JP2003316215A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2003316215A
JP2003316215A JP2002126078A JP2002126078A JP2003316215A JP 2003316215 A JP2003316215 A JP 2003316215A JP 2002126078 A JP2002126078 A JP 2002126078A JP 2002126078 A JP2002126078 A JP 2002126078A JP 2003316215 A JP2003316215 A JP 2003316215A
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JP2002126078A
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公相 ▲吉▼田
Kimisuke Yoshida
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PFU Ltd
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体を使用し、印刷時の印刷間隔が短
く、装置構成上の制約によって用紙ピック確定以前に感
光体への露光および現像プロセスと中間転写体への転写
プロセスを行う高速プリンタ装置において、用紙ピック
ミスが発生した場合でも、短時間で印刷復旧できる印刷
装置を実現する。 【解決手段】 本発明の印刷装置は、図1に示すよう
に、用紙の給紙機構に用紙ピック確定時点で当該用紙へ
の画像定着プロセスが間に合うか判断する手段を備え、
用紙ピックミスが発生し、その用紙への正常な画像定着
ができない場合、用紙搬送を停止し、そのことを印刷機
構に通知することで、当該用紙への印刷プロセスを中断
する。用紙の給紙機構でピックリトライを行い、これに
よりピック確定した時点で、これを通知することで、当
該用紙への印刷プロセスを当該ページ先頭から画像を再
度中間転写体上に形成することで、再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写体を使用
し、印刷時の用紙間隔が短く、装置構成上の制約から用
紙ピック確定以前に、該用紙への印刷プロセスを進行す
る必要のある高速プリンタ装置において、用紙ピックに
不具合が発生し、進行中の印刷プロセスを中断する必要
がある場合のリカバリに関し、印刷シーケンスの乱れを
防ぎ、高速印刷の確実な動作を実現する印刷装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、カラーの中間転写体を使用した
電子写真装置の全体構成を示している。図に示した感光
体2上には、感光体表面を帯電させ、その後光学露光す
ることにより印刷画像を静電潜像として形成する。この
静電潜像上に現像ローラー1により液体トナーをトナー
と静電潜像との電界力により付着させる。
【0003】この感光体上のトナー画像がイエロー/マ
ゼンタ/シアン/ブラックの順に四色重ね合わせなが
ら、中間転写体3に転写されることで、カラーのトナー
画像が中間転写体上に形成される。その後、このカラー
のトナー画像を中間転写体3に内蔵されたヒーター5に
より溶融し、バックアップローラー4と中間転写体3と
の接する部分で加圧しながら用紙に定着させる。
【0004】その後用紙へ転移せず、中間転写体上に残
留しているトナーをクリーニング装置6により取り除
き、次のページの印刷に備える。
【0005】この間、用紙の給紙、搬送動作は、図12
に示すように、ホッパー30上に積載された用紙を1枚
づつピックローラー32によりピックし、用紙搬送ロー
ラー33の間に送り出す。
【0006】用紙搬送ローラー33は、ピックローラー
32により送られてきた用紙を、用紙先出しセンサー3
4により検出した時点で一旦停止し、中間転写体上の当
該用紙へ印刷するトナー画像が、当該用紙が搬送により
転写バックアップローラーと中間転写体の接する部分に
到達したときにちょうどそのトナー画像がその部分に来
るよう時間調節し、用紙搬送を再開する。続く用紙のピ
ックは、前の用紙の後端が用紙先出しセンサー34から
外れたことを認識してから行う。
【0007】以上のような印刷プロセスおよび用紙の給
紙、搬送動作を印刷するページ毎に実施し、連続して印
刷を行うが、連続印刷の速度を上げていく場合、図4に
示すように、用紙への画像定着プロセス中に、次の用紙
への画像印刷プロセスを平行して進行させ、中間転写体
上に次のページのトナー画像の形成を進めておく必要が
ある。このような通常時の印刷プロセスのシーケンスを
図13に示す。
【0008】この正常シーケンスでの印刷プロセス進行
中に、現在定着プロセスを実行している用紙の次の用紙
のピックに不具合が発生すると、すでに当該用紙への印
刷のために進行中の印刷プロセスにより作成された、中
間転写体上の画像を正常な位置に定着させることが不可
能となる。
【0009】この場合、従来は図14に示す異常シーケ
ンス1または図15に示す異常シーケンス2のいずれか
で異常状態からの復旧を行っていた。
【0010】異常シーケンス1の場合は、図14に示す
ように、用紙ピックミスにより用紙への定着プロセスが
正常終了できない場合も、当該印刷プロセスを続行し、
印刷ずれが発生した時点で操作者等が印刷動作を異常終
了させ、印刷ずれの発生したページに対し、再度印刷指
示を行わせ、そのページの最初から再度印刷プロセスを
開始することで復旧していた。
【0011】このような、復旧のための操作者の介入を
必要としない方法として、異常シーケンス2の方法があ
った。異常シーケンス2の場合は、図15に示すよう
に、用紙ピックミスが発生し、印刷が正常に終了しない
場合は、そのページに対する中間転写体への転写プロセ
スは完了させるが、用紙を搬送せず、用紙への定着を実
行しない。
【0012】この場合、用紙が搬送されないため、中間
転写体上に形成されたトナー画像がバックアップローラ
ー自体に付着してしまう。このため、バックアップロー
ラー上のトナー画像を中間転写体上に残ったトナー画像
とともにクリーニング装置により除去し、印刷シーケン
スを再構築して、もう一度そのページの先頭から印刷プ
ロセスを再度行い、新たに当該ページのトナー画像を中
間転写体上に形成し、その間に用紙ピックミスが解消し
ていれば、用紙搬送を行い、印刷を復旧させる方法がと
られていた。
【0013】しかし、この方法でも、用紙ピックのリト
ライにより、ピックミスが短時間で復旧した場合でも、
用紙への定着が少しでも間に合わない場合は、数ページ
分の印刷遅れが発生していた。
【0014】このように、従来の方法では、ピックミス
により、印刷プロセスが正常終了しない場合、そのペー
ジの印刷プロセスを最後まで実行し、その後印刷シーケ
ンスを再構築するなどの処理が必要なため、ピックミス
が短時間に復旧した場合でも、印刷プロセスの復旧には
早くても印刷プロセス数ページ分の時間がかかってしま
っていた。これに異常シーケンス1の場合のように、異
常終了による操作者の介入が入るとさらに大幅に印刷は
遅延することになっていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術では次のような問題点がある。
【0016】中間転写体を使用し、印刷時の印刷間隔が
短く、装置構成上の制約によって用紙ピック確定以前に
感光体への露光および現像プロセスと中間転写体への転
写プロセスを行う高速プリンタ装置において、用紙ピッ
クミスが発生し、すでに中間転写体上に当該用紙へのト
ナー画像が形成されている場合、印刷ずれが発生し、操
作者による異常復旧処理が必要となり、連続した高速印
刷が中断してしまうことがあった。
【0017】また、操作者による異常復旧処理を行う必
要をなくすため、用紙ピックミスが発生した場合に用紙
への定着プロセスを回避する処理を行う方法でも、用紙
ピックミスが短時間で復旧した場合でも、連続した印刷
プロセスが最低でも数ページ分遅れてしまうことになっ
ていた。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次に示す手段を取った。
【0019】本印刷装置は、図1に示すように、用紙の
給紙機構に用紙ピック確定時点で当該用紙への画像定着
プロセスが間に合うか判断する手段を備え、用紙ピック
ミスが発生し、用紙ピック確定が遅れ、その用紙への正
常な画像定着ができない場合、用紙を搬送するのをや
め、印刷ずれのある異常印刷を行わないようにする。
【0020】用紙ピックミスにより、当該用紙への画像
定着プロセスが間に合わない場合、用紙の給紙機構に、
そのことを印刷機構に通知する手段を備え、この通知に
より、中間転写体上に画像を形成する印刷機構は、当該
用紙への印刷プロセスを中断する。
【0021】上記用紙ピックミス発生時に用紙の給紙機
構でピックリトライを行い、これによりピック確定した
時点で、そのことを印刷機構に通知する手段を備え、こ
の通知により、中間転写体上に画像を形成する印刷機構
は、当該用紙への印刷プロセスを当該ページ先頭から画
像を再度中間転写体上に形成することで、再開する。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示す実施の形態
を取った。
【0023】この印刷装置は、用紙給紙機構に用紙先出
しセンサーを有し、このセンサーにより用紙ピックを確
定したことを判断する手段を備える。
【0024】上記の形態をとることにより、用紙搬送ロ
ーラーに用紙ピックローラーから用紙が送られてきたこ
とを用紙先出しセンサーに用紙の先端を検出することで
判定でき、用紙搬送ローラーに用紙がセットされたこと
が確認できる。
【0025】この印刷装置は、用紙給紙機構に用紙ピッ
クミスが発生したとき、用紙ピックのリトライを行う手
段を持つとともに、用紙ピック確定時点で、その用紙へ
の画像定着プロセスが正常終了できるか判断する手段を
備える。
【0026】上記の形態をとることにより、用紙ピック
に失敗した場合も、リトライにより用紙ピックの復旧を
行うことで確実な給紙動作をすることができ、もしもリ
トライによる復旧が間に合わず、用紙ピックが確定した
時点または用紙が確定しない状態が所定の時間続いた時
点で、その用紙への画像定着プロセスが正常に終了でき
ないと判断した場合は、その用紙の搬送動作を中止する
ことができ、印刷ずれによる無駄な用紙の消費を防ぐこ
とができる。
【0027】この印刷装置は、用紙給紙機構に上記搬送
動作中止状態になったことを中間転写体への画像形成を
行う印刷機構に通知する手段を備える。
【0028】上記の形態をとることにより、用紙ピック
ミスが発生した用紙へ印刷するページの中間転写体上へ
の画像形成プロセスを即中断することができ、印刷機構
を印刷プロセスがすぐに再開できる状態にすることがで
きる。
【0029】この印刷装置は、用紙給紙機構に、上記搬
送動作中止状態中に用紙ピックが確定し、印刷動作が再
開できる状態になったことを判断する手段を持ち、その
ことを中間転写体への画像形成を行う印刷機構に通知す
る手段を備える。
【0030】上記の形態をとることにより、印刷機構
は、一旦中断した中間転写体への画像形成プロセスを、
再開の通知により即時用紙ピックミスが発生した用紙の
先頭から再度形成し直すことで、印刷シーケンスの早急
な復旧を行うことができる。
【0031】
【実施例】この発明による代表的な実施例を説明する。
【0032】本実施例の印刷装置は、図2に示すよう
に、イエロー/マゼンタ/シアン/ブラックの四色に対
応した現像装置をタンデム型に並列配置し、感光体2に
各色の静電潜像を形成後、そこに現像ローラー1により
液体トナーをトナーと静電潜像の電界力により付着さ
せ、それを中間転写体3に各色の液体トナー画像を重ね
ながら転写していく液体現像電子写真装置である。
【0033】このような液体現像電子写真装置では、用
紙ピックが確定してから感光体への静電潜像作成を開始
すると、図3に示すように、用紙への画像定着までに、
イエローの感光体2に作成される液体トナー画像の先頭
が中間転写体3に到達するまでの時間と、そこから中間
転写体上の画像の先頭がバックアップローラー4と中間
転写体3との接点まで到達するまでの時間が必要とな
り、連続して高速印刷を行うことができない。
【0034】そこで、本実施例の印刷装置は、図4に示
すように、用紙ピック確定以前に、次の用紙への印刷プ
ロセスを開始し、中間転写体上にその用紙に定着させる
トナー画像の作成を平行して進めており、用紙への定着
プロセスを連続して行えるようになっている。
【0035】また、本実施例では、図5に示すような構
成の、本印刷装置を制御するための制御手段を備えてい
る。
【0036】インターフェース制御部10はホストから
印刷データをホストインターフェース制御部12にて受
信し、ビットマップメモリ制御部13にてプリンタ装置
内部のビットマップメモリに印刷画像を展開し、画像デ
ータ転送制御部14にてビデオインターフェース18を
通して印刷プロセス制御部11に印刷データを転送す
る。
【0037】印刷プロセス制御部11では、印刷機構制
御部15の指示に従い、画像データ転送制御部14から
送られた印刷画像データを露光制御部16で受信し、感
光体への露光、現像、中間転写体への転写といった印刷
プロセスの実行を行う。
【0038】給紙機構制御部17では、この印刷プロセ
スの進行にあわせ、用紙の給紙、搬送処理を行う。この
とき、各制御部では、図6に示すようなビデオインター
フェース上の制御信号をもとに印刷プロセスを進行して
いく。
【0039】印刷イネーブル信号20は印刷プロセス制
御部11によって駆動される、装置全体の状態を示す信
号であり、装置が印刷可能な状態かどうかを示す。何ら
かの異常が発生し、印刷動作が不可能になるとこの信号
をディセーブルにする。
【0040】従来の用紙ピックミスにより用紙搬送動作
を回避する異常シーケンス2の方法は、この印刷イネー
ブル信号20をディセーブルにするとともに、用紙搬送
を中止し、当該用紙への定着プロセスを回避し、あらた
めてこの印刷イネーブル信号20をイネーブルにし、も
う一度印刷プロセスを初めからやり直すことで復旧を行
っていた。
【0041】しかし、従来このような復旧を行うには、
印刷プロセスを初期状態から構築しなおす必要があり、
印刷を再開するため、現在進行中のページに対する印刷
プロセスを最後まで実行し、その後、印刷イネーブル信
号をディセーブルからイネーブルにするためには、各制
御部をあらためて印刷プロセスを開始できるレディ状態
にするために、各制御部間でコマンドのやり取りが必要
となり、早急な復旧はできなかった。
【0042】露光ページ開始信号21は印刷プロセス制
御部11によって駆動され、露光ページの画像データの
受信開始タイミングを示す。露光制御部はこの露光ペー
ジ開始信号により、そのページの画像データの受信を開
始する。1ラスタごとの水平同期信号22は、そのペー
ジの画像データの1ラスタごとの同期をとるための信号
である。
【0043】データアクノリッジ信号23は印刷プロセ
ス制御部11によって駆動され、転送された画像データ
が例えば16ビット毎に分割されたデータである場合、
その分割されたデータ毎に受信完了の通知をインターフ
ェース制御部の画像データ転送制御部に返す信号であ
る。画像データ転送制御部は、このデータアクノリッジ
信号23による受信完了通知が来ると、次の分割された
画像データをデータバス24に送出することで露光制御
部との画像データの送受信を行う。
【0044】印刷機構制御部および露光制御部では、画
像データ転送制御部から送られてきた画像データを感光
体への露光画像という形に変換し、露光、現像、転写プ
ロセスを実行することで中間転写体へのトナー画像の形
成を行う。
【0045】本実施例の印刷装置は、以上のような制御
手段と制御信号を使用して印刷プロセスを進行していく
が、用紙ピックミスが発生した場合の復旧手段として、
図7に示すように、用紙ピック異常/回復通知信号25
を持つ。
【0046】通常の印刷プロセスにおいては、図7に示
すように、この用紙ピック異常/回復通知信号25は変
化することなく、一定のレベルを保った状態となってい
る。このような通常状態では、印刷プロセス制御部は、
インターフェース制御部の画像データ転送制御部から送
られてくる画像データを露光制御部で露光画像に変換
し、その画像が定着されるはずの用紙が用紙ピック確定
する前に感光体への露光、現像、中間転写体への転写プ
ロセスを進行していく。
【0047】ここで、用紙ピックミスが発生し、進行中
の印刷プロセスに用紙ピック確定が間に合わない場合、
給紙機構制御部17は、図7に示すように、用紙ピック
異常/回復通知信号25に異常発生を示すパルス信号を
出力する。同時に露光制御部は、インターフェース制御
部の画像データ転送制御部から送られてくる画像データ
の送信に対するデータアクノリッジ信号23の送出を停
止する。このとき印刷イネーブル信号20は変化させな
い。
【0048】この動作によりインターフェース制御部は
用紙ピックミスによるリカバリ状態に入ったことを認識
し、画像データの送出を停止する。
【0049】給紙機構制御部は、用紙ピックのリトライ
を行い、用紙ピックが確定した時点で、用紙ピック異常
/回復通知信号25に異常回復を示すパルス信号を出力
する。この信号を受けてインターフェース制御部の画像
データ転送制御部は、再度ページ先頭から画像データの
送信を開始する。
【0050】この画像データを受信した印刷プロセス制
御部は、すぐに感光体への露光、現像、中間転写体への
転写のプロセスを再開する。
【0051】この場合、印刷イネーブル信号による従来
の復旧の場合とは違って、印刷プロセス制御部はあらた
めて印刷プロセスの初期状態から再開するのではなく、
用紙ピックが確定するまでの期間、画像データの送受信
が停止するため、中間転写体上への画像形成が行われな
いだけであり、印刷プロセス制御部の状態としては、い
つでも印刷可能な状態である。
【0052】用紙ピック確定による再開と同時に、イン
ターフェース制御部で画像データの送出位置を、ページ
先頭から出し直すことで、印刷の復旧が行われる。この
ような制御により異常発生時点で即時印刷プロセスを停
止でき、無駄な露光、現像、転写のプロセスを行うこと
なく、再開と同時にもう一度ページ先頭からの画像形成
を行え、用紙ピックミスがリトライにより短時間で回復
した場合、その回復と同時に印刷プロセスを継続でき
る。
【0053】また、本実施例の印刷装置では、用紙ピッ
クミス発生時の通知手段として、上記のような用紙ピッ
ク異常/回復通知信号を別に設けることなく、次のよう
な手段でも通知を行える。
【0054】図8に示すように、用紙ピックミスが発生
し、進行中の印刷プロセスに、用紙ピック確定が間に合
わない場合、印刷プロセス制御部は露光制御部でインタ
ーフェース制御部の画像データ転送制御部から送信され
てくる画像データに対するデータアクノリッジ信号23
の送出を停止するとともに、1ラスタごとの水平同期信
号22を通常の送出間隔より十分に高い周波数でパルス
出力する。印刷イネーブル信号20は変化させない。
【0055】この動作によりインターフェース制御部は
用紙ピックミスによるリカバリ状態に入ったことを認識
し、画像データの送出を停止する。給紙機構制御部は用
紙ピックのリトライを行い、用紙ピックが確定した時点
で印刷プロセス制御部は、1ラスタごとの水平同期信号
22の高周波パルス出力を停止する。この動作を受けて
インターフェース制御部の画像データ転送制御部は、再
度ページ先頭から画像データの送信を開始する。
【0056】以上のような異常発生/回復通知制御処理
を行うことで、図9に示すように、用紙ピック異常が発
生しても、リトライにより短時間で用紙ピックが復旧し
た場合、余計な印刷処理を行うことなく、即復旧動作に
入れるため、従来の用紙ピックミス発生から復旧までの
時間に比べ、非常に短時間で復旧処理が完了し、高速連
続印刷が継続して可能になる。なお、リカバリ状態に入
ったことを示す信号の制御としては、上記で示した方法
以外の制御方法を使用しても良い。
【0057】また、この用紙ピックミスが発生し、先行
して行われる中間転写体へのトナー画像形成が中断され
た場合、図10に示すように、この途中まで形成されて
いるトナー画像の用紙への定着プロセスが行われないた
め、このトナー画像は転写バックアップローラー自体に
付着してしまうことになる。
【0058】通常印刷ずれなどで発生するこのような転
写バックアップローラーへのトナー付着は、クリーニン
グ装置6により除去していたが、溶融されたトナーが加
圧されて付着することや、バックアップローラー自体の
材質の性質のためトナーがこびりつきやすく、なかなか
すべて除去しきれず、次ページ以降のページ背面を汚し
てしまうことがあった。
【0059】本実施例の印刷装置においても、用紙ピッ
ク確定前に中間転写体上への画像形成を行い、用紙ピッ
クミス発生時に、この先行して作成された中間転写体上
のトナー画像は、用紙に定着されることなくバックアッ
プローラー4と中間転写体3の接する部分においてバッ
クアップローラー4に付着していくことになる。
【0060】そこで、本実施例の印刷装置では、図11
に示すように、用紙ピックミスが発生し、不要となった
先行して形成した中間転写体上のトナー画像を、バック
アップローラー4に付着させないように、バックアップ
ローラー4を上方に移動し、中間転写体3と接しないよ
うな状態とする機構を備えている。
【0061】これにより、用紙ピックミスが発生し、先
行して形成した中間転写体3上の画像が不要となった場
合、定着プロセスに使用されるバックアップローラー4
を上方に移動させて中間転写体3から切り離すことで、
バックアップローラー4に付着させることなく、中間転
写体側のクリーニング装置6により除去し、この不要画
像がバックアップローラー4位置を通過後、バックアッ
プローラー4を元の位置に戻し、印刷プロセスを再開す
ることで、用紙ピックミスによるページ汚れを防ぐこと
ができる。
【0062】なお、このように中間転写体側で不要画像
を除去するほうが、加圧しないことや中間転写体の材質
の性質、トナー除去時にクリーニング装置が電界力を利
用して除去できるなどの理由により確実に除去すること
が可能である。
【0063】
【発明の効果】この発明により、以下に示すような効果
が期待できる。
【0064】中間転写体を使用し、印刷時の印刷間隔が
短く、装置構成上の制約によって用紙ピック確定以前に
感光体への露光および現像プロセスと中間転写体への転
写プロセスを行う高速プリンタ装置において、用紙ピッ
クミスが発生し、用紙ピック確定が遅れ、先行して進行
中の印刷プロセスに間に合わない場合も、本発明の印刷
装置により、復旧処理を行うことで最小限の印刷遅れの
みで連続印刷を継続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成図である。
【図2】中間転写体を使用した液体現像電子写真装置の
全体構成図である。
【図3】用紙ピック確定後に露光プロセスを開始した場
合の説明図である。
【図4】本発明の連続印刷動作説明図である。
【図5】本発明の印刷装置制御部構成図である。
【図6】ビデオインターフェース信号説明図である。
【図7】異常通知信号による異常発生/回復通知動作説
明図である。
【図8】既存の制御信号を利用した異常発生/回復通知
動作説明図である。
【図9】本発明による異常回復シーケンス説明図であ
る。
【図10】バックアップローラーへのトナー付着説明図
である。
【図11】バックアップローラーへのトナー付着防止動
作説明図である。
【図12】給紙動作説明図である。
【図13】正常時の印刷シーケンス説明図である。
【図14】異常シーケンス1説明図である。
【図15】異常シーケンス2説明図である。
【符号の説明】
1:現像ローラー 2:感光体 3:中間転写体 4:バックアップローラー 5:ヒーター 6:クリーニング装置 10:インターフェース制御部 11:印刷プロセス制御部 12:ホストインターフェース制御部 13:ビットマップメモリ制御部 14:画像データ転送制御部 15:印刷機構制御部 16:露光制御部 17:給紙機構制御部 18:ビデオインターフェース 20:印刷イネーブル信号 21:露光ページ開始信号 22:1ラスタごとの水平同期信号 23:データアクノリッジ信号 24:データバス 25:用紙ピック異常/回復通知信号 30:ホッパー 31:用紙 32:ピックローラー 33:搬送ローラー 34:用紙先出しセンサー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間転写体を使用し、印刷時の用紙間隔が
    短く、装置構成上の制約によって用紙ピック確定以前に
    感光体への露光および現像プロセスと中間転写体への転
    写プロセスを行う印刷装置において、 用紙ピックに不具合が発生したとき、その時点で進行中
    の印刷プロセスがその後正常に用紙への定着プロセスを
    完了できるかどうか判断する手段と、 正常に用紙への定着プロセスが完了できないと判断した
    場合に、進行中の印刷プロセスの中断と再開の通知を行
    う手段と、 を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】中間転写体を使用し、印刷時の用紙間隔が
    短く、装置構成上の制約によって用紙ピック確定以前に
    感光体への露光および現像プロセスと中間転写体への転
    写プロセスを行う印刷装置において、 前記印刷プロセスの中断と再開の通知を行う手段とし
    て、専用の信号線により行う、 ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】中間転写体を使用し、印刷時の用紙間隔が
    短く、装置構成上の制約によって用紙ピック確定以前に
    感光体への露光および現像プロセスと中間転写体への転
    写プロセスを行う印刷装置において、 前記印刷プロセスの中断と再開の通知を行う手段とし
    て、他の用途に使用している信号線の所定の動作により
    行う、 ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】中間転写体を使用し、印刷時の用紙間隔が
    短く、装置構成上の制約によって用紙ピック確定以前に
    感光体への露光および現像プロセスと中間転写体への転
    写プロセスを行う印刷装置において、 用紙ピックに不具合が発生したとき、前記中断した印刷
    プロセスによりすでに中間転写体上に形成されたトナー
    画像が、バックアップローラーに付着しないようにする
    手段を備える、 ことを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の印
    刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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