JP2006015515A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コントローラが、ホストコンピュータから送信された画像情報を解析するために時間を要し、連続印字を継続するために必要なタイミング(連続印字継続タイミング)までに、エンジンに対して、印字予約コマンドを送信できない場合であっても、連続印字を中断しないようにし、無駄なダウンタイムを減らす。
【解決手段】 コントローラは、連続印字継続タイミングまでに、印字予約コマンドを送信できない場合は、連続印字継続タイミングまでに、印字予約コマンドを送信が遅延することを通知するためのコマンド(印字予約延期コマンド)を送信する。エンジンは、印字予約延期コマンドを受信すると、連続印字継続タイミングを変更する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、例えば電子写真方式、静電記憶方式の複写機、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
図1で、画像形成装置としてのレーザプリンタ全体の構成についての概略を説明する。
レーザプリンタは、図1に示す様に画像形成部において、図示しないコントローラ部から送信された画像信号に基づいて形成される画像光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して可視画像を重畳転写してカラー可視画像を形成し、このカラー可視画像を転写材2へ転写し、その転写材2上のカラー可視画像を定着させるもので、画像形成部は、現像色分並置したステーション毎の感光体(5Y、5M、5C、5K)、一次帯電手段としての注入帯電手段(7Y、7M、7C、7K)、現像手段(8Y、8M、8C、8K)、トナーカートリッジ(11Y、11M、11C、11K)、中間転写体12、給紙部、転写部および定着部13によって構成されている。
感光体(5Y、5M、5C、5K)、一次帯電手段としての注入帯電手段(7Y、7M、7C、7K)、現像手段(8Y、8M、8C、8K)は、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ(22Y、22M、22C、22K)に搭載されている。
上記感光ドラム(感光体)5Y、5M、5C、5Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光ドラム5Y、5M、5C、5Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。感光ドラム5Y、5M、5C、5Kへの露光光はスキャナ部10Y、10M、10C、10Kから送られ、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面に選択的に露光することにより、静電潜像が形成されるように構成されている。
一次帯電手段として、各ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させための4個の注入帯電器7Y、7M、7C、7Kを備える構成で、各注入帯電器にはスリーブ7YS、7MS、7CS、7KSが備えられている。
現像手段として、上記静電潜像を可視化するために、各ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器8Y、8M、8C、8Kとを備える構成で、各現像器には、スリーブ8YS、8MS、8CS、8KSが設けられている。各々の現像器は脱着可能に取り付けられている。
中間転写体12は、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kに接触しており、カラー画像形成時に時計周り方向に回転し、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの回転に伴って回転し、可視画像の転写を受ける。また、中間転写体12は画像形成時に後述する転写ローラ9aが接触して転写材2を狭持搬送することにより転写材2に中間転写体12上にカラー可視画像を同時に重畳転写する。
転写ローラ9aは、中間転写体12上にカラー可視画像を重畳転写している間は、中間転写体12に当接させるが、印字処理終了時は、9bの位置に離開する。
定着部13は、転写材2を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、転写材2を加熱する定着ローラ14と転写材2を定着ローラ14に圧接させるための加圧ローラ15とを備えている。定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17が内蔵されている。すなわち、カラー可視画像を保持した転写材2は定着ローラ14と加圧ローラ15により搬送されるとともに、熱および圧力を加えることによりトナーが表面に定着される。
可視画像定着後の転写材2は、排紙部に排出して画像形成動作を終了する。
排紙オプション装置30は、第1排紙ビン35、第2排紙ビン36、第3排紙ビン37で転写材を仕分けして積載するものである。ビン昇降モータ38により、前記排紙ビン35〜37を上下に移動させて転写材を各ビンに仕分けする。フラッパ39は、排紙オプション装置30に送られた転写材2をコントローラ部からの指示に基づいて転写材2の表裏の切り替えを行うように搬送切り替えを行う。コントローラ部からフェイスアップ指定がなされた場合は、転写材2はローラ31へ導かれてそのまま排紙口に送られる。また、コントローラ部からフェイスダウン指定がなされた場合は、フラッパ39により、ローラ32、および、ローラ33に導かれ、一旦転写材の後端がローラ32を超えるまで搬送されたのち、ローラ33が反転して転写材の後端からローラ34に送り込まれ、排紙口へ送られる。
プリンタは、転写材搬送路上の下段搬送センサA 23、上段搬送センサA 24、下段搬送センサB 25、上段搬送センサB 26、レジストセンサ19、定着前センサ27、定着排紙センサ20、排紙センサ28によって、搬送状況を管理する。
クリーニング手段21は、感光ドラム5Y、5M、5C、5K及び中間転写体12上に残ったトナーをクリーニングするものであり、感光ドラム5Y、5M、5C、5K上に形成されたトナーによる可視画像を中間転写体12に転写した後の廃トナーあるいは中間転写体12上に形成された4色のカラー可視画像を転写材2に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
図2は、画像形成装置のシステム構成を説明するためのブロック図である。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200、排紙オプション制御部203、エンジン制御部202と相互に通信が可能となっている。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印字命令を受け取り、受け取った画像情報を解析してビットデータに変換し、ビデオインターフェイス部210を介して、転写材毎に印字予約コマンド、印字開始コマンド、および、ビデオ信号をエンジン制御部202に送出する。また、この時、コントローラ部201は、ホストコンピュータ200からの指示に基づいて、排紙オプション制御部203へ排紙制御オプションの使用に関する指示も送出する。
コントローラ部201は、エンジン制御部202へ、ホストコンピュータ200からの印字命令に従って印字予約コマンドを送信し、印字可能な状態となったタイミングで、エンジン制御部202へ印字開始コマンドを送信する。
エンジン制御部202は、コントローラ部201からの印字予約コマンドの順に印字の実行準備を行い、コントローラ部201からの印字開始コマンドを待つ。エンジン制御部202は、印字指示を受信すると、コントローラ部201に、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号を出力し、印字予約コマンドの情報に従って印字動作を開始する。
図5はエンジン制御部202の印字動作のフローチャートである。
エンジン制御部202は、印字予約コマンドを受信すると、印字開始コマンドの受信を待って(501)、印字動作を行うための前処理(以後、「前回転シーケンス」という)を実行する(502)。前回転シーケンス終了後、/TOP信号を出力して、1ページ目の印字予約コマンドに従って印字動作を開始する(503)。
エンジン制御部202は、連続印字を維持するための次の印字動作開始タイミング(以後、「印字継続タイミング」という)までに次の印字予約コマンドを受信していない場合は、印字動作の後処理(以下、「後回転シーケンス」という)を実行し、印字動作を終了する(509)。
次の印字継続タイミングまでに、印字予約コマンドを受信している場合で、かつ、その印字予約コマンドに対する印字開始コマンドを受信している場合には、1ページ目に引き続き、2ページ目の印字動作を開始する(502、506)。
次の印字継続タイミングまでに、印字予約コマンドを受信している場合で、かつ、印字開始コマンドを受信していない場合は、後回転シーケンスを実行して印字開始コマンド待ちの状態となり(507、508)、印字開始コマンドを受信するのを待って、前回転シーケンスを開始する(502)。
図3は、2ページ連続印字時の通信シーケンスである。
図3では、既に2ページ分に印字予約コマンドがコントローラ部201から送信されていている場合について説明する。コントローラ部201は、エンジン制御部202に対して、印字予約コマンド1(301)と印字予約コマンド2(302)を送信した後、エンジン制御部202に対して、印字開始コマンド1(303)を送信する。
エンジン制御部202は、印字開始コマンド1(303)を受信すると、前回転シーケンスを実行した後、コントローラ部201に対して、/TOP信号1(304)を出力して、印字動作を開始する。
コントローラ部201は、/TOP信号1(304)に同期して、ビデオ信号を出力し、次の印字予約コマンド2(302)に対する印字開始コマンド2(305)を出力する。
エンジン制御部202は、印字開始コマンド2(305)を受信すると、2ページ目の印字継続タイミングで、コントローラ部201へ/TOP信号2(306)を送信し、1ページ目に引き続き、印字予約コマンド2(302)の印字動作を継続する。
図4は2ページ連続印字時のエンジン制御部202のタイミングチャートである。図4も、図3同様、既に2ページ分に印字予約コマンドがコントローラ部201から送信されていることを前提としている。エンジン制御部202は、1ページ目の印字予約コマンド(301)に対する印字開始コマンド1(303)を受信すると、前回転シーケンスを開始する。エンジン制御部202は、前回転シーケンス終了時410に、/TOP信号1(305)を出力して1ページ目の印字動作を開始する。
エンジン制御部202は、1ページ目の/TOP信号1(304)送信後、2ページ目の印字継続タイミング(411)までに、印字開始コマンド2(305)を受信した場合は、2ページ目の印字継続タイミング(411)で、/TOP信号2(306)を出力して、1ページ目に引き続き、2ページ目の印字動作を開始する。その後、次の印字継続タイミングまでに、3ページ目の印字予約コマンド、および、印字開始コマンドを受信していない場合には、エンジン制御部202は、次の印字継続タイミング412で、後回転シーケンスを開始し、印字動作を終了する。
次に、連続印字中に、コントローラ部201が、エンジン制御部202に対してプリント予約コマンドを送信した場合の印字動作について説明する。
図6は、既に2ページ分に印字予約コマンドがコントローラ部201から送信されていて、2ページ目の/TOP信号が出力された後に、ホストコンピュータ200からコントローラ部201へ、3ページ目のプリント情報が送信された場合について説明する。
コントローラ部201は、エンジン制御部202に対して2ページ分の印字予約コマンド1(601)、印字予約コマンド2(602)を送信する。その後、コントローラ部201は、エンジン制御部202に対して、印字開始コマンド1(603)を送信することにより、エンジン制御部202は1ページ目の/TOP信号1(604)を出力し、印字動作を開始する。
コントローラ部201は、/TOP信号1(604)に同期して、ビデオ信号を出力し、次の印字予約コマンド2(602)に対する印字開始コマンド2(605)を出力する。エンジン制御部202は、印字開始コマンド2(605)を受信すると、2ページ目の印字継続タイミングで、コントローラ部201へ/TOP信号2(606)を送信し、1ページ目に引き続き、2ページ目の印字動作を継続する。
2ページ目の/TOP信号が出力された後、ホストコンピュータ200から3ページ目の印字のための情報がコントローラ部201へ送信された場合、コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から送られてきたデータを解析し、印字予約コマンドを送信するために必要な情報を取得した後に、3ページ目の印字予約コマンド3(607)を送信する。
印字予約コマンド3(607)、印字開始コマンド3(608)を送信するたに必要な情報の解析が、印字継続タイミングまでに完了した場合、コントローラ部201は、印字継続タイミングまでに、印字予約コマンド3(607)、印字開始コマンド3(608)を送信することが可能であり、2ページ目に引き続き、3ページ目も連続印字を維持しながら、印字動作を行うことが可能となる。
一方、印字継続タイミングまでに、印字予約コマンド3(607)を送信するたに必要な情報を解析ができなかった場合、コントローラ部201は、印字継続タイミングまでに、印字予約コマンド3(607)を送信できないため、連続プリントを維持することはできなくなる(プリントを中断する)。
図7は、既に2ページ分に印字予約コマンドがコントローラ部201から送信されていて、2ページ目の/TOP信号が出力された後に、ホストコンピュータ200からコントローラ部201へ、3ページ目の印字のための情報が送信された場合で、かつ、コントローラ部201が、印字継続タイミングまでに、印字予約コマンド3(607)を送信するたに必要な情報を解析ができなかった場合のエンジン制御部202のタイミングチャートである。
エンジン制御部202は、印字開始コマンド1(603)を受信すると、前回転シーケンスを開始する。エンジン制御部202は、前回転シーケンス終了時(710)に、/TOP信号1(604)を出力して1ページ目の印字動作を開始する。
エンジン制御部202は、1ページ目の/TOP信号1(604)送信後、2ページ目の印字継続タイミング(711)までに、印字開始コマンド2(605)を受信した場合は、2ページ目の印字継続タイミング(711)で、/TOP信号2(606)を出力して、1ページ目に引き続き、2ページ目の印字動作を開始する。
その後、エンジン制御部202は、次の印字継続タイミング(712)までに、3ページ目の印字予約コマンド3(607)、および、印字開始コマンド3(608)を受信していないため、一旦後回転シーケンスを実行する。
その後、印字予約コマンド3(607)、印字開始コマンド2(608)、の受信を待ってから、前回転シーケンスを開始し、印字動作を再開する。
特開2002−202646号公報
上記シーケンスでは、印字継続タイミングまでに、コントローラ部201がプリント予約コマンドを送信できない場合、エンジン制御部は、連続印字を中断するため、プリンタとしてのパフォーマンスが低下するという問題がある。
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたもので、コントローラ部が、印字継続タイミングまでに、次ページの印字予約コマンドをエンジン制御部へ送信できない場合であっても、連続印字を中断しないようにし、ダウンタイムを減らすことのできる画像形成装置を提供することを目的としている。
この問題を解決するために、本出願に係わる第1の発明は、搬送手段、現像手段、転写手段、定着手段を制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部と通信可能に接続されたコントローラ部と、前記コントローラ部から前記エンジン制御部に対して前記転写材毎の印字動作の予約を行う印字動作予約手段と、前記コントローラ部から前記エンジン制御部に対して前記印字予約手段によって予約された印字動作の開始を指示する印字開始指示手段とを有し、連続印字中、前記印字予約手段によって、前記コントローラ部から前記エンジン制御部への印字予約が、印字継続タイミングまでに、通知されなかった場合には、連続印字を中断する画像形成装置において、
前記コントローラ部から前記エンジン制御部に対して、前記印字予約手段によって、印字予約を通知するタイミングを通知する印字予約タイミング通知手段を有し、印字継続タイミングを一定時間延期することを特徴とする画像形成装置。
本出願に係わる第2の発明は、前記印字予約タイミング手段によって、コントローラ部からエンジン制御部へ印字予約の通知が遅れる旨を通知した場合であっても、印字継続タイミングまでに、前記印字予約手段によって、印字予約が通知されている場合には、前記印字予約タイミング通知手段からの通知を無効とすることを特徴とする画像形成装置。
本出願に係わる第3の発明は、前記印字予約タイミング通知手段によって、連続印字を継続するために必要な印字予約通知タイミングからの遅延時間、あるいは、前記印字予約タイミング通知手段によって、印字予約通知タイミングの延期時間を通知した時点からの延期時間を指定して、連続印字を継続するために必要な印字予約通知タイミングを延期することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、搬送手段、現像手段、転写手段、定着手段を制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部と通信可能に接続されたコントローラ部と、前記コントローラ部から前記エンジン制御部に対して前記転写材毎の印字動作の予約を行う印字動作予約手段と、前記コントローラ部から前記エンジン制御部に対して前記印字予約手段によって予約された印字動作の開始を指示する印字開始指示手段とを有し、連続印字中、前記印字予約手段によって、前記コントローラ部から前記エンジン制御部への印字予約が、印字継続タイミングまでに、通知されなかった場合には、連続印字を中断する画像形成装置において、前記コントローラ部から前記エンジン制御部に対して、前記印字予約手段によって、印字予約を通知するタイミングを通知する印字予約タイミング通知手段を有することによって、前記コントローラ部が画像展開処理等の負荷により、所望のタイミングまでに、印字予約を送信できない場合であっても、無駄なダウンタイム防ぎ、画像形成装置としてのパフォーマンスを向上することが可能となる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて説明する。
本実施例は、印字継続タイミングまでに、コントローラ部201がプリント予約コマンドを送信できない場合に、プリント予約コマンドの送信が遅延することを通知するためのコマンド(以後、「印字予約延期コマンド」という)を送信することで、一定時間、印字継続タイミングを延期して、連続印字を維持する方法について説明する。
本実施例では、3ページの連続印字時で、3ページ目の印字予約コマンドが印字継続タイミングまでに送信できない場合について説明する。ここでは、既に2ページ分に印字予約コマンドがコントローラ部201から送信されていて、3ページ目の印字予約コマンドの送信が遅れた場合について説明する。
図8は、本実施例の通信シーケンスである。
コントローラ部201は、エンジン制御部202に対して2ページ分の印字予約コマンド1(801)、印字予約コマンド2(802)を送信する。その後、コントローラ部201は、エンジン制御部202に対して、印字開始コマンド1(803)を送信することにより、エンジン制御部202は1ページ目の/TOP信号1(804)を出力し、印字動作を開始する。
コントローラ部201は、/TOP信号1(804)に同期して、ビデオ信号を出力し、次の印字予約コマンド2(802)に対する印字開始コマンド2(805)を出力する。エンジン制御部202は、印字開始コマンド2(805)を受信すると、2ページ目の印字継続タイミングで、コントローラ部201へ/TOP信号2(806)を送信し、1ページ目に引き続き、2ページ目の印字動作を継続する。
コントローラ部201は、印字継続タイミングまでに、印字予約コマンド3(808)を送信するための準備が間に合わないと判断した場合は、印字継続タイミングまでに、印字予約延期コマンド3(807)を送信する。
エンジン制御部202は、印字継続タイミングまでに、印字予約延期コマンドを受信すると、印字継続タイミングを所定時間だけ遅らせる(後回転シーケンスの実行を延期する)。
コントローラ部201は、延期された印字継続タイミングまでに、印字予約コマンド3(808)、印字開始コマンド3(809)を出力すると、エンジン制御部202は、延期された印字継続タイミングで、/TOP信号3(810)を出力する。
コントローラ部201が、延期された印字継続タイミングまでに、印字予約コマンド3(808)、あるいは、印字開始コマンド3(809)を送信できなかった場合、エンジン制御部202は、延期された印字継続タイミングで後回転シーケンスを実行する。
図9は実施例のタイミングチャートである。
エンジン制御部202は、印字開始コマンド1(803)を受信すると、前回転シーケンスを開始する。エンジン制御部202は、前回転シーケンス終了時(910)に、/TOP信号1(804)を出力して1ページ目の印字動作を開始する。
エンジン制御部202は、1ページ目の/TOP信号1(804)送信後、2ページ目の印字継続タイミング(911)までに、印字開始コマンド2(805)を受信した場合は、2ページ目の印字継続タイミング(911)で、/TOP信号2(806)を出力して、1ページ目に引き続き、2ページ目の印字動作を開始する。
コントローラ部201は、印字継続タイミングまでに、印字予約コマンド3(808)を送信できなかった場合、次の印字継続タイミング(912)までに、印字予約延期コマンド3(807)を送信する。
エンジン制御部202は、印字継続タイミング(912)までに、印字予約延期コマンド3(807)を受信すると、印字継続タイミングを所定時間延期する(913)。
コントローラ部201は、延期された印字継続タイミング(913)までに、印字予約コマンド3(808)、印字開始コマンド3(809)を送信すると、エンジン制御部202は、延期された印字継続タイミング(913)で、/TOP信号3(810)を出力する。
図10は、本実施例に関するエンジン制御部202の印字動作のフローチャートである。
エンジン制御部202は、印字予約コマンドを受信すると、印字開始コマンドの受信を待って、前回転シーケンスを実行する(1001、1002、1003)。前回転シーケンス終了後、/TOP信号を出力して、1ページ目の印字予約コマンドに従って印字動作を開始する(1004)。
エンジン制御部202は、印字継続タイミングまでに、印字予約延期コマンドを受信している場合は、印字継続タイミングを所定時間延期する(1005、1006)。
エンジン制御部202は、延期後の印字継続タイミングで、次ページの印字予約コマンド、印字開始コマンドが送信されているか確認し、印字予約コマンドと印字開始コマンドを受信している場合には、前ページに引き続き、印字動作を継続する(1008、1009)。
延期後の印字継続タイミングまでに、印字予約コマンドのみを受信している場合、エンジン制御部202は、印字動作を中断し(後回転シーケンスを開始し)、次ページの印字予約のための印字開始コマンドが受信待ちの状態になる(1010、1011)。エンジン制御部202は、この状態で、印字開始コマンドを受信すると、印字動作を再開する(前回転シーケンスを開始する)(1003)。
延期後の印字継続タイミングまでに、印字予約コマンドを受信していない場合、エンジン制御部は、後回転シーケンスを実行し、印字動作を終了する(1008,1012)。
なお、図10では、印字予約延期コマンドを受信した場合は、延期後の印字継続タイミングで/TOP信号を出力する場合について説明しているものの、延期後の印字継続タイミングまでの間に、印字予約コマンド、印字開始コマンドを受信した場合には、印字開始コマンドを受信した時点で、エンジン制御部202が/TOP信号を出力しても良い。
以上述べたことにより、コントローラ部201が、印字継続タイミングまでに、次ページの印字予約コマンドを送信できない場合であっても、連続印字を中断せずに済み、ダウンタイムをなくすことが可能となる。
なお、上述の実施例は本発明の趣旨に基づいて種々変更することが可能であり、これらを発明の範囲から排除するものではない。
実施例2は、コントローラ部201が、次ページのための印字予約延期コマンドを送信した場合であっても、延期前の印字継続タイミングまでに、次ページのための印字予約コマンド、印字開始コマンドが送信された場合には、エンジン制御部202は、延期前の印字継続タイミングで/TOP信号を出力するというものである。
これは、コントローラ部201が、一旦、次ページの印字予約コマンドの送信が遅れると判断し、エンジン制御部202へ対して、印字予約延期コマンドを送信したものの、延期前の印字継続タイミングまでに、印字予約コマンド、印字開始コマンドを送出できた場合には、印字予約延期コマンドで指定した延期時間は無駄な待ち時間となる。本件は、この無駄な待ち時間をなくし、プリンタのパフォーマンスを向上させることを目的としている。
本実施例では、3ページの連続印字時で、3ページ目の印字予約コマンドが印字継続タイミングまでに送信できない場合について説明する。ここでは、既に2ページ分に印字予約コマンドがコントローラ部201から送信されていて、3ページ目に対して、印字予約延期コマンドが送信された場合について説明する。
図11は実施例のタイミングチャートである。通信シーケンスに関しては図8と同じである。
エンジン制御部202は、印字開始コマンド1(803)を受信すると、前回転シーケンスを開始する。エンジン制御部202は、前回転シーケンス終了時(1110)に、/TOP信号1(804)を出力して1ページ目の印字動作を開始する。
エンジン制御部202は、1ページ目の/TOP信号1(804)送信後、2ページ目の印字継続タイミング(1111)までに、印字開始コマンド2(805)を受信した場合は、2ページ目の印字継続タイミング(1111)で、/TOP信号2(806)を出力して、1ページ目に引き続き、2ページ目の印字動作を開始する。
コントローラ部201は、次の印字継続タイミング(1112)までに、印字予約コマンド3(808)を送信できないと判断した場合、次の印字継続タイミング(1112)までに、印字予約延期コマンド3(807)を送信する。
エンジン制御部202は、印字継続タイミング(1112)までに、印字予約延期コマンド3(807)を受信すると、印字継続タイミングを所定時間延期する(1113)。しかし、延期前の印字継続タイミング(1112)までに、次ページのための印字予約コマンド3(808)、印字開始コマンド3(809)が送信されている場合には、コントローラ部201から送信された印字予約延期コマンド3(807)を無効とし、延期前の印字継続タイミング(1112)で、/TOPを出力する(810)。
図12は、本実施例に関するエンジン制御部202の印字動作のフローチャートである。
エンジン制御部202は、印字予約コマンドを受信すると、印字開始コマンドの受信を待って、前回転シーケンスを実行する(1201、1202、1203)。前回転シーケンス終了後、/TOP信号を出力して、1ページ目の印字予約コマンドに従って印字動作を開始する(1204)。
エンジン制御部202は、次の印字継続タイミングで、次ページのための印字予約コマンドを受信しているかを確認する(1205、1206)。
次ページのための印字予約を受信している場合(1206)、エンジン制御部202は、印字開始コマンドが送信されているか確認し、印字開始コマンドを受信している場合には、前ページに引き続き、印字動作を継続する(1210、1204)。印字開始コマンドを受信していない場合、エンジン制御部202は、印字動作を中断し(後回転シーケンスを開始し)、次ページの印字開始コマンドの受信待ちの状態となり(1211、1212)、印字開始コマンドを受信した時点で、印字動作を再開する(前回転シーケンスを開始する)(1203)。
1206で次ページのための印字予約を受信していない場合、エンジン制御部202は、印字継続タイミングまでに、印字予約延期コマンドを受信しているかを確認し、印字予約延期コマンドを受信していない場合には、後回転シーケンスを実行し、印字動作を終了し(1207、1213)、印字予約延期コマンドを受信している場合には、印字継続タイミングを所定時間延期する(1207、1208)。
エンジン制御部202は、延期後の印字継続タイミングで、次ページの印字予約コマンド、印字開始コマンドが送信されているか確認し、印字予約コマンドと印字開始コマンドを受信している場合には、前ページに引き続き、印字動作を継続する(1209、1210、1204)。
延期後の印字継続タイミングまでに、印字予約コマンドのみを受信している場合には、印字動作を中断し(後回転シーケンスを開始し)、次ページの印字開始コマンドの受信待ちの状態となる(1211、1212)。エンジン制御部202は、この状態で、印字開始コマンドを受信すると、印字動作を再開する(前回転シーケンスを開始する)(1203)。
延期後の印字継続タイミングまでに、印字予約コマンドを受信していない場合、エンジン制御部202は、後回転シーケンスを実行し、印字動作を終了する(1213)。
以上述べたことにより、コントローラ部201が、印字継続タイミングまでに、次ページの印字予約コマンドを送信できない場合は、連続印字を中断しないようにすることが可能となり、さらに、コントローラ部201がエンジン制御部202へ対して、印字予約延期コマンドを送信した場合であっても、延期前の印字継続タイミングまでに、印字予約コマンド、印字開始コマンドを送出された場合には、印字予約延期コマンドで指定した延期時間を無効にし、延期前の印字継続タイミングで/TOP信号を出力することで、無駄な待ち時間をなくし、プリンタのパフォーマンスを向上させることが可能となる。
なお、上述の実施例は本発明の趣旨に基づいて種々変更することが可能であり、これらを発明の範囲から排除するものではない。
実施例3では、コントローラ部からエンジン制御部へ送信する印字予約延期コマンドに、印字予約を送信するまでの延期時間情報を付加する場合について説明する。
印字予約延期コマンドに付加される延期時間情報は、印字継続タイミングからの遅延時間、あるいは、印字予約延期コマンドを送信した時点からの延期時間としてコントローラ部201からエンジン制御部202へ送信される。
以下では、印字継続タイミングからの延期時間とした場合について説明する。
本実施例では、3ページの連続印字時で、3ページ目の印字予約コマンドが印字継続タイミングまでに送信できない場合について説明する。ここでは、既に2ページ分に印字予約コマンドがコントローラ部201から送信されていて、3ページ目に対して、印字予約延期コマンドが送信された場合について説明する。
図13は実施例のタイミングチャートである。通信シーケンスに関しては図8と同じである。
エンジン制御部202は、印字開始コマンド1(803)を受信すると、前回転シーケンスを開始する。エンジン制御部202は、前回転シーケンス終了時(1310)に、/TOP信号1(804)を出力して1ページ目の印字動作を開始する。
エンジン制御部202は、1ページ目の/TOP信号1(804)送信後、2ページ目の印字継続タイミング(1311)までに、印字開始コマンド2(805)を受信した場合は、2ページ目の印字継続タイミング(1311)で、/TOP信号2(806)を出力して、1ページ目に引き続き、2ページ目の印字動作を開始する。
コントローラ部201は、次の印字継続タイミング(1312)までに、印字予約コマンド3(808)を送信できないと判断した場合、次の印字継続タイミング(1312)までに、印字予約延期コマンド3(807)を送信する。
エンジン制御部202は、印字継続タイミング(1312)までに、印字予約延期コマンド3(807)を受信すると、印字予約延期コマンドで指定された延期時間(1323)だけ、印字継続タイミングを延期する(1313)。
コントローラ部201は、延期された印字継続タイミング(1313)までに、印字予約コマンド3(808)、印字開始コマンド3(809)を送信すると、エンジン制御部202は、延期された印字継続タイミング(1313)で、/TOP信号(810)を出力する。
なお、図13では、延期後の印字継続タイミング(1313)で/TOP信号を出力するとしているけれど、延期された印字継続タイミング(1313)までに、印字予約コマンド3(808)、印字開始コマンド3(809)を受信した場合には、印字開始コマンド3(809)を受信した時点で、/TOP信号(810)を出力しても良い。
以上述べたことにより、コントローラ部201が、印字継続タイミングまでに、次ページの印字予約コマンドを送信できない場合は、連続印字を中断しないようにすることが可能となる。また、コントローラ部201が、印字予約コマンドの送信タイミングの遅延時間を送信することで、プリンタのパフォーマンスの低下をさらに効果的に防ぐことが可能となる。
なお、上述の実施例は本発明の趣旨に基づいて種々変更することが可能であり、これらを発明の範囲から排除するものではない。
画像形成装置としてのレーザプリンタの全体構成図 画像形成装置としてのレーザプリンタの概略システム図 従来例としての通信シーケンス1 従来例としてのエンジン制御部のシーケンスチャート1 従来例としてのエンジン制御部のフローチャート 従来例としての通信シーケンス2 従来例としてのエンジン制御部のシーケンスチャート2 実施例1、実施例2、実施例3にかかわる通信シーケンス 実施例1にかかわるエンジン制御部のシーケンスチャート 実施例1にかかわるエンジン制御部のフローチャート 実施例2にかかわるエンジン制御部のシーケンスチャート 実施例2にかかわるエンジン制御部のフローチャート 実施例3にかかわるエンジン制御部のシーケンスチャート
符号の説明
2 転写材
19 レジストセンサ
20 定着排紙センサ
23 下段搬送センサA
24 上段搬送センサA
25 下段搬送センサB
26 上段搬送センサB
27 定着前センサ
28 排紙センサ
200 ホストコンピュータ
201 コントローラ
202 エンジン制御部
203 排紙オプション制御部

Claims (5)

  1. 画像形成部に転写材を搬送する搬送手段と、供給される信号に応じた潜像を担持する画像形成手段と、前記潜像を現像して可視像化する現像手段と、前記可視像を転写材に転写する転写手段と、前記可視像を転写した転写材を熱定着させる定着手段とを有し、
    前記搬送手段、現像手段、転写手段、定着手段を制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部と通信可能に接続されたコントローラ部と、前記コントローラ部から前記エンジン制御部に対して前記転写材毎の印字動作の予約を行う印字動作予約手段と、前記コントローラ部から前記エンジン制御部に対して前記印字予約手段によって予約された印字動作の開始を指示する印字開始指示手段とを有し、連続印字中、前記印字予約手段によって、前記コントローラ部から前記エンジン制御部への印字予約が、連続印字を継続するために必要なタイミングまでに、通知されなかった場合には、連続印字を中断する画像形成装置において、
    前記コントローラ部から前記エンジン制御部に対して、前記印字予約手段によって、印字予約を通知するタイミングを通知する印字予約タイミング通知手段を有し、前記連続印字を継続するために必要なタイミングまでに、前記印字予約手段によって、印字予約を通知できなかった場合でも、連続印字を継続することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の印字予約タイミング通知手段は、
    連続印字を継続するために必要なタイミングを一定時間延期することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 請求項1、請求項2記載の印字予約タイミング通知手段は、
    請求項1、請求項2に記載の印字予約タイミング手段によって、コントローラ部からエンジン制御部へ印字予約の通知が遅れる旨を通知した場合であっても、連続印字を継続するために必要なタイミングまでに、請求項1記載の印字予約手段によって、印字予約が通知されている場合には、前記、印字予約タイミング通知手段からの通知を無効とすることを特徴とする請求項1、請求項2記載の画像形成装置。
  4. 請求項1、請求項3記載の印字予約タイミング通知手段は、
    連続印字を継続するために必要な印字予約通知タイミングからの遅延時間として指定して、連続印字を継続するために必要な印字予約通知タイミングを延期することを特徴とする請求項1、請求項3記載の画像形成装置。
  5. 請求項1、請求項3記載の印字予約タイミング通知手段は、
    前記印字予約タイミング通知手段によって、印字予約通知タイミングの延期時間を通知した時点からの延期時間として指定することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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