JP2010079280A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数色のトナーを中間転写体に順次重ね合わせてフルカラー画像を形成する画像形成装置において、印字動作を延期する場合に、延期にかかるロスタイムを少なくしファーストプリントアウトタイム(FPOT)やスループットの低下を少なく抑える。
【解決手段】 コントローラ部で画像展開処理を行う際に、画像展開にかかる時間を予測した画像展開予測時間をエンジン部へ送信する。画像展開予測時間を受け取ったエンジン部は、印字動作を開始する時刻までに画像展開が終了するかどうかを判断し、終了しないと判断すると印字動作を延期する。印字動作を延期する際に、画像展開予測時間に応じて、中間転写体の速度を可変制御することで、印字動作の延期にかかるロスタイムを少なくできる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複写機やレーザビームプリンタやファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来の複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置では、1枚のカラー画像を形成するうえで、コンピュータ等の外部装置からの情報を解析して、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像情報に展開する画像展開をコントローラで行っている。また、前記画像展開により得た画像情報を基に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーで、感光ドラムにトナー像を順次形成し、中間転写体に多重転写を行う印字動作をエンジンで制御している。
上記の画像展開と印字動作を各色毎に並列処理することで、ファーストプリントアウトタイム(以下、FPOTとする)を向上させる手法が提案されている。
ここでいうFPOTとは、プリンタの動作が始まってから1枚目の用紙が完全に排紙トレイに排出されるまでの時間である。また、画像展開とは、プリントしたいカラー画像の各色をコントローラで解析及び展開する処理である。また、印字動作とは、コントローラで画像展開された画像情報を基に感光ドラムに潜像を形成し、さらに、トナー像を潜像に応じて形成し、中間転写体に一次転写するまでの処理である。
しかし、上記の手法を用いたときに、コントローラでの画像展開に多くの時間がかかってしまった場合、エンジンで印字動作を開始するタイミングまでに画像展開が終了できないことがあった。これにより、エンジンでは画像情報を受信することができないため、印字動作を行うことができないのでプリントエラーとなってしまうことがあった。そこで、特許文献1のように、印字動作を開始するタイミングまでに画像展開が間に合わないときは、コントローラはエンジンに、画像展開が終了していないことを伝える信号を送信する。信号を受信したエンジンは、印字動作を行わない状態で転写ドラムを一回転空回しさせることで印字動作を延期させて、プリントエラーを防ぐことができる発明が公開されている。
特開平7−184019
上記の従来技術では、印字動作を延期したとき、最短でも転写ドラムの1回転分は延期の時間がかかってしまっていた。つまり、印字動作を延期しようとして転写ドラムの空回しを開始させた直後に、コントローラで画像展開が終了して、画像情報が送信可能な状態になっても、転写ドラムが1回転するまでは印字動作が開始できない。つまり、印字動作の延期を行い、転写ドラムを空回ししている途中にコントローラで画像展開が終了しても、残りの空回しにかかる時間がロスタイムになってしまい、FPOTの時間が延びる原因となってしまっていた。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、印字動作を延期した時のロスタイムを少なくして、FPOTにかかる時間を少なくすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のカラー画像形成装置は、一つの像担持体と、順次入力される、複数の異なる色の画像に対応する画像情報に基づいて、前記像担持体に複数の異なる色のトナーにより画像を一色ずつ順次形成する画像形成手段と、回転する中間転写体と、前記像担持体上に順次形成される前記画像を、転写部において前記中間転写体上に順次重ねて転写する転写手段とを有し、前記画像を転写するときの前記中間転写体の速度を一定速度とするカラー画像形成装置において、前記中間転写体上に先に転写されている画像と、前記中間転写体を前記一定速度で回転し続けて次の画像を重ねて転写するために、前記次の画像を形成すべきタイミングで画像の形成が開始されない場合、前記中間転写体の回転速度を一時的に変更または前記中間転写体の回転を一時停止することにより、前記次の画像が形成されたのち転写が開始されるタイミングと、前記中間転写体上に先に転写されている画像の先端が前記転写部に到達するタイミングとが一致するように制御することを特徴とする。
本発明の構成によれば、印字動作の開始を延期するために中間転写体の速度を可変制御するので、印字動作の延期した時のロスタイムを少なくすることができ、FPOTにかかる時間を少なくすることが可能となる。
本発明の実施形態に係るレーザビームプリンタの概略構成を示す図 本発明の実施形態に係るシステム構成を示すブロック図 通常の印字動作を示したタイミングチャート 第1の実施形態における中間転写体を停止させて画像形成を延期するための制御を行うときのタイミングチャート 第2の実施形態における中間転写体を空回しすることなく減速させて画像形成を延期するための制御を行うときのタイミングチャート 第3の実施形態における中間転写体を空回しさせて画像形成を延期するための制御を行うときのタイミングチャート 第1の実施形態における中間転写体を停止させて、印字動作の延期を行うフローチャート 第2の実施形態における中間転写体を減速させて、印字動作の延期を行うフローチャート 第3の実施形態における中間転写体を空回しさせて、印字動作の延期を行うフローチャート 第4の実施形態における、インライン方式の概略構成を示す図 第4の実施形態における、インライン方式の通常の印字動作を示したタイミングチャート 第4の実施形態における、インライン方式の中間転写体を空回しさせて画像形成を延期するための制御を行うときのタイミングチャート
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態で用いるカラー画像形成装置の全体構成の一例を示す図である。まず各部の詳しい構成について動作に従って説明する。
(帯電部)
ドラムユニット13はドラム形状の像担持体である電子写真感光体(以下「感光ドラム」という)15と、感光ドラム15のホルダを兼ねるクリーニング装置のクリーニング容器14とを一体的に構成したものである。このドラムユニット13は画像形成装置本体に対して着脱自在であり、感光ドラム15の寿命に合わせて容易にユニット交換が可能であるように構成されている。感光ドラム15の周上には、クリーナブレード16、一次帯電手段である導電ローラ17が配置されている。不図示の駆動ローラの駆動力により、感光ドラム15は画像形成動作に応じて矢印方向に回転するようになっている。
本実施形態での帯電手段は、接触帯電方式を用いたものであり、導電ローラ17を感光ドラム15に当接させ、導電ローラ17に電圧を印加することによって感光ドラム15の表面を一様に帯電させるものである。
(露光部)
帯電部により一様に帯電された感光ドラム15に潜像を形成するための露光部であるスキャナ部30により露光が行われる。不図示のコントローラから画像展開された画像情報を受け取ると、スキャナ部30のレーザダイオードは画像情報に対応するレーザ光をポリゴンミラー31へ照射する。ポリゴンミラー31はスキャナモータ31aによって高速回転し、ポリゴンミラー31で反射したレーザ光が結像レンズ32及び反射ミラー33を介して、一定速度で回転する感光ドラム15の表面を選択的に露光するように構成される。
(現像部)
感光ドラム15上にトナー像を形成する現像部は、上記露光部により感光ドラム15上に形成された潜像をトナーにより現像する。現像部は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の現像剤としてのトナーを収容する、イエロー現像器20Y、マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、ブラック現像器20Bkから構成される。
これら各現像器は、軸22を中心として回転する現像ロータリ23にそれぞれ着脱可能に保持され、トナー像を形成する際には各現像器が現像ロータリ23に保持された状態で軸22を中心に回転移動する。そして、現像を行う色の現像器の現像ローラが感光ドラム15に対しトナーを塗布するための現像位置に停止した後、感光ドラム15にトナー像を形成する。
カラー画像形成時には、中間転写体9の1回転毎に現像ロータリ23が回転し、イエロー現像器20Y、マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、ブラック現像器20Bkの順にトナー像の形成が一色ずつ行われる。中間転写体9が4回転してイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれのトナー像を多重転写し、その結果カラー画像を中間転写体9上に形成する。
図1ではイエロー現像器20Yがドラムユニット13に対応した現像位置に停止している状態を示している。イエロー現像器20Yは容器内のトナーを送出する機構によって塗布ローラ20YRにトナーを送り込む。
そして、図示された矢印方向に回転する塗布ローラ20YR及び現像ローラ20YSの外周に圧接されたブレード20YBによって、図示された矢印方向に回転する現像ローラ20YSの外周にトナーを薄層塗布し、かつトナーへの電荷を付与(摩擦帯電)する。この状態で、潜像が形成された感光ドラム15と対向した現像ローラ20YSに現像バイアスを印加することにより、感光ドラム15上に形成された潜像をトナーにより現像する。
マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、ブラック現像器20Bkについても上記同様なメカニズムでトナーにより現像が行われる。また、各色の現像器の各現像ローラは、各色の現像器が現像位置に移動された時、画像形成装置本体に設けられた各色の現像用高圧電源や駆動源と接続されており、各色の現像を行う際に、順次電圧が印加され、駆動される。
(一次転写部)
現像部で感光ドラム15上に形成されたトナー像を多重転写するために、中間転写体9は図1の矢印方向に回転している。図1では、中間転写体9がベルトであるときの構成を示しているが、ベルトに限ったものではなく、例えば中間転写ドラムや転写材担持体などを使用しても良い。
中間転写体9は4回転することで、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に各色のトナー像を多重転写して、中間転写体9上にカラー画像を形成する。この中間転写体9の外周の非画像領域には、各色の画像形成を開始するタイミングの基準とするための基準点であるホームポジションマーク(以下、HPマーク)9bと、それを検知するための光学センサ9aが設けられている。なお、このHPマーク9bは中間転写体9の周長測定に使用することも可能である。
(クリーニング部)
クリーニング部は、現像部によって感光ドラム15に形成されたトナー像が中間転写体9に転写された後、感光ドラム15上に残ったトナーをクリーニングするというものであり、クリーニングされた廃トナーはクリーニング容器14に蓄えられる。
(給紙部)
給紙部は記録媒体2を給送するものであり、複数枚の記録媒体2を収納したカセット1と給紙ローラ3、レジストローラ8から構成される。印字動作時には給紙ローラ3が印字動作に応じて駆動回転し、カセット1内の記録媒体2を1枚ずつ給紙してレジストローラ8に到達する。
レジストローラ8にはシャッタ11が設けられており、レジストローラ8まで搬送された記録媒体2の斜行を修正するとともに、シャッタ11に記録媒体2が到達したことを検出するための先端検知センサ6が設けられている。この先端検知センサ6で記録媒体2の先端を検出し、印字動作のタイミングにあわせてレジストローラ8によって二次転写部に記録媒体2を搬送する。これにより、次工程である二次転写において、中間転写ベルト9上に形成された画像と記録媒体2との位置合わせを行うことが可能となる。
(二次転写部)
二次転写部は離間可能な二次転写ローラ10と二次転写対向ローラ5からなる。二次転写ローラ10は、図示している実線の状態と破線の状態のように中間転写体9に対して当接又は離間することが可能である。中間転写体9上に各色のトナー像を多重転写している間は、中間転写体9上に形成されたトナー像を乱さぬよう、二次転写ローラ10は実線で示す下方に位置し中間転写体9から離れている。中間転写体9上に各色のトナー像を多重転写し終わった後、記録媒体2に画像を二次転写するタイミングに合わせて二次転写ローラ10は破線で示す位置に不図示のカム部材により移動される。移動した二次転写ローラ10と二次転写対向ローラ5は、記録媒体2と中間転写体9を所定の圧力で押しつける。このとき同時に二次転写ローラ10にはバイアスが印加され中間転写体9上の画像は記録媒体2に転写される。ここで中間転写体9と二次転写ローラ10とはそれぞれ回転駆動されて、両者に挟まれた状態の記録媒体2は二次転写が行われると同時に、次工程である定着を行うために定着部25に搬送される。
(定着部)
定着部25は、記録媒体2上の画像を熱及び圧力を加えて定着させるための、定着ローラ26と加圧ローラ27とを有している。加圧ローラ27は定着ローラ26を挟み、所定の圧接力をもって所定幅の定着ニップ部Nを形成している。記録媒体2は、転写部から定着ローラ26と加圧ローラ27との間に、画像面が定着ローラ面に対向するように搬送される。このとき、定着ニップ部Nは所定の温度に温調された状態となっており、搬送された記録媒体2は定着ローラ26で加熱され、加圧ローラ27に加圧されることにより、加熱定着される。
以上、画像形成装置の各部の構成である。次に、上記のように構成された画像形成装置によって画像形成を行う一連の動作について説明する。
まず、図1に示す給紙ローラ3を回転してカセット1内の記録媒体2を1枚給紙し、レジストローラ8へ搬送し、中間転写体9上に画像が形成されるまで待機する。画像形成を行うために、感光ドラム15は導電ローラ17により表面を均一に帯電され、スキャナ部30により、まずイエロー画像の潜像を形成する。潜像を形成すると同時にイエロー現像器20Yを駆動し、感光ドラム15上の潜像にイエロートナーが付着するように感光ドラム15の帯電極性と同極性でほぼ同電位の電圧を印加して現像を行う。
感光ドラム15上に形成されたトナー像を中間転写体9に一次転写するために、一次転写ローラ40に感光ドラム15上に形成されたトナー像と逆特性の電圧を電源より印加して感光ドラム15のトナー像を中間転写体9上に一次転写する。
イエローのトナー像を中間転写体9へ一次転写すると、現像ロータリ23が回転し、次に画像形成を行うマゼンタ現像器20Mが回転移動し、感光ドラム15に画像形成を行うための現像位置に停止する。感光ドラム15を帯電し、露光して形成された潜像に、イエローと同様にしてマゼンタのトナー像が形成される。感光ドラム15に形成されたトナー像は、イエローと同様に中間転写体9に一次転写される。次いでシアン、ブラックの潜像形成及び現像及び中間転写体9への一次転写を行い、中間転写体9の表面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーを多重転写したカラー画像を形成する。
そして中間転写体9にカラー画像が形成された後、レジストローラ8で待機させておいた記録媒体2を搬送する。二次転写ローラ10及び二次転写対向ローラ5にて記録媒体2を中間転写体9に圧接すると同時に二次転写ローラ10にトナーと逆特性のバイアスを印加することで、中間転写体9上のカラー画像を記録媒体2に転写する。
中間転写体9から記録媒体2にカラー画像を転写後、中間転写体9上に残留する残留トナーを現像時のトナーの帯電極性とは逆極性に帯電する帯電ローラ39(以下、「ICLローラ」)が中間転写体9に当接する。残留トナーを帯電終了後、ICLローラ39は中間転写体9から離間される。なお、連続して画像形成を行う時は、ICLローラ39が中間転写体に当接し、残留トナーを帯電している間に、次の画像のイエローが感光ドラム15上に形成される。形成された画像が中間転写体9上に一次転写されICLローラ39による当接位置を通過する時は、ICLローラ39は中間転写体9から離間されている。
ICLローラ39により帯電された残留トナーは、感光ドラム15と中間転写体9が当接する一次転写部で感光ドラムに静電的に転写され、クリーナブレード16により、クリーニング容器14に回収される。この残留トナーを感光ドラム15に転写することと、次の画像の1色目であるイエローのトナー像を感光ドラム15から中間転写体9へ一次転写することとを同時に行う。
中間転写体9から記録媒体2へカラー画像の二次転写が終了した後、二次転写ローラ10は中間転写体9から離間される。なお、二次転写ローラ10と中間転写体9との間に記録媒体2を狭持し搬送してカラー画像を二次転写している間に、次の画像(2ページ目)をプリントする場合は、次画像のイエローのトナー像が感光ドラム15に形成される。感光ドラム15にこのイエローのトナー像が形成された後、次のマゼンタのトナー像が形成開始される前に二次転写ローラ10は、中間転写体9との間で記録媒体2を狭持する当接位置から離間位置へと移動される。記録媒体2は中間転写体9から剥離された後、定着部25へ搬送され、定着ニップ部Nで定着された後に排紙ローラ36を介して本体上部の排紙トレイ37上へ画像面を下向きにして排出され、画像形成動作は終了する。
図2は、画像形成装置のシステム構成の一例を説明するためのブロック図である。
ホストコンピュータ200は、PCL(Printer Control Language)などのページ記述言語で記載された印刷データ(文字コードや図形データ、イメージデータやプロセス条件など)をコントローラ部201に送信する。
コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から印刷データを受信する。受信した印刷データを色毎に順次解析処理し、プリンタで画像を形成するために必要なドットデータからなるビットマップである画像情報を生成し(以下、画像展開とする)、エンジン制御部202へ順次送信する。
ここでは、一例としてコントローラ部201で画像展開を行う方法について示したが、画像展開は必ずしもコントローラ部201で行う必要はなく、例えばホストコンピュータ200で画像展開し、画像情報をコントローラ部201へ送信してもよい。
エンジン制御部202は、コントローラ部201から順次入力される画像情報に基づき画像を形成するため、感光ドラム15への潜像の形成、各色のトナー像の形成、一次転写及び二次転写、定着処理等の一連の画像形成動作を制御する。潜像を形成してから一次転写を行うまで(以下、印字動作とする)の処理は、画像展開と並列処理される。
210はエンジン制御部202とコントローラ部201を接続するインターフェイス部である。インターフェイス部210は、シリアル通信部203と、画像形成信号通信部204からなる。シリアル通信部203は、コントローラ部201からエンジン制御部202に対して送信されるコマンドや信号を受信し、エンジン制御部202からコントローラ部201に画像形成装置の状態や画像情報を要求する信号などを送信する。画像形成信号通信部204は、コントローラ部201からエンジン制御部202に送信される画像情報などを受信する。
211はエンジン制御部202内の各制御部や通信部の制御を行ったり、コントローラ部201に送られてきたデータとエンジン制御部の不図示のROM等に保持されたとの比較を行ったりするCPUである。CPU211は、中間転写体9上のHPマーク9bを検知する光学センサ9a等を制御するセンサ制御部218、中間転写体9や感光ドラム15や現像ロータリ23を駆動するメインモータ219等を制御する駆動制御部217を制御する。また、CPU211は、印字動作を開始するための垂直同期信号(以下、/TOP信号)220の生成や、スキャナ部30より出力された水平同期信号221を制御する。さらに、スキャナモータやレーザ出力など、印字動作に関連する制御を行う画像形成制御部212、定着制御部213、給紙制御部214、高圧制御部215、不揮発性メモリ制御部216をそれぞれ制御する。
本実施形態のように、中間転写体9の1回転毎に現像ロータリ23が回転し、順次現像が行われ、中間転写体9にトナー像を多重転写し、カラー画像を形成するような画像形成装置においては、中間転写体9上の同じ位置から一次転写を行う必要がある。これは、中間転写体9上の同じ位置から一次転写を始めなかった場合、夫々の色のトナー像がずれて中間転写体9に一次転写されてしまい、正しく画像を形成できなくなってしまうからである。
そこで、中間転写体9の周上に設けられたHPマーク9bを光学センサ9aによって検知を行うことで、一次転写を開始する基準位置とする。エンジン制御部202は光学センサ9aでHPマーク9bを検知したタイミングで、/TOP信号をコントローラ部201に送信する。/TOP信号を受信したコントローラ部201は、/TOP信号に応答して、画像展開して生成した画像情報をエンジン制御部202に送信する。エンジン制御部202は、受信した画像情報に基づき、各色の画像を形成することで中間転写体9の同じ位置に多重転写することができる。
具体的には、エンジン制御部202は、光学センサ9aがHPマーク9bを検知したタイミングで1色目(イエロー)の/TOP信号をコントローラ部201に送信する。/TOP信号を受け取ったコントローラ部201は、画像展開したイエローの画像情報をエンジン制御部202へ送信する。画像情報を受信したエンジン制御部202は、画像情報に基づき、感光ドラム15上に潜像を形成し、形成した潜像をトナーにより現像する。そして、感光ドラム15に形成されたトナー像を中間転写体9へ一次転写する。
このように、HPマーク9bを基準位置として印字動作を開始するため、HPマーク9bを検出後、/TOP信号を送信してから各色のトナー像を一次転写し始めるまでの時間を一定にすることができるので、中間転写体9上の同じ位置にトナー像を一致させて多重転写することが可能となる。マゼンタ、シアン、ブラックについても、イエロー同様に光学センサ9aがHPマーク9bを検出後の所定タイミングで/TOP信号をコントローラ部201へ送信することにより、4色が中間転写体9上の同じ位置に多重転写される。
次に図3及び図4で、第1の実施形態における、画像展開と印字動作を並行処理したときのタイムチャートを示す。図3は、印字動作の延期を行わない、通常の動作を行うときの一例のタイムチャートであり、図4は、画像展開が印字動作を開始するまでに間に合わないので、印字動作を延期するときの一例のタイムチャートである。
図3において、印字動作の延期を行わない、通常の動作を行う場合の一例を示したタイミングチャートについて説明する。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から印刷データを受信する(301)。印刷データ受信すると、前処理により画像展開に用いるデータと、印字命令(用紙サイズや種類、プロセス条件など)とに印刷データを解析し、エンジン制御部202へ印字予約コマンドとして印字命令を送信する(302)。
ここで、コントローラ部201は画像展開に用いるでデータから、各色の画像展開にかかる時間を予測する。予測した時間は画像展開予測時間として、各色の画像展開を行う前に、エンジン制御部202へ送信される。ここでは、一例として各色の画像展開にかかる時間をまとめて予測する方法を説明したが、必ずしも一緒に予測しないと行けないわけではなく、各色の画像展開を行う際に、それぞれ画像展開予測を行っても良い。
次に、コントローラ部201は、印刷データのうち、画像展開に用いるデータから色毎に画像展開を始める。ここではまず、イエローの画像展開を開始する。このとき、コントローラ部201は画像展開を開始するにあたって、イエローの画像展開にかかる処理時間を予測した画像展開予測時間をエンジン制御部202へ送信する(303)。画像展開予測時間を受信したエンジン制御部202は、画像形成を行うための前処理(以下、前回転シーケンスとする)を開始する。このとき、イエローの画像展開にかかる時間と、前回転シーケンスにかかる時間の比較を行う(303)。
ここでいう前回転シーケンスとは、画像形成を行う前準備であり、感光ドラム15を所定時間回転させて表面の電位を安定させたり、画像形成に必要なアクチュエータを起動したりといった、事前に決められている処理を行う。よって、エンジン制御部202は、前回転シーケンスにかかる時間を予めデータとして不図示のROM等に保持している。
図3のタイミングチャートのように、イエローの画像展開にかかる時間より前回転シーケンスの方が遅く処理が完了する場合、エンジン制御部202は画像展開予測時間を受け取ったらすぐに前回転シーケンスを開始する。一方、不図示ではあるがイエローの展開時間より前回転シーケンスの方が早く処理が場合は、すぐに前回転シーケンスを始めてしまうと、前回転シーケンスが完了し、/TOP信号を送信したときに、イエローの画像展開が完了しておらず、画像情報を受信できない。そこで、このような場合は、イエローの画像展開が終わる時間に合わせて、前回転シーケンスの開始を遅らせることで、同じタイミングで処理を完了するように制御する。また、これ以降の図の中では、カラー画像形成で使用される各色を、イエローは(Y)、マゼンタは(M)、シアンは(C)、ブラックは(Bk)と表すこととする。
コントローラ部201は、イエローの画像展開が完了すると(304)、次にマゼンタの画像展開を開始し、画像展開予測時間をエンジン制御部202に送信する(305)。エンジン制御部202は、マゼンタの画像展開予測時間を受信すると、“マゼンタの画像展開終了時刻”と、“前回転シーケンスの終了時刻+中間転写体9の1周目の/TOP信号を送信した後2周目の/TOP信号が送信するまでの時刻T(x)”を比較する。マゼンタの画像展開終了時刻の方が遅ければ、印字動作の延期を行い、マゼンタの画像展開終了時刻の方が早ければ、印字動作の延期は行わず、通常の印字動作を行う。図3のタイムチャートでは、マゼンタの画像展開終了時刻の方が早いので、印字処理の延期は行わない。ここでいう時間T(x)とは、中間転写体9を延期することなく一定速度で1周させたときの時間であり、各色において同じ時間となる。つまり、延期することなく4色の画像形成を行ったときにかかる時間は4T(x)ということになる。この一定速度というのは、1色目のトナー像を一次転写したときの速度であり、2色目以降のトナー像はこの1色目の一次転写と同じ速度で転写を行うことにより、色ずれのない多重転写を行うことが可能となる。
エンジン制御部202は、前回転シーケンス終了後に中間転写体9上のHPマーク9bを検出すると、/TOP信号をコントローラ部201へ送信し、コントローラ部201からイエローの画像情報を受信して、印字動作を開始する(306)。コントローラ部201は、マゼンタの画像展開が完了すると(307)、次にシアンの画像展開を開始し、画像展開予測時間をエンジン制御部202に送信する(308)。
エンジン制御部202は、シアンの画像展開予測時間を受信すると、“シアンの画像展開終了時刻”と“3周目の/TOP信号が送信される時刻”との比較を行う。上記のマゼンタの処理と同様に、シアンの画像展開終了時刻の方が遅ければ、印字動作の延期を行い、シアンの画像展開終了時刻の方が早ければ、印字動作の延期は行わず、通常の印字動作を行う。図3のタイムチャートでは、シアンの画像展開終了時刻の方が早いので、延期は行わない。
エンジン制御部202は、イエローの印字動作終了後に中間転写体9上のHPマーク9bを検出すると、/TOP信号をコントローラ部201へ送信し、コントローラ部201からマゼンタの画像情報を受信して、印字動作を開始する(309)コントローラ部201は、シアンの画像展開が完了すると(310)、次にブラックの画像展開を開始し、画像展開予測時間をエンジン制御部202に送信する(311)。
エンジン制御部202は、ブラックの画像展開予測時間を受信すると、“ブラックの画像展開終了時刻”と、“4周目の/TOP信号が送信される時刻”との比較を行う。上記のシアンの処理と同様に、ブラックの画像展開終了時刻の方が遅ければ、印字動作の延期を行い、ブラックの画像展開終了時刻の方が早ければ、印字動作の延期は行わず、通常の印字動作を行う。図3のタイムチャートでは、ブラックの画像展開終了時刻の方が早いので、延期は行わない。
エンジン制御部202は、マゼンタの印字動作終了後に中間転写体9上のHPマーク9bを検出すると、/TOP信号をコントローラ部201へ送信し、コントローラ部201からシアンの画像情報を受信して、印字動作を開始する(312)コントローラ部201は、ブラックの画像展開を完了する(313)。エンジン制御部202は、シアンの印字動作終了後に中間転写体9上のHPマーク9bを検出すると、/TOP信号をコントローラ部201へ送信し、コントローラ部201からブラックの画像情報を受信して、印字動作を開始する(314)。
エンジン制御部202は、全色の印字動作が完了した時点で、次の印字予約コマンドを受信していない場合は、一次転写以降の処理(以下、後回転シーケンスとする)を行い、動作を終了する(315)。ここでいう後回転シーケンスとは、具体的には、中間転写体9に一次転写された画像を、記録媒体2に二次転写を行い、二次転写を行った記録媒体2を定着して、排紙する動作、中間転写体9をクリーニングする動作などの処理を行うことである。
本実施形態では、上記のようにコントローラ部201からエンジン制御部202に画像展開予測時間を送信することで、印字動作の延期を行うか否かの判断をエンジン制御部202で行っている。なお、例えばコントローラ部201がエンジン制御部202から、印字動作を開始する時刻を取得し、印字動作の延期を行うか否かの判断を行って、エンジン制御部202へ命令を送信するような制御を行っても良い。これは、以下の実施形態すべてで適応可能である。
このように、各色の画像展開と印字動作を並列処理することで、各色すべての画像展開が終わってから印字動作を開始する処理方法に比べて、FPOTを向上することができる。
次に、図4において、各色の画像展開処理が印字動作を開始するまでに終了せず、印字動作の延期を行うとき、中間転写体9を空回しすることなく延期を行う場合の一例を示したタイミングチャートについて説明する。ここでいう空回しとは、印字動作を行うことなく中間転写体9を1周させることである。
401〜407までの処理は、図3で説明した301〜307までの処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。以下に、印字動作の延期を行う処理について説明する。
コントローラ部201は、マゼンタの画像展開が完了すると(407)、次にシアンの画像展開を開始し、画像展開予測時間をエンジン制御部202に送信する(408)。エンジン制御部202は、シアンの画像展開予測時間を受信すると、“シアンの画像展開終了時刻”と“3周目の/TOP信号が送信される時刻(412)”との比較を行う。3周目の/TOP信号が送信される時刻において、シアンの画像展開は終了していない。つまり、中間転写ベルト9へのシアンのトナー像の一次転写のタイミングになっても、感光ドラム15へのシアンのトナー像の現像が開始できないので、印字動作の延期を行う。
具体的な延期の方法は、マゼンタの印字動作を開始し(409)、マゼンタの印字動作終了後に(410)、中間転写体9の回転速度を一時的に変更して駆動を停止する(411)。中間転写体9の駆動を停止したのち、エンジン制御部202は、“シアンの画像展開が終了するまでの残り時間”と“中間転写体9の駆動を再開してから、一定速度になるまでに要する時間”を比較する。“シアンの画像展開が終了するまでの残り時間”が“中間転写体9の駆動を再開してから、一定速度になるまでに要する時間”と等しくなるもしくは少なくなると、エンジン制御部202は、中間転写体9の駆動を再開する(413)。
エンジン制御部202は、中間転写体9の駆動を再開させ、一定速度に戻ったあとに中間転写体上のHPマーク9bを検出すると、/TOP信号をコントローラ部201へ送信し、シアンの画像情報を受信して、印字動作を開始する(414)。以下415〜417までの処理は、図3で説明した311〜315までの処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図4のタイミングチャートの一番下には、従来の印字動作で延期を行った場合を示している。本実施形態と同じ条件で従来の方法により印字動作の延期を行うと、図示したようにマゼンタの印字動作が終わった後に、中間転写体9は一定速度のまま1周空回しを行う。つまり、1周にかかる時間T(x)がロスタイムとなってしまう。一方、本実施形態では、従来に比べてT(l)時間分早くシアンの印字動作を開始していることが図から読み取れる。これより、本実施形態では、従来に比べてT(l)時間ロスタイムを少なくすることが可能となっている。
ここで、印字処理を延期するときの例外処理について述べる。図4及び上記の説明から、印字動作を延期することで画像展開の終了のタイミングと印字動作の延期を終了するタイミングを合わせることができる。これは、画像展開予測時間により、画像展開の終了時間がわかるために、ロスタイムを少なくするような制御を行うことが可能となる。しかし、コントローラ部201になにかトラブルが起こったり、画像展開の処理スピードの低下が起こったりして、画像展開予測時間どおりに画像展開が終わらないことが考えられる。
このような場合に備えて、例えばコントローラ部201は、画像展開予測時間に不測の事態に備えるためのマージンとして所定時間をプラスしてエンジン制御部202に画像展開予測時間を送信してもよい。また、例えばエンジン制御部202は、/TOP信号をコントローラ部201に送信したときに、画像情報が受信できなかったときは、中間転写体9を停止させて、再び画像展開予測時間をコントローラ部201に要求するようにしてもよい。
また、例えばエンジン制御部202は、/TOP信号をコントローラ部201に送信したときに、画像情報が受信できなかったときは、中間転写体9を1周空回しさせて、再び画像展開予測時間をコントローラ部201に要求するようにしてもよい。また、例えばエンジン制御部202は、/TOP信号をコントローラ部201に送信したときに、画像情報が受信できなかったときは、印字動作を中止し、コントローラ部201にエラー信号を送信するようにしてもよい。なお、図4ではシアンの印字動作のみを延期する例で説明を行ったが、複数色で印字動作を開始するまでに画像展開が遅延することも考えられる。そのような場合は、複数色の夫々に本実施形態の発明を適応することが可能である。
次に、本実施形態での動作を実現するための処理を、図7のフローチャートを用いて説明する。このフローチャートでは、先の図4で説明した印字動作の延期処理の部分のみを抽出して詳細に説明するためのものである。
エンジン制御部202は、コントローラ部201からシアンの画像展開予測時間を受信する(S101)。シアンの画像展開予測時間を受信したエンジン制御部202はシアンの画像展開の終了時刻と2周目の/TOP信号からT(x)時間後の3周目の/TOP信号が送信される時刻を比較する(S102)。S102で比較した結果、シアンの画像展開終了時刻の方が早い場合は、通常どおりマゼンタの印字動作が終わった後に、次のシアンの印字動作を始める(S103)。
S102で比較した結果、3周目の/TOP信号が送信される時刻の方が早い場合は、シアンの印字動作の延期を行う。具体的には、まずマゼンタの印字動作が終了した後(S104)、中間転写体9の駆動を停止する(S105)。ここで、本実施形態では、中間転写体9の駆動の制御を一例としてDCモータを使用して制御している。しかし、中間転写体9の駆動の制御は、DCモータに限られるものではなく、例えばパルスモータを使用することで、停止にかかる時間を短くすることが可能となる。このように、モータによる制御時間の変化は、不図示のRAM等に記録させておくことで、中間転写体の制御は可能であるので、任意のモータを使用することができる。
中間転写体9の駆動を停止した後、エンジン制御部202は、シアンの画像展開が終了するまでの残り時間と、中間転写体9が停止状態から一定速度になるまでの時間の比較を行う(S106)。そして、シアンの画像展開が終了するまでの残り時間が、中間転写体9が停止状態から一定速度になるまでの時間と等しいまたは短くなったら、中間転写体9を再起動し、印字動作を行う一定速度とする(S107)。
S106の比較を行うのは、停止している中間転写体9が再び一次転写可能な一定速度まで加速するには一定時間かかるためである。エンジン制御部202は予めこの中間転写体9が停止状態から一定速度になるまでの時間を不図示のROM等に保持している。よって、中間転写体9が一定速度になるまでの時間と、シアンの画像展開が終了するまでの残り時間を比較することで、印字動作の延期を行ったときのロスタイムを少なくすることが可能となる。
中間転写体9の駆動を再開したのち、中間転写体9上のHPマーク9bを検知すると(S108)、エンジン制御部202はコントローラ部201に/TOP信号を送信する(S109)。/TOP信号を受信したコントローラ部は201、シアンの画像情報をエンジン制御部202に送信する(S110)。シアンの画像情報を受信したエンジン制御部202は、シアンの印字動作を開始する(S111)。
以上、図4のタイムチャート及び図7のフローチャートで示したように、前色の印字動作中に次色の画像展開が終了しなかった場合は、中間転写体9の駆動を停止させることで印字動作を延期させることが可能となる。このとき、エンジン制御部202は受信した画像展開予測時間から求められる画像展開予測時間に基づいて、中間転写体9の駆動を再開する時間を設定することで、印字動作の延期によるロスタイムを少なくすることができる。つまり、中間転写体9を空回しさせることなく、各色毎の画像展開にかかる時間に応じて、各色毎に印字動作を延期することができるので、FPOTの低下を少なく抑えることができる。
なお、本実施形態では、印字動作の延期を行う判断基準として、画像展開予測時間と/TOP信号の送信タイミングを用いているが、印字動作の延期を行う判断基準はこれに限られるものではない。例えば、画像の展開は画像展開予測時間どおりに終わっているものの、通信時に通常より時間がかかってしまい、中間転写体9に一次転写を行うタイミングになっても、感光ドラム15上にトナー像の現像が開始できないことが考えられる。この場合、画像情報を受信したか否かを印字動作の延期を行う判断基準としてもよい。なお、画像情報を受信してから現像までにかかる時間が必要となるが、この時間は事前にエンジンに保持されているものである。よって、画像展開予測時間を用いた場合と同様に、印字動作の延期を行うことが可能となり、同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態の構成は、第1の実施形態で説明した図1及び図2に示した構成で実施可能であるため、ここでの詳しい説明は省略する。本実施形態は、第1の実施形態と同じく中間転写体9を空回しすることなく印字動作を延期させるものである。しかし、第1の実施形態とは異なり、中間転写体9を停止させることなく、中間転写体9の駆動速度を減速させることによって、印字動作の延期を行う。
図5は中間転写体9を空回しすることなく減速させたのち、一定速度に戻して印字動作の延期を行う場合のタイミングチャートである。501〜507までの処理は、第1の実施形態の図3で説明した301〜307までの処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。以下に、印字動作の延期を行う処理について説明する。
コントローラ部201は、マゼンタの画像展開が終了すると(507)、次にシアンの画像展開を開始し、画像展開予測時間をエンジン制御部202に送信する(508)。エンジン制御部202は、シアンの画像展開予測時間を受信すると、“シアンの画像展開終了時刻”と、“3周目の/TOP信号が送信される時刻(512)”との比較を行う。3周目の/TOP信号が送信される時刻において、シアンの画像展開は終了していないため、印字動作の延期を行う。
ここで、印字動作の延期を行う際に、中間転写体9を1周空回しするかどうかを判断する。マゼンタの印字動作である中間転写体9への一次転写にかかる時間をT(z)、マゼンタの印字動作が終わってから、3週目の/TOP信号を送信するまでの間、減速することで延期できる時間をT(y)としている(510から514の間)。T(z)は一次転写される画像の大きさによって決定されるものであり、T(y)は一次転写後の画像の後端からHPマーク9bまでの中間転写体9の長さと中間転写体9の速度によって決定されるものである。
つまり、“2周目の/TOP信号を送信した時刻+T(z)+T(y)”よりも早い時刻でシアンの画像展開を終了することができれば、中間転写体9を空回しすることなく、印字動作の延期をすることができる。図5では、上記の時刻より前に、シアンの画像展開が終了することがわかるので、中間転写体9の空回しは行わない。
よって、マゼンタの印字動作を開始し(509)、マゼンタの印字動作が終了したら(510)、中間転写体9を減速する(511)。中間転写体9を減速したのち、エンジン制御部202は、“シアンの画像展開が終了するまでの残り時間”と“中間転写体9を加速し、一定速度になるまでに要する時間”を比較する。“シアンの画像展開が終了するまでの残り時間”が“中間転写体9を加速し、一定速度になるまでに要する時間”と等しくなるもしくは少なくなると、エンジン制御部202は、中間転写体9を加速する(513)。
エンジン制御部202は、中間転写体9を加速し、一定速度に戻ったあとに中間転写体上のHPマーク9bを検出すると、/TOP信号をコントローラ部201へ送信し、コントローラ部201からシアンの画像情報を受信して、印字動作を開始する(514)。以下515〜517までの処理は、図3で説明した311〜315までの処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図5のタイミングチャートの一番下には、従来の印字動作で延期を行った場合を示している。本実施形態と同じ条件で従来の方法により印字動作の延期を行うと、図示したようにマゼンタの印字動作が終わった後に、中間転写体9は一定速度のまま1周空回しを行う。つまり、1周にかかる時間T(x)がロスタイムとなってしまう。一方、本実施形態では、従来に比べてT(l)時間分早くシアンの印字動作を開始していることが図から読み取れる。これより、本実施形態では、従来に比べてT(l)時間ロスタイムを少なくすることが可能となっている。なお、上記図5に示したタイミングチャートで、印字処理の延期を行う制御においても、第1の実施形態で説明した例外処理を適応することが可能である。
図8は、中間転写体9を空回しすることなく、減速させて印字動作を延期させる場合のフローチャートである。このフローチャートでは、先の図5で説明した印字動作の延期処理の部分のみを抽出して詳細に説明するためのものである。
エンジン制御部202は、コントローラ部201からシアンの画像展開予測時間を受信する(S201)。シアンの画像展開予測時間を受信したエンジン制御部202はシアンの画像展開の終了時刻と2周目の/TOP信号からT(x)時間後の3周目の/TOP信号が送信される時刻を比較する(S202)。
S202で比較した結果、シアンの画像展開終了時刻の方が早い場合は、通常どおりマゼンタの印字動作が終わった後に、次のシアンの印字動作を始める(S203)。S202で比較した結果、3周目の/TOP信号が送信される時刻の方が早い場合は、次にシアンの画像展開終了時刻と2周目の/TOP信号からT(z)+T(y)時間を加算した後の3周目の/TOP信号が送信される時刻を比較する(S204)。
S204で比較した結果、シアンの画像展開終了時刻の方が早い場合は、中間転写体9を空回しすることなく、印字動作の延期を行う。具体的には、まずマゼンタの印字動作が終了した後(S205)、中間転写体9を減速する(S206)。
中間転写体9を減速した後、エンジン制御部202は、シアンの画像展開が終了するまでの残り時間と、中間転写体9が減速状態から一定速度になるまでの時間の比較を行う(S207)。そして、シアンの画像展開が終了するまでの残り時間が、中間転写体9が減速状態から一定速度になるまでの時間と等しいまたは短くなったら、中間転写体9を加速し、印字動作を行う一定速度となるようにする(S208)。
S207の比較を行うのは、減速している中間転写体9を一次転写可能な一定速度まで加速するには一定時間かかるためである。エンジン制御部202は予めこの中間転写体9が減速状態から一定速度になるまでの時間を保持している。よって、中間転写体9が一定速度になるまでの時間と、シアンの画像展開が終了するまでの残り時間を比較することで、印字動作の延期を行ったときのロスタイムを少なくすることが可能となる。
一方、S204で比較した結果、シアンの画像展開終了時刻の方が遅い場合は、中間転写体9を1周空回しして、印字動作の延期を行う(A)。これ以降の動作に関しては、第3の実施形態の図9にて詳しく説明する。
中間転写体9を一定速度としたのち、中間転写体上のHPマーク9bを検知すると(S209)、エンジン制御部202はコントローラ部201に/TOP信号を送信する(S210)。/TOP信号を受信したコントローラ部は201、シアンの画像情報をエンジン制御部202に送信する(S211)。シアンの画像情報を受信したエンジン制御部202は、シアンの印字動作を開始する(S212)。
以上、図5のタイムチャート及び図8のフローチャートで示したように、印字動作を開始するタイミングまでに、画像展開が終了しなかった場合は、中間転写体9の速度を減速することで、印字動作の延期を行うことが可能となる。そして、画像展開予測時間に基づいて、印字動作の延期を終了する時間を設定することで、印字動作の延期によるロスタイムを少なくすることができる。つまり、中間転写体9を空回しさせることなく、さらに中間転写体9を停止させることなく、各色毎の画像展開にかかる時間に応じて、各色毎に印字動作を延期することができるので、FPOTの低下を少なく抑えることができる。
(第3の実施形態)
本実施形態の構成は、第1の実施形態で説明した図1及び図2に示した構成で実施可能であるため、ここでの詳しい説明は省略する。本実施形態は、中間転写体9を空回しさせて印字動作を延期させるために、中間転写体9の駆動速度を可変制御するものである。ここで、先の第1、第2の実施形態とは異なり、中間転写体9を空回しさせているのは、記録媒体2のサイズによっては空回ししないような制御では、印字動作の延期を行えないことがあるためである。つまり、記録媒体2のサイズと中間転写体9の長さの差が少ないと、前色の一次転写が終わってから、次色の一次転写が始まるまでの時間が短い場合があるため、空回しすることなく中間転写体9の停止及び減速するための時間が十分に確保できないことがある。
本実施形態は、上記のように中間転写体9を空回しして印字動作の延期を行う場合でも、延期にかかるロスタイムを少なくすることが可能である。以下にタイムチャートとフローチャートを示し、動作を詳しく説明する。
図6は中間転写体9を空回ししたときでも、延期に伴うロスタイムを少なくするように制御する場合のタイミングチャートである。601〜607までの処理は、第1の実施形態の図3で説明した301〜307までの処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。以下に、印字動作の延期を行う処理について説明する。
コントローラ部201は、マゼンタの画像展開が終了すると(607)、次にシアンの画像展開を開始し、画像展開予測時間をエンジン制御部202に送信する(608)。エンジン制御部202は、シアンの画像展開予測時間を受信すると、“シアンの画像展開予測時間”と、“3周目の/TOP信号が送信される時刻(612)”との比較を行う。3周目の/TOP信号が送信される時刻において、シアンの画像展開は終了していないため、印字動作の延期を行う。
ここで、印字動作の延期を行う際に、中間転写体9を1周空回しするかどうかを判断する。マゼンタの印字動作である中間転写体9への一次転写にかかる時間をT(z)、マゼンタの印字動作が終わってから、3週目の/TOP信号を送信するまでの間、加速することで延期できる時間をT(y)としている(610から613の間)。T(z)は一次転写される画像の大きさによって決定されるものであり、T(y)は一次転写後の画像の後端からHPマーク9bまでの中間転写体9の長さと中間転写体9の速度によって決定されるものである。
つまり、“2周目の/TOP信号を送信した時刻+T(z)+T(y)”よりも早い時刻でシアンの画像展開を終了することができれば、中間転写体9を空回しすることなく、印字動作の延期をすることができる。図6では、上記の時刻になっても、まだシアンの画像展開が終了しないことがわかるので、中間転写体9を空回しすることによって、印字動作の延期を行う。よって、マゼンタの印字動作を開始し(609)、マゼンタの印字動作が終了したら(610)、中間転写体9を空回しする期間中に回転速度を加速する(611)。これは、空回しする3周目を早く終わらせ、ロスタイムを少なくして4周目の印字動作が始められるようにするためである。
ただし、図6のタイムチャートは一例であり、中間転写体9は必ず加速を行うわけではなく、不図示ではあるが、画像展開予測時間によっては一定速度のままであったり、減速したりした方がロスタイムなく4周目の印字動作が始められることも考えられる。その場合は、中間転写体9の速度を一定速度や減速にしてもよい。また、加速、減速、一定速度を組み合わせて、中間転写体9を1周空回ししてもよい。また、中間転写体9は1周に限らず、複数周空回ししてもよい。また、中間転写体9を1周空回ししても画像展開が終了しない場合は、中間転写体9を一時停止させ、その後は上記第1の実施形態と同じ方法で延期を行ってもよい。
中間転写体9を空回しして、速度を加速又は減速する際の感光ドラム15の動きについて説明する。感光ドラム15は、中間転写体9と離間可能な離間機構を有している場合は、中間転写体9の空回しの際には離間状態となる。離間機構を有しておらず、中間転写体9と当接状態を保つときは、中間転写体9上の画像にバイアスを印加し、空回しを行っている際に感光ドラム15に画像が逆転写されてしまうことを防ぐ。さらに、中間転写体9と感光ドラム15の速度を等速にすることで、中間転写体9と感光ドラム15の速度差により画像に乱れが発生することを防止する。
このように、ここまで説明してきた各実施形態のどの制御方法により印字動作の延長を行うかは、画像展開の時間によって判断される。その印字動作の延期を行う際に、中間転写体9の速度の変更を行う期間は、延期時間すべてで行わなければならないわけではなく、一部の期間のみで制御を行ってもでもよい。いずれの制御方法を用いた場合においても、従来の一定速度のまま印字動作の延期を行うという延期処理に比べて、FPOTが早くなるという効果を有する。
中間転写体9を加速したのち、エンジン制御部202は、“シアンの画像展開が終了するまでの残り時間”と“中間転写体9を減速し、一定速度になるまでに要する時間”を比較する。“シアンの画像展開が終了するまでの残り時間”が“中間転写体9を減速し、一定速度になるまでに要する時間”と等しくなるもしくは少なくなると、エンジン制御部202は、中間転写体9を減速する(613)。
エンジン制御部202は、中間転写体9を減速し、一定速度に戻ったあとに中間転写体9上のHPマーク9bを検出すると、/TOP信号をコントローラ部201へ送信し、コントローラ部201からシアンの画像情報を受信して、印字動作を開始する(614)。以下615〜617までの処理は、図3で説明した311〜315までの処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図6のタイミングチャートの一番下には、従来の印字動作で延期を行った場合を示している。本実施形態と同じ条件で従来の方法により印字動作の延期を行うと、図示したようにマゼンタの印字動作が終わった後に、中間転写体9は一定速度のまま1周空回しを行う。つまり、1周にかかる時間T(x)がロスタイムとなってしまう。一方、本実施形態では、従来に比べてT(l)時間分早くシアンの印字動作を開始していることが図から読み取れる。これより、本実施形態では、従来に比べてT(l)時間ロスタイムを少なくすることが可能となっている。なお、上記図6に示したタイミングチャートで、印字処理の延期を行う制御においても、第1の実施形態で説明した例外処理を適応することが可能である。
図9は、中間転写体9を空回ししたときでも、延期に伴うロスタイムを少なくするように制御する場合のフローチャートである。このフローチャートでは、先の図6で説明した印字動作の延期処理の部分のみを抽出して詳細に説明するためのものである。
図9で示したフローチャートの(A)以前の部分は、上記第2の実施形態にて図8のフローチャートで説明しているため、ここでの詳しい説明は省略する。図8のS204で比較した結果、シアンの画像展開終了時刻の方が遅い場合は、中間転写体9を1周空回しして、印字動作の延期を行う。まずマゼンタの印字動作が終了した後(S301)、中間転写体9を加速し(S302)、中間転写体9を1周空回しする(S303)。このとき、上記の図6のタイムチャートの説明で述べたように中間転写体9は必ずしも加速しなければならないわけではない。また、空回しも複数周行っても良い。ここでは一例として図6のタイムチャートを基に中間転写体9を加速して、1周空回ししたときの説明を行う。
中間転写体9を加速した後、エンジン制御部202は、シアンの画像展開が終了するまでの残り時間と、中間転写体9が加速状態から一定速度になるまでの時間の比較を行う(S304)。そして、シアンの画像展開が終了するまでの残り時間が、中間転写体9が加速状態から一定速度になるまでの時間と等しいまたは短くなったら、中間転写体を減速し、印字動作を行う一定速度となるようにする(S305)。
S304の比較を行うのは、加速している中間転写体9を一次転写可能な速度まで減速するには一定時間かかるためである。エンジン制御部202は予めこの中間転写体9が加速状態から一定速度になるまでの時間を保持している。よって、中間転写体9が一定速度になるまでの時間と、シアンの画像展開が終了するまでの残り時間を比較することで、印字動作の延期を行ったときのロスタイムを少なくすることが可能となる。(B)以降については、上記第2の実施形態にて図8のフローチャートで説明しているため、ここでの詳しい説明は省略する。
以上、図6のタイムチャート及び図9のフローチャートで示したように、印字動作を開始するタイミングまでに、画像展開が終了しなかった場合において、中間転写体9を空回しして印字動作の延期を行うことが可能となる。中間転写体9を空回しする場合においても、画像展開予測時間に基づいて、印字動作の延期を終了する時間を設定することで、印字動作の延期によるロスタイムを少なくすることができる。つまり、プリントに使用される用紙サイズに関わらず各色毎の画像展開にかかる時間に応じて、各色毎に印字動作を延期することができ、またFPOTの低下を少なく抑えることもできる。
(第4の実施形態)
第1〜第3の実施形態では、現像ロータリ23と感光ドラム15が1つで構成されたカラー画像形成装置を対象としていた。第4の実施形態では現像ロータリ23を用いず、感光ドラム15を4つ備える構成(以下、インライン方式とする)のカラー画像形成装置を対象とする。
図10は、インライン方式のカラー画像形成装置の一例を示す概略構成図である。まず、インライン方式のカラー画像形成装置の各部について説明する。
カラー画像形成装置は、記録媒体102を供給する給紙部101、現像色ごとに用意された感光ドラム103Y、103M、103C、103K、感光ドラムを帯電するための帯電部104Y、104M、104C、104K、感光ドラムにトナー像を現像するための現像部105Y、105M、105C、105Kを有する。感光ドラム、帯電部、現像部は、本体に着脱可能なトナーカートリッジ107Y、107M、107C、107Kに搭載されている。
さらに、カラー画像形成装置は現像されたトナー像を転写する一次転写部、一次転写部により転写されカラー画像を形成する中間転写体108、中間転写体108に形成されたカラー画像を記録媒体102に転写する二次転写部109、記録媒体102にトナー像を定着する定着部110、給紙ローラ109及びレジストローラ対116によって構成されている。
感光ドラム103Y、103M、103C、103Kを帯電させるための帯電器部104Y、104M、104C、104Kを備える構成で、各色の帯電部には帯電ローラ104YS、104MS、104CS、104KSが備えられている。感光ドラム103Y、103M、103C、103Kは、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム103Y、103M、103C、103Kを画像形成動作に応じて図の矢印方向に回転させる。感光ドラム103Y、103M、103C、103Kへの露光はスキャナ部106Y、106M、106C、106Kから送られ、感光ドラム103Y、103M、103C、103Kの表面に選択的に露光することにより、潜像が形成される。
潜像を基に、トナー像を現像する現像部105Y、105M、105C、105Kは、各色の現像部に現像ローラ105YS、105MS、105CS、105KSが備えられている。中間転写体108は、感光ドラム103Y、103M、103C、103Kに接触しており、カラー画像形成時に感光ドラム103Y、103M、103C、103Kの回転に伴って図の矢印方向に回転し、トナー像を一次転写される。二次転写部109は、中間転写体108に接触しており、中間転写体108の回転に伴って図の矢印方向に回転し、レジストローラ対116から搬送された記録媒体102に対して中間転写体108上のカラー画像を二次転写する。
定着部110は、記録媒体102を搬送させながら転写されたカラー画像を定着させるものであり、記録媒体102を加熱する定着ローラ111と、記録媒体102を定着ローラ111に圧接させるための加圧ローラ112とを備えている。定着ローラ111は内部にヒータ113と温度検知センサ114が内蔵されている。すなわち、カラー画像を保持した記録媒体102は定着ローラ111と加圧ローラ112により搬送されるとともに、熱および圧力を加えられることによりトナーが表面に定着される。カラー画像定着後の記録媒体102は、排紙部に排出されて画像形成動作を終了する。
次に、第1〜第3の実施形態で説明した、画像展開に多くの時間がかかってしまい、印字動作の開始までに画像展開が間に合わなかった場合に、印字動作を延期する方法を、インライン方式に適応した実施形態を以下に示す。
図11、図12は、本実施形態を説明するためのタイミングチャートである。
図11は、インライン方式において、コントローラ部201の画像展開とエンジン制御部202での印字動作を並列処理した場合のタイミングチャートである。ここでは、印字動作の延期を行わない、通常の動作を行う場合の一例を示したタイミングチャートについて説明する。
コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から印刷データを受信する(1101)。印刷データ受信すると、前処理により画像展開に用いるデータと、印字命令(用紙サイズや種類、プロセス条件、など)とに印刷データを解析し、エンジン制御部202へ印字予約コマンドとして印字命令を送信する(1102)。
次に、コントローラ部201は、印刷データのうち、画像展開に用いるデータから各色毎に画像展開を始める。ここではまず、イエローの画像展開を開始する。このとき、コントローラ部201は画像展開を開始するにあたって、イエローの画像展開にかかる処理時間を予測した画像展開予測時間をエンジン制御部202へ送信する(1103)。画像展開予測時間を受信したエンジン制御部202は、画像形成を行うための前回転シーケンスを開始する。このとき、イエローの画像展開にかかる時間と、前回転シーケンスにかかる時間の比較を行う(1103)。
コントローラ部201は、イエローの画像展開が完了すると、次にマゼンタの画像展開を開始し、画像展開予測時間をエンジン制御部202に送信する(1104)。以下、シアン、ブラックについても同様に画像展開を行う。エンジン制御部202は、前回転シーケンス終了後に中間転写体108上のHPマークを検出すると、/TOP信号をコントローラ部201へ送信し、コントローラ部201からイエローの画像情報を受信して、印字動作を開始する(1105)。
エンジン制御部202は、マゼンタ、シアン、ブラックについても同様に、コントローラ部201から画像情報を受信し、印字動作を開始する。エンジン制御部202は、全色の印字動作が完了した時点で、次の印字予約コマンドを受信していない場合は、後回転シーケンスを行い、動作を終了する(1106)。
以上が、インライン方式のカラー画像形成装置における動作となる。次に、図12でインライン方式において、コントローラ部201の画像展開とエンジン制御部202での印字動作を並列処理した場合に、画像展開が間に合わず、印字動作の延期を行う場合の一例を示したタイミングチャートについて説明する。
1201〜1203までの処理は、図11で説明した1101〜1103までの処理と同様であるため、ここでの説明は省略する。以下に、印字動作の延期を行う処理について説明する。コントローラ部201は、マゼンタの画像展開が終了すると、次にシアンの画像展開を開始し、画像展開予測時間をエンジン制御部202に送信する(1204)。
エンジン制御部202は、シアンの画像展開予測時間を受信すると、“シアンの画像展開予測時間”と、“シアンの印字動作を始める/TOP信号が送信されるタイミング(1205)”との比較を行う。シアンの/TOP信号が送信されるタイミングにおいて、まだシアンの画像展開は終わっていないので、シアンを書き始めることはできないため、印字動作の延期を行う。
よって、マゼンタの印字動作を開始し、マゼンタの印字動作が終了したら(1206)、中間転写体108を加速する。これは、空回しする1周目の残りと、2周目のすでに印字動作が終了しているイエローとマゼンタの空回しを早く終わらせ、ロスタイムを少なくして2周目のシアンから再び印字動作が始められるようにするためである。
中間転写体108を加速したのち、エンジン制御部202は、“シアンの印字動作を開始するまでの残り時間”と“中間転写体108を減速し、一定速度になるまでに要する時間”を比較する。“シアンの印字動作を開始するまでの残り時間”が“中間転写体108を減速し、一定速度になるまでに要する時間”と等しくなるもしくは少なくなると、エンジン制御部202は、中間転写体108を減速する(1207)。
エンジン制御部202は、中間転写体108を減速し、一定速度に戻ったあとに中間転写体108上のHPマークを検出すると、/TOP信号をコントローラ部201へ送信し、コントローラ部201からシアンの画像情報を受信して、印字動作を開始する(1208)。
続いて、既に画像解析処理が完了しているブラックの/TOPを出力して画像形成を開始する(1209)。
エンジン制御部202は、全色の印字動作が完了した時点で、次の印字予約コマンドを受信していない場合は、後回転シーケンスを行い、動作を終了する(1210)。
図12のタイミングチャートの一番下には、従来の印字動作で延期を行った場合を示している。本実施形態と同じ条件で従来の方法により印字動作の延期を行うと、図示したようにマゼンタの印字動作が終わった後に、中間転写体108は一定速度のまま1周空回しを行う。つまり、1周にかかる時間T(x)がロスタイムとなってしまう。一方、本実施形態では、従来に比べてT(l)時間分早くシアンの印字動作を開始していることが図から読み取れる。これより、本実施形態では、従来に比べてT(l)時間ロスタイムを少なくすることが可能となっている。なお、中間転写体108を空回しするときの感光ドラムとの関係は、先の第3の実施形態における関係と同様である。
9 中間転写体
9a 光学センサ
9b HPマーク
10 二次転写ローラ
15 感光ドラム
20Y イエロー現像器
20M マゼンタ現像器
20C シアン現像器
20B ブラック現像器
23 現像ロータリ
39 ICLローラ
40 一次転写ローラ
201 コントローラ部
202 エンジン制御部
211 CPU
217 駆動制御部
218 センサ制御部
219 メインモータ
220 /TOP信号
222 Video信号

Claims (10)

  1. 画像情報に基づき画像が形成される一つの像担持体と、
    前記像担持体に形成される複数の異なる色の画像が一色ずつ重ねて転写される中間転写体と、
    前記中間転写体の基準位置の検出に応答して前記像担持体への画像形成を開始する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により前記像担持体に形成される前記複数の異なる色の画像を一色ずつ前記中間転写体に転写するために、前記中間転写体の回転速度を一定速度に制御する制御手段と、を備えるカラー画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記基準位置の検出後の所定タイミングで前記中間転写体への前記画像の転写が開始されない場合、前記中間転写体の回転速度を一時的に変更して、前記所定タイミングで前記中間転写体への前記画像の転写が開始されるように制御することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像情報の展開に要する時間に関する情報に基づき前記中間転写体の回転速度を一時的に変更することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記像担持体に形成された画像を前記中間転写体に転写を開始してから終了するまでの間は、前記中間転写体の回転速度を一定速度にし、転写を終了してから次の画像の転写が開始されるための基準点が検知されるまでの間に、前記中間転写体の回転速度を一時的に変更、又は前記中間転写体の回転を一時停止することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記所定タイミングで中間転写体に前記画像の転写が開始されるように、前記中間転写体を空回しすることなく一時停止させた後、回転速度を前記一定速度に戻すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカラー画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記所定タイミングで前記中間転写体に前記画像の転写が開始されるように、前記中間転写体を空回しすることなく回転速度を一時的に減速させた後、前記一定速度に戻すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカラー画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記所定タイミングで前記中間転写体に前記画像の転写が開始されるように、前記中間転写体を空回しする期間中に、回転速度を一時的に加速させた後、前記一定速度に戻すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のカラー画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記画像情報の展開に要する時間が、前記中間転写体に画像を転写する時間と、前記中間転写体を一時停止させた後、前記一定速度に戻すまでにかかる時間を加算した時間より長い場合には、前記中間転写体に画像を転写した後、前記中間転写体を空回しすることなく一時停止させ、前記所定タイミングで前記中間転写体に前記画像の転写が開始されるように前記中間転写体の回転速度を前記一定速度に戻すことを特徴とする請求項4に記載のカラー画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記画像情報の展開に要する時間が、前記中間転写体に画像を転写する時間と、前記中間転写体の速度を減速させた後、前記一定速度に戻すまでにかかる時間を加算した時間より短い場合には、前記中間転写体に画像を転写した後、前記中間転写体を空回しすることなく回転速度を一時的に減速させ、前記所定タイミングで前記中間転写体に前記画像の転写が開始されるように、前記中間転写体の回転速度を前記一定速度に戻すことを特徴とする請求項5に記載のカラー画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記画像情報の展開に要する時間が、前記中間転写体に画像を転写する時間と、前記中間転写体の速度を減速させた後、前記一定速度に戻すまでにかかる時間を加算した時間より長い場合には、前記中間転写体に画像を転写した後、前記中間転写体を空回しする期間中で回転速度を一時的に加速させ、前記所定タイミングで前記中間転写体に前記画像の転写が開始されるように、前記中間転写体の回転速度を前記一定速度に戻すことを特徴とする請求項6に記載のカラー画像形成装置。
  10. 画像情報に基づき複数の異なる色のトナーにより画像が形成される複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体に形成された画像が、重ねて転写される中間転写体と、
    前記中間転写体の基準位置の検出に応答して前記複数の像担持体への画像形成を開始する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により、前記像担持体に形成される前記複数の異なる色の画像を一色ずつ前記中間転写体に転写するために、前記中間転写体の回転速度を一定速度に制御する制御手段と、
    前記制御手段は、前記基準位置の検出後の所定タイミングで前記中間転写体への前記画像の転写が開始されない場合、前記画像情報の展開に要する時間に関する情報に基づき前記中間転写体の回転速度を一時的に加速することにより、前記所定タイミングで前記中間転写体への前記画像の転写が開始されるように制御する。
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