JP2013182366A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種消費を抑えた印刷装置の使用をより効果的にユーザーに促す。
【解決手段】ユーザーによるプリンターに関する各種設定を入力し(S100)、入力した設定によりプリンターにおける各種消費(用紙やインク,電力)が少なくなるほど高くなる傾向で各ポイントを取得し(S110〜130)、取得した各ポイントを累積してエコポイントPtを算出し(S140)、算出したエコポイントPtに応じた特典をユーザーにポイント還元する。これにより、特典の還元を望むユーザーに、プリンターの各種消費が少なくなる設定を積極的にさせることができるから、各種消費を抑えたプリンターの使用をより効果的にユーザーに促すことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置および情報処理方法に関する。
従来、この種の情報処理装置としては、周辺機器として接続される印刷装置から片面印刷または両面印刷の設定や印刷枚数などの印刷履歴を取得し、取得した印刷履歴に基づいて用紙の削減枚数や削減率を算出して表示することにより、省資源化に配慮した環境にやさしい印刷をユーザーに促すものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、両面印刷時には、印刷枚数が片面印刷時の半分になるため、両面印刷時の印刷枚数をそのまま用紙の削減枚数とし、片面印刷時には、用紙の削減枚数を値0としている。また、算出した削減枚数を、印刷枚数と削減枚数との和で除して用紙の削減率を算出している。
特開2003−248576号公報
しかし、印刷物の使用目的や印刷のページ数によっては、両面印刷することができないため、ユーザーの意識に拘わらず片面印刷となることがある。また、印刷装置では、用紙だけでなくインクなどの着色剤も消費され、消費電力も環境負荷となる。このため、上述した装置のように、用紙の削減枚数などを表示するだけでは、印刷装置の各種消費を適切に抑えることができない場合があり、環境にやさしい印刷をユーザーに促すのに十分なものとはいえなかった。
本発明の情報処理装置および情報処理方法は、各種消費を抑えた印刷装置の使用をより効果的にユーザーに促すことを主目的とする。
本発明の情報処理装置および情報処理方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の情報処理装置は、
印刷装置に関する情報を処理する情報処理装置であって、
ユーザーによる前記印刷装置に関する各種設定を受け付ける設定受付手段と、
該受け付けられた設定により前記印刷装置における各種消費が少なくなるほど高くなる傾向でポイントを取得し、該取得したポイントを累積して累積ポイントを算出するポイント算出手段と、
該算出された累積ポイントに応じた特典をユーザーに還元する還元処理を行うポイント還元処理手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明の情報処理装置では、ユーザーによる印刷装置に関する各種設定を受け付け、受け付けた設定により印刷装置における各種消費が少なくなるほど高くなる傾向でポイントを取得し、取得したポイントを累積して累積ポイントを算出し、算出した累積ポイントに応じた特典をユーザーに還元する還元処理を行う。これにより、特典の還元を望むユーザーに、印刷装置の各種消費が少なくなる設定を積極的にさせることができる。この結果、各種消費を抑えた印刷装置の使用をより効果的にユーザーに促すことができる。
こうした本発明の情報処理装置において、前記ポイント還元処理手段は、前記印刷装置で消費される印刷媒体と、該印刷装置で消費される着色剤と、該印刷装置本体とのうち、いずれかを購入する際に使用可能な特典の還元処理を行う手段であるものとすることもできる。ここで、特典の還元処理としては、印刷媒体や着色剤,印刷装置本体の購入金額を割り引く割引クーポンを印刷装置に印刷させる処理などとすることができる。これにより、各種消費を抑えた印刷装置の使用をユーザーに促しつつ、印刷媒体や着色剤などの消耗品の購入や印刷装置の買い換えを促進することができる。
また、本発明の情報処理装置において、前記ポイント算出手段は、前記印刷装置で消費される印刷媒体と、該印刷装置で消費される着色剤と、該印刷装置で消費される電力とのうち、少なくともいずれかの消費が少なくなるほど高くなる傾向で前記ポイントを取得する手段であるものとすることもできる。こうすれば、印刷媒体や着色剤,電力のうち、少なくともいずれかの消費を適切に抑えることができる。
この態様の本発明の情報処理装置において、前記ポイント算出手段は、前記印刷媒体と、前記着色剤と、前記電力とのうち、いずれかを重み付けしてポイントを取得する手段であるものとすることもできる。こうすれば、印刷媒体と着色剤と電力とのうち、いずれかの項目の消費を重点的に抑えることができる。なお、重み付けする項目は、予め固定されたものとしてもよいし、情報処理装置や印刷装置のベンダーからの指示やユーザーの選択を受けて情報処理装置で変更可能なものとしてもよい。
さらに、本発明の情報処理装置において、前記ポイント算出手段は、前記受け付けられた設定が所定の基準よりも消費の少ない設定のときには正の値のポイントを取得し、前記受け付けられた設定が前記所定の基準よりも消費の多い設定のときには負の値のポイントを取得する手段であるものとすることもできる。こうすれば、ユーザーの設定によっては累積ポイントが減少していくことになるから、各種消費を抑えた印刷装置の使用をさらに効果的にユーザーに促すことができる。
そして、本発明の情報処理装置において、前記ポイント算出手段は、前記情報処理装置を単位として、前記ポイントを取得して前記累積ポイントを算出する手段であるものとすることができる。こうすれば、1台の印刷装置に複数の情報処理装置が接続されている場合などでも、情報処理装置を使用するユーザー毎にポイントが累積されるから、各種消費を抑えた印刷装置の使用を各ユーザーに適切に促すことができる。
また、本発明の情報処理装置において、前記ポイント還元処理手段は、前記印刷装置に他の情報処理装置が接続されている場合には、前記還元処理として、前記算出された累積ポイントに前記他の情報処理装置の累積ポイントを合算した合算ポイントに応じた特典をユーザーに還元可能な手段であるものとすることができる。こうすれば、1台の印刷装置に複数の情報処理装置が接続されている場合に、各ユーザーのポイントを効率よく還元することができる。
さらに、本発明の情報処理装置において、前記設定受付手段は、設定に応じて取得される前記ポイントの目安を表示可能な受付画面を介して前記各種設定を受け付ける手段であるものとすることができる。こうすれば、設定に応じて取得できるポイントをユーザーに容易に把握させることができるから、各種消費を抑えた印刷装置の使用をより一層効果的にユーザーに促すことができる。
本発明の情報処理方法は、
印刷装置に関する情報を処理する情報処理方法であって、
(a)ユーザーによる前記印刷装置に関する各種設定を受け付けるステップと、
(b)該受け付けられた設定により前記印刷装置における各種消費が少なくなるほど高くなる傾向でポイントを取得し、該取得したポイントを累積して累積ポイントを算出するステップと、
(c)該算出された累積ポイントに応じた特典をユーザーに還元する還元処理を行うステップと
を含むことを要旨とする。
この本発明の情報処理方法では、ユーザーによる印刷装置に関する各種設定を受け付け、受け付けた設定により印刷装置における各種消費が少なくなるほど高くなる傾向でポイントを取得し、取得したポイントを累積して累積ポイントを算出し、算出した累積ポイントに応じた特典をユーザーに還元する還元処理を行う。これにより、特典の還元を望むユーザーに、印刷装置の各種消費が少なくなる設定を積極的にさせることができる。この結果、各種消費を抑えた印刷装置の使用をより効果的にユーザーに促すことができる。なお、この情報処理方法において、上述した情報処理装置の種々の態様を採用してもよいし、上述した情報処理装置の各機能を実現するようなステップを追加してもよい。
印刷システム10の構成の概略の一例を示す構成図。 用紙設定画面40の一例を示す説明図。 印刷設定画面50の一例を示す説明図。 電源設定画面60の一例を示す説明図。 エコポイント算出処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 用紙ポイントPaの取得処理の一例を示すフローチャート。 インクポイントPbの取得処理の一例を示すフローチャート。 電力ポイントPcの取得処理の一例を示すフローチャート。 エコポイント画面70の一例を示す説明図。 エコポイント更新処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 エコポイント還元引継処理ルーチンの一例を示すフローチャート。 エコポイント還元用の割引クーポンの一例を示す説明図。
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態である印刷システム10の構成の概略の一例を示す構成図である。本実施形態の印刷システム10は、図示するように、LANなどのネットワーク15を介して複数台のパーソナルコンピューター(PC)20と、1台のプリンター30とが接続され、PC20からの印刷ジョブなどの各種指示を受け付けてプリンター30が印刷処理などの各種処理を実行するよう構成されている。なお、図1では、PC20として2台のPC20A,20Bを図示しているが、これらは同様に構成されており、特に区別する場合を除いて、まとめてPC20とする。
PC20は、各種制御を実行するCPU22や各種制御プログラムを記憶するフラッシュメモリー23,データを一時的に記憶するRAM24などを有するコントローラー21と、各種アプリケーションプログラムや各種データファイルなどを記憶するハードディスクドライブ(HDD)25と、各種情報を表示するディスプレイ26と、ユーザーが各種指令を入力するキーボードやマウスなどの入力装置28とを備える汎用のコンピューターとして構成されている。HDD25には、PC20とプリンター30との間で印刷ジョブや各種指示などの送受信や各種処理の実行に用いられるプリンタードライバー25aなどが記憶されている。このプリンタードライバー25aは、アプリケーションプログラムの実行中に印刷指示がなされると、印刷対象の画像データを取得し、後述する各設定画面の設定内容に応じてプリンター30で印刷可能なデータ形式に変換してから、プリンター30に送信する。
プリンター30は、各種制御を実行するCPU32や各種制御プログラムを記憶するフラッシュメモリー33,データを一時的に記憶するRAM34などを有するコントローラー31と、用紙への印刷が可能なプリンターユニット35と、原稿の読み取りとが可能なスキャナーユニット36と、タッチパネル方式のディスプレイにより画像を含む各種情報の表示やユーザーからの各種操作の受け付けが可能な操作パネル37と、プリンター30の各部への電力の供給を制御可能な電力制御部38とを備えるマルチファンクションプリンターとして構成されている。プリンターユニット35は、図示は省略するが、搬送される用紙に対し印刷ヘッドを往復動させながらインクを吐出するインクジェット方式による印刷が可能となっている。また、スキャナーユニット36は、図示は省略するが、自動搬送される原稿をイメージセンサーにより読み取ってスキャンデータを生成するオートドキュメントフィーダー(ADF)方式による読み取りと、ガラス台に載置される原稿をイメージセンサーで読み取ってスキャンデータを生成するフラットベッド方式による読み取りとが可能となっている。
このプリンター30は、電力制御部38により、プリンターユニット40やスキャナーユニット45,操作パネル37などの各部へ給電するアクティブ状態と、各部への給電を停止するスリープ状態とを切り替え可能に構成されている。そして、操作パネル37に対する操作がなされない状態が所定の時間に亘って継続したり、PC20からの印刷ジョブを受けて印刷した後に所定の時間が経過したりすると、アクティブ状態からスリープ状態に移行し、操作パネル37に何らかの操作が行われたり、PC20からの印刷ジョブを受信したりすると、スリープ状態からアクティブ状態に復帰する。なお、所定の時間は、プリンタードライバー25aの設定画面を介して設定可能であり、詳細は後述する。
次に、こうして構成された本実施形態の印刷システム10の動作、特にエコポイントに関する処理を行う際の動作について説明する。このエコポイントは、プリンター30における環境負荷(印刷用紙やインク,電力などの各種消費)の低減に対するユーザーの貢献度を示すポイントであり、単にポイントということもある。ここで、印刷システム10では、PC20のプリンタードライバー25aを介してプリンター30の各種設定を受け付けるが、受け付けた各種設定に応じたポイントを印刷処理の終了時に取得し、その累積値をエコポイントとして算出し、エコポイントに応じた特典をユーザーに還元可能となっている。このため、まず、プリンター30の各種設定を受け付ける設定画面について説明してから、エコポイントを算出する処理やポイント還元する処理について説明する。図2は、用紙設定画面40の一例を示す説明図であり、図3は、印刷設定画面50の一例を示す説明図であり、図4は、電源設定画面60の一例を示す説明図である。PC20のCPU22は、ユーザーの入力装置28の操作により印刷処理が選択されると、プリンタードライバー25aを読み出して図示しない印刷画面をディスプレイ26に表示し、その印刷画面上で「各種設定」が選択されたときに用紙設定画面40を表示する。また、「用紙設定」や「印刷設定」,「電源設定」,「エコポイント」の各タブが選択されると、選択されたタブに従って各画面に表示を切り替える。なお、エコポイント画面については、エコポイントを算出する処理の後で説明する。また、各処理は、各PC20(ここでは、PC20A,PC20B)で共通の処理である。
用紙設定画面40は、ユーザーが用紙設定するための画面であり、プルダウン形式で用紙のサイズを設定するサイズボックス41や印刷の部数を設定する部数ボックス42のほか、仕上げ欄43と、レイアウト欄44と、印刷向き欄45と、印刷イメージ表示欄46と、エコ度合い表示欄47と、ボタン群48とが設けられている。仕上げ欄43では、用紙の「片面」への印刷か「両面」への印刷かをラジオボタンで選択的に設定する。レイアウト欄44では、1枚の用紙に1ページ分をレイアウトする「標準」か2ページ分をレイアウトする「2UP」かをラジオボタンで選択的に設定する。印刷向き欄45では、印刷の向きを「縦向き」か「横向き」かをラジオボタンで選択的に設定する。また、印刷イメージ表示欄46では、各種設定に応じた印刷イメージを表示する。エコ度合い表示欄47では、各種設定に応じて取得されるエコポイントの目安を葉のマークの数で表示しており、仕上げ欄43とレイアウト欄44との設定により得られるエコポイントがないときに4つの葉をすべて点線で表示し、得られるエコポイントが高くなるほど4つの葉を左端から順に実線で表示する。ボタン群48は、設定の完了を示すOKボタンや今回の設定を取り消して前回の設定に戻すキャンセルボタン,ヘルプ画面を読み出すヘルプボタンなどにより構成されている。
印刷設定画面50は、ユーザーが印刷設定するための画面であり、印刷品質欄51と、フチ有無欄52と、印刷方向欄53と、エコ度合い表示欄57と、ボタン群58とが設けられている。印刷品質欄51では、印刷品質が「標準」か「標準」よりも速度を優先する「はやい」か「標準」よりも品質を優先する「きれい」かをラジオボタンで選択的に設定する。フチ有無欄52では、用紙のフチに余白のない「フチなし」か余白のある「フチあり」かをラジオボタンで選択的に設定する。印刷方向欄53では、印刷ヘッドの往路と復路の双方でインクを吐出可能な「双方向」か往路と復路のいずれかでインクを吐出可能な「単方向」かをラジオボタンで選択的に設定する。エコ度合い表示欄57では、印刷品質欄51とフチ有無欄52と印刷方向欄53との設定に応じて取得されるエコポイントの目安を、エコ度合い表示欄47と同様に、葉のマークの数で表示する。ボタン群58は、ボタン群48と同様に、OKボタンやキャンセルボタン,ヘルプボタンにより構成されている。
電源設定画面60は、ユーザーが電源設定するための画面であり、スリープ設定欄61と、エコ度合い表示欄67と、ボタン群68とが設けられている。スリープ設定欄61では、スリープ状態に移行「しない」か移行する場合には上述した所定の時間が「5分」か「20分」か「45分」かをラジオボタンで選択的に設定する。エコ度合い表示欄67では、スリープ設定欄61の設定に応じて取得されるエコポイントの目安を、エコ度合い表示欄47,57と同様に、葉のマークの数で表示する。ボタン群68は、ボタン群48,58と同様に、OKボタンやキャンセルボタン,ヘルプボタンにより構成されている。エコ度合い表示欄67では、スリープ設定欄61の選択が「45分」で1つの葉が実線となり、「20分」で2つの葉が実線となり、「5分」で3つの葉が実線となる。このように、用紙設定画面40と印刷設定画面50と電源設定画面60の各設定画面では、ユーザーが選択した設定に応じて取得できるエコポイントの目安を葉のマークを用いて表示するのである。また、こうした用紙設定画面40や印刷設定画面50の設定に従って、プリンタードライバー25aの機能により印刷ジョブを生成してプリンター30に送信し、その印刷ジョブに基づいてプリンター30で印刷処理が実行される。
次に、エコポイントを算出する際の処理について説明する。図5は、エコポイント算出処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、PC20のプリンタードライバー25aの機能によってプリンター30に送信された印刷ジョブに基づく印刷処理の実行が終了したときに、PC20のコントローラー21により実行される。
このルーチンが実行されると、コントローラー21は、まず、実行が終了したばかりの印刷ジョブの印刷ページ数nや印刷部数N,上述した用紙設定画面40や印刷設定画面50で設定された各種設定(仕上げ・レイアウト・印刷品質・フチ有無・印刷方向)と電源設定画面60で設定されているスリープ設定などの処理に必要なデータを入力する(ステップS100)。そして、入力したデータに基づいて、用紙の削減量に応じた用紙ポイントPaの取得処理と(ステップS110)、インクの削減量に応じたインクポイントPbの取得処理と(ステップS120)、電力の削減量に応じた電力ポイントPcの取得処理と(ステップS130)をそれぞれ実行する。以下、これらの各処理について、順に説明する。
まず、用紙ポイントPaの取得処理について図6に基づいて説明する。この処理では、まず、各種設定のうち仕上げが「両面」か「片面」か(ステップS200)、レイアウトが「標準」か「2UP」か(ステップS210,S220)をそれぞれ判定する。ここで、仕上げが「両面」のときには、「片面」よりも用紙の消費を削減することができ、レイアウトが「2UP」のときには、「標準」よりも用紙の消費を削減することができる。ここでは、「片面」で「標準」の設定を基準に、次のように用紙削減量Raを設定する。
まず、ステップS200,S210で「片面」で「標準」のときには、基準と一致するため、用紙削減量Raに値0を設定する(ステップS230)。また、「片面」で「2UP」のとき、あるいは、ステップS200,S220で「両面」で「標準」のときには、いずれも次式(1)により用紙削減量Raを算出して設定する(ステップS240)。式(1)の「rounddown()」は()内の数値の小数点以下を切り捨てるものである。「片面」で「2UP」のときや「両面」で「標準」のときには、いずれも2ページ分が1枚の用紙に収まるから、2ページ毎に1枚の用紙を削減することができる。このため、式(1)では、1部がnページの印刷における用紙の削減量を(n/2)枚として演算し、その削減量は整数値となるために小数点以下を切り捨てた上で印刷部数Nを乗じることにより、用紙削減量Raを算出する。例えば、1部が13ページの印刷であれば、基準では13枚の用紙を消費し、「両面」で「標準」(または「片面」で「2UP」)では7枚の用紙を消費するために用紙の削減量は6枚となる。これは、式(1)のページ数nに値13を代入したときの()内の値6.5を小数点以下を切り捨てて得られる値6と一致する。
Ra=(rounddown(n/2))×N・・・(1)
また、ステップS200,S220で「両面」で「2UP」のときには、次式(2)により用紙削減量Raを算出して設定する(ステップS250)。「両面」で「2UP」のときには、4ページ分が1枚の用紙に収まるから、4ページ毎に3枚の用紙を削減することができる。このため、式(2)では、1部がnページの印刷における用紙の削減量を(3n/4)枚として演算し、式(1)と同様に小数点以下を切り捨てた上で印刷部数Nを乗じることにより、用紙削減量Raを算出する。例えば、1部が13ページの印刷であれば、基準では13枚の用紙を消費し、「両面」で「2UP」では4枚の用紙を消費するために用紙の削減量は9枚となる。これは、式(2)のページ数nに値13を代入したときの()内の値9.75を小数点以下を切り捨てて得られる値9と一致する。
Ra=rounddown(3n/4)×N・・・(2)
こうして用紙削減量Raを設定すると、設定した用紙削減量Raに係数Aを乗じて用紙ポイントPaを算出して(ステップS260)、本処理を終了する。なお、係数Aは、本実施形態では、値1が設定されており、このため、用紙削減量Raがそのまま用紙ポイントPaになる。このように、用紙ポイントPaは、プリンター30における用紙の消費が少なくなるほど高くなる傾向で取得されるものとなる。ここで、係数Aは、用紙ポイントPaを、インクポイントPbや電力ポイントPcよりも重み付けするための係数であり、重み付けするときに値1よりも大きな値が設定され、重み付けしないときに値1が設定されるものである。その設定については後述するが、本実施形態では、係数A以外に、インクポイントPbを重み付けするための係数Bや電力ポイントPcを重み付けするための係数Cがあり、計3つの係数のうち係数Bに値1よりも大きな値2が設定され、係数A,Cには値1が設定されている。
また、こうして取得される用紙ポイントPaに応じて、用紙設定画面40におけるエコ度合い表示欄47の表示の具体例は、次のようになる。即ち、「片面」と「標準」の選択で4つの葉のすべてを点線で表示し、「片面」と「2UP」の選択や「両面」と「標準」の選択で左側の2つの葉を実線で表示すると共に残り2つを点線で表示し、「両面」と「2UP」の選択で4つの葉のすべてを実線で表示する。
次に、インクポイントPbの取得処理について図7に基づいて説明する。この処理では、まず、各種設定のうち印刷品質が「はやい」かそれ以外の「標準」や「きれい」か(ステップS300)、フチ有無が「フチあり」か「フチなし」か(ステップS310,S320)をそれぞれ判定する。ここで、印刷品質が「はやい」のときには、「標準」や「きれい」よりも印刷速度が優先されて薄く(インクの吐出量を抑えて)印刷されるためにインクの消費を削減することができる。また、フチ有無が「フチあり」のときには、余白が生じるために「フチなし」よりもインクの消費を削減することができる。なお、印刷品質が「きれい」のときには品質優先となり「標準」よりもドットが細かく(小さく)なるものの、その分インクの吐出回数が増加するため、トータルのインクの消費量は「きれい」と「標準」とで大きく異なることはない。本実施形態では、「標準」や「きれい」で「フチあり」の設定を基準に、次のようにインク削減量Rbを設定する。なお、インクの消費は、厳密にいえば仕上げやレイアウトの設定によっても変化するが、ここでは、環境負荷の低減に対するユーザーの貢献度としてインクポイントPbを取得できればよいから、インクの消費に比較的大きな影響を与える印刷品質やフチ有無の設定から、インク削減量Rbを設定する。
まず、ステップS300,S310で「標準」や「きれい」で「フチなし」のときには、基準よりもインクの消費が増加する(削減することができない)ため、値(−0.1)に印刷ページ数nと印刷部数Nとを乗じた値をインク削減量Rbに設定し(ステップS330)、「標準」や「きれい」で「フチなし」のときには、基準と一致するため、インク削減量Rbに値0を設定する(ステップS330)。次に、ステップS300,S320で「はやい」で「フチなし」のときには、値0.1に印刷ページ数nと印刷部数Nとを乗じた値をインク削減量Rbに設定し(ステップS350)、「はやい」で「フチあり」のときには値0.2に印刷ページ数nと印刷部数Nとを乗じた値をインク削減量Rbに設定する(ステップS360)。このため、例えば、1部が13ページの印刷であれば、インク削減量Rbは、「標準」や「きれい」で「フチなし」のときに値(−1.3)となり、「標準」や「きれい」で「フチあり」のときに値0となり、「はやい」で「フチなし」のときに値1.3となり、「はやい」で「フチあり」のときに値2.6となる。なお、値0.1や値0.2などの各係数は一例を示すものであり、他の値(例えば、値1や値2,値10,値20など)としてもよく、以下、同様である。
こうしてインク削減量Rbを設定すると、設定したインク削減量Rbに係数Bを乗じてインクポイントPbを算出して(ステップS370)、本処理を終了する。上述したように、係数Bは、値2が設定されているため、インク削減量Rbを2倍した値がインクポイントPbになる。これらのことから、インクポイントPbは、プリンター30におけるインクの消費が少なくなるほど高くなる傾向で取得されるものとなる。また、インクポイントPbは、基準よりも消費の少ない設定のときには正の値のポイントとして取得され、基準よりも消費の多い設定のときには負の値のポイントとして取得されることになる。
続いて、電力ポイントPcの取得処理について図8に基づいて説明する。この処理では、まず、各種設定のうち印刷品質が「標準」か「はやい」か「きれい」か(ステップS400)、印刷方向が「双方向」か「単方向」か(ステップS410,S420,S430)をそれぞれ判定する。ここで、印刷品質が「はやい」のときには、「標準」よりも印刷速度が優先となり印刷時間が短くなるため、印刷中の消費電力を削減することができる。また、印刷品質が「きれい」のときには、上述したように、「標準」よりもインクの吐出回数が増えて印刷時間が長くなるため、印刷中の消費電力が増加することになる。一方、印刷方向が「双方向」のときには、「単方向」よりも印刷時間が短くなるため、印刷中の消費電力を削減することができる。これらのことから、本実施形態では「標準」で「単方向」の設定を基準に、次のように印刷中の電力削減量Rc1を設定する。
まず、ステップS400,S410で「きれい」で「単方向」のときには、印刷品質と印刷方向との両設定が共に基準よりも消費電力が増加するため、最も電力削減量Rc1が小さな値となるよう、値(−0.2)に印刷ページ数nと印刷部数Nとを乗じた値を電力削減量Rc1に設定する(ステップS440)。次に、「きれい」で「双方向」のときには、消費電力の増加は緩和されるため、値(−0.1)に印刷ページ数nと印刷部数Nとを乗じた値を電力削減量Rc1に設定する(ステップS450)。また、ステップS400,S420で「標準」で「単方向」のときには、基準と一致するため、電力削減量Rc1に値0を設定し(ステップS460)、「標準」で「双方向」のときには、消費電力は基準よりも削減されるため、値0.1に印刷ページ数nと印刷部数Nとを乗じた値を電力削減量Rc1に設定する(ステップS470)。さらに、ステップS400,S430で「はやい」で「単方向」のときにも、消費電力は基準よりも削減されるため、値0.1に印刷ページ数nと印刷部数Nとを乗じた値を電力削減量Rc1に設定する(ステップS480)。そして、「はやい」で「双方向」のときには、最も消費電力が基準よりも削減されるため、最も電力削減量Rc1が大きな値となるよう、値0.2に印刷ページ数nと印刷部数Nとを乗じた値を電力削減量Rc1に設定する(ステップS490)。このため、例えば、1部が13ページの印刷であれば、電力削減量Rc1は、「きれい」で「単方向」のときに値(−2.6)となり、「きれい」で「双方向」のときに値(−1.3)となり、「標準」で「単方向」のときに値0となり、「標準」で「双方向」のときや「はやい」で「単方向」のときに値1.3となり、「はやい」で「双方向」のときに値2.6となる。
こうして印刷中の電力削減量Rc1を設定すると、電力消費の低減に対する継続性を判断するため、スリープ設定として、ある時間の設定が所定期間に亘り継続されているか否かを判定する(ステップS500)。この所定期間としては、例えば、1週間や2週間,1ヶ月,2ヶ月などとし、スリープ設定がなされた日時を記憶しておき、その日時から本処理の実行時までの経過期間に基づいて、所定期間が経過したか否かを判定する。
ステップS500でスリープ設定が所定期間継続されているときには、その設定が「5分」か「20分」か「45分」かを判定する(ステップS510)。ここで、スリープ設定として短い時間を設定するほと、プリンター30の待機中の消費電力を削減することができるため、次のように待機中の電力削減量Rc2を設定する。スリープ設定が「45分」のときには、値0.5を電力削減量Rc2に設定し(ステップS520)、「20分」のときには、値1を電力削減量Rc2に設定し(ステップS530)、「5分」のときには、値2を待機中の電力削減量Rc2に設定して(ステップS540)、次のステップS560の処理に進む。一方、ステップS500で所定期間が経過していないときやスリープ「なし」が設定されているときには、待機中の電力削減量Rc2を値0に設定して(ステップS550)、ステップS560の処理に進む。電源設定画面60で、スリープの設定が所定期間経過しなければエコポイントに反映されないと注意書きされているのは、このためである。
こうして待機中の電力削減量Rc2を設定すると、印刷中の電力削減量Rc1と待機中の電力削減量Rc2との和に係数Cを乗じて電力ポイントPcを算出して(ステップS550)、本処理を終了する。なお、上述したように、係数Cは、値1が設定されているため、本実施形態では電力削減量Rc1と電力削減量Rc2との和がそのまま電力ポイントPcになる。これらのことから、電力ポイントPcは、プリンター30における電力の消費が少なくなるほど高くなる傾向で取得されるものとなる。また、電力ポイントPcのうち印刷中の電力削減量Rc1に相当する分は、基準よりも消費の少ない設定のときには正の値のポイントとして取得され、基準よりも消費の多い設定のときには負の値のポイントとして取得されることになる。
また、こうして取得される電力ポイントPc(そのうち印刷中の電力削減量Rc1の相当分)や上述したインクポイントPbの取得処理で取得されるインクポイントPbに応じて、印刷設定画面40におけるエコ度合い表示欄57の表示の具体例は、次のようになる。ここで、エコ度合い表示欄57では、4つの葉のうち2つ分がインクポイントPbに応じた表示とされ、残り2つ分は電力ポイントPcに応じた表示とされている。まず、インクポイントPbに応じた表示としては、「標準」や「きれい」の選択でフチ有無の選択に拘わらず2つ分の葉をいずれも点線で表示し、「はやい」で「フチなし」の選択で2つ分の葉のうち1つを実線で表示すると共に1つを点線で表示し、「はやい」で「フチあり」の選択で2つ分の葉をいずれも実線で表示する。また、電力ポイントPcに応じた表示としては、「きれい」の選択で印刷方向の選択に拘わらず2つ分の葉をいずれも点線で表示し、「標準」と「単方向」の選択で2つ分の葉をいずれも点線で表示し、「標準」と「双方向」の選択や「はやい」と「単方向」の選択で2つ分の葉のうち1つを実線で表示すると共に1つを点線で表示し、「はやい」と「双方向」の選択で2つ分の葉をいずれも実線で表示する。
このようにして、ステップS110〜S130の算出処理を実行すると、算出した用紙ポイントPaとインクポイントPbと電力ポイントPcとをHDD25に保存されたエコポイントPtに加えて累積することにより新たなエコポイントPtを算出し(ステップS140)、算出したエコポイントPtをHDD25に保存すると共にプリンター30に送信して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。このように、本実施形態では、各PC20(プリンタードライバー25a)を単位として、各ポイントを取得すると共にエコポイントPtを算出するのである。また、プリンター30は、エコポイントPtを受信すると、受信したエコポイントPtを送信元のPC20(プリンタードライバー25a)と対応付けてフラッシュメモリー33に保存する。このため、プリンター30には、接続されている各PC20の最新のエコポイントPtがそれぞれのPC20と対応付けて保存されることになる。
以上のようにして、保存されたエコポイントPtは、エコポイント画面で確認したり、ポイント還元したりすることができる。図9は、エコポイント画面70の一例を示す説明図である。エコポイント画面70は、ポイント表示欄71と、エコ重点項目欄72と、ポイント合算欄73と、ポイント還元引継欄74と、ボタン群78とが設けられている。ポイント表示欄71では、現在のエコポイントPtをゲージで表示する。なお、上述したように、ユーザーの設定によっては、エコポイントPtが負の値となることもあるため、ポイント表示欄71では、正負両側のポイント表示が可能となっている。エコ重点項目欄72では、上述した重み付けとしてのエコ重点項目を「用紙」か「インク」か「電力」のうちからラジオボタンで選択的に設定する。ポイント合算欄73では、エコポイントPtをポイント還元する際に、自機種(PC20Aとし、以下、同様とする)のエコポイントPtに他機種(PC20Bなどとし、以下、同様とする)のエコポイントPtを合算したエコポイント(以下、合算ポイントPgaとする)を消費して還元する「合算あり」か自機種のエコポイントPtだけを消費して還元する「合算なし」かをラジオボタンで選択的に設定する。ポイント還元引継欄74では、ポイント還元する特典(本実施形態では、割引クーポンの発行)を選択するための用紙割引クーポン発行ボタンやインク割引クーポン発行ボタン,本体割引クーポン発行ボタンなどの各還元用ボタンと、プリンター30を新たに買い換えた場合などに現在のエコポイントPtを新たなプリンター30(プリンタードライバー25a)に引き継ぐためのポイント引継ボタンとが設けられている。ボタン群78は、ボタン群48などと同様に、OKボタンやキャンセルボタン,ヘルプボタンにより構成されている。なお、このエコポイント画面70のポイント合算欄73で設定が更新されると、プリンタドライバー25aはその設定をプリンター30に送信する。この設定を受信したプリンター30では、各PC20と対応付けて保存しているエコポイントPtの情報に、合算ありか否かの設定を加えて保存する。
ここで、ポイント合算欄73の設定として「合算あり」を設定していると、他機種のPC20Bなどにおけるポイント還元時において、自機種のPC20AのポイントPtが還元されることがある。このため、図10に示すエコポイント更新処理ルーチンにより、自機種のエコポイントPtを定期的に更新する。このルーチンは、ポイント合算欄73の設定として「合算あり」が設定されている場合に、定期的に実行される。
このルーチンが実行されると、コントローラー21は、まず、プリンター30に接続された他機種のPC20BなどのエコポイントPtのうち合算可能なエコポイントPtのポイント情報と自機種のPC20Aの消費ポイントの情報である消費ポイント情報とを取得する(ステップS600)。上述したように、合算ありの設定は、プリンター30でも保存されているため、合算可能なエコポイントPtのポイント情報は、合算ありとされている機種のエコポイントPtを各機種(各PC)と対応付けて取得するものとした。また、消費ポイント情報の詳細は後述するが、他機種のポイント還元時に自機種のエコポイントPtがどれだけ消費されたかの情報を消費ポイント情報として取得するものとした。こうして各種ポイント情報を取得すると、消費ポイント情報があるか否かを判定する(ステップS610)。消費ポイント情報があれば、それに応じた自機種の消費ポイントをHDD25に保存しているエコポイントPtから減じることにより新たなエコポイントPtに更新(HDD25に保存)し(ステップS620)、更新したエコポイントPtをプリンター30に送信して(ステップS630)、次の処理に進む。一方、ステップS610で消費ポイント情報がなければ、そのまま次の処理に進む。次の処理では、合算可能な他機種のポイント情報があるか否かを判定し(ステップS640)、他機種のポイント情報があれば、それらのポイント情報の合計分をHDD25に保存しているエコポイントPtに加えることにより、合算ポイントPgaを算出して(ステップS650)、本ルーチンを終了する。なお、ステップS640で他機種のポイント情報がなければ、そのまま本ルーチンを終了する。
ポイント還元引継欄74では、還元に使用可能なポイントの値が低いときには、各ボタンが選択不能に非アクティブ表示(図中点線で図示)とされ、還元に使用可能なポイントの値が高くなるにつれて、各ボタンが、例えば用紙割引,インク割引,本体割引の各ボタンの順に選択可能にアクティブ表示(図中実線で図示)とされる。なお、還元に使用可能なポイントとしては、ポイント合算欄73の設定として「合算あり」が設定されていれば合算ポイントPgaが用いられ、「合算なし」が設定されていれば自機種のエコポイントPtが用いられる。ただし、合算ポイントPgaが還元ボタンをアクティブ表示するのに十分なポイントがある場合でも、自機種のエコポイントPtが負側の値のときには、いずれも非アクティブ表示とするものとした。これは、エコポイントPtが負側となり、環境負荷低減に対するユーザーの貢献度が低い場合に、他者(他機種)のポイントによりポイント還元を可能とすることは、ユーザーの環境意識が高まるものとならず、本発明の目的に沿ったものではないためである。ここで、アクティブ表示に必要なポイント数(即ち、還元可能な必要ポイント)は、用紙やインク,本体の購入価格や購入サイクル,割引額などを考慮して定めることができる。本実施形態では、例えば用紙割引クーポンが数百ポイント程度(500Ptや800Ptなど)、インク割引クーポンが数千ポイント程度(1000Ptや3000Ptなど)、本体割引クーポンが数万から数十万ポイント程度(50000Ptや100000Ptなど)とすることができる。例えば、用紙割引クーポンを500Ptで発行可能とすれば、最もポイントを取得しやすい設定(「両面」,「2UP」,「はやい」,「フチあり」,「双方向」)でA4用紙に印刷した場合に(スリープ設定は除外)、440枚程度の印刷をすると1枚の用紙割引クーポンを発行することができるものとなる。
このポイント還元引継欄74の各ボタンが押下された場合に、押下されたボタンに応じた還元処理または引継処理を実行するため、図11に示すエコポイント還元引継処理ルーチンが実行される。このルーチンは、エコポイント画面70に表示が切り替えられてから定期的に実行される。
このルーチンが実行されると、コントローラー21は、まず、ポイント還元引継欄74の用紙割引クーポン発行ボタンやインク割引クーポン発行ボタン,本体割引クーポン発行ボタンのいずれかが押下されたか否か、即ち、還元ボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS700)。還元ボタンが押下されていなければ、次のステップS810の処理に進む。還元ボタンが押下されていれば、押下された割引クーポンを発行するための必要ポイント数や発行後の残りポイント数を表示して発行許否をユーザーに確認するクーポン発行確認画面をディスプレイ26に表示する(ステップS710)。そして、ユーザーがクーポン発行を許可するOK操作がなされると(ステップS720)、ポイント合算欄73の設定として「合算あり」が設定されているか否か(ステップS730)、自機種のPC20AのエコポイントPtが必要ポイント未満か否か(合算ポイントPgaは必要ポイントを超えているが自機種のPC20AのエコポイントPtだけで必要ポイントを賄えるか否か)を判定する(ステップS740)。なお、ユーザーがクーポン発行を許可しないキャンセル操作がなされると(ステップS720)、次のステップS810の処理に進む。
ステップS730,S740で「合算あり」が設定されており且つエコポイントPtが必要ポイント未満のときには、まず、自機種のPC20AのエコポイントPtを0ポイントに更新し(ステップS750)、ポイント不足分(更新前のエコポイントPtから必要ポイントを減じた値の絶対値)をPC20Bなどの他機種に消費ポイントとして割り振る(ステップS760)。なお、ポイント不足分の割り振りは、他機種に均等に割り振るものとしてもよいし、他機種のうち最もエコポイントPtの高い機種から順に割り振るものとしてもよいし、他機種の各エコポイントPtに比例して割り振るものとしてもよい。
こうして各機種に割り振った消費ポイントと更新した自機種のエコポイントPt(値0)とをプリンター30に送信すると共に(ステップS770)、押下されたボタンに応じたクーポンの発行指示(印刷ジョブ)をプリンター30に送信して(ステップS800)、次の処理に進む。これらの情報を受信したプリンター30は、フラッシュメモリー33に保存している対応機種のエコポイントPtに、受信したエコポイントPtを上書き保存する。また、消費ポイントを各機種と対応付けてフラッシュメモリー33に保存する。フラッシュメモリー33に保存された消費ポイントは、上述したエコポイント更新処理ルーチンのステップS600の処理で消費ポイント情報として各機種に取得されることになり、取得された時点で消費ポイントをフラッシュメモリー33から消去するものとした。また、プリンター30は、印刷ジョブに基づいて各クーポンの印刷処理を実行する。なお、図12は、エコポイント還元用の割引クーポンの一例を示す説明図である。ユーザーは、これらの割引クーポンによりエコポイントに応じた特典を享受することができる。
一方、ステップS730で「合算あり」が設定されておらず「合算なし」が設定されているときやステップS730,S740で「合算あり」が設定されており且つ自機種のエコポイントPtが必要ポイント以上のときには、自機種のエコポイントPtから必要ポイント数を減じた値を新たなエコポイントPtに更新し(ステップS780)、更新したエコポイントPtをプリンター30に送信すると共に(ステップS790)、押下されたボタンに応じたクーポンの発行指示(印刷ジョブ)をステップS800でプリンター30に送信して、次の処理に進む。なお、これらの情報を受信したプリンター30は、上述したように、受信したエコポイントPtを上書き保存したり、クーポンの印刷処理を実行したりする。
次に、ポイント還元引継欄74の引継ボタンが押下されたか否かを判定し(ステップS810)、押下されていなければ、そのまま本ルーチンを終了する。引継ボタンが押下されていれば、HDD25に保存されている古いプリンタードライバー25aのエコポイントPtを表示して新たなプリンタードライバー25aのエコポイントPtとして引き継ぐか否かをユーザーに確認する引継確認画面をディスプレイ26に表示する(ステップS820)。なお、古いプリンタードライバー25aをアンインストールする際には、HDD25に保存しているエコポイントPtを引き継ぐ可能性があるか否かをユーザーに確認し、可能性がある場合にはエコポイントPtをそのまま保存しておくものとする。そして、ユーザーが引き継ぎを許可するOK操作がなされると(ステップS830)、HDD25に保存されているエコポイントPtを新たなエコポイントPtとして引き継いで(ステップS840)、引き継いだエコポイントPtをプリンター30に送信して(ステップS850)、本ルーチンを終了する。なお、ユーザーが引き継ぎを許可しないキャンセル操作がなされると(ステップS830)、そのまま本ルーチンを終了する。これにより、プリンター30の買い換えなどにより新たなプリンタードライバー25aをHDD25にインストールしても、買い換え前のプリンター30で貯めたエコポイントPtを引き継ぐことができる。このように、ユーザーが貯めたエコポイントPtは、プリンター30を買い換えた場合でも引き継ぐことができるから、引き継がれないことによる不都合、例えば、買い換え後に環境負荷低減に対するユーザーの意識が低下したり、買い換えをためらったりすることなどを防止することができる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。用紙設定画面40や印刷設定画面50,電源設定画面60をディスプレイ26に表示したりそれらの各設定画面を介して各種設定を受け付けたりするコントローラー21が「設定受付手段」に相当し、ポイント算出処理ルーチンを実行するコントローラー21が「ポイント算出手段」に相当し、エコポイント画面70をディスプレイ26に表示したりポイント還元引継処理ルーチンを実行したりするコントローラー21が「ポイント還元処理手段」に相当する。なお、本実施形態では、PC20の動作を説明することにより、本発明の情報処理方法の一例も明らかにしている。
以上詳述した本実施形態の印刷システム10によれば、ユーザーによるプリンター30に関する各種設定を受け付け、受け付けた設定によりプリンター30における各種消費が少なくなるほど高くなる傾向で各ポイントを取得し、取得した各ポイントを累積してエコポイントPtを算出し、算出したエコポイントPtに応じた特典をユーザーにポイント還元する。これにより、特典の還元を望むユーザーに、プリンター30の各種消費が少なくなる設定を積極的にさせることができるから、各種消費を抑えたプリンター30の使用をより効果的にユーザーに促すことができる。
また、ポイント還元する特典として印刷用紙やインク,プリンター本体の購入金額を割り引くクーポンを発行するから、各種消費の抑制を促しつつ印刷用紙やインクの購入やプリンター30の買い換えを促進することができる。さらに、印刷用紙やインク,電力の消費が少なくなるほど高くなる傾向で各ポイントを取得するから、印刷用紙やインク,電力を適切に抑えることができる。そして、インクポイントPbを重み付けするから、インクの消費を重点的に抑えることができる。また、インクポイントPbや電力ポイントPc(印刷中の電力削減量Rc1に相当する分)は、基準よりも消費の少ない設定のときには正の値となり、基準よりも消費の多い設定のときには負の値となるから、ユーザーの設定によってはエコポイントPtが減少することになり、各種消費の抑制をさらに効果的にユーザーに促すことができる。さらに、各PC20を単位として各ポイントを取得してエコポイントPtを算出するから、1台のプリンター30に複数のPC20が接続されている場合でも、各種消費の抑制を個々のユーザーに適切に促すことができる。また、還元時に他機種とのポイント合算を可能とすることで、各ユーザーのポイントを効率よく還元することができる。そして、用紙設定画面40や印刷設定画面50,電源設定画面60では、設定に応じて取得されるポイントの目安を表示可能としたから、設定に応じて取得できるポイントをユーザーに容易に把握させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
上述した実施形態では、エコポイントPtに応じた特典として印刷用紙やインクなど消耗品の割引クーポンやプリンター本体の割引クーポンなどを還元するものとしたが、これに限られず、消耗品の割引クーポンだけを還元したり、プリンター本体の割引クーポンだけを還元したり、還元可能なポイント数を引き上げて消耗品の引換クーポンやプリンター本体の引換クーポンを還元したりしてもよい。あるいは、そのような消耗品やプリンター本体に限られず、ダウンロードして印刷可能なオリジナルの画像データやいわゆるグッズなどの物品,商品券など如何なる特典を還元するものとしてもよい。
上述した実施形態では、用紙ポイントPaとインクポイントPbと電力ポイントPcとの3つの項目のポイントを取得するものとしたが、これに限られず、いずれか2つのポイントを取得するものとしてもよいし、いずれか1つのポイントを取得するものとしてもよい。あるいは、これらの3つの項目に限られず、プリンター30で消費される項目であれば、如何なる項目のポイントを取得するものとしてもよい。また、用紙設定画面40や印刷設定画面50,電源設定画面60で設定される項目や内容は、一例であり上述した実施形態に限られるものではない。例えば、レイアウト欄44で設定可能なレイアウトとして4ページ分を1枚の用紙に印刷する4UPなどを追加するものとしてもよいし、スリープ設定欄61でより長い時間やより短い時間を設定可能なものとしてもよい。
上述した実施形態では、用紙ポイントPaとインクポイントPbと電力ポイントPcとを重み付け可能な係数A,B,Cのうち係数Bだけに値1よりも大きな値を設定するものとしたが、これに限られず、いずれか2つの係数に値1よりも大きな値を設定するものとしてもよいし、少なくとも1つの係数を他とは異なる値としつつ3つの係数のそれぞれに値1以外の値を設定するものとしてもよい。また、いずれの項目を重み付けするかをエコポイント画面70のエコ重点項目欄72でユーザーが設定可能なものとしたが、ユーザーが選択することなく予め設定されているものとしてもよいし、プリンタードライバー25aがネットワークなどを介して重み付けする項目の指示を受けて設定するものとしてもよい。後者の場合、例えば、電力の需要が高まる夏期であれば係数Cを大きくして電力ポイントPcを重み付けすることで電力の抑制をより一層ユーザーに促したり、定期的に各係数の値を変更して重み付けを変化させることでエコポイントPtに対する意識を継続的に高めたりすることが考えられる。
上述した実施形態では、インクポイントPbの取得や電力ポイントPc(印刷中の電力削減量Rc1に相当する分)の取得において基準よりも消費の多い設定のときには負の値のポイントを取得し得るものとしたが、これに限られず、用紙ポイントPaの取得処理においても負の値のポイントを取得するものとしてもよい。この場合、例えば、「片面」で「2UP」を基準として、「片面」で「標準」のときに上述した(1)式で得られる値を負の値として用紙削減量Raを設定し、「両面」で「2UP」のときに(2)式で得られる値から(1)式で得られる値を減じて用紙削減量Raを設定するものなどとしてもよい。また、電力ポイントPcの取得処理においては、印刷中の電力削減量Rc1だけでなく、待機中の電力削減量Rc2においても負の値を設定するものとしてもよい。この場合、例えば、スリープ設定欄61の「45分」を基準として「しない」の場合に負の値を設定するものとしたり、「20分」を基準として「45分」や「しない」の場合に負の値を設定するものなどとしてもよい。あるいは、このような負の値のポイントを取得するものに限られず、すべてのポイントを正の値で取得するものとしてもよい。
上述した実施形態では、PC20(プリンタードライバー25a)を単位として各ポイントを取得しエコポイントPtを算出するものとしたが、これに限られず、プリンター30を単位として各ポイントを取得しエコポイントPtを算出するものとしてもよい。
上述した実施形態では、各PC20(プリンタードライバー25a)で累積されたエコポイントPtを合算してポイント還元可能なものとしたが、これに限られず、ポイント合算を不能として、各PC20の各々のエコポイントPtだけを用いてポイント還元可能なものとしてもよい。
上述した実施形態では、待機中の電力削減量Rc2を印刷中の電力削減量Rc1と同じタイミングで設定して電力ポイントPcを取得するものとしたが、これに限られず、待機中の電力削減量Rc2をスリープ状態に移行するタイミングやスリープ状態から復帰するタイミング,電源が投入されたタイミングなど他の所定のタイミングで設定するものとしてもよい。この場合、印刷中の電力削減量Rc1に応じた電力ポイントと待機中の電力削減量Rc2に応じた電力ポイントとをそれぞれ個別に取得するものとしてもよい。こうすれば、印刷回数に拘わらず、各PC20に待機中の電力削減量Rc2に応じた電力ポイントを平等に付与するものとなる。また、待機中の電力削減量Rc2として、同じスリープ設定が所定期間継続されることを条件としたが、これに限られず、スリープ状態に移行した回数に応じて電力削減量Rc2を設定するものとしてもよい。
上述した実施形態では、用紙設定画面40や印刷設定画面50,電源設定画面60において取得できるポイントの目安を葉のマークを用いて表示するものとしたが、これに限られず、グラフやゲージなどを用いて表示するものとしてもよいし、数値を用いてより具体的に表示するものとしてもよいし、ポイントが得られる設定か得られにくい設定であるかをユーザーに通知するものなどとしてもよい。
上述した実施形態では、ポイント還元用のクーポン(割引券)を印刷するものとしたが、これに限られず、携帯可能な情報端末などに出力して情報端末の表示画面にクーポンを表示させることで特典を使用させるものとしてもよいし、サーバーなどの外部記憶装置に出力してサーバー経由で特典を使用させるものとしてもよい。
上述した実施形態では、ポイント還元引継処理において引継ボタンが押下されることによりエコポイントPtを引き継ぐものとしたが、これに限られず、引継ボタンが押下されると現在のエコポイントPtを引継用ポイントとしてHDD25に記憶し、新たなプリンタードライバー25aがインストールされた後などに引継ボタンが押下されるとHDD25に記憶されている引継用ポイントを引き継いでエコポイントPtに設定するものなどとしてもよい。あるいは、引き継ぐエコポイントPtを予めプリンター30で印刷させておき新たなプリンターのスキャナー機能により印刷物のエコポイントPtを読み取ることにより引き継ぐものとしてもよい。さらに、サーバーなどの外部記憶装置に一時的に出力することにより引き継ぐものとしてもよいし、携帯可能な情報端末などに一時的に出力することにより引き継ぐものとしてもよい。また、引き継ぎ時に限られず、エコポイントPtをサーバーなどの外部記憶装置に常に保存するものなどとしてもよい。
上述した実施形態では、プリンター30を印刷ヘッドが往復動するいわゆるシリアル方式のインクジェットプリンターとしたが、これに限られず、印刷ヘッドが往復動することなく固定されたいわゆるライン型のインクジェットプリンターとしてもよいし、レーザープリンターとしてもよい。後者の場合、インクの代わりにトナーの削減量を示すトナーポイントを取得するものなどとすればよい。また、プリンター30としてマルチファンクションプリンターを例示したが、これに限られず、スキャナーユニット36を備えないプリンターとしてもよい。あるいは、FAXユニットなどの他のユニットを備えるプリンターとしてもよい。
10 印刷システム、20,20A,20B パーソナルコンピューター(PC)、21 コントローラー、22 CPU、23 フラッシュメモリー、24 RAM、25 ハードディスクドライブ(HDD)、25a プリンタードライバー、26 ディスプレイ、28 入力装置、30 プリンター、31 コントローラー、32 CPU、33 フラッシュメモリー、34 RAM、35 プリンターユニット、36 スキャナーユニット、37 操作パネル、38 電力制御部、40 用紙設定画面、41 サイズボックス、42 部数ボックス、43 仕上げ欄、44 レイアウト欄、45 印刷向き欄、46 印刷イメージ表示欄、47,57,67 エコ度合い表示欄、48,58,68,78 ボタン群、50 印刷設定画面、51 印刷品質欄、52 フチ有無欄、53 印刷方向欄、60 電源設定画面、61 スリープ欄、70 エコポイント画面、71 ポイント表示欄、72 エコ重点項目欄、73 ポイント合算欄、74 ポイント還元引継欄。

Claims (9)

  1. 印刷装置に関する情報を処理する情報処理装置であって、
    ユーザーによる前記印刷装置に関する各種設定を受け付ける設定受付手段と、
    該受け付けられた設定により前記印刷装置における各種消費が少なくなるほど高くなる傾向でポイントを取得し、該取得したポイントを累積して累積ポイントを算出するポイント算出手段と、
    該算出された累積ポイントに応じた特典をユーザーに還元する還元処理を行うポイント還元処理手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記ポイント還元処理手段は、前記印刷装置で消費される印刷媒体と、該印刷装置で消費される着色剤と、該印刷装置本体とのうち、いずれかを購入する際に使用可能な特典の還元処理を行う手段である請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ポイント算出手段は、前記印刷装置で消費される印刷媒体と、該印刷装置で消費される着色剤と、該印刷装置で消費される電力とのうち、少なくともいずれかの消費が少なくなるほど高くなる傾向で前記ポイントを取得する手段である請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ポイント算出手段は、前記印刷媒体と、前記着色剤と、前記電力とのうち、いずれかを重み付けしてポイントを取得する手段である請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記ポイント算出手段は、前記受け付けられた設定が所定の基準よりも消費の少ない設定のときには正の値のポイントを取得し、前記受け付けられた設定が前記所定の基準よりも消費の多い設定のときには負の値のポイントを取得する手段である請求項1ないし4いずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記ポイント算出手段は、前記情報処理装置を単位として、前記ポイントを取得して前記累積ポイントを算出する手段である請求項1ないし5いずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記ポイント還元処理手段は、前記印刷装置に他の情報処理装置が接続されている場合には、前記還元処理として、前記算出された累積ポイントに前記他の情報処理装置の累積ポイントを合算した合算ポイントに応じた特典をユーザーに還元可能な手段である請求項1ないし6いずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記設定受付手段は、設定に応じて取得される前記ポイントの目安を表示可能な受付画面を介して前記各種設定を受け付ける手段である請求項1ないし7いずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 印刷装置に関する情報を処理する情報処理方法であって、
    (a)ユーザーによる前記印刷装置に関する各種設定を受け付けるステップと、
    (b)該受け付けられた設定により前記印刷装置における各種消費が少なくなるほど高くなる傾向でポイントを取得し、該取得したポイントを累積して累積ポイントを算出するステップと、
    (c)該算出された累積ポイントに応じた特典をユーザーに還元する還元処理を行うステップと
    を含む情報処理方法。
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