JP5740913B2 - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ジョブスキップ処理を行う画像形成装置およびその制御方法に関する。
従来より、プリンタ等の画像形成装置において、印刷ジョブに対応する用紙が給紙可能か否かを給紙前に判定し、給紙不能により印刷不可とされた印刷ジョブを事前に停止状態にして、印刷可能な後続ジョブを先に処理し印刷する技術が知られている(以下、これをジョブスキップ処理という)。
例えば、図18に示すように、従来のプリンタ印刷処理では、PDL(Page Description Language:ページ記述言語)データをビットマップに変換するPDL展開処理と、作成されたビットマップ画像を順次印字する印刷処理の2つがある。各ジョブにおけるPDL展開処理と印刷処理とは非同期となっていて、現在の印刷処理完了を待たずに投入されたPDLデータに対して、PDL展開処理を次々に実施する。印刷処理は、PDL展開処理で展開済みのビットマップがあれば、それを順次印刷する。しかし、印刷処理の途中で該当サイズの用紙がトレイに無いなど印刷不可エラーがあると、図19に示すように、エラーが解決するまでそれ以降の印刷処理が停止する。そこで、図20に示すように、印刷を開始する前に印刷できないことが判明した場合は、該当の印刷ジョブについて印刷処理を保留し、次のジョブの印刷を可能とするのが従来のジョブスキップ処理であった。
続いて、従来の印刷処理動作を、図21〜23を用いて説明する。ここで、図21は、従来のジョブ管理のフロー図であり、図22は、従来のPDL展開のフロー図であり、図23は、従来のジョブスキップ処理のフロー図である。図21に示すように、従来のジョブ管理処理では、次のジョブデータの有無を判定し(ステップS2100)、次のジョブデータがある場合(ステップS2100でYes)は、PDL展開処理を行い(ステップS2101)、ステップS2100に戻って次のジョブデータの有無を判定する。次のジョブデータがなくなると(ステップS2100でNo)、処理が終了する。
図21のPDL展開処理(ステップS2101)は、図22に示すように、1ジョブにおける1ページ分のPDLデータをビットマップに変換すると(ステップS2200)、1ジョブ内のデータが終了したか否かを判定し(ステップS2201)、データが終了していなければ(ステップS2201でNo)、ステップS2200に戻ってビットマップ変換処理を繰り返す。1ジョブ内のPDLデータが終了すると(ステップS2201でYes)、PDL展開処理が終了する。
また、図23に示す印刷管理では、PDL展開処理された印刷ジョブが印刷可能か否かを判定し(ステップS2300)、印刷可能であれば(ステップS2300でYes)、印刷処理を行い(ステップS2301)、ステップS2302に進み、次の印刷ジョブの有無を判定する(ステップS2302)。次の印刷ジョブがある場合は(ステップS2302でYes)、ステップS2300に戻って、次の印刷ジョブが印刷可能か否かを判定する。印刷不可能な場合(ステップS2300でNo)は、印刷処理を行わずにスキップして、次の印刷ジョブの有無を判定する(ステップS2302)。このように、従来の画像形成装置では、ある印刷ジョブについて印刷を開始する前に印刷できないことが判明すると、当該印刷ジョブについての印刷処理を保留し、次の印刷ジョブの印刷を可能とするジョブスキップ処理を行っている。
さらに、特許文献1では、受け取った印刷データを圧縮して記憶部に格納する際に、ジョブ制御部により印刷部の印刷資源が印刷データの条件を充たすか否かをチェックし、印刷処理を行っている。1ページも画像形成することなく資源不足が判明した場合は、後続ジョブによる追い越しを可能としている。1ページでも画像形成した場合は、印刷部を解放せずに資源の回復を待つことにより、複数のジョブの画像形成出力の重なりを防止している。また、ジョブの追い越しを認めることによって、装置の有効利用と、生産性の向上とを図っている。このように、特許文献1には、ジョブスキップ処理に関する記載があり、PDL展開処理については、順次展開を行い、印刷処理において印刷不可の場合は印刷保留処理を行う構成が開示されている。
しかしながら、従来の画像形成装置では、上記のように、印刷開始前に印刷できないことが判明すると、該当の印刷ジョブについての印刷処理が保留され、次のジョブの印刷を可能とするジョブスキップ処理が行われている。このため、従来のジョブスキップ処理は、印刷処理の可否に関係なくPDL展開処理を行い、印刷開始直前に印刷できないことが判明してから当該印刷不可ジョブをスキップするので、印刷できない印刷ジョブをPDL展開処理する時間が無駄となり、その分印刷可能な他の印刷ジョブの印刷が遅れるという問題があった。
また、上記特許文献1に記載された技術にあっては、PDL展開処理を、投入されたジョブから順次実施し、追い越しの要否の判断を行っている。このため、追い越しが必要と判断してから次のジョブの処理が開始されるため、追い越し時における印刷開始が遅くなるという問題があった。
これらの問題を解決するため、本出願人は、従来のPDL展開処理から、PDLデータを解析する処理を分離し(以下、この処理をPDLデータ走査処理と称す)、PDLデータをビットマップに変換し画像データを作成する処理(PDLデータ走査処理に対してこの処理をPDL展開処理と称す)とPDLデータ走査処理とを、マルチコアを有するCPUを用いて並列処理し、PDL展開処理よりも早く処理が完了するPDLデータ走査処理内で印刷処理の可否を判定した上で、ジョブスキップ処理を行うことを考えたが、さらに改良する余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の印刷ジョブを順次受け付けている状況で、印刷ジョブの印刷の可否判断をPDLデータ走査処理とPDL展開処理と印刷処理とに反映させ、印刷可能な印刷ジョブをさらに効率よく迅速に印刷することができる画像形成装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる画像形成装置は、複数の印刷ジョブを受け付ける受付手段と、複数のコアを有し複数の処理を並列に実行する制御手段を備え、前記制御手段は、前記受付手段で受け付けた複数の印刷ジョブそれぞれのデータを印刷可能か1ページごとに判定する判定処理と、該複数の印刷ジョブそれぞれの画像データを作成する展開処理と、を前記複数のコアそれぞれに割り当てる割当部と、前記判定処理において印刷不可と判定されたときに、該印刷不可と判定されたページを有する印刷ジョブのデータを印刷可能か1ページごとに判定する前記判定処理、および該印刷ジョブの画像データを作成する前記展開処理、を中断させるデータ走査部と、を有し、前記割当部は、前記データ走査部によって中断された前記印刷ジョブの前記展開処理を割り当てられたコア、および前記データ走査部によって中断された前記印刷ジョブの前記判定処理を割り当てられたコアに、前記複数の印刷ジョブのうち他の印刷ジョブのデータを印刷可能か1ページごとに判定する前記判定処理、または該印刷ジョブの画像データを作成する前記展開処理、を割り当てる、ことを特徴とする。
また、本発明は、複数の印刷ジョブを受け付ける受付手段と、複数のコアを有し複数の処理を並列に実行する制御手段を備える画像形成装置の制御方法であって、前記制御手段を、前記受付手段で受け付けた複数の印刷ジョブそれぞれのデータを印刷可能か1ページごとに判定する判定処理と、該複数の印刷ジョブそれぞれの画像データを作成する展開処理と、を前記複数のコアそれぞれに割り当てる割当部、および、前記判定処理において印刷不可と判定されたときに、該印刷不可と判定されたページを有する印刷ジョブのデータを印刷可能か1ページごとに判定する前記判定処理、および該印刷ジョブの画像データを作成する前記展開処理、を中断させるデータ走査部として機能させ、前記割当部が、前記データ走査部によって中断された前記印刷ジョブの前記展開処理を割り当てられたコア、および前記データ走査部によって中断された前記印刷ジョブの前記判定処理を割り当てられたコアに、前記複数の印刷ジョブのうち他の印刷ジョブのデータを印刷可能か1ページごとに判定する前記判定処理、または該印刷ジョブの画像データを作成する前記展開処理、を割り当てる、ことを特徴とする。
本発明によれば、複数の印刷ジョブを順次受け付けている状況で、印刷可能な印刷ジョブをさらに効率よく迅速に印刷することができるという効果を奏する。
図1は、一実施形態であるプリンタを含む印刷システムの構成を示すブロック図である。 図2は、同実施形態のプリンタの構成を示すブロック図である。 図3は、図2のプログラムROMに記憶されたプログラムを構成するモジュールの構成図である。 図4は、同参考例1としてのジョブスキップ処理を説明する図である。 図5は、参考例2としてのジョブスキップ処理を説明する図である。 図6は、参考例2における印刷に係る一連の処理を管理する管理処理を説明するフロー図である。 図7は、参考例2における印刷に係る一連の処理を管理する管理処理を説明する図であり、特に再コア割り当てが有効なイベントの例を示す図である。 図8は、参考例2におけるコア割り当て処理の詳細を示すフロー図である。 図9は、参考例2における印刷可能判定の一例を示す図である。 図10は、参考例2におけるPDLデータ走査/展開処理の詳細(PDLデータ走査処理)を示すフロー図である。 図11は、参考例2におけるPDLデータ走査/展開処理の詳細(PDL展開処理)を示すフロー図である。 図12は、上記一実施形態でのプリンタ印刷処理における印刷不可ジョブのジョブスキップ処理の概要について説明する図である。 図13は、参考例2の変形例としてのジョブスキップ処理を説明する図である。 図14は、上記一実施形態での印刷に係る一連の処理を管理する管理処理を説明するフロー図である。 図15は、同実施形態におけるコア割り当て処理の詳細を示すフロー図である。 図16は、同実施形態におけるPDLデータ走査処理の詳細を示すフロー図である。 図17は、同実施形態における画像形成装置本体における状態の変化に応じたコア割り当ての見直しの例を示す図である。 図18は、従来のプリンタ印刷処理の説明図である。 図19は、従来のプリンタ印刷処理の印刷不可エラー発生時の説明図である。 図20は、従来のジョブスキップ処理の説明図である。 図21は、従来のジョブ管理を説明するフロー図である。 図22は、従来のPDL展開を説明するフロー図である。 図23は、従来のジョブスキップ処理を説明するフロー図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置およびその制御方法の一実施の形態を詳細に説明する。以下では、画像形成装置としてレーザプリンタ(以下、プリンタと略称)を例に説明するが、他方式のプリンタや、プリンタ機能を有する複写機、複合機など、ページ記述言語を用いた印刷ジョブを受け付ける画像形成装置であれば、本発明を適用することができる。
図1は、本実施形態のプリンタを含む印刷システムの構成例を示すブロック図である。同図に例示する印刷システムは、プリンタ10、および、複数のパーソナルコンピュータ等のホストPC20を有して構成される。また、プリンタ10とホストPC20とは、LAN(Local Area Network)等のネットワーク100により接続される。プリンタ10は、ネットワーク100を介してホストPC20から送信されたPDLデータを含む印刷ジョブを受信し、印刷処理を実行する。
図2は、本実施形態のプリンタの概略構成を示すブロック図である。同図に示すプリンタ10は、大別すると、コントローラ30、プリンタエンジン40、および操作パネル50を備え、上述したように、ネットワーク100を介して各種データ等を送受信するホストPC20と接続されている。
コントローラ30は、プリンタ10本体各部の制御を行う制御手段である。操作パネル50からの制御信号に従う制御を行い、また、ネットワーク100を介しホストPC20から送信された印刷ジョブを受けると、そのPDLデータを解析し画像データ(Bitmap)に変換して、当該画像データを示す画像信号および制御信号をプリンタエンジン40へ出力する制御を行う。
操作パネル50は、プリンタ10の状態や蓄積された文書の一覧等を示す表示部、およびプリンタ10のモード、フォント等の切替えや、蓄積された文書の一覧から選択した文書の印刷や消去を指示するスイッチ部などからなり、ユーザによる各種指示等を示す制御信号をコントローラ30に出力する。
プリンタエンジン40は、給紙トレイ部40a、給紙部40b、印刷部40c、排紙部40d、および排紙トレイ40eを備えている。このプリンタエンジン40は、印刷に際して、コントローラ30からの画像信号および制御信号により、周知のとおり、感光体上に静電潜像を形成し、現像し、また給紙部40bより転写紙を給紙し、転写紙に転写および定着を施して、画像を形成する。
給紙トレイ部40aは、複数の給紙トレイを有している。例えば、SEF方向のA4、LEF方向のA5などの複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先であるロール紙、SEF方向のA3、LEF方向のA4などの複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先であるロール紙、LEF方向のA4の用紙を給紙可能な給紙先であるカット紙、およびLEF方向のB5の用紙を給紙可能な給紙先であるカット紙などが各給紙トレイに収納されている。
給紙部40bは、コントローラ30からの指示に応じて、印刷部40cに給紙する用紙を選択して、選択した用紙を印刷部40cに給紙する。印刷部40cは、所定の記録方式で、コントローラ30から入力される画像信号および制御信号により感光体上に静電潜像を形成し、さらに現像して、現像された画像を給紙された用紙に転写および定着させ、画像を形成する。排紙部40dは、画像が記録された用紙を排紙トレイ40eに排出する。排紙トレイ40eは、排紙部40dにより排紙された用紙を蓄積する。
次に、プリンタ10に備わるコントローラ30の詳細な構成について説明する。図2に示すコントローラ30は、ホストI/F31、プログラムROM(Read Only Memory)33、フォントROM35、パネルI/F37、CPU(Central Processing Unit)32、RAM(Random Access Memory)34、NV(Non Volatile)−RAM36、エンジンI/F38、オプションRAM39等のようなモジュールで構成されている。なお、コントローラ30を構成する各モジュールは、バスを介して接続されている。
ホストI/F31は、ホストPC20からプリンタ10への制御信号およびデータ、およびプリンタ10からホストPC20へのステータス信号を送受信するためのインターフェイスである。ホストI/F31を通してホストPC20から送られてきた印刷ジョブは、CPU32によりPDLデータおよび印字制御データとその他に分けられ印字制御データは制御コードに変換されPDLデータとともにRAM34に一時記憶される。CPU32は、まずPDLデータから中間コードを生成しそれを画像データに変換しRAM34に記憶する。そして、印刷可能な状態であれば、画像データを示す画像信号をエンジンI/F38を通してプリンタエンジン40に供給しプリントスタートの命令を出す。以上のような一連の流れにより、印字がなされる。
パネルI/F37は、操作パネル50からコントローラ30へのまたコントローラ30から操作パネル50への制御信号をやりとりするためのインターフェイスである。このパネルI/F37を介して、プリンタ10の状態表示や、モード、フォント等の切替えを行うための信号等がやりとりされる。エンジンI/F38は、コントローラ30からプリンタエンジン40への制御信号や上記画像データを示す画像信号、およびプリンタエンジン40からコントローラ30へのステータス信号等を送受信するためのインターフェイスである。フォントROM35は、印字に使用されるさまざまな種類のフォント・データを格納している。
NV−RAM36は、電源を切っても保持したいデータを格納しておくための不揮発性RAMである。
RAM34は、揮発性の記憶デバイスであり、CPU32がデータ処理する際のワークメモリとして、またPDLデータをページ単位に管理して一時的に記憶するバッファとして、またバッファに記憶されたPDLデータから変換された画像データを記憶するビットマップメモリ等として使用される。なお、オプションRAM39は、RAM34を補完する任意追加のメモリである。
CPU32は、プログラムROM33に記憶されている制御プログラムに従って、ホストPC20からの印刷ジョブ(PDLデータ、印字制御データ等を含む)などに対する処理を実施する。本実施形態での制御手段としてのCPU32は、マルチコアで構成されている点に特徴がある。マルチコア(Multiple core、Multi−core)技術とは、1つのプロセッサ・パッケージ内に複数のプロセッサ・コアを封入した技術である。マルチコアのCPU32は、複数のコアを1つのプロセッサとして集中的に使用したり、複数のプロセッサとして並列処理を行ったりすることが可能となる。なお、本実施形態では、マルチコアを用いて実施するが、必ずしもこれに限定されず、複数のプロセッサを使って、同様の集中処理あるいは並列処理を行うように構成することも可能である。処理内容としては、PDLデータに対するPDLデータ走査処理(以下、データ走査あるいはデータ走査処理とも記す)およびPDLデータを展開処理するPDL展開処理の他、展開後のビットマップデータを用いて印刷する印刷処理などがある。
ここで、プログラムROM33に記憶された制御プログラムを構成するモジュールについて説明する。図3は、図2のプログラムROMに記憶された制御プログラムを構成するモジュールの構成図である。
プログラムROM33に記憶された制御プログラムを構成するモジュールは、大別すると、PDL展開モジュール61、ジョブ管理モジュール62、およびサービス提供モジュール群68を有して構成される。なお、サービス提供モジュール群68は、ネットワーク管理モジュール63、メモリ管理モジュール64、印刷管理モジュール65、システム管理モジュール66、および操作パネル管理モジュール67による各種サービスを提供するモジュールの総称である。サービス提供モジュール群68に含まれる各モジュールは、プリンタ10の基本動作を分担し、上位層のモジュールからの要求に対応する。
PDL展開モジュール61は、ネットワーク管理モジュール63による制御の下プリンタ10がホストPC20からPDLデータを受けると、このPDLデータに対し、PDLデータ走査処理としてデータの解析および印刷可/不可の判定等(詳細は後述)をし、PDL展開処理としてPDLデータをビットマップに変換し画像データを生成するモジュールである。具体的には、PDL展開モジュール61は、ジョブ管理モジュール62の仲介により、メモリ管理モジュール64からメモリ(RAM34)に一時格納されているPDLデータを受け取り、データ走査処理を行うとともに、同じくジョブ管理モジュール62の仲介によりメモリ管理モジュール64が確保したメモリ領域(RAM34)上に画像データを生成する。なお、データ走査処理およびPDL展開処理の際には機器構成情報、例えば給紙トレイ・排紙トレイの構成や、給紙トレイに収納された給紙先から給紙可能な用紙の用紙サイズといった情報が必要になるが、これらの情報はジョブ管理モジュール62の仲介によりシステム管理モジュール66から取得する。
ジョブ管理モジュール62は、PDL展開モジュール61によるPDLデータ走査処理およびPDL展開処理を含むPDLデータ走査/展開処理全般に関わる制御を行っており、後述の管理処理や、上記のようにPDL展開モジュール61側が必要とする処理を仲介して他モジュールに対して要求を行うモジュールである。また、ジョブ管理モジュール62は、PDL展開モジュール61が作成した画像データについての印刷管理モジュール65に対する印刷要求の発行なども行う。
メモリ管理モジュール64は、メモリ(RAM34、NV−RAM36)および外部記憶装置を管理するモジュールであり、他モジュールの要求に基づいてメモリおよび外部記憶装置の割り当て・解放を行うことが主な責務である。
印刷管理モジュール65は、PDL展開モジュール61が生成した画像データの印刷処理に関する制御を行うモジュールである。メモリ管理モジュール64が管理するメモリ(RAM34、NV−RAM36)あるいは外部記憶装置内に格納された画像データを、プリンタエンジン40に印刷させるために必要な制御を実行するのが主な責務であり、印刷要求の発行、給排紙命令の発行、後処理実行命令の発行、印刷に関わるエラー状態の検知と他モジュールへの通知などを行う。
ネットワーク管理モジュール63は、ネットワーク100を介したホストPC20からの印刷ジョブ等の受信、およびネットワーク100を介したプリンタ10からホストPC20へのステータス信号の送信を制御するモジュールであり、所定の通信プロトコル(ftpやlprなど)に基づき、ホストPC20等とのネットワーク100を介した通信制御が主な責務である。
操作パネル管理モジュール67は、操作パネル50上の表示およびユーザによるパネル操作の管理を行うモジュールである。他モジュールからの要求に基づいて、プリンタ10の状態の表示、システム管理モジュール66が管理する機器設定の変更を行うメニュー画面の表示、エラー画面を表示してユーザに適切な処置を促すことなどが主な責務である。また、メニュー画面やエラー画面などでボタンを表示した際には、押下されたボタンを認識して他モジュールへ通知することも行う。
以下ではまず、本実施形態における印刷不可ジョブに対するジョブスキップ処理との比較をするための諸参考例について説明する。
まず、参考例1として、印刷不可ジョブに対するジョブスキップ処理の一例について説明する。図4は、参考例1としてのジョブスキップ処理を説明する図である。以下では、前述の従来例である図18〜図20を参照して説明する。
図18に示すように、従来のプリンタ印刷処理は、PDLデータから画像データ(ビットマップ画像)に画像展開するPDL展開処理と、作成されたビットマップ画像を順次実際に印字する、印刷処理との2つに分かれている。印刷処理は、PDL展開処理より処理時間が通常長いため、印刷処理を待たずに次のジョブのPDL展開処理が次々に実施される。また、図19に示すように、印刷不可エラーが発生すると、エラーが解決されるまで、それ以降の印刷処理が全て停止する。そこで、図20に示す従来のジョブスキップでは、印刷不可エラーとなるジョブ1の印刷を保留し、印刷可能なジョブ2から先に印刷することで印刷処理が全て停止するのを防止していた。
図4に示す参考例1は、CPUが、少なくとも3つのコア(コア1、コア2、コア3)を含むマルチコアを有し、PDLデータ走査処理およびPDL展開処理(画像データ作成処理)を実行するためにコア1〜コア3を用いる画像形成装置におけるジョブスキップ処理である。なお、この参考例1においてCPUは、下記の印刷処理判定手段、割り当て配分手段として機能する。参考例1では、印刷する用紙サイズの用紙がトレイにない場合は給紙不可となり、印刷処理が不可能と判定される。そして、図4の例では、当初、コア1がジョブ1の画像データを作成し、コア2がジョブ2の画像データを作成し、コア3がジョブ3の画像データを作成するように、分散処理が行われている。
この状態の下で、印刷処理判定手段により、コア1がジョブ1の画像データを2ページ作成した時点で給紙不可と判定されると、割り当て配分手段がコア1によるジョブ1の画像データ作成を中断させ、受け付け順がジョブ1の次に新しく、給紙が可能な(給紙不可が判明していない状態も含む)ジョブ2の画像データ作成にコア1とコア2を集中させている。これにより、印刷開始が決定するまでの画像データの作成時間を短縮させている。
また、印刷処理判定手段は、コア1およびコア2がジョブ2の画像データを3ページ作成した時点で給紙不可と判定すると、割り当て配分手段がコア1およびコア2によるジョブ2の画像データの作成を中断させ、割り当て配分手段が、受け付け順がジョブ2の次に新しく、給紙可能な(給紙不可が判明していない状態も含む)ジョブ3の画像データ作成にコア1、コア2、コア3を集中させている。これにより、印刷開始が決定するまでの画像データ作成時間を短縮している。ジョブ3では、3ページ目まで給紙可能であることが判明したため、印刷処理を開始する。印刷開始後のジョブ3は、コア1〜3を集中させて画像データを作成するため、画像データ作成処理を印刷処理に間に合わせることが可能となって、効率良く、印刷処理することができている。
このように、参考例1では、各ジョブで使用するサイズの印刷用紙が切れている場合(すなわち「印刷不可」の場合)に、あるジョブのPDL展開処理に用いていたコアを他のジョブの処理に割り当てることで、印刷処理全体がより効率的となって、迅速に印刷処理することができるものとなっている。
また、参考例1では、印刷を開始するジョブがある場合に、当該ジョブにコアを集中させるコア割り当てを行うことで、PDL展開処理の処理能力を高め、印刷処理がPDL展開処理待ちになることを防ぎ、紙に印字する印刷処理が停止するのを防止することができる。
次に、参考例2として、印刷不可ジョブのジョブスキップ処理の他の一例について説明する。図5は、参考例2としてのジョブスキップ処理を説明する図である。なお、本参考例2は、CPUが、少なくとも4つのコア(コア1、コア2、コア3、コア4)を含むマルチコアを有し、PDLデータ走査処理およびPDL展開処理(画像データ作成処理)を実行するためにコア1〜コア4を用いる画像形成装置におけるジョブスキップ処理の一例である。ここで、CPUは、下記のデータ走査処理部、PDL展開処理部およびコア割り当て部として機能する。また、CPUは、所定のイベントの発生に応じて、当該イベントにより再コア割り当てが必要か否か等の判定をする判定部としても機能する。参考例2は上記参考例1に対し、参考例1での各ジョブのPDL展開処理を、マルチコアを利用してPDLデータ走査処理と、PDL展開処理とに分けて実施する点に特徴がある。
図5に示すように、参考例2では、参考例1での各ジョブのPDL展開処理を、画像データの印刷処理が可能か否かを判定するためのデータ走査処理部によるPDLデータ走査処理と、PDLデータから画像データを作成するPDL展開処理部によるPDL展開処理とに分けて実施している。図5の例では、当初、コア1がジョブ1のデータ走査を行い、コア2がジョブ1のPDL展開処理を行い、コア3がジョブ2のデータ走査を行い、コア4がジョブ2のPDL展開処理を行うようにコア割り当てが行われている。
まず、コア1によるジョブ1のデータ走査により、2ページ目で印刷不可が判明すると、コア2が行っていたジョブ1の画像データ作成(PDL展開処理)も中断させている。ここで、使われなくなったコア1は、コア割り当て部により、ジョブ2のデータ走査を行うコア3と一緒にデータ走査を行うようにされ、使われなくなったコア2は、ジョブ2の画像データ作成を行うコア4と一緒にPDL展開処理を行うようにされる。そして、一定のページ数(ここでは、3ページ目)まで印刷可能と判断すると、コア割り当て部により、データ走査を行っていたコア1とコア3を解放して、ジョブ2の画像データ作成に集中するようにコア割り当ての再配分が行われる。これにより、ジョブ2のPDL展開処理は、コア1〜4を使って高速に処理することができるため、印刷処理が開始されても印刷処理がPDL展開処理待ちになることを防止することができるようになっている。
以下では、参考例2について、図6〜図11を用いてそのジョブスキップに係る動作について説明する。
まず、印刷に係る一連の処理を管理する管理処理について、図6および図7を用いて説明する。図6および図7は、印刷に係る一連の処理を管理する管理処理を説明する図である。
図6では、マルチコアにより、現在のジョブ数に対応する複数のPDLデータ走査/展開処理に対し、コアを分散して処理が行われる。また、並列処理される各PDLデータ走査/展開処理時のイベントによって、PDLデータ/展開処理におけるコアの再配分(再コア割り当て)が必要になった場合には、割り当ての見直しが行われる。
まず、新規ジョブが投入された場合は(本体の状態変更)(ステップS600)、PDLデータ走査/展開処理のコア割り当てが行われる(ステップS601)。このPDLデータ走査/展開処理のコア割り当ての詳細については、後述する。
コア割り当てが行われると、割り当てられたコア毎にジョブ1〜ジョブnまでのPDLデータ/展開処理が並列に処理される(ステップS602、S603、S604)。その後、所定のイベントが発生すると、全PDL展開処理が完了したか否かを判定する(ステップS605)。全PDL展開処理が完了していない場合(ステップS605でNo)は、ステップS606に進み、発生したイベント内容に応じて再コア割り当てが必要か否かを判定する。
ここで、再コア割り当てが必要でなければ(ステップS606でNo)、他のイベントの発生を待機し(ステップS607)、ステップS606に進んで、再び、イベントにより再コア割り当てが必要か否かを判定する。再コア割り当てが必要になった場合は(ステップS606でYes)、ステップS601に進んでPDLデータ走査/展開処理のコア割り当て処理が再度行われる。また、上記ステップS605において、全PDLデータ走査/展開処理が完了した場合は(ステップS605でYes)、処理が終了する。
図7にそのイベントの例を示している。新規ジョブ投入後における参考例2での再コア割り当てが有効なイベントとしては、図7に示す(3)ジョブの展開が終了した場合(つまり、いずれかの1または複数のジョブに対するデータ走査処理およびPDL展開処理の総数が減ってコアが余る場合)、(4)新規に印刷不可のジョブ(ジョブ1〜ジョブnのうち、ジョブk)が判明した場合(つまり、印刷不可ジョブのコアを他に配分する必要がある場合)、(5)あるジョブ(ジョブ1〜ジョブnのうち、ジョブk)が印刷可能となる場合(つまり、印刷可能となったジョブにコアを集中させる場合)などがある。
続いて、上記ステップS601におけるコア割り当て処理の詳細を図8に示す。図8に示す参考例2におけるコア割り当て処理は、印刷開始可能なジョブの有無を判断し(ステップS800)、印刷開始可能なジョブが有る場合は(ステップS800でYes)、ステップS801に進んで、最初の開始可能なジョブの印刷を開始し、印刷を開始したジョブのPDL展開処理にコアを集中して割り当てるようにする(ステップS802)。また、ステップS800において、印刷開始可能なジョブがない場合は(ステップS800でNo)、ステップS803で「印刷不可」以外のジョブが有るか否かを判定する。
「印刷不可」以外のジョブが有る場合は(ステップS803でYes)、印刷不可以外のジョブのPDL走査処理とPDL展開処理にコアを分散割り当てする(ステップS804)。一方、ステップS803において、「印刷不可」以外のジョブがない場合は(ステップS803でNo)、ステップS805に進んで、全ジョブのPDL走査処理とPDL展開処理にコアを分散割り当てする。
印刷可能判定は、参考例2では図9に示すように、各トレイの用紙が給紙可能か否かを全てのトレイについて判定し、印刷ジョブが要求する用紙が給紙できない状態にあるときは、印刷不可と判定する。
続いて、上記ステップS602〜S604におけるPDLデータ走査/展開処理の詳細を図10(PDLデータ走査処理)および図11(PDL展開処理)に示す。
図10に示すPDLデータ走査処理では、はじめに、PDLデータの1ページ分のコマンドの走査を行い(ステップS1000)、その走査の結果、ページが印刷不可か否かを判定する(ステップS1001)。ページが印刷不可と判定されると(ステップS1001でYes)、当該ジョブのデータ走査処理を中断すると共に(ステップS1002)、同じジョブのPDL展開処理(この処理は別のコアにより並行して実行されている)も中断させる(ステップS1003、ステップS1004)。このPDL展開処理は、再開の指示(ステップS1005)によって再開される。
また、ステップS1001において、上記走査の結果、ページが印刷不可でないと判定された場合は(ステップS1001でNo)、nページまでデータ走査が済んだか否かを判断する(ステップS1006)。nページまでデータ走査が済んだ場合は(ステップS1006でYes)、他に印刷が開始されているジョブがないか否かを判定する(ステップS1007)。印刷が開始されているジョブがない場合は(ステップS1007でYes)、印刷開始が可能であることを通知する(ステップS1008)。
ここで、印刷が開始されるとデータ走査処理は終了するが(ステップS1009でYes)、印刷が開始されない場合は(ステップS1009でNo)、ステップS1010に進んで、全ページのデータ走査が完了したか否かを判定する。全ページのデータ走査が完了すると(ステップS1010でYes)、処理が終了となるが、まだ全ページのデータ走査が完了していなければ(ステップS1010でNo)、ステップS1000に戻り上記処理を繰り返す。
次に、PDL展開処理の詳細を説明する。図11に示すPDL展開処理では、PDLデータの1ページ分のコマンドをビットマップデータに変換処理する(ステップS1100)。そして、該当のジョブデータ(全ページ分のコマンド)が終了したか否かを判断し(ステップS1101)、ジョブデータが終了していなければステップS1100に戻り(ステップS1101でNo)、ジョブデータが終了していれば(ステップS1101でYes)、図12のメインルーチンに戻る。なお、本PDL展開処理は、PDLデータ走査処理を実行するコアとは別のコアにより並行して実行され、上述の図10に示したステップS1003の「PDL展開処理の中断」処理が発生した場合、本処理は中断し、ステップS1005の再開指示後再開する。
以上のようにして、参考例2では、各ジョブに対する処理を、PDLデータ走査処理と、PDL展開処理とに分けて実施するようにしたため、参考例1よりも印刷可能判定をより早く行えるようになり、マルチコアの割り当ての再配分を迅速に実施することができるようになっている。また、PDLデータ走査処理による印刷可能判定後は、コアをPDL展開処理に集中させることができるため、より高速にPDL展開処理を行うことが可能となり、印刷処理が開始しても印刷処理がPDL展開処理待ちになることを防止することができるようになっている。
続いて、本実施形態でのプリンタ印刷処理における印刷不可ジョブのジョブスキップ処理の概要について、図12を用いて説明する。なお、以下では、説明の簡単のため、CPUが、4つのコア(コア1、コア2、コア3、コア4)とその他のコアを含むマルチコアを有し、PDLデータ走査処理およびPDL展開処理(画像データ作成処理)を実行するためにコア1〜コア4を用いるものとして説明する。その他の処理(管理処理等)は、上記その他のコアにより実行されるものとする。なお、CPUは、下記のデータ走査処理部(データ走査部)、PDL展開処理部(展開処理部)およびコア割り当て部として機能する。また、CPUは、所定のイベントの発生に応じて、当該イベントにより再コア割り当てが必要か否か等の判定をする判定部としても機能する。
図12は、本実施形態におけるジョブスキップ処理の概要を説明する図である。図12に示す例では、コア割り当てを1ページ単位でおこなっており、比較のため、図5に示した参考例2のコア割り当てを1ページ単位にしたものを図13に示している。なお、図12等で、コア割り当てを1ページ単位で行っているのは、説明の簡単のためであり、これに限らず、参考例2のように、1ページ分をさらに分割した単位で行うことができる。
図12に示すジョブスキップ処理では、参考例2のジョブスキップ処理に対して、後述のようにPDLデータ走査/展開処理において、初期段階に画像形成装置本体の状態変更(状態変化)の発生を検知してコアの割り当てを見直している。これは、検知されたプリンタの状態変更を基に、より早く印刷可/不可を判定し、再開されるジョブや新規に投入されたジョブを含めて、コアの割り当ての見直しを実施できるようにしたものである。また、後述のように、印刷開始可能ジョブがなく、かつ、「印刷不可」以外のジョブがある場合に、「印刷可能」のジョブに優先順位を着けてコア割り当ての再配分を行っている。これにより、例えば、「印刷可能」のジョブに対する処理のうち、処理を早く済ませる必要がある処理など優先すべき処理にコアを多く割り当てることができ、その結果、印刷可能な印刷ジョブを迅速に印刷することができるようになる。
図12では、参考例2と同様に、各ジョブのPDL展開処理を、画像データの印刷処理が可能か否かを判定するためのデータ走査処理部によるデータ走査と、PDL展開処理部による画像データ作成処理とに分けて実施している。図12の例では、最初、コア1がジョブ1のデータ走査を行い、コア2がジョブ1のPDL展開処理を行い、コア3がジョブ2のデータ走査を行い、コア4がジョブ2のPDL展開処理を行うようにコア割り当てが行われている。
まず、コア1によるジョブ1のデータ走査により、2ページ目で印刷不可が判明すると、コア2が行っていたジョブ1の画像データ作成(PDL展開処理)も中断させている。ここで、使われなくなったコア1およびコア2は、図12の例では、ジョブ2が印刷開始可能となったときに、ジョブ2の3ページ目のデータ走査を完了したコア3と一緒にジョブ2の2ページ目以降の画像データ作成に集中するようにコアの割り当ての再配分が行われる。また、ジョブ2について、一定のページ数(ここでは、3ページ目)まで印刷可能と判断でき、さらにジョブ2の1ページ目の画像データ作成が完了すると、印刷処理が開始される。このように、ジョブ2の2ページ目以降のPDL展開処理(画像データ作成)は、コア1〜4を使って高速に処理することができるため、このままジョブ2について印刷可能の状態であれば、図13(参考例2の変形例)のように、印刷処理が開始されても印刷処理がPDL展開処理待ちになることを防止することができるようになっている。
ところが、図12の例では、ジョブ1に対し、給紙できなかったA3の用紙が補給され、ジョブ2の1ページ目の印刷途中で次に給紙するA4の用紙切れが生じるという状態変更が発生したため、ジョブ2の印刷は1ページ目で中断する。また、このときジョブ3が投入されたとする。この状態変更後、ジョブ2は、必要な用紙の補給後処理を再開するが、すでに2ページ目まで画像データを作成済みで余裕があるので、ジョブ2の3ページ目の画像データ作成用にコア1のみ用い、コア2〜4を解放する。一方、ジョブ2のコア2〜4が解放(キャンセル)されるとジョブ1が再開するのでコアの割り当てを多くすることとして、コア2およびコア3をジョブ1の画像データ作成に割り当て、余ったコア4を、ジョブ3のデータ走査/画像データ作成処理に割り当てている。そして、コア割り当ての再配分が行われた後に、中断されたジョブのうち印刷可能なジョブを再開させ、新規のジョブを開始させている。なお、ここでのコア割り当ての再配分はコア割り当て部により行われる。
このように、本実施形態のジョブスキップ処理では、参考例2とは異なり、本体状態の変更や新規ジョブの投入といったイベントが検出された場合にも、コア割り当ての再配分が行われるので、PDLデータ走査/展開処理をより効率よく実施することができる。なお、図12に示した例は、説明のための一例であり、各ジョブのデータ走査処理および画像データ作成処理に対するコアの割り当ての優先順位は、画像形成装置各部の処理能力、処理速度等に応じて設定される。
次に、図14〜図17を用いて、本実施形態におけるジョブスキップに係る動作について説明する。
はじめに、本実施形態での印刷に係る一連の処理を管理する管理処理の流れを図14に示す。この処理の流れは、図6に示した参考例2の管理処理と基本的に同様である。したがって、共通する処理については説明を省略する。ただし、再コア割り当てが有効なイベントとして2つのイベントが追加されている。参考例2では、前述のように、図7に示したイベントの例のうちの(3)あるジョブの展開が終了した場合、(4)新規に印刷不可のジョブが判明した場合、(5)あるジョブが印刷可能となる場合の3つを例示したが、本実施形態では、図7に示した(1)新規ジョブ投入の場合(つまり、新規ジョブの投入により、新規ジョブに対する新規のデータ走査処理やPDL展開処理を実施する場合)と、(2)本体状態の変更の場合(印刷可/不可の状態が変化した場合および変化する可能性のある場合)が追加される。
続いて、上記管理処理のステップS1401におけるコア割り当て処理の詳細を図15に示す。図15に示すコア割り当て処理のステップS1500〜ステップS1505はそれぞれ、図8に示した参考例2のコア割り当て処理のステップS800〜ステップS805に対応している。ただし、本実施形態では、参考例2とは異なり、印刷開始可能なジョブが無く「印刷不可」以外のジョブがある場合に行うステップS1504にて、「印刷可」のジョブのPDLデータ走査処理/PDL展開処理にコアを優先して割り当てるようにしている。また、このときコアの割り当てに優先順位を着けて行う。
図17に、画像形成装置本体における状態の変化に応じたコア割り当ての見直しの例を示す。同例では、最初ジョブ1とジョブ2のみがあり、ジョブ(Job)1が印刷不可であり、ジョブ2が印刷可であったものとする。このときはステップS1504により、ジョブ2にコア1〜4が優先して割り当てられている(図示せず)。ここで、図17に示すように、ジョブ2が印刷可の状態から印刷不可の状態になると、すなわち、ジョブ1とジョブ2が共に印刷不可の状態となると、ステップS1505により、コア1,2がジョブ1に割り当てられ、コア3,4がジョブ2に割り当てられる(分散割り当て)。
その後、ジョブ1が印刷不可の状態から印刷可の状態になると、ステップS1504により、同図の例ではジョブ1を優先し、ジョブ1にコア1,2,3が割り当てられ、ジョブ2にコア4が割り当てられる。さらに、新規のジョブ3が投入されると、ステップS1504によりコアの割り当てを見直し、同図の例では、ジョブ1にコア1,2が割り当てられ、ジョブ2にコア3が割り当てられ、ジョブ3にコア4が割り当てられる。このように、画像形成装置本体における状態の変化に応じて、コアの割り当ての見直しが行われる。
続いて、上記管理処理のステップS1402〜S1404におけるPDLデータ走査/展開処理のうち、PDLデータ走査処理の詳細を図16に示す。なお、PDL展開処理は、図11を用いて前述した参考例2のPDL展開処理と同様であるので、ここでは図示せず、その説明は省略する。
図16に示す処理のステップS1605〜ステップS1615はそれぞれ、図10に示し前述したPDLデータ走査処理のステップS1000〜ステップS1010に対応し、同様の処理を行っている。ここでは共通する処理の説明は省略する。図16に示す本実施形態における処理フローは、参考例2のPDLデータ走査処理のはじめに、ステップS1600〜ステップS1604の処理を追加した処理フローとなっている点が異なっている。
ステップS1600では、画像形成装置における本体状態変更を検出する。その検出の結果、ページが印刷不可であると判定されると(ステップS1601でYes)、当該ジョブのPDL展開処理を中断させる(ステップS1602、ステップS1603)。このPDL展開処理は、再開の指示(ステップS1604)によって再開される。
そして、PDL展開処理の再開後、または、ステップS1601でページが印刷不可ではないと判定されると(同ステップでNo)、ステップS1605以降の処理、すなわち前述した図10のステップS1000〜ステップS1010の処理と同様の処理を実行する。なお、ステップS1601での判定は、ステップS1600〜S1615のループにおいてすでにPDLデータのコマンドが解析されているページについてはそのページが印刷不可か否かを判断し、ループの初期でデータ走査がなされていない段階では、任意のページが印刷不可か否かを判断する。
本実施形態では、前述の参考例2の効果に加え、画像形成装置における本体状態変更を検出しPDLデータ走査処理におけるPDLデータのコマンドの走査(解析)よりも前に印刷可能判定を行うことによって、前述の参考例2よりも効率の良いマルチコアの割り当ての再配分を迅速に実施することができる。また、印刷開始可能なジョブが無く「印刷不可」以外のジョブがある場合に、優先順位を着けて各ジョブに対するPDLデータ走査処理およびPDL展開処理にコアを割り当てるので、さらに効率良く迅速に印刷処理することができる。
なお、本実施形態の画像形成装置の機能を実現させるプログラムは、当該装置のプログラムROM33やその他の不揮発性記憶媒体に予め組み込まれて提供される以外に、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録し提供することも可能である。
または、上記プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供または配布するように構成してもよい。
以上、発明を実施するための実施の形態について説明を行ったが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を損なわない範囲で変更することが可能である。
10 プリンタ
20 ホストPC
30 コントローラ
31 ホストI/F
32 CPU
33 プログラムROM
34 RAM
35 フォントROM
36 NV−RAM
37 パネルI/F
38 エンジンI/F
39 オプションRAM
40 プリンタエンジン
40a 給紙トレイ部
40b 給紙部
40c 印刷部
40d 排紙部
40e 排紙トレイ
50 操作パネル
61 PDL展開モジュール
62 ジョブ管理モジュール
63 ネットワーク管理モジュール
64 メモリ管理モジュール
65 印刷管理モジュール
66 システム管理モジュール
67 操作パネル管理モジュール
68 サービス提供モジュール群
100 ネットワーク
特開2002−200821号公報

Claims (10)

  1. 複数の印刷ジョブを受け付ける受付手段と、
    複数のコアを有し複数の処理を並列に実行する制御手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記受付手段で受け付けた複数の印刷ジョブそれぞれのデータを印刷可能か1ページごとに判定する判定処理と、該複数の印刷ジョブそれぞれの画像データを作成する展開処理と、を前記複数のコアそれぞれに割り当てる割当部と、
    前記判定処理において印刷不可と判定されたときに、該印刷不可と判定されたページを有する印刷ジョブのデータを印刷可能か1ページごとに判定する前記判定処理、および該印刷ジョブの画像データを作成する前記展開処理、を中断させるデータ走査部と、
    を有し、
    前記割当部は、前記データ走査部によって中断された前記印刷ジョブの前記展開処理を割り当てられたコア、および前記データ走査部によって中断された前記印刷ジョブの前記判定処理を割り当てられたコアに、前記複数の印刷ジョブのうち他の印刷ジョブのデータを印刷可能か1ページごとに判定する前記判定処理、または該印刷ジョブの画像データを作成する前記展開処理、を割り当てる、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記データ走査部は、ページ記述言語データの1ページ分の解析の結果当該ページの印刷不可が判明すると、当該データ走査部による解析および対応する前記展開処理を中断させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記割当部は、印刷開始する印刷ジョブがある場合には当該印刷ジョブにコアを集中して割り当て、印刷開始した印刷ジョブがなく全印刷ジョブが印刷不可の状態の場合にはコアを均等に割り当て、印刷開始した印刷ジョブがなく印刷可の印刷ジョブがある場合には、印刷可の印刷ジョブに優先順位を着けて優先して割り当てることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. イベントの発生に応じて、前記複数のコアの割当ての再配分が必要か否か判定する判定部を備え、
    前記割当部は、前記判定部による前記判定結果に応じてコア割り当ての再配分を行い、
    前記割当部によるコア割り当ての再配分が行われた後に、中断された前記印刷ジョブのうち印刷可能な印刷ジョブを再開させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記判定部は、前記イベントの1つとして新規印刷ジョブが投入された場合に、前記複数のコアの割り当ての再配分が必要と判定し、該判定結果に応じて、前記コア割り当て部によりコア割り当ての再配分を行うことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 複数の印刷ジョブを受け付ける受付手段と、複数のコアを有し複数の処理を並列に実行する制御手段を備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記制御手段を、
    前記受付手段で受け付けた複数の印刷ジョブそれぞれのデータを印刷可能か1ページごとに判定する判定処理と、該複数の印刷ジョブそれぞれの画像データを作成する展開処理と、を前記複数のコアそれぞれに割り当てる割当部、および、
    前記判定処理において印刷不可と判定されたときに、該印刷不可と判定されたページを有する印刷ジョブのデータを印刷可能か1ページごとに判定する前記判定処理、および該印刷ジョブの画像データを作成する前記展開処理、を中断させるデータ走査部として機能させ、
    前記割当部が、前記データ走査部によって中断された前記印刷ジョブの前記展開処理を割り当てられたコア、および前記データ走査部によって中断された前記印刷ジョブの前記判定処理を割り当てられたコアに、前記複数の印刷ジョブのうち他の印刷ジョブのデータを印刷可能か1ページごとに判定する前記判定処理、または該印刷ジョブの画像データを作成する前記展開処理、を割り当てる、
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 前記データ走査部は、ページ記述言語データの1ページ分の解析の結果当該ページの印刷不可が判明すると、当該データ走査部による解析および対応する前記展開処理を中断させることを特徴とすることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置の制御方法。
  8. 前記割当部が、印刷開始する印刷ジョブがある場合には当該印刷ジョブにコアを集中して割り当て、印刷開始した印刷ジョブがなく全印刷ジョブが印刷不可の状態の場合にはコアを均等に割り当て、印刷開始した印刷ジョブがなく印刷可の印刷ジョブがある場合には、印刷可の印刷ジョブに優先順位を着けて優先して割り当てることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の画像形成装置の制御方法。
  9. 前記制御手段を、イベントの発生に応じて、前記複数のコアの割当ての再配分が必要か否か判定する判定部として更に機能させ、
    前記割当部は、前記判定部による前記判定結果に応じてコア割り当ての再配分を行い、
    前記割当部によるコア割り当ての再配分が行われた後に、中断された前記印刷ジョブのうち印刷可能な印刷ジョブを再開させることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
  10. 前記判定部は、前記イベントの1つとして新規印刷ジョブが投入された場合に、前記複数のコアの割り当ての再配分が必要と判定し、該判定結果に応じて、前記コア割り当て部によりコア割り当ての再配分を行うことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置の制御方法。
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