JP2011118500A - 電力管理システム、電力管理装置、画像形成装置、電力管理装置および画像形成装置が実行する方法、プログラム並びに記録媒体 - Google Patents

電力管理システム、電力管理装置、画像形成装置、電力管理装置および画像形成装置が実行する方法、プログラム並びに記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】電力線に接続された装置の電力消費量を適切に調整して過電流を阻止する電力管理システム、電力管理装置、画像形成装置、当該電力管理装置および画像形成装置が実行する方法、プログラム並びに記録媒体を提供すること。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、電力線を介したデータ通信が可能な画像形成装置であって、電力線が構築する電力線網で使用される消費電力量を管理する電力管理手段と、電力線に接続された画像形成装置の識別情報と画像形成装置の動作モード毎の電力消費量とが関連付けて登録される電力プロファイル情報データベースと、電力線に接続された画像形成装置の識別情報と画像形成装置の現在の動作モードとが関連付けて登録される電力状態情報データベースとを含む画像形成装置である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電力管理システムに関し、より詳細には、電力監視機能を有する電力管理装置および画像形成装置、当該電力管理装置および画像形成装置が実行する方法、プログラム並びに記録媒体に関する。
近年、オフィスや官庁、大学等の多くの人が業務を行う場所では、様々な電気機器が使用されている。これらの機器を安定的に利用するためには、電力を継続して供給する必要がある。
一方、一時的に多量の電力を消費する複写装置や印刷装置等の画像形成装置を多く有する環境では、これらの装置の使用が集中した場合に必要な電力量が一時的に急増することによって生じる過電流を未然に防止すべく、ブレーカー等の電流遮断機構によって電流を強制的に遮断する。しかしながら、電力線への電流供給を強制的に停止することにより、電力線に接続されたパソコンやプリンタ等の電気機器が強制終了し、保有するデータが消失してしまう虞がある。このため、商用電源が構成する電力線網に消費電力の多い画像形成装置等の装置を複数接続する場合に、強制的に電流を遮断せずに、電力消費量を調整して過電流を防止する必要がある。
この点につき、特許文献1は、ネットワークに接続された画像形成装置の電力使用状態を切り替えることにより、同時期の過電流使用を防止する監視システムを開示する。
しかしながら、特許文献1の監視システムでは、LAN等のネットワークに接続された画像形成装置の電力使用情報を切り替えて過電流を防止するため、ネットワークに接続されていない画像形成装置の消費電力を低減することができない。さらに、特許文献1の監視システムでは、画像形成装置の使用頻度が少ない予め設定した時間に画像形成装置を省電力モードに移行して消費電力を低減するが、多数の画像形成装置が接続された環境において、各装置の使用が集中するときに電力消費量を調整することができず、過電流によって強制的に電流が遮断してしまうという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、電力線に接続された装置の電力消費量を適切に調整して過電流を阻止する電力管理システム、電力管理装置、画像形成装置、当該電力管理装置および画像形成装置が実行する方法、プログラム並びに記録媒体を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、電力線を介したデータ通信が可能な画像形成装置であって、電力線が構築する電力線網で使用される消費電力量を管理する電力管理手段と、電力線に接続された画像形成装置の識別情報と画像形成装置の動作モード毎の電力消費量とが関連付けて登録される電力プロファイル情報データベースと、電力線に接続された画像形成装置の識別情報と画像形成装置の現在の動作モードとが関連付けて登録される電力状態情報データベースとを含む画像形成装置である。電力管理手段は、電力線に接続された他の画像形成装置からメッセージを受信し、当該画像形成装置の電力消費量が増加することによって電力線網が許容可能な電力量を超えない場合に、当該メッセージを送信した画像形成装置の動作モードの変更を許可する。
上記構成により、本発明の画像形成装置は、電力線網内の電力消費量が許容電力量を超えることによって生じる強制的な電流遮断を未然に防止することできる。さらに、本発明の画像形成装置は、電力線を介して電力消費量を管理するため、LAN等のネットワークに接続されていない画像形成装置の電力消費量を調整して過電流を阻止することができる。さらに、本発明の画像形成装置は、電力管理手段を画像形成装置内に設けることができるため、省スペース化を図ることができる。
また、電力管理手段は、総和が許容可能な電力量を超える場合に、電力状態情報データベースを参照して、電力線に接続された画像形成装置のうち動作モードがアイドル状態である画像形成装置があるか否か判断し、動作モードがアイドル状態であると判断された画像形成装置を省電力の動作モードに変更する。これにより、電力線網内の電力消費量が許容電力量を超えることによって生じる強制的な電流遮断を未然に防止するとともに、動作モードの変更を要求する画像形成装置が、実行すべき処理を速やかに実行することができる。
さらに、画像形成装置に含まれる制御手段は、画像形成装置の電源が投入された場合に、画像形成装置の動作モードの変更を示すメッセージを電力線網に送信し、メッセージに対する応答を受領しない場合に、画像形成装置に含まれる電力管理手段を起動する。これにより、電力線網内で最初に電源が投入された画像形成装置に含まれる電力管理部が、電力線内の電力消費量を管理することができる。
さらに、本発明は、電力線網内の電力消費量を管理可能な電力管理システム、電力管理装置、当該電力管理装置および画像形成装置が実行する方法、プログラム並びに記録媒体を提供する。
本実施形態の電力管理システムの概略図。 本実施形態の画像形成装置および電力管理装置の機能ブロック図。 本実施形態の電力管理装置が電力状態遷移メッセージを受信したときに実行する処理を示すフローチャート。 本実施形態の電力管理装置が電力状態遷移メッセージを受信したときに実行する処理の他の実施形態を示すフローチャート。 本実施形態の画像形成装置が生成および送信する電力プロファイル情報メッセージを概念的に示す図。 本実施形態の画像形成装置が生成および送信する電力状態遷移メッセージを概念的に示す図。 本実施形態の電力管理装置が保持する電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースのデータ構造を概念的に示す図。 他の実施形態の画像形成装置が生成および送信する電力状態通知メッセージを概念的に示す図。 本実施形態の電力管理装置が電力線網内の電力消費量を監視する処理を示すフローチャート。 他の実施形態の電力管理システムの概略図。 他の実施形態の画像形成装置の機能ブロック図。 図11に示す画像形成装置の電源が投入された場合に、画像形成装置が実行する処理を示すフローチャート。
以下、本発明について実施形態をもって説明するが、本発明は、後述する実施形態に限定されるものではない。図1は、本実施形態の電力管理システム100の概略図である。電力管理システム100は、電力線110と、電線接続装置120a,120b,120cを介して電力線110に接続される画像形成装置130a,130b,130cと、電線接続装置120dを介して電力線110に接続される電力管理装置140と、電流供給装置150とを含んで構成されている。
電力線110は、電流供給装置150が供給する電流を電力線網の各種装置に搬送するとともに、高周波数の搬送波によって信号を送受信することにより電力線搬送通信(PLC:Power Line Communications)を可能にする電線である。電線接続装置120a,120b,120c,120dは、電力線110内に流れる電流を各種装置に中継する装置である。本実施形態では、電線接続装置120a,120b,120c,120dは、壁面や床面などに固定される電源コンセントやコードコネクタボディ等のプラグ受けとすることができる。
画像形成装置130a,130b,130cは、電力線110を介したデータ通信機能を有する画像形成装置として構成されており、電力線搬送通信により種々のメッセージを電力管理装置140に送信し、または電力管理装置140から各種指令を受領して、当該指令に応じた処理を実行することができる。本実施形態の画像形成装置は、例えば、複写機、印刷装置、スキャナ装置およびFAX装置を有するMFP(Multifunction Peripheral)とすることができる。図1に示す例では、画像形成装置130a,130bは、例えば、イーサネット(登録商標)およびTCP/IPプロトコルを使用したネットワーク(図示せず)と接続可能なMFPであり、画像形成装置130cは、当該ネットワークに接続されないローカルプリンタである。
画像形成装置130a,130b,130cは、プロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク装置(HDD)などを含んで実装されており、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)などのOS(Operating System)の制御下で、アセンブラ、C、C++、JAVA(登録商標)、Java(登録商標)Scriptなどのプログラミング言語で記述された本実施形態のプログラムを実行し、後述する機能を当該画像形成装置上で実現する。
電力管理装置140は、電力線搬送通信機能を有する装置として構成されており、電力線110を介して画像形成装置から種々のメッセージを受信して、画像形成装置が電力消費量に関する情報を取得し、また、種々の指令、例えば、画像形成装置の電力状態の遷移、すなわち、動作モードの切り替えを許可する旨の指令、または動作モードを切り替える指令等を画像形成装置に送信する。電力管理装置140は、特定用途向けに最適化された専用IC(Integrated Circuit)であるASSP(Application Specific Standard Product)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)やNVRAM(Non-volatile RAM)等の不揮発性メモリなどを含んで構成されており、アセンブラ、C、C++などのプログラミング言語で記述された本実施形態のプログラムを実行する、
また、電力管理装置140は、IE(Internet Explorer)など各種のインターネットブラウザプログラムを実装し、HTML、XHTML、XMLなどのマークアップ言語で記述された構造化文書を使用して、LAN等のネットワークやUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介して接続されたパーソナルコンピュータ(図示せず)との間でデータ通信を行うことができる。
電流供給装置150は、電力線110に接続される画像形成装置130a,130b,130cや電力管理装置140に電流を供給するように構成された装置であり、過電流を強制的に遮断する配線用遮断器を備えた分電盤とすることができる。電流供給装置150は、当該電流供給装置が構築する電力線網内に同時に供給する電流量(以下、最大電流量として参照する。)を設定することができ、電力線網内の電流量が最大電流量を超過すると電流供給装置150の電流遮断機能によって過電流を強制的に遮断することができる。
図2は、本実施形態の画像形成装置および電力管理装置の機能ブロック図である。以下、図2を参照して、画像形成装置210および電力管理装置250が実装する処理機能について説明する。
画像形成装置210は、コントローラボード212と、電力供給部(PSU:Power Supply Unit)214と、電力監視部216と、電力線通信部218とを含む。コントローラボード212は、シリアルバス等を介してコントローラボード212に接続された機能手段を制御する機能手段である。
図2に示すコントローラボード212は、画像形成装置に含まれる機能手段を制御する制御手段であり、操作部222と、エンジン制御ボード224と、不揮発性メモリ234と、FAX制御ボード236と、ネットワーク・インタフェース・カード(以降、NICとして参照する。)238とが接続される。操作部222は、ユーザが画像形成装置に対して各種処理の設定や指示、情報の入力等を行うオペレーションパネル等の手段である。エンジン制御ボード224は、書き込み制御ボード226およびスキャナ制御ボード228を介してプリンタ230およびスキャナ232を制御する手段であり、感光体ドラムや転写ローラ、定着ローラ等を含んで構成されるプリンタ230に印刷処理を実行させ、または、CCD(Charge Coupled Device)等を含んで構成されるスキャナ232に走査処理を実行させる。不揮発性メモリ234には、スキャナ232がスキャンした画像データ等を保持され、本実施形態では、ハーディスクドライブ(HDD)等の記憶装置を使用して実現することができる。FAX制御ボード236は、スキャナ232がスキャンした画像データ等を不揮発性メモリ234から取得して、電話回線(図示せず)を通じてFAX送信する手段である。NIC238は、LAN等のネットワーク通信を実現する手段である。
不揮発性メモリ234には、画像形成装置210の動作モード毎の電力消費量および当該画像形成装置の固有識別情報(以下、画像形成装置識別情報として参照する。)が登録される。画像形成装置210の動作モードには、例えば、処理を待機している状態であるアイドル状態、省電力状態であるスリープ状態、印刷処理を実行する印刷処理状態、スキャン処理を実行するスキャン処理状態、FAX送受信処理を実行するFAX処理状態、電源がOFFされた電源OFF状態等が含まれる。また、電力プロファイル情報として登録される電力消費量は、画像形成装置210の仕様に準拠した電力消費量とすることができる。
また、不揮発性メモリ234には、画像形成装置210の現在の動作モードを登録することができる。本実施形態では、不揮発性メモリ234に登録される情報は、ユーザが画像形成装置210の操作部222を使用して入力することができる。他の実施形態では、不揮発性メモリ234に登録すべき情報は、LAN等のネットワーク(図示せず)を介して画像形成装置210に接続されたパーソナルコンピュータ(図示せず)から取得することができる。
コントローラボード212は、画像形成装置210の電源投入時に、不揮発性メモリ234に登録された画像形成装置210の動作モード毎の電力消費量および画像形成装置識別情報を電力管理装置250に送信する。
コントローラボード212は、電力管理装置250から各種の指令を受領した場合、当該指令に応じた処理を実行する。当該指令には、画像形成装置210の動作モードをスリープ状態に切り替える指令、および画像形成装置210の電力消費量を送信すべき旨の指令、画像形成装置210の現在の動作モードを通知する旨の指令が含まれる。コントローラボード212は、動作モードをスリープ状態に切り替える指令を受領すると、画像形成装置210をアイドル状態からスリープ状態に移行させる。また、コントローラボード212は、電力管理装置250から電力消費量を送信すべき旨の指令を受領すると、画像形成装置210の電力消費量を電力管理装置250に送信する。本実施形態では、コントローラボード212は、電力消費量を送信すべき旨の指令を受領すると、予め不揮発性メモリ234に登録された動作モード毎の電力消費量を取得して電力管理装置250に送信することができる。他の実施形態では、コントローラボード212は、電力管理装置250から電力消費量を送信すべき旨の指令を受領する度に、指令を受領した時点の電力消費量を後述の電力監視部216に計測させ、電力管理装置250に送信することができる。
コントローラボード212は、複写処理やスキャン処理、印刷処理等の各種処理の実行に伴って画像形成装置210の動作モードを切り替える場合、当該処理を実行する前に後述の電力状態遷移メッセージを生成して、電力管理装置250に送信する。コントローラボード212は、電力管理装置250から動作モードの切り替えを許可する旨の応答を待って各種処理を実行する。本実施形態では、コントローラボード212は、電力消費量が変化する場合に電力状態遷移メッセージを電力管理装置250に送信するが、他の実施形態では、電力消費量が増加する場合にのみ電力状態遷移メッセージを電力管理装置250に送信してもよい。この場合、電力管理装置250は、電力線網内の画像形成装置に対して定期的に現在の動作モードを通知すべき旨の指令を送付して、各画像形成装置から現在の動作モードを受領することにより、画像形成装置の動作モードが変化して電力消費量が減少した場合にも、電力線網内で消費される電力量を把握することができる。
電力供給部214は、電力線からの交流電流を受電し、直流電流に変換して画像形成装置内の各部品に供給する電流供給手段である。電力監視部216は、画像形成装置の電力消費量を監視する機能手段であり、コントローラボード212の指示により、画像形成装置内の電力線に設けられた抵抗220に印加される電圧を計測し、当該計測した電圧および抵抗220の既知の抵抗値を使用して電流量を算出し、画像形成装置の実際の電力消費量を算出することができる。なお、本実施形態では、電力供給部214によって変換された直流電流を使用して電力消費量を算出しているが、交流電流計を用いて交流電流を計測し、画像形成装置の実際の電力消費量を算出してもよい。
電力線通信部218は、電力線110を介したデータ通信を行う機能手段である。電力線通信部218は、電力管理装置250から受信した各種指令を構成するアナログ信号をデジタル信号に変換してコントローラボード212に渡し、または、コントローラボード212が生成した種々のメッセージを構成するデジタル信号をアナログ信号に変換して、電力線110を介して電力管理装置250に送信する。
電力管理装置250は、電力線通信部252と、電力管理部254と、不揮発性メモリ256とを含む。電力線通信部252は、上述した画像形成装置210の電力線通信部218と同様に、電力線110を介したデータ通信を行う機能手段であり、画像形成装置210から受信した種々のメッセージを構成するアナログ信号をデジタル信号に変換して電力管理部254に渡し、または、電力管理部254が発行する各種指令を構成するデジタル信号をアナログ信号に変換して、電力線を介して画像形成装置210に送信する。
電力管理装置250は、LAN等のネットワークやUSBケーブル等を介してパーソナルコンピュータ(図示せず)と接続可能であり、パーソナルコンピュータ上のウェブブラウザを利用して、電力管理装置250上のプログラムの更新、または電力管理装置250の不揮発性メモリ256に格納される各種データベースやログの参照等を行うことができる。
電力管理部254は、電力線内の電力消費量を管理する機能手段である。電力管理部254は、電力線内の各画像形成装置から電力消費量や動作モードを取得し、画像形成装置識別情報と関連付けて、電力プロファイル情報および電力状態情報として、不揮発性メモリ256の電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースに登録する。なお、電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースについては、より詳細に後述する。
電力管理部254は、画像形成装置210から電力状態遷移メッセージを受領すると、電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースを参照し、電力プロファイル情報および電力状態情報を使用して、当該メッセージを受領した時点での電力線網内全体の電力消費量を算出し、画像形成装置210に対して動作モードの変更を許可するか否か判断する。電力管理部254は、動作モードの変更を許可する場合には、動作モードの変更を許可する旨の応答を画像形成装置210に送信し、画像形成装置210の電力消費量の変更を許可する。
本実施形態では、電力管理部254が画像形成装置210から電力状態遷移メッセージを受領した場合に、電力線網内全体の電力消費量が電流供給装置150の許容する最大の電力量(以下、許容電力量として参照する。)を超えるとき、電力管理部254は、電力線網内の電力消費量が減少して当該画像形成装置210が実行すべき処理が実行可能な電力量が確保されるまで、画像形成装置210が動作モードを変更するのを待機させる。これにより、電力線網内の電力消費量が許容電力量を超えることによって生じる強制的な電流遮断を未然に防止することできる。なお、電力線網内に電力管理装置が消費電力を管理可能な装置以外の電気機器が接続されている場合には、当該電気機器の消費電力量を考慮して、許容電力量を規定することができる。
他の実施形態では、電力管理部254が画像形成装置210から電力状態遷移メッセージを受領した場合に、電力線網内全体の電力消費量が許容電力量を超える場合とき、電力管理部254は、不揮発性メモリ256の電力状態情報データベースを参照して、アイドル状態の画像形成装置を判断し、当該画像形成装置をスリープ状態に移行させる指令を送付して、電力線網内全体の電力消費量を低減することができる。これにより、電力線網内の電力消費量が許容電力量を超えることによって生じる強制的な電流遮断を未然に防止するとともに、動作モードの変更を要求する画像形成装置が、実行すべき処理を速やかに実行することができる。
さらに他の実施形態では、電力線網内の消費電力量が、許容電力量よりも低い電力量である推奨電力量を超えた場合、電力管理部254は、不揮発性メモリ256の電力状態情報データベースを参照して、アイドル状態の画像形成装置を判断し、当該画像形成装置をスリープ状態に移行させる指令を送付して、電力線網内全体の電力消費量を低減する。これにより、電力線網内全体の電力消費量を低減し、電力線網内全体の電力消費量が許容電力量に達する可能性をさらに低減させることができる。なお、推奨電力量は、許容電力量よりも低い任意の電力量とすることでき、例えば、複数の画像形成装置が同時期に印刷処理等を実行することを考慮して、複数の画像形成装置が印刷処理等において消費する電力量の総和を許容電力量から減算した電力量を推奨電力量とすることができる。推奨電力量は、電力管理部254の不揮発性メモリ256に予め登録しておくことができる。
さらに、電力管理部254は、画像形成装置210から電源OFF状態にする旨の電力状態遷移メッセージを受領すると、不揮発性メモリ256の電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースから、電源をOFFにする画像形成装置の電力プロファイル情報および電力状態情報を削除することができる。他の実施形態では、電力管理部254は、電源OFF状態にする旨の電力状態遷移メッセージを送信した画像形成装置に関連する電力プロファイル情報および電力状態情報を不揮発性メモリ256に保持することもできる。そして、再度、画像形成装置210の電源が投入されたときに、当該電力プロファイル情報および電力状態情報を使用することができる。さらに、電力管理部254は、画像形成装置とのデータ通信内容をログとして不揮発性メモリに記憶することができる。
図3は、本実施形態の電力管理装置が、画像形成装置が動作モードの変更を要求する電力状態遷移メッセージを受信した場合に実行する処理を示すフローチャートを示した図である。以下、図3を参照して、画像形成装置210が生成した電力状態遷移メッセージを受信したとき電力管理装置250の処理について説明する。
図3の処理は、ステップS300で開始し、ステップS301で電力管理装置250の電力管理部254が、受信した電力状態遷移メッセージから電力消費量が増加するか否か判断する。本実施形態の電力状態遷移メッセージには、動作モードの変更を要求する画像形成装置の画像形成装置識別情報、メッセージ種別情報、メッセージ内容情報が含まれており、電力管理部254は、これらの情報を使用して、電力消費量が増加するか否か判断する。なお、電力状態遷移メッセージについては、より詳細に後述する。
ステップS301の判定で電力消費量が増加しないと判断した場合には(no)、処理をステップS305に分岐する。一方、ステップS301の判定で電力消費量が増加すると判断した場合には(yes)、処理をステップS302に分岐する。ステップS302では、電力管理部254が、不揮発性メモリ256に登録された電力プロファイル情報データベースを参照し、電力状態遷移メッセージに含まれる画像形成装置識別情報およびメッセージ内容情報を使用して、動作モードの変更を要求する画像形成装置の電力消費量の増加量を算出する。ステップS303では、電力管理部254が、不揮発性メモリ256に登録された電力状態情報データベースを参照し、電力線網内全体の電力消費量を算出する。
ステップS304では、電力管理部254が、電力線網内全体の電力消費量と増加分の電力消費量との総和が許容電力量より大きいか否か判断する。ステップS304の判定で、電力線網内全体の電力消費量と増加分の電力消費量との総和が許容電力量より大きいと判断した場合には(yes)、処理をステップS303に戻す。一方、ステップS304の判定で、電力線網内全体の電力消費量と増加分の電力消費量との総和が許容電力量以下であると判断した場合には(no)、処理をステップS305に分岐する。
ステップS305では、電力管理部254が、電力状態遷移メッセージを送信した画像形成装置210に対して動作モードの変更を許可する旨を許可する旨の応答を送信する。ステップS306では、電力管理部254が、電力状態遷移メッセージに含まれる画像形成装置識別情報およびメッセージ内容情報を使用して電力状態情報データベースを更新し、ステップS307で処理を終了する。
すなわち、電力管理部は、電力線に接続された画像形成装置からメッセージを受信すると、当該メッセージが、画像形成装置の電力消費量が増加する動作モードの変更を示すメッセージであるか否か判断する。そして、当該メッセージが電力消費量の増加を示すメッセージである場合、電力管理部は、電力プロファイル情報データベースを参照して、当該メッセージを送信した画像形成装置の電力消費量の増加量を算出し、電力状態情報データベースおよび電力プロファイル情報データベースを参照して、電力線網全体で使用される消費電力量を算出する。次いで、電力管理部は、画像形成装置の電力消費量の増加量と、電力線網全体の消費電力量との総和が、電力線網全体で許容可能な電力量を超えるか否か判断し、総和が許容可能な電力量を超えない場合、またはメッセージが画像形成装置の電力消費量が増加する動作モードの変更を示すメッセージでない場合に、メッセージを送信した画像形成装置に対して動作モードの変更を許可する旨の応答を送信する。
図4は、本実施形態の電力管理装置が電力状態遷移メッセージを受信した場合に実行する処理の他の実施形態を示すフローチャートを示した図である。以下、図4を参照して、画像形成装置210が生成した電力状態遷移メッセージを受信したとき電力管理装置250が実行する処理の他の実施形態について説明する。なお、図4の処理のステップS400〜ステップS403は、図3の処理のステップS300〜ステップS303と共通するため、これらの処理についての説明は省略する。
ステップS404では、電力管理部254が、電力線網内全体の電力消費量と増加分の電力消費量との総和が許容電力量より大きいか否か判断する。ステップS404の判定で、電力線網内全体の電力消費量と増加分の電力消費量との総和が許容電力量より大きいと判断した場合には(yes)、処理をステップS408に分岐する。ステップS408では、電力管理部254が、電力状態情報データベースを参照して、アイドル状態の画像形成装置が存在するか否か判断する。なお、当該判定においては、電力状態遷移メッセージを送信した画像形成装置210は対象外である。
ステップS408の判定で、アイドル状態の画像形成装置が存在しないと判断した場合には(no)、処理をステップS403に戻す。一方、アイドル状態の画像形成装置が存在すると判断した場合には(yes)、処理をステップS409に分岐する。ステップS409では、S408のステップで特定したアイドル状態の画像形成装置に対し、スリープ状態に移行する旨の指令を送付して、当該画像形成装置をスリープ状態にし、処理をステップS403に戻す。
一方、ステップS404の判定で、電力線網内全体の電力消費量と増加分の電力消費量との総和が許容電力量以下であると判断した場合には(no)、処理をステップS405に分岐する。ステップS405では、電力管理部254が、電力状態遷移メッセージを送信した画像形成装置210に対して動作モードの変更を許可する旨の応答を送信する。ステップS406では、電力管理部254が、電力状態遷移メッセージに含まれる画像形成装置識別情報およびメッセージ内容情報を使用して電力状態情報データベースを更新し、ステップS407で処理を終了する。
本実施形態では、アイドル状態の画像形成装置を消費電力の少ないスリープ状態に移行させることによって電力線網内の電力消費量を低減するため、電力線網内全体の電力消費量が許容電力量を超えることにより生じる強制的な電流遮断を未然に防止するとともに、動作モードの変更を要求する画像形成装置が、実行すべき処理を速やかに実行することができる。
なお、本実施形態では、アイドル状態の全ての画像形成装置に対して当該指令を送付してスリープ状態に移行させるが、他の実施形態では、アイドル状態において他の画像形成装置よりも電力消費量の大きい画像形成装置を優先的にスリープ状態にする。この場合、電力管理装置は、電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースを参照して、少なくとも1以上のアイドル状態の画像形成装置をスリープ状態にすることによって削減される電力消費量と、ステップS402で算出した動作モードの変更を要求する画像形成装置によって増加する電力消費量とを比較し、削減される電力消費量またはその総和が当該増加する電力消費量以上になったと判断した場合に、当該アイドル状態の画像形成装置をスリープ状態にする。これにより、電力線網内の電力消費量を効果的に低減することができる。
さらに、他の実施形態では、使用頻度の低い画像形成装置を優先的にスリープ状態にする。この場合、電力管理装置は、電力状態情報データベースに電力状態情報が登録された時間を画像形成装置識別情報および電力状態情報に関連付けて登録しておき、電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースを参照して、アイドル状態である画像形成装置のうち電力状態情報が登録された時間が最も古いものから順に、スリープ状態にすることによって削減される電力消費量と、ステップS402で算出した動作モードの変更を要求する画像形成装置によって増加する電力消費量とを比較し、削減される電力消費量またはその総和が当該増加する電力消費量以上になったと判断した場合に、当該アイドル状態の画像形成装置をスリープ状態にする。これにより、使用頻度の低い画像形成装置を優先的にスリープ状態にすることができ、画像形成装置を利用するユーザの業務等への影響を最低限に抑えつつ、電力線網内の電力消費量を低減することができる。
図5は、本実施形態の画像形成装置が生成し、電力管理装置に送信する電力プロファイル情報メッセージを概念的に示す図である。以下、図5を参照して、電力プロファイル情報メッセージ510,520について説明する。
電力プロファイル情報メッセージ510,520は、画像形成装置が起動時に、当該画像形成装置の動作モードを電力管理装置に通知するためのメッセージである。電力プロファイル情報メッセージ510は、或る画像形成装置が生成する電力プロファイル情報メッセージであり、送信先識別情報512と、送信元識別情報514と、メッセージ種別情報516と、メッセージ内容情報518とを含む。電力プロファイル情報メッセージ510は、MFPが生成する電力プロファイル情報メッセージである。
送信先識別情報512は、電力プロファイル情報メッセージの送信先を特定する情報であり、図5に示す電力プロファイル情報メッセージ510では、電力管理装置を固有に識別する情報(以下、電力管理装置識別情報として参照する。)である「000」が、送信先識別情報として設定されている。
送信元識別情報514は、電力プロファイル情報メッセージの送信元を特定する情報であり、電力プロファイル情報メッセージ510では、画像形成装置識別情報である「001」が、送信元識別情報として設定されている。
メッセージ種別情報516は、電力線網を介して送受信されるメッセージの種別を識別するための情報であり、図5に示す電力プロファイル情報メッセージ510は、数値「01」がメッセージ種別情報として割り当てられている。
メッセージ内容情報518は、電力線網を介して送受信されるメッセージの内容を含む情報である。電力プロファイル情報メッセージ510のメッセージ内容情報は、電力プロファイル情報メッセージを送信する画像形成装置の電力プロファイル情報であり、画像形成装置がなり得る動作モードと、当該動作モードの電力消費量とが含まれている。電力プロファイル情報に含まれる動作モードには、当該動作モードを固有に識別する情報として任意の数値を割り当てることができ、例えば、電力プロファイル情報メッセージ510では、動作モード(電源OFF状態)を示すMode1の識別情報として数値「01」が割り当てられている。さらに、電力プロファイル情報メッセージ510では、動作モード毎の電力消費量(W)が、対応する動作モードと関連付けて設定されている。なお、図5に示すメッセージ内容情報は、説明を明確にするために、識別情報として割り当てられた種々の数値が示す動作モードの内容(「ex.電源OFF状態」や「ex.アイドル状態」等)を示している点に留意されたい。
電力プロファイル情報メッセージ520は、別の画像形成装置が生成する電力プロファイル情報メッセージであり、電力プロファイル情報メッセージ510と同様に、送信先識別情報522と、送信元識別情報524と、メッセージ種別情報526と、メッセージ内容情報528とを含む。電力プロファイル情報メッセージ520は、ページプリンタが生成する電力プロファイル情報メッセージである。ページプリンタは通常、MFPよりも機能数が少なく動作モードも少ないため、電力プロファイル情報メッセージ520のメッセージ内容情報528は、電力プロファイル情報メッセージ510のメッセージ内容情報518よりも少なくすることができる。すなわち、本実施形態では、電力線網内に接続される装置が有する機能に応じて、電力プロファイル情報メッセージのメッセージ内容情報を設定することができ、電力管理装置は、機能が異なる種々の装置の電力消費量を一括管理することができる。
本実施形態では、少なくともアイドル情報およびスリープ状態を示す識別情報を他の画像形成装置と共通化して規定する必要があり、図5に示す例では、アイドル情報を示す「02」およびスリープ状態を示す「03」の数値は、他の画像形成装置と共通して使用する識別情報である。電力管理装置は、共通化された識別情報を使用して画像形成装置の動作状態を判断することができる。画像形成装置の動作モードを示す識別情報の共通化は、画像形成装置の不揮発性メモリに保存される電力プロファイル情報の設定ファイル等に一定の規約に基づいて、動作モードおよびその電力消費量を記載することにより実現できる。
なお、他の実施形態では、電力管理装置識別情報、画像形成装置識別情報、メッセージ種別情報、メッセージ内容情報は、これらの情報を固有に識別できる限り、上述した実施形態で使用されている数値以外の任意の数値を用いることができる。また、図5に示すメッセージ内容情報として登録される数値に対応する動作モードは例示であり、他の実施形態では、これらの動作モード以外を使用することができる。さらに、他の実施形態では、送信される電力プロファイル情報メッセージに誤り検出符号や誤り訂正符号等を追加して、メッセージの誤り検出または訂正をすることができる。
図6は、本実施形態の画像形成装置が生成し、電力管理装置に送信する電力状態遷移メッセージを概念的に示す図である。以下、図6を参照して、電力状態遷移メッセージ610,620,630,640,650について説明する。
電力状態遷移メッセージ610,620,630,640,650は、画像形成装置が動作モードを変更するときに、変更に関連する画像形成装置の動作モードを電力管理装置に通知するためのメッセージである。電力状態遷移メッセージ610,620,630,640,650は、或る画像形成装置が生成する電力状態遷移メッセージであり、それぞれ送信先識別情報612,622,632,642,652と、送信元識別情報614,624,634,644,654と、メッセージ種別情報616,626,636,646,656と、メッセージ内容情報618,628,638,648,658とを含む。
送信先識別情報612,622,632,642,652および送信元識別情報614,624,634,644,654は、図5を参照して説明した電力プロファイル情報メッセージと同様に、電力状態遷移メッセージの送信先の電力管理装置識別情報および当該メッセージの送信元の画像形成装置識別情報が設定される。図6に示す電力プロファイル情報メッセージでは、電力管理装置識別情報である「000」が送信先識別情報として設定されており、また、画像形成装置識別情報である「001」が送信元識別情報として設定されている。
メッセージ種別情報616,626,636,646,656およびメッセージ内容情報618,628,638,648,658は、図5を参照して説明した電力プロファイル情報メッセージと同様に、電力状態遷移メッセージの種別情報および内容情報が設定される。図6に示す電力プロファイル情報メッセージのメッセージ種別情報には、電力状態遷移メッセージを示す数値「02」が設定されている。また、図6に示す電力プロファイル情報メッセージのメッセージ内容情報には、変更前の動作モードおよび変更後の動作モードの識別情報が設定されている。例えば、電力プロファイル情報メッセージ610のメッセージ内容情報618には、変更前の動作モード(電源OFF状態)を示す数値「01」および変更後の動作モード(アイドル状態)を示す数値「02」が設定されている。すなわち、電力プロファイル情報メッセージ610は、電源OFF状態の画像形成装置がアイドル状態に移行するときに生成される電力プロファイル情報メッセージである。また、電力プロファイル情報メッセージ620,630,640,650はそれぞれ、画像形成装置がアイドル状態から印刷処理に、印刷処理からアイドル状態に、アイドル状態からスリープ状態に、スリープ状態から電源OFF状態に移行するときに生成される電力プロファイル情報メッセージである。なお、本実施形態では、電力消費状態が遷移する前後の動作モードを電力管理装置に通知するが、他の実施形態では、遷移前の動作モードを通知せずに、遷移後の動作モードのみを通知してもよい。
図7は、本実施形態の電力管理装置が保持する電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースのデータ構造を概念的に示す図である。電力管理装置は、電力プロファイル情報データおよび電力状態情報データベースを使用して、画像形成装置の電力消費状態の遷移前後の電力消費量や電力線網内全体の電力消費量を算出することができる。以下、図7を参照して、画像形成装置から受領した電力プロファイル情報が登録される電力プロファイル情報データベース710と、画像形成装置の現在の動作モードが登録される電力状態情報データベース720について説明する。
電力プロファイル情報データベース710には、画像形成装置毎の動作モードおよびその電力消費量が関連付けて登録される。例えば、画像形成装置識別情報「001」が示す或る画像形成装置の電力プロファイル情報として、動作モードであるMode1〜Mode8を示す数値「01」〜「08」と、各動作モードの電力消費量とが関連付けて登録される。また、画像形成装置識別情報「002」が示す別の画像形成装置の電力プロファイル情報として、動作モードであるMode1〜Mode5を示す数値「01」〜「05」と、各動作モードの電力消費量とが関連付けて登録される。電力プロファイル情報データベース710には、それぞれ機能が異なる画像形成装置の電力プロファイル情報を登録することができる。
電力状態情報データベース720には、画像形成装置識別情報と、この画像形成装置の現在の電力消費状態である動作モードとが関連付けて登録される。例えば、画像形成装置識別情報「001」は、数値「02」が関連付けられており、当該画像形成装置識別情報が示す画像形成装置の現在の動作モードはMode2である。電力管理装置は、電力状態情報データベース720を参照し、画像形成装置の画像形成装置識別情報を使用して当該画像形成装置識別情報の現在の動作モードを取得し、電力プロファイル情報データベース710を参照し、当該動作モードを使用して当該画像形成装置の電力消費量を取得することができる。
図8は、他の実施形態の画像形成装置が生成し、電力管理装置に送信する電力状態通知メッセージを概念的に示す図である。電力状態通知メッセージは、電力管理装置の指示により、画像形成装置が生成および送信するメッセージであり、現在の画像形成装置の動作モードおよび/またはその電力消費量を電力管理装置に通知する。以下、図8を参照して、電力状態通知メッセージ810,820,830,840,850,860について説明する。
電力状態通知メッセージ810,820,830は、画像形成装置識別情報「001」が示す画像形成装置が生成し、電力管理装置識別情報「000」が示す電力管理装置に対して送信する電力状態通知メッセージの一実施形態である。電力状態通知メッセージ810,820,830は、メッセージ種別情報として数値「03」が設定されている。また、メッセージ内容情報として、当該画像形成装置の現在の動作モードを示す数値である「02」、「03」、「04」と、その動作モードの電力消費量「700(W)」、「8(W)」、「1200(W)」とが設定されている。本実施形態では、当該電力消費量は、画像形成装置内の電力監視部が計測した電力消費量を使用することができ、これにより、各画像形成装置の実際の電力消費量をリアルタイムに把握することができる。
電力状態通知メッセージ840,850,860は、画像形成装置識別情報「001」が示す画像形成装置が生成し、電力管理装置識別情報「000」が示す電力管理装置に対して送信する電力状態通知メッセージの他の実施形態である。電力状態通知メッセージ840,850,860は、上述した電力状態通知メッセージと同様に、メッセージ種別情報として数値「03」が設定されている。また、メッセージ内容情報として、当該画像形成装置の現在の動作モードを示す数値である「02」、「03」、「04」が設定されている。本実施形態では、電力管理装置は、電力状態通知メッセージに含まれる画像形成装置識別情報およびメッセージ内容情報を使用して、電力プロファイル情報データベース700を参照することにより、各画像形成装置の現在の電力消費量を把握することができる。
図9は、本実施形態の電力管理装置が電力線網内の電力消費量を監視する処理を示すフローチャートである。以下、図9を参照して、画像形成装置210が電力線網内の電力消費量を監視して、電力消費量を低減する処理について説明する。
図9の処理は、ステップS900から開始し、ステップS901で電力管理装置250の電力管理部254が、電力状態情報データベースおよび電力プロファイル情報を参照して、電力線網内全体の電力消費量を算出する。ステップS902では、電力管理部254が、不揮発性メモリ256から推奨電力量を取得し、電力線網内全体の電力消費量が推奨電力量を超えるか否か判断する。ステップS902の判定で、電力線網内全体の電力消費量が推奨電力量を超えないと判断した場合には(no)、処理をステップS901に戻して反復させる。一方、ステップS902の判定で、電力線網内全体の電力消費量が推奨電力量を超えると判断した場合には(yes)、処理をステップS903に分岐させる。
ステップS903では、電力管理部254が、電力状態情報データベースを参照してアイドル状態の画像形成装置を特定する。ステップS904では、電力管理部254が、特定したアイドル状態の画像形成装置に対して、スリープ状態に移行する指令を送付して、当該画像形成装置をスリープ状態にし、処理をステップS901に戻して反復させる。
上記処理により、電力線網内全体の電力消費量を低減し、電力線網内全体の電力消費量が許容電力量に到達する可能性を低減させることができる。なお、上記処理と、図3および図4を参照して説明した処理とが競合した場合には、電力管理部254は、ミューテックス等を用いた排他制御によって図3および図4の処理を優先的に実行することができる。また、上述した図4の処理と同様に、電力消費量の大きい画像形成装置を優先的にスリープ状態にしてもよく、または使用頻度の低い画像形成装置を優先的にスリープ状態にしてもよい。
図10は、他の実施形態の電力管理システムの概略図である。以下、図10を参照して、電力管理システム1000について説明する。なお、図1の電力管理システム100と相違する点について説明し、共通する点についての説明は割愛する。
電力管理システム1000は、電力線1010と、電線接続装置1020a,1020b,1020cを介して電力線1010に接続される画像形成装置1030a,1030b,1030cと、電流供給装置1050とを含んで構成される。
画像形成装置1030a,1030b,1030cは、図1を参照して説明した画像形成装置の有する機能や特徴、ハードウェア構成に加えて以下の特徴を有する。すなわち、画像形成装置1030a,1030b,1030cは、電力線1010を介して他の画像形成装置から種々のメッセージを受信して、他の画像形成装置の電力消費量に関する情報を取得し、他の画像形成装置に動作モードの変更を許可する旨の指令を送信し、または動作モードを切り替える指令を送信する。画像形成装置1030a,1030b,1030cは、特定用途向けに最適化された専用ICであるASSP、EPROM、EEPROMやNVRAM等の不揮発性メモリなどを含んで構成されており、アセンブラ、Cなどのプログラミング言語で記述された本実施形態のプログラムを実行する。さらに、画像形成装置1030a,1030bは、IEやFirefox(登録商標)など各種のインターネットブラウザプログラムを実装し、HTML、XHTML、XMLなどのマークアップ言語で記述された構造化文書を使用して、LAN等のネットワークやUSBケーブル等を介して接続されたパーソナルコンピュータ(図示せず)との間でデータ通信を行うことができる。
図11は、他の実施形態の画像形成装置の機能ブロック図である。以下、図11を参照して、画像形成装置が実装する処理機能について説明する。なお、図2の画像形成装置210と相違する点について説明し、共通する点についての説明は割愛する。画像形成装置210と共通する機能手段については、下二桁の数字を同一にして示す。
画像形成装置1110は、図2を参照して説明した機能手段であるコントローラボード1112、電力供給部1114、電力監視部1116、電力線通信部1118等の他、電力管理部1154と、不揮発性メモリ1156とを含んで構成される。
電力線通信部1118は、電力線1010を介したデータ通信を行う機能手段であり、他の画像形成装置から受信した各種指令または種々のメッセージを構成するアナログ信号をデジタル信号に変換して電力管理部1154に渡し、または、画像形成装置1110が発行する各種指令またはメッセージを構成するデジタル信号をアナログ信号に変換して、電力線1010を介して他の画像形成装置に送信する。
電力管理部1154は、電力線網内で消費される電力量を管理する機能手段である。電力管理部1154は、電力監視部1116に画像形成装置1110の電力消費量を計測させて取得し、また不揮発性メモリ1134から画像形成装置1110の現在の動作モードを取得し、画像形成装置識別情報と関連付けて不揮発性メモリ1156の電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースに登録する。また、電力管理部1154は、他の画像形成装置から電力消費量や動作モードを取得し、同様に、画像形成装置識別情報と関連付けて不揮発性メモリ1156の電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースに登録する。
電力管理部1154は、画像形成装置1110のコントローラボード1112または他の画像形成装置から動作モードを変更する旨の通知またはメッセージを受領すると、電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースを使用して、当該通知またはメッセージを受領した時点での電力線網内全体の電力消費量を算出し、画像形成装置1110または他の画像形成装置における動作モードの変更を許可するか否か判断する。電力管理部1154は、当該動作モードへの変更を許可する場合には、当該動作モードへの変更を許可する旨の応答をコントローラボード1112または他の画像形成装置に送信する。
さらに、電力管理部1154は、コントローラボード1112または他の画像形成装置から電源をOFFにする旨の通知を受領すると、不揮発性メモリ1156の電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースから、電源をOFFにする画像形成装置の電力プロファイル情報および電力状態情報を削除することができる。
本実施形態では、電力線網内で最初に電源が投入された画像形成装置に含まれる電力管理部が、上述の機能を実現することができる。すなわち、本実施形態では、電源が投入された画像形成装置は、電力線網内に電力状態遷移メッセージを送信する。電力線網内の電力を管理する画像形成装置が既に存在する場合には、当該画像形成装置が、当該電力状態遷移メッセージを送信した画像形成装置に対して、動作モードの変更の可否について応答する。一方、電力線網内の電力消費量を管理する画像形成装置が存在しない場合には、当該電力状態遷移メッセージを送信した画像形成装置に対して、動作モードの変更の可否についての応答がされない。このため、電力状態遷移メッセージを送信した画像形成装置は、一定の時間内に電力状態遷移メッセージに対する応答がなかった場合、当該画像形成装置が、最初に電源が投入された画像形成装置であるとして、当該画像形成装置の電力管理部が、電力線網内の電力を管理する機能手段として動作する。
本実施形態では、電力線通信部1118、電力管理部1154および不揮発性メモリ1156は、電力供給部1114から電力の供給を直接受けることができる。したがって、電力線網内の電力消費量の管理を行う画像形成装置1110の電源をOFFにしても、当該画像形成装置の電力線通信部1118、電力管理部1154および不揮発性メモリ1156は動作可能であり、引き続き電力線網内の電力消費量の管理を行うことができる。
他の実施形態では、電力線網内の電力消費量の管理を行う画像形成装置1110の電源をOFFにした場合に、他の画像形成装置に電力線網内の電力消費量の管理を行わせることができる。この場合、画像形成装置1110は、電力プロファイル情報データベースに登録された画像形成装置から電力を管理する別の画像形成装置を選択することができる。そして、画像形成装置1110は、選択した画像形成装置に対して電力プロファイル情報データベースに登録された電力プロファイル情報を送信して、画像形成装置1110の電源をOFFにする。一方、選択された画像形成装置は、電力プロファイル情報を受領すると、当該画像形成装置内の不揮発性メモリに電力プロファイル情報データベースを生成して当該電力プロファイル情報を登録し、電力線網内の全ての画像形成装置に対して、電力状態情報を通知すべき旨の指令を送信する。そして、当該画像形成装置は、各画像形成装置から受信した電力状態情報を受信すると、当該画像形成装置内の不揮発性メモリに電力状態情報データベースを生成して当該電力状態情報を登録し、電力線網内で消費される電力の管理を行う。
図11に示す実施形態では、電力管理装置を独立した装置として構成せず、画像形成装置内に設けることができるため、省スペース化を図ることができる。
図12は、図11に示す画像形成装置の電源が投入された場合に、画像形成装置が実行する処理を示すフローチャートである。以下、図12を参照して、画像形成装置1110の電源が投入された場合の処理について説明する。
図12の処理は、ステップS1200から開始し、ステップS1201で電源が投入された画像形成装置1110が電力状態遷移メッセージを電力線網内に送信する。ステップS1202では、所定の時間内に電力状態遷移メッセージに対する応答を受領したか否か判断する。画像形成装置1110は、時間を計測するタイマー関数等を使用して時間を計測することができる。当該所定の時間は、画像形成装置1110に含まれるCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の中央処理装置の性能や電力線の通信速度等によって異なるが、電力状態遷移メッセージを送信してからその応答を受信するのに充分な時間とすることができる。
ステップS1202の判定で、所定の時間内に電力状態遷移メッセージに対する応答を受領したと判断した場合には(yes)、処理をステップS1203に分岐する。ステップS1203では、画像形成装置1110のコントローラボード1112が、動作モードを電源OFF状態からアイドル状態に移行する。
一方、ステップS1202の判定で、所定の時間内に電力状態遷移メッセージに対する応答を受領していないと判断した場合には(no)、処理をステップS1204に分岐する。ステップS1204では、コントローラボード1112が、画像形成装置1110の動作モードをアイドル状態にする。ステップS1205では、コントローラボード1112が、電力管理部1154を起動する。ステップS1206では、電力管理部1154が、画像形成装置1110の電力プロファイル情報および電力状態情報を不揮発性メモリ1134から取得して、不揮発性メモリ1156に電力プロファイル情報データベースおよび電力状態情報データベースを生成して当該電力プロファイル情報および電力状態情報を登録し、ステップS1207で処理が終了する。上述した処理により、電力線網内で最初に電源が投入された画像形成装置に含まれる電力管理部が、電力線網内の電力消費量を管理することができる。
これまで本実施形態につき説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…電力管理システム、110…電力線、120a,120b,120c,120d…電線接続装置、130a,130b,130c…画像形成装置、140…電力管理装置、150…電流供給装置、210…画像形成装置、212…コントローラボード、214…PSU、216…電力監視部、218…電力線通信部、220…抵抗、222…操作部、224…エンジン制御ボード、226…書き込み制御ボード、228…スキャナ制御ボード、230…プリンタ、232…スキャナ、234…不揮発性メモリ、236…FAX制御ボード、238…NIC、240a,240b…電線接続装置、250…電力管理装置、252…電力線通信部、254…電力管理部、256…不揮発性メモリ、1000…電力管理システム、1010…電力線、1020a,1020b,1020c…電線接続装置、1030a,1030b,1030c…画像形成装置、1050…電流供給装置、1110…画像形成装置、1112…コントローラボード、1114…PSU、1116…電力監視部、1118…電力線通信部、1120…抵抗、1122…操作部、1124…エンジン制御ボード、1126…書き込み制御ボード、1128…スキャナ制御ボード、1130…プリンタ、1132…スキャナ、1134…不揮発性メモリ、1136…FAX制御ボード、1138…NIC、1140…電線接続装置、1154…電力管理部、1156…不揮発性メモリ
特開2005−64552号公報

Claims (15)

  1. 電力線を介したデータ通信が可能な画像形成装置であって、
    前記電力線が構築する電力線網で使用される消費電力量を管理する電力管理手段と、
    前記電力線に接続された画像形成装置の識別情報と前記画像形成装置の動作モード毎の電力消費量とが関連付けて登録される電力プロファイル情報データベースと、
    前記電力線に接続された画像形成装置の識別情報と前記画像形成装置の現在の動作モードとが関連付けて登録される電力状態情報データベースと、
    前記画像形成装置に含まれる機能手段を制御する制御手段とを含み、
    前記電力管理手段は、
    前記電力線に接続された他の画像形成装置からメッセージを受信し、前記メッセージを送信した画像形成装置の動作モードの変更を許可するか否か判断する、画像形成装置。
  2. 前記電力管理手段は、
    前記メッセージが、前記画像形成装置の電力消費量が増加する動作モードの変更を示すメッセージであるか否か判断し、
    前記電気消費量が増加する場合に、前記電力状態情報データベースおよび前記電力プロファイル情報データベースを参照して、前記画像形成装置の電力消費量の増加量と、前記電力線網全体の消費電力量との総和を算出し、
    前記総和が、前記電力線網が許容可能な電力量を超えない場合に、前記メッセージを送信した画像形成装置に対して動作モードの変更を許可する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電力管理手段は、前記総和が前記許容可能な電力量を超える場合に、前記電力状態情報データベースを参照して、前記電力線に接続された画像形成装置のうち動作モードがアイドル状態である画像形成装置があるか否か判断し、動作モードがアイドル状態であると判断された画像形成装置を省電力の動作モードに変更する、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記画像形成装置の電源が投入された場合に、前記画像形成装置の動作モードの変更を示すメッセージを前記電力線網に送信し、前記メッセージに対する応答を受領しない場合に、前記画像形成装置に含まれる電力管理手段を起動する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 電力線を介したデータ通信が可能な電力管理装置であって、
    前記電力線が構築する電力線網で使用される消費電力量を管理する電力管理手段と、
    前記電力線に接続された画像形成装置の識別情報と前記画像形成装置の動作モード毎の電力消費量とが関連付けて登録される電力プロファイル情報データベースと、
    前記電力線に接続された画像形成装置の識別情報と前記画像形成装置の現在の動作モードとが関連付けて登録される電力状態情報データベースとを含み、
    前記電力管理手段は、
    前記電力線に接続された画像形成装置からメッセージを受信し、前記メッセージを送信した画像形成装置の動作モードの変更を許可するか否か判断する、電力管理装置。
  6. 前記電力管理手段は、
    前記メッセージが、前記画像形成装置の電力消費量が増加する動作モードの変更を示すメッセージであるか否か判断し、
    前記電気消費量が増加する場合に、前記電力状態情報データベースおよび前記電力プロファイル情報データベースを参照して、前記画像形成装置の電力消費量の増加量と、前記電力線網全体の消費電力量との総和を算出し、
    前記総和が、前記電力線網が許容可能な電力量を超えない場合に、前記メッセージを送信した画像形成装置に対して動作モードの変更を許可する、請求項5に記載の電力管理装置。
  7. 前記電力管理手段は、前記総和が前記許容可能な電力量を超える場合に、前記電力状態情報データベースを参照して、前記電力線に接続された画像形成装置のうち動作モードがアイドル状態である画像形成装置があるか否か判断し、動作モードがアイドル状態であると判断された画像形成装置を省電力の動作モードに変更する、請求項6に記載の電力管理装置。
  8. 電力線を介したデータ通信が可能な電力管理装置および画像形成装置を含む電力管理システムであって、
    前記電力管理装置は、
    前記電力線が構築する電力線網で使用される消費電力量を管理する電力管理手段と、
    前記電力線に接続された画像形成装置の識別情報と前記画像形成装置の動作モード毎の電力消費量とが関連付けて登録される電力プロファイル情報データベースと、
    前記電力線に接続された画像形成装置の識別情報と前記画像形成装置の現在の動作モードとが関連付けて登録される電力状態情報データベースとを含み、
    前記電力管理手段は、
    前記電力線に接続された画像形成装置からメッセージを受信し、前記メッセージを送信した画像形成装置の動作モードの変更を許可するか否か判断する、電力管理システム。
  9. 前記電力管理手段は、
    前記メッセージが、前記画像形成装置の電力消費量が増加する動作モードの変更を示すメッセージであるか否か判断し、
    前記電気消費量が増加する場合に、前記電力状態情報データベースおよび前記電力プロファイル情報データベースを参照して、前記画像形成装置の電力消費量の増加量と、前記電力線網全体の消費電力量との総和を算出し、
    前記総和が、前記電力線網が許容可能な電力量を超えない場合に、前記メッセージを送信した画像形成装置に対して動作モードの変更を許可する、請求項8に記載の電力管理システム。
  10. 前記電力管理手段は、前記総和が前記許容可能な電力量を超える場合に、前記電力状態情報データベースを参照して、前記電力線に接続された画像形成装置のうち動作モードがアイドル状態である画像形成装置があるか否か判断し、動作モードがアイドル状態であると判断された画像形成装置を省電力の動作モードに変更する、請求項9に記載の電力管理システム。
  11. 電力線を介したデータ通信が可能な画像形成装置が実行する方法であって、前記方法は、前記画像形成装置が、
    前記電力線に接続された他の画像形成装置からメッセージを受信するステップと、
    前記メッセージは、前記画像形成装置の電力消費量が増加する動作モードの変更を示すメッセージであるか否か判断するステップと、
    前記メッセージが電力消費量の増加を示すメッセージである場合に、前記メッセージを送信した画像形成装置の動作モードの変更を許可するか否か判断するステップと、を含む方法。
  12. 前記画像形成装置が、
    前記電力線に接続された画像形成装置の識別情報と前記画像形成装置の現在の動作モードとが関連付けて登録される電力状態情報データベース、および前記電力線に接続された画像形成装置の識別情報と前記画像形成装置の動作モード毎の電力消費量とが関連付けて登録される電力プロファイル情報データベースを参照して、前記メッセージを送信した画像形成装置の電力消費量の増加量と、前記電力線が構築する電力線網全体の消費電力量との総和を算出するステップと、
    前記総和が、前記電力線網が許容可能な電力量を超えない場合に、前記メッセージを送信した画像形成装置に対して動作モードの変更を許可するステップとを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記画像形成装置が、
    前記総和が前記許容可能な電力量を超える場合に、前記電力状態情報データベースを参照して、前記電力線に接続された画像形成装置のうち動作モードがアイドル状態である画像形成装置があるか否か判断するステップと、
    動作モードがアイドル状態であると判断された画像形成装置を省電力の動作モードに変更するステップとをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 請求項11〜13のいずれか1項に記載の各ステップを画像形成装置が実行するためのコンピュータ実行可能なプログラム。
  15. 請求項14に記載されたプログラムを記録したコンピュータ可読な記録媒体。
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