JP2006227691A - 入出力システムおよび電力制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム - Google Patents

入出力システムおよび電力制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 入力出力システム全体で、設定されている総消費電力量を超えないよう、入出力システム内で稼働している入出力機器を選択して、省電力モードへ移行させることである。
【解決手段】 ネットワーク上で複数の入出力機器がコンピュータ装置、サーバ装置等と通信可能な入出力システムであって、サーバ102が設定されている上限が算出される総消費電力量を超えいると判断した場合、総消費電力量を超えないように、現在使用しているスキャナ106a、106bと、複数のMFP104a〜104dと、プリンタ105のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させるかを決定する指示をネットワーク上の複数のMFP104a〜104dと、プリンタ105のいずれかに行う構成を特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク上で複数の入出力機器がコンピュータ装置、サーバ装置等と通信可能な入出力システムおよび電力制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムに関するものである。
現在、電子機器、例えばスキャナ・プリンタ・複合機のような画像入出力装置(入出力装置とも呼ぶ)はそれぞれスタンバイモードや待機モードと言った消費電力を減らすような電力モードを持っている。また、他の電子機器でも消費電力を減らすようなモードを持っている製品も最近多くなってきている。
特開平06−000649号公報
従来の電子機器の電力制御は、それぞれの機器の設定によって省電力モードを実現している。
しかし、今後より省電力化が進められていく中で、ネットワーク上に存在する複数の電子機器相互間で消費電力化システムを構築しないと、システム全体としての省電力制御による効果が期待できないばかりか、一義的にいずれかの電子機器の電力消費モードを調整制御すると、システム全体としてみた場合に、却って入出力効率を妨げてしまう事態を引き起こしてしまうという課題があった。
このように、従来の入出力システムでは、ネットワーク上の複数の電子機器間の相対的な消費電力状態を捉えて電力制御を実施していないため、システム全体として省電力制御の効果が有効に発揮できないという課題もあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ネットワーク上で複数の入出力機器がコンピュータ装置、サーバ装置等と通信可能な入出力システムであって、設定されている上限が算出される総消費電力量を超えていると判断した場合、総消費電力量を超えないように、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させるかを決定することにより、入力出力システム全体で、設定されている総消費電力量を超えないよう、入出力システム内で稼働している入出力機器を選択して、省電力モードへ移行させることで、無駄な電力消費を抑えつつ、可能な限り、スタンバイ状態で待機させる入出力機器を残すように省電力状態を相対的に管理できる利便性に優れた節電環境を整備できる入出力システムおよび電力制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
上記目的を達成する本発明の入出力システムは以下に示す構成を備える。
ネットワーク上で複数の入出力機器がコンピュータ装置、サーバ装置等と通信可能な入出力システムであって、現在使用している複数の入出力機器による総消費電力量を算出する算出手段と、ネットワーク上で動作している複数の入出力機器で許容すべき消費電力の上限を設定する設定手段と、前記設定手段により設定されている上限と前記算出手段により算出される総消費電力量を超えるかどうかを判断する判断手段と、前記判断手段により超えていると判断した場合、前記総消費電力量を超えないように、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させるかを決定する決定手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の電力制御方法は以下に示す構成を備える。
ネットワーク上で複数の入出力機器がコンピュータ装置、サーバ装置等と通信可能な入出力システムにおける電力制御方法であって、現在使用している複数の入出力機器による総消費電力量を算出する算出ステップと、ネットワーク上で動作している複数の入出力機器で許容すべき消費電力の上限を設定する設定ステップと、前記設定ステップにより設定されている上限と前記算出手段により算出される総消費電力量を超えるかどうかを判断する判断ステップと、前記判断ステップにより超えていると判断した場合、前記総消費電力量を超えないように、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させるかを決定する決定ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、入力出力システム全体で、設定されている総消費電力量を超えないよう、入出力システム内で稼働している入出力機器を選択して、省電力モードへ移行させることで、無駄な電力消費を抑えつつ、可能な限り、スタンバイ状態で待機させる入力機器、出力機器を残すように省電力状態を相対的に管理できる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す入出力システムの一例を示す図であり、ネットワーク101に接続されたサーバ102と、コンピュータ103aと103b等のクライアントと通信可能に構成されている。なお、図示されていないがクライアントはこれらのほかにも多数接続されている。以下クライアントを代表して、コンピュータ103と表記する。また、サーバ102,コンピュータ103は、いわゆるCPU,RAM,ROM等を含むコントローラと、表示装置、入力デバイス、外部記憶装置等を備え、所定のOSの下で、所定のアプリケーションを起動して、種々のデータ処理を行えるとともに、作成されたデータを後述するMFP、プリンタに出力するためのドライバ、およびスキャナを起動するドライバ等があらかじめ外部記憶装置にインストールされているものとする。また、サーバ102,コンピュータ103は、ネットワーク上の機器と所定のプロトコル(例えばTCP/IP、IPX等)で通信するための通信モジュールも備えている。
図1において、104a〜104dはMFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)で、スキャナ部とプリンタ部と、通信機能を備えて、フルカラーでスキャン、プリント、FAX、メール送信処理を行う。
105はネットワークに接続された1ドラムカラーレーザビームプリンタLBP(プリンタ)である。106a,106bは、ネットワーク接続が可能なカラースキャナ、107はファクシミリ装置(FAX)である。
以上のように、ネットワーク101上にはMFP104a〜104dを初め、スキャナ106a,106b、プリンタ105あるいは、FAXなどのその他の機器が多く接続されている。
ここでコンピュータ103上では、いわゆるDTP(Desk Top Publishing:デスクトップパブリッシング)を実行するアプリケーションソフトウェアを動作させ、各種文書/図形が作成/編集される。コンピュータ103は作成された文書/図形をPDL(Page Description Language:ページ記述言語)に変換し、ネットワーク101を介してMFP104、プリンタ105に送られてプリントアウトされる。
MFP104、プリンタ105はそれぞれ、コンピュータ102、103とネットワーク101を介して情報交換できる通信手段を有しており、MFP104、プリンタ105の情報や状態をコンピュータ102、103側に逐次知らせる仕組みとなっている。
更に、コンピュータ102、103は、その情報を受けて動作するユーティリティソフトウェアを持っており、MFP104、プリンタ105はコンピュータ102、103により管理される。なお、MFP104、プリンタ105はコンピュータ102、103は、独自の電源から各部電力を供給し、電源制御手段により、例えば所定の電力制御規格(例えばEnergy Star(アイドル時の消費電力30W以下等))に基づく独自の省電力消費状態に移行する省電力モードを備える場合がある。
なお、ネットワーク101は、エンジンやその他のデバイス構成から、各機器稼働中の電力消費と、スタンバイ時、あるいは、省電力モード時においても、それぞれ異なる電力が消費される環境において、本実施形態では、後述する制御手順に従い、いずれかの機器をマスタ機器として、あるいは、任意の複数の機器に、他の機器の電力消費量を算出して、あらかじめシステムに対して設定される電力消費の上限を超えているかどうかを、マスタ機器のCPUが所定のタイミングで判断し、その判断結果に基づいて、各機器に電力消費状態を省電力モードへ移行させたり、省電力モードからスタンバイ状態へ移行させる等の制御を行うことで、システム全体での消費電力量を制限して、省電力効果を向上させることを特徴としている。以下、各機器の構成および消費電力制御について詳述する。
〔MFP104の構成〕
次に、図2を用いてMFP104の構成について説明する。
図2は、図1に示したMFP104の構成を説明するブロック図である。
図2において、MFP104は、画像読み取りを行うスキャナ部201とその画像データを画像処理するIP部202、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行うFAX部203、更に、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやり取りするNIC(Network Interface Card)部分204、コンピュータ103から送られてきたページ記述言語(PDL)を画像信号に展開するPDL部205を有する。そして、MFP104の使い方に応じてコア部206で画像信号を一時保存したり、経路を決定する。
次に、コア部206から出力された画像データは、画像形成を行うプリンタ部208に送られる。プリンタ部208でプリントアウトされたシートはフィニッシャ部209へ送り込まれ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
また、ディスプレイ部210は、画像をプリントせずに画像の内容を確認したり、プリントする前に画像の様子を確認する(プレビュー)ために用いられる。
〔スキャナ部201の構成〕
図3は、図2に示したスキャナ部201の構成を説明する断面図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
図3において、301は原稿台ガラスであり、読み取られるべき原稿302が置かれる。原稿302は照明ランプ303により照射され、その反射光はミラー304、305、306を経て、レンズ307によりCCD308上に結像される。ミラー304、照明ランプ303を含む第1ミラーユニット310はミラー304は速度vで移動し、ミラー305、306を含む第2ミラーユニット311は速度1/2vで移動することにより、原稿302の全面を走査する。第1ミラーユニット310及び第2ミラーユニット311はモータ309により駆動される。
このスキャナ部201は、ネットワークに接続して各プリンタと接続するして指定したプリンタからのプリントアウトを可能にするコントローラ機能を備えたスキャナ部も含む。なお、スキャナ部201は、プリンタ部208等とともに、単一の電源より、所定の電力が供給される。
〔画像処理部202の構成〕
図4は、図2に示したIP部(画像処理部)202の構成を説明するブロック図であり、図2と同一のものには同一の符号を付してある。
図4において、入力された光学的信号は、CCDセンサ308により電気信号に変換される。このCCDセンサ308はRGB3ラインのカラーセンサであり、RGBそれぞれの画像信号としてA/Dコンバータ401で、各色信号毎に8bitのデジタル画像信号RO,GO,BOに変換される。その後、402のシェーディング補正で色ごとに、基準白色版の読み取り信号を用いたシェーディング補正が施される。
更に、CCDセンサ308の各色ラインセンサは、相互に所定の距離を隔てて配置されているためラインディレイ調整回路(ライン補間部)403において、副走査方向の空間的ずれが補正される。
次に、入力マスキング部404はCCDセンサ308のR,G,Bフィルタの分光特性で決まる読取色空間を、NTSCの標準色空間に変換する部分であり、CCDセンサ308の感度特性/照明ランプのスペクトル特性等の諸特性を考慮した装置固有の定数を用いた3×3のマトリックス演算を行い、入力された(RO,GO,BO)信号を標準的な(R,G,B)信号に変換する。
更に、輝度/濃度変換部(LOG変換部)405はルックアップテーブル(LUT)RAMにより、構成され、RGBの輝度信号がC1,M1,Y1の濃度信号になるように変換される。
406は出力マスキング/UCR回路図であり、C1,M1,Y1信号を画像形成装置のトナー色であるC,M,Y,K信号に補正して出力する。
次に、ガンマ補正部407にて、トナーの色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)RAMを使って画像出力のためのC,M,Y,Kデータに変換され、空間フィルタ408にて、エッジ強調または、スムージングが施された後、画像信号はコア部206へと送られる。
〔NIC部204の構成〕
図5は、図2に示したNIC部204と、PDL部205の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
図5において、ネットワーク101に対してのインターフェイスの機能を持つのが、このNIC部204であり、例えば10Basa−T/100Base−TXなどのEthernet(登録商標)ケーブルなどを利用して外部からの情報を入手したり、外部へ情報を流す役割を果たす。
外部より情報を入手する場合は、まず、トランス部601で電圧変換され、602のLANコントローラ部に送られる。LANコントローラ部602は、その内部に第1バッファメモリ(不図示)を持っており、その情報が必要な情報か否かを判断した上で、第2バッファメモリ(不図示)に送った後、PDL部205に信号を流す。
次に、外部に情報を提供する場合には、PDL部205より送られてきたデータは、LANコントローラ部602で必要な情報を付加して、トランス部601を経由してネットワーク101に接続される。
〔PDL部205の構成〕
次に、図5を用いてPDL部205の構成の説明する。
コンピュータ103上で動作するアプリケーションソフトウェアによって作成された画像データは、文書、図形、写真等から構成されており、それぞれは、文字コード、図形コード及び、ラスタ画像データなどによる画像記述の要素の組み合わせから成っている。これが、いわゆるPDL(Page Description Language:ページ記述言語)であり、Adobe社のPostScript(登録商品)言語に代表されるものである。
PDL部205では、上記PDLデータからラスタ画像データへの変換処理を行う。まずNIC部204から送られてきたPDLデータは、CPU部603を経由して一度ハードディスク(HDD)のような大容量メモリ604に格納され、ここで各ジョブ毎に管理、保存される。次に、必要に応じて、CPU部603は、RIP(Raster Image Processing)と呼ばれるラスタ化画像処理を行って、PDLデータをラスタイメージに展開する。展開されたラスタイメージデータは、CMYKの色成分毎DRAMなどの高速アクセス可能なメモリ605にジョブ毎にページ単位で格納され、プリンタ部208の状況に合わせて、再びCPU部603を介して、コア部206へ送られる。
リーダ部で読み取られCMYKデータに変換された画像信号を、プリンタ部へすぐに送ることができない場合、ここのメモリ604に一旦記憶されるよう、コア部206で制御される。
〔コア部206の構成〕
図6は、図2に示したコア部206の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
図6において、コア部206のバスセレクタ部701は、MFP104、105の利用における、いわば交通整理の役割を担っている。すなわち、複写機能、ネットワークスキャン、ネットワークプリンタ、ファクシミリ送信/受信、あるいは、ディスプレイ表示などMFP104、105における各種機能に応じてバスの切り替えを行うところである。
以下に各機能を実行するためのバスの切り替えのパターンを示す。
複写機能時は、スキャナ201→コア206→プリンタ208とバスを切り替え、ネットワークスキャン時は、スキャナ201→コア206→NIC部204とバスを切り替え、ネットワークプリンタ時は、NIC部204→コア206→プリンタ208とバスを切り替え、ファクシミリ送信機能時は、スキャナ201→コア206→FAX部203とバスを切り替え、ファクシミリ受信機能時は、FAX部203→コア206→プリンタ208とバスを切り替え、ディスプレイ表示機能時は、スキャナ201又はFAX部203又はNIC部204→コア206→ディスプレイ210とバスを切り替える。
次に、バスセレクタ部701を出た画像データは、圧縮部702、ハードディスク(HDD)などの大容量メモリからなるメモリ部703及び、伸張部704を介してプリンタ部208(PWM部207)又はディスプレイ部210へ送られる。圧縮部702で用いられる圧縮方式は、JPEG、JBIG,ZIPなど一般的なものを用いればよい。圧縮された画像データは、ジョブ毎に管理され、ファイル名、作成者、作成日時、ファイルサイズなどの付加データと一緒に格納される。
更に、ジョブの番号とパスワードを設けて、それらも一緒に格納すれば、パーソナルボックス機能をサポートすることができる。これは、データの一時保存や特定の人にしかプリントアウト(HDDからの読み出し)ができない様にするたの機能である。記憶されているジョブのプリントアウトの指示が行われた場合には、パスワードによる認証を行った後にメモリ部703より呼び出し、画像伸張を行ってラスタイメージに戻してプリンタ部207に送ることもできる。
〔PWM部207の構成〕
図7は、図2に示したによりPWM部207とプリンタ部208の構成を説明する図であり、図2と同一のものには同一の符号を付してある。なお、コア部206を出たイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色に色分解された多値画像データは、それぞれのPWM部207を通ってそれぞれ画像形成される。
図8は、図7に示したPWM部207の変調処理を説明するための特性図である。
図7において、801は三角波発生部、802は入力されるデジタル画像信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ(D/A変換部)である。三角波発生部801からの信号(図8の信号a参照)及びD/Aコンバータ802からの信号(図8の信号b参照)は、コンパレータ803で大小比較されて、図8の信号cとなってレーザ駆動部804に送られ、CMYKそれぞれが、CMYKそれぞれのレーザ発振器805でレーザビームに変換される。
そして、ポリゴンスキャナ913で、それぞれのレーザビームを走査して、それぞれの感光ドラム917、921、925、929に照射される。
〔MFP104のプリンタ部208の構成〕
図9は、図1に示したMFP104のプリンタ部208の構成を説明断面図であり、例えば4ドラムタイプカラーで構成される例である。
913はポリゴンミラーであり、4つの半導体レーザ発振器805より発光された4本のレーザ光を受ける。その内の1本はミラー914、915、916をへて感光ドラム917を走査し、次の1本はミラー918、919、920をへて感光ドラム921を走査し、次の1本はミラー922、923、924をへて感光ドラム925を走査し、次の1本はミラー926、927、928をへて感光ドラム929を走査する。
一方、930はイエロー(Y)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム917上にイエローのトナー像を形成し、931はマゼンタ(M)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム921上にマゼンタのトナー像を形成し、932はシアン(C)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム925上にシアンのトナー像を形成し、933はブラック(K)のトナーを供給する現像器であり、レーザ光に従い、感光ドラム929上にブラックのトナー像を形成する。以上4色(Y,M,C,K)のトナー像がシートに転写され、フルカラーの出力画像を得ることができる。
シートカセット934、935および、手差しトレイ936のいずれかより供給されたシートは、レジストローラ937を経て、転写ベルト938上に吸着され、搬送される。
給紙のタイミングと同期がとられて、予め感光ドラム917、921、925、929には各色のトナーが現像されており、シートの搬送とともに、トナーがシートに転写される。各色のトナーが転写されたシートは、分離され、搬送ベルト939により搬送され、定着器940によって、トナーがシートに定着される。定着器940を抜けたシートはフラッパ950によりいったん下方向へ導かれてシートの後端がフラッパ950を抜けた後、スイッチバックさせて排出する。これによりフェイスダウン状態で排出され、先頭頁から順にプリントしたときに正しい順となる。なお、定着器940は、印刷ジョブ等を受け付けた場合に、印刷可能な状態となるまでの時間を短縮するため、スタバイ時にも一定温度で維持するため、他のデバイスよりも消費電力が多い。
なお、4つの感光ドラム917、921、925、929は、距離dをおいて、等間隔に配置されており、搬送ベルト939により、シートは一定速度vで搬送されており、このタイミング同期がなされて、4つの半導体レーザ805は駆動される。
〔ディスプレイ部210の構成〕
図10に、図2に示したディスプレイ部210の構成を説明するブロック図である。
図10において、コア部206より出力された画像信号は、CMYKデータであるため、逆LOG変換部1001でRGBデータに変換する必要がある。次に、出力されるCRTなどのディスプレイ装置1004の色の特性に合わせるためにガンマ変換部1002でルックアップテーブルを使用して出力変換を行う。変換された画像データは、一度メモリ部1003に格納されて、CRTなどのディスプレイ装置1004によって表示させる。
ここで、ディスプレイ部210を使用するのは、出力画像を予め確認するプレビュー機能や出力する画像が意図したものと間違いないか検証するプルーフ機能、あるいは、プリントの必要がないかを確認するな場合にプリントシートの無駄を省く為である。
〔フィニッシャ部209の構成〕
図11に、図2に示したフィニッシャ部の構成を説明する概略断面図である。
図11において、プリンタ部208の定着部940(または、979)を出たシートは、フィニッシャ部209に入る。フィニッシャ部209には、サンプルトレイ1101とスタックトレイ1102があり、ジョブの種類や排出されるシートの枚数に応じて切り替えて排出される。
ソート方式には2通りあり、複数のビンを有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、後述の電子ソート機能とビン(または、トレイ)を奥/手前方向にシフトしてジョブ毎に出力シートを振り分けるシフトソート方式によりソーティングを行うことができる。電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、前述のコア部206で説明した大容量メモリを持っていれば、このバッファメモリを利用して、バッファリングしたページ順と排出順を変更する、いわゆるコレート機能を用いることで電子ソーティングの機能もサポートできる。次にグループ機能は、ソーティングがジョブ毎に振り分けるのに対し、ページ毎に仕分けする機能である。
更に、スタックトレイ1102に排出する場合には、シートが排出される前のシートをジョブ毎に蓄えておき、排出する直前にステープラ1105にてバインドすることも可能である。このほか、上記2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り器1104、ファイル用の2つの(または3つ)の穴開けを行うパンチャ1106があり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行う。
更に、サドルステッチャ1107は、シートの中央部分を2ヶ所バインドした後に、シートの中央部分をローラにかませることによりシートを半折にし、週刊誌やパンフレットのようなブックレットを作成する処理を行う。サドルステッチャ1107で作成されたシートは、ブックレットトレイ1108に排出される。
そのほか、図には記載されていないが、製本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、あるいは、バインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるためのカッティングなどを加えることも可能である。
また、インサータ1103はトレイ1110にセットされたシートをプリンタを通さずにトレイ1101、1102、1108のいずれかに送るためのものである。これによってフィニッシャ209に送り込まれるシートとシートの間にインサータ1103にセットされたシートをインサート(中差し)することができる。
インサータ1103のトレイ1110にはユーザによりフェイスアップの状態でセットされるものとし、ピックアップローラ1111により最上部のシートから順に給送する。従って、インサータ1103からのシートはそのままトレイ1101、1102へ排出することによりフェイスダウン状態で排出される。サドルステッチャ1107へ送るときには、一度パンチャ1106側へ送り込んだ後スイッチバックさせて送り込むことによりフェースの向きを合わせる。
〔ネットワークユーティリティソフトウェアの説明〕
コンピュータ102、103上にて動作するユーユーティリティソフトウェアについて説明する。MFP104、MFP105内のネットワークインターフェース部分(NIP部204+PDL部205)にはMIB(Management Information Base)と呼ばれる標準化されたデータベースが構築されており、SNMP(Simple Network Management Protocol)というネットワーク管理プロトコルを介してネットワーク上のコンピュータと通信し、MFP104、MFP105をはじめとして、ネットワーク上につながれたスキャナ、プリンタあるいは、FAXなどの管理が可能になっている。
一方、コンピュータ102、103上ではユーティリティと呼ばれるソフトウェアプログラムが動作しており、ネットワークを介して上記SNMPの利用によりMIBを使って必要な情報交換が可能となる。
例えば、MFP104、プリンタ105の装備情報をとしてフィニッシャ209が接続されているか否かを探知したり、ステータス情報をして現在プリントが出きるか否かを探知したり、あるいは、MFP104、プリンタ105の名前や設置場所などを記入したり変更したり確認したりといった具合に、MIBを使うことによりユーザはネットワークに接続されたMFP104、プリンタ105の情報をコンピュータ102、103上で確認することができる。また、これらの情報はサーバ102とクライアント103を区別してリードライトに制限を持たせることも可能である。
従って、この機能を使うことにより、MFP104、プリンタ105の装備情報、装置の状態、ネットワークの設定、ジョブの経緯、使用状況の管理、制御などあらゆる情報をユーザはコンピュータ103、102の前で入手することが可能となる。
〔プリンタ105の構成〕
次に、図12を用いてプリンタ105の構成について説明する。
図12は、図1に示したプリンタ105の構成を説明する概略断面図であり、1ドラムタイプカラープリンタの例である。なお、プリンタ105は、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやり取りするNIC(Network Interface Card:ネットワークインターフェイスカード)部分204、コンピュータ103から送られてきたページ記述言語(PDL)を画像信号に展開するPDL部205を有する。NIC部、PDL部、PWM部の構成はMFP104と同様である。
図12において、913は、ポリゴンミラーであり、の半導体レーザ805より発光された1本のレーザ光を受け、ミラー914をへて感光ドラム917を走査して、感光体上に潜像を形成する。感光体上の潜像は反時計回りに回転しながら、961の色現像器や960の黒現像器に到達する。961、960の現像器は感光体上に潜像として帯電された電荷に応じてトナーをのせる(現像させる)働きをする。画像が白黒の時は、960の現像器のみが使用され、カラーの時は、961と960の両方の現像器が使用される。次に、感光体917に生成された画像は、時計回りに回転している中間転写体962に転写される。この中間転写体は、白黒の場合は1回転、カラーの場合は4回転して画像生成を中間転写体上に完了する。
色現像器961は回転することでイエロー現像器961y、マゼンタ現像器961m、シアン現像器961cのいずれかを感光ドラム917に接するように制御される。まず、イエロートナーを現像・転写するときは色現像器961が回転し、感光ドラム917にレーザ露光が行われると同期してドラムが時計方向へ回転し、イエロー現像器961yによってドラム上にイエローのトナー画像が形成される。これと同期して転写ドラム962が半時計回りへ回転し、感光ドラムからイエロートナーが転写される。転写ドラムの周囲の長さはA3サイズ画像が長手方向に形成できるものである。A3サイズの画像形成を行う場合は、A3サイズの原稿を読み取って、その画像信号によって、A3サイズ画像1面分のイエロートナー画像が転写ドラム上に形成される。
次にマゼンタトナーを現像・転写するときは色現像器961が半時計方向へ120度回転した後、前記と同様に原稿を読み取って、その画像信号によって、ドラム917にレーザ露光が行われると同期してドラムが時計方向へ回転し、マゼンタの現像器961Mによってドラム上にマゼンタのトナー画像が形成される。これと同期して転写ドラムが半時計回りへ回転し、感光ドラムからマゼンタトナーが転写される。
次に、同様にシアントナー画像が転写される。次にブラックトナー画像が現像器960によって感光ドラム917に形成され、同様に転写される。
一方で、上段カセット970、あるいは下段カセット971からあるいはピックアップローラ972、973で給紙された記録紙が、給紙ローラ974、975に従って搬送され、搬送ローラ976で更にレジ前まで搬送されていく。
そして、前述した中間転写体917への画像形成が終了するタイミングで中間転写体と978の転写ベルトの間にくるようなタイミングに制御されている。ここに記録紙が到達したところで、転写ベルトが中間転写体に接して、トナーが記録紙に転写される。記録紙に転写された画像は、979の定着ローラで、熱と加圧により記録紙に定着される。
なお、定着ローラ979を含む定着ユニットは、種々の方式があり、あらかじめ定着温度で維持するために、電力供給を必要とするものと、IH(電磁誘導加熱)定着方式、オイルレス定着方式、オンデマンド定着方式により、その消費電力も異なる。
画像が定着された記録紙は、プリンタコントローラによりあらかじめ指定されていたフェイスアップ排紙口980かフェイスダウン排紙口981のいずれかに搬送され、排紙される。以上で、プリンタコントローラから送られてきた画像情報を出力することができる。
<電力制御方法>
次に、図1に示したネットワーク101上に存在するスキャナ・プリンタ・MFP・FAXなどの画像入出力システムの電力制御について説明する。
図13は、図1に示した印刷システムにおける消費電力の遷移状態を説明する特性図であり、横軸が消費電力のレベルを示し、縦軸が装置の状態を示す。なお、単体の機器の電力制御はいくつかの段階を経て行われる。
例えば、MFP104を例にあげてみると、ユーザからのジョブを待っているスタンバイ状態2010、操作パネルのバックライトを消す節電状態2020、スキャナ部201やプリンタ部208の不要な電源を落とす状態(ユーザからの印刷ジョブに対しても比較的早く反応できるスキャナ/FAXオフ状態2030、プリンタオフ状態2040、定着部も冷やしてしまう定着器オフ状態(ユーザからの印刷ジョブが来た時には印刷完了までの時間がかかる状態)2050などが挙げられる。これらの各状態について、各機器には省電力状態に移るための時間が設定できるようになっている。
本実施形態ではこれらの電力状態の遷移について、ネットワーク101上のMFP104a〜104d、スキャナ106a,106b、プリンタ105、FAX107、その他電子機器の電力の総和を算出し、その算出した電力により各電子機器の電力状態を遷移命令により状態を制御するための手段を備えている。
まず、初めに、ネットワーク101上に存在するスキャナ106a,106b、プリンタ105、MFP104a〜104d、FAX107などに電力制御を行うためのグループを設定する。このグループ設定は、本実施形態では、図14に示すように、固体番号、IPアドレス等を用いて行う。
図14は、本発明に係る印刷システム上の省電力対象機器のグループ化の一例を示す図である。
図14において、Gはグループで、現在ネットワーク101上に、ユーザが命令、ジョブを投入するコンピュータ2100とから視て、ジョブ等を指示可能な機能が異なる複数の機器で構成されている例である。
また、グループの設定情報は、電力を制御するネットワーク101で選択されるマスタ機器が記憶していてもよいし、グループに設定された機器全てが記憶している構成であってもよい。
なお、機器としては、現在、ネットワーク101上に、図1に示したコンピュータ103、サーバ102、MFP104a、104b、プリンタ105a〜105c、スキャナ106a、FAX107が接続されているものとし、電源状態、各デバイスの電力消費状態は、使用状況で異なることを前提とする。
電力を制御するマスタ機器には、各機器の電力を制御する為の制御プログラムを動作させる必要がある。また、マスタ機器は、グループGとして設定された各機器の電力の総和を監視している。詳細は後述するが、電力の算出方法は、おのおの機器の電力モードにより決まっている事がある為、その値(テーブルから参照して)を合計してもよいし、他の方法で行っても良い。また、グループ全体で消費してよい電力の上限の値はマスタとなる機器にユーザが設定しておく。
次に、ネットワーク上で設定されるいずれかのマスタ機器によるネットワークデバイスに対する電力制御について説明する。
図15は、本発明に係る印刷システムにおける第1の電力制御手順の一例を示すフローチャートであり、ネットワーク上でマスタ機器に設定されたデバイスのCPUが記憶装置に記憶される制御プログラムを実行することで実現される。なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。
まず、ステップ(1)にて、マスタ機器がグループの消費電力の総和を所定の算定ルールに基づいて算出する。
一例を示せば、グループに登録されている各機器の状態毎に割り出されている消費電力データを各機器の状態毎にテーブルとして記憶し、各機器の状態を取得して、該当する状態の消費電力データを該テーブルから読み出して単純加算処理する等である。
そして、ステップ(2)では、算出された電力値(消費電力の総和)がグループ全体で消費してよい電力の上限の値(あらかじめ設定されてネットワーク上のマスタ機器、あるいは他の機器の記憶装置に記憶される)を超えているか確認を行い、上限を超えていないと判定した場合は、ステップ(1)に戻り、上限を超えていると判定した場合は、ステップ(3)へ進む。
次に、ステップ(3)では、グループに設定されている機器に対して、現在、電力モードの移行が可能かどうか問い合わせをコマンドを、例えば所定のプロトコルでパケット送信することで行う。
そして、ステップ(4)では、電力モードが変更可能な機器のなかからどの機器の電力モードを変えれば電力が規定値以内に抑えられるか計算(上記テーブルを参照して行う)を行う。
次に、ステップ(5)では、ステップ(4)で計算した結果により、電力モードを変更する必要がある機種の電力モードを変更するコマンドをグループのいずれかの機器に出力して、本処理を終了する。なお、上記コマンドの出力は、上記同様に例えば所定のプロトコルでパケット送信することで行う。
なお、図示しないが、ステップ(5)において、ユーザに対して、省電力モードへ移行させる機器の情報を通知して、ユーザに認知させるように制御してもよい。
さらに、図示しないが、ステップ(5)において、ユーザに対して、省電力モードへ移行させる機器の情報を通知した後、システム上の各機器の他の電力モードへの移行を禁止して、省電力モード移行後、システム全体として電力消費状態がさらに変動しないように制限することができる。
また、システム上のマスタ機器(MFP104aから104d、プリンタ105、FAX107等のいずれかの機器)のCPUが図15に示すステップ(5)の実行時に、外部記憶装置等に記憶して管理している。
図16は、本発明に係る印刷システムにおける第2の電力制御手順の一例を示すフローチャートであり、ネットワーク上でスレーブ機器に設定されたデバイスのCPUが記憶装置に記憶される制御プログラムを実行することで実現される。なお、(11)〜(16)は各ステップを示す。
また、マスタ機器以外、すなわちスレーブ機器は、マスタ機器から電力モードの移行が可能かどうか問い合わせコマンドを受信した際に(11)、プリント中や、ユーザが使用中であれかどうかを判断して(12)、プリント中や、ユーザが使用中であると判断した場合は、ステップ(18)へ進み、電力モードの移行が「不可」を示す応答をマスタ機器に対し行い、処理を終了する。
一方、ステップ(12)で、プリント中や、ユーザが使用中でないと判断した場合は、電力モードの移行が「可」を示す応答をマスタ機器に対し行う(13)。
その後、マスタ機器から電力モードの移行の命令があった際に(14)、その命令に応じた電力モードに移行をスレーブ機器のCPUが行う(15)。
そして、再度、マスタ機器から省電力モードを解除する命令を受信したら(16)、スレーブ機器を制御するCPUが省電力モードを解除してスタンバイ状態に移行して(17)、本処理を終了する。
これにより、グループに設定された機器の電力の総和が、一定以内に抑えられる事が出来る。
なお、マスタ機器は、MFPやプリンタ等ではなく、画像の入出力を制御するコンピュータ端末又は、それに応じた機器で行ってもよい。また、マスタの権限を他の機器やPCに移動させる事も可能である。
これにより、マスタとなっている機器の電源を落としたり、マスタ機器が故障した場合にも対応できる。
また、電力モードの移行を行う際に、電力モードの移行が可能かどうか、ユーザに問い合わせを行う。その問い合わせは複写機やプリンタの操作部や、それらを操作しているPCの画面により行い、ユーザが移行を許可した場合や、問い合わせを行ってから、ある一定時間経過した場合に電力モードの移行を行う事とする。それ以外の場合には電力モードの移行は行わない事とする。
これにより、ユーザが複写機やプリンタを使用中にいきなり電力モードが切り替わる事は無い。
また、これまでは、MFPやプリンタについて述べたが、電力モードを複数持つ他の電子機器をグループに入れ、同様に管理することも可能である。
さらに、ネットワーク上に複数台のMFPやプリンタがあった場合。電力の総和を一定以内に抑える方法というのは何通りもある。その場合、どのMFP、プリンタの電力モードを変更すべきかどうか判断しなければならない。
その場合には、その機器の稼働率(コピー枚数/1日)を目安として、稼働率の低い機器の方から電力モードの変更を行う事とする。
また、稼働率ではなくて、その他の指標により電力モードを変更する機器を選択しても良い。又、昼や夜により機器の稼働率というものは異なる。その為、グループ全体で消費してよい電力の上限は時間(何時)に応じて設定可能とする。
さらに、使用してい電力量を時間毎にスケジュール設定して、その電力量に応じてシステム全体の各機器の消費電力状態を管理してもよい。
〔第2実施形態〕
なお、上記印刷システムにおいて、ある一定時間ごとの電力というのうは、複数のMFP、プリンタが稼動している場合には、それらの稼動している機器の電力モードを変更し電力の消費を抑える事は出来ない。
その為、瞬間ごとの消費電力を抑えるのでは無く、ある一定時間ごとに消費できる電力量を設定し、その設定値から一定時間に消費した電力平均を算出し、それらの値により電力を抑えるように制御してもよい。以下、その実施形態について説明する。
図17は、本発明に係る印刷システムにおける第3の電力制御手順の一例を示すフローチャートであり、ネットワーク上でマスタ機器に設定されたデバイスのCPUが記憶装置に記憶される制御プログラムを実行することで実現される。なお、(21)〜(24)は各ステップを示す。
先ず、ステップ(21)では、マスタ機器がグループ機器の電力モード状態の監視を行う。そして、ステップ(22)では、ステップ(21)で監視した電力モードから一定時間Nに消費した電力量と、設定した電力量を比較し、一定時間Nに消費した電力量が、設定した電力を超えているかいないかを判断する。
そして、超えていないと判断した場合には、ステップ(21)に戻り、一定時間N+1の監視に移る。
一方、ステップ(22)で、超えていたと判定した場合には、ステップ(23)へ進み、例えば(一定時間Nに消費した電力+一定時間に使用できる電力量)/2により、一定時間N+1に消費できる電力量をマスタ機器のCPUが計算する。なお、一定時間Nに消費した電力量が多い場合には、一定時間N+1に消費できる電力量は少なくなる。
そして、ステップ(24)では一定時間N+1消費できる電力量より、一定時間N+1のある瞬間における電力の上限を求め、その電力を一定時間N+1のある瞬間に消費してよい電力に設定して、本処理を終了する。
これにより、ある一定時間に電力を多く使用しても、その次の一定時間内に使用する電力を減らす事が出来る。又、今回はこのような方法を取ったが、異なる方法で一定時間に消費する電力を減らす計算を行っても良い。
〔第3実施形態〕
以下、図13に示すメモリマップを参照して本発明に係る印刷装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図13は、本発明に係る印刷装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図15,図16,図17に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではなく、以下の実施態様も含まれることはいうまでもない。以下、その実施態様1〜24について説明する。
〔実施態様1〕
ネットワーク上で複数の入出力機器がコンピュータ装置、サーバ装置等と通信可能な入出力システムであって、現在使用している複数の入出力機器による総消費電力量を算出する算出手段(図1に示した複数の入出力機器のいずれかであって、マスタ機器となる機器のCPUが実行する図15に示したステップ(1))と、ネットワーク上で動作している複数の入出力機器で許容すべき消費電力の上限を設定する設定手段(マスタ機器となる機器のCPUが実行する図15に示したステップ(2))と、前記設定手段により設定されている上限と前記算出手段により算出される総消費電力量を超えるかどうかを判断する判断手段(マスタ機器となる機器のCPUが実行する図15に示したステップ(2))と、前記判断手段により超えていると判断した場合、前記総消費電力量を超えないように、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させるかを決定する決定手段(マスタ機器となる機器のCPUが実行する図15に示したステップ(3)〜(5))とを有することを特徴とする入出力システム。なお、マスタ機器は、複数の入出力機器のいずれかに自在に設定される。
これにより、ネットワーク上で稼働している複数の入出力機器の電力消費量が設定されている上限を超えるような状態であることを検知すると、該上限を超えないように、ネットワーク上で稼働している複数の入出力機器のいずれかを省電力消費状態に遷移させて、システム全体として設定されている総消費電力量の上限を超えない稼働状態に遷移できる。
〔実施態様2〕
前記決定手段による決定に基づいて、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させた前記ネットワーク上の電力モード状態を機器別に記憶して管理するモード状態管理手段(システム上のマスタ機器(MFP104aから104d、プリンタ105、FAX107等のいずれかの機器)のCPUが図15に示すステップ(5)の実行時に、外部記憶装置等に記憶して管理する)を有することを特徴とする実施態様1記載の入出力システム。
これにより、マスタ機器が各スレーブ機器の電力モード状態を常時把握して、電力消費状態に応じて、さらに省電力モードへの移行させるべきスレーブ機器を容易に特定することができる。
〔実施態様3〕
前記モード状態管理手段は、ネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかに設けることを特徴とする実施態様1記載の入出力システム。
これにより、複数の入出力機器、サーバ装置のいずれでも、ネットワーク上の機器の電力消費状態の管理主体に設定することができる。
〔実施態様4〕
前記モード状態管理手段は、ネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかに前記ネットワーク上の電力モード状態を記憶して管理するモード状態管理処理を移管可能とすることを特徴とする実施態様1記載の入出力システム。
これにより、複数の入出力機器、サーバ装置のいずれでも、ネットワーク上の機器の電力消費状態を記憶して管理することができる。
〔実施態様5〕
前記ネットワーク上で複数の入出力機器は、前記指示手段による指示を受信して、電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行することを特徴とする実施態様1記載の入出力システム。
これにより、マスタ機器からの通信で、スレーブ機器の電力消費状態を自在に変更することができる。
〔実施態様6〕
前記指示手段は、ネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置に対する設定条件に従って、個別の電力モードへの移行を指示可能とすることを特徴とする実施態様1記載の入出力システム。
これにより、マスタ機器からの通信で、スレーブ機器の電力消費状態を自在にかつ個別に変更することができる。
〔実施態様7〕
ユーザに対しネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかの電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行することを通知する通知手段(マスタ機器による、図15に示すステップ(5)実行に行う)を有することを特徴とする実施態様1記載の入出力システム。
これにより、システム上の各機器の電力消費モード情報をユーザが容易に確認することができる。
〔実施態様8〕
ユーザに対しネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかの電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行の通知後、ユーザに対し電力モードの移行を通知した際に、ユーザによる複数の入力機器、出力機器、サーバ装置のいずれかに対する他の電力モードへの移行を禁止する禁止手段を有することを特徴とする実施態様1記載の入出力システム。
これにより、システム上の各機器の電力消費モード情報をユーザが容易に確認した後、移行した節電状態を維持させることで急激な省電力変動が生じてしまうことを制限することができる。
〔実施態様9〕
前記決定手段は、前記総消費電力量を超えないように、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させる複数の組み合わせの中から最適な候補を複数の入出力機器のいずれかから決定することを特徴とする実施態様1記載の入出力システム。
これにより、ユーザ毎に異なる各機器の使用環境に適応した最適な電力消費となるように、システム上の各機器の電力消費状態を詳細に管理することができる。
〔実施態様10〕
前記設定手段は、ネットワーク上で動作している複数の入出力機器で許容すべき消費電力の上限を一定時間毎に設定可能とすることを特徴とする実施態様1記載の入出力システム。
これにより、システム全体で電力消費状態が変動する場合でも、その変動を捉えて最適な値を上限として設定でき、電力消費状態の変動に適応した消費電力管理処理を行える。
〔実施態様11〕
前記算出手段(マスタ機器のCPUによる図17に示すステップ(24))は、現在使用している複数の入出力機器による総消費電力量を一定時間に使用した合計電力量に応じて算出可能とすることを特徴とする実施態様1記載の入出力システム。
これにより、システム全体として各機器の稼働率が一定時間経過毎にバラツキが生じても、平均した電力量から最適な上限値を設定して、電力消費状態の変動に適応した消費電力管理処理を行える。
〔実施態様12〕
ネットワーク上で複数の入出力機器がコンピュータ装置、サーバ装置等と通信可能な入出力システムにおける電力制御方法であって、現在使用している複数の入出力機器による総消費電力量を算出する算出ステップ(図1に示した複数の入出力機器のいずれかであって、マスタ機器となる機器のCPUが実行する図15に示したステップ(1))と、ネットワーク上で動作している複数の入出力機器で許容すべき消費電力の上限を設定する設定ステップ(マスタ機器となる機器のCPUが実行する図15に示したステップ(2))と、前記設定ステップにより設定されている上限と前記算出手段により算出される総消費電力量を超えるかどうかを判断する判断ステップ(マスタ機器となる機器のCPUが実行する図15に示したステップ(2))と、前記判断ステップにより超えていると判断した場合、前記総消費電力量を超えないように、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させるかを決定する決定ステップ(マスタ機器となる機器のCPUが実行する図15に示したステップ(3)〜(5))とを有することを特徴とする電力制御方法。
これにより、実施態様1と同等の効果が期待できる。
〔実施態様13〕
前記決定ステップによる決定に基づいて、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させた前記ネットワーク上の電力モード状態を機器別に記憶して管理するモード状態管理ステップを有することを特徴とする実施態様12記載の電力制御方法。
これにより、実施態様2と同等の効果が期待できる。
〔実施態様14〕
前記モード状態管理ステップは、ネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかに設けることを特徴とする実施態様12記載の電力制御方法。
これにより、実施態様3と同等の効果が期待できる。
〔実施態様15〕
前記モード状態管理ステップは、ネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかに前記ネットワーク上の電力モード状態を記憶して管理するモード状態管理処理を移管可能とすることを特徴とする実施態様12記載の電力制御方法。
これにより、実施態様4と同等の効果が期待できる。
〔実施態様16〕
前記ネットワーク上で複数の入出力機器は、前記指示ステップによる指示を受信して、電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行することを特徴とする実施態様12記載の電力制御方法。
これにより、実施態様5と同等の効果が期待できる。
〔実施態様17〕
前記指示ステップは、ネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置に対する設定条件に従って、個別の電力モードへの移行を指示可能とすることを特徴とする実施態様12記載の電力制御方法。
これにより、実施態様6と同等の効果が期待できる。
〔実施態様18〕
ユーザに対しネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかの電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行することを通知する通知ステップを有することを特徴とする実施態様12記載の電力制御方法。
これにより、実施態様7と同等の効果が期待できる。
〔実施態様19〕
ユーザに対しネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかの電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行の通知後、ユーザに対し電力モードの移行を通知した際に、ユーザによる複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかに対する他の電力モードへの移行を禁止する禁止ステップを有することを特徴とする実施態様12記載の電力制御方法。
これにより、実施態様8と同等の効果が期待できる。
〔実施態様20〕
前記決定ステップは、前記総消費電力量を超えないように、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させる複数の組み合わせの中から最適な候補を複数の入出力機器のいずれかから決定することを特徴とする実施態様12記載の電力制御方法。
これにより、実施態様9と同等の効果が期待できる。
〔実施態様21〕
前記設定ステップは、ネットワーク上で動作している複数の入出力機器で許容すべき消費電力の上限を一定時間毎に設定可能とすることを特徴とする実施態様12記載の電力制御方法。
これにより、実施態様10と同等の効果が期待できる。
〔実施態様22〕
前記算出ステップは、現在使用している複数の入出力機器による総消費電力量を一定時間に使用した合計電力量に応じて算出可能とすることを特徴とする実施態様12記載の電力制御方法。
これにより、実施態様11と同等の効果が期待できる。
〔実施態様23〕
実施態様12〜22のいずれかに記載の電力制御方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
これにより、実施態様12〜22と同等の効果が期待できる。
〔実施態様24〕
実施態様12〜22のいずれかに記載の電力制御方法を実行させることを特徴とするプログラム。
これにより、実施態様12〜22と同等の効果が期待できる。
本発明の第1実施形態を示す印刷システムの一例を示す図である。 図1に示したMFPの構成を説明するブロック図である。 図2に示したスキャナ部の構成を説明する断面図である。 図2に示したIP部(画像処理部)の構成を説明するブロック図である。 図2に示したNIC部と、PDL部の構成を説明するブロック図である。 図2に示したコア部の構成を説明するブロック図である。 図2に示したによりPWM部とプリンタ部の構成を説明する図である。 図7に示したPWM部の変調処理を説明するための特性図である。 図1に示したMFPのプリンタ部の構成を説明断面図である。 図2に示したディスプレイ部の構成を説明するブロック図である。 図2に示したフィニッシャ部の構成を説明する概略断面図である。 図1に示したプリンタの構成を説明する概略断面図である。 図1に示した印刷システムにおける消費電力の遷移状態を説明する特性図である。 本発明に係る印刷システム上の省電力対象機器のグループ化の一例を示す図である。 本発明に係る印刷システムにおける第1の電力制御手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る印刷システムにおける第2の電力制御手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る印刷システムにおける第3の電力制御手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る印刷システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
102 サーバ
103a、103b コンピュータ
104a〜104d MFP
105 プリンタ
106a 106b スキャナ
107 FAX

Claims (24)

  1. ネットワーク上で複数の入出力機器がコンピュータ装置、サーバ装置等と通信可能な入出力システムであって、
    現在使用している複数の入出力機器による総消費電力量を算出する算出手段と、
    ネットワーク上で動作している複数の入出力機器で許容すべき消費電力の上限を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定されている上限と前記算出手段により算出される総消費電力量を超えるかどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により超えていると判断した場合、前記総消費電力量を超えないように、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させるかを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする入出力システム。
  2. 前記決定手段による決定に基づいて、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させた前記ネットワーク上の電力モード状態を機器別に記憶して管理するモード状態管理手段を有することを特徴とする請求項1記載の入出力システム。
  3. 前記モード状態管理手段は、ネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかに設けることを特徴とする請求項1記載の入出力システム。
  4. 前記モード状態管理手段は、ネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかに前記ネットワーク上の電力モード状態を記憶して管理するモード状態管理処理を移管可能とすることを特徴とする請求項1記載の入出力システム。
  5. 前記ネットワーク上で複数の入出力機器は、前記指示手段による指示を受信して、電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行することを特徴とする請求項1記載の入出力システム。
  6. 前記指示手段は、ネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置に対する設定条件に従って、個別の電力モードへの移行を指示可能とすることを特徴とする請求項1記載の入出力システム。
  7. ユーザに対しネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかの電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行することを通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1記載の入出力システム。
  8. ユーザに対しネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかの電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行の通知後、ユーザに対し電力モードの移行を通知した際に、ユーザによる複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかに対する他の電力モードへの移行を禁止する禁止手段を有することを特徴とする請求項1記載の入出力システム。
  9. 前記決定手段は、前記総消費電力量を超えないように、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させる複数の組み合わせの中から最適な候補を複数の入出力機器のいずれかから決定することを特徴とする請求項1記載の入出力システム。
  10. 前記設定手段は、ネットワーク上で動作している複数の入出力機器で許容すべき消費電力の上限を一定時間毎に設定可能とすることを特徴とする請求項1記載の入出力システム。
  11. 前記算出手段は、現在使用している複数の入出力機器による総消費電力量を一定時間に使用した合計電力量に応じて算出可能とすることを特徴とする請求項1記載の入出力システム。
  12. ネットワーク上で複数の入出力機器がコンピュータ装置、サーバ装置等と通信可能な入出力システムにおける電力制御方法であって、
    現在使用している複数の入出力機器による総消費電力量を算出する算出ステップと、
    ネットワーク上で動作している複数の入出力機器で許容すべき消費電力の上限を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにより設定されている上限と前記算出手段により算出される総消費電力量を超えるかどうかを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより超えていると判断した場合、前記総消費電力量を超えないように、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させるかを決定する決定ステップと、
    を有することを特徴とする電力制御方法。
  13. 前記決定ステップによる決定に基づいて、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させた前記ネットワーク上の電力モード状態を機器別に記憶して管理するモード状態管理ステップを有することを特徴とする請求項12記載の電力制御方法。
  14. 前記モード状態管理ステップは、ネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかに設けることを特徴とする請求項12記載の電力制御方法。
  15. 前記モード状態管理ステップは、ネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかに前記ネットワーク上の電力モード状態を記憶して管理するモード状態管理処理を移管可能とすることを特徴とする請求項12記載の電力制御方法。
  16. 前記ネットワーク上で複数の入出力機器は、前記指示ステップによる指示を受信して、電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行することを特徴とする請求項12記載の電力制御方法。
  17. 前記指示ステップは、ネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置に対する設定条件に従って、個別の電力モードへの移行を指示可能とすることを特徴とする請求項12記載の電力制御方法。
  18. ユーザに対しネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかの電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行することを通知する通知ステップを有することを特徴とする請求項12記載の電力制御方法。
  19. ユーザに対しネットワーク上で複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかの電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行の通知後、ユーザに対し電力モードの移行を通知した際に、ユーザによる複数の入出力機器、サーバ装置のいずれかに対する他の電力モードへの移行を禁止する禁止ステップを有することを特徴とする請求項12記載の電力制御方法。
  20. 前記決定ステップは、前記総消費電力量を超えないように、現在使用している複数の入出力機器のいずれかに電力消費モードを通常電力モードから省電力モードへ移行させる複数の組み合わせの中から最適な候補を複数の入出力機器のいずれかから決定することを特徴とする請求項12記載の電力制御方法。
  21. 前記設定ステップは、ネットワーク上で動作している複数の入出力機器で許容すべき消費電力の上限を一定時間毎に設定可能とすることを特徴とする請求項12記載の電力制御方法。
  22. 前記算出ステップは、現在使用している複数の入出力機器による総消費電力量を一定時間に使用した合計電力量に応じて算出可能とすることを特徴とする請求項12記載の電力制御方法。
  23. 請求項12〜22のいずれかに記載の電力制御方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  24. 請求項12〜22のいずれかに記載の電力制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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