JPH11115278A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH11115278A
JPH11115278A JP9277271A JP27727197A JPH11115278A JP H11115278 A JPH11115278 A JP H11115278A JP 9277271 A JP9277271 A JP 9277271A JP 27727197 A JP27727197 A JP 27727197A JP H11115278 A JPH11115278 A JP H11115278A
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band
printing apparatus
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JP9277271A
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Nariyuki Takahashi
成幸 高橋
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーランエラーの発生を防止する。 【解決手段】 受信データ解析部8は、1バンドごと中
間コード生成部10に解析情報を転送する。中間コード
生成部10は、イメージ展開する場合の所要時間に対応
する展開能力値を受信データ解析部8に返す。受信デー
タ解析部8は、この展開能力値と記録媒体種類の情報を
ページリソースに添付し、印刷管理部12に対し印刷要
求を行う。印刷管理部12は、1ページずつエンジン制
御部14に印刷を依頼する。エンジン制御部14は、印
刷を依頼されると、ページリソースに添付されている記
録媒体の種類と各バンドごとの展開能力値の最大値とか
ら、エンジンスピード参照テーブル16を参照し、最適
なエンジンプロセススピードを決定し、プリントエンジ
ン4に指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、レーザプ
リンタのように、ホスト等から入力される印刷データを
中間コードに変換した上でイメージ展開して印刷を行う
印刷装置に関し、特に、所定の数段階のエンジンスピー
ドにて動作可能なプリントエンジンを有する印刷装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる印刷装置では、ホスト等から受信
した印刷データを、例えば、1バンドごとに中間コード
に変換し圧縮した上で一旦バッファに格納し、印刷を起
動した後、ビットマップデータに展開してプリントエン
ジンに転送することにより印刷を行う。このような印刷
装置のうち、例えばレーザプリンタのような電子写真プ
ロセスを用いた印刷装置では、通常、光書込み系や感光
体(ドラム)等から構成されるプリントエンジン側の印
刷スピードは一定であり、例えば、感光体(ドラム)
は、一端回り始めたら等速で回転し続ける。従って、印
刷を起動した後、プリンタコントローラ側の印刷データ
の処理、例えば、ビットマップデータへの展開が遅れて
しまうと、プリントエンジン側のスピードに間に合わ
ず、いわゆるオーバーランエラーが生じてしまう。かか
るオーバーランエラーは、具体的には、1バンド内に生
成されている中間コードの数又は面積がエンジンスピー
ドに対応する所定の数又は面積を越えた時に発生する。
【0003】そこで、従来より、かかる中間コードの数
又は面積を抑制する技術として、展開バッファを大きく
する、または、あらかじめ閾値を定め、実際にホストか
ら印刷データが送信され、中間コードを生成する際、そ
の閾値を越えた場合には、印刷の起動をかける前に一旦
ビットマップデータに展開することが行われている。後
者の方法は、事前展開とも呼ばれ、例えばレーザプリン
タのようなページプリンタでは、通常、1頁分の中間コ
ードを全て作ってから印刷を起動するのに対し、この1
頁分の中間コード作成中に、中間コードの数又は面積等
がある閾値を越えた場合には、一旦ビットマップデータ
に戻してワークメモリ上に展開し、それを新たに中間コ
ードとして再生成し或いは圧縮データとして持つ等する
ものである。
【0004】一方、電子写真プロセスを用いたプリンタ
は、普通紙、厚紙、封筒、OHPシート等の各種記録媒
体への出力が可能であるが、各種記録媒体への出力に際
して、同一プロセス条件では目標とする画像品質が得ら
れないため、記録媒体の種類によって転写後の定着条件
を変えることで対応している。例えば、定着温度を変え
るもの等があり、また、OHPシートや封筒・厚紙等の
場合に、転写プロセスまでのプロセススピードよりも定
着時のプロセススピードを遅くすることも提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、展開バ
ッファを大きくするためには、それだけメモリの容量も
大きくなり、プリンタ全体のコストアップにつながりか
ねない。
【0006】また、上述した事前展開を行うためにも、
事前展開用のメモリが必要となるので、閾値を越えた場
合でもメモリを確保できない場合には、当然事前展開も
不可能で、結果として、オーバーランエラーが発生して
しまうのは避けられない。
【0007】一方、上述したように、OHPシートや封
筒・厚紙等の記録媒体では、普通紙よりも定着スピード
を遅くすることも提案されているが、OHPシートと封
筒・厚紙では透過像と反射像というように、その画像の
見方が全く異なっているものであり、これらを同一のプ
ロセススピードで形成させることは画像品質的に不十分
である。また、上述した定着温度を変える方法では、周
囲環境との関係も大きく、また、印刷データの内容に関
係なく一様に記録媒体の種類によって定着温度を変える
ため、印刷データの内容によっては、充分に定着不良を
抑制するのが困難である。
【0008】本発明の目的は、所定の数段階のエンジン
スピードにて動作可能なプリントエンジンを有するプリ
ンタにおいて、印刷データの内容に応じてエンジンスピ
ードを変化させることにより、オーバーランエラーの発
生を完全に防止できるプリンタを提供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、以上の如きオ
ーバーランエラーの発生を防止し得るプリンタにおい
て、更に、OHPシートなどのトナーが定着しにくい記
録媒体であっても有効に定着不良を抑制し得るプリンタ
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、印刷データを中間コードに変換する段
階で、予め中間コードデータをイメージ展開する場合の
所要時間に対応する展開能力値を所定の領域ごとに定量
的に算出し、この展開能力値に応じて数段階のエンジン
スピードのうち最適のものを選択するようにしている。
【0011】これにより、印刷起動後にオーバーランエ
ラーが生じる程展開能力値が大きい時に、プリントエン
ジン側のエンジンスピードを落とすことが可能となるの
で、オーバーランエラーの発生は完全に防止される。
【0012】即ち、請求項1記載の発明では、所定の数
段階のエンジンスピードにて動作可能なプリントエンジ
ンを有し、ホストから受信した印刷データを所定の領域
ごとに中間コードに変換した上でイメージ展開して前記
プリントエンジンに転送する印刷装置において、前記印
刷データを前記所定の領域ごとに中間コードに変換する
段階で、予め該領域の中間コードデータをイメージ展開
する場合の所要時間に対応する中間コードの数又は面積
の値を定量的に算出し、該算出値に応じて前記数段階の
エンジンスピードのうち最適のエンジンスピードを選択
することを特徴としている。
【0013】また、請求項2記載の発明では、前記所定
の領域は1バンドであることを特徴としている。
【0014】更に、請求項3記載の発明では、前記所定
の領域ごとの算出値の最大値をページ単位で求め、該最
大値を基準に前記数段階のエンジンスピードのうち最適
のエンジンスピードを選択することを特徴としている。
【0015】一方、請求項4記載の発明では、前記印刷
データを前記所定の領域ごとに中間コードに変換する段
階で、算出中の中間コードの数又は面積の値の累計が所
定の閾値を越え、且つ展開用のメモリが確保できる場合
には、印刷を起動する前に、一旦イメージ展開すること
を特徴としている。
【0016】従って、このような事前展開によりオーバ
ーランエラーの発生を防止できる上に、事前展開用のメ
モリが確保できない場合でも、展開能力値が大きい時に
はプリントエンジン側のエンジンスピードを落とすこと
が可能なので、オーバーランエラーの発生を防止し得
る。
【0017】尚、請求項5記載の発明では、記録媒体の
種類に応じて前記数段階のエンジンスピードを異ならし
めることを特徴としている。
【0018】これにより、オーバーランエラーの発生を
防止し得る上に、更に、OHPシートなどのトナーが定
着しにくい記録媒体であっても有効に定着不良を抑制し
得る。
【0019】また、請求項6記載の発明では、所定の数
段階のエンジンスピードにて動作可能なプリントエンジ
ンを有する印刷装置において、ホストから受信した印刷
データを1バンドごとに順次解析する受信データ解析部
と、前記受信データ解析部が解析した情報により1バン
ドごとに中間コードを生成する中間コード生成部と、前
記受信データ解析部からの印刷要求に基づき前記プリン
トエンジンに印刷を指示するエンジン制御部とを備え、
前記中間コード生成部は、中間コードに変換する段階
で、予め該バンド内の中間コードデータをイメージ展開
する場合の所要時間に対応する中間コードの数又は面積
の値を1バンドごとに定量的に算出し、前記エンジン制
御部は、前記中間コード生成部が1バンドごとに算出し
た値の最大値を1ページごとに求め、該最大値により前
記数段階のエンジンスピードのうち最適なエンジンスピ
ードを選択することを特徴としている。
【0020】尚、請求項7記載の発明では、更に、記録
媒体の種類ごとにそれぞれ前記数段階のエンジンスピー
ドを定めて記憶させた記憶手段を備え、前記エンジン制
御部は、該記憶手段を参照することにより、記録媒体の
種類ごとに最適なエンジンスピードを選択することを特
徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
プリンタについて、図面を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施形態である印刷装
置の主要部の構成を示す機能ブロック図である。
【0023】この印刷装置は、レーザビームを光源とす
る光書込み系と、電子写真プロセスを組み合わせて転写
紙上に画像を形成する、いわゆる電子写真式(レーザ)
プリンタである。また、ホスト等から入力される印刷デ
ータを1バンドごと中間コードに変換し、1ページ分の
中間コードデータがそろったところでビットマップデー
タに展開してプリントエンジンに転送することにより、
1ページごとに印刷を行うページプリンタであり、所定
の数段階のエンジンスピードにて動作可能なプリントエ
ンジンを有している。
【0024】尚、本実施形態では、モノクロの電子写真
式(レーザ)プリンタであることを前提として説明を行
う。
【0025】即ち、図1を参照して、本実施形態の印刷
装置は、プリンタコントローラ2とプリントエンジン4
とを備えている。プリンタコントローラ2は、図示しな
いホストコンピュータから受信し、受信バッファメモリ
内に収納されている印刷(画像)データ6を1バンドご
とに順次解析する受信データ解析部8と、受信データ解
析部8が解析した情報により1バンドごとに中間コード
を生成する中間コード生成部10と、受信データ解析部
8が作成した1ページごとの印刷イメージを受け取り管
理する印刷管理部12と、受信データ解析部8からの印
刷要求に基づきプリントエンジン4に印刷を指示するエ
ンジン制御部14を有している。
【0026】中間コード生成部10は、中間コードに変
換する段階で、予め当該バンド内の中間コードデータを
イメージ展開する場合の所要時間に対応する中間コード
の数又は面積の値を1バンドごとに定量的に算出し、エ
ンジン制御部14は、バンドごとの算出値の最大値を1
ページごとに求め、この最大値により数段階のエンジン
スピードのうち最適なエンジンスピードを選択する。印
刷管理部12は、受信データ解析部8が作成した1ペー
ジごとの印刷イメージを受け取り、時系列的に貯めてお
き、1ページずつエンジン制御部14に印刷を依頼す
る。エンジン制御部14は、記録媒体の種類ごとにそれ
ぞれ上記最大値と数段階のエンジンスピードとを対応さ
せたメモリのテーブル(エンジンスピード参照テーブ
ル)16を参照して、上述した最適なエンジンスピード
を選択して印刷を実行する。
【0027】また、本実施形態の印刷装置は、更に、受
信データ解析部8に記録媒体の種類を指示する記録媒体
指示部18と、記録媒体指示部18に記録媒体種類のデ
ータを入力するホストコンピュータ指示コマンド或いは
装置パネル上ボタンの記録媒体指定入力部20がそれぞ
れ図1のように設けられている。
【0028】尚、以上に述べた受信データ解析部8、中
間コード生成部10、印刷管理部12、エンジン制御部
14等の各機能ブロックは、本実施形態の印刷装置に設
けられたROMなどの命令記憶手段に記憶された命令群
(コンピュータプログラム及び必要なデータ)に従っ
て、同じく本実施形態の印刷装置に設けられた処理装置
(CPU)が所要の処理を実行することにより形成され
る。
【0029】プリントエンジン4は、所定の数段階のエ
ンジンスピードにて動作可能な電子写真式の画像形成プ
ロセスエンジンである。即ち、プリントエンジン(画像
形成プロセスエンジン)4は、感光体(ドラム)22、
上述したエンジン制御部14からの印刷指示に従い感光
体(ドラム)22上に露光する光書込み系24、ロータ
リー現像器26、転写ドラム28、定着器30、給紙機
構32等から構成されている。
【0030】光書込み系24は、画像の各ドットに対応
してオン/オフされるレーザ光源と、これを画像の幅方
向で感光体(ドラム)表面に走査するポリゴンと呼ばれ
る多面鏡から構成されている。一様に帯電させた感光体
(ドラム)22表面に上述した光書込み系24によって
画像情報に応じた光を照射して静電潜像を形成し、逆極
性に帯電させたトナーを付着させ、このトナー像をロー
タリー現像器26及び転写ドラム28により、給紙機構
32から供給される転写紙(記録媒体34)上に電気的
な力で転写した後、定着器30により熱で溶かして定着
させるものである。
【0031】さて、以上のように構成された本実施形態
の印刷装置の動作の概略を、図1を参照して説明すれ
ば、受信データ解析部8は、図示しないホストコンピュ
ータから送信された印刷データ6を順次解析し、1バン
ドごと、中間コード生成部10に解析情報を転送する。
記録媒体指示部18は、記録媒体指定入力部20から入
力された記録媒体の種類を受信データ解析部8に指示す
る。
【0032】中間コード生成部10は、解析情報から中
間コードを生成する。中間コード生成部10は、前述し
た従来例と同様に、中間コードを生成しながら所定の閾
値と比較し、この閾値を越えた場合は、事前展開に必要
なメモリを確保し事前展開を行う。事前展開に必要なメ
モリが確保できない場合は、中間コードの生成処理を続
行する。中間コードの生成処理が終了したところで、中
間コード生成部10は、中間コードバッファの先頭と中
間コードの展開能力値を受信データ解析部8に返す。
【0033】尚、ここにいう中間コードの展開能力値と
は、中間コードデータをイメージ展開する場合の所要時
間に対応する中間コードの数又は面積の値を1バンドご
とに定量的に算出したものであり、(ビットマップに)
イメージ展開した場合、黒の部分(0/1の1の部分)
がどこから始まりどれだけの幅と高さにわたって存在す
るかを指定した、その幅×高さの1バンドにおける累計
を意味する。
【0034】以上の処理を繰り返し、1ページ分の中間
コードと各バンドごとの展開能力値が生成される。受信
データ解析部8は、この各バンドごとの展開能力値の情
報と上述した記録媒体指示部18から指示された記録媒
体の種類の情報をページリソースに添付し、印刷管理部
12に対し印刷要求を行う。印刷管理部12は、ページ
リソースを含めた印刷要求を受けて、1ページずつエン
ジン制御部14に印刷を依頼する。エンジン制御部14
は、印刷を依頼されると、ページリソースに添付されて
いる記録媒体の種類の情報と各バンドごとの展開能力値
の情報を調べ、エンジンスピード参照テーブル16を参
照し、記録媒体の種類と1ページ内の各バンドごとの展
開能力値の最大値とから最適なエンジンプロセススピー
ドを決定し、プリントエンジン(画像形成プロセスエン
ジン)4に指示をした後、中間コードの展開、更に展開
データのプリントエンジン4への転送を行う。プリント
エンジン4は、エンジン制御部14により指示されたプ
ロセススピードにより当該ページの印刷を実行する。
【0035】即ち、上述した光書込み系24におけるレ
ーザ光源やポリゴンの動作速度及び感光体(ドラム)2
2の回転速度等、プリントエンジン4の各部分がこの指
示されたプロセススピードに従って動作するように制御
される。
【0036】ここで、受信データ解析部8、中間コード
生成部10、印刷管理部12、エンジン制御部14それ
ぞれの動作の詳細を、図2〜図6を参照しつつ説明す
る。
【0037】そこで、まず、受信データ解析部8の動作
について、図2のフローチャートを参照しつつ説明す
る。
【0038】尚、図2では、受信データ解析部8が印刷
データ6を解析し各バンドごとの展開能力値を添付して
印刷要求を行うフローについて説明し、記録媒体指示部
18から指示されて記録媒体の種類の情報をページリソ
ースに添付するフローについては、省略する。
【0039】まず、ホストから印刷すべきデータ以外の
コマンド等を含めたデータ送信があったか否かが判断さ
れ(S201)、かかるデータ送信があった場合には、
印刷すべきデータ(印刷データ6)があるか否かが判断
される(S202)。印刷データ6(図1参照)がある
場合には、受信バッファ(図示せず)から印刷データ6
を取り込み解析する(S203)。1バンドのデータ解
析が終了するまでこのデータ解析を続け(S204)、
終了した場合には、中間コード生成部10に解析情報を
転送し(S205)、中間コードの生成を依頼する。中
間コード生成部10により1ページ分の中間コード生成
が終了するまでS203〜S205の処理を続け(S2
06)、中間コード生成部10による1ページ分の中間
コード生成が終了した場合には、中間コードバッファ
(図示せず)の先頭と上述した1バンドごとの展開能力
値をページリソースに添付して(S207)、印刷管理
部12に対して印刷要求を行う(S208)。
【0040】次に、中間コード生成部10の動作につい
て、図3のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0041】中間コード生成部10は、1バンドごとの
データがそろったら動作を始める。即ち、上述した受信
データ解析部8による1バンドのデータ解析が終了し中
間コードの生成依頼があった場合(S301)に、中間
コードの生成を開始する(S302)。1バンドの中間
コード生成中において、前述したように、中間コード
(の数又は面積)が閾値を越えたか否かが判断され(S
303)、閾値を越えた場合には、事前展開に必要なメ
モリが確保できたか否かが判断され(S304)、メモ
リを確保できた場合には事前展開を行う(S305)。
閾値を越えない場合には、1バンド分の中間コード生成
が終了するまで中間コードの生成が続けられ(S30
6)、1バンド分の中間コードの生成が終了すると、中
間コードバッファの先頭と当該バンドの展開能力値を受
信データ解析部8に返す(S307)。
【0042】更に、印刷管理部12の動作について、図
4のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0043】印刷管理部12は、上述したように、受信
データ解析部8が作成した1ページごとの印刷イメージ
を受け取り、時系列的に貯めておき、1ページずつエン
ジン制御部14に印刷を依頼するものであり、受信デー
タ解析部8から印刷要求(ページリソース)を受信した
ら動作を始める。
【0044】まず、受信データ解析部8から印刷要求
(ページリソース)を受信した場合(S401)に、印
刷要求を時系列的に貯めておく、即ち、受信した印刷要
求を印刷キューにつなげる(S402)。そして、時系
列順に1ページずつエンジン制御部14に印刷を依頼す
る、即ち、印刷キューの先頭ページからエンジン制御部
14へページリソースを転送する(S403)。以上の
処理を印刷キューが空になるまで繰り返す(S40
4)。
【0045】更にまた、エンジン制御部14の動作につ
いて、図5のフローチャートを参照しつつ説明する。
【0046】まず、印刷管理部12からの印刷要求(印
刷依頼)を受信したか否かが判断され(S501)、印
刷要求を受信した場合には、印刷要求のパラメータとし
て渡されたページリソースから印刷する記録媒体(メデ
ィア)とバンドごとの展開能力値の情報を取得する(S
502)。続いて、1ページ内の各バンドごとの展開能
力値の中からその最大値を求め(S503)、更に、記
録媒体(メディア)の種類と上記最大値からプリントエ
ンジン4の最適なエンジンスピードを決定する(S50
4)。
【0047】ここで、エンジン制御部14は、エンジン
スピード参照テーブル16を参照して最適なエンジンス
ピードを決定する。
【0048】図6に、エンジン制御部14が参照するエ
ンジンスピード参照テーブル16の内容を示す。
【0049】このエンジンスピード参照テーブル16
は、図6に示すように、各記録媒体(メディア)A,
B,Cごとに、展開能力値の最大値と最適なエンジンス
ピードの範囲を対応させて記憶させたものであり、範囲
A,B,Cにおいて、それぞれ展開能力値の最大値が大
きいほどエンジンスピードは低く、展開能力値の最大値
が小さいほどエンジンスピードは高くなるように設定さ
れている。尚、展開能力値の最大値は、例えば、メディ
アAにおいて、M1〜M5,M6〜M10,M11〜M
15,M16〜M20,M21〜M25というように、
それぞれある幅を持って数段階(5段階)に分けられ、
エンジン制御部14は、S503の処理で求めた最大値
がこれら数段階(5段階)のどれの範囲に入るかによ
り、対応する数段階(5段階)のエンジンスピードを選
択する。
【0050】この後、エンジン制御部14は、決定した
エンジンスピードをプリントエンジン4に指示し(S5
05)、印刷処理を行う(S506)。即ち、中間コー
ドの展開、更に展開データのプリントエンジン4への転
送を行う。上述したように、プリントエンジン4は、エ
ンジン制御部14により指示されたプロセススピードに
より当該ページの印刷を実行する。即ち、上述した光書
込み系24におけるレーザ光源やポリゴンの動作速度及
び感光体(ドラム)22の回転速度等、プリントエンジ
ン4の各部分がこの指示されたプロセススピードに従っ
て動作するように制御される。
【0051】以上のように、本実施形態の印刷装置で
は、プリントエンジン4は、1ページ内のバンドごとの
展開能力値の中の最大値をもとに、ページごとに最適な
エンジンスピードにて駆動されるので、中間コードの展
開等がこのエンジンスピードに間に合わないという事態
が無くなる。換言すれば、オーバーランエラーが生じる
程展開能力値が大きい時には、ページ単位でプリントエ
ンジン側のエンジンスピードを落とすことが可能なの
で、オーバーランエラーの発生を完全に防止できる。
【0052】以上、本発明を特定の実施形態について述
べたが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許
請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の実施形態
についても適用される。
【0053】例えば、以上の実施形態では、ページプリ
ンタとしての電子写真式(レーザ)プリンタについて説
明したが、本発明は、かかるレーザプリンタ以外のもの
であっても、ホスト等から入力される印刷データを中間
コードに変換した上でイメージ展開して印刷を行い、所
定の数段階のエンジンスピードにて動作可能なプリント
エンジンを有する印刷装置であれば広く適用可能であ
る。
【0054】また、以上の実施形態では、記録媒体(メ
ディア)の種類と展開能力値の最大値から最適なエンジ
ンスピードを選択したが、例えば、記録媒体(メディ
ア)が普通紙のときには展開能力値の最大値から最適な
エンジンスピードを選択し、それ以外の記録媒体(メデ
ィア)の場合、例えば、OHPシートのときには、無条
件に所定のエンジンスピードに決定するようにしても良
い。
【0055】更に、モノクロのプリンタだけでなく、カ
ラープリンタについても適用可能なことは勿論である。
【0056】尚、上述した実施形態では、記録媒体指定
入力部20から記録媒体指示部18に記録媒体の種類を
入力するようにしたが、記録媒体指定入力部20の代わ
りに、図1に点線で示すように、給紙機構32の近傍に
記録媒体種類検出部20´を設け、この記録媒体種類検
出部20´から記録媒体指示部18に記録媒体の種類を
入力するようにしても良い。かかる記録媒体種類検出部
20´は、例えば、光センサにより次に画像形成がなさ
れる記録媒体の透過性、表面状態並びに厚み等を検出す
るようにすれば良い。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、所定の数段階のエンジンスピードにて動作可
能なプリントエンジンを有するプリンタにおいて、印刷
データを中間コードに変換する段階で、予め中間コード
データをイメージ展開した場合の展開能力値を所定の領
域ごとに算出し、この展開能力値に応じて数段階のエン
ジンスピードのうち最適のものを選択するので、展開能
力値が大きい時には、プリントエンジン側のエンジンス
ピードを低くすることにより、印刷起動後にオーバーラ
ンエラーが生じるのを完全に防止することができる。
【0058】また、本発明によれば、記録媒体の種類に
応じてそれぞれ数段階のエンジンスピードを定めるの
で、OHPシートなどのトナーが定着しにくい記録媒体
であっても定着不良を有効に抑制することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る印刷装置の構成を示
す機能ブロック図である。
【図2】図1の印刷装置における受信データ解析部の動
作を示すフローチャートである。
【図3】図1の印刷装置における中間コード生成部の動
作を示すフローチャートである。
【図4】図1の印刷装置における印刷管理部の動作を示
すフローチャートである。
【図5】図1の印刷装置におけるエンジン制御部の動作
を示すフローチャートである。
【図6】図1の印刷装置において、記録媒体の種類ごと
にそれぞれ数段階のエンジンスピードを定めて記憶させ
たメモリのテーブルの内容を示す図である。
【符号の説明】
2 プリンタコントローラ 4 プリントエンジン 6 印刷(画像)データ 8 受信データ解析部 10 中間コード生成部 12 印刷管理部 14 エンジン制御部 16 エンジンスピード参照テーブル 18 記録媒体指示部 20 記録媒体指定入力部 20´ 記録媒体種類検出部 22 感光体(ドラム) 24 光書込み系 26 ロータリー現像器 28 転写ドラム 30 定着器 32 給紙機構 34 記録媒体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の数段階のエンジンスピードにて動
    作可能なプリントエンジンを有し、ホストから受信した
    印刷データを所定の領域ごとに中間コードに変換した上
    でイメージ展開して前記プリントエンジンに転送する印
    刷装置において、前記印刷データを前記所定の領域ごと
    に中間コードに変換する段階で、予め該領域の中間コー
    ドデータをイメージ展開する場合の所要時間に対応する
    中間コードの数又は面積の値を定量的に算出し、該算出
    値に応じて前記数段階のエンジンスピードのうち最適の
    エンジンスピードを選択することを特徴とする印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置において、前記
    所定の領域は1バンドであることを特徴とする印刷装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2記載の印刷装置におい
    て、前記所定の領域ごとの算出値の最大値をページ単位
    で求め、該最大値を基準に前記数段階のエンジンスピー
    ドのうち最適のエンジンスピードを選択することを特徴
    とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の印刷装置におい
    て、前記印刷データを前記所定の領域ごとに中間コード
    に変換する段階で、算出中の中間コードの数又は面積の
    値の累計が所定の閾値を越え、且つ展開用のメモリが確
    保できる場合には、印刷を起動する前に、一旦イメージ
    展開することを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の印刷装置におい
    て、記録媒体の種類に応じて前記数段階のエンジンスピ
    ードを異ならしめることを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 所定の数段階のエンジンスピードにて動
    作可能なプリントエンジンを有する印刷装置において、
    ホストから受信した印刷データを1バンドごとに順次解
    析する受信データ解析部と、前記受信データ解析部が解
    析した情報により1バンドごとに中間コードを生成する
    中間コード生成部と、前記受信データ解析部からの印刷
    要求に基づき前記プリントエンジンに印刷を指示するエ
    ンジン制御部とを備え、前記中間コード生成部は、中間
    コードに変換する段階で、予め該バンド内の中間コード
    データをイメージ展開する場合の所要時間に対応する中
    間コードの数又は面積の値を1バンドごとに定量的に算
    出し、前記エンジン制御部は、前記中間コード生成部が
    1バンドごとに算出した値の最大値を1ページごとに求
    め、該最大値により前記数段階のエンジンスピードのう
    ち最適なエンジンスピードを選択することを特徴とする
    印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の印刷装置において、更
    に、記録媒体の種類ごとにそれぞれ前記数段階のエンジ
    ンスピードを予め定めて記憶させた記憶手段を備え、前
    記エンジン制御部は、該記憶手段を参照することによ
    り、記録媒体の種類ごとに最適なエンジンスピードを選
    択することを特徴とする印刷装置。
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