ない第2の動作モードに移行する画像形成装置と、
    電力供給部から前記画像形成装置を含む複数の装置に供給される電力量を測定する電力測定部と、
    前記電力測定部により測定された電力量に応じて、前記画像形成装置の前記移行条件を制御する条件制御部と
    を備えることを特徴とする電力制御システム。
  2. 前記移行条件は、前記第1の動作モードにおいて、予め決められた移行時間、操作又は前記画像情報の入力が行われないことであり、
    前記条件制御部は、前記電力測定部により測定された電力量が第1の閾値を越えた場合には、前記移行時間を短くする第1の条件制御部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力制御システム。
  3. 複数の前記画像形成装置と、
    前記複数の画像形成装置に優先度を決定する優先度決定部とを備え、
    前記第1の条件制御部は、前記優先度決定部により決定された優先度に従って前記複数の画像形成装置から予め設定された数の画像形成装置を選択し、当該選択した画像形成装置の前記移行時間を短くする
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力制御システム。
  4. 前記条件制御部は、前記電力測定部により測定された電力量が第2の閾値を越えた場合には、前記移行条件を満たしていなくても、前記画像形成装置を前記第2の動作モードに移行させる第2の条件制御部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力制御システム。
  5. 複数の前記画像形成装置と、
    前記複数の画像形成装置に優先度を決定する優先度決定部とを備え、
    前記第2の条件制御部は、前記電力測定部により測定された電力が前記第2の閾値以下になるまで、前記優先度決定部により決定された優先度に従って前記複数の画像形成装置を一つずつ選択し、当該選択した画像形成装置を前記第2の動作モードに移行させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の電力制御システム。
  6. 複数の前記画像形成装置を備え、
    前記第2の条件制御部は、前記画像形成装置を前記第2の動作モードに移行させた場合には、当該画像形成装置が前記第1の動作モードに復帰するのを禁止し、
    前記画像形成装置は、前記第2の条件制御部により前記第2の動作モードに移行させられた場合には、前記画像情報が入力されると、当該入力された画像情報を他の画像形成装置に転送し、画像の形成を依頼する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の電力制御システム。
  7. 前記条件制御部は、前記電力測定部により測定された電力量が第3の閾値を下回った場合には、前記画像形成装置が前記第2の動作モードに移行するのを禁止する第3の条件制御部を備える
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電力制御システム。
  8. 複数の前記画像形成装置と、
    前記複数の画像形成装置に優先度を決定する優先度決定部とを備え、
    前記第3の条件制御部は、前記電力測定部により測定された電力が前記第3の閾値を下回っている限り、前記優先度決定部により決定された優先度に従って前記複数の画像形成装置を一つずつ選択し、当該選択した画像形成装置が前記第2の動作モードに移行するのを禁止する
    ことを特徴とする請求項7に記載の電力制御システム。
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