JP6646188B2 - 画像形成装置及び動作制御プログラム並びに動作制御方法 - Google Patents

画像形成装置及び動作制御プログラム並びに動作制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置及び動作制御プログラム並びに動作制御方法に関し、特に、サーバ機能を備える画像形成装置及び当該画像形成装置の動作を制御する動作制御プログラム並びに動作制御方法に関する。
MFP(Multi-Functional Peripherals)等の画像形成装置では、基本機能であるプリント機能、コピー機能、スキャン機能、Fax機能など(これらを総称して画像形成機能と呼ぶ。)だけでなく、Webサーバやファイルサーバなどのサーバ機能をサポートしてきている。
このようなサーバ機能を有する画像形成装置において、画像形成機能を用いた印刷処理実行中に、サーバ機能の処理要求が集中すると、定着ヒータなどの熱源による装置内温度上昇や、CPU(Central Processing Unit)の処理負荷増大などにより、CPUの温度が上昇する。この時、CPUの温度がある一定以上まで上昇すると、過剰な発熱による素子の損傷を防ぐため、CPUは自動的に動作周波数を低下させる等の温度上昇抑制制御(スロットリング)を行う。このスロットリングが発生すると、CPUの演算性能や応答速度は著しく低下するため、印刷処理のパフォーマンス低下、及び、印刷処理に掛かるメカニカル制御、画像処理のリアルタイム性が損なわれることによる、印刷処理の信頼性低下やサーバ処理の遅延などの問題が発生する。
このようなCPUの温度が上昇した場合の問題に対して、例えば、下記特許文献1には、第1のプロセッサと、前記第1のプロセッサより情報処理能力が高く消費電力が多い第2のプロセッサと、前記第2のプロセッサの動作温度を取得する温度監視部と、前記第2のプロセッサの動作温度が所定の温度以上であると、前記第2のプロセッサの動作を停止し前記第1のプロセッサに情報処理を行わせるとともに、前記第2のプロセッサの動作を禁止するプロセッサ切替制御部と、を備えた情報処理装置が開示されている。
特開2011−13796号公報
上記特許文献1は、情報処理装置に関する技術であり、プロセッサの温度に基づいてプロセッサを切り替える制御を行っている。しかしながら、画像形成装置のように、装置内に定着ヒータなどの熱源が存在する場合、この熱源により装置内の温度が急激に上昇し、第1のプロセッサと第2のプロセッサの温度が共に上昇するため、プロセッサを切り替える制御では、印刷処理のパフォーマンスや信頼性を確保することができない。
特に、画像形成装置の場合、特別な冷却設備を備えていない一般的なオフィス内に設置されることが多く、十分な冷却機能を確保できないため、上記問題が発生しやすい状況にある。加えて、一般に、CPUの温度の上昇に伴って内部トランジスタのリーク電流が増加するため、CPUが高温になるほどCPUの消費電力は多くなる傾向にある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、サーバ機能を有する画像形成装置において、印刷処理とサーバ処理とが並列した場合においても、印刷処理のパフォーマンスや信頼性を確保することができる画像形成装置及び動作制御プログラム並びに動作制御方法を提供することにある。
本発明の一側面にかかる画像形成装置は、CPUと、前記CPUの温度を測定する温度測定部と、熱源を有する印刷エンジンを用いて印刷処理を実行する印刷処理部と、クライアント端末から受信した処理要求に応じて、要求されたデータを前記クライアント端末へ送信するサーバ処理を実行するサーバ処理部と、前記印刷処理部の印刷処理とサーバ処理部のサーバ処理と、を前記CPUにおいて並列で実行可能にする並列実行制御部と、前記温度測定部で測定された前記CPUの温度に基づいて、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する要求制限部と、を有することを特徴とする。
本発明の一側面は、CPUと、前記CPUの温度を測定する温度測定部と、熱源を有する印刷エンジンを用いて印刷処理を実行する印刷処理部と、クライアント端末から受信した処理要求に応じて、要求されたデータを前記クライアント端末へ送信するサーバ処理を実行するサーバ処理部と、前記印刷処理部の印刷処理とサーバ処理部のサーバ処理と、を前記CPUにおいて並列で実行可能にする並列実行制御部と、を有する画像形成装置で動作する動作制御プログラムであって、前記CPUに、前記温度測定部から前記CPUの温度を取得する温度取得処理、取得した前記CPUの温度に基づいて、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する要求制限処理、を実行させることを特徴とする。
本発明の一側面は、CPUと、前記CPUの温度を測定する温度測定部と、熱源を有する印刷エンジンを用いて印刷処理を実行する印刷処理部と、クライアント端末から受信した処理要求に応じて、要求されたデータを前記クライアント端末へ送信するサーバ処理を実行するサーバ処理部と、前記印刷処理部の印刷処理とサーバ処理部のサーバ処理と、を前記CPUにおいて並列で実行可能にする並列実行制御部と、を有する画像形成装置における動作制御方法であって、前記温度測定部から前記CPUの温度を取得する温度取得処理と、取得した前記CPUの温度に基づいて、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する要求制限処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の画像形成装置及び動作制御プログラム並びに動作制御方法によれば、サーバ機能を有する画像形成装置において、印刷処理とサーバ処理とが並列した場合においても、印刷処理のパフォーマンスや信頼性を確保することができる。
その理由は、画像形成装置のコントローラ(動作制御プログラム)は、測定されたCPUの温度(若しくは、測定されたCPUの温度と推定されたCPUの負荷とから予測されたCPUの温度)に基づいて、サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限(処理要求を拒否、又は、他の画像形成装置に処理要求の代理実行を依頼)するからである。
本発明の一実施例に係るネットワークシステムの一例を示す模式図である。 本発明の一実施例に係るクライアント端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置における印刷処理部の構造を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(全体処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(サーバ要求制限処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の動作(サーバ要求制限処理)を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、サーバ機能を有する画像形成装置において、画像形成機能に掛かる処理(印刷処理)とサーバ機能に掛かる処理(サーバ処理)とを同一の演算処理装置により処理する場合、印刷処理の実行中に、サーバ機能を利用するためのクライアント端末からの処理要求が集中すると、定着ヒータなどの熱源による温度上昇やCPUの負荷増大などにより、CPUの温度が上昇する。この場合、CPUはスロットリングを行って動作周波数を低下させるが、スロットリングが発生するとCPUの演算性能や応答速度が著しく低下するため、サーバ処理と並列に実行される印刷処理のパフォーマンスや信頼性が低下する。
この問題に対して、特許文献1では、CPUの温度を監視してプロセッサを切り替える制御を行っているが、画像形成装置のように、装置内に定着ヒータなどの熱源が存在する場合、この熱源により装置内が上昇するため、プロセッサを切り替える制御では印刷処理のパフォーマンスや信頼性を確保することができない。特に、画像形成装置の場合、特別な冷却設備を備えていない一般的なオフィス内に設置されることが多く、十分な冷却機能を確保できないため、上記問題が発生しやすく、また、CPUの温度の上昇に伴って内部トランジスタのリーク電流が増加してCPUの消費電力が多くなる。
そこで、本発明の一実施の形態では、サーバ機能の処理要求受信時に、測定又は予測したCPUの温度に基づいて、サーバ機能の処理要求に基づくサーバ処理を制限し、印刷処理のパフォーマンスや信頼性を確保する。
例えば、サーバ機能への処理要求受信時に、印刷処理及びサーバ処理を実行する際のCPUの温度上昇を予測し、測定したCPUの温度と予測したCPUの温度上昇とに基づいて処理実行時のCPUの温度を算出し、算出したCPUの温度が予め定めた閾値(例えば、スロットリングが発生する温度)以上に達すると判断した場合に、サーバ機能の処理要求を拒否したり、他の画像形成装置に処理要求の代理実行を依頼したりする。
このように、画像形成機能に係る装置内の高温な熱源と受信した処理要求に基づく処理を実行する際のCPU負荷とを考慮して、CPUの温度上昇を予測することにより、CPUの温度が閾値に達するリスクを低減させることができ、印刷処理のパフォーマンスや信頼性を確保することができる。また、サーバ機能の処理要求を他の画像形成装置に代理実行させることにより、サーバ処理の遅延を防止することができる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像形成装置及び動作制御プログラム並びに動作制御方法について、図1乃至図7を参照して説明する。図1は、本実施例のネットワークシステムを示す模式図であり、図2は、本実施例のクライアント端末の構成を示すブロック図である。また、図3は、本実施例の画像形成装置の構成を示すブロック図、図4は、印刷処理部の構造を示す模式図であり、図5乃至図7は、本実施例の画像形成装置の動作を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本実施例のネットワークシステム100は、システムが提供するサービスを利用するクライアント端末200と、複数の画像形成装置300(図1では、画像形成装置300a〜300c)などで構成され、これらはネットワーク400に接続され、相互に通信可能となっている。
ネットワーク400は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信プロトコルで通信され、同一のサブネットに属するローカルエリアネットワークとするのが好ましい。ただし、別途スイッチングハブやルータ、無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント等によって、外部のローカルネットワークに接続されている他の画像形成装置やクライアント端末と相互に通信可能となるような構成としてもよい。以下、クライアント端末200及び本実施例の動作制御を実行する画像形成装置300について詳細に説明する。
[クライアント端末]
クライアント端末200は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であり、画像形成装置300に処理要求を送信する。このクライアント端末200は、図2(a)に示すように、制御部210、表示部220、操作部230、通信部240などで構成される。
制御部210は、CPU(Central Processing Unit)211、ROM(Read Only Memory)212、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリ213、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶部214などで構成され、CPU211は、ROM212や記憶部214に記憶した制御プログラムをメインメモリ213に展開して実行することにより、クライアント端末200全体の動作を制御する。また、図2(b)に示すように、上記制御部210(CPU211)により、OS(Operating System)210a、アプリケーション210b、プリンタドライバ210cなどが実行される。
OS210aは、Windows(登録商標)やMacintosh(登録商標)、Androidなどであり、クライアント端末200で文書作成アプリケーションやWebアプリケーション、プリンタドライバ210cなどを動作可能にする。
アプリケーション210bは、例えば、文章作成や表計算、画像加工などを行う文書作成アプリケーションであり、印刷指示の際にプリンタドライバ210cを読み出し、文書作成アプリケーションで作成した原稿データをプリンタドライバ210cに転送する。また、アプリケーション210bは、画像形成装置300が提供するサーバ機能を利用可能にするWebアプリケーション(Webブラウザなど)であり、画像形成装置300にサーバ機能を利用する処理要求を送信する。
プリンタドライバ210cは、文書作成アプリケーションで作成した原稿データを、画像形成装置300が解釈可能な言語の印刷ジョブ(PJL(Printer Job Language)やPS(PostScript)、PCL(Printer Control Language)等のページ記述言語で記述されたPDL(Page Description Language)データ、または、PDF(Portable Document Format)データ)に変換し、当該印刷ジョブ(画像形成機能を利用する処理要求)を送信する。この印刷ジョブには、プリンタドライバ210cの印刷設定画面で設定された画像形成条件などがプリントチケットなどに記述されて付加される。
表示部220は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置などで構成され、文書作成アプリケーションの原稿作成画面、プリンタドライバ210cの印刷設定画面、画像形成装置300のサーバ機能が提供するWebブラウザの画面(Webページ)などを表示する。
操作部230は、マウスやキーボードなどで構成され、文書作成アプリケーションを用いた原稿の作成、プリンタドライバ210cを用いた印刷ジョブ(画像形成機能を利用する処理要求)の送信、画像形成装置300が提供するサーバ機能を利用する処理要求の送信などの操作を可能にする。
通信部240は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、クライアント端末200をネットワーク400に接続し、画像形成装置300に画像形成機能やサーバ機能を利用する処理要求を送信する。
[画像形成装置]
画像形成装置300は、MFPなどであり、図3(a)に示すように、メインコントローラ(制御部)310、画像読取部320、画像処理部330、印刷処理部340、操作表示部350、通信部360等で構成される。
メインコントローラ310は、CPU311(好ましくは、内部に複数の演算コアを持つマルチコアCPU)、ROM312、RAM等のメインメモリ313、SSD314やHDD315などの記憶部、温度センサなどの温度測定部316等によって構成される。CPU311は、ROM312やSSD314、HDD315などから制御プログラム(後述する動作制御プログラムを含む。)を読み出し、メインメモリ313に展開して実行することにより、クライアント端末200からの処理要求や操作表示部350からの使用者の操作を受け付け、接続されているデバイスに対して所定の制御を実行する。
上記CPU311は、CPU311の温度が一定温度以上に達した場合に、温度上昇を抑制する制御(スロットリング)を実行する機能を備える。また、SSD314やHDD315は、ネットワーク400に接続される画像形成装置300の装置情報、画像形成装置300をファイルサーバなどとして機能させる際に利用するデータなどを記憶する。また、温度測定部(温度センサ)316は、CPU311に内蔵、若しくは、CPU311の外部に配置され、CPU311又はCPU311周辺の温度(以下、CPU311の温度と略記する。)や画像形成装置300の装置内温度を測定する。
上記メインコントローラ310は、図3(b)に示すように、サーバ処理部310a、並列実行制御部310b、要求制限部310c、温度上昇予測部310dなどとして機能する。
サーバ処理部310aは、通信部360、SSD314、HDD315などを制御して、サーバ機能を提供する。このサーバ機能は、外部装置からの要求に対して、所定の処理を行って、処理結果を外部装置へ提供する機能(特に、受信したデータ要求に応じて、要求されたデータを送信元へ送信する機能)であり、サーバ機能としては、ファイルサーバ機能、メールサーバ機能、プリンタサーバ機能、Webサーバ機能などがある。ファイルサーバ機能は、ネットワーク上の装置からのストレージ(SSD314、HDD315)へのアクセスを制御し、データの入出力を可能にする。メールサーバ機能は、POP(Post Office Protocol)サーバやSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバとしての機能であり、送信メールや受信メールを指定されたアドレスに転送する。プリンタサーバ機能は、クライアント端末200から受信した印刷ジョブをストレージ(SSD314、HDD315)に保存して管理し、所定の画像形成装置300に振り分ける。Webサーバ機能は、Webクライアントとして動作するクライアント端末200にWebブラウザのページを表示させ、画像形成装置300に対する制御を可能にする。
並列実行制御部310bは、印刷処理部340の印刷処理とサーバ処理部310aのサーバ処理と、をCPU311において並列で実行可能にする。
要求制限部310cは、温度測定部316からCPU311の温度を取得する温度取得処理を実行し、温度測定部316から取得したCPU311の温度(若しくは、温度測定部316から取得したCPU311の温度と温度上昇予測部310dによって予測されたCPU311の温度上昇値とから算出されるCPU311の温度)に基づいて、サーバ処理部310aに対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する要求制限処理を実行する。例えば、CPU311の温度が予め定めた閾値(例えば、CPU311が温度上昇を抑制する制御(スロットリング)を開始する所定の温度)以上に達するかを判断し、CPU311の温度が閾値以上に達すると判断した場合は、サーバ処理部310aに対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する。
具体的には、サーバ処理部310aに対する処理要求を拒否するか、若しくは、ネットワーク400経由で接続される他の画像形成装置300に対して処理要求の代理実行を依頼する。または、ローカルエリアネットワーク内に他の画像形成装置300が存在しない場合は、サーバ処理部310aに対する処理要求の拒否を行い、他の画像形成装置300が存在する場合は、当該他の画像形成装置300に処理要求の代理実行を依頼する。また、他の画像形成装置300に処理要求の代理実行を依頼する際、ローカルエリアネットワーク内に存在する画像形成装置300のCPUの温度情報を収集し、処理要求を受け入れ可能な画像形成装置300のうち、処理要求の実行時のCPUの温度が最も低くなると想定される画像形成装置300に対して、処理要求の代理実行を依頼する。また、印刷処理部340が印刷処理を実行している場合は、サーバ処理部310aに対する処理要求に基づくサーバ処理を制限し、印刷処理部340が印刷処理を実行していない場合は、サーバ処理部310aに対する処理要求に基づくサーバ処理を制限しない。
また、要求制限部310cは、印刷処理代行制御部、サーバ処理代行制御部などを含む。印刷処理代行制御部は、受信した処理要求が画像形成機能に係る印刷ジョブであれば、代理実行可能な画像形成装置300に印刷ジョブを転送して代理実行を依頼すると共に、代理実行を要求した旨の情報及び代理実行を依頼した画像形成装置300の装置情報を印刷ジョブの送信元のクライアント端末200に通知したり操作表示部350に表示したりする。また、サーバ処理代行制御部は、受信した処理要求がサーバ機能に係るデータ要求であれば、代理実行可能な画像形成装置300にデータ要求を転送し、代理実行を依頼すると共に、データ要求の送信元のクライアント端末200に対して、接続先のリダイレクト指示などを行う。また、サーバ処理代行制御部は、ローカルエリアネットワーク内に他の画像形成装置300が存在しない場合は、データ要求の送信元のクライアント端末200に対して、サーバ処理要求の実行が不可能な旨を通知する。
温度上昇予測部310dは、印刷処理部340の印刷処理実行によるCPU311の温度上昇値と、クライアント端末200から受信したサーバ処理部310aへの処理要求に基づくサーバ処理実行によるCPU311の温度上昇値と、を予測する温度上昇予測処理を実行する。なお、CPU311の温度上昇値は、印刷処理部340による印刷処理実行時の定着ヒータなどの熱源の温度、及び、印刷処理部340による印刷処理実行時及びサーバ処理部310aによるサーバ処理実行時のCPU311の負荷に基づいて算出することができ、CPU311の負荷は、処理実行時のCPU311の命令サイクル数やCPU占有率などによって算出することができる。
上記サーバ処理部310a、並列実行制御部310b、要求制限部310c、温度上昇予測部310dは、ハードウェアとして構成してもよいし、メインコントローラ(制御部)310を、サーバ処理部310a、並列実行制御部310b、要求制限部310c、温度上昇予測部310d(特に、要求制限部310c、温度上昇予測部310d)として機能させる動作制御プログラムとして構成し、当該動作制御プログラムをCPU311に実行させるようにしてもよい。
画像読取部(スキャナ)320は、メインコントローラ310の制御に従って、原稿台上の原稿から画像データを光学的に読み取る。具体的には、画像読取部320は、原稿を走査する光源と、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)等のイメージセンサと、電気信号をA/D変換するA/D変換器等により構成される。
画像処理部330は、メインコントローラ310の制御に従って、印刷ジョブを解析し、印刷ジョブの各ページをラスタライズしてページ毎の画像データを生成、もしくは、画像読取部320からスキャンデータを取得し、必要に応じて画像処理(色調整、濃度調整、サイズ調整などの処理)やスクリーニングを行った後、印刷処理部340で印刷可能な画像データに変換する。
印刷処理部(印刷エンジン)340は、電子写真方式や静電記録方式等の作像プロセスを利用した画像形成処理に必要な構成要素で構成され、メインコントローラ310の制御に従って、印刷ジョブから生成した画像データや画像読取部320が読み込んだスキャンデータに基づく画像を、指定された用紙に印刷する。
具体的には、印刷処理部340は、図4に示すように、画像形成部(Y、M、C、K)、中間ベルト、2次転写ローラ、定着部等を備える。画像形成部(Y、M、C、K)は、それぞれ露光部、現像部、感光ドラム、1次転写ローラを備える。印刷時、ビットマップのデータをPWM変換したPWM信号に従って、露光部が感光ドラム上にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。これを現像部が現像処理し、感光ドラム上にトナー画像を形成する。感光ドラム上のトナー画像は、1次転写ローラにより中間ベルト上に転写される。画像形成部(Y、M、C、K)によって形成された各色のトナー画像は、回動する中間ベルト上の同じ位置に重ねて転写され、中間ベルト上には4色のトナーからなるカラー画像が形成される。中間ベルト上のカラー画像が2次転写ローラの位置に到達するタイミングに合わせて、給紙トレイから記録紙が給紙され、2次転写ローラによってカラー画像が記録紙上に転写され、定着部に搬送される。定着部は、例えば、内部にハロゲンヒータやセラミックヒータ等の熱源を持つ加熱ローラ、定着ローラ、加熱ローラと定着ローラを繋ぐ定着ベルト、加圧ローラなどを含み、定着部では、定着ローラ上の定着ベルトと加圧ローラとで用紙を挟み込んで加熱及び加圧を行う。そして、熱定着後の用紙は、搬送ローラにより排紙トレイに排紙、若しくは、反転ローラにより表裏が反転され、2次転写ローラの位置に搬送される。
操作表示部(操作パネル)350は、液晶表示装置等の表示部上に、透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部を備えたタッチパネルなどで構成され、メインコントローラ310の制御に従って、画像形成装置300を操作するための画面や画像形成条件を設定する画面等を表示すると共に、各種設定や指示などを可能にする。
通信部360は、NICやモデムなどで構成され、画像形成装置300をネットワーク400に接続し、クライアント端末200から画像形成機能やサーバ機能を利用する処理要求を受信したり、他の画像形成装置300にサーバ機能を利用する処理要求を送信して代理実行を依頼したりする。
なお、図1乃至図4は本実施例のネットワークシステム100、クライアント端末200及び画像形成装置300の一例であり、その構成は適宜変更可能である。例えば、図3では、本実施例の画像形成装置300に画像読取部320を設けたが、例えば、画像読取部320を持たない単機能プリンタとしてもよいし、電話回線接続機能を有したファクシミリ装置などとしてもよい。また、図3では、メインコントローラ310に、記憶部としてSSD314とHDD315とを設けたが、記憶部の構成は任意であり、SSD314又はHDD315を省略してもよい。
以下、上記構成の画像形成装置300の動作について説明する。CPU311は、ROM312又は記憶部に記憶した動作制御プログラムをメインメモリ313に展開して実行することにより、図5乃至図7のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
[全体処理]
図5に示すように、画像形成装置300が電源オフの状態で、ユーザによって電源スイッチがオンにされると(S101)、メインコントローラ310は、装置初期化処理を実行し(S102)、装置初期化処理完了後、操作表示部350にユーザインターフェース画面を表示し、ユーザが画像形成装置300を操作可能な状態にする。
次に、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、受信したサーバ機能を利用する処理要求に基づくサーバ処理を制限するサーバ要求制限処理を行う(S103)。このサーバ要求制限処理の詳細は後述する。そして、メインコントローラ310は、ユーザの要求に応じて、プリント処理(S104)、FAX処理(S105)、サーバ処理(S106)等の機能を提供する。
[サーバ要求制限処理]
サーバ要求制限処理では、CPU311の実測温度に基づいてサーバ処理を制限することもできるし、温度上昇を加味したCPU311の予測温度に基づいてサーバ処理を制限することもできる。
まず、CPU311の実測温度に基づくサーバ要求制限処理について、図6のフローチャート図を参照して説明する。図6に示すように、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、搭載するサーバ機能への処理要求を受信しているかどうかをチェックし(S201)、サーバ機能への処理要求を受信していない場合は(S201のNo)、何もせずにサーバ要求制限処理を終了する。一方、サーバ機能への処理要求を受信していた場合は(S201のYes)、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、温度測定部316が測定したCPU311の温度を取得し(S202)、取得したCPU311の温度が、予め定めた閾値以上であるか否かを判定する(S203)。取得したCPU311の温度が閾値未満であれば(S203のNo)、サーバ処理を実行しても印刷処理のパフォーマンスや信頼性を確保することができるため、サーバ処理の制限を行わずにサーバ要求制限処理を終了する。なお、上記閾値は、スロットリングが発生する温度としてもよいし、設計段階において、事前に安定動作が検証された温度の値を使用してもよい。
一方、取得したCPU311の温度が閾値以上であれば(S203のYes)、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、ネットワーク400で接続されている他の画像形成装置300の中から、代理実行可能な画像形成装置300を検索する(S204)。代理実行可能な画像形成装置300の検索には、所定のプロトコル(例えば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用いた独自のプロトコル)で他の画像形成装置300に対して代理実行可能かどうかを問い合わせ、応答を受け取る構成としても良いし、単純にネットワーク内における存在確認用のプロトコル(例えば、ARP(Address Resolution Protocol))を用いた応答確認としてもよい。
次に、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、ネットワーク内に代理実行可能な他の画像形成装置300が検索できたかをチェックし(S205)、代理実行可能な他の画像形成装置300が存在しない場合は(S205のNo)、サーバ機能の処理要求を送信したクライアント端末200に対して、サーバ処理要求の実行が不可能な旨を通知する(S206)。通知方法としては、処理要求の送信に使用されたプロトコルの仕様に準じたステータスコード(例えば、HTTPにおけるクライアント・エラーやサーバ・エラーステータス)を使用してもよいし、独自のプロトコルを用いてステータスを通知してもよい。
代理実行可能な他の画像形成装置300が存在する場合は(S205のYes)、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、代理実行可能な他の画像形成装置300の中から、実際に代理実行を依頼する画像形成装置300を選択する(S207)。選択方法としては、代理実行可能な画像形成装置300を順番に選択してもよいし、ランダムに選択してもよい。また、代理実行可能な各画像形成装置300から、現在のCPUの温度情報を取得し、各CPUのスロットリング発生温度と現在のCPUの温度との間に最も余裕のある画像形成装置300を選択することもでき、この場合、当該画像形成装置300におけるスロットリング発生も抑えることができる。なお、CPUの温度情報を取得する方法は特に限定されず、例えば、代理実行可能な各画像形成装置300にCPUの温度を問い合わせ、応答を受け取る構成としてもよいし、ネットワーク400に接続される各画像形成装置300が、CPUの温度情報を装置情報として登録している場合は、SNMP(Simple Network Management Protocol)で管理されるMIB(Management Information Base)を用いてCPUの温度情報を取得してもよい。
そして、代理実行を依頼する所定の画像形成装置300を選定したら、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、処理要求の代理実行を当該所定の画像形成装置300に依頼し(S208)、サーバ要求制限処理を終了する。
次に、温度上昇を加味したCPU311の予測温度に基づくサーバ要求制限処理について、図7のフローチャート図を参照して説明する。図7に示すように、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、搭載するサーバ機能への処理要求を受信しているかどうかをチェックし(S301)、サーバ機能への処理要求を受信していない場合は(S301のNo)、何もせずにサーバ要求制限処理を終了する。一方、サーバ機能への処理要求を受信していた場合は(S301のYes)、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、受信した処理要求に基づくサーバ処理を実行する場合のCPU311の負荷を推定する(S302)。このCPU311の負荷は、サーバ処理をCPU311で実行した場合における命令サイクル数としてもよいし、実際にサーバ処理を実行した際のCPU311の占有率や待ち時間等も含めた処理時間としてもよい。
次に、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、温度測定部316が測定したCPU311の温度を取得し(S303)、メインコントローラ310(温度上昇予測部310d)は、推定したCPU311の負荷を用いて、サーバ処理と印刷処理を並列で動作させた場合に、CPU311の温度がどの程度まで上昇するかを予測する(S304)。このとき、現在、画像形成装置300が印刷処理を実行していなければ、印刷処理を実行したと仮定した場合に、CPU311の負荷及び印刷処理部340に搭載されている定着ヒータ等の発熱により、どの程度CPU311の温度が上昇するかも加味する。なお、CPU311の温度上昇を予測する方法として、例えば、CPU311の負荷を変化させた時のCPU311の温度を実測して記録しておき(すなわち、図5の処理を開始する前に実測ステップを実行しておき)、記録した情報を参照してCPU311の温度上昇を予測することができる。
次に、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、温度測定部316が測定したCPU311の温度と温度上昇予測部310dが予測したCPU311の温度上昇値とに基づいてCPU311の予測温度(温度上昇予測値と呼ぶ。)を算出し、当該温度上昇予測値が予め定めた閾値以上に到達するか否かを判定する(S305)。CPU311の温度上昇予測値が閾値未満であれば(S305のNo)、サーバ処理を実行しても印刷処理のパフォーマンスや信頼性を確保することができるため、サーバ処理の制限を行わずにサーバ要求制限処理を終了する。なお、この閾値は、上記と同様に、スロットリングが発生する温度としてもよいし、設計段階において、事前に安定動作が検証された温度の値を使用してもよい。
一方、CPU311の温度上昇予測値が閾値以上であれば(S305のYes)、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、上記と同様に、ネットワーク400で接続されている他の画像形成装置の中から、代理実行可能な画像形成装置300を検索する(S306)。そして、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、代理実行可能な画像形成装置300が検索できたかをチェックし(S307)、代理実行可能な他の画像形成装置300が存在しない場合は(S307のNo)、上記と同様に、サーバ機能の処理要求を送信したクライアント端末200に対して、サーバ処理要求の実行が不可能な旨を通知する(S308)。一方、代理実行可能な他の画像形成装置300が存在する場合は(S307のYes)、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、上記と同様に、代理実行可能な他の画像形成装置300の中から、実際に代理実行を依頼する画像形成装置300を選択する(S309)。そして、代理実行を依頼する所定の画像形成装置300を選定したら、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、処理要求の代理実行を当該所定の画像形成装置300に依頼し(S310)、サーバ要求制限処理を終了する。
なお、図7では、CPU311の温度を予測してサーバ処理の実行可否を判断したが、CPUの温度に対するサーバ処理の受付制限数を実測して予めテーブルにしておき、温度測定部316が測定したCPU311の温度に応じた受付制限数に基づいてサーバ処理の実行可否を判断してもよい。この場合、サーバ処理の種類によってCPU311の負荷が異なることから、サーバ処理の種類に応じて受付制限数を変えるようにしてもよい。
このように、本実施例によれば、メインコントローラ310(要求制限部310c)は、温度測定部316から取得したCPU311の温度(若しくは、温度測定部316から取得したCPU311の温度と温度上昇予測部310dによって予測されたCPU311の温度上昇値とから算出されるCPU311の温度上昇予測値)に基づいて、サーバ処理部310aに対する処理要求を拒否するか、若しくは、ネットワーク400経由で接続される他の画像形成装置300に対して処理要求の代理実行を依頼するため、印刷処理のパフォーマンスや信頼性を確保することができ、また、サーバ処理の遅延を防止することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、画像形成機能として、コピー機能、スキャン機能、プリント機能、Fax機能を例示し、サーバ機能として、ファイルサーバ機能、メールサーバ機能、プリンタサーバ機能、Webサーバ機能を例示したが、各機能はこれらに限定されない。例えば、サーバ機能として、クラウドアクセスサーバ機能やグループウェアサーバ機能、基幹システムサーバ機能などを含めることもできる。
本発明は、サーバ機能を備える画像形成装置及び当該画像形成装置の動作を制御する動作制御プログラム並びに当該動作制御プログラムを記録した記録媒体並びに動作制御方法に利用可能である。
100 ネットワークシステム
200 クライアント端末
210 制御部
210a OS
210b アプリケーション
210c プリンタドライバ
211 CPU
212 ROM
213 メインメモリ
214 記憶部
220 表示部
230 操作部
240 通信部
300、300a、300b、300c 画像形成装置
310 メインコントローラ(制御部)
310a サーバ処理部
310b 並列実行制御部
310c 要求制限部
310d 温度上昇予測部
311 CPU
312 ROM
313 メインメモリ
314 SSD
315 HDD
316 温度測定部
320 画像読取部
330 画像処理部
340 印刷処理部
350 操作表示部
360 通信部
400 ネットワーク

Claims (27)

  1. CPUと、
    前記CPUの温度を測定する温度測定部と、
    熱源を有する印刷エンジンを用いて印刷処理を実行する印刷処理部と、
    クライアント端末から受信した処理要求に応じて、要求されたデータを前記クライアント端末へ送信するサーバ処理を実行するサーバ処理部と、
    前記印刷処理部の印刷処理とサーバ処理部のサーバ処理と、を前記CPUにおいて並列で実行可能にする並列実行制御部と、
    前記温度測定部で測定された前記CPUの温度に基づいて、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する要求制限部と、を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記印刷処理部の印刷処理実行による前記CPUの温度上昇値と、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理実行による前記CPUの温度上昇値と、を予測する温度上昇予測部を更に備え、
    前記要求制限部は、前記温度測定部で測定された前記CPUの温度と、前記温度上昇予測部によって予測された前記CPUの温度上昇値と、に基づいて、前記CPUの温度を算出し、算出した前記CPUの温度が予め定めた閾値以上に達すると判断した場合に、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記CPUは、前記CPUの温度が所定の温度に達した場合に、温度上昇を抑制する制御を実行する機能を備えており、
    前記要求制限部は、前記CPUの温度が前記所定の温度以上に達すると判断した場合に、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記温度上昇予測部は、前記印刷処理部の印刷処理実行時の定着ヒータの温度、及び、前記印刷処理部の印刷処理実行時及び前記サーバ処理部のサーバ処理実行時の前記CPUの負荷に基づいて、前記CPUの温度上昇値を予測する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記要求制限部は、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する際に、前記サーバ処理部に対する処理要求を拒否するか、若しくは、ネットワーク経由で接続される他の画像形成装置に対して処理要求の代理実行を依頼する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の画像形成装置。
  6. 前記要求制限部は、ローカルエリアネットワーク内に、前記他の画像形成装置が存在しない場合は、前記サーバ処理部に対する処理要求を拒否し、前記他の画像形成装置が存在する場合は、当該他の画像形成装置に対して処理要求の代理実行を依頼する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記要求制限部は、前記他の画像形成装置に対して処理要求の代理実行を依頼する際に、ローカルエリアネットワーク内に存在する各々の画像形成装置のCPUの温度情報を収集し、処理要求を受け入れ可能な画像形成装置のうち、前記処理要求の代理実行時のCPUの温度が最も低くなると想定される画像形成装置に対して、処理要求の代理実行を依頼する、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記要求制限部は、前記印刷処理部が印刷処理を実行している場合は、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限し、前記印刷処理部が印刷処理を実行していない場合は、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限しない、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の画像形成装置。
  9. 前記CPUは、内部に複数の演算コアを持つマルチコアCPUである、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載の画像形成装置。
  10. CPUと、
    前記CPUの温度を測定する温度測定部と、
    熱源を有する印刷エンジンを用いて印刷処理を実行する印刷処理部と、
    クライアント端末から受信した処理要求に応じて、要求されたデータを前記クライアント端末へ送信するサーバ処理を実行するサーバ処理部と、
    前記印刷処理部の印刷処理とサーバ処理部のサーバ処理と、を前記CPUにおいて並列で実行可能にする並列実行制御部と、を有する画像形成装置で動作する動作制御プログラムであって、
    前記CPUに、
    前記温度測定部から前記CPUの温度を取得する温度取得処理、
    取得した前記CPUの温度に基づいて、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する要求制限処理、を実行させる、
    ことを特徴とする動作制御プログラム。
  11. 前記CPUに、更に、
    前記印刷処理部の印刷処理実行による前記CPUの温度上昇値と、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理実行による前記CPUの温度上昇値と、を予測する温度上昇予測処理を実行させ、
    前記要求制限処理では、前記温度測定部で測定された前記CPUの温度と、前記温度上昇予測処理によって予測された前記CPUの温度上昇値と、に基づいて、前記CPUの温度を算出し、算出した前記CPUの温度が予め定めた閾値以上に達すると判断した場合に、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の動作制御プログラム。
  12. 前記CPUは、前記CPUの温度が所定の温度に達した場合に、温度上昇を抑制する制御を実行する機能を備えており、
    前記要求制限処理では、前記CPUの温度が前記所定の温度以上に達すると判断した場合に、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の動作制御プログラム。
  13. 前記温度上昇予測処理では、前記印刷処理部の印刷処理実行時の定着ヒータの温度、及び、前記印刷処理部の印刷処理実行時及び前記サーバ処理部のサーバ処理実行時の前記CPUの負荷に基づいて、前記CPUの温度上昇値を予測する、
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の動作制御プログラム。
  14. 前記要求制限処理では、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する際に、前記サーバ処理部に対する処理要求を拒否するか、若しくは、ネットワーク経由で接続される他の画像形成装置に対して処理要求の代理実行を依頼する、
    ことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一に記載の動作制御プログラム。
  15. 前記要求制限処理では、ローカルエリアネットワーク内に、前記他の画像形成装置が存在しない場合は、前記サーバ処理部に対する処理要求を拒否し、前記他の画像形成装置が存在する場合は、当該他の画像形成装置に対して処理要求の代理実行を依頼する、
    ことを特徴とする請求項14に記載の動作制御プログラム。
  16. 前記要求制限処理では、前記他の画像形成装置に対して処理要求の代理実行を依頼する際に、ローカルエリアネットワーク内に存在する各々の画像形成装置のCPUの温度情報を収集し、処理要求を受け入れ可能な画像形成装置のうち、前記処理要求の代理実行時のCPUの温度が最も低くなると想定される画像形成装置に対して、処理要求の代理実行を依頼する、
    ことを特徴とする請求項14又は15に記載の動作制御プログラム。
  17. 前記要求制限処理では、前記印刷処理部が印刷処理を実行している場合は、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限し、前記印刷処理部が印刷処理を実行していない場合は、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限しない、
    ことを特徴とする請求項10乃至16のいずれか一に記載の動作制御プログラム。
  18. 前記CPUは、内部に複数の演算コアを持つマルチコアCPUである、
    ことを特徴とする請求項10乃至17のいずれか一に記載の動作制御プログラム。
  19. CPUと、
    前記CPUの温度を測定する温度測定部と、
    熱源を有する印刷エンジンを用いて印刷処理を実行する印刷処理部と、
    クライアント端末から受信した処理要求に応じて、要求されたデータを前記クライアント端末へ送信するサーバ処理を実行するサーバ処理部と、
    前記印刷処理部の印刷処理とサーバ処理部のサーバ処理と、を前記CPUにおいて並列で実行可能にする並列実行制御部と、を有する画像形成装置における動作制御方法であって、
    前記温度測定部から前記CPUの温度を取得する温度取得処理と、
    取得した前記CPUの温度に基づいて、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する要求制限処理と、を実行する、
    ことを特徴とする動作制御方法。
  20. 前記印刷処理部の印刷処理実行による前記CPUの温度上昇値と、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理実行による前記CPUの温度上昇値と、を予測する温度上昇予測処理を更に実行し、
    前記要求制限処理では、前記温度測定部で測定された前記CPUの温度と、前記温度上昇予測処理によって予測された前記CPUの温度上昇値と、に基づいて、前記CPUの温度を算出し、算出した前記CPUの温度が予め定めた閾値以上に達すると判断した場合に、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の動作制御方法。
  21. 前記CPUは、前記CPUの温度が所定の温度に達した場合に、温度上昇を抑制する制御を実行する機能を備えており、
    前記要求制限処理では、前記CPUの温度が前記所定の温度以上に達すると判断した場合に、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する、
    ことを特徴とする請求項20に記載の動作制御方法。
  22. 前記温度上昇予測処理では、前記印刷処理部の印刷処理実行時の定着ヒータの温度、及び、前記印刷処理部の印刷処理実行時及び前記サーバ処理部のサーバ処理実行時の前記CPUの負荷に基づいて、前記CPUの温度上昇値を予測する、
    ことを特徴とする請求項20又は21に記載の動作制御方法。
  23. 前記要求制限処理では、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限する際に、前記サーバ処理部に対する処理要求を拒否するか、若しくは、ネットワーク経由で接続される他の画像形成装置に対して処理要求の代理実行を依頼する、
    ことを特徴とする請求項19乃至22のいずれか一に記載の動作制御方法。
  24. 前記要求制限処理では、ローカルエリアネットワーク内に、前記他の画像形成装置が存在しない場合は、前記サーバ処理部に対する処理要求を拒否し、前記他の画像形成装置が存在する場合は、当該他の画像形成装置に対して処理要求の代理実行を依頼する、
    ことを特徴とする請求項23に記載の動作制御方法。
  25. 前記要求制限処理では、前記他の画像形成装置に対して処理要求の代理実行を依頼する際に、ローカルエリアネットワーク内に存在する各々の画像形成装置のCPUの温度情報を収集し、処理要求を受け入れ可能な画像形成装置のうち、前記処理要求の代理実行時のCPUの温度が最も低くなると想定される画像形成装置に対して、処理要求の代理実行を依頼する、
    ことを特徴とする請求項23又は24に記載の動作制御方法。
  26. 前記要求制限処理では、前記印刷処理部が印刷処理を実行している場合は、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限し、前記印刷処理部が印刷処理を実行していない場合は、前記サーバ処理部に対する処理要求に基づくサーバ処理を制限しない、
    ことを特徴とする請求項19乃至25のいずれか一に記載の動作制御方法。
  27. 前記CPUは、内部に複数の演算コアを持つマルチコアCPUである、
    ことを特徴とする請求項19乃至26のいずれか一に記載の動作制御方法。
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