JP5540752B2 - 画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、及び画像形成方法に関する。
従来から、プリンタ、複合機等の画像形成装置において消費される消費電力等をエコ情報としてユーザに通知することにより省エネ効果を図る方法が知られている。しかしながら、トータルに環境に対する様々な負荷を考慮した場合、単に画像形成装置によって消費される電力だけでなく、画像形成装置において使用される用紙やトナー等の消耗品についても考慮する必要がある。
従来では、画像形成装置を使用することにより消費される消耗品を含めてCO排出量を算出し、CO排出量の低減を推奨するための推奨モードを表示することで、利用者に推奨モードの設定を促す方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の方法では、単に利用者に推奨モードの設定を促すだけであったため、利用者が推奨モードを選択しなかった場合には、通常の印刷設定モードにより印刷が実行されてしまうため、結果的に推奨モードでのCO削減効果が見込めないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザに対して二酸化炭素(CO)等の温室効果ガス排出量削減の意識向上を図り、画像を印刷出力する際の温室効果ガス排出量を確実に削減することを実現する画像形成装置、及び画像形成方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、画像を用紙に印刷するための印刷出力機能を有する画像形成装置であって、前記印刷出力機能を実行するための印刷条件を設定する印刷条件設定手段と、前記印刷条件設定手段により設定された印刷条件に基づいて温室効果ガス排出量を取得する温室効果ガス排出量取得手段と、前記温室効果ガス排出量取得手段により取得された温室効果ガス排出量を予め設定された所定期間毎に集計する温室効果ガス排出量集計手段と、前記温室効果ガス排出量集計手段により集計された温室効果ガス排出量が、前記所定期間に応じて設定された温室効果ガス排出量の上限値と比較して、前記温室効果ガス排出量の上限値に対して設定された所定範囲に含まれるか否かを比較判定する温室効果ガス排出量判定手段と、前記温室効果ガス排出量判定手段により判定された結果に応じて、前記印刷条件設定手段に対して機能制限をかける機能制限手段とを有し、前記機能制限手段は、前記集計された温室効果ガス排出量が温室効果ガス排出量の上限値に対して設定された所定範囲に含まれないと判定された場合に、前記印刷条件設定手段により設定されるための印刷条件を表示する画面上に、前記温室効果ガス排出量が前記所定範囲の値未満となる印刷条件を表示し、表示された前記印刷条件に対し更に変更があった場合に、変更された前記印刷条件に基づき得られる温室効果ガス排出量を取得し、取得した温室効果ガス排出量を表示し、前記機能制限が解除されない場合には、解除されるまで前記印刷出力機能の開始を待機するよう制御する。
また、本発明は、画像を用紙に印刷するための印刷出力機能を有する画像形成装置により実行される画像形成方法であって、前記印刷出力機能を実行するための印刷条件を設定する印刷条件設定手順と、前記印刷条件設定手順により設定された印刷条件に基づいて温室効果ガス排出量を取得する温室効果ガス排出量取得手順と、前記温室効果ガス排出量取得手順により取得された温室効果ガス排出量を予め設定された所定期間毎に集計する温室効果ガス排出量集計手順と、前記温室効果ガス排出量集計手順により集計され温室効果ガス排出量が、前記所定期間に応じて設定された温室効果ガス排出量の上限値と比較して、前記温室効果ガス排出量の上限値に対して設定された所定範囲に含まれるか否かを比較判定する温室効果ガス排出量判定手順と、前記温室効果ガス排出量判定手順により判定された結果に応じて、前記印刷条件設定手順に対して機能制限をかける機能制限手順とを有し、前記機能制限手順は、前記集計された温室効果ガス排出量が温室効果ガス排出量の上限値に対して設定された所定範囲に含まれないと判定された場合に、前記印刷条件設定手順により設定されるための印刷条件を表示する画面上に、前記温室効果ガス排出量が前記所定範囲の値未満となる印刷条件を表示し、表示された前記印刷条件に対し更に変更があった場合に、変更された前記印刷条件に基づき得られる温室効果ガス排出量を取得し、取得した温室効果ガス排出量を表示し、前記機能制限が解除されない場合には、解除されるまで前記印刷出力機能の開始を待機するよう制御する。
本発明によれば、ユーザに対して温室効果ガス排出量削減の意識向上を図り、画像を印刷出力する際の温室効果ガス排出量を確実に削減することを実現する。
本実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る画像形成装置の機能構成図である。 本実施形態に係るCO排出量削減処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係るCO排出量換算処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る機能制限処理の流れを示すフローチャートである。 印刷条件に応じて設定されたCO排出量対応表の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<本発明について>
本発明は、例えば画像形成装置において予め設定された所定期間毎に排出される温室効果ガスの一つとして例えばCO排出量を集計する。また、集計されるCO排出量が、所定期間に応じて設定されたCO排出量の上限値と比較して、CO排出量の上限値に対して設定された所定範囲に含まれるか否かを比較判定し、判定された結果に応じて、印刷条件設定手段に対して機能制限をかける。これにより、画像を印刷出力する際のCO排出量を確実に削減することを実現する。
<画像形成装置のハードウェア構成例について>
ここで、本実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成例について説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成図を示している。図1に示すように、画像形成装置100は、ネットワーク10に接続されたコントーラ20と、操作手段30と、書込手段40と、エンジン/画像処理手段50と、読取手段60とを有するように構成される。
コントローラ20は、画像形成装置100の動作全体を制御する。例えば、コントローラ20は、ネットワーク10を介してPC(パーソナルコンピュータ)や管理装置等の他の装置と情報の送受信を行う。また、コントローラ20は、操作手段30に表示装置に対する表示内容を指示すると共に、操作手段30に入力された内容を取得し、エンジン/画像処理手段50に対して画像形成動作を指示する。
エンジン/画像処理手段50は、コントローラ20の指示に基づき、書込手段40により用紙上に画像形成した画像の書き込みを指示し、読取手段60により読み取った原稿の画像に対して所定の画像処理を行う。
<画像形成装置の機能構成例について>
次に、本実施形態に係る画像形成装置の機能構成例について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置の機能構成図を示している。なお、図2では、画像形成装置100のうち、特にコントローラ20と、操作手段30とに関する機能構成について示している。
コントローラ20は、制御手段21と、記憶手段22と、機能制限手段23と、CO排出量取得手段24と、CO排出量集計手段25と、CO排出量判定手段26とを有するように構成されている。また、操作手段30は、表示手段31と、印刷条件設定手段32と、警告通知手段33とを有するように構成されている。
コントローラ20において、制御手段21は、具体的にはCPUによって実現され、画像形成装置100における各機能全体を制御する。制御手段21は、例えば操作手段30から得られた各設定値を記憶手段22に記憶させ、また操作手段30から得られた印刷条件に基づいて、温室効果ガスの一つである二酸化炭素(CO)排出量をCO排出量取得手段24によって取得させ、操作手段30の表示手段31に取得したCO排出量を表示させる。
また、制御手段21は、CO排出量判定手段26に判定させた結果に応じて、操作手段30の警告通知手段33により表示手段31上に警告画面を表示させる。また、制御手段21は、機能制限手段23により機能制限設定画面に移行させて操作手段30の印刷条件設定手段32により設定させる印刷条件を制限させる。
また、制御手段21は、CO排出量集計手段25により予め設定された所定期間毎に集計されたCO排出量を取得し、管理する。なお、制御手段21は、予め所定期間に応じて設定されたCO排出量の上限値を、予め設定された設定条件及びすでに集計されたCO排出量に応じて設定、更新することができる。CO排出量の上限値の更新については後述する。
また、制御手段21は、CO排出量を、CO排出量の上限値の例えば80〜90%となるよう機能制限手段23により印刷条件を制限する場合に、印刷条件を黄色で表示し、上限値を超えている場合には赤色で表示する等の色や文字によって視覚的に区別させることができる。
記憶手段22には、例えば、予め各印刷条件に応じて設定されたCO排出量の対応表、予め設定された所定期間に応じて設定されたCO排出量の上限値、CO排出量の上限値に対して設定された所定範囲の値等が記憶されている。
なお、各印刷条件に応じて設定されたCO排出量の対応表については、後述する。また、予め設定された所定期間に応じて設定されたCO排出量の上限値、及びCO排出量の上限値に対して設定された所定範囲の値はそれぞれ、ユーザあるいは管理者によって設定される。ここで、ユーザあるいは管理者は、例えば印刷条件によらず、CO排出量の上限値、及びCO排出量の上限値に対して設定された所定範囲の値をそれぞれ任意に設定することができる。
機能制限手段23は、CO排出量判定手段26により判定された結果に応じて、印刷条件設定手段32に対して制限をかける。機能制限手段23は、CO排出量判定手段26により予め設定された所定期間毎に集計されるCO排出量が、例えば所定期間に応じて設定されたCO排出量の上限値を超えていると判定された場合、又は、CO排出量の上限値未満で上限値に対して設定された所定範囲に含まれないと判定された場合に、機能制限設定画面を生成する。
機能制限手段23は、例えばCO排出量が所定範囲の値未満となる印刷条件を表示する機能制限設定画面を生成し、印刷条件の変更がない場合には印刷不可とする処理を行う等、印刷条件設定手段32に対して制限をかける。
CO排出量取得手段24は、記憶手段22から取得した各印刷条件に応じて設定されたCO排出量の対応表を参照して、印刷条件設定手段32により設定された印刷条件からCO排出量を取得する。具体的には、CO排出量取得手段24は、例えば設定された印刷条件に基づいて印刷出力機能が実行された場合に消費される消費電力と、印刷条件に基づく用紙の種類、及び印刷条件に基づくトナー消費量とをCO排出量に換算して、換算したCO排出量を取得する。
CO排出量集計手段25は、CO排出量取得手段24により取得されたCO排出量を予め設定された所定期間毎に集計する。ここで、予め設定された所定期間とは、例えば日時単位、週単位、月単位等の少なくとも一つである。
CO排出量判定手段26は、CO排出量集計手段25により集計されたCO排出量が、所定期間に応じて設定されたCO排出量の上限値と比較して、CO排出量の上限値に対して設定された所定範囲に含まれるか否かを比較判定する。
ここで、CO排出量判定手段26は、例えば記憶手段22に記憶しているCO排出量の上限値(例えばC7等)を読み出し、CO排出量集計手段25により集計されたCO排出量(例えばC7′等)を読み出す。CO排出量判定手段26は、制御手段21の内部のメモリに読み出したC7及びC7′を一時格納し、C7とC7′との比較、判定を行う。
また、CO排出量判定手段26は、例えばCO排出量の上限値に対して設定された所定範囲の値(例えば(C7)−5%以内)及びCO排出量集計手段25により集計されたCO排出量(例えばC7′等)を読み出して、比較、判定を行う。
また、操作手段30は、例えば画像形成装置100に設けられるタッチパネル等であり、表示手段31と、印刷条件設定手段32と、警告手段33とを有するように構成される。
表示手段31は、例えばタッチパネル等の表示画面であり、その表示画面には、用紙サイズ、モノクロ又はカラー、片面又は両面、拡大・集約等の一般的に用いられている印刷条件が表示される。また、表示手段31には、印刷条件設定手段32によって設定された印刷条件に基づいて換算されたCO排出量等が表示される。
印刷条件設定手段32は、表示手段31によって表示された印刷条件のうち、ユーザによって入力された条件を印刷条件として設定する。
警告通知手段33は、ユーザにより設定された印刷条件に基づいて換算されたCO排出量が、CO排出量判定手段26によって予め所定期間に応じて設定されたCO排出量の上限値を超えていると判定された場合、又は、CO排出量の上限値未満で上限値に対して設定された所定範囲に含まれないと判定された場合に、表示手段31に警告通知を行う。
警告通知手段33は、例えば表示手段31に設定された印刷条件では印刷不可能であることを明示する警告画面等を表示する。なお、警告通知手段33は、警告画面を表示するだけでなく、音声機能手段を備えている場合には、音声によって警告しても良い。
上述したように、本実施形態では温室効果ガスの一例としてCO排出量について説明したが、本発明においてはこれに限定されず、温室効果ガスのその他の種類、例えばオゾン等に適用しても良く、また、COとオゾン等の複数種類の温室効果ガスを組み合わせた温室効果ガス排出量として適用することもできる。
<CO排出量削減処理について>
次に、図3を用いて、本実施形態に係るCO排出量削減処理について説明する。図3は、本実施形態に係るCO排出量削減処理の流れを示すフローチャートである。
図3に示すように、CO排出量削減処理では、ユーザによって例えば表示手段31等から予め所定期間に応じたCO排出量の上限値を設定する(S10)。制御手段21は、S10により設定されたCO排出量の上限値を記憶手段22に格納する。
次に、印刷条件設定手段32は、表示手段31によりユーザが印刷条件を設定したか否か判断する(S11)。ここで、印刷条件とは、用紙サイズ、モノクロかカラーか、片面・両面等の画像形成装置100に特有の様々な設定内容を示す。なお、印刷条件設定手段32は、印刷条件が設定されていないと判断した場合(S11において、NO)、印刷条件が設定されるまで待機する。
印刷条件が設定されたと判断した場合(S11において、YES)、CO排出量取得手段24は、記憶手段22に格納された各印刷条件に応じて設定されたCO排出量の対応表を参照して、設定された印刷条件に応じたCO排出量を取得する(S12)。S12の処理については後述する。また、制御手段21は、S12の処理により取得されたCO排出量の取得結果を表示手段31に表示する(S13)。
次に、CO排出量集計手段25は、予め設定された所定期間に対するCO排出量を集計し、CO排出量判定手段26は、集計されたCO排出量と、予め所定期間に応じて設定されたCO排出量の上限値とを比較、判定する。上述したように、CO排出量判定手段26は、例えば記憶手段22に記憶しているCO排出量の上限値(例えばC7等)を読み出し、CO排出量集計手段25により集計されたCO排出量(例えばC7′等)を読み出して、C7とC7′との比較を行う。
CO排出量判定手段26は、集計されたCO排出量(例えばC7′等)が、CO排出量の上限値(例えばC7等)よりも下回っているか否かを判断する(S14)。ここで、集計されたCO排出量(例えばC7等)が、CO排出量の上限値(例えばC7′)よりも下回っていないと判断した場合(S14において、NO)、制御手段21は、例えば機能制限手段23により機能制限設定画面を生成する等の機能制限を実行する(S15)。S15の処理については後述する。
次に、制御手段21は、機能制限が解除されたか否か判断し(S16)、機能制限が解除されたと判断した場合(S16において、YES)、S15の処理において機能制限設定画面上で設定された印刷条件に基づいて印刷を開始する(S17)。なお、機能制限が解除されていないと判断した場合(S16において、NO)、解除されるまで待機する。
また、CO排出量判定手段26は、集計されたCO排出量が、CO排出量の上限値よりも下回っていると判定した場合(S14において、YES)、次に、集計されたCO排出量が、CO排出量の上限値に対して設定された所定範囲の値に含まれるか否かを判定する(S18)。
例えば、CO排出量判定手段26は、CO排出量集計手段25により集計されたCO排出量(例えばC7′等)が、CO排出量の上限値に対して設定された所定範囲の値(例えば(C7)−5%以内)に含まれるか否か判定する。
CO排出量判定手段26は、集計されたCO排出量(例えばC7′等)が、所定範囲の値(例えば(C7)−5%以内)に含まれると判定した場合(S18において、YES)、S17の処理に進む。なお、ここで、CO排出量判定手段26は、CO排出量の上限値C7と集計されたCO排出量C7′とを比較し、その差分により、集計されたCO排出量C7′が所定範囲の値(例えば(C7)−5%以内)に含まれるか否か判定しても良い。
また、CO排出量判定手段26は、集計されたCO排出量(例えばC7′等)が、所定範囲の値(例えば(C7)−5%以内)に含まれないと判定した場合(S18において、NO)、制御手段21は、例えば機能制限手段23により機能制限設定画面を生成する等の機能制限を実行する(S19)。S19の処理については後述する。
次に、制御手段21は、機能制限が解除されたか否かを判断し(S20)、機能制限が解除されたと判断した場合(S20において、YES)、S19の処理において機能制限設定画面上で設定された印刷条件に基づいて印刷を開始する(S17)。なお、機能制限が解除されていないと判断した場合(S20において、NO)、解除されるまで待機する。上述したS15の処理とS19の処理は同一の機能制限処理であっても良く、異なる機能制限処理としても良い。
上述したように、集計されたCO排出量がCO排出量の上限値よりも下回っていない場合、或いは、集計されたCO排出量がCO排出量の上限値よりも下回っているが、集計されたCO排出量が所定範囲の値に含まれない場合には、機能制限手段23により機能制限設定画面を生成して機能制限を実行する。これにより、画像を印刷出力する際のCO排出量を確実に削減することを可能とする。
<CO排出量換算処理について>
次に、図4を用いて、本実施形態に係るCO排出量換算処理について説明する。図4は、本実施形態に係るCO排出量換算処理の流れを示すフローチャートである。
なお、この処理は、上記図3のS12の処理内容を説明したものであり、CO排出量取得手段24は、印刷条件設定手段32からユーザにより設定された印刷条件を取得し、記憶手段22に格納されたCO排出量の対応表を参照しながら、以下の処理を行う。
図4に示すように、CO排出量取得手段24は、ユーザにより設定された印刷条件に基づいて例えば画像形成装置100等によって消費される消費電力をCO排出量に換算する(S21)。
次に、CO排出量取得手段24は、ユーザにより設定された印刷条件から用紙の種類に関する情報を取得して、用紙の種類をCO排出量に換算する(S22)。次に、CO排出量取得手段24は、設定された印刷条件から使用される用紙の枚数等の情報を取得して、消費されるトナー消費量をCO排出量に換算する(S23)。
上述した処理により、CO排出量取得手段24は、設定された印刷条件に基づくCO排出量を取得する。
<機能制限処理について>
次に、図5を用いて、本実施形態に係る機能制限処理について説明する。図5は、本実施形態に係る機能制限処理の流れを示すフローチャートである。上述したように、制御手段21は、図3に示すS15の処理及びS19の処理において機能制限処理を実行する。
図5に示すように、制御手段21は、警告通知手段33により、表示手段31に例えば設定した印刷条件では印刷不可能であること等を明示する警告画面を表示する(S30)。ここで、警告通知手段33は、警告画面を表示するだけでなく、例えば音声機能手段により音声によって警告を通知することができる。
次に、制御手段21は、機能制限手段23により機能制限設定画面が生成された等の機能制限が実行されたか否か判断する(S31)。制御手段21は、機能制限の実行がなされたと判断した場合(S31において、YES)、表示手段31を機能制限設定画面へと移行する(S32)。なお、機能制限の実行がなされていないと判断した場合(S31において、NO)、機能制限が実行されるまで待機する。
例えば、S32の処理において、機能制限手段23は、機能制限設定画面としてCO排出量が所定範囲の値未満となる印刷条件を表示させる画面を生成する。上述したように、所定範囲の値が、例えば(C7)−5%以内とすると、集計されるCO排出量C7′が所定範囲の値未満とは、C7′<(C7)−5%となる値である。ここで、機能制限手段23は、例えば後述するCO排出量対応表より、上限値(C7)−5%未満で使用できる印刷条件を表示させる画面を生成する。
次に、制御手段21は、機能制限設定画面上において表示された機能(印刷条件等)が実行されたか否かを判断し(S33)、表示された機能が実行されたと判断した場合(S33において、YES)、表示された機能をそのまま印刷条件として設定する(S34)。
制御手段21は、表示された機能が実行されていないと判断した場合(S33において、NO)、機能制限設定画面上で更に条件の変更があったか否かを判断し(S35)、条件の変更があった場合には(S35において、YES)、上記図3のS12の処理により変更のあった条件に対応するCO排出量を取得する(S36)。次に、S34の処理に進み、変更のあった条件を印刷条件として設定する。なお、ここで、図3のS13の処理と同様にCO排出量取得結果を表示手段31に表示しても良い。
なお、条件の変更がなかった場合には(S35において、NO)、使用不可として例えば選択・設定不可と表示して、初期状態へ移行し(S37)、S31の処理に戻る。
上述した機能制限処理を実行することにより、強制的にCO排出量が予め設定した所定の範囲の値未満となる印刷設定モードを表示し、この印刷設定モードを用いて印刷設定をさせるため、ユーザのCO排出量削減の意識の向上を図り、画像印刷出力時のCO排出量を削減させることを可能とする。
<CO排出量対応表について>
次に、図6を用いて、本実施形態に係るCO排出量対応表について説明する。図6は、印刷条件に応じて設定されたCO排出量対応表の一例を示す図である。
図6に示すように、CO排出量対応表は、予め印刷条件に応じたCO排出量が格納されている。CO排出量対応表には、例えば「モード」、「イメージ数」、「消費電力」、「使用用紙」、「使用用紙枚数」、「トナー消費量」、「CO排出量」等の項目が記載されている。
CO排出量対応表の「モード」には、例えば「片面、2in1集約、コピー」、「両面、2in1集約、コピー」等のユーザによって設定される複数の異なる印刷条件が記載されている。「イメージ数」には、例えば「20」、「10」等の印刷する原稿の画像数が記載されている。「消費電力」には、「P1」、「P2」等の「モード」及び「イメージ数」に基づいて印刷出力を実行した場合に消費される消費電力が記載されている。
また、「使用用紙」には、「普通紙A4」、「OHP用紙A4」等の用紙の種類及び用紙のサイズが記載されている。また、「使用用紙枚数」には、「モード」及び「イメージ数」に基づいて使用される用紙枚数が記載され、「トナー消費量」には、「モード」、「イメージ数」、「使用用紙枚数」等によって印刷された場合に消費されるトナー消費量が記載されている。
また、「CO排出量」には、「C1」、「C2」等の「消費電力」、「使用用紙」、及び「トナー消費量」をCO排出量に換算した値が記載されている。
上述した処理において、CO排出量取得手段24は、ユーザにより設定された印刷条件に対応する「CO排出量」をそれぞれCO排出量対応表から取得する。
<CO排出量の上限値について>
上述したように、CO排出量の上限値は、予めユーザによって設定されるが、例えば所定期間に対して設定された設定条件によってCO排出量の上限値を更新することができる。
すなわち、CO排出量の上限値として予め日時単位、週単位、月単位の所定期間における総CO排出量を上限値として設定していた場合、所定期間において集計される総CO排出量及び予め設定された設定条件によって、CO排出量の上限値を更新することができる。
具体的には、ユーザが「1/1、12:00」に総CO排出量の上限値を設定した場合、例えば制御手段21は「2/1、12:00」に、「1/1、12:00」から集計されたCO排出量と、例えば1ヶ月の総CO排出量の10%減等と設定された設定条件とに基づき、CO排出量の上限値を更新する。
これにより、月毎に確実に10%ずつCO排出量を抑える効果を奏し、1ヶ月の総CO排出量を抑えることが可能となる。このような設定条件を、例えば週毎、日毎、時間毎等に設定することも可能である。本実施形態では、制御手段21が、予め設定された設定条件及び所定期間毎に集計されるCO排出量により、CO排出量の上限値を設定、更新し、時間の経過と集計されるCO排出量との関係を管理する。
なお、制御手段21は、上述したCO排出量の上限値に対して設定される所定範囲の値を上限値の例えば80%〜90%程度で制限する値とする場合、所定範囲の値に含まれない印刷条件に対して黄色で表示し、上限値以上の印刷条件に対しては赤色で表示し、印刷条件を色や文字によって視覚的に区別させることができる。これにより、ユーザに対してよりCOを排出しない印刷設定条件を提示することが可能となる。このように、制御手段21は、所定期間において換算されたCO排出量と、所定期間の上限値設定との関係を管理することができる。
上述したように、本実施形態によれば、ユーザに対する温室効果ガス排出量削減の意識向上を図り、画像を印刷出力する際の温室効果ガス排出量を確実に削減することを実現する。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本
発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能である。
10 ネットワーク
20 コントローラ
21 制御手段
22 記憶手段
23 機能制限手段
24 CO排出量取得手段
25 CO排出量集計手段
26 CO排出量判定手段
30 操作手段
31 表示手段
32 印刷条件設定手段
33 警告通知手段
40 書込手段
50 エンジン/画像処理手段
60 読取手段
100 画像形成装置
特開2002−006696号公報

Claims (5)

  1. 画像を用紙に印刷するための印刷出力機能を有する画像形成装置であって、
    前記印刷出力機能を実行するための印刷条件を設定する印刷条件設定手段と、
    前記印刷条件設定手段により設定された印刷条件に基づいて温室効果ガス排出量を取得する温室効果ガス排出量取得手段と、
    前記温室効果ガス排出量取得手段により取得された温室効果ガス排出量を予め設定された所定期間毎に集計する温室効果ガス排出量集計手段と、
    前記温室効果ガス排出量集計手段により集計された温室効果ガス排出量が、前記所定期間に応じて設定された温室効果ガス排出量の上限値と比較して、前記温室効果ガス排出量の上限値に対して設定された所定範囲に含まれるか否かを比較判定する温室効果ガス排出量判定手段と、
    前記温室効果ガス排出量判定手段により判定された結果に応じて、前記印刷条件設定手段に対して機能制限をかける機能制限手段とを有し、
    前記機能制限手段は、
    前記集計された温室効果ガス排出量が温室効果ガス排出量の上限値に対して設定された所定範囲に含まれないと判定された場合に、前記印刷条件設定手段により設定されるための印刷条件を表示する画面上に、前記温室効果ガス排出量が前記所定範囲の値未満となる印刷条件を表示し、表示された前記印刷条件に対し更に変更があった場合に、変更された前記印刷条件に基づき得られる温室効果ガス排出量を取得し、取得した温室効果ガス排出量を表示し、前記機能制限が解除されない場合には、解除されるまで前記印刷出力機能の開始を待機するよう制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記温室効果ガス排出量取得手段は、
    前記印刷条件設定手段により設定された印刷条件に基づいて前記印刷出力機能が実行された場合に消費される消費電力と、前記印刷条件に基づく用紙の種類、及び前記印刷条件に基づくトナー消費量とを温室効果ガス排出量に換算して、換算した温室効果ガス排出量を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記温室効果ガス排出量の上限値は、
    予め日時単位、週単位、月単位のうち少なくとも一つの期間に応じて設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記温室効果ガス排出量の上限値は、
    前記温室効果ガス排出量集計手段により集計された温室効果ガス排出量に基づき、前記設定された期間毎に更新されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 画像を用紙に印刷するための印刷出力機能を有する画像形成装置により実行される画像形成方法であって、
    前記印刷出力機能を実行するための印刷条件を設定する印刷条件設定手順と、
    前記印刷条件設定手順により設定された印刷条件に基づいて温室効果ガス排出量を取得する温室効果ガス排出量取得手順と、
    前記温室効果ガス排出量取得手順により取得された温室効果ガス排出量を予め設定された所定期間毎に集計する温室効果ガス排出量集計手順と、
    前記温室効果ガス排出量集計手順により集計され温室効果ガス排出量が、前記所定期間に応じて設定された温室効果ガス排出量の上限値と比較して、前記温室効果ガス排出量の上限値に対して設定された所定範囲に含まれるか否かを比較判定する温室効果ガス排出量判定手順と、
    前記温室効果ガス排出量判定手順により判定された結果に応じて、前記印刷条件設定手順に対して機能制限をかける機能制限手順とを有し、
    前記機能制限手順は、
    前記集計された温室効果ガス排出量が温室効果ガス排出量の上限値に対して設定された所定範囲に含まれないと判定された場合に、前記印刷条件設定手順により設定されるための印刷条件を表示する画面上に、前記温室効果ガス排出量が前記所定範囲の値未満となる印刷条件を表示し、表示された前記印刷条件に対し更に変更があった場合に、変更された前記印刷条件に基づき得られる温室効果ガス排出量を取得し、取得した温室効果ガス排出量を表示し、前記機能制限が解除されない場合には、解除されるまで前記印刷出力機能の開始を待機するよう制御することを特徴とする画像形成方法。
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