JP2007249040A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録紙の残枚数を正確に検知するセンサおよび機構等を用いなくとも、トナーが無駄に消費されるのを防止するとともにクリーニング装置の寿命を向上させること。
【解決手段】エンジンコントローラ202は、次の印字予約コマンド受信している場合は、画像形成実行フロー(S400)を開始し、給紙部の記録紙有無を確認する(S402)。記録紙がある場合は画像形成を開始し(S403)、待機時間または画像形成待機時間である画像形成スループットを算出し(S404、S405)、算出した結果に基づいて時間の経過を待つ(S401)。
【選択図】図4
【解決手段】エンジンコントローラ202は、次の印字予約コマンド受信している場合は、画像形成実行フロー(S400)を開始し、給紙部の記録紙有無を確認する(S402)。記録紙がある場合は画像形成を開始し(S403)、待機時間または画像形成待機時間である画像形成スループットを算出し(S404、S405)、算出した結果に基づいて時間の経過を待つ(S401)。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装装置に関し、より詳細には、効率的な画像形成を可能にする画像形成装置に関する。
複写機・レーザプリンタ等の画像形成装置は、一般に給紙部から画像形成部に記録紙を給紙搬送して転写方式(間接方式)あるいは直接方式にて画像形成を実行し、画像形成済みの記録紙を排紙部から排出する。直接方式にて画像形成を実行する画像形成装置においては、給紙搬送された記録紙に対して直接現像を施して画像形成を実行するため、記録紙がなくなることを検知するまで効率よく印字することができる。一方、間接方式にて画像形成を実行する画像形成装置において効率のよい印字を行うためには、複数の画像を連続して形成する必要があるが、給紙部は記録紙を一枚ずつ給紙するので、画像形成部と給紙部との同期をとって動作しなければならなくなる。したがって、画像形成途中で、転写するはずの記録紙がなくなったことが検知されると、途中まで画像形成して記録紙に転写できなかった画像はクリーニング装置で回収する必要がある。
このような画像形成装置では、記録紙がないことを検知すると、余分なトナーが消費され、さらにクリーニング装置でのトナー回収量が増大して、クリーニング装置の寿命が低下するので一定の制御が必要となる。例えば、記録紙の残り枚数が少なくなったことを検知する機構を設け、それにより記録紙の残枚数が少ないことを検知した場合は、記録紙が確実にあることを検出してから画像形成を実行するように画像形成装置を制御する。すなわち、残枚数が少なくなったときだけ、画像形成のスループットを低下させることにより全体としては性能を落とすことなく効率的な印字が可能な技術が提案されている(例えば、参考文献1参照)。
しかしながら、上記従来技術では、記録紙の残枚数を正確に検知するために、記録紙を給紙可能な位置まで持ち上げる機構、および記録紙を持ち上げた高さを計測するセンサが用いられており、装置の大型化およびコストの増大を招くという問題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、記録紙の残枚数を正確に検知するセンサおよび機構等を用いなくとも、トナーが無駄に消費されるのを防止するとともにクリーニング装置の寿命を向上させる画像形成装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、画像を形成する記録材を供給する記録材供給手段と、記録材供給手段内に記録材の有無を検知する記録材検知手段と、記録材に転写する画像を表面に形成する転写体と、転写体上に転写する画像を現像する現像手段と、転写体の表面に形成された像を記録材に転写する転写手段とを含み、連続して画像形成を行う場合、記録材検知手段によって記録材の有無を検知する前に転写体上への画像形成を開始する画像形成手段と、記録材に印字される画像情報に基づいて、転写体上への画像形成タイミングを制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明により、記録紙の残枚数を正確に検知するセンサおよび機構等を用いなくとも、トナーが無駄に消費されるのを防止するとともにクリーニング装置の寿命を向上させることができる画像形成装置を提供することができる。
本実施形態においては画像形成装置として多色画像を形成することができるレーザプリンタを例に用いる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成図である。画像形成部において、図示しないコントローラ部から送信された画像信号に基づいて形成される画像光により静電潜像が形成され、この静電潜像を現像して可視画像を重畳転写してカラー可視画像が形成される。このカラー可視画像は記録材41、42へ転写され、その記録材41、または42上にカラー可視画像を定着させる。画像形成部は、現像色分並置したステーション毎の感光体(5Y、5M、5C、5K)、一次帯電手段としての注入帯電部(7Y、7M、7C、7K)、および現像部(8Y、8M、8C、8K)によって構成される。さらに、画像形成部は、トナーカートリッジ(11Y、11M、11C、11K)、中間転写体12、給紙部31、32、転写部および定着部11によって構成される。給紙部31、32には各々記録材が収容されており、その記録材の有無を検知するためのセンサ51、52が設けられている。本実施形態では、センサ51、52として、フォトインタラプタとフラグを用いたセンサを用いている。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成図である。画像形成部において、図示しないコントローラ部から送信された画像信号に基づいて形成される画像光により静電潜像が形成され、この静電潜像を現像して可視画像を重畳転写してカラー可視画像が形成される。このカラー可視画像は記録材41、42へ転写され、その記録材41、または42上にカラー可視画像を定着させる。画像形成部は、現像色分並置したステーション毎の感光体(5Y、5M、5C、5K)、一次帯電手段としての注入帯電部(7Y、7M、7C、7K)、および現像部(8Y、8M、8C、8K)によって構成される。さらに、画像形成部は、トナーカートリッジ(11Y、11M、11C、11K)、中間転写体12、給紙部31、32、転写部および定着部11によって構成される。給紙部31、32には各々記録材が収容されており、その記録材の有無を検知するためのセンサ51、52が設けられている。本実施形態では、センサ51、52として、フォトインタラプタとフラグを用いたセンサを用いている。
感光体(5Y、5M、5C、5K)、一次帯電手段としての注入帯電部(7Y、7M、7C、7K)、および現像手段(8Y、8M、8C、8K)は、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ(22Y、22M、22C、22K)に搭載されている。上記感光ドラム(感光体)5Y、5M、5C、5Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するものである。駆動モータは感光ドラム5Y、5M、5C、5Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。感光ドラム5Y、5M、5C、5Kへの露光光はスキャナ部10Y、10M、10C、10Kから送られ、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面に選択的に露光することにより、静電潜像が形成されるように構成されている。ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させるための4個の注入帯電部7Y、7M、7C、7Kを備える構成において、各注入帯電部にはスリーブ7YS、7MS、7CS、7KSが備えられている。
現像手段として、現像部8Y、8M、8C、8Kには、それぞれスリーブ8YS、8MS、8CS、8CKが設けられている。各々の現像器は脱着可能に取り付けられている。中間転写体12は、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kに接触しており、カラー画像形成時に時計周り方向に回転し、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの回転に伴って回転し、可視画像が転写される。また、中間転写体12は、画像形成時に後述する転写ローラ9が9aの位置に配置されることにより転写ローラ9と接触して記録材41、42を狭持搬送することにより記録材41、42に中間転写体12上にカラー可視画像を重畳転写する。転写ローラ9は、中間転写体12上にカラー可視画像を重畳転写している間は、中間転写体に9aの位置で当接させるが、印字処理終了時は9bの位置に離開する。
定着部13は、記録材41、42を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、記録材41、42を加熱する定着ローラ14と、記録材41、42を定着ローラ14に圧接させるための加圧ローラ15とを備えている。定着ローラ14と加圧ローラ15とは中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17が内蔵されている。すなわち、カラー可視画像を保持した記録材41、42は、定着ローラ14と加圧ローラ15とにより搬送されるとともに、熱および圧力が加えられることによりトナーが表面に定着される。可視画像定着後の記録材41、42は、排紙部に排出されて画像形成動作を終了する。
プリンタは、記録材搬送路上の下段搬送センサA 23、上段搬送センサA 24、下段搬送センサB 25、上段搬送センサB 26、レジストセンサ19、定着前センサ27、定着排紙センサ20および排紙センサ28によって搬送状況を管理する。除去手段であるクリーニング部21は、感光ドラム5Y、5M、5C、5K及び中間転写体12上に残ったトナーをクリーニングするものである。感光ドラム5Y、5M、5C、5K上に形成されたトナーによる可視画像を中間転写体12に転写した後の廃トナーあるいは中間転写体9上に形成された4色のカラー可視画像を記録材41、42に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのシステム構成を説明するためのブロック図である。プリンタコントローラ201は、ホストコンピュータ200、エンジンコントローラ202と相互に通信が可能である。プリンタコントローラ201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印字命令を受け取り、受け取った画像情報を解析してビットデータおよび記録紙に占める画素の密度情報(ピクセルデータ)に変換する。この密度情報は、通信経路を介して、記録紙毎に印字予約コマンド、ピクセルデータ通知コマンド、印字開始コマンド、およびビデオ信号とともにエンジンコントローラ202に送出される。
プリンタコントローラ201は、ホストコンピュータ200からの印字命令に従って印字予約コマンドおよびピクセルデータ通知コマンドをエンジンコントローラ202に送信する。コマンドが送信されると、印字可能な状態となったタイミングで、エンジンコントローラ202へ印字開始コマンドが送信される。エンジンコントローラ202は、プリンタコントローラ201からの印字予約コマンドの順に印字の実行準備を行い、プリンタコントローラ201からの印字開始コマンドを待つ。エンジンコントローラ202は、印字指示を受信すると、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をプリンタコントローラ201に出力し、印字予約コマンドに従って印字動作を開始する。また、エンジンコントローラ202は、印字予約コマンドに従って形成された画像を記録紙に転写するため、レジストローラで待機している記録紙の搬送を再開すると同時に/TOPR信号を出力し、画像を記録紙に転写する。さらに、定着部にて画像を記録紙に定着させ、排紙部に排紙する。
図3〜5は、エンジンコントローラ202の印字動作を示すフローチャートである。エンジンコントローラ202は、印字予約コマンドを受信すると(S301)、印字開始コマンドの受信を待って(S302)、印字動作を行うための前処理(以後、「前回転シーケンス」という)を実行する(S303)。前回転シーケンス終了後、記録紙の給紙時間間隔および画像形成の時間間隔を初期化し(S304、S305)、1枚目の印字予約コマンドに従って印字動作を開始する(S307、S308)。エンジンコントローラ202は、記録紙が排出されたことを確認すると(S308)、印字予約を削除し(S309)、次の印字予約コマンド受信を確認する(S310)。印字予約コマンドを受信していない場合は印字動作の後処理(以下、「後回転シーケンス」という)を実行し(S311)、印字動作を終了する(S312)。一方、エンジンコントローラ202は、次の印字予約コマンド受信している場合は、画像形成実行フロー(S400)を開始し、給紙部の記録紙有無を確認する(S402)。記録紙がある場合は画像形成を開始し(S403)、待機時間または画像形成待機時間である画像形成スループットを算出し(S404、S405)、算出した結果に基づいて時間の経過を待つ(S401)。
また、エンジンコントローラ202は、次の印字予約コマンド受信している場合は、給紙実行フロー(S500)を開始し、給紙部に設けられている記録紙有無センサ(不図示)によって記録紙有無を確認する(S502)。記録紙がある場合は給紙を開始し(S503)、画像形成スループットを算出し(S504)、算出した結果に基づいて時間の経過を待つ(S501)。なお、画像形成のスループットとは中間転写体上での画像形成の間隔に対応する時間であり、図6のフローチャートに基づいて決定される。
図6は、上述した画像形成のスループット決定処理の詳細なフローチャートである。エンジンコントローラ202はスループット決定処理(S600)を実行すると、ピクセルデータ通知コマンドで受信したプリント画像密度情報とエンジンコントローラ202が持つプリント画像密度閾値Xを比較する(S601)。プリント画像密度が閾値Xを超えない場合は、スループットレベル1(最大スループット)を設定し(S602)、スループットレベル1に基づいて画像形成までの時間を算出する(S607)。一方、プリント画像密度閾値Xの比較において(S601)、プリント画像密度が閾値X以上の場合、残りの予約数を算出し(S603)、残りの予約数と予約数閾値Yとを比較する(S604)。残りの予約数が予約数閾値Y以上の場合は、スループットレベル1を設定し(S602)、スループットレベル1に基づいて画像形成までの時間を算出する(S607)。また、残りの予約数が予約閾値Y未満の場合は、スループットレベル2(最小スループット)を設定し(S606)、スループットレベル2に基づいて画像形成までの時間を算出する(S607)。なお、本実施形態においては、上述の最大スループットとは画像形成装置が実現可能な最も高速なプリント動作を行った場合に印字に要する時間を指す。また、最小スループットとは給紙カセット内に記録紙が存在することを確認してから画像形成を開始する場合に要する時間のことである。本実施形態では、プリント画像密度の閾値Xは、具体的に文字主体の文書の平均的な画像密度とされる5%とする。また、予約数閾値Yは、中間転写体に形成可能な画像数と記録紙の給紙間隔から1とするものの、これらの閾値は中間転写体の寸法や給紙間隔などに合わせて変えることができる。
図7は、予約数2枚以上の印字指定、およびプリント画像密度X以上の印字をする場合で、給紙部31から給紙中に2枚目の記録紙がないことが検知されたときのタイミングチャートを示している。図7(a)および(b)の横軸は時間、縦軸は用紙搬送距離を表している。図7(a)は給紙から用紙なし検知までを表すタイミングチャートであり、時刻0で給紙を開始し、レジストセンサ到達直後に搬送を一時停止し、/TOPR信号送出後に記録紙の搬送を再開して記録紙なしを検知している。図のレジストセンサ位置は用紙がレジストセンサまでの用紙搬送距離、用紙有無検知位置は給紙部31で用紙有無の検知を行うタイミングでの用紙搬送距離を意味している。
一方、図7(b)は画像形成開始信号(/TOP)から画像と記録紙の同期を取る信号(/TOPR)までを表すタイミングチャートである。この図7(b)では縦軸は信号を出力するタイミングとなる。ここで、時間0で画像形成を開始するとともに、次に形成する画像のスループットレベル2が設定されるので、給紙部31の記録紙なしが確定するまで画像形成を開始しない。
図8は、予約数2枚以上であり、およびプリント画像密度Xを超えない場合、給紙部31から給紙中に2枚目の記録紙がないことを検知したときのタイミングチャートを示している。図8(a)では、時刻0で給紙を開始し、レジストセンサ到達直後に搬送を一時停止し、/TOPR信号送出後に記録紙の搬送を再開して記録紙なしを検知している。図のレジストセンサ位置は用紙がレジストセンサまでの用紙搬送距離、用紙有無検知位置は給紙部31で用紙有無の検知を行うタイミングでの用紙搬送距離を意味している。
一方、図8(b)では、時間0で画像形成を開始するとともに、次に形成する画像のスループットレベル1が設定されるので最大スループット分だけ待機された後2枚目の画像形成を開始する。この場合、記録紙なし検知時点で2枚目記録紙に対する画像形成はすでに開始しているため、中間転写体のクリーニング実行を決定する。この図8(b)でも縦軸は信号を出力するタイミングとなる。また、クリーニング処理は、転写ローラ9を9bの位置に配置させて、中間転写体を回転駆動させてクリーニング部21によって中間転写体上のトナーをクリーニングする動作である。
以上のように、本実施形態においては、プリント画像密度が閾値Xを超えず、あるいはプリント画像密度が閾値X以上であって残り予約数が予約数閾値Y以上であれば、記録紙がないためクリーニングを行う必要が生じた場合がある。しかし、この場合でも中間転写体のクリーニング実行時のトナー回収量は軽微であり、かつ最大スループットを実現できる。一方、プリント画像密度が閾値X以上で、かつ残り予約数が予約数閾値Y未満であれば、プリント中に記録紙なしを検知することを最優先に考え、最小スループットになるものの、中間転写体に未転写の画像を残留させないようにすることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、プリンタコントローラ201から給紙部31あるいは32から記録紙を搬送するように印字予約がなされた場合の、スループット決定処理について述べる。なお、第1実施形態で既に説明したのと同様の内容については詳細な説明を省略し、図表も同一の番号を付すものとする。
本実施形態では、プリンタコントローラ201から給紙部31あるいは32から記録紙を搬送するように印字予約がなされた場合の、スループット決定処理について述べる。なお、第1実施形態で既に説明したのと同様の内容については詳細な説明を省略し、図表も同一の番号を付すものとする。
図9は、本実施形態における画像形成のスループット決定処理の詳細を示すフローチャートである。エンジンコントローラ202はスループット決定処理(S700)を実行すると、ピクセルデータ通知コマンドで受信したプリント画像密度情報およびエンジンコントローラ202が持つプリント画像密度閾値Xを比較する(S701)。プリント画像密度が閾値Xを超えない場合は、スループットレベル1(最大スループット)を設定し(S702)、スループットレベル1に基づいて画像形成までの時間を算出して(S703)終了する(S708)。一方、プリント画像密度閾値Xの比較において(S701)プリント画像密度が閾値X以上の場合、プリンタコントローラ201から指示された給紙部の記録紙なし検知タイミングが先行紙の/TOPR以降に判明するかを判定する(S704)。/TOPR以降に判明しないときは、スループットレベル1を設定し(S702)、スループットレベル1に基づいて画像形成までの時間を算出する(S703)。
また、先行する記録紙が存在するか否かが/TOPR以降に判明するかどうかの判定において(S704)、/TOPR以降に判明する場合は、残りの予約数を算出し(S705)、残りの予約数と予約数閾値Yとを比較する(S706)。残りの予約数が予約数閾値Y以上の場合は、スループットレベル1を設定し(S707)、スループットレベル1に基づいて画像形成までの時間を算出する(S703)。残りの予約数が予約閾値Y以下の場合は、スループットレベル2(最小スループット)を設定し(S707)、スループットレベル2に基づいて画像形成までの時間を算出する(S703)。
図10は、給紙部31から2枚以上の印字指定がなされており、および送られた画像データがプリント画像密度X以上であり、給紙部31から給紙中に2枚目の記録紙がないことを検知した場合のタイミングチャートを示している。図10(a)では、時刻0で給紙を開始し、レジストセンサ到達直後に搬送を一時停止し、/TOPR信号送出後に記録紙の搬送を再開して記録紙なしを検知している。一方、図10(b)では、時間0で画像形成を開始するとともに給紙部31から給紙される場合、/TOPR送出後に記録紙なしが確定する。このため、画像形成スループットレベル2に設定されており、給紙部31の記録紙なしが確定するまで画像形成を開始しない。
図11は、給紙部32から2枚以上の印字指定がなされており、および送られた画像データがプリント画像密度X以上であり、給紙部32から給紙中に2枚目の記録紙がないことを検知した場合のタイミングチャートを示している。図11(a)では、時刻0で給紙を開始し、記録紙なしを検知し、レジストセンサ到達直後に搬送を一時停止し、/TOPR信号送出後に記録紙の搬送を再開している。一方、図11(b)では、時間0で画像形成を開始するとともに、次の画像形成スループットレベル1が設定されているが、画像形成を行う前に記録紙なしが確定しているため、画像形成は行わない結果、中間転写体に未転写の画像は残らない。
以上のように、本実施形態においては、プリンタコントローラ201から指定された給紙部によっては、画像形成開始タイミングよりも前に記録紙なしが判明する場合がある。その場合はプリント画像密度が閾値X以上であってもスループットを優先する設定とする。一方、プリント画像密度が閾値X以上、かつ画像形成開始タイミングよりも後に記録紙なしが判明する場合は、第1の実施形態どおり、プリント画像密度が閾値X未満の場合最大スループットとする。またはプリント画像密度が閾値X以上でも残り予約数閾値Y以上であれば最大スループットとすることにより、記録紙がなくなりクリーニングを行う必要が生じた場合でも、中間転写体のクリーニング実行時のトナー回収量は軽微とすることができる。一方、プリント画像密度が閾値X以上で、かつ残り予約数が予約数閾値Y未満であれば、プリント中に記録紙なしを検知することを最優先に最小スループットを設定するが、中間転写体に未転写の画像を残留させないようにすることができる。
5 感光体
7 帯電部
8 現像部
9 転写ローラ
10 スキャナ部
12 中間転写体
11 定着部
19 レジセンサ
20 定着排紙センサ
28 排紙センサ
31、32 給紙部
41、42 記録材
200 ホストコンピュータ
201 プリンタコントローラ
202 エンジンコントローラ
7 帯電部
8 現像部
9 転写ローラ
10 スキャナ部
12 中間転写体
11 定着部
19 レジセンサ
20 定着排紙センサ
28 排紙センサ
31、32 給紙部
41、42 記録材
200 ホストコンピュータ
201 プリンタコントローラ
202 エンジンコントローラ
Claims (8)
- 画像を形成する記録材を供給する記録材供給手段と、
前記記録材供給手段内に前記記録材の有無を検知する記録材検知手段と、
前記記録材に転写する画像を表面に形成する転写体と、該転写体上に転写する前記画像を現像する現像手段と、該転写体の表面に形成された像を前記記録材に転写する転写手段とを含み、連続して画像形成を行う場合、前記記録材検知手段によって前記記録材の有無を検知する前に前記転写体上への画像形成を開始する画像形成手段と、
前記記録材に印字される画像情報に基づいて、前記転写体上への画像形成タイミングを制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成タイミングとは、前記転写体上に画像を形成する場合の待機時間のことであり、前記制御手段は、2つ以上の前記待機時間から1つの待機時間を選択して当該選択された待機時間経過後に画像を形成するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、形成しようとする画像の画像密度情報を取得して、当該取得した画像密度情報が予め定めた画像密度閾値以上であるか否かにより前記1種類の待機時間を選択することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、形成しようとする画像の後にさらに連続して画像形成の予約を受けている場合、当該受けている予約数が予め定めた予約数閾値以上であるか否かにより前記1種類の待機時間を選択することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記2つ以上の待機時間とは、最も高速に画像形成した場合の画像形成に要する時間である最大スループット、および前記記録材検知手段が記録材が搬入されたことを検知してから画像形成を行った場合の画像形成に要する時間である最小スループットを含むことを特徴とする請求項2、3または4に記載の画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記取得した画像密度情報が予め定めた画像密度閾値未満のときは、前記待機時間として最も高速に画像形成した場合の画像形成に要する時間である最大スループットを選択することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記転写体に形成され、転写されずに残った像を除去する除去手段をさらに備え、
前記待機時間として最大スループットが選択された場合、前記記録材検知手段が前記記録材の有無を検知する前に前記画像形成手段が画像の形成を開始していたときは、前記画像形成手段は画像の形成を停止し、前記除去手段は既に形成された像を除去することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記取得した画像密度情報が予め定めた画像密度閾値以上であって、前記受けている予約数が前記予約数閾値未満のときは、前記待機時間として、前記記録材検知手段が記録材が搬入されたことを検知してから画像形成を行った場合の画像形成に要する時間である最小スループットを選択することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013011737A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成装置 |
-
2006
- 2006-03-17 JP JP2006075237A patent/JP2007249040A/ja active Pending
Cited By (1)
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JP2013011737A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Kyocera Document Solutions Inc | 画像形成装置 |
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