JP5892125B2 - 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置及びプログラムに関する。
プリンタや複合機などの画像形成装置を使用して印刷を行う場合、画像形成装置に接続された情報処理装置は、画像を形成するための印刷データを作成し印刷命令を発行する。情報処理装置にインストールされたプリンタドライバにより起動される画面上において、ユーザは用紙の種類や印刷モードなどの設定を行い、印刷命令が画像形成装置に送信される。画像形成装置は、ユーザにより設定された内容に従って印刷を実行する。
近年、地球環境の保護の観点から、画像形成装置を使用して印刷を行う場合において、印刷用紙、印刷用トナー及びインクを示す印刷用媒体について省資源化(省エネ)の要請が高まっている。画像形成装置が有する機能の中には、用紙の両面に画像を印刷する両面印刷機能や、1枚の用紙に複数の画像を縮小して印刷する集約印刷機能(所謂N−UP印刷)のように、用紙の使用枚数を削減することによって省資源化を促進できるものがある。また、カラー画像を白黒画像として印刷することにより、カラーインクやカラートナー等の着色材料の消費量を削減することによって省資源化を促進できる機能もある。
一方、近年のオフィスでは、ネットワーク上に接続された不特定多数のユーザが、ネットワーク上に接続された画像形成装置を使用する環境になっており、これらの画像形成装置は、特定の管理者によって管理されている。しかし、省資源化という観点では、管理者が全てのユーザの業務内容を把握しているわけではないため、ユーザごとに使用状況を確認して省資源化を促すことは非常に困難である。
特許文献1には、印刷データがエコモード印刷に向いていると判定部によって判定された場合にはディスプレイにエコモード推奨画面を表示し、その後印刷指示がされた場合に印刷を開始する一方で、印刷データがエコモード印刷に不向きであると判定部によって判定された場合にはディスプレイにエコモード推奨画面を表示しないで印刷を開始するシステムが記載されている。
特許文献2には、端末が複合機から印刷の経費節約に寄与する推奨出力モードを受信し、ユーザが推奨出力モードの確定操作を行うと、複合機が、承認された推奨出力モードに設定変更して印刷を実行する情報処理装置が記載されている。
特開2011−48436号公報 特開2010−141670号公報
本発明は、省資源化効果を維持し続けることができる情報処理システム、情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る情報処理システムは、端末において設定されたジョブの印刷モードが、推奨印刷モードに適合するか否かを判定する判定手段と、複数のジョブの印刷履歴を記憶する履歴記憶手段と、前記印刷モードが前記推奨印刷モードに適合していない場合に、仮に前記ジョブが前記推奨印刷モードに従って印刷されたと仮定したときに資源が削減されたであろう効果を表す省資源化効果を含む仮印刷履歴を記憶する仮履歴記憶手段と、前記記憶された印刷履歴と前記仮印刷履歴とに基づいて、前記推奨印刷モードを変更する変更手段と、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る情報処理システムは、請求項1に記載の構成において、前記変更手段は、前記印刷履歴と前記仮印刷履歴とに基づいて、前記印刷モードに従ってジョブを印刷した場合の省資源化効果が閾値よりも大きい印刷モードを選出し、該印刷モードを新たな推奨印刷モードに設定する。
本発明の請求項3に係る情報処理システムは、請求項2に記載の構成において、第1のユーザが設定した前記ジョブの印刷モードについて、前記推奨印刷モードに従わなかった頻度が閾値よりも小さく、かつ前記印刷モードに従ってジョブを印刷した場合の省資源化効果が閾値よりも大きい場合は、前記変更手段は、前記印刷履歴と前記仮印刷履歴とに基づいて、該省資源化効果が閾値よりも大きい第2のユーザの印刷モードを選出し、該印刷モードを第1のユーザの新たな推奨印刷モードに設定する。
本発明の請求項4に係る情報処理システムは、請求項1に記載の構成において、前記変更手段は、前記省資源化効果が閾値よりも小さい印刷モード、又は、前記推奨印刷モードに従わなかった頻度が閾値よりも大きい印刷モードを、前記推奨印刷モードから除外する。
本発明の請求項5に係る情報処理システムは、請求項3又は4に記載の構成において、前記変更手段は、予め設定された周期で、前記省資源化効果と前記推奨印刷モードに従わなかった頻度とに基づいて算出された優先度に基づいて、前記推奨印刷モードを変更する処理を行う。
本発明の請求項6に係る情報処理システムは、請求項1から5の何れか1項に記載の構成において、前記印刷モードは前記端末において複数設定され、前記印刷履歴には、前記複数の印刷モードのうち何れの印刷モードが前記推奨印刷モードに変更されたかを示す情報が含まれている。
本発明の請求項7に係る情報処理システムは、請求項1から6の何れか1項に記載の構成において、前記履歴記憶手段を参照して、複数のユーザのうち前記省資源化効果の貢献度が高いユーザを選出するユーザ選出手段と、前記選出されたユーザの印刷モードの設定内容を前記端末に提示させる提示手段と、をさらに含む。
本発明の請求項8に係る情報処理システムは、請求項7に記載の構成において、印刷状況が互いに近い複数のユーザをグループ化するグループ化手段をさらに含み、前記ユーザ選出手段は、前記グループの中で最も省資源化効果の貢献度が高いユーザを選出する。
本発明の請求項9に係る情報処理システムは、請求項1から8の何れか1項に記載の構成において、前記印刷モードが前記推奨印刷モードに適合していない場合に、前記印刷モードの内容を前記推奨印刷モードの内容に変更してもよいか否かを問い合わせる画面を前記端末に表示させる表示手段をさらに含む。
本発明の請求項10に係る情報処理システムは、請求項9に記載の構成において、前記表示手段は、さらに、前記推奨印刷モードに従わない理由を問い合わせる画面を前記端末に表示させる。
本発明の請求項11に係る情報処理システムは、ユーザが使用する端末と、印刷機能を有する機器と、該端末と該機器とにネットワーク接続される情報処理装置とを含む情報処理システムであって、前記情報処理装置は、前記端末においてユーザにより設定されたジョブの印刷モードが、推奨印刷モードに適合するか否かを判定する判定手段と、複数のジョブの印刷履歴を記憶する履歴記憶手段と、前記印刷モードが前記推奨印刷モードに適合していない場合に、仮に前記推奨印刷モードに従って印刷されたと仮定したときに資源が削減されたであろう効果を表す省資源化効果を含む仮印刷履歴を記憶する仮履歴記憶手段と、前記記憶された印刷履歴と前記仮印刷履歴とに基づいて、前記推奨印刷モードを変更する変更手段と、を含み、前記機器は、前記情報処理装置から受信した、前記印刷モードの情報が付加されたジョブを印刷実行する、ことを特徴とする。
本発明の請求項12に係る情報処理装置は、端末において設定されたジョブの印刷モードが、推奨印刷モードに適合するか否かを判定する判定手段と、複数のジョブの印刷履歴を記憶する履歴記憶手段と、前記印刷モードが前記推奨印刷モードに適合していない場合に、仮に前記ジョブが前記推奨印刷モードに従って印刷されたと仮定したときに資源が削減されたであろう効果を表す省資源化効果を含む仮印刷履歴を記憶する仮履歴記憶手段と、前記記憶された印刷履歴と前記仮印刷履歴とに基づいて、前記推奨印刷モードを変更する変更手段と、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項13に係るプログラムは、端末において設定されたジョブの印刷モードが、推奨印刷モードに適合するか否かを判定する判定手段、及び、複数のジョブの印刷履歴を記憶する履歴記憶手段における該印刷履歴と、前記印刷モードが前記推奨印刷モードに適合していない場合に、仮に前記ジョブが前記推奨印刷モードに従って印刷されたと仮定したときに資源が削減されたであろう効果を表す省資源化効果を含む仮印刷履歴を記憶する仮履歴記憶手段における該仮印刷履歴とに基づいて、前記推奨印刷モードを変更する変更手段、としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。このプログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどのコンピュータ可読情報記憶媒体に格納されてもよい。
本発明の請求項1、11、12、13の構成によれば、ユーザの利用状況に応じて推奨印刷ルールがユーザごとに変更されるため、省資源化効果が維持され続ける。
本発明の請求項2の構成によれば、省資源化効果が大きい印刷モードが推奨印刷ルールの印刷モードに設定される。よって、省資源化効果が維持され続ける。
本発明の請求項3の構成によれば、省資源化効果が閾値よりも大きい他のユーザの印刷モードが新たな推奨印刷モードに設定される。よって、省資源化効果が維持され続ける。
本発明の請求項4の構成によれば、ユーザの利便性を損なわせることがない。
本発明の請求項5の構成によれば、優先度に基づいて推奨印刷モードを変更する処理が行われる。よって、ユーザの利用状況に応じた推奨印刷モードが設定される。
本発明の請求項6の構成によれば、複数の印刷モードのうち何れの印刷モードが推奨印刷モードに変更されたかが示される。
本発明の請求項7の構成によれば、省資源化効果の高いユーザの印刷モードの設定内容が端末に提示される。よって、ユーザの省資源化に対する納得感を損なわず省資源化の啓発を行うことができ、省資源化効果が期待できる。
本発明の請求項8の構成によれば、印刷状況が互いに近い複数のユーザがグループ化されるため、ユーザの利用状況に応じた推奨印刷モードが設定される。
本発明の請求項9の構成によれば、設定された印刷モードを推奨印刷ルールの印刷モードに変更してもよいか否かが問い合わせられる。
本発明の請求項10の構成によれば、推奨印刷ルールに従わない理由が問い合わせられる。
本実施形態に係る情報処理システムの全体構成図である。 本実施形態に係る情報処理装置の動作フロー図である。 情報処理装置の機能ブロック図である。 推奨印刷ルールテーブルの一例である。 印刷指示変更画面の一例である。 例外理由テーブルの一例である。 印刷指示テーブルの一例である。 印刷履歴テーブルの一例である。 仮印刷履歴テーブルの一例である。 推奨印刷ルール確認画面の一例である。 情報処理装置の動作フロー図である。 情報処理装置の機能ブロック図である。 印刷モードテーブルの一例である。 情報処理装置の動作フロー図である。 情報処理装置の機能ブロック図である。 印刷行動指針の一例である。 印刷行動指針の一例である。 情報処理装置の動作フロー図である。 情報処理装置の動作フロー図である。
本発明の一実施形態について、図面を用いて以下に説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の全体構成図である。同図に示すように、情報処理システム1は、情報処理装置10と端末20と複合機30とを含んでいる。情報処理装置10と端末20と複合機30とは、相互にネットワークを介して接続されている。端末20は、ユーザが使用するパーソナルコンピュータ(PC)であり、1台又は複数台設けられている。複合機30は、少なくとも印刷機能を有しており、その他にコピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等を含んでいてもよい。複合機30は、1台又は複数台設けられている。図1では、2台の端末と1台の複合機を示している。情報処理装置10は、端末20及び複合機30に送受信される情報を管理したり、該情報に基づいて端末20及び複合機30の動作を制御したりする。情報処理装置10は、例えば管理サーバとして設置される。
複合機30の印刷機能には、印刷モードとして、印刷用紙のサイズを指定する用紙サイズモード、印刷面を片面又は両面に指定する片面/両面モード、複数ページを1ページに集約する印刷を指定する集約印刷モード(N−UPモード)、印刷色を白黒又はカラーに指定する白黒/カラーモード、印刷の部数を指定する印刷部数モード、トナー量を節約するトナー量節約モードなどが設けられている。
情報処理装置10では、ユーザが各種の印刷モードを設定することができる。なお、ユーザは複合機30において印刷モードの設定を変更することもできる。例えばユーザが情報処理装置10において印刷指示をした後に、複合機30を操作する直前に、複合機30において印刷モードを変更することができる。また、情報処理装置10には、推奨印刷ルールが設定されている。推奨印刷ルールとは、印刷の経費節約や地球環境保護に寄与する省資源化(以下、省エネと称す。)用の印刷ルールであり、推奨印刷ルールでは、各印刷モード(例えば、「片面/両面」、「白黒/カラー」、「N−UP」、「トナー節約」)が省エネに対応するモード(例えば、「片面」、「白黒」、「2−UP」、「トナー節約ON」)に設定されている。例えば、ある推奨印刷ルールでは、白黒/カラーモードの印刷モードが白黒モードに設定される。また推奨印刷ルールは、ユーザ毎に設定されている。これは、ユーザ毎に業務内容が異なり、これに応じて印刷内容や印刷態様が異なるためである。なお、推奨印刷ルールに含まれる、省エネ効果をもたらす印刷モードを推奨印刷モードという。
図1に示すように、情報処理装置10は、通信部11、制御部12、メモリ13、及び記憶部14を含んでいる。情報処理装置10を構成するハードウェア要素はバスにより相互にデータの授受が可能に接続されている。通信部11は、ネットワークを介して端末20及び複合機30と情報の送受信を行う。制御部12は装置各部を制御したり、各種の情報処理を実行したりする。メモリ13は、各種のプログラムやデータを保持する。記憶部14には、複数の推奨印刷モードを含む推奨印刷ルール、過去の印刷履歴等の複数のテーブルが記憶されている。記憶部14の詳細は後述する。
ここで、ユーザAが端末20を使用して複合機30に印刷指示を行った場合の情報処理システム1の動作について、情報処理装置10の機能とともに説明する。
図2は情報処理装置10の動作フロー図であり、図3は情報処理装置10の機能ブロック図である。図3に示すように、情報処理装置10は、印刷指示取得部121と、ルール適合判定部122(判定手段)と、印刷指示管理部123とを含んでいる。記憶部14には、ルール記憶部141と、例外理由記憶部142と、印刷指示記憶部143(設定記憶手段)と、印刷履歴記憶部144(履歴記憶手段、仮履歴記憶手段)とが含まれている。
まずユーザAが端末20を使用して、所望の印刷モードに設定して印刷指示を行うと、情報処理装置10の印刷指示取得部121は端末20から該印刷命令(印刷ジョブ)を受信する(S101)。ここでは一例として、ユーザAが、各印刷モードについて、「片面印刷」、「カラー印刷」、「2−UP印刷」、「トナー節約:OFF」に設定して印刷指示を行ったと仮定する。なお、これら印刷モードの情報はジョブに付加されて端末20から情報処理装置10へ入力される。
次に情報処理装置10のルール適合判定部122は、ルール記憶部141の推奨印刷ルールテーブルを参照して、印刷指示取得部121により取得された印刷指示の印刷モードがユーザAの推奨印刷モードに適合するか否かを判定する(S102)。推奨印刷モードは、ルール記憶部141において、複数のユーザ毎にテーブルに記憶されている。図4には、推奨印刷ルールテーブルの一例を示している。推奨印刷ルールテーブルには、ルールIDと、ユーザ名と、片面/両面設定、白黒/カラー設定、N−UP設定、及びトナー節約設定等の推奨印刷モードが登録されている。例えば、ルールID:1(推奨印刷ルール1)として、ユーザAについて、「両面印刷」、「白黒印刷」、「2−UP印刷」、「トナー節約:ON」が設定されている。推奨印刷ルール(推奨印刷モード)の設定方法については後述する。
S102において、ユーザAの印刷指示の印刷モードが推奨印刷モードに適合しない場合は、情報処理装置10の印刷指示管理部123は、ユーザAの端末20の表示部に印刷指示変更画面を表示させて、ユーザAに印刷モードの変更を促す(S103)。ここでは、ユーザAが設定した印刷モードのうちトナー節約設定の項目が推奨印刷モードに適合していないため、ユーザAの端末20の表示部に印刷指示変更画面が表示される。印刷指示管理部123は表示手段としても機能する。図5(a)には、印刷指示変更画面の一例を示している。印刷指示変更画面には、推奨印刷モードに適合しない印刷モードについて、ユーザAが設定した印刷モードの内容(「トナー節約:OFF」)と、推奨印刷モードの内容(「トナー節約:ON」)が表示されるとともに、推奨印刷モードの内容に変更するか、あるいはユーザAが当初設定した印刷モード通りの印刷を実行するかを選択する画面が表示される。なお、図5(b)に示すように、印刷指示変更画面に、推奨印刷モードに従わず当初設定した印刷モード通りの印刷を実行する理由(例外理由)を選択する画面を表示させてもよい。なお、例外理由の内容は、例外理由記憶部142のテーブルに予め登録されている。図6には、例外理由テーブルの一例を示している。またユーザが例外理由をテキストボックスに入力してもよい。
S103においてユーザAが印刷指示変更画面(図5参照)において印刷モードを推奨印刷モードに変更した場合、ここでは「トナー節約:OFF」を「トナー節約:ON」に変更した場合、印刷指示管理部123は、ユーザAにより指示された印刷ジョブに、ユーザAのID、推奨印刷モードに従った印刷モードの情報を付加して、複合機30に送信する(S104)。
一方、ユーザAが印刷指示変更画面において当初設定した印刷モードを選択した場合、ここでは「トナー節約:OFF」を変更しなかった場合、印刷指示管理部123は、ユーザAにより指示された印刷ジョブに、ユーザAのID、該印刷モードの情報を付加して、複合機30に送信する(S104)。この場合、印刷指示管理部123は、推奨印刷モードとは異なる、ユーザAの印刷指示内容を印刷指示記憶部143のテーブルに登録する。図7には、印刷指示テーブルの一例を示している。ここでは、推奨印刷モードに設定されている「トナー節約:ON」が、「トナー節約:OFF」に指示された内容が登録されている。
複合機30は、情報処理装置10の印刷指示管理部123から上記情報が付加された印刷ジョブを受信すると、該情報に含まれる印刷モードに従って、印刷ジョブの印刷を実行する(S105)。
また印刷指示管理部123は、印刷結果を印刷履歴記憶部144に記憶する(S106)。図8には、印刷履歴テーブルの一例を示している。また、ユーザAが推奨印刷モードに従わず当初設定した印刷モード通りの印刷を指示した場合、印刷指示管理部123は、印刷ジョブと推奨印刷モードとの内容に基づいて、仮に推奨印刷モードに従っていた場合の印刷結果を作成し、作成した仮印刷結果を印刷履歴記憶部144に記憶する。図9には、仮印刷履歴テーブルの一例を示している。ここでは、「トナー節約:ON」の推奨印刷モードに従わず、「トナー節約:OFF」で印刷が実行された場合を示しており、図8の印刷履歴テーブルには、実際の印刷処理によるトナーの消費量として0.003グラムが記憶され、図9の仮印刷履歴テーブルには、仮に推奨印刷モード(「トナー節約:ON」)に従っていた場合のトナーの消費量(仮に推奨印刷モードに従って印刷されたと仮定したときに資源が削減されたであろう効果を表す省エネ効果)として0.001グラムが記憶される。なお、ここでは一例としてトナーの消費量を挙げているが、印刷結果はこれに限定されず、例えば、使用した紙の枚数、CO排出量、削減率など、消費される資源に関する情報であればよい。
ここでS102において、ユーザAの印刷指示の印刷モードが推奨印刷モード(図4参照)に適合する場合は、S104に移行し、印刷指示管理部123は、ユーザAにより指示された印刷ジョブに、ユーザAのID、推奨印刷モードに従った印刷モードの情報を付加して複合機30に送信する。
以上の処理により、ユーザAが指示した印刷ジョブの印刷処理が実行される。
なお、ルール適合判定部122は、S102において、印刷指示取得部121により取得された印刷指示の印刷モードが、ユーザAの推奨印刷モードの適合条件を満たすか否かを判定する構成としてもよい。例えば、印刷ルール適合条件としては、「印刷ジョブのCO排出量が100グラム以上」に設定され、ルール適合判定部122が、上記条件を満たすか否かを判定してもよい。この場合、仮にユーザが指示した印刷モードに基づいて印刷された場合のCO排出量が適合条件の「100グラム以上」となる場合に、推奨印刷モードへの変更を促す構成としてもよい。なお印刷ルール適合条件は、図4の推奨印刷ルールテーブルに設定されていてもよい。
また、印刷指示管理部123は、S103において端末20に印刷指示変更画面を表示させる前に、推奨印刷ルールの確認画面を表示させてもよい。図10(a)には、推奨印刷ルール確認画面の一例を示している。なお、推奨印刷ルール確認画面を表示させるか否かの選択項目が設けられていてもよい。選択操作は、情報処理システム1の管理者が行ってもよいし、端末20のユーザが行ってもよい。また図10(b)には、印刷ルール適合条件を含む推奨印刷ルール確認画面の一例を示している。
ここで、図8の印刷履歴テーブル及び図9の仮印刷履歴テーブルには、ユーザAに関する印刷結果及び仮印刷結果が示されているが、各テーブルには複数のユーザの印刷結果及び仮印刷結果が記録される。また、図8及び図9の各テーブルには、省エネ効果としてトナー消費量が一例として挙げられているが、他の印刷モード(例えば、「白黒印刷」、「両面印刷」、「2−UP印刷」など)と、これに対する省エネ効果とがそれぞれ記録される。これにより、両テーブルを参照して、印刷指示内容(印刷状況)が互いに近い複数のユーザをグループ化することができ、また各グループの中で最も省エネ効果の貢献度が高いユーザ及び印刷モードを特定(選出)することもできる。
[推奨印刷ルールの設定方法]
情報処理装置10は、さらに推奨印刷ルール(推奨印刷モード)の設定及び変更処理を行う。以下では、推奨印刷ルールの設定及び変更動作について、情報処理装置10の機能とともに説明する。
図11は情報処理装置10の動作フロー図であり、図12は情報処理装置10の機能ブロック図である。図12に示すように、情報処理装置10は、推奨印刷ルールの設定及び変更処理を行うための要素として、さらに、印刷モード取得部124と、変更率判定部125と、効果評価部126と、印刷モード選出部132、印刷モード設定部127(変更手段)とを含んでいる。なお、図12では、図3に示した各要素については適宜省略している。
推奨印刷ルールの設定及び変更動作(図11参照)は、ユーザ毎に、管理者により予め設定されたタイミング(周期)で実行される。例えば、毎月1回月初に実行される。
例えば毎月の月初になると、情報処理装置10の印刷モード取得部124は、ルール記憶部141の推奨印刷ルールテーブル(図4参照)を参照して、ユーザAについて設定された推奨印刷ルールの各印刷モードを取得する(S201)。ここでは、印刷モード取得部124は、「両面印刷」、「白黒印刷」、「2−UP印刷」、「トナー節約:ON」の各印刷モードを取得する。
次に、変更率判定部125は、印刷指示テーブル(図7参照)及び印刷履歴テーブル(図8参照)を参照して、印刷モードテーブルの「優先度」の高い印刷モードを選択し、選択した印刷モードについて、印刷指示変更率が予め設定された閾値よりも大きいか否かを判定する(S202)。ここで、印刷モードテーブルは、印刷指示管理部123により、ユーザ毎に、印刷指示テーブル(図7参照)、印刷履歴テーブル(図8参照)及び仮印刷履歴テーブル(図9参照)に基づき作成される。例えば、図7の印刷指示テーブルを参照して、変更された印刷モード(図7ではトナー節約ON→OFF)を抽出し、抽出した印刷モードについて仮印刷履歴テーブルを参照して仮の省エネ効果を取得し、印刷モードテーブルを作成する。なお、当初設定された印刷モードが省エネをもたらす印刷モードである場合には、該印刷モードに従ってジョブを印刷した場合の省資源化効果が印刷モードテーブルに登録される。図13には、印刷モードテーブルの一例を示している。図13の印刷モードテーブルにおいて、優先度は、「省エネ効果見込み」及び「変更指示率」によって決定される。具体的には、優先度は、以下の式により算出する。
優先度=(省エネ効果見込み×α)+(変更指示率×β)
上記式においてα,βは重みを表す。管理者は、省エネ効果を優先する場合と、ユーザの利便性を優先する場合とによって重みを変更することができる。図13では、α=β=1の場合を示しており、省エネ効果とユーザの利便性とをバランスよく保ちたい場合の設定値である。
選択された印刷モードの印刷指示変更率が低い場合は、効果評価部126は、印刷履歴テーブル(図8参照)及び仮印刷履歴テーブル(図9参照)を参照して、該印刷モードの省エネ効果が予め設定された閾値よりも大きいか否かを判定する(S203)。
選択された印刷モードの省エネ効果が閾値よりも大きい場合は、印刷モード選出部132は、印刷履歴テーブル(図8参照)及び仮印刷履歴テーブル(図9参照)における他人の印刷履歴情報(仮に推奨印刷モードに従ってジョブを印刷した場合の仮の省資源化効果と、現に印刷モードに従ってジョブを印刷した場合の省資源化効果とを含む)を参照して、省エネ効果が閾値よりも大きい印刷モードを選出する(S204)。印刷モード選出部132は、例えば、複数のユーザの中で最も省エネ効果の貢献度が高いユーザの印刷モードを選出する。印刷モード設定部127は、選出された印刷モードを推奨印刷モードに設定する(S205)。例えば、ユーザA(第1のユーザ)について、選択された印刷モードが「両面印刷」(優先度:5)である場合に、印刷モード選出部132は、省エネ効果の貢献度が高いユーザ(第2のユーザ)の印刷モード「4−UP」を選出し、印刷モード設定部127は、この印刷モード「4−UP」をユーザAの推奨印刷モードに変更する。ここで推奨印刷モードに上記印刷モードが設定されていない場合は、印刷モード設定部127は、推奨印刷ルールテーブル(図4参照)に該印刷モードを新たに追加する。なお、印刷モード選出部132は、印刷指示内容(印刷状況)がユーザAに近い複数のユーザ(グループ)の中から最も省エネ効果の貢献度が高いユーザ(第2のユーザ)の印刷モードを選出してもよい。印刷状況には、例えば、各種の印刷モードの他、印刷枚数、印刷頻度、印刷時間帯など、印刷処理に関する様々な情報が含まれる。この構成によれば、ユーザAの利用状況が反映された印刷モードが推奨印刷モードに設定される。また、印刷モード設定部127は、図8の印刷履歴テーブルにおいて、複数の印刷モードのうち何れの印刷モードを推奨印刷モードに変更したかを示す情報を記録する。
S202において、選択された印刷モードの印刷指示変更率が閾値よりも大きい場合は、印刷モード設定部127は、該印刷モードを推奨印刷モードから除外する(S206)。例えば、ユーザAが、推奨印刷モードとして設定された「白黒印刷」に従わず、「カラー印刷」を頻繁に行っていた場合、ユーザAにとって「カラー印刷」の必要性が高いことが考えられる。このような場合には、ユーザAの利便性を考慮し、「白黒印刷」を推奨印刷モードから除外する。あるいは、推奨印刷モードを「カラー印刷」に変更してもよい。
またS203において、選択された印刷モードの省エネ効果が閾値よりも小さい場合は、印刷モード設定部127は、該印刷モードを推奨印刷モードから除外する(S206)。例えば、ユーザAが、推奨印刷モードとして設定された「エコフォント」に従って印刷指示を行っていた場合であっても、そもそも「エコフォント」の省エネ効果が小さい場合には、該印刷モードを推奨印刷モードに設定する必要性が低い。そこで、このような場合には、ユーザAの利便性を考慮し、「エコフォント」の印刷モードを推奨印刷モードから除外する。
なお、ある一定期間、推奨印刷モードの変更が無い場合に、優先度に従って特定の印刷モードを推奨印刷モードに設定してもよい。
上記情報処理システム1によれば、ユーザの利用状況に応じて推奨印刷モードがユーザごとに変更されるため、ユーザが省エネできる余地があれば、より省エネを促す推奨印刷モードに変更できる。一方、省エネできない場合や省エネ効果が低い場合は、よりユーザの利便性の高い推奨印刷モードに変更できる。印刷モードには、様々な種類があるが、どの印刷モードが省エネに効果的であるか否かは、事前に管理者は把握できないが、上記構成によれば、省エネ効果が高く、ユーザに負荷を与えない推奨印刷モードが自動的に設定・変更されることにより、管理者に負荷をかけずに、ユーザの利便性を損なわせることなく、省エネ効果を維持し続けることができる。
[お手本ユーザの設定方法]
情報処理装置10は、さらにお手本ユーザの設定処理を行う。お手本ユーザとは、省エネ効果の貢献度が高いユーザをいう。情報処理装置10は、お手本ユーザを設定(選出)するとともに、選出されたユーザに対して自分がお手本ユーザであること提示したり、他のユーザに対してお手本ユーザの行動指針を提示したりする。以下では、お手本ユーザの設定方法について、情報処理装置10の機能とともに説明する。
図14は情報処理装置10の動作フロー図であり、図15は情報処理装置10の機能ブロック図である。図15に示すように、情報処理装置10は、お手本ユーザの設定処理を行うための要素として、さらに、ルール抽出部128と、ユーザ抽出部129と、お手本ユーザ選出部130と、提示部131とを含んでいる。なお、図15では、図3及び図12に示した各要素については適宜省略している。
お手本ユーザの設定動作(図14参照)は、ユーザ毎に、管理者により予め設定されたタイミングで実行される。例えば、毎月1回月初に実行される。以下では、ユーザBに対するお手本ユーザの設定動作について説明する。
例えば毎月の月初になると、情報処理装置10のルール抽出部128は、ルール記憶部141の推奨印刷ルールテーブル(図4参照)を参照して、複数の推奨印刷ルールのうち、ユーザBについて設定された現在の推奨印刷ルールに類似した推奨印刷ルールを抽出する(S301)。ここでは例えば、ルールID1とルールID4が抽出される。
次に、ユーザ抽出部129は、複数のユーザのうち、一定期間の出社日数が近いユーザを抽出する(S302)。例えばユーザBと同じ組織に所属しているユーザAとユーザCが抽出される。ユーザ抽出部129(グループ化手段)は、印刷指示内容(印刷状況)が互いに近い複数のユーザをグループ化して抽出してもよい。
次に、お手本ユーザ選出部130は、S301及びS302で抽出されたユーザのうち、印刷実績(印刷状況)に基づいて、省エネ効果の貢献度が高いお手本ユーザを選出する(S303)。例えば、お手本ユーザ選出部130は、S301及びS302で抽出されたユーザA,C,Dのうち、出力枚数が最も少ないユーザAを、省資源効果の貢献度が高いお手本ユーザに選出する。お手本ユーザ選出部130は、例えばトナーの消費量に基づいてお手本ユーザを選出してもよい。また、お手本ユーザ選出部130は、グループ化した複数のユーザの中で最も省資源化効果の貢献度が高いユーザを、お手本ユーザに選出してもよい。
お手本ユーザが選出されると、提示部131は、印刷履歴テーブル(図8参照)を参照してユーザBとお手本ユーザとの最近の印刷履歴を比較し(S304)、お手本ユーザによる省エネ効果に近づくための印刷行動指針と、その行動を実行した場合の効果とをユーザBの端末20に提示する(S305)。図16には、ユーザBの端末20に提示される印刷行動指針を示している。
お手本ユーザが存在しない場合、提示部131は、ユーザBに対して、自身がお手本ユーザであることを提示する(S306)。例えば、提示部131は、図17に示すように、自身(ユーザB)をお手本ユーザとしているユーザ数や、他のユーザと比較して優れている点や、さらに省エネ効果を高めるための行動指針などを提示する。また、提示部131は、お手本ユーザが設定している印刷モードの中で、自身が設定していない印刷モードを提示してもよい。
上記構成によれば、ユーザと該ユーザの働き方が近いお手本ユーザとの省エネ効果を比較するため、ユーザの省エネ活動に対する納得感を損なわず省エネの啓発を行うことができ、省エネ効果が期待できる。また、自分の行動が省エネに効果的であることを客観的に把握でき、省エネ行動を継続するための意識を向上することができる。また事前に具体的な省エネ目標値を設定しなくても、働き方の近い身の回りの集団がお互いに刺激し合いながら省エネ効果を高め続けることができる。
なお、図11に示したS206の処理の後、お手本ユーザの推奨印刷ルールが存在し、その推奨印刷ルールの印刷モードを適用することにより省エネ効果が高い場合には、その印刷モードを推奨印刷モードに設定してもよい(図18のS207参照)。
[例外理由集計処理]
情報処理装置10は、さらに、ユーザが推奨印刷モードに従わず当初設定した印刷モード通りの印刷を実行する理由(例外理由)を集計する処理を行う。
図19は情報処理装置10の動作フロー図である。上記例外理由集計動作は、印刷指示管理部123により実行される。例外理由集計動作は、ユーザ毎に、管理者により予め設定されたタイミングで実行される。例えば、毎月1回月初に実行される。
例えば毎月の月初になると、情報処理装置10の印刷指示管理部123(図3参照)は、全ユーザの印刷結果及び仮印刷結果を記憶する印刷履歴記憶部144と、例外理由の内容を記憶する例外理由記憶部142とから、例外理由が設定された印刷指示情報を抽出して集計する(S401)。
次に、印刷指示管理部123は、各例外理由について、その例外が解消された場合の省エネ効果を、印刷履歴記憶部144の仮印刷履歴テーブルを参照して算出する(S402)。
次に、印刷指示管理部123は、算出結果をグラフや表形式に整理し、例えばレポート形式で複合機30に出力指示する(S403)。
上記構成により、例えば、会社の規定のように、ユーザの努力では改善できない省エネ阻害要因とその要因の改善効果を管理者が定量的に評価でき、その評価結果を用いて更なる省エネ施策を管理者層などに提言し、省エネできるよう運用を改善できる。
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、情報処理装置10は、一時的に推奨印刷モードを変更する構成を含んでいてもよい。例えば、オフィス全体の省エネ目標の達成度合いを参照し、目標期日までに目標達成が困難な場合に、推奨印刷モードの基準を厳しくし、通常より多くの印刷モードを設定する。また、オフィス全体の省エネ目標の達成度合いを参照し、目標期日までに目標達成が困難な場合に、行動指針の提示頻度を高くし、通常と異なる提示方法(例えば、画面表示だけではなくメールで通知したり、環境負荷に訴えかける画像を利用したりする)を行う。これにより、年度末など省エネ効果の集計締め日に、オフィス全体の省エネ目標が達成しやすい状況を一時的に作り出すことができる。
また、情報処理装置10は、ユーザの嗜好に応じた省エネ行動指針を提示する構成を含んでいてもよい。例えば、行動指針の提示方法(現状の印刷行動を褒めるポジティブな表現や、現状の印刷行動の問題的を指摘するネガティブな表現等)のパターンを複数用意し、行動指針提示後にユーザの印刷行動が改善した場合は、次回の行動指針提示時に同様のパターンを再利用する。またユーザの印刷行動が改善しない場合は、次回の行動指針提示時に違うパターンの行動提示方法を行う。これにより、ユーザの嗜好を考慮して、ユーザごとに効果的な啓発を行うことで、省エネ効果の維持に結びつけることができる。
上述した情報処理装置10に備えられる上記の各部の機能は、メモリ3に格納されたプログラムを制御部2が実行することにより実現される。このプログラムはCD−ROM、DVD−ROM、メモリカードなどのコンピュータ可読情報記憶媒体から情報処理装置10にインストールされてもよいし、インターネット等の通信ネットワークからダウンロードされてもよい。
1 情報処理システム、10 情報処理装置、11 通信部、12 制御部、13 メモリ、14 記憶部、20 端末、30 複合機、121 印刷指示取得部、122 ルール適合判定部、123 印刷指示管理部、124 印刷モード取得部、125 変更率判定部、126 効果評価部、127 印刷モード設定部、128 ルール抽出部、129 ユーザ抽出部、130 お手本ユーザ選出部、131 提示部、132 印刷モード選出部、141 ルール記憶部、142 例外理由記憶部、143 印刷指示記憶部、144 印刷履歴記憶部。

Claims (13)

  1. 端末において設定されたジョブの印刷モードが、推奨印刷モードに適合するか否かを判定する判定手段と、
    複数のジョブの印刷履歴を記憶する履歴記憶手段と、
    前記印刷モードが前記推奨印刷モードに適合していない場合に、仮に前記ジョブが前記推奨印刷モードに従って印刷されたと仮定したときに資源が削減されたであろう効果を表す省資源化効果を含む仮印刷履歴を記憶する仮履歴記憶手段と、
    前記記憶された印刷履歴と前記仮印刷履歴とに基づいて、前記推奨印刷モードを変更する変更手段と、
    を含むことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記変更手段は、前記印刷履歴と前記仮印刷履歴とに基づいて、前記印刷モードに従ってジョブを印刷した場合の省資源化効果が閾値よりも大きい印刷モードを選出し、該印刷モードを新たな推奨印刷モードに設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 第1のユーザが設定した前記ジョブの印刷モードについて、前記推奨印刷モードに従わなかった頻度が閾値よりも小さく、かつ前記印刷モードに従ってジョブを印刷した場合の省資源化効果が閾値よりも大きい場合は、前記変更手段は、前記印刷履歴と前記仮印刷履歴とに基づいて、該省資源化効果が閾値よりも大きい第2のユーザの印刷モードを選出し、該印刷モードを第1のユーザの新たな推奨印刷モードに設定する、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記変更手段は、前記省資源化効果が閾値よりも小さい印刷モード、又は、前記推奨印刷モードに従わなかった頻度が閾値よりも大きい印刷モードを、前記推奨印刷モードから除外する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記変更手段は、予め設定された周期で、前記省資源化効果と前記推奨印刷モードに従わなかった頻度とに基づいて算出された優先度に基づいて、前記推奨印刷モードを変更する処理を行う、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理システム。
  6. 前記印刷モードは前記端末において複数設定され、
    前記印刷履歴には、前記複数の印刷モードのうち何れの印刷モードが前記推奨印刷モードに変更されたかを示す情報が含まれている、ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記履歴記憶手段を参照して、複数のユーザのうち前記省資源化効果の貢献度が高いユーザを選出するユーザ選出手段と、
    前記選出されたユーザの印刷モードの設定内容を前記端末に提示させる提示手段と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の情報処理システム。
  8. 印刷状況が互いに近い複数のユーザをグループ化するグループ化手段をさらに含み、
    前記ユーザ選出手段は、前記グループの中で最も省資源化効果の貢献度が高いユーザを選出する、ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
  9. 前記印刷モードが前記推奨印刷モードに適合していない場合に、前記印刷モードの内容を前記推奨印刷モードの内容に変更してもよいか否かを問い合わせる画面を前記端末に表示させる表示手段をさらに含む、ことを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の情報処理システム。
  10. 前記表示手段は、さらに、前記推奨印刷モードに従わない理由を問い合わせる画面を前記端末に表示させる、ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
  11. ユーザが使用する端末と、印刷機能を有する機器と、該端末と該機器とにネットワーク接続される情報処理装置とを含む情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記端末においてユーザにより設定されたジョブの印刷モードが、推奨印刷モードに適合するか否かを判定する判定手段と、
    複数のジョブの印刷履歴を記憶する履歴記憶手段と、
    前記印刷モードが前記推奨印刷モードに適合していない場合に、仮に前記推奨印刷モードに従って印刷されたと仮定したときに資源が削減されたであろう効果を表す省資源化効果を含む仮印刷履歴を記憶する仮履歴記憶手段と、
    前記記憶された印刷履歴と前記仮印刷履歴とに基づいて、前記推奨印刷モードを変更する変更手段と、を含み、
    前記機器は、前記情報処理装置から受信した、前記印刷モードの情報が付加されたジョブを印刷実行する、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  12. 端末において設定されたジョブの印刷モードが、推奨印刷モードに適合するか否かを判定する判定手段と、
    複数のジョブの印刷履歴を記憶する履歴記憶手段と、
    前記印刷モードが前記推奨印刷モードに適合していない場合に、仮に前記ジョブが前記推奨印刷モードに従って印刷されたと仮定したときに資源が削減されたであろう効果を表す省資源化効果を含む仮印刷履歴を記憶する仮履歴記憶手段と、
    前記記憶された印刷履歴と前記仮印刷履歴とに基づいて、前記推奨印刷モードを変更する変更手段と、
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  13. 端末において設定されたジョブの印刷モードが、推奨印刷モードに適合するか否かを判定する判定手段、及び、
    複数のジョブの印刷履歴を記憶する履歴記憶手段における該印刷履歴と、前記印刷モードが前記推奨印刷モードに適合していない場合に、仮に前記ジョブが前記推奨印刷モードに従って印刷されたと仮定したときに資源が削減されたであろう効果を表す省資源化効果を含む仮印刷履歴を記憶する仮履歴記憶手段における該仮印刷履歴とに基づいて、前記推奨印刷モードを変更する変更手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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