JP5116284B2 - 画像形成装置及びプリントジョブ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及びプリントジョブ処理装置に関する。より詳細には、両面あるいは多重印字可能なプリンタ装置に係り、特に複数枚のカットシート状の紙を装置内で巡回させ、両面あるいは多重印字を行うプリンタ制御方式を有する画像形成装置及びプリントジョブ処理装置に関する。
従来から、両面プリント機能を有する画像形成装置において、プリント速度を向上させるために複数頁の1面目のプリントと2面目のプリントを交互に行う方法が取られている。例えば、連続ジョブ中に用紙供給部の用紙が無くなることなどによりプリントが継続できない条件が発生する場合がある。この場合に、給紙部指定を用紙供給部から両面再給紙部に切り換えて機内にプリント未完了の用紙を残すことなくジョブを終了する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に示された方法は、画像形成開始前に当該画像の対象となる用紙の有り無しが確定できる形態の画像形成装置に有効である。
しかしながら、近年、特にフルカラーの電子写真装置等の画像形成装置において中間転写体を備えたものでは、画像形成の最初のプロセスを行う部位から用紙上に中間転写体から画像を転写する2次転写位置までの距離が長くなる。そのため、連続プリントの際のプリント速度(以下、スループットという)を上げるためには、画像形成開始をその画像を転写すべき用紙の給紙動作に先行して行うことになる。ここで、画像形成の最初のプロセスを行う部位とは、とは電子写真装置では像担持体に露光を行う部位に相当する。
図15は、中間転写体を備えた画像形成装置の給紙ミスプリントの状況を説明するための構成図で、基本色となる4色を中間転写体上に重ねて1次画像を形成し、用紙に2次転写する方式を有する画像形成装置の概略図である。図中符号T1a、T1b、T1c、T1dはそれぞれ基本色の1次転写部、T2は2次転写部、2は中間転写体である中間転写ベルト(以下、ITBという)示している。なお、その他の符号は後述する図2に示された構成要素と同じであるため同一の符号を付してある。このような形態の画像形成装置では、スループットを上げるためにITB2上に複数ページの画像を先行して形成する必要がある。
このため、連続プリント中に給紙カセット等の用紙供給部の用紙が無くなった場合、既に一次転写部T1a、T1b、T1c、T1dやITB2上に画像が形成されている状態が発生する。
図9は、画像形成装置の用紙無しミスプリントの状況を説明するための構成図で、図中符号Sは、用紙供給部である用紙格納カセット、PSは用紙格納カセットSの紙の有無を検知する検知センサを示している。用紙格納カセットSから給紙された用紙は、ITB2上の画像が転写される2次転写部7を経て定着装置10へ送り込まれる。符号16は搬送路切換えフラッパで、定着が終了した用紙を不図示の排紙トレイ側への搬送と、用紙を反転搬送する両面ユニットへの搬送とに切り分けるものである。用紙の両面にプリントを行う場合には、フラッパ16を経て両面ユニットで用紙の印字面が切り換えられ、再び2次転写部7へ再給紙される。ID1〜ID4は、制御システムがプリントジョブ毎に割り当てた識別記号である。ID1〜ID4のいずれのジョブも両面プリントが指定されている。プリント処理の順番は、ID1の1面目、ID2の1面目、ID3の1面目のプリント実行後、ID1の2面目、ID4の1面目、ID2の2面目、ID5の1面目・・・のように1面目と2面目のプリントを交互に実行する。
図9に示すように、ID1、ID2に対する1面目のプリントが完了し、ID1の用紙は両面ユニット内で再給紙待機状態、ID2の用紙は反転搬送中である状態で、ID3の用紙が給紙される。そして、用紙後端がPSを通過した時点で用紙格納カセットSの用紙無しが検出される。この時点では、既にID1の2面目の画像がITB2上に形成され、更にID4の1面目、ID2の2面目に対する画像形成も開始されている。ID3の1面目のプリント後、ID1の2面目はそのまま両面ユニット部からの給紙を行ってプリントを実行し、排紙トレイに排出することによりジョブを完了することが可能である。しかしながら、ID4の1面目の画像は対象となる用紙が無いため、用紙への転写が不可能である。
上述したようなケースでは、特許文献1に記載されているように、単純に給紙口を紙無しとなったカセットから両面ユニットに切り替え、ID4のジョブを後回しにしてID2、ID3の2面目のプリントを先に実行することはできない。なぜならば、図9に示した状況では、既にITB2上に形成されたID4の1面目の画像の転写する紙が無いため、2次転写部T2を画像で汚すことになるからである。
また、紙無しの発生に限らず、紙の給紙ミスが発生した場合でも、上記と同様に用紙への転写が不可能な状況が発生する場合がある。
特開平01−011272号公報
このように従来は、このような両面交互プリント動作中における、紙無しや給紙ミス等の用紙への転写が不可能な状態が発生した場合は、それ以降の画像形成を停止させていた。そして、1面目プリント済みの用紙を機外に排紙させてしまい再度ミスが発生した用紙からやり直していた。したがって、1面目プリント済みの用紙が無駄になってしまうという問題があった。
本発明の目的は、両面プリント中において用紙に画像を転写不可能な状態が発生した場合、装置内に残留するプリント済みの用紙を無駄にしないようにする画像形成装置及びプリントジョブ処理装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、用紙に画像を転写不可能な状態が発生した場合でも、1面目プリント済みの用紙を無駄にせず、プリントジョブのリカバリ処理及びプリント終了処理を適切に実行可能とする画像形成装置及びプリントジョブ処理装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、シート材の両面に画像を形成する画像形成装置において、画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって形成された画像を転写位置においてシート材に転写する転写部と、前記転写部にシート材を供給するシート材供給部と、前記シート材供給部によって供給されたシート材に対応してプリントジョブ情報を処理する画像データ処理部と、前記画像データ処理部から送信されるプリントジョブ情報に応じて、シート材への画像形成動作を制御する画像形成制御部と、を備え、複数のシート材の両面に画像を形成している間、前記シート材供給部によりシート材の供給を開始後、供給されたシート材に前記転写部によって画像を転写するタイミングに対して、供給されたシート材の前記転写位置への搬送が遅れた場合に、前記画像形成制御部は、前記搬送が遅れたシート材に対応するプリントジョブ情報をミスプリントジョブ情報として前記画像データ処理部に送信して、第1面に画像が形成されており、第2面に画像が形成されていないシート材を装置内に残留させた状態で画像形成動作を一時中断し、その後、前記画像データ処理部は、前記ミスプリントジョブ情報が送信されたとしても、前記搬送が遅れたシート材に対応するプリントジョブ情報と前記装置内に残留しているシート材に対応するプリントジョブ情報を前記画像形成制御部に再送して、前記画像形成制御部は再送されたプリントジョブ情報に応じて、前記搬送が遅れたシート材と前記装置内に残留しているシート材に対して画像形成を再開することを特徴とする。
また、本発明の他の画像形成装置は、シート材の両面に画像を形成する画像形成装置において、画像が形成される像担持体と、前記像担持体上に形成された画像が転写される中間転写体と、前記中間転写体上に転写された画像を転写位置においてシート材に転写する転写部と、シート材を供給するシート材供給部と、前記シート材供給部によって供給されたシート材を反転して再度シート材を前記転写部に供給する両面搬送部と、シート材への画像形成動作を制御する画像形成制御部と、を備え、前記画像形成制御部が、複数のシート材の両面に画像を形成している間、前記シート材供給部によりシート材の供給を開始後、供給されたシート材に前記転写部によって画像を転写するタイミングに対して、供給されたシート材の前記転写位置への搬送が遅れた場合に、画像形成動作を一時中断し、その後、前記搬送が遅れたシート材と前記両面搬送部に残留する、第1面に画像が形成されており、第2面に画像が形成されていないシート材を画像形成の対象となるように設定し、前記搬送が遅れたシート材と前記両面搬送部に残留する、第1面に画像が形成されており、第2面に画像が形成されていないシート材を再搬送して画像形成を再開するように制御することを特徴とする。
また、本発明のプリントジョブ処理装置は、シート材の両面に画像を形成する画像形成装置におけるプリントジョブ処理装置において、画像形成動作を開始する際に、シート材供給部によって供給されたシート材への画像形成動作を制御する画像形成制御部にプリントジョブ情報を送信する送信手段と、複数のシート材の両面に画像を形成している間、前記シート材供給部によりシート材の供給を開始後、供給されたシート材に画像を転写するタイミングに対して、供給されたシート材の転写位置への搬送が遅れた場合に、前記搬送が遅れたシート材に対応するミスプリントジョブ情報が前記画像形成制御部から送信されたとしても、前記搬送が遅れたシート材に対応するプリントジョブ情報と装置内に残留する、第1面に画像が形成されており、第2面に画像が形成されていないシート材に対応するプリントジョブ情報を前記画像形成制御部に再送する再送手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、両面プリント中において用紙に画像を転写不可能な状態が発生した場合に、装置内に残留するプリント済みの用紙を無駄にしないようにすることができる。
また、本発明によれば、用紙に画像を転写不可能な状態が発生した場合でも、1面目プリント済みの用紙を無駄にせず、プリントジョブのリカバリ処理及びプリント終了処理を適切に実行することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図2は、本発明を実施したカラーレーザビームプリンタの概略図である。本実施例のレーザビームプリンタは、タンデム方式のフルカラープリンタで、正規の帯電極性が負極性のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が形成される4個の像担持体3a、3b、3c、3dを備えている。この像担持体3a、3b、3c、3dは、ドラム状の電子写真感光体、所謂、感光ドラムで直列に配置されている。また、これらの各感光ドラム3a、3b、3c、3dの周囲には、各感光ドラムに対応して一次帯電器4a、4b、4c、4d、現像器6a、6b、6c、6d及びクリーニング装置8a、8b、8c、8dが配置されている。また、感光ドラム3a、3b、3c、3dの上方には、露光装置5a、5b、5c、5dが配置されている。
各感光ドラム3a、3b、3c、3dは、それぞれ接触する帯電ローラ4a、4b、4c、4dにより負極性に帯電される。色分解したイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の光像を露光装置5a、5b、5c、5dにより露光して、感光ドラム3a、3b、3c、3dにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの潜像を形成する。それぞれの潜像を現像器6a、6b、6c、6dにより反転現像により現像して、感光ドラム3a、3b、3c、3dにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を順次形成する。感光ドラム3a、3b、3c、3dの下方に位置して中間転写体(像担持体)としての中間転写ベルト(以下、ITBという)2が配置されている。このITB2は、ITB2を駆動するローラ21、及びローラ22、23、24の周りに張設され、感光ドラム3と略同速で矢印方向に回転される。
上述した感光ドラム3a、3b、3c、3d上に形成担持されたトナー像が、一次転写部における一次転写ローラ22a、22b、22c、22dに印加される一次転写バイアス(正極性の電圧)によって、ITB2の外周面に静電的に一次転写される。それによってITB2上には複数色のトナー像が形成される。次に、用紙格納カセット13内からピックアップローラ12によって用紙11が給紙され、レジセンサ15に到達して停止する。
その後、所定のタイミングでレジ搬送ローラ14により再給紙される。同時に、2次転写装置としての2次転写ローラ7に2次転写バイアス(正極性の電圧)が印加され、ITB2から用紙11へトナー像が静電的に転写される。用紙11は、レジ搬送ローラ14、2次転写ローラ7によって定着装置10まで搬送され、転写されたトナー像が溶融固着されることによりカラー画像が得られる。
定着装置10の下流には、搬送路切り換えフラッパ16が配設されている。この搬送路切り換えフラッパ16は、定着後の用紙を排紙トレイ方向への搬送路Aと反転ローラ17方向への搬送路Bとに振り分ける。
1面目の画像形成が終了した用紙11に対して片面にのみ画像を形成する場合には、用紙11は、上述したフラッパ16により搬送路A側に搬送され、不図示の排紙トレイに排出される。用紙11に対して両面に画像を形成する場合には、用紙11は、上述したフラッパにより搬送路B側に搬送される。この搬送路B側に搬送された用紙11は、反転ローラ17によって反転パスに引き込まれる。そして、反転センサ18により用紙後端が検知されると反転ローラ17の回転方向が逆転し、搬送ローラ19、10を経由して再びレジ搬送ローラ14に送り込まれた後、1面目と同様のプロセスにより2面目の画像が形成され搬送路A側に排出される。以上の両面プリント機構及び制御に関しては公知の技術であるためその詳述は省略する。
2次転写終了後にITB2上に残留したトナー(以下、転写残トナーという)は、ITBクリーニング装置(帯電手段)である接触帯電器1によって正規の帯電極性とは逆極性に帯電される。この逆極性に帯電された転写残トナーは、ITB2の移動により、再び、1次転写部に搬送される。1次転写ローラ22に印加される正極性の一次転写バイアス(トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧)により、その対向電極である感光ドラム3a上に逆転写される。この場合は、1色目の感光ドラム3aに付随して設けられたクリーニング装置8aが2次転写残トナーを回収することになる。また、ITBクリーニング装置1は、即ち、帯電手段としての帯電ローラは、ITB2に常に当接している。
ITB2のクリーニング動作を行う際には、2次転写ローラにプリント時とは逆極性の電圧(負極性の電圧)を印加して、2次転写ローラにトナーが付着しないようにする。
なお、逆極性のバイアスを印加する方法以外に、2次転写部T2をITB2から離間させる機構を設け、2次転写部T2をID4の1面目の画像が2次転写部T2に入る前に離間させてもよい。
図1は、本発明に係るカラー画像形成装置の一実施例を説明するための概略機能構成図で、図2において説明した機構部を制御するための制御系の回路構成のブロック図である。
本発明の画像形成装置は、片面に画像形成されたシート材を反転し、再度、画像形成部に送り込むことによりシート材の両面に画像を形成する機能を有している。そして、シート材に画像を形成するための画像形成部と、シート材を供給するシート材供給部と、シート材への画像形成動作を制御する画像形成制御部を有する。画像形成制御部は、画像データ処理部からの指示に基づきプリントジョブ情報を登録して、登録したプリントジョブ情報に応じて、シート材への画像形成動作を制御している。
符号101は、不図示のホストコンピュータ等の外部機器から送られる画像コードデータをプリンタのプリントに必要なビットデータに展開し、プリンタ内部情報を読み取り、それを表示するためのビデオコントローラ(上述の画像データ処理部)である。
このビデオコントローラ101は、保持されている登録プリントジョブ情報と不正終了プリントジョブ情報に基づき、プリンタエンジンコントローラ102に画像形成処理を再開させるように指示するものである。
また、このビデオコントローラ101は、ミスプリントリカバ部101aを備えている。このミスプリントリカバ部101aは、プリンタエンジンコントローラ102からのミスプリントに係る通知の有無を判別する。そしてこのミスプリントに係る通知があれば、ミスプリントに係る不正終了プリントジョブ情報(ミスプリントIDとも言う)を確認する。そしてこの不正終了プリントジョブ情報を削除し、再実行するジョブの画像データを再度生成してプリントを再開するものである。
符号102は、プリンタエンジンの各部をビデオコントローラ101の指示に従って動作制御するとともに、ビデオコントローラ101へプリンタ内部情報を報知するためのプリンタエンジンコントローラ(上述の画像形成制御部)である。
このプリンタエンジンコントローラ102は、シート材を供給するシート材供給部から画像形成部へのシート材の給送開始に先行して画像形成処理を開始する。この画像形成処理の開始後に画像形成の継続が不可能な状況が発生した場合に、画像形成処理を一度中断する。そして、所定の後処理(後述する後処理)を行ってプリント待機状態に移行するとともに、登録したプリントジョブ情報のうち画像形成処理が完了していないプリントジョブ情報を登録プリントジョブ情報として保持する。そして、画像形成の継続が不可能な状況が発生したプリントジョブ情報を示す不正終了プリントジョブ情報をビデオコントローラ101へ通知するものである。
また、このプリンタエンジンコントローラ102は、ジョブID管理部102aとプリント制御部102bを備えている。ジョブID管理部102aは、登録プリントジョブ情報及び不正終了プリントジョブ情報を保持するものである。また、プリント制御部102bは、プリンタエンジンがプリント状態になっているか否かを確認する。そして、プリント状態の確認後に画像形成処理を開始し、給紙可能になるまでの待機中に紙無しが発生した場合には、紙無しミスプリント発生をジョブID管理部102aに報知するものである。
符号103は、プリンタエンジンコントローラ102の指示に従い、記録用紙搬送のためにモータ/ローラ等の駆動/停止を行う用紙搬送制御部である。そして用紙搬送制御部103は駆動部としてのモータ110を制御する。モータ110は、ローラ21、感光ドラム3(3a〜3d)、転写ローラ22(22a〜22d)、2次転写ローラ7、定着装置10を駆動している。符号104は、帯電、現像、転写等各工程における各高圧出力制御をプリンタエンジンコントローラ102の指示に従っておこなう高圧制御部である。符号105は、スキャナモータ104の駆動/停止、レーザビームの点灯をプリンタエンジンコントローラ102の指示に従って制御する光学系制御部である。符号107は、定着ヒータへの通電の駆動/停止をプリンタエンジンコントローラ102の指示に従って行う定着器制御部である。
符号108は、プリンタエンジンコントローラ102の指示に従って、駆動系の駆動/停止を行うとともに、紙有無状態、紙サイズ情報をプリンタエンジンコントローラ102に報知する給紙機構制御部である。そして給紙機構制御部108は、駆動部であるモータ111を制御する。モータ111は、給紙ローラ12、レジストローラ14を駆動している。
符号109は、プリンタエンジンコントローラ102の指示に従って用紙の反転及び再給紙動作を行うとともにその状態をプリンタエンジンコントローラ102に報知する両面ユニット制御部である。そして両面ユニット制御部109は、駆動部であるモータ112を制御する。モータ112は、反転ローラ17、ローラ19及びローラ20を駆動している。
上述したように、画像形成装置の駆動系としては、感光ドラム、転写ローラ、定着装置等の画像形成部を駆動するモータ110、給紙機構部を駆動するモータ111、両面ユニットを駆動するモータ112を有している。なお、本実施例のようにモータを複数設ける構成ではなく、1つのモータとギア列及びクラッチを採用して駆動のオン/オフを切り換えるように構成することも可能である。
ビデオコントローラ101とプリンタエンジンコントローラ102との間では、ビデオコントローラ101とプリンタエンジンコントローラ102が互いに16ビット単位のデータでシリアル通信を行っている。ビデオコントローラ101が送信する16ビットのコマンドデータに対して、プリンタエンジンコントローラ102は、受信したコマンド内容に応じてエンジン内部の情報を16ビットのステータスデータを返信する。また、コマンド内容に応じた動作を行うという処理を行っている。
ここで、ビデオコントローラ101とプリンタエンジンコントローラ102は、プリント動作を用紙毎に異なるIDを付与して管理している。IDはビデオコントローラ101からプリント指示毎にプリンタエンジンコントローラ102に対して指定される。
図3は、本発明に係るカラー画像形成装置のビデオコントローラとプリンタエンジンコントローラの通信データ形式を示す図で、ビデオコントローラ101とプリンタエンジンコントローラ102が前記シリアル通信でやり取りするデータの構造を示している。シリアル通信でやり取りされる16ビットのデータは、MSBをエラービット(通常は“0”)、LSBを奇数パリティビットとしている。そして、残りの14ビットを実際にやり取りするデータ領域として使用する。
上述したデータにより、ビデオコントローラ101からプリンタエンジンコントローラ102に対しては、プリント処理に関する各種データ(以下、コマンドデータという)が送られる。また、プリンタエンジンコントローラ102からビデオコントローラ101に対してはプリンタエンジンの状態に関する各種データ(以下、ステータスデータという)が送られる。
本実施例1においては、ビデオコントローラ101からプリンタエンジンコントローラ102に対して送られる1つのコマンドデータに対して必ずプリンタエンジンコントローラ102からビデオコントローラ101に1つのステータスデータが返送される。これは取り決めになっている。返送されるステータスの種類は、各コマンド毎に決まっている。例えば、プリント予約コマンドに対しては予約を受け付けたID値をステータスとして返送する。
このように、プリンタエンジンコントローラ102は、ビデオコントローラ101からのコマンドデータに応じてステータスデータを返送する取り決めになっている。そのため、ビデオコントローラ101が単にエンジンの状態を確認するだけのために、特定のステータスデータの送信のみを要求するステータスリクエストコマンドも用意されている。
上述したプリント動作をジョブ毎に異なるIDにて管理している。このジョブIDを取り扱うためのシリアル通信データの形式を、コマンドデータについては図4に、ステータスデータについては図5に各々示している。
図4は、本発明に係るカラー画像形成装置のビデオコントローラからプリンタエンジンコントローラへの送信データ形式を示す図である。また、図5は、本発明に係るカラー画像形成装置のプリンタエンジンコントローラからビデオコントローラへの送信データ形式を示す図である。
特定のジョブIDに対する処理を指示するコマンドデータの形式は、図4に示すように、14ビットのデータ領域の上位7ビットをコマンドコードに、下位7ビットをIDコードに割り当てている。そして、エンジンに対して指示する処理内容をコマンドコードで、その処理の対象となるジョブをIDコードで指定する。例えば、ID3のジョブに対してプリントの実行を指示する場合には、コマンドコードの領域にあらかじめ決められたプリント指示を示すコードが、IDコードの領域に値”3”が設定される。
各ジョブの状態を示すステータスデータは、図5に示すように、bit1〜bit14をそれぞれID1〜ID14に割り当て、それぞれのIDの状態が示されるようになっている。このようなステータスデータの形式によって示される情報としては、登録中ID情報、用紙搬送情報、プリント実行情報等がある。
登録中ID情報は、ビデオコントローラ101からプリント実行を予約されプリントが完了していないジョブについての情報が図5のようなデータ形式で示され、該当するIDについてのビットが”1”に設定される。
用紙搬送情報は、給紙中、転写搬送中、両面搬送中、排紙搬送中等、用紙搬送の各段階にある用紙に割り当てられたジョブIDの情報が図5の形式で状態が示され、それぞれ該当するIDについてのビットが”1”に設定される。
プリント実行情報は、プリント処理が開始され、完了していないジョブについての情報が図5のようなデータ形式で示され、該当するIDについてのビットが”1”に設定される。
ここで、プリント処理の開始とは、ビデオコントローラ101からの当該ジョブに対する1色目の画像データの送出開始と定義される。すなわち、プリント処理開始タイミングは垂直同期信号の出力タイミングになる。また、プリント処理の完了とは、当該ジョブの対象用紙の排紙トレイへの排出完了と定義される。
さて、上述したように、図9のような両面プリント時に紙無しが発生するによって画像継続が不可能になってミスプリントが発生するケースにおける、本発明の処理を以下に説明する。
上述したように、このケースではID4以降のジョブについてはプリントの継続が不可能である。そこで、プリンタエンジンコントローラ102は、ID1の2面目のジョブ終了後にITB2、2次転写ローラ7などでプリント後処理を行って一度プリント待機状態に移行する。そして、ビデオコントローラ101は、プリンタエンジンコントローラ102からのミスプリント情報を受けてジョブを再構築し、1面目プリント完了済のID2、ID3のジョブを先に完了させる処理を行う。
以下、図6,図7,図8,図11に基づいて本実施例1に係るビデオコントローラ101とプリンタエンジンコントローラ102との処理について説明する。なお、本実施例1では、画像形成開始後に紙無しが検出された場合について説明するが、画像形成開始後に用紙送り込みに支障が発生した場合については、後述する実施例2において説明する。
図6は、本発明に係る実施例1のプリンタエンジンコントローラのプリント制御部の動作を説明するためのフローチャートを示す図で、プリンタエンジンコントローラ102の1ページ毎のプリント制御を示している。
まず、ステップS0601(以下、単にS0601のように示す)でビデオコントローラ101からのプリント指示を待つ。プリント指示を受けるとS0602でプリンタエンジンがプリント状態になっているかどうかを確認する。プリント状態になっていればそのまま画像形成開始へ移行する。プリント状態になっていなければ、S0608でプリント前処理を行い、プリンタエンジンをプリント状態に立ち上げてから画像形成開始へ移行する。このプリント前処理とは、画像形成を開始する前の準備動作である。具体的には、一次帯電器、現像器、露光装置、定着装置等の起動処理である。そして、S0603で画像形成処理を開始する。ここで最初にビデオコントローラ101に垂直同期信号を出力する。ビデオコントローラ101はこれに応じて当該ページの画像データの送出を開始する。以降公知の画像形成プロセスに従って画像形成処理を開始する。画像形成開始後S0604で先行紙と所定の間隔があいて給紙可能になるまで待機する。待機中、S0609で紙無し発生をチェックする。これは、画像形成開始後に先行紙後端がカセット紙の有無を検知するための検知センサPSを通過して紙の有無を確定するためである。S0609で紙無しが発生した場合には、紙無しミスプリント発生を後述するジョブID管理部に通知し、S0610でプリント後処理後、プリント待機状態に移行する。このプリント後処理では、一次帯電器、現像器、露光装置、定着装置等の立ち下げ処理、その他に感光ドラム、ITB、2次転写ローラのクリーニング処理が行われる。クリーニング処理とは、感光ドラム上に残留したトナー、ITB上に残留したトナー、2次転写ローラに付着したトナーのクリーニング処理である。そして、S0604で給紙可能になれば、S0605で給紙を開始し、以降S0606、S0607で公知のプロセスにより2次転写処理、定着排紙処理を実行する。ここで、排紙先の指定が両面ユニットの場合には、フラッパ16を両面ユニット側に切り換えて両面ユニットに用紙を排出する。
なお、上記の後処理におけるクリーニング動作は、画像形成部を駆動するモータ110を動作させて、その他の駆動系であるモータ111、112は駆動させないようにする。このようにすることにより、両面ユニット内に残留している紙をそのままにしながら後処理を実行することができる。
図7は、本発明に係る実施例1のプリンタエンジンコントローラのジョブID管理部の制御動作を説明するためのフローチャートを示す図である。この図はプリンタエンジンコントローラ102のジョブID管理制御を示している。まず、S0701で登録情報の変更イベントが発生するまで待機する。ここでは、ビデオコントローラ101からプリントジョブ情報の変更指示、或いは、プリンタエンジンコントローラ102内の他の機能でのジョブID情報を変更する事象発生を待っている。ジョブID変更イベントが発生すると、S0702〜S0706で発生したイベントに応じて、S0707〜S0710の各種の処理を実行する。
ビデオコントローラ101からの新規ジョブ登録指示の場合、S0702からS0707に進み登録テーブルに指定されたIDを追加する。
ビデオコントローラ101からのジョブ削除指示の場合、及び、プリント制御部102bによるプリント処理終了の場合、S0703、及び、S0704からS0708に進み登録テーブルから該当するIDを削除する。
具体的には、新規にジョブを登録する指示であるかを判断し(S702)、登録する指示であれば、ジョブを登録する登録テーブルにIDを追加登録する(S0707)。ジョブ登録指示でない場合は、ジョブを削除する指示であるかを判断し(S703)、削除指示であれば、ジョブを登録する登録テーブルからIDを削除する(S0708)。
ジョブ削除指示でない場合は、プリント完了したかどうかを判断し(S0704)、プリント完了であれば、登録テーブルからIDを削除する(S0708)。プリント完了でなければS0705へ移行する。
プリント制御部102bによるプリント処理中の紙無しミスプリント発生の場合、S0705からS0709に進みミスプリントID情報に該当するIDを設定する。ビデオコントローラ101からのミスプリント解除指示の場合、S0706からS0710に進みミスプリントID情報をクリアする。
具体的には、ミスプリントが発生したかどうかを判断し(S0705)、ミスプリントが発生していれば、ミスプリントIDを設定し(S0709)、ミスプリントが発生していなければ、ミスプリントを解除するかどうかを判断する(S0706)。ミスプリント解除であれば、ミスプリントIDをクリアし(S0710)、ミスプリント解除でなければ、S0701へ戻る。
図8は、本発明に係る実施例1のビデオコントローラのミスプリントリカバリ部の制御動作を説明するためのフローチャートを示す図で、ビデオコントローラ101のミスプリント処理制御を示している。ミスプリントリカバリ部はプリンタエンジンコントローラ102からの不正終了プリントジョブ情報に応じてリカバリ対象のジョブを編集するジョブ処理部である。
まず、S0801でプリンタエンジンコントローラ102からのミスプリントに係る通知をチェックする。ここで、ミスプリントに係る通知があれば、S0802でミスプリント対象のIDをミスプリントIDステータスにより確認する。つまり、ミスプリントに係る不正終了プリントジョブ情報を確認する。そして、S0803で登録ジョブ削除コマンドによりミスプリントに係る不正終了プリントジョブ情報の削除をプリンタエンジンコントローラ102に指示する。その後、S0804で再実行するジョブの画像データ(本実施例では、ID2、ID3の2面目画像)を再度生成し、S0805でプリント指示コマンドを発行してプリントを再開する。つまり、登録プリントジョブ情報のうちの不正終了プリントジョブ情報以外のプリントジョブ情報の画像データを再度生成してプリントを再開する。
図11(a)〜(c)は、本発明に関る実施例1のジョブID情報の変化を示す図で、登録中ID情報、ミスプリントID情報の変化を示している。図11(a)に示すように、用紙無し判明のタイミングでは、登録中ID情報にはID1〜ID6が登録されており、ミスプリントID情報はID4を示している。その後、図11(b)に示すように、ID1については2面目の画像が2次転写され、用紙は排紙トレイに正常に排出されるため、プリント動作終了時には登録中ID情報からID1が無くなる。そして、図11(c)に示すように、ミスプリント解除後のプリント再開時には、ビデオコントローラ101が片面プリントされたID2、ID3のみプリントを行うため、他のIDは登録中IDから削除される。また、ジョブ再開のためにビデオコントローラからミスプリント解除コマンドが発行されるため、ミスプリントID情報は全てクリアされている。
以上の処理により、図9のような場合にも、ID4以降のジョブをキャンセルし、ID2、ID3のジョブを先に完了させることができる。
なお、上記において紙無しになったID4及びそれ以降のID5,ID6については、その後、ユーザが紙をユーザからの指示によって再度ビデオコントローラからプリントコマンドが発行されて、あらためてプリント処理されることになる。
上述した実施例1では、画像形成開始後に紙無しが検出された場合についての例を示したが、本実施例2では、画像形成開始後に用紙送り込みに支障が発生した場合について説明する。なお、装置構成は、実施例1の場合と同じである。
図10は、本発明の実施例2に係る画像形成装置の給紙ミスプリントの状況を説明するための構成図である。ここで、ID3の対象となる用紙のレジセンサの位置に到達したタイミングがID3のITB2上の画像に間に合わない場合、ID3のジョブはミスプリント対象となる。
このケースでは、ミスプリント対象のジョブはID3となり、ID1、ID2の片面がプリントされた用紙は両面ユニットに残留する。実施例1ではこのようなケースで、ミスプリント対象のジョブ(この場合にはID3)を登録ジョブから削除し、両面ユニット内の片面プリントされた用紙(この場合ID1、ID2)の2面目の画像形成を行うように制御した。
しかし、図10のようなケースでは、ID3に対する用紙はレジセンサの位置に待機状態となっており、ITB2上に画像を形成しなおせば再利用可能である。そこで、本実施例2では、図10に示したID3に対する用紙を再利用できるように処理する。
以下に、図12,図13,図14に基づいて本実施例2に係るビデオコントローラ101とプリンタエンジンコントローラ102との処理について説明する。
まず、本実施例2でのプリンタエンジンコントローラ102のジョブID管理部の制御動作は、実施例1の場合の図7と同じである。
図12は、本発明に係る実施例2のプリンタエンジンコントローラのプリント制御部の動作を説明するためのフローチャートを示す図で、プリンタエンジンコントローラ102の1ページ毎のプリント制御を示している。
S1201〜S1210については、実施例1の図6に示したS0601〜S0610と同じであるので説明は省略し、実施例1の図6と異なる部分についてのみ以下に説明する。
まず、S1203で画像形成開始後、S1204の給紙可能かのチェックに進む前にS1211で先行して供給されている先行シート材(レジ待機紙)の有無についてチェックする。これは、上述したとおり用紙送り込みが遅れたために画像に間に合わずミスプリントとなり、レジセンサ位置で残留した用紙が存在する場合、その用紙を再利用するためである。ここで、先行シート材(レジ待機紙)が有る場合には、給紙動作を行わずただちにS1206の2次転写処理を開始する。
次に、S1205の給紙開始後、S1212で給紙不良の発生をチェックする。これは、上述したとおり、用紙の送り込みが画像に間に合わないケースでミスプリントとするためである。ここで、給紙不良が発生していた場合にはS1210(プリント後処理)に進む。なお給紙不良が発生していない場合は、S1206へ進み2次転写処理を行う。
本実施例のプリント後処理動作は、実施例1で説明したものと同様の処理(モータの動作やクリーニング処理動作等)であるため説明を省略する。
図13は、本発明に係る実施例2のビデオコントローラのミスプリントリカバリ部の制御動作を説明するためのフローチャートを示す図で、ビデオコンロトーラ101のミスプリント処理制御を示している。
ここでもS1301〜S1305については、実施例1の図8に示したS0801〜S0805と同じであるので説明は省略し、実施例1の図8と異なる部分についてのみ以下に説明する。
実施例1と異なる点は、S1302でミスプリントIDの確認後、S1306でプリンタエンジンコントローラ102からのミスプリントに係る通知を紙無しミスプリントと給紙不良ミスプリントで切り分ける。つまり、ミスプリント種別をチェックするステップを有している。そして、紙無しミスプリントの場合には、S1303でのミスプリントIDの登録削除を行うが、給紙不良ミスプリントの場合には、S1303でのミスプリントIDの登録削除を行わない点である。これにより、給紙不良によりレジに待機した用紙に対応したジョブ(図10の例ではID3)は登録されたジョブとして残り、そのままS1304以降のリカバリ対象となる。
図14(a)〜(c)は、本発明に係る実施例2のジョブID情報の変化を示す図で、登録中ID情報、ミスプリントID情報の変化を示している。
本実施例2の場合には、図14(a)に示すように、ID3がミスプリント対象となるため、図14(b)に示すように、ID1を含めた全てがプリント未完となり、登録中IDとして残る。そして、ビデオコントローラ101は、図14(c)に示すように、図13の処理によりミスプリント対象であるID3のジョブもキャンセルせず、ID5以降のジョブも継続可能である。そのため、ミスプリント発生時に登録されていた全てのジョブがプリント再開時のリカバリ対象となる。
以上説明したように、上記実施例によれば、両面画像形成中において画像形成不可能な状態が発生した場合でも、装置内に残留する1面目プリント済みの紙に対する画像形成を再開することができる。これにより、紙を無駄にすることなく、プリントジョブのリカバリ処理及びプリント終了処理を適切に実行可能となる。
また、上記実施例によれば、両面画像形成中において画像形成不可能な状態が発生した場合、適切な後処理を行い、一時画像形成を中断してから、プリントジョブを更新して画像形成を再開させる。これにより、装置の構成や制御を複雑化することなく、プリントジョブのリカバリ処理及びプリント終了処理を適切に実行可能とする。
本発明に係るカラー画像形成装置の一実施例の概略機能構成図である。 本発明に係る適用可能なカラー画像形成装置の概略断面図である。 本発明に係るカラー画像形成装置のビデオコントローラとプリンタエンジンコントローラの通信データ形式を示す図である。 本発明に係るカラー画像形成装置のビデオコントローラからプリンタエンジンコントローラへの送信データ形式を示す図である。 本発明に係るカラー画像形成装置のエンジンントローラからビデオコントローラへの送信データ形式を示す図である。 本発明に係る実施例1のプリンタエンジンコントローラのプリント制御のフローチャートを示す図である。 本発明に係る実施例1のプリンタエンジンコントローラのジョブID管理制御のフローチャートを示す図である。 本発明に係る実施例1のビデオコントローラのミスプリント処理制御のフローチャートを示す図である。 本発明に係る画像形成装置の用紙無しミスプリントの状況を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の給紙ミスプリントの状況を示す図である。 (a)〜(c)は、本発明に係る実施例1のジョブID情報の変化を示す図である。 本発明に係る実施例2のプリンタエンジンコントローラのプリント制御のフローチャートを示す図である。 本発明に係る実施例2のビデオコントローラのミスプリント処理制御のフローチャートを示す図である。 (a)〜(c)は、本発明に係る実施例2のジョブID情報の変化を示す図である。 中間転写体を有する画像形成装置の給紙ミスプリントの状況を示す図である。
符号の説明
1 接触帯電器
2 中間転写ベルト(ITB)
3a,3b,3c,3d 感光ドラム
4a,4b,4c,4d 帯電ローラ
5a,5b,5c,5d 露光装置
6a,6b,6c,6d 現像器
7 2次転写ローラ
10 定着装置
11 用紙
12 ピックアップローラ
13 用紙格納カセット
14 レジローラ
15 レジセンサ
21 ITB駆動ローラ
22a,22b,22c,22d 1次転写ローラ
23、24 ITBローラ
25 メディアセンサ
26 2次転写離間機構
101 ビデオコントローラ
101a ミスプリントリカバ部
102 プリンタエンジンコントローラ
102a ジョブID管理部
102b プリント制御部
103 用紙搬送制御部
104 高圧制御部
105 光学系制御部
107 定着器制御部
108 給紙機構制御部
109 両面ユニット制御部
110,111,112 モータ

Claims (11)

  1. シート材の両面に画像を形成する画像形成装置において、
    画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって形成された画像を転写位置においてシート材に転写する転写部と、
    前記転写部にシート材を供給するシート材供給部と、
    前記シート材供給部によって供給されたシート材に対応してプリントジョブ情報を処理する画像データ処理部と、
    前記画像データ処理部から送信されるプリントジョブ情報に応じて、シート材への画像形成動作を制御する画像形成制御部と、を備え、
    複数のシート材の両面に画像を形成している間、前記シート材供給部によりシート材の供給を開始後、供給されたシート材に前記転写部によって画像を転写するタイミングに対して、供給されたシート材の前記転写位置への搬送が遅れた場合に、前記画像形成制御部は、前記搬送が遅れたシート材に対応するプリントジョブ情報をミスプリントジョブ情報として前記画像データ処理部に送信して、第1面に画像が形成されており、第2面に画像が形成されていないシート材を装置内に残留させた状態で画像形成動作を一時中断し、その後、前記画像データ処理部は、前記ミスプリントジョブ情報が送信されたとしても、前記搬送が遅れたシート材に対応するプリントジョブ情報と前記装置内に残留しているシート材に対応するプリントジョブ情報を前記画像形成制御部に再送して、前記画像形成制御部は再送されたプリントジョブ情報に応じて、前記搬送が遅れたシート材と前記装置内に残留しているシート材に対して画像形成を再開することを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数のシート材の両面に画像を形成している間、前記シート材供給部にシート材がなくなったことを検知した場合、前記画像形成制御部は、前記なくなったシート材に対応するプリントジョブ情報をミスプリントジョブ情報として前記画像データ処理部に送信して、第1面に画像が形成されており、第2面に画像が形成されていないシート材を装置内に残留させた状態で画像形成動作を一時中断し、その後、前記画像データ処理部は、前記ミスプリントジョブ情報が送信されると、前記なくなったシート材に対応するプリントジョブ情報を削除し、前記装置内に残留しているシート材に対応するプリントジョブ情報を前記画像形成制御部に送信して、前記画像形成制御部は送信されたプリントジョブ情報に応じて、前記装置内に残留しているシート材に対して画像形成を再開することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成制御部は、画像形成動作を一時中断した後、後処理動作を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記後処理動作は、前記画像形成部に含まれる像担持体又は中間転写体をクリーニングする動作を含むことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. シート材の両面に画像を形成する画像形成装置において、
    画像が形成される像担持体と、
    前記像担持体上に形成された画像が転写される中間転写体と、
    前記中間転写体上に転写された画像を転写位置においてシート材に転写する転写部と、
    シート材を供給するシート材供給部と、
    前記シート材供給部によって供給されたシート材を反転して再度シート材を前記転写部に供給する両面搬送部と、
    シート材への画像形成動作を制御する画像形成制御部と、を備え、
    前記画像形成制御部が、複数のシート材の両面に画像を形成している間、前記シート材供給部によりシート材の供給を開始後、供給されたシート材に前記転写部によって画像を転写するタイミングに対して、供給されたシート材の前記転写位置への搬送が遅れた場合に、画像形成動作を一時中断し、その後、前記搬送が遅れたシート材と前記両面搬送部に残留する、第1面に画像が形成されており、第2面に画像が形成されていないシート材を画像形成の対象となるように設定し、前記搬送が遅れたシート材と前記両面搬送部に残留する、第1面に画像が形成されており、第2面に画像が形成されていないシート材を再搬送して画像形成を再開するように制御することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記画像形成制御部が、複数のシート材の両面に画像を形成している間、前記シート材供給部にシート材がなくなったことを検知した場合に、画像形成動作を一時中断し、その後、前記なくなったシート材を除いて、前記両面搬送部に残留する、第1面に画像が形成されており、第2面に画像が形成されていないシート材を画像形成の対象となるように設定し、前記両面搬送部に残留する、第1面に画像が形成されており、第2面に画像が形成されていないシート材を再搬送して画像形成を再開するように制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成制御部が、画像形成動作を一時中断した後、後処理動作を実行するように制御することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記後処理動作は、前記中間転写体を駆動させて、前記シート材供給部と前記両面搬送部とを停止した状態で実行することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記後処理動作は、前記像担持体又は前記中間転写体をクリーニングする動作を含むことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の画像形成装置。
  10. シート材の両面に画像を形成する画像形成装置におけるプリントジョブ処理装置において、
    画像形成動作を開始する際に、シート材供給部によって供給されたシート材への画像形成動作を制御する画像形成制御部にプリントジョブ情報を送信する送信手段と、
    複数のシート材の両面に画像を形成している間、前記シート材供給部によりシート材の供給を開始後、供給されたシート材に画像を転写するタイミングに対して、供給されたシート材の転写位置への搬送が遅れた場合に、前記搬送が遅れたシート材に対応するミスプリントジョブ情報が前記画像形成制御部から送信されたとしても、前記搬送が遅れたシート材に対応するプリントジョブ情報と装置内に残留する、第1面に画像が形成されており、第2面に画像が形成されていないシート材に対応するプリントジョブ情報を前記画像形成制御部に再送する再送手段と、
    を備えたことを特徴とするプリントジョブ処理装置。
  11. 複数のシート材の両面に画像を形成している間、前記シート材供給部にシート材がなくなったことを検知した場合に、前記なくなったシート材に対応するミスプリントジョブ情報が前記画像形成制御部から送信されると、前記なくなったシート材に対応するプリントジョブ情報を削除し、装置内に残留する、第1面に画像が形成されており、第2面に画像が形成されていないシート材に対応するプリントジョブ情報を前記画像形成制御部に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項10に記載のプリントジョブ処理装置。
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