JP4806626B2 - 適正プリンタ選択シミュレーションシステム、コストサーバ、報告書作成プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、ランニングコストに基づきプリンタの選択を支援する適正プリンタ選択シミュレーションシステム、インク消費量シミュレート装置、コストサーバ、インク消費量シミュレートプログラム及び報告書作成プログラムに関する。
オフィスでは文書の大量のコピーや印刷が日常的に行われているが、印刷を行えばインク/トナー消費量に応じたコストや印刷枚数毎に定められた単価で課金されるコストがかかるため、ランニングコストの抑制を図ることが求められている。そこで、コピー数、インク/トナー消費量など消耗品にかかるランニングコストを低減する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1記載の技術は、予めプリンタ管理者がインク/トナーの消費量が少ない印刷推奨印刷設定をプリンタに設定しておき、推奨印刷設定を基準にユーザが行った印刷設定に対し課金することで、ユーザが推奨印刷設定を選択するように促し、ランニングコストの抑制を図っている。
特開2005−037918号公報
このように、日々の印刷量を考慮すればインク/トナーに係るランニングコストは可能な限り低廉であることが望ましいが、一方で、表現力の豊かな出力が望まれる場合があり、ユーザはランニングコストと出力結果とのバランスに配慮して印刷することが要求される。例えば、ユーザは、文書の内容、使用目的、重要度等に応じて、モノクロ又はカラーの切り替え、及び、インク吐出量等を出力時に設定している。
しかしながら、ユーザはこのような自己流の設定が本当にランニングコストの抑制に効果があるか否かについて確かめることができないという問題がある。場合よっては、ランニングコストの抑制のための設定が却ってコスト増をもたらしているおそれがある。
また、同様に、ランニングコストの低廉なプリンタを購入する場合にも、ユーザが出力することの多い文書の内容や使用目的に対しランニングコストが抑制可能なプリンタ、又は、ランニングコストと出力結果のバランスに優れたプリンタを選択することは困難であった。
本発明は、上記課題に鑑み、ランニングコストと出力結果のバランスを把握して適切なプリンタの選択が可能な適正プリンタ選択シミュレーションシステム、インク消費量シミュレート装置、コストサーバ、インク消費量シミュレートプログラム及び報告書作成プログラムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、ネットワークを介してユーザ端末から送信された、プリンタが解釈して印刷するプリントファイルを印刷するプリンタと前記ユーザ端末に前記プリンタのコスト報告書を送信するサーバを有する適正プリンタ選択シミュレーションシステムであって、前記プリンタは、当該プリンタのインク消費量を含むプリンタ情報を抽出して電子メールを生成する電子メール生成手段と、前記電子メール生成手段により生成された電子メールを前記サーバに送信する電子メール送信手段と、を有し、前記サーバは、送信された前記インク消費量に基づき、カラー原稿の混色領域をカラー印刷時よりも少ないインク量で印刷する低量カラー印刷したことで、カラー原稿をモノクロ印刷した場合よりもインク消費量にかかるコストが低減されたことを示す前記コスト報告書を生成するコスト報告書生成手段と、前記コスト報告書を前記ユーザ端末に送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、実際にカラー原稿を印刷した場合のインク消費量を電子メールでサーバに送信し、サーバがモノクロ印刷した場合よりもカラー印刷したことでインク消費量にかかるコストが低減されたことを示すコスト報告書を作成するため、カラー原稿をカラーで印刷した方がインク消費量が少ないこと(コストが安い)ことをユーザが認識できる。
本発明の一形態において、カラー原稿をモノクロ印刷した場合のインク消費量は、プリンタによるインク消費量から推定されたカラーレーザプリンタのトナー消費量であり、カラー原稿を低量カラー印刷した場合のインク消費量は、当該プリンタによるインク消費量である、ことを特徴とする。
本発明によれば、カラー原稿をレーザプリンタによりモノクロ印刷した場合よりも当該プリンタによりカラー印刷した場合の方がコストが安いことが分かるので、当該プリンタを選択し表現力に勝るカラー印刷することで、ランニングコストと出力結果を両立できる。
また、本発明の一形態において、カラー原稿をモノクロ印刷した場合のインク消費量は当該プリンタにより低量カラー印刷した場合のインク消費量から推定された当該プリンタのインク消費量であり、カラー原稿を低量カラー印刷した場合のインク消費量は、当該プリンタによるインク消費量である、又は、カラー原稿をモノクロ印刷した場合のインク消費量は当該プリンタによりモノクロ印刷した場合のインク消費量であり、カラー原稿を低量カラー印刷した場合のインク消費量は当該プリンタによりモノクロ印刷した場合のインク消費量から推定された当該プリンタのインク消費量である、ことを特徴とする。
本発明によれば、カラー原稿を当該プリンタでモノクロ印刷した場合よりもカラー印刷した場合の方がコストが安いことが分かるので、当該プリンタを導入した後でも好適な印刷方法が選択されていることが確認でき、ランニングコストと出力結果を両立できる。
また、本発明の一形態において、コスト報告書は、カラー印刷、及び、低量カラー印刷毎に、所定期間の印刷ページ数又はインク消費量の情報を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザはモノクロ印刷及びカラー印刷毎の印刷ページ数又はインク消費量を把握して、印刷の無駄を省くなど適切な対応が可能となる。
また、本発明の一形態において、前記コスト報告書は、カラー原稿をモノクロ印刷した場合よりも低量カラー印刷したことでコストが低減された印刷ページ数又はその比率の情報を含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザはカラー原稿をモノクロ印刷した場合よりもカラー印刷したことで実際にコストが低減された印刷ページ数等を把握するので、リアルな数値によりカラー印刷の効果を認識できる。
また、本発明の一形態において、サーバは、ユーザのユーザ情報が入力可能なウェブページを前記ユーザ端末に送信し、ユーザ端末は、ユーザ端末に表示されたウェブページに入力されたユーザ情報をサーバに送信し、サーバは、プリンタから送信された電子メールが含むインク消費量をユーザ情報に対応づけて記憶し、当該ユーザのコスト報告書を生成する、ことを特徴とする。
本発明によれば、プリンタ情報とユーザ情報を対応づけてサーバに記憶することができ、ユーザ情報を利用してプリンタ情報を解析することができる。
また、本発明の一形態において、サーバは、インク消費量に基づき当該プリンタのもたらす利益を算出し、算出された利益の推移から将来の利益を予測する販売支援手段を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、インク消費による利益から将来の利益を予測することで、プリンタ販売の採算を早期に把握することができる。
また、本発明の一形態において、プリンタ情報は、当該プリンタの導入時の下取りの有無を示す情報を有し、販売支援手段は、下取りの有無に応じて前記インク消費量を集計する、ことを特徴とする。
本発明によれば、下取りの有無に応じたインク消費量が分かるので、販売会社は既にプリンタを使用している顧客に下取りしてでもプリンタを販売すべきか否かを判断することができる。
また、本発明の一形態において、プリンタ情報は、当該プリンタの増設トレイの有無を示す情報を有し、販売支援手段は、増設トレイの有無に応じて前記インク消費量を集計する、ことを特徴とする。
本発明によれば、増設トレイの有無に応じたインク消費量が分かるので、販売会社は増設トレイを搭載してプリンタを販売すべきか否かを判断することができる。
また、本発明は、ユーザ端末とサーバとがネットワークを介して接続された適正プリンタ選択シミュレーションシステムにおいて、前記ユーザ端末は、プリンタが解釈して印刷するプリントファイルであって、カラー原稿の混色領域をカラー印刷時よりも少ないインク量で印刷する低量カラー印刷用のプリントファイルCと前記カラー原稿をモノクロ印刷するプリントファイルMを生成するプリントファイル生成手段と、プリントファイルC及びプリントファイルMを前記サーバに送信するプリントファイル送信手段と、を有し、前記サーバは、送信されたプリントファイルCを用紙に印刷した場合のインク消費量C及びプリントファイルMを用紙にモノクロ印刷した場合のインク消費量Mをシミュレートするシミュレート手段と、インク消費量M及びインク消費量M以下であるインク消費量Cから、カラー原稿を低量カラー印刷することでモノクロ印刷した場合よりもインク消費量にかかるコストが低減されたことを示すコスト報告書を生成するコスト報告書生成手段と、前記コスト報告書を前記ユーザ端末に送信するコスト情報送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、カラー原稿をカラーで印刷した方がインク消費量が少ないこと(コストが安い)ことをユーザが認識できるので、ランニングコストも安く表現力の優れたプリンタ又は印刷設定を選択することができる。
ランニングコストと出力結果のバランスを把握して適切なプリンタの選択が可能な適正プリンタ選択シミュレーションシステム、インク消費量シミュレート装置、コストサーバ、インク消費量シミュレートプログラム及び報告書作成プログラムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
本実施形態の適正プリンタ選択シミュレーションシステム10は、カラー原稿を印刷する場合にカラー印刷又はモノクロ印刷のそれぞれのコストを算出し印刷前にコストの優れた印刷又はプリンタの選択を可能とする。印刷前にカラー印刷及びモノクロ印刷のコストが判明し、カラー印刷の方がモノクロ印刷よりもコストが安いか又は同程度である場合、ユーザはコストを気にせずカラー原稿をカラー印刷することができる。また、カラー印刷の方がモノクロ印刷よりもコストが高い場合、ユーザは文書の内容等に応じてカラー印刷又はモノクロ印刷を選択すればよい。
また、カラー印刷又はモノクロ印刷により消費した実際のインク消費量に基づきカラー印刷又はモノクロ印刷のコストを算出し、カラー印刷又はモノクロ印刷の選択及び購入すべきプリンタの選択を容易にする。
本実施形態の適正プリンタ選択シミュレーションシステム10は、印刷前又は実際の印刷結果のインク消費量に基づきコストを算出するので、ユーザは、ランニングコストと表現力のバランスを把握してカラー印刷又はモノクロ印刷を適切に選択することができ、また、業務に最適なランニングコストと表現力を有するプリンタを選択することができる。
また、プリンタからE-Mailにより送信されたプリンタ情報を取得するサーバを設け、プリンタ情報に基づきコストを算出しユーザに通知することで、ユーザは印刷ページ数やインク消費量を把握して、印刷の無駄を省くなど適切な対応が可能となる。また、販売会社は、プリンタ情報を利用してプリンタのもたらす将来の利益を予測したり、次の販売に活かすことができる。
なお、以降では、インク吐出型のプリンタを例に説明するが、ファクシミリ、複写機、スキャナなどの機能を含む複合機であっても本実施形態の適正プリンタ選択シミュレーションシステム10は同様に適用される。
〔カラーマネージメント〕
始めに本実施形態のカラーマネージメント(以下、単にLC処理といい、LC処理されたカラー印刷をLCカラー印刷という)について説明する。一般に、カラー印刷はモノクロ印刷に比べてコストが高くなるとされている。この理由は、YMCK4色のインクを使用する場合、2次色であるRGBを表現するには、RはMとY、GはCとY、BはCとMの減法混色となり、混色分のインクを余計に消費するためである。そこで、本実施形態のプリンタは、カラー印刷時のインク消費量を低減してカラー印刷のコストをモノクロ印刷の同等以下にする。
図1(a)はカラー原稿をフルカラー印刷した出力結果とLC処理して印刷した出力結果の一例を示す。なお、図では白黒であるが、実際にはどちらもカラー印刷されている。フルカラー印刷とLC処理した出力結果を比較すると、文字の部分はいずれも明瞭に印刷されている。これに対し、LC処理された右側のグラフの部分は色が薄くなっている。
本実施形態のプリンタ(以下、LCプリンタ4という)は、印刷する画像を文字の部分と写真、グラフ、挿絵のようなグラフィックの部分に分け、文字の部分はフルカラー印刷(又はモノクロ印刷)時のインク量を使用し、グラフィックの部分は画像階調に一律の係数を乗算しインクの消費を防ぐ。これにより、インク消費量の多い2次色及び3次色の領域で使用するインク量を低減することができると共に、視認性を要求される文字の部分は明瞭に印刷されるため、印刷の品質を落とさずにカラー印刷することができる。すなわち、コスト抑制と表現を両立してカラー印刷することができる。
図1(b)はフルカラー印刷、LCカラー印刷及びモノクロ印刷のインク消費量を示す。なお、図1(b)のインク消費量はJEIDA(Japanese Electronic Industry Development Association)標準J6シートをカラー原稿を使用して算出した。フルカラー印刷とLCカラー印刷では、Bkインクの消費量は同程度であるが、LCカラー印刷ではCMYのインクの消費量がフルカラー印刷の半分程度になっている。この結果、LCカラー印刷のインク消費量はモノクロ印刷のインク消費量と同程度となる。BkインクとCMYのインクの単価は同程度であるので、本実施形態のLCプリンタ4はカラー印刷とモノクロ印刷を同程度以下のコストで印刷できる。
〔印刷シミュレート〕
LCプリンタ4はCMYK毎にインクの消費量を制御しているため、実際にカラー原稿を印刷した場合、各インクの消費量は既知である。したがって、これに単価を乗じるとカラー印刷又はモノクロ印刷のコストを算出できる。しかしながら、実際に印刷しなければ、LCカラー印刷、フルカラー印刷又はモノクロ印刷のコストが算出されないのでは、それぞれのコストを事前に比較できず不便である。そこで、本実施形態ではカラー原稿を印刷する前にインク消費量をシミュレートすることで、LCカラー印刷又はモノクロ印刷のコストを算出可能とする。なお、印刷シミュレートは、コンピュータがプログラムを実行することで実現されるPRNファイル生成手段及びシミュレート手段が行う。
図2は印刷シミュレートの手順を示すフローチャート図である。まず、ユーザはコンピュータを操作して、印刷時のコストを算出したいカラー原稿を選択し、印刷シミュレートを実行する。
図3(a)は、印刷シミュレートの設定画面の一例を示す。ユーザは図3(a)のような画面からLCカラー印刷又はモノクロ印刷を行うLCプリンタ4を設定し、「ファイルへ出力」をチェックする。そして、「OK」ボタンをクリックすると、PRNファイル生成手段がPRNファイル(印刷イメージファイル)を生成する。カラー原稿を作成したアプリケーションプログラムは、カラー原稿の画像データ及びコマンドを例えばOSが提供するGDI(Graphics Device Interface)に送出し、プリンタドライバはGDIを介して取得したカラー原稿からPRNファイルを生成する(S1)。
ついで、シミュレート手段はPRNファイルに基づきCMYKの各インクの消費量を算出する(S2)。なお、LCカラー印刷又はモノクロ印刷のいずれかを選択してPRNファイルを生成してもよいが、比較のため双方のPRNファイルを生成することが好ましい。
図3(b)はモノクロ印刷の場合に算出された各インクの消費量の一例を示す。図3(b)では、Bkが85.3%、モノクロ印刷であるためCMYインクは0%となっている。
なお、図3(b)の%表示は印刷紙面の5%の面積に塗布した場合を100%とした値である(以下、カバレッジということがある)。また、CMKの場合は3色、CMYKの場合は4色になるので、それぞれ印刷紙面の15%の面積に塗布した場合が300%、印刷紙面の20%の面積に塗布した場合が400%となる。このように表示することで、各色のインクの消費量を単純に累積して比較できる。
ついで、シミュレート手段はインク消費量に基づきコストを算出する(S3)。図3(c)は算出されたコストの一例を示す。シミュレート手段は予め定められた所定の算出方法により図3(c)のようにコストを算出することができる。図3(c)では5%カバレッジの場合を2円、インク消費量が212.8%であるので、2円×2.128=4.26円が一枚の印刷のインクにかかるコストとなる。
このようにして、シミュレート手段は実際に印刷することなく各色のインクのコストを算出することができる。なお、図2ではステップ毎に説明したが、カラー原稿のファイルを選択して所定の操作を行うのみで、PRNファイルの作成からコストまで一連の処理を全て行ってもよい。
また、シミュレート手段を備えたコンピュータ又はLCプリンタ4であれば、モノクロ印刷とLCカラー印刷のコストを印刷前にシミュレートして、LCカラー印刷の方が安いか同等であればLCカラー印刷を、そうでなければモノクロ印刷を自動的に切り替えることができ、表現力とランニングコストとを自動的に両立可能となる。
〔Webサイト〕
印刷のコスト削減に関心があるユーザがWeb等からLCプリンタ4の情報等を収集することを可能にするため、ここではLC処理の仕組みやLCプリンタ4の構造について説明したWebサイトを用意する。
図4はLCプリンタ4のWebサイトを説明するための図である。図4(a)では、ネットワーク101を介してクライアント端末100とWebサーバ200が接続されている。ユーザは検索サイトで検索したりURLを入力してWebサーバ200のWebページにアクセスする。
図4(b)は、クライアント端末100の表示装置に表示されるWebページの一例を示す。図4(b)に示すように、Webページでは本実施形態のLCプリンタ4の説明に加え、インクジェットプリンタとの比較、カラーレーザプリンタとの比較及びモノクロレーザプリンタとの比較等が説明されている。ユーザは現在所有している例えばモノクロレーザプリンタと本実施形態のLCプリンタ4を比較して、本実施形態のLCプリンタ4で用いられている技術、印刷速度が速い理由、印字品質、そしてコストが低廉な理由等の説明を理解することができる。
〔適正プリンタ選択シミュレーションシステムA〕
続いて、上述のLCプリンタ4及びシミュレート手段を用いた適正プリンタ選択シミュレーションシステム10について説明する。ここでは、ユーザがLC処理したカラー印刷が可能なLCプリンタ4を所有していない場合に、カラー原稿のコストを算出する場合を説明する。
ユーザはWebサイトを通じて本実施形態のLCプリンタ4の利点を理解するものの、実際に印刷するカラー原稿のコストがWebサイトで説明されたように低廉となるか否かを購入前に確認したいと要望する場合が多い。そこで、適正プリンタ選択シミュレーションシステム10は、ユーザに、PRNファイルに基づき算出したコストを通知する仕組みを提供する。
図5は適正プリンタ選択シミュレーションシステム10の構成図の一例を示す。図5ではネットワーク3を介してユーザ端末1a〜1n(以下、単にユーザ端末1という)及びコストサーバ2が接続されている。ネットワーク3は、インターネットや社内LAN等であり、ユーザ端末1及びコストサーバ2は、PPPプロトコル(Point・to・Point・Protocol)に従うPPPプロトコルによりこれらの間でデータリンクを確立し、上位層のTCP(Transmission Control Protocol )/IP(Internet Protocol)等のプロトコルに、上位互換であるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)のプロトコルでデータを送受信し、また、SMTP(SimplE-Mail Transfer Protocol)やMIME(Multipurpose Internet Mail Extension)等のプロトコルによりE-Mailを送信する。なお、無線又は有線の別は問わない。
図6(a)はコストサーバ2のハードウェア構成図の一例を示す。ユーザ端末1についても同様であるので図は省略する。コストサーバ2は、それぞれバスで相互に接続されているCPU21、主記憶装置22、記憶装置23、表示装置24、入力装置25、通信装置26及びドライブ装置27を有するように構成される。
CPU21は、OSやアプリケーションなどのプログラムを記憶装置23からロードして実行することで種々の機能を提供すると共に、コストサーバ2が行う処理を統括的に制御する。主記憶装置22はRAM(Random Access Memory)により構成され、OSやプログラム、データを一時保管する作業メモリとなる。記憶装置23は、HDD(ハードディスクドライブ)やフラッシュメモリなど不揮発性メモリであり、OS、プログラム、ドライバ等のファイルが記憶されている。表示装置24は、プログラムが指示する画面情報に基づき所定の解像度や色数等で液晶などのディスプレイに描画する。例えば、GUI(
Graphical User Interface)画面を形成し、操作に必要な各種ウィンドウやデータ等をディスプレイに表示する。
入力装置25はキーボードやマウスなどで構成され、ユーザからの様々な操作指示を入力するために用いられる。ドライブ装置27は記録媒体28が挿入可能に構成されており、記録媒体28に記録された情報を再生して主記憶装置22等に送出する。なお、ドライブ装置27は記録媒体28にプログラムやデータを書き込む際に使用される。通信装置26は、インターネットやLANなどのネットワーク3に接続するためのインターフェイスであり、例えばモデム、ネットワークインターフェイスカード(NIC)等で構成される。
図6(b)は、ユーザ端末1及びコストサーバ2の機能ブロック図の一例を示す。ユーザ端末1は、PRNファイルを生成するPRNファイル生成手段11a及び生成されたPRNファイルをコストサーバ2に送信するPRNファイル送信手段11bとを有する。コストサーバ2は、PRNファイルに基づきインク消費量を算出すると共にコストを算出するシミュレート手段21a及び算出したインク消費量やコストを含むコスト情報をユーザ端末1に送信するコスト情報送信手段21bを有する。なお、PRNファイル生成手段11aはプリンタドライバが兼用してもよい。これらの各手段はユーザ端末1及びコストサーバ2のCPUがプログラムを実行することで実現される。また、そのプログラム(特許請求の範囲におけるインク消費量シミュレートプログラム)は記憶媒体28に記憶して配布されたり、Webサーバ200等からネットワーク3を介してダウンロードされる。
図7は適正プリンタ選択シミュレーションシステム10により印刷コストを算出する手順のアクティビティ図の一例を示す。ユーザは予めLCプリンタ4のPRNファイル生成手段11aをWebサーバ200等からダウンロードして取得しておく。そして、印刷コストを算出したい1以上のカラー原稿がある場合それを指定する。
PRNファイル生成手段11aは指定されたカラー原稿のPRNファイルを生成し(S10)、PRNファイル送信手段11bは生成されたPRNファイルをコストサーバ2に送信する(S20)。なお、生成するPRNファイルはモノクロ印刷用とLCカラー印刷の両方である。また、送信方法は、例えばコストサーバ2のIPアドレス(URL)に接続してからFTPによりPRNファイルを送信してもよいし、E-MailにPRNファイルを添付して送信してもよい。
コストサーバ2がPRNファイルを受信すると、シミュレート手段21aが各インクの消費量を算出し(S30)、コストを算出する(S40)。そして、コスト情報送信手段21bはコスト情報(インク消費量及びコスト)をユーザ端末1に送信する。ここでも送信方法は、すでに接続しているユーザ端末1にFTPでコスト情報を送信してもよいし、E-Mailにコスト情報を記載して添付して送信してもよい。
以上のような処理により、ユーザは図3(c)のように算出されたモノクロ印刷とLCカラー印刷のコスト情報を取得することができ、LC処理されたカラー印刷であればモノクロ印刷とコスト的に同等かLCカラー印刷の方がコストが安いことを確認できる。
したがって、ユーザはカラー印刷の方がモノクロ印刷よりもコストが安いか同程度であれば、表現力の豊かなカラー印刷を好むと考えられ、これまでコストを考慮してモノクロレーザ印刷にてモノクロ印刷していた常識を改めることができる。すなわち、本実施形態の適正プリンタ選択シミュレーションシステム10によれば、ユーザにLCプリンタ4の購入のインセンティブを与えることができる。
なお、図6ではコストサーバ2がシミュレート手段21aを備えることとしたが、シミュレート手段21aを実現するプログラムをWebサーバ200等からダウンロード可能にして、ユーザがユーザ端末1においてLC処理されたカラー印刷とモノクロ印刷のコストを比較できるようにしてもよい。
〔適正プリンタ選択シミュレーションシステムB〕
適正プリンタ選択シミュレーションシステム10のように、ユーザが実機を用いずにシミュレート結果からLCプリンタ4の有効性を認識し購入にいたる場合はよいが、さらに、LCプリンタ4の実機によりコスト低減の効果を確認したい場合がある。そこで、ここではLCプリンタ4をユーザ側に配置しデモによりユーザが使用した場合の適正プリンタ選択シミュレーションシステム10について説明する。
図8は、適正プリンタ選択シミュレーションシステム10の構成図の一例を示す。なお、図8において図5と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。図8ではネットワーク3にLCプリンタ4が接続されている。LCプリンタ4は、LCプリンタ4の販売会社からデモ用に配置されたものである。なお、Webサーバ200やコストサーバ2は販売会社により設置されている。
ユーザは複数のユーザ端末1a〜1nから不図示の複数のLCプリンタ4を共用して、IPアドレスで指定されるLCプリンタ4を用いLCカラー印刷することができる。ユーザがユーザ端末1から所望のカラー原稿を印刷する場合、PRNファイル生成手段11aはPRNファイルを生成してLCプリンタ4に送信する。LCプリンタ4はフルカラー印刷などと同様にPRNファイルを解釈してLCカラー印刷を実行する。
LCプリンタ4は、印刷ページ数などのプリンタ情報を蓄積し、プリンタ情報をコストサーバ2にE-Mailにて送信する機能を備えており、例えば定期的(例えば、毎月)にプリンタ情報をコストサーバ2送信する。コストサーバ2はプリンタ情報に基づきユーザ別のコスト報告書を作成しユーザ端末1に送信する。このような適正プリンタ選択シミュレーションシステム10により、販売会社はデモ用に貸し出したLCプリンタ4の使用状況を把握することができ、ユーザはLCカラー印刷の方がコスト的に安いなどの事実を認識することができる。
図9はLCプリンタ4とコストサーバ2の機能ブロック図の一例を示す。LCプリンタ4は、ROMなどの記憶手段に格納されるプログラムをCPUが実行して制御される。LCプリンタ4は、プリンタ情報を送信する送信先のメールアドレス41、プリンタ情報を送信するためのメールフレーム42、ネットワーク3に接続するためのNIC43を有し、CPUがプログラムを実行してE-Mail生成手段44、Webサーバ45が実現される。また、コストサーバ2は、E-Mailにより受信したプリンタ情報に基づきコスト報告書を作成するコスト報告書生成手段21cを有する。
LCプリンタ4について説明する。LCプリンタ4はLCカラー印刷が可能なプリンタであり、これに加えモノクロ印刷、フルカラー印刷の機能を備え、これらはユーザの設定により切り替えて印刷可能である。
LCプリンタ4は、NIC43を介してネットワーク3に接続し、指定されたアドレスにE-Mailを送信する。使用するプロトコルは、例えばSMTPなどの通常使用されているプロトコルである。ユーザは、予めSMTPサーバ名、SMTPポート番号、LCプリンタ4のメールアドレス、管理者のメールアドレス及び送信先のメールアドレスを設定しておく。
E-Mail生成手段44は、LCプリンタ4が印刷により随時更新する機械情報を定期的又はユーザの指示により取得して、プリンタ情報を内容とするE-Mailを生成する。
図10はE-Mailにより送信されるプリンタ情報の一例を示す。プリンタ情報には、日付や時刻などのE-Mail受信時間情報、LCプリンタ4のシリアル番号などの機械本体固有情報、モノクロ印刷枚数やLCカラー印刷枚数などの印刷ページ数情報、モノクロ印刷やLCカラー印刷のカバレッジなどの累積インク消費量情報、カバレッジにより印刷枚数を分類したインク消費量別ページ数情報、各色のインクカートリッジの消費本数を示す累積インク交換本数情報、が含まれている。なお、累積インク消費量情報の単位は%であり紙面に対する塗布面積の割合を累積したものある。
このようなプリンタ情報に基づき生成されたコスト報告書をユーザが受信するのみなら、例えばユーザ側の管理者のメールアドレスがあればよい。しかしながら、LCプリンタ4を使用するユーザの部署などの情報が得られれば、ユーザ側の管理者が印刷コストをより詳細に比較したり検討することが可能となるし、販売会社にとっても有益な情報が得られることになる。そこで、LCプリンタ4はWebサーバ45を有し、ユーザはWebサーバ45によりユーザ情報をLCプリンタ4に設定することができる。
例えば、ユーザはユーザ端末1にインストールされたWebブラウザを起動して、LCプリンタ4のIPアドレスに接続する。LCプリンタ4のWebサーバ45はユーザ端末1が接続するとユーザ情報の設定画面を形成するHTML(Hyper Text Markup Language)やXML(eXtensible Markup Language)のファイルをユーザ端末1に送信する。
図11(a)及び(b)は、ユーザ端末1のWebブラウザが送信されたファイルを解釈して表示したユーザ情報の設定画面の一例を示す。設定画面には、ユーザの名称(Customer Name)、部署(Division)、住所(Address)、郵便番号(ZIP/Post Code)、地域(Country/Area)、型番(Model Name)、シリアルナンバー(Serial Number)、購入日(Purchase Date)、アカウントグループ(Account Group)、搭載アクセサリ(Accessories)、標準プリンタ(Default Printer)、使用人数(Num of Sharing Users)、導入方法(Installation)、接続方法(Connection)等の入力欄が表示される。
ユーザはこれらの設定の全て又は必須設定項目に必要事項を設定することができる。なお、LCプリンタ4を配置したユーザのユーザ情報が既知であれば、予め販売会社が設定しておいてもよい。設定された項目の情報は、E-Mailによりプリンタ情報と共にコストサーバ2に送信される。例えば、必須設定項目を設定しなければE-Mailの送信が認められないようにすれば、コストサーバ2はプリンタ情報と共に必要最低限のユーザ情報を取得することが可能となる。
なお、図11では、ユーザ情報をいったんLCプリンタ4に設定することとしたが、ユーザ情報をコストサーバ2に直接送信してもよい。この場合、コストサーバ2は、コストサーバ2に送信されたユーザ情報のうち一意性のある情報(例えば、型番、シリアルナンバ)によりプリンタ情報と対応づけて記憶装置26等に記憶する。
次に、コスト報告書について説明する。図12(a)はコスト報告書の一例を示す。図12(a)のコスト報告書は、ユーザ名、ユーザの業種、業務内容、LCプリンタ4の型番、シリアルナンバ、導入日、コスト報告書作成日、累積印刷数、累積インク消費量及びコスト削減率の情報を有する。このうち、ユーザ名〜累積インク消費量はE-Mailにて送信されたプリンタ情報をそのまま利用することができる。
コスト削減率は、例えばユーザが使用しているプリンタに対し、LCプリンタ4を使用したことで得られるコストの削減率を示す。まず、デモにより配置したLCプリンタ4のインク消費量にかかるコストは、プリンタ情報に含まれる累積インク消費量情報から算出される。すなわち、モノクロ印刷、LCカラー印刷、フルカラー印刷のそれぞれのインク消費量に単価をかければ得られる。
ユーザが使用しているプリンタによる印刷コストについては、出力する文書はプリンタに関わらず同じと見なしてよい。ユーザが使用しているプリンタではLCカラー印刷の機能がないが、LCカラー印刷はモノクロ印刷にて代用されると考えられるため、LCカラー印刷のインク消費量はモノクロ印刷のインク消費量と見なせばよい。また、一般的な他社のインク又はトナー(以下、サプライ品という)の価格、及び、標準的なカバリッジの場合の出力可能枚数は既知であるので、ユーザが使用しているプリンタのインク消費量にかかるコストは明らかである。コスト報告書生成手段21cは、このような方法でそれぞれのインク消費量にかかるコストを算出し、LCプリンタ4を使用したことで得られるコストの削減率をコスト報告書に含ませる。
また、LCプリンタ4を使用して、カラー原稿をカラー印刷した場合、同じカラー原稿をモノクロ印刷した場合よりも実際にコストが安いのか否かを確認したい場合がある。そこで、コスト報告書には、カラー原稿をモノクロ印刷した場合のインク消費量及び印刷コスト、と、カラー印刷した場合のインク消費量及び印刷コストを比較できるように含むことが好適となる。例えば、コスト報告書生成手段21cは、カラー原稿をカラー印刷した場合のインク消費量からそれをモノクロ印刷した場合のインク消費量を推定し、又はその逆に、カラー原稿をモノクロ印刷した場合のインク消費量からそれをカラー印刷した場合のインク消費量を推定し、カラー原稿をモノクロ印刷した場合の印刷コストとカラー印刷した場合の印刷コストを算出する。ユーザは、これを見てカラー原稿をカラー印刷してもコストが低いか同等であることを確認できる。
また、ユーザにとっては1枚の印刷当たりのコストを金額単位で知ることが好ましい場合が多いため、1枚当たりのコストをコスト報告書に含める。1枚当たりのコストは、例えば、モノクロ印刷、LCカラー印刷及びフルカラー印刷のそれぞれのインク消費量に単価を乗じて、それをそれぞれの印刷ページ数情報により除して算出する。
また、コスト報告書には図12(b)のようなグラフを添付することが好適である。図12(b)のグラフはモノクロレーザ、LCプリンタ4、カラーレーザ、インクジェットの一月当たりのインク消費量にかかるコストを比較したものである。プリンタ情報からLCプリンタ4のインク消費量にかかるコストは、モノクロ印刷、LCカラー印刷及びフルカラー印刷のそれぞれで算出されるため、これをモノクロレーザ、カラーレーザ及びインクジェットによる印刷のインク消費量に置き換えて算出すればよい。例えば、モノクロレーザはLCプリンタ4ではLCカラー印刷又はフルカラー印刷されたものが全てモノクロ印刷になるため、LCプリンタ4のモノクロ印刷、LCカラー印刷及びフルカラー印刷の全インク消費量をモノクロのトナーで印刷したコストを算出する。また、カラーレーザ及びインクジェットについては、LCプリンタ4ではLCカラー印刷されたものがフルカラー印刷になるため、LCプリンタ4のモノクロ印刷のインク消費量をモノクロ印刷した場合のコスト、LCカラー印刷及びフルカラー印刷のインク消費量をフルカラー印刷した場合のコストをそれぞれ算出する。
すでに説明したようにLCカラー印刷ではインク消費量が少ないためモノクロレーザよりもコストは安いことが視覚に訴える形で示される。
図12(c)は、LCカラー印刷により低減されるコストを比率で示す表の一例を示す。モノクロ印刷、LCカラー印刷及びフルカラー印刷の印刷ページ数情報から、LCカラー印刷の印刷ページ数をモノクロ印刷の印刷ページ数と見なして、LCプリンタ4を使用したことでコストが低減される印刷ページ数の率を示している。例えば、LCカラー印刷によりコストが低減された印刷ページ数が全体の10%あり、他は同程度であることが分かる。なお、LCカラー印刷によりコスト低減が可能となった印刷ページ数を示してもよい。
ユーザは、実際にユーザが出力する原稿のデータから算出されたコスト報告書を見て、LCプリンタ4を導入することでこれまでモノクロ印刷で代用していたカラー原稿を表現力豊かなカラーにより出力でき、かつ、プリンタ出力によるコストを削減できることを認識する。
このようなデモに納得してLCプリンタ4を導入した場合、ユーザは引き続きコスト報告書を定期的に受信することができる。購入後、ユーザは、これまでのプリンタでかかっていたコストよりも安いことをコスト削減率の数値で把握できるため、購入後の報告書を購買部や上司等に提出する上で便利である。
また、総務部や経理部がコスト報告書を活用することができる。コスト報告書には、モノクロ印刷、LCカラー印刷、フルカラー印刷のそれぞれの印刷ページ数が示されるため、フルカラー印刷の多い部署、LCカラー印刷が活用されていない部署等が明らかになる。総務部や経理部は、印刷のコストに無駄が多い部署を把握して適切に対応することができる。また、逆に、印刷ページ数が極端に少ないLCプリンタ4がある場合、印刷ページ数の多い部署に配置換えをしたり、排除するなど無駄を省いてLCプリンタ4を有効に活用することができる。
次に、販売会社側が得られる効果について説明する。販売会社はLCプリンタ4の販売と消耗品(インクや用紙)の販売により利益を得るが、LCプリンタ4による売り上げは1度だけであるのに対し消耗品の売り上げはLCプリンタ4を使用している間は継続的に見込めるものであって、かつ、印刷ページ数が多いほど増大する。また、一般に、LCプリンタ4よりも消耗品の方が利益率が高い場合が多く、販売会社としては印刷ページ数が多いユーザ又は部署にLCプリンタ4を販売することが利益を得る上で好ましい。
図13(a)はLCプリンタ4を導入後の累積印刷ページ数及び売り上げの推移を示すグラフである。例えば、4月に導入したとして、4月初期の売り上げがLCプリンタ4の販売による売り上げを示し、その後、売り上げは累積印刷ページ数が増大するにつれて徐々に増大していく。累積印刷ページ数はほぼ一様に増大していることから、例えば、6ヶ月間の推移からこれを直線近似することで将来得られる売り上げを予想することができる。販売会社は、販売支援手段21dが作成する図13(a)のようなグラフや近似された直線の傾きに着目して販売戦略を立てることができる。
例えば、プリンタ情報はLCプリンタ4を使用している全てのユーザから取得しうる情報であり、ユーザの業種や業務内容が含まれているため、販売会社は累積印刷ページ数の多い業種にLCプリンタ4を重点的に販売するなどの販売戦略を立てることができる。
図13(b)は、LCプリンタ4を導入後の売り上げ及び利益の推移を示す。図13(b)の売り上げは図13(a)と同じものであるが、推移の表示期間が36ヶ月になっている。また、売り上げ及び利益は約6ヶ月間のデータを直線近似してそれを延長している。
利益は、販売支援手段21dがLCプリンタ4の販売価格から本体製造コストを減じた値を初期値として、累積インク消費量に基づき算出される利益を加算して算出する。なお、利益のグラフは累積印刷ページ数が増大するにつれて徐々に増大しているが、15ヶ月程度までマイナスの値を示している。これは、LCプリンタ4の販売により赤字が生じているためである。
したがって、販売会社はこのユーザはいつ頃黒字化するか、また、平均的な使用期間(例えば36ヶ月)に得られる生涯利益はどのくらいかを、導入後6ヶ月程度で予測することができる。このように採算性を把握すれば販売会社はLCプリンタ4や消耗品の価格を戦略的に決定することができる。
また、購入前のデモの期間が十分にあればプリンタ情報から累積インク消費量が分かるので、販売支援手段21dは利益の推移を算出することができる。この結果、利益を近似した直線の傾きが大きければ黒字化が早く、傾きが小さければ黒字化が遅いことが分かる。図13(b)ではそれぞれを点線Aと点線Bにて示した。販売支援手段21dは利益がゼロとなる月(黒字化する月)を予測して、例えば、10ヶ月後、20ヶ月後のようにグラフ上に表示する。
また、予め定めた期間が経過すると黒字化するようにLCプリンタ4の販売価格を設定することができる。例えば、15ヶ月後に黒字化するようにLCプリンタ4の販売価格を設定する場合、販売支援手段21dは利益を近似した直線が15ヶ月後に利益がゼロとなるようにシフトして(図では点線C)、縦軸と交わる利益Pfに基づき販売価格(=本体製造コスト+Pf)を決定することができる。したがって、販売会社は販売支援手段21dが決定した販売価格を参考に所定期間で黒字化する価格でLCプリンタ4を販売できる。
図14は下取りの有無及びアクセサリの有無とインク消費量の関係を示す図である。販売形態として下取りした場合のインク消費量が4563%であるのに対し、新規導入した場合のインク消費量は2107%となっている。なお、それぞれのインク消費量は、例えば、下取りして導入したLCプリンタ4の平均、新規導入したLCプリンタ4の平均、増設トレイを搭載しているLCプリンタ4の平均、増設トレイを搭載していないLCプリンタ4の平均である。販売支援手段21dは、図14のようにLCプリンタ4の販売形態や使用形態に応じてインクの消費量を算出する。販売会社はインク消費量の高い要因を把握して、販売戦略を立てることができる。
また、例えば、販売支援手段21dは同じ業種や部署毎にインク消費量順にランク付けすることができる。販売会社は同じ業種であってもインク消費量が極端に大きいユーザがいたり、ある企業にインク消費量の多い部署があれば、そのプリンタ情報を解析して新たな販売戦略を立てることができる。
以上のように、本実施形態の適正プリンタ選択シミュレーションシステム10によれば、ユーザはLCカラー印刷を利用することでカラーでありながらモノクロ印刷よりもコストが安いことを認識して、表現力とランニングコストを両立したプリンタの選択及び印刷が可能となる。また、ユーザはLCプリンタ4により印刷した際の実際のコストをコスト報告書により通知されるので、LCプリンタ4によるコスト低減効果を数値として把握することができる。また、ユーザはコスト報告書を利用してLCプリンタ4の配置変更や印刷について各部署を指導することができる。また、販売会社はプリンタ情報を利用してLCプリンタ4の効果的な販売戦略を立てることができ、プリンタ情報が得られるほど(販売数が増えるほど)効果的に販売することができる。
カラー原稿をフルカラー印刷した出力結果とLC処理して印刷した出力結果を比較して示す図である。 印刷シミュレートの手順を示すフローチャート図である。 印刷シミュレートの設定画面の一例を示す図である。 LCプリンタのWebサイトを説明するための図である。 適正プリンタ選択シミュレーションシステムの構成図の一例である。 コストサーバ2のハードウェア構成図及び機能ブロック図の一例である。 適正プリンタ選択シミュレーションシステムにより印刷コストを算出する手順のアクティビティ図の一例である。 適正プリンタ選択シミュレーションシステムの構成図の一例である。 LCプリンタとコストサーバの機能ブロック図の一例である。 E-Mailにより送信されるプリンタ情報の一例を示す図である。 ユーザ情報の設定画面の一例を示す図である。 コスト報告書の一例を示す図である。 LCプリンタを導入後の累積印刷ページ数及び売り上げの推移を示すグラフである。 下取りの有無及びアクセサリの有無とインク消費量の関係を示す図である。
符号の説明
1 ユーザ端末
2 コストサーバ
3 ネットワーク
4 LCプリンタ
10 適正プリンタ選択シミュレーションシステム
11a PRNファイル生成手段
11b PRNファイル送信手段
21a シミュレート手段
21b コスト情報送信手段
21c コスト報告書生成手段
21d 販売支援手段
41 メールアドレス
42 メールフレーム
43 NIC
44 E-Mail生成手段
45 Webサーバ

Claims (17)

  1. ネットワークを介してユーザ端末から送信された、プリンタが解釈して印刷するプリントファイルを印刷するプリンタと前記ユーザ端末に前記プリンタのコスト報告書を送信するサーバを有する適正プリンタ選択シミュレーションシステムであって、
    前記プリンタは、
    当該プリンタのインク消費量を含むプリンタ情報を抽出して電子メールを生成する電子メール生成手段と、
    前記電子メール生成手段により生成された電子メールを前記サーバに送信する電子メール送信手段と、を有し、
    前記サーバは、
    送信された前記インク消費量に基づき、カラー原稿の混色領域をカラー印刷時よりも少ないインク量で印刷する低量カラー印刷したことで、カラー原稿をモノクロ印刷した場合よりもインク消費量にかかるコストが低減されたことを示す前記コスト報告書を生成するコスト報告書生成手段と、
    前記コスト報告書を前記ユーザ端末に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする適正プリンタ選択シミュレーションシステム。
  2. カラー原稿をモノクロ印刷した場合のインク消費量は、前記プリンタによるインク消費量から推定されたレーザプリンタのトナー消費量であり、カラー原稿を低量カラー印刷した場合のインク消費量は、当該プリンタによるインク消費量である、
    ことを特徴とする請求項1記載の適正プリンタ選択シミュレーションシステム。
  3. カラー原稿をモノクロ印刷した場合のインク消費量は当該プリンタにより低量カラー印刷した場合のインク消費量から推定された当該プリンタのインク消費量であり、カラー原稿を低量カラー印刷した場合のインク消費量は、当該プリンタによるインク消費量である、又は、
    カラー原稿をモノクロ印刷した場合のインク消費量は当該プリンタによりモノクロ印刷した場合のインク消費量であり、カラー原稿を低量カラー印刷した場合のインク消費量は当該プリンタによりモノクロ印刷した場合のインク消費量から推定された当該プリンタのインク消費量である、
    ことを特徴とする請求項1記載の適正プリンタ選択シミュレーションシステム。
  4. 前記コスト報告書は、モノクロ印刷、カラー印刷、及び、低量カラー印刷毎に、所定期間の印刷ページ数又はインク消費量の情報を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の適正プリンタ選択シミュレーションシステム。
  5. 前記コスト報告書は、カラー原稿をモノクロ印刷した場合よりも低量カラー印刷したことでコストが低減された印刷ページ数又はその比率の情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の適正プリンタ選択シミュレーションシステム。
  6. 前記サーバは、
    ユーザのユーザ情報が入力可能なウェブページを前記ユーザ端末に送信し、
    前記ユーザ端末は、
    前記ユーザ端末に表示された前記ウェブページに入力されたユーザ情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、
    前記プリンタから送信された電子メールが含むインク消費量を前記ユーザ情報に対応づけて記憶し、当該ユーザの前記コスト報告書を生成する、
    ことを特徴とする請求項1記載の適正プリンタ選択シミュレーションシステム。
  7. 前記サーバは、
    前記インク消費量に基づき当該プリンタの使用により得られる利益を算出し、算出された利益の推移から将来の利益を予測する販売支援手段を有する、

    ことを特徴とする請求項6記載の適正プリンタ選択シミュレーションシステム。
  8. 前記プリンタ情報は、当該プリンタの導入時の下取りの有無を示す情報を有し、
    前記販売支援手段は、複数の前記プリンタから送信された前記プリンタ情報の下取りの有無に応じて前記インク消費量を集計する、
    ことを特徴とする請求項7記載の適正プリンタ選択シミュレーションシステム。
  9. 前記プリンタ情報は、当該プリンタの増設トレイの有無を示す情報を有し、
    前記販売支援手段は、複数の前記プリンタから送信された前記プリンタ情報の前記増設トレイの有無に応じて前記インク消費量を集計する、
    ことを特徴とする請求項7記載の適正プリンタ選択シミュレーションシステム。
  10. ユーザ端末とサーバとがネットワークを介して接続された適正プリンタ選択シミュレーションシステムにおいて、
    前記ユーザ端末は、
    プリンタが解釈して印刷するプリントファイルであって、カラー原稿の混色領域をカラー印刷時よりも少ないインク量で印刷する低量カラー印刷用のプリントファイルCとカラー原稿をモノクロ印刷するプリントファイルMを生成するプリントファイル生成手段と、
    プリントファイルC及びプリントファイルMを前記サーバに送信するプリントファイル送信手段と、を有し
    前記サーバは、
    送信されたプリントファイルCを用紙に印刷した場合のインク消費量C及びプリントファイルMを用紙にモノクロ印刷した場合のインク消費量Mをシミュレートするシミュレート手段と、
    インク消費量M及びインク消費量M以下であるインク消費量Cから、カラー原稿を低量カラー印刷することでモノクロ印刷した場合よりもインク消費量にかかるコストが低減されたことを示すコスト報告書を生成するコスト報告書生成手段と、
    前記コスト報告書を前記ユーザ端末に送信するコスト情報送信手段と、
    を有することを特徴とする適正プリンタ選択シミュレーションシステム。
  11. ネットワークを介して接続されたプリンタから電子メールで送信された当該プリンタのインク消費量を含むプリンタ情報を受信する受信手段と、
    送信された前記インク消費量に基づき、カラー原稿の混色領域をカラー印刷時よりも少ないインク量で印刷する低量カラー印刷したことで、カラー原稿をモノクロ印刷した場合よりもインク消費量にかかるコストが低減されたことを示す前記コスト報告書を生成するコスト報告書生成手段と、
    前記コスト報告書をネットワークを介して接続されたユーザ端末に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とするコストサーバ。
  12. カラー原稿をモノクロ印刷した場合のインク消費量は、前記プリンタによるインク消費量から推定されたレーザプリンタのトナー消費量であり、カラー原稿を低量カラー印刷した場合のインク消費量は、当該プリンタによるインク消費量である、
    ことを特徴とする請求項11記載のコストサーバ。
  13. カラー原稿をモノクロ印刷した場合のインク消費量は当該プリンタにより低量カラー印刷した場合のインク消費量から推定された当該プリンタのインク消費量であり、カラー原稿を低量カラー印刷した場合のインク消費量は、当該プリンタによるインク消費量である、又は、
    カラー原稿をモノクロ印刷した場合のインク消費量は当該プリンタによりモノクロ印刷した場合のインク消費量であり、カラー原稿を低量ラー印刷した場合のインク消費量は当該プリンタによりモノクロ印刷した場合のインク消費量から推定された当該プリンタのインク消費量である、
    ことを特徴とする請求項11記載のコストサーバ。
  14. 前記コスト報告書は、モノクロ印刷、カラー印刷、及び、低量カラー印刷毎に、所定期間の印刷ページ数又はインク消費量の情報を有する、
    ことを特徴とする請求項11記載のコストサーバ。
  15. 前記インク消費量に基づき当該プリンタの使用により得られる利益を算出し、算出された利益の推移から将来の利益を予測する販売支援手段を有する、

    ことを特徴とする請求項11記載のコストサーバ。
  16. コンピュータを、
    ネットワークを介して接続されたプリンタから電子メールで送信された当該プリンタのインク消費量を含むプリンタ情報を受信する受信手段と、
    送信された前記インク消費量に基づき、カラー原稿の混色領域をカラー印刷時よりも少ないインク量で印刷する低量カラー印刷したことで、カラー原稿をモノクロ印刷した場合よりもインク消費量にかかるコストが低減されたことを示すコスト報告書を生成するコスト報告書生成手段と、
    前記コスト報告書をネットワークを介して接続されたユーザ端末に送信する送信手段と、
    として機能させる報告書作成プログラム。
  17. コンピュータを、
    プリンタが解釈して印刷するプリントファイルであって、カラー原稿の混色領域をカラー印刷時よりも少ないインク量で印刷する低量カラー印刷用のプリントファイルCとカラー原稿をモノクロ印刷するプリントファイルMを、ユーザ端末から受信する受信手段と、
    送信されたプリントファイルCを用紙に印刷した場合のインク消費量C及びプリントファイルMを用紙にモノクロ印刷した場合のインク消費量Mをシミュレートするシミュレート手段と、
    インク消費量M及びインク消費量M以下であるインク消費量Cから、カラー原稿を低量カラー印刷することでモノクロ印刷した場合よりもインク消費量にかかるコストが低減されたことを示すコスト報告書を生成するコスト報告書生成手段と、
    前記コスト報告書を前記ユーザ端末に送信するコスト情報送信手段と、
    として機能させる報告書作成プログラム。
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